JP2021186360A - トラック荷台からの墜落防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量で強度に富み、修理も容易なトラック荷台からの墜落防止装置を提供すること。【解決手段】請求項1に記載のトラック荷台からの墜落防止装置は、正面視が略コ字型を呈する板材であり、その一方側辺には円筒形部材を、他方側辺にはボルトを備えた第一金具と、正面視が略L字型を呈する板材であり、その側辺に円筒形部材を備えた第二金具と第一金具の上部に立設されると筒状部材と、第一金具の円筒形部材と第二金具の円筒形部材との間に渡り螺合されるボルト及び該ボルトに螺合されるナットとにより構成される。 請求項2に記載のトラック荷台からの墜落防止装置は、請求項1記載の発明において、第一金具の開口部に平板を介在させて構成した。【選択図】 図1
Description
本発明は、トラック荷台での荷役作業中に、荷役作業者が荷台から転落することを防止するための転落防止装置に関する。
トラックの荷台上での積み下ろし作業の際には、作業者の安全を確保するために、親綱を張る措置が講じられる。親綱の張り方は様々であり、例えば、特許文献1には、その下端に地面に平行となりトラックの車輪により押圧可能な平板が取り付けられると共に、その高さ可変とした複数の支柱間に綱を張った転落防止装置が開示されている。また、特許文献2にはにトラック荷台の前方及び後方にそれぞれソケットを取り付け、該ソケットに柱部材を挿入したうえで、柱部材間に綱を張った転落防止装置が開示されている。
トラック荷台からの転落防止装置(以下、転落防止装置と称する)は、荷役作業時に用いられるものであることから、トラックに積載する必要性が高く、出来るだけコンパクトなものにすると共に軽量化を図ることが望まれる。上記特許文献1記載の発明のようにトラックの車輪により押圧することで設置するタイプの転落防止装置は、サイズの大型化が避けられず、重量も大きくなりがちであり、トラックに積載することに適しないものになりがちである。
また、親綱を介して転落防止装置と繋がった荷役作業者の体重がかかった場合などには、転落防止装置を構成する支柱が曲がってしまうことが多々ある。ゆえに転落防止装置は簡単に修理可能なものであることが望まれる。
更には、荷役作業はトラックのドライバーが行うことが多いという現状、恒常的にドライバー不足である現状に鑑みると、転落防止装置の設置は容易かつ迅速に行えるものであることが望まれる。
本発明は転落防止装置に望まれる上記観点を解決可能な転落防止装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の構成は以下の通りである。
(1) 請求項1に記載のトラック荷台からの墜落防止装置は、正面視が略コ字型を呈する板材であり、その一方側辺には円筒形部材を、他方側辺にはボルトを備えた第一金具と、正面視が略L字型を呈する板材であり、その側辺に円筒形部材を備えた第二金具と第一金具の上部に立設されると筒状部材と、第一金具の円筒形部材と第二金具の円筒形部材との間に渡り螺合されるボルト及び該ボルトに螺合されるナットとにより構成される。
(2) 請求項2に記載のトラック荷台からの墜落防止装置は、請求項1記載の発明において、第一金具の開口部に平板を介在させて構成した。
上記のように構成される本発明が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。なお、各図におけるUとは上方を、Dは下方を意味するものである。
図6に示されるように本発明に係る転落防止装置1は、トラック2のあおり3に複数個を取り付けてして使用されるものである。
より具体的には筒状部材30内に単管パイプ等の支柱5を差し込み、当該支柱5,5に渡り、親綱4を張って使用するものである。この際、支柱5の上部にリング付きのクランプ5aを取り付け、該リングに親綱4を通せば、容易に親綱4を張ることが出来るものである。また、親綱4の両端はトラックの荷台端にあるトラックシートを取り付けるためのフックに係止するものである。このようにして張られた親綱4と作業者の腰に巻かれた安全ベルトとを連結することで、作業者の荷台からの転落を防止するのである。
上述の通り本発明によれば、単管パイプやクランプといった建設現場等に通常存する部材を使用して親綱を張ることが可能であり、作業の容易性が高まるものである。
転落防止装置1の具体的な装着方法は、図5に示されるように、第一金具10の開口部13を、トラックのあおり3の上端に嵌め、第二金具20の開口部22を、あおり3の下端に嵌め込んだうえで、ボルト50とナット51で締め付けることで転落防止装置1をあおり3に取り付ける。そのうえで、ボルト14であおり3と第一金具10とを互いに押し付けあわせて固定するものである。
このように、ボルト14で固定するだけで装着可能なものであることから、そのサイズを小型化し軽量化することが可能となる。具体的には親綱を張るために必要な個数である転落防止装置1の2つの総重量は23.5Kg程度であり、トラックに積載しても特段の不都合は生じないものといえる。
また、請求項2に記載の発明では、図5に示されるように開口部13に平板40を介在させ、該平板40をボルトで押圧して転落防止装置1をあおり3に固定するものであるてある。かかる構造とすることで、あおり3にボルト14による押圧傷がつかないという効果が生じるものである。
また、平板40が補強材の働きをすることから、親綱4に作業者の体重がかかっても、あおり3が曲がってしまうことを抑制することが可能となる。一方、支柱5は作業者の体重により曲がってしまう恐れがあるが、支柱5は単管パイプ等を利用可能なものであり、容易に取り換えが可能である。
更には円筒形部材15や円筒形部材21を長尺なものとすれば、ボルト50にかかる負荷を分散可能となり、ボルト50が破損することを抑制することが可能となる。
以下、好ましい発明の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。 なお、本発明構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。
図1に示すように本発明に係る転落防止装置1は、第一金具10、第二金具20及び筒状部材30を主な構成要素とする。尚、各部材はその必要とする強度や使用場所等に鑑み、防錆処理加工した鉄材や鋼材・ステンレス材等で形成するのが好ましい。また鉄材や鋼材を使用する場合には、溶接部や切断部の防錆上、製品の加工形成後にメッキ等の防錆処理を施すのが好ましい。
第一金具10は図2乃至図4に示されるように正面視L型の板材11,12を上下反転させ、その上辺11a,12a同士を溶接することで正面視コ字型の部材を形成している。
板材11の側辺には孔部11bが設けられており、該孔部11bにはボルト14が螺合されている。
板材に12の側面には複数の円筒形部材15・・が、その長辺を上下方向に向けて設けられている。円筒形部材15の内周面には、ボルト15が螺合可能な雌溝が設けられている。
なお、上述の第一金具10は板材11,12により構成されているが、むろんかかる限定を受けるものではなく、正面視コ字型を呈する一枚の板材で構成しても構わない。
板材12の上辺12aには筒状部材30が立設されている。この筒状部材30内には、支柱5が嵌装されるものである。
図4や図4に示すように筒状部材30の側辺にその内周面に雌溝を設けた孔部31を設け、該孔部31に図示されないボルトを螺合させることで、支柱5を支持するよう設けても構わない。
第二金具20は、図2乃至図4に示されるように正面視L型の板材である。第二金具20の側辺には、複数の円筒形部材21・・がその長辺を上下方向に向けて設けられている。円筒形部材21の内周面には、ボルト50が螺合可能な雌溝が設けられている。屈曲辺で囲まれた開口部22には、図5に示すようにあおり3の下端が嵌め込まれるものである。
円筒形部材15と円筒形部材21とにはボルト50が螺合されており、図5に示すように、あおり3に転落防止装置1を固定するために円筒形部材15の上部及び円筒形部材21の下部にはナット51がボルト50に螺合されている。
請求項2に記載の発明では、図5に示すように第一金具10の開口部13に、平板40が挿備されている。平板40は金属製の板材を採用できるものである。
1・・転落防止装置
2・・トラック
3・・あおり
4・・親綱
5・・支柱
10・・第一金具
11・・板材
12・・板材
13・・開口部
14・・ボルト
15・・円筒形部材
20・・第二金具
21・・円筒形部材
22・・開口部
30・・筒状部材
40・・平板
50・・ボルト
51・・ナット
2・・トラック
3・・あおり
4・・親綱
5・・支柱
10・・第一金具
11・・板材
12・・板材
13・・開口部
14・・ボルト
15・・円筒形部材
20・・第二金具
21・・円筒形部材
22・・開口部
30・・筒状部材
40・・平板
50・・ボルト
51・・ナット
Claims (2)
- 正面視が略コ字型を呈する板材であり、その一方側辺には円筒形部材(15)を、他方側辺にはボルト(14)を備えた第一金具(10)と、
正面視が略L字型を呈する板材であり、その側辺に円筒形部材(21)を備えた第二金具(20)と、
第一金具(10)の上部に立設されると筒状部材(30)と、
円筒形部材(15)と円筒形部材(21)に渡り螺合されるボルト(50)及びボルト(50)に螺合されるナット(51)と、
により成るトラック荷台からの墜落防止装置。 - 第一金具の開口部(13)に平板(40)を介在させた請求項1に記載のトラック荷台からの墜落防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020095895A JP2021186360A (ja) | 2020-06-02 | 2020-06-02 | トラック荷台からの墜落防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020095895A JP2021186360A (ja) | 2020-06-02 | 2020-06-02 | トラック荷台からの墜落防止装置 |
Publications (1)
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JP2021186360A true JP2021186360A (ja) | 2021-12-13 |
Family
ID=78850325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020095895A Pending JP2021186360A (ja) | 2020-06-02 | 2020-06-02 | トラック荷台からの墜落防止装置 |
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JP (1) | JP2021186360A (ja) |
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2020
- 2020-06-02 JP JP2020095895A patent/JP2021186360A/ja active Pending
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