JP2021184575A - 撮像装置及びその制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 HDR処理に向いた撮像センサから得るRAW画像を効率良く符号化する。【解決手段】 1つの画素が短時間露光用のサブピクセルと長時間露光用のサブピクセルで構成される撮像センサと、当該撮像センサより得たRAW画像データを符号化する画像符号化部とを有する撮像装置であって、撮像センサより得たRAW画像データから、短時間露光用の高周波成分を表す第1の画像、短時間露光用の低周波成分を表す第2の画像、長時間露光用の低周波成分を表す第3の画像、及び、長時間露光用の高周波成分を表す第4の画像を生成する生成部を有し、画像符号化部は、生成部で生成した第1の画像、第2の画像、第3の画像、第4の画像を用いてRAW画像データを符号化する。【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置及びその制御方法及びプログラムに関するものである。
通常、デジタルカメラに代表される撮像装置は、撮像センサによる撮像で得た生の画像情報(RAW画像)をデベイヤ処理(デモザイク処理)し、輝度と色差から成る信号への変換、並びに、各信号についてノイズ除去、光学的な歪補正、画像の適正化などの所謂現像処理を行う。そして、撮像装置は、現像処理された輝度信号及び色差信号を圧縮符号化して、記録媒体に記録する。
一方で、RAW画像を記録できる撮像装置も存在する。RAW画像は、そのデータ量が膨大になるが、オリジナル画像に対する補正や劣化を最低限に抑えられ、高度な編集できる利点がある。よって、RAW画像の記録法は、上級者によって好んで使われている手法である。
また、撮像装置に搭載されている撮像センサは、ベイヤ配列が一般的である。しかし、近年、ダイナミックレンジを広げたHDR(ハイダイナミックレンジ)処理に向いたセンサが登場している。ベイヤ配列を基に、R(赤)G(緑)G(緑)B(青)の各画素をサブピクセル化したセンサもつ構成は、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された技術は、RAW画像をRGGBの各成分に分離し、成分毎に符号化しようとした場合、RGGBの各画素をサブピクセル化する。それ故、同一面のイメージセンサ内に、短露光のサブピクセルと長露光のサブピクセルが配置されることになる。短露光のサブピクセルと長露光のサブピクセルのとの間には、当然露光のレベル差が発生する。この差は、符号化時の高周波成分となるので、符号化効率が悪くなる。また、従来のベイヤ配列に対して、ピクセル数が4倍に増えているため、従来のベイヤ配列に対してRAW画像の符号量も多くなってしまう。
この課題を解決するため、例えば本発明の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
1つの画素が短時間露光用のサブピクセルと長時間露光用のサブピクセルで構成される撮像センサと、当該撮像センサより得たRAW画像データを符号化する画像符号化手段とを有する撮像装置であって、
前記撮像センサより得たRAW画像データから、短時間露光用の高周波成分を表す第1の画像、短時間露光用の低周波成分を表す第2の画像、長時間露光用の低周波成分を表す第3の画像、及び、長時間露光用の高周波成分を表す第4の画像を生成する生成手段を有し、
前記画像符号化手段は、前記生成手段で生成した前記第1の画像、前記第2の画像、前記第3の画像、前記第4の画像を用いて、前記RAW画像データを符号化することを特徴とする。
1つの画素が短時間露光用のサブピクセルと長時間露光用のサブピクセルで構成される撮像センサと、当該撮像センサより得たRAW画像データを符号化する画像符号化手段とを有する撮像装置であって、
前記撮像センサより得たRAW画像データから、短時間露光用の高周波成分を表す第1の画像、短時間露光用の低周波成分を表す第2の画像、長時間露光用の低周波成分を表す第3の画像、及び、長時間露光用の高周波成分を表す第4の画像を生成する生成手段を有し、
前記画像符号化手段は、前記生成手段で生成した前記第1の画像、前記第2の画像、前記第3の画像、前記第4の画像を用いて、前記RAW画像データを符号化することを特徴とする。
本発明によれば、HDR処理に向いた撮像センサから得るRAW画像を効率良く符号化することが可能になる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態における撮像装置のブロック構成図である。本撮像装置は、入力された映像を画素変換した後、符号化を行うことで符号化ストリームを生成し、記録媒体に記録するものである。
図1は、第1の実施形態における撮像装置のブロック構成図である。本撮像装置は、入力された映像を画素変換した後、符号化を行うことで符号化ストリームを生成し、記録媒体に記録するものである。
<符号化処理>
図1において、制御部109は、CPUと、当該CPUが実行する制御プログラムを格納するメモリを含み、撮像装置100の全体の処理を制御する。
図1において、制御部109は、CPUと、当該CPUが実行する制御プログラムを格納するメモリを含み、撮像装置100の全体の処理を制御する。
操作部150より撮影動作の開始が指示されると、撮像対象となる被写体の光学像が、撮像光学部101を介して入力され、撮像センサ部102上に結像する。
撮像センサ部102は、画素毎に配置される赤、緑、青(RGB)のカラーフィルタを透過した光を電気信号に変換する。
図2(a)は、従来の撮像センサに配置されるカラーフィルタの一例である。図2(a)に示すように、赤(R)、緑(G)、青(B)が画素毎にモザイク状に配置されている。その中の2×2の4画素は、赤1画素、青1画素、緑2画素で構成されている。この2×2の4画素を1セットとし、セットが規則的に並べられた構造となっている。このような画素の配置は、一般にベイヤ配列と呼ばれる。
図2(b)は、実施形態における撮像センサ部102に採用されている、カラーフィルタの配列を示している。図2(b)に示すように、ベイヤ配列に対して、赤(R)、緑(G)、青(B)の各画素が、2×2のサブピクセルを持つ構造となっている。2×2のサブピクセルは短時間露光用の2つサブピクセル(S)と、長時間露光用の2つのサブピクセル(L)で構成される。
なお、ここで言う短時間露光用、長時間露光用とは、実際の露光時間が異なることを意味するのではない。長時間露光用のサブピクセルを別な表現で示せば、高感度用のサブピクセルと言うこともでき、被写体が比較的に暗い場合に適したサブピクセルを意味している。同様に、短時間露光用のサブピクセルを別な表現で示せば、低感度用のサブピクセルということもでき、被写体が比較的に明るい場合に適したサブピクセルを意味していることに注意されたい。
撮像センサ部102によって変換された電気信号は、センサ信号処理部103によって画素の修復処理が施される。修復処理には、撮像センサ部102における欠落画素や信頼性の低い画素の値に対し、周辺画素値を用いて修復対象の画素を補間したり、所定のオフセット値を減算したりする処理が含まれる。本実施形態では、センサ信号処理部103から出力される、サブピクセル配列のままの画像を、生(未現像)の画像を意味するRAW画像(若しくはRAW画像データ)と称す。
入力画像バッファ104は、複数画素ラインのRAW画像を入力可能である。RAW画像が入力されると、画素変換部114は、入力されたRAW画像のサブピクセルに基づき、複数の画像を生成し、プレーン変換部115に供給する。プレーン変換部115は、画素変換部114から複数の画像を入力し、赤(R)、緑(G)、青(B)の成分毎の画像を生成する。これら、画素変換部114、および、プレーン変換部115について詳細は後述する。
画像符号化部113は、プレーン変換部115が生成した画像を入力し、画素ライン単位に符号化処理を行って符号化データを生成し、生成した符号化データをDRAM108に出力(格納)する。
画像符号化部113における周波数変換部105は、プレーン変換部115で生成された画像についてウェーブレット変換などの周波数処理を行い、変換後の係数を量子化部106に出力する。量子化部106は、入力した変換係数を量子化し、量子化後の係数を符号化部107に出力する。符号化部107は、量子化後の係数を、例えばゴロム符号化などの符号化方式に従って圧縮することで符号化データを生成し、DRAM108へ出力する。
記録部110は、DRAM108に保持された符号化データを記録媒体111へファイルとして記録する。
量子化設定部112は、制御部109から通知される指示に従い、各プレーン、各周波数帯別の量子化設定を量子化部106へと通知する(詳細後述)。
<画素変換部114の処理詳細>
図3は、画素変換部114の処理を示す概念図である。ここでは説明を簡略化するため、R/G1/G2/Bそれぞれを、2×2のサブピクセルの単位の画素変換処理を例に説明する。図示において各画素の括弧内の“S”は短露光のサブピクセルを示し、“L”は長露光のサブピクセルを表している。S、Lに後続する数字“1”は、2×2のサブピクセルの1行目、数字“2”は2行目であることを示している。
図3は、画素変換部114の処理を示す概念図である。ここでは説明を簡略化するため、R/G1/G2/Bそれぞれを、2×2のサブピクセルの単位の画素変換処理を例に説明する。図示において各画素の括弧内の“S”は短露光のサブピクセルを示し、“L”は長露光のサブピクセルを表している。S、Lに後続する数字“1”は、2×2のサブピクセルの1行目、数字“2”は2行目であることを示している。
参照符号301は、センサ信号処理部103から出力された、R/G1/G2/Bそれぞれ2×2のサブピクセルのRAW画像である。
参照符号302は、R/G1/G2/Bの2×2のサブピクセルのうち、左上に配置された短露光のサブピクセルを集めた画像を表している。参照符号303は、R/G1/G2/Bの2×2のサブピクセルのうち、右下に配置された短露光のサブピクセルを集めた画像である。
参照符号304は、R/G1/G2/Bの2×2のサブピクセルのうち、右上に配置された長露光のサブピクセルを集めた画像である。参照符号305は、R/G1/G2/Bの2×2のサブピクセルのうち、左下に配置された長露光のサブピクセルを集めた画像である。
参照符号306は、画像302と画像303間の高周波成分を表す第一の画像である。この第一の画像306は、画像302と画像303との同じ位置、同じ成分のサブピクセルの差分で構成される。それ故、第一の画像306の各サブピクセルの括弧内には差分を表す“−”が示されている。
参照符号307は、画像302と画像303間の低周波成分を表す第二の画像である。この第二の画像307は、画像302と画像303との同じ位置、同じ成分のサブピクセルの和で構成される。それ故、第一の画像307の各サブピクセルの括弧内には和を表す“+”が示されている。
参照符号308は、画像304と画像305間の低周波成分を表す第三の画像である。また、参照符号309は、画像304と画像305間の高周波成分を表す第四の画像である。サブピクセルの括弧内の符号“+”、“−”の意味は、第一の画像306、第二の画像307と同じ意味である。
画素変換部114は、センサ信号処理103からRAW画像を入力し、R/G1/G2/Bのサブピクセルの配置に応じて、上述した画像302、画像303、画像304、画像305の4つの画像を生成する。
なお、上記では、RAW画像301が4×4のサブピクセルのサイズを有するものとして説明したが、実際のRAW画像301は遥かに大きいサイズである。RAW画像301の水平方向のサブピクセル数をW、垂直方向のサブピクセル数をHと表したとき、画像302乃至305それぞれは、W/2×H/2個のサブピクセルで構成されることになる。また、図3からもわかるように、画像302、画像303、画像304、画像305は、各々、従来センサのベイヤ配列のように、赤(R)、緑(G)、青(B)が画素毎にモザイク状に配置されたものとなる。
次に、画素変換部114は、画像302と画像303を用いて、式(1)の変換処理を行い、短露光のサブピクセルの高周波成分である第一の画像306を生成する。また、画素変換部114は、画像302と画像303を用いて、式(2)の変換処理を行い、短露光のサブピクセルの低周波成分である、第二の画像307を生成する。
pix_1(x,y)=pix_S1(x,y) - pix_S2(x,y) …(1)
pix_2(x,y)=pix_S1(x,y) + pix_S2(x,y) …(2)
ここで、pix_S1()は画像302のサブピクセルの画素値、pix_S2()は画像303のサブピクセルの画素値を表す。そして、pix_1()は、変換処理後の第一の画像306の画素値、pix_2(x,y)は変換処理後の第二の画像307の画素値を表す。
pix_1(x,y)=pix_S1(x,y) - pix_S2(x,y) …(1)
pix_2(x,y)=pix_S1(x,y) + pix_S2(x,y) …(2)
ここで、pix_S1()は画像302のサブピクセルの画素値、pix_S2()は画像303のサブピクセルの画素値を表す。そして、pix_1()は、変換処理後の第一の画像306の画素値、pix_2(x,y)は変換処理後の第二の画像307の画素値を表す。
同様に、画素変換部114は、画像304と画像305を用いて、式(3)の変換処理を行い、長露光のサブピクセルの低周波成分である第三の画像308を生成する。また、画素変換部114は、画像304と画像305を用いて、式(4)の変換処理を行い、長露光のサブピクセルの高周波成分である、第四の画像309を生成する。
pix_3(x,y)=pix_L1(x,y) + pix_L2(x,y) …(3)
pix_4(x,y)=pix_L1(x,y) - pix_L2(x,y) …(4)
ここで、pix_L1()は画像304のサブピクセルの画素値、pix_L2()は画像305のサブピクセルの画素値を表す。そして、pix_3()は変換処理後の第三の画像308の画素値、pix_4()は変換処理後の第四の画像309の画素値を表す。
pix_3(x,y)=pix_L1(x,y) + pix_L2(x,y) …(3)
pix_4(x,y)=pix_L1(x,y) - pix_L2(x,y) …(4)
ここで、pix_L1()は画像304のサブピクセルの画素値、pix_L2()は画像305のサブピクセルの画素値を表す。そして、pix_3()は変換処理後の第三の画像308の画素値、pix_4()は変換処理後の第四の画像309の画素値を表す。
以上の説明のように、画素変換部114は、センサ信号処理103から入力したRAW画像から、第一の画像306、第二の画像307、第三の画像308、および第四の画像309の4つの画像を生成する。
<プレーン変換部115の処理詳細>
図4は、プレーン変換部115の変換処理を示す概念図である。プレーン変換部115は、画素変換部114から入力した4つの画像(上記の第一乃至第四の画像)に対して、変換処理を行う。プレーン変換部115は、いずれの画像についても同様の処理を行う。ここでは説明を簡略化するため、画素変換部114から入力した第一の画像306におけるプレーン変換処理を例に説明する。
図4は、プレーン変換部115の変換処理を示す概念図である。プレーン変換部115は、画素変換部114から入力した4つの画像(上記の第一乃至第四の画像)に対して、変換処理を行う。プレーン変換部115は、いずれの画像についても同様の処理を行う。ここでは説明を簡略化するため、画素変換部114から入力した第一の画像306におけるプレーン変換処理を例に説明する。
参照符号402は、第一の画像306におけるG1成分から構成される画像、参照符号403はB成分から構成される画像、参照符号404はR成分から構成される画像、そして、参照符号405はG2成分から構成される画像である。
プレーン変換部115は、第一の画像306を2×2の単位で読み出し、成分毎に、読み出した成分値を、分類して出力することで、G1成分から構成される画像402、B成分から構成される画像403、R成分から構成される画像404、そして、G2成分から構成される画像405の4つの画像を生成する。そして、プレーン変換部115は生成したこれらの画像402乃至405を、画像符号化部113に出力する。
<量子化設定部112の処理詳細>
量子化設定部112は、周波数変換部105で生成された周波数帯毎の量子化に係る設定を量子化部106へと通知する。
量子化設定部112は、周波数変換部105で生成された周波数帯毎の量子化に係る設定を量子化部106へと通知する。
図5は、周波数変換部105で生成された各周波数帯を示す概念図である。ここでは、離散ウェーブレット変換を水平方向と垂直方向でそれぞれ二回行った場合を示している。従って図5は、ウェーブレット分解レベル“2”(分解Lv2)までのサブバンドが存在している。図5の各サブバンドの中で、サブバンド2LL,2LH,2HL,2HHは分解Lv2のサブバンドであり、サブバンド1LH,1HL,1HHは分解Lv1のサブバンドである。分解レベル2のウェーブレット変換対象は、分解レベル1のウェーブレット変換で得たサブバンド1LLとなるので、図示にはサブバンドを表す1LLの表記はない。また、左上側に位置するサブバンドほど低域のサブバンドであり、右下側に位置するサブバンドほど高域のサブバンドであると言える。
次に、成分毎の画像内の、各サブバンドの量子化設定値の関係について説明する。
サブバンド2LLの量子化パラメータをQP_2LLと定義する。同様に、サブバンド2LHの量子化パラメータをQP_2LH、サブバンド2HLの量子化パラメータをQP_2HL、サブバンド2HHの量子化パラメータをQP_2HHと定義する。また、サブバンド1LHの量子化パラメータをQP_1LH、サブバンド1HLの量子化パラメータをQP_1HL、サブバンド1HHの量子化パラメータをQP_1HHと定義する。
一般に、低域のサブバンドほど画質に対して支配的であり、高域のサブバンドほど画質に与える影響は小さい。つまり、低域のサブバンドの情報の損失は小さい方が望ましく、高域のサブバンドの情報の損失は目立たない。それ故、低域のサブバンドであるほど小さい量子化パラメータが設定され、高域のサブバンドほど大きい量子化が設定される。
例えば、各量子化パラメータの関係は、次式(5)の通りとする。
QP_2LL<QP_2HL,QP−2LH<QP−2HH≦QP−1HL、QP−1LH<QP−1HH …(5)
QP_2LL<QP_2HL,QP−2LH<QP−2HH≦QP−1HL、QP−1LH<QP−1HH …(5)
次に、成分毎の画像間の量子化パラメータの関係について、図6を参照して説明する。ここでは、短露光のサブピクセルの面と長露光のサブピクセルのうち、短露光のサブピクセルのほうが適正露出であった場合を例に説明する。
なお、短露光が長露光よりも適正露出であったか否かは、撮像画像の全体の明るさと閾値とを比較することで行うものとする。明るさが閾値よりも大きい場合には短露光のサブピクセルの方が適正露出であったと判定し、逆の場合は長露光のサブピクセルの方が適正露出であると判定するば良いであろう。
図6は、第一の画像と第二の画像と第三の画像と第四の画像の、各サブバンドの量子化パラメータの関係を示したテーブルである。このテーブルは、量子化設定部112内の不図示のメモリに予め格納されているものとする。
サブバンド2LLの量子化パラメータについては、第二の画像と第三の画像は「量子化無し」であり、第一の画像の量子化パラメータQP1_2LL、第四の画像の量子化パラメータQP4_2LLの順に量子化パラメータが大きくなる。
サブバンド2LHの量子化パラメータについては、第二の画像の量子化パラメータQP2_2LH、第三の画像の量子化パラメータQP3_2LH、第一の画像の量子化パラメータQP1_2LH、第四の画像の量子化パラメータQP4_2LHの順に大きくなる。
その他のサブバンドについても、同様に第二の画像の量子化パラメータ、第三の画像の量子化パラメータ、第一の画像の量子化パラメータ、第四の画像の量子化パラメータの順に大きい関係である。
量子化設定部112は、符号化対象が第二の画像307は短露光のサブピクセルの低周波成分を含んでいるため、画質への影響を考慮して、その低域のサブバンド2LLについては量子化しないように設定する。
第三の画像308は長露光のサブピクセルの低周波成分を含んでいる。そのため、量子化設定部112は、第三の画像308のサブバンド2LLについては、画質への影響を考慮して、量子化しないように設定する。
その他のサブバンドについても、適正露出の画像で、かつ低周波成分の画像の画質を優先するように量子化設定をすることで、冗長な高周波成分の情報を落とし、符号化効率を上げることができる。
なお、短露光のサブピクセルのプレーンと長露光のサブピクセルのうち、長露光のサブピクセルのほうが適正露出であった場合は、第二の画像と第三の画像の量子化パラメータの大小関係を入れ替え、合わせて第一の画像と第四の画像の量子化パラメータの大小関係を入れ替えることで、適正露出の画像の画質を優先するように量子化設定をする。
以上のようにすることで、HDR向けセンサのような、露光時間の異なるサブピクセルが配置される画像が入力された場合でも、冗長な高周波成分の情報を落とすことでセンサのRAW画像の符号量を削減可能な撮像装置を提供することができる。
また、本実施形態の構成に対して、量子化設定部がサブバンド毎の目標符号量と量子化パラメータを設定し、量子化部は目標符号量に近づくように量子化パラメータを画面内で調整する構成において、量子化設定部が低周波成分の画像の画質を優先するように符号量を多く割り当てる構成も本発明の範疇である。
なお、上記実施形態では、1画素が、撮像センサの1画素が、2×2のサブピクセルで構成されるものとして説明したが、1画素に包含されるサブピクセルの数はこれ以上であっても構わず、その数は特に問わない。隣接する短時間露光用のサブピクセル、隣接する長時間露光用のサブピクセルから、それぞれの高周波、低周波成分画像が生成できれば良い。
[第2の実施形態]
第2の実施形態を説明する。本第2の実施形態における撮像装置の構成は、第1の実施形態で示した図1と同じとする。
第2の実施形態を説明する。本第2の実施形態における撮像装置の構成は、第1の実施形態で示した図1と同じとする。
本第2の実施形態では、画素変換部114が、第一の画像、第二の画像、第三の画像、第四の画像を生成したのち、第二の画像のゲイン調整を行い、ゲイン調整後の第二の画像と第三の画像を、さらに低周波成分と高周波成分の画像に分離する。また、量子化設定部112も、新たに生成される画像に適した設定を行う。その他の構成は第1の実施形態と同様とし、その説明は省略する。
<画素変換部114の処理詳細>
図7は、本発明の実施形態に係る画素変換部114の処理を示す概念図である。図示において、参照符号301乃至309は、図3における同参照符号と同じである。
図7は、本発明の実施形態に係る画素変換部114の処理を示す概念図である。図示において、参照符号301乃至309は、図3における同参照符号と同じである。
図示の参照符号710は、ゲイン調整後の第二の画像である。参照符号711は、ゲイン調整後の第二の画像710と第三の画像308の低周波成分である、第五の画像である。そして、参照符号712は、ゲイン調整後の第二の画像710と、第三の画像308の高周波成分である、第六の画像である。
本第2の実施形態における画素変換部114は、第一の画像306、第四の画像309、第五の画像711、及び、第六の画像712をプレーン変換部115に出力する。
ここで、第二の画像307は、短露光のサブピクセルで生成されているためレベルが低く、第三の画像308は長露光のサブピクセルで生成されているため、第二の画像307に対してレベルが高い。画素変換部114は、第二の画像307に対して、第三の画像308と同等のレベルになるようにゲイン調整を行い、ゲイン調整後の第二の画像710を生成する。
次に、画素変換部114は、ゲイン調整後の第二の画像710と第三の画像308を用いて、式(2)の変換処理を行い、低周波成分である、第五の画像711を生成する。また、画素変換部114は、ゲイン調整後の第二の画像710と第三の画像308を用いて、式(1)の変換処理を行い、高周波成分である、第六の画像712を生成する。
なお、式(1)と式(2)のpix_S1にゲイン調整後の第二の画像710の画素値、pix_S2に第三の画像308の画素値を用いて変換処理を行うことになる点に注意されたい。
<量子化設定部112の処理詳細>
量子化設定部112は、周波数変換部105で生成された周波数帯毎の量子化に係る設定を量子化部106へと通知する。
量子化設定部112は、周波数変換部105で生成された周波数帯毎の量子化に係る設定を量子化部106へと通知する。
画像内の、各サブバンドの量子化設定値の関係については、第1の実施形態と同様とし、その説明は省略する。
ここで、成分毎の画像間の量子化パラメータの関係を図8に示すテーブルを参照して説明する。なお、同図のテーブルは、量子化設定部112の不図示のメモリに保持されているものとする。
図8は、第一の画像と第四の画像と、第五の画像と、第六の画像の、各サブバンドの量子化パラメータの関係を示すテーブルである。ここでは、第1の実施形態と同様、短露光のサブピクセルのプレーンと長露光のサブピクセルのうち、短露光のサブピクセルのほうが適正露出であった場合を例に説明する。
量子化設定部112は、第五の画像711におけるサブバンド2LLの量子化パラメータについては「量子化無し」として設定する。また、量子化設定部112は、サブバンド2LLについては、第六の画像の量子化パラメータQP6_2LL、第一の画像の量子化パラメータQP1_2LL、第四の画像の量子化パラメータQP4_2LLの順に大きくなるように量子化パラメータを設定する。
また、サブバンド2LHの量子化パラメータについては、量子化設定部112は、第五の画像の量子化パラメータQP5_2LH、第六の画像の量子化パラメータQP6_2LH、第一の画像の量子化パラメータQP1_2LH、第四の画像の量子化パラメータQP4_2LHの順に大きくなるように設定する。
その他のサブバンドについても同様に、第五の画像の量子化パラメータ、第六の画像の量子化パラメータ、第一の画像の量子化パラメータ、第四の画像の量子化パラメータの順に大きい関係である。
量子化設定部112は、上記のとおり、第五の画像は低周波成分を最も多く含んでいるため、画質への影響を考慮して、生成される複数のサブバンドのうち、低域のサブバンド2LLについては量子化しないように設定する。また、それ以外のサブバンドについても、量子化設定部112は、第五の画像が低周波成分を最も多く含んでいるため、画質を最も優先するように量子化設定し、第六の画像については長露光の低周波成分を含んでいるため、第一の画像、および第四の画像よりも画質を優先するように量子化設定を行う。
量子化設定部112は、第一の画像、および第四の画像については、適正露出の画像である第一の画像を優先するように量子化設定を行う。
以上のようにすることで、第1の実施形態と比較して、第二の画像と第三の画像から、さらに冗長な高周波成分の情報を落として符号化効率を上げることができるため、センサのRAW画像の符号量をより多く削減可能な撮像装置を提供することができる。
[第3の実施形態]
図9は、第3の実施形態における撮像装置のブロック構成図である。第1の実施形態(図1)と同じ構成については、同一参照符号を付し、その説明は省略する。また、全体的な処理は前述と同様であるので、以下では、処理が異なる部分について説明する。
図9は、第3の実施形態における撮像装置のブロック構成図である。第1の実施形態(図1)と同じ構成については、同一参照符号を付し、その説明は省略する。また、全体的な処理は前述と同様であるので、以下では、処理が異なる部分について説明する。
本第3の実施形態におけるプレーン変換部915は、入力バッファ104からRAW画像を入力し、赤(R)、緑(G)、青(B)の成分それぞれを表す画像(単一色成分の画像)を生成する。
また、画素変換部914は、プレーン変換部915から出力された、赤(R)、緑(G)、青(B)の成分毎の画像に基づき、赤(R)、緑(G)、青(B)の成分毎に複数の画像を生成する。
そして、画像符号化部113は、画素変換部914が生成した画像を入力し、画素ライン単位に符号化処理を開始する。
<プレーン変換部915の処理詳細>
図10は、本第3の実施形態におけるプレーン変換部915によるプレーン変換処理を示す概念図である。
図10は、本第3の実施形態におけるプレーン変換部915によるプレーン変換処理を示す概念図である。
図示において、参照符号1002はG1成分から構成される画像である。参照符号1003は、B成分から構成される画像である。参照符号1004は、R成分から構成される画像である。参照符号1005は、G2成分から構成される画像である。
プレーン変換部915は、RAW画像306を4×4のサブピクセル単位でスキャンし、それぞれが単一成分で構成される4つの画像、すなわち、画像1002、画像1003、画像1004、及び、画像1005を生成し、出力する。
<画素変換部914の処理詳細>
図11(a)は、本第3の実施形態における画素変換部114の処理を示す概念図である。ここでは、説明を簡略化するため、プレーン変換部915が生成したG1成分の画像1002における4×4のサブピクセル1101単位の画素変換処理を例に説明する。他の色成分の画像1003乃至1005についても同じであると理解されたい。
図11(a)は、本第3の実施形態における画素変換部114の処理を示す概念図である。ここでは、説明を簡略化するため、プレーン変換部915が生成したG1成分の画像1002における4×4のサブピクセル1101単位の画素変換処理を例に説明する。他の色成分の画像1003乃至1005についても同じであると理解されたい。
G1成分の4×4のサブピクセル1101は、2×2のサブピクセルを4つ含んでいる。図示の参照符号1102は、2×2のサブピクセルにおける左上に配置された短露光のサブピクセルを集めた画像である。参照符号1103は、2×2のサブピクセルにおける右下に配置された短露光のサブピクセルを集めた画像である。参照符号1104は、2×2のサブピクセルにおける、右上に配置された長露光のサブピクセルを集めた画像である。そして、参照符号1105は、2×2のサブピクセルにおける左下に配置された長露光のサブピクセルを集めた画像である。
また、参照符号1106は、画像1102と画像1103間の高周波成分を表す第一の画像である。この第一の画像1106は、画像1102と画像1103との同じ位置のサブピクセルの差分を表すサブピクセルで構成される。それ故、第一の画像1106の各サブピクセルの括弧内には差分を表す“−”が示されている。
参照符号1107は、画像1102と画像1103間の低周波成分である、第二の画像である。この第二の画像1107は、画像1102と画像1103との同じ位置のサブピクセルの和を表すサブピクセルで構成される。それ故、第二の画像1107の各サブピクセルの括弧内には差分を表す“+”が示されている。
参照符号1108は、画像1104と画像1105間の低周波成分である、第三の画像であり、参照符号1109は、画像1104と画像1105間の高周波成分である、第四の画像である。サブピクセルの括弧内の符号“+”、“−”の意味は、第一の画像1106、第二の画像1107と同じ意味である。
画素変換部914は、画像1102と画像1103を用いて式(1)の変換処理を行い、短露光のサブピクセルの高周波成分である、第一の画像1106を生成する。また、画素変換部914は、画像1102と画像1103を用いて、式(2)の変換処理を行い、短露光のサブピクセルの低周波成分である、第二の画像1107を生成する。この際、画素変換部914は、式(1)、(2)のpic_S1()に画像1102の画素値、pix_S2に画像1103の画素値を適用して変換処理を行う。
また、画素変換部914は、画像1104と画像1105を用いて式(3)の変換処理を行い、長露光のサブピクセルの低周波成分である、第三の画像1108を生成する。また、画素変換部914は、画像1104と画像1105を用いて式(4)の変換処理を行い、長露光のサブピクセルの高周波成分である、第四の画像1109を生成する。この際、画素変換部914は、式(3)、(4)のpix_L1()に画像1104の画素値を、pix_L2()に画像1105の画素値をそれぞれ適用して変換処理を行う。
画像符号化部113は、色成分毎の、第一の画像、第二の画像、第三の画像、第四の画像を符号化し、符号化データを生成することになる。
図11(b)は、図11(a)の画素変換処理に対して、更なる処理を行った画素変換処理を示した概念図である。
図示における参照符号1110は、ゲイン調整後の第二の画像である。参照符号1111は、ゲイン調整後の第二の画像1110と第三の画像1108の低周波成分である、第五の画像である。参照符号1112は、ゲイン調整後の第二の画像1110と第三の画像1108の高周波成分である、第六の画像である。その他は、図11(a)と同様のため説明を省略する。
画素変換部114は、第二の画像1107に対して、第三の画像1108の露出に相当するレベルになるようにゲイン調整を行い、ゲイン調整後の第二の画像1110を生成する。そして、画素変換部114は、ゲイン調整後の第二の画像1110と第三の画像1108を用いて、式(1)の変換処理を行い、高周波成分である、第六の画像1112を生成する。なお、画素変換部114は、式(1)と式(2)のpix_S1()にゲイン調整後の第二の画像1111の画素値、pix_S2()に第三の画像1108の画素値を用いて変換処理を行う。
以上のように、第1の実施形態に対してプレーン変換部915と画素変換部914の処理順番を入れ替えた本実施例の構成において、HDR向けセンサのような露光時間の異なるサブピクセルが配置される画像が入力された場合でも、画像を高周波成分と低周波成分に分離することができ、冗長な高周波成分の情報を落とすことでセンサのRAW画像の符号量を削減可能な撮像装置を提供することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100…撮像装置、101…撮像光学部、102…撮像センサ部、103…センサ信号処理部、104…入力画像バッファ、105…周波数変換部、106…量子化部、107…符号化部、109…制御部、112…量子化設定部、113…画像符号化部、114…画素変換部、115…プレーン変換部
Claims (11)
- 1つの画素が短時間露光用のサブピクセルと長時間露光用のサブピクセルで構成される撮像センサと、当該撮像センサより得たRAW画像データを符号化する画像符号化手段とを有する撮像装置であって、
前記撮像センサより得たRAW画像データから、短時間露光用の高周波成分を表す第1の画像、短時間露光用の低周波成分を表す第2の画像、長時間露光用の低周波成分を表す第3の画像、及び、長時間露光用の高周波成分を表す第4の画像を生成する生成手段を有し、
前記画像符号化手段は、前記生成手段で生成した前記第1の画像、前記第2の画像、前記第3の画像、前記第4の画像を用いて、前記RAW画像データを符号化する
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記画像符号化手段は、前記第1の画像、前記第2の画像、前記第3の画像、前記第4の画像をそれぞれ符号化することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記生成手段は、さらに、前記第2の画像および前記第3の画像の低周波成分を表す第5の画像と、前記第2の画像および前記第3の画像の高周波成分を表す第6の画像とを生成し、前記画像符号化手段は、前記第1の画像、前記第4の画像、前記第5の画像、前記第6の画像をそれぞれ符号化することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記生成手段は、前記RAW画像データから得る単一色成分の画像それぞれから、前記第1の画像、前記第2の画像、前記第3の画像、前記第4の画像を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記撮像センサにおける1画素は、少なくとも2つの短時間露光用のサブピクセルと、少なくとも2つの長時間露光用のサブピクセルを含み、
前記生成手段は、
前記RAW画像データにおける隣接する前記短時間露光用のサブピクセルの差分から前記第1の画像を生成し、和から前記第2の画像を生成し、
前記RAW画像データにおける隣接する前記長時間露光用のサブピクセルの和から前記第3の画像を生成し、差分から前記第4の画像を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記生成手段は、前記第3の画像に相当する露出に応じたゲインを用いて前記第2の画像を生成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 更に前記第1乃至第4の画像それぞれから、単一色成分で構成される複数の画像を生成する第2の生成手段を有し、
前記画像符号化手段は、前記第2の生成手段が生成した複数の画像を符号化する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記画像符号化手段は、
符号化対象の画像を、複数のサブバンドの係数に変換する変換手段と、
前記変換手段で得た係数を量子化する量子化手段と、
前記量子化手段で量子化された係数を符号化する符号化手段とを含み、
前記量子化手段は、符号化対象の画像が前記生成手段で生成した前記第2の画像、前記第3の画像の場合は、前記第1の画像、前記第4の画像よりも画質を優先する量子化パラメータに従って量子化する
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。 - 前記量子化手段は、
前記短時間露光用のサブピクセルの方が、前記長時間露光用のサブピクセルよりも露出が適正の場合には、前記第2の画像を前記第3の画像よりも画質を優先する量子化パラメータに従って量子化し、
前記長時間露光用のサブピクセルの方が、前記短時間露光用のサブピクセルよりも露出が適正の場合には、前記第3の画像を前記第2の画像よりも画質を優先する量子化パラメータに従って量子化する
ことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。 - 1つの画素が短時間露光用のサブピクセルと長時間露光用のサブピクセルで構成される撮像センサと、当該撮像センサより得たRAW画像データを符号化する画像符号化手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像センサより得たRAW画像データから、短時間露光用の高周波成分を表す第1の画像、短時間露光用の低周波成分を表す第2の画像、長時間露光用の低周波成分を表す第3の画像、及び、長時間露光用の高周波成分を表す第4の画像を生成する生成工程を有し、
前記画像符号化手段は、前記生成工程で生成した前記第1の画像、前記第2の画像、前記第3の画像、前記第4の画像を用いて、前記RAW画像データを符号化する
ことを特徴とする撮像装置の制御方法。 - コンピュータが読み込み実行することで、前記コンピュータに、請求項10に記載の方法の工程を実行させるためのプログラム。
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