JP2021184042A - 制御方法、投写システム、および、コンピュータープログラム - Google Patents

制御方法、投写システム、および、コンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】投写画像のズレを抑制する技術を提供する。【解決手段】装置本体を備え、投影面に投写画像を投写する投写システムの制御方法は、第1期間において、センサーを用いて装置本体の動きを検出することと、検出した動きを周期的な運動とみなして、第1期間よりも後の第2期間にわたる装置本体の基準位置からのズレ量を推定することと、推定したズレ量を参照することで、基準位置において前記投影面に投写される投写画像に対する、第2期間において投影面に投写される投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、投写画像を投写することと、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、投写画像を投写する技術に関する。
従来、投写装置によって投写画像を投写する場合において、装置本体の振動を検出して、検出された振動による光軸のズレを打ち消す制御を実行することで、投写画像のズレを抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1〜3)。
特開2011−154073号公報 特開2014−219556号公報 国際公開第2006/033245号公報
検出された振動による光軸のズレを打ち消す制御が行われる場合において、振動を検出してから制御が実行されるまでに装置本体の振動の状態が検出時の振動の状態とは異なる場合が生じ得る。この場合、投写画像のズレを精度良く抑制できないおそれが生じうる。
本開示の第1の形態によれば、装置本体を備え、投影面に投写画像を投写する投写システムの制御方法が提供される。この制御方法は、第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の動きを検出することと、検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定することと、推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写画像を投写することと、を備える。
本開示の第2の形態によれば、投写システムが提供される。この投写システムは、装置本体に設けられた、投影面に投写画像を投写するための投写光学系と、前記装置本体の動きを検出するためのセンサーと、前記投写システムの動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の前記動きを検出する検出部と、検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定する推定部と、推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写光学系によって前記投写画像を投写する投写制御部と、を有する。
本開示の第3の形態によれば、装置本体を備え、投影面に投写画像を投写する投写システムを制御するためのコンピュータープログラムが提供される。このコンピュータープログラムは、第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の動きを検出する機能と、検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定する機能と、推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写画像を投写する機能と、をコンピューターに実行させる。
本実施形態の投写システムを示す図。 投写装置の構成を示すブロック図。 本実施形態に係る投写光学系の一例を示す模式図。 投写システムが実行する抑制処理のフローチャート。 動き検出処理のフローチャート。 抑制制御のタイミングを説明するための図。 投影可能領域と投写画像との関係を説明するための図。 他の実施形態1について説明するための図で。
A.実施形態:
図1は、本実施形態の投写システム100を示す図である。投写システム100は、投写装置10を備える。投写装置10は、プロジェクターである。投写装置10は、内部に制御部などを配置する装置本体19を有する。投写装置10は、支持部材61を介して天井60に吊るされている。投写装置10は、前方の投影面65上に投写画像IMを投写する。本実施形態では、投影面65は、支持棒67によって支持されている。支持棒67の先端を先端部67aとも呼ぶ。先端部67aは、装置本体19の動きを検出するために用いられる。この詳細は後述する。なお、他の実施形態では、投写装置10は、裏側から投影面65に対して投写画像IMを投写するリアタイプであってもよい。この場合、投影面65は光を透過できる透過型である。
投写装置10は、天井60に吊るされて配置されているため、不用意にユーザーと接触する可能性を低減できる一方で、風などの影響によって揺れる場合がある。本実施形態の投写システム100では、投写装置10が風などの影響によって揺れた場合でも、投写画像IMの揺れを抑制できる抑制制御が実行される。
図2は、投写装置10の構成を示すブロック図である。投写装置10は、画像信号入力部11、操作パネル12、リモコン受光部13、センサー14、制御部15、記憶部16、バスライン18および投写光学系20を備えている。
画像信号入力部11は、パーソナルコンピューターやビデオプレーヤーなどの外部機器30から、各種画像信号を入力するための複数の画像入力端子を有している。操作パネル12は、装置本体19に設けられ、各種操作を行うためのボタン群を有している。ボタン群には、環境設定メニューを表示させるためのメニューボタン、並びにモード選択を行うための方向ボタンおよび決定ボタンが含まれる。また、リモコン受光部13は、リモコン29からの操作信号である赤外線信号を受光する。リモコン29は、装置本体19を遠隔操作するためのものであり、操作パネル12と同様に、各種ボタン群を有している。
センサー14は、装置本体19の振動などの動きを検出するためのセンサーである。センサー14は装置本体と一体に設けられ、装置本体19の動きに応じて動く。センサー14は、カメラ141と加速度センサー143とを備える。センサー14の検出信号は、制御部15に送信される。検出信号としてはカメラ141で撮像した撮像画像や、加速度センサー143の出力信号である。なお、センサー14は、装置本体19の動きを検出できれば他のセンサーを有していてもよい。例えば、他のセンサーとしては、ジャイロセンサーや変位センサーが挙げられる。ここで、「動き」とは、3次元方向の動きである。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、バスライン18を介して各部に対し信号の入出力を行うことで、投写システム100の動作を制御する。制御部15は、検出部151と、推定部153と、投写制御部155とを備える。以下の明細書では、制御部15はプロセッサーとも呼ばれる。
検出部151は、センサー14から受信した検出した検出信号を用いて装置本体19の動きを検出する。本実施形態では、第1期間において装置本体19の動きを検出する。動きの検出方法の詳細は後述する。
推定部153は、検出部151が検出した動きを時間的および空間的に周期的な運動とみなして、装置本体19の基準位置からのズレ量を推定する。本実施形態では、推定部153は、第1期間よりも後の第2期間にわたる、すなわち第2期間の各時点における装置本体19の基準位置からのズレ量を推定する。ズレ量は、大きさとベクトルとによって表されてもよいし、基準位置を原点とした三次元座標で表されてもよい。また本実施形態において、第1期間と第2期間とは連続する期間であり、それぞれ同じ長さの時間である。また第1期間と第2期間とは繰り返し設定されている。基準位置は、投写装置10が揺れることなく静止している時の位置である。
投写制御部155は、推定部153が推定したズレ量を参照することで、第2期間における投写画像IMの位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、第2期間において投写光学系20によって投写画像IMを投写する。抑制制御は、画像処理部157によって実行され、基準位置において投影面65に投写される投写画像IMに対する、第2期間において投影面65に投写される投写画像IMの位置ズレを抑制する制御である。また、投写制御部155の画像処理部157は、画像信号入力部11により入力された画像信号に対し、所定の画像処理を施して、ライトバルブ駆動部21に出力する。所定の画像処理としては、画像反転処理、キーストーン歪補正処理、画質調整処理、画像サイズ調整処理、ガンマ補正処理などが含まれる。
記憶部16は、制御部15の制御に用いられる制御プログラムおよび制御データを記憶するROM(Read Only Memory)や、作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)等により構成される。制御プログラムとしては、上記の抑制制御を実現するためのプログラムが含まれる。
投写光学系20は、液晶方式を採用し、ライトバルブ駆動部21、ランプ駆動部23、光源ランプ24、液晶ライトバルブ25、および投写レンズ27を有している。投写光学系20は、装置本体19に設けられている。
ライトバルブ駆動部21は、液晶ライトバルブ25を駆動するためのドライバーであり、液晶ライトバルブ25の各画素に、画像信号に応じた駆動電圧を印加することにより、各画素の光透過率を設定する。
ランプ駆動部23は、放電発光型のランプである光源ランプ24を点灯するためのドライバーであり、高電圧を発生して放電回路を形成するイグナイタ部と、点灯後の安定した点灯状態を維持するためのバラスト回路と、を有している。
上記の構成により、光源ランプ24から射出された光は、光分離光学系である後述するダイクロイックミラー41によって、R,G,Bの色光に分離された後、各色用の液晶ライトバルブ25を透過することによって変調される。また、変調された画像光は、光合成光学系である後述するダイクロイックプリズム43により画素毎に合成されてカラー画像化され、カラー画像化された画像光が、投写レンズ27を経て射出されることにより、投影面65上に投写画像IMが表示される。
図3は、本実施形態に係る投写光学系20の一例を示す模式図である。投写光学系20は、図1に示した光源ランプ24、液晶ライトバルブ25および投写レンズ27の他、ダイクロイックミラー41、ミラー42およびダイクロイックプリズム43を有している。
液晶ライトバルブ25は、R,G,Bの3原色に対応した3つの色別液晶ライトバルブ25a,25b,25cから成る。また、各色別液晶ライトバルブ25a,25b,25cは、液晶パネルと、その入射側および射出側に設けられた偏光板と、により構成されている。なお、液晶パネルとしては、ポリシリコンTFT(Thin Film Transistor)をスイッチング素子として用いたものを採用可能である。投写レンズ27は、複数のレンズが組み合わされた組レンズとして構成される。
ダイクロイックプリズム43は、液晶ライトバルブ25によって変調された各色光を合成して、カラー画像を形成する光学素子である。ダイクロイックプリズム43は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状を成し、これら4つの直角プリズムの界面には、2種類の誘電体多層膜がX字状に設けられている。これら誘電体多層膜は、互いに対向する液晶ライトバルブ25a,25cから射出された赤と青の各色光を反射し、投写レンズ27に対向する液晶ライトバルブ25bから射出された緑の色光を透過する。このようにして、ダイクロイックプリズム43は、各色光を合成し、カラー画像化する。
これらの構成により、光源ランプ24から射出された光は、ダイクロイックミラー41a,41bによって各色光に分離される。ここで、赤色光は、ミラー42aによる反射によって赤色液晶ライトバルブ25aに入射され、緑色光は、ダイクロイックミラー41bから緑色液晶ライトバルブ25bに入射され、青色光は、ミラー42b,42cによる反射によって青色液晶ライトバルブ25cに入射される。各色別液晶ライトバルブ25a,25b,25cに入射された光は、画像信号に応じて変調されて、ダイクロイックプリズム43に入射される。ダイクロイックプリズム43は、各色別液晶ライトバルブ25a,25b,25cにて変調された各色光を合成して、カラー画像を形成して投写レンズ27に射出する。投写レンズ27に入射された光は、投影面65に拡大投写される。
図4は、投写システム100が実行する抑制処理のフローチャートである。図5は、動き検出処理のフローチャートである。抑制処理は、上述の抑制制御を実行するための処理である。抑制処理は、投写システム100によって投写画像IMの投写が開始されたことを起点に実行される。なお、他の実施形態では、抑制処理は、ユーザーからの操作パネル12などを介した所定の入力を受け付けることを起点に実行されてもよい。
図4に示すように、ステップS10において、検出部151は、センサー14からの検出信号を用いて、第1期間における装置本体19の動きを検出する。図5に示すように、検出部151は、ステップS12において、センサー14の検出信号を時系列に複数回取得する。センサー14の検出信号は、カメラ141の撮像した画像や、加速度センサー143の出力信号である。ステップS12において、カメラ141が撮像する撮像領域は、投写システム100の投写領域よりも広く、図1に示す投影面65と支持棒67が位置する領域を含む。次に、検出部151は、ステップS14において、カメラ141を用いて取得した複数の画像の中から、装置本体19の動きとは独立した同じ対象物の画像である特定画像を抽出する。対象物は、投影面65に投写された投写画像とは異なり装置本体19の動きとは連動しない。対象物を抽出するための情報、例えば形状や模様に関する情報は、予め記憶部16に記憶される。本実施形態において、対象物は図1に示す先端部67aである。なお、対象物はこれに限定されるものではなく、例えば、特定の模様が付されたマークであってもよいし、ユーザーによって指定された対象物であってもよい。マークは、例えば、支持棒67など装置本体19の動きとは独立した部材に貼り付けられる。検出部151は、複数の画像の中からパターンマッチングなどの手法を用いて対象物67aを抽出する。
次に、検出部151は、ステップS16において、ステップS14で抽出した複数の画像のそれぞれの特定画像の位置と、ステップS12で時系列に取得した加速度センサー143の複数の出力信号とを用いて、装置本体19の動きを検出する。例えば、検出部151は、複数の画像のそれぞれの特定画像を用いて装置本体19の動きを検出する。検出部151は、例えば、オプティカルフローを用いて複数の画像のそれぞれの特定画像から装置本体19の動きを検出し、検出した特定画像の動きに基づいてカメラ141の光軸方向と直交する方向における装置本体19の動きを検出する。この場合、検出した特定画像の動きとは逆の動きが装置本体19の動きとなる。また、検出部151は、時系列に生成された加速度センサー143の複数の出力信号を用いて、カメラ141の光軸方向である奥行き方向の対象物67aの動きを装置本体19の奥行き方向の動きとして検出する。このように、検出部151は、カメラ141によって取得した複数の画像を用いてカメラ141の光軸方向に直行する方向における装置本体19の動きと、加速度センサー143の出力信号を用いてカメラ141の光軸方向における装置本体19の動きとを精度良く検出できる。本実施形態では、カメラ141の光軸方向と、投写光学系20の光軸方向とは同じに設定されている。
図4に示すように、推定部153は、ステップS20において、第2期間にわたる装置本体19の基準位置からのズレ量を推定する。推定部153は、ステップS10で検出した装置本体19の動きを周期的な運動とみなして、第2期間の各時点における装置本体19の基準位置からのズレ量を推定する。例えば、推定部153は、ステップS10において検出した装置本体19の動きを、周期的な振動の一例である支持部材61を支点とした周期的な揺れ運動としての振り子運動とみなして、第2期間の各時点における装置本体19の基準位置からのズレ量を推定する。ステップS20は第1期間に実行される。
ステップS20の次に、投写制御部155の画像処理部157は、推定したズレ量を参照して第2期間において投影面65に投写される投写画像IMの位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、投写画像を投写する。具体的には、画像処理部157は、例えば、投写するフレーム画像に対して、推定したズレ量に応じて逆側のシフト補正をする方法がある。
図6は、抑制制御のタイミングを説明するための図である。上述のごとく、抑制制御を実行する第2期間よりも前の第1期間において、第2期間で実行する抑制制御において参照するズレ量を推定する。例えば、第1期間としての期間EP1において、図4に示すステップS10およびステップS20が実行され、第2期間としての期間EP2において、期間EP1で推定されたズレ量を参照してステップS30が実行される。また、第1期間としての期間EP2において、ステップS10およびステップS20が実行され、第2期間としての期間EP3において、期間EP2で推定されたズレ量を参照してステップS30が実行される。
図7は、投影可能領域68と投写画像IM1,IM2との関係を説明するための図である。投影可能領域68は、投写システム100が投写可能な最大の領域である。投写画像IM1,IM2は、抑制制御が実行されていない場合において装置本体19が揺れ動いたときの投写画像IMであり、投写画像IM1は一方側の最も端に投写された画像であり、投写画像IM2は他方側の最も端に投写された画像である。このとき、投写画像IM1,IM2は、投影可能領域68の領域内に位置する必要がある。すなわち、装置本体19が揺れ動いたときの投写画像IMは、投影可能領域68の領域内に位置する必要がある。このような関係にすることで、抑制制御によって投写された投写画像IMの一部が欠けたりすることを抑制できる。
上記実施形態によれば、第1期間において第2期間にわたる装置本体19のズレ量を推定し、第2期間において推定したズレ量を参照して抑制制御を実行して投写画像IMを投写することで、第2期間における装置本体19の動きに起因して生じる投写画像IMのズレを精度良く抑制できる。また、上記実施形態によれば、カメラ141と加速度センサー143とを用いて装置本体19の動きをより精度良く検出できる。これにより、検出した装置本体19の動きを用いたズレ量の推定がより精度良く行えるので、装置本体19の動きに起因して生じる投写画像IMのズレをより一層精度良く抑制できる。
B.他の実施形態:
B−1.他の実施形態1:
上記実施形態では、画像処理部157は、フレーム画像を画像処理することで抑制制御を実行していたが、他の方法を用いて抑制制御を実行してもよい。図8は、他の実施形態1について説明するための図である。他の実施形態1では、投写システム100は、図2に示す投写光学系20に代えて新たに図8に示す投写光学系20aを備える。投写光学系20aは、投写光学系20の構成に加え、新たに補正用レンズ駆動部22と、光軸補正用レンズ26を備える。補正用レンズ駆動部22は、光軸補正用レンズ26の角度調整を行うためのドライバーであり、投写制御部155によって制御される。光軸補正用レンズ26を通過した画像光は投写レンズ27を経て、投影面65上に投写される。投写制御部155は、投写画像IMの位置ズレを抑制するための抑制制御の指令を補正用レンズ駆動部22に送信する。補正用レンズ駆動部22は、投写制御部155に指令に従って、推定されたズレ量を打ち消すように光軸補正用レンズ26の角度を調整する。このようにしても上記実施形態と同様の効果を奏する。
B−2.他の実施形態2:
上記実施形態において、投写システム100は、投写装置10に加え、他の装置を備えていてもよい。他の装置としては、例えば、パーソナルコンピューターなどの計算機や、外部記憶装置などが挙げられる。また投写装置10の一部の構成や機能を他の装置に有させてもよい。例えば、投写装置10の検出部151や推定部153の機能を、投写装置10に代えて計算機が有していてもよい。
B−3.他の実施形態3:
上記実施形態において、検出部151は、カメラ141によって取得した画像と加速度センサー143の検出結果である出力信号とを用いて装置本体19の動きを検出していたが、装置本体19の動きを検出できれば他の方法を用いてもよい。例えば、検出部151は、時系列においてカメラ141から取得した複数の画像のみや、加速度センサー143の出力信号のみを用いて装置本体19の動きを検出してもよい。
B−4.他の実施形態4:
上記実施形態では、投写装置10は液晶パネルを用いたLCDプロジェクターであったが、反射型ミラーを用いた反射型液晶プロジェクターであってもよい。
C.他の形態:
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態(aspect)によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の第1の形態によれば、装置本体を備え、投影面に投写画像を投写する投写システムの制御方法が提供される。この制御方法は、第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の動きを検出することと、検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定することと、推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写画像を投写することと、を備える。この形態によれば、第1期間において第2期間にわたる装置本体のズレ量を推定し、第2期間において推定したズレ量を参照して抑制制御を実行して投写画像を投写することで、第2期間における装置本体の動きに起因して生じる投写画像のズレを精度良く抑制できる。
(2)上記形態において、前記センサーは、前記装置本体と連動するカメラを含み、前記動きを検出することは、前記カメラによって時系列に複数の画像を取得することと、取得した前記複数の画像の中から、前記装置本体の前記動きとは独立した同じ対象物の画像である特定画像を抽出することと、前記複数の画像のそれぞれの前記特定画像を用いて前記装置本体の前記動きを検出することと、を含んでいてもよい。この形態によれば、カメラを用いて装置本体の動きを検出できる。
(3)上記形態において、前記センサーは、さらに加速度センサーを含み、前記動きを検出することは、前記複数の画像のそれぞれの前記特定画像と、前記加速度センサーの出力信号とを用いて、前記装置本体の前記動きを検出してもよい。この形態によれば、カメラと加速度センサーとを用いて装置本体の動きをより精度良く検出できる。
(4)本開示の第2の形態によれば、投写システムが提供される。この投写システムは、装置本体に設けられた、投影面に投写画像を投写するための投写光学系と、前記装置本体の動きを検出するためのセンサーと、前記投写システムの動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の前記動きを検出する検出部と、検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定する推定部と、推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写光学系によって前記投写画像を投写する投写制御部と、を有する。この形態によれば、第1期間において第2期間にわたる装置本体のズレ量を推定し、第2期間において推定したズレ量を参照して抑制制御を実行して投写画像を投写することで、第2期間における装置本体の動きに起因して生じる投写画像のズレを精度良く抑制できる。
(5)本開示の第3の形態によれば、装置本体を備え、投影面に投写画像を投写する投写システムを制御するためのコンピュータープログラムが提供される。このコンピュータープログラムは、第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の動きを検出する機能と、検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定する機能と、推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写画像を投写する機能と、をコンピューターに実行させる。この形態によれば、第1期間において第2期間にわたる装置本体のズレ量を推定し、第2期間において推定したズレ量を参照して抑制制御を実行して投写画像を投写することで、第2期間における装置本体の動きに起因して生じる投写画像のズレを精度良く抑制できる。
本開示は、上記形態の他に、コンピュータープログラムを記憶した記憶媒体などの形態で実現することができる。
10…投写装置、11…画像信号入力部、12…操作パネル、13…リモコン受光部、14…センサー、15…制御部、16…記憶部、18…バスライン、19…装置本体、20,20a…投写光学系、21…ライトバルブ駆動部、22…補正用レンズ駆動部、23…ランプ駆動部、24…光源ランプ、25…液晶ライトバルブ、25a…赤色液晶ライトバルブ、25b…緑色液晶ライトバルブ、25c…青色液晶ライトバルブ、26…光軸補正用レンズ、27…投写レンズ、29…リモコン、30…外部機器、41、41a,41b…ダイクロイックミラー、42…ミラー、42a…ミラー、42b…ミラー、43…ダイクロイックプリズム、60…天井、61…支持部材、65…投影面、67…支持棒、67a…先端部、68…投影可能領域、100…投写システム、141…カメラ、143…加速度センサー、151…検出部、153…推定部、155…投写制御部、157…画像処理部、EP1…期間、EP2…期間、EP3…期間、IM…投写画像、IM1…投写画像、IM2…投写画像

Claims (5)

  1. 装置本体を備え、投影面に投写画像を投写する投写システムの制御方法であって、
    第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の動きを検出することと、
    検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定することと、
    推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写画像を投写することと、を備える、制御方法。
  2. 請求項1に記載の制御方法であって、
    前記センサーは、前記装置本体と連動するカメラを含み、
    前記動きを検出することは、
    前記カメラによって時系列に複数の画像を取得することと、
    取得した前記複数の画像の中から、前記装置本体の前記動きとは独立した同じ対象物の画像である特定画像を抽出することと、
    前記複数の画像のそれぞれの前記特定画像を用いて前記装置本体の前記動きを検出することと、を含む、制御方法。
  3. 請求項2に記載の制御方法であって、
    前記センサーは、さらに加速度センサーを含み、
    前記動きを検出することは、
    前記複数の画像のそれぞれの前記特定画像と、前記加速度センサーの出力信号とを用いて、前記装置本体の前記動きを検出する、制御方法。
  4. 投写システムであって、
    装置本体に設けられた、投影面に投写画像を投写するための投写光学系と、
    前記装置本体の動きを検出するためのセンサーと、
    前記投写システムの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の前記動きを検出する検出部と、
    検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定する推定部と、
    推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写光学系によって前記投写画像を投写する投写制御部と、を有する、投写システム。
  5. 装置本体を備え、投影面に投写画像を投写する投写システムを制御するためのコンピュータープログラムであって、
    第1期間において、センサーを用いて前記装置本体の動きを検出する機能と、
    検出した前記動きを周期的な運動とみなして、前記第1期間よりも後の第2期間にわたる前記装置本体の基準位置からのズレ量を推定する機能と、
    推定した前記ズレ量を参照することで、前記基準位置において前記投影面に投写される前記投写画像に対する、前記第2期間において前記投影面に投写される前記投写画像の位置ズレを抑制する抑制制御を実行して、前記投写画像を投写する機能と、をコンピューターに実行させるコンピュータープログラム。
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