JP2021182793A - パワーユニットおよび電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワー半導体デバイスの高速スイッチング性能を十分発揮した、小型、低損失、耐振性の高いパワーユニットを提供することを目的とする。【解決手段】第1配線基板と、第2配線基板と、前記第1配線基板に設けられ、前記第1配線基板および前記第2配線基板を電気的に接続する第1接続部材および第2接続部材を備え、前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第1配線基板の異なる電位部に接続されて、前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第2配線基板を挟み込むように設けるパワーユニット。【選択図】図1

Description

本開示は、パワーユニットおよび電力変換装置に関する。
車載用パワートレインなどの移動体に適用されるパワーユニットは、小型、低損失、耐振性が要求されている。
特許文献1には、複数の電力端子のいずれかに流れる電流の向きと、当該複数の電力端子のいずれかに隣接する制御信号線に流れる制御電流の向きとを逆にした半導体パワーモジュールが開示されている。当該半導体パワーモジュールにより電力端子から制御端子へのノイズ除去を考慮しつつ小型化した半導体パワーモジュールを提供することが開示されている。
特許文献2には、正極側バスバおよび負極側バスバは多層基板配線の一方の面に実装される電力変換装置が開示されている。ビアを介して、正極側バスバは多層基板の正極側表層配線から第2n層配線(nは正の整数)に、負極側バスバは多層基板の第2n層配線と対向する第2n+1層配線に、それぞれ電気的に接続される。多層基板の隣接する層で逆方向の電流が流れるので、磁気エネルギが相殺されて配線インダクタンスを低減することが開示されている。
特許文献3には、半導体装置と、直流電力平滑用コンデンサとを備えた電力変換装置が開示されている。コンデンサには正極と負極に列方向に配置された複数の電極端子と、電極端子につながり対をなす正極側導体と負極側導体とが設けられており、正極側導体と負極側導体には、半導体装置が接続されることが開示されている。パワー半導体等のスイッチング素子とこれらに接続される平滑用コンデンサや配線の主回路インダクタンスを低インダクタンス化し、スイッチング素子に印加されるサージ電圧を低減することが開示されている。
特許文献4には、パワー回路部品を実装した実装用プリント基板に電気的に絶縁された複数の放熱部である放熱パターンを有する放熱部材である放熱用プリント基板から構成されるパワー回路配線構造が開示されている。接続端子を放熱用プリント基板に固定する方法として、接続端子固定用ボルトと接続端子固定用ナットを用いて接続端子を放熱用プリント基板に固定するネジ留め方式接続端子が開示されている。
特許文献5には、制御基板とパワー基板との間に架け渡されるようにそれぞれに接続され、駆動制御回路からパワー半導体素子へ制御信号を伝達する配線部材が開示されている。
特許文献6には、ゲート制御線のインダクタンスを低減するために、ゲート制御線を、ゲート配線とソース配線との撚線にすることが開示されている。ゲート制御線に含まれるゲート配線とソース配線とが撚線にされることによって、ゲート配線およびソース配線に流れる電流によって発生する磁界は打ち消し合い、ゲート制御線のインダクタンスを低減できることが開示されている。
特開2015−213408号公報 特開2010−104135号公報 特開2002−119069号公報 特開2011−100848号公報 特開2015−076990号公報 特開2017−169344号公報
近年炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)といったワイドバンドギャップ(Wide−band−Gap(WBG))パワー半導体の実用化が加速している。ワイドバンドギャップ(Wide−band−Gap(WBG))パワー半導体の低損失性を最大限に発揮するために、できるだけ配線の長さを短くして、パワー半導体とゲート駆動回路部を低インダクタンスで接続する必要がある。
本開示は、パワー半導体デバイスの高速スイッチング性能を十分発揮した、小型、低損失、耐振性の高いパワーユニットを提供することを目的とする。
本開示の一の態様によれば、第1配線基板と、第2配線基板と、前記第1配線基板に設けられ、前記第1配線基板および前記第2配線基板を電気的に接続する第1接続部材および第2接続部材を備え、前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第1配線基板の異なる電位部に接続されて、前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第2配線基板を挟み込むように設けるパワーユニットを提供する。
本発明の各実施形態によれば、パワー半導体デバイスの高速スイッチング性能を十分発揮した、小型、低損失、耐振性の高いパワーユニットを提供することができる。
図1は、第1実施形態のパワーユニットの斜視図である。 図2は、第1実施形態のパワーユニットの半導体パッケージおよび冷却器の斜視図である。 図3は、第1実施形態のパワーユニットの半導体パッケージおよび冷却器の斜視図である。 図4は、第1実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の側面図である。 図5は、第1実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の側面図である。 図6は、第1実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の上面図である。 図7は、第1実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の分解斜視図である。 図8は、第2実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の側面図である。 図9は、第2実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の分解斜視図である。 図10は、第3実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の側面図である。 図11は、第3実施形態のパワーユニットの配線回路基板およびゲート駆動回路基板の分解斜視図である。
以下、本発明の各実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態に係る明細書および図面の記載に関して、実質的に同一のまたは対応する機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する場合がある。また、理解の容易のため、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。平行、直角、直交、水平、垂直、上下、左右などの方向には、実施形態の効果を損なわない程度のずれが許容される。角部の形状は、直角に限られず、弓状に丸みを帯びてもよい。平行、直角、直交、水平、垂直には、略平行、略直角、略直交、略水平、略垂直が含まれてもよい。
<<第1実施形態>>
≪パワーユニット1≫
図1は、第1実施形態のパワーユニット1の斜視図である。パワーユニット1は、例えば、単相分の水冷インバータユニットである。パワーユニット1は、例えば、車載用パワートレインなどの移動体に適用される電力変換装置に用いられる。
なお、図には、説明の便宜のためXYZ直交座標系が設定される場合がある。図面の紙面に対して垂直な座標軸については、座標軸の丸の中にバツ印は紙面に対して奥の方向が正、丸の中に黒丸印は紙面に対して手前側が正であることを表している。ただし、当該座標系は、説明のために定めるものであって、パワーユニット等の姿勢について限定するものではない。なお、本開示では、特に説明しない限り、X軸は冷却器30の後述する冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3それぞれの延在方向とする。また、Y軸は冷却器30の冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3が隣接する方向とする。なお、Y軸方向を、上下方向と呼ぶ場合がある。Z軸は、当該X軸、Y軸に垂直な方向とする。
パワーユニット1は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22と、冷却器30と、配線回路基板40と、ゲート駆動回路基板50と、を備える。パワーユニット1の半導体パッケージ21および半導体パッケージ22と、冷却器30と、配線回路基板40と、ゲート駆動回路基板50とのそれぞれの詳細について説明する。
<半導体パッケージ21および半導体パッケージ22>
図2および図3は、第1実施形態のパワーユニット1の半導体パッケージ21および半導体パッケージ22ならびに冷却器30の斜視図である。
半導体パッケージ21および半導体パッケージ22は、例えば、1相分の上下アームを構成する二つの半導体素子がパッケージされたいわゆる2in1の半導体パッケージである。また、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22は、いわゆる両面冷却型の半導体パッケージである。半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の内部には、例えば、IGBT、FET等のパワートランジスタ等の半導体素子が内蔵される。半導体パッケージ21および半導体パッケージ22は、略直方体状の形状の樹脂、例えば、エポキシ樹脂等、のケースを備える。
半導体パッケージ21は、ケースの一つの+Z側の側面に、−X側からX軸方向に順に第1ゲート端子21g1と、第1ソース端子21s1と、第2ゲート端子21g2と、第2ソース端子21s2と、交流端子21aと、を備える。また、半導体パッケージ21は、ケースの一つの−Z側の側面に、−X側からX軸方向に順に第1直流端子21nと、第2直流端子21pと、を備える。
第1ゲート端子21g1、第1ソース端子21s1、第2ゲート端子21g2および第2ソース端子21s2は、例えば、負荷に流す電流を制御するための端子である。第1ゲート端子21g1、第1ソース端子21s1、第2ゲート端子21g2および第2ソース端子21s2は、導電材料で形成される。交流端子21a、第1直流端子21nと、第2直流端子21pは、例えば、負荷に電流を流すための端子である。交流端子21a、第1直流端子21nと、第2直流端子21pは、導電材料で形成される。
半導体パッケージ22は、ケースの一つの+Z側の側面に、−X側からX軸方向に順に第1ゲート端子22g1と、第1ソース端子22s1と、第2ゲート端子22g2と、第2ソース端子22s2と、交流端子22aと、を備える。また、半導体パッケージ22は、ケースの一つの−Z側の側面に、−X側からX軸方向に順に第1直流端子22nと、第2直流端子22pと、を備える。
第1ゲート端子22g1、第1ソース端子22s1、第2ゲート端子22g2および第2ソース端子22s2は、例えば、負荷に流す電流を制御するための端子である。第1ゲート端子22g1、第1ソース端子22s1、第2ゲート端子22g2および第2ソース端子22s2は、導電材料で形成される。交流端子22a、第1直流端子22nと、第2直流端子22pは、例えば、負荷に電流を流すための端子である。交流端子22a、第1直流端子22nと、第2直流端子22pは、導電材料で形成される。
<冷却器30>
冷却器30は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22を冷却するための部品である。冷却器30の内部には、冷媒が通流する。冷却器30は、例えば、銅、アルミニウム等の金属により形成される。冷却器30は、第1ヘッダ30aと、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3と、第2ヘッダ30cと、を備える。第2ヘッダ30cは、第1ヘッダ30aからX軸方向に離間して設けられる。冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3は、Y軸方向、すなわち、X軸方向と交差する方向、に所定の間隔、具体的には、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22のいずれかを保持できる間隔、を隔てて設けられる。第1ヘッダ30aは、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3それぞれの一端に連結される。第2ヘッダ30cは、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3それぞれの他端に連結される。冷却器30は、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3内を通流する冷媒(冷却水)と、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22との間で熱交換することにより、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22を冷却する。
[第1ヘッダ30a]
第1ヘッダ30aは、冷媒を冷却器30の内部に導入する。第1ヘッダ30aの+X側の側面には、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3のそれぞれに対応する開口を有する。そして、第1ヘッダ30aの開口には、それぞれ対応する冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3の一端が挿入され、固定される。第1ヘッダ30aと、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3とは例えばロウ付けにて固定される。
また、第1ヘッダ30aは、−Z側の側面に冷媒導入口30apを有する。冷媒導入口30apには、外部の冷却装置から冷媒が導入される。
[冷却管30b1、冷却管30b2、冷却管30b3]
次に、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3について説明する。冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3は、長手方向の端部が解放され内部に冷媒が通流する管である。冷却管30b1および冷却管30b2は、それぞれの間に設けられる半導体パッケージ21を冷却する。また、冷却管30b2および冷却管30b3は、それぞれの間に設けられる半導体パッケージ22を冷却する。冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3の短手方向の断面は外形が略長方形状になっている。冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3は、例えば、内部に分割された流路を有するいわゆるマイクロチャネルである。
[第2ヘッダ30c]
次に、第2ヘッダ30cについて説明する。第2ヘッダ30cは、冷媒を冷却器30の外部に導出する。第2ヘッダ30cの−X側の側面には、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3のそれぞれに対応する開口を有する。そして、第2ヘッダ30cの開口には、それぞれ対応する冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3の他端が挿入され、固定される。第2ヘッダ30cと、冷却管30b1、冷却管30b2および冷却管30b3とは例えばロウ付けにて固定される。
また、第2ヘッダ30cは、−Z側の側面に冷媒導出口30cpを有する。冷媒導出口30cpから、外部の冷却装置に冷媒が導出される。
[冷却器30による半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の冷却]
冷却管30b1と冷却管30b2との間には、半導体パッケージ21が配置される。半導体パッケージ21は、+Y側の側面および−Y側の側面のそれぞれに金属製の冷却板を有する。冷却管30b1の+Y側の側面に、半導体パッケージ21の−Y側の側面の金属板が熱的に接触する。冷却管30b1の+Y側の側面と、半導体パッケージ21の−Y側の側面の金属板とは、ハンダ付け等で接合される。また、冷却管30b2の−Y側の側面に、半導体パッケージ21の+Y側の側面の金属板が熱的に接触する。冷却管30b2の−Y側の側面と、半導体パッケージ21の+Y側の側面の金属板とは、ハンダ付け等で接合される。
冷却管30b2と冷却管30b3との間には、半導体パッケージ22が配置される。半導体パッケージ22は、+Y側の側面および−Y側の側面のそれぞれに金属製の冷却板を有する。冷却管30b2の+Y側の側面に、半導体パッケージ22の−Y側の側面の金属板が熱的に接触する。冷却管30b2の+Y側の側面と、半導体パッケージ22の−Y側の側面の金属板とは、ハンダ付け等で接合される。また、冷却管30b3の−Y側の側面に、半導体パッケージ22の+Y側の側面の金属板が熱的に接触する。冷却管30b3の−Y側の側面と、半導体パッケージ22の+Y側の側面の金属板とは、ハンダ付け等で接合される。
上述のように、半導体パッケージ21と、冷却管30b1および冷却管30b2とが熱的に接触することにより、半導体パッケージ21は冷却器30により冷却される。半導体パッケージ22と、冷却管30b2および冷却管30b3とが熱的に接触することにより、半導体パッケージ22は冷却器30により冷却される。
<配線回路基板40>
次に、配線回路基板40について説明する。配線回路基板40は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22と、ゲート駆動回路基板50とを接続する回路基板である。図4は、第1実施形態のパワーユニット1の配線回路基板40およびゲート駆動回路基板50の側面図である。具体的には、図4は、配線回路基板40およびゲート駆動回路基板50の+Z側から見た側面図である。図5は、第1実施形態のパワーユニット1の配線回路基板40およびゲート駆動回路基板50の側面図である。具体的には、図5は、配線回路基板40およびゲート駆動回路基板50の−X側から見た側面図である。
配線回路基板40は、+Z側に配線回路基板40の主面の一つである表面40Aと、−Z側にもう一つの主面である裏面40Bと、を有する。配線回路基板40の表面40Aには、回路パターン40AS1と、回路パターン40AS2と、が形成されている。配線回路基板40の裏面40Bには、回路パターン40BS1と、回路パターン40BS2と、が形成されている。回路パターン40AS1、回路パターン40AS2、回路パターン40BS1および回路パターン40BS2のそれぞれは、規定の絶縁距離を離して設けられ互いに絶縁されている。
配線回路基板40は、半導体パッケージ21の第1ゲート端子21g1が挿入されるスルーホール40hg11と、第1ソース端子21s1が挿入されるスルーホール40hs11と、第2ゲート端子21g2が挿入されるスルーホール40hg21と、第2ソース端子21s2が挿入されるスルーホール40hs21と、を有する。また、配線回路基板40は、半導体パッケージ22の第1ゲート端子22g1が挿入されるスルーホール40hg12と、第1ソース端子22s1が挿入されるスルーホール40hs12と、第2ゲート端子22g2が挿入されるスルーホール40hg22と、第2ソース端子22s2が挿入されるスルーホール40hs22と、を有する。
スルーホール40hg11と、スルーホール40hg12とは、回路パターン40AS1と電気的に接続される。半導体パッケージ21の第1ゲート端子21g1は、スルーホール40hg11に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hg11に電気的および機構的に接続される。また、半導体パッケージ22の第1ゲート端子22g1は、スルーホール40hg12に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hg12に電気的および機構的に接続される。したがって、半導体パッケージ21の第1ゲート端子21g1および半導体パッケージ22の第1ゲート端子22g1は、回路パターン40AS1に電気的に接続される。回路パターン40AS1は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の上アームのゲート電位となる。
スルーホール40hs11と、スルーホール40hs12とは、回路パターン40BS1と電気的に接続される。半導体パッケージ21の第1ソース端子21s1は、スルーホール40hs11に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hs11に電気的および機構的に接続される。また、半導体パッケージ22の第1ソース端子22s1は、スルーホール40hs12に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hs12に電気的および機構的に接続される。したがって、半導体パッケージ21の第1ソース端子21s1および半導体パッケージ22の第1ソース端子22s1は、回路パターン40BS1に電気的に接続される。回路パターン40BS1は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の上アームのソース電位となる。
スルーホール40hg21と、スルーホール40hg22とは、回路パターン40AS2と電気的に接続される。半導体パッケージ21の第2ゲート端子21g2は、スルーホール40hg21に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hg21に電気的および機構的に接続される。また、半導体パッケージ22の第2ゲート端子22g2は、スルーホール40hg22に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hg22に電気的および機構的に接続される。したがって、半導体パッケージ21の第2ゲート端子21g2および半導体パッケージ22の第2ゲート端子22g2は、回路パターン40AS2に電気的に接続される。回路パターン40AS2は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の下アームのゲート電位となる。
スルーホール40hs21と、スルーホール40hs22とは、回路パターン40BS2と電気的に接続される。半導体パッケージ21の第2ソース端子21s2は、スルーホール40hs21に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hs21に電気的および機構的に接続される。また、半導体パッケージ22の第2ソース端子22s2は、スルーホール40hs22に挿入され、例えば、ハンダによりスルーホール40hs22に電気的および機構的に接続される。したがって、半導体パッケージ21の第2ソース端子21s2および半導体パッケージ22の第2ソース端子22s2は、回路パターン40BS2に電気的に接続される。回路パターン40BS2は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の下アームのソース電位となる。
配線回路基板40は、表面40Aに第1ゲート用端子台41と、第2ゲート用端子台42と、を備える。第1ゲート用端子台41および第2ゲート用端子台42は、いわゆるライトアングル型のネジ止め端子である。第1ゲート用端子台41および第2ゲート用端子台42は、それぞれ導電性部材により形成される。また、第1ゲート用端子台41には、ネジ穴41h(図7参照)が形成される。第2ゲート用端子台42には、ネジ穴42h(図7参照)が形成される。第1ゲート用端子台41は、回路パターン40AS1に電気的に接続される。第1ゲート用端子台41は、回路パターン40AS1と、ゲート駆動回路基板50の後述する回路パターン50BS1とを接続する。第2ゲート用端子台42は、回路パターン40AS2に電気的に接続される。第2ゲート用端子台42は、回路パターン40AS2と、ゲート駆動回路基板50の後述する回路パターン50BS2とを接続する。
また、配線回路基板40は、裏面40Bの回路パターン40BS1と電気的に接続される第1ソース用端子台45と、裏面40Bの回路パターン40BS2と電気的に接続される第2ソース用端子台46と、を備える。第1ソース用端子台45および第2ソース用端子台46は、それぞれ導電性部材により形成される。また、第1ソース用端子台45には、貫通孔45h(図7参照)が形成される。第2ソース用端子台46には、貫通孔46h(図7参照)が形成される。
ここでは、第1ソース用端子台45について説明する。第1ソース用端子台45は、回路パターン40BS1に電気的に接続される。第1ソース用端子第45は、−X側からみた側面視でL字状の接続部材45aを備える。接続部材45aの端部45a1は、回路パターン40BS1にハンダ付け等により電気的に接続される。また、第1ソース用端子台45は、接続部材45aと同様の構成の接続部材45b(図6参照)を備える。そして、接続部材45aの端部は、回路パターン40BS1にハンダ付け等により電気的に接続される。同様に、第2ソース用端子台46は、接続部材46aおよび接続部材46b(図6参照)を備える。第2ソース用端子台46と回路パターン40BS2とは、第1ソース用端子台45と同様の方法で接続される。
第1ソース用端子台45は、回路パターン40BS1と、ゲート駆動回路基板50の後述する回路パターン50AS11とを接続する。第2ソース用端子台46は、回路パターン40BS2と、ゲート駆動回路基板50の後述する回路パターン50AS21とを接続する。
<ゲート駆動回路基板50>
次に、ゲート駆動回路基板50について説明する。ゲート駆動回路基板50は、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22を駆動する信号を生成する回路基板である。図6は、第1実施形態のパワーユニット1の配線回路基板40およびゲート駆動回路基板50の上面図である。具体的には、図6は、配線回路基板40およびゲート駆動回路基板50の+Y側から見た上面図である。
ゲート駆動回路基板50は、+Y側にゲート駆動回路基板50の主面の一つである表面50Aと、−Y側にもう一つの主面である裏面50Bと、を有する。ゲート駆動回路基板50の表面50Aには、回路パターン50AS11および回路パターン50AS12と、回路パターン50AS21および回路パターン50AS22と、が形成されている。ゲート駆動回路基板50の裏面50Bには、回路パターン50BS1と、回路パターン50BS2と、が形成されている。回路パターン50AS11、回路パターン50AS12、回路パターン50AS21、回路パターン50AS22、回路パターン50BS1および回路パターン50BS2のそれぞれは、規定の絶縁距離を離して設けられ互いに絶縁されている。
ゲート駆動回路基板50は、表面50Aに、半導体パッケージ21の第1ゲート端子21g1および第1ソース端子21s1と、半導体パッケージ22の第1ゲート端子22g1および第1ソース端子22s1と、に信号を供給する第1駆動回路素子51を備える。また、ゲート駆動回路基板50は、表面50Aに、半導体パッケージ21の第2ゲート端子21g2および第2ソース端子21s2と、半導体パッケージ22の第2ゲート端子22g2および第2ソース端子22s2と、に信号を供給する第2駆動回路素子52を備える。
第1駆動回路素子51は、回路パターン50AS11と、回路パターン50AS12に接続される。回路パターン50AS11は、第1ソース用端子台45に電気的に接続される。回路パターン50AS12は、複数のスルーホール50th1を介して、裏面50Bの回路パターン50BS1に電気的に接続される。回路パターン50BS1は、第1ゲート用端子台41に電気的に接続される。
第2駆動回路素子52は、回路パターン50AS21と、回路パターン50AS22に接続される。回路パターン50AS21は、第2ソース用端子台46に電気的に接続される。回路パターン50AS22は、複数のスルーホール50th2を介して、裏面50Bの回路パターン50BS2に電気的に接続される。回路パターン50BS2は、第2ゲート用端子台42に電気的に接続される。
<配線回路基板40とゲート駆動回路基板50との固定方法>
第1実施形態のパワーユニット1における配線回路基板40とゲート駆動回路基板50との接続について説明する。図7は、第1実施形態のパワーユニット1の配線回路基板40およびゲート駆動回路基板50の分解斜視図である。
第1実施形態のパワーユニット1は、配線回路基板40が備える第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45との間に、ゲート駆動回路基板50を挟み込むようにして接続する。第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45とに挟み込まれたゲート駆動回路基板50を固定するために、パワーユニット1は、ガード部材61と、固定ネジ65と、を備える。
ガード部材61は、絶縁材料(非導電性材料)で形成される。ガード部材61は、板状の板部61aと板部61aから−Y方向に突出した突部61bを備える。突部61bは、第1ソース用端子台45が備える貫通孔45hに挿入される。さらに、突部61bは、ゲート駆動回路基板50が備える貫通孔50h1に挿入される。突部61bが、貫通孔45hおよび貫通孔50h1に挿入されることにより、ガード部材61と、第1ソース用端子台45と、ゲート駆動回路基板50との間で位置合わせできる。なお、突部61bの高さは、第1ソース用端子台45の貫通孔45hにおいて途中まで挿入する高さとしてもよい。ガード部材61は、第1ソース用端子台45と固定ネジ65との間を絶縁する。
固定ネジ65は、絶縁材料(非導電性材料)または導電材料で形成される。固定ネジ65は、雄ネジが形成されたネジ部65sを有する。固定ネジ65は、ガード部材61に形成された貫通孔61hと、第1ソース用端子台45に形成された貫通孔45hと、ゲート駆動回路基板50に形成された貫通孔50h1と、を貫通して第1ゲート用端子台41のネジ穴41hに螺着される。固定ネジ65が、ネジ穴に固定されることにより、第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45との間のゲート駆動回路基板50が固定される。第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45との間のゲート駆動回路基板50が固定されることにより、第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45は、共通の固定ネジ65により固定される。
第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45は、ゲート駆動回路基板50を挟み込むように設けることにより、第1ソース用端子台45は、ゲート駆動回路基板50の表面50Aの回路パターン50AS11に電気的に接続される。すなわち、第1ゲート用端子台41および第1ソース用端子台45の一方は、ゲート駆動回路基板50の表面50Aの回路パターン50AS11に電気的に接続される。また、第1ゲート用端子台41および第1ソース用端子台45の他方、すなわち、第1ゲート用端子台41は、ゲート駆動回路基板50の裏面50Bの回路パターン50BS1に電気的に接続される。さらに、第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45は、ゲート駆動回路基板50を挟み込むように設けることにより、配線回路基板40に対するゲート駆動回路基板50の配置を固定する。
また、第1実施形態のパワーユニット1は、配線回路基板40が備える第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46との間に、ゲート駆動回路基板50を挟み込むようにして接続する。第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46とに挟み込まれたゲート駆動回路基板50を固定するために、パワーユニット1は、ガード部材62と、固定ネジ66と、を備える。
ガード部材62は、絶縁材料(非導電性材料)で形成される。ガード部材62は、板状の板部62aと板部62aから−Y方向に突出した突部62bを備える。突部62bは、第2ソース用端子台46が備える貫通孔46hに挿入される。さらに、突部62bは、ゲート駆動回路基板50が備える貫通孔50h2に挿入される。突部62bが、貫通孔46hおよび貫通孔50h2に挿入されることにより、ガード部材62と、第2ソース用端子台46と、ゲート駆動回路基板50との間で位置合わせできる。なお、突部62bの高さは、第2ソース用端子台46の貫通孔46hにおいて途中まで挿入する高さとしてもよい。ガード部材62は、第2ソース用端子台46と固定ネジ66との間を絶縁する。
固定ネジ66は、絶縁材料(非導電性材料)または導電材料で形成される。固定ネジ66は、雄ネジが形成されたネジ部66sを有する。固定ネジ66は、ガード部材62に形成された貫通孔62hと、第2ソース用端子台46に形成された貫通孔46hと、ゲート駆動回路基板50に形成された貫通孔50h2と、を貫通して第2ゲート用端子台42のネジ穴42hに螺着される。固定ネジ65が、ネジ穴42hに固定されることにより、第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46との間のゲート駆動回路基板50が固定される。第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46との間のゲート駆動回路基板50が固定されることにより、第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46は、共通の固定ネジ66により固定される。
第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46は、ゲート駆動回路基板50を挟み込むように設けることにより、第2ソース用端子台46は、ゲート駆動回路基板50の表面50Aの回路パターン50AS21に電気的に接続される。すなわち、第2ゲート用端子台42および第2ソース用端子台46の一方は、ゲート駆動回路基板50の表面50Aの回路パターン50AS21に電気的に接続される。また、第2ゲート用端子台42および第2ソース用端子台46に他方、すなわち、第2ゲート用端子台42は、ゲート駆動回路基板50の裏面50Bの回路パターン50BS2に電気的に接続される。さらに、第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46は、ゲート駆動回路基板50を挟み込むように設けることにより、配線回路基板40に対するゲート駆動回路基板50の配置を固定する。
<作用・効果>
第1実施形態のパワーユニット1は、1つの固定ネジ65により、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の上アームのゲート電位ならびに半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の上アームのソース電位を電気的および機械的に接続させる。また、第1実施形態のパワーユニット1は、1つの固定ネジ66により、半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の下アームのゲート電位ならびに半導体パッケージ21および半導体パッケージ22の下アームのソース電位を電気的および機械的に接続させる。
したがって、第1実施形態のパワーユニット1は、少ないネジの本数で配線回路基板40と、ゲート駆動回路基板50とを電気的および機械的に接続できる。例えば、配線回路基板40の表面40Aに、ゲート電位およびソース電位のそれぞれの端子台を設けるとすると、4つの端子台を4本のネジで接続する必要がある。それに対して、第1実施形態のパワーユニット1では、2本のネジで接続することができる。さらに、配線回路基板40に設ける電極を、配線回路基板40の表面40Aと裏面40Bの両面に設けることにより、配線回路基板40を小型化することができる。
第1実施形態のパワーユニット1は、第1ゲート用端子台41と第1ソース用端子台45によりゲート駆動回路基板50を挟み込むように設けて固定ネジ65により固定することにより、強固にゲート駆動回路基板50を配線回路基板40に固定することができる。同様に、第1実施形態のパワーユニット1は、第2ゲート用端子台42と第2ソース用端子台46によりゲート駆動回路基板50を挟み込むように設けて固定ネジ66により固定することにより、強固にゲート駆動回路基板50を配線回路基板40に固定することができる。
なお、配線回路基板40が第1配線基板、ゲート駆動回路基板50が第2配線基板、の一例である。また、配線回路基板40の回路パターン40AS1および回路パターン40BS1が異なる電位部の一例であって、第1ゲート用端子台41が第1接続部材、第2ソース用端子台46が第2接続部材の一例である。配線回路基板40の回路パターン40AS2および回路パターン40BS2が異なる電位部の一例であって、第2ゲート用端子台42が第1接続部材、第2ソース用端子台46が第2接続部材の一例である。さらに、固定ネジ65または固定ネジ66が連結部材およびネジ部材、ガード部材61またはガード部材62が絶縁部材、の一例である。
<変形例>
第1実施形態のパワーユニット1において、第1ゲート用端子台41と、第2ゲート用端子台42との間を絶縁材料(非導電性材料)により結合して、第1ゲート用端子台41と、第2ゲート用端子台42とを一体の部品としてもよい。第1ゲート用端子台41と、第2ゲート用端子台42とを一体の部品にすることによって、耐震性を向上させることができる。なお、以下の第2実施形態および第3実施形態についても同様に、第1ゲート用端子台と、第2ゲート用端子台とを絶縁材料(非導電性材料)により結合して一体部品としてもよい。
<<第2実施形態>>
第2実施形態のパワーユニットでは、配線回路基板140と、ゲート駆動回路基板150との固定方法が異なる。以下の説明では、第1実施形態のパワーユニット1と異なる点について説明する。
<配線回路基板140とゲート駆動回路基板150との固定方法>
第2実施形態のパワーユニットにおける配線回路基板140とゲート駆動回路基板150との接続について説明する。図8は、第2実施形態のパワーユニットの配線回路基板140およびゲート駆動回路基板150の側面図である。具体的には、図8は、配線回路基板140およびゲート駆動回路基板150の−X側から見た側面図である。図9は、第2実施形態のパワーユニットの配線回路基板140およびゲート駆動回路基板150の分解斜視図である。
配線回路基板140は、+Z側に配線回路基板140の主面の一つである表面140Aと、−Z側にもう一つの主面である裏面140Bと、を有する。ゲート駆動回路基板150は、+Y側にゲート駆動回路基板150の主面の一つである表面150Aと、−Y側にもう一つの主面である裏面150Bと、を有する。
配線回路基板140は、配線回路基板140の表面140Aに、表面140Aの回路パターンに接続された第1ゲート用端子台141と、裏面140Bの回路パターンに接続された第1ソース用端子台145と、を備える。第2実施形態のパワーユニットは、第1ゲート用端子台141と第1ソース用端子台145との間にガード部材161を備える。ガード部材161は、絶縁材料(非導電性材料)で形成される。ガード部材161は、板状の板部161aと板部161aから+Y方向に突出した突部161bを備える。突部161bは、第1ソース用端子台145が備える貫通孔145hに挿入される。突部161bが、貫通孔145hに挿入することにより、ガード部材161と、第1ソース用端子台145との間で位置合わせできる。第1ゲート用端子台141と第1ソース用端子台145とにゲート駆動回路基板150を電気的に接続しながら固定するために、第2実施形態のパワーユニットは、固定ネジ165と、を備える。固定ネジ165は、導電部材で形成される。固定ネジ165は、雄ネジが形成されたネジ部165sを有する。なお、ガード部材161は、第1ソース用端子台145と固定ネジ165との間を絶縁する。
また、配線回路基板140は、配線回路基板140の表面140Aに、表面140Aの回路パターンに接続された第2ゲート用端子台142と、裏面140Bの回路パターンに接続された第2ソース用端子台146と、を備える。第2実施形態のパワーユニットは、第2ゲート用端子台142と第2ソース用端子台146との間にガード部材162を備える。ガード部材162は、絶縁材料(非導電性材料)で形成される。ガード部材162は、板状の板部162aと板部162aから+Y方向に突出した突部162bを備える。突部162bは、第2ソース用端子台146が備える貫通孔146hに挿入される。突部162bが、貫通孔146hに挿入することにより、ガード部材162と、第2ソース用端子台146との間で位置合わせできる。第2ゲート用端子台142と第2ソース用端子台146とにゲート駆動回路基板150を電気的に接続しながら固定するために、第2実施形態のパワーユニットは、固定ネジ166と、を備える。固定ネジ166は、導電部材で形成される。固定ネジ166は、雄ネジが形成されたネジ部166sを有する。なお、ガード部材162は、第2ソース用端子台146と固定ネジ166との間を絶縁する。
第2実施形態のパワーユニットは、配線回路基板140が備える第1ソース用端子台145と第1ゲート用端子台141に接続された固定ネジ165との間に、ゲート駆動回路基板150を挟み込むようにして接続する。固定ネジ165は、ゲート駆動回路基板150に形成された貫通孔150h1と、第1ソース用端子台145に形成された貫通孔145hと、ガード部材161に形成された貫通孔161hと、を貫通して第1ゲート用端子台141のネジ穴141hに螺着される。固定ネジ165が、ネジ穴141hに螺着されることにより、固定ネジ165と第1ソース用端子台145との間のゲート駆動回路基板150が固定される。また、固定ネジ165が、ネジ穴141hに螺着されることにより、第1ゲート用端子台141と固定ネジ165が同電位となる。第1ゲート用端子台141と同電位の固定ネジ165により、第1ゲート用端子台141とゲート駆動回路基板150の表面150Aの回路パターンとが接続される。さらに、第1ソース用端子台145と第1ゲート用端子台141に接続された固定ネジ165は、ゲート駆動回路基板150を挟み込むように設けることにより、配線回路基板140に対するゲート駆動回路基板150の配置を固定する。
また、第2実施形態のパワーユニットは、配線回路基板140が備える第2ソース用端子台146と第2ゲート用端子台142に接続された固定ネジ166との間に、ゲート駆動回路基板150を挟み込むようにして接続する。固定ネジ166は、ゲート駆動回路基板150に形成された貫通孔150h2と、第2ソース用端子台146に形成された貫通孔146hと、ガード部材162に形成された貫通孔162hと、を貫通して第2ゲート用端子台142のネジ穴142hに螺着される。固定ネジ166が、ネジ穴142hに螺着されることにより、固定ネジ166と第2ソース用端子台146との間のゲート駆動回路基板150が固定される。また、固定ネジ166が、ネジ穴142hに螺着されることにより、第2ゲート用端子台142と固定ネジ166が同電位となる。第2ゲート用端子台142と同電位の固定ネジ166により、第2ゲート用端子台142とゲート駆動回路基板150の表面150Aの回路パターンとが接続される。さらに、第2ソース用端子台146と第2ゲート用端子台142に接続された固定ネジ166は、ゲート駆動回路基板150を挟み込むように設けることにより、配線回路基板140に対するゲート駆動回路基板150の配置を固定する。
なお、配線回路基板140が第1配線基板、ゲート駆動回路基板150が第2配線基板、の一例である。第1ソース用端子台145が第1接続部材、固定ネジ165が第2接続部材の一例である。第2ソース用端子台146が第1接続部材、固定ネジ166が第2接続部材の一例である。さらに、固定ネジ165または固定ネジ166が連結部材およびネジ部材の一例でもあり、ガード部材161またはガード部材162が絶縁部材、の一例である。
<<第3実施形態>>
第3実施形態のパワーユニットでは、配線回路基板240と、ゲート駆動回路基板250との固定方法が異なる。以下の説明では、第1実施形態のパワーユニット1と異なる点について説明する。
<配線回路基板240とゲート駆動回路基板250との固定方法>
第3実施形態のパワーユニットにおける配線回路基板240とゲート駆動回路基板250との接続について説明する。図10は、第3実施形態のパワーユニットの配線回路基板240およびゲート駆動回路基板250の側面図である。具体的には、図10は、配線回路基板240およびゲート駆動回路基板250の−X側から見た側面図である。図11は、第3実施形態のパワーユニットの配線回路基板240およびゲート駆動回路基板250の分解斜視図である。
第3実施形態のパワーユニットは、配線回路基板240が備える第1ゲート用端子台241と第1ソース用端子台245との間に、ゲート駆動回路基板250を挟み込むようにして接続する。第1ゲート用端子台241と第1ソース用端子台245とに挟み込まれたゲート駆動回路基板50を固定するために、第3実施形態のパワーユニットは、固定ネジ265を備える。固定ネジ265は、絶縁材料(非導電性材料)で形成される。固定ネジ265は、雄ネジが形成されたネジ部265sを有する。固定ネジ265は、第1ソース用端子台245に形成された貫通孔245hと、ゲート駆動回路基板250に形成された貫通孔250h1と、を貫通して第1ゲート用端子台241のネジ穴241hに螺着される。固定ネジ265が、ネジ穴241hに固定されることにより、第1ゲート用端子台241と第1ソース用端子台245との間のゲート駆動回路基板250が固定される。また、第1ゲート用端子台241と第1ソース用端子台245は、ゲート駆動回路基板250を挟み込むように設けることにより、配線回路基板240に対するゲート駆動回路基板250の配置を固定する。
また、第3実施形態のパワーユニットは、配線回路基板240が備える第2ゲート用端子台242と第2ソース用端子台246との間に、ゲート駆動回路基板250を挟み込むようにして接続する。第2ゲート用端子台242と第2ソース用端子台246とに挟み込まれたゲート駆動回路基板50を固定するために、第3実施形態のパワーユニットは、固定ネジ266を備える。固定ネジ266は、絶縁材料(非導電性材料)で形成される。固定ネジ266は、雄ネジが形成されたネジ部266sを有する。固定ネジ266は、第2ソース用端子台246に形成された貫通孔246hと、ゲート駆動回路基板250に形成された貫通孔250h2と、を貫通して第2ゲート用端子台242のネジ穴242sに螺着される。固定ネジ266が、ネジ穴242sに固定されることにより、第2ゲート用端子台242と第2ソース用端子台246との間のゲート駆動回路基板250が固定される。また、第2ゲート用端子台242と第2ソース用端子台246は、ゲート駆動回路基板250を挟み込むように設けることにより、配線回路基板240に対するゲート駆動回路基板250の配置を固定する。
絶縁材料により形成された固定ネジ265および固定ネジ266を用いることにより、より部品の点数を減らすことができる。
なお、配線回路基板240が第1配線基板、ゲート駆動回路基板250が第2配線基板、の一例である。第1ゲート用端子台241が第1接続部材、第2ソース用端子台246が第2接続部材の一例である。また、第2ゲート用端子台242が第1接続部材、第2ソース用端子台246が第2接続部材の一例である。さらに、固定ネジ265または固定ネジ266が連結部材およびネジ部材の一例である。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 パワーユニット
21 半導体パッケージ
22 半導体パッケージ
30 冷却器
40、140、240 配線回路基板
40AS1、40AS2、40BS1、40BS2 回路パターン
41、141、241 第1ゲート用端子台
45、145、245 第1ソース用端子台
42、142、242 第2ゲート用端子台
46、146、246 第2ソース用端子台
50、150、250 ゲート駆動回路基板
61、62、161、162 ガード部材
65、66、165、166、265、266 固定ネジ

Claims (7)

  1. 第1配線基板と、
    第2配線基板と、
    前記第1配線基板に設けられ、前記第1配線基板および前記第2配線基板を電気的に接続する第1接続部材および第2接続部材を備え、
    前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第1配線基板の異なる電位部に接続されて、
    前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第2配線基板を挟み込むように設ける、
    パワーユニット。
  2. 前記第1接続部材および前記第2接続部材は、前記第1配線基板に対する前記第2配線基板の配置を固定する、
    請求項1に記載のパワーユニット。
  3. 前記第1接続部材および前記第2接続部材は、共通の連結部材で前記第2配線基板に固定される、
    請求項1または請求項2に記載のパワーユニット。
  4. 前記第1接続部材および第2接続部材の少なくとも一方と前記連結部材を絶縁する絶縁部材を備え、
    前記第1接続部材および前記第2接続部材の一方が前記第2配線基板の表面に電気的に接続され、
    前記第1接続部材および前記第2接続部材の他方が前記第2配線基板の裏面に電気的に接続される、
    請求項3に記載のパワーユニット。
  5. 前記連結部材は非導電性材料で構成される、
    請求項3乃至請求項4のいずれか一項に記載のパワーユニット。
  6. 前記連結部材は、ネジ部材である
    請求項3乃至請求項5のいずれか一項に記載のパワーユニット。
  7. パワーユニットを備える電力変換装置であって、
    前記パワーユニットは、
    第1配線基板と、
    第2配線基板と、
    前記第1配線基板に設けられ、前記第1配線基板および前記第2配線基板を電気的に接続する第1接続部材および第2接続部材を備え、
    前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第1配線基板の異なる電位部に接続されて、
    前記第1接続部材および前記第2接続部材は前記第2配線基板を挟み込むように設ける、
    電力変換装置。
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