JP2021182170A - 情報処理システム、情報処理方法、および記録媒体 - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】個人用エージェントを利用するユーザが複数人属するグループに対してグループエージェントにより支援を行うことが可能な情報処理システム、情報処理方法、および記録媒体を提供する。【解決手段】ユーザに個人化された個人用エージェントと、複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御する制御部を備える、情報処理システム。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理システム、情報処理方法、および記録媒体に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末、ウェアラブルデバイス、または、ホームエージェント等の専用端末を用いて、ユーザの質問や要求、コンテキストに応じてコンテンツや行動の推薦を行うエージェントシステムが知られている。
例えば下記特許文献1では、ネットワーク上に分散して互いに通信し合うことで目的を達成する活動を行うエージェントの集合であるコミュニティを生成する方法として、各エージェント自身に、エージェントの活動目的を表す倫理概念であるプリンシパルを保持させる方法が開示されている。特許文献1に記載のシステムでは、コミュニティ内のエージェントに情報の問い合わせを行うことで、事前に予測し得なかった情報でも流通させることが可能となる。
また、下記特許文献2では、ネットワーク上に分散して互いに通信し合うことで目的を達成する活動を行うエージェント間の通信内容を監視してプリンシパルを抽出し、同じプリンシパルの通信を行っている場合は、そのプリンシパルによって特徴づけられるコミュニティを生成することで、より少ない計算量でエージェント間の通信内容を監視する方法が開示されている。
また、下記特許文献3では、購入履歴から推定される暗黙的な嗜好情報を、対話によって本当か否かをユーザに確認する音声エージェントシステムが開示されている。
また、個人が属するファミリーに関する情報の管理に関し、例えば下記特許文献4では、金融機関の営業支援システムにおいて、住所や姓が異なっていても、家族、親族、一族等の一定範囲の近親者の口座の情報を、ファミリーIDにより管理し、ファミリーに対する家族営業を支援するシステムが開示されている。
特開2001−51956号公報 特開2002−7366号公報 特開2015−35140号公報 特開2015−60344号公報
しかしながら、ユーザが個々に専用エージェントを利用する場合、複数ユーザが所属するグループにおいて、ユーザ専用のエージェントと連携してグループ向けに最適化した支援を行うことは考慮されていなかった。
そこで、本開示では、個人用エージェントを利用するユーザが複数人属するグループに対してグループエージェントにより支援を行うことが可能な情報処理システム、情報処理方法、および記録媒体を提案する。
本開示によれば、ユーザに個人化された個人用エージェントと、複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御する制御部を備える、情報処理システムを提案する。
本開示によれば、プロセッサが、ユーザに個人化された個人用エージェントと、複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御することを含む、情報処理方法を提案する。
本開示によれば、コンピュータを、ユーザに個人化された個人用エージェントと、複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御する制御部として機能させるためのプログラムが記録された、記録媒体を提案する。
以上説明したように本開示によれば、個人用エージェントを利用するユーザが複数人属するグループに対してグループエージェントにより支援を行うことが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。 本実施形態による情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態による個人エージェント端末の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態によるグループエージェント端末の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態の第1の実施例による動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第1の実施例による家族の各スケジュールの一例を示す図である。 本実施形態の第1の実施例による子供が買い物を忘れてしまった場合における支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第2の実施例による動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第2の実施例によるグループ判断基準の設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第2の実施例によるグループ判断基準の更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第3の実施例による複数のグループに基づくグループ判断基準の設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第4の実施例による個人用エージェントをグループから外すと共に、前のグループに戻る場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第4の実施例によるグループ判断基準の引き継ぎに関する動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第4の実施例によるグループ判断基準を引き継いだ場合に一部修正する動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第5の実施例による死亡により個人用エージェントを削除する場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第5の実施例による死亡したユーザの個人用エージェントを読み取り専用化する場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態の第5の実施例による死亡したユーザの個人用エージェントをグループエージェントに昇格させる場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要
2.構成例
2−1.個人エージェント端末1の構成
2−2.グループエージェント端末2の構成
3.各実施例
3−1.第1の実施例(グループエージェント20による支援)
3−2.第2の実施例(グループエージェント20の生成)
3−3.第3の実施例(結婚等による新たなグループエージェント20の生成)
3−4.第4の実施例(離婚等によるグループエージェント20の解除)
3−5.第5の実施例(グループに所属するユーザが死亡した場合)
4.変形例
5.まとめ
<<1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要>>
図1は、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する図である。図1に示すように、本実施形態による情報処理システムは、ユーザ専用に個人化された個人用エージェント10と、複数ユーザが所属するグループ(例えば、家族、職場、クラブ、学校等の所定の団体)に対して支援(情報提示、行動推薦、スケジュール管理、目覚ましのセット等)を行うグループエージェント20とを含むエージェントシステムを構築する。グループエージェント20は、グループに所属するユーザA〜ユーザCの各個人用エージェント10A〜10Cと連携しながら、グループに最適化された支援を行うことが可能である。なお個人用エージェント10が取り扱うユーザ情報(例えば、スケジュール情報、行動履歴、操作履歴、嗜好情報、個人判断基準のデータ等)のうち、ユーザ指定等により、一部をグループエージェント20側に非公開とする(個人用エージェント10が知ることが可能な個人情報として取り扱う)こともできる。これにより、グループエージェント20は、個人用エージェント10が有するユーザ情報のうち、非公開設定されている情報以外の情報(若しくは公開設定されている情報)にアクセスが可能となる。
図1では、個人用エージェント10とグループエージェント20を執事風のキャラクターで概念化して説明しているが、キャラクターのイメージは一例であり、本実施形態は当然これに限定されない。
ここで、エージェントとは、ユーザの行動支援、ユーザへの様々な情報提供、ユーザとの対話等を自律的に行うソフトウェアであって、様々な情報処理端末により動作し得る。具体的には、エージェントは、情報処理端末のカメラ、マイクロホン(以下、マイクと称す)、または操作入力部等からユーザの要求を受け付け、その結果を、情報処理端末のスピーカや表示部等により提示する。本実施形態によるエージェントは、ユーザに対して直接的で短期的な1セッションの応答を行う一般的なエージェントシステムの他、例えば、長期的な視野に立って徐々に課題解決に近付けていくための行動変容をユーザに促す新たなエージェントシステム(マスターシステムと称する)であってもよい。ここで、マスターとは、ユーザに自発的な行動変容を促す仮想的なエージェントの呼称(師匠的な存在)である。マスターシステムでは、例えば特定コミュニティやユーザ毎に所定の行動規範(コミュニティ内の課題を解決するための手段、所定の価値基準(すなわち価値観)、所定の生活リズム等)を自動生成し、行動規範に基づいて行動変容を間接的に促すことで、コミュニティの課題を解決する。すなわち、ユーザはマスターの言葉に従って行動しているうちに、行動規範を意識せずとも、気付かないうちにコミュニティ内の課題が解決されていたり、コミュニティ内の価値基準に合った行動を取ったりすることができ、コミュニティの状況が改善される。
また、本実施形態によるグループエージェント20は、複数の個人用エージェント10に基づいて生成され得る。
また、本実施形態では、ユーザが結婚等で新たなグループを形成する際、各ユーザが所属していた、前のグループエージェントの価値観(例えば、グループ判断基準により表される)に基づいて、新たなグループエージェント20の価値観を設定することが可能である。
また、本実施形態では、ユーザが離婚等でグループが解消される際、グループから特定のユーザ(具体的には、当該ユーザの個人用エージェント10)を外したり、特定ユーザが所属していたグループの基準を引き継いだ新たなグループエージェントを生成したりすることが可能である。
また、本実施形態では、ユーザが死亡した際、当該ユーザが所属したグループにおいて、当該ユーザの個人用エージェント10との連携を抹消すると共に、当該個人用エージェント10の端末を初期化したり、個人用エージェント10を読み込み専用としてグループエージェント20の参照可能な記憶領域にコピーしたりすることも可能である。
続いて、このような本実施形態による情報処理システムの全体構成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態による情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態による情報処理システムは、個人用エージェント10が動作する個人エージェント端末1と、グループエージェント20が動作するグループエージェント端末2と、を含む。個人エージェント端末1およびグループエージェント端末2は、例えばネットワーク4を介して通信接続し、データの送受信を行い得る。個人用エージェント10やグループエージェント20が動作する情報処理端末の形態は特に限定しないが、例えば個人用エージェント10には、個人が所有する情報処理端末、例えばスマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス(HMD(Head Mounted Display)、スマートバンド、スマートウォッチ、スマートイヤホン、スマートネックスピーカ等)、PC等が用いられてもよい。また、グループエージェント20には、グループで共有する情報処理端末、例えばリビング等に置かれる音声認識端末(ホーム端末)、TV装置、ホームプロジェクタ等であってもよい。
また、個人用エージェント10とグループエージェント20は、同一の情報処理端末で動作してもよい。また、グループエージェント20は、ネットワーク上のサーバ(図2に示すエージェントサーバ6)で動作してもよい。
また、個人用エージェント10や、グループエージェント20の各ソフトウェアは、全部または一部が情報処理端末内にあってもよいし、ネットワーク上のサーバ(エージェントサーバ6)にあってもよい。
また、個人用エージェント10、グループエージェント20は、必要に応じて、スケジュールサービスやレシピサービスなど各種外部サービス(スケジュール管理サーバ5a、レシピサービスサーバ5b)を利用したり、IoT(Internet of Things)家電3等の外部装置から情報を取得したりすることができる。
以上、本開示の一実施形態による情報処理システムについて説明した。続いて、本実施形態による情報処理システムに含まれる各装置の具体的な構成について図面を参照して説明する。
<<2.構成例>>
<2−1.個人エージェント端末1の構成>
図3は、本実施形態による個人エージェント端末1の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、個人エージェント端末1は、制御部100、通信部110、操作入力部120、センサ部130、表示部140、スピーカ150、および記憶部160を有する。
制御部100は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って個人エージェント端末1内の動作全般を制御する。制御部100は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、制御部100は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
また、本実施形態による制御部100は、画像認識部101、音声認識部102、個人判断基準管理部103、個人支援判断部104、個人スケジュール管理部105、および通知制御部106としても機能し、これにより個人用エージェント10の動作を実現する。
画像認識部101は、例えば個人エージェント端末1のカメラ132により撮像された撮像画像を解析し、使用ユーザの顔認識などを行う。
音声認識部102は、例えば個人エージェント端末1のマイク133により収音された音声データを解析し、話者認識や、発話音声の認識などを行う。
個人判断基準管理部103は、ユーザ個人に対する支援を行う際の判断基準(以下、本明細書において「個人判断基準」と称す)の生成、登録等を行う。個人判断基準とは、価値観と同等の意味を持ち、より具体的には、エージェントがユーザに対して何らかの支援(行動推薦、情報提示、提案、スケジュール管理、目覚ましのセット等)を行う際に、ユーザ(の価値観)に合った支援を行うために用いるものである。かかる個人判断基準は、個人用エージェント10(ソフトウェア)の初期状態としてプリセットされていてもよいし(すなわち、デフォルトで所定の価値観を持つ個人用エージェントを用意する)、ユーザが主要な判断基準スコアを入力してもよいし、ユーザが回答したアンケート結果に基づいて自動生成(例えば間接的な質問を行ってユーザの嗜好傾向を取得)してもよい。また、個人判断基準項目として存在するすべての項目がプリセットまたはユーザ入力される必要はなく、設定されなかった項目についてはフラットな値(例えば0〜1のスコアを設ける場合は0.5をフラットな値としてもよい)を自動的に入力するようにしてもよい。
ここで、本実施形態による個人判断基準の一例を下記表1、表2に示す。表1は、ユーザA(例えば「父」)が利用する個人用エージェント10Aの個人判断基準の一例である。また、表2は、ユーザB(例えば「母」)が利用する個人用エージェント10Bの個人判断基準の一例である。個人判断基準は、例えば判断対象毎(「食品の買い物」、「スケジュールの優先度」など、判断対象となる事柄毎)に設けられていてもよい。また、個人判断基準の各項目は、判断対象毎に異なっていてもよい。個人判断基準のスコアは、例えば各項目を0〜1のスコアで設定してもよいし、所定の合計値内で各項目のスコアを調整する(例えば合計のスコアが10になるように各項目の値をユーザの嗜好傾向等に応じて振り分ける)ようにしてもよい。
Figure 2021182170
Figure 2021182170
また、個人判断基準管理部103は、個人判断基準を、ユーザのフィードバックや行動履歴等に応じて更新し、個人判断基準を徐々にユーザ個人の価値観に合わせていくよう学習することも可能である(すなわちエージェントの個人化)。例えば、個人用エージェント10が個人判断基準に従って提案したことに対するユーザのフィードバック(提案に従ったか否か等)に応じて、個人判断基準のスコアを修正するようにしてもよい。
個人支援判断部104は、個人判断基準に基づいて、ユーザ個人に対する支援(どのような支援を行うかといった支援の内容やタイミング等)を判断する。例えば個人支援判断部104は、ユーザに買い物の必要が生じた際、ユーザの個人判断基準を参照し、「安さ」のスコアが一番高ければ安い店舗での買い物(行動)を支援する(例えば、当該店舗での買い物を提案する等)。個人支援判断部104は、支援の内容やタイミングを決定する際、ユーザのスケジュール情報を参照して判断してもよい。
個人スケジュール管理部105は、ユーザ個人のスケジュールを管理する機能を有する。スケジュール情報は、エージェントによる行動支援が行われる際に考慮される。個人スケジュール管理部105は、外部サービスであるスケジュール管理サーバ5aを用いてスケジュール管理を行ってもよい。また、個人スケジュール管理部105は、個人支援判断部104により判断された行動支援に伴うスケジュール(例えば仕事帰りに所定の店舗へ寄って買い物を行うこと等)を登録することも可能である。
通知制御部106は、ユーザへの様々な通知を行うよう表示部140やスピーカ150を制御する。具体的には、本実施形態による通知制御部106は、個人支援判断部104により判断されたユーザ個人への支援(例えば所定の店舗での買い物、所定の場所への誘導等)を、表示部140やスピーカ150から通知する制御を行う。個人支援判断部104により判断されたユーザ個人への支援に基づく通知は、個人用エージェント10からの通知となるため、通知制御部106は、当該通知を行う際に、所定のエージェントキャラクターの画像を表示したり、所定のエージェントキャラクターの音声で出力したりしてもよい。
(通信部110)
通信部110は、有線または無線により外部装置と接続し、データの送受信を行い得る。例えば通信部110は、有線または無線によりネットワーク4と接続し、ネットワーク上の各種サーバ(スケジュール管理サーバ5a、レシピサーバ5b、エージェントサーバ6など)とデータの送受信を行う。通信部110は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、またはWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯通信網(LTE(Long Term Evolution)、3G(第3世代の移動体通信方式))等によりネットワーク4と通信接続する。
(操作入力部120)
操作入力部120は、ユーザによる個人エージェント端末1に対する操作入力を検出し、制御部100に入力する。操作入力部120は、例えばタッチセンサ、圧力センサ、若しくは近接センサであってもよいし、ボタン、スイッチ、およびレバーなどの物理的構成であってもよい。
(センサ部130)
センサ部130は、ユーザ状況または周辺環境をセンシングする各種センサであり、センシングしたデータを、制御部100に入力する。センサ部130は、例えば、位置情報取得部131(GPS(Global Positioning System)等を用いた屋外測位や、BluetoothやWi-Fi等を用いた屋内測位を行い得る)、カメラ132、マイク133、加速度センサ134、生体センサ135(例えば体温、静脈、脈拍、心拍、呼吸、発汗、血圧、脳波、眼電位、筋電値、眼球の動き、視線等の検知)等を含み得る。なおセンサ部130の具体例は、図3に示す例に限定されず、その他、例えば圧力センサ、測距センサ、サーモセンサ、超音波センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、環境センサ(例えば照度、気温、湿度の検知)等を含んでいてもよい。
(表示部140)
表示部140は、制御部100の制御に従い、ユーザに対して各種通知情報を提示する機能を有する。表示部140は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等により実現される。また、表示部140は、画像を投影するプロジェクターにより実現されてもよい。
(スピーカ150)
スピーカ150は、制御部100の制御に従い、音声情報を出力する機能を有する。例えばスピーカ150は、ユーザに対する各種通知情報を音声出力する。スピーカ150は、指向性スピーカであってもよい。指向性スピーカを用いることで、ユーザにだけ音声が聞こえるようにすることができる。
(記憶部160)
記憶部160は、制御部100の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)により実現される。
以上、本実施形態による個人エージェント端末1の構成例について具体的に説明した。なお図3に示す構成は一例であって、本実施形態はこれに限定されない。例えば、個人エージェント端末1が複数の装置により構成されていてもよいし、制御部100の各機能のうち少なくとも一部が、外部装置(例えばサーバ)により実現されていてもよい。
<2−2.グループエージェント端末2の構成>
図4は、本実施形態によるグループエージェント端末2の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、グループエージェント端末2は、制御部200、通信部210、操作入力部220、センサ部230、表示部240、スピーカ250、および記憶部260を有する。
制御部200は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってグループエージェント端末2内の動作全般を制御する。制御部200は、例えばCPU(Central Processing Unit)、マイクロプロセッサ等の電子回路によって実現される。また、制御部200は、使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、及び適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)を含んでいてもよい。
また、本実施形態による制御部200は、画像認識部201、音声認識部202、グループ判断基準管理部203、グループ支援判断部204、グループスケジュール管理部205、および通知制御部206としても機能し、これによりグループエージェント20の動作を実現する。
画像認識部201は、例えばグループエージェント端末2のカメラ231により撮像された撮像画像を解析し、使用ユーザの顔認識などを行う。
音声認識部202は、例えばグループエージェント端末2のマイク232により収音された音声データを解析し、話者認識や、発話音声の認識などを行う。
グループ判断基準管理部203は、グループに対する支援を行う際の判断基準(以下、本明細書において「グループ判断基準」と称す)の生成、登録等を行う。グループ判断基準とは、価値観と同等の意味を持ち、より具体的には、エージェントがグループに対して何らかの支援(行動推薦、情報提示、提案等)を行う際に、グループ(の価値観)に合った支援を行うために用いるものである。かかるグループ判断基準は、グループに所属するユーザが、目標として予め用意されたもの(プリセット)から選択してもよい(すなわち、タイプの異なる価値観を持つグループエージェントが予め複数用意される)。例えば食事に関する判断基準として、個々では美味しい物を食べたいと考えていても、家族としては安全が一番と考えた場合、下記の表3に示すようなグループ判断基準をプリセットから選定する。
Figure 2021182170
また、グループ判断基準管理部203は、グループに所属する複数ユーザのうち特定ユーザの個人判断基準を個人エージェント端末1から取得してグループ判断基準として設定してもよい。ここで、個人判断基準を個人エージェント端末1から取得する際、予め個人エージェント端末1側において非公開設定された情報はグループ判断基準に反映しないようにすることが可能である(具体的には、非公開情報は個人エージェント端末1からグループエージェント端末2へ送信しないようにする)。例えば、「スケジュールの優先度」の判断基準として、あるユーザは「アイドルのライブ」が上位(高スコア)になっているが、当該ユーザはこのようなアイドルの趣味を家族(グループの一例)にあまり公開したくないため、予め「アイドル」のキーワードを含む情報を非公開に設定する。これにより、当該ユーザの個人判断基準をグループ判断基準に適用することになっても、「アイドルのライブ」が判断基準の項目に含まれることや「アイドルのライブ」の判断基準スコアが高いことはグループ判断基準に反映しないようにする(グループには非公開にする)ことができる。
また、グループ判断基準管理部203は、グループ判断基準を特定ユーザの個人判断基準に基づいて設定した場合、当該特定ユーザのフィードバックや行動履歴等に応じてグループ判断基準を更新し、徐々に当該特定ユーザの価値観に合わせていくよう学習してもよい。例えば、グループエージェント20がグループ判断基準に従ってグループに提案したことに対する特定ユーザのフィードバック(提案に従ったか否か等)に応じて、グループ判断基準のスコアを修正するようにしてもよい。
グループ支援判断部204は、グループに対する支援を行う際、グループ判断基準に基づいて、支援内容や支援を行うタイミング等を判断する。グループに対する支援は、例えば、ユーザからのリクエストに応じたものや、ユーザの行動等から判断したユーザコンテキストに基づくもの、また、上述したマスターシステムに基づくコミュニティ内の行動規範に基づく行動変容を間接的/直接的に促すもの等が相当する。また、グループメンバーのスケジュール管理等も含まれる(例えば家族旅行の日程調整等)。例えばグループ支援判断部204は、母親との対話から家族の夕飯のメニューを判断し、その準備(夕飯の支援)として、グループメンバーに食品の買い出しを依頼する際、グループ判断基準を参照して支援内容を決定する。例えば「安さ」のスコアが一番高ければ、価格帯が安い店舗での買い物(行動)に決定する。また、グループ支援判断部204は、グループメンバーのスケジュールを確認し、買い物の時間があるメンバーを抽出し、依頼を行う。
グループスケジュール管理部205は、グループに所属する各ユーザのスケジュールを管理する機能を有する。具体的には、グループスケジュール管理部205は、グループ支援判断部204により判断されたグループ支援に基づき、必要に応じて各ユーザのスケジュール確認を個人エージェント端末1に対して問い合わせる。
通知制御部206は、グループ支援判断部204により判断されたグループ支援に基づき、グループに所属する各ユーザへの様々な通知を、表示部140やスピーカ150を制御して行う。若しくは、通知制御部206は、グループ支援判断部204により判断されたグループ支援に基づき、グループに所属する各ユーザへの様々な通知を、通信部210を介して個人エージェント端末1に送信し、個人エージェント端末1において個人用エージェント10からユーザへ提示させることも可能である。
(通信部210)
通信部210は、有線または無線により外部装置と接続し、データの送受信を行い得る。例えば通信部210は、有線または無線によりネットワーク4と接続し、ネットワーク4を介して、個人エージェント端末1や、各種サーバ(スケジュール管理サーバ5a、レシピサーバ5b、エージェントサーバ6など)とデータの送受信を行う。通信部210は、例えば有線/無線LAN(Local Area Network)、またはWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯通信網(LTE(Long Term Evolution)、3G(第3世代の移動体通信方式))等によりネットワーク4と通信接続する。
(操作入力部220)
操作入力部220は、ユーザによるグループエージェント端末2に対する操作入力を検出し、制御部200に入力する。操作入力部220は、例えばタッチセンサ、圧力センサ、若しくは近接センサであってもよいし、ボタン、スイッチ、およびレバーなどの物理的構成であってもよい。
(センサ部230)
センサ部230は、ユーザ状況または周辺環境をセンシングする各種センサであり、センシングしたデータを、制御部200に入力する。センサ部230は、例えば、カメラ231やマイク232を含む。例えばグループエージェント端末2が、図2に示すような据え置き型の音声認識端末(ホーム端末)により実現される場合、センサ部230は、少なくともマイク232を有し、さらにカメラ231や、測距センサ、サーモセンサ、超音波センサ等を有していてもよい。これらにより、音声入力の他、ジェスチャ入力や、ユーザの識別等が可能となる。
(表示部240)
表示部240は、制御部200の制御に従い、ユーザに対して各種通知情報を提示する機能を有する。表示部240は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置等により実現される。また、表示部240は、画像を投影するプロジェクターにより実現されてもよい。
(スピーカ250)
スピーカ250は、制御部200の制御に従い、音声情報を出力する機能を有する。例えばスピーカ250は、グループに所属するユーザに対する各種通知情報を音声出力する。
(記憶部260)
記憶部260は、制御部200の処理に用いられるプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、および適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)により実現される。
以上、本実施形態によるグループエージェント端末2の構成例について具体的に説明した。なお図4に示す構成は一例であって、本実施形態はこれに限定されない。例えば、グループエージェント端末2が複数の装置により構成されていてもよいし、制御部200の各機能のうち少なくとも一部が、外部装置(例えばサーバ)により実現されていてもよい。また、グループエージェント端末2が表示部240を有さない構成であってもよい。
<<3.各実施例>>
続いて、本実施形態による情報処理システムの各実施例について具体的に説明する。
<3−1.第1の実施例(グループエージェント20による支援)>
まず、第1の実施例として、本実施形態によるグループエージェント20によるグループに対する支援の一例について、図5〜図7を参照して説明する。
グループエージェント20は、グループに所属する各ユーザの個人用エージェント10と連携し、グループに最適化された支援を行うことが可能である。本実施例では、父、母、子の3人家族がそれぞれ個人用エージェント10を利用し、さらに、当該家族でグループエージェント20を共有している状況において、グループエージェント20が個人用エージェント10と連携して家族の晩御飯を支援する場合を例に挙げて説明する。
図5は、本実施例による動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。図5に示すように、まず、母親用エージェント(個人用エージェント10B)は、母親との会話から、晩御飯のメニューを認識する(ステップS103)。例えば、母親が個人用エージェント10B(個人エージェント端末1b)に対して、「今晩は家族にカレーを作りたい」と発話した場合、個人用エージェント10Bは、音声認識により文字列を取得して解析し、家族の晩御飯の文脈であることを解釈する。
次いで、母親用エージェントは、『材料を確認します』と母親に対して応答すると共に、家族用エージェント(グループエージェント20)に対して、認識した晩御飯メニュー「カレー」の材料の確認を依頼する(ステップS106)。
次に、家族用エージェントは、母親用エージェントからの依頼に応じて、レシピサービスサーバ5b等から晩御飯メニュー「カレー」のレシピデータを取得する(ステップS109)。
次いで、家族用エージェントは、IoT家電3等と連携し、自宅に在る材料を確認する(ステップS112)。例えば、家族用エージェントは、「カレー」のレシピから「カレールー、タマネギ、にんじん、豚肉」といった材料を抽出すると、IoT家電3の一例である冷蔵庫の庫内映像や、食品棚の内部映像を取得して画像認識を行い、材料が在るか否かを確認する。
次に、家族用エージェントは、足りない材料の買い物を、グループ判断基準の「食品の買い物の判断基準」に従って決定する(ステップS115)。例えば、冷蔵庫の庫内映像等からにんじんと豚肉は発見されたが、それ以外の材料が見つからなかった場合、足りない材料を買い足す必要がある。ここで、買い物を決定する際に参照するグループ判断基準の「食品の買い物の判断基準」の一例を、下記表4に示す。
Figure 2021182170
表4に示す例では、食品の買い物の判断基準の項目のうち「安さ」のスコアが最も高いため、グループ支援判断部204は、足りない材料の買い出しは価格帯の安いスーパーで行うことを第一優先とすると判断する。近隣で利用可能な店舗の情報としては、例えば下記表5に示すような評価テーブルをネットワーク上から取得し得る。
Figure 2021182170
表5に示す例では、グループ支援判断部204は、各店舗の評価項目のうち、「安さ」の評価項目が他の評価項目よりも高くなっている「○○スーパー」を、足りない材料の買い出し場所として決定する。なおグループ支援判断部204は、各項目(安さ、美味しさ、安全、便利さ)のスコアの傾向がグループ判断基準に最も近い店舗を選択するようにしてもよい(例えば、「安さ」と「美味しさ」が高い傾向にある店舗、「便利さ」と「美味しさ」が高い傾向にある店舗、等)。また、グループ判断基準のうち「便利さ」のスコアが最も高い場合は、高くてもすぐに買える移動型コンビニエンスストア(移動販売車)やインスタント食品が選ばれ、「美味しさ」が上位である場合は、値段が高くても美味しい食材が揃う百貨店が選ばれ得る。
次に、家族用エージェントは、グループに属する各ユーザの個人用エージェント10に対し、「○○スーパー」での買い物がスケジュール的に可能か否かの確認を行う(ステップS118〜ステップS133)。
例えば家族がいつも晩御飯を19時から食べている場合、調理時間や母親の帰宅時間を考慮し、家族用エージェントは、16時までに「○○スーパー」で材料の購入が可能か否かを家族の各メンバーの個人用エージェント10に確認する(ステップS118、S124)。各メンバーの個人用エージェント10は、スケジュール確認を行う(ステップS121、S127)。ここで、家族の各メンバーのスケジュールの一例を図6に示す。本実施例では、例えば父親が17時半までのフルタイム勤務を行っており、母親が15時半までの短縮勤務を行っており、子供は14時半まで学校に通っているスケジュールを想定する。また、父親は仕事帰りに「〇〇スーパー」に寄るスケジュールが入っている。また、母親は16時頃から晩御飯の準備を始めるスケジュールが入っている。
次いで、個人用エージェント10は、ユーザのスケジュールに基づいて、時間的、場所的に、16時までに「○○スーパー」で材料の購入を行って帰宅することが可能か否かを判断し、その結果を家族用エージェントに返答する。本実施例では、例えば父親用エージェント(個人エージェント端末1aで動作する個人用エージェント10A)は、父親のスケジュールを参照し、すでに18時に「○○スーパー」に寄ることになっていることが分かるが、時間が遅過ぎるため買い物は間に合わない旨の返答を家族用エージェントに行う(ステップS130)。また、子供用エージェント(個人エージェント端末1cで動作する個人用エージェント10C)は、子供のスケジュールを参照し、15時に「○○スーパー」の近くを通って帰宅することが分かるため、子供にスーパーに寄れるか否かを確認する(例えば音声会話により確認する)。子供が、スーパーに寄れる旨の回答を行った場合、子供用エージェントは、15時に「○○スーパー」に寄るスケジュールを新たに追加すると共に、家族用エージェントに、買い物ができる旨の返答を行う(ステップS133)。
そして、家族用エージェントは、確認結果(例えば、16時に材料が揃う旨等)を母親用エージェントに通知する(ステップS136)。また、母親用エージェントは、受信した確認結果を母親に通知する。
このように、家族用エージェント(グループエージェント20)は、家族の晩御飯といった家族の行動に関し、家族の各メンバーの個人用エージェント10と連携して、足りない材料の買い出し手配等の支援を行うことができる。
なお、ユーザが予定通りに行動しない場合もあるため、例えば子供が買い物を忘れて遊んでしまっている場合について、図7を参照して説明する。図7は、子供が買い物を忘れてしまった場合における支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、まず、子供用エージェントは、所定のタイミングで(すなわち、スケジュールに新規登録した買い物の時間に応じて)、「○○スーパー」で買い物を行うようユーザ(子供)に通知する(ステップS143)。例えば、子供用エージェントは、買い物を行う場所の案内を通知してもよい。
次に、子供用エージェントは、「○○スーパー」で買い物が行われたか否かを検知する(ステップS146)。具体的には、子供用エージェントは、子供の位置情報に基づいて、子供がスーパーに寄ったか否かを確認することができる。
次いで、子供がスーパーに寄っていない場合、子供用エージェントは、買い物依頼のキャンセル通知を、家族用エージェントに行う(ステップS149)。
また、子供用エージェントは、買い物依頼をキャンセルしたことをユーザ(子供)に通知する(ステップS152)。
次に、家族用エージェントは、キャンセルされた買い物の代替手段を決定し、実行する(ステップS155)。例えば、家族用エージェントは、安さよりも、時間に間に合うことを優先し、例えば晩御飯の準備に間に合うであろう時間までに宅配可能な移動型コンビニエンスストア等に材料の購入を自動的に依頼する。
次いで、家族用エージェントは、材料が揃う時刻を母親用エージェントに通知し(ステップS158)、通知を受けた母親用エージェントは、当該材料が揃う時刻をユーザ(母親)に通知する(ステップS161)。
これにより、子供が買い物を忘れた場合にも代替手段により材料を揃えることが可能となる。
以上により、例えば家族の晩御飯の準備に関し、家族用エージェント(グループエージェント20)により、家族に最適化した支援を得て、家族の協力の元、母親は晩御飯作りを行うことが可能となる。
<3−2.第2の実施例(グループエージェント20の生成)>
続いて、本実施形態によるグループエージェント20の生成について、図8〜図10を参照して具体的に説明する。
本実施形態によるグループエージェント20は、個人用エージェント10が複数存在する場合に、当該複数の個人用エージェント10に基づいてグループを形成し、グループ判断基準を設定する。ここでは一例として、父親と母親がそれぞれ個人用エージェント10を購入した場合に(例えば個人用エージェント10のアプリケーションを取得して個人エージェント端末1にダウンロードした場合等)、個人用エージェント10と連携するグループエージェント20(家族用エージェント)を取得する場合について説明する。また、グループエージェント20をグループエージェント端末2(ホーム端末等)で動作させる場合、ユーザは、例えばグループエージェント端末2を新たに購入して起動させ、ホームネットワークに接続させる準備を行うようにしてもよい。
図8は、本実施例による動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。図8に示すように、まず、グループエージェント20は、接続するネットワークエリア内(例えばホームネットワーク等のLAN内)に存在する個人用エージェント10を探索する(ステップS203)。ここでは一例として、例えばグループエージェント20をグループエージェント端末2(ホーム端末等)で起動させ、グループエージェント端末2がホームネットワーク内から個人用エージェント10を検出、すなわちホームネットワークに接続している父の個人エージェント端末1aで動作する個人用エージェント10Aや、ホームネットワークに接続している母の個人エージェント端末1bで動作する個人用エージェント10Bを検出する場合を想定する。なお、グループエージェント20は、グループエージェント端末2で動作することに限定されず、例えばエージェントサーバ6で動作してもよい。この場合、例えばユーザが、スマートフォンやPCからエージェントサーバ6に接続してグループエージェント20の起動を操作し、グループエージェント20は、かかるスマートフォンやPC(操作端末)を介してユーザのホームネットワークから個人用エージェント10を検出するようにしてもよい。
次に、グループエージェント20は、検出したエージェント群を一覧表示し(ステップS206)、ユーザに選択された1以上のエージェントをグループに登録する(ステップS209)。これにより、グループエージェント20と個人用エージェント10の紐付けが行われ、個人用エージェント10がグループ化される(家族用エージェントの生成)。
続いて、グループエージェント20は、グループ判断基準を設定する。グループ判断基準の設定処理について図9を参照して説明する。
図9は、本実施例によるグループ判断基準の設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、グループエージェント20は、「個人」または「家族の目標(プリセットされた目標判断基準)」のいずれを判断基準の初期設定とするか、ユーザに問い合わせる(ステップS223)。ユーザへの問い合わせは、グループエージェント端末2の表示部240やスピーカ250から行ってもよいし、グループに登録したユーザの個人用エージェント10により個人エージェント端末1の表示部140やスピーカ150から行ってもよい。
次に、個人(すなわち、グループに属する特定ユーザ)の判断基準が選択された場合(ステップS226/Yes)、グループエージェント20は、指定された特定ユーザの個人判断基準を、グループ判断基準に設定する(ステップS229)。例えば父の個人判断基準(すなわち父の価値観)が選択された場合、グループエージェント20は、父の個人用エージェント10Aが有する個人判断基準(父独自の判断基準)の情報を取得する。この際、個人判断基準のうち、個人用エージェント10Aにおいて非公開設定されている情報は取得できないようにしてもよい。
次いで、グループエージェント20は、設定したグループ判断基準の学習対象者を設定する(ステップS232)。学習対象者は、当該個人、すなわち「父」であってもよいし、若しくはグループ内の特定ユーザ、例えば「父と母」であってもよいし、グループのメンバー全員であってもよい。グループエージェント20は、設定したグループ判断基準を、所定の学習対象者のフィードバック等に基づいて更新し、グループ判断基準を徐々に所定の学習対象者の価値観に合わせていくよう学習することが可能である。特定ユーザのフィードバックに応じたグループ判断基準の更新については、図10を参照して後述する。
一方、「家族の目標」が選択された場合(ステップS226/No)、グループエージェント20は、プリセットとして用意した複数の判断基準(目標判断基準)を選択肢として提示する(ステップS235)。
次に、グループエージェント20は、選択された判断基準(目標判断基準)をグループ判断基準として設定する(ステップS238)。かかるグループ判断基準は目標として設定しているため、グループエージェント20は、特定ユーザのフィードバックに影響されることなく、当該グループ判断基準は変化しないようにする(すなわち、固定とする)。
続いて、上述した特定ユーザ(設定した学習対象者)のフィードバックに応じてグループ判断基準を更新する場合の動作処理について、図10を参照して説明する。
図10は、本実施例によるグループ判断基準の更新処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、グループエージェント20は、グループ判断基準に基づいて、グループに対する支援を行う(ステップS243)。具体的には、例えば上述したような、晩御飯の材料の買い出しにおいて、グループ判断基準に従って「安さ」を優先した店舗での買い物を支援する。
次に、グループエージェント20は、所定の対象者(すなわち、上記ステップS232で設定した学習対象者)が、当該支援を受け入れたか否かを判断する(ステップS246)。支援を受け入れたか否かは、「この支援に満足できたか?」というような質問を直接行ってもよいし、対象者が支援に従った行動を取ったか否かに基づいて判断してもよい。
そして、グループエージェント20は、支援が受け入れられなかった場合(ステップS246/No)、グループ判断基準のスコア修正を行う(ステップS249)。例えば、該当する項目のスコアを下げる(スコアを0〜1で付与している場合は下限値を0とする)。また、「今後は何を重要視するか?」というような質問を行い、他の項目のスコアを上げてもよい(スコアを0〜1で付与している場合は上限値を0とする)。
<3−3.第3の実施例(結婚等による新たなグループエージェント20の生成)>
続いて、結婚等により新たなグループが発生する場合について説明する。結婚前の各ユーザが、それぞれ家族等のグループに所属していた場合、結婚により新たなグループを生成する際には、今まで属していたグループのグループ判断基準を併合して新たなグループのグループ判断基準を設定することが可能である。例えば、併合する複数のグループ判断基準のうち、共通する部分と一方にしか存在しないものを採用すると共に、異なる部分はフラットな値にしたり、ユーザに選択させたりしてもよい。
複数のグループに基づいて新たなグループを生成する場合、グループエージェント端末2は、エージェントサーバ6から前のグループのグループ判断基準データを取得してもよいし、新たなグループに所属する個人エージェント端末1から、前のグループのグループ判断基準データを取得してもよい。または、グループエージェント端末2は、ネットワークエリア内に、前のグループエージェントが動作しているグループエージェント端末が存在する場合、当該グループエージェント端末からグループ判断基準データを取得してもよい。このように取得したグループ判断基準データに基づいて、グループエージェント端末2は、新たなグループのグループ判断基準を設定する。以下、図11を参照して具体的に説明する。
図11は、本実施例による複数のグループに基づくグループ判断基準の設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、グループエージェント端末2のグループ判断基準管理部203は、片方のグループにだけ存在する判断基準があった場合(ステップS303/Yes)、当該判断基準を採用する(ステップS306)。
次に、グループ判断基準管理部203は、両グループに存在する判断基準のうち一方がフラットな値の場合(ステップS309/Yes)、フラットではない方の判断基準を採用する(ステップS312)。
これにより、参照する複数のグループに存在する判断基準のうち、グループ独自の拘りのある判断基準を採用することが可能となる。
次いで、両グループに存在する判断基準の傾向が同じ場合(ステップS315/Yes)、グループ判断基準管理部203は、当該判断基準の各項目のスコアをそれぞれマージして採用する(ステップS318)。判断基準の傾向が同じとは、すなわち判断基準の方向性が同じことを意味する。例えば上記表4に示すような「食品の買い物の判断基準」の場合において、両グループとも、「美味しさ」が最も高く、次に「安全性」が高く、かつ、「安さ」が一番低い場合は、具体的な各項目のスコアが同じではなくとも、判断基準の方向性が同じと言える。この場合、グループ判断基準管理部203は、各項目のスコアをそれぞれマージして(例えば平均化して)、グループ判断基準として採用する。
一方、両グループに存在する判断基準がいずれもフラットではない場合(ステップS309/No)、または、両グループに存在する判断基準の傾向が異なる場合(ステップS315/No)、グループ判断基準管理部203は、いずれグループの判断基準も採用せず、当該判断基準は生成しない(ステップS321)。
以上説明したステップS303〜S321に示す処理を、グループ判断基準管理部203は判断基準毎に行う。なお、グループ判断基準にユーザの個人情報が含まれている場合は、新たなグループに継承するか否かをユーザが選択できるようにしてもよい。
また、結婚等による新たなグループエージェント20の生成の際、夫婦となる各ユーザの個人用エージェント10の個人判断基準に基づいて、新たなグループエージェント20のグループ判断基準を生成してもよい。この際、グループエージェント端末2は、夫婦の各個人判断基準に基づいて、片方だけ存在する判断基準や、一方がフラットである場合にフラットではない方の判断基準、また、傾向が同じ判断基準を、グループ判断基準に採用することができる。
<3−4.第4の実施例(離婚等によるグループエージェント20の解除)>
続いて、離婚等によりグループを解除する(すなわちユーザが利用している個人用エージェント10を所属していたグループから外す)場合は、以下のオプションを選択することが可能である。
・以前属していたグループに戻る(例えば離婚して親元に戻る場合が想定される。ユーザの個人用エージェント10を現在のグループから外し、実家のグループに再所属させる。実家のグループへの再所属は、新たなグループから外れた際に旧グループの情報を提示するようにしてもよいし、ユーザ操作に従って行ってもよい)。
・現在のグループを引き継いだ新たなグループに所属(例えば子供を引き取った一方の親が独立して生活する場合が想定される。ユーザと子供の個人用エージェント10を現在のグループから外すと共に、当該グループのグループ判断基準を引き継いだ新たなグループに所属させる。この場合、グループ判断基準の一部のみ引き継いだり、引き継いだ一部を修正したりすることも可能である)。以下、図12〜図14を参照して具体的に説明する。
(前のグループに戻る場合)
図12は、本実施例による個人用エージェントをグループから外すと共に、前のグループに戻る場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは一例として、夫の個人用エージェント10Aと、妻の個人用エージェント10Bが、家族のグループエージェント20(グループエージェント端末2A)に所属していたが、離婚により、当該グループエージェント20から少なくとも一方の個人用エージェント10を外す必要が生じた場合を想定する。
図12に示すように、まず、グループエージェント20が動作するグループエージェント端末2Aは、ユーザによる「グループの編集」の選択操作に応じ、グループに属する個人用エージェントの一覧を表示する(ステップS403)。選択操作は、グループエージェント端末2Aの表示部240および操作入力部220を用いて行われてもよいし、グループエージェント端末2Aと通信接続するユーザの個人エージェント端末1の表示部140および操作入力部120を用いて行われてもよい。グループに属する個人用エージェントの一覧には、一例として、夫の個人用エージェント10Aと妻の個人用エージェント10Bが表示される。
次に、グループエージェント端末2は、一覧から選択された個人用エージェントを、グループから外す処理を行う(ステップS406)。例えば妻の個人用エージェント10Bが選択された場合、グループエージェント端末2は、家族というグループ(家族用のグループエージェント20)から、個人用エージェント10Bを外す(例えば個人用エージェント10Bが動作する個人エージェント端末1bの情報をグループエージェント端末2Aから削除し、個人用エージェント10Bとの連携を解消する)。
このようなグループからの解除操作は、グループから外す側(グループに残る側)が行ってもよいし、グループから外される側が行ってもよい。
次いで、グループから外れたユーザ(例えば「元妻」)は、他のグループに所属させるため、例えば親元に帰った際に、実家で利用しているグループエージェント端末2Bに接続するため、実家のホームネットワーク40Bに、個人エージェント端末1bを接続させる(ステップS409)。
次に、グループエージェント端末2Bは、ユーザによる「ユーザを追加」の選択操作の受け付けると(ステップS412)、LAN内に存在する個人用エージェントを検出する(ステップS415)。
そして、グループエージェント端末2Bは、検出した個人用エージェントをグループに追加する(ステップS418)。グループへの追加は、自動的に行ってもよいし、ユーザ操作に基づいて行ってもよい。
以上、離婚等により個人用エージェントが所属するグループエージェント20を変更する場合の処理について具体的に説明した。
(グループ判断基準を引き継ぐ場合)
続いて、現在のグループを引き継いだ新たなグループに所属する場合について図13を参照して説明する。例えば子供を引き取った一方の親が独立して生活する場合に有用であり、今まで利用していたグループエージェントの価値観を引き継いだ新たなグループエージェントを利用することが可能となる。
図13は、本実施例によるグループ判断基準の引き継ぎに関する動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは一例として、例えば、夫婦で利用していたグループエージェント端末2Aから、離婚後に家から出て行く妻が子供と利用するグループエージェント端末2Bにグループ判断基準を引き継ぐ(すなわちグループエージェントの価値観を引き継ぐ)場合について説明する。
図13に示すように、まず、ユーザ(例えば「元妻」)は、新しく利用するグループエージェント端末2Bを、グループエージェント端末2Aからの引き継ぎ作業のために、ホームネットワーク40Aに接続させる(ステップS423)。
次に、ユーザによる「グループエージェント引き継ぎ」の選択操作を受け付けると(ステップS426)、グループエージェント端末2Aは、LAN内のグループエージェント端末を検出する(ステップS429)。
次いで、グループエージェント端末2Aは、検出したグループエージェント端末2Bを、引き継ぎ候補として表示する(ステップS432)。
次に、ユーザによる引き継ぎ候補の選択操作の受け付けを行うと(ステップS435)、グループエージェント端末2Aは、ホームネットワーク40Aを介して、グループエージェント端末2Bに、グループ判断基準データを送信する(ステップS438)。
そして、グループエージェント端末2Bは、受信したグループ判断基準データを記憶する(ステップS441)。これにより、新しいグループエージェントに価値観を引き継がせることが可能となる。
(引き継いで修正する場合)
次に、新しいグループエージェントに価値観を引き継いだ際に一部を修正する場合について図14を参照して説明する。図14は、本実施例によるグループ判断基準を引き継いだ場合に一部修正する動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14に示すステップS423〜S438に示す処理は、図13に示す同符号の処理と同様であるため、ここでの説明を省略する。
次に、グループエージェント端末2Aからグループ判断基準データを受信した、新たなグループエージェント端末2Bは、グループ判断基準データを表示する(ステップS442)。ユーザ(例えばグループエージェント端末2Bを利用する元妻)は、表示されたグループ判断基準データを確認し、必要に応じてスコアの修正や判断基準データの削除等を行い得る。
具体的には、グループエージェント端末2Bは、ユーザ操作に応じて、グループ判断基準データを修正し(ステップS445)、修正後のグループ判断基準データを記憶する(ステップS448)。
以上により、引き継いだグループエージェントの価値観を、ユーザの好みにより修正して利用することが可能となる。
<3−5.第5の実施例(グループに所属するユーザが死亡した場合)>
次いで、グループに所属するユーザが死亡した場合に当該ユーザの個人用エージェント10をどうのように取り扱うかに関し、例えば以下のオプションを選択することが可能である。
・個人用エージェント10の削除(初期化)
・個人用エージェント10にアクセス可能とするか、個人用エージェント10の個人判断基準データを保存して利用可能とする(すなわち、個人用エージェント10の価値観を残し、必要に応じて利用する。これにより、例えば、「おじいちゃんならどう言うかな?」とユーザが聞くと、グループエージェント20は、既に亡くなっている「おじいちゃん」の個人判断基準データに従ったアドバイスを提示し、お爺さんの判断を仰ぐことを可能とする)
・個人用エージェント10を、グループエージェントに昇格させる(例えば亡くなったユーザが模範となる行動を取る人物だった場合、当該ユーザの個人用エージェントをグループエージェントに昇格させ、今後はその個人用エージェントにグループの支援をさせる。なお、個人用エージェント10を、グループエージェントに昇格させることは、亡くなったユーザの個人用エージェントに限定されず、現存するユーザの個人用エージェントをグループエージェントに昇格させることも可能である。)
以下、図15〜図17を参照して具体的に説明する。
(個人用エージェントの削除)
図15は、本実施例による死亡により個人用エージェントを削除する場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図15に示すように、まず、グループエージェント端末2は、ユーザによる「個人用エージェントの編集」の選択操作を受け付ける(ステップS453)。ここでは、例えばグループに属していた祖父が亡くなった後に、他メンバーが操作する場合を想定する。
次に、グループエージェント端末2は、ユーザによる「個人用エージェントの抹消」の選択操作を受け付けると(ステップS456)、グループに属する個人用エージェントの一覧を抹消候補として表示する(ステップS459)。例えば、家族グループに含まれる祖父、父、母、娘、および息子の各個人用エージェントが表示される。例えば、ユーザは、亡くなった祖父の個人用エージェントを抹消対象として選択する。
次いで、グループエージェント端末2は、選択された個人用エージェントの情報を抹消する(ステップS462)。
次に、グループエージェント端末2は、選択された個人用エージェントの個人エージェント端末1に対して、初期化を指示し(ステップS465)、個人エージェント端末1において初期化が実行される(ステップS468)。初期化が行われた個人エージェント端末1は、流用可能な端末となる。
(個人用エージェントの読み取り専用化)
図16は、本実施例による死亡したユーザの個人用エージェントを読み取り専用化する場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図16に示すように、まず、グループエージェント端末2は、ユーザによる「個人用エージェントの編集」の選択操作を受け付ける(ステップS473)。ここでも、例えばグループに属していた祖父が亡くなった後に、他メンバーが操作する場合を想定する。「個人用エージェントの編集」の選択操作に応じて、グループエージェント端末2は、個人用エージェントの編集の各メニューを示す画面を表示する。メニュー画面には、「個人用エージェントの読み込み専用化」のメニューが含まれ得る。
次に、グループエージェント端末2は、ユーザによる「個人用エージェントの読み込み専用化」の選択操作を受け付ける(ステップS476)。
次いで、グループエージェント端末2は、グループに属する個人用エージェントの一覧を、読み込み専用化候補として表示する(ステップS479)。
次に、グループエージェント端末2は、ユーザにより選択された個人用エージェントに(具体的には、当該個人用エージェントが動作する個人エージェント端末1に)、個人判断基準データの送信を要求する(ステップS482)。ここでは、一例として、家族により構成されるグループのメンバーにより、亡くなった祖父の個人用エージェントが選択される場合を想定する。
次いで、個人エージェント端末1は、要求に応じて、個人判断基準データをグループエージェント端末2に送信する(ステップS485)。
次に、グループエージェント端末2は、受信した個人判断基準データを、グループエージェント端末2がデータ参照可能な記憶領域(例えばグループエージェント端末2の記憶部260)に記憶する(ステップS488)。
そして、グループエージェント端末2は、選択された個人用エージェントの個人エージェント端末1に対して、初期化を指示し(ステップS491)、個人エージェント端末1において初期化が実行される(ステップS494)。これにより、亡くなったユーザの個人エージェント端末1を初期化して流用可能とすると共に、当該ユーザが利用していた個人用エージェント10を読み取り専用化、すなわち個人用エージェント10の個人判断基準データをグループエージェント20側で保存することで、当該ユーザの価値観を残し、グループを支援する際に利用すること(例えば「おじいちゃんならどう判断したかな?」等の助言を求める等)が可能となる。グループエージェント20側で個人判断基準データを保存する際、(生前に)非公開設定された情報については、保存せず抹消するようにしてもよい。
なお、グループエージェント20は、グループ支援を行う際に、現存するユーザの個人用エージェント10を適宜利用することも可能である。例えばグループ支援のために何らかのタスクをユーザに依頼する場合に、各ユーザの個人判断基準を参照し、適したユーザに依頼するようにしてもよい。
(グループエージェントへの昇格)
図17は、本実施例による死亡したユーザの個人用エージェントをグループエージェントに昇格させる場合の動作処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図17に示すように、まず、グループエージェント端末2は、ユーザによる「個人用エージェントの編集」の選択操作を受け付ける(ステップS503)。ここでも、例えばグループに属していた祖父が亡くなった後に、他メンバーが操作する場合を想定する。「個人用エージェントの編集」の選択操作に応じて、グループエージェント端末2は、個人用エージェントの編集の各メニューを示す画面を表示する。メニュー画面には、「個人用エージェントをグループエージェントに昇格」のメニューが含まれ得る。
次に、グループエージェント端末2は、ユーザによる「個人用エージェントをグループエージェントに昇格」の選択操作を受け付ける(ステップS506)。
次いで、グループエージェント端末2は、グループに属する個人用エージェントの一覧を、昇格候補として表示する(ステップS509)。
次に、グループエージェント端末2は、ユーザにより選択された個人用エージェントに(具体的には、当該個人用エージェントが動作する個人エージェント端末1に)、個人判断基準データの送信を要求する(ステップS512)。ここでは、一例として、家族により構成されるグループのメンバーにより、亡くなった祖父の個人用エージェントが選択される場合を想定する。
次いで、個人エージェント端末1は、要求に応じて、個人判断基準データをグループエージェント端末2に送信する(ステップS515)。
次に、グループエージェント端末2は、受信した個人判断基準データを、グループ判断基準データとして(例えばグループエージェント端末2の記憶部260に)記憶する(ステップS518)。
そして、グループエージェント端末2は、選択された個人用エージェントの個人エージェント端末1に対して、初期化を指示し(ステップS521)、個人エージェント端末1において初期化が実行される(ステップS524)。これにより、亡くなったユーザの個人エージェント端末1を初期化して流用可能とすると共に、当該ユーザの個人用エージェント10をグループエージェントに昇格、すなわち、個人用エージェント10の個人判断基準をグループ判断基準に設定することで、当該ユーザの価値観でグループ支援を行うことが可能となる。なお、グループエージェント20で個人判断基準データを保存する際、(生前に)非公開設定された情報については、保存せず抹消するようにしてもよい。
<<4.変形例>>
続いて、本実施形態による情報処理システムの変形例について説明する。
本実施形態によるグループエージェントは、複数の個人用エージェント10に基づいて、新たなグループエージェントを生成、すなわち複数の個人判断基準からグループ判断基準を設定することが可能である。例えば、グループエージェント端末2は、グループ判断基準の初期設定時に、グループに所属する各ユーザの個人判断基準をANDで設定したり、ORで設定したりすることを自動的に行ってもよいし、ユーザに選択させてもよい。自動的に行う場合は、例えばグループエージェント端末2は、複数の各個人判断基準に基づいて、一つだけ存在する判断基準や、他がフラットである場合にフラットではない判断基準を、また、傾向が同じ判断基準を、グループ判断基準に採用することができる。
また、本実施形態による情報処理システムでは、子供用エージェント(例えば所定年齢を下回るユーザへの適用が推奨される)において、関連付けられた親用エージェントまたは家族エージェント(グループエージェント)の判断基準を利用して動作する子供モードを設定できるようにしてもよい。また、親が決めた期間の間(例えば所定の年齢になるまで等)は、子供用エージェントを個人化(すなわち子供のフィードバックに応じて判断基準を修正)しないようにしてもよい。
また、本実施形態による情報処理システムでは、個人用エージェントをグループエージェントとみなし、個人用エージェントがグループエージェントとしても振る舞う(すなわち、個人用エージェントが個人用エージェントの価値観でグループ支援も行も行い得る)ようにしてもよい。例えば家族だったら母親用エージェント、学校だったら先生用エージェントなど、コミュニティ(グループ)における各ユーザの立場(役職)に応じて、誰の個人用エージェントをグループエージェントにするかを予め設定しておいてもよい。若しくは、グループエージェントの初期設定を行う際に、グループエージェントとみなす個人用エージェントを指定しておいてもよい。
また、個人用エージェントは、複数のグループに所属してもよい。この場合、所属するグループに応じて、ユーザのスケジュール情報や、趣味嗜好情報、個人判断基準データにおける個人情報の公開/非公開を設定できるようにしてもよい。例えば、家族グループにはプライベートのスケジュールを公開するが、職場グループには非公開にするようにしてもよい。
<<5.まとめ>>
上述したように、本開示の実施形態による情報処理システムでは、個人用エージェントを利用するユーザが複数人属するグループに対してグループエージェントにより支援を行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した個人エージェント端末1、グループエージェント端末2、またはエージェントサーバ6に内蔵されるCPU、ROM、およびRAM等のハードウェアに、個人エージェント端末1、グループエージェント端末2、またはエージェントサーバ6の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
ユーザに個人化された個人用エージェントと、
複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御する制御部を備える、
情報処理システム。
(2)
前記制御部は、
ユーザから取得した情報に基づく判断基準、及び、プリセットされた判断基準のうち、いずれかを、前記個人用エージェントの個人判断基準として設定する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(3)
前記制御部は、
特定ユーザの個人判断基準、及び、プリセットされた判断基準のうち、いずれかを、前記グループエージェントのグループ判断基準として設定する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(4)
前記制御部は、
前記個人判断基準に従って前記個人用エージェントにより推薦された事に対する前記ユーザのフィードバックに応じて、前記個人判断基準を更新する、前記(2)に記載の情報処理システム。
(5)
前記制御部は、
前記グループ判断基準に従って前記グループエージェントにより推薦された事に対する、所定のユーザのフィードバックに応じて、前記グループエージェントの判断基準を更新する、前記(3)に記載の情報処理システム。
(6)
前記制御部は、
前記グループ判断基準に従って前記グループエージェントにより推薦された事に対する、前記特定ユーザのフィードバックに応じて、前記グループ判断基準を更新する、前記(5)に記載の情報処理システム。
(7)
前記制御部は、
前記グループ判断基準に従って前記グループエージェントにより推薦された事に対する、前記グループに所属する複数ユーザのフィードバックに応じて、前記グループ判断基準を更新する、前記(5)に記載の情報処理システム。
(8)
前記制御部は、
前記プリセットされた判断基準が前記グループ判断基準として設定されたときは、当該グループ判断基準を固定とする、前記(3)に記載の情報処理システム。
(9)
前記制御部は、
前記個人判断基準の少なくとも一部について、前記グループ判断基準には反映されないように設定可能である、前記(3)に記載の情報処理システム。
(10)
前記制御部は、
前記個人判断基準のうち、前記ユーザが非公開設定したキーワードを含む情報については、前記グループ判断基準には反映しないよう制御する、前記(9)に記載の情報処理システム。
(11)
前記制御部は、
第1のユーザの個人用エージェントに関連付けられた第1のグループエージェントのグループ判断基準と、
第2のユーザの個人用エージェントに関連付けられた第2のグループエージェントのグループ判断基準と、を比較し、
共通する部分と、一方にのみ存在する部分を残した判断基準を持つ新たなグループエージェントを、前記第1のユーザの個人用エージェントと、前記第2のユーザの個人用エージェントとに関連付ける、
前記(1)〜(10)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(12)
前記制御部は、
前記第1のユーザの個人用エージェントと前記新たなグループエージェントとの関連付けを削除し、再び、前記第1のユーザの個人用エージェントに、前記第1のグループエージェントを関連付ける、前記(11)に記載の情報処理システム。
(13)
前記制御部は、
前記第1のユーザの個人用エージェントと前記新たなグループエージェントとの関連付けを削除し、当該新たなグループエージェントのグループ判断基準を、当該第1のユーザの個人用エージェントが関連付けられる他の新たなグループエージェントに引き継がせる、前記(11)に記載の情報処理システム。
(14)
前記制御部は、
前記グループに所属する前記個人用エージェントに基づき、新たなグループエージェントを生成可能である、
前記(1)〜(13)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(15)
前記制御部は、
前記個人用エージェントの個人判断基準を、前記新たなグループエージェントのグループ判断基準とする、前記(14)に記載の情報処理システム。
(16)
前記制御部は、
前記グループエージェントと、複数の前記個人用エージェントとを関連付けることで、前記グループを形成する、前記(1)〜(15)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(17)
前記グループエージェントは、前記ユーザが他のユーザに公開している情報にアクセス可能であり、
前記個人用エージェントは、前記ユーザが他のユーザに公開していない情報にもアクセス可能である、
前記(1)〜(16)のいずれか1項に記載の情報処理システム。
(18)
プロセッサが、
ユーザに個人化された個人用エージェントと、
複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御することを含む、情報処理方法。
(19)
コンピュータを、
ユーザに個人化された個人用エージェントと、
複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御する制御部として機能させるためのプログラムが記録された、記録媒体。
1 個人エージェント端末
100 制御部
101 画像認識部
102 音声認識部
103 個人判断基準管理部
104 個人支援判断部
105 個人スケジュール管理部
106 通知制御部
110 通信部
120 操作入力部
130 センサ部
131 位置情報取得部
132 カメラ
133 マイク
134 加速度センサ
135 生体センサ
140 表示部
150 スピーカ
160 記憶部
2 グループエージェント端末
200 制御部
201 画像認識部
202 音声認識部
203 グループ判断基準管理部
204 グループ支援判断部
205 グループスケジュール管理部
206 通知制御部
210 通信部
220 操作入力部
230 センサ部
231 カメラ
232 マイク
240 表示部
250 スピーカ
260 記憶部
3 IoT家電
4 ネットワーク
5a スケジュール管理サーバ
5b レシピサービスサーバ
6 エージェントサーバ
10 個人用エージェント
20 グループエージェント
40A、40B ホームネットワーク

Claims (19)

  1. ユーザに個人化された個人用エージェントと、
    複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御する制御部を備える、
    情報処理システム。
  2. 前記制御部は、
    ユーザから取得した情報に基づく判断基準、及び、プリセットされた判断基準のうち、いずれかを、前記個人用エージェントの個人判断基準として設定する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記制御部は、
    特定ユーザの個人判断基準、及び、プリセットされた判断基準のうち、いずれかを、前記グループエージェントのグループ判断基準として設定する、請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記制御部は、
    前記個人判断基準に従って前記個人用エージェントにより推薦された事に対する前記ユーザのフィードバックに応じて、前記個人判断基準を更新する、請求項2に記載の情報処理システム。
  5. 前記制御部は、
    前記グループ判断基準に従って前記グループエージェントにより推薦された事に対する、所定のユーザのフィードバックに応じて、前記グループエージェントの判断基準を更新する、請求項3に記載の情報処理システム。
  6. 前記制御部は、
    前記グループ判断基準に従って前記グループエージェントにより推薦された事に対する、前記特定ユーザのフィードバックに応じて、前記グループ判断基準を更新する、請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記制御部は、
    前記グループ判断基準に従って前記グループエージェントにより推薦された事に対する、前記グループに所属する複数ユーザのフィードバックに応じて、前記グループ判断基準を更新する、請求項5に記載の情報処理システム。
  8. 前記制御部は、
    前記プリセットされた判断基準が前記グループ判断基準として設定されたときは、当該グループ判断基準を固定とする、請求項3に記載の情報処理システム。
  9. 前記制御部は、
    前記個人判断基準の少なくとも一部について、前記グループ判断基準には反映されないように設定可能である、請求項3に記載の情報処理システム。
  10. 前記制御部は、
    前記個人判断基準のうち、前記ユーザが非公開設定したキーワードを含む情報については、前記グループ判断基準には反映しないよう制御する、請求項9に記載の情報処理システム。
  11. 前記制御部は、
    第1のユーザの個人用エージェントに関連付けられた第1のグループエージェントのグループ判断基準と、
    第2のユーザの個人用エージェントに関連付けられた第2のグループエージェントのグループ判断基準と、を比較し、
    共通する部分と、一方にのみ存在する部分を残した判断基準を持つ新たなグループエージェントを、前記第1のユーザの個人用エージェントと、前記第2のユーザの個人用エージェントとに関連付ける、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  12. 前記制御部は、
    前記第1のユーザの個人用エージェントと前記新たなグループエージェントとの関連付けを削除し、再び、前記第1のユーザの個人用エージェントに、前記第1のグループエージェントを関連付ける、請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記制御部は、
    前記第1のユーザの個人用エージェントと前記新たなグループエージェントとの関連付けを削除し、当該新たなグループエージェントのグループ判断基準を、当該第1のユーザの個人用エージェントが関連付けられる他の新たなグループエージェントに引き継がせる、請求項11に記載の情報処理システム。
  14. 前記制御部は、
    前記グループに所属する前記個人用エージェントに基づき、新たなグループエージェントを生成可能である、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  15. 前記制御部は、
    前記個人用エージェントの個人判断基準を、前記新たなグループエージェントのグループ判断基準とする、請求項14に記載の情報処理システム。
  16. 前記制御部は、
    前記グループエージェントと、複数の前記個人用エージェントとを関連付けることで、前記グループを形成する、請求項1に記載の情報処理システム。
  17. 前記グループエージェントは、前記ユーザが他のユーザに公開している情報にアクセス可能であり、
    前記個人用エージェントは、前記ユーザが他のユーザに公開していない情報にもアクセス可能である、
    請求項1項に記載の情報処理システム。
  18. プロセッサが、
    ユーザに個人化された個人用エージェントと、
    複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御することを含む、情報処理方法。
  19. コンピュータを、
    ユーザに個人化された個人用エージェントと、
    複数の前記個人用エージェントに対応する複数ユーザから成るグループに対して支援を行うグループエージェントと、を制御する制御部として機能させるためのプログラムが記録された、記録媒体。
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