JP2021180532A - 充電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の充電器を備える充電装置において、一部の充電器が期待する電力を出力できない状況になったときでも、総出力電力が目標出力電力を維持できる充電装置を提供する。【解決手段】充電装置1は、並列に接続された第1および第2の充電器10と、総電力指令値に基づいて第1および第2の充電器の出力電力を制御する制御部20を備える。第1の充電器が第1の充電器の最大出力値まで充電動作を実行できるときは、制御部は、総電力指令値が最大出力値以下の第1出力値までの場合、総電力指令値を第1の充電器に割り当て、総電力指令値が第1出力値を超える場合、総電力指令値を第1および第2の充電器に割り当てる。【選択図】図1
Description
本発明は、複数の充電器を備える充電装置に係わる。
電動車両およびハイブリッド車の普及に伴い、高速充電の要求が高まってきている。そして、高速充電を実現するために、並列に接続された複数の充電器を備える充電装置が実用化されている。
例えば、直流充電電力を生成する電源部と、電源部を構成する複数の充電ユニットと、制御ユニットと、制御ユニットと充電ユニットとの間でデータの送受信を可能にする通信ラインを備える充電システムが提案されている(特許文献1)。この充電システムにおいては、充電ユニットは、自己の故障診断の結果に関する充電ユニット状態データを作成して制御ユニットに送信する。制御ユニットは、複数の充電ユニットを複数の充電ユニットグループにグルーピングし、故障を表す充電ユニット状態データを受信すると、充電ユニットグループ単位で複数の充電ユニットの出力状態を変更する。
なお、特許文献2、3にも関連する技術が記載されている。
複数の充電器を備える充電装置においては、複数の充電器のうちの一部の充電器が期待する電力を出力できない状況になっても、全体として充電動作を継続することは可能である。しかし、従来の構成では、一部の充電器が期待する電力を出力できない状況になったときに、充電装置の総出力電力が目標出力電力よりも低下してしまうことがある。
本発明の1つの側面に係わる目的は、複数の充電器を備える充電装置において、一部の充電器が期待する電力を出力できない状況になったときでも、総出力電力が目標出力電力を維持できるようにすることである。
本発明の1つの態様の充電装置は、並列に接続された第1の充電器および第2の充電器と、総電力指令値に基づいて前記第1の充電器および前記第2の充電器の出力電力を制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記第1の充電器が前記第1の充電器に対して設定されている最大出力値まで充電動作を実行できるときは、前記総電力指令値が前記最大出力値以下の第1出力値までの場合に、前記総電力指令値を前記第1の充電器に割り当て、前記総電力指令値が前記第1出力値を超える場合に、前記総電力指令値を前記第1の充電器と前記第2の充電器とに割り当てる通常充電モードで前記第1の充電器および前記第2の充電器の出力電力を制御する。また、前記制御部は、前記第1の充電器が前記最大出力値より小さい第2出力値まで充電動作を実行できるときは、前記総電力指令値が前記第2出力値を超える場合に、前記第2出力値を前記第1の充電器に割り当てるとともに、前記総電力指令値から前記第2出力値を減算した残余出力値を前記第2の充電器に割り当てる制限充電モードで前記第1の充電器および前記第2の充電器の出力電力を制御する。
上記構成の充電装置においては、第1の充電器が最大出力値より小さい第2出力値までしか充電動作を実行できないときには、総電力指令値が第2出力値を超える場合に、第2出力値が第1の充電器に割り当てるとともに、総電力指令値から第2出力値を減算した残余出力値が第2の充電器に割り当てられる。すなわち、複数の充電器のうちの一部の充電器(ここでは、第1の充電器)の出力電力が制限された場合、他の充電器(ここでは、第2の充電器)が不足分を補償するので、充電装置全体として出力電力の低下が回避される。
このように、上述の態様によれば、複数の充電器を備える充電装置において、一部の充電器が期待する電力を出力できない状況になったときでも、総出力電力が目標出力電力を維持できる。
図1は、本発明の実施形態に係わる充電装置の一例を示す。この実施例では、充電装置1は、電力系統2から供給される電力を利用して二次電池3を充電する。
二次電池3は、特に限定されるものではないが、例えば、車両に搭載される。車両は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、または電動フォークリフト等である。また、二次電池3が車両に搭載される場合は、充電装置1も同じ車両に搭載される。電力系統2は、例えば、商用交流電源である。
充電装置1は、複数の充電器10および制御部20を備える。複数の充電器10は、互いに電気的に並列に接続されている。なお、図1に示す実施例では、充電装置1は、2個の充電器10(10#1、10#2)を備えているが、3個以上の充電器10を備えていてもよい。また、充電装置1は、図1に示していない他の回路または機能を備えていてもよい。
各充電器10は、充電器制御部11、AC/DCコンバータ12、温度センサ13を備える。充電器制御部11は、制御部20から与えられる電力指令値に従って、AC/DCコンバータ12を制御する。電力指令値は、充電器10の出力電力を指定する。したがって、充電器制御部11は、電力指令値により指定される出力電力を実現するようにAC/DCコンバータ12を制御する。AC/DCコンバータ12は、充電器制御部11による制御に応じて、電力系統2から供給される電力を直流に変換して出力する。温度センサ13は、充電器10(実際には、AC/DCコンバータ12)の温度を測定する。そして、温度センサ13による測定結果は、充電器制御部11に通知される。
各充電器10の最大出力値は、予め設定されており、図1に示す実施例では3300Wである。即ち、各充電器10は、ゼロから3300Wの範囲で直流電力を生成できる。したがって、充電装置1は、ゼロから6600Wの範囲で直流電力を生成できる。
ただし、各充電器10は、過剰な負荷からAC/DCコンバータ12を保護するための機能を備える。具体的には、温度センサ13により測定された温度が所定の閾値を超えると、充電器制御部11は、充電器10の出力電力が第2出力値としての所定の制限出力値を超えないようにAC/DCコンバータ12を制御する。閾値は、例えば、温度の上昇がAC/DCコンバータ12の劣化を促進しないように決定される。また、制限出力値は、充電器10の最大出力値よりも小さく、AC/DCコンバータ12の温度が低下するように決定される。一例としては、制限出力値は1500Wである。よって、充電器10は、制御部20から与えられる電力指令値に従って出力電力を生成しないことがある。例えば、電力指令値「2500W」が与えられたときに、AC/DCコンバータ12の温度が閾値を超えていれば、充電器制御部11は、1500Wの出力電力を生成するようにAC/DCコンバータ12を制御する。
なお、充電器制御部11は、充電器10が制限出力値に従って充電動作を行っているか否かを表す制限情報を制御部20に通知する。すなわち、充電器10が制限出力値を用いて出力電力を制御するときは、充電器制御部11は、充電器10が制限出力値までしか充電動作を実行できないことを表す制限情報を制御部20に通知する。以下の記載では、充電器10が最大出力値まで充電動作を実行できる状態を「非制限」と表記し、充電器10が制限出力値までしか充電動作を実行できない状態を「制限」と表記することがある。
制御部20は、上位制御部4から与えられる総電力指令値に基づいて、各充電器10の出力電力を制御する。具体的には、制御部20は、総電力指令値に基づいて、充電器10#1に与える電力指令値#1および充電器10#2に与える電力指令値#2を決定する。ここで、電力指令値#1および電力指令値#2は、電力指令値#1と電力指令値#2との和が総電力指令値と一致するように決定される。
ただし、上位制御部4から与えられる総電力指令値は、一定ではなく、時間に対して変化することがある。例えば、上位制御部4は、二次電池3が満充電状態に近づくに連れて総電力指令値を低下させるようにしてもよい。そして、総電力指令値が変化すると、各電力指令値も変化することになる。
また、制御部20は、電力指令値#1、#2を決定する際、各充電器10から通知される制限情報を参照する。例えば、充電器10#1の温度が閾値を超えると、制限出力値までしか充電動作を実行できないことを表す制限情報が、充電器10#1から制御部20に通知される。そうすると、制御部20は、充電器10#1に与える電力指令値#1が制限出力値以下となるように電力指令値#1を決定する。この結果、充電器10#1の負荷が削減され、充電器10#1の温度の低下が期待される。このとき、充電装置1が総電力指令値に従って充電動作を行うためには、電力指令値#1と電力指令値#2との和が総電力指令値と一致することが要求される。したがって、制御部20は、総電力指令値から電力指令値#1を引算することにより電力指令値#2を決定する。
なお、制御部20は、例えば、プロセッサおよびメモリを含むECU(Electric Control Unit)により実現される。この場合、プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを実行することにより制御部20の機能を提供する。ただし、制御部20は、デジタル信号処理回路により実現してもよい。
図2は、制御部20の動作の一例を示す。なお、制御部20は、充電器10の状態に応じて通常充電モードまたは制限充電モードを選択し、選択した充電モードで各充電器10を制御する。
<通常充電モード>
制御部20は、各充電器10から通知される制限情報に基づいて充電装置1の充電モードを決定する。この実施例では、充電器10#1、10#2から通知される制限情報がいずれも「非制限(充電器10が最大出力値まで充電動作を実行できる)」を表す場合、制御部20は、充電モードとして通常充電モードを選択する。通常充電モードにおいては、各充電器10は、ゼロから最大出力値の範囲で充電動作を実行できる。そして、制御部20は、以下の規則に従って各充電器10の出力電力を制御する。なお、この実施例では、図2(a)に示すように、各充電器10(10#1、10#2)の最大出力値は3300Wである。
制御部20は、各充電器10から通知される制限情報に基づいて充電装置1の充電モードを決定する。この実施例では、充電器10#1、10#2から通知される制限情報がいずれも「非制限(充電器10が最大出力値まで充電動作を実行できる)」を表す場合、制御部20は、充電モードとして通常充電モードを選択する。通常充電モードにおいては、各充電器10は、ゼロから最大出力値の範囲で充電動作を実行できる。そして、制御部20は、以下の規則に従って各充電器10の出力電力を制御する。なお、この実施例では、図2(a)に示すように、各充電器10(10#1、10#2)の最大出力値は3300Wである。
(1)総電力指令値が充電器10#1の最大出力値以下であれば、総電力指令値により指定される総電力がすべて充電器10#1に割り当てられる。すなわち、総電力指令値が3300W以下であれば、充電器10#1に与えられる電力指令値#1は、総電力指令値と同じになる。よって、総電力指令値が第1出力値としての最大出力値以下の場合に、総電力指令値は充電器10#1に割り当てられる。例えば、総電力指令値が2000Wであれば、電力指令値#1も2000Wである。この場合、充電装置1の出力電力は、すべて充電器10#1により提供されることになる。したがって、充電器10#2に与えられる電力指令値#2はゼロであり、充電器10#2の出力電力もゼロである。また、総電力指令値が最大出力値3300Wでも、電力指令値#1は3300Wである。
(2)総電力指令値が充電器10#1の最大出力値より大きいときは、制御部20は、総電力指令値により指定される総電力のうち、充電器10#1の最大出力値に相当する電力を充電器10#1に割り当て、充電器10#1の最大出力値を超える電力を充電器10#2に割り当てる。よって、総電力指令値が最大出力値を超える場合に、総電力指令値は充電器10#1と充電器10#2とに割り当てられる。すなわち、総電力指令値が3300Wを越えていれば、総電力指令値により指定された総電力は、充電器10#1および充電器10#2により提供される。このとき、充電器10#1が優先的に使用される。よって、総電力指令値が3300Wを越えているときは、充電器10#1が3300Wを出力し、充電器10#2が残りの電力を出力するように、電力指令値#1、#2が決定される。例えば、総電力指令値が4000Wであれば、電力指令値#1は3300Wであり、電力指令値#2は700Wである。この結果、充電器10#1は3300Wを出力し、充電器10#2は700Wを出力する。
このように、制御部20は、通常充電モードにおいては、総電力指令値により指定される総電力のうち、充電器10#1の最大出力値までの電力を充電器10#1に割り当て、残りの電力(すなわち、充電器10#1の最大出力値を超える電力)を充電器10#2に割り当てる。なお、通常充電モードにおいては、上述したように、充電器10#1が優先的に使用される。このため、充電器10#1に過剰な負荷が加わりやすく、その温度が上昇しやすい。
<制限充電モード1>
充電器10#1の温度が閾値を超えると、充電器10#1の充電器制御部11は、制限情報を「非制限」から「制限」に更新する。そうすると、制御部20は、充電器10#1が制限状態であり、充電器10#2が非制限状態であることを検知する。そして、制御部20は、充電モードとして制限充電モード1を選択する。
充電器10#1の温度が閾値を超えると、充電器10#1の充電器制御部11は、制限情報を「非制限」から「制限」に更新する。そうすると、制御部20は、充電器10#1が制限状態であり、充電器10#2が非制限状態であることを検知する。そして、制御部20は、充電モードとして制限充電モード1を選択する。
制限充電モード1においては、充電器10#1は、ゼロから制限出力値の範囲で充電動作を実行する。制限出力値は、最大出力値よりも小さく、この実施例では、図2(b)に示すように、1500Wである。一方、充電器10#2は、ゼロから最大出力値の範囲で充電動作を実行する。具体的には、制限充電モード1においては、制御部20は、以下の規則に従って各充電器10の出力電力を制御する。
(1)総電力指令値が第2出力値としての制限出力値以下であれば、総電力指令値により指定される総電力がすべて充電器10#1に割り当てられる。すなわち、総電力指令値が1500W以下であれば、充電器10#1に与えられる電力指令値#1は、総電力指令値と同じになる。例えば、総電力指令値が1000Wであれば、電力指令値#1も1000Wである。この場合、充電装置1の出力電力は、すべて充電器10#1により提供されることになる。したがって、充電器10#2に与えられる電力指令値#2はゼロであり、充電器10#2の出力電力もゼロである。
(2)総電力指令値が制限出力値より大きいときは、制御部20は、総電力指令値により指定される総電力のうち、制限出力値に相当する電力を充電器10#1に割り当て、総電力指令値から制限出力値を減算した残余出力値に相当する電力を充電器10#2に割り当てる。すなわち、総電力指令値が1500Wを越えていれば、総電力指令値により指定された総電力は、充電器10#1および充電器10#2により提供される。このとき、充電器10#1が優先的に使用される。したがって、総電力指令値が1500Wを越えているときは、充電器10#1が1500Wを出力し、充電器10#2が残りの電力を出力するように、電力指令値#1、#2が決定される。たとえば、総電力指令値が4000Wであれば、電力指令値#1は1500Wであり、残余出力値としての電力指令値#2は2500Wである。この結果、充電器10#1は1500Wを出力し、充電器10#2は2500Wを出力する。
このように、制御部20は、制限充電モード1においては、総電力指令値により指定される総電力のうち、制限出力値までの電力を充電器10#1に割り当て、残りの電力(すなわち、制限出力値を超える電力)を充電器10#2に割り当てる。よって、充電器10#1の出力電力の上限が抑制される。この結果、充電器10#1の負荷が削減され、充電器10#1の温度の低下が期待される。なお、制限充電モード1においては、図2(b)に示すように、充電装置1の最大出力電力は4800Wである。
<制限充電モード2>
充電器10#1の温度が閾値以下であり、且つ、充電器10#2の温度が閾値を超えているときには、充電器10#1の充電器制御部11は制限情報「非制限」を出力し、充電器10#2の充電器制御部11は制限情報「制限」を出力する。そうすると、制御部20は、充電器10#1が非制限状態であり、充電器10#2が制限状態であることを検知する。この場合、制御部20は、充電モードとして通常充電モード2を選択する。
充電器10#1の温度が閾値以下であり、且つ、充電器10#2の温度が閾値を超えているときには、充電器10#1の充電器制御部11は制限情報「非制限」を出力し、充電器10#2の充電器制御部11は制限情報「制限」を出力する。そうすると、制御部20は、充電器10#1が非制限状態であり、充電器10#2が制限状態であることを検知する。この場合、制御部20は、充電モードとして通常充電モード2を選択する。
制限充電モード2の充電動作は、通常充電モードと実質的に同じである。ただし、制限充電モード2においては、充電器10#1の出力電力はゼロから最大出力値の範囲で制御され、充電器10#2の出力電力はゼロから制限出力値の範囲で制御される。よって、制限充電モード2においては、充電装置1の最大出力電力は4800Wである。
<制限充電モード3>
充電器10#1および充電器10#2の温度がいずれも閾値を超えているときには、充電器10#1の充電器制御部11は制限情報「制限」を出力し、充電器10#2の充電器制御部11も制限情報「制限」を出力する。そうすると、制御部20は、充電器10#1および充電器10#2がいずれも制限状態であることを検知する。この場合、制御部20は、充電モードとして通常充電モード3を選択する。
充電器10#1および充電器10#2の温度がいずれも閾値を超えているときには、充電器10#1の充電器制御部11は制限情報「制限」を出力し、充電器10#2の充電器制御部11も制限情報「制限」を出力する。そうすると、制御部20は、充電器10#1および充電器10#2がいずれも制限状態であることを検知する。この場合、制御部20は、充電モードとして通常充電モード3を選択する。
制限充電モード3の充電動作は、制限充電モード1と実質的に同じである。ただし、制限充電モード3においては、充電器10#1だけでなく、充電器10#2の出力電力もゼロから制限出力値に範囲で制御される。よって、制限充電モード3においては、充電装置1の最大出力電力は3000Wである。
図3は、本発明の実施形態に係わる充電制御方法の一例を示すフローチャートである。なお、図3に示すフローチャートの処理は、制御部20により所定の時間間隔で繰り返し実行される。また、各充電器10は、常時、AC/DCコンバータ12の温度を測定し、その測定結果に応じて制限情報を生成するものとする。
S1において、制御部20は、上位制御部4から与えられる総電力指令値を取得する。なお、上位制御部4は、例えば、二次電池3の規格および状態などに基づいて総電力指令値を生成する。
S2において、制御部20は、各充電器10の電力指令値を決定する。このとき、制御部20は、例えば、図2(a)に示す通常充電モードで充電器10#1に与える電力指令値#1および充電器10#2に与える電力指令値#2を決定する。例えば、「総電量指令値:4000W」が与えられたときは、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が生成される。
S3において、制御部20は、各充電器10から制限情報を取得する。なお、各充電器10は、温度センサ13の測定結果(すなわち、AC/DCコンバータ12の温度)に基づいて制限情報を生成する。このとき、温度センサ13の温度が閾値を超えていれば、充電器10はゼロから制限出力値の範囲で充電動作を行うので、制限状態を表す制限情報が生成される。一方、温度センサ13の温度が閾値以下であれば、充電器10はゼロから最大出力値の範囲で充電動作を行うので、非制限状態を表す制限情報が生成される。
S4において、制御部20は、各充電器10から取得した制限情報に基づいて、制限状態で充電動作を行っている充電器10が存在するか否かを判定する。制限状態で充電動作を行っている充電器10が存在しないときは、S5〜S7の処理がスキップされ、制御部20は、S8において、電力指令値を出力する。この場合、S2で生成された電力指令値#1、#2がそれぞれ充電器10#1、10#2に与えられる。したがって、制限状態で充電動作を行っている充電器10が存在しないときは、充電装置1は、通常充電モードで二次電池3を充電する。なお、以下の記載では、制限状態で充電動作を行っている充電器10を「制限充電器」と呼ぶことがある。
制限充電器が存在するときは(S4:Yes)、制御部20の処理はS5に進む。S5において、制御部20は、制限充電器に対して決定された電力指令値が制限出力値を超えているか否かを判定する。なお、この電力指令値は、S2において決定されている。そして、制限充電器に対して決定された電力指令値が制限出力値を超えていなければ、制御部20は、S2で決定した電力指令値を変更する必要がないと判定する。そうすると、S6〜S7の処理がスキップされ、制御部20は、S8において、電力指令値を出力する。この場合、S2で生成された電力指令値#1、#2がそれぞれ充電器10#1、10#2に与えられることになる。ただし、制限充電器が存在するときは、制御部20は、制限充電モード1〜3のいずれか1つで充電動作を制御する。
制限充電器が存在し、且つ、制限充電器に対して決定された電力指令値が制限出力値を超えているときは(S5:Yes)、制御部20の処理はS6に進む。S6において、制御部20は、制限充電器に与える電力指令値として「制限出力値」を設定する。また、S7において、制御部20は、他の充電器に与える電力指令値として「総電力指令値−制限出力値」を設定する。そして、制御部20は、S8において、電力指令値を出力する。この場合、S6〜S7で生成された電力指令値#1、#2がそれぞれ充電器10#1、10#2に与えられることになる。
次に、幾つかの実施例に基づいて図3に示すフローチャートの手順を説明する。
例1:総電力指令値:4000W、充電器10#1:非制限、充電器10#2:非制限
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。また、S4において、制限充電器が存在しないと判定される。そうすると、S8において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」がそれぞれ充電器10#1および充電器10#2に与えられる。この結果、充電器10#1は3300Wを出力し、充電器10#2は700Wを出力する。
例1:総電力指令値:4000W、充電器10#1:非制限、充電器10#2:非制限
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。また、S4において、制限充電器が存在しないと判定される。そうすると、S8において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」がそれぞれ充電器10#1および充電器10#2に与えられる。この結果、充電器10#1は3300Wを出力し、充電器10#2は700Wを出力する。
例2:総電力指令値:4000W、充電器10#1:制限、充電器10#2:非制限
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。ただし、S4において、充電器10#1が制限充電器であると判定される。そうすると、S5において、充電器10#1に対して決定された電力指令値#1と充電器10#1の制限出力値とが比較される。ここで、充電器10#1の制限出力値は1500Wであり、電力指令値#1は制限出力値を超えている。この場合、S6において「電力指令値#1:1500W」が得られる。また、S7において「電力指令値#2:2500W(=4000−1500)」が得られる。そして、S8において、電力指令値#1、#2がそれぞれ充電器10#1、10#2に与えられる。この結果、充電器10#1は1500Wを出力し、充電器10#2は2500Wを出力する。
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。ただし、S4において、充電器10#1が制限充電器であると判定される。そうすると、S5において、充電器10#1に対して決定された電力指令値#1と充電器10#1の制限出力値とが比較される。ここで、充電器10#1の制限出力値は1500Wであり、電力指令値#1は制限出力値を超えている。この場合、S6において「電力指令値#1:1500W」が得られる。また、S7において「電力指令値#2:2500W(=4000−1500)」が得られる。そして、S8において、電力指令値#1、#2がそれぞれ充電器10#1、10#2に与えられる。この結果、充電器10#1は1500Wを出力し、充電器10#2は2500Wを出力する。
なお、例2として説明したケースにおいて、本発明の実施形態に係わる充電方法を実行しなければ(すなわち、S7を実行しなければ)、充電装置1は、総電力指令値を満足できないおそれがある。例えば、電力指令値#1を3300Wから1500Wに制限する一方で、電力指令値#2を700Wのまま維持すれば、充電装置1の総出力電力が2200Wとなってしまう。
これに対して、本発明の実施形態に係わる充電方法においては、複数の充電器のうちの一部の充電器の出力電力が制限された場合、他の充電器が不足分を補償する。上述のケースでは、電力指令値#1が3300Wから1500Wに制限されたときは、電力指令値#2は700Wから2500Wに補正され、充電装置1の総出力電力は4000Wとなる。すなわち、一部の充電器が期待する電力を出力できない状況になったときでも、充電装置1は、目標出力電力を維持することができる。
例3:総電力指令値:4000W、充電器10#1:非制限、充電器10#2:制限
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。ただし、S4において、充電器10#2が制限充電器であると判定される。そうすると、S5において、充電器10#2に対して決定された電力指令値#2と充電器10#2の制限出力値とが比較される。ここで、充電器10#2の制限出力値は1500Wであり、電力指令値#2は制限出力値を超えてない。そうすると、S8において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」がそれぞれ充電器10#1および充電器10#2に与えられる。この結果、充電器10#1は3300Wを出力し、充電器10#2は700Wを出力する。
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。ただし、S4において、充電器10#2が制限充電器であると判定される。そうすると、S5において、充電器10#2に対して決定された電力指令値#2と充電器10#2の制限出力値とが比較される。ここで、充電器10#2の制限出力値は1500Wであり、電力指令値#2は制限出力値を超えてない。そうすると、S8において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」がそれぞれ充電器10#1および充電器10#2に与えられる。この結果、充電器10#1は3300Wを出力し、充電器10#2は700Wを出力する。
例4:総電力指令値:4000W、充電器10#1:制限、充電器10#2:制限
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。ただし、S4において、充電器10#1および充電器10#2が制限充電器であると判定される。そうすると、S5において、電力指令値#1および電力指令値#2がそれぞれ制限出力値と比較される。
S2において、「電力指令値#1:3300W」および「電力指令値#2:700W」が得られる。ただし、S4において、充電器10#1および充電器10#2が制限充電器であると判定される。そうすると、S5において、電力指令値#1および電力指令値#2がそれぞれ制限出力値と比較される。
電力指令値#1は制限出力値を超えているので、制御部20は、電力指令値#1に対してS6の処理を実行する。よって、「電力指令値#1:1500W」が得られる。一方、電力指令値#2は制限出力値を超えていないので、制御部20は、電力指令値#2に対してS6の処理を実行しない。続いて、電力指令値#2に対してS7の処理を実行すると、「電力指令値#2:2500W」が得られる。ただし、充電器10#2は制限充電器なので、電力指令値#2は制限出力値を超えることはできない。したがって、「電力指令値#2:1500W」が出力される。この結果、充電器10#1および充電器10#2はそれぞれ1500Wを出力する。
なお、例4として説明したケースでは、充電装置1の総出力電力が3000Wであり、充電装置1は上位制御部4から与えられる指令を満足できていない。したがって、この場合、制御部20は、上位制御部4の指令を満足できない旨を上位制御部4に通知することが好ましい。
ところで、図1に示す実施例における充電器10は、過剰な負荷からAC/DCコンバータ12を保護する機能を備えるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、充電器10が上述の保護機能を備えていないときは、充電器10は、温度センサ13による測定結果を制御部20に通知する。そして、制御部20は、各充電器10から通知される測定結果を考慮して電力指令値を決定する。
図4は、制御部20が各充電器10の温度をモニタして電力指令値を決定する方法の一例を示すフローチャートである。制御部20が各充電器10の温度をモニタして電力指令値を決定する場合、図3に示すフローチャートのS3の代わりにS11〜S12が実行される。S11において、制御部20は、各充電器10から温度センサ13の測定結果を取得することにより、各充電器10の温度をモニタする。S12において、制御部20は、測定された温度が閾値を超えている充電器10を「制限出力値までしか充電動作を実行できない充電器(すなわち、制限充電器)」と判定する。他のステップの処理は、図3および図4において実質的に同じである。
<充電モードの切替え>
図5は、充電モードを切り替える処理の実施例を示すフローチャートである。以下の記載では、図2(a)に示す通常充電モードと図2(b)に示す制限充電モード1との間の切替えについて説明する。
図5は、充電モードを切り替える処理の実施例を示すフローチャートである。以下の記載では、図2(a)に示す通常充電モードと図2(b)に示す制限充電モード1との間の切替えについて説明する。
図5(a)に示す例では、S21において、制御部20は、現在の充電モードが通常充電モードであるか制限充電モード1であるかを判定する。ここで、充電モードを表す情報は、例えば、フラグ情報として制御部20のメモリに記録されている。この場合、制御部20は、このフラグ情報を参照することで充電モードを判定してもよい。なお、通常充電モードにおいては、充電器10#1および充電器10#2がいずれも非制限状態で動作している。また、制限充電モード1においては、充電器10#1が制限状態で動作し、充電器10#2が非制限状態で動作している。
現在の充電モードが通常充電モードであるときは、制御部20は、S22において、充電器10#1が非制限状態から制限状態に遷移したか否かを判定する。そして、充電器10#1が非制限状態から制限状態に遷移していれば、制御部20は、S23において、充電モードを通常充電モードから制限充電モード1に切り替える。一方、充電器10#1が非制限状態から制限状態に遷移していなければ、S23はスキップされ、通常充電モードが維持される。
現在の充電モードが通常充電モードでないとき(すなわち、現在の充電モードが制限充電モード1であるとき)は、制御部20は、S24において、充電器10#1が制限状態から非制限状態に復帰したか否かを判定する。そして、充電器10#1が制限状態から非制限状態に復帰していれば、制御部20は、S25において、充電モードを制限充電モード1から通常充電モードに切り替える。一方、充電器10#1が制限状態から非制限状態に復帰していなければ、S25はスキップされ、制限充電モード1が維持される。
図5(b)に示すフローチャートは、制御部20が各充電器10の温度をモニタするケースでの手順を表す。図5(b)に示すフローチャートでは、図5(a)に示すS22、S24の代わりに、S31、S32が実行される。
すなわち、現在の充電モードが通常充電モードであるときは、制御部20は、S31において、充電器10#1の温度が閾値TH1より高くなったか否かを判定する。そして、充電器10#1の温度が閾値TH1より高くなっていれば、制御部20は、S23において、充電モードを通常充電モードから制限充電モード1に切り替える。一方、充電器10#1の温度が閾値TH1より高くなっていなければ、S23はスキップされ、通常充電モードが維持される。
現在の充電モードが通常充電モードでないとき(すなわち、現在の充電モードが制限充電モード1であるとき)は、制御部20は、S32において、充電器10#1の温度が閾値TH2より低くなったか否かを判定する。そして、充電器10#1の温度が閾値TH2より低くなっていれば、制御部20は、S25において、充電モードを制限充電モード1から通常充電モードに切り替える。一方、充電器10#1の温度が閾値TH2より低くなっていなければ、S25はスキップされ、制限充電モード1が維持される。
なお、図5(b)に示す手順においては、閾値TH1よりも閾値TH2を低く設定することが好ましい。この場合、充電モードの切り替え頻度が抑制される。
<バリエーション>
図1に示す実施例では、充電装置1は2個の充電器10を備えるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、充電装置1は、並列に接続される3個以上の充電器10を備えていてもよい。なお、充電装置1が3個以上の充電器10を備える構成においても、一部の充電器10の出力電力が制限されたことに起因して充電装置1の総出力電力が総電力指令値より低くなる場合には、他の充電器10が不足分を補償する。
図1に示す実施例では、充電装置1は2個の充電器10を備えるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、充電装置1は、並列に接続される3個以上の充電器10を備えていてもよい。なお、充電装置1が3個以上の充電器10を備える構成においても、一部の充電器10の出力電力が制限されたことに起因して充電装置1の総出力電力が総電力指令値より低くなる場合には、他の充電器10が不足分を補償する。
また、図1に示す実施例では、充電器10の温度が閾値を超えたときに充電器10により出力電力を制限する保護動作が自律的に実行されるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。即ち、充電器10は、他の要因に起因して保護動作を実行してもよい。たとえば、電源系統2から供給される交流電力の周波数が低下すると、リップルが大きくなり、十分な出力電力を生成できないことがある。よって、充電器10は、電力系統2から供給される交流電力の周波数が所定の範囲から外れたときに、制限出力値を用いて出力電力を制限してもよい。また、充電器10の出力電圧が低下すると、電力一定制御を実施するケースでは、その分だけ電流が大きくなり、発熱量が増加する。したがって、充電器10は、出力電圧が低下したときに、制限出力値を用いて出力電力を制限してもよい。
また、図1に示す実施例では、通常充電モードにて総電力指令値が最大出力値までの場合に、総電力指令値は充電器10#1に割り当てられるが、本発明はこの構成に限定されるものではない。すなわち、通常充電モードにおいて、図6に示すように、総電力指令値が最大出力値より小さい値である第1出力値までの場合に、総電力指令値を充電器10#1に割り当て、総電力指令値が第1出力値を超える場合に、総電力指令値を充電器10#1および充電器10#2に割り当てるようにしてもよい。例えば、通常充電モードにおいて、第1出力値が2000Wに設定されている場合、総電力指令値が2000Wであれば、充電器10#1の電力指令値#1を2000Wとし、充電器10#2の電力指令値#2をゼロとする。また、通常充電モードにて、総電力指令値が3000Wであれば、充電器10#1の電力指令値#1を1500Wとし、充電器10#2の電力指令値#2を1500Wとする。なお、図6において、総電力出力値が2000〜6600Wである範囲では、電力指令値#1、#2は、互いに実質的に同じである。
つまり、通常充電モードにて総電力指令値が最大出力値まで充電器10#1を優先して動作させるのではなく、総電力指令値が最大出力値より小さい値である第1出力値まで充電器10#1を優先して動作させ、第1出力値を超える場合に、総電力指令値を充電器10#1と充電器10#2との両方に割り当ててもよい。この場合、総電力指令値が充電器10#1および充電器10#2に均等に割り当てられるようにしてもよい。
1 充電装置
2 電力系統
3 二次電池
4 上位制御部
10(10#1、10#2) 充電器
11 充電器制御部
12 AC/DCコンバータ
13 温度センサ
20 制御部
2 電力系統
3 二次電池
4 上位制御部
10(10#1、10#2) 充電器
11 充電器制御部
12 AC/DCコンバータ
13 温度センサ
20 制御部
Claims (4)
- 並列に接続された第1の充電器および第2の充電器と、
総電力指令値に基づいて前記第1の充電器および前記第2の充電器の出力電力を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記第1の充電器が前記第1の充電器に対して設定されている最大出力値まで充電動作を実行できるときは、前記総電力指令値が前記最大出力値以下の第1出力値までの場合に、前記総電力指令値を前記第1の充電器に割り当て、前記総電力指令値が前記第1出力値を超える場合に、前記総電力指令値を前記第1の充電器と前記第2の充電器とに割り当てる通常充電モードで前記第1の充電器および前記第2の充電器の出力電力を制御し、
前記第1の充電器が前記最大出力値より小さい第2出力値まで充電動作を実行できるときは、前記総電力指令値が前記第2出力値を超える場合に、前記第2出力値を前記第1の充電器に割り当てるとともに、前記総電力指令値から前記第2出力値を減算した残余出力値を前記第2の充電器に割り当てる制限充電モードで前記第1の充電器および前記第2の充電器の出力電力を制御する
ことを特徴とする充電装置。 - 前記第1の充電器の温度を検知する温度センサをさらに備え、
前記第1の充電器および前記第2の充電器が前記通常充電モードで制御されているときに、前記第1の充電器の温度が所定の閾値を超えると、前記制御部は、充電モードを前記通常充電モードから前記制限充電モードに切り替えて前記第1の充電器および前記第2の充電器を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。 - 前記第1の充電器および前記第2の充電器が前記制限充電モードで制御されているときに、前記第1の充電器の温度が前記閾値または前記閾値よりも低い第2の閾値より低下すると、前記制御部は、充電モードを前記制限充電モードから前記通常充電モードに切り替えて前記第1の充電器および前記第2の充電器を制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の充電装置。 - 前記第1の充電器および前記第2の充電器が前記制限充電モードで制御されているときに、前記第1の充電器の動作状態が前記第2出力値まで充電動作を実行できる状態から前記最大出力値まで充電動作を実行できる状態に復帰すると、前記制御部は、充電モードを前記制限充電モードから前記通常充電モードに切り替えて前記第1の充電器および前記第2の充電器を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
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