JP2021179735A - 管理装置、特典付与方法及びプログラム - Google Patents

管理装置、特典付与方法及びプログラム Download PDF

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Kaori Yamada
貴行 昆野
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賢史郎 大舘
Kenshiro Odate
俊輝 谷井
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Abstract

【課題】特典の原資の負担先を明確にする。【解決手段】管理装置4は、会員基盤システムの会員が利用する対象物の予約を管理する管理装置4であって、対象物を利用するときに使用可能な特典の内容と、特典の原資を負担する負担先を示す負担先情報とを含む特典に関する情報を生成する生成部433と、特典に関する情報を、会員に特典を付与する会員基盤システムに送信する送信部434と、を有する。管理装置4は、対象物が割り付けられた会員が当該対象物の利用を制限された要因に基づいて、複数の負担先が特典の原資を負担する負担割合を決定する決定部432をさらに有し、生成部433は、決定部432が決定した各負担先の負担割合を示す負担先情報を含む特典に関する情報を生成する。【選択図】図2

Description

本発明は、利用者が利用する対象物を管理する管理装置、特典付与方法及びプログラムに関する。
従来、会員登録したことを条件として、会員にサービスを利用させるシステムが知られている。特許文献1には、会員に会員サービスを提供する会員サービスシステム(以下、「会員基盤システム」という)において、割引サービス及びクーポン券(以下、「特典」という)を会員に提供する技術が開示されている。
特開2004−70597号公報
ところで、会員に提供する特典においては、発行する原因に応じて当該特典の原資を負担する事業者が異なる場合がある。そのため、特典を発行する際に、特典の原資の負担先がどの事業者であるかを明確にすることが求められている。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、特典の原資の負担先を明確にすることができる管理装置、特典付与方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる管理装置は、会員基盤システムの会員が利用する対象物の予約を管理する管理装置であって、前記対象物を利用するときに使用可能な特典の内容と、前記特典の原資を負担する負担先を示す負担先情報とを含む前記特典に関する情報を生成する生成部と、前記特典に関する情報を、前記会員に前記特典を付与する前記会員基盤システムに送信する送信部と、を有する。
前記管理装置は、前記対象物が割り付けられた前記会員が当該対象物の利用を制限された要因に基づいて、複数の前記負担先が前記特典の原資を負担する負担割合を決定する決定部をさらに有してもよいし、前記生成部は、前記決定部が決定した各負担先の前記負担割合を示す前記負担先情報を含む前記特典に関する情報を生成してもよい。
前記管理装置は、前記特典の発行の発行要求を前記会員基盤システムから受け付ける要求受付部をさらに有してもよいし、前記生成部は、前記発行要求が受け付けられた場合に、前記特典に関する情報を生成してもよい。
前記生成部は、前記発行要求に前記会員を識別するための会員識別情報が含まれる場合、当該会員識別情報によって示される前記会員が使用可能な前記特典に関する情報を生成してもよい。
前記要求受付部は、前記生成部が前記発行要求に含まれる前記会員識別情報によって示される前記会員である第1会員が使用可能な前記特典に関する情報を生成した後に、当該特典を使用可能な前記会員を、前記第1会員から、前記第1会員とは異なる前記会員である第2会員に変更する変更要求を前記会員基盤システムから受け付けてもよいし、前記生成部は、前記要求受付部が前記変更要求を受け付けた場合に、前記特典を使用可能な前記会員を、前記第1会員から前記第2会員に変更してもよい。
前記発行要求には、前記会員が割り付けられた前記対象物の利用が制限された制限エリアを示すための情報と、当該対象物の利用が制限された制限期間を示すための情報とが含まれてもよい。
前記生成部は、前記対象物の利用を申し込んだ前記会員が当該対象物を利用できなかった場合又は前記対象物に当該会員を割り付けられなかった場合に、前記負担先が前記対象物サービスの事業者であることを示す前記負担先情報を含む前記特典に関する情報を生成してもよい。
前記特典に関する情報には、前記特典を識別するための特典識別情報が含まれてもよいし、前記管理装置は、前記特典識別情報を含み、前記会員が前記会員基盤システムから付与された前記特典を使用した前記対象物の利用を申し込むための申込情報が受け付けられた場合に、当該申込情報に含まれる前記特典識別情報に基づいて、前記会員による前記特典の使用の可否を判定する判定部をさらに有してもよいし、前記送信部は、前記特典の使用の可否に基づく判定結果を示すための結果情報を前記会員基盤システムに送信してもよい。
前記生成部は、生成した前記特典に関する情報を記録してもよいし、前記判定部は、前記特典に関する情報が記録された後に受け付けられた前記申込情報に含まれる前記特典識別情報と、前記生成部が記録した前記特典に関する情報に含まれる前記特典識別情報とが一致するか否かに基づいて、前記会員による前記特典の使用の可否を判定してもよい。
本発明の第2の態様にかかる特典付与方法は、会員基盤システムの会員が利用する対象物の予約を管理するコンピュータが実行する、前記対象物を利用するときに使用可能な特典の内容と、前記特典の原資を負担する負担先を示す負担先情報とを含む前記特典に関する情報を生成するステップと、前記特典に関する情報を、前記会員に前記特典を付与する前記会員基盤システムに送信するステップと、を有する。
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、会員基盤システムの会員が利用する対象物の予約を管理するコンピュータを、前記対象物を利用するときに使用可能な特典の内容と、前記特典の原資を負担する負担先を示す負担先情報とを含む前記特典に関する情報を生成する生成部、及び前記特典に関する情報を、前記会員に前記特典を付与する前記会員基盤システムに送信する送信部、として機能させる。
本発明によれば、特典の原資の負担先を明確にすることができるという効果を奏する。
管理システムの概要を説明するための図である。 管理装置の構成を示す図である。 特典管理データベースの構成の一例を示す図である。 管理システムの処理の流れを示すシーケンス図である。
[管理システムSの概要]
図1は、管理システムSの概要を説明するための図である。管理システムSは、会員端末1と、ロッカー装置2と、会員基盤システム3と、管理装置4とを有する。管理システムSは、対象物を予約する予約サービスを利用者に提供するために用いられるシステムである。
対象物は、利用者が借り受けて利用する物であり、例えば、ロッカーLである。利用者は、会員基盤システム3の会員Uと、会員基盤システム3の非会員である一般利用者とを含む。
会員端末1は、会員Uが使用する端末であり、例えばスマートフォンである。会員端末1には、例えば、会員Uが会員基盤システム3によって提供される会員サービスを利用するための専用のアプリケーションプログラム(以下、「会員アプリ」という)がインストールされている。
ロッカー装置2は、ロッカーサービスを提供するための装置である。ロッカーサービスは、ロッカーLの利用を利用者に提供するためのサービスである。ロッカー装置2は、複数のロッカーLと、ロッカーLの制御(例えば、ロッカーLの扉を施錠及び解錠する等)及びロッカーLの利用料金の精算処理を行うターミナルTとを備える。ロッカー装置2は、駅の構内及び官公庁の建物内等、様々な配置場所に配置されている。
複数のロッカーLには、予約専用ロッカーと、一般用ロッカーとが含まれている。予約専用ロッカーは、予約することによって利用可能なロッカーLであり、例えば、利用者が会員サービス又は予約サービスでロッカーLを予約することによって利用可能になるロッカーLである。一般用ロッカーは、予約せずに利用可能なロッカーLであり、例えば、利用者がロッカー装置2のターミナルTでロッカーLを利用するための手続きをすることによって利用可能になるロッカーLである。
図1に示すロッカー装置2には、6つのロッカーLが備えられており、例えば、ロッカーL1、L2、L3が予約専用ロッカーであり、ロッカーL4、L5、L6が一般用ロッカーである。複数のロッカーLには、予約専用ロッカー及び一般用ロッカーに限らず、予約しても予約しなくても利用可能な共用ロッカーがさらに含まれてもよい。
会員基盤システム3は、会員サービスを提供するためのシステムである。会員サービスは、当該会員サービスの事業者と提携又は契約した事業者が提供する提供サービスの利用を、会員Uに提供するためのサービスである。本実施の形態においては、会員サービスの事業者と提供サービスであるロッカーサービスの事業者とが提携関係又は契約関係を有しており、会員Uは、会員サービスとしてロッカーLを利用することができる。会員サービスの事業者は、例えば、鉄道輸送サービスを運営する企業又は宿泊サービスを運営する企業等である。
管理装置4は、予約サービスを提供するための装置であり、例えばサーバである。管理装置4は、ロッカー装置2と同じ場所に配置されてもよいし、ロッカー装置2とは異なる場所(例えばクラウド上)に配置されてもよい。予約サービスの事業者は、ロッカーサービスの事業者又は会員サービスの事業者と同一の事業者であってもよいし、異なる事業者であってもよい。
予約サービスを提供する管理装置4は、利用者によるロッカーLの申し込みを受け付けた後に、複数の配置場所にそれぞれ配置されている複数のロッカーLの中から、利用者が希望する条件を満たす配置場所のロッカーLに当該利用者を割り付ける(例えば、利用者を識別するための情報をロッカーLに関連付ける)。予約サービスは、ロッカーサービスの事業者と提携又は契約している事業者が提供する会員サービスの会員Uが利用可能なサービスであり、会員Uは、会員基盤システム3を介して当該予約サービスでロッカーLを予約し、予約したロッカーLを利用する。
また、管理装置4は、ロッカーLを利用するときに使用可能な特典を発行する。特典は、例えばクーポン又はポイント等である。管理装置4が発行した特典は、会員基盤システム3を介して会員Uに付与される。
また、管理装置4は、予約サービスを介して利用されたロッカーLの利用に伴う請求費用の請求を管理する。会員サービスの事業者は、例えば、ロッカーLを利用した会員UからロッカーLの利用料金を徴収し、徴収したロッカーLの利用料金に基づく請求費用をロッカーサービスの事業者に支払う。
以下において、図1を参照しながら、特典の発行から請求費用の請求までの管理システムSの処理の流れについて説明する。まず、管理装置4は、特典を発行する(図1の(1))。管理装置4は、例えば、会員基盤システム3が特典の発行を要求したことに応じて、特典の内容と、負担先情報とを含む特典に関する情報を生成し、生成した特典に関する情報を会員基盤システム3に送信する。負担先情報は、特典の原資を負担する負担先を示す情報である。負担先は、例えば、ロッカーサービスの事業者及び会員サービスの事業者のうちの少なくともいずれかである。
会員基盤システム3は、管理装置4が発行した特典を会員Uに付与する(図1の(2))。その後、特典を付与された会員Uが、会員端末1の会員アプリを用いて、当該特典を使用してロッカーLの利用を申し込むための手続きを行うと、管理装置4は、会員基盤システム3を介して、当該申し込みを受け付ける(図1の(3))。具体的には、管理装置4は、会員端末1が会員Uによって上記手続きが行われたことに応じて送信した申込情報を、会員基盤システム3を介して受信する。申込情報は、ロッカーLの利用を申し込むための情報であり、例えば、複数のロッカーLがそれぞれ配置された複数の配置場所の中から会員Uが複数のロッカーLのうちのいずれかの利用を希望する配置場所として選択した利用希望場所と、会員UがロッカーLの利用の開始を希望する開始希望時刻とを含む。申込情報は、会員UがロッカーLの利用の終了を希望する終了希望時刻をさらに含んでもよい。
管理装置4は、ロッカーLの利用の申し込みを受けた後に、会員Uが希望する条件を満たすロッカーLに当該会員Uを割り付ける(図1の(4))。管理装置4は、例えば、現在時刻が割付開始時刻を経過したことを契機として、利用希望場所に配置されているロッカーLの中から未利用ロッカー(例えば予約専用ロッカーのうちのロッカーL1)を会員Uに割り付ける。割付開始時刻は、開始希望時刻の所定時間前に設定された時刻である。所定時間は、予め定められた時間であり、例えば15分等である。未利用ロッカーは、他の利用者によって利用されていないロッカーLである。
管理装置4は、会員Uを割り付けたロッカーL1の利用を、申込情報に基づく予約情報に基づいて制御する(図1の(5))。その後、会員Uは、割り付けられたロッカーL1の利用を開始する。
会員UがロッカーL1を利用した後において、管理装置4は、ロッカーLの利用料金と、会員Uが使用した特典とに基づいて、ロッカーL1の利用に伴う請求費用を会員基盤システム3に請求する(図1の(6))。例えば、使用された特典の原資の負担先が会員サービスの事業者である場合、管理装置4は、ロッカーL1の利用料金と同額の請求費用を会員サービスの事業者に請求する。また、例えば、使用された特典の原資の負担先がロッカーサービスの事業者である場合、管理装置4は、ロッカーLの利用料金から特典に基づく料金を差し引いた請求費用を会員サービスの事業者に請求する。
このように、管理システムSは、特典を発行する際に、当該特典の原資の負担先を示す負担先情報を会員基盤システム3に提示することで、特典の原資の負担先を明確にすることができる。
以下、管理装置4の構成について説明する。
[管理装置4の構成]
図2は、管理装置4の構成を示す図である。管理装置4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを有する。通信部41は、ロッカー装置2及び会員基盤システム3と通信するためのネットワークインターフェイスであり、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを含んで構成されている。
記憶部42は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体である。記憶部42は、制御部43が実行するプログラムを記憶している。記憶部42は、特典に関する情報を管理する特典管理データベースを記憶している。
図3は、特典管理データベースの構成の一例を示す図である。図3に示すように、特典管理データベースは、特典に関する情報として、特典識別情報と、特典の特典内容と、負担先情報とを関連付けて記憶している。特典識別情報は、特典を識別するための情報である。特典内容は、例えば、ロッカーLの利用料金に対する割引率又は割引額を示す。特典内容は、これらに限らず、利用期間の延長(例えば延長1時間分の利用料金が無料等)、先行予約(例えば、予約可能な利用希望期間の日付が1か月後までである場合において、2か月先まで予約することができる等)、大きいサイズのロッカーLの割引等であってもよい。図3に示す例に限らず、特典管理データベースは、特典の利用期限(利用期間)、会員Uを識別するための会員識別情報又は特典の発行先、特典の譲渡の可否、同一の会員基盤システム3の会員間における特典の譲渡の可否、特典を使用可能なロッカーLの配置場所の限定の有無等をさらに記憶してもよい。
図2に戻り、制御部43は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部43は、記憶部42に記憶されたプログラムを実行することにより、要求受付部431、決定部432、生成部433、送信部434、申込受付部435、判定部436、請求部437及び割付部438として機能する。
生成部433は、特典内容と負担先情報とを含む特典に関する情報を生成する。生成部433は、特典に関する情報を生成すると、当該特典に関する情報を記録する。具体的には、生成部433は、生成した特典に関する情報を、特典管理データベースに記憶させる。
送信部434は、通信部41を介して、生成部433が生成した特典に関する情報を、会員基盤システム3に送信する。その後、会員基盤システム3は、管理装置4が発行した特典を会員Uに付与する。
生成部433は、例えば、会員基盤システム3が特典の発行を要求したことに応じて特典に関する情報を生成する。具体的には、まず、要求受付部431は、通信部41を介して、特典の発行の発行要求を会員基盤システム3から受け付ける。そして、生成部433は、発行要求が受け付けられた場合に、特典に関する情報を生成する。例えば、発行要求には、特典の発行数量が含まれ、生成部433は、発行数量分の特典に関する情報を生成する。
生成部433は、特典を使用可能な会員Uを定めてもよい。具体的には、生成部433は、要求受付部431が受け付けた発行要求に会員識別情報が含まれる場合、当該会員識別情報をさらに含み、当該会員識別情報によって示される会員Uが使用可能な特典に関する情報を生成する。このようにすることで、管理装置4は、発行した特典を、特定の会員Uに使用させることができる。
ところで、管理装置4がある会員基盤システム3(会員サービスの事業者)に対して発行した特典の数量が多くなると、特定の配置場所において、当該会員基盤システム3の会員UによるロッカーLの利用率が高くなり、他の会員基盤システムの会員U又は一般利用者が利用可能なロッカーLの数が少なくなる場合がある。例えば、会員基盤システム3によって提供される会員サービスの利用可能なエリアが狭いほど、当該会員基盤システム3の会員UによるロッカーLの利用が特定の配置場所に集中し、ロッカーLの利用率が高くなり得る。そこで、生成部433は、特典の発行を要求した会員基盤システム3に応じて特典に関する情報を生成してもよい。
例えば、会員基盤システム3ごとに、特典の発行条件(例えば、発行数量の上限、割引率(又は割引額)の上限及び利用期間の長さの上限等)が定められており、生成部433は、特典の発行を要求した会員基盤システム3に対応する特典の発行条件を満たす範囲内において、特典に関する情報を生成する。このようにすることで、管理装置4は、ある配置場所に配置されているロッカーLの利用が、ある会員基盤システム3の会員Uに集中してしまう事態を抑止することができる。なお、管理装置4は、会員基盤システム3が特典の発行を要求したときの時期(例えば繁忙期及び閑散期)に応じて特典に関する情報を生成してもよい。
管理装置4は、会員基盤システム3の会員U間で特典を譲渡させてもよい。具体的には、まず、要求受付部431は、生成部433が発行要求に含まれる会員識別情報によって示される会員Uである第1会員が使用可能な特典に関する情報を生成した後に、当該特典を使用可能な会員Uを、第1会員から第2会員に変更する変更要求を会員基盤システム3から受け付ける。第2会員は、第1会員とは異なる会員Uであって、当該第1会員と同じ会員基盤システム3の会員Uである。
そして、生成部433は、要求受付部431が変更要求を受け付けた場合に、特典を使用可能な会員Uを、第1会員から第2会員に変更する。このようにすることで、管理装置4は、付与された特典を会員基盤システム3の会員U間で譲渡させることができる。なお、管理装置4は、会員基盤システム3の会員U間に限らず、特定の会員基盤システム3間において特典を譲渡させてもよい。この場合、管理装置4には、特典を譲渡可能な会員基盤システム3間に関する情報が予め設定されている。
生成部433は、特典を発行する原因に応じて、複数の負担先それぞれの負担割合を示す負担先情報を含む特典に関する情報を生成してもよい。具体的には、発行要求には、ロッカーLが割り付けられた会員UがロッカーLの利用を制限された制限要因が含まれており、決定部432は、制限要因に基づいて、複数の負担先が特典の原資を負担する負担割合を決定する。そして、生成部433は、決定部432が決定した各負担先の負担割合を示す負担先情報を含む特典に関する情報を生成する。
決定部432は、制限要因がロッカーサービス側であることを示す場合(例えば、会員Uを割り付けたロッカーLが故障した場合、又はロッカーLに会員Uを割り付けられなかった場合等)、ロッカーサービスの事業者の負担割合を相対的に高い割合に決定する。「ロッカーLに会員Uを割り付けられなかった場合」は、例えば、予約サービスでは、所定の時間単位(例えば15分単位等)でロッカーLの利用を申し込むことが可能であり、会員UによるロッカーLの利用の申し込みが受け付けられた場合であっても、会員Uの利用期間の前の時間帯に利用している他の利用者が利用期間を延長して継続利用され、かつ他のロッカーLに空きがないために、ロッカーLに会員Uを割り付けられなかった場合等である。
また、決定部432は、制限要因が会員サービス側であることを示す場合(例えば、鉄道輸送サービスで提供される電車が悪天候等の理由で遅延したことによりロッカーLの利用が制限された場合、又は会員基盤システム3に障害が発生して会員UがロッカーLを利用することができなくなった場合等)、会員サービスの事業者の負担割合を相対的に高い割合に決定する。このようにすることで、管理装置4は、制限要因に応じた負担割合を定めることができる。
上記において、決定部432が制限要因に基づいて各負担先の負担割合を決定する例を説明したが、これに限らない。例えば、会員基盤システム3がロッカーサービスの利用を促進させる目的で特典の発行を要求した場合、決定部432は、ロッカーサービスの事業者及び会員サービスの事業者の負担割合を同等の割合に決定してもよい。この場合、会員基盤システム3による特典の発行の要求には、各負担先の負担割合を示す情報が含まれ、決定部432は、当該情報に基づいて各負担先の負担割合を決定してもよい。
また、例えば、会員基盤システム3によって定められた条件(例えば、会員Uに紹介された他人が会員サービスに加入した場合、又は会員Uが、特定の会員サービスを利用した場合等)を会員Uが満たしたことに応じて当該会員Uに特典を付与する目的で会員基盤システム3が特典の発行を要求した場合、生成部433は、会員サービスの事業者の負担割合を相対的に高い割合に決定してもよい。
上記において、特典の原資の負担先が、ロッカーサービスの事業者又は会員サービスの事業者である例を説明したが、これに限らない。例えば、負担先は、ロッカーサービスの事業者及び会員サービスの事業者とは異なる他の事業者であってもよい。例えば、他の事業者が、商品やサービスの広告を掲載する広告サービスの事業者である場合において、会員アプリ上に広告を掲載することの条件として広告サービスの事業者が特典の原資を負担することが会員サービスの事業者と広告サービスの事業者との間で取り決められているとする。
この場合において、会員基盤システム3又は広告サービスの事業者が管理するサーバが上記条件に基づく特典の発行を要求した場合、決定部432は、広告サービスの事業者が特典の原資を負担することを決定してもよい。なお、他の事業者は、広告サービスの事業者に広告の掲載を依頼した商品やサービスを提供する事業者であってもよい。
生成部433は、会員UによるロッカーLの利用が制限された場所及び時間に応じて特典に関する情報を生成してもよい。具体的には、発行要求には、会員Uが割り付けられたロッカーLの利用が制限された制限エリアを示すための情報と、当該ロッカーLの利用が制限された制限期間を示すための情報とが含まれており、生成部433は、制限エリアと制限時間とに基づいて、ロッカーLの利用が制限された会員Uが利用可能な特典に関する情報を生成する。制限エリアを示すための情報は、例えば、鉄道輸送サービスで提供される電車が遅延(運転見合わせ)した区間を示す情報である。
より具体的には、生成部433は、ロッカーLに割り付けられた会員Uのうち、ロッカーLの配置場所が制限エリア内であり、かつロッカーLの利用期間の少なくとも一部が制限期間と重複する会員Uが利用可能な特典に関する情報を生成する。例えば、記憶部42には、利用者によるロッカーLの利用を管理する不図示の利用管理データベースがさらに記憶されている。例えば、利用管理データベースには、少なくとも、利用者を識別するための利用者情報(例えば、会員基盤システム3が会員Uを識別するための会員ID又は管理装置4が利用者を識別するための利用者ID)と、利用者が割り付けられたロッカーLを識別するためのロッカー情報と、利用者がロッカーLを利用する利用期間とが関連付けて記憶されている。
この場合において、生成部433は、利用管理データベースに記憶されている利用者(利用者情報)の中から、ロッカー識別情報によって示されるロッカーLの配置場所が制限エリア内であり、かつロッカーLの利用期間の少なくとも一部が制限期間と重複する会員Uを特定し、特定した会員Uが利用可能な特典に関する情報を生成する。生成部433は、例えば、ロッカーLの利用期間と制限期間とが重複した期間の長さに応じて、割引率が高い又は割引額が大きい特典内容を含む特典に関する情報を生成する。このようにすることで、管理装置4は、会員UによるロッカーLの利用が制限された場所及び時間に応じた特典を発行することができる。
上記において、生成部433が、会員基盤システム3の発行要求が受け付けられた場合に、特典に関する情報を生成する例を説明したが、これに限らない。生成部433は、ロッカーLの利用を申し込んだ会員Uが当該ロッカーLを利用できなかった場合に、負担先がロッカーサービスの事業者であることを示す負担先情報を含む特典に関する情報を生成してもよい。
生成部433は、例えば、ロッカーLの利用を申し込んだ会員UにロッカーLを割り付けられなかった場合、又はロッカーLに割り付けられた会員Uが当該ロッカーLを利用できなかった場合(例えば、ロッカーLが故障した場合等)に、上記特典に関する情報を生成する。このように、管理装置4は、会員基盤システム3が発行要求をせずに特典を発行することで、ロッカーLを利用できなかった会員Uに早期に特典を提供することができる。
管理装置4は、発行した特典が会員Uに付与された後において、会員基盤システム3を介して、当該会員Uが特典を使用してロッカーLの利用の申し込みを会員端末1から受け付けると、当該会員Uが希望する条件を満たすロッカーLに当該会員Uを割り付けるための割付処理を実行する。具体的には、まず、申込受付部435は、特典識別情報を含み、会員Uが会員基盤システム3から付与された特典を使用したロッカーLの利用を申し込むための申込情報を会員基盤システム3から受け付ける。そして、割付部438は、申込情報に基づいて割付処理を実行する。割付部438は、例えば、現在時刻が、開始希望時刻の所定時間前に設定された割付開始時刻を経過したことを契機として、割付処理を実行する。
なお、申込受付部435は、会員Uが特典を使用したロッカーLの利用の申し込みを受け付けた後に、当該特典の使用の取り消しを受け付けてもよい。また、申込受付部435は、会員Uが特典を使用せずにロッカーLの利用を申し込んだ後(例えば、ロッカーLの利用中又は精算時等)に、特典の使用を受け付けてもよい。
管理装置4は、ロッカーLに会員Uを割り付けられなかった場合、当該会員Uが使用可能な特典を発行する。具体的には、まず、生成部433は、割付部438がロッカーLに会員Uを割り付けられなかった場合、当該会員Uに対応する会員識別情報と、特典の内容と、負担先がロッカーサービスの事業者であることを示す負担先情報とを含む特典に関する情報を生成し、生成した特典に関する情報を記録する(特典管理データベースに記憶させる)。そして、送信部434は、生成した特典に関する情報を会員基盤システム3に送信する。
割付部438は、ロッカーLに会員Uを割り付けた場合、割付処理の実行結果を記録する。割付部438は、例えば、ロッカーLに割り付けた会員Uに対応する会員IDと、当該会員Uを割り付けたロッカーLに対応するロッカー情報と、利用期間とを関連付けて利用管理データベースに記憶させる。割付部438は、各ロッカーLが利用される利用スケジュールを管理するスケジュール情報を更新してもよい。
例えば、記憶部42には、スケジュール情報が記憶されている。スケジュール情報は、例えば、縦軸を各ロッカーLとし、横軸を時間とする表形式の情報であり、割付部438は、ロッカーLに会員Uを割り付けると、スケジュール情報において、当該ロッカーLと、当該会員Uの利用期間(開始希望時刻から終了希望時刻までの期間)とに対応する項目に当該会員Uに対応する会員識別情報を記録する。なお、管理装置4は、ロッカーLに割り付けた会員Uに対応するスケジュール情報を会員基盤システム3に送信することにより、当該会員基盤システム3に利用スケジュールを管理させてもよい。
管理装置4は、会員Uが特典を使用してロッカーLの利用を申し込んだ場合において、当該特典が有効である場合に、当該特典を適用してもよい。具体的には、まず、申込受付部435は、特典識別情報を含み、会員Uが会員基盤システム3から付与された特典を使用したロッカーLの利用を申し込むための申込情報を会員基盤システム3から受け付ける。判定部436は、申込受付部435が特典識別情報を含む申込情報を受け付けた場合に、当該申込情報に含まれる特典識別情報に基づいて、会員Uによる特典の使用の可否を判定する。そして、送信部434は、特典の使用の可否に基づく判定結果を示すための結果情報を会員基盤システム3に送信する。
判定部436は、記録した特典に関する情報を参照することにより、会員Uによる特典の使用の可否を判定する。具体的には、判定部436は、特典に関する情報が記録された後に受け付けられた申込情報に含まれる特典識別情報と、生成部433が記録した特典に関する情報に含まれる特典識別情報とが一致するか否かに基づいて、会員Uによる特典の使用の可否を判定する。例えば、生成部433が生成した特典に関する情報には、特典の有効期限がさらに含まれており、判定部436は、特典に関する情報が記録された後に受け付けられた申込情報に含まれる特典識別情報に対応する特典の有効期限以内であるか否かに基づいて、会員Uによる特典の使用の可否を判定してもよい。
送信部434は、例えば、判定部436が会員Uによる特典の使用が可能であると判定した場合、ロッカーLの利用料金に特典を適用することを示す適用通知を会員基盤システム3に送信する。一方、送信部434は、判定部436が会員Uによる特典の使用が不可能であると判定した場合、ロッカーLの利用料金に特典を適用することができないことを示す不適用通知を会員基盤システム3に送信する。このようにすることで、管理装置4は、有効である特典を使用させることができる。
送信部434は、発行した特典に有効期限が設定されている場合において、当該有効期限が近づいた場合に、特典の有効期限が迫っていることを示す情報を会員基盤システム3に送信してもよい。具体的には、送信部434は、特典管理データベースにおいて、現在日から所定の日数(例えば7日等)を経過した日付よりも前の有効期限に関連付けて記憶されている特典識別情報の特典を提供した会員基盤システム3に対して、特典識別情報を含み、特典の有効期限が迫っていることを示す期限通知を送信する。このようにすることで、管理装置4は、特典が無効になる前に当該特典の使用を促すことができる。
上記において、判定部436が、ロッカーLの利用の申し込みにおいて使用された特典が有効であるか否かを判定する例を説明したが、これに限らない。例えば、判定部436は、ロッカーLの利用の申し込んだ会員Uが使用可能な特典があるか否かを判定してもよい。
具体的には、まず、申込受付部435は、会員識別情報を含み、会員UによるロッカーLの利用を申し込むための申込情報を会員基盤システム3から受け付ける。判定部436は、特典管理データベースを参照し、申込情報に含まれる会員識別情報に関連づけて記憶されている特典(特典識別情報)の有無に基づいて、ロッカーLの利用の申し込んだ会員Uが使用可能な特典があるか否かを判定する。なお、判定部436は、特典の有無に限らず、ロッカーLの利用の申し込みの内容で特典を適用できるか否かを判定してもよい。例えば、付与された特典の使用の条件として、利用可能な時間帯、利用可能な配置場所又はロッカーLのサイズ等が指定されている場合、判定部436は、ロッカーLの利用の申し込みの内容が、上記条件を満たすか否かを判定する。
そして、送信部434は、ロッカーLの利用の申し込んだ会員Uが使用可能な特典があると判定された場合に、利用可能な特典があることを示す通知を会員基盤システム3に送信する。なお、会員基盤システム3が、予め特典管理データベースに記憶されている情報を記憶し、会員UがロッカーLの申し込んだときに当該会員Uが使用可能な特典があるか否かを判定してもよい。
管理装置4は、ロッカーLを利用している会員Uが利用期間を延長した場合において、当該延長の期間が所定の閾値より長い場合、次回以降のロッカーLの利用の申し込みの受け付けを禁止したり、付与した特典を無効にしたりしてもよい。
請求部437は、会員Uが予約サービスを介して利用したロッカーLの利用に伴う請求費用を会員サービスの事業者に請求する。具体的には、請求部437は、通信部41を介して、請求費用を示す情報を会員基盤システム3に送信する。
請求部437は、会員Uが特典を使用してロッカーLを利用した場合、当該特典と、ロッカーLの利用料金とに基づく請求費用を会員サービスの事業者に請求する。例えば、使用された特典の原資の負担先が会員サービスの事業者である場合、請求部437は、ロッカーLの利用料金と同額の請求費用を会員サービスの事業者に請求する。また、例えば、使用された特典の原資の負担先がロッカーサービスの事業者である場合、ロッカーLの利用料金から特典に基づく料金を差し引いた請求費用を会員サービスの事業者に請求する。
請求部437は、所定のタイミングで請求費用を会員サービスの事業者に請求する。請求部437は、例えば、会員UがロッカーLの利用を終了したとき(例えば、ロッカーLに荷物を入れてロッカーLの扉を施錠した後に当該ロッカーLの扉を解錠したとき)に、請求費用を会員サービスの事業者に請求する。請求部437は、所定の期間(例えば1か月)が経過したときに、当該所定の期間において一以上の会員Uが利用したロッカーLの利用に伴う請求費用の合計費用を会員基盤システム3に請求してもよい。
請求部437は、会員Uごとに、当該会員Uに設定された精算タイミングで、当該精算タイミングに基づく請求費用を会員基盤システム3に請求してもよい。精算タイミングは、例えば、ロッカーLの利用が終了したときに精算する第1精算タイミングと、所定の期間が経過したときに精算する第2精算タイミングとのうちのいずれかである。
例えば、会員Uに設定された精算タイミングが第1精算タイミングである場合、請求部437は、会員UがロッカーLの利用を終了したときに、当該ロッカーLの利用に基づく請求費用を会員サービスの事業者に請求する。また、例えば、会員Uに設定された精算タイミングが第2精算タイミングである場合、請求部437は、所定の期間が経過したときに、当該所定の期間において当該会員Uが利用した回数分のロッカーLの利用に伴う請求費用の合計費用を会員基盤システム3に請求する。
例えば、ロッカーLの利用料金は、基本料金と、利用時間が長くなることに応じて料金が増える従量料金とを合計した料金であり、請求部437は、ロッカーLの利用が制限された場合、ロッカーLの利用料金から従量料金を控除した料金(基本料金)と同等の請求費用を会員基盤システム3に請求してもよい。
[管理システムSの処理]
続いて、管理システムSの処理の流れについて説明する。図4は、管理システムSの処理の流れを示すシーケンス図である。本処理は、会員基盤システム3が、特典の発行要求を管理装置4に送信したことを契機として開始する(S1)。
管理装置4において、要求受付部431が特典の発行要求を会員基盤システム3から受け付けると、決定部432は、制限要因に基づいて、複数の負担先が特典の原資を負担する負担割合を決定する(S2)。生成部433は、決定部432が決定した各負担先の負担割合を示す負担先情報を含む特典に関する情報を生成する(S3)。生成部433は、生成した特典に関する情報を特典管理データベースに記憶させる。
送信部434は、通信部41を介して、生成部433が生成した特典に関する情報を、会員基盤システム3に送信する(S4)。会員基盤システム3は、管理装置4が発行した特典を会員Uに付与する(S5)。
特典を付与された会員Uが、会員端末1の会員アプリを用いて、使用する特典を選択し、選択した特典を使用してロッカーLの利用を申し込むための操作を行うと、会員端末1は、会員基盤システム3を介して、選択された特典に対応する特典識別情報を含む申込情報を管理装置4に送信する(S6)。
申込受付部435が特典識別情報を含む申込情報を受け付けると、判定部436は、特典管理データベースを参照し、当該特典識別情報が示す特典が有効であるか否かを判定する(S7)。判定部436は、特典が有効ではないと判定した場合(S7においてNOの場合)、処理をS9に進める。
一方、特典が有効であると判定された場合(S7においてYESの場合)、割付部438は、申込情報に基づいて割付処理を実行する(S8)。割付部438は、ロッカーLに会員Uを割り付けた場合、ロッカーLに会員Uを割り付けた割付情報を利用管理データベースに記憶させ、また当該割付情報に基づいてスケジュール情報を更新する。
送信部434は、会員基盤システム3を介して、特典が有効ではないと判定された場合、又は特典が有効であると判定されたことに応じて割付処理が実行された場合に、所定の情報を会員端末1に送信する(S9)。送信部434は、例えば、特典が有効ではないと判定された場合、ロッカーLの利用料金に特典を適用することができないことを示す不適用通知を所定の情報として送信する。送信部434は、例えば、ロッカーLに会員Uを割り付けた場合、割り付けたロッカーLに関する情報を所定の情報として送信する。また、送信部434は、例えば、ロッカーLに会員Uを割り付けられなかった場合、ロッカーLを提供できないことを示す通知を所定の情報として送信する。
[変形例]
上記において、対象物がロッカーLである例を説明したが、これに限らない。例えば、対象物は、自転車であってもよい。例えば、自転車を共同利用する目的のため、店舗又は鉄道駅周辺の駐輪場をはじめとする配置場所には、複数の自転車が配置されている。自転車には、電子錠が設けられている。
この場合において、まず、特典を付与された会員Uが、会員端末1の会員アプリを用いて、当該特典を使用して自転車の利用を申し込むための手続きを行うと、管理装置4は、会員基盤システム3を介して、当該申し込みを受け付ける。そして、管理装置4は、会員Uが希望する条件を満たす自転車に当該会員Uを割り付け、会員Uを割り付けた自転車の利用を制御する。
管理装置4は、例えば、会員Uを割り付けた自転車を管理するサーバに制御情報を送信することにより、当該サーバに当該自転車の電子錠を制御(例えば、割り付けられた会員Uによる電子錠の解錠を可能にし、当該会員U以外の他の利用者による解錠を不能にさせる等)させる。サーバは、会員Uが割り付けられた自転車周辺に配置されてもよいし、当該自転車が配置されている場所とは異なる場所(例えばクラウド上)に配置されてもよい。なお、管理装置4が、自転車の電子錠を制御してもよい。
その後、会員Uは、会員端末1の会員アプリ、サーバ又は自転車の電子錠において認証するための操作を行い、当該自転車の利用を開始する。「認証するための操作」は、例えば、サーバのディスプレイ又は自転車の電子錠に表示されたQRコード(登録商標)を会員端末1で読み取る操作、会員端末1に通知されたパスワードをサーバ又は自転車の電子錠に入力する操作、会員サービスで配布されたIC(Integrated Circuit)カード(会員証)をサーバ又は自転車の電子錠にかざす操作等である。
対象物は、駐車場(駐車スペース)であってもよい。例えば、ロック板(フラップ)式の駐車場において、管理装置4は、会員Uが割り付けられた駐車スペースのロック板を上げて車が当該駐車スペースに駐車できないようにすることにより、会員Uが割り付けられた駐車スペースの利用を制御する。この場合、会員Uは、会員端末1又は駐車場に配置されている精算機において駐車スペースの利用を開始するための操作を行って当該駐車スペースのロック板を下げることにより、当該駐車スペースの利用を開始する。
対象物は、上記の他に、貸会議室、レンタルスペース等であってもよく、特定の利用者が一定期間専有したり借り受けたりすることができるものであればいずれであってもよい。
[本実施の形態における効果]
以上説明したとおり、管理装置4は、特典の原資の負担先を示す負担策情報を含む特典に関する情報を生成し、生成した特典に関する情報を会員基盤システム3に送信する。このようにすることで、管理装置4は、特典の原資の負担先を明確にすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 会員端末
2 ロッカー装置
3 会員基盤システム
4 管理装置
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
431 要求受付部
432 決定部
433 生成部
434 送信部
435 申込受付部
436 判定部
437 請求部
438 割付部
L ロッカー
S 管理システム
T ターミナル
U 会員

Claims (11)

  1. 会員基盤システムの会員が利用する対象物の予約を管理する管理装置であって、
    前記対象物を利用するときに使用可能な特典の内容と、前記特典の原資を負担する負担先を示す負担先情報とを含む前記特典に関する情報を生成する生成部と、
    前記特典に関する情報を、前記会員に前記特典を付与する前記会員基盤システムに送信する送信部と、
    を有する管理装置。
  2. 前記対象物が割り付けられた前記会員が当該対象物の利用を制限された要因に基づいて、複数の前記負担先が前記特典の原資を負担する負担割合を決定する決定部をさらに有し、
    前記生成部は、前記決定部が決定した各負担先の前記負担割合を示す前記負担先情報を含む前記特典に関する情報を生成する、
    請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記特典の発行の発行要求を前記会員基盤システムから受け付ける要求受付部をさらに有し、
    前記生成部は、前記発行要求が受け付けられた場合に、前記特典に関する情報を生成する、
    請求項1又は2に記載の管理装置。
  4. 前記生成部は、前記発行要求に前記会員を識別するための会員識別情報が含まれる場合、当該会員識別情報によって示される前記会員が使用可能な前記特典に関する情報を生成する、
    請求項3に記載の管理装置。
  5. 前記要求受付部は、前記生成部が前記発行要求に含まれる前記会員識別情報によって示される前記会員である第1会員が使用可能な前記特典に関する情報を生成した後に、当該特典を使用可能な前記会員を、前記第1会員から、前記第1会員とは異なる前記会員である第2会員に変更する変更要求を前記会員基盤システムから受け付け、
    前記生成部は、前記要求受付部が前記変更要求を受け付けた場合に、前記特典を使用可能な前記会員を、前記第1会員から前記第2会員に変更する、
    請求項4に記載の管理装置。
  6. 前記発行要求には、前記会員が割り付けられた前記対象物の利用が制限された制限エリアを示すための情報と、当該対象物の利用が制限された制限期間を示すための情報とが含まれる、
    請求項3から5のいずれか一項に記載の管理装置。
  7. 前記生成部は、前記対象物の利用を申し込んだ前記会員が当該対象物を利用できなかった場合又は前記対象物に当該会員を割り付けられなかった場合に、前記負担先が前記対象物を提供する対象物サービスの事業者であることを示す前記負担先情報を含む前記特典に関する情報を生成する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の管理装置。
  8. 前記特典に関する情報には、前記特典を識別するための特典識別情報が含まれ、
    前記特典識別情報を含み、前記会員が前記会員基盤システムから付与された前記特典を使用した前記対象物の利用を申し込むための申込情報が受け付けられた場合に、当該申込情報に含まれる前記特典識別情報に基づいて、前記会員による前記特典の使用の可否を判定する判定部をさらに有し、
    前記送信部は、前記特典の使用の可否に基づく判定結果を示すための結果情報を前記会員基盤システムに送信する、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の管理装置。
  9. 前記生成部は、生成した前記特典に関する情報を記録し、
    前記判定部は、前記特典に関する情報が記録された後に受け付けられた前記申込情報に含まれる前記特典識別情報と、前記生成部が記録した前記特典に関する情報に含まれる前記特典識別情報とが一致するか否かに基づいて、前記会員による前記特典の使用の可否を判定する、
    請求項8に記載の管理装置。
  10. 会員基盤システムの会員が利用する対象物の予約を管理するコンピュータが実行する、
    前記対象物を利用するときに使用可能な特典の内容と、前記特典の原資を負担する負担先を示す負担先情報とを含む前記特典に関する情報を生成するステップと、
    前記特典に関する情報を、前記会員に前記特典を付与する前記会員基盤システムに送信するステップと、
    を有する特典付与方法。
  11. 会員基盤システムの会員が利用する対象物の予約を管理するコンピュータを、
    前記対象物を利用するときに使用可能な特典の内容と、前記特典の原資を負担する負担先を示す負担先情報とを含む前記特典に関する情報を生成する生成部、及び
    前記特典に関する情報を、前記会員に前記特典を付与する前記会員基盤システムに送信する送信部、
    として機能させるためのプログラム。
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