JP2021179575A - 制御装置、撮像装置、レンズ装置、カメラシステム、制御方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】交換レンズおよびカメラ本体の各振れ検出手段からの振れ信号のオフセット量を適切に推定しつつ、振れ補正性能を維持可能な制御装置を提供すること。【解決手段】制御装置は、カメラ本体および交換レンズの一方である第1装置と、他方である第2装置とを有するカメラシステムを制御する制御装置であって、第1装置に設けられた第1振れ検出手段からの第1振れ信号と第2装置に設けられた第2振れ検出手段からの第2振れ信号とを用いて、第1振れ信号の第1の補正量を推定する推定手段と、第1の補正量が有効であるかどうかを判定する判定手段とを有し、判定手段が第1の補正量を有効であると判定した場合、第1の補正量を用いて第1振れ信号が補正され、判定手段が第1の補正量を無効であると判定した場合、判定手段による判定が行われる前に取得された第2の補正量を用いて第1振れ信号が補正される。【選択図】図3
Description
本発明は、制御装置、撮像装置、レンズ装置、カメラシステム、制御方法、およびプログラムに関する。
従来、振れを検出する手段が交換式レンズおよびカメラ本体の少なくとも一方に設けられ、振れに起因する画像の像振れを補正する手段が交換式レンズおよびカメラ本体の少なくとも一方に設けられているレンズ交換式カメラシステムが提案されている。
また、特許文献1には、正確に振れを検出するために、交換レンズおよびカメラ本体のそれぞれの振れ検出手段で検出された振れ量から基準値を引いた値の平均値の差分に基づいて基準値を補正するレンズ交換式カメラが開示されている。
しかしながら、特許文献1のカメラでは、大きな振れが加わった場合、正確に基準値を求めることができない場合がある。
本発明は、交換レンズおよびカメラ本体の各振れ検出手段からの振れ信号のオフセット量を適切に推定しつつ、振れ補正性能を維持可能な制御装置、撮像装置、レンズ装置、カメラシステム、制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、カメラ本体およびカメラ本体に通信可能に装着される交換レンズの一方である第1装置と、他方である第2装置とを有するカメラシステムを制御する制御装置であって、第1装置に設けられた第1振れ検出手段からの第1振れ信号と第2装置に設けられた第2振れ検出手段からの第2振れ信号とを用いて、第1振れ信号の第1の補正量を推定する推定手段と、第1の補正量が有効であるかどうかを判定する判定手段とを有し、判定手段が第1の補正量を有効であると判定した場合、第1の補正量を用いて第1振れ信号が補正され、判定手段が第1の補正量を無効であると判定した場合、判定手段による判定が行われる前に取得された第2の補正量を用いて第1振れ信号が補正されることを特徴とする。
また、本発明の他の側面としての制御方法は、カメラ本体およびカメラ本体に通信可能に装着される交換レンズの一方である第1装置と、他方である第2装置とを有するカメラシステムを制御する制御方法であって、第1装置に設けられた第1振れ検出手段からの第1振れ信号と第2装置に設けられた第2振れ検出手段からの第2振れ信号とを用いて、第1振れ信号の第1の補正量を推定するステップと、第1の補正量が有効であるかどうかを判定するステップとを有し、第1の補正量が有効であると判定された場合、第1の補正量を用いて第1振れ信号が補正され、第1の補正量が無効であると判定された場合、第1の補正量の有効性の判定が行われる前に取得された第2の補正量を用いて第1の振れ信号が補正されることを特徴とする。
本発明によれば、交換レンズおよびカメラ本体の各振れ検出手段からの振れ信号のオフセット量を適切に推定しつつ、振れ補正性能を維持可能な制御装置、撮像装置、レンズ装置、カメラシステム、制御方法、およびプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るカメラシステムの説明図である。
図1(a)は、カメラシステムの中央断面図である。カメラシステムは、撮像装置(カメラ本体)1、および電気接点14を介して撮像装置1に着脱可能および通信可能に装着される交換レンズ2を有する。撮像装置1および交換レンズ102の一方は第1装置、他方は第2装置として構成される。交換レンズ2は、複数のレンズからなる撮影光学系3、および撮影光学系3の一部である防振レンズユニット19を有する。撮像装置1は、撮像素子6、および背面表示装置10aを有する。
図1(b)は、カメラシステムの電気的構成を示すブロック図である。撮像装置1は、カメラ制御部5、画像処理部7、メモリ手段8、カメラ側操作手段9、カメラ振れ検出手段12、撮像素子振れ補正手段13、および撮像素子位置検出手段21を有する。交換レンズ2は、レンズ制御部15、レンズ側操作手段16、レンズ振れ検出手段17、レンズ振れ補正手段18、レンズ位置検出手段20、および焦点距離変更手段22を有する。
カメラシステムは、撮像手段、画像処理手段、記録再生手段、および制御手段を有する。撮像手段は、撮影光学系3、および撮像素子6を含む。画像処理手段は、画像処理部7を含む。記録再生手段は、メモリ手段8、および表示手段10(背面表示装置10a、撮像装置1の上面に設けられた撮影情報を表示する不図示の小型表示パネル、およびEVFと呼ばれる不図示の電子ビューファインダーを包含する)を含む。制御手段は、カメラ制御部5、カメラ側操作手段9、カメラ振れ検出手段12、撮像素子振れ補正手段13、レンズ制御部15、レンズ側操作手段16、レンズ振れ検出手段17、レンズ振れ補正手段18、レンズ位置検出手段20、撮像素子位置検出手段21、および焦点距離変更手段22を含む。なお、レンズ制御部15は、防振レンズユニット19の他に、不図示のフォーカスレンズ、絞り、およびズームレンズ等を駆動することも可能である。
カメラ振れ検出手段12、およびレンズ振れ検出手段17は、例えば振動ジャイロ等を含み、カメラシステムに加わる撮影光学系3の光軸4に対する回転を検出する。撮像素子振れ補正手段13、およびレンズ振れ補正手段18はそれぞれ、撮像素子6、および防振レンズユニット19を光軸4に垂直な平面上でシフト、又はチルト駆動させて像振れを補正する。
撮像手段は、物体からの光を、撮影光学系3を介して撮像素子6の撮像面に結像する光学処理系である。撮像素子6からピント評価量/適当な露光量が得られるので、この信号に基づいて撮影光学系3を調整することで、適切な光量の物体光を撮像素子6の撮像面に露光するとともに、撮像素子6の近傍で被写体像が結像する。
画像処理部7は、A/D変換器、ホワイトバランス調整回路、ガンマ補正回路、および補間演算回路等を有し、記録用の画像を生成する。また、色補間処理手段は、画像処理部7に設けられ、ベイヤ配列の信号から色補間(デモザイキング)処理を施してカラー画像を生成する。また、画像処理部7は、画像、動画、および音声等の圧縮を行う。さらに、画像処理部7は撮像素子6から得られた複数の画像間の比較に基づいて振れ信号を生成することも可能であるため、撮像素子6と画像処理部7とでカメラ振れ検出手段12を構成してもよい。
カメラ制御部5は、メモリ手段8が備える記録部に出力を行うと共に、表示手段10にユーザーに提示する像を表示する。背面表示装置10aは、タッチパネルで構成され、カメラ側操作手段9と表示手段10の役割を兼ねてもよい。
カメラ制御部5は、撮像の際のタイミング信号等を生成して出力する。また、カメラ制御部5は、外部操作に応動して撮像手段、画像処理手段、および記録再生手段を制御する。例えば、カメラ制御部5は、シャッターレリーズボタン(不図示)の押下を検出すると、撮像素子6、画像処理部7、および表示手段10を制御する。また、カメラ側操作手段9へのユーザー操作に応じて、カメラ制御部5が撮像装置1の各部の動作を制御することで、静止画および動画の撮影が可能である。
以下、撮影光学系3の調整について説明する。カメラ制御部5は、撮像素子6からの信号、およびカメラ側操作手段9による撮影者の操作を基に適切な焦点位置、および絞り位置を求める。カメラ制御部5は、電気接点14を介してレンズ制御部15に指令を出す。レンズ制御部15は、焦点距離変更手段22、および不図示の絞り駆動手段を適切に制御する。
振れ補正を行うモードでは、各振れ検出手段からの振れ信号と各位置検出手段の情報を基に、撮像素子振れ補正手段13およびレンズ振れ補正手段18が制御される。撮像素子振れ補正手段13およびレンズ振れ補正手段18は、例えばマグネットと平板コイルとで実現できる。また、レンズ位置検出手段20および撮像素子位置検出手段21は、例えばマグネットとホール素子とで実現できる。具体的な制御方法としては、まず、カメラ制御部5およびレンズ制御部15はそれぞれ、カメラ振れ検出手段12およびレンズ振れ検出手段17からの振れ信号を取得する。次に、カメラ制御部5およびレンズ制御部15はそれぞれ、取得した振れ信号を基に、像振れを補正するための、撮像素子6および防振レンズユニット19の駆動量を算出する。次に、カメラ制御部5およびレンズ制御部15はそれぞれ、算出した駆動量を撮像素子振れ補正手段13およびレンズ振れ補正手段18に指令値として送信し、撮像素子6および防振レンズユニット19を駆動する。その後、カメラ制御部5およびレンズ制御部15はそれぞれ、レンズ位置検出手段20および撮像素子位置検出手段21で検出した位置が指令値に追従するようにフィードバック制御を行う。
図2は、本実施例のカメラ制御部5およびレンズ制御部15からなる振れ補正制御部の構成を示すブロック図である。図2(a)は、カメラ制御部5およびレンズ制御部15の詳細ブロックを示している。
レンズ制御部15は、加算器301,304、レンズ側目標生成部302、レンズ側補正比率ゲイン303、レンズ側サーボ制御器305、オフセット推定手段306、およびオフセット推定有効判定手段316を有する。カメラ制御部5は、カメラ側目標生成部307、カメラ側補正比率ゲイン308、加算器309、カメラ側サーボ制御器310、およびオフセット保存手段317を有する。
本実施例では、レンズ振れ検出手段17およびカメラ振れ検出手段12からの振れ情報に基づいて、レンズ振れ補正手段18および撮像素子振れ補正手段13を同時に駆動する。レンズ振れ補正手段18および撮像素子振れ補正手段13を同じように駆動させると、実際に検出された振れに対して2重に補正してしまうことになり、逆に振れを悪化させてしまう。そこで、レンズ側補正比率ゲイン303およびカメラ側補正比率ゲイン308により、実際に検出された振れに対して、レンズ振れ補正手段18および撮像素子振れ補正手段13がどの位ずつ振れ補正を行うかの分担の比率を決める。例えば、レンズ側補正比率ゲイン303およびカメラ側補正比率ゲイン308をそれぞれ5割に設定すると、それぞれの振れ補正手段は検出された振れの半分ずつを分担して振れ補正を行うことで10割の振れ補正を行うことができる。なお、本実施例では、レンズ側をスレーブ、カメラ側をマスタとして、レンズ側の各種情報、およびカメラ側の各種情報を互いに送受信する。
加算器301は、レンズ振れ検出手段17からのレンズ振れ信号からオフセット推定手段306により推定されたオフセット量を減算する。レンズ側目標生成部302は、不図示の積分器を用いて加算器301からの信号を積分することでレンズ振れ補正手段18に対する振れ補正量(レンズ目標値)を算出する。レンズ側補正比率ゲイン303は、レンズ側目標生成部302により算出された振れ補正量を積算することで得られた所定の割合の振れ補正目標値を加算器304に入力する。加算器304は、レンズ側補正比率ゲイン303からの振れ補正目標値からレンズ位置検出手段20による位置情報を減算する。レンズ側サーボ制御器305は、加算器304からの信号に基づき、レンズ振れ補正手段18を駆動させるための駆動信号を生成し、駆動する。このように、レンズ振れ検出手段17で検出された振れのうちレンズ側補正比率ゲイン303により設定された所定の割合の振れをレンズ振れ補正手段18により防振レンズユニット19を駆動させることで補正する。なお、レンズ側サーボ制御器305は、PID制御器のようなフィードバック制御器で構成される。
カメラ制御部5は、カメラ振れ検出手段12からのカメラ振れ信号からオフセット保存手段317に保存されたオフセット保存値を減算することで、カメラ振れ信号のオフセット成分を除去する。オフセット保存値は、静止状態時のカメラ振れ信号の平均値から求めることができる。カメラ側目標生成部307は、不図示の積分器を用いてカメラ振れ検出手段204からのカメラ振れ信号を積分することで撮像素子振れ補正手段13に対する振れ補正量(カメラ目標値)を算出する。カメラ側補正比率ゲイン308は、カメラ側目標生成部307により算出された振れ補正量を積算することで得られた所定の割合の振れ補正目標値を加算器309に入力する。加算器309は、カメラ側補正比率ゲイン308からの振れ補正目標値から撮像素子位置検出手段21による位置情報を減算する。カメラ側サーボ制御器310は、加算器309からの信号に基づき、撮像素子振れ補正手段13を駆動させるための駆動信号を生成し、駆動する。このように、カメラ振れ検出手段12で検出された振れのうちカメラ側補正比率ゲイン308により設定された所定の割合の振れを撮像素子振れ補正手段13により撮像素子6を駆動させることで補正する。
レンズ振れ検出手段17およびカメラ振れ検出手段12のそれぞれがカメラシステムの振れを正しく検出できていれば、レンズ振れ補正手段18および撮像素子振れ補正手段13を所定の割合で同時に駆動することで良好に振れ補正を行うことができる。しかしながら、実際のカメラシステムでは、交換レンズ2と撮像装置1との組み合わせによって、レンズ振れ検出手段17およびカメラ振れ検出手段12の検出性能に差がある場合が多い。
検出性能の差とは、例えばそれぞれの検出手段の同じ振れに対する出力の差(感度差)や低周波な揺れに対する検出性能等である。振れ検出手段である角速度センサの特性として、振れ信号のオフセット量(補正量)の低周波変動が一般的に知られており、この変動量は角速度センサの性能によって変わる。振れ信号に含まれるオフセット量は実際の振れとは無関係の信号であるため、オフセット量を除去したうえで目標信号を生成し防振をしなければ、防振性能は落ちてしまう。振れ信号のオフセット量は、静止状態時の振れ信号の平均値から求めることができるが、オフセット量の低周波変動量が大きいと、静止状態時にあらかじめ求めたオフセット保存値からの乖離が大きくなる。そのため、角速度センサの性能が低い場合にオフセット保存値をそのまま使ってしまうと防振性能が悪化してしまう。従来、角速度センサの性能が低い振れ検出手段のオフセット値を、性能の良い振れ検出手段による振れ信号を用いて推定して補正することで良好に振れ補正を行う方法が知られている。
本実施例では、レンズ側の角速度センサがカメラ側の角速度センサよりも性能が低い場合について説明する。オフセット推定手段306は、レンズ振れ信号のオフセット量をカメラ振れ信号を用いて推定して補正する。
以下、図2(b)を参照して、オフセット推定手段306による補正処理について説明する。図2(b)は、オフセット推定手段306の内部構成を示している。オフセット推定手段306は、加算器311,314、積分器312,315、および補正制御器313を有する。
加算器311は、レンズ振れ検出手段17からのレンズ振れ信号から補正制御器313により算出したオフセット推定量を減算する。
積分器312は、加算器311からの信号の積分値であるレンズ振れ角度信号を算出する。
積分器315は、電気接点14を介した通信によってカメラ振れ検出手段12から取得したカメラ振れ信号の積分値であるカメラ振れ角度信号を算出する。
加算器314は、レンズ振れ角度信号からカメラ振れ角度信号を減算することで、振れ角度信号差を算出する。
補正制御器313は、振れ角度信号差からオフセット推定量を算出し、加算器311に入力する。
このようにオフセット推定量はレンズ振れ信号およびカメラ振れ信号から算出される振れ角度信号差を負帰還によりフィードバック補正する構成となっており、補正制御器313はフィードバック制御器となっている。補正制御器313は、例えば比例制御器および積分制御器で構成されるPI制御のようなフィードバック制御器で構成されてよい。このような構成により、レンズ振れ角度信号は、カメラ振れ角度信号との差が0となるように補正制御器313によるフィードバック制御量により補正される。フィードバック制御量が、レンズ振れ信号のオフセット推定量である。推定されたオフセット量は、加算器301によりレンズ振れ信号から除去される。オフセット成分を除去された信号は、レンズ側目標生成部302に入力され、レンズ振れ補正手段18のレンズ目標値として生成される。このように、カメラ側の振れ検出手段の性能よりも交換レンズ2の振れ検出手段の性能が低い場合でも良好な防振制御を行うことが可能となる。
しかしながら、カメラ振れ信号を元にレンズ振れ信号のオフセット量を推定する場合、2つの振れ検出手段が異なる振れ信号を検出する条件下では、誤ったオフセット量を推定してしまう。例えば、角速度センサの感度差、又はクロストーク成分の検出量の差がある場合、大きなブレが加わると2つの振れ信号が大きく異なってしまう。このとき、前述のフィードバック制御器は差分を埋めるようにフィードバック制御量を大きく変動させてしまう。そのため、オフセット推定量は大きく誤った値になってしまう。誤ったオフセット量をレンズ振れ信号から減算して防振制御を行うと、防振性能が低下してしまう。
そこで、本実施例では、オフセット推定有効判定手段316が、補正量(第1の補正量)の有効性を判定する。具体的には、オフセット推定有効判定手段316は、オフセット量の推定量が不正確になる状況に基づいて補正量の有効性を判定する。オフセット推定有効判定手段316がオフセット量の推定量が無効であると判定した場合、オフセット推定手段306で推定されたオフセット量を使用しない。代わりに、不図示のオフセット保存手段に保存された、オフセット推定有効判定手段316が判定を行う前に取得された補正量(第2の補正量)を用いて防振制御を行う。第2の補正量としては、具体的には、オフセット推定有効判定手段316が判定を行う前に推定された(取得された)オフセット量や、オフセット推定有効判定手段316が判定を行う前における静止状態時に求めておいたオフセット保存値を用いる。これにより、誤ったオフセット推定量を使用してしまうことを防ぐことができる。
以下、図3を参照して、オフセット推定有効判定手段316によるオフセット推定手段306により推定されたオフセット量の有効性を判定する方法を説明する。図3は、オフセット推定有効判定手段316によるオフセット推定量の有効性を判定する方法を示すフローチャートである。なお、本実施例ではオフセット推定量の有効性を判定するために4つの判断を直列的に行っているが、本発明はこれに限定されない。本発明はオフセット推定量の有効性を判定できさえすればよく、例えば、図3に示した4つの判断のうちの一部のみを行ってもよいし、さらに別の判断を付け加えてもよい。
ステップS30では、オフセット推定有効判定手段316は、カメラ振れ信号、およびレンズ振れ信号の少なくとも一方が閾値より小さいかどうかを判定する。この閾値は角度センサの特性等に応じて設定することができる。角速度センサの感度差や、クロストーク成分の検出量の差によるオフセット量の推定値への影響は振れ信号が大きくなるほど増大する。少なくとも一方が閾値より小さい場合、ステップS31に進み、閾値より大きい場合、ステップS35に進む。少なくとも一方が閾値と等しい場合、どちらのステップに進むかは任意に設定可能である。
ステップS31では、オフセット推定有効判定手段316は、カメラ振れ検出手段12、およびレンズ振れ検出手段17の少なくとも一方にシャッタ衝撃が加えられているかどうかを判定する。具体的には、オフセット推定有効判定手段316は、カメラ振れ検出手段12、およびレンズ振れ検出手段17の少なくとも一方にシャッタ衝撃が加えられている時間帯であるかどうかで判定する。シャッタ衝撃による振動は撮像装置1と交換レンズ2で異なるブレとして検出されるため、大きなブレが加えられた場合と同じく誤ったオフセット量が推定されてしまう。シャッタ衝撃が加えられていると判定された場合、ステップS32に進み、そうでない場合、ステップS35に進む。
ステップS32では、オフセット推定有効判定手段316は、撮像装置1、および交換レンズ2に加わるブレが同じかどうかを判定する。一方だけにブレが加えられた場合、異なる振れ信号が検出されるため、大きなブレが加えられた場合と同じく誤ったオフセット値が推定されてしまう。具体的には、物理スイッチが切り替わったタイミングで判定する方法や、2つの振れ信号の差分値が前回値よりも大幅に変動しているかどうかで判定する方法を用いればよい。撮像装置1、および交換レンズ2に加わるブレが同じであると判定された場合、ステップS33に進み、そうでない場合、ステップS35に進む。
ステップS33では、オフセット推定有効判定手段316は、カメラ振れ信号を交換レンズ2に通信する際に通信エラーが発生していないかどうかを判定する。通信エラーが発生した場合、オフセット量の推定値が間違っている可能性がある。通信エラーが発生していない(撮像装置1と交換レンズ1との間における情報の送受信が正しく行われている)と判定された場合、ステップS34に進み、そうでない場合、ステップS35に進む。
ステップS34では、オフセット推定有効判定手段316は、今回推定されたオフセット量を有効と判定する(有効判定を行う)。オフセット推定手段306は、今回推定されたオフセット量を使用して防振制御を行う。
ステップS35では、オフセット推定有効判定手段316は、今回推定されたオフセット量を無効と判定する(無効判定を行う)。オフセット推定手段306は、オフセット推定有効判定手段316が判定を行う前に推定されたオフセット量、又は静止状態時に振れ信号の平均値から求めたオフセット保存値を使用して防振制御を行う。
なお、ステップS35の処理後、補正制御器313の演算を続けてしまうと、フィードバック制御量が大きく誤って算出されてしまい、正常値に戻るまでの時間がかかる。そこで、ステップS35に進んだ場合、補正制御器313のフィードバック制御を止めてもよい。これにより、すぐに正常なフィードバック制御量を算出することができる。
以下、図4を参照して、図3のフローでステップS35においてオフセット推定有効判定手段316により無効判定が行われた場合に使用するオフセット量を選択する方法について説明する。図4は、オフセット量の選択方法を示すフローチャートである。なお、本実施例ではステップS35に進んだ後にオフセット推定有効判定手段316が判定を行う前に推定されたオフセット量と静止状態時に振れ信号の平均値から求めたオフセット保存値のうちいずれかを選択するように構成されているが、本発明はこれに限定されない。ステップS35に進んだ場合には必ずオフセット推定有効判定手段316が判定を行う前に推定されたオフセット量を用いるようにしてもよいし、必ず静止状態時に振れ信号の平均値から求めたオフセット保存値を用いるようにしてもよい。
ステップS40では、静止状態時に振れ信号の平均値からオフセット保存値を更新したタイミングからの経過時間が、閾値より短いかどうかが判定される。この閾値は角度センサの特性等に応じて設定したり、図3に示されるフローの実行周期に応じて設定したりすることができる。静止状態時にオフセット保存値を更新してからあまり時間が経過していなければ、オフセット保存値は確度の高い値である可能性が高い。一方、経過時間が長いと、オフセット保存値は実際のオフセット量から乖離している可能性が高い。経過時間が閾値より短い場合、ステップS41に進み、経過時間が閾値より長い場合、ステップS42に進む。経過時間が閾値と等しい場合、どちらのステップに進むかは任意に設定可能である。
ステップS41では、静止状態時に振れ信号の平均値から求めたオフセット保存値が選択される。
ステップS42では、オフセット推定有効判定手段316により無効判定が行われる直前に推定されたオフセット値が選択される。
以下、図5を参照して、本発明の効果について説明する。図5は、オフセット推定有効判定手段316により無効判定が行われた場合のオフセット量の変化の一例を示す図である。
図5(a)では、L1はカメラ振れ信号、L2はレンズ振れ信号、L3はカメラ振れ信号とレンズ振れ信号から推定されたレンズ振れ信号のオフセット量を示している。大きなブレが加わりカメラ振れ検出手段12およびレンズ振れ検出手段17が大きな信号を検出した場合、角速度センサの感度差と、クロストーク成分の検出量の差により、カメラ振れ信号L1とレンズ振れ信号L2との差分が大きくなる。このとき、差分を埋めるためにフィードバック制御量が大きくなり、オフセット量L3は大きく変動してしまう。
図5(b),(c)では、オフセット推定有効判定手段316により無効判定が行われた場合に防振制御に使用するオフセット量が示されている。R1はオフセット推定有効判定手段316により無効判定が行われた時間帯、L4とL5は防振制御に使用するオフセット量を示している。図5(b)では、大きなブレが加えられた時間帯R1において、時間帯R1の直前(オフセット推定有効判定手段316により無効判定が行われる直前)に推定されたオフセット量が使用される。図5(c)では、大きなブレが加えられた時間帯R1において、静止状態時に振れ信号の平均値から求めたオフセット保存値が使用される。これにより、大きく誤った値を防振制御に使用することを防ぐことが出来る。
以下、図6を参照して、本実施例の振れ補正方法について説明する。図6は、本実施例の振れ補正方法を示すフローチャートである。図6(a)は、交換レンズ2又は撮像装置1の振れ検出手段のどちらを補正するかを決定する処理を示している。図6(b)は、レンズ制御部15およびカメラ制御部5による振れ補正処理を示している。図6(a)および図6(b)の処理は並列に実行される。また、これらの処理は一定の周期で繰り返し実行される。
ステップS61では、カメラ側操作手段9により電源が投入されたかどうかが判断される。電源が投入された場合、ステップS62に進み、そうでない場合、ステップS66に進み、本フローを終了する。
ステップS62では、カメラ側操作手段9又はレンズ側操作手段16により振れ補正機能がONされたかどうかが判断される。ONされた場合、ステップS63に進み、そうでない場合、ステップS66に進み、本フローを終了する。
ステップS63では、レンズ振れ検出手段17の性能情報が取得される。
ステップS64では、カメラ振れ検出手段12の性能がレンズ振れ検出手段17の性能より高いかどうかが判断される。ここで、振れ検出手段の性能情報とは、環境温度に対する各振れ検出手段の出力値の基準値の変動量、静止状態における出力値の基準値の変動量、および静止状態における前記出力値の所定時間での変化量の少なくとも1つにより決定される。カメラ振れ検出手段12の性能がレンズ振れ検出手段17の性能より高い場合、ステップS65に進み、そうでない場合、ステップS67に進む。
本実施例では、ステップS66でレンズ振れ検出手段補正モードに設定された場合の動作について説明し、ステップS67でカメラ振れ検出手段補正モードに設定された場合の動作について実施例2で説明する。
ステップS66でレンズ振れ検出手段補正モードに設定されると、図6(b)のレンズ側振れ補正処理およびカメラ側振れ補正処理が開始される。
ステップS69では、レンズ制御部15は、レンズ振れ検出手段17からレンズ振れ信号を取得する。
ステップS70では、レンズ制御部15は、カメラ制御部5から送信されたカメラ振れ信号を受信する。
ステップS71では、レンズ制御部15は、オフセット推定手段306によりレンズ振れ信号のオフセット量を推定する。
ステップS72では、レンズ制御部15は、オフセット推定有効判定手段316による判定結果に基づいて防振制御に使用するオフセット量を選択する。
ステップS73では、レンズ制御部15は、レンズ振れ信号からオフセット量を減算する。
ステップS74では、レンズ制御部15は、レンズ側目標生成部302にてオフセット量が除去されたレンズ振れ信号を用いてレンズ目標値を算出する。
ステップS75では、レンズ制御部15は、レンズ側補正比率ゲイン303にてレンズ目標値にレンズ振れ補正手段18の補正割合を決定するレンズ補正比率ゲインを乗算する。
ステップS76では、レンズ制御部15は、レンズ位置検出手段20からレンズ振れ補正手段18の位置を取得する。
ステップS77では、レンズ制御部15は、レンズ側サーボ制御器305にてレンズ補正比率ゲインが掛けられたレンズ目標値とレンズ振れ補正手段18の位置情報とを用いてレンズ振れ補正量を算出する。
ステップS78では、レンズ制御部15は、レンズ振れ補正量に応じてレンズ振れ補正手段18を駆動することで振れ補正を行う。
一方、交換レンズ2側の振れ補正処理と並行して撮像装置1側の振れ補正処理が実行される。
ステップS79では、カメラ制御部5は、カメラ振れ検出手段12からカメラ振れ信号を取得する。
ステップS80では、カメラ制御部5は、カメラ振れ信号から静止状態時に算出されたオフセット保存値を減算する。
ステップS81では、カメラ制御部5は、レンズ制御部15にカメラ振れ信号を送信する。
ステップS82では、カメラ制御部5は、カメラ側目標生成部307にてカメラ振れ信号を用いてカメラ目標値を算出する。
ステップS83では、カメラ制御部5は、カメラ側補正比率ゲイン308にてカメラ目標値に撮像素子振れ補正手段13の補正割合を決定するカメラ補正比率ゲインを乗算する。
ステップS84では、カメラ制御部5は、撮像素子位置検出手段21から撮像素子振れ補正手段13の位置を取得する。
ステップS85では、カメラ制御部5は、カメラ側サーボ制御器310にてカメラ補正比率ゲインが掛けられたカメラ目標値と撮像素子振れ補正手段13の位置情報とを用いてカメラ振れ補正量を算出する。
ステップS86では、カメラ制御部5は、カメラ振れ補正量に応じて撮像素子振れ補正手段13を駆動することで振れ補正を行う。
以上説明したように、レンズ振れ補正手段18および撮像素子振れ補正手段13を交換レンズ2および撮像装置1の各振れ検出手段から取得した振れ信号に対して所定の比率で同時に駆動することで振れ補正を行うことができる。
本実施例では、図6のステップS67でカメラ振れ検出手段補正モードに設定された場合の動作について説明する。本実施例では、実施例1と異なる部分についてのみ説明する。
図7(a)は、本実施例のカメラ制御部5およびレンズ制御部15からなる振れ補正制御部の構成を示すブロック図である。図7(b)は、カメラ制御部5に設けられたオフセット推定手段701の構成を示すブロック図である。
実施例1ではレンズ振れ信号がカメラ振れ信号で補正されるように、オフセット量はレンズ振れ信号に加算されるが、本実施例ではカメラ振れ信号がレンズ振れ信号で補正されるようにオフセット量は加算器702によりカメラ振れ信号に加算される。そして、補正されたカメラ振れ信号を用いて、撮像素子振れ補正手段13に対するカメラ目標値が算出される。
図8は、レンズ制御部15およびカメラ制御部5による振れ補正処理を示すフローチャートである。レンズ側振れ補正処理およびカメラ側振れ補正処理は、並列に実行される
ステップS182、ステップS184−S188の処理はそれぞれ、図6のステップS69、ステップS74−S78の処理と同様であるため、各処理の詳細な説明は省略する。
ステップS182、ステップS184−S188の処理はそれぞれ、図6のステップS69、ステップS74−S78の処理と同様であるため、各処理の詳細な説明は省略する。
ステップS181では、レンズ制御部15は、レンズ振れ信号からオフセット保存値を減算する。
ステップS183では、レンズ制御部15は、カメラ制御部5にレンズ振れ信号を送信する。
ステップS189、ステップS194−S198の処理はそれぞれ、図6のステップS79、ステップS82−S86の処理と同様であるため、各処理の詳細な説明は省略する。
ステップS190では、カメラ制御部5は、レンズ制御部15から送信されたレンズ振れ信号を受信する。
ステップS191では、カメラ制御部5は、オフセット推定手段701によりカメラ振れ信号のオフセット量を推定する。
ステップS192では、カメラ制御部5は、オフセット推定有効判定手段703による判定結果に基づいて防振制御に使用するオフセット量を選択する。
ステップS193では、カメラ制御部5は、カメラ振れ信号からオフセット量を減算する。
以上説明したように本実施例の構成によれば、オフセット推定手段701によって低周波振れ検出性能の低いカメラ振れ信号の低周波成分を低周波振れ検出性能の高いレンズ振れ信号の低周波成分で補うことができるため、振れ補正性能を向上させることができる。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 撮像装置(カメラ本体)
2 交換レンズ
5 カメラ制御部(制御装置)
12 カメラ振れ検出手段
15 レンズ制御部(制御装置)
17 レンズ振れ検出手段
306 オフセット推定手段(推定手段)
316 オフセット推定有効判定手段(判定手段)
701 オフセット推定手段(推定手段)
703 オフセット推定有効判定手段(判定手段)
2 交換レンズ
5 カメラ制御部(制御装置)
12 カメラ振れ検出手段
15 レンズ制御部(制御装置)
17 レンズ振れ検出手段
306 オフセット推定手段(推定手段)
316 オフセット推定有効判定手段(判定手段)
701 オフセット推定手段(推定手段)
703 オフセット推定有効判定手段(判定手段)
Claims (17)
- カメラ本体および前記カメラ本体に通信可能に装着される交換レンズの一方である第1装置と、他方である第2装置とを有するカメラシステムを制御する制御装置であって、
前記第1装置に設けられた第1振れ検出手段からの第1振れ信号と前記第2装置に設けられた第2振れ検出手段からの第2振れ信号とを用いて、前記第1振れ信号の第1の補正量を推定する推定手段と、
前記第1の補正量が有効であるかどうかを判定する判定手段とを有し、
前記判定手段が前記第1の補正量を有効であると判定した場合、前記第1の補正量を用いて前記第1振れ信号が補正され、
前記判定手段が前記第1の補正量を無効であると判定した場合、前記判定手段による判定が行われる前に取得された第2の補正量を用いて前記第1振れ信号が補正されることを特徴とする制御装置。 - 前記推定手段は、前記第1振れ信号と前記第2振れ信号との差分を用いて前記第1の補正量を推定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記第2の補正量を保存する保存手段を更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
- 前記判定手段が前記第1の補正量を無効であると判定した場合、前記判定手段による判定が行われる前に前記推定手段により推定された補正量が前記第2の補正量として使用されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記判定手段が前記第1の補正量を無効であると判定した場合、前記判定手段による判定が行われる前における静止状態時に前記第1の振れ信号の平均値から求めた補正量が前記第2の補正量として使用されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記推定手段は、前記第1の振れ信号の積分値と前記第2振れ信号の積分値との差分値に基づいて、比例制御、および積分制御の少なくとも一方を用いて前記補正量を推定することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記判定手段は、前記第1の振れ信号と前記第2の振れ信号の少なくとも一方が閾値より大きい場合、前記第1の補正量を無効であると判定することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記判定手段は、前記第1振れ検出手段と前記第2振れ検出手段の少なくとも一方にシャッタ衝撃が加えられている場合、前記第1の補正量を無効であると判定することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記判定手段は、前記第1装置と前記第2装置のいずれか一方のみにブレが加えられている場合、前記第1の補正量を無効であると判定することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記判定手段は、前記第1装置と前記第2装置との間における情報の送受信が正しく行えていない場合、前記第1の補正量を無効であると判定することを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記第1振れ検出手段の性能は、前記第2振れ検出手段の性能に比べて低いことを特徴とする請求項1乃至10の何れか一項に記載の制御装置。
- 前記第1および第2振れ検出手段の性能は、環境温度に対する各振れ検出手段の出力値の基準値の変動量、静止状態における前記出力値の基準値の変動量、および静止状態における前記出力値の所定時間での変化量の少なくとも1つにより決定されることを特徴とする請求項1乃至11の何れか一項に記載の制御装置。
- 撮像素子と、
請求項1乃至12のいずれか一項に記載の制御装置とを有することを特徴とする撮像装置。 - 撮影光学系と、
請求項1乃至12のいずれか一項に記載の制御装置とを有することを特徴とするレンズ装置。 - 請求項1乃至12の何れか一項に記載の制御装置と、
前記交換レンズの撮影光学系の一部、および前記カメラ本体の撮像素子の少なくとも一方を駆動することで像振れ補正を行う像振れ補正手段とを有することを特徴とするカメラシステム。 - カメラ本体および前記カメラ本体に通信可能に装着される交換レンズの一方である第1装置と、他方である第2装置とを有するカメラシステムを制御する制御方法であって、
前記第1装置に設けられた第1振れ検出手段からの第1振れ信号と前記第2装置に設けられた第2振れ検出手段からの第2振れ信号とを用いて、前記第1振れ信号の第1の補正量を推定するステップと、
前記第1の補正量が有効であるかどうかを判定するステップとを有し、
前記第1の補正量が有効であると判定された場合、前記第1の補正量を用いて前記第1振れ信号が補正され、
前記第1の補正量が無効であると判定された場合、前記第1の補正量の有効性の判定が行われる前に取得された第2の補正量を用いて前記第1の振れ信号が補正されることを特徴とする制御方法。 - 請求項16に記載の制御方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020086089A JP2021179575A (ja) | 2020-05-15 | 2020-05-15 | 制御装置、撮像装置、レンズ装置、カメラシステム、制御方法、およびプログラム |
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- 2020-05-15 JP JP2020086089A patent/JP2021179575A/ja active Pending
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