JP2021179107A - テント及びテントの設営方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易かつ安全に天幕を張設できるテントを提供する。【解決手段】テント天井を構成する天幕と、天幕を支えるべく天幕の周辺隅部に立設配置される支柱と、天幕の周辺隅部と一端を連結可能なロープと、ロープを支柱に沿って案内支持するように支柱の上端部付近に設けた上部ロープ支持部と、支柱に沿って案内されるロープを繋ぐ張力調整部と、を有することを特徴とするテント。【選択図】図4

Description

本発明は、テント及びテントの設営方法に関する。
テントには多様な種類があるところ、天幕を取り付ける支柱の高さが人の手が届かない高さになる場合がある。
特開2019−044476号公報
特許文献1に開示のテントは、その設営時に、地上高3mになる長支柱の頂部に天幕を係止するにあたり、手を伸ばしても当該頂部に手が届かないため踏み台が必要となる。また、解体時に、天幕の係止を解除するにあたっても同様に踏み台が必要となる。
また、特許文献1に開示のテントは、地上高2mになる短支柱の頂部に天幕を係止するにあたっても手を伸ばして作業を行うことが可能であるが、手を上に伸ばして張設作業を行うことは、重労働となる。
本発明は、テントを設営するにあたり、簡易かつ安全に天幕を張設可能なテントならびにテントの設営方法を提供する。
本発明の一態様によれば、テント天井を構成する天幕と、前記天幕を支えるべく天幕の周辺隅部に立設配置される支柱と、前記天幕の周辺隅部と一端を連結可能なロープと、前記ロープを前記支柱に沿って案内支持するように前記支柱の上端部付近に設けた上部ロープ支持部と、前記支柱に沿って案内される前記ロープを繋ぐロープの張力調整部と、を有する。
上記の態様によれば、簡易かつ安全に天幕を張設できるテントを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るテントの支柱の基本構成を説明する図である。 第1実施形態に係るテントの天幕の隅部の平面図である。 第1実施形態に係るテントの支柱にロープ及び天幕を取り付ける方法を説明する図である。 第1実施形態に係るテントにおいて、天幕に張力を付与する前の側面図である。 第1実施形態に係るテントにおいて、天幕を張設したテントの側面図である。 第2実施形態に係るテントの平面図である。 図6におけるP部分の拡大図である。 図6におけるQ部分の拡大図である。 変形例に係る支柱の上端部及び下端部を正面より拡大した図である。 変形例に係る支柱にロープ及び天幕を取り付けた状態を説明する図であり、支柱を側面より拡大した図である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明のテント1の支柱10の基本構成を説明する図である。
図1に示すように、支柱10は、支柱本体12に、ロープ15(図3参照)を移動自在に案内支持する上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14が設けられる。上部ロープ支持部13は、支柱本体12の上端部付近に設けられ、下部ロープ支持部14は、支柱本体12の下端部(接地部)から所定の高さに設けられる。所定の高さは、例えば、成人のスネの高さである。
上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14は、例えば、ロープ15が挿通される、ネジの付いたリング状の部材であるが、ロープ15を移動自在に案内支持できる部材であれば、既知の部材を採用できる。例えば、滑車を採用することができる。また、上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14は、一例として円形のリング状に形成されるが、ロープ15やカラビナを係止できる形状であれば既知の形状を採用することができ、カラビナのように開閉可能であってもよい。
上部ロープ支持部13は、リングの面を水平方向にして支柱本体12に取り付けられ、下部ロープ支持部14は、リングの面を垂直方向にして支柱本体12に取り付けられる。上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14は、同一の部材であり、支柱本体12にネジ込むことで取り付けられるため安価に構成できる。
支柱10は、さらに上部ロープ支持部13と下部ロープ支持部14との間に位置してロープの張力を調整可能に係留するための張力調整部18(図3参照)を備える。支柱10は、運搬時の長さを短縮するために折り曲げ可能か分割可能もしくは伸縮可能であってもよい。また、支柱10は、円柱に限られず角柱等その他の断面形状であってもよく、太さも均一ではなく徐々に先細る等の形状であってもよい。
以下、図2から図5を参照して第1実施形態に係るテント1について説明する。
まず、図2、図3を参照して第1実施形態に係る支柱10に天幕20を取り付ける方法を説明する。図2は、第1実施形態に係るテント1の天幕20の隅部の平面図である。図3は、第1実施形態に係る支柱10にロープ15及び天幕20を取り付ける方法を説明する図である。
図2に示すように、テント1の天井を構成する天幕20は、平面上、略矩形の生地を主体とする天幕本体21と、天幕20をロープ15(図3参照)の一端に連結するために、後述するように天幕20の周辺隅部に設けられる天幕側係止部22と、天幕本体21と天幕側係止部22とを結合する結合片23と、を備える。
天幕側係止部22は、一例として円形のリング状に形成されるが、ロープ15やカラビナを係止できる形状であれば既知の形状を採用することができる。天幕側係止部22自体がカラビナのように開閉可能なリングであってもよい。
図3に示すように、支柱10には、ロープ15が取り付けられる。ロープ15は、上部ロープ支持部13を通過させることで支柱10から垂れ下がる状態となる。垂れ下がったロープ15の一方は、カラビナやフック等の係止部材17が取り付けられる。また、垂れ下がったロープ15の他方は、下部ロープ支持部14に係止された係止部材16を通過させて上方へと引き上げられる。この時、引きあげられたロープ15は、張力調整部18により、その端部を係留されるとともにロープ15にかかる張力が調整される。張力調整部18は、例えば、自在金具で構成される。
自在金具とは、ロープ15を通過させる孔を単数または複数備え、孔とロープ15とが当接する角度によって、つまり、ロープ15にもたらされる摩擦によってロープ15の移動を制限(固定)したり、ロープ15の移動を許容する部材である。自在金具の孔とロープ15とが当接する角度は人力等の外力によって変更される。図3では、ロープ15の引張方向に対して張力調整部(自在金具)18の長さ方向が略直交方向であることから、自在金具18の孔がロープ15にもたらす摩擦が小さく、ロープ15は自在金具18に対して移動自在である。なお、ロープ15の固定に自在金具18を用いることは、テントの分野において周知の技術事項となるが、タープと地面に打ち込んだペグとを結ぶロープに自在金具18を用いることが周知の技術事項である。これに対し、テント1の支柱10に天幕20を張設するにあたって支柱10に沿って張ったロープ15に自在金具18を取り付けることや、支柱10に沿って自在金具18を上方へ引き上げることでロープ15に張力を付与することは、本発明のために考案された内容となる。
自在金具18を取り付けるにあたっては、下部ロープ支持部14を通過する前のロープ15に自在金具18の一方の孔を通過させ、下部ロープ支持部14を通過した後のロープ15に自在金具18の他方の孔を通過させて取り付ける。自在金具18を取り付けたロープ15の端部は、自在金具18が脱落しないように結び目15aが作られる。結び目15aに代えてロープ15の端部にストッパとなる部材が取り付けられても良い。
そして、ロープ15に(正確には係止部材17に)天幕20の隅部の天幕側係止部22を連結した後に、作業者がロープ15の下端を引っ張ると、ロープ15の他端は上方へと引き上げられる。上部ロープ支持部13に案内されつつロープ15をさらに上方へ引き上げることで、天幕側係止部22は支柱10の上端部へと引き上げられる。そして、天幕20をぴんと張った状態において、ロープ15の移動を固定するために、ロープ15を、張力調整部18によって係止する。張力調整部18が自在金具である実施形態では、自在金具18をロープ15の引張方向に近づけるように力を加え、自在金具18との摩擦によってロープ15が固定される。
図3では、下部ロープ支持部14が係止部材16を介してロープ15を支持しているが、係止部材16を介さずに下部ロープ支持部14が直接ロープ15を支持するようにしてもよい。係止部材16を介してロープ15が支柱10に支持される場合は、係止部材16をロープ15からまたは下部ロープ支持部14から切り離すことで、速やかにロープ15に付与された張力を解除することができる。
このように、支柱10では、係止部材16を通過させたロープ15を上方へと引き上げることで、ロープ15及び天幕20に張力が付与される。天幕20に所定の張力を付与した状態で、ロープ15は張力調整部18によって保持される。ロープ15に付与された張力を解除するにあたっては、張力調整部18からロープ15の固定を解除してもよいし、上記のように、支柱10(正確には下部ロープ支持部14)またはロープ15から係止部材16を切り離してもよい。
なお、張力調整部18は、上部ロープ支持部13と下部ロープ支持部14との間の位置であって支柱本体12に設けられるラチェット付のウィンチ(図示省略)であってもよい。ウィンチは、ロープ15を巻き取ることでロープ15に張力を付与し、ラチェットによってロープ15の巻き取りを固定及び解除することができる。
上記のロープ15、係止部材16、17、張力調整部18は、支柱10の付属物であってもよいし、支柱10とは独立した部材であってもよい。
次に、図4、図5を参照して第1実施形態に係るテント1の全体構成を説明する。テント1の設営作業を含めて説明すると、図4は、テント1の天幕20に張力を付与する前の側面図である。図5は、テント1に天幕20を張設したテント1の側面図である。支柱10の途中には、梁支持部6が設けられる。
第1実施形態に係るテント1の支柱10は、それぞれ一対の、成人の身長よりも高い短支柱10aと短支柱10aよりも長い長支柱10bとが用いられ、短支柱10a同士及び長支柱10b同士が隣り合うことなく配置される。つまり、一の対角線上に短支柱10aが配置され、他の対角線上に長支柱10bが配置される。そして、隣り合う支柱10同士(正確には隣り合う短支柱10aと長支柱10b)は、梁5によって連結される。梁5は、その端部を各支柱10(短支柱10aまたは長支柱10b)の頂部付近に設けられる梁支持部6に係脱可能に連結され、これらによりテント1の四隅に配置された各支柱10が全体としてしっかり自立できるようにする。
図4に示すように、天幕20の各隅部は、ロープ15の端部に取り付けられる係止部材17に連結され、これが天幕20を引き上げる前の状態である。この状態では、係止部材17が、人の手が届く高さにあるため、係止部材17に天幕20を取り付けるにあたって作業者は踏み台を必要としない。この時、張力調整部(自在金具)18は、ロープ15に対して起きた状態であり、ロープ15は固定されていない。
そして、張力調整部(自在金具)18とともに、ロープ15を引きながら各支柱10のロープ15の上端を引き上げると、図5に示すように、天幕20も上昇し、その隅部が各支柱10の上端に達した状態で、天幕20には所定の張力が付与される。ロープ15を固定は、張力調整部(自在金具)18により行う。この時、張力調整部(自在金具)18は、人の手が届く高さであるため、ロープ15に張力を付与するにあたっても、作業者は容易に操作できる。また、係止部材17に天幕20を取り付けることや各ロープ15に十分な張力を付与することは、1人の作業者によって行うことができる。
テント1から天幕20を外す場合も、作業者は、張力調整部(自在金具)18をロープ15に対して起こすように外力を加えるか、係止部材16を下部ロープ支持部14またはロープ15から外すことでロープ15にかかる張力を解除することができる。このようにしてロープ15を緩めれば、天幕20の重みで天幕20は自然に降下していき、手の届く位置まで下げれば、天幕20を外す場合も、各作業点がいずれも作業者の手が届く範囲にあるため、作業者は踏み台を必要とせずに安全かつ容易に作業ができる。
ここで、かかる実施形態のテント1は、対角線上にそれぞれ配置する支柱10の高さが異なり、天幕20にかかる張力を調整することで、テント1の天井のウェーブ形状を自由に変化させられることが特徴の一つとなる。具体的には、短支柱10a間の張力と長支柱10b間の張力とを異なる値に調整することで、テント1の天井のウェーブ形状を山形にしたり谷型にしたり変化させられる。このため、テント1は、天幕20の周辺隅部に連結した各ロープ15の引き具合により、天幕20の張力を任意に調整でき、テント形状を簡単に変化可能である。また、テント1の天井にたるみや引きつれなどが生じたときにも、ロープ15の引っ張り具合で簡単に修正できる。
〔第1実施形態に係る支柱10の効果〕
このように、第1実施形態に係るテント1は、その設営時に支柱10を組み立てて自立させた後であっても、テント1の天井を構成するための天幕20をロープ15に取り付ける作業を作業者の手が届く高さで操作できるので、踏み台を必要としない。また、テント1の解体時に支柱10から天幕20を取り外すにあたっても、ロープ15を緩めて係止部材17を引き下げることで、容易に取り外しが行えるなど、テントの設営や解体作業が安全かつ容易に行えるようになる。
また、第1実施形態に係るテント1は、1人の作業者が天幕20の周辺の各隅部を順に各支柱10のロープ15(係止部材17)に取り付ければよいため、1人の作業者によって天幕20の張設作業を行うことができる。ロープ15を上方に引き上げることやテント1から天幕20を取り外すにあたっても複数の作業者を必要としない。
第1実施形態に係るテント1に天幕20を張設する作業は、垂れ下げたロープ15に天幕20を連結すること、及び、ロープ15を上方に引き上げて張力調整部18によってロープ15を固定すること、の2つである。このため、複雑な作業内容を含まないことから、簡易に天幕20を張設することができる。また、テント1の天幕20の張力はロープ15の操作によって調節できるので、天井形状を自由に変えることができ、1つのテント1であってもバラエティに富んだテント1の形状を提供できる。
なお、この実施形態では、天幕20の平面形状を正方形としたが、これに限らず、長方形、六角形、八角形などに形成することもでき、この場合は、天幕20を支えるための支柱10は、天幕20の各周辺隅部に配置することになる。
〔第2実施形態〕
次に、図6から図8を参照して、第2実施形態に係るテント2について説明する。図6は、第2実施形態に係るテント2の平面図である。図7は、図6におけるP部分の拡大図である。図8は、図6におけるQ部分の拡大図である。第2実施形態においては、複数の隣接するテント1に共通の支柱10は、上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14を一組として、複数組の上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14を備える。
図6に示すように、テント2は、平面的に見て正方形のテント1を隣り合わせに6個組み合わせた形状であり、6枚の天幕20、12本の支柱10、17本の梁5、を基本的な構造とする。ここで、単純に6個のテント1を隣り合わせに配置すると、テント1同士が接する辺は、支柱10と梁5とが重複するため、テント2では、当該重複を排した構成としている。複数の天幕20が張設される支柱10には、それぞれの天幕張設機構が必要となることから、例えば、図6のPの部分に位置し、天幕20の2隅が接する部位の、本来2本となる支柱に代えて配置した1本の共通する支柱10a’及び支柱10b’は、2組の天幕張設機構を備える。また、例えば、図6のQの部分に位置する、天幕20の4隅が接する部位の、4本の支柱に代えて配置した1本の共通する支柱10a’’及び支柱10b’’は、4組の天幕張設機構を備える。天幕張設機構とは、上部ロープ支持部13、下部ロープ支持部14、ロープ15、係止部材16、17、張力調整部18などが含まれる。
図7に示すように、2つの天幕20を支える支柱10a’及び支柱10b’では、90度の角度に2組の天幕張設機構(上部ロープ支持部13、下部ロープ支持部14)が設けられる。また、図8に示すように、4つの天幕20を支える支柱10a’’及び支柱10b’’では、90度の間隔で4組の天幕張設機構(上部ロープ支持部13、下部ロープ支持部14)が設けられる。同じくこれら共通の支柱には梁5を連結する梁支持部6も対応して複数設けられる。
〔第2実施形態に係る支柱10の効果〕
複数の張設機構を備える第2実施形態に係る支柱10は、1本の共通する支柱10で複数の天幕20の周辺隅部を支持することができる。これにより、複数の天幕20を組み合わせて張設するテント2の設置にあたり、支柱10の数及び支柱間を結合する梁5の数を減らすことができ、コストの低減とともにすっきりとした形状のテントとなる。
〔変形例〕
次に、図9、図10を参照して変形例に係る支柱11を説明する。図9は、変形例に係る支柱11の上端部及び下端部を正面より拡大した図である。図10は、変形例に係る支柱11にロープ15及び天幕20を取り付けた状態を説明する図であり、支柱11を側面より拡大した図である。変形例に係る支柱11は、中空の支柱本体12に設けられた側孔により、ロープ15を移動自在に支持する点、及びロープ15が支柱本体12の中空内部を通過する点が特徴となる。
図9に示す支柱11は、中空の支柱本体12の上端部付近に上部ロープ支持部13としての側孔が設けられ、下端部より所定の高さに下部ロープ支持部14としての側孔が設けられる。また、上部ロープ支持部13と下部ロープ支持部14との間に張力調整部18が設けられる。このように支柱11において、上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14は、中空の支柱本体12に設けられた孔である。張力調整部18は、ロープ15を巻き付け、係留する突起部である。
張力調整部18は、例えば、ロープ15の端部を支柱本体12に巻き付けた上で結ぶことによりロープ15の固定が可能である。張力調整部18は支柱本体12から着脱可能であってもよい。また、上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14は、側孔に加えて支柱本体12に内蔵される滑車であってもよい。
図10に示すように、ロープ15は、上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14より支柱本体12の中空内部を通過させられ、一端に係止部材17が取り付けられ、他端に結び目15aが作られる。係止部材17は、第1実施形態、第2実施形態と同様の要領で天幕20が取り付けられる。そして、結び目15a側のロープ15を上方へと引き上げることで、ロープ15に張力が付与され、天幕20の張設後は、ロープ15を張力調整部18に巻き付けてロープ15を固定する。
〔変形例に係る支柱11の効果〕
変形例に係る支柱11では、上部ロープ支持部13及び下部ロープ支持部14が支柱本体12から突出せず、また、張力調整部18を取り外すことで、突起状の構造がなくなる。このため、支柱11の運搬、設置にあたり、突起状の構造が他のものに引っかかることがない。また、ロープ15の一部が支柱本体12の内側を通過するため、テント1の張設時に見た目がすっきりする。
上述の形態は、本発明を実施する際の好適な形態の一例ではあるものの、本発明の実施の形態が上述のものに限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において本発明は種々変形実施可能である。
例えば、テント1、テント2の設営にあたり、ロープ15に代えてワイヤを用いることができる。また、支柱10は、地上に設置されるものだけでなく、地中に掘り下げて設置されるものや地面から突き出た突起状の構造物に挿し込んで設置されるものも含まれる。地中または地面から突き出た構造物によって支柱10が固定されることで、梁5がなく支柱10だけでもテント1及びテント2の強度が十分に保たれ、天幕20の張設が可能である。
1 テント
10 支柱
13 上部ロープ支持部
14 下部ロープ支持部
15 ロープ
18 張力調整部
20 天幕

Claims (8)

  1. テント天井を構成する天幕と、
    前記天幕を支えるべく天幕の周辺隅部に立設配置される支柱と、
    前記天幕の周辺隅部と一端を連結可能なロープと、
    前記ロープを前記支柱に沿って案内支持するように前記支柱の上端部付近に設けた上部ロープ支持部と、
    前記支柱に沿って案内される前記ロープを繋ぐ張力調整部と、を有することを特徴とするテント。
  2. 前記支柱であって、互いに隣接して配置されるテントに対して、重複する位置に配置される共通の支柱には、前記上部ロープ支持部と、前記張力調整部とが、それぞれ対応して複数設けられることを特徴すると請求項1に記載のテント。
  3. 前記支柱は、前記支柱の下端部より所定の高さにおいて前記ロープを移動自在に支持する下部ロープ支持部、を備え、前記支柱に沿って前記ロープを移動させられることを特徴とする請求項1または2に記載のテント。
  4. 前記張力調整部は、前記上部ロープ支持部と前記下部ロープ支持部との間に位置して備えられることを特徴とする請求項3に記載のテント。
  5. 前記張力調整部は、前記ロープを任意の位置で係止し、かつ係止を解除しうる自在金具であることを特徴とする請求項4に記載のテント。
  6. 前記張力調整部は、前記ロープの巻き取り及び前記ロープの係止が可能なラチェット付のウィンチであることを特徴とする請求項4に記載のテント。
  7. 前記支柱と他の支柱とを連結する梁を支持するための梁支持部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のテント。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載のテントの設営方法であって、
    前記各支柱について、予め前記上部ロープ支持部を通過させておいた前記ロープの一端を、前記天幕の周辺隅部に連結し、
    前記ロープを前記支柱に沿って引き下げることにより前記天幕を上昇させ、
    前記天幕が各支柱の上端部付近まで上昇し、所定の張力が付与された状態で前記ロープの他端を前記張力調整部で保持して前記天幕を張設する、ことを特徴とするテントの設営方法。
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