JP2021179056A - フェイスシールド - Google Patents

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裕之 坂詰
Hiroyuki Sakazume
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Abstract

【課題】医療や介護の現場や検疫所等で使用されるフェイスシールドにおいて、密封性が高く、下方から病原菌が流入しにくく、視認性に優れ、かつ使用後に廃棄がしやすいフェイスシールドを提供する。【解決手段】使用者の顔面を覆うシールド部材と、前記シールド部材を頭部に装着する装着部材とを有し、前記シールド部材が、使用者の顔面を包み込むように形成された面体であって、前記面体の表面には、眼、鼻、口に相当する位置に、眼部保護部、鼻部保護部、及び口部保護部が突出形成されてなり、前記面体の頬部から顎部にかけて折り部となる第1の溝、前記面体の左右の頬部を繋ぐように水平方向に折り部となる第2の溝が設けられてなるフェイスシールド。【選択図】 図1

Description

本発明は、顔面を保護するフェイスシールドに関し、特に医療や介護の現場や検疫所、飲食店やスーパー、役所や銀行の窓口等、多くの人と接する場所における、飛沫による感染や薬剤・体液等から使用者の顔面を保護するためのフェイスシールドに関する。
従来より、医療や介護の現場や検疫所等で感染予防が必要な場合には、サージカルマスクや手袋を装着して作業が行われる。
しかし、サージカルマスクや手袋だけでは、跳ね返った薬液や体液、せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫などから顔面を保護することはできない。
そのため、フェイスシールドあるいはフェイスガードと称される顔面を保護するものが広く使われている。
非特許文献1には、医療現場における血液や湿性生体物質から医療従事者を守るためのスタンダードプリコーション(標準予防策)として、感染経路を遮断するための有効な手段となる個人用防護具が挙げられており、ガウン、手袋、マスク、キャップ、 シューカバーなどとともに、フェイスシールドが挙げられている(非特許文献1.28頁)。
現在、医療現場で使用されているフェイスシールドの一例を図6(a)及び(b)に示す。
図6(a)は、単回使用型、すなわち使い捨てのものとして使用されるフェイスシールドの一例であり、透明のプラスチックシートをアーチ状に曲げたシールド部材が固定具に取り付けられている。
このフェイスシールドは、通気性がよく眼鏡をかけていても装着できること、簡易な構成で安価であることから、医療現場や飛沫感染を防止する必要がある現場で広く使用されているが、下方からの汚染を受け易いという問題がある。
また、シールド部材が顔面の周りに大きくアーチを形成しているため、作業時に不測の接触が生じやすく、頭部から外れてしまうことが少なくない。
図6(b)は、再生使用型、すなわち消毒処理を施すことにより何度も使用可能なフェイスシールドであり、ヘルメットのようにしっかりした頭部固定具に透明のシールド部材が取り付けてある。このタイプも通気性が良く、眼鏡をかけていても装着ができ、かつ頭部にしっかり装着できるので外れにくい。
しかし、頭部固定具は、ヘルメットのカバーの様な形状にポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂を射出成形した部品を使っており、見た目にも大げさな印象を与え、使いにくいという問題がある。
一般社団法人 職業感染制御研究会 2011年2月 「個人防護具の手引きとカタログ集」28ページ[令和2年5月5日検索],インターネット <URL:https://www.safety.jrgoicp.org/download.html>
上記のように、現在広く流通しているフェイスシールド、特に単回使用型のフェイスシールドについては、下方からの汚染を受けやすいという大きな問題があるにも関わらず、シールド部材は、透明のプラスチックシートをアーチ状に曲げた画一的なデザインのままになっている。
このデザインは、全体に大きく、嵩張りやすく、シールド部材の大きさの調整ができないため、小顔の女性にはサイズが合わず安定して装着できない。
また、フェイスシールドを装着した際の体積が大きく、作業をする際に不便さがあり、かつ頭部全体を局面で隠すだけの構造のため、密封性には限界がある。
さらに、眼の前が局面のため、特に眼鏡をかけている場合には見えにくく、眼鏡のフレームの角がシールド部材に接触して眼鏡がずれてしまう場合もある。
そして、フェイスシールドは、病原体と接触している可能性があり、使用後は医療廃棄物となり取り扱いには注意が必要であるが、シールド部材がアーチ状のため頭部から外す際、病原体が付着している可能性のある外側に接触しやすいという問題がある。
さらに、下方からの感染を防止して保護性能を高くするため、シールド部材を大きくする傾向があり、より嵩張ることになり医療廃棄物を増やすことにつながっている。また、体積によって算出される医療廃棄物処理費も増え、医療現場では大きな問題となっている。
また、近年は、その機能を生かして、医療現場等以外の様々な場面でフェイスシールドが使用されるようになっている。例えば、役所や銀行の窓口、スーパーや飲食店など、多くの人と接する場所における咳やくしゃみ、会話等による飛沫感染を防ぐために、あるいは、食品加工工場や厨房等での衛生管理のためになど、フェイスシールドが広く使われるようになった。
このような現場においても、上記のような問題は同様に生じており、コンパクトで使いやすく、かつ廃棄が容易なフェイスシールドが求められている。
そこで、本願発明者は、鋭意研究の結果、フェイスシールドのシールド部材を、透明なプラスチックシートを熱成形し、使用者の顔面を包み込むような面状にすることで、上記問題を解決することができることを見いだした。
また、面状のシールド部材に折り曲げ用の溝部を形成することで、使用後の廃棄の際にはコンパクトにして処理することができ産業廃棄物の減容を図ることができることを見いだした。
すなわち、本発明者は上記課題を下記の手段により解決した。
[1]使用者の顔面を覆うシールド部材と、前記シールド部材を頭部に装着する装着部材とを有するフェイスシールドにおいて、
前記シールド部材が、使用者の顔面を包み込むように形成された面体であって、前記面体の表面には、眼、鼻、口に相当する位置に、眼部保護部、鼻部保護部、及び口部保護部が突出形成されてなることを特徴とするフェイスシールド。
[2]前記シールド部材を構成する前記面体の頬部から顎部にかけて折り部となる第1の溝が設けられてなることを特徴とする前記[1]に記載のフェイスシールド。
[3]前記シールド部材を構成する前記面体の左右の頬部を繋ぐように水平方向に折り部となる第2の溝が設けられてなることを特徴とする前記[1]又は[2]に記載のフェイスシールド。
[4]前記シールド部材が、熱可塑性樹脂からなる透明のシート体を賦形加工することにより成型されてなることを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれか1に記載のフェイスシールド。
[5]前記熱可塑性樹脂からなる透明のシート体が、ポリスチレンシート(PS)、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)、ポリプロピレンシート(PP)、ポリエチレンテレフタラートシート(PET)、非晶性ポリエチレンテレフタレートシート(A−PET)から選ばれてなることを特徴とする前記[4]に記載のフェイスシールド。
[6]前記透明のシート体が、その厚みが0.15〜0.80mmであることを特徴とする前記[4]又は[5]に記載のフェイスシールド。
本発明によれば、下記の効果が発揮される。
[1]本発明にかかるフェイスシールドは、使用者の顔面を覆うシールド部材と、前記シールド部材を頭部に装着する装着部材とを有し、前記シールド部材が、使用者の顔面を包み込むように形成された面体で構成されてなるので、顎部分が顔の形状に沿って下方が狭く密封性が高く、ウィルスや病原菌が流入しにくく汚染をうけにくい。
また、無駄に目の前に大きなアーチ状のシールド部がなく、フェイスシールドを装着した時の頭部の体積が少なくなり精神的なストレスを軽減できるとともに、作業がしやすく、不慮の接触等も防止できる。
さらに、面状に形成されたシールド部材に眼部保護部、鼻部保護部及び口部保護部が突出形成されているので、眼鏡をかけたままでも邪魔にならない空間が確保され視認性を向上させることができ、またマスクをしたままでも、呼吸の妨げにならない空間の確保がされ、長時間の使用でもストレス無く使い勝手のよいフェイスシールドとなっている。
さらに、使用者から外部への汚染も防ぎやすいという特徴を有する。すなわち、従来から流通しているフェイスシールドにおいては、おでこから下方に向かって末広がりになっているため、口の周辺の空間が非常に大きくなっている。例えば、フェイスシールドを装着した店員は、この空間の下に食材等を直で見て、バーコードのスキャン作業を実施しているケースが多い。その場合、フェイスシールドを介して食材を見ていないケースが発生する。このとき、会話をしながら作業を実施した場合やくしゃみや咳をした場合、従来のフェイスシールドでは防げずに、商品に飛沫がうつってしまうリスクがある。しかし、本発明のフェイスシールドにおいては、フェイスシールド越しに商品等の対象物を見ながら作業を行うことができ、密封性が高まっているため、使用者から外部への汚染も防ぎやすいというメリットがある。
[2]また、本発明にかかるフェイスシールドは、前記シールド部材を構成する前記面体の頬部から顎部にかけて折り部となる第1の溝が設けられてなるので、使用後の廃棄時に、前記溝に沿って内側から外側に向かって折り曲げれば、病原菌が付着している恐れのある外側を触ることなく折り畳め、医療廃棄物の減容化を図れる。
[3]さらに、前記シールド部材を構成する前記面体の左右の頬部を繋ぐように水平方向に折り部となる第2の溝を設けることで、頬部から顎部に形成された第1の溝を外側に向けて折り曲げた後に、シールド部材の上方から下方に簡単に折り曲げることができ、より医療廃棄物の減容化を図ることができる。
[4]そして、本発明にかかるフェイスシールドは、前記シールド部材を熱可塑性樹脂からなる透明のシート体を賦形加工することにより成型することで、複雑な工程がなく面状への加工にかかるコストを削減することができる。
[5]さらに、シールド部材を構成する前記熱可塑性樹脂からなる透明のシート体を、ポリスチレンシート(PS)、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)、ポリプロピレンシート(PP)、ポリエチレンテレフタラートシート(PET)、非晶性ポリエチレンテレフタレートシート(A−PET)から選ばれた材料とすることで、加工を容易にするとともに、製造におけるコストダウンを図ることができ、使い捨ての用途に適したフェイスシールドとなる。
[6]また、前記透明のシート体の厚みを0.15〜0.80mmとすれば、フェイスシールドとしての飛沫感染からの防護具としての機能、形状維持に優れ、使用後に廃棄する際に折り畳みしやすい。なお、シート体の厚みを0.20〜0.30mmにすれば、軽量で、熱可塑性樹脂を透明プラスチックシートに量産する場合における吐出安定性に優れ、より好適である。
本発明にかかるフェイスシールドの実施形態の一例の外観斜視図である。 図1に示すフェイスシールドの例の説明用正面図である。 図1に示すフェイスシールドの例の説明用側面断面図である。 本発明にかかるフェイスシールドの装着方法を示す図である。 本発明にかかるフェイスシールドの廃棄方法を示す図である。 従来のフェイスシールドの例を示す図である。
本発明にかかるフェイスシールドを実施するための形態を、実施例の図に基づいて説明する。
図1は本発明にかかるフェイスシールドの実施形態の一例の外観斜視図であり、図2は図1に示すフェイスシールドの例の説明用正面図、図3は説明用側面断面図である。
図中、1はフェイスシールド、2はシールド部材、3は装着部材、21は眼部保護部、22は鼻部保護部、23は口部保護部、24は第1の溝、25は第2の溝である。
本発明にかかるフェイスシールド1は、図1〜図3に示すように、使用者の顔面を覆うシールド部材2と、シールド部材2を頭部に装着する装着部材3とを有する。
そして、シールド部材2は、使用者の顔面を包み込むように面体に形成される。
本発明において、面体とは、いわゆるお面のような形状をしたものを示す。具体的には、全体が顔の形状に合わせて湾曲して形成され、上下は額から顎にかけて、左右は耳に到達する手前、あるいは耳を覆う位置程度まで顔面全体を包み込むように立体的に形成されたものである。そして本発明では、前記面体の表面の眼、鼻、口に相当する位置に、眼部保護部21、鼻部保護部22、及び口部保護部23が突出形成されてなる。
前記眼部保護部21は、使用者がフェイスシールド1を装着した際の眼の位置に突出形成される。眼部保護部21の形状は、眼鏡をかけても邪魔にならない空間を確保してあれば、特に形状は限定されないが、眼の前の部分が平坦となり視認性が高いゴーグル状の形状が望ましい。
前記鼻部保護部22は、図に示すように鼻背の形状に沿った空間が確保され、圧迫感のない形状で構成される。
そして、口部保護部23とともに、マスクを装着した状態でもシールド部材2に接触せず、呼吸の妨げにならない形状に構成される。
そして、シールド部材2は、使用者の顔面を包み込むように面体に形成されることを特徴とすることから、シールド部材2の下方は、顎の形状に相当するように、下方の空間が狭くなるように形成される。
これにより、フェイスシールド1の下方からのウィルス、病原菌等の侵入を阻止し、フェイスシールド1内が汚染されることを防止する。
このように、本発明にかかるフェイスシールド1は、下方の顎部が狭い面状で、眼、鼻、口に相当する位置にその形状に沿って空間が確保されたシールド部材2を備えることで、顔面との密着性を高め、フェイスシールド1の密封性を向上させている。
また、本発明にかかるフェイスシールド1は、シールド部材2を構成する面体の頬部から顎部にかけて第1の溝24が設けられる。
第1の溝24は、シールド部材2を内側から外側に向かって折り畳む際の折り部となるように谷状に形成される。
さらに、前記第1の溝24の他に、シールド部材2を構成する面体の左右の頬部を繋ぐように水平方向に折り部となる第2の溝25を設けてもよい。第2の溝25は、シールド部材2の上方から下方に向けて折り畳む際の折り部となるように谷状に形成される。
第1の溝24で、頬部から顎部にかけて、内側から外側に向かって折り畳んだ後に、第2の溝25に沿って、上方から下方に向けて半分に折り畳めば、よりコンパクトになり、医療廃棄物の減容に繋がる。
なお、第1の溝24及び第2の溝25で折り畳んだ状態は、シールド部材2の内側が表面になっているので、シールド部材2の外側に触れることはないので、その折り畳んだ状態で握りつぶしてさらにコンパクトな状態にして廃棄することも可能である。
本発明にかかるフェイスシールド1のシールド部材2は、使用者の視認性を確保し、使用者及びその周囲の者に圧迫感を与えないため、透明なシート体で構成される。本発明においては、シールド部材2を面状に形成するため、熱成形が可能な材料が好適であるが、特に限定はされない。
例えば、熱可塑性樹脂からなる透明のシート体を賦形加工することにより成型すると、製造がしやすく量産が容易である。
前記熱可塑性樹脂からなる透明のシート体としては、ポリスチレンシート(PS)、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)、ポリプロピレンシート(PP)、ポリエチレンテレフタラートシート(PET)、非晶性ポリエチレンテレフタレートシート(A−PET)などが挙げられる。
特に、非晶性ポリエチレンテレフタレートシート(A−PET)は、一般的に食品包装容器用に広く流通しており、かつ優れた透明性も有し、かつ中身の食品の視認性を上げるために、防曇処理が施されたシート体も流通しているので、賦形加工が可能で、透明かつ防曇機能を有している素材として、シールド部材2の用途に使用可能である。このような広く一般に流通している材料を使用することで、大幅なコストダウンを図ることができ、単回使用型のフェイスシールド1には好適である。
なお、透明のシート体は、上記に挙げた以外にも、例えば熱可塑性エラストマー等の柔軟性を備えた材料で形成してもよい。
本発明にかかるフェイスシールド1のシールド部材2を構成する透明のシート体の厚みは、0.15〜0.80mmの範囲で構成される。
これは、透明のシート体の厚さが0.15mm以下だと、シート材の製造工程で、0.15mm以下の厚みに溶融押出で均一に調整するのは難しく、コストアップになり、単回使用型のフェイスシールド1には適さないためである。一方、0.80mm以上では厚過ぎるため製膜する際の製造コストが高くなってしまう。
また、透明のシート体の厚さは、0.20mm〜0.50mmの範囲であると、フェイスシールドとしての形状維持および軽量化の観点で実用的な厚さであり、より好ましい。
十分なフェイスシールドの効果を発揮できる程度の剛性と形状維持性、廃棄する際の折りたたみやすさ、さらに眼、鼻、口を保護する各保護部を突出形成し、顔面全体を包み込むように面状に成形するに当たっての賦形性の容易さ、シート体を製造するにあたっての吐出安定性に優れた量産性、コスト面を考慮すると、厚さは0.2〜0.3mm程度がより好適である。
シールド部材2の成形は、上記したような熱可塑性樹脂からなる透明のシート体を熱成形して賦形加工すると、複雑な工程が不要で製造が容易となる。
例えば、真空成形・圧空成形・熱板圧空成形など、一般に食品包装容器を成形するのと同様の方法であれば、特別な装置や加工が不要であり、かつ凹凸のある成形に優れ、大幅なコストダウンを図ることができる。
なお、視認性を向上させるため、シールド部材2を構成する透明のシート体の内側に防曇剤を塗布しておくことも好ましい。その他、抗菌剤や消臭剤を塗布して、衛生面での機能向上を図ることもできる。
図4は、本発明にかかるフェイスシールドの装着方法を示している。
眼鏡やマスクをした状態で、フェイスシールド1の眼部保護部21、鼻部保護部22、口部保護部23の位置に合わせて、お面をつけるように装着する。
なお、本発明にかかるフェイスシールド1を構成する装着部材3は、シールド部材2を頭部にしっかり装着することができる手段であれば、特に限定されない。例えば、鉢巻の様に締める帯状のベルトをシールド部材2に取り付けておき、装着時に調整して締めたり、伸縮性のあるベルトを取り付けておき、被るように装着したり、また、長さ調整できる部材をさらに取りける等の方法が挙げられる。
また、シールド部材2の左右に帯状の装着部材3を一体で成形し、前記左右の装着部材3の端部を面ファスナーで止める構成としてもよい。
本発明にかかるフェイスシールド1は、シールド部材2が面状に成形されていることから、装着手段の差異によってその機能が阻害されることはなく、一般的に広く採用されているいずれの装着方法を採用してもよい。
図5は、本発明にかかるフェイスシールドの廃棄方法を示している。
フェイスシールド1の使用後、廃棄する際には、
a.頬部から顎部にかけて設けられた第1の溝に沿って、シールド部材2の左右端部を内側に折り込む。
b.次に左右の頬部を繋ぐように水平方向に設けられた第2の溝に沿って、水平方向に半折りにする。
この状態であれば、ウィルスや病原菌が付着している可能性のある外側がすべて折り曲げた内側になるので、シールド部材2の外側に接触することがなく、そのまま廃棄が可能である。
さらに、この状態で雑巾を絞る様に捻ってコンパクトにすれば、シールド部材2の外側を触ることなく減容でき、かつ外側を表に出すことなく廃棄ができる。
現在、透明のプラスチックシートをアーチ状に曲げてサンバイザーの様に装着して使用している単回使用型のフェイスシールドの代替に利用できるだけでなく、再生使用型を使用している現場においても、使用後に汚染するおそれのある消毒処理や保管の必要がなく、密封性が高く、薄手で廃棄が容易な単回使用型のフェイスシールドとして再生使用型に替えて利用可能である。
なお、本発明にかかるフェイスシールドは、安価に提供できるため、医療現場や検疫所の従事者だけでなく、一般的に不特定多数の人と接する現場、例えば、役所や銀行の窓口や、スーパー、飲食店、あるいは衛生管理が必要とされる食品を扱う食品加工工場や厨房などにおいても利用検討の際のハードルを下げ、広い分野での利用が可能となる。
1 フェイスシールド
2 シールド部材
3 装着部材
21 眼部保護部
22 鼻部保護部
23 口部保護部
24 第1の溝
25 第2の溝

Claims (6)

  1. 使用者の顔面を覆うシールド部材と、前記シールド部材を頭部に装着する装着部材とを有するフェイスシールドにおいて、
    前記シールド部材が、使用者の顔面を包み込むように形成された面体であって、前記面体の表面には、眼、鼻、口に相当する位置に、眼部保護部、鼻部保護部、及び口部保護部が突出形成されてなることを特徴とするフェイスシールド。
  2. 前記シールド部材を構成する前記面体の頬部から顎部にかけて折り部となる第1の溝が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載のフェイスシールド。
  3. 前記シールド部材を構成する前記面体の左右の頬部を繋ぐように水平方向に折り部となる第2の溝が設けられてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェイスシールド。
  4. 前記シールド部材が、熱可塑性樹脂からなる透明のシート体を賦形加工することにより成型されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフェイスシールド。
  5. 前記熱可塑性樹脂からなる透明のシート体が、ポリスチレンシート(PS)、二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)、ポリプロピレンシート(PP)、ポリエチレンテレフタラートシート(PET)、非晶性ポリエチレンテレフタレートシート(A−PET)から選ばれてなることを特徴とする請求項4に記載のフェイスシールド。
  6. 前記透明のシート体が、その厚みが0.15〜0.80mmであることを特徴とする請求項4又は5に記載のフェイスシールド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7076164B1 (ja) * 2021-02-26 2022-05-27 美香 蒲生 フェイスシールド

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