JP2021178369A - 工作機械 - Google Patents

工作機械 Download PDF

Info

Publication number
JP2021178369A
JP2021178369A JP2020083297A JP2020083297A JP2021178369A JP 2021178369 A JP2021178369 A JP 2021178369A JP 2020083297 A JP2020083297 A JP 2020083297A JP 2020083297 A JP2020083297 A JP 2020083297A JP 2021178369 A JP2021178369 A JP 2021178369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coolant
machine tool
chip
processing space
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020083297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6836674B1 (ja
Inventor
研次郎 伊賀
Kenjiro Iga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
DMG Mori Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DMG Mori Seiki Co Ltd filed Critical DMG Mori Seiki Co Ltd
Priority to JP2020083297A priority Critical patent/JP6836674B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6836674B1 publication Critical patent/JP6836674B1/ja
Publication of JP2021178369A publication Critical patent/JP2021178369A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】工作機械においてクーラントの外部への漏れを抑制して効率的に回収する。【解決手段】ワークWを加工する加工空間Sを囲む囲み部材110とワーク加工部120とクーラント供給部130とワークWの加工で発生するチップChをクーラントとともに回収する回収部200とを具備し、回収部200が、クーラントを貯留するタンク201とチップコンベア202とを具備し、チップコンベア202が、チップChの投入部を有する第1部分21Aと、チップを搬送する搬送部22と、チップを外に出す出口を有する第2部分21Cと、第2部分21Cから第1部分21Aに向かう方向に流れる空気を送る送風部23とを具備する、工作機械。【選択図】図3

Description

本開示は、工作機械およびチップコンベアに関する。
特許文献1は、工作機械からクーラント液が導入されるケース2と、ケース2の底部に沈んでいるクーラント液中の異物を掻き集めて排出する回収機構3とを備えるチップコンベア装置1に関し、ケース2内において導入口から導入されるクーラント液のミストが排出口へ向けて流れることを阻む位置に隔壁6が設けられている。
特許文献2(図7、0054)が提案する工作機械42には、加工領域MS内のミストなどを集塵するミストコレクタ60が付設されている。ミストコレクタ60と加工領域MSとの間には、吸引ダクト61が設けられており、ミストコレクタ60と非加工領域CSとの間には、供給ダクト62が設けられている。吸引ダクト61は、加工領域MS内に浮遊するミストを含む空気を吸引して、ミストコレクタ60へ送る。ミストコレクタ60は、吸引ダクト61から送られた空気に含まれているミストなどを取り除いて、清浄空気を排出する。供給ダクト62は、ミストコレクタ60から排出される清浄空気を、基台43の後部上方から非加工領域CS内に供給する。
特開2018−24066号公報 国際公開第2018/070416号
特許文献1のように、チップコンベア装置のケース内に隔壁を設けても、クーラント液のミストが排出口から排出されることを十分に防止することは困難である上、隔壁を設けることでチップコンベア装置の構造の複雑化を招く。また、特許文献2のように工作機械にミストコレクタを付設する場合、ミストコレクタを小型化することが望まれる。しかし、ミストコレクタが小型になるほど、加工空間からミストを回収する能力が小さくなるため、ミストがミストコレクタに備えられた排出口や装置の隙間から外部に漏れ出しやすくなる。
本開示の一側面は、ワークを加工する加工空間を囲む囲み部材と、前記加工空間内でワークを加工するワーク加工部と、前記加工空間にクーラントを供給するクーラント供給部と、前記ワークの加工で発生するチップを前記クーラントとともに回収する回収部と、を具備し、前記回収部が、クーラントを貯留するタンクと、前記タンクに一部が配置されるチップコンベアと、を具備し、前記チップコンベアが、チップの投入部を有する第1部分と、チップを搬送する搬送部と、チップを外に出す出口を有する第2部分と、前記第2部分から前記第1部分に向かう方向に流れる空気を送る送風部と、を具備する、工作機械に関する。
本開示の別の側面は、ワークの加工で発生するチップを搬送するとともにクーラントを貯留する、タンクに一部が収容されるチップコンベアであって、チップの投入部を有する第1部分と、チップを搬送する搬送部と、チップを外に出す出口を有する第2部分と、前記第2部分から前記第1部分に向かう方向に流れる空気を送る送風部と、を具備するチップコンベアに関する。
本開示によれば、クーラントミストの外部への漏れを低減することができる。
一実施形態に係る工作機械の一例の構造を模式的に示す上面図である。 図1の工作機械のII−II線における模式的な矢視図である。 図1の工作機械の模式的な側面図である。 チップコンベアの一例の模式的な断面図である。 チップコンベアの他の例の模式的な断面図である。 チップコンベアの更に他の例の模式的な断面図である。 第1送風部の外観を示す斜視図である。 図3の変形例に係る工作機械の模式的な側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る工作機械およびチップコンベアの実施形態を説明する。各実施形態の説明において、方向を表す用語(例えば「上下」、「左右」、および「X軸、Y軸、Z軸」等)を適宜用いるが、これらの用語は説明のためのものであって本発明を限定するものではない。また、各図面において、工作機械およびチップコンベアの各構成部品の形状または寸法は必ずしも同一の縮尺比で表したものではない。また、各図面において同一の構成部品には同一の符号を用いて示す。
工作機械とは、例えば、旋盤、立形もしくは横形のマシニングセンタ、固定工具を用いた旋削機能と回転工具を用いたミーリング機能とを有する複合加工機、X軸、Y軸、Z軸に加え、2つ以上の旋回軸により制御される5軸加工機、金属付加加工が可能なAdditive Manufacturing(AM)機などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る工作機械の一例の構造を模式的に示す上面図である。図2は、図1の工作機械のII−II線における模式的な矢視図である。図3は、図1の工作機械の模式的な側面図である。図示例の工作機械100は、例えば、少なくともX軸、Y軸、Z軸を制御して、被加工物であるワークWを多面加工することができる横形マシニングセンタである。
工作機械100は、ワークWを加工する加工空間Sを囲む囲み部材110と、加工空間Sの内部でワークWを加工するワーク加工部120と、加工空間SにクーラントCLを供給するクーラント供給部130と、ワークWの加工で発生するチップCh(切削屑)をクーラントCLとともに回収する回収部200とを具備する。工作機械100は、一般にワーク加工部120の鉛直下方に配置されたベッド140を具備し、ベッド140を介して工場等のフロアに据え置かれる。ベッド140からはY方向にコラム150が延びており、コラム150からZ方向にワーク加工部120の主軸頭121が延びている。工作機械100はワークWを搭載するパレット160を準備する段取りステーションを備えてもよい。
囲み部材110は、スプラッシュガードとも呼ばれ、クーラントCL、チップ(切削屑)Ch等が、加工空間Sから外部に飛散することを防止する。囲み部材110は、通常、加工空間Sを囲む周側壁と天井壁とを有する。囲み部材は、囲み部材自身に対して相対的に移動するドアを備えてもよい。
ワーク加工部120は、加工空間Sの内部に設けられた工作機械100の要部をいう。ワーク加工部120は、コラム150に装着された主軸頭121および主軸122と、主軸122に固定された切削ツール(バイト)123とを備える。主軸122には切削ツール123が着脱可能に取り付けられている。工具である切削ツール123は、切削、穿孔、研磨等の任意の加工が行えるように選択される。ワークWは、例えば、パレット160に載置されたイケール161(図3参照)などに固定される。パレット160は、ワークテーブル170に固定される。ワークテーブル170および主軸122はコンピュータによる数値制御によって相対移動させることができる。コラム150はベッド140上をX方向に移動可能であり、主軸頭121はY方向に移動可能であり、ワークテーブル170はZ方向に移動可能である。なお、コラム150と主軸頭121の一部は、プロテクタ180で覆われ、加工空間Sから遮蔽されている。
クーラント供給部130は、図示例では、加工空間SにクーラントCLを噴射するためのノズルの形態を有する。図示例では、クーラント供給部130は、ワークWおよび切削ツール123に向けてクーラントCLを噴射するためのノズルの形態を有するが、これに限定されない。他の例として、主軸内部を通ってツール先端からクーラントCLが噴射される形態、加工空間Sの内部のチップChを洗い流すために天井からクーラントCLが噴射される形態などが挙げられる。ワークWおよび切削ツール123に噴射されたクーラントCLの大半は、例えば、主軸122の下方に設けられた回収孔200hや回収部200が備える所定のチップ受け入れ部を介して回収され、チップChと分離された後、再利用される。一方、クーラントCLの一部は、加工空間Sでミスト化し、加工空間Sを浮遊する。
回収部200は、クーラントCLを貯留するタンク201と、タンク201に一部が配置されるチップコンベア202とを具備する。チップコンベア202は、トンネル状の通路Tを有するハウジング21と、チップChを搬送するための搬送部22と、ハウジング21の内部に空気を送る送風部23を具備する。
ハウジング21は、タンク201内に収容され、チップの投入部を有する第1部分(水平部)21Aと、第1部分21Aからタンク201の外部へ延びるとともに上記トンネル状の通路Tを形成する壁部分(立ち上がり部)21Bと、壁部分21Bの第1部分21A側と反対側に位置する第2部分21Cを有する。ハウジング21内の空間はタンク201内の空間と所定の連通部29a(図4A参照)を介して連通している。第2部分21Cは、チップChをハウジング21の外に放出するための出口M1を有する。
ハウジング21の第1部分(水平部)21Aは、水平方向に延在する外観を有する。第1部分(水平部)21Aは、平面視では概ね矩形の形状を有する。ハウジング21の壁部分(立ち上がり部)21Bは、第1部分21Aの長手方向における一端から立ち上がり、斜め上方向に延伸する。ハウジング21の第2部分21Cは、壁部分21Bの上端に連続する概ね箱型の形状を有する。
チップChを搬送する搬送部22は、チップChを捕捉するヒンジもしくはプレートを備える。搬送部22は、捕捉したチップChを通路T内で第1部分21Aから第2部分21Cに向かう第1方向(すなわち出口M1に向かう方向)に搬送し、出口M1からチップChを放出する。なお、搬送部22の回転方向は特に限定されず、チップコンベア202の種類で決まる。
搬送部22は、第1部分21A内に配置される第1搬送部22Aと、壁部分21Bの通路T内に配置される第2搬送部22Bを有する。ハウジング21の壁部分21Bは、チップChを斜め上方に搬送する第2搬送部22Bを囲う部分と言い換えることができる。第1部分21Aは、ハウジング21の壁部分21Bおよび第2部分21C以外の部分と言い換えることができる。
第1搬送部22Aは、タンク201内に配置され、チップChを捕捉する。第2搬送部22Bは、捕捉したチップChを斜め上方に搬送する。第1搬送部22Aと第2搬送部22Bとが成す最大の鋭角は、例え60〜70°に設定されている。第2搬送部22Bは、第2部分21C内に配置された折り返し部22Cに連続している。搬送部22は、折り返し部22Cにおいて、捕捉したチップChを出口M1に向けて落下させるように反転する。
より具体的には、捕捉されたチップChは、通路Tを第1部分21Aから第2部分21Cに向かう第1方向において斜め上方に搬送された後、出口M1から通路Tの外部に放出される。出口M1は、鉛直下方を臨むように第2部分21Cに設けられている。出口M1から放出されたチップChは、チップバケット240に回収される。
図4Aは、チップコンベア202Aの一例の模式的な断面図であり、スクレーパ式の搬送部22の一例を示している。搬送部22は、チップChを捕捉するプレート24を備える。搬送部22は、一対の無端チェーン25と、無端チェーン25を搬送する駆動スプロケット26および従動スプロケット27とを有する。プレート24は、無端チェーン25に固定されている。プレート24は、一対の無端チェーン25の間において、チップコンベア202Aの幅方向に板状に延在する。
搬送部22は、チップChを案内する案内板28を有する。プレート24は、案内板28と摺接しながら移動する。案内板28は、搬送部22の往路を進行する無端チェーン25に沿って設けられている。通常は複数のプレート24が、無端チェーン25が環状に延びる方向において互いに間隔を隔てて配置されている。
無端チェーン25は、スプロケット26、27に連動して回転するドラム濾過槽29にも掛け回されている。ドラム濾過槽29は、チップChとクーラントCLとを分離する濾過層29bを有する。濾過層29bは、チップChを捕獲可能なフィルタから構成されている。ドラム濾過槽29は円筒形状を有し、その周囲に濾過層29bが配置されている。濾過層29bで濾過された清浄なクーラントCLは、ドラム濾過槽29の中空の空間に流入する。ドラム濾過槽29の中空の空間は、貫通孔を有する連通部29aを介してタンク201内の空間と連通している。清浄なクーラントCLは、連通部29aを通過してタンク201内に流入する。
なお、搬送部22のタイプは、特に限定されず、図4Aに示したようなスクレーパ式でもよいが、例えば、ヒンジ式、マグネット式などであってもよい。プレートとは、スクレーパ式やマグネット式の搬送部であれば、複数の掻き板(スクレーパ)であり、ヒンジ式であればヒンジプレートを意味する。
図4Bに、別のスクレーパ式のチップコンベア202Bを模式的な断面図で示し、図4Cに、ヒンジ式のチップコンベア202Cを模式的な断面図で示す。図4Bおよび図4Cにおいて、図4Aに示した構成要素に対応する構成要素には図4Aと同じ符合を付している。
図4Bのスクレーパ式のチップコンベア202Bは、図4Aのチップコンベア202Aとはスプロケット26、27の回転方向が逆向きである。また、チップコンベア202Bは、図4Aのチップコンベア202Aが具備する案内板28を有さず、チップChはハウジング21の壁面に沿って移動する。ここでは、第1部分21Aの底面および壁部分21Bの底面が案内面として機能する。
図4Cのヒンジ式のチップコンベア202Cは、一対の無端チェーン25間を架橋するように固定された複数ロッドと、これらロッドを軸にして回動可能な複数のヒンジプレート24aとの連結体である。複数のロッドは、チップChの搬送方向に沿って横並びに配列されている。ヒンジプレート24aは隣接するロッドどうしを連結している。チップコンベア202Cには、所定間隔毎にチップChの滑りをせき止めるための凸部24bが設けられている。チップコンベア202Cでは、チップChはヒンジプレート24a上に捕捉されて移動する。
送風部23は、ハウジング21の内部に第2部分21Cから第1部分21Aに向かう方向(第2方向)に流れる空気を送る。これにより、クーラントCLのミストがチップChを放出する出口M1から排出されることが防止される。よって、クーラントの外部への出口M1からの漏れを抑制してクーラントを効率的に回収し得るようになる。また、チップコンベア202に送風部23を設けることは設計上も容易であり、チップコンベアの構造を複雑化させることがなく、その製造コストを抑えることが可能である。
図5は、送風部23の外観を示す斜視図である。送風部23は、鉛直下方を臨む出口M1の上方に配置されている。すなわち、第2部分21Cの出口M1を囲う開口端は、第2搬送部22Bの最も上方に位置する部分もしくは折り返し部22Cよりも下方に位置する。一方、ハウジング21の第2部分21Cの出口M1の上方には、送風部23に連通するように給気口M2が設けられている。チップChが出口M1から落下する方向と、送風部23により給気口M2から通路T内に送風される空気の流れ方向とは、所定の鋭角を形成する。よって、出口M1からは通路T内の空気が放出されにくく、クーラントCLのミストが通路Tから外部に漏れ出しにくい。
送風部23は、例えば軸流ファンのような送風ファン23aを有する。なお、図5では送風ファン23aが外部に露出しているが、通気口を有する筐体で送風ファン23aを囲んでもよい。また、図5では、出口M1を斜め上方から視認するためのガラス窓M3が設けられているが、ガラス窓M3はガラス板で閉じられている。
図3において、工作機械100は、加工空間Sの内部で発生するクーラントCLのミストを回収するミストコレクタ300を具備している。ミストコレクタ300は、ミストを加工空間Sから吸引する排風部33を有する。この場合、送風部23と排風部33との組み合わせによる第1種換気により、加工空間Sからより効率よくミストを回収することができる。また、送風部23との協働で第1種換気を行うため、排風部33の小型化も容易である。
ミストコレクタ300は、一端側に吸気口301が形成されるとともに他端側に排気口302が形成され、吸気口301から排気口302に向けて空気の通路が形成された管体310と、空気の通路内に設置されている濾過部303とを具備する。排風部33は、空気の通路内の排気口302と濾過部303との間に設けられる。
管体310は、囲み部材110に沿って設置されてもよく、管体310の少なくとも一部が加工空間Sに設置されてもよい。管体310の吸気口301は加工空間Sに連通している。排気口302は、加工空間Sの外部に連通している。
図3では、管体310(すなわちミストコレクタ300)の全体が囲み部材110で囲まれた加工空間Sの内部において高さ方向の中央よりも上方に設置されている。管体310の排気口302は、囲み部材110の周側壁のうち、チップコンベア202の第2部分21Cが配置される側とは反対側の側壁部を介して加工空間Sの外部に連通している。管体310は長手方向が水平方向と0〜20°の角度を形成するように(すなわち、ほぼ水平に)設置されている。囲み部材110の天井壁側から見た管体の長手方向は、チップコンベア202の壁部分21Bの通路Tと0〜20°の角度を形成するように(すなわち、ほぼ平行に)設置されている。なお、図示例では管体310の全体が加工空間Sの内部に設置されているが、これに限らず、管体310の一部(例えば管体310の外形で囲まれた体積の5〜95%)が加工空間Sの内部に設置されていてもよい。
工作機械100は、ミストコレクタ300を複数有してもよい。図示例では、3つのミストコレクタ300が1つのユニットを形成している。また、加工空間Sの内部に2つのユニットが設置されている。各ユニット内で、3つのミストコレクタ300が横並びに設置されている。各管体310は、囲み部材110の天井壁に沿って設置されている。
送風部23により給気口M2から吸引された空気は、図1、2に白抜き矢印で示す方向に流れる。空気は全体としては、図3、4に破線矢印で示す方向に流れ、その後、ミストコレクタ300を通過する。ミストコレクタ300で浄化された空気は、外部に放出される。より具体的には、送風部23により通路Tの内部に吸引された空気は、通路Tを通過した後、回収孔200hや回収部200が備える所定のチップ受け入れ部を通って加工空間Sに流れ込み、加工空間Sを下方から上方に移動する。上方に移動した空気は、送風部23による給気と排風部33による排気の作用でミストコレクタ300に導入される。ミストコレクタ300に導入された空気は、濾過部303で濾過され、クーラントCLのミストが除去された後、加工空間Sの外部に放出される。囲み部材110の天井壁側から見た全体的(もしくは平均的)な空気の流れ方向は、第1送風部23の重心とミストコレクタ300の吸気口301とを結ぶ方向である。
なお、回収部200および加工空間Sの内部における空気の流れは、特に限定されるものではなく、送風部23の配置、もしくは、送風部23とミストコレクタ300の配置に応じて適宜に変更される。
図6は、上記工作機械の変形例を示す模式的な側面図である。図6の工作機械は、送風部23とミストコレクタ300の位置が異なる点以外、図3と概ね同様の構成を有する。送風部23は、第2部分の鉛直下方側に位置する出口M1よりも更に鉛直下方側に配置されている。送風部23の位置に対応して、ハウジング21の第2部分21Cは給気口M2を有さない一方、壁部分21Bの背面に給気口M2を有する。
ここで、出口M1の鉛直下方側の壁部分21Bの背面は、チップバケット240に面している。チップバケット240は、第2部分21Cの出口M1の鉛直下方に入口が位置するように配置される。送風部23は、チップバケット240に備え付けられ、正面の吸気口M2から壁部分21Bの内側に第2方向に向かう空気を送風できるようになっている。空気は、ハウジング21の内部を壁部分21Bから第1部分21Aに向かって流れた後、回収孔200hから加工空間Sに流れ込み、加工空間Sを下方から上方に移動する。上方に移動した空気は、送風部23による給気と排風部33による排気の作用でミストコレクタ300に導入される。
ミストコレクタ300は、図3の場合と同様に、囲み部材110で囲まれた加工空間Sの内部において高さ方向の中央よりも上方に設置されている。ただし、管体310は、天井壁を上下に貫通するように配置されている。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲内と均等の範囲内での実施形態からの変更が含まれる。
本発明は、クーラントミストの外部への漏れを低減する工作機械やチップコンベヤを提供し得る。
100:工作機械
110:囲み部材
120:ワーク加工部
121:主軸頭
122:主軸
123:切削ツール(バイト)
130:クーラント供給部
140:ベッド
150:コラム
160:パレット
161:イケール
170:ワークテーブル
180:プロテクタ
200:回収部
200h:回収孔
240:チップバケット
201:タンク
202:チップコンベア
21:ハウジング
21A:第1部分(水平部)
21B:壁部分(立ち上がり部)
21C:第2部分
22:搬送部
22A:第1搬送部
22B:第2搬送部
22C:折り返し部
23:送風部
23a:送風ファン
24:プレート
25:無端チェーン
26:駆動スプロケット
27:従動スプロケット
28:案内板
29:ドラム濾過槽
29a:連通部
29b:濾過層
300:ミストコレクタ
310:管体
301:吸気口
302:排気口
303:濾過部
33:排風部
CL:クーラント
Ch:チップ
M1:出口
M2:吸気口
M3:ガラス窓
S:加工空間
T:通路
W:ワーク

Claims (7)

  1. ワークを加工する加工空間を囲む囲み部材と、
    前記加工空間内でワークを加工するワーク加工部と、
    前記加工空間にクーラントを供給するクーラント供給部と、
    前記ワークの加工で発生するチップを前記クーラントとともに回収する回収部と、
    を具備し、
    前記回収部が、
    クーラントを貯留するタンクと、
    前記タンクに一部が配置されるチップコンベアと、
    を具備し、
    前記チップコンベアが、チップの投入部を有する第1部分と、チップを搬送する搬送部と、チップを外に出す出口を有する第2部分と、前記第2部分から前記第1部分に向かう方向に流れる空気を送る送風部と、を具備する、工作機械。
  2. 前記出口は、前記第2部分の鉛直下方側に位置し、
    前記送風部が、前記出口の上方に配置されている、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記出口は、前記第2部分の鉛直下方側に位置し、
    前記送風部が、前記出口の鉛直下方側に配置されている、請求項1に記載の工作機械。
  4. 更に、前記加工空間内で発生する前記クーラントのミストを回収するミストコレクタを具備し、
    前記ミストコレクタが、前記ミストを前記加工空間から吸引する排風部を有する、請求項1〜3の何れか1項に記載の工作機械。
  5. 前記ミストコレクタが、
    一端側に吸気口が形成されるとともに他端側に排気口が形成され、前記吸気口から前記排気口に向けて空気の通路が形成された管体と、
    前記空気の通路内に設置されている濾過部と、を具備し、
    前記排風部は、前記空気の通路内の前記排気口と前記濾過部との間に設けられている、請求項4に記載の工作機械。
  6. 前記管体が前記囲み部材に沿って設置され、または、前記管体の少なくとも一部が前記加工空間に設置され、前記吸気口が前記加工空間に連通し、前記排気口が前記加工空間の外部に連通している、請求項5に記載の工作機械の空気浄化装置。
  7. ワークの加工で発生するチップを搬送するとともにクーラントを貯留するタンクに一部が収容されるチップコンベアであって、
    チップの投入部を有する第1部分と、チップを搬送する搬送部と、チップを外に出す出口を有する第2部分と、前記第2部分から前記第1部分に向かう方向に流れる空気を送る送風部と、を具備するチップコンベア。

JP2020083297A 2020-05-11 2020-05-11 工作機械 Active JP6836674B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020083297A JP6836674B1 (ja) 2020-05-11 2020-05-11 工作機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020083297A JP6836674B1 (ja) 2020-05-11 2020-05-11 工作機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6836674B1 JP6836674B1 (ja) 2021-03-03
JP2021178369A true JP2021178369A (ja) 2021-11-18

Family

ID=74673602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020083297A Active JP6836674B1 (ja) 2020-05-11 2020-05-11 工作機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6836674B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023074809A1 (ja) 2021-10-29 2023-05-04 住友建機株式会社 ショベル

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5955645U (ja) * 1982-09-29 1984-04-11 三友工業株式会社 付着チツプの回収装置
JPH0274145U (ja) * 1988-11-22 1990-06-06
JPH0636742U (ja) * 1992-10-23 1994-05-17 オークマ株式会社 工作機械用ミスト飛散防止装置
JP4798565B2 (ja) * 2007-03-19 2011-10-19 豊菱産業株式会社 磁性粉除去装置
JP6817210B2 (ja) * 2015-09-02 2021-01-20 ホーコス株式会社 工作機械の切りくず排出装置
JP2018024066A (ja) * 2016-08-11 2018-02-15 トヨタ自動車株式会社 チップコンベア装置
KR101995230B1 (ko) * 2017-11-09 2019-07-02 (주)진합 냉각장치를 구비한 수직 상향 유동식 절단 및 가공 장치용 오일 미스트 포집장치
JP2019093490A (ja) * 2017-11-24 2019-06-20 トヨタ自動車株式会社 チップコンベア装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023074809A1 (ja) 2021-10-29 2023-05-04 住友建機株式会社 ショベル

Also Published As

Publication number Publication date
JP6836674B1 (ja) 2021-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100688956B1 (ko) 칩 컨베이어에 부속되는 칩/절삭유 여과장치
CN101795814B (zh) 机床装置、机床和用于制造机床装置的方法
US20190111370A1 (en) Dust collection method, dust collection device, and laser processing machine
JP6927814B2 (ja) ドライ研磨装置
JP6817210B2 (ja) 工作機械の切りくず排出装置
KR20140091654A (ko) 멀티사이클론식 컬렉터
JP2021178368A (ja) 工作機械
TW201819101A (zh) 工作機械
JP6836674B1 (ja) 工作機械
CN107378632A (zh) 一种快速回收冷却油的加工中心
JP6497770B2 (ja) オイルミスト回収構造
CN103987488A (zh) 板上冷却剂控制和回收系统
JP6836683B1 (ja) ミストコレクタ
JP2002126969A (ja) 工作機械
JP2004142054A (ja) 集塵機を備えた工作機械
JP2006007391A (ja) 切りくず排出装置
JP2008504139A (ja) 工作機械に発生するチップや冷却液を保持し分離するための装置(輸送)
KR101027443B1 (ko) 절삭유 여과장치
KR20060028225A (ko) 대형 공작기계용 가공칩 처리 시스템
JP5960026B2 (ja) 熱切断機
KR102256033B1 (ko) 목재 가공 시스템
WO2020049729A1 (ja) 工作機械
JP5325009B2 (ja) 工作機械
CN207480228U (zh) 一种快速回收冷却油的加工中心
JP6850387B1 (ja) 工作機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200511

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200511

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200923

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6836674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150