JP2021177826A - 歯科用のドライバー - Google Patents

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【課題】フィクスチャーからアバットメントを取り外すことが容易な歯科用のドライバーを提供する。【解決手段】インプラント治療に用いられる歯科用のドライバー(1)は、アバットメント(10)をフィクスチャー(20)に固定するネジ(30)の駆動部に差し込まれる先端部(5)と、先端部(5)を回転させる軸部(4)であって、ネジ(30)の中心軸(CA)と先端部(5)の回転軸(RA)とを一致させた状態においてアバットメント(10)に接触する軸部(4)と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーに関する。
口腔内に人工歯を埋め込むインプラント治療が注目されている。インプラント治療では、歯槽骨に固定されるフィクスチャーとフィクスチャーに補綴物を固定するための支台となるアバットメントとがネジにより締結する。
フィクスチャーとアバットメントが互いのテーパ部において嵌合する場合、アバットメントがフィクスチャーに食い込み、ドライバーによってネジの締結を解いてもフィクスチャーからアバットメントを取り外せなくなることがある。鉗子などを用いてもフィクスチャーからアバットメントを取り外せない場合には、アバットメント抜去器が使用される。アバットメント抜去器は、ネジを取り外した後にアバットメントを揺動し、アバットメントを抜去する。そのため、抜去操作時にフィクスチャーなどに損傷を与える懸念がある。
特許文献1は、フィクスチャーからアバットメントを取り外すことが困難な場合に使用される歯科用の治具を開示する。
特開2003−236855号公報(2013年11月28日公開)
しかしながら、特許文献1の技術は以下の課題を有する。
具体的には、特許文献1の技術は、フィクスチャーからアバットメントをドライバーによって取り外すことができない場合に治具を必要とする。また、特許文献1の技術は、治具を使用することにより、患者に負担をかける、あるいは、フィクスチャー等に損傷を与える、といった懸念がある。
本発明の一態様は、前記の各問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィクスチャーからアバットメントを取り外すことが容易な歯科用のドライバーを提供することにある。
前記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るドライバーは、インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーであって、アバットメントをフィクスチャーに固定するネジの駆動部に差し込まれる先端部と、前記先端部を回転させる軸部であって、前記ネジの中心軸と前記先端部の回転軸とを一致させた状態において前記アバットメントに接触する軸部と、を備える構成である。
また、前記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るドライバーは、インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーであって、アバットメントをフィクスチャーに固定するネジの駆動部に差し込まれる先端部と、前記先端部を回転させる軸部と、前記軸部に対して着脱可能なアタッチメントであって、前記軸部に取り付けられ、かつ、前記ネジの中心軸と前記先端部の回転軸とを一致させた状態において前記アバットメントに接触するアタッチメントと、を備える構成である。
本開示の一態様によれば、フィクスチャーからアバットメントを容易に取り外すことができる。
本開示に係るドライバーの概略図である。 本開示に係るドライバーの先端部がネジの駆動部に差し込まれた状態を示す概略図である。 本開示に係る他のドライバーの先端部がネジの駆動部に差し込まれた状態を示す概略図である。 本開示に係る他のドライバーの軸部がアバットメントに接触する様子を示す要部概略図である。 本開示に係る他のドライバーのアタッチメントがアバットメントに接触する様子を示す要部概略図である。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。以下に説明する実施形態は、本開示の実現手段としての一例であり、各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本開示は以下の実施形態に限定されるものではない。また、以下に説明する図面において、同一または機能的に同様の構成要素については同一符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
〔インプラント治療〕
インプラント治療は、歯を失った箇所に人工の歯根(インプラント)を埋入し、歯を補う治療法である。インプラントは、主に、本体(フィクスチャー)、歯台部(アバットメント)、及び上部補綴物で構成される。インプラント治療は、最初に、歯槽骨にフィクスチャーを埋入する手術を行う。術後、数週間から数カ月経過すると、フィクスチャーは歯槽骨と十分な強度で一体化する。続いて、2回目の手術により、フィクスチャー上部にアバットメントをテーパ嵌合し、アバットメント孔部を通して締結ネジ(以下、単にネジともいう)を挿入する。そして、歯科用のドライバーを用いて、フィクスチャーとアバットメントを締結ネジで締結する。このとき、アバットメントには患者個々人に合わせた上部補綴物が装着されている。上部補綴物は、例えば、人工歯冠部分(すなわち、口腔内に露出する歯の部分)であってもよい。
2回目の手術後、患者は通常の食物の咀嚼等が可能になる。しかし、術後しばらくしてから、人工歯冠部分が破損するなどの理由により、アバットメント部分を撤去する必要が生じる場合もある。
本開示に係る歯科用のドライバーは、いずれも公知のフィクスチャー、アバットメント、及びネジに対して使用することができる。そのため、フィクスチャー、アバットメント、及びネジに関する詳細説明は省略する。
〔ドライバー1〕
以下、本開示に係るドライバー1について、図1等を参照して詳細に説明する。
図1は、従来技術に関わる歯科用のドライバー1’及び、本開示に係るドライバー1をある側面方向から見た場合の概略図である。ドライバー1’及び1は、インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーである。ドライバー1’及び1は、例えばステンレス製である。従来品のドライバー1’は、アバットメント10とフィクスチャー20とをネジ30により締結するために用いられ、ドライバー1はネジ30を緩めてフィクスチャー20からアバットメント10を撤去する際に用いられる。ドライバー1’及び1は、使用者の手指、または、サージカルモータ(不図示)により駆動する。ドライバー1’及び1は、サージカルモータ連結部2、把持部3、及び先端部5が同様に構成されているが、軸部4’と軸部4の構成が異なっている。即ち、従来品のドライバー1’では軸部4’は回転軸RAを中心とする回転対称であるが、軸部4は回転対称ではない。軸部4の構成については、後述する。
サージカルモータ連結部2は、サージカルモータに連結し、サージカルモータの駆動力を把持部3に伝達する。サージカルモータ連結部2は、サージカルモータに連結可能な任意の形状であってよい。サージカルモータではなく歯科医の手によってドライバー1に駆動力が付与される場合、ドライバー1はサージカルモータ連結部2を備えてなくてもよい。
把持部3は、サージカルモータ連結部2から得たサージカルモータの駆動力を軸部4及び先端部5に伝達する。把持部3は、歯科治療中に歯科医がドライバー1を主に把持する場所である。把持部3は、先端部5の回転軸RA上に配され、かつ、把持部3の中心軸は、回転軸RAと同一であるのが好ましい。これにより、ドライバー1に付与される回転駆動力の中心点が回転軸RA上に位置付けられて、歯科医は、ドライバー1を使用しやすくなる。
軸部4は、把持部3から得たサージカルモータの駆動力を先端部5に伝達する。軸部4については、図2を用いて説明する。
先端部5は、アバットメント10をフィクスチャー20に固定するネジ30の駆動部(ネジの頭)に差し込まれる部位であり、軸部4から得たサージカルモータの駆動力をネジ30に伝達する。先端部5は、ネジ30の駆動部に適合する形状に形成される。
図2は、本開示に係るドライバー1の先端部5がネジ30の駆動部に差し込まれた状態を示す概略図である。図2は、図1とは異なる側面方向からドライバー1を見た場合の概略図である。サージカルモータ連結部2と把持部3は簡略表現している。図2は、ネジ30の中心軸CAと先端部5の回転軸RAとを一致させた状態である。この状態において、軸部4は、アバットメント10と接触する。以下、より具体的に説明する。
上述したように、把持部3は、先端部5の回転軸RA上であって、回転軸RAと平行である。軸部4は、把持部3と先端部5との間に設けられる。軸部4は、先端部5の回転軸RAに対して傾斜する。これにより、軸部4は、ネジ30の中心軸CAと先端部5の回転軸RAとを一致させた状態においてアバットメント10と接触する。例えば、軸部4は、把持部3との連結部から先端部5との連結部にわたって先端部5の回転軸RAに対して傾斜する。この構成によると、回転軸RAに対する軸部4の傾斜は最も緩やかになり、軸部4はアバットメント10に対して緩やかに接触する。この構成は、一例であって、回転軸RAに対する軸部4の傾斜角度は適宜変更することができる。前記の構成によると、ドライバー1は、以下の効果を奏する。
インプラント治療では、アバットメント10とフィクスチャー20とをネジ30により締結する。アバットメント10とフィクスチャー20が互いのテーパ部40(図2)において嵌合する場合には以下の課題がある。具体的には、アバットメント10がフィクスチャー20に喰い込み、従来品のドライバー1’を用いてネジ30の締結を解いてもフィクスチャー20からアバットメント10を取り外すのが困難な場合がある。
この点、ドライバー1では、ネジ30の中心軸CAと先端部5の回転軸RAとを一致させた状態において、軸部4はアバットメント10と接触する。そのため、サージカルモータによってネジ30の締結を解く間、軸部4がアバットメント10のアバットメント孔部11の内壁に接触し続ける。軸部4とアバットメント孔部11の内壁との接触位置はドライバー1の回転によって変化するため、アバットメント10を揺動する力を及ぼす。これにより、アバットメント10とフィクスチャー20との嵌合が除されやすくなる。その結果、アバットメント抜去器または治具を使用する必要がなくなり、また、アバットメント抜去器を使用したときに生じうるフィクスチャーの損傷も防止することができる。
従来のインプラント治療では、歯科医は、フィクスチャーの中心軸とネジの回転軸とを一致させない状態で、ドライバーの軸部とアバットメントを接触させて、アバットメントを揺動させる方法を採用する場合があった。しかしながら、フィクスチャーの中心軸とネジの回転軸とが一致しない状態では、ネジの駆動部に十分な駆動力を付与できない。そのため、そのような方法では、フィクスチャーとアバットメントの締結を解除できない、あるいは、ネジを回転させることができない可能性がある。
このような従来のインプラント治療と比較すると、本開示に係るドライバー1を使用したインプラント治療は、フィクスチャーからアバットメントを容易に取り外すことができる。
上述したように、先端部5及び軸部4は、アバットメント孔部11に挿通して用いられるため、それらの外径は、アバットメント孔部11の内径よりも小さい。軸部4は、先端部5の回転軸RAに対して傾斜している。そのため、回転軸RAに垂直な方向における軸部4の表面と回転軸RAとの距離は場所によって異なっており、本実施形態においては、回転軸RAから最も離れた軸部4の表面の部分と回転軸RAとの距離は、アバットメント孔部11の半径よりも大きい。このような構成により、軸部4は、アバットメント孔部11の内壁に容易に接触できる。
回転軸RAに対する軸部4の傾斜角度は、適応するアバットメント10のサイズ、アバットメント孔部11の内径と長さ、または軸部4の直径などにより種々の値をとりうる。例えば、傾斜角度は1°以上30°以下の範囲である。傾斜角度が30°を超えると、ネジを回すためにドライバー1を回転させることが困難になる。
ドライバーの軸部の直径は、必要な剛性を保つことができる限りにおいて、アバットメント孔部11の内径よりも小さければよい。例えば、アバットメント孔部11の内径が3mmであれば、軸部4の直径は2.5mm以下が良い。また例えば、アバットメント孔部11の内径が2mmであれば、軸部4の直径は1.8mm以下が良い。また例えば、必要な剛性を保つため、軸部4の直径は0.5mm以上が良い。
〔ドライバー100〕
次に、本開示に係るドライバー100を図3により説明する。図3では、サージカルモータ連結部2と把持部3は簡略表現している。既出の部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。このことは、後述の本開示に係るドライバー200及びドライバー300の説明においても同様である。
図3は、本開示に係るドライバー100の先端部5がネジ30の駆動部に差し込まれた状態を示す概略図である。ドライバー100は、サージカルモータ連結部2、把持部3、軸部6、及び先端部5により構成される。軸部6は、先端部5の回転軸RAから離れる方向に湾曲する。具体的には、軸部6は、ネジ30の中心軸CAと先端部5の回転軸RAとを一致させた状態においてアバットメント10と接触するように、先端部5の回転軸RAから離れる方向に湾曲する。この構成によれば、ドライバー100はドライバー1と同様の効果を奏することができる。なお、軸部6とアバットメント10との接触位置は適宜に決められてよい。アバットメント10の下方側(先端部5側)で軸部6とアバットメント10とを接触させる方がフィクスチャーからアバットメントをより容易に取り外すことができる場合には、把持部3よりも先端部5に近い方で軸部6を湾曲させてよい。このように、軸部6は、その湾曲の態様を様々に調整することができる。
上述したように、先端部5及び軸部6は、アバットメント孔部11に挿通して用いられる。それゆえ、先端部5の外径、及び軸部6の外径は、アバットメント孔部11の内径よりも小さい。軸部6は湾曲しているため、回転軸RAに垂直な方向における、軸部6の表面と回転軸RAとの距離は場所によって異なっており、本実施形態においては、回転軸RAから最も離れた軸部6の表面と回転軸RAとの距離は、アバットメント孔部11の半径よりも大きい。このような構成により、軸部6は、アバットメント孔部11の内壁に確実に接触できる。
軸部6の直径は、ドライバー1における軸部4と同様、必要な剛性を保つことができる限りにおいて、アバットメント孔部11の内径よりも小さければよい。例えば、アバットメント孔部11の内径が3mmであれば、軸部6の直径は2.5mm以下が良い。例えば、アバットメント孔部11の内径が2mmであれば、軸部6の直径は1.8mm以下が良い。例えば、必要な剛性を保つため、軸部6の直径は0.5mm以上が良い。
〔ドライバー200〕
次に、本開示に係るドライバー200を図4により説明する。図4は、本開示に係るドライバー200の軸部7がアバットメント10に接触する様子を示す要部概略図である。ドライバー200は、ドライバー100の軸部6が軸部7に置換された点が相違する。
軸部7は、先端部5の回転軸RAと交わる方向に突起する突起部7aを備える。具体的には、突起部7aは、ネジ30の中心軸CAと先端部5の回転軸RAとを一致させた状態においてアバットメント10と接触するように、先端部5の回転軸RAと交わる方向に突起する。これにより、ドライバー100は、ドライバー1と同様の効果を奏することができる。なお、突起部7aは、アバットメント10の内周と任意の位置で接触してよい。また、突起部7aは、ネジ30の中心軸CAと先端部5の回転軸RAとを一致させた状態においてアバットメント10と接触する形状であれば任意の形状とすることができる。
〔ドライバー300〕
次に、本開示に係るドライバー300を図5により説明する。図5は、本開示に係るドライバー300のアタッチメント9がアバットメント10に接触する様子を示す要部概略図である。ドライバー300は、ドライバー1と、ドライバー1の軸部4が軸部8及びアタッチメント9に置換された点で相違する。
軸部8は、回転軸RAと平行であってよい。ドライバー300は、軸部8に対して着脱可能なアタッチメント9を備える。アタッチメント9は、突起部7aに相当する部分を含み、当該部分は軸部において突起部7aと同様の位置に配置され、同様の方向に突起する。アタッチメント9が軸部8に取り付けられ、かつ、ネジ30の中心軸CAと先端部5の回転軸RAとを一致させた状態において、アタッチメント9はアバットメント10に接触する。これにより、ドライバー300は、ドライバー1と同様の効果を奏することができる。さらなる効果として、ドライバー300は、既存のドライバーにも好適に使用することができる。
アタッチメント9は、軸部8と同じ材料又は異なる材料で形成されてよい。アタッチメント9をアバットメント10よりも硬度が低い材料、例えばポリカーボネート、PET、ナイロン、アクリル、PEEK等の樹脂材料で構成すれば、アバットメントを過度に損傷する虞を抑えることができる。アタッチメント9は、公知の任意の方法で軸部8に取り付けられてよい。例えば、アタッチメント9は、二分割されており、軸部8を挟んで一体化される構成で実現されてよい。あるいは、アタッチメント9は、ネジ等の固定部材を用いて軸部8に取り付けられてよい。
ドライバー1、ドライバー100、またはドライバー200に対してアタッチメント9を着脱する構成も採用してよい。その場合、ドライバー1、ドライバー100、またはドライバー200はアバットメント10と2箇所で接触することになり、フィクスチャー20からアバットメント10を容易に取り外すことができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るドライバーは、インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーであって、アバットメントをフィクスチャーに固定するネジの駆動部に差し込まれる先端部と、前記先端部を回転させる軸部であって、前記ネジの中心軸と前記先端部の回転軸とを一致させた状態において前記アバットメントに接触する軸部と、を備える構成である。
前記の構成によれば、例えばサージカルモータによってネジの締結を解く間、軸部がアバットメントの内周に接触し続け、アバットメントを揺動する。これにより、アバットメントとフィクスチャーとの嵌合を解除しやすくなる。その結果、アバットメント抜去器または治具を使用する必要がなくなり、また、アバットメント抜去器を使用したときに生じうるフィクスチャーの損傷も防止することができる。
本発明の態様2に係るドライバーは、前記の態様1において、前記軸部が、前記回転軸から離れる方向に湾曲する構成であってよい。
前記の構成によれば、ネジの中心軸と先端部の回転軸とを一致させた状態において軸部とアバットメントを接触させることができ、アバットメントとフィクスチャーとの嵌合を解除しやすくなる。
本発明の態様3に係るドライバーは、前記の態様1において、前記軸部が、前記回転軸に対して傾斜する構成であってよい。
前記の構成によれば、ネジの中心軸と先端部の回転軸とを一致させた状態において軸部とアバットメントを接触させることができ、アバットメントとフィクスチャーとの嵌合を解除しやすくなる。
本発明の態様4に係るドライバーは、前記の態様1において、前記軸部が、前記回転軸と交わる方向に突起する突起部を含む構成であってよい。
前記の構成によれば、ネジの中心軸と先端部の回転軸とを一致させた状態において突起部とアバットメントを接触させることができ、アバットメントとフィクスチャーとの嵌合を解除しやすくなる。
本発明の様態5に係るドライバーは、前記の態様1から4の何れかにおいて、前記軸部が、前記アバットメントのアバットメント孔部の内壁と接触する。
前記の構成によれば、前記軸部は、前記アバットメント孔部の内壁に容易に接触できる。
本発明の様態6に係るドライバーは、前記の態様5において、前記軸部の直径は前記アバットメント孔部の内径よりも小さく、前記軸部の表面の前記回転軸から最も離れた点と前記回転軸との距離が、前記アバットメント孔部の半径よりも大きい。
前記の構成によれば、前記軸部は、前記アバットメント孔部の内壁に容易に接触できる。
本発明の態様5に係るドライバーは、インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーであって、アバットメントをフィクスチャーに固定するネジの駆動部に差し込まれる先端部と、前記先端部を回転させる軸部と、前記軸部に対して着脱可能なアタッチメントであって、前記軸部に取り付けられ、かつ、前記ネジの中心軸と前記先端部の回転軸とを一致させた状態において前記アバットメントに接触するアタッチメントと、を備える構成である。
前記の構成によれば、上述した態様1〜4に係るドライバーと同様の効果を奏することができる。さらに、アタッチメントが軸部に対して着脱可能であるため、態様5に係るアタッチメントを従来の医療用のドライバーに対しても使用することができるというさらなる効果を奏することができる。
本発明の様態8に係るドライバーは、前記の態様7において、前記軸部の直径は前記アバットメント孔部の内径よりも小さく、前記軸部の前記アタッチメントは、前記アバットメントのアバットメント孔部の内壁の一部分のみに接触する。
前記の構成によれば、ドライバーの回転により、前記アバットメントを容易に揺動することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、100、200、300 ドライバー
2 サージカルモータ連結部
3 把持部
4、6、7、8 軸部
5 先端部
7a 突起部
9 アタッチメント
10 アバットメント
11 アバットメント孔部
20 フィクスチャー
30 ネジ
40 テーパ部

Claims (8)

  1. インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーであって、
    アバットメントをフィクスチャーに固定するネジの駆動部に差し込まれる先端部と、
    前記先端部を回転させる軸部であって、前記ネジの中心軸と前記先端部の回転軸とを一致させた状態において前記アバットメントに接触する軸部と、を備えたドライバー。
  2. 前記軸部は、前記回転軸から離れる方向に湾曲する、請求項1に記載のドライバー。
  3. 前記軸部は、前記回転軸に対して傾斜する、請求項1に記載のドライバー。
  4. 前記軸部は、前記回転軸と交わる方向に突起する突起部を含む、請求項1に記載のドライバー。
  5. 前記軸部は、前記アバットメントのアバットメント孔部の内壁と接触する、請求項1〜4のいずれかに記載のドライバー。
  6. 前記軸部の直径は前記アバットメント孔部の内径よりも小さく、前記軸部の表面の前記回転軸から最も離れた点と前記回転軸との距離が、前記アバットメント孔部の半径よりも大きい、請求項5に記載のドライバー。
  7. インプラント治療に用いられる歯科用のドライバーであって、
    アバットメントをフィクスチャーに固定するネジの駆動部に差し込まれる先端部と、
    前記先端部を回転させる軸部と、
    前記軸部に対して着脱可能なアタッチメントであって、前記軸部に取り付けられ、かつ、前記ネジの中心軸と前記先端部の回転軸とを一致させた状態において前記アバットメントに接触するアタッチメントと、を備えたドライバー。
  8. 前記アタッチメントは、前記アバットメントのアバットメント孔部の内壁の一部分のみに接触する、請求項7に記載のドライバー。
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