JP2021176260A - ステータ - Google Patents

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JP2021176260A
JP2021176260A JP2021060158A JP2021060158A JP2021176260A JP 2021176260 A JP2021176260 A JP 2021176260A JP 2021060158 A JP2021060158 A JP 2021060158A JP 2021060158 A JP2021060158 A JP 2021060158A JP 2021176260 A JP2021176260 A JP 2021176260A
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JP2021060158A
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Inventor
嘉章 伊藤
Yoshiaki Ito
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Aichi Electric Co Ltd
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Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】大電流を流すことが可能なステータコイルのステータへの挿入、装着作業を容易にする。【解決手段】ダイカスト(金型鋳造)などによって成形された平角形状の断面形状を有する波巻きで1巻のコイルを相毎にステータコアの片側から階段状に挿入した後、絶縁樹脂でモールドする。【選択図】 図6

Description

本発明は、低電圧で大電流が流れる回転電動機(以下、モータ)に使用されるステータコイルの構造に関するものである。
小型、高トルク密度化を図るために、平角線を用いて波巻するモータが広く使用されている。このようなモータの巻線の波巻きにおいては、平角線の中央部を松葉形状に折り曲げた松葉形状の松葉コイルセグメントの両端を固定子の一対のスロットの挿入側から挿入し、スロットの反挿入側から突出した巻線セグメントの一端と、当該一対のスロットに対し、回転方向に所定ピッチ離間したスロットの反挿入側から突出した他の巻線セグメントの一端とを溶接している(例えば、特許文献1参照) 。
特開2014−90546
しかしながら、松葉コイルセグメントを利用した波巻きコイルでは、ステータコアの内周側と外周側では溶接部の形状が異なるため、コイルセグメントの溶接作業が煩雑になるという課題がある。
また、溶接部分に溶接不具合があると、製造ライン又は出荷後に断線が発生するという課題がある。
そこで、本発明は、煩雑な溶接作業を必要としないコイルおよびステータを提供するものである。
請求項1乃至請求項3記載の発明は、ロータと共にモータを構成するステータの巻線構造であって、環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの複数のスロットに絶縁フィルムを挿入した後、同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、成形または製造された波巻きで前記スロットに合わせた断面形状を有する1巻のコイルを、各相のコイルエンド部分の位置が階段状になるように前記ステータコアの片側から挿入した後、絶縁樹脂でモールドしたステータを構成することに特徴を有する。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のステータにおいて、前記ステータコアの複数のスロットに絶縁フィルムを挿入する代わりに、エナメル、ポリウレタン、ポリエステルなどの絶縁樹脂で被覆した前記コイルを前記ステータコアに挿入することに特徴を有する。
請求項5記載の発明は、請求項1および請求項2に記載のステータにおいて、前記コイルを成形または製造する際、コイルの端部を外部電源の給電接続用コネクタと嵌合可能な形状とすることに特徴を有する。
請求項1乃至請求項3記載の発明によれば、成形または製造された前記スロット形状に合わせた断面形状を有する1巻のコイルを、各相のコイルエンド部分の位置が階段状になるように前記ステータコアの片側から挿入したことで、煩雑な溶接作業を行うことなくコイルのさせることができる。
請求項4記載の発明によれば、成形または製造された前記コイルをエナメル、ポリウレタン、ポリエステルなどの絶縁樹脂で被覆することで、ステータコアの複数のスロットに絶縁フィルムを挿入する作業を減らすことができる。
請求項5記載の発明によれば、成形または製造された前記コイルの端部を外部電源の給電接続用コネクタと勘合可能な形状することで、煩雑な端末処理作業を減らすことができる。
本発明のステータにおける1相分のコイルを示す斜視図である。 本発明のステータコアの平面図である。 1相分のコイルを挿入した本発明のステータの正面図である。 1相分のコイルを挿入した本発明のステータの一部を抽出して示す平面図である。 3相分のコイルを挿入した本発明のステータの正面図である。 3相分のコイルを挿入した本発明のステータの斜視図である。
本発明の実施例1について図1および図3を用いて説明する。図1は本発明のステータA(図3参照)を構成する1相分のコイルを示す斜視図、図2はステータコア2の平面図である。1はダイカストにより成形したり、条材料から製造したり、あるいは、板状の材料をプレス加工する等して製造した波巻きで平角形状の断面形状を有する1巻のコイルであり、2は回転電動機におけるステータコアである。
コイルエンド3aはステータコア2に干渉しないステータコア2の中心部側に位置するので、図3に示すように、ステータコア2の片側(図面上側)からスロット4にコイル1を挿入することができる。また、1相分のコイルを挿入したステータAの一部を抽出した図4に示すように、コイル1はスロット4に合わせた平角形状の断面形状とすることでスロット4の断面積を効率的に使用できるので電線を幾重にも巻くことなく、大電流を通電することが可能となる。なお、コイル1とステータコア2はコイル1とスロット4との間に挿入した図示しない絶縁フィルムにより絶縁する。
図5は本発明の3相分のコイルを挿入したステータAの正面図、図6は同じく3相分のコイルを挿入したステータAの斜視図である。図5、図6に示すように、U相コイル1u、V相コイル1v、W相コイル1wは、各相のコイルエンドが階段状となるようにコイル1u、1v、1wの挿入量を変えることで、各相のコイルエンド間に絶縁距離を設ける。この状態で、ステータコア2と各相コイル1u、1v、1wを絶縁樹脂でモールドし、ステータコア2と各相のコイル1u、1v、1wを固定することで、各相コイル1u、1v、1w間を確実に絶縁する。各相コイルの中性点5u、5v、5wは、中性コイル6で接続する。
このように、1巻のコイルを利用して回転電動機のステータを構成することで、大電流を通電するために、ステータコアに幾重にも電線を巻く巻き線作業、多数の松葉コイルセグメントを挿入した後、各松葉コイルセグメントを溶接作業するといった煩雑な作業をなくすことができる。
また、コイル1u、1v、1wを成形または製造した後、エナメル、ポリウレタン、ポリエステルなどの絶縁樹脂で被覆して、ステータコア2に挿入してステータAを構成するとステータコア2の複数のスロット4に絶縁フィルムを挿入する作業を減らすことができる。
図1に示すように、コイル1の端部7は平板となっているため、さらに、前記コイル1u、1v、1wの端部7u、7v、7wを外部電源の給電接続用コネクタと嵌合可能な形状することで、各相コイルの端部に給電接続用コネクタに取り付けるだけで済むので、煩雑な端末処理作業を減らすことができる。
低電圧で大電流を通電する必要がある回転電動機におけるステータに利用可能である。
1 1相分のコイル
1u U相コイル
1v V相コイル
1w W相コイル
2 ステータコア
3a 挿入側のコイルエンド
3b 挿入側と反対側のコイルエンド
4 スロット
5 コイルの中性点
5u U相コイルの中性点
5v V相コイルの中性点
5w W相コイルの中性点
6 中性コイル
7 コイルの端部
7u U相コイルの端部
7v V相コイルの端部
7w W相コイルの端部
A ステータ

Claims (5)

  1. ロータと共に回転電機を構成するステータの巻線構造であって、環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの複数のスロットに絶縁フィルムを挿入した後、同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、ダイカスト(金型鋳造)により成形された波巻きで前記スロットに合わせた断面形状を有する1巻のコイルを、各相のコイルエンド部分の位置が階段状になるように前記ステータコアの片側から挿入した後、絶縁樹脂でモールドすることを特徴とするステータ。
  2. ロータと共に回転電機を構成するステータの巻線構造であって、環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの複数のスロットに絶縁フィルムを挿入した後、同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、条材料から製造した波巻きで前記スロットに合わせた断面形状を有する1巻のコイルを、各相のコイルエンド部分の位置が階段状になるように前記ステータコアの片側から挿入した後、絶縁樹脂でモールドすることを特徴とするステータ。
  3. ロータと共に回転電機を構成するステータの巻線構造であって、環状をなし、周方向の複数の位置でそれぞれ内向きに開いて放射状に延びる複数のスロットを有するステータコアと、前記ステータコアの複数のスロットに絶縁フィルムを挿入した後、同一相の巻線群として、前記複数のスロットのうち、特定の複数のスロットを通過するように、板状の材料から製造した波巻きで前記スロットに合わせた断面形状を有する1巻のコイルを、各相のコイルエンド部分の位置が階段状になるように前記ステータコアの片側から挿入した後、絶縁樹脂でモールドすることを特徴とするステータ。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載のステータにおいて、前記ステータコアの複数のスロットに絶縁フィルムを挿入する代わりに、エナメル、ポリウレタン、ポリエステルなどの絶縁樹脂で被覆した前記コイルを前記ステータコアに挿入することを特徴とするステータ。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載のステータにおいて、前記コイルを成形または製造する際、コイルの端部を外部電源の給電接続用コネクタと嵌合可能な形状とすることを特徴とするステータ。
JP2021060158A 2020-04-28 2021-03-31 ステータ Pending JP2021176260A (ja)

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