JP2021176210A - 安全装置 - Google Patents

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貴行 青木
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秀起 佐々木
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太一 鈴木
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Abstract

【課題】1個の投光器が複数の受光器に対して一斉に光線を照射する構成の安全装置において、制御装置の回路の故障を判定する。【解決手段】安全装置50は、複数の受光器に対応して設けられた複数の分岐回路を有し、分岐回路の各々は、対応する受光器から出力された受光信号を2分岐して第1受光信号及び第2受光信号として出力する。各々の分岐回路は、受光信号と、チェックパルスとの排他的論理和を演算する論理回路を備え、演算結果を第1受光信号及び第2受光信号として出力している。複数の分岐回路から出力された複数の第1受光信号は、第1の制御装置に入力され、複数の分岐回路から出力された複数の第2受光信号は、第1の制御装置とは異なる第2の制御装置に入力される。第2の制御装置は、第1の制御装置に入力された複数の第1受光信号を、第1の制御装置から通信により取得し、複数の第1受光信号と複数の第2受光信号とに基づいて、第1及び第2の制御装置の回路の故障を判定する。【選択図】図2

Description

本発明は、安全装置に関する。
特許文献1には、金型間の監視領域への侵入物を光線で検知する安全装置を備えるプレス機が開示されている。この安全装置は、投光器から射出された光線が手指などの侵入物で遮られて受光器で検知されない場合に、監視領域に侵入物がある、すなわち、異常が発生したと判定する。
特開2015−231630号公報
このような安全装置には、1個の投光器から射出された光線を、複数の受光器で一斉に受光する構成のものがある。複数の受光器のうち、1つの受光器だけが光線を遮られることで、この受光器では遮光状態が判定され、残余の受光器では通光状態が判定されるという状況が発生し得る。このような状況において安全装置の制御装置を構成する回路で故障が発生した場合には、制御装置が遮光状態の受光器も通光状態であると誤判定してしまう可能性がある。例えばクロストーク故障が発生し、遮光状態の受光器から出力された信号に、通光状態の受光器から出力された信号の影響が及んでしまう場合には、このような誤判定が発生するといった如くである。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、1個の投光器が複数の受光器に対して一斉に光線を照射する構成の安全装置において、制御装置の回路の故障を判定することである。
本発明は、かかる課題を解決するため、加工機に対して安全信号を供給することにより加工機の安全を管理する安全装置を提供する。この安全装置は、光線を射出する投光器と、投光器から射出された光線を各々受光し、光線の受光状態に応じた受光信号を各々出力する複数の受光器と、複数の受光器に対応して設けられ、対応する受光器から出力された受光信号を2分岐して第1受光信号と第2受光信号として出力する複数の分岐回路と、を有する。また、安全装置は、複数の分岐回路から出力された複数の第1受光信号が入力される第1の制御装置と、第1の制御装置とは異なる制御装置であって、複数の分岐回路から出力された複数の第2受光信号が入力される第2の制御装置と、を有する。この場合、複数の分岐回路の各々は、受光信号と、故障を判定するためのパルス信号であるチェックパルスとの排他的論理和を演算する論理回路を備え、論理回路の各々は、演算結果を第1受光信号及び前記第2受光信号として出力している。第2の制御装置は、第1の制御装置に入力された複数の第1受光信号を第1の制御装置から通信により取得し、第1受光信号と第2受光信号とに基づいて第1及び第2の制御装置の回路の故障を判定し、故障の判定結果に基づいて安全信号の状態を制御する。
本発明によれば、1個の投光器が複数の受光器に対して一斉に光線を照射する構成の安全装置において、制御装置の回路の故障を判定することができる。
図1は、本実施形態に係る安全装置が適用されたプレスブレーキの構成を示すブロック図である。 図2は、本実施形態に係る安全装置の構成を示す説明図である。 図3は、本実施形態に係る安全制御装置の構成を示すブロック図である。 図4Aは、安全制御装置によって制御される安全装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図4Bは、安全制御装置によって制御される安全装置の動作の流れを示すフローチャートである。 図5は、第1故障判定処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、第1故障判定処理における第1受光信号と第2受光信号とを対比して示す説明図である。 図7Aは、第2故障判定処理の流れを示すフローチャートである。 図7Bは、第2故障判定処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第2故障判定処理における基準信号と第1受光信号と第2受光信号とを対比して示す説明図である。 図9は、変形例における安全制御装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る安全装置をプレスブレーキに適用して説明する。まず、図1を用いて、プレスブレーキの概略的な構成を説明する。プレスブレーキ1は、一対の金型により板状のワーク(板金)Wに対して曲げ加工を行う加工機である。プレスブレーキ1は、上部テーブル10と、下部テーブル20と、プレスブレーキ制御装置30とを備えている。
上部テーブル10は、上部金型であるパンチ14を保持する。具体的には、上部テーブル10には、図示されていない上部金型ホルダが取り付けられ、上部金型ホルダには、パンチ14が装着されている。
上部テーブル10は、左右に設けた油圧シリンダ11L、11Rの昇降によって上下動するように構成されている。個々の油圧シリンダ11L、11Rは、ポンプ及びモータを主体に構成されるアクチュエータ12L、12Rを駆動させることにより昇降される。上部テーブル10の上下方向の位置は、図示されていないリニアエンコーダなどの位置検知部によって検知される。位置検知部によって検知された位置情報は、プレスブレーキ制御装置30に供給される。
下部テーブル20は、上部テーブル10の下方に設けられている。下部テーブル20は、下部金型であるダイ24を保持する。具体的には、下部テーブル20には、図示されていない下部金型ホルダが取り付けられ、下部金型ホルダには、ダイ24が装着されている。例えばワークWは、ダイ24上に配置されている。上部テーブル10を下降させると、ワークWはパンチ14とダイ24とによって挟まれて折り曲げられる。
プレスブレーキ制御装置30は、NC装置によって構成することができる。プレスブレーキ制御装置30が、アクチュエータ12L、12Rを制御して、油圧シリンダ11L、11Rを上昇又は下降させる。プレスブレーキ制御装置30は、位置検知部によって検知される位置情報に基づいて、上部テーブル10の上下方向の位置を制御する。プレスブレーキ制御装置30は、安全制御装置40から受信した安全信号SS1,SS2の少なくとも1つがオフである場合、上部テーブル10の下降を停止させ、プレスブレーキによる材料の曲げ加工を中断させる。
プレスブレーキ1は、パンチ14とダイ24との間(防護範囲)へのワークW以外の異物(侵入物)が侵入することを監視し、プレスブレーキの安全を管理する安全装置50をさらに備えている。安全装置50は、1個の投光器60と、複数の受光器71〜77と、安全制御装置40とを主体に構成されている。なお、本実施形態では、複数の受光器71〜77として、7個の受光器を例示しているが、受光器の数はこれに限らない。
投光器60は、例えば上部テーブル10の右側に、アーム15Rを介して装着されている。投光器60は、パンチ14とダイ24との間を通過するように検知光LBを射出する。検知光LBは、例えばレーザ光である。投光器60は、レーザ光源と、レーザ光源が射出したビーム光を平行状態に調整するコリメートレンズとで構成されている。
複数の受光器71〜77は、投光器60から出力された検知光LBをそれぞれ検知する。複数の受光器71〜77は、例えば上部テーブル10の左側に、アーム15Lを介して装着されている。複数の受光器71〜77は、パンチ14とダイ24との間の空間を隔てて、投光器60と対向した位置に配置されている。
複数の受光器71〜77は、例えばプレスブレーキ1の高さ方向に沿って配置されており、各々の受光器71〜77の間には、一定の間隔が設けられている。投光器60から出力される検知光LBは、高さ方向にかけて一定の幅を有している。検知光LBが侵入物によって妨げられなければ、複数の受光器71〜77は、検知光LBを一斉に受光する。
受光器71〜77の各々は、検知光LBを受光し、光の強度に応じた受光信号(電気信号)Rcv1〜Rcv7を出力する。複数の受光器71〜77が検知光LBを各々受光した場合、受光信号Rcv1〜Rcv7の各々は、オン状態となる。一方、複数の受光器71〜77が検知光LBを各々受光していない場合、受光信号Rcv1〜Rcv7の各々は、オフ状態となる。各々の受光器71〜77は、フォトダイオード又は2次元撮像素子で検知光LBを検知できる。2次元撮像素子は、例えばCCD(Charge Coupled Device)である。
図2に示すように、複数の受光器71〜77から出力される受光信号Rcv1〜Rcv7の各々は、安全制御装置40へ入力される。安全装置50は、複数の受光信号Rcv1〜Rcv7を伝達するために、複数の分岐回路81〜87を備えている。複数の分岐回路81〜87は、複数の受光器71〜77に対応して設けられている。以下、複数の受光器71〜77のうち、受光器71に対応する分岐回路81を例に、受光信号Rcv1の経路を説明する。
分岐回路81は、分岐点P1より下流側が二股に分岐しており、受光器71から出力された受光信号Rcv1を2分岐する。2分岐された受光信号Rcv1の一方は、分岐回路81から第1受光信号Rcv1aとして出力され、出力された第1受光信号Rcv1aは、安全制御装置40の第1の制御装置41に入力される。2分岐された受光信号Rcv1の他方は、分岐回路81から第2受光信号Rcv1bとして出力され、出力された第2受光信号Rcv1bは、安全制御装置40の第2の制御装置42に入力される。
分岐回路81は、受光信号Rcv1と、後述するチェックパルスCP1との排他的論理和を演算する論理回路91を備えている。分岐回路81に対応する論理回路91は、第1排他的論理和回路XOR1aと、第2排他的論理和回路XOR1bとで構成されている。
第1排他的論理和回路XOR1aは、分岐点P1よりも下流側であって、第1の制御装置41へと至る回路上に設けられている。第1排他的論理和回路XOR1aは、2分岐された受光信号Rcv1の一方と、チェックパルスCP1との排他的論理和を演算し、演算結果を第1受光信号Rcv1aとして出力する。
第2排他的論理和回路XOR1bは、分岐点P1よりも下流側であって、第2の制御装置42へと至る回路上に設けられている。第2排他的論理和回路XOR1bは、2分岐された受光信号Rcv1の他方と、チェックパルスCP1との排他的論理和を演算し、演算結果を第2受光信号Rcv1bとして出力する。
残余の分岐回路82〜87も、分岐回路81と同様に、受光信号Rcv2〜Rcv7を伝達する。すなわち、分岐回路82〜87は、分岐点P2〜P7において受光信号Rcv2〜Rcv7を2分岐する。2分岐した受光信号Rcv2〜Rcv7の一方は、第1受光信号Rcv2a〜Rcv7aとして出力され、2分岐した受光信号Rcv2〜Rcv7の他方は、第2受光信号Rcv2b〜Rcv7bとして出力される。
同様に、分岐回路82〜87は、受光信号Rcv2〜Rcv7と、チェックパルスCP2〜CP7との排他的論理和を演算する論理回路92〜97を備えている。論理回路92〜97は、第1排他的論理和回路XOR2a〜XOR7aと、第2排他的論理和回路XOR2b〜XOR7bとで構成されている。
図2及び図3を参照し、安全制御装置40の構成を説明する。安全制御装置40は、安全装置50を制御する制御装置である。安全制御装置40は、投光器60を制御する。また、安全制御装置40は、プレスブレーキ制御装置30に安全信号SS1、SS2を供給する。
安全制御装置40は、第1の制御装置41と、第2の制御装置42とを備える。第1及び第2の制御装置41、42の各々は、複数の受光器71〜77から取得した情報に基づいて、安全信号SS1、SS2の状態を制御する。
第1及び第2の制御装置41、42のそれぞれは、独立したハードウェアで構成されている。例えば、第1及び第2の制御装置41、42のそれぞれは、CPU、ROM、RAM、及びI/Oインターフェースなどを単一のチップに組み込んだ集積回路である。第1及び第2の制御装置41、42は、CPUがROMなどから処理内容に応じた各種プログラムを読み出し、RAMに展開し、展開した各種プログラムを実行することにより、安全装置50の動作を制御する。
第1の制御装置41は、信号入力部411、通信部412、遮光監視部413及び信号出力部417としての機能を有している。
信号入力部411は、複数の受光器71〜77から出力された受光信号Rcv1〜Rcv7のうち、第1排他的論理和回路XOR1a〜XOR7aを経由した第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aを受け付ける。
通信部412は、第2の制御装置42との間で通信を行う。例えば、通信部412は、信号入力部411に入力された第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aを、通信により第2の制御装置42に送信する。第1の制御装置41と第2の制御装置42間の通信方法は、無線通信であっても、有線通信であってもよい。
遮光監視部413は、検知光LBの遮光を監視する遮光監視処理を行う。遮光監視部413には、通信部412を介して、第2の制御装置42が制御する投光信号の情報が入力されている。投光信号は、投光器60の点灯状態と消灯状態とを切り替えるための信号である。遮光監視部413は、投光信号の情報に基づいて、検知光LBが射出されているオン期間と、検知光LBが射出されていないオフ期間とを識別することができる。
遮光監視部413は、信号入力部411が受け付けた複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aに基づいて、複数の受光器71〜77の各々が遮光状態か否かを判定する。遮光監視部413が遮光監視処理を行う場合、第1排他的論理和回路XOR1a〜XOR7aに対してチェックパルスCP1〜CP7の入力は行われない。したがって、第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aは、受光器71〜77から出力される受光信号Rcv1〜Rcv7とそのまま一致する。
信号出力部417は、遮光監視部413による遮光状態の判定結果に基づいて、安全信号SS1を出力する。安全信号SS1は、プレスブレーキ制御装置30に対して動作の許可、又は停止を指示する信号である。動作を許可する場合、信号出力部417は、プレスブレーキ制御装置30に対してオンの安全信号SS1を出力する。動作を停止する場合、信号出力部417は、プレスブレーキ制御装置30に対してオフの安全信号SS1を出力する。
第2の制御装置42は、信号入力部421、通信部422、遮光監視部423、チェックパルス出力部(CP出力部)424、投光信号出力部425、信号比較部426及び信号出力部427としての機能を有している。
信号入力部421は、複数の受光器71〜77から出力された受光信号Rcv1〜Rcv7のうち、第2排他的論理和回路XOR1b〜XOR7bを経由した第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bを受け付ける。信号入力部421は、通信部422を介して、第1の制御装置41から受信した第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aを受け付ける。
通信部422は、第1の制御装置41との間で通信を行う。例えば、通信部422は、第2の制御装置42から送信された第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aを受信する。
遮光監視部423は、信号入力部421が受け付けた複数の第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bに基づいて、複数の受光器71〜77の各々が遮光状態か否かを判定する。遮光監視処理の内容は、遮光監視部413による遮光監視処理と同様であるため、説明を省略する。また、遮光監視部413と同様に、遮光監視部423が遮光監視を行う場合、第2排他的論理和回路XOR1b〜XOR7bに対してチェックパルスCP1〜CP7の入力は行われない。したがって、第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bは、受光器71〜77から出力される受光信号Rcv1〜Rcv7とそのまま一致する。
チェックパルス出力部424は、信号比較部426からの指示に基づいて、複数のチェックパルスCP1〜CP7を生成する。チェックパルスCP1〜CP7の各々は、第1及び第2の制御装置41、42の回路の故障を判定するための信号であり、所定の出力期間だけオンとなる1ショットのパルス信号である。論理回路91に対してチェックパルスCP1が生成され、論理回路92に対してチェックパルスCP2が生成されるというように、チェックパルスCP1〜CP7は論理回路91〜97の各々に対して個別に生成される。
チェックパルス出力部424は、分岐回路81〜87の論理回路91〜97に対して、生成したチェックパルスCP1〜CP7を出力する。この場合において、チェックパルス出力部424は、チェックパルスCP1〜CP7を出力する対象を切り替えながら、論理回路91〜97の各々に対してチェックパルスCP1〜CP7を順次出力する。
投光信号出力部425は、投光器60から射出される検知光LBを制御する。投光信号出力部425は、投光器60に投光信号を出力する。投光信号出力部425から出力される投光信号は、オフ期間とオン期間とが交互に繰り返されるパルス信号である。投光器60は、投光信号のオン期間に対応して点灯し、投光信号のオフ期間に対応して消灯する。
信号比較部426は、信号入力部421を介して、複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aと、複数の第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bを取得する。信号比較部426は、複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aと複数の第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bとに基づいて、第1及び第2の制御装置41、42の回路の故障を判定する。信号比較部426が判定する回路の故障は、例えばクロストーク故障である。具体的な故障判定方法については後述する。
信号比較部426が処理対象とする第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aと、第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bとには、互いに同期したタイミングで生成された信号が用いられる。すなわち、第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aと、第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bとには、分岐回路81〜87において同一のタイミングで分岐された信号が用いられる。
回路の故障を判定するにあたり、信号比較部426は、チェックパルス出力部424に対してチェックパルスCP1〜CP7の出力を指示するほか、チェックパルス出力部424が出力するチェックパルスCP1〜CP7の状態の認識も行う。また、信号比較部426は、投光信号出力部425から投光信号の情報を取得する。信号比較部426は、検知光LBの投光信号と、チェックパルスCP1〜CP7との排他的論理和を演算し、この演算結果より基準信号BS1〜BS7(図8参照)を生成する。
信号出力部427は、遮光監視部423による遮光状態の判定結果と、信号比較部426による故障の判定結果とに基づいて、安全信号SS2を出力する。安全信号SS2は、安全信号SS1と同様、プレスブレーキ制御装置30に対して動作の許可、又は停止を指示する信号である。
システム制御部428は、プレスブレーキ制御装置30からのリセット信号RSTを受信する。リセット信号RSTは、アラーム発生をリセットする信号である。システム制御部428はリセット信号RSTの受信により、制御装置内のシステムのアラーム解除及びリセット完了後、信号出力部427に指令を行う。信号出力部427はシステム制御部428の指令により、安全信号SS2をオンする。
図4A及び図4Bを参照し、安全制御装置40によって制御される安全装置50の動作の流れを説明する。
図4A及び図4Bにおけるフローチャートに示す処理は、プレスブレーキ制御装置30に対する加工開始の指示をトリガーとして実行される。すなわち、安全制御装置40は、プレスブレーキ1の加工が開始されると、図4A及び図4Bのフローチャートに示す処理を開始する。そして、安全制御装置40は、遮光監視処理を行いつつ、第1及び第2の制御装置41、42の回路の故障を判定する処理を行う。第1及び第2の制御装置41、42の回路の故障を判定する処理には、後述するように、第1故障判定処理及び第2故障判定処理が含まれる。
遮光監視処理は、冗長化の観点から、第1及び第2の制御装置41、42によってそれぞれ実行される。一方、本実施形態において、回路の故障を判定する処理は、第2の制御装置42のみによって実行される。そのため、図4A及び図4Bにおけるフローチャートに示す処理は、第2の制御装置42によって主体的に実行される。
図4AのステップS10において、第2の制御装置42の信号比較部426は、チェックパルスカウンタ(CPカウンタ)nを初期化することにより、チェックパルスカウンタnを“1”にリセットする。チェックパルスカウンタnは、チェックパルスCPnの出力対象となる論理回路91〜97を特定するためのカウンタであり、7個の論理回路91〜97に対応して1〜7までカウントされる。
ステップS11において、第2の制御装置42の信号比較部426は、時間カウンタtを初期化することにより、時間カウンタtを“0”にリセットする。時間カウンタtは、チェックパルス出力部424がチェックパルスCPnを出力してからの経過時間を計測するカウンタである。
ステップS12において、第2の制御装置42の投光信号出力部425は、投光器60に投光信号の出力を開始する。
ステップS13において、投光器60は、入力された投光信号に対応して、検知光LBの出力を開始する。
ステップS14において、第1の制御装置41の信号入力部411は、複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aを受け付ける。また、第2の制御装置42の信号入力部421は、複数の第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bを受け付ける。
ステップS15において、第1及び第2の制御装置41、42の通信部412、422は、相互間での通信処理を実行する。通信部412は、信号入力部411が受け付けた複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aを、第2の制御装置42に送信する。通信部422は、通信部412から送信された複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aを受信する。
ステップS16において、第1の制御装置41の遮光監視部413は、複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aに基づいて遮光監視処理を実行する。遮光監視部413は、受光器71〜77の各々を対象に、対応する第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aの状態に基づいて受光器71〜77が遮光状態か否かを判定する。
遮光監視部413は、検知光LBのオン期間において、第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aの全てがオン状態であれば、複数の受光器71〜77の全てが検知光LBを受光する通光状態であると判定する。一方、遮光監視部413は、検知光LBのオン期間において、複数の第1受光信号Rcv1a〜Rcv7aのうち少なくとも1つがオフ状態であれば、複数の受光器71〜77のいずれかが検知光LBを受光しない遮光状態であると判定する。
遮光監視を開始した時点では、第1の制御装置41の信号出力部417は、プレスブレーキ制御装置30に対してオンの安全信号SS1を出力する。信号出力部417は、遮光監視部413による遮光状態の判定結果に基づいて、安全信号SS1を切り替える。
複数の受光器71〜77が全て通光状態であると判定されていれば、信号出力部417は、プレスブレーキ制御装置30に対してオンの安全信号SS1を継続する。一方、複数の受光器71〜77のうち少なくとも1つが遮光状態であると判定されれば、信号出力部417は、安全信号SS1をオンからオフに切り換えることにより、プレスブレーキ制御装置30に対して動作の停止を指示する。
また、ステップS16において、第2の制御装置42の遮光監視部423は、複数の第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bに基づいて遮光監視処理を実行する。遮光監視部423は、受光器71〜77の各々を対象に、対応する第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bの状態に基づいて受光器71〜77が遮光状態か否かを判定する。
遮光監視を開始した時点では、第2の制御装置42の信号出力部427は、プレスブレーキ制御装置30に対してオンの安全信号SS2を出力する。信号出力部427は、信号出力部417と同様、遮光監視部423による遮光状態の判定結果に基づいて、安全信号SS2を切り替える。
複数の受光器71〜77が全て通光状態であると判定されていれば、信号出力部427は、プレスブレーキ制御装置30に対してオンの安全信号SS2を継続する。一方、複数の受光器71〜77のうち少なくとも1つが遮光状態であると判定されれば、信号出力部427は、安全信号SS2をオンからオフに切り替えることにより、プレスブレーキ制御装置30に対して動作の停止を指示する。
図4BのステップS17に進み、第2の制御装置42の遮光監視部423は、遮光監視処理を終了するか否かを判定する。例えば、遮光監視処理は、プレスブレーキ1の加工が終了したことを条件に終了する。遮光監視処理を終了する場合には、ステップS17で肯定判定され、後述するステップS24に進む。一方、遮光監視を終了しない場合には、ステップS17で否定判定され、ステップS18に進む。
ステップS18において、第2の制御装置42の信号比較部426は、遮光監視処理を開始してからの経過時間が判定基準時間を経過したか否かを判定する。判定基準時間は、チェックパルスカウンタnと、基準周期Tとに基づいて、(n−1)×Tとして示される演算式で求められる。ここで、基準周期Tは、チェックパルス出力部424に対してチェックパルスCP1〜CP7の出力を指示する一定間隔の周期である。遮光監視処理を開始してからの経過時間が判定基準時間を経過していない場合には、ステップS18で否定判定され、ステップS20に進む。一方、遮光監視を開始してからの経過時間が判定基準時間を経過している場合には、ステップS18で肯定判定され、ステップS21に進む。
ステップS20において、第2の制御装置42の信号比較部426は、第1故障判定処理を実行する。図5及び図6を参照し、第1故障判定処理について説明する。第1故障判定処理を行う場合、信号比較部426は、チェックパルス出力部424に対してチェックパルスCP1〜CP7の出力を指示しない。したがって、第1受光信号Rcv1a〜Rcv7a及び第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bは、受光器71〜77から出力される受光信号Rcv1〜Rcv7とそのまま一致する。
図5のステップS201において、信号比較部426は、受光器カウンタiを初期化することにより、受光器カウンタiを“1”にリセットする。受光器カウンタiは、信号の比較対象となる受光器71〜77を指定するためのカウンタであり、7個の受光器71〜77に対応して、1〜7までカウントされる。
ステップS202に進み、信号入力部421は、第2受光信号Rcvibを受け付けると、この第2受光信号Rcvibを信号比較部426へ入力する。例えば受光器カウンタiが“1”の場合、信号入力部421は、受光器71(受光信号Rcv1)に対応する第2受光信号Rcv1bを、信号比較部426へ入力する。
ステップS203に進み、信号入力部421は、通信により第1の制御装置41から第1受光信号Rcviaを受け付けると、この第1受光信号を信号比較部426へ入力する。例えば受光器カウンタiが“1”の場合、信号入力部421は、受光器71(受光信号Rcv1)に対応する第1受光信号Rcv1aを、信号比較部426へ入力する。
ステップS204に進み、信号比較部426は、第1受光信号Rcviaと、第2受光信号Rcvibとを比較し、第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとが一致するか否かを判定する。例えば受光器カウンタiが“1”の場合、信号比較部426は、第1受光信号Rcv1aと第2受光信号Rcv1bとが一致するか否かを判定する。
上述した通り、信号比較部426が比較対象とする第1受光信号Rcv1aと第2受光信号Rcv1bとは、互いに同期したタイミングで生成された信号である。第1及び第2の制御装置41、42のいずれにもクロストーク故障が発生していない場合、図6の領域RC1で示すように、第1受光信号Rcv1aと第2受光信号Rcv1bとは一致する。一方、第1及び第2の制御装置41、42のいずれかの回路にクロストーク故障が発生している場合、クロストーク故障が発生している回路では、信号が乱れ、正常な信号として入力されない可能性がある。このため、図6の領域RC2で示すように、第1受光信号Rcv1aと第2受光信号Rcv1bとが一致しない状態が生じる。
第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibが一致しない場合には、信号比較部426は、第1及び第2の制御装置41、42のいずれかの回路にクロストーク故障があると判定する。この場合、図5のステップS204で否定判定されるので、本ルーチンを終了して、図4BのステップS22に進む。ステップS22において、信号出力部427は、図6のタイミングTEで示すように安全信号SS2をオンからオフに切り替えることにより、プレスブレーキ制御装置30に対して動作の停止を指示する。また、ステップS23において、システム制御部428は、操作パネル(図示省略)にアラーム表示を行い、作業者にアラーム発生を伝達する。
第1故障判定処理では、第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとが一致しない場合、故障の判定を即時に行いプレスブレーキ制御装置30に対して動作の停止を指示することができる。
一方、第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとが一致する場合には、信号比較部426は、第1及び第2の制御装置41、42のいずれの回路にもクロストーク故障がないと判定する。この場合、図5のステップS204で肯定判定されるので、ステップS205に進む。
ステップS205において、信号比較部426は、受光器カウンタiを“1”だけカウントアップする。
ステップS206に進み、信号比較部426は、受光器カウンタiが受光器71〜77の数Nmax、本実施形態では7を超えたか否かを判定する。受光器カウンタiが受光器71〜77の数Nmaxを超えない場合には、ステップS206で否定判定され、ステップS202に戻る。すなわち、信号比較部426は、受光器カウンタiをカウントアップしつつ、この受光器カウンタiが1〜7の間、ステップS202〜S205の処理を繰り返す。一方、受光器カウンタiが受光器71〜77の数Nmaxを超えた場合には、ステップS206で肯定判定され、図4AのステップS14に戻る。
図4BのステップS21において、第2の制御装置42の信号比較部426は、第2故障判定処理を実行する。図7A、図7B及び図8を参照して、第2故障判定処理について説明する。
図7Aに示すステップS2101において、信号比較部426は、受光器カウンタiを初期化することにより、受光器カウンタiを“1”にリセットする。
ステップS2102に進み、チェックパルス出力部424は、信号比較部426からの指示に基づいて、チェックパルスCPnの出力を開始する。チェックパルス出力部424は、信号比較部426から指示されるチェックパルスカウンタnに従って、チェックパルスCPnの出力対象を、論理回路91〜97のなかから特定する。例えばチェックパルスカウンタnが“1”の場合、チェックパルス出力部424は、チェックパルスCP1の出力対象を、論理回路91として特定する。
チェックパルス出力部424は、出力対象として特定した論理回路91〜97を構成する第1排他的論理和回路XOR1a〜XOR7a及び第2排他的論理和回路XOR1b〜XOR7bの各々に、チェックパルスCPnの出力を開始する。例えばチェックパルスカウンタnが“1”である場合、図8のタイミングT1において、チェックパルス出力部424は、第1排他的論理和回路XOR1a及び第2排他的論理和回路XOR1bの各々にチェックパルスCP1の出力を開始する。
チェックパルスCP1は、所定の出力期間tcだけオンとなる1ショットのパルス信号である。そのため、チェックパルス出力部424は、タイミングT1から出力期間tcが経過したタイミングT1’まで継続してチェックパルスCP1を出力する。
ステップS2103に進み、信号比較部426は、検知光LBの投光信号と、チェックパルスカウンタnに対応するチェックパルスCPnとの排他的論理和である基準信号BSnを演算する。例えばチェックパルスカウンタnが“1”である場合、信号比較部426は、検知光LBの投光信号と、チェックパルスCP1との排他的論理和である基準信号BS1を演算する。
ステップS2104に進み、信号入力部421は、第2受光信号Rcvibを受け付けると、この第2受光信号Rcvibを信号比較部426へ入力する。
ステップS2105に進み、信号入力部421は、通信により第1の制御装置41から第1受光信号Rcviaを受け付けると、この第1受光信号を信号比較部426へ入力する。
ステップS2106に進み、信号比較部426は、受光器カウンタiと、チェックパルスカウンタnとが一致するか否かを判定する。受光器カウンタiとチェックパルスカウンタnが一致する場合は、ステップS2106で肯定判定され、ステップS2107に進む。一方、受光器カウンタiとチェックパルスカウンタnが一致しない場合は、ステップS2106で否定判定され、ステップS2108に進む。
ステップS2107において、信号比較部426は、第1受光信号Rcviaが基準信号BSnと一致し、かつ第2受光信号Rcvibが基準信号BSnと一致するか否かを判定する。
第1及び第2受光信号Rcvia、Rcvibの各々が、基準信号BSnと一致しない場合、信号比較部426は、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路に故障があると判定する。この場合、ステップS2107で否定判定されるので、本ルーチンを終了して、図4BのステップS22に進む。ステップS22において、信号出力部427は、安全信号SS2をオンからオフに切り替えることにより、プレスブレーキ制御装置30に対して動作の停止を指示する。また、ステップS23において、システム制御部428は、操作パネルにアラーム表示を行い、作業者にアラーム発生を伝達する。
一方、第1受光信号Rcviaが基準信号BSnと一致し、かつ第2受光信号Rcvibが基準信号BSnと一致する場合には、信号比較部426は、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路にクロストーク故障がないと判定する。この場合、図7AのステップS2107で肯定判定されるので、図7BのステップS2109に進む。
例えば受光器カウンタi及びチェックパルスカウンタnがそれぞれ“1”の場合を例に、ステップS2107の処理を説明する。第1故障判定処理は、第1受光信号Rcv1aと第2受光信号Rcv1bとを比較する処理であり、第1及び第2の制御装置41、42の一方の回路のみにクロストーク故障が発生することを想定としている。しかしながら、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路にクロストーク故障が発生し、かつ、このクロストーク故障により第1及び第2受光信号Rcv1a、Rcv1bが同時に同じ状態で乱れる特異な故障も考えられる。
基準信号BS1は、検知光LBの投光信号とチェックパルスCP1との排他的論理和を演算した信号である。したがって、基準信号BS1は、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路にクロストーク故障が発生していない場合における、第1及び第2受光信号Rcv1a、Rcv1bについての正常な信号を示している。つまり、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路にクロストーク故障が発生していない場合、図8の領域RC3、RC4に示すように、第1及び第2受光信号Rcv1a、Rcv1bの各々は、基準信号BS1と一致する。一方、上述のような特異な故障が発生している場合には、第1及び第2受光信号Rcv1a、Rcv1bの各々は、基準信号BS1と一致しない。このような概念に基づいて、ステップS2107の処理により、故障の判定が可能となる。
図7AのステップS2108において、信号比較部426は、第1受光信号Rcviaが基準信号BSnと一致せず、かつ第2受光信号Rcvibが基準信号BS1と一致しないか否かを判定する。
第1及び第2受光信号Rcvia、Rcvibの各々が、基準信号BSnと一致する場合、信号比較部426は、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路に故障があると判定する。この場合、ステップS2108で否定判定されるので、本ルーチンを終了して、図4BのステップS22に進む。ステップS22において、信号出力部427は、安全信号SS2をオンからオフに切り替えることにより、プレスブレーキ制御装置30に対して動作の停止を指示する。また、ステップS23において、システム制御部428は、操作パネルにアラーム表示を行い、作業者にアラーム発生を伝達する。
一方、第1受光信号Rcviaが基準信号BSnと一致せず、かつ第2受光信号Rcvibが基準信号BSnと一致しない場合には、信号比較部426は、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路にクロストーク故障がないと判定する。この場合、図7AのステップS2108で肯定判定されるので、図7BのステップS2109に進む。
例えば受光器カウンタiが“2”で、チェックパルスカウンタnが“1”の場合を例に、ステップS2108の処理を説明する。チェックパルスカウンタnが“1”の場合は、チェックパルスCP1は、論理回路91のみに入力されている。そのため、チェックパルスCP1が入力されていない論理回路92から出力される第1及び第2受光信号Rcv2a、Rcv2bは、受光器72から出力される受光信号Rcv2とそのまま一致する。
第1及び第2受光信号Rcv2a、Rcv2bがクロストークの影響を受けない正常な信号であれば、第1及び第2受光信号Rcv2a、Rcv2bの各々は、基準信号BS1と一致しない。一方、クロストークの影響を受けて、上述のような特異な故障が発生している場合には、図8の領域RC5、RC6に示すように、第1及び第2受光信号Rcv2a、Rcv2bの各々は、基準信号BS1と一致する。このような概念に基づいて、ステップS2108の処理により、故障の判定が可能となる。
図7BのステップS2109において、信号比較部426は、受光器カウンタiを“1”だけカウントアップする。
ステップS2110に進み、信号比較部426は、受光器カウンタiが、受光器71〜77の数Nmaxを超えたか否かを判定する。受光器カウンタiが受光器71〜77の数Nmaxを超えていない場合には、ステップS2110で否定判定され、図7AのステップS2103に戻る。すなわち、信号比較部426は、受光器カウンタiをカウントアップしつつ、この受光器カウンタiが1〜7の間、図7AのステップS2103〜図7BのS2110の処理を繰り返す。一方、受光器カウンタiが受光器71〜77の数Nmaxを超えた場合には、ステップS2110で肯定判定され、ステップS2111に進む。
ステップS2111において、信号比較部426は、時間カウンタtをカウントアップする。
ステップS2112に進み、信号比較部426は、時間カウンタtがチェックパルスCPnの出力期間tcを超えたか否かを判定する。時間カウンタtがチェックパルスCPnの出力期間tcを超えた場合には、ステップS2112で肯定判定され、ステップS2113に進む。一方、時間カウンタtがチェックパルスCPnの出力期間tcを超えない場合には、ステップS2112で否定判定され、図4AのステップS14に戻る。
図7BのステップS2113において、チェックパルス出力部424は、信号比較部426からの指示に応じて、チェックパルスCPnの出力を停止する。
ステップS2114に進み、信号比較部426は、時間カウンタtを初期化することにより、時間カウンタtを“0”にリセットする。
ステップS2115に進み、信号比較部426は、チェックパルスカウンタnを“1”だけカウントアップする。
ステップS2116に進み、信号比較部426は、チェックパルスカウンタnが受光器71〜77の数Nmaxを超えたか否かを判定する。チェックパルスカウンタnが受光器71〜77の数Nmaxを超えない場合には、ステップS2116で否定判定され、図4AのステップS14に戻る。一方、チェックパルスカウンタnが受光器71〜77の数Nmaxを超えた場合には、ステップS2116で肯定判定され、S2117に進む。
ステップS2117において、信号比較部426は、チェックパルスカウンタnを初期化することにより、チェックパルスカウンタnを“1”にリセットして、図4AのステップS14に戻る。
図8に示すように、信号比較部426は、チェックパルスCPnを出力する対象を基準周期T毎に切り替えながら、論理回路92〜97の各々に対してチェックパルスCP2〜CP7を順次出力する指示をチェックパルス出力部424に入力する。これにより、期間T1〜T1′で行ったのと同様な処理を、チェックパルスCP2〜CP7の各々の出力期間T2〜T2′・・・T7〜T7′において繰り返し実行する。
第2故障判定処理では、チェックパルスCPnを順次出力することにより故障判定を行う。よって、故障個所によっては基準周期Tに依存する故障判定の遅れが発生する。この為、第1故障判定処理と第2故障判定処理とを両方採用することで、故障を即時に漏れなく検知することが可能となる。
図4BのステップS24において、加工を継続する場合、ステップS24で肯定判定され、ステップS25に進む。ステップS25において、プレスブレーキ制御装置30からシステム制御部428にリセット信号RSTが入力される。ステップS26において、第2の制御装置42の信号比較部426は、チェックパルスカウンタnを初期化することにより、チェックパルスカウンタnを“1”にリセットする。ステップS27において、第2の制御装置42の信号比較部426は、時間カウンタtを初期化することにより、時間カウンタtを“0”にリセットする。ステップS28において、システム制御部428は信号出力部427に安全信号SS2のオン出力をする指令を出力し、図4AのステップS14に戻る。
一方、加工を継続しない場合には、ステップS24で否定判定され、ステップS29に進む。ステップS29において、第2の制御装置42の投光信号出力部425は、投光器60への投光信号の出力を終了して、図4A及び図4Bのフローチャートを終了する。
以上説明したように、実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
安全装置50は、投光器60と、受光信号Rcv1〜Rcv7を各々出力する複数の受光器71〜77と、受光信号Rcv1〜Rcv7を2分岐して、第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとして出力する複数の分岐回路81〜87とを有する。安全装置50は、複数の第1受光信号Rcviaが入力される第1の制御装置41と、第1の制御装置41とは異なる制御装置であって、複数の第2受光信号Rcvibが入力される第2の制御装置42と、を有する。
第2の制御装置42は、第1の制御装置41に入力された複数の第1受光信号Rcviaを、第1の制御装置41から通信により取得する。第2の制御装置42は、複数の第1受光信号Rcviaと複数の第2受光信号Rcvibとに基づいて、第1及び第2の制御装置41、42の回路の故障を判定する。第2の制御装置42は、故障の判定結果に基づいて、安全信号SS2の状態を制御する。
複数の受光器71〜77から出力される信号は、分岐回路81〜87を介して第1及び第2の制御装置41、42へとそれぞれ伝達される。分岐回路81〜87は、第1及び第2の制御装置41、42の外部に位置するので、回路同士の沿面距離を確保することができる。そのため、分岐回路81〜87を伝達される信号同士でクロストーク故障が発生することを抑制することができる。加えて、クロストーク故障の影響を受けた信号が、分岐回路81〜87によって分岐され、第1及び第2の制御装置41、42へとそれぞれ伝達されるといった事態を抑制することができる。
第1の制御装置41の内部では、複数の第1受光信号Rcviaが並列的に伝達されるので、クロストーク故障の影響は排除しきれない。このことは、第2の制御装置42においても同様である。ただし、第1の制御装置41と第2の制御装置42とは独立して構成され、その信号の入力も二重化されている。そのため、第2の制御装置42の回路でクロストーク故障が発生した場合、クロストーク故障の影響は、第2の制御装置42の回路を伝達される複数の第2受光信号Rcvibに限定される。同様に、第1の制御装置41の回路でクロストーク故障が発生した場合、クロストーク故障の影響は、第1の制御装置41の回路を伝達される複数の第1受光信号Rcviaに限定される。
本実施形態の第2の制御装置42によれば、複数の第1受光信号Rcvia及び複数の第2受光信号Rcvibの双方を監視することができる。これにより、第2の制御装置42は、第1及び第2受光信号Rcvia、Rcvibに現れる、回路故障に起因する固有の特徴を見極めることができるので、第1及び第2の制御装置41、42の回路の故障を判定することができる。その結果、第1及び第2の制御装置41、42の回路にクロストーク故障が発生した場合であっても、第2の制御装置42は回路の故障を適切に判定することができる。
加えて、第2の制御装置42は、第1の制御装置41に入力される複数の第1受光信号Rcviaを、通信により取得している。したがって、複数の第1受光信号Rcviaは、複数の第2受光信号Rcvibのように、第2の制御装置42に並列的に入力されている構成とは相違する。
なお、複数の受光器71〜77と複数の投光器とが一対一で対応している構成であれば、各々の受光器71〜77が受光する光線を個別に制御することができる。この場合にあっては、第2の制御装置42は、固有の入力である複数の第2受光信号Rcvibのみを用いてもクロストーク故障を判定することができる。一方、本実施形態の安全装置50は、1個の投光器60に対して複数の受光器71〜77が対応しているので、個々の受光器71〜77が受光する検知光LBを個別に制御することができない。したがって、第2の制御装置42は、上述の方法を用いることで、回路の故障を判定することが可能となる。
本実施形態において、第2の制御装置42は、複数の第1受光信号Rcviaと複数の第2受光信号Rcvibとの比較結果に基づいて、第1及び第2の制御装置41,42の回路の故障を判定している。具体的には、第2の制御装置42は、同一の受光器から出力された第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとが一致するか否かを判定する処理を、複数の受光器71〜77の各々について行っている(第1故障判定処理)。
第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとは、受光信号Rcv1〜Rcv7が2分岐された信号である。つまり、第1及び第2の制御装置41、42のいずれにも回路の故障がない場合、第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとは一致する。したがって、同一の受光器71〜77から出力された第1受光信号Rcviaと第2受光信号Rcvibとを比較することにより、第1及び第2の制御装置41、42の一方の回路の故障を判定することができる。
本実施形態において、複数の分岐回路81〜87の各々は、分岐された受光信号Rcv1〜Rcv7と、チェックパルスCPnとの排他的論理和を演算する論理回路91〜97を備えている。論理回路91〜97は、演算結果を第1受光信号Rcv1a〜Rcv7a及び第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bとして出力する。
この構成によれば、チェックパルスCPnを制御することで、第1及び第2の制御装置41、42に入力される第1受光信号Rcv1a〜Rcv7a及び第2受光信号Rcv1b〜Rcv7bを意図的にコントロールすることができる。これにより、複数の受光器71〜77と複数の投光器とが一対一で対応している構成において各々の受光器71〜77が受光する光線を個別に制御する方法と類似の効果を得ることができる。加えて、
第1故障判定処理の他、第2故障判定処理を行うことができ、様々なバリエーションで発生する回路の故障を適切に判定することができる。
本実施形態において、論理回路91〜97の各々は、第1排他的論理和回路XOR1a〜XOR7aと、第2排他的論理和回路XOR1b〜XOR7bとで構成されている。
第1及び第2排他的論理和回路XOR1a〜XOR7a、XOR1b〜XOR7bは、分岐点P1〜P7よりも下流側かつ第1及び第2の制御装置41、42よりも前段に設けられる。よって、第1及び第2の制御装置41、42の一方に回路の故障が発生した場合でも、他方の回路に影響を与えない。また、2分岐された回路の各々において排他的論理和回路を設けているので、排他的論理和回路についても二重化を図ることができる。これにより、安全装置50に対する信頼性を高めることができる。
本実施形態において、第2の制御装置42は、チェックパルスCPnを出力する対象を切り替えながら、複数の分岐回路81〜87に設けられた論理回路91〜97の各々に対してチェックパルスCPnを順次出力する。
この構成によれば、チェックパルスCPnの出力対象を順番に切り替えることができる。これにより、複数の第1受光信号Rcvia及び複数の第2受光信号Rcvibに対して、万遍なく第2故障判定処理を行うことができる。これにより、故障の検知精度を上げることができる。
第2の制御装置42は、投光信号と、チェックパルスCPnとに基づいて、論理回路91〜97の各々から出力されるべき基準信号BSnを生成する。第2の制御装置42は、基準信号BS1〜BS7と、複数の第1受光信号Rcvia及び複数の第2受光信号Rcvibとの比較結果に基づいて、第1及び第2の制御装置41、42の回路の故障を判定する。
具体的には、第2の制御装置42は、論理回路91〜97の各々について、第1処理及び第2処理を行う(第2故障判定処理)。ここで、第1処理は、チェックパルスCPnを出力した論理回路91〜97を対象として、第1受光信号Rcvia及び第2受光信号Rcvibの各々が、基準信号BS1〜BS7と一致するか否かを判定する処理である。第2処理は、チェックパルスCPnを出力していない残余の論理回路91〜97を対象として、第1受光信号Rcvia及び第2受光信号Rcvibの各々が、基準信号BSnと一致しないか否かを判定する処理である。
基準信号BSnは、検知光LBの投光信号とチェックパルスCPnとの排他的論理和を演算した信号である。よって、基準信号BSnは、チェックパルスCPnが出力された論理回路91〜97から出力される第1及び第2受光信号Rcvia、Rcvibについての正常な信号を示している。よって、第1及び第2受光信号Rcvia、Rcvibの各々が基準信号BSnと一致したかどうかにより、第2の制御装置42は、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路にクロストーク故障が発生していると判定できる。
これにより、第2の制御装置42は、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路にクロストーク故障が発生した場合でも、安全制御装置40の回路の故障を検出できる。
本実施形態において、第1の制御装置41は、複数の第1受光信号Rcviaのみに基づいて、複数の受光器71〜77の各々が遮光状態であるか否かを判定している。また、第2の制御装置42は、複数の第2受光信号Rcvibのみに基づいて、複数の受光器71〜77の各々が遮光状態であるか否かを判定する。
この構成によれば、複数の受光器71〜77の遮光状態の判定を二重化することができ、安全装置50冗長化を図ることができる。また、この二重化された構成を前提に、遮光状態を判定するために他方の制御装置の回路に入力される信号を利用して、回路の故障を判定することができる。これにより、遮光監視の二重化と、回路故障の判定とを両立することができる。回路の故障を判定する機能を備えているので、第1及び第2の制御装置41、42は、回路の故障による影響を排除した状態で遮光状態の判定を行うことができる。よって、遮光状態の判定の信頼性を向上することができる。
なお、本実施形態では、回路の故障を判定する処理が、第2の制御装置42のみによって実行される形態を説明した。しかしながら、上述した回路の故障を判定する処理が、第1及び第2の制御装置41、42の両方で実施されてもよい。この場合、図9に示すように、第1の制御装置41は、上述した構成に加えて、信号比較部416をさらに有している。
第1の制御装置41は、第2の制御装置42に入力された複数の第2受光信号Rcvibを、第2の制御装置42から通信により取得し、複数の第1受光信号Rcviaと複数の第2受光信号Rcvibとに基づいて、第1及び第2の制御装置41,42の回路の故障を判定する。また、第1の制御装置41は、故障の判定結果に基づいて、安全信号SS1の状態を制御する。
このように、第1及び第2の制御装置41、42の各々で、回路の故障を判定することができ、回路故障の判定を二重化することができる。これにより、安全装置50の冗長化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1及び第2の制御装置41、42の一方のみの回路の故障を判定する場合に、第1故障判定処理を実行し、第1及び第2の制御装置41、42の両方の回路の故障を判定する場合に、第2故障判定処理を実行した。第1故障判定処理は即時検出性を有し、第2故障判定処理は多重故障を検出することが可能になる。しかしながら、一方のみの回路の故障を判定する場合に、第2故障判定処理を用いてもよい。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本実施形態では、回路の故障としてクロストーク故障を例示したが、これに限らない、回路の故障としては、一時的な回路の異常、断線、ショートなどの種々の故障を含むものである。
1 プレスブレーキ(加工機)
SS1,SS2 安全信号
50 安全装置
LB 検知光(光線)
60 投光器
Rcv1〜7 受光信号
71〜77 受光器
Rcv1a〜Rcv7a(Rcvia) 第1受光信号
Rcv1b〜Rcv7b(Rcvib) 第2受光信号
81〜87 分岐回路
41 第1の制御装置
42 第2の制御装置

Claims (9)

  1. 光線を射出する投光器と、
    前記投光器から射出された光線を各々受光し、前記光線の受光状態に応じた受光信号を各々出力する複数の受光器と、
    前記複数の受光器に対応して設けられ、対応する受光器から出力された前記受光信号を2分岐して第1受光信号及び第2受光信号として出力する複数の分岐回路と、
    前記複数の分岐回路から出力された複数の第1受光信号が入力される第1の制御装置と、
    前記第1の制御装置とは異なる制御装置であって、前記複数の分岐回路から出力された複数の第2受光信号が入力される第2の制御装置と、
    を有し、
    前記複数の分岐回路の各々は、
    前記受光信号と、故障を判定するためのパルス信号であるチェックパルスとの排他的論理和を演算する論理回路を備え、
    前記論理回路の各々は、
    演算結果を前記第1受光信号及び前記第2受光信号として出力しており、
    前記第2の制御装置は、
    前記第1の制御装置に入力された前記複数の第1受光信号を、前記第1の制御装置から通信により取得し、
    前記複数の第1受光信号と前記複数の第2受光信号とに基づいて、前記第1及び第2の制御装置の回路の故障を判定し、
    故障の判定結果に基づいて、加工機に供給する安全信号の状態を制御する
    安全装置。
  2. 前記第2の制御装置は、
    前記チェックパルスを出力する対象を切り替えながら、前記複数の分岐回路に設けられた前記論理回路の各々に対して前記チェックパルスを順次出力する
    請求項1に記載の安全装置。
  3. 前記論理回路の各々は、
    2分岐された前記受光信号の一方と前記チェックパルスとの排他的論理和を演算し、演算結果を前記第1受光信号として出力する第1排他的論理和回路と、
    2分岐された前記受光信号の他方と前記チェックパルスとの排他的論理和を演算し、演算結果を前記第2受光信号として出力する第2排他的論理和回路と、
    を含む
    請求項2に記載の安全装置。
  4. 前記第2の制御装置は、
    前記複数の第1受光信号と前記複数の第2受光信号との比較結果に基づいて、前記第1及び第2の制御装置の回路の故障を判定する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の安全装置。
  5. 前記第2の制御装置は、
    前記複数の第1受光信号と前記複数の第2受光信号とを比較する比較処理として、
    同一の受光器から出力された前記第1受光信号と前記第2受光信号とが一致するか否かを判定する処理を、
    前記複数の受光器の各々について行う
    請求項4記載の安全装置。
  6. 前記第2の制御装置は、
    前記投光器のオンオフ状態を制御する投光信号と、前記チェックパルスとに基づいて、前記論理回路の各々から出力されるべき基準信号を生成し、
    前記基準信号と、前記複数の第1受光信号及び前記複数の第2受光信号との比較結果に基づいて、前記第1及び第2の制御装置の回路の故障を判定する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の安全装置。
  7. 前記第2の制御装置は、
    前記基準信号と、前記複数の第1受光信号及び前記複数の第2受光信号とを比較する比較処理として、
    前記チェックパルスを出力した前記論理回路を対象として、前記論理回路から出力される前記第1受光信号及び前記第2受光信号の各々が、前記基準信号と一致するか否かを判定する第1処理、及び
    前記チェックパルスを出力していない残余の論理回路を対象として、前記論理回路から出力される前記第1受光信号及び前記第2受光信号の各々が、前記基準信号と一致しないか否かを判定する第2処理を、
    前記論理回路の各々について行う
    請求項2を引用する請求項6記載の安全装置。
  8. 前記第1の制御装置は、
    前記第2の制御装置に入力された前記複数の第2受光信号を、前記第2の制御装置から通信により取得し、
    前記複数の第1受光信号と前記複数の第2受光信号とに基づいて、前記第1及び第2の制御装置の回路の故障を判定し、
    故障の判定結果に基づいて、前記安全信号の状態を制御する請求項1〜7のいずれか1項に記載の安全装置。
  9. 前記第1の制御装置は、
    前記複数の第1受光信号のみに基づいて前記複数の受光器の各々が遮光状態であるか否かを判定し、
    前記遮光状態の判定結果に基づいて前記安全信号の状態を制御し、
    前記第2の制御装置は、
    前記複数の第2受光信号のみに基づいて、前記複数の受光器の各々が遮光状態であるか否かを判定し、
    前記遮光状態の判定結果に基づいて、前記安全信号の状態を制御する
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の安全装置。
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