JP2021175068A - モバイルルータ、モバイルルータ制御方法及びモバイルルータ制御プログラム - Google Patents

モバイルルータ、モバイルルータ制御方法及びモバイルルータ制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】親機ルータとの電波強度に基づいて中継機として動作できるモバイルルータ、モバイルルータ制御方法及びモバイルルータ制御プログラムを提供できる。【解決手段】本開示のモバイルルータ(MR)101は、親機ルータとの間の第1の電波強度を取得する電波強度取得部102を備える。そして、MR101は、第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作し、第1の電波強度が第1の閾値以上かつ第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、子機と親機ルータとに無線接続して子機と親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作し、第1の電波強度が第2の閾値以上の場合、子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行う動作モード制御部103と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、モバイルルータ、モバイルルータ制御方法及びモバイルルータ制御プログラムに関する。
近年、外出時にはモバイルルータを使用し、宅内では宅内に設置された親機ルータを使用して、無線子機端末がインターネット通信を行うケースが増えている。
MRの制御に関する技術は、種々提案されている。特許文献1では、無線中継装置(モバイルルータ)が、無線LAN親機(親機ルータ)と接続するインターフェースにおいて、無線LAN親機との電波強度を常時読み取る技術が開示されている。そして、その電波強度が強い場合、すなわち無線中継装置と無線LAN親機の距離が物理的に近い場合、無線LAN子機(無線子機端末)が、アクセス先を無線中継装置から無線LAN親機に直接接続するように切り替える技術が開示されている。
特許文献2では、所定の条件に基づいて、ノートPC(無線子機端末)がアクセス先をモバイルルータから固定アクセスポイント(親機ルータ)に切り替える技術が開示されている。その際、モバイルルータが待機状態になる技術が開示されている。
特開2013−191993号公報 特開2017−152783号公報
関連技術では、モバイルルータは、親機ルータの無線圏内において、親機ルータとの間の電波強度に基づいて、無線子機端末と接続しルータとして動作するモードか、又は無線子機端末を親機ルータに接続させるモードかに切り替わる。モバイルルータには、データ量の制限などがある。そのため、モバイルルータと親機ルータとの間の電波強度が低く、モバイルルータがルータとして動作する場合でも、できる限りデータ量に制限のない固定回線を無線子機端末に利用させることが望ましい。例えば、親機ルータとの電波強度によっては、モバイルルータを無線子機端末と親機ルータとの中継機とすることができ、固定回線を利用できる。しかしながら、関連技術では、その点が考慮されていないという問題点があった。
本開示は、このような問題点を解決するためのものであり、親機ルータとの電波強度に基づいて中継機として動作できるモバイルルータ、モバイルルータ制御方法及びモバイルルータ制御プログラムを提供することを目的とする。
本開示のモバイルルータは、親機ルータとの間の第1の電波強度を取得する電波強度取得部と、前記第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作し、前記第1の電波強度が前記第1の閾値以上かつ前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、前記子機と前記親機ルータとに無線接続して前記子機と前記親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作し、前記第1の電波強度が前記第2の閾値以上の場合、前記子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行う動作モード制御部と、を備える。
本開示のモバイルルータ制御方法は、親機ルータとの間の第1の電波強度を取得するステップと、前記第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作し、前記第1の電波強度が前記第1の閾値以上かつ前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、前記子機と前記親機ルータとに無線接続して前記子機と前記親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作し、前記第1の電波強度が前記第2の閾値以上の場合、前記子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行うステップと、を備える。
本開示のモバイルルータ制御プログラムは、親機ルータとの間の第1の電波強度を取得するステップと、前記第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作し、前記第1の電波強度が前記第1の閾値以上かつ前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、前記子機と前記親機ルータとに無線接続して前記子機と前記親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作し、前記第1の電波強度が前記第2の閾値以上の場合、前記子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行うステップと、をコンピュータに実行させる。
本開示により、親機ルータとの電波強度に基づいて中継機として動作できるモバイルルータ、モバイルルータ制御方法及びモバイルルータ制御プログラムを提供できる。
第1の実施形態に係るMRの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るMRを含む通信システムの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るMRを含むRTの構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る通信システムにおけるMRが中継機として動作する場合の動作の概要を示す模式図である。 第2の実施形態に係るMRの動作モードを判定する動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るMRにおける動作モードとMRとRT間の電波強度との関係を示す模式図である。 第2の実施形態に係るMRのスリープモード判定時の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るMRの中継機モード判定時の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るMRのルータモード判定時の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るMRが中継機モードの場合の通信システムの例を示す模式図である。 第3の実施形態に係るMRの中継機モードにおける動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るMR及びRTがそれぞれ作成した子機情報リストの例を示す表である。 第2の実施形態に係る子機情報判定部の中継機モード時の接続先判定結果の例を示す表である。 第2の実施形態に係る子機情報判定部のルータモード時の接続先判定結果の例を示す表である。
以下では、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
(第1の実施形態)
まず、本開示の第1の実施形態に係るモバイルルータ(MR)101の構成を説明する。図1は、第1の実施形態に係るMR101の構成を示すブロック図である。MR101は、電波強度取得部102と動作モード制御部103とを備える。
続いて、第1の実施形態に係るMR101の動作について説明する。まず、電波強度取得部102は、親機ルータとの間の第1の電波強度を取得する。そして、動作モード制御部103は、第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作するための制御を行う。また、動作モード制御部103は、第1の電波強度が第1の閾値以上かつ第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、子機と親機ルータとに無線接続して子機と親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作するための制御を行う。また、動作モード制御部103は、第1の電波強度が第2の閾値以上の場合、子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行う。
したがって、第1の実施形態に係るMR101は、親機ルータとの電波強度に基づいて中継機として動作できる。そうすることによって、モバイルルータと親機ルータとの間の電波強度が低く、本来モバイルルータがルータとして動作するべき状況であっても、無線子機端末は、通信データ量に制限の無い宅内の固定回線を利用した通信を行うことができる。
(第2の実施形態)
続いて、本開示の第2の実施形態に係るモバイルルータ(MR)1を含む通信システム200の構成を説明する。図2は、第2の実施形態に係るMR1を含む通信システム200の構成を示すブロック図である。MR1は、例えば、移動可能なモバイルルータであり、インターネット又は親機ルータ(RT)2と無線接続できる。MR1は、1又は複数台の無線子機端末(STA)接続できる。同様に、RT2も1又は複数台の無線子機端末接続できる。無線子機端末は、例えばスマートフォン、ノートPC、タブレット等のMR1又はRT2と無線通信を行う端末である。なお、無線子機端末は、第1の実施形態に係る子機に対応する。
MR1は、RT通信用WLANI/F11、子機通信用WLANI/F12、RT監視部13、電波強度取得部14、動作モード制御部15、子機切断制御部16、無線情報記憶部17、ユーザI/F18、WLANI/F19を備える。
RT通信用WLANI/F11は、電波強度取得部14、子機切断制御部16と接続する。RT通信用WLANI/F11は、MR1がRT2と通信する為に無線接続を行う、一般的なWLAN(Wireless Local Area Network)インターフェース機能を提供する。
子機通信用WLANI/F12は、電波強度取得部14、子機切断制御部16と接続する。子機通信用WLANI/F12は、MR1が無線子機端末と通信する為に無線接続を行う、一般的なWLANインターフェース機能を提供する。
RT監視部13は、RT通信用WLANI/F11、動作モード制御部15、無線情報記憶部17と接続する。RT監視部13は、RT通信用WLANI/F11を通して、MR1がRT2の無線圏内にいるかどうかを監視する。RT監視部13は、MR1がRT2の無線圏内に入ったことを検知すると、MR1がRT2の無線圏内に入ったことを動作モード制御部15に通知する。また、RT監視部13は、MR1がRT2の無線圏内から出たことを検知すると、MR1がRT2の無線圏内から出たことを動作モード制御部15に通知する。
電波強度取得部14は、RT通信用WLANI/F11、子機通信用WLANI/F12、動作モード制御部15、子機切断制御部16と接続する。電波強度取得部14は、RT通信用WLANI/F11を通じて、MR1とRT2間の電波強度を取得する。また、電波強度取得部14は、子機通信用WLANI/F12を通じて、MR1と無線子機端末との間の電波強度を取得する。
ここで、電波強度取得部14は、動作モード制御部15からの要求を受け、MR1とRT2間の電波強度を取得し、動作モード制御部15へ渡す。また、電波強度取得部14は、子機切断制御部16からの要求を受け、無線子機端末とMR1間の電波強度を取得し、子機切断制御部16へ渡す。電波強度取得部14は、子機切断制御部16からの要求を受け、RT2に接続している無線子機端末とMR1間の電波強度を取得し、子機切断制御部16へ渡す。
RT2に接続している無線子機端末とMR1との間の電波強度は、RT2に接続している無線子機端末とRT2との間の通信、具体的には無線子機端末がRT2に送信する無線フレームをMR1が監視することにより取得する。この際、MR1は、子機切断制御部16からの要求時に渡されたMACアドレスの情報から、該当する無線子機端末を特定する。
動作モード制御部15は、RT監視部13、電波強度取得部14、子機切断制御部16、無線情報記憶部17と接続する。動作モード制御部15は、モード判定部151、モード変更部152を備える。
動作モード制御部15は、MR1の動作モードを判定し、MR1の動作モードを変更する処理を行う。動作モード制御部15は、RT監視部13よりMR1がRT2の無線圏内に入ったことの通知を受けると、電波強度取得部14にMR1とRT2間の電波強度を要求する。動作モード制御部15は、電波強度取得部14からMR1とRT2間の電波強度を受け取ると、モード判定部151にて動作モードの判定を行う。
モード判定部151が判定する動作モードは、以下の3種類を含む。
電波強度が「強」の場合、モード判定部151は、スリープモードと判定する。スリープモードは、RT2との電波強度が強すぎると、RT2とMR1の距離が近いということになり、中継機として動作させる意味が無い為、必要無い機能を停止させ消費電力を落としたモードである。
電波強度が「中」の場合、モード判定部151は、中継機モードと判定する。中継機モードは、RT2の中継機として動作するモードである。
電波強度が「弱」の場合、モード判定部151は、ルータモードと判定する。ルータモードは、RTとの電波強度が弱く、中継機としての性能を満たせないため、LTE(Long Term Evolution)回線などを使用してルータとして動作を行うモードである。
動作モード制御部15は、その判定結果に従い、モード変更部152にてMR1の動作モードを変更する。さらに、動作モード制御部15は、電波強度取得部14から受けとった電波強度が前回取得した値から変動していた場合、子機切断制御部16へ電波度の変動を通知する。動作モード制御部15は、動作モードの判定、変更処理を一定期間ごとに繰り返す。なお、動作モード制御部15は、RT監視部13よりMR1がRT2の無線圏内から出たことの通知を受けとると、前記動作モードの判定、変更処理を中止する。ここで、モード判定部151は、MR1とRT2間の電波強度の値により、MR1の動作モードを判定する。モード変更部152は、動作モードの判定結果に従い、MR1の動作モードを変更する。
子機切断制御部16は、RT通信用WLANI/F11、子機通信用WLANI/F12、電波強度取得部14、動作モード制御部15と接続する。子機切断制御部16は、子機情報送受信部161、子機情報作成部162、子機情報判定部163を備える。
子機切断制御部16は、動作モード制御部15より電波強度変動の通知を受けると、現在MR1に接続されている無線子機端末の接続先を変更させる為の子機切断制御処理を開始する。子機切断制御部16は、子機情報送受信部161にて、MR1に現在接続している無線子機端末のMACアドレスをRT2に渡す。また、子機切断制御部16は、子機情報送受信部161にて、RT2に現在接続している無線子機端末のMACアドレスを受け取る。
子機切断制御部16は、子機情報作成部162にて、子機情報リストを作成する。子機情報リストは、図12に示すRT2に現在接続している全ての無線子機端末とMR1間の電波強度と、該当する無線子機端末のMACアドレスが紐づけられた情報のリストである。
子機切断制御部16は、子機情報送受信部161にて、子機情報作成部162で作成した子機情報リストをRT2へ渡す。また、子機情報送受信部161は、RT2からRT2の子機情報リストを受け取る。
子機切断制御部16は、受け取ったRT2の子機情報リストに記載されたMACアドレスに該当する無線子機端末とMR1間の電波強度の取得を、電波強度取得部14に要求する。そして、子機切断制御部16は、子機情報判定部163にて、子機切断制御部16が要求した電波強度、動作モード制御部15が取得したRT2とMR1間の電波強度及びRT2の子機情報リストの情報を基にMR1から切断すべき無線子機端末を特定する。子機切断制御部16は、子機情報判定部163が特定した無線子機端末とMR1との無線接続を切断する。
子機情報送受信部161は、RT通信用WLANI/F11を通して、現在MR1に接続している無線子機端末のMACアドレスをRT2に渡す。子機情報送受信部161は、RT通信用WLANI/F11を通して、現在RT2に接続している無線子機端末のMACアドレスを受け取る。子機情報送受信部161は、RT通信用WLANI/F11を通して、MR1の子機端末リストをRT2へ渡す。子機情報送受信部161は、RT通信用WLANI/F11を通して、RT2からRT2の子機情報リストを受け取る。
子機情報作成部162は、現在RT2に接続している無線子機端末とMR1間の電波強度を電波強度取得部14に要求する。ここで、この電波強度が、現在RT2に接続している無線子機端末がMR1に接続した場合の電波強度に相当する。子機情報作成部162は、電波強度取得部14より受け取った電波強度と、該当する無線子機端末のMACアドレスを紐づけた情報である子機情報リストを作成する。
子機情報判定部163は、RT2の子機情報リストに記載された電波強度、同一MACアドレスの無線子機端末とMR1間の電波強度、RT2とMR1間の電波強度の情報を基に判定を行い、MR1から切断すべき無線子機端末を特定する。
無線情報記憶部17は、RT監視部13、動作モード制御部15、ユーザI/F18と接続する。無線情報記憶部17は、MR情報記憶部171、RT情報記憶部172を備える。
MR情報記憶部171は、MR1が通常時のモードで動作する際のSSID(Service Set Identifier)、暗号化キー等の一般的な無線アクセスポイントに関する無線設定情報を記録する。MR情報記憶部171は、動作モード制御部15より参照される。
RT情報記憶部172は、ユーザI/F18と接続する。RT情報記憶部172は、ユーザI/F18によりRT2のSSID等のRT2を識別できる情報を記録する。RT情報記憶部172は、RT監視部13から参照される。
ユーザI/F18は、無線情報記憶部17と接続する。ユーザI/F18は、WebGUI(Graphical User Interface)などの一般的なユーザ設定インターフェースである。
WWANI/F19は、動作モード制御部15と接続する。WWANI/F19は、LTE回線等によりインターネットに接続する為の、一般的なWWAN(Wireless Wide Area Network)インターフェース機能を提供する。
続いて、本開示の第2の実施形態に係るRT2の構成を説明する。図3は、第2の実施形態に係るMR1を含むRT2の構成を示すブロック図である。なお、図3には本実施例に関わる部分のみ記載している。RT2は、MR通信用WLANI/F21、子機通信用WLANI/F22、電波強度取得部23、子機切断制御部24を備える。
MR通信用WLANI/F21は、電波強度取得部23、子機切断制御部24と接続する。MR通信用WLANI/F21は、MR1と通信する為に無線接続を行う、一般的なWLANインターフェース機能を提供する。
子機通信用WLANI/F22は、電波強度取得部23、子機切断制御部24と接続する。子機通信用WLANI/F22は、無線子機端末と通信する為に無線接続を行う、一般的なWLANインターフェース機能を提供する。
電波強度取得部23は、MR通信用WLANI/F21、子機通信用WLANI/F22、子機切断制御部24と接続する。電波強度取得部23は、電波強度取得部14と同様、各無線電波強度を取得する。電波強度取得部23は、子機切断制御部24からの要求を受け、MR通信用WLANI/F21を通じて、RT2とMR間の電波強度を取得する。電波強度取得部23は、子機切断制御部24からの要求を受け、子機通信用WLANI/F22を通じて、RT2と無線子機端末間の電波強度を取得する。
子機切断制御部24は、MR通信用WLANI/F21、子機通信用WLANI/F22、電波強度取得部23と接続する。子機切断制御部24は、子機情報送受信部241、子機情報作成部242、子機情報判定部243を備える。子機切断制御部24は、MR1が現在接続している無線子機端末のMACアドレスをMR1から渡されたことを契機に、子機切断制御部16と同様の子機切断制御処理を行う。
続いて、本開示の第2の実施形態に係る通信システム200の動作の概要について説明する。例として、MR1が中継機として動作する場合、すなわち、MR1の動作モードが中継機モードとなる場合の通信システム200の動作を説明する。図4は、第2の実施形態に係る通信システム200におけるMR1が中継機として動作する場合の動作の概要を示す模式図である。
図4(上図)に示すように、通信システム200において、宅外にはMR1が存在しており、MR1は、無線子機端末のSTA33と接続している。STA33は、MR1をルータとして、インターネットに接続している。また、宅内にはRT2が存在しており、RT2は、STA31とSTA32と接続している。
まず、MR1がRT2の設置された宅内に入ると、MR1は、RT2の無線圏内に入ったことを検出する。そして、MR1は、MR1とRT2との間の電波強度を取得し、動作モードをスリープモード、中継機モード又はルータモードのいずれかにするか判定する。MR1は、その判定結果に基づいて、動作モードを変更する。
例えば、図4(下図)に示すように、MR1は、動作モードを中継機モードに変更する。そうすると、MR1は、中継機としてRT2と接続する。よって、宅外ではMR1とルータとしていたSTA33は、MR1を中継機として、インターネットに接続する。なお、その後もMR1は、RT2との電波強度の強さによって、スリープモード、ルータモードに自動で切り替わる。
続いて、図5、図6を用いて、本開示の第2の実施形態に係るMR1の動作モードを判定する動作について説明する。図5は、第2の実施形態に係るMR1の動作モードを判定する動作を示すフローチャートである。
まず、事前にWebGUI等のユーザインターフェースを用いて、RT情報記憶部172にRT2に接続する為のSSID、暗号化キー等の一般的な無線アクセスポイントに関する無線設定情報を登録しておく。RT2とMR1を無線接続させる設定を行った際に、自動的に無線設定情報が登録されるようにしても良い。また、MR情報記憶部171は、MR1が通常時のモードで動作する際のSSID、暗号化キー等の一般的な無線アクセスポイントに関する無線設定情報を記録している。
初期状態において、MR1は、通常のルータの動作をしている。RT監視部13は、MR1がRT2の無線圏内にいるかどうかを監視している。RT監視部13は、MR1がRT2の無線圏内に入ったことを検知した場合(S101 YES)、MR1がRT2の無線圏内に入ったことを動作モード制御部15に通知する。この際、RT監視部13は、無線圏内に入ったルータ装置がRT2であることを特定する為にRT情報記憶部172を参照する。一方、RT監視部13は、MR1がRT2の無線圏内に入ったことを検知しなかった場合(S101 NO)、MR1は、S101の処理に戻る。
次に、動作モード制御部15は、RT監視部13からの通知を受けると、電波強度取得部14よりMR1とRT2間の電波強度を取得する(S102)。そして、モード判定部151は、取得したMR1とRT2間の電波強度から、MR1の動作モードを判定し、決定する(S103)。
図6は、第2の実施形態に係るMR1における動作モードとMR1とRT2間の電波強度との関係を示す模式図である。図6に示すように、モード判定部151は、MR1とRT2間の電波強度Tが閾値T1より強い場合はスリープモード、電波強度Tが閾値T1と閾値T2の間である場合は中継機モード、電波強度Tが閾値T2よりも弱い場合はルータモードと判定する。MR1とRT2が無線圏外にある場合は、通常モードで動作する。なお、閾値T1、閾値T2はあらかじめ指定されたデフォルトの値でも良いし、WebGUIなどからユーザに設定させた値でも良い。例えば、閾値は、T1=−10dBm,T2=−90dBmのように設定される。
モード判定部151による動作モードの判定結果がスリープモードであった場合(S104 YES)、MR1は、後述するスリープモード判定時の処理(S201)へ進む。一方、モード判定部151による動作モードの判定結果がスリープモードでない場合(S104 NO)、MR1は、S105の処理に進む。
モード判定部151による動作モードの判定結果が中継機モードであった場合(105 YES)、MR1は、後述する中継機モード判定時の処理(S301)へ進む。一方、モード判定部151による動作モードの判定結果が中継機モードでない場合(S105 NO)、MR1は、後述するルータモード判定時の処理(S401)へ進む。
続いて、図7を用いて、本開示の第2の実施形態に係るMR1のスリープモード判定時の動作について説明する。図7は、第2の実施形態に係るMR1のスリープモード判定時の動作を示すフローチャートである。
モード変更部152は、MR1をスリープモードに変更し、スリープ状態にする(S201)。ここで、スリープ状態とは、必要最低限の機能のみを有効にした省電力モードであり、RT監視部13によるRT2の検出、MR1とRT2間の電波強度の取得などの必要な機能以外をオフにした状態である。電波強度が強すぎると、MR1とRT2の距離が近いという事になり、MR1を中継機として動作させる意味が無いため、スリープモードへ変更させる。これにより、MR1の電力を無駄に消費してしまう事を防ぐ事ができる。
この際、MR1は、MR1とRT2間の電波強度の監視のみを行い、MR1の各通信用インターフェースは以下の状態となる。
・WWANインターフェースOFF
・RT通信用WLANインターフェースON
・子機通信用WLANインターフェースOFF
MR1に接続中の子機端末が存在する場合は、子機通信用WLANインターフェースがOFFとなることでMR1と子機端末との無線接続が切断され、子機端末の接続先がRT2へと切り替わる。
その後、RT2との無線圏内判定、S101の電波強度の監視状態へ戻る。これにより、MR1がRT2との無線圏内から外れる、またはMR1とRT2間の電波強度がT1を超え、動作モードが変更されるまでの間、スリープ状態が継続される。
続いて、図7を用いて、本開示の第2の実施形態に係るMR1の中継機モード判定時の動作について説明する。図7は、第2の実施形態に係るMR1の中継機モード判定時の動作を示すフローチャートである。
モード変更部152は、MR1を中継機モードに変更し、MR1は自身をRT2の中継機として動作させる(S301)。MR1は、MR1に接続している無線子機端末を、中継機として動作しているMR1を経由させ、親機であるRT2を介して自宅の固定回線を使用させてインターネットに接続させる。また、MR1は、MR1とRT2間の電波強度監視を継続して行う。
この際、MR1の各通信用インターフェースは以下の状態となる。
・WWANインターフェースOFF
・RT通信用WLANインターフェースON
・子機通信用WLANインターフェースON
また、MR1のSSID等の各種無線設定はRT情報記憶部172に記録されているRT2と同様の設定で動作させる。
次に、動作モード制御部15は、前回の子機接続先切り替え処理時に取得した電波強度と、今回取得した電波強度を比較する。あらかじめ定めた一定量の変動がなければ(S302 NO)、電波強度の監視状態へ戻り、RT2との無線圏内判定を行う(S101)。電波強度に変動がなければ、前回の子機接続先切り替え処理時と現在でMR1とRT2の電波環境は変化していないと考えられる為、子機の接続先切り替え処理は行う必要が無い。一方、あらかじめ定めた一定量以上の変動があれば(S302 YES)、S303以降の子機の接続先切り替え処理を行う。なお、電波強度の変動は、MR1が移動したことによるものと想定される為、MR1が移動、すなわち電波環境が変化したタイミングで、子機の接続先切り替え処理を行うことができる。
続いて、前記子機の接続先切り替え処理について図8、図10、図12、図13を用いて説明する。図10に示すように、RT2がSTA31,STA32が接続しており、MR1がSTA33,STA34,STA35が接続しているとして説明する。図10は、第2の実施形態に係るMRが中継機モードの場合の通信システム200の例を示す模式図である。以下、MR1側の動作に絞って説明するが、MR1、RT2どちらもお互いに同様の処理を行う。
まず、子機情報送受信部161は、現在MR1に接続している全ての無線子機端末のMACアドレスをRT2に渡す。また、子機情報送受信部161は、RT2から現在RT2に接続している全ての無線子機端末のMACアドレスを受け取る。
次に、子機情報作成部162は、子機情報リストを作成する(S303)。具体的には、子機情報作成部162は、RT2から受け取とったMACアドレスに該当する無線子機端末それぞれのMR1との電波強度を電波強度取得部14から取得する。この電波強度は、現在RT2に接続している無線子機端末がMR1に接続した場合の電波強度に相当する。そして、子機情報作成部162は、取得した電波強度とMACアドレスを紐づけた情報である、例えば図12に示すような子機情報リストを作成する。図12は、第2の実施形態に係るMR1及びRT2がそれぞれ作成した子機情報リストの例を示す表である。
子機情報送受信部161は、RT2と子機情報リスト交換する(S304)。具体的には、子機情報送受信部161は、子機情報作成部162が作成した子機情報リストをRT2へ渡す。また、子機情報送受信部161は、RT2からRT2が作成した子機情報リストを受け取る。
次に、子機情報判定部163は、MR1と子機情報リストに記載された無線子機端末との間の電波強度を取得する(S305)。具体的には、子機情報判定部163は、RT2から受け取った子機情報リストに記載されたMACアドレスに該当する無線子機端末それぞれとMR1との間の電波強度を電波強度取得部14から取得する。
次に、子機情報判定部163は、前記で取得したMR1と各無線子機端末間の電波強度(MR−STA)、RT2から受け取った子機情報リストに記載された電波強度(RT−STA)、S302にて取得しているRT2とMR1間の電波強度(RT−MR)を比較し、MR1に接続している無線子機端末それぞれの接続先を判定する。
子機情報判定部163は、各無線子機端末それぞれに対して接続先の判定を次の方法で行う。子機情報判定部163は、RT−STAとRT−MRの電波強度を比較する。RT−STA>RT−MRである場合(S306 YES)、すなわちRT2とMR1間の電波強度が、RT2と該当する無線子機端末間の電波強度よりも弱い場合、子機情報判定部163は、該当する無線子機端末の接続先判定結果を「RT」とする。この判定により、RT2とMR1間の電波強度が弱く、MR1と無線子機端末を接続した場合の通信において、RT2とMR1間の電波強度がボトルネックとなってしまう場合に、接続先の判定結果を「RT」とすることができる。
一方、RT−STA<RT−MRである場合(S306 NO)、子機情報判定部163は、RT−STAとMR−STAの電波強度を比較する。RT−STA>MR−STAである場合(S308 YES)、子機情報判定部163は、接続先判定結果を「RT」とする。また、RT−STA<MR−STAである場合(S308 NO)、子機情報判定部163は、接続先判定結果を「MR」とする。
そして、子機情報判定部163は、MR1に接続している無線子機端末に対して、例えば図13に示すような判定結果を得る。図13は、第2の実施形態に係る子機情報判定部の中継機モード時の接続先判定結果の例を示す表である。図13に示すように、STA33(MACアドレスCC:CC:CC:CC:CC:CC)は、RT−STA<RT−MRであるが、RT−STA>MR−STAであるため、接続先判定の結果は「RT」となる。STA34(MACアドレスDD:DD:DD:DD:DD:DD)は、RT−STA<RT−MRであり、RT−STA<MR−STAであるため、接続先判定結果は、「MR」となる。STA35(MACアドレスEE:EE:EE:EE:EE:EE)は、RT−STA>RT−MRであるため、接続先判定結果は、「RT」となる。なお、格子状のハッチングは、現在の接続先と接続先判定が異なるものを示す。
したがって、各無線子機端末の接続先が決定される。子機情報判定部163の接続先判定結果が「RT」である(S306 YES,S308 YES)無線子機端末が存在した場合、子機切断制御部16は、該当する無線子機端末とMR1との無線接続を切断する(S307)。そして、次回の接続先判定処理が実施されるまでの間、該当する無線子機端末からMR1への接続要求を拒否する。
図13の例では、STA33(MACアドレスCC:CC:CC:CC:CC:CC)はMR1でなくRT2に接続した方が良いと判定されている為、MR1はSTA33との無線接続を切断する。これにより、MR1から切断されたSTA33は、より電波強度の強いRT2へと接続しに行くことになり、最適な接続先への接続切り替えが実現できる。
続いて、子機の接続先切り替え処理におけるRT2の動作についても説明する。前述したようにRT2側もMR1と同様の処理を行う為、詳細な説明は省いて説明する。RT2は、現在MR1に接続している全ての無線子機端末のMACアドレスをMR1から渡されたことを契機に、子機の接続先切り替え処理を実施する。
子機切断制御部24は、MR通信用WLANI/F21を通して、現在MR1に接続している全ての無線子機端末のMACアドレスをMR1から受け取る。子機切断制御部24は、MR1から受け取とったMACアドレスに該当する無線子機端末それぞれに対して、RT2との電波強度を取得する。子機情報作成部242は、子機情報リストを作成する。
子機情報送受信部241は、MR1と子機情報リストを交換する。子機情報判定部243は、交換した子機情報リストに記載された電波強度と電波強度取得部23より取得した各無線子機端末とRT2間の電波強度を基に、RT2に接続している無線子機端末それぞれの接続先を判定する。
その判定方法についてもMR1側の説明に記載した判定方法と同様である。接続先が決定され、判定結果が「MR」である無線子機端末が存在した場合、RT2は、該当する無線子機端末とRT2との無線接続を切断する。これにより、RT2から切断された無線子機端末は、より電波強度の強いMR1へと接続しに行くことになり、最適な接続先への接続切り替えが実現できる。
そして、子機の接続先切り替え処理が終了すると、MR1は、電波強度の監視状態へ戻り、RT2との無線圏内判定を行う(S101)。
続いて、図9を用いて、本開示の第2の実施形態に係るMR1のルータモード判定時の動作について説明する。図9は、第2の実施形態に係るMR1のルータモード判定時の動作を示すフローチャートである。
モード変更部152は、MR1をルータモードに変更し、MR1は自身をRT2のルータとして動作させる(S301)。具体的には、MR1は、MR1に接続している無線子機端末を、MR1を介してLTE回線等を使用させてインターネットに接続させる。ここで、RT監視部13は、MR1とRT2間の電波強度監視は継続して行う。
この際、MR1の各通信用インターフェースは以下の状態となる。
・WWANインターフェースON
・RT通信用WLANインターフェースON
・子機通信用WLANインターフェースON
また、MR1のSSID等の各種無線設定はRT情報記憶部172に記録されているRT2と同様の設定で動作させる。
次に、動作モード制御部15は、前回の子機接続先切り替え処理時に取得した電波強度と、今回取得した電波強度を比較する。あらかじめ定めた一定量の変動がある場合(S402 NO)、MR1は、RT2との無線圏内判定、電波強度の監視状態へ戻る。一方、あらかじめ定めた一定量以上の変動がある場合(S402 YES)、S403以降の子機の接続先切り替え処理を行う。
続いて、ルータモード時の子機の接続先切り替え処理を説明する。この切り替え処理において、MR1は、RT2とMR1間の電波強度(RT−MR)を用いた判定を行わない事以外、中継機モード時の子機の接続先切り替え処理と同様の処理を行う。
まず、子機情報送受信部161は、現在MR1に接続している全ての無線子機端末のMACアドレスをRT2に渡す。子機情報送受信部161は、RT2から現在RT2に接続している全ての無線子機端末のMACアドレスを受け取る。
子機情報作成部162は、子機情報リストを作成する(S403)。具体的には、子機情報作成部162は、RT2から受け取とったMACアドレスに該当する無線子機端末それぞれに対して、MR1との電波強度を取得する。子機情報作成部162は、取得した電波強度とMACアドレスを紐づけた情報である子機情報リストを作成する。
子機情報送受信部161は、RT2と子機情報リスト交換する(S404)。具体的には、子機情報送受信部161は、子機情報作成部162が作成した子機情報リストをRT2へ渡す。また、子機情報送受信部161は、RT2からRT2が作成した子機情報リストを受け取る。
次に、子機情報判定部163は、MR1と子機情報リストに記載された無線子機端末との間の電波強度を取得する(S405)。具体的には、子機情報判定部163は、RT2から受け取った子機情報リストに記載されたMACアドレスに該当する無線子機端末それぞれとMR1との間の電波強度を電波強度取得部14から取得する。
子機情報判定部163は、前記で取得したMR1と各無線子機端末間の電波強度(MR−STA)、RT2から受け取った子機情報リストに記載された電波強度(RT−STA)を比較し、MR1に接続している無線子機端末それぞれの接続先を判定する。
子機情報判定部163は、各無線子機端末それぞれに対して接続先の判定を次の方法で行う。子機情報判定部163は、RT−STAとMR−STAの電波強度を比較する。RT−STA>MR−STAである場合(S406 YES)、子機情報判定部163は、接続先判定結果を「RT」とする。RT−STA<MR−STAである場合(S406 NO)、子機情報判定部163は、接続先判定結果を「MR」とする。
そして、子機情報判定部163は、MR1に接続している無線子機端末に対して、例えば図14に示すような判定結果を得る。図14は、第2の実施形態に係る子機情報判定部のルータモード時の接続先判定結果の例を示す表である。図14に示すように、STA33(MACアドレスCC:CC:CC:CC:CC:CC)は、RT−STA>MR−STAであるため、接続先判定の結果は「RT」となる。STA34(MACアドレスDD:DD:DD:DD:DD:DD)は、RT−STA<MR−STAであるため、接続先判定の結果は「MR」となる。STA35(MACアドレスEE:EE:EE:EE:EE:EE)は、RT−STA<MR−STAであるため、接続先判定の結果は「MR」となる。なお、格子状のハッチングは、現在の接続先と接続先判定が異なるものを示す。
したがって、各無線子機端末の接続先が決定される。接続先判定結果が「RT」である(S406 YES)無線子機端末が存在した場合、子機切断制御部16は、該当する無線子機端末とMR1との無線接続を切断する(S407)。これにより、MR1から切断された無線子機端末は、より電波強度の強いRT2へと接続しに行くことになり、最適な接続先への接続切り替えが実現できる。
また、中継機モード時同様、RT2側でも同様の処理を行う。RT2に接続している無線子機端末の接続先判定結果が「MR」となった場合、RT2は該当無線子機端末との無線接続を切断する。そして、子機の接続先切り替え処理が終了すると、MR1は、電波強度の監視状態へ戻り、RT2との無線圏内判定を行う(S101)。
なお、各種動作モードごとの処理が終了すると、電波強度の監視が行われる。この監視動作は一定期間ごと(例えば5分ごとなど)に実施される。MR1がRT2の無線圏内から出た場合は、MR1の動作モードを通常のモバイルルータとして動作させる通常モードに変更し、再びMR1がRT2の無線圏内にいるかどうかを監視する状態に戻る。MR1は、通常モードにおいてMR1に接続している無線子機端末を、MR1を介してLTE回線等を使用させてインターネットに接続させる。MR1は、RT2の無線圏内にいるかどうかの監視は継続して行う。
この際、MR1の各通信用インターフェースは以下の状態となる。
・WWANインターフェースON
・RT通信用WLANインターフェースON
・子機通信用WLANインターフェースON
また、MR1のSSID等の各種無線設定はMR情報記憶部171に記録されている設定で動作させる。
よって、MR1がRT2の無線圏内に入ると、MR1とRT2間の電波強度に従ってMR1を適した動作モードに切り替えることが可能になる。また、MR1の移動、すなわち電波環境の変化を検知したタイミングで、接続中の各無線子機端末を最適な接続先へと接続させることが可能になる。
したがって、第2の実施形態に係るMR1では、MR1がRT2の無線圏内に入った事を検出すると、自動的にMR1をRT2の中継機として動作するモードに変更することで、ユーザが操作すること無く、通信データ量に制限の無い宅内の固定回線を利用した通信を行うことができる。
また、第2の実施形態に係るMR1では、宅内で使用することの無かったMR1を用いて中継機としての効果を得る事ができる。
また、第2の実施形態に係るMR1では、動作モードを複数設けることで、RT2とMR1の電波強度、すなわちRT2のとの位置関係から判断した最適なモードにMR1を変更させることができる。これにより、RT2とMR1の距離が近いといった場合には、MR1をスリープ状態にする事で無駄な電力消費を抑えることができる。
また、第2の実施形態に係るMR1では、RT2とMR1との間の電波強度を監視する。そして、電波強度の変動、すなわちMR1の移動を検知した事を契機に、RT2とMR1との間の電波強度、無線子機端末とMR1との間の電波強度及び無線子機端末とRT2との間の電波強度に基づいて、接続中の各無線子機端末を適した接続先へと切り替えることができる。よって、ユーザの操作無しで、無線子機端末をその時点の電波環境に適した接続先へと変更させることができる。
(第3の実施形態)
続いて、本開示の第3の実施形態に係るMR1を含む通信システム300の構成及び動作について説明する。第3の実施形態に係る通信システム300の基本的な構成は、第3の実施形態に係る通信システム200の構成と同様である。ただし、第3の実施形態に係るMR1は、第2の実施形態に係るMR1と比較して、異なる子機の接続先切り替え処理を行う。
第2の実施形態では子機の接続先切り替え処理において、MR1に接続している子機端末の接続先をRT2に切り替えさせる判定となった場合、MR1は、該当子機端末との無線接続を切断することにより、子機端末の接続先を切り替える。一方、第3の実施形態に係るMR1は、IEEE802.11vに定められたBSS移行管理(BSS Transition Management)を使用して、接続先の切り替えを子機端末に促す。
続いて、図11を用いて、第3の実施形態に係るMR1の中継機モードにおける動作を例として説明する。図11は、第3の実施形態に係るMR1の中継機モードにおける動作を示すフローチャートである。なお、子機の接続先切り替え処理以外については第2の実施形態で説明した通りであるため省略する。
第3施形態に係るMR1の動作モード制御部15は、MR1とRT2間の電波強度の変動がある場合(S302 YES)、自身に接続している子機端末それぞれに対して接続先を判定する。MR1は、図11に示すように、接続先判定結果が「RT」となった子機端末に対して接続先切り替え処理を行う。図11は、第3の実施形態に係るMR1の接続先切り替え処理の動作を示すフローチャートである。
まず、MR1は、該当無線子機端末がIEEE802.11vに対応しているか確認する。無線子機端末がIEEE802.11vに対応しているかどうかは、無線子機端末がMR1に無線接続する際に送信するAssociation Requestフレームから判断する事が可能である。
無線子機端末がIEEE802.11vに対応している場合(S501 YES)、BTM(BSS Transition Management)Requestフレームを該当する無線子機端末へ送信する(S502)。BTM RequestフレームのBSS Transition Candidate List Entriesフィールドは、接続先としてRT2のBSSIDが指定されている。これにより子機端末の接続先切り替えが促され、無線子機端末は受信したBTM Requestフレームに従い、接続先をRT2へと切り替える。
一方、無線子機端末がIEEE802.11vに対応していない場合(S501 NO)、第2の実施形態と同様に、第3の実施形態に係る子機切断制御部16は、は該当する無線子機端末との無線接続を切断する(S503)。
RT2側もMR1と同様に、MR1への接続先の切り替えの対象となった無線子機端末に対してBTM Requestフレームを送信する事で、無線子機端末の接続先をMR1へと切り替えさせる。
ここまで中継機モード時の場合について説明したが、ルータモードの場合においても、同様の処理が行われる。また、スリープモード判定となった場合、MR1をスリープ状態へと変更する前に、MR1に接続している全ての子機端末に対してBTM Requestフレームを送信する事で、子機端末の接続先をRT2に切り替えさせる。
このようにすることで、子機端末の無線通信の切断を生じさせないようにして、子機の接続先を切り替えさせることができる。また、スリープモードに移行する際にも、子機端末の通信切断を防ぐ事ができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。各装置の機能(処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態における方法を行うためのプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random Access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 MR
2 RT
11 RT通信用WLANI/F
12 子機通信用WLANI/F
13 RT監視部
14 電波強度取得部
15 動作モード制御部
16 子機切断制御部
17 無線情報記憶部
18 ユーザI/F
19 WWANI/F
21 MR通信用WLANI/F
22 子機通信用WLANI/F
23 電波強度取得部
24 子機切断制御部
31−35 STA
101 MR
102 電波強度取得部
103 動作モード制御部
151 モード判定部
152 モード変更部
161 子機情報送受信部
162 子機情報作成部
163 子機情報判定部
171 MR情報記憶部
172 RT情報記憶部
200 通信システム
241 子機情報送受信部
242 子機情報作成部
243 子機情報判定部
300 通信システム

Claims (9)

  1. 親機ルータとの間の第1の電波強度を取得する電波強度取得部と、
    前記第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作し、前記第1の電波強度が前記第1の閾値以上かつ前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、前記子機と前記親機ルータとに無線接続して前記子機と前記親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作し、前記第1の電波強度が前記第2の閾値以上の場合、前記子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行う動作モード制御部と、を備える
    モバイルルータ。
  2. 前記第1の電波強度が所定の値変動したことを検知すると、前記親機ルータと前記子機との間の第2の電波強度と、自機と前記子機との間の第3の電波強度と、を取得し、前記第1の電波強度と前記第2の電波強度と前記第3の電波強度に基づいて、前記子機の接続先を変更する子機切断制御部をさらに備える
    前記請求項1に記載のモバイルルータ。
  3. 前記子機切断制御部は、前記中継機モードに設定されている場合、前記第1の電波強度が所定の値変動したことを検知すると、前記第2の電波強度が前記第1の電波強度よりも高い場合、前記子機の接続先を前記親機ルータに変更し、前記第2の電波強度が前記第1の電波強度よりも低い場合、前記第2の電波強度が前記第3の電波強度より高ければ、前記子機の接続先を前記親機ルータに変更し、前記第2の電波強度が前記第3の電波強度より低ければ、前記子機との無線接続を継続する
    前記請求項2に記載のモバイルルータ。
  4. 前記子機切断制御部は、前記ルータモードに設定されている場合、前記第1の電波強度が所定の値変動したことを検知すると、前記子機切断制御部は、前記第2の電波強度が前記第3の電波強度よりも高い場合、前記子機の接続先を前記親機ルータに変更し、前記第2の電波強度が前記第3の電波強度よりも低い場合、前記子機との無線接続を継続する
    前記請求項2又は3に記載のモバイルルータ。
  5. 前記子機切断制御部は、前記子機との無線接続を切断することによって、前記子機の接続先を前記親機ルータに変更する
    前記請求項2乃至4のいずれか一項に記載のモバイルルータ。
  6. 前記子機切断制御部は、前記子機がIEEE802.11vに対応している場合、BTM Requestフレームを前記子機に送信することで、前記子機の接続先を前記親機ルータに変更する
    前記請求項2乃至4のいずれか一項に記載のモバイルルータ。
  7. 自機が前記親機ルータの無線圏内に存在するか否かを検知する監視部をさらに備え、
    前記電波強度取得部は、前記監視部が前記無線圏内に存在することを検知すると、前記第1の電波強度を取得する
    前記請求項1乃至6のいずれか一項に記載のモバイルルータ。
  8. 親機ルータとの間の第1の電波強度を取得するステップと、
    前記第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作し、前記第1の電波強度が前記第1の閾値以上かつ前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、前記子機と前記親機ルータとに無線接続して前記子機と前記親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作し、前記第1の電波強度が前記第2の閾値以上の場合、前記子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行うステップと、を備える
    モバイルルータ制御方法。
  9. 親機ルータとの間の第1の電波強度を取得するステップと、
    前記第1の電波強度が第1の閾値以下の場合、子機と無線接続して広域無線通信網との間の通信を中継するルータモードで動作し、前記第1の電波強度が前記第1の閾値以上かつ前記第1の閾値より大きい第2の閾値以下の場合、前記子機と前記親機ルータとに無線接続して前記子機と前記親機ルータとの間の通信を中継する中継機モードで動作し、前記第1の電波強度が前記第2の閾値以上の場合、前記子機と通信しないスリープモードで動作するための制御を行うステップと、を
    コンピュータに実行させるモバイルルータ制御プログラム。
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