JP2021173714A - 材料測定装置および材料測定方法および電極製造装置および電極の製造方法 - Google Patents
材料測定装置および材料測定方法および電極製造装置および電極の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021173714A JP2021173714A JP2020079897A JP2020079897A JP2021173714A JP 2021173714 A JP2021173714 A JP 2021173714A JP 2020079897 A JP2020079897 A JP 2020079897A JP 2020079897 A JP2020079897 A JP 2020079897A JP 2021173714 A JP2021173714 A JP 2021173714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wavelength
- absorbance
- content
- light
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
Description
1.測定対象物
図1は、第1の実施形態における測定対象物M10の構造を模式的に示す図である。測定対象物M10は、基材M11と、混合材料M12と、を有する。基材M11は、混合材料M12を支持するためのものである。混合材料M12は、第1材料M12aと第2材料M12bとを有する。
図2は、第1の実施形態の材料測定装置100の概略構成図である。材料測定装置100は、複数の材料が混合している混合材料M12における透光性材料の存在量を測定することができる。材料測定装置100は、発光部110と、受光部120と、制御部140と、を有する。
図3は、第1の実施形態の材料測定装置100の制御系を示すブロック図である。図3に示すように、制御部140は、材料情報取得部141と、受光光情報取得部142と、光強度取得部143と、吸光度差算出部144と、含有量算出部145と、検量線記憶部146と、材料情報記憶部147と、を有する。
4−1.ランベルト・ベールの法則
ランベルト・ベールの法則を用いる。ランベルト・ベールの法則は、次の式(1)で表される。
I=I0 exp(−εlc) ………(1)
I :透過光の強度
I0 :入射光の強度
ε :モル吸収係数(m2 /mol)
l :光路長(m)
c :光が透過する物質の濃度(mol/m3 )
式(1)の常用対数をとることにより、次の式(2)が得られる。
A=−log(I/I0 )=εlc ………(2)
A :吸光度
式(2)に散乱項Asを追加し、2つの波長λ1、λ2を代入すると次の式(3)、(4)が得られる。
A(λ1)=−log(I(λ1)/I0 )=ε(λ1)lc+As(λ1)
………(3)
A(λ2)=−log(I(λ2)/I0 )=ε(λ2)lc+As(λ2)
………(4)
ΔA=A(λ1)−A(λ2)
=−log(I(λ1)/I(λ2))
=(ε(λ1)−ε(λ2))lc ………(5)
ΔA:吸光度差
光路長lは未知であるため、その代わりに検量線を用いる。つまり、式(5)と検量線とを用いて、混合材料M12における第1材料M12aの濃度を算出する。そのためにまず、2つの波長λ1、λ2を選定する。そして、予め準備したサンプルの吸光度差ΔA=−log(I(λ1)/I(λ2))を測定する。ここで、吸光度差ΔA=−log(I(λ1)/I(λ2))は入射光の強度I0 を含んでいない。このため、入射光の強度I0 は未知のままであってよい。また、検量線の説明変数が吸光度差ΔAであるため、第1波長λ1の吸光度A1(λ1)および第2波長λ2の吸光度A2(λ2)は未知のままであってよい。
4−4−1.NMP
図5は、NMPの吸光度を示すグラフである。図5の横軸は光の波長である。図5の縦軸は吸光度である。ここで、NMPとは、N−メチル−2−ピロリドンである。この吸光度のグラフは、物質固有である。つまり、同種の材料について吸光度を測定すると、同様のグラフが得られる。
図6は、水の吸光度を示すグラフである。図6の横軸は光の波長である。図6の縦軸は吸光度である。水では、1450nm近傍と1900nm近傍とにピークが存在する。そのため、例えば、波長λ1として1450nmを選択し、波長λ2として1350nmを選択することができる。
上記のように、測定対象である第1材料M12aの吸光スペクトルに応じて、波長を自由に選択することができる。ただし、2つの波長のうちの第1の波長は、吸光度がゼロでない波長を選択する必要がある。2つの波長のうちの第2の波長は、吸光度がゼロに近いことが好ましい。例えば、第1の波長はピーク近傍の波長であり、第2の波長はピーク近傍以外の波長であるとよい。
5−1.S101
図7は、第1の実施形態の材料測定装置100の制御部140が実行する処理を説明するフローチャートである。まず、材料情報取得部141が混合材料M12の情報を取得する(S101)。これにより、材料情報取得部141は、混合材料M12が含む材料の情報を得る。つまり、材料情報取得部141は、混合材料M12が第1材料M12aと第2材料M12bとを含有しているという情報を得る。
次に、発光部110が第1材料M12aと第2材料M12bとを含有する混合材料M12に第1材料M12aが吸収する波長を含む光を照射し、受光部120が混合材料M12からの光を受光する。そして、受光光情報取得部142が受光部120により受光された光の情報を取得する(S102)。この光の情報には、波長ごとの光強度の情報が含まれている。
次に、光強度取得部143は光強度を取得する。具体的には、光強度取得部143は、材料情報取得部141により取得された材料の情報から、混合材料M12が第1材料M12aと第2材料M12bとを含有するという情報を得る。そして、光強度取得部143は第1波長λ1と第2波長λ2とを選択する。その際に、材料情報記憶部147に記憶されている情報を参照してもよい。そして、光強度取得部143は、受光部120により受光された光のうちの第1波長λ1の光強度I(λ1)と第2波長λ2の光強度I(λ2)とを取得する(S103)。
次に、吸光度差算出部144は、吸光度差ΔAを算出する(S104)。吸光度差算出部144は、光強度取得部143により取得された第1波長λ1の光強度I(λ1)と第2波長λ2の光強度I(λ2)とから第1波長λ1の吸光度A1と第2波長λ2の吸光度A2との差である吸光度差ΔAを算出する。
次に、含有量算出部145は、第1材料M12aの含有量を算出する(S105)。含有量算出部145は、混合材料M12における第1材料M12aの含有量と吸光度差ΔAとの間の関係を示す検量線と、吸光度差ΔAと、から第1材料の含有量を算出する。
材料測定装置100は、粉体等の粒子状の第2材料M12bの周りに第1材料M12aが存在する場合に、第1材料M12aの存在量を測定することができる。材料測定装置100は、混合材料M12における第1材料M12aの存在量を非接触で測定することができる。
7−1.測定対象物
図8は、第1の実施形態の変形例における測定対象物M20の構造を模式的に示す図である。図8に示すように、測定対象物M20は、基材M21と、混合材料M22と、を有する。基材M21は、混合材料M22を支持するためのものである。混合材料M22は、第1材料M22aと第2材料M22bとを有する。第1材料M22aは透光性粒子である。第2材料M22bは非透光性粒子である。このように、第1材料M22aが固体粒子であっても、第1材料M22aの含有量を測定することができる。
図9は、第1の実施形態の変形例における材料測定装置200の概略構成図である。材料測定装置200は、発光部210と、受光部220と、制御部140と、を有する。発光部210は、例えば、ハロゲンランプである。受光部220は、例えば、ハイパースペクトルカメラである。ハイパースペクトルカメラは、光を波長ごとに分光して撮影することができる。材料測定装置200は、材料測定装置100と同様に第1材料M12aの含有量を測定することができる。測定対象物M10として種々の材料を測定するためには、発光部110は幅広い波長の光を照射可能であり、受光部120は幅広い波長の光を受光可能であるとよい。また、受光部120は幅広い波長の光を分解可能であるとよい。
検量線記憶部146は、多数の材料に対する検量線を記憶していることが好ましい。より多くの材料を測定することができるからである。検量線記憶部146は、混合材料M12における第1材料M12aおよび第2材料M12bの複数の組み合わせに対する検量線を記憶しているとよい。
材料測定装置100は、第1材料M12aの含有率を測定することができる。そのためには、含有量算出部145は、材料情報取得部141または材料情報記憶部147から材料の情報を取得すればよい。含有量算出部145は、混合材料M12の材料の質量比等から第1材料M12aの含有率を算出することができる。検量線記憶部146は、目的変数を第1材料M12aの含有率とし、説明変数を吸光度差ΔAとする回帰分析により決定された検量線を記憶しているとよい。検量線記憶部146は、目的変数を第1材料M12aの含有量または含有率とし、説明変数を吸光度差ΔAとする回帰分析により決定された検量線を記憶している。含有量算出部145は、吸光度差算出部144により算出された吸光度差ΔAと検量線記憶部146により記憶された検量線とから第1材料の含有量または含有率を算出することができる。
検量線は、回帰分析以外のその他の方法により導出してもよい。検量線を導出するために、機械学習済みのモデルを用いてもよい。
材料測定装置100は、基材が存在しない混合材料M12を測定することができる。このため、基材M11は必ずしも必要ではない。
上記の変形例を自由に組み合わせてよい。
第2の実施形態について説明する。
図10は、第2の実施形態の材料測定装置300の概略構成図である。材料測定装置300は、発光部110と、受光部120と、膜厚測定部330と、ロールR1、R2と、制御部340と、を有する。材料測定装置300は、測定対象物M30を測定する。測定対象物M30は、基材M31と混合材料M12とを有する。
図11は、第2の実施形態の材料測定装置300の制御系を示すブロック図である。制御部340は、材料情報取得部141と、受光光情報取得部142と、光強度取得部143と、吸光度差算出部144と、含有量算出部345と、検量線記憶部346と、材料情報記憶部147と、膜厚取得部348と、を有する。
図12は、第2の実施形態の材料測定装置300の制御部340が実行する処理を説明するフローチャートである。図12に示すように、各ステップはS201、S102、S103、S104、S205の順に実行される。第1の実施形態と異なる点について説明する。
S201では、材料情報取得部141が混合材料M12の情報を取得するとともに、膜厚取得部348が膜厚測定部330により測定された混合材料M12の膜厚を取得する(S201)。
S205では、含有量算出部345は、吸光度差算出部144により算出された吸光度差ΔAと、膜厚測定部330により測定された混合材料M12の膜厚と、検量線記憶部346により記憶された検量線と、から第1材料M12aの含有量または含有率を算出する(S205)。
第2の実施形態の材料測定装置300は、吸光度差算出部144により算出された吸光度差ΔAと、膜厚測定部330により測定された混合材料M12の膜厚と、検量線記憶部346により記憶された検量線と、を用いて第1材料M12aの含有量または含有率を測定する。検量線は、目的変数を第1材料M12aの含有量または含有率とし、説明変数を吸光度差ΔAおよび混合材料M12の膜厚とする回帰分析により決定されている。このため、第2の実施形態の材料測定装置300の測定精度は、第1の実施形態の材料測定装置100の測定精度よりも高い。
第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、電極製造装置が電極の残留溶媒を測定する。つまり、第3の実施形態では、測定対象物は、電極の残留溶媒である。
1−1.電極の構造
電極は、正極板と負極板とがセパレータを介して交互に配置されている。
正極板PEは、集電体P1に正極活物質等を溶媒に分散させたスラリーを塗工し、乾燥させることにより製造される。負極板NEは、集電体N1に負極活物質等を溶媒に分散させたスラリーを塗工し、乾燥させることにより製造される。しかしながら、乾燥条件および乾燥時の環境によっては正極板PEの塗工層P2および負極板NEの塗工層N2に微量の溶媒が残留するおそれがある。
図14は、第3の実施形態の電極製造装置1000の概略構成図である。電極製造装置1000は、集電体P1に塗工層P2を塗工して乾燥させる塗工乾燥装置である。電極製造装置1000は、塗工部1100と、乾燥炉1200と、材料測定装置300と、を有する。材料測定装置300は、第2の実施形態と同様の構成である。
塗工部1100の塗工用ダイ1110は、バックアップロール1120に支持されつつ搬送される集電体P1の第1面P1aに塗工液を塗工する。乾燥炉1200の送風部1210は、集電体P1の上の塗工層P2を乾燥させる。
第3の実施形態の電極製造装置1000は、正極板PEおよび負極板NEを製造することができるとともに塗工層P2および塗工層N2の内部の残留溶媒の含有量または含有率を測定することができる。電極製造装置1000は、正極板PEおよび負極板NEの残留溶媒を非破壊・非接触で測定することができる。
5−1.残留溶媒の含有量または含有率の最大値
電極製造装置1000は、正極板PEおよび負極板NEの位置とその位置での残留溶媒の含有量または含有率との情報を有する。このため、残留溶媒の存在量の最大値を正極板PEおよび負極板NEの良否判定に用いることができる。この場合には、残留溶媒の含有量または含有率の最大値が予め定めた閾値以上である場合には、その正極板PEまたは負極板NEを不良品であると判断し、残留溶媒の含有量または含有率の最大値が予め定めた閾値未満である場合には、その正極板PEまたは負極板NEを良品であると判断する。
残留溶媒の含有量または含有率の最大値が予め定めた閾値以上である場合に、その正極板PEまたは負極板NEを再度乾燥させてもよい。
電極製造装置1000は、箔状の正極板PEの位置と残留溶媒の存在量との関係性の情報を取得することができる。そのため、正極板PEおよび負極板NEについて残留溶媒が多い部分を部分的に切除してもよい。
乾燥炉1200の内部の露点または炉内温度、送風部1210が噴き出す熱風の温度等、乾燥炉1200の各種の設定を変更してもよい。つまり、材料測定装置300による測定結果を乾燥炉1200の各種の設定にフィードバックするのである。これにより、例えば、電極製造装置1000により製造される正極板PEおよび負極板NEの品質が、気候等の影響を受けにくくすることができる。
塗工部は、バックアップロール1120上の集電体P1に塗工する方式でなくともよい。また、乾燥炉は、集電体P1上の塗工液に熱風を吹き付ける方式でなくてもよい。塗工部および乾燥炉については、第3の実施形態以外のものを用いてもよい。
正極板および負極板は、両面塗工でなく片面塗工であってもよい。片面塗工の電極に対して、材料測定装置300は、同様に残留溶媒を測定することができる。塗工部は、第1面P1aと第2面P1bとを備える集電体P1の少なくとも一方に塗工層を塗工する。
膜厚測定部330は必ずしも必要ではない。もちろん、塗工層P2の膜厚を考慮することにより、材料測定装置300の測定精度は向上する。
上記の変形例を自由に組み合わせてよい。
第1の実施形態から第3の実施形態までについて変形例を含めて自由に組み合わせてよい。
1.試験片の製作
正極板を製作した。集電体として厚さ5mmのアルミニウム板を用いた。アルミニウム板が十分に厚いため、実験においてたわみや傾き等の影響は極力排除される。スラリーは、正極の塗工層となる材料である。スラリーは、正極活物質と導電助剤と結着剤と溶媒とを含む。正極活物質として、ニッケル−マンガン−コバルト酸リチウム(LiNiMnCoO2 )を用いた。導電助剤としてアセチレンブラックを用いた。結着剤(バインダ)として、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)を用いた。溶媒としてNMPを用いた。正極スラリーの固形分濃度は53.5wt%であった。
発光部としてハロゲンランプを用い、受光部としてハイパースペクトルカメラを用いた。また、膜厚測定部として変位センサを用いた。試験片を載置するステージは、受光部が試験片からの光を受光可能な位置と、膜厚測定部が試験片の膜厚を測定可能な位置と、の間で移動可能なようにした。試験片は、ハロゲンランプにより光を照射されるとともに、熱を与えられて乾燥される。そのため、試験片はハロゲンランプの近くに一定時間毎に配置されることとなる。
図15は、試験片における膜厚および溶媒量の経時変化を示すグラフである。図15の横軸は時間である。図15の縦軸は膜厚または溶媒量である。図15の破線は試験片の膜厚を示している。図15の点線は溶媒量を示している。図15に示すように、溶媒が揮発することにより試験片の膜厚は薄くなり、所定の膜厚で一定値をとる。この実験では、試験片の膜厚が70μm程度で一定になった。一方、溶媒量は膜厚の減少が停止した後にも減少し続けた。この実験では、溶媒量が約18wt%以下の場合に、試験片の膜厚がほぼ一定となった。
図16は、試験片における溶媒量と吸光度差との間の関係を示すグラフである。図16の横軸は溶媒量である。図16の縦軸は吸光度差である。図16においては、1713nmの波長と1823nmの波長とを2つの波長として採用し、吸光度差を測定した。また、吸光度差と乾燥後期における溶媒量との間の関係について単回帰分析した。説明変数が吸光度差であり、目的変数が溶媒量である。図16に示すように、非常に精度の高い検量線が得られたと考えられる。なお、図16では、試験片の膜厚は考慮されていない。
図17は、試験片における膜厚を考慮した溶媒量と吸光度差との間の関係を示すグラフである。図17の横軸は溶媒量である。図17の縦軸は吸光度差である。
このように、吸光度差と検量線とを用いることにより、透光性材料と非透光性粒子とを含む混合材料中の透光性材料の存在率を精度よく測定することができる。また、吸光度差および検量線に混合材料の膜厚を考慮することにより、測定精度は向上する。
第1の態様における材料測定装置は、混合材料に光を照射する発光部と、混合材料からの光を受光する受光部と、制御部と、を有する。混合材料は、第1材料と第2材料とを含有する。第1材料は、吸光度のピークを有する透光性材料である。第2材料は、非透光性粒子を有する。第1材料は、第2材料の非透光性粒子の周囲に存在する。発光部は、第1材料が吸収する波長を含む光を照射する。制御部は、受光部により受光された光のうちの第1波長の光強度と第2波長の光強度とを取得する光強度取得部と、光強度取得部により取得された第1波長の光強度と第2波長の光強度とから第1波長の吸光度と第2波長の吸光度との差である吸光度差を算出する吸光度差算出部と、混合材料における第1材料の含有量または含有率と吸光度差との間の関係を示す検量線を記憶する検量線記憶部と、吸光度差算出部により算出された吸光度差と検量線記憶部により記憶された検量線とから第1材料の含有量または含有率を算出する含有量算出部と、を有する。
110…発光部
120…受光部
140…制御部
M10…測定対象物
M11…基材
M12…混合材料
M12a…第1材料
M12b…第2材料
Claims (10)
- 混合材料に光を照射する発光部と、
前記混合材料からの光を受光する受光部と、
制御部と、
を有し、
前記混合材料は、
第1材料と第2材料とを含有し、
前記第1材料は、
吸光度のピークを有する透光性材料であり、
前記第2材料は、
非透光性粒子を有し、
前記第1材料は、
前記第2材料の前記非透光性粒子の周囲に存在し、
前記発光部は、
前記第1材料が吸収する波長を含む光を照射し、
前記制御部は、
前記受光部により受光された光のうちの第1波長の光強度と第2波長の光強度とを取得する光強度取得部と、
前記光強度取得部により取得された前記第1波長の光強度と前記第2波長の光強度とから前記第1波長の吸光度と前記第2波長の吸光度との差である吸光度差を算出する吸光度差算出部と、
前記混合材料における前記第1材料の含有量または含有率と前記吸光度差との間の関係を示す検量線を記憶する検量線記憶部と、
前記吸光度差算出部により算出された前記吸光度差と前記検量線記憶部により記憶された前記検量線とから前記第1材料の含有量または含有率を算出する含有量算出部と、
を含む材料測定装置。 - 請求項1に記載の材料測定装置において、
前記混合材料の膜厚を測定する膜厚測定部を有し、
前記含有量算出部は、
前記吸光度差算出部により算出された前記吸光度差と、前記膜厚測定部により測定された前記混合材料の前記膜厚と、前記検量線記憶部により記憶された前記検量線と、から前記第1材料の含有量または含有率を算出すること
を含む材料測定装置。 - 請求項1または請求項2に記載の材料測定装置において、
前記検量線記憶部は、
前記混合材料における前記第1材料および前記第2材料の複数の組み合わせに対する前記検量線を有すること
を含む材料測定装置。 - 第1面と第2面とを備える集電体の少なくとも一方に塗工層を塗工する塗工部と、
前記塗工層を乾燥させる乾燥部と、
前記塗工層に光を照射する発光部と、
前記塗工層からの光を受光する受光部と、
制御部と、
を有し、
前記塗工層は、
溶媒と活物質とを含有し、
前記溶媒は、
吸光度のピークを有する透光性材料であり、
前記活物質は、
非透光性粒子であり、
前記溶媒は、
前記非透光性粒子の周囲に存在し、
前記発光部は、
前記溶媒が吸収する波長を含む光を照射し、
前記制御部は、
前記受光部により受光された光のうちの第1波長の光強度と第2波長の光強度とを取得する光強度取得部と、
前記光強度取得部により取得された前記第1波長の光強度と前記第2波長の光強度とから前記第1波長の吸光度と前記第2波長の吸光度との差である吸光度差を算出する吸光度差算出部と、
前記塗工層における前記溶媒の含有量または含有率と前記吸光度差との間の関係を示す検量線を記憶する検量線記憶部と、
前記吸光度差算出部により算出された前記吸光度差と前記検量線記憶部により記憶された前記検量線とから前記溶媒の含有量または含有率を算出する含有量算出部と、
を含む電極製造装置。 - 請求項4に記載の電極製造装置において、
前記塗工層の膜厚を測定する膜厚測定部を有し、
前記含有量算出部は、
前記吸光度差算出部により算出された前記吸光度差と、前記膜厚測定部により測定された前記塗工層の前記膜厚と、前記検量線記憶部により記憶された前記検量線と、から前記溶媒の含有量または含有率を算出すること
を含む電極製造装置。 - 第1材料と第2材料とを含有する混合材料に前記第1材料が吸収する波長を含む光を照射し、
前記混合材料からの光を受光し、
前記第1材料は吸光度のピークを有する透光性材料であり、
前記第2材料は非透光性粒子を有し、
前記第1材料は、前記第2材料の前記非透光性粒子の周囲に存在し、
受光した光のうちの第1波長の光強度と第2波長の光強度とを取得し、
前記第1波長の光強度と前記第2波長の光強度とから前記第1波長の吸光度と前記第2波長の吸光度との差である吸光度差を算出し、
前記混合材料における前記第1材料の含有量または含有率と前記吸光度差との間の関係を示す検量線と、前記吸光度差と、から前記第1材料の含有量または含有率を算出すること
を含む材料測定方法。 - 請求項6に記載の材料測定方法において、
前記混合材料の膜厚を測定し、
前記吸光度差と、前記混合材料の前記膜厚と、前記検量線と、から前記第1材料の含有量または含有率を算出すること
を含む材料測定方法。 - 第1面と第2面とを備える集電体の少なくとも一方に溶媒と活物質とを含有する塗工層を塗工し、
前記塗工層を乾燥させ、
前記塗工層に前記溶媒が吸収する波長を含む光を照射し、
前記塗工層からの光を受光し、
前記溶媒は吸光度のピークを有する透光性材料であり、
前記活物質は非透光性粒子であり、
前記溶媒は、前記非透光性粒子の周囲に存在し、
受光した光のうちの第1波長の光強度と第2波長の光強度とを取得し、
前記第1波長の光強度と前記第2波長の光強度とから前記第1波長の吸光度と前記第2波長の吸光度との差である吸光度差を算出し、
前記塗工層における前記溶媒の含有量または含有率と前記吸光度差との間の関係を示す検量線と、前記吸光度差と、から前記溶媒の含有量または含有率を算出すること
を含む電極の製造方法。 - 請求項8に記載の電極の製造方法において、
前記塗工層の膜厚を測定し、
前記吸光度差と、前記塗工層の前記膜厚と、前記検量線と、から前記溶媒の含有量または含有率を算出すること
を含む電極の製造方法。 - 請求項8または請求項9に記載の電極の製造方法において、
前記溶媒の含有量または含有率が予め定めた閾値以上である場合に、
その塗工層を有する電極を不良品と判断し、
前記溶媒の含有量または含有率が予め定めた閾値未満である場合に、
その塗工層を有する電極を良品と判断すること
を含む電極の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020079897A JP2021173714A (ja) | 2020-04-29 | 2020-04-29 | 材料測定装置および材料測定方法および電極製造装置および電極の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020079897A JP2021173714A (ja) | 2020-04-29 | 2020-04-29 | 材料測定装置および材料測定方法および電極製造装置および電極の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021173714A true JP2021173714A (ja) | 2021-11-01 |
Family
ID=78278298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020079897A Pending JP2021173714A (ja) | 2020-04-29 | 2020-04-29 | 材料測定装置および材料測定方法および電極製造装置および電極の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021173714A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011222299A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 電極製造方法 |
JP2012164440A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池用極板の製造方法 |
-
2020
- 2020-04-29 JP JP2020079897A patent/JP2021173714A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011222299A (ja) * | 2010-04-09 | 2011-11-04 | Toyota Motor Corp | 電極製造方法 |
JP2012164440A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Furukawa Battery Co Ltd:The | 鉛蓄電池用極板の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3237886B1 (en) | Measurement of porous film | |
US9766132B2 (en) | Measuring apparatus and measuring method | |
JP5492528B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用電極の検査方法、ならびにこれを用いた製造方法および製造装置 | |
JP2014178249A (ja) | フィルム製造方法、フィルム製造プロセスモニタ装置及びフィルム検査方法 | |
CN109374559B (zh) | 一种基于紫外吸收光谱的水体cod值测定方法 | |
JP2021173714A (ja) | 材料測定装置および材料測定方法および電極製造装置および電極の製造方法 | |
KR20130099600A (ko) | 그래핀 시트 품질 검사 장치 및 방법 | |
JP7487690B2 (ja) | 材料測定装置および材料測定方法および電極製造装置および電極の製造方法 | |
JP2021529935A (ja) | 材料光学定数の確定方法、材料データベースの拡張方法及び装置 | |
Petrik et al. | Mapping and imaging of thin films on large surfaces | |
CN220381010U (zh) | 一种在线检测锂电池涂布极片削薄区的系统 | |
WO2016139233A1 (de) | Anordnung zur ortsaufgelösten bestimmung des spezifischen elektrischen widerstands und/oder der spezifischen elektrischen leitfähigkeit von proben | |
Merbold et al. | Multiparameter sensing of paper sheets using terahertz time-domain spectroscopy: Caliper, fiber orientation, moisture, and the role of spatial inhomogeneity | |
JP2012164440A (ja) | 鉛蓄電池用極板の製造方法 | |
JP7310101B2 (ja) | ガス拡散電極の検査方法およびガス拡散電極 | |
Jacobsen et al. | Spectroscopic investigation of catalyst inks and thin films toward the development of ionomer quality control | |
JP2012185002A (ja) | コンクリート劣化因子検出方法 | |
Stocker et al. | Development of large aperture projection scatterometry for catalyst loading evaluation in proton exchange membrane fuel cells | |
JP7266632B2 (ja) | 電池の電極材料の検査方法および加工検査装置 | |
Jacobsen | Developing Ionomer Detection Methodologies for Use in Quality Control Systems in the Manufacture of Catalyst Coated Membranes | |
KR20130125954A (ko) | 막 두께 측정 장치 | |
Green et al. | A new simultaneous membrane thickness and catalyst loading measurement for fuel cell proton-exchange assemblies by IR transmission | |
JP2010133895A (ja) | 塗布膜中の成分量の測定方法、及び機能性フィルムの製造方法 | |
JP4569244B2 (ja) | 表面層の膜厚測定方法 | |
CN117268580A (zh) | 基于Asym2Sig函数的非接触式荧光光学测温方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210707 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20220701 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220711 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220719 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230131 |