JP2021172464A - 車載器、解析装置、及び解析システム - Google Patents

車載器、解析装置、及び解析システム Download PDF

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Abstract

【課題】荷役車両に特有の事象の発生又は状態の変化をトリガとする記録を行うことができる車載器、並びに、この記録を利用した解析装置及び解析システムを提供する。【解決手段】車載器は、荷物の運搬状況を監視し(S1)、フォークリフトに対する二重操作、荷物の有無、荷物の落下、及びフォークリフトの幅方向における荷物の揺れの少なくともいずれか一を検出した場合(S2でYes)に、情報を記録するためのトリガを発生させる(S3)。【選択図】図4

Description

本発明は、車載器、解析装置、及び解析システムに関する。
フォークリフトの安全運転を支援する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜5)。また、トラック、タクシー、バスといった業務用車両には、ドライブレコーダー等の車載器が搭載され、安全運転支援に活用されている。ドライブレコーダーは、車載カメラで撮影された画像データ(動画データ)を収集し、収集された画像データを内部メモリやメモリカード等の記録媒体に記録している。また、フォークリフトにドライブレコーダーが搭載され、荷物運搬中の事故状況等を記録することが行われている。
特開2019−156641号公報 特開2019−199331号公報 特開2020−7059号公報 特開2020−15571号公報 特開2019−185515号公報
しかしながら、フォークリフトに搭載されるドライブレコーダーは、一定以上の衝撃や、急発進、急ブレーキ、急旋回等をトリガとして映像を記録するものの、そのトリガの種類は、トラック等の車両に搭載されるドライブレコーダーと同様である。このため、車両の走行中に爪を昇降させる二重操作といった、フォークリフト等の荷役車両に特有の危険挙動が発生したことをトリガとする映像記録を行うことはできなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、荷役車両に特有の事象の発生又は状態の変化をトリガとする記録を行うことができる車載器、並びに、この記録を利用した解析装置及び解析システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器、解析装置、解析システムは、下記(1)〜(12)を特徴としている。
(1) 荷物を保持可能な荷物保持部を有する荷役車両に搭載され、所定の条件を満たしたときに、前記荷役車両近傍の状況を表す情報を記録する車載器であって、
前記荷物の運搬状況を監視する監視部と、
前記監視部が、前記荷役車両に対する二重操作、前記荷物の有無、前記荷物の落下、及び前記荷役車両の幅方向における前記荷物の揺れの少なくともいずれか一を検出した場合に、前記情報を記録するためのトリガを発生させるトリガ発生部と、
前記情報として、少なくとも、前記荷役車両近傍の状況を表す画像を記録する記録部と、
を備える車載器。
(2) 前記荷役車両に搭載され、前記荷役車両の前方であって前記荷物保持部の少なくとも一部を含む情景を撮影するカメラを備え、
前記監視部は、前記カメラが撮影した画像を解析して、前記荷役車両に対する二重操作、前記荷物の有無、前記荷物の落下、及び前記荷役車両の幅方向における前記荷物の揺れの少なくともいずれか一を検出する画像解析部を含む
上記(1)に記載の車載器。
(3) 前記画像解析部は、
前記画像における、前記荷物保持部の少なくとも一部を含む領域を荷物検出範囲として解析して、前記荷物の領域を検出する荷物検出部を含み、
前記荷物検出部が前記荷物の領域を検出したか否かに応じて、前記荷物の有無を検出し、
前記荷物有りを検出した場合において、前記荷物の領域の少なくとも一部が欠落したことを検出したとき、前記荷物の落下を検出する
上記(2)に記載の車載器。
(4) 前記荷物保持部は昇降可能であり、
前記画像解析部は、
前記画像における、前記荷物検出範囲と離間した領域の一部を走行検出範囲として解析して、前記荷役車両が走行しているか否かを検出する走行検出部を含み、
前記画像における前記荷物の領域の位置又は大きさの変化に基づいて、前記荷物保持部の昇降を検出し、
前記荷役車両が走行中であり、かつ、前記荷物保持部が昇降した場合に、前記二重操作を検出する
上記(3)に記載の車載器。
(5) 前記荷物保持部は昇降可能であり、
前記監視部は、
前記荷役車両に対して行われた操作を示す操作信号を取得する操作信号取得部を含み、
前記荷役車両が走行中であることを示す操作信号、及び前記荷物保持部が昇降されたことを示す操作信号を取得した場合に、前記二重操作を検出する
上記(1)に記載の車載器。
(6) 前記荷役車両のバッテリの電圧状況を監視するバッテリ監視部と、
前記荷役車両の稼働状況を監視する稼働監視部と、
前記電圧状況と前記稼働状況とに基づいて、前記バッテリが所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
を備える上記(1)〜(5)のいずれか一に記載の車載器。
(7) 上記(1)〜(5)のいずれか一に記載の車載器から、前記トリガの発生に関わるトリガ情報を収集するトリガ情報収集部と、
所定期間内に発生した前記トリガの前記トリガ情報に基づいて、前記荷役車両の運行に関する解析を行う解析部と、
解析結果を出力する出力部と、
を備える解析装置。
(8) 上記(6)に記載の車載器から、前記電圧状況及び前記稼働状況を示すバッテリ情報を収集するバッテリ情報収集部と、
所定期間内における前記バッテリ情報に基づいて、前記バッテリの交換に関する予測情報を生成する予測部と、
前記予測情報を出力する出力部と、
を備える解析装置。
(9) 上記(1)〜(5)のいずれか一に記載の車載器と、
上記(7)に記載の解析装置と、
前記解析装置から前記解析結果を受信する受信装置と、
を備える解析システム。
(10) 上記(6)に記載の車載器と、
上記(8)に記載の解析装置と、
前記解析装置から前記予測情報を受信する受信装置と、
を備える解析システム。
(11) 前記解析装置において、
前記トリガ情報収集部は、複数台の荷役車両のそれぞれに搭載された複数の前記車載器から、前記トリガ情報を収集し、
前記解析部は、収集した前記トリガ情報に基づいて、前記荷役車両の運行に関する指導書、分析レポート、ランキング、ヒートマップ、及びヒヤリハットマップの少なくともいずれか一を、前記解析結果として生成する
上記(9)に記載の解析システム。
(12) 前記解析装置において、
前記バッテリ情報収集部は、複数台の荷役車両のそれぞれに搭載された複数の前記車載器から、前記バッテリ情報を収集し、
前記予測部は、収集した前記バッテリ情報に基づいて、前記予測情報を生成する
上記(10)に記載の解析システム。
上記(1)の構成の車載器によれば、荷役車両を走行させながら荷物保持部を昇降させる二重操作、荷物の有無、荷物の落下、又は、荷役車両の幅方向における荷物の揺れ、といった、荷役車両に特有の事象又は状態の変化を検出してその状況を表す画像等の情報を記録できる。よって、荷役車両の管理者は、荷役車両の危険挙動や稼働状況を容易に把握できる。したがって、安全運転支援及び効率の良い稼働支援が可能となる。
上記(2)の構成の車載器によれば、画像解析によって、トリガを発生できる。
上記(3)の構成の車載器によれば、画像における限定された領域に対する画像解析により、処理負荷を増加させることなく荷物を検出できる。また、荷物の有無を検出するためのセンサ等を用いることなく、荷物の有無及び荷物の落下を検出できる。
上記(4)の構成の車載器によれば、画像における限定された領域に対する画像解析により、処理負荷を増加させることなく荷役車両が走行中か否かを検出できる。また、車両側の信号等を用いることなく、荷物保持部の昇降を検出して、二重操作を検出できる。
上記(5)の構成の車載器によれば、画像解析することなく二重操作を検出できる。
上記(6)の構成の車載器によれば、荷役車両の稼働時間とバッテリ電圧とに基づいて、例えば電費が所定値を下回ると判定した場合に、適切なバッテリ管理を促すことが可能となる。よって、適切なバッテリ管理によるバッテリ寿命の延長及びバッテリ交換回数の削減に役立つ。
上記(7)の構成の解析装置及び上記(9)の構成の解析システムによれば、車載器が収集したトリガ情報に基づく、荷役車両の運行に関する解析結果が出力されるので、荷役車両の管理者は、荷役車両の危険挙動や稼働状況を容易に把握できる。したがって、安全運転支援及び効率の良い稼働支援が可能となる。
上記(8)の構成の解析装置及び上記(10)の構成の解析システムによれば、電圧状況と稼働状況とに基づいて予測されたバッテリ交換時期の情報が出力される。このため、管理者は、例えば、充電のタイミングや頻度を改善させるなどのバッテリ管理を効率的に行うことが可能となる。
上記(11)の構成の解析システムによれば、荷役車両を運用する複数の顧客の車載器から収集した情報を蓄積して、解析対象とすることで、解析装置を運用するサービス提供者は、安全運転、効率稼働に対する一層専門的なアドバイスや提案を行うことが可能となる。
本発明によれば、荷役車両に特有の事象の発生又は状態の変化をトリガとする記録、及びこの記録を利用した解析が可能となる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態の解析システムの構成を表す図である。 図2は、作業中のフォークリフトの外観及び荷物の例を示す側面図である。 図3は、カメラとフォークリフトとの関係の代表例を示す側面図である。 図4は、車載器の動作例を示すフローチャートである。 図5は、車載器の動作例を示すフローチャートである。 図6は、画像解析の一例を示す図である。 図7は、車載器の動作例を示すフローチャートである。 図8は、サーバによる解析の要求例を説明するための図である。 図9は、サーバによる解析結果の一例を示す図である。 図10は、サーバによる解析結果の一例を示す図である。 図11は、サーバによる解析結果の一例を示す図である。 図12は、サーバによる解析結果の一例を示す図である。 図13は、サーバによる解析結果の一例を示す図である。 図14は、サーバによる解析結果の一例を示す図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<システムの構成>
本発明の一実施形態における解析システム1の構成を図1に示す。図1に示した解析システムは、主としてフォークリフトのような荷役車両を運転して荷物の運搬作業を行う場合の運転支援のために利用される。
図1に示した解析システム1は、顧客側の設備として、各々の荷役車両に搭載した状態で使用される車載器10と、各荷役車両、作業者、作業内容等を管理するために所定の事務所に設置される事務所PC30とを含む。また解析システム1は、車載器10から収集した各種データに基づく解析を行い、解析結果を事務所PC30に送信するサーバ80を、解析サービス提供者側の設備として含む。解析システム1は、複数の顧客の事務所等に設置される複数の事務所PC30及び複数の車載器10を含む。詳細については後述するが、本実施形態の車載器10は、通常のドライブレコーダ機能に加え、荷役車両の運搬状況(稼働状況)を監視し、安全運転及び効率の良い稼働に役立つ機能を備えている。また、車載器10は、バッテリ管理機能を備え、バッテリ寿命の延長及びバッテリ交換回数の削減に役立つ。
なお、車載器10と事務所PC30との間は、ネットワークを介して接続されていなくてもよく、その場合、車載器10は、車載器10で記録したデータを保持するメモリカード65を読み込む構成にする。
事務所PC30は、事務所に設置された汎用のコンピュータ装置で構成され、荷役車両の稼働状況や接触事故が生じやすい特定地点の情報などを管理する。図1の例では、車載器10と事務所PC30との間で行われるデータ通信は、基地局71、サーバ80(解析装置)及びネットワーク70によって中継される。基地局71と車載器10との間の無線通信については、LTE(Long Term Evolution)/4G(4th Generation)等のモバイル通信網(携帯回線網)で行われてもよいし、無線LAN(Local Area Network)で行われてもよく、いずれかを選択的に使用できる。また、ネットワーク70は、インターネット等のネットワーク(パケット通信網)であり、事務所PC30とサーバ80との間で行われるデータ通信を中継する。
車載器10は、様々な信号の入力又は出力を可能にするために、様々なインタフェース(I/F)12A、12B、13、14、16、19、及び29を備えている。
速度I/F12Aは、車両側に搭載されている車速センサ51の出力する車速パルス信号を入力するための機能を有する。エンジン回転I/F12Bは、車両側から出力されるエンジン回転パルス信号を入力するための機能を有する。外部入力I/F13は様々な外部信号の入力に利用され、バッテリ電圧計53の出力するバッテリ電圧値や、フォークリフトの荷物保持部(爪)の昇降動作を示す操作信号等を入力するための機能を有する。
センサ入力I/F14は、様々なセンサの信号を入力するために利用される。図1の例では、Gセンサ28及びジャイロセンサ52がセンサ入力I/F14に接続されている。Gセンサ28は、この車載器10を搭載する車両に加わった様々な方向の加速度の大きさを検知する。Gセンサ28の出力に基づいて、制御部11はフォークリフト90の急減速、急加速を検出する。ジャイロセンサ52は、この車載器10を搭載するフォークリフト90のピッチ軸、ヨー軸、及びロール軸の各軸周りの回転角速度を検知することにより、ピッチ角、ヨー角、及びロール角の各変化を示す信号を出力できる。ジャイロセンサ52及びGセンサ28の出力に基づいて、制御部11はフォークリフト90の急旋回を検出する。
アナログ入力I/F29は、様々なアナログ信号の入力に利用される。アナログ入力I/F29に、バッテリ電圧計53の出力するバッテリ電圧値が入力され得る。制御部11は、バッテリ電圧計53の出力に基づいてバッテリの電圧状況を監視する。また、アナログ入力I/F29に、構内・屋外の気温を計測する気温計の出力が入力され得る。制御部11は、気温計の出力を、例えば、運転者の体調管理(異常検知)に用いることができる。
カメラI/F16は、カメラ23A、23Bを接続するための機能を有している。すなわち、カメラ23A、23Bが出力する映像信号をそれぞれ取り込んで、コンピュータの処理に適した所定のデジタル画像データにそれぞれ変換する機能を有している。
音声I/F19は、音声による注意喚起などに利用可能な所定の音声信号を生成する機能を有している。
車載器10における主要な機能を実現する制御部11は、マイクロコンピュータ(CPU)のプロセッサを主体とする電子回路により構成されている。このマイクロコンピュータは、不揮発メモリ26Aなどに予め保持されているプログラムを実行することにより、後述する車載器10の制御機能を実現する。
制御部11の入力に、上述の各インタフェース12A、12B、13、14、16、及び29が接続されている。また、制御部11の出力に音声I/F19を介してスピーカ20が接続されている。
また、ビーコン受信部15、記録部17、表示部27、電源部25、通信部24、不揮発メモリ26A、揮発メモリ26B、カードI/F18、RTC部21、スイッチ入力部22、及びGPS受信部9が制御部11に接続されている。
ビーコン受信部15は、所定範囲内に位置するビーコンからの電波をアンテナ15aを介して受信する。ビーコンには、運転者ビーコン、固定ビーコン、移動ビーコンが含まれる。運転者ビーコンは、運転者に所持される例えばカード型のビーコンであり、運転者IDを含むビーコン信号を発する。運転者ビーコンを所持した運転者が車載器10に近接する(例えば運転席に座る)ことにより、制御部11が運転者IDを自動認識し、運転者を特定する。すなわち、運転者が、自身の運転者IDが記憶された運転者ビーコンを所持して運転席に乗り込むだけで、車載器10が運転者IDを認識するため、運転者に特定の操作を行わせることなく、人別のデータ管理が可能となる。
固定ビーコンは、敷地内の所定位置にそれぞれ固定配置され、フォークリフト90の現在位置を表す情報を得るために利用される。固定ビーコンは、配置された位置を特定する識別情報を含むビーコン信号を発する。移動ビーコンは、運転者以外の他者に所持されたビーコンであり、他者がフォークリフト90に近接したことを検知するために利用される。移動ビーコンは、運転者ID、作業者ID等の個人を特定する識別情報を含むビーコン信号を発する。なお、現在位置の情報を把握するために、ビーコンに加えて、後述するGPS受信部9が受信した信号に基づく測位を行ってもよい。
記録部17は、例えばカメラ23A、23Bが出力する映像の画像データなどを自動的に記録して一定時間保持するために利用される。
表示部27は、車載器10の操作に必要な文字などの可視情報や、運転操作に関する注意喚起の情報などを運転者が視認できるように表示するために利用できる。
電源部25は、車両側から供給される電源電力に基づいて安定した電源電力を生成し、生成した電源電力を制御部11を含む車載器10内の各回路に対して供給する。
通信部24は、この車載器10と基地局71との間でデータ通信するための無線通信機能を提供する。
不揮発メモリ26Aは、半導体メモリにより構成され、制御部11のマイクロコンピュータが実行可能なプログラムや、制御上必要になる各種定数データ、テーブルなどを予め保持している。
揮発メモリ26Bは、制御部11が処理中に生成するデータなどを一時的に保持するために利用される。
カードI/F18には、運転者が所持するメモリカード65が挿抜自在に接続される。制御部11は、カードI/F18に装着されたメモリカード65からデータを読み出すことができ、制御部11が生成した各種データをカードI/F18を介してメモリカード65に書き込むこともできる。
RTC(real time clock)部21は、時計の機能を有する集積回路により構成されている。すなわち、RTC部21は、現在時刻の情報を生成したり、経過時間などを把握することができる。
スイッチ入力部22は、車載器10の操作に必要な各種スイッチの状態を表す信号を入力するために利用される。
GPS受信部9は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波をアンテナ9aを介して受信する。GPS受信部9が受信した複数の受信信号に基づいて、フォークリフト90の現在位置を表す位置情報を計算して得ることができる。また、GPS受信部9が受信した信号に基づく位置情報を用いて、フォークリフト90の移動を検知することができる。
事務所PC30は、汎用のオペレーティングシステムで動作するPCである。事務所PC30は、荷役車両の危険状挙動を含む運転状況や、稼働状況等を把握・管理するための管理装置として利用できる。事務所PC30は、制御部(CPU)31、通信部32、表示部33、記憶部34、カードI/F35、操作部36、出力部37、音声I/F38、及び外部I/F48を有する。
制御部31は、事務所PC30の各部を統括的に制御する。通信部32は、ネットワーク70を介してサーバ80と通信可能である。
表示部33は、各荷役車両の稼働管理に利用可能な様々な情報を表示することができる。記憶部34は、各荷役車両に搭載された車載器10が生成したデータを取得して管理することができる。
カードI/F35には、メモリカード65が挿抜自在に装着される。カードI/F35は、車載器10で記録された様々なデータをメモリカード65から入力するために利用される。操作部36は、キーボードやマウス等を有し、事務所PC30の管理者の操作を受け付ける。出力部37は、各種データを出力する。音声I/F38には、マイク41及びスピーカ42が接続される。管理者は、マイク41及びスピーカ42を用いて音声通話を行うことも可能である。
外部I/F48には、運行データデータベース(DB)、ハザードマップデータベース(DB)といった外部記憶装置(図示せず)等が接続可能である。ハザードマップDBは、フォークリフトのような荷役車両による、危険挙動(ヒヤリハット)や事故が発生した地点を表すデータなどを保持することができる。
サーバ80は、制御部(CPU)81、通信部82、及び記憶部83を有し、解析装置として機能する。通信部82は、基地局71を介して車載器10と通信を行う。また、通信部82は、ネットワーク70を介して、事務所PC30と通信を行ってもよい。記憶部83は、各種データを記憶可能なメモリであり、車載器10から送信された運行データを記憶する。また、記憶部83は、事務所PC30から送信された運行データを記憶してもよい。制御部81は、サーバ80の各部を統括的に制御する。サーバ80は、複数の事務所PC30から送信された、各フォークリフト90の各運行データを通信部82にて受信して記憶部83に保存する。そして制御部81は、受信した運行データに対して解析を行うことにより、各フォークリフト90の挙動を解析する。解析手法の詳細については後述する。各解析結果(各種レポート、ヒヤリハットデータ等)は、記憶部83に記憶され、かつ、通信部82により各事務所PC30に送信される。また、サーバ80の制御部81は、事務所PC30から受信した、フォークリフト90のバッテリの電圧状況及び稼働状況を示すバッテリ情報に対して、バッテリの交換に関する予測情報を生成する。この予測情報は、記憶部83に記憶され、かつ、通信部82により事務所PC30に送信される。
<荷役車両の具体例>
作業中のフォークリフトの外観及び荷物の例を図2に示す。図2において左側がフォークリフトの前進方向を表し、右側が後退方向を表し、紙面に垂直な方向がフォークリフトの幅方向(フォークリフトの進行方向に対する左右方向)を表している。
図2に示すように、フォークリフト90は、運転席の前方に長く突出する複数の(本実施形態では2つの)爪91及びバックレスト92を有している。爪91及びバックレスト92は、マスト93に沿って上下方向に昇降可能な状態でマスト93に支持されている。また、フォークリフト90は、所定の昇降機構を駆動することにより、爪91及びバックレスト92の位置を上下方向に駆動することができる。また、フォークリフト90には、爪91及びバックレスト92を支持しているマスト93の傾斜角度を変更する駆動機構が備わっており、爪91及びバックレスト92のチルト角を調整することができる。さらに、フォークリフト90は、運転席の上部を覆うヘッドガード94を有する。
一方、フォークリフト90で運搬しようとする様々な荷物100は、一般的には地面98上に配置された載置台であるパレット110上に載置された状態で保管されている。したがって、この荷物100を実際に運搬する際には、図2のように爪91を下方に下げた状態でフォークリフト90をパレット110に向かって前進させ、パレット110の内側に爪91を通した状態にする。その状態でフォークリフト90が爪91を上方に持ち上げると、パレット110上に載置されている荷物100をパレット110と共に持ち上げることができる。そして、荷物100及びパレット110を持ち上げた状態でフォークリフト90を移動すれば、荷物100及びパレット110を運搬することができる。
ところで、フォークリフト90を運転する際には、運転者は事故防止のために、走行中に爪91を昇降する二重操作が禁止されており、また、爪91の状態を常時把握しておくことが必要である。車載器10は、通常のトリガ(急旋回、急減速、急加速)による画像記録に加え、この二重操作や、爪91に保持された荷物の有無、荷物落下、及びフォークリフト90の幅方向における荷物の揺れ(以下、単に「荷物の揺れ」とも称する)を検出する機能を有する。
<カメラの取り付け位置、撮影範囲>
運転者の様子などを撮影するためのカメラ23Aと、爪91や荷物などを撮影するためのカメラ23Bとフォークリフト90との関係の代表例を図3に示す。
図3に示した例では、車載器10に内蔵されたカメラ23Aが、ヘッドガード94の前方に取り付けられ、撮影方向は、水平方向に対して45度程度下方に傾斜した方向を向くように調整してある。つまり、図3に示した撮影範囲23aの領域が撮影対象になるので、フォークリフト90の運転者をカメラ23Aで撮影することができる。また、図3に示した例では、カメラ23Bがマスト93の上部に設置され、撮影方向は、水平方向に対して45度程度下方に傾斜した方向を向くように調整してある。つまり、図3に示した撮影範囲23bの領域が撮影対象になるので、フォークリフト90の爪91や、運搬するパレット110及び荷物100をカメラ23Bで撮影することができる。カメラ23Bの撮影範囲23bについては、荷物100及びパレット110の略全域を同時に撮影できるように、例えば120度程度の広い範囲にしておくことが望ましい。
<車載器の動作例>
図1に示した車載器10の動作例を図4に示す。車載器10は、図2及び図3に示したフォークリフト90に搭載され、制御部11が車載器10の各機能部と連動して図4に示す動作を行う。制御部11は、荷物の運搬状況を監視する機能と、運搬状況が所定の条件を満たした場合に、フォークリフト90近傍の状況を表す画像等の情報を記録するためのトリガを発生させるトリガ発生機能とを有する。図4は、フォークリフト90の稼働状況(荷物の有無)及び危険挙動(二重操作、荷物の落下、荷物の揺れ)が発生した場合に、フォークリフト90近傍の状況を表す情報を記録する動作を示す。
運転者ビーコンを所持した運転者が認証されると、車載器10は、図4に示す動作を開始する。車載器10は、速度I/F12A、エンジン回転I/F12B、外部入力I/F13、センサ入力I/F14、及びカメラI/F16からの入力に基づいて、荷物(荷物100及びパレット110)の運搬状況を監視する(ステップS1)。S1の処理の詳細は、後述する。
車載器10は、二重操作、荷物の有無、荷物の落下、及びフォークリフト90の幅方向における荷物の揺れのいずれか少なくとも一を検出するまで、運搬状況を監視し、検出した場合(S2でYES)、トリガを発生させる(S3)。車載器10は、発生した事象が、二重操作、荷物の有無、荷物の落下、及び荷物の揺れのいずれであるかを示すトリガ種別、その事象が発生した時刻、及びその事象が発生した時点のフォークリフト90(自車両)の位置情報を、トリガ情報として、記録部17に一時的に記録する。トリガ情報は、メモリカード65に記録されてもよいし、揮発メモリ26B記録されてもよい。
次に、車載器10は、その事象が発生した時刻の前後における、カメラ23Bが撮影した、フォークリフト90近傍の状況を表す画像(映像)データ、及び、各種I/Fからの入力信号等に基づく車速等の車両データを、トリガ情報に紐づけて記録する(S4)。尚、S3及びS4の処理で記録したデータをトリガ情報と総称する場合がある。S3及びS4の処理で記録したトリガ情報は、無線通信によってサーバ80に送信されてもよい。また、例えばカメラ23A、23Bが撮影した画像データを含む運行状況がリアルタイムでサーバ80に送信される場合には、車載器10は、S3の処理で記録したトリガ情報のみをサーバ80に送信してもよい。尚、運転者が運転者ビーコンを所持していない場合でも、車載器10は上述した動作を開始できるが、運転者認証が行われた場合には、トリガ情報を運転者別に記録し、管理することが可能となる。
<画像解析によるトリガ検出>
図5及び図6を参照して、車載器10が、画像解析によるトリガ検出を行う動作を説明する。図5は、図4に示した、荷物の運搬状況の監視処理(S1)の詳細を示し、車載器10が、カメラ23Bが撮影した画像を解析して、荷物の有無、二重操作の有無、荷物の落下、及び荷物の揺れを検出する動作を示す。図6は、カメラ23Bが撮影した画像の一フレーム(画像201)を示す。
車載器10は、画像201における走行検出範囲201aを解析する(S21)。走行検出範囲201aは、図6に示すように、画像201上方の左右端部近傍の二領域に設定される。車載器10は、連続する複数フレームの画像201における、走行検出範囲201aの双方に現れる変化に基づいて、フォークリフト90が走行中か否かを検出する。左右二箇所の走行検出範囲201aにおける変化をみることで、移動体の映り込み等による誤検出を防止できる。車載器10は、走行中であることを検出すると(S22でYes)、S23の処理に進む。
次に車載器10は、画像201における荷物検出範囲201b−1〜201b−3を解析する(S23)。荷物検出範囲201b−1、201b−2、201b−3は、画像201において、爪91の少なくとも一部を含む所定の領域に設定される。画像201において、爪91の先端側からバックレスト92側にかけて、荷物検出範囲201b−1、201b−2、201b−3が、それぞれ設定される。車載器10は、荷物検出範囲201b−1〜201b−3のそれぞれにおいて、荷物(荷物100又はパレット110)に相当するパターンの認識を実行する。車載器10は、認識結果に基づいて、爪91の上に荷物が存在するか否か、すなわち、荷物の有無を識別する。ここで、画像201における、認識された荷物が占める領域を荷物の領域と称する。車載器10は、荷物検出範囲201b−1〜201b−3のうち、いずれにも荷物の領域が存在しない場合に(S24でNo)、荷物無しを検出する(S25)。車載器10は、荷物検出範囲201b−1〜201b−3のうち、少なくともいずれか一に、荷物の領域の少なくとも一部が存在する場合に(S24でYes)、荷物有りを検出する(S26)。
車載器10は、荷物有りを検出した場合において、荷物の領域の一部が欠落するか、又は、荷物の領域の位置又は大きさが変化したか、を判断する(S27)。欠落及び変化のいずれもない場合には、車載器10は、二重操作、荷物の落下、及び荷物の揺れなしを検出する(S28)。荷物の領域の一部が欠落した場合、車載器10は、荷崩れ発生等による荷物の落下ありを検出する(S29)。画像201上における荷物の領域の位置又は大きさが前フレームの画像におけるものから変化した場合において、大きさが変化した場合には(S30でYES)、車載器10は、二重操作ありを検出する(S31)。画像201上における荷物の領域の大きさの変化は、マスト93に固定されたカメラ23Bと荷物との距離の変化を意味することから、車載器10は、走行中における爪91の昇降あり、すなわち、二重操作ありを検出する。一方、画像201上における荷物の領域の大きさが変化しない場合、すなわち、画像201上における荷物の領域の大きさが変化せず、画像201の左右方向(フォークリフト90の幅方向)の位置が変化した場合(S30でNO)、車載器10は、S32の処理に移行する。S32において、フォークリフト90の幅方向における荷物の領域の位置が変化したことから、車載器10は、フォークリフト90の幅方向における荷物の揺れを検出する(S32)。尚、図5に示した処理において、車載器10は、荷物有りを検出した(S26)後に二重操作有りを検出(S31)したが、荷物有無を検出することなく、二重操作有りを検出してもよい。例えば、車載器10は、フォークリフト90が走行中であることを検出した場合において、画像201における爪91の領域を検出し、爪91の領域の大きさが変化した場合に、爪91の昇降有り、すなわち、二重操作有りを検出できる。
<操作信号によるトリガ検出>
図7を参照して、車載器10が操作信号によるトリガ(二重操作)検出を行う動作を説明する。車載器10は、速度I/F12A、エンジン回転I/F12B、外部入力I/F13、及びセンサ入力I/F14から入力される操作信号を取得する(S41)。車載器10は、フォークリフト90が走行中であることを示す操作信号を検出した場合(S42でYes)、S43の処理に進む。
車載器10は、爪91の昇降を示す操作信号を検出しない場合(S43でNo)、二重操作なしを検出する(S44)。車載器10は、爪91の昇降を示す操作信号を検出した場合(S43でYes)、二重操作ありを検出する(S45)。このように、車載器10は、画像解析を行うことなく、二重操作を検出できる。
上述のように、二重操作の有無は、図5に示した画像解析、及び、図7に示した操作信号による解析のいずれによっても検出可能である。尚、フォークリフト90が走行中であるか否かの検知には、上述した画像解析及び操作信号による解析に代えて、GPS受信部9が受信した信号(GPS信号)による解析を利用できる。また、画像解析、操作信号による解析、及びGPS信号による解析の少なくともいずれか二つを用いて、二重操作の有無を検出してもよい。
図5及び図7において、二重操作あり、荷物の有無、荷物の落下あり、荷物の揺れありが検出された場合(S25、S26、S29、S31、S32、S45)、図4に示すように、トリガが発生され、トリガ情報が記録される(S3、S4)。トリガ情報はサーバ80に送信される。
<サーバによる解析>
トリガ情報を受信したサーバ80は、トリガ情報をデータベース85に蓄積する。サーバ80の制御部81は、データベース85を参照して、所定期間内に発生したトリガのトリガ情報に基づいて、フォークリフト90の運行に関する解析を行う。サーバ80による解析は、データベース85に蓄積された、一台のフォークリフト90の一日分の運行又は複数日分の運行、及び/又は、複数台のフォークリフト90の一日分の運行又は複数日分の運行に関する情報に基づいて行われる。サーバ80は、事務所PC30の要求に応じた解析結果を、ネットワーク70を介して事務所PC30にて閲覧可能とする。解析結果として、フォークリフト90の運行に関する指導書、分析レポート、ランキング、ヒートマップ、及びヒヤリハットマップ等が挙げられる。
図8は、事務所PC30がサーバ80に、指導書の発行を要求するための、入力画面例(画面202)を示す。画面202には、車両を指定する領域202a、乗務員(運転者)を指定する領域202b、日時範囲を指定する領域202c、202d、及び、要求を送信するための操作ボタン202eが含まれる。管理者は、車両又は乗務員、及び日時範囲を指定して、操作ボタン202eを操作することで、指導書の発行をサーバ80に要求する。尚、指導書以外の他の解析を希望する管理者は、事務所PC30において、図8の例と同様に必要な情報を入力して、サーバ80に送信することで、分析レポート等の他の解析を要求できる。
サーバ80は、要求に従って、データベース85に蓄積されたトリガ情報等の各種情報を参照して、安全運転、効率稼働に対する指導書を作成する。サーバ80は、車載器10が行った画像解析に関する情報、ビーコンによる乗車時の乗務員認証情報、ビーコンによる人接近検知情報(接近警報情報)、Gセンサ28やジャイロセンサ52からの入力情報、後述するバッテリ管理情報、及び操作信号による解析情報に基づいて、指導書を作成することができる。サーバ80は、作成した指導書を、ネットワーク70を介して事務所PC30にて閲覧可能とする。また、サーバ80は、作成した指導書を、管理者等に宛てた電子メール等の形式で事務所PC30に送信してもよい。
図9は、乗務員の一日の運行状況に関する分析レポートを示す画面例(画面203)である。サーバ80は、車載器10が行った画像解析に関する情報、ビーコンによる乗車時の乗務員認証情報、ビーコンによる人接近検知情報、Gセンサ28やジャイロセンサ52からの入力情報、後述するバッテリ管理情報、及び操作信号による解析情報に基づいて、分析レポートを作成する。画面203には、乗務員の氏名や運転したフォークリフト90の車両番号、運転時間等が表示され、運転状況を示す領域203a、危険挙動の内容(トリガ種別)を示す領域203bが含まれる。画面203には、運転状況として、荷物有りが検出された時間203a1と、荷物無しが検出された時間203a2とが区別して表示され、算出された荷役率が表示される。また、画面203には、危険挙動の発生頻度等に基づいて算出された安全点数が表示される。さらに、画面203には、「ブレーキをゆるやかにするとよいでしょう。」といった、安全運転や効率稼働に関するアドバイスが表示される。サーバ80は、作成した分析レポートを、ネットワーク70を介して事務所PC30にて閲覧可能とする。尚、サーバ80は、車両ごとの分析レポートを作成することもできる。管理者は、分析レポートを利用して、乗務員に安全運転や効率稼働のための具体的なアドバイスを与えることができる。
図10は、フォークリフト90の運転に関する評価(運転評価)を示す画面例である。図10(a)は、一か月間における、対象乗務員の運転評価得点と、乗務員全体の平均点との遷移を示す画面例(画面204)である。図10(b)は、一か月間(図示の例では1日〜5日)における、各乗務員の運転評価得点と、乗務員全体におけるランキングを示す画面例(画面205)である。サーバ80は、車載器10が行った画像解析に関する情報、ビーコンによる乗車時の乗務員認証情報、ビーコンによる人接近検知情報、Gセンサ28やジャイロセンサ52からの入力情報、及び操作信号による解析情報に基づいて、運転評価を作成する。サーバ80は、作成した運転評価を、ネットワーク70を介して事務所PC30にて閲覧可能とする。管理者が、運転評価を利用して乗務員を指導することにより、乗務員の安全運転意識を向上に役立つ。
図11は、ヒヤリハットマップを示す画面例(画面206)であり、管理者が指定した期間(年間/月間等)において発生したヒヤリハット挙動の発生地点を示す。車載器10は、ヒヤリハット挙動(危険挙動)として、急加速、急減速、急旋回に加えて、二重操作、人接近、荷物落下、及び荷物の揺れの各イベントを検出しこれらのイベントに関するデータは、トリガ情報としてサーバ80のデータベース85に蓄積されている。サーバ80は、車載器10が行った画像解析に関する情報、ビーコンによる人接近検知情報、Gセンサ28やジャイロセンサ52からの入力情報、及び操作信号による解析情報に基づいて、ヒヤリハットマップを作成する。画面206は、フォークリフト90が運行する構内の地図において、固定ビーコン301の配置を示し、マークM1、M2が含まれる。マークM1、M2は、ヒヤリハット挙動の発生した箇所に、頻度の高さに応じた態様(例えば、色、濃淡、形状等)で表示される。サーバ80は、作成したヒヤリハットマップを、ネットワーク70を介して事務所PC30にて閲覧可能とする。ヒヤリハットマップは、ヒヤリハット挙動の発生箇所及び頻度を可視化できる。このため、管理者は、ヒヤリハットマップを危険個所の把握による事故防止対策に利用できる。
図12は、ヒートマップを示す画面例(画面207)であり、管理者が指定した期間(年間/月間等)における車両(フォークリフト90)の混雑度を示す。サーバ80は、複数台のフォークリフト90に搭載された各車載器10が収集した車両位置情報に基づいて、ヒートマップを作成する。画面207は、フォークリフト90が運行する構内の地図において、固定ビーコン301の配置を示し、複数の円マークC1〜C5が含まれる。円マークC1〜C5は、車両の混雑度(とても高い、高い、普通、快適、ほとんど無人、等)に応じて異なる態様(例えば、色、濃淡等)で表示される。円マークC1〜C5の大きさは、車両が混雑する範囲を大まかに示す。サーバ80は、作成したヒートマップを、ネットワーク70を介して事務所PC30にて閲覧可能とする。ヒートマップは、車両(フォークリフト90)の稼働が多い/少ない場所を視覚的に示す。このため、管理者は、ヒートマップを構内のレイアウト改善やフォークリフトの導線管理に役立てることができる。
<バッテリ管理>
図13及び図14を参照して、バッテリ管理について説明する。車載器10は、フォークリフト90の稼働状況(稼働時間)及びバッテリ電圧計53の出力(電圧状況)を監視し、これらの情報(バッテリ情報)をサーバ80に送信する。サーバ80は、受信したバッテリ情報をデータベース85に蓄積する。サーバ80は、一台又は複数台のフォークリフト90のバッテリ情報(電圧状況)を事務所PC30に送信し、バッテリ電圧低下を知らせることができる。図13は、フォークリフト90のバッテリ電圧値を示す画面例(画面208)であり、複数台のフォークリフト90のバッテリ電圧値をそれぞれ示し、電圧値が規定値を下回る車両について強調表示208aがされている。サーバ80は、稼働時間とバッテリ電圧とに基づいて、例えば電費が所定値を下回るか否かを判断し、下回ると判定した場合に、強調表示208aをさせる。これにより、管理者に適切なバッテリ管理を促すことが可能となる。よって、適切なバッテリ管理によるバッテリ寿命の延長及びバッテリ交換回数の削減に役立つ。
また、サーバ80は、データベース85に蓄積された複数台のフォークリフト90のバッテリ情報に基づいて、バッテリの交換時期に関する予測情報を生成し、事務所PC30にて閲覧可能とする。図14は、複数台のフォークリフト90のバッテリの交換検討結果を示す画面例(画面209)である。画面209は、車両番号を示す領域209a、稼働時間(稼働状況)を示す領域209b、電圧低下(稼働によって低下した電圧値)を示す領域209cを含む。また、画面209は、電費(電力量消費率、1kWh当たりの走行距離)を示す領域209d、及び交換予測(予測情報、バッテリ交換が必要となると予測される時期までの期間)を示す領域209eを含む。画面209において、電費が規定値を下回る車両について強調表示209fがされている。
サーバ80は、電圧状況と稼働状況とに基づいて予測したバッテリ交換時期の情報を出力する。このため、管理者は、例えば、充電のタイミングや頻度を改善させるなどのバッテリ管理を効率的に行うことが可能となる。また、サーバ80を運用するサービス提供者は、データベース85に蓄積されたバッテリ情報を、より効率的にバッテリを使用するための新たな管理手法の提案に利用することができる。
以上説明したように、本実施形態の車載器10、サーバ80、及び解析システム1によれば、フォークリフト90等の荷役車両に特有の事象をトリガとする記録を行うことができる。例えば、フォークリフト90を走行させながら爪91を昇降させる二重操作、荷物の有無、荷物の落下、又は、荷物の揺れが発生したことを検出した場合に、トリガを発生させ、フォークリフト90近傍の状況を示す画像等を記録できる。よって、管理者は、フォークリフト90の危険挙動や稼働状況を、容易に把握できる。したがって、安全運転支援及び効率の良い稼働支援が可能となる。また、フォークリフト90の稼働時間とバッテリ電圧とに基づくバッテリ管理が可能となるため、適切なバッテリ管理によるバッテリ寿命の延長及びバッテリ交換回数の削減に役立つ。
また、本実施形態によれば、フォークリフトを運用する複数の顧客の車載器10から収集した情報を蓄積して、解析対象とすることで、サーバ80を運用するサービス提供者は、安全運転、効率稼働に対する一層専門的なアドバイスや提案を行うことが可能となる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。上記実施形態では、サーバ80が解析装置として機能する例を示したが、解析装置が行う処理の一部又は全部を事務所PC30が実行してもよい。
また、例えば、車載器10が、フォークリフト乗車中の運転者を撮影した画像を解析することによって運転者の体調変化を検知し、異常を通知することにより、冷凍・冷蔵、高温の環境下等での、運転者の健康管理に役立つ。
さらに、サービス提供者は、解析、取得したデータを、例えば構内レイアウト改善コンサルタントやヘルスケアコンサルタント等の外部の専門業者に提供してもよい。サービス提供者と外部の専門業者とが協業することにより、付加価値の高いサービスを顧客に提供することが可能となる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る車載器、解析装置、及び解析システムの特徴をそれぞれ以下[1]〜[12]に簡潔に纏めて列記する。
[1]荷物を保持可能な荷物保持部(爪91)を有する荷役車両(フォークリフト90)に搭載され、所定の条件を満たしたときに、前記荷役車両近傍の状況を表す情報を記録する車載器(10)であって、
前記荷物の運搬状況を監視する監視部(制御部11、S1)と、
前記監視部が、前記荷役車両に対する二重操作、前記荷物の有無、前記荷物の落下、及び前記荷役車両の幅方向における前記荷物の揺れの少なくともいずれか一を検出した場合に、前記情報を記録するためのトリガを発生させるトリガ発生部(制御部11、S3)と、
を備える車載器(10)。
[2]前記荷役車両に搭載され、前記荷役車両の前方であって前記荷物保持部の少なくとも一部を含む情景を撮影するカメラ(23B)を備え、
前記監視部は、前記カメラが撮影した画像を解析して、前記荷役車両に対する二重操作、前記荷物の有無、前記荷物の落下、及び前記荷役車両の幅方向における前記荷物の揺れの少なくともいずれか一を検出する画像解析部(S21〜S26)を含む
上記[1]に記載の車載器。
[3]前記画像解析部は、
前記画像における、前記荷物保持部の少なくとも一部を含む領域を荷物検出範囲として解析して、前記荷物の領域を検出する荷物検出部(S23、S24)を含み、
前記荷物検出部が前記荷物の領域を検出したか否かに応じて、前記荷物の有無を検出し(S25、S26)、
前記荷物有りを検出した場合において、前記荷物の領域の少なくとも一部が欠落したことを検出したとき、前記荷物の落下を検出する(S27、S29)
上記[2]に記載の車載器。
[4]前記荷物保持部は昇降可能であり、
前記画像解析部は、
前記画像における、前記荷物検出範囲と離間した領域の一部を走行検出範囲として解析して、前記荷役車両が走行しているか否かを検出する走行検出部(S21、S22)を含み、
前記画像における前記荷物の領域の位置又は大きさの変化に基づいて、前記荷物保持部の昇降を検出し(S27)、
前記荷役車両が走行中であり、かつ、前記荷物保持部が昇降した場合に、前記二重操作を検出する(S30)
上記[3]に記載の車載器。
[5]前記荷物保持部は昇降可能であり、
前記監視部は、
前記荷役車両に対して行われた操作を示す操作信号を取得する操作信号取得部(S41)を含み、
前記荷役車両が走行中であることを示す操作信号、及び前記荷物保持部が昇降されたことを示す操作信号を取得した場合に、前記二重操作を検出する(S43、S45)
上記[1]に記載の車載器。
[6]前記荷役車両のバッテリの電圧状況を監視するバッテリ監視部(制御部11)と、
前記荷役車両の稼働状況を監視する稼働監視部(制御部11)と、
前記電圧状況と前記稼働状況とに基づいて、前記バッテリが所定条件を満たすか否かを判定する判定部(制御部11)と、
を備える上記[1]〜[5]のいずれか一に記載の車載器。
[7]上記[1]〜[5]のいずれか一に記載の車載器から、前記トリガの発生に関わるトリガ情報を収集するトリガ情報収集部(制御部81)と、
所定期間内に発生した前記トリガの前記トリガ情報に基づいて、前記荷役車両の運行に関する解析を行う解析部(制御部81)と、
解析結果を出力する出力部(通信部82)と、
を備える解析装置(サーバ80)。
[8]上記[6]に記載の車載器から、前記電圧状況及び前記稼働状況を示すバッテリ情報を収集するバッテリ情報収集部(制御部81)と、
所定期間内における前記バッテリ情報に基づいて、前記バッテリの交換に関する予測情報を生成する予測部(制御部81)と、
前記予測情報を出力する出力部(通信部82)と、
を備える解析装置(サーバ80)。
[9]上記[1]〜[5]のいずれか一に記載の車載器と、
上記[7]に記載の解析装置と、
前記解析装置から前記解析結果を受信する受信装置(事務所PC30)と、
を備える解析システム(1)。
[10]上記[6]に記載の車載器と、
上記[8]に記載の解析装置と、
前記解析装置から前記予測情報を受信する受信装置(事務所PC30)と、
を備える解析システム(1)。
[11]前記解析装置において、
前記トリガ情報収集部は、複数台の荷役車両のそれぞれに搭載された複数の前記車載器から、前記トリガ情報を収集し、
前記解析部は、収集した前記トリガ情報に基づいて、前記荷役車両の運行に関する指導書、分析レポート、ランキング、ヒートマップ、及びヒヤリハットマップの少なくともいずれか一を、前記解析結果として生成する
上記[9]に記載の解析システム。
[12]前記解析装置において、
前記バッテリ情報収集部は、複数台の荷役車両のそれぞれに搭載された複数の前記車載器から、前記バッテリ情報を収集し、
前記予測部は、収集した前記バッテリ情報に基づいて、前記予測情報を生成する
上記[10]に記載の解析システム。
1 解析システム
10 車載器
11、31、81 制御部(CPU)
15 ビーコン受信部
17 記録部
23A、23B カメラ
24、32、82 通信部
25 電源部
26A 不揮発メモリ
26B 揮発メモリ
28 Gセンサ
30 事務所PC
51 車速センサ
52 ジャイロセンサ
53 バッテリ電圧計
65 メモリカード
71 基地局
80 サーバ
85 データベース
90 フォークリフト
91 爪
92 バックレスト
93 マスト
94 ヘッドガード
100 荷物
110 パレット
301 固定ビーコン

Claims (12)

  1. 荷物を保持可能な荷物保持部を有する荷役車両に搭載され、所定の条件を満たしたときに、前記荷役車両近傍の状況を表す情報を記録する車載器であって、
    前記荷物の運搬状況を監視する監視部と、
    前記監視部が、前記荷役車両に対する二重操作、前記荷物の有無、前記荷物の落下、及び前記荷役車両の幅方向における前記荷物の揺れの少なくともいずれか一を検出した場合に、前記情報を記録するためのトリガを発生させるトリガ発生部と、
    前記情報として、少なくとも、前記荷役車両近傍の状況を表す画像を記録する記録部と、
    を備える車載器。
  2. 前記荷役車両に搭載され、前記荷役車両の前方であって前記荷物保持部の少なくとも一部を含む情景を撮影するカメラを備え、
    前記監視部は、前記カメラが撮影した画像を解析して、前記荷役車両に対する二重操作、前記荷物の有無、前記荷物の落下、及び前記荷役車両の幅方向における前記荷物の揺れの少なくともいずれか一を検出する画像解析部を含む
    請求項1に記載の車載器。
  3. 前記画像解析部は、
    前記画像における、前記荷物保持部の少なくとも一部を含む領域を荷物検出範囲として解析して、前記荷物の領域を検出する荷物検出部を含み、
    前記荷物検出部が前記荷物の領域を検出したか否かに応じて、前記荷物の有無を検出し、
    前記荷物有りを検出した場合において、前記荷物の領域の少なくとも一部が欠落したことを検出したとき、前記荷物の落下を検出する
    請求項2に記載の車載器。
  4. 前記荷物保持部は昇降可能であり、
    前記画像解析部は、
    前記画像における、前記荷物検出範囲と離間した領域の一部を走行検出範囲として解析して、前記荷役車両が走行しているか否かを検出する走行検出部を含み、
    前記画像における前記荷物の領域の位置又は大きさの変化に基づいて、前記荷物保持部の昇降を検出し、
    前記荷役車両が走行中であり、かつ、前記荷物保持部が昇降した場合に、前記二重操作を検出する
    請求項3に記載の車載器。
  5. 前記荷物保持部は昇降可能であり、
    前記監視部は、
    前記荷役車両に対して行われた操作を示す操作信号を取得する操作信号取得部を含み、
    前記荷役車両が走行中であることを示す操作信号、及び前記荷物保持部が昇降されたことを示す操作信号を取得した場合に、前記二重操作を検出する
    請求項1に記載の車載器。
  6. 前記荷役車両のバッテリの電圧状況を監視するバッテリ監視部と、
    前記荷役車両の稼働状況を監視する稼働監視部と、
    前記電圧状況と前記稼働状況とに基づいて、前記バッテリが所定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    を備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の車載器。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車載器から、前記トリガの発生に関わるトリガ情報を収集するトリガ情報収集部と、
    所定期間内に発生した前記トリガの前記トリガ情報に基づいて、前記荷役車両の運行に関する解析を行う解析部と、
    解析結果を出力する出力部と、
    を備える解析装置。
  8. 請求項6に記載の車載器から、前記電圧状況及び前記稼働状況を示すバッテリ情報を収集するバッテリ情報収集部と、
    所定期間内における前記バッテリ情報に基づいて、前記バッテリの交換に関する予測情報を生成する予測部と、
    前記予測情報を出力する出力部と、
    を備える解析装置。
  9. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車載器と、
    請求項7に記載の解析装置と、
    前記解析装置から前記解析結果を受信する受信装置と、
    を備える解析システム。
  10. 請求項6に記載の車載器と、
    請求項8に記載の解析装置と、
    前記解析装置から前記予測情報を受信する受信装置と、
    を備える解析システム。
  11. 前記解析装置において、
    前記トリガ情報収集部は、複数台の荷役車両のそれぞれに搭載された複数の前記車載器から、前記トリガ情報を収集し、
    前記解析部は、収集した前記トリガ情報に基づいて、前記荷役車両の運行に関する指導書、分析レポート、ランキング、ヒートマップ、及びヒヤリハットマップの少なくともいずれか一を、前記解析結果として生成する
    請求項9に記載の解析システム。
  12. 前記解析装置において、
    前記バッテリ情報収集部は、複数台の荷役車両のそれぞれに搭載された複数の前記車載器から、前記バッテリ情報を収集し、
    前記予測部は、収集した前記バッテリ情報に基づいて、前記予測情報を生成する
    請求項10に記載の解析システム。
JP2020075582A 2020-04-21 2020-04-21 車載器、解析装置、及び解析システム Pending JP2021172464A (ja)

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DE102021129645A1 (de) 2021-11-15 2023-05-17 Jungheinrich Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum Dokumentieren von unerwarteten Ereignissen in Flurförderzeugen

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