JP2021172206A - 乗降口用ルーフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員が乗降口から車両に乗降するときに、乗員が雨等に曝されることを抑制しつつ、運転者の操作を簡易なものとすることができる乗降口用ルーフ装置を得る。【解決手段】乗降口用ルーフ装置10では、前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82が連動可能とされている。そして、前側ドア駆動部32及び後側ドア駆動部48が、乗降口18を開放する方向に移動するときには、ルーフ部58が車両幅方向外側に移動し、前側ドア駆動部32及び後側ドア駆動部48が乗降口18を閉じる方向に移動するときには、ルーフ部58が車両幅方向内側に移動する。また、運転者が動力部92を操作することで、前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82が駆動される。【選択図】図1

Description

本発明は、乗降口用ルーフ装置に関する。
下記特許文献1には、乗降口用ルーフ装置に関する発明が開示されている。この乗降口用ルーフ装置では、車体の側部に設けられた乗降口の車両上方側に車両の外壁に対して出没可能に支持バーが設けられている。そして、支持バーには、蛇腹状のシートが設けられえており、支持バーが車両の外壁から延出されると、乗降口の車両上方側においてシートが展開するようになっている。このため、下記先行技術では、乗員が乗降口から車両に乗降するときに、乗員が雨等に曝されることを抑制することができる。
特開平8−198751号公報
しかしながら、上記先行技術では、乗降口を開閉するドアと、支持バーとが異なる駆動装置で駆動されるため、乗員に乗降時において運転者による操作が煩雑になることが考えられる。
本発明は上記事実を考慮し、乗員が乗降口から車両に乗降するときに、乗員が雨等に曝されることを抑制しつつ、運転者の操作を簡易なものとすることができる乗降口用ルーフ装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る乗降口用ルーフ装置は、車体の側部に設けられた乗降口の車両上方側に配置されると共に、当該側部に対して車両幅方向に出没可能とされたルーフ部と、スライド移動することで前記乗降口を開閉可能とされたサイドドアを駆動させるドア側駆動部と連動可能とされると共に、当該サイドドアが当該乗降口を開放する方向に移動するときに前記ルーフ部を車両幅方向外側に移動させ、当該サイドドアが当該乗降口を閉じる方向に移動するときに当該ルーフ部を車両幅方向内側に移動させるルーフ側駆動部と、運転者の操作によって前記ドア側駆動部及び前記ルーフ側駆動部の少なくとも一方を駆動させる動力部と、を有している。
請求項1に記載の本発明によれば、車体の側部に乗降口が設けられており、当該乗降口は、ドア側駆動部で駆動されたサイドドアがスライド移動することで開閉される。また、乗降口の車両上方側には、ルーフ部が配置されており、当該ルーフ部は、ルーフ側駆動部で駆動されることで、車体の側部に対して車両幅方向に出没可能とされている。このため、本発明では、乗降口が開放されている状態において、ルーフ部を車両幅方向外側に延出させることで、当該ルーフ部を雨除けや日除けとして用いることができる。
ところで、乗員の乗降時において、運転者は、ドア側駆動部とルーフ側駆動部とを駆動させる必要があるが、これらを別々の操作で駆動させると、運転者による操作が煩雑になることが考えられる。
ここで本発明では、ドア側駆動部とルーフ部側駆動部とが連動可能とされている。そして、サイドドアが乗降口を開放する方向に移動するときには、ルーフ部が車両幅方向外側に移動し、当該サイドドアが当該乗降口を閉じる方向に移動するときには、当該ルーフ部が車両幅方向内側に移動する。また、運転者が動力部を操作することで、ドア側駆動部及びルーフ部側駆動部の少なくとも一方が駆動される。
このため、本発明では、一つの操作でドア側駆動部及びルーフ側駆動部を駆動させ、ひいては、サイドドア及びルーフ部を駆動させることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る乗降口用ルーフ装置は、乗員が車両の乗降口から乗降するときに、乗員が雨等に曝されることを抑制しつつ、運転者の操作を簡易なものとすることができるという優れた効果を有する。
第1実施形態に係る乗降口用ルーフ装置が設けられた車両の側部の構成を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る乗降口用ルーフ装置が設けられた車両において、車体とルーフ部との境界部の構成を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係る乗降口用ルーフ装置の構成を模式的に示す平面図である。 第1実施形態に係る乗降口用ルーフ装置の動力部周辺の構成を模式的に示す側面図である。 第1実施形態に係る乗降口用ルーフ装置が設けられた車両の構成を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る乗降口用ルーフ装置の乗員の乗降時の状態を模式的に示す正面図である。 第1実施形態に係る乗降口用ルーフ装置のルーフ部の構成を模式的に示す正面図であり、(A)は、ルーフ部が車体に格納された状態を示しており、(B)は、ルーフ部が車体から延出された状態を示している。 第2実施形態に係る乗降口用ルーフ装置が設けられた車両の側部の構成を模式的に示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図7を用いて、本発明の第1実施形態に係る「乗降口用ルーフ装置10(以下、ルーフ装置10と称する)」について説明する。なお、各図に適宜示される矢印FRは、ルーフ装置10が設けられた車両12の車両前方側を示しており、矢印UPは車両12の車両上方側を示しており、矢印LHは車両12車両幅方向左側を示している。
図5に示されるように、車両12は、「車体14」を備えており、車体14の車両幅方向左側の「側部16」には、「乗降口18」が設けられている。そして、この乗降口18は、車体14に対して車両前後方向にスライド移動可能なサイドドアとしての「前側サイドドア20」と「後側サイドドア22」とで開閉されるようになっている。なお、以下では、乗降口18が前側サイドドア20及び後側サイドドア22で閉じられた状態であることを前提として、説明を続けていくこととする。また、以下では、乗降口18が前側サイドドア20及び後側サイドドア22で閉じられた状態を閉状態と称し、乗降口18が開放されている状態を開状態と称することとする。
図3にも示されるように、前側サイドドア20は、その外形が車両幅方向から見て車両上下方向を長手方向とされた板状のドア本体部24と、一対のアーム部26とを備えている。そして、アーム部26は、ドア本体部24の車両上下方向両端部における車両後方側の部分にそれぞれ設けられると共に、ドア本体部24から車両幅方向内側に延出されている。
詳しくは、車両上方側のアーム部26の車両幅方向内側の端部26Aの上面には、端部26Aから車両上方側に延びる円柱状の軸部28が設けられており、端部26Aの下面には、図示しないローラが設けられている。一方、車両下方側のアーム部26にも車両上方側のアーム部26と同様にローラが設けられている。
また、車両上方側のアーム部26のローラは、第1上側レール部30で案内されるようになっており、この第1上側レール部30は、車体14の上部14Aの一部を構成する図示しないルーフサイドレールの上面に取り付けられると共に、車両前後方向に延在している。
一方、車両下方側のアーム部26のローラは、図示しない第1下側レール部で案内されるようになっている。この第1下側レール部は、車体14の下部14Bの一部を構成する図示しないロッカの上面に取り付けられると共に、車両前後方向に延在している。
そして、前側サイドドア20は、後述する「動力部92」で駆動されるドア側駆動部としての「前側ドア駆動部32」で駆動されるようになっている。この前側ドア駆動部32は、プーリ34、36と、タイミングベルト38と、連結部40とを備えている。
プーリ34、36は、互いに対して車両前後方向に間隔をあけて配置されており、プーリ34は、動力部92から入力される駆動力によって回動するようになっている。一方、プーリ36は、プーリ34の車両前方側においてルーフサイドレールに回動可能に支持されており、プーリ34からタイミングベルト38を介して伝達された駆動力によって回動するようになっている。
連結部40は、タイミングベルト38と車両上方側のアーム部26とを連結しており、タイミングベルト38に固定された固定部40Aと、軸部28を相対回転可能な状態で支持する支持部40Bとを含んで構成されている。
上記のように構成された前側ドア駆動部32は、動力部92によってプーリ34が回動することで、前側サイドドア20を車両前後方向にスライド移動させることが可能となっている。また、前側ドア駆動部32は、タイミングベルト38の内周側に配置された図示しない張力付与部を備えている。この張力付与部は、タイミングベルト38に当接されたプーリと、当該プーリをタイミングベルト38に向けて付勢する付勢部とを備えており、タイミングベルト38が弛まないようにタイミングベルト38に張力を付与している。
一方、後側サイドドア22は、車両幅方向から見て前側サイドドア20と鏡像対称な構成とされており、ドア本体部42と、一対のアーム部44とを備えている。この後側サイドドア22は、第2上側レール部46と、図示しない第2下側レール部とによって案内されるようになっており、第2上側レール部46は、第1上側レール部30と、第2下側レール部は、第1下側レール部と、それぞれ車両上下方向から見て鏡像対象な構成とされている。
そして、後側サイドドア22は、動力部92で駆動されるドア側駆動部としての「後側ドア駆動部48」で駆動されるようになっている。この後側ドア駆動部48は、プーリ50、52と、タイミングベルト54と、連結部56とを備えると共に、車両上下方向から見て前側ドア駆動部32と鏡像対象な構成とされている。
上記のように構成された後側ドア駆動部48は、動力部92によってプーリ50が回動することで、後側サイドドア22を車両前後方向にスライド移動させることが可能となっている。
ここで、本実施形態では、図1及び図6に示されるように、車体14の側部16における乗降口18の車両上方側に、前側サイドドア20及び後側サイドドア22と連動して側部16に対して出没可能とされた「ルーフ部58」が設けられている点に特徴がある。
ルーフ部58は、閉状態において、車体14に設けられた収納部60に収納された収納状態とされている。なお、以下では、特に断りのない限り、ルーフ部58が収納状態にあることを前提として、説明を続けていくこととする。
収納部60は、車体14の上部14Aの一部を構成するルーフパネル62の車両下方側に設けられており、車両幅方向外側が開放された箱状とされている。そして、収納部60の開口部60Aは、前側サイドドア20及び後側サイドドア22の車両上方側に位置している。
一方、ルーフ部58は、その主な部分を構成する本体部64と、本体部64を車体14に対して支持するベース部66とを備えている。ベース部66は、全体的には、板厚方向を車両上下方向とされて車両前後方向に延在する板状とされている。
このベース部66には、図3及び図7に示されるように、その車両下方側の面に軸部68が設けられており、その車両前方側の面と車両後方側の面とのそれぞれに軸部70、係止部72及び図示しないローラが設けられている。
軸部68は、ベース部66から車両下方側に延びる円柱状とされており、軸部68には、後述するルーフ側駆動部としての「ルーフ駆動部82」が連結されている。
軸部70は、ベース部66の車両幅方向外側の部分に設けられると共に、車両前後方向に延在する円柱状とされており、係止部72は、軸部70の車両幅方向内側に配置されると共に、車両前後方向に延在する円柱状とされている。そして、軸部70及び係止部72には、本体部64が連結されており、ローラは、収納部60の内側に設けられた図示しないガイドレールで車両幅方向に案内されるようになっている。
図1に戻り、本体部64は、底板部64A、カバー部64B、分流部64C及び一対の側板部64Dを含んで構成されている。詳しくは、底板部64Aは、車両上下方向から見て車両前後方向及び車両幅方向に延在する矩形の板状とされており、その上面には分流部64Cが、車両幅方向外側の周縁部にはカバー部64Bが、車両前後方向両側の周縁部には側板部64Dがそれぞれ設けられている。
カバー部64Bは、図2にも示されるように、車両幅方向から見て車両前後方向に延在すると共に収納部60の開口部60Aよりも一回り小さい矩形の板状とされており、その周縁部には、カバー部64Bと開口部60Aとの隙間を塞ぐシール部材76が取り付けられている。
分流部64Cは、車両上下方向から見て車両幅方向内側から車両幅方向外側に向かうに従って拡幅された二等辺三角形状でかつ車両前後方向から見て車両幅方向内側から車両幅方向外側に向かうに従って拡幅された直角三角形状の三角錐状とされている。
側板部64Dは、車両前後方向を板厚方向とされると共に車両幅方向に延在する板状とされている。この側板部64Dは、その車両幅方向外側の端部64D1とカバー部64Bとの間に間隔があけられており、その車両幅方向外側の端部64D2は、底板部64Aよりも車両幅方向内側に延出されている。
また、側板部64Dの端部64D2には、図7に示されるように、軸部70が回動可能に支持される貫通部78と、係止部72が係止されるガイドスリット部80とが形成されている。このガイドスリット部80は、車両前後方向から見て軸部70と係止部72との中心間の距離Lを半径とする円弧に沿ってかつ車両上方側の端部を起点として車両下方側でかつ車両幅方向外側に向かって延びるように形成されている。
そして、本実施形態では、上記のようにベース部66と本体部64とが連結されることで、図7(A)に示されるように、ルーフ部58が車体14に収納された状態において、本体部64は、車両前後方向から見て延在方向を車両幅方向とされた状態で配置されるようになっている。
一方、図7(B)に示されるように、ルーフ部58が車体14から延出された展開状態においては、本体部64は、カバー部64B側が車両下方側となるようにベース部66に対して回動するようになっている。このとき、本体部64の底板部64Aの上面は、水平方向に対して傾斜した状態となり、当該上面を流れる雨水等は、分流部64Cで分流されつつ、側板部64Dとカバー部64Bとの間から排出されるようになっている。
なお、側板部64Dの端部64D2における車両上方側の周縁部は、ルーフ部58の展開状態において、車両前後方向から見てベース部66の車両上方側の周縁部と平行な状態となっている。
図3に戻り、ルーフ部58を駆動させるルーフ駆動部82の構成について説明する。ルーフ駆動部82は、プーリ84、86と、タイミングベルト88と、連結部90とを備えている。
プーリ84、86は、互いに対して車両幅方向に間隔をあけて配置されており、プーリ84は、動力部92から入力される駆動力によって回動するようになっている。一方、プーリ86は、プーリ84の車両幅方向内側において車体14の上部14Aに設けられた図示しない支持部に回動可能に支持されており、プーリ84からタイミングベルト88を介して伝達された駆動力によって回動するようになっている。
連結部90は、タイミングベルト38とルーフ部58のベース部66とを連結しており、タイミングベルト88に固定された固定部90Aと、軸部68を相対回転可能な状態で支持する支持部90Bとを含んで構成されている。
上記のように構成されたルーフ駆動部82は、動力部92によってプーリ84が回動することで、ルーフ部58を車両幅方向にスライド移動させることが可能となっている。また、本実施形態では、前側サイドドア20及び後側サイドドア22が閉状態にあるときにルーフ部58が収納状態となるように設定されており、前側サイドドア20及び後側サイドドア22が開状態にあるときにルーフ部58が展開状態となるように設定されている。
次に、動力部92の構成について説明する。動力部92は、図4に示されるように、モータ94と、モータ94の駆動力を分配するギアボックス96とを備えている。ギアボックス96は、複数の図示しないギアを内蔵すると共に、モータ94の図示しない入力軸が車両下方側から取り付けられている。なお、ギアボックス96は、ルーフサイドレールに取り付けられている。
そして、ギアボックス96の車両下方側における車両前方側からは、プーリ34に駆動力を伝達する出力軸98が延出されており、ギアボックス96の車両下方側における車両後方側からは、プーリ50に駆動力を伝達する出力軸100が延出されており、ギアボックス96の車両上方側からは、プーリ84に駆動力を伝達する出力軸102が延出されている。つまり、前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82は、連動するようになっている。なお、ギアボックス96は、モータ94からプーリ34、50、84のうちの一つのプーリに直接的に駆動力が伝達されると共に、当該プーリへの入力軸からその他のプーリに駆動力が伝達されるような構成とされていてもよい。
また、ギアボックス96によって、プーリ34、50、84の回転速度は、前側サイドドア20及び後側サイドドア22が閉状態から開状態になるまでの時間と、ルーフ部58が収納状態から展開状態になるまでの時間とが同程度となるように設定されている。
さらに、モータ94は、車両12に搭載された制御装置104と電気的に接続されており、制御装置104から入力される制御信号に基づいて、ギアボックス96、ひいては前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82を駆動させるようになっている。なお、制御装置104には、運転者に操作されるスイッチ106が電気的に接続されており、制御装置104は、スイッチ106からの操作信号に基づき、モータ94に制御信号を出力するようになっている。
(本実施形態の作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果を説明する。
本実施形態では、図1に示されるように、車体14の側部16に乗降口18が設けられており、乗降口18は、前側ドア駆動部32で駆動された前側サイドドア20及び後側ドア駆動部48で駆動された後側サイドドア22がスライド移動することで開閉される。また、乗降口18の車両上方側には、ルーフ部58が配置されており、ルーフ部58は、ルーフ駆動部82で駆動されることで、側部16に対して車両幅方向に出没可能とされている。このため、本実施形態では、乗降口18が開放されている状態において、ルーフ部58を車両幅方向外側に延出させることで、ルーフ部58を雨除けや日除けとして用いることができる。
ところで、乗員の乗降時において、運転者は、前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82を駆動させる必要があるが、これらを別々の操作で駆動させると、運転者による操作が煩雑になることが考えられる。
ここで本実施形態では、前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82が連動可能とされている。そして、前側ドア駆動部32及び後側ドア駆動部48が、乗降口18を開放する方向に移動するときには、ルーフ部58が車両幅方向外側に移動し、前側ドア駆動部32及び後側ドア駆動部48が乗降口18を閉じる方向に移動するときには、ルーフ部58が車両幅方向内側に移動する。また、運転者が動力部92を操作することで、前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82が駆動される。
このため、本実施形態では、一つの操作で前側ドア駆動部32、後側ドア駆動部48及びルーフ駆動部82を駆動させ、ひいては、前側サイドドア20、後側サイドドア22及びルーフ部58を駆動させることができる。したがって、本実施形態では、乗員が車両12の乗降口18から乗降するときに、乗員が雨等に曝されることを抑制しつつ、運転者の操作を簡易なものとすることができる。
<第2実施形態>
以下、図8を用いて、本発明の第2実施形態に係る「乗降口用ルーフ装置110(以下、ルーフ装置110と称する)」について説明する。なお、上述した第1実施形態と同一構成部分については同一番号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、「ルーフ部112」が、ルーフパネル62に設けられた収納部114に収納された状態において、車体14の屋根面116の一部を構成する点に特徴がある。
具体的には、収納部114は、車両幅方向から見てルーフパネル62における乗降口18の車両上方側の部分に設けられると共に、ルーフパネル62の一般部62Aに対して車両下方側に凹みかつ車両幅方向外側が開放された凹部とされている。
そして、ルーフ部112は、収納部114を車両上方側から覆うことが可能な板状とされると共に、その車両下方側の面に設けられた図示しない軸部を介してルーフ駆動部82と連結されている。なお、収納部114の底壁部114Aには、車両幅方向に延在するスリット部118が設けられており、スリット部118には、ルーフ部112の軸部が挿通されている。
このような構成によれば、ルーフ部112の構成を、上述した第1実施形態に係るルーフ部58の構成に比し、単純化することができる。
なお、上述した実施形態では、車体14の車両幅方向左側の側部16に乗降口18及びルーフ装置10、110を設けたが、これに限らない。すなわち、車両12の仕様等に応じて、車体14の車両幅方向右側の側部に、乗降口18及びルーフ装置10、110を設けてもよい。
10 乗降口用ルーフ装置
14 車体
16 側部
18 乗降口
20 前側サイドドア(サイドドア)
22 後側サイドドア(サイドドア)
32 前側ドア駆動部(ドア側駆動部)
48 後側ドア駆動部(ドア側駆動部)
58 ルーフ部
82 ルーフ駆動部(ルーフ側駆動部)
92 動力部
110 乗降口用ルーフ装置
112 ルーフ部

Claims (1)

  1. 車体の側部に設けられた乗降口の車両上方側に配置されると共に、当該側部に対して車両幅方向に出没可能とされたルーフ部と、
    スライド移動することで前記乗降口を開閉可能とされたサイドドアを駆動させるドア側駆動部と連動可能とされると共に、当該サイドドアが当該乗降口を開放する方向に移動するときに前記ルーフ部を車両幅方向外側に移動させ、当該サイドドアが当該乗降口を閉じる方向に移動するときに当該ルーフ部を車両幅方向内側に移動させるルーフ側駆動部と、
    運転者の操作によって前記ドア側駆動部及び前記ルーフ側駆動部の少なくとも一方を駆動させる動力部と、
    を有する乗降口用ルーフ装置。
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