JP2021171820A - レーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産方法及び装置 - Google Patents

レーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、レーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産方法及び装置を提供する。【解決手段】CuCrの所定成分の混合粉末を準備するステップと、CuCrの所定成分の混合粉末を混合するステップと、銅インゴットを予備加工するステップと、CuCrの所定成分の混合粉末を銅シート上に高速レーザークラッディングするステップと、クラッディング済みのサンプルを熱処理するステップと、表面を加工して処理するステップと、を含む。前記装置は、ボールミリング部材が内部に設けられた混合タンク、レーザークラッディング素子、コントローラを備え、レーザークラッディング素子が取り付けテーブル、回転ワークチャック、静電粉末溶射部品、レーザークラッディングヘッド、機械式グリッパーを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、コンタクト材料の技術分野に関し、具体的には、レーザークラッディングによ
るCuCr複合コンタクトの量産方法及び装置に関する。
銅系コンタクトの市場の将来性が期待できるが、3Dプリント技術の出現に伴い、製造業
では高性能・低コストの製品が出現する傾向がある。
従来技術では、たとえば、特許CN106498386Aは、レーザークラッディングに
よる銅表面の複合コーティング及びその製造方法を開示し、この特許では、クラッディン
グ対象の材料粉末をスラリー状にして、銅基材の表面に均一に塗布し、自然風乾後、レー
ザークラッディング方法によって一層のめっき層を形成し、それによって、表面を強化さ
せる効果を奏するが、厚さのため積層して加工できないので、従来の製品の支持(又は無
効)部分の効果を果たすことができず、さらに、該特許の技術によれば、表面だけを強化
させ、全体の強化を行わず、パーツの表層の状況だけを変えるが、結晶粒を細化させて、
一部のパーツの代わりとして機能するような効果はなく、また、コスト削減もできなかっ
た。
現在、コスト削減のための方式には、2種類があり、1つは、複合材料を開発し、つまり
、コンタクトの支持部分を低価な材料で代えることであり、もう1つは、新技術を開発し
、つまり、工程を減少させ、また性能がより優れたプロセスを開発することである。
本特許は、従来の製品の性能を損なわず、また、従来の製品の性能を高め、効率を維持す
る上に加工コストを削減させるために設計したものである。
以上の目的を達成させるために、本発明は、レーザークラッディングによるCuCr複合
コンタクトの量産方法、及び装置を提供し、それによって、コーティングの孔隙率の欠陥
によりその耐摩耗性に悪影響を与えるという従来のセラミックコーティングの製造技術に
おける問題を解決し、具体的な技術案は以下のとおりである。
レーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産方法であって、以下のステ
ップS1〜ステップS6を含む。
S1、CuCrの所定成分の混合粉末の準備:
球形度が80%よりも大きいCr粉10〜50wt%、球形度が80%よりも大きい霧化
銅粉90〜50wt%の質量百分率でCrと霧化銅粉を秤量する。試験を通じて研究した
ところ、Cr粉とCu粉を上記割合で配合すると、製品の成分を確保し、生産効率を低下
させずに、製品の性能を向上させることができ、さらに、該割合は現在の市場の状況及び
お客様のニーズに対応でき、また、球形度が80%よりも大きい粉体を用いることにより
、パーツ加工時に粉末の吐出ムラにより金属相に孔が生じたり、成分のムラによる欠陥が
形成されたりする確率を大幅に減少させる。
S2、CuCrの所定成分の混合粉末の混合:
S1のCr粉と霧化銅粉を前記割合で混合した後、ボール/材料比1:3〜1:5で1〜
5hボールミリングする。ボールミリングは、粉末を均一に混合する役割を果たす。
S3、銅インゴットの予備加工:
クラッディング対象の銅インゴットを、完成品のサイズに従って、1/10〜1/8の加
工マージンが残されたシートに切断して使用に備える。加工マージンを残す理由としては
、第一に、レーザークラッディングの加工速度が高いため、精度が悪くなり、したがって
、該技術でワークブランクを加工し、次にワークブランクを機械加工して完成品とする。
第二に、ワークブランクから完成品を製造する際に、ツールセッティングと挟持をするた
めに加工マージンが必要とされる。
S4、CuCrの所定成分の混合粉末を銅シート上に高速レーザークラッディングする。
高速レーザークラッディング技術により加工し、具体的には、レーザービームを銅基体の
表面に垂直にして走査させ、走査中に保護ガスと粉末搬送ガスのいずれも不活性ガスを使
用する。本発明で使用されるレーザーは、陝西省西安市の中科中美社が独自開発したもの
であり、製品の性能に優れ、本発明の使用要件を満たす。
高速レーザークラッディングは、以下の3つの役割を果たす。
(1)4個のレーザーヘッドによるフォーカス技術を用いることで、有効クラッディング
断面の直径を増大し、つまり、従来のレーザークラッディングに比べて、クラッディング
による1層の有効厚さを大きくする。
(2)焦点ではなく、焦点よりも上方にある位置をレーザーが重なる点とすることにより
、単位クラッディング面積を増大し、つまり、従来のクラッディングと同様な速度で同一
のパーツを加工する場合、より迅速に完了できる。
(3)高速レーザークラッディングのステップも層の厚さも調整・制御可能であり、製品
に応じて最適なパラメータを設定して、生産効率を高めることが可能である。
S5、クラッディング済みのサンプルの熱処理:
熱処理プロセスとしては、固溶温度850〜1100℃、1〜5h保温、時効温度350
〜500℃、3〜8h保温である。
熱処理は、直接レーザークラッディングすると、製品の性能の一部が要件を満足できず、
要件を満たすようにするために熱処理が必要とされる原因で、行われる。
S6、表面の加工処理
熱処理したサンプルを、完成品コンタクトのサイズに従って、設計により求められる表面
粗さ及び精度となるまで表面を加工して処理する。
本発明の一態様として、前記ステップS1では、前記Cr粉の粉末粒度について30〜5
5μmが要求され、霧化銅粉の粉末粒度について35〜50μmが要求される。30μm
以下の粉末を使用しないため、原材料の加工要件を低減させ、大顆粒粉末を使用するため
、原材料を粉末化する際に酸素含有量を簡単に制御でき、粒度の範囲が近い粉末を混合す
ることにより、混合後の粉体の粒度の均一性を大幅に向上できる。
本発明の一態様として、前記ステップS2では、ボールミリングを起動させる前に、10
〜1paまで真空吸引し、次に水素ガスを0.6Mpaまで充填して保護し、真空吸引も
水素ガス充填も、混合のために低酸素環境を作り、混合中の粉体の酸化を回避するためで
ある。
本発明の一態様として、前記ステップS4では、前記粉末搬送ガスの流量が0.5〜2.
5L/min、保護ガスの流量が15〜30L/min、走査パワーが2200〜450
0W、レーザー移動の線速度が2〜5mm/min、1層のクラッディングの厚さが0.
2〜1.2mmである。粉末搬送ガスの流量、保護ガスの流量、走査パワー、レーザー移
動の線速度、1層のクラッディングの厚さの上記パラメータの範囲は、発明者が試験を繰
り返すことを通じて得た、製品の性能が合格し、且つ効率が量産に適するようにするパラ
メータの範囲である。
本発明の一態様として、前記ステップS4では、銅CuCrの所定成分の混合粉体をクラ
ッディングして積層することで、合計1〜25層クラッディングし、多層CuCr複合コ
ンタクトを形成し、最高ではクラッディングの全厚さは9.6mmである。上記に記載の
クラッディング層数及びクラッディングの厚さは、発明者が試験を通じて得たデータであ
り、それよりも大きいこともあるが、本社の製品に適用する場合、この厚さが十分であり
、したがって、それよりも大きいクラッディングを試験しておらず、ただし、興味がある
場合、さらに試験を試みてもよい。
本発明の一態様として、クラッディングの全厚さは好ましくは7mmである。つまり、新
しい銅シートの場合は、全厚さ7mmでCuCrの混合粉末を多層クラッディングし、複
合コンタクトを形成することができ、使用効果が良好である。
本発明の別の態様は、レーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産装置
を提供し、該量産装置は、ボールミリング部材が内部に設けられた混合タンク、前記混合
タンクに接続されたレーザークラッディング素子、及び各電気素子に接続されたコントロ
ーラを備え、
前記レーザークラッディング素子は、3つのL字形取り付け用連結ロッドが側壁に設けら
れた取り付けテーブル、前記取り付けテーブルに設けられた回転ワークチャック、静電粉
末溶射部品、レーザークラッディングヘッド、機械式グリッパーを備え、
前記回転ワークチャックは、回動軸を介して前記取り付けテーブルの上端に回動可能に接
続され、外壁に複数の水平接続ブラケットが周方向に均等に設けられた回転枠と、各前記
水平接続ブラケットの末端に設けられ、上端に取り付け溝が設けられた取り付け用調整デ
ィスクと、取り付けテーブルの内部に設けられ、前記回動軸を回動駆動する駆動モータと
、を備え、前記取り付け溝には、パーツを固定挟持することに用いられ、パーツの左右両
側に沿ってスライド可能な複数の取り付け用スライド部品が設けられ、取り付け用スライ
ド部品は、隣接する2つの前記取り付け用スライド部品の間には、第1のシザー式調整フ
レームと第1の超音波測定器が設けられ、
前記静電粉末溶射部品は、各取り付け用調整ディスクの上端に結合可能な粉末収集カバー
と、前記粉末収集カバー内に設けられた静電粉末溶射ノズルと、接続管を介して前記静電
粉末溶射ノズルに接続された粉末貯蔵缶と、前記粉末貯蔵缶に連通しているエアコンプレ
ッサと、を備え、前記粉末収集カバー内には赤外線センサが設けられ、粉末収集カバー、
レーザークラッディングヘッド、及び機械式グリッパーは、それぞれ回転枠の回転方向に
配列され、且つそれぞれ3つのL字形取り付け用連結ロッドの水平部分の底端に設けられ
、粉末収集カバーとL字形取り付け用連結ロッドとの間には、電動伸縮ロッドが設けられ
、前記レーザークラッディングヘッドは、それぞれ取り付け用スライド部品に1対1で対
応する複数あり、隣接する2つのレーザークラッディングヘッドの間には、第2のシザー
式調整フレームと第2の超音波測定器が設けられる。
本発明の一態様として、前記取り付け用調整ディスクは中空構造であり、且つ取り付け用
調整ディスクの底端には清掃口が設けられ、取り付け用調整ディスクの中空構造を通じて
、粉末収集カバー内で十分に利用されていない混合粉末を収集し、底端の清掃口を介して
洗浄して清掃して回収することができ、それによって、省エネ及び排出削減の特徴を有す
る。
本発明のレーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産装置の作動原理は
、以下の通りである。大量の銅基体に対してレーザークラッディング処理を行うにあたり
、各取り付け用調整ディスクの複数の取り付け用スライド部品に銅基体を固定して挟持し
、ある取り付け用調整ディスクが粉末収集カバーの底端まで回動すると、粉末収集カバー
を介して該取り付け用調整ディスクの上端に結合し、エアコンプレッサを起動させて、粉
末貯蔵缶内のCr粉と霧化銅粉を混合した混合粉末を、静電粉末溶射ノズルを介して同一
の取り付け用調整ディスク内の異なる銅基体の表面に吹き付け、このとき、粉末収集カバ
ーは、混合粉末の作動スペースへの飛散による空气の汚染を防止できるとともに、取り付
け用調整ディスクによる混合粉末の収集を回避し、それによって、資源を節約し、1つの
取り付け用調整ディスク上の各銅基体の表面への混合粉末の吹き付けが終了すると、駆動
モータを起動させて軸を時計回りで回動駆動し、該取り付け用調整ディスクをレーザーク
ラッディングヘッドの真下に回動し、レーザークラッディングヘッドを用いて、複数の銅
基体を同時にレーザークラッディングし、このとき、粉末収集カバーは次の取り付け用調
整ディスクをその内部に結合し、上記粉末吹き付け操作を繰り返し、レーザークラッディ
ング済みのサンプルに対応する取り付け用調整ディスクは引き続き機械式グリッパーの底
端まで回動し、このとき、機械式グリッパーによって各サンプルを取り出せば完了し、上
記過程において、静電粉末溶射部品、レーザークラッディングヘッド、及び機械式グリッ
パーは同時に作動しているので、大量の銅基体に対するレーザークラッディング操作が可
能となり、それにより、作動効率が高まり、第1のシザー式調整フレームと第1の超音波
測定器との連携により、隣接する2つの取り付け用スライド部品の間の間隔が調整され、
それによって、さまざまなサイズの銅基体に適用できるようになり、また、第2のシザー
式調整フレームと第2の超音波測定器との連携により、レーザークラッディングヘッドが
対応する銅基体の上方に調整され、それにより、さまざまなサイズの銅基体に対してレー
ザークラッディングが正確に実施できる。
コストダウンを考慮すると、生産されたCuCr複合コンタクトを使用した後、前記クラ
ッディング方法により前記銅シート基体上に再度クラッディングしてもよい。つまり、お
客様の使用により故障が生じたが、銅基体がほぼ維持されているコンタクトについては、
より低価で回収し、CuCrの混合粉末をレーザークラッディングして合格の厚さまで修
復し、小規格の製品として再使用することができる。
従来の製造方法に比べて、本発明の方法の有益な効果は以下のとおりである。
従来のレーザークラッディング手段では、ペーストを金属上に塗布し、次にレーザーで溶
解することでクラッディングを行うが、この方法では、積層して加工することができず、
また量産も不能であり、或いは、成形させた完成品の表面にレーザーを用いて一層の厚い
めっき層をクラッディングし、それにより、酸化防止や耐食の役割を果たし、作動層の厚
さに亘ってレーザークラッディングにより形成するのではない。それに対し、本発明に係
るレーザークラッディング法は、従来のキャスト及びアーク融解法の代わりとして、Cu
Crコンタクトを生産することができ、混合済みのCuCr粉を銅シート上に高速クラッ
ディングすることにより成形するものであり、レーザークラッディング素子によって、複
数の製品を一括してクラッディングすることができ、量産の条件を満たし、また、本発明
の方法で加工されたコンタクトでは、金属相Cr顆粒は二次細化を行っており、且つ分散
して分布し、細化させたCr顆粒は、粒径が2〜10ミクロンであり、導電率が35%I
ACS以上に達し、機械的強度が400Mpa以上に達し、硬さが80〜130HBに達
し、軟化温度が800〜1000℃に達し、つまり、本発明に係る複合コンタクトは、極
めて優れた導電性、熱伝導性、耐食性や靭性などの特徴を有し、したがって、電力、放熱
、管路などの分野に幅広く使用されており、現代工業技術の発展の基盤となる。
従来の製造装置に比べて、本発明の装置の有益な効果は以下のとおりである。
本発明で設計して開発したCuCr複合コンタクトは、主に前の工程によるワークブラン
ク部品を機械的に加工したものであり、そのサイズや形状について制限がない。本発明に
係る複合コンタクトは、静電粉末溶射部品によってCuCr粉を銅シートの表面に直接ク
ラッディングしたものであるので、低価な材料を故障が生じたコンタクト部分に代えるこ
とで、原材料を節約してコストを低下させる方式に相当する。粉末レーザークラッディン
グでは、ソーイングとクラッディングの2つのプロセスによってパーツのワークブランク
を製造し、次に、旋盤加工を行い、それは、コンタクトの新しい生産プロセスである。こ
のような新しい技術で製造された製品、特にCuCr25製品は、外観性に優れ、硬さが
高く、熱処理後は、良好な導電率を示し、Cr顆粒が均一に分散しており、同一ロットの
複数のパーツに対して静電粉末溶射又はレーザークラッディングを同時に行うこと、及び
異なるロットの複数のパーツに対して静電粉末溶射とレーザークラッディングを同時に行
うことにより、パーツが量産の条件を満たすようになり、作動効率が高くなる。
本発明のプロセスのフローチャートである。 本発明の方法で製造されたCuCr複合コンタクトのX50倍金属相写真である。 本発明の方法で製造されたCuCr複合コンタクトのX1000倍金属相写真である。 本発明のCuCr複合コンタクトを生産するためのレーザークラッディング素子の全体構造の模式図である。 本発明の取り付け用スライド部品の取り付け構造の模式図である。 本発明のレーザークラッディングヘッドの取り付け構造の模式図である。
本発明に係るレーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産製造方法及び
装置については、以下、図面及び特定の実施例を参照しながら本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明の特許範囲を限定するものとして理解できず、当業者であれば、上記発明
の内容に基づいて本発明に対して本質的ではない改良及び調整を行うことができる。
実施例1
レーザークラッディングによるCuCr10複合コンタクトの量産方法であって、以下の
ステップS1〜ステップS6を含む。
S1、CuCrの所定成分の混合粉末の準備:
Cr粉10wt%、霧化銅粉90wt%の質量百分率でCrと霧化銅粉を秤量した。Cr
粉の粉末粒度について30〜55μmが要求され、霧化銅粉の粉末粒度について35〜5
0μmが要求され、Cr粉と霧化銅粉の球形度については80%より大きいことが要求さ
れる。
S2、CuCrの所定成分の混合粉末の混合:
S1のCr粉と霧化銅粉を前記割合で混合した後、ボールミルに投入し、まず、10〜1
paまで真空吸引し、次に、水素ガスを0.6Mpaまで充填して保護し、ボール/材料
比1:3で1hボールミリングした。
S3、銅インゴットの予備加工:
クラッディング対象の銅インゴットを、完成品のサイズに従って、1/10の加工マージ
ンが残されたシートに切断して使用に備えた。
S4、CuCrの所定成分の混合粉末を銅シート上に高速レーザークラッディングする。
高速レーザークラッディング技術により加工し、具体的には、レーザービームを銅基体の
表面に垂直にして走査させ、走査中に保護ガスと粉末搬送ガスとしてずべて不活性ガスを
使用し、ここで、前記粉末搬送ガスの流量が0.5L/min、保護ガスの流量が15L
/min、走査パワーが2200W、レーザー移動の線速度が2mm/min、1層のク
ラッディング厚さが1.2mmであった。
S5、クラッディング済みのサンプルの熱処理:
熱処理プロセスとしては、固溶温度850℃、1h保温、時効温度350℃、3h保温で
あった。
S6、表面の加工処理:
熱処理したサンプルを、完成品コンタクトのサイズに従って、設計により求められる表面
粗さ及び精度まで表面を加工して処理した。
実施例2
レーザークラッディングによるCuCr25複合コンタクトの量産方法であって、以下の
ステップS1〜ステップS6を含む。
S1、CuCrの所定成分の混合粉末の準備:
Cr粉25wt%、霧化銅粉75wt%の質量百分率でCrと霧化銅粉を秤量した。Cr
粉の粉末粒度について30〜55μmが要求され、霧化銅粉の粉末粒度について35〜5
0μmが要求され、粉体の球形度について80%よりも大きいことが要求される。
S2、 CuCrの所定成分の混合粉末の混合:
S1のCr粉と霧化銅粉を前記割合で混合した後、ボールミルに投入し、まず、10〜1
paまで真空吸引し、次に、水素ガスを0.6Mpaまで充填して保護し、ボール/材料
比1:4で3hボールミリングした。
S3、銅インゴットの予備加工:
クラッディング対象の銅インゴットを、完成品のサイズに従って、1/9の加工マージン
が残されたシートに切断して、使用に備えた。
S4、CuCrの所定成分の混合粉末を銅シート上に高速レーザークラッディングする。
高速レーザークラッディング技術により加工し、具体的には、レーザービームを銅基体の
表面に垂直にして走査させ、走査中に保護ガスと粉末搬送ガスとしてずべて不活性ガスを
使用し、ここで、前記粉末搬送ガスの流量が1.5L/min、保護ガスの流量が24L
/min、走査パワーが3500W、レーザー移動の線速度が3.5mm/min、1層
のクラッディング厚さが1mmであった。
S5、クラッディング済みのサンプルの熱処理:
熱処理プロセスとしては、固溶温度930℃、3h保温、時効温度450℃、5h保温で
あった。
S6、表面の加工処理:
熱処理したサンプルを、完成品コンタクトのサイズに従って、設計により求められる表面
粗さ及び精度まで表面を加工して処理した。
実施例3
レーザークラッディングによるCuCr50複合コンタクトの量産方法であって、以下の
ステップS1〜ステップS6を含む。
S1、CuCrの所定成分の混合粉末の準備:
Cr粉50wt%、霧化銅粉50wt%の質量百分率でCrと霧化銅粉を秤量した。Cr
粉の粉末粒度について30〜55μmが要求され、霧化銅粉の粉末粒度について35〜5
0μmが要求され、粉体の球形度について80%よりも大きいことが要求される。
S2、CuCrの所定成分の混合粉末の混合:
S1のCr粉と霧化銅粉を前記割合で混合した後、ボールミルに投入し、まず、10〜1
paまで真空吸引し、次に、水素ガスを0.6Mpaまで充填して保護し、ボール/材料
比1:5で5hボールミリングした。
S3、銅インゴットの予備加工:
クラッディング対象の銅インゴットを、完成品のサイズに従って、1/8の加工マージン
が残されたシートに切断して、使用に備えた。
S4、CuCrの所定成分の混合粉末を銅シート上に高速レーザークラッディングする。
高速レーザークラッディング技術により加工し、具体的には、レーザービームを銅基体の
表面に垂直にして走査させ、走査中に保護ガスと粉末搬送ガスとしてずべて不活性ガスを
使用し、前記粉末搬送ガスの流量が2.5L/min、保護ガスの流量が30L/min
、走査パワーが4500W、レーザー移動の線速度が5mm/min、1層のクラッディ
ング厚さが1.2mmであった。
S5、クラッディング済みのサンプルの熱処理:
熱処理プロセスとしてh、固溶温度1100℃、5h保温、時効温度500℃、8h保温
であった。
S6、表面の加工処理:
熱処理したサンプルを、完成品コンタクトのサイズに従って、設計により求められる表面
粗さ及び精度まで表面を加工して処理した。
実施例4
ステップS4では、CuCrの所定成分の混合粉体を1層の銅シート上に3回積層してク
ラッディングし、つまり、合計3層クラッディングし、3層のCuCr複合コンタクトを
形成し、層ごとの厚さは1.2mm、全厚さは3.6mmである以外、残りの操作及びプ
ロセスのパラメータは実施例2と同様であった
実施例5
ステップS4では、合計10層クラッディングし、10層のCuCr複合コンタクトを形
成し、層ごとの厚さは0.6mm、全厚さは6mmである以外、残りの操作及びプロセス
のパラメータは実施例4と同様であった。
実施例6
ステップS4では、合計25層クラッディングし、25層のCuCr複合コンタクトを形
成し、層ごとの厚さは0.2mm、全厚さは5mmである以外、残りの操作及びプロセス
のパラメータは実施例4と同様であった。
実施例7
ステップS4では、合計25層クラッディングし、25層のCuCr複合コンタクトを形
成し、層ごとの厚さは0.32mm、全厚さは8mmである以外、残りの操作及びプロセ
スのパラメータは実施例4と同様であった。ここで、本実施例で使用されるレーザークラ
ッディング装置が使用するレーザーは、陝西省西安市の中科中美社が独自開発したもので
あり、製品性能に優れ、本発明の使用要件を満たす。
実施例8
お客様の使用により故障が生じたが、銅基体がほぼ維持されているコンタクトについては
、より低価で回収し、CuCrの混合粉末をレーザークラッディングして合格の厚さであ
る4mmまで修復し、小規格の製品として再使用することができる。
実施例9
図4に示すように、実施例7との違いとしては、本実施例で使用されるレーザークラッデ
ィングによるCuCr複合コンタクトの量産装置の構造では、ボールミリング部材10が
内部に設けられた混合タンク1、混合タンク1に接続されたレーザークラッディング素子
2、及び各電気素子に接続されたコントローラを備え、
レーザークラッディング素子2は、3つのL字形取り付け用連結ロッド200が側壁に設
けられた取り付けテーブル20、取り付けテーブル20に設けられた回転ワークチャック
21、静電粉末溶射部品22、レーザークラッディングヘッド23、機械式グリッパー2
4を備え、
回転ワークチャック21は、回動軸2100を介して取り付けテーブル20の上端に回動
可能に接続され、外壁に複数の水平接続ブラケット2101が周方向に均等に設けられた
回転枠210と、各水平接続ブラケット2101の末端に設けられ、上端に取り付け溝2
110が設けられた取り付け用調整ディスク211と、取り付けテーブル20の内部に設
けられ、回動軸2100を回動駆動する駆動モータ212と、を備え、図5に示すように
、取り付け溝2110には、パーツを固定挟持することに用いられ、パーツの左右両側に
沿ってスライド可能な複数の取り付け用スライド部品2111が設けられ、取り付け用ス
ライド部品2111は、粉末溶射対象となる銅基体を取り付けることに用いられ、構造が
任意であり、隣接する2つの取り付け用スライド部品2111の間には、第1のシザー式
調整フレーム2112と第1の超音波測定器2113が設けられ、
静電粉末溶射部品22は、各取り付け用調整ディスク211の上端に結合可能な粉末収集
カバー220と、粉末収集カバー220内に設けられた静電粉末溶射ノズル221と、接
続管を介して静電粉末溶射ノズル221に接続された粉末貯蔵缶222と、粉末貯蔵缶2
22に連通しているエアコンプレッサ223と、を備え、粉末収集カバー220内には赤
外線センサ2200が設けられ、粉末収集カバー220、レーザークラッディングヘッド
23、及び機械式グリッパー24は、それぞれ回転枠210の回転方向に配列され、且つ
それぞれ3つのL字形取り付け用連結ロッド200の水平部分の底端に設けられ、粉末収
集カバー220とL字形取り付け用連結ロッド200との間には、電動伸縮ロッド220
1が設けられ、図6に示すように、レーザークラッディングヘッド23は、それぞれ取り
付け用スライド部品2111に1対1で対応する3個あり、隣接する2つのレーザークラ
ッディングヘッド23の間には、第2のシザー式調整フレーム230と第2の超音波測定
器231が設けられ、取り付け用調整ディスク211は中空構造であり、且つ取り付け用
調整ディスク211の底端には清掃口2114が設けられ、取り付け用調整ディスク21
1の中空構造を通じて、粉末収集カバー220内で十分に利用されていない混合粉末を収
集し、底端の清掃口2114を介して洗浄して清掃して回収することができ、それによっ
て、省エネ及び排出削減の特徴を有し、ここで、上記すべての電気素子は市販品である。
上記生産装置の作動原理は以下のとおりである。大量の銅基体に対してレーザークラッデ
ィング処理を行うにあたり、各取り付け用調整ディスク211の3つの取り付け用スライ
ド部品2111に銅基体を固定して挟持し、ある取り付け用調整ディスク211が粉末収
集カバー220の底端まで回動すると、粉末収集カバー220を介して該取り付け用調整
ディスク211の上端に結合し、エアコンプレッサ223を起動させて、粉末貯蔵缶22
2内のCr粉と霧化銅粉を混合した混合粉末を、静電粉末溶射ノズル221を介して同一
の取り付け用調整ディスク211内の異なる銅基体の表面に吹き付け、1つの取り付け用
調整ディスク211における各銅基体の表面への混合粉末の吹き付けが終了すると、駆動
モータ212を起動させて回動軸2100を時計回りで回動駆動し、該取り付け用調整デ
ィスク211をレーザークラッディングヘッド23の真下に回動し、レーザークラッディ
ングヘッド23を用いて、3つの銅基体を同時にレーザークラッディングし、このとき、
粉末収集カバー220は次の取り付け用調整ディスク211をその内部に結合し、上記粉
末吹き付け操作を繰り返し、レーザークラッディング済みのサンプルに対応する取り付け
用調整ディスク211は引き続き機械式グリッパー24の底端まで回動し、このとき、機
械式グリッパー24によって各サンプルを取り出せば完了し、上記過程において、静電粉
末溶射部品22、レーザークラッディングヘッド23、及び機械式グリッパー24は同時
に作動しているので、大量の銅基体に対するレーザークラッディング操作が可能となり、
それにより、作動効率が高まり、第1のシザー式調整フレーム2112と第1の超音波測
定器2113との連携により、隣接する2つの取り付け用スライド部品2111の間の間
隔が調整され、それによって、さまざまなサイズの銅基体に適用できるようになり、また
、第2のシザー式調整フレーム230と第2の超音波測定器231との連携により、レー
ザークラッディングヘッド23が対応する銅基体の上方に調整され、それにより、さまざ
まなサイズの銅基体に対してレーザークラッディングが正確に実施できる。
本発明の実施例1〜9によって製造された各ロットの銅合金材料の関連性能のパラメータ
を表1に示す。
表1 実施例1〜9で製造された各ロットの製品性能のパラメータの表

Figure 2021171820


以上から分かるように、実施例7の方法で製造されたCuCr複合コンタクトでは、クラ
ッディング層の厚さが8mm、硬さが145HB以上であり、実施例1〜6及び実施例8
に比べて、CuCr25合金の表面の性能が明らかに向上し、一方、実施例9では、本発
明で設計して開発したレーザークラッディングによる量産装置が使用されているため、ク
ラッディング効果は、従来技術によるレーザークラッディング装置の場合よりも優れてお
り、したがって、実施例9の製品は、実施例7に比べて、性能が優れている。
以上は、本発明の好適な特定の実施形態に過ぎず、本発明の特許範囲はそれに制限されず
、当業者が本発明で開示された技術的範囲で、本発明の技術案及びその発明構想に基づい
て等同置換や変化を加えることができ、こsれは、すべて本発明の特許範囲に含まれるも
のとする。
1−混合タンク、10−ボールミリング部材、2−レーザークラッディング素子、20−
取り付けテーブル、200−L字形取り付け用連結ロッド、21−回転ワークチャック、
210−回転枠、2100−回動軸、2101−水平接続ブラケット、211−取り付け
用調整ディスク、2110−取り付け溝、2111−取り付け用スライド部品、2112
−第1のシザー式調整フレーム、2112−第1の超音波測定器、2114−清掃口、2
12−駆動モータ、22−静電粉末溶射部品、220−粉末収集カバー、2200−赤外
線センサ、2201−電動伸縮ロッド、221−静電粉末溶射ノズル、222−粉末貯蔵
缶、223−エアコンプレッサ、23−レーザークラッディングヘッド、230−第2の
シザー式調整フレーム、231−第2の超音波測定器、24−機械式グリッパー。

Claims (6)

  1. CuCrの所定成分の混合粉末を準備し、球形度が80%よりも大きいCr粉10〜5
    0wt%、球形度が80%よりも大きい霧化銅粉50〜90wt%の質量百分率で、Cr
    と霧化銅粉を秤量するステップS1と、
    CuCrの所定成分の混合粉末を混合し、S1のCr粉と霧化銅粉を前記割合で混合し
    た後、ボール/材料比1:3〜1:5で1〜5hボールミリングするステップS2と、
    銅インゴットを予備加工し、クラッディング対象の銅インゴットを、完成品のサイズに従
    って、1/10〜1/8の加工マージンが残されたシートに切断して使用に備えるステッ
    プS3と、
    高速レーザークラッディング技術により加工し、CuCrの所定成分の混合粉末を銅シ
    ート上に高速レーザークラッディングし、レーザービームを銅基体の表面に垂直にして走
    査させ、走査中に保護ガスと粉末搬送ガスのいずれも不活性ガスを用いるステップS4と

    クラッディング済みのサンプルを熱処理し、熱処理プロセスとしては、固溶温度850
    〜1100℃、1〜5h保温、時効温度350〜500℃、3〜8h保温であるステップ
    S5と、
    表面を加工して処理し、熱処理したサンプルを、完成品コンタクトのサイズに従って、
    設計により求められる表面粗さ及び精度となるように、表面を加工して処理するステップ
    S6と、を含む、
    ことを特徴とするレーザークラッディングによるCuCr複合コンタクトの量産方法。
  2. 前記ステップS1では、前記Cr粉の粉末粒度について30〜55μmであり、霧化銅粉
    の粉末粒度について35〜50μmであり、
    前記ステップS2では、ボールミリングを起動させる前に、10〜1paまで真空吸引し
    、次に水素ガスを0.6Mpaまで充填して保護し、
    前記ステップS4では、前記粉末搬送ガスの流量が0.5〜2.5L/min、保護ガス
    の流量が15〜30L/min、走査パワーが2200〜4500W、レーザー移動の線
    速度が2〜5mm/min、1層のクラッディングの厚さが0.2〜1.2mmである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップS4では、銅CuCrの所定成分の混合粉体を1層の銅シート上にクラッデ
    ィングして積層することで、合計1〜25層クラッディングし、多層CuCr複合コンタ
    クトを形成し、最高ではクラッディングの全厚さは9.6mmである、ことを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  4. 生産されたCuCr複合コンタクトを使用した後、前記クラッディング方法によって前記
    銅シート基体上に再度クラッディングする、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法を使用するレーザークラッディングによるCu
    Cr複合コンタクトの量産装置であって、
    ボールミリング部材(10)が内部に設けられた混合タンク(1)、前記混合タンク(1
    )に接続されたレーザークラッディング素子(2)、及び各電気素子に接続されたコント
    ローラを備え、
    前記レーザークラッディング素子(2)は、3つのL字形取り付け用連結ロッド(200
    )が側壁に設けられた取り付けテーブル(20)、前記取り付けテーブル(20)に設け
    られた回転ワークチャック(21)、静電粉末溶射部品(22)、レーザークラッディン
    グヘッド(23)、機械式グリッパー(24)を備え、
    前記回転ワークチャック(21)は、回動軸(2100)を介して前記取り付けテーブル
    (20)の上端に回動可能に接続され、外壁に複数の水平接続ブラケット(2101)が
    周方向に均等に設けられた回転枠(210)と、各前記水平接続ブラケット(2101)
    の末端に設けられ、上端に取り付け溝(2110)が設けられた取り付け用調整ディスク
    (211)と、取り付けテーブル(20)の内部に設けられ、前記回動軸(2100)を
    回動駆動する駆動モータ(212)と、を備え、前記取り付け溝(2110)には、パー
    ツを固定挟持することに用いられ、パーツの左右両側に沿ってスライド可能な複数の取り
    付け用スライド部品(2111)が設けられ、隣接する2つの前記取り付け用スライド部
    品(2111)の間には、第1のシザー式調整フレーム(2112)と第1の超音波測定
    器(2113)が設けられ、
    前記静電粉末溶射部品(22)は、各取り付け用調整ディスク(211)の上端に結合可
    能な粉末収集カバー(220)と、前記粉末収集カバー(220)内に設けられた静電粉
    末溶射ノズル(221)と、接続管を介して前記静電粉末溶射ノズル(221)に接続さ
    れた粉末貯蔵缶(222)と、前記粉末貯蔵缶(222)に連通しているエアコンプレッ
    サ(223)と、を備え、前記粉末収集カバー(220)内には赤外線センサ(2200
    )が設けられ、粉末収集カバー(220)、レーザークラッディングヘッド(23)、及
    び機械式グリッパー(24)は、それぞれ回転枠(210)の回転方向に配列され、且つ
    それぞれ3つのL字形取り付け用連結ロッド(200)の水平部分の底端に設けられ、粉
    末収集カバー(220)とL字形取り付け用連結ロッド(200)との間には、電動伸縮
    ロッド(2201)が設けられ、前記レーザークラッディングヘッド(23)は、それぞ
    れ取り付け用スライド部品(2111)に1対1で対応し、隣接する2つのレーザークラ
    ッディングヘッド(23)の間には、第2のシザー式調整フレーム(230)と第2の超
    音波測定器(231)が設けられる、ことを特徴とする量産装置。
  6. 前記取り付け用調整ディスク(211)は中空構造であり、且つ取り付け用調整ディスク
    (211)の底端には清掃口(2114)が設けられる、ことを特徴とする請求項5に記
    載の装置。
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