JP2021170270A - カード情報読取装置、方法、およびプログラム - Google Patents

カード情報読取装置、方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 カードに印字されている数字を含む文字情報を認識し、認識結果に基づいてキー情報を作成し、キー情報を使ってICチップから情報を読み取る処理までを自動的に実施すること。【解決手段】 カードに印字されている文字情報と、カードに記録されているデジタル情報とを読み取るためのカード情報読取装置であって、文字情報を撮像する撮像部と、撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、作成部によって作成されたキー情報を用いて、デジタル情報を読み取る読取部とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、例えばマイナンバーカードのようなカードに記録されている情報の読取に好適なカード情報読取装置、方法、およびプログラムに関する。
総務省によって、マイナンバーカードが推進されている(非特許文献1参照)。
マイナンバーカードは、表面(おもてめん)には、住所、氏名、生年月日、性別といった基本4情報が印字されている。また、裏面(うらめん)には、ICチップが備えられており、ICチップには、署名用電子証明書と利用者証明用電子証明書という公的個人認証サービスによる2つの電子証明書が標準的に記録されている。署名用電子証明書は、氏名、住所、生年月日、性別の基本4情報が記載されており、e−TAXによる確定申告など電子文書を送信する際に使用することができる。利用者証明用電子証明書は、マイナポータルやコンビニエンスストア交付の利用時等、本人であることを証明する手段として使用できる。
このようなマイナンバーカードは、本人からの申請に応じて、本人に交付される。
各自治体は、マイナンバーカードの申請がなされると、そのステータスを管理する必要がある。マイナンバーカードは、有効期限(年齢に応じて5年または10年)があること、または、利用終了時(申請者死亡時)には返却を要することから、管理すべき主なステータスとしては、申請、交付、更新、返却がある。
これらステータスを、マイナンバーカード一枚ごとに管理するために、各自治体では、マイナンバーカードの申請に応じてJ−LIS(地方公共団体情報システム機構)からマイナンバーカードが送られてくると、申請者に交付する前に、マイナンバーカードの券面等に記載された基本4情報等を利用し、管理台帳を作成する必要がある。
そして、マイナンバーカードの交付が完了した場合には、そのマイナンバーカードについての交付日を、台帳に入力する。また、更新された場合には、そのマイナンバーカードについての更新日を、返却された場合にはそのマイナンバーカードについての返却日を、管理台帳に入力することによって、マイナンバーカード一枚ごとに、そのステータスを管理している。
マイナンバーカード総合サイト、kojinbango-card.go.jp/kofushinse、(令和元年10月30日検索)
しかしながら、このようなマイナンバーカードの管理方法では、以下のような問題がある。
すなわち、上述したように、管理台帳を作成するためには、マイナンバーカードの券面等に記載された基本4情報(住所、氏名、生年月日、性別)等を読み取る必要がある。
ICチップから基本4情報を読み取る手法はいくつかあるが、その中の一つに、例えばマイナンバーカード券面に印字されている固有のキー情報を組み合わせて入力することで取得する手法がある。このキー情報には、マイナンバーカードの表面に印字されている生年月日を表す6桁の数字、有効期限を表す4桁の数字、およびセキュリティコードを表す4桁の数字を並べて決定される14桁の数字が使用される。
従来は、ICチップからの基本4情報の読み取りは、人的作業によってなされている。すなわち、先ず、操作担当者が、マイナンバーカードの表面に印字されている生年月日を表す6桁の数字、有効期限を表す4桁の数字、およびセキュリティコードを表す4桁の数字を目視により読み取り、次に、これら読み取った数字を連結して14桁の数字を作成し、更に、この14桁の数字をキー情報として、専用のソフトウェアに入力することによって、ICチップから基本4情報が読み取られている。
しかしながら、このような人的作業は、操作担当者の負担も大きい。また、作業効率が、操作担当者のスキルに依存するために、一日に処理できる枚数も、操作担当者毎に大きく変わってしまう。例えば、数字の読み取りに誤りがあると、正しいキー情報を作成できないために、ICチップから基本4情報を読み出すことができず、再度数字を読み取る必要があるので、作業効率が低下してしまう。また、この種の誤読取は、長時間の単純な作業の繰り返しにより、集中力が低下すると、益々増加する傾向にある。
したがって、マイナンバーカードの表面に印字されている数字の読み取りを自動化することによって、操作担当者のスキルに依存することなく、短時間に正確に数字を読み取り、読み取った数字に基づいてキー情報を作成し、このキー情報を用いて、ICチップから基本4情報を読み取る処理までを自動的に行う装置の実現が望まれている。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、カードに印字されている数字を含む文字情報を認識し、認識結果に基づいてキー情報を作成し、キー情報を使ってICチップから情報を読み取る処理までを自動的に実施することが可能なカード情報読取装置、方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とを読み取るためのカード情報読取装置であって、前記文字情報を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、前記認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、前記作成部によって作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る読取部とを備えている。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカード情報読取装置において、前記カードは、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを備え、前記文字情報は、前記第1の面に印字され、前記デジタル情報は、前記第2の面に備えられたICチップに記録されている。
請求項3の発明は、請求項2に記載のカード情報読取装置において、前記撮像部と前記読取部とが組み込まれた筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記カードの前記撮像部による撮像時および前記読取部による読取時に、前記カードを載置するための載置部と、前記載置部に載置されたカードの前記第1の面の撮像時に、前記筐体の周囲の光を、前記第1の面を照明する照明光として前記筐体の内部に取り込むために、前記筐体の一部に設けられた光取込部とを備えている。
請求項4の発明は、請求項3に記載のカード情報読取装置において、前記載置部は、前記撮像部と前記読取部との間に配置され、前記第1の面が前記撮像部の方を向き、前記第2の面が前記読取部の方を向くように、前記カードが前記載置部に載置される。
請求項5の発明は、請求項3または4に記載のカード情報読取装置において、前記載置部に載置される前記カードの位置合わせのための位置合わせ部を備えている。
請求項6の発明は、請求項2乃至5のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記読取部は、前記ICチップに記録された情報を、電気的に読み取るICカードリーダである。
請求項7の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とを読み取るためのカード情報読取装置であって、読取前の複数のカードを収納するためのカードストッカと、読取処理がなされるカードが載置される載置部を有する読取台と、前記カードストッカに収納されたカードから、一枚のカードを、前記載置部に載置する手段と、前記載置部に載置されたカードに印字されている文字情報を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、前記認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、前記作成部によって作成されたキー情報を用いて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報を読み取る読取部と、前記読取部による読取がなされたカードを、前記載置部から排出する手段とを備えている。
請求項8の発明は、請求項7に記載のカード情報読取装置において、前記カードが前記載置部から排出されると、前記載置する手段は、前記カードストッカに収納された残りのカードから、他の一枚のカードを、前記載置部に載置することを許可される。
請求項9の発明は、請求項7または8に記載のカード情報読取装置において、前記排出する手段は、前記載置部から前記カードを落下させるために、前記読取台を下方に傾ける手段を備えている。
請求項10の発明は、請求項7乃至9のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記排出されたカードを回収するカード回収ボックスをさらに備えている。
請求項11の発明は、請求項7乃至10のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記読取部による読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける振分判定部をさらに備えている。
請求項12の発明は、請求項11に記載のカード情報読取装置において、前記振分判定部による振り分け結果に対応してそれぞれ設けられた各回収部を含むカード回収ボックスを備えている。
請求項13の発明は、請求項12に記載のカード情報読取装置において、前記振分判定部によって振り分けられたカードを、前記振り分け結果に対応して設けられた回収部によって回収する手段を備えている。
請求項14の発明は、請求項13に記載のカード情報読取装置において、前記振分判定部は、前記読取部による読取がなされたカードを、少なくとも、前記読取結果に問題のないOKカード、又は前記読取結果に問題のあるNGカードに振り分け、前記回収部は、前記NGカードに対応したNGカード用回収部と、前記OKカードに対応したOKカード用回収部とを含んでいる。
請求項15の発明は、請求項7乃至14のうち何れか1に記載のカード情報読取装置において、前記カードは、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを備え、前記文字情報は、前記第1の面に印字され、前記デジタル情報は、前記第2の面に備えられたICチップに記録されている。
請求項16の発明は、請求項15に記載のカード情報読取装置において、前記読取前の複数のカードは、隣接するカードの前記第1の面同士が接触しないように積層されて前記カードストッカに収納される。
請求項17の発明は、請求項15または16に記載のカード情報読取装置において、前記第1の面が前記撮像部側を向き、前記第2の面が前記読取部側を向くように、前記カードが前記載置部に載置される。
請求項18の発明は、請求項15乃至17のうちいずれか一項に記載のカード情報読取装置において、前記載置部に載置されたカードの前記第1の面を照明する光源を備えている。
請求項19の発明は、請求項15乃至18のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記読取部は、前記ICチップに記録された情報を、電気的に読み取るICカードリーダである。
請求項20の発明は、請求項1乃至19のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記カードは、マイナンバーカードである。
請求項21の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのカード情報読取方法であって、前記カード情報読取装置が、前記文字情報を撮像し、前記撮像された文字情報を文字認識し、前記文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成し、前記作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る。
請求項22の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのカード情報読取方法であって、前記カード情報読取装置が、読取前の複数のカードをカードストッカに収納し、前記カードストッカに収納されたカードから、一枚のカードを、載置部に載置し、前記載置部に載置されたカードに印字されている文字情報を撮像し、前記撮像された文字情報を文字認識し、前記文字認識された文字情報に基づいて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成し、前記作成されたキー情報を用いて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報を読み取り、前記読み取りがなされたカードを、前記載置部から排出する。
請求項23の発明は、請求項22に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記カードが前記載置部から排出されると、前記カードストッカに収納された残りのカードから、他の一枚のカードを、前記載置部に載置する。
請求項24の発明は、請求項22または23に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記カードを排出する場合、前記載置部から前記カードを落下させるために、前記載置部を下方に傾ける。
請求項25の発明は、請求項22乃至24のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記排出されたカードを、カード回収ボックスにおいて回収する。
請求項26の発明は、請求項22に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける。
請求項27の発明は、請求項26に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記振り分け結果に対応してそれぞれ設けられた各回収部を含むカード回収ボックスを備えている。
請求項28の発明は、請求項27に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記振り分けれたカードを、前記振り分け結果に対応して設けられた回収部において回収する。
請求項29の発明は、請求項22乃至28のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法において、前記デジタル情報は、前記カードに備えられたICチップに記録されており、前記カード情報読取装置は、前記ICチップに記録された情報を、ICカードリーダによって、電気的に読み取る。
請求項30の発明は、請求項21乃至29のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法であって、前記カードは、マイナンバーカードである。
請求項31の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのプログラムであって、前記文字情報を撮像する機能、前記撮像された文字情報を文字認識する機能、前記文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する機能、前記作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるためのプログラムである。
請求項32の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのプログラムであって、収納された複数のカードから、一枚のカードを抽出する機能、前記抽出されたカードに印字されている文字情報を撮像する機能、前記撮像された文字情報を文字認識する機能、前記文字認識された文字情報に基づいて、前記抽出されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する機能、前記作成されたキー情報を用いて、前記抽出されたカードに記録されているデジタル情報を読み取る機能、前記読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるためのプログラムである。
請求項33の発明は、前記振り分けがなされた後、前記収納された複数のカードから、他の一枚のカードを抽出する機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるための請求項32に記載のプログラムである。
本発明によれば、カードに印字されている数字等を含む文字を認識し、認識結果に基づいてキー情報を作成し、キー情報を使ってICチップから情報を読み取る処理までを自動的に実施することが可能なカード情報読取装置、方法、およびプログラムを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係るカード情報読取装置を収納する筐体の構成例を示す斜視図である。 図3は、筐体に撮像部および読取部が設置された状態の一例を示す斜視図である。 図4は、載置部にマイナンバーカードが載置された状態における筐体の一例を示す斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の動作例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の第2の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の構成例を示す斜視図である。 図7は、図6に対応するシステム構成図である(扉が開けられている場合)。 図8は、図6に対応するシステム構成図である(カード押出ツメの移動時)。 図9は、図6に対応するシステム構成図である(カード押出ツメが戻り、カード落下位置にG1ボックスが設定された場合)。 図10は、図6に対応するシステム構成図である(カード押出ツメが戻り、カード落下位置にNGボックスが設定された場合)。 図11は、図6に対応するシステム構成図である(カード読取台を傾斜させた状態)。 図12は、カードの落下とセンサによる検知との関係を説明するための図である(センサによる検知前)。 図13は、カードの落下とセンサによる検知との関係を説明するための図である(センサによる検知中)。 図14は、カードの落下とセンサによる検知との関係を説明するための図である(センサによる検知後)。 図15は、図6に対応するシステム構成図である(傾斜したカード読取台を水平に戻している状態)。 図16は、本発明の第2の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の動作例を示すフローチャートである。
以下に、本発明の各実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置を、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の構成例を示す機能ブロック図である。
すなわち、カード情報読取装置10は、例えばマイナンバーカードのようなカードCに印字されている文字情報Lと、同カードCに記録されているデジタル情報Dとを読み取るための装置であって、撮像部12と、認識部14と、作成部16と、読取部18と、出力部19と、これら全体を制御するためのプログラムが格納された制御部11とを備えている。これらのうち、撮像部12と読取部18とは、後で詳述する筐体20に組み込むことができる。
なお、図1では、制御部11をカード情報読取装置10の内部に示しているが、制御部11はカード情報読取装置10の外部に設けられていてもよい。
以下の説明では、カードCが、マイナンバーカードである例について説明するが、カード情報読取装置10は、マイナンバーカード以外のカードに対しても適用可能である。
撮像部12は、例えばWebカメラのようなカメラであって、マイナンバーカードCの表面(おもてめん)に印字されている文字情報Lを撮像し、撮像結果である撮像情報aを、認識部14へ出力する。文字情報Lは、マイナンバーカードの所有者の生年月日、マイナンバーカードCの有効期限、およびマイナンバーカードC毎に付与されたセキュリティコードを含んでいる。
認識部14は、撮像情報aを、例えばOCR機能を使って文字認識することによって、前述した生年月日、有効期限、およびセキュリティコードを含む文字を認識し、認識結果bを作成部16へ出力する。
マイナンバーカードCでは、生年月日は、例えば「平成7年1月10日」、有効期限は、例えば「2029年3月31日」、セキュリティコードは、例えば「1234」のように印字されている。したがって、認識結果bは、例えば「平成7年1月10日」、「2029年3月31日」、「1234」のようになる。
作成部16は、認識結果bに基づいて、デジタル情報Dの読取のために必要なキー情報dを作成する。
作成部16は、例えば「平成7年1月10日」、「2029年3月31日」、「1234」のような認識結果bから、14桁の数字からなるキー情報dを作成し、作成したキー情報dを読取部18へ出力する。14桁の内訳は、生年月日の6桁の数字、有効期限のうちの西暦部分の4桁の数字、および、セキュリティコードの4桁の数字である。したがって、上記のような認識結果bが認識部14から出力された場合、作成部16は、生年月日「平成7年1月10日」から「070110」と認識し、有効期限「2029年3月31日」から「2029」と認識し、セキュリティコード「1234」から「1234」と認識し、これらを連結することによって、「07011020291234」というキー情報dを作成し、読取部18へ出力する。
読取部18は、作成部16によって作成されたキー情報dを用いて、デジタル情報Dを読み取り、読取結果eを、出力部19へ出力する。マイナンバーカードCの場合、デジタル情報Dは、マイナンバーカードCの裏面(うらめん)に備えられたICチップに記録されている。したがって、読取部18は、ICチップに記録されたデジタル情報Dを、電気的に読み取るICカードリーダとすることができる。
また、マイナンバーカードCの場合、ICチップに記録されているデジタル情報Dは、前述した基本4情報(マイナンバーカード所有者の住所、氏名、生年月日、性別)であるので、読取結果eには、これら基本4情報が含まれている。
出力部19は、読取部18からの読取結果eを、例えば、外部のコンピュータ等に出力することができる。これによって、外部のコンピュータ等において、読取結果eから基本4情報を取り出し、基本4情報を使って、マイナンバーカードCのための基本台帳を作成することができる。
図2は、カード情報読取装置を収納する筐体の構成例を示す斜視図である。
図3は、筐体に撮像部および読取部が設置された状態の一例を示す斜視図である。
筐体20は、略箱形形状をしており、図2に例示するように、撮像部12を挿入するための挿入部22と、読取部18を収納するための収納部24とが設けられている。
図3に例示するように、挿入部22に撮像部12が挿入され、収納部24に読取部18が収納される。
図2に例示するように、挿入部22の底面の一部には、挿入部22に撮像部12が挿入された場合に、撮像部22の撮像部分(カメラのファインダ)が下方を覗くことができるように開口部23が設けられている。
筐体20の一側面は、開口され、光取込部25を形成している。これによって、筐体20の周囲の光を、照明光として筐体20の内部に取り込むことを可能としている。
筐体20の内部の底面には、マイナンバーカードCの撮像部12による撮像時および読取部18による読取時に、マイナンバーカードCを載置するための載置部26が設けられている。載置部26の幅Wは、マイナンバーカードCの長辺長さに合わされている。
載置部26から、開口部23までの高さHは、撮像部12として用いられるカメラの焦点距離に合わされている。
載置部26の両側面には、載置部26よりも一段高い位置合わせ部27が設けられており、両位置合わせ部27によって、載置部26の幅Wが画定されている。したがって、操作担当者は、一枚のマイナンバーカードCを、載置部26内に確実に載置し、さらに、マイナンバーカードCの上辺が、筐体20の背板に接触するまで、マイナンバーカードCを筐体20の奥側に向けて(後述する図4に示す矢印方向に向けて)スライド移動させることによって、マイナンバーカードCの位置合わせを行うことができる。
図4は、載置部にマイナンバーカードが載置された状態における筐体の一例を示す斜視図である。
載置部26にマイナンバーカードCを載置する際には、マイナンバーカードCの表面が上側(撮像部12側)になるように、かつ、操作担当者から(光取込部25側から)見て逆様にならないように載置する。これによって、マイナンバーカードCの裏面は、載置部26の底板に面するように載置される。さらに、載置部26において、マイナンバーカードCの上辺が、筐体20の背板に接触するまで、マイナンバーカードCを筐体20の奥側に向けて(後述する図4に示す矢印方向に向けて)スライド移動されることによって、マイナンバーカードCの位置合わせがなされる。
筐体20の内部には、光取込部25から、筐体20の周囲の光が入るので、載置部26にマイナンバーカードCの表面が上側になるように載置されると、マイナンバーカードCの表面は、光取込部25から入射した光によって照明される。これによって、撮像部12は、マイナンバーカードCの表面に印字されている文字情報Lを鮮明に撮像することが可能となる。
一方、読取部18は、収納部24に収納されると、図3に例示されるように、載置部26の真下に設置される。これによって、読取部18は、載置部26に載置されたマイナンバーカードCの裏面に備えられたICチップと、板厚Tを介して丁度対向する位置に設置される。つまり、読取部18は、可能な限り、ICチップに近い場所に設置される。これによって、読取部18は、ICチップから基本4情報を、高感度で読み取ることができる。ただし、ICチップから基本4情報をより高感度で読み取る(すなわち、より短時間で読み取る)ためには、載置部26の板厚Tは、できる限り薄い方がよい。しかしながら、筐体20の強度を保つために、載置部26の板厚Tは、ある程度の厚みも必要である。したがって、載置部26の板厚Tは、例えば2(mm)のように、筐体20の強度を保つために必要な最小厚とする。
これによって、筐体20の強度の確保と、読取部18による短時間での読み取りとの両方を実現することができる。
次に、以上のように構成した本発明の第1の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の動作例について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の動作例を示すフローチャートである。
操作担当者は、図3に例示されるような筐体20の載置部26に、図4に例示されているように、表面が上側を向くように、かつ、操作担当者から(光取込部25側から)見て逆様にならないように、マイナンバーカードCを載置する(ST1)。
載置部26の両側面には、載置部26よりも一段高い位置合わせ部27が設けられており、両位置合わせ部27によって、載置部26の幅Wが画定されている。したがって、操作担当者が、マイナンバーカードCを、載置部26内に載置し、さらに、マイナンバーカードCの上辺が、筐体20の背板に接触するまで、マイナンバーカードCを筐体20の奥側に向けてスライド移動させることによって、マイナンバーカードCは正しく位置合わせされる。
載置部26から撮像部12までの距離H(すなわち、載置部26から開口部23までの高さH)は、撮像部12として用いられるカメラの焦点距離に合わされている。また、筐体20の周囲の光が、光取込部25を介して筐体20の内部に入り込むことによって照明光として寄与し、載置部26に載置されたマイナンバーカードCの表面が明るく照明される。このように、ステップST1において載置部26にマイナンバーカードCを載置するだけで、撮像部12による撮像のための好適な撮像条件が自動的に整えられる。
次に、操作担当者が、制御部11を操作することによって、撮像部12による撮像が行われる(ST2)。上述したように、撮像は、好適な撮像条件の下で行われるために、マイナンバーカードCの表面に印字されている文字情報Lが鮮明に撮像された撮像情報aが得られ、認識部14へ出力される。
認識部14では、撮像情報aに対して、例えばOCR機能を使った文字認識がなされ、生年月日、有効期限、およびセキュリティコードを含む文字が認識され、認識結果bが作成部16へ出力される(ST3)。
作成部16では、認識結果bに基づいて、デジタル情報Dの読み取りのために必要なキー情報dが作成され、読取部18へ出力される(ST4)。
前述したように、撮像情報aには、文字情報Lが鮮明に撮像されているので、認識部14で得られた認識結果bの信頼性は、非常に高いものとなる。従って、それに相応して、作成部16で作成されたキー情報dの信頼性もまた、非常に高いものとなる。
読取部18では、キー情報dを用いて、マイナンバーカードCの裏面に備えられたICチップから、デジタル情報Dが読み取られ、読取結果eが出力部19へ出力される(ST5)。
読取部18は、載置部26に載置されたマイナンバーカードCの裏面に備えられたICチップと、板厚Tを介して最短距離となる場所に設置されている。板厚Tは、2(mm)のように、筐体20の強度を保つために必要な最小厚とされている。従って、読取部18は、ICチップに対して可能な限り近い場所に設置されているので、ICチップから、基本4情報を含むデジタル情報Dを、より高感度で読み取る(すなわち、より短時間で読み取る)ことができる。また、筐体20の強度も確保される。
出力部19は、読取部18からの読取結果eを、例えば、外部のコンピュータ等に出力することができる。これによって、外部のコンピュータ等において、読取結果eから基本4情報を取り出し、基本4情報を使って、マイナンバーカードCのための基本台帳が作成される(ST6)。
上述したように、本発明の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置によれば、マイナンバーカードからの基本4情報の読み取りを、常に最適な条件で、自動的に実施できるようになるので、操作担当者の負担を大幅に低減し、人件費の削減を達成しながら、作業時間の短縮化、および、作業精度の向上を達成することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置について説明する。
なお、以下の説明において、第1の実施形態で既に説明された構成については、同一符号で示すことによって、重複説明を避ける。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の構成例を示す斜視図である。
図7は、図6に対応するシステム構成図である。
カード情報読取装置30は、カード情報読取装置10の原理を応用して、複数のカードの連続読取処理を実現する装置であり、筐体20に収納されて構成されている。
なお、本実施形態でもまた、以下の説明では、カードCが、マイナンバーカードである例について説明するが、カード情報読取装置30は、マイナンバーカード以外のカードCに対しても適用可能である。
図6では省略されているが、筐体20の天板には、カードストッカ34の上方を含む部分に扉31が設けられている。扉31は、カードストッカ34へのカードCの投入や、読取処理がなされたカードCが回収されたカード回収ボックス37からのカードCの取り出し、あるいは装置の保守等を行なう際に開かれる。扉31の開閉は、センサS−15によって監視され、扉31が開いている時には、可動部であるモータM−1、M−2、M−3への電力供給が停止されることによって、これら可動部が動作しないように制御部11によって制御される。
光源33は、例えばLEDが使用され、撮像部12によって撮像されるカードCを照明する。
カードストッカ34は、読取処理されるカードCを収納するための、断面が長方形状をした直立筒状部位であり、上端及び下端が開口している。カードストッカ34は、下端部において、水平テーブル32に固定されている。操作担当者は、扉31を開いて、カードストッカ34の上端の開口から、カードストッカ34にカードCを投入することができる。カードストッカ34に投入されたカードは、最下層のカードCが、ちょうど水平テーブル32の上に置かれた状態となり、最下層のカードCの上に、次のカードCが積み重なった状態でカードストッカ34内に収納される。これによって、複数のカードCが、カードストッカ34内で順次積み重ねられた状態で収納される。カードストッカ34は、例えば、最大100枚までのカードCを、このように積み重ねて収納することができる。
なお、操作担当者は、カードストッカ34にカードCを投入する際、カードCの表面(おもてめん)が上側を向くように、すなわち、操作担当者がカードストッカ34を上側から見た場合、カードCの表面が見えるように、カードストッカ34にカードCを投入する。これによって、後続する撮像時において、カードCの表面が確実に撮像されるようになる。
カードストッカ34に、カードCの表面が見えるように収納されていれば、カードCの表面が逆様に収納されていても構わない。なぜなら、カードCの表面が逆様になっていても、認識部14において文字認識処理を行う際、認識部14は、画像を180°回転させてからOCR処理することによって、カードCの表面に書かれている文字を認識できるからである。
カードストッカ34よりも下方には、反射センサS−1が設けられている。カードストッカ34にカードCが収納されている場合、反射センサS−1は、収納されたカードCによって反射した光を受光し、受光信号を制御部11へ出力する。これによって、制御部11は、カードストッカ34にカードCが収納されていると認識する。
カードストッカ34の下端は、図7における左右方向に開口している。この開口高さは、カードCが一枚通過できる寸法に調整されている。また、カードストッカ34の下端部近傍には、カード押出ツメ36が設けられている。カード押出ツメ36は、水平テーブル32の面よりも、カードC一枚の厚み分だけ突出しており、モータM−1によって駆動されることにより、図7における左右方向に移動されるように構成されている。
モータM−1は、カード押出ツメ36の移動のための駆動力を供給する動力源であって、制御部11によって制御される。
操作担当者は、カードストッカ34へのカードCの投入、かード回収ボックス37からのカードCの取り出し、および装置の保守等を完了すると、扉31を閉じる。
扉31が閉じられたことは、センサS−15によって検知され、検知信号が制御部11へ出力される。
制御部11は、センサS−15からの検知信号に応じて、可動部であるモータM−1、M−2、M−3への電力供給を許可する。
カードCの読取処理を開始するためには、先ず、カードストッカ34の最下層に収納されている一枚のカードCを、カード押出ツメ36が、カード読取台35へ押し出す。これは、モータM−1が駆動して、カード押出ツメ36が、図8において左方向矢印で示すように、カード読取台35側へ水平移動することによってなされる。
ただし、この動作は、カード読取台35が水平状態に維持されていることが前提となる。このため、カード読取台35の水平状態を検知するセンサS−4が備えられている。センサS−4は、カード読取台35が水平状態であることを検知すると、検知信号を、制御部11へ出力する。制御部11は、センサS−4からの検知信号によって、カード読取台35が水平状態であると認識し、モータM−1を駆動する。
一方、センサS−4からの検知信号がない場合、制御部11は、カード読取台35が傾いていると認識し、モータM−1の駆動を許可しない。代わりに、モータM−2を駆動させることによって、カード読取台35が水平状態になるように、カード読取台35の傾きを修正するように制御する。そして、カード読取台35が水平状態になると、センサS−4によって検知され、センサS−4から制御部11へ検知信号が出力され、制御部11は、カード読取台35が水平状態になったと認識し、モータM−1の駆動を許可する。
制御部11によってモータM−1が駆動されると、カード押出ツメ36が、図8における左方向矢印で示すように、カード読取台35側へ水平移動する。これによって、カード押出ツメ36は、カードストッカ34の下端部の開口部36−1から、カードストッカ34内に進入し、カードストッカ34に収納されている最下層にある一枚のカードCを抽出し、カードストッカ34の下端部の開口部36−2を介して、カードストッカ34の外部へと押し出し、最終的には、このカードCを、カード読取台35まで押し出し、載置部26に載置させる。
カードCが載置部26に載置されるまでカード押出ツメ36が水平移動したことは、センサS−3によって検知される。センサS−3は、カード押出ツメ36を検知すると、検知信号を制御部11へ出力する。
センサS−3からの検知信号に応じて、制御部11は、カード押出ツメ36が、最終位置まで移動したと認識し、モータM−1を、逆方向に駆動させる。これによって、カード押出ツメ36は、逆方向へ移動し、最終的には、開口部36−1を介してカードストッカ34内からカードストッカ34の外に出て、図9に示すように、最初の位置に戻る。カード押出ツメ36が、最初の位置に戻ったことは、センサS−2によって検知される。センサS−2は、カード押出ツメ36を検知すると、検知信号を制御部11へ出力する。
センサS−2からの検知信号に応じて、制御部11は、カード押出ツメ36が、最初の位置に戻ったことを認識し、モータM−1の駆動を停止させる。
カード読取台35は、カードCの読取処理が実施される場所であり、第1の実施形態で説明した載置部26と、載置部26の下面を構成する読取部18とから構成される。
なお、カード情報読取装置10の場合とは異なり、カード情報読取装置30では、載置部26は、筐体20の強度を担保する必要はないので、載置部26の下面を、読取部18自体で構成することができる。
載置部26に載置されたカードCに対しても、第1の実施形態で説明したような撮像部12、認識部14、作成部16、および読取部18によってなされる一連の読取処理が実施され、読取部18において読取結果eが生成される。
カード情報読取装置30では、読取結果eは、読取部18から振分判定部40へ出力される。
振分判定部40は、読取結果eに、前述した基本4情報が含まれているか否かに基づいて、読取部18による読取結果eに問題がなかったか(正しくなされたか)否かを判定する。例えば、読取結果eに、基本4情報が含まれている場合、振分判定部40は、読取部18による読取が正しくなされたと判定する。一方、読取結果eに、基本4情報が含まれていない場合、読取部18による読取が正しくなされなかったと判定することができる。
振分判定部40は、読取部18による読取が正しくなされた判定すると、その旨を示すOK信号を制御部11へ出力するとともに、読取結果eを出力部19へ出力する。一方、読取部18による読取が正しくなされなかったと判定すると、その旨を示すNG信号を制御部11へ出力する。この場合、出力部19へ読取結果eを出力しない。
制御部11は、振分判定部40から出力された信号に応じて、カード回収ボックス37の位置を制御する。
カード回収ボックス37は、カード読取台35から落下したカードCを収納するために、カード読取台35の下方に設けられた箱状の部位であって、一例として、図7〜図15に示すように、図中左右方向に直列的に配置されたNGボックス37−1、グループ1ボックス37−2(以下、「G1ボックス37−2」と称する)、グループ2ボックス37−3(以下、「G2ボックス37−3」と称する)、及びグループ3ボックス37−4(以下、「G3ボックス37−4」と称する)からなる4種類のボックスを備えている。
NGボックス37−1は、読取が正しくなされなかったカードC(NGカード)を収納するためのボックスである。振分判定部40から制御部11へNG信号が出力された場合、制御部11は、モータM−3を駆動させることによって、図10に示すように、NGボックス37−1を、落下位置に設定する。
G1ボックス37−2、G2ボックス37−3、及びG3ボックス37−4は、読取が正しくなされたカードC(OKカード)を収納するためのボックスである。振分判定部40から制御部11へOK信号が出力された場合、制御部11は、モータM−3を駆動させることによって、G1ボックス37−2、G2ボックス37−3、及びG3ボックス37−4の何れかを落下位置に設定する。
OKカードは、NGカードよりも多いことが予想されるので、本例では、OKカードを収納するためのボックスとして、G1ボックス37−2、G2ボックス37−3、及びG3ボックス37−4の3つのボックスを設けている。振分判定部40からのOK信号に応じて、初期状態では、G1ボックス37−2が、設定されるようにしておき、G1ボックス37−2が満杯になったら、振分判定部40からのOK信号に応じて、G2ボックス37−3が、設定されるようにしておき、さらにG2ボックス37−3も満杯になったら、振分判定部40からのOK信号に応じて、G3ボックス37−4が、設定されるようにすることができる。
制御部11は、振分判定部40から出力されたOK信号に数をカウントすることによって、G1ボックス37−2に何枚のカードCが収納されているかを認識できる。したがって、G1ボックス37−2に所定枚数(例えば、50枚)のカードCが収納されていることを認識すると、以降のOK信号に対しては、G1ボックス37−2に代えて、G2ボックス37−3を設定するようにすればよい。
すなわち、制御部11は、振分判定部40から出力された信号に応じて、カード読取台35から落下するカードCが、NGボックス37−1、G1ボックス37−2、G2ボックス37−3、及びG3ボックス37−4のうち、どのボックスに回収されるのかを判定し、判定結果に応じて、モータM−3を駆動させることによって、カード回収ボックス37を、図9に示す矢印のように、左右方向に移動させることによって、判定されたボックスを、落下位置に設定する。
カード回収ボックス37には、図6に示すように、NGボックス37−1、G1ボックス37−2、G2ボックス37−3、及びG3ボックス37−4のおのおのに対応して設けられたボックス検知用フラップ38−1、38−2、38−3、38−4が設けられている。
また、カード回収ボックス37の下部には、光センサS−11、S−12、S−13、S−14が設けられている。
ボックス検知用フラップ38−1、38−2、38−3、38−4は、各ボックス37−1、37−2、37−3、37−4の位置検出のために装着されたハネ状のフラップである。
例えば、図10に例示するように、NGボックス37−1が落下位置に設定された場合、光センサS−14は、ボックス検知用フラップ38−1、38−2、38−3、38−4の何れによっても遮光されないが、光センサS−13、S−12、S−11は、ボックス検知用フラップ38−1、38−2、38−3によってそれぞれ遮光される。また、図11に例示するように、G1ボックス37−2が落下位置に設定された場合、光センサS−14、S−13、S−12、S−11は、ボックス検知用フラップ38−1、38−2、38−3、38−4によってそれぞれ遮光される。G2ボックス37−3が落下位置に設定された場合、光センサS−14、S−13、S−12は、ボックス検知用フラップ38−2、38−3、38−4によってそれぞれ遮光されるが、光センサS−11は、遮光されない。G3ボックス37−4が落下位置に設定された場合、光センサS−14、S−13は、ボックス検知用フラップ38−3、38−4によってそれぞれ遮光されるが、光センサS−11、S−12は、遮光されない。
光センサS−11、S−12、S−13、S−14は、遮光されていない場合にはON信号を、遮光されている場合にはOFF信号を、制御部11へ出力する。
制御部11は、各光センサS−11、S−12、S−13、S−14から出力されるON信号とOFF信号との組み合わせに基づいて、ボックス37−1、37−2、37−3、37−4のうちのボックスが、落下位置に設定されたのかを認識する。
制御部11は、落下位置に設定されたボックスが、判定されたボックスであることを認識すると、モータM−2を駆動させる。モータM−2の駆動により、図11中に矢印で示すように、カード読取台35は、下方向に徐々に傾斜して行くので、カードCは、載置部26から落下し始める。
モータM−2は、カード読取台35からカードCが落下した後も、カード読取台35が、所定の最大傾斜角まで傾斜するまで駆動する。そして、カード読取台35が、所定の最大傾斜角まで傾斜すると、それはセンサS−5によって検知される。
センサS−5は、カード読取台35が所定の最大傾斜角まで傾斜したことを検知すると、検知信号を、制御部11へ出力する。制御部11は、センサS−5からの検知信号に応じて、モータM−2の駆動を停止させる。
カード読取台35と、カード回収ボックス37との間には、センサS−6が設けられている。カード読取台35から、カードCが落下したことは、センサS−6によって検知される。
センサS−6の動作について、図12〜図14を用いて説明する。
図12〜図14は、センサS−6の周囲の構成を詳細に示す部分構成図である。
図12に示すように、カード読取台35からカードCが落下する直前までは、センサS−6は、カードCを検知していないので、OFF状態である。
図13に示すように、カード読取台35からカードCが落下し、センサS−6を通過すると、センサS−6は、カードCを検知するので、ON状態となり、ON信号を制御部11へ出力する。
図14に示すように、カードCがさらに落下して、センサS−6から一定距離離れると、センサS−6は、もはやカードCを検知しなくなり、OFF状態となり、ON信号を制御部11へ出力しなくなる。
このように、カード読取台35の載置部26からカードCが落下すると、センサS−6によって検知され、ON信号が制御部11へ出力される。
落下したカードCは、カード回収ボックス37のうち、設定されていたボックスに落下する。
制御部11では、センサS−6からのON信号を受信すると、載置部26からカードCが落下したと認識する。
制御部11は、センサS−5からの検知信号を受信した後に、さらにセンサS−6からのON信号を受信すると、モータM−2を逆方向に駆動させる。これによって、図15において矢印で示すように、カード読取台35は再び水平状態に戻る。カード読取台36が水平状態に戻ると、それはセンサS−4によって検知され、センサS−4から制御部11へ検知信号が出力される。
センサS−4からの検知信号に応じて、制御部11は、カード読取台36が水平状態に戻ったことを認識する。これによって、次のカードCの読取準備ができる状態となる。
また、各ボックス37−1、37−2、37−3、37−4には、それぞれカードCを検知するための、例えば光センサであるセンサS−7、S−8、S−9、S−10が設けられており、これらセンサによって、内部にカードCが存在しているか否かが検知される。センサS−7、S−8、S−9、S−10は、カードCを検知すると、検知信号を、制御部11へ出力する。制御部11は、この検知信号に応じて、各ボックス37−1、37−2、37−3、37−4におけるカードCの存在を認識する。
出力部19は、振分判定部40から出力された読取結果eを、第1の実施形態に係るカード情報読取装置10と同様に、外部のコンピュータ等に出力することができる。これによって、外部のコンピュータ等において、読取結果eから基本4情報を取り出し、基本4情報を使って、マイナンバーカードCのための基本台帳を作成することができる。
次に、以上のように構成した本発明の第2の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の動作例について説明する。
図16は、本発明の第2の実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置の動作例を示すフローチャートである。
カード情報読取装置30の動作は、図16に示すように、未読取カードのセット(ST11、ST12)、未読取カードの読取準備(ST13)、未読取カードの読取処理(ST14)、読取済カードの振分処理(ST15、ST16)、OKカードの回収および読取結果の取得(ST17)、及びNGカードの回収(ST18)からなる各段階を含む。
カード情報読取装置30によって複数のカードCに対する情報読取処理を連続的に行うために、操作担当者は、扉31を開け、未読取のカードCを、上側から表面が見えるようにカードストッカ34に入れる(ST11)。カードCは、表面が上側を向くようにカードストッカ34に収納されれば、逆様になっていても構わない。カードストッカ34は、例えば、最大100枚までのカードCを、積み重ねて収納することができる。
操作担当者はまた、カード回収ボックス37から、前回の読取処理で振り分けられたカードCを取り出す。カード回収ボックス37からすべてのカードCが取り出されたことは、センサS−7、S−8、S−9、S−10からの検知信号がないことによっても確認できる。
蓋31の開状態は、センサS−15によって検知され、それに応じて、制御部11は、可動部であるモータM−1、M−2、M−3への電力供給を停止するので、蓋31が開いている間は、可動部が動作することはない。したがって、作業を行う操作担当者の安全性が確保される。
操作担当者は、未読取のカードCのカードストッカ34への投入、およびカード回収ボックス37からのカードCの取り出しを終えると、扉31を閉じる。扉31の閉状態もまたセンサS−15によって検知され、それに応じて、制御部11は、可動部であるモータM−1、M−2、M−3へ電力を供給できるようになる。これによって、カード情報読取装置30は、以降の段階に進むことが可能となる。
扉31が閉められると、反射センサS−1によって、カードストッカ34にカードCが収納されているか否かが検知される(ST12)。
反射センサS−1から検知信号が出力されない場合(ST12:No)、制御部11は、カードストッカ34にカードCが収納されていないと認識し、アラームを発するなどして、カードストッカ34にカードCが収納されていないことを操作担当者に伝える。これに応じて、操作担当者は、再び扉31を開け、カードストッカ34にカードCを収納した後に、扉31を閉める。
反射センサS−1から検知信号が出力された場合(ST12:Yes)、制御部11は、カードストッカ34にカードCが収納されていると認識し、未読取カードの読取準備(ST13)に進む。
未読取カードの読取準備(ST13)では、センサS−4によって、カード読取台35の水平状態が保たれているか否かが検知される。
センサS−4から検知信号が出力されない場合、制御部11は、カード読取台35が傾いていると認識し、モータM−2を動作させることによって、カード読取台35が水平になるように調整する。この調整は、センサS−4によって、カード読取台35の水平が検知されるまで繰り返される。
センサS−4によってカード読取台35の水平が検知された場合、制御部11は、カード押出ツメ36の押し出し動作を開始するために、モータM−1を駆動させる。
モータM−1が駆動すると、図8に示すように、カード押出ツメ36が、押出開始位置から移動を開始し、カードストッカ34の開口36−1から、カードストッカ34内に進入する。これによって、カード押出ツメ36は、カードストッカ34に収納されている最下層にある一枚のカードCを、カードストッカ34の開口36−2から、カード読取台35まで押し出す。これによって、一枚のカードCが、カード読取台35の載置部26に載置される。
カード押出ツメ36が押出終了位置まで移動すると、それはセンサS−3によって検知される。センサS−3からの検知信号に応じて、制御部11は、カード押出ツメ36が押出終了位置まで移動したと認識し、モータM−1の逆方向への駆動を開始させる。これによって、カード押出ツメ36は、押出終了位置から、押出開始位置に向かって戻り始める。
図9に示すように、カード押出ツメ36が押出開始位置まで戻ると、それはセンサS−2によって検知される。センサS−2からの検知信号に応じて、制御部11は、カード押出ツメ36が押出開始位置に戻ったと認識し、モータM−1の駆動を終了する。
載置部26から撮像部12までの距離は、撮像部12として用いられるカメラ(例えば、Webカメラ)の焦点距離に合わされている。また、光源33であるLEDからの光によって、載置部26に載置されたカードCの表面が明るく照明される。これによって、撮像部12による撮像のための好適な撮像条件が整えられる。
この状態において、撮像部12によって、カードCの表面の撮像が行われる。上述したように、撮像は、好適な撮像条件の下で行われるために、カードCの表面に印字されている文字情報Lが鮮明に撮像された撮像情報aが得られ、認識部14へ出力される。
認識部14では、撮像情報aに対して、例えばOCR機能を使った文字認識がなされ、生年月日、有効期限、およびセキュリティコードを含む文字が認識され、その認識結果bが作成部16へ出力される。なお、載置部26に載置されたカードCの表面が逆様になっていても、認識部14は、撮像情報aを180°回転させてからOCR処理することによって、カードCの表面に書かれている文字を認識することができる。
作成部16では、認識結果bに基づいて、デジタル情報Dの読取のために必要なキー情報dが作成され、読取部18へ出力される。
前述したように、撮像情報aには、文字情報Lが鮮明に撮像されているので、認識部14で得られた認識結果bの信頼性は、非常に高いものとなる。従って、それに相応して、作成部16で作成されたキー情報dの信頼性もまた、非常に高いものとなる。
読取部18では、キー情報dを用いて、マイナンバーカードCの裏面に備えられたICチップから、デジタル情報Dが読み取られ、読取結果eが、振分判定部40へ出力される(ST14)。
振分判定部40では、読取結果eに、基本4情報が含まれているか否かに基づいて、読取部18による読取結果に問題がなかったか(正しくなされたか)否かが判定される(ST15)。
例えば、読取結果eに、基本4情報が含まれている場合、振分判定部40では、読取部18による読取が正しくなされたと判定され、その旨を示すOK信号が、制御部11へ出力される。また、振分判定部40から出力部19へ読取結果eが出力される(ST16:Yes)。
一方、読取結果eに、基本4情報が含まれていない場合、振分判定部40では、読取部18による読取が正しくなされなかったと判定され、その旨を示すNG信号が、制御部11へ出力される。この場合、振分判定部40から出力部19へ読取結果eは出力されない(ST16:No)。
振分判定部40から制御部11へOK信号が出力された場合(ST16:Yes)、制御部11は、モータM−3を駆動させることによって、G1ボックス37−2を、落下位置に移動させる。
そして、G1ボックス37−2が落下位置に設定された場合、図9に示すように、光センサS−14、S−13、S−12、S−11は、ボックス検知用フラップ38−1、38−2、38−3、38−4によってそれぞれ遮光される。
制御部11は、光センサS−14、S−13、S−12、S−11のすべてからOFF信号が送信されたことに基づいて、G1ボックス37−2が、落下位置に設定されたことを認識する。
認識部11は、落下位置にG1ボックス37−2が設定されたことを認識すると、モータM−2を駆動させる。モータM−2の駆動により、図11における矢印に示すように、カード読取台35は、下方向に徐々に傾斜して行くので、カードCは、載置部26から落下し始める。
これによって、載置部26からOKカードが落下し、G1ボックス37−2に回収される。また、振分判定部40からは、このカードCの読取結果eが出力部19へ出力される。出力部19は、この読取結果eを、外部のコンピュータ等に出力することができる。このようにして、OKカードの回収と、その読取結果eの取得とがなされる(ST17)。
一方、振分判定部40から制御部11へNG信号が出力された場合(ST16:No)、制御部11は、モータM−3を駆動させることによって、図10に示すように、NGボックス37−1を、落下カード収納位置に移動させる。
NGボックス37−1が落下位置に設定された場合、光センサS−13、S−12、S−11は、ボックス検知用フラップ38−1、38−2、38−3によってそれぞれ遮光される一方、光センサS−14は、遮光されず、光を検出する。したがって、光センサS−13、S−12、S−11は、OFF信号を、光センサS−14は、ON信号を、制御部11へ出力する。
これに応じて、制御部11は、NGボックス37−1が落下カード収納位置に設定されていると認識し、モータM−2を駆動させることによって、カード読取台35を下方向に傾ける。これによって、前述したように、カード読取台35が下方向に傾き、載置部26から、読取が正しくなされなかったカードCであるNGカードが落下し、NGボックス37−1に回収される(ST18)。
なお、カード読取台35と、カード回収ボックス37との間には、センサS−6が設けられている。
図12に示すように、カード読取台35からカードCが落下する直前まで、センサS−6は、カードCを検知していないので、OFF状態である。
図13に示すように、カード読取台35からカードCが落下し、センサS−6を通過すると、センサS−6は、カードCを検知するので、ON状態となり、ON信号を制御部11へ出力する。
図14に示すように、カードCがさらに落下して、センサS−6から一定距離離れると、センサS−6は、もはやカードCを検知しなくなり、OFF状態となり、ON信号を制御部11へ出力しなくなる。
このように、カード読取台35の載置部26からカードCが落下すると、センサS−6によって検知され、ON信号が制御部11へ出力される。
制御部11では、センサS−6からのON信号を受信すると、載置部26からカードCが落下したと認識し、モータM−2を逆方向に駆動させる。これによって、図15における矢印に示すように、カード読取台35は再び水平状態に戻る。カード読取台36が水平状態に復帰したことは、センサS−4によって検知され、これによって、制御部11は、カード読取台36が水平状態となったことを認識する。これによって、ステップST2に戻り、次のカードCの読取準備ができる状態となる。
上述したステップST12からステップST18までが繰り返され、ステップST11においてカードストッカ34に収納されたすべてのカードCの読取処理が終了する(ST12:No)と、操作担当者は、扉31を開けて、OKカードを、G1ボックス37−2から、NGカードを、NGボックス37−1からそれぞれ取り出すことができる。
NGボックス37−1から取り出したNGカードについては、次に読取処理を行う未読取のカードCとともに、再びカードストッカ34に収納される(ST11)ことによって、再度読取処理を実施することができる。
このような動作によって、カード情報読取装置30は、複数のカードCの読取処理を連続的に実施することができる。そして、OKカードを、その読取結果eとともに取得できるのみならず、NGカードについては、OKカードと分別されるので、次回の連続読取処理用のカードとして、カードストッカ34に収納することによって、再び読取処理が行われるようにすることができる。
なお、上記では、OKカードと、NGカードとの2種類に振り分ける場合を例に説明したが、OKカードに対して、振分判定部40にてなされる振分条件を細設定することによって、(例えば、男女別、年代別、居住地域別等のように)更に細かく振り分けて回収することができる。これによって、その後の仕分作業等の負担を大幅に軽減することも可能となる。
例えば、OKカードを、居住地域α、β、γ別に3つのグループに分類したい場合、振分判定部40は、読取結果eから住所を把握し、α地域の住民を表すOKα信号と、β地域の住民を表すOKβ信号と、γ地域の住民を表すOKγ信号とを生成し、制御部11へ出力する。
そして、制御部11は、OKα信号を受信した場合、モータM−3を駆動させることによって、G1ボックス37−2を、OKβ信号を受信した場合、G2ボックス37−3を、OKγ信号を受信した場合、G3ボックス37−4を、それぞれ落下カード収納位置に移動させる。
なお、OKカード用のボックスの数は、上述したように3つに限定されず、1つ、2つ、あるいは4つ以上であってもよい。そして、この数に応じた数のOK信号を振分判定部40が生成することによって、OKカードをより細かく振り分けて回収することも可能となる。
以上のように、本実施形態に係るカード情報読取方法が適用されたカード情報読取装置によれば、カードに印字されている数字を含む文字情報を認識し、認識結果に基づいてキー情報を作成し、キー情報を使ってICチップから情報を読み取る処理までを、複数のカードを対象として連続的かつ自動的に実施することができる。
しかも、正しく読み取れなかったカードC(NGカード)については、まとめて回収することができるので、後でまとめて再度読取処理を実行することもできるなど、操作担当者の負担を大きく軽減することが可能となる。
さらには、正しく読み取ることができたカードC(OKカード)に対しても、振分判定部40にてなされる振分条件を細設定することによって、任意の種類数に振り分けて回収することもできるので、その後の仕分作業等の負担を大幅に軽減することも可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明のカード情報読取装置、方法、およびプログラムは、マイナンバーカードのみならず、印字された文字情報と、記録されたデジタル情報とを備え、文字情報に基づいて作成されるキー情報が、デジタル情報の読取のために使用されるカードであれば、同様に適用することが可能である。
10・・カード情報読取装置
11・・制御部
12・・撮像部
14・・認識部
16・・作成部
18・・読取部
19・・出力部
20・・筐体
22・・撮像部
22・・挿入部
23・・開口部
24・・収納部
25・・光取込部
26・・載置部
27・・位置合わせ部
30・・カード情報読取装置
33・・光源
34・・カードストッカ
35・・カード読取台
36・・カード押出ツメ
36−1、36−2・・開口部
37・・カード回収ボックス
37−1・・NGボックス
37−2・・G1ボックス
37−3・・G2ボックス
37−4・・G3ボックス
38・・ボックス検知用フラップ
40・・振分判定部
a・・撮像情報
b・・認識結果
C・・マイナンバーカード
d・・キー情報
D・・デジタル情報
e・・読取結果
H・・高さ、距離
L・・文字情報
M−1〜3・・モータ
S−1〜14・・センサ
T・・板厚
W・・幅
すなわち、請求項1の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とを読み取るためのカード情報読取装置であって、前記カードは、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを備え、前記文字情報は、前記第1の面に印字され、前記デジタル情報は、前記第2の面に備えられたICチップに記録され、前記カード情報読取装置は、前記文字情報を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、前記認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、前記作成部によって作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る読取部と、前記撮像部と前記読取部とが組み込まれた筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記カードの前記撮像部による撮像時および前記読取部による読取時に、前記カードを載置するための載置部と、前記載置部に載置されたカードの前記第1の面の撮像時に、前記筐体の周囲の光を、前記第1の面を照明する照明光として前記筐体の内部に取り込むために、前記筐体の一部に設けられた光取込部とを備えている。
請求項の発明は、請求項に記載のカード情報読取装置において、前記載置部は、前記撮像部と前記読取部との間に配置され、前記第1の面が前記撮像部の方を向き、前記第2の面が前記読取部の方を向くように、前記カードが前記載置部に載置される。
請求項の発明は、請求項またはに記載のカード情報読取装置において、前記載置部に載置される前記カードの位置合わせのための位置合わせ部を備えている。
請求項の発明は、請求項乃至のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記読取部は、前記ICチップに記録された情報を、電気的に読み取るICカードリーダである。
請求項の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とを読み取るためのカード情報読取装置であって、読取前の複数のカードを収納するためのカードストッカと、読取処理がなされるカードが載置される載置部を有する読取台と、前記カードストッカに収納されたカードから、一枚のカードを、前記載置部に載置する手段と、前記載置部に載置されたカードに印字されている文字情報を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、前記認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、前記作成部によって作成されたキー情報を用いて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報を読み取る読取部と、前記読取部による読取がなされたカードを、前記載置部から排出する手段とを備えている。
請求項の発明は、請求項に記載のカード情報読取装置において、前記カードが前記載置部から排出されると、前記載置する手段は、前記カードストッカに収納された残りのカードから、他の一枚のカードを、前記載置部に載置することを許可される。
請求項の発明は、請求項またはに記載のカード情報読取装置において、前記排出する手段は、前記載置部から前記カードを落下させるために、前記読取台を下方に傾ける手段を備えている。
請求項の発明は、請求項乃至のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記排出されたカードを回収するカード回収ボックスをさらに備えている。
請求項の発明は、請求項に記載のカード情報読取装置において、前記読取部による読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける振分判定部をさらに備えている。
請求項10の発明は、請求項に記載のカード情報読取装置において、前記振分判定部による振り分け結果に対応してそれぞれ設けられた各回収部を含むカード回収ボックスを備えている。
請求項11の発明は、請求項10に記載のカード情報読取装置において、前記振分判定部によって振り分けられたカードを、前記振り分け結果に対応して設けられた回収部によって回収する手段を備えている。
請求項12の発明は、請求項11に記載のカード情報読取装置において、前記振分判定部は、前記読取部による読取がなされたカードを、少なくとも、前記読取結果に問題のないOKカード、又は前記読取結果に問題のあるNGカードに振り分け、前記回収部は、前記NGカードに対応したNGカード用回収部と、前記OKカードに対応したOKカード用回収部とを含んでいる。
請求項13の発明は、請求項乃至12のうち何れか1に記載のカード情報読取装置において、前記カードは、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを備え、前記文字情報は、前記第1の面に印字され、前記デジタル情報は、前記第2の面に備えられたICチップに記録されている。
請求項14の発明は、請求項13に記載のカード情報読取装置において、前記読取前の複数のカードは、隣接するカードの前記第1の面同士が接触しないように積層されて前記カードストッカに収納される。
請求項15の発明は、請求項13または14に記載のカード情報読取装置において、前記第1の面が前記撮像部側を向き、前記第2の面が前記読取部側を向くように、前記カードが前記載置部に載置される。
請求項16の発明は、請求項13乃至15のうちいずれか一項に記載のカード情報読取装置において、前記載置部に載置されたカードの前記第1の面を照明する光源を備えている。
請求項17の発明は、請求項13乃至16のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記読取部は、前記ICチップに記録された情報を、電気的に読み取るICカードリーダである。
請求項18の発明は、請求項1乃至17のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置において、前記カードは、マイナンバーカードである。
請求項19の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのカード情報読取方法であって、前記カードは、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを備え、前記文字情報は、前記第1の面に印字され、前記デジタル情報は、前記第2の面に備えられたICチップに記録され、前記カード情報読取装置は、前記文字情報を撮像する撮像部と、前記撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、前記認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、前記作成部によって作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る読取部と、前記撮像部と前記読取部とが組み込まれた筐体と、前記筐体の内部に設けられ、前記カードの前記撮像部による撮像時および前記読取部による読取時に、前記カードを載置するための載置部と、前記載置部に載置されたカードの前記第1の面の撮像時に、前記筐体の周囲の光を、前記第1の面を照明する照明光として前記筐体の内部に取り込むために、前記筐体の一部に設けられた光取込部とを備え、前記カード情報読取装置が、前記載置部に載置された前記カードが、前記光取込部から取り込まれた照明光によって前記第1の面が照明された状態で、前記撮像部によって、前記文字情報を撮像し、前記撮像された文字情報を前記認識部によって文字認識し、前記文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を前記作成部によって作成し、前記作成されたキー情報を用いて、前記読取部によって前記カードから、前記デジタル情報を読み取る。
請求項20の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのカード情報読取方法であって、前記カード情報読取装置が、読取前の複数のカードをカードストッカに収納し、前記カードストッカに収納されたカードから、一枚のカードを、載置部に載置し、前記載置部に載置されたカードに印字されている文字情報を撮像し、前記撮像された文字情報を文字認識し、前記文字認識された文字情報に基づいて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成し、前記作成されたキー情報を用いて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報を読み取り、前記読み取りがなされたカードを、前記載置部から排出する。
請求項21の発明は、請求項20に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記カードが前記載置部から排出されると、前記カードストッカに収納された残りのカードから、他の一枚のカードを、前記載置部に載置する。
請求項22の発明は、請求項20または21に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記カードを排出する場合、前記載置部から前記カードを落下させるために、前記載置部を下方に傾ける。
請求項23の発明は、請求項20乃至22のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記排出されたカードを、カード回収ボックスにおいて回収する。
請求項24の発明は、請求項20に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける。
請求項25の発明は、請求項24に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記振り分け結果に対応してそれぞれ設けられた各回収部を含むカード回収ボックスを備えている。
請求項26の発明は、請求項25に記載のカード情報読取方法において、前記カード情報読取装置は、前記振り分けれたカードを、前記振り分け結果に対応して設けられた回収部において回収する。
請求項27の発明は、請求項20乃至26のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法において、前記デジタル情報は、前記カードに備えられたICチップに記録されており、前記カード情報読取装置は、前記ICチップに記録された情報を、ICカードリーダによって、電気的に読み取る。
請求項28の発明は、請求項19乃至27のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法であって、前記カードは、マイナンバーカードである。
請求項29の発明は、カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのプログラムであって、収納された複数のカードから、一枚のカードを抽出する機能、前記抽出されたカードに印字されている文字情報を撮像する機能、前記撮像された文字情報を文字認識する機能、前記文字認識された文字情報に基づいて、前記抽出されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する機能、前記作成されたキー情報を用いて、前記抽出されたカードに記録されているデジタル情報を読み取る機能、前記読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるためのプログラムである。
請求項30の発明は、前記振り分けがなされた後、前記収納された複数のカードから、他の一枚のカードを抽出する機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるための請求項29に記載のプログラムである。

Claims (33)

  1. カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とを読み取るためのカード情報読取装置であって、
    前記文字情報を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、
    前記認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、
    前記作成部によって作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る読取部とを備えた、カード情報読取装置。
  2. 前記カードは、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを備え、
    前記文字情報は、前記第1の面に印字され、
    前記デジタル情報は、前記第2の面に備えられたICチップに記録されている、請求項1に記載のカード情報読取装置。
  3. 前記撮像部と前記読取部とが組み込まれた筐体と、
    前記筐体の内部に設けられ、前記カードの前記撮像部による撮像時および前記読取部による読取時に、前記カードを載置するための載置部と、
    前記載置部に載置されたカードの前記第1の面の撮像時に、前記筐体の周囲の光を、前記第1の面を照明する照明光として前記筐体の内部に取り込むために、前記筐体の一部に設けられた光取込部とを備えた、請求項2に記載のカード情報読取装置。
  4. 前記載置部は、前記撮像部と前記読取部との間に配置され、
    前記第1の面が前記撮像部の方を向き、前記第2の面が前記読取部の方を向くように、前記カードが前記載置部に載置される、請求項3に記載のカード情報読取装置。
  5. 前記載置部に載置される前記カードの位置合わせのための位置合わせ部を備えた、請求項3または4に記載のカード情報読取装置。
  6. 前記読取部は、前記ICチップに記録された情報を、電気的に読み取るICカードリーダである、請求項2乃至5のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置。
  7. カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とを読み取るためのカード情報読取装置であって、
    読取前の複数のカードを収納するためのカードストッカと、
    読取処理がなされるカードが載置される載置部を有する読取台と、
    前記カードストッカに収納されたカードから、一枚のカードを、前記載置部に載置する手段と、
    前記載置部に載置されたカードに印字されている文字情報を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された文字情報を文字認識する認識部と、
    前記認識部によって文字認識された文字情報に基づいて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する作成部と、
    前記作成部によって作成されたキー情報を用いて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報を読み取る読取部と、
    前記読取部による読取がなされたカードを、前記載置部から排出する手段とを備えた、カード情報読取装置。
  8. 前記カードが前記載置部から排出されると、前記載置する手段は、前記カードストッカに収納された残りのカードから、他の一枚のカードを、前記載置部に載置することを許可される、請求項7に記載のカード情報読取装置。
  9. 前記排出する手段は、前記載置部から前記カードを落下させるために、前記載置部を下方に傾ける手段を備えた、請求項7または8に記載のカード情報読取装置。
  10. 前記排出されたカードを回収するカード回収ボックスをさらに備えた、請求項7乃至9のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置。
  11. 前記読取部による読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける振分判定部をさらに備えた、請求項7に記載のカード情報読取装置。
  12. 前記振分判定部による振り分け結果に対応してそれぞれ設けられた各回収部を含むカード回収ボックスをさらに備えた、請求項11に記載のカード情報読取装置。
  13. 前記振分判定部によって振り分けられたカードを、前記振り分け結果に対応して設けられた回収部によって回収する手段を備えた、請求項12に記載のカード情報読取装置。
  14. 前記振分判定部は、前記読取部による読取がなされたカードを、少なくとも、前記読取結果に問題のないOKカード、又は前記読取結果に問題のあるNGカードに振り分け、
    前記回収部は、前記NGカードに対応したNGカード用回収部と、前記OKカードに対応したOKカード用回収部とを含む、請求項13に記載のカード情報読取装置。
  15. 前記カードは、第1の面と、前記第1の面に対向する第2の面とを備え、
    前記文字情報は、前記第1の面に印字され、
    前記デジタル情報は、前記第2の面に備えられたICチップに記録されている、請求項7乃至14のうち何れか1に記載のカード情報読取装置。
  16. 前記読取前の複数のカードは、隣接するカードの前記第1の面同士が接触しないように積層されて前記カードストッカに収納される、請求項15に記載のカード情報読取装置。
  17. 前記第1の面が前記撮像部側を向き、前記第2の面が前記読取部側を向くように、前記カードが前記載置部に載置される、請求項15または16に記載のカード情報読取装置。
  18. 前記載置部に載置されたカードの前記第1の面を照明する光源を備えた、請求項15乃至17のうちいずれか一項に記載のカード情報読取装置。
  19. 前記読取部は、前記ICチップに記録された情報を、電気的に読み取るICカードリーダである、請求項15乃至18のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置。
  20. 前記カードは、マイナンバーカードである、請求項1乃至19のうち何れか1項に記載のカード情報読取装置。
  21. カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのカード情報読取方法であって、
    前記カード情報読取装置が、
    前記文字情報を撮像し、
    前記撮像された文字情報を文字認識し、
    前記文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成し、
    前記作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る、カード情報読取方法。
  22. カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのカード情報読取方法であって、
    前記カード情報読取装置が、
    読取前の複数のカードをカードストッカに収納し、
    前記カードストッカに収納されたカードから、一枚のカードを、載置部に載置し、
    前記載置部に載置されたカードに印字されている文字情報を撮像し、
    前記撮像された文字情報を文字認識し、
    前記文字認識された文字情報に基づいて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成し、
    前記作成されたキー情報を用いて、前記載置部に載置されたカードに記録されているデジタル情報を読み取り、
    前記読み取りがなされたカードを、前記載置部から排出する、カード情報読取方法。
  23. 前記カード情報読取装置は、前記カードが前記載置部から排出されると、前記カードストッカに収納された残りのカードから、他の一枚のカードを、前記載置部に載置する、請求項22に記載のカード情報読取方法。
  24. 前記カード情報読取装置は、前記カードを排出する場合、前記載置部から前記カードを落下させるために、前記載置部を下方に傾ける、請求項22または23に記載のカード情報読取方法。
  25. 前記カード情報読取装置は、前記排出されたカードを、カード回収ボックスにおいて回収する、請求項22乃至24のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法。
  26. 前記カード情報読取装置は、前記読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける、請求項22に記載のカード情報読取方法。
  27. 前記カード情報読取装置は、前記振り分け結果に対応してそれぞれ設けられた各回収部を含むカード回収ボックスを備えた、請求項26に記載のカード情報読取方法。
  28. 前記カード情報読取装置は、前記振り分けられたカードを、前記振り分け結果に対応して設けられた回収部において回収する、請求項27に記載のカード情報読取方法。
  29. 前記デジタル情報は、前記カードに備えられたICチップに記録されており、
    前記カード情報読取装置は、前記ICチップに記録された情報を、ICカードリーダによって、電気的に読み取る、請求項22乃至28のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法。
  30. 前記カードは、マイナンバーカードである、請求項21乃至29のうち何れか1項に記載のカード情報読取方法。
  31. カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのプログラムであって、
    前記文字情報を撮像する機能、
    前記撮像された文字情報を文字認識する機能、
    前記文字認識された文字情報に基づいて、前記デジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する機能、
    前記作成されたキー情報を用いて、前記カードから、前記デジタル情報を読み取る機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるためのプログラム。
  32. カードに印字されている文字情報と、前記カードに記録されているデジタル情報とをカード情報読取装置を用いて読み取るためのプログラムであって、
    収納された複数のカードから、一枚のカードを抽出する機能、
    前記抽出されたカードに印字されている文字情報を撮像する機能、
    前記撮像された文字情報を文字認識する機能、
    前記文字認識された文字情報に基づいて、前記抽出されたカードに記録されているデジタル情報の読取のために必要なキー情報を作成する機能、
    前記作成されたキー情報を用いて、前記抽出されたカードに記録されているデジタル情報を読み取る機能、
    前記読取がなされたカードを、読取結果に応じて振り分ける機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるためのプログラム。
  33. 前記振り分けがなされた後、前記収納された複数のカードから、他の一枚のカードを抽出する機能を、前記カード情報読取装置のプロセッサに実現させるための請求項32に記載のプログラム。
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