JP2021170191A - 遠隔支援装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両を遠隔操作するタスクを、操作能力が担保されたオペレータに割り当てることができる遠隔支援装置及びプログラムを提供する。【解決手段】遠隔支援装置は、記憶部に記憶された最新の評価結果により操作能力が肯定される複数のオペレータの中から選択されたオペレータに車両を遠隔操作するタスクを割り当てるタスク割当部と、オペレータの遠隔操作により車両を走行させる遠隔操作部を用いて、選択されたオペレータがタスク割当部により割り当てられたタスクを遂行した際の、選択されたオペレータの操作能力の評価結果を取得する評価取得部と、評価取得部で取得された最新の評価結果を記憶部に記憶するように制御する記憶制御部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、遠隔支援装置及びプログラムに関する。
自動運転車両が不測の事態に陥った場合等に、遠隔地にいるオペレータが自動運転車両をサポートする遠隔支援システムが提案されている。特許文献1には、オペレータの経験に基づいて算出される適合値に基づき、車両の遠隔支援を担当するオペレータの割り当てを行う割当制御部を備える遠隔支援システムが開示されている。
特開2019−175209号公報
特許文献1に開示された遠隔支援システムでは、オペレータの経験に基づいて各車両に対して適切なオペレータを割り当てることができ、各車両に対する遠隔支援を効率的に行うことが可能となっている。しかしながら、経験が豊富なオペレータであっても、体調不良や眠気等により操作能力が低下する場合がある。また、オペレータは自分の操作能力の低下に気づき難い。したがって、特許文献1に開示された遠隔支援システムでは、操作能力が低下した状態のオペレータを避けることができないという課題がある。
本開示の目的は、車両を遠隔操作するタスクを、操作能力が担保されたオペレータに割り当てることができる遠隔支援装置及びプログラムを提供することにある。
本開示の一態様による遠隔支援装置(30)は、記憶部(35)に記憶された最新の評価結果により操作能力が肯定される複数のオペレータの中から選択されたオペレータに車両(10)を遠隔操作するタスクを割り当てるタスク割当部(40)と、オペレータの遠隔操作により車両を走行させる遠隔操作部(41)を用いて、選択されたオペレータが前記タスク割当部により割り当てられた前記タスクを遂行した際の、選択されたオペレータの操作能力の評価結果を取得する評価取得部(42)と、前記評価取得部で取得された最新の評価結果を前記記憶部に記憶するように制御する記憶制御部(43)と、を備える。
開示の技術によれば、車両を遠隔操作するタスクを、操作能力が担保されたオペレータに割り当てることができる、という効果を奏する。
遠隔支援システムの構成の一例を示すブロック図である。 遠隔支援システムの各部の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 遠隔支援システムの各部の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 オペレータ情報を保持するテーブルの一例である。 遠隔支援プログラムの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 オペレータに表示される画面の一例を示す図である。 オペレータに表示される画面の一例を示す図である。 評価の前提となる状況を示す図である。 評価取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 評価取得処理の流れの他の一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態で評価の前提となる状況を示す図である。 第2の実施の形態の評価取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第3の実施の形態で評価の前提となる状況を示す図である。 第3の実施の形態の評価取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の評価取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 各判定項目の評点と総合評点の一覧表の一例である。 第5の実施の形態の評価取得処理の流れの一例を示すフローチャートである。 業務復帰処理の流れの一例を示すフローチャートである。 検査処理の流れの一例を示すフローチャートである。 オペレータに表示される画面の一例を示す図である。 オペレータに表示される画面の一例を示す図である。 オペレータに表示される画面の一例を示す図である。 オペレータに表示される画面の一例を示す図である。 評価結果の表示例を示す図である。 評価結果の他の表示例を示す図である。 第7の実施の形態の遠隔支援プログラムの流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本開示の技術を実施するための形態の一例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(遠隔支援システム)
本開示の遠隔支援システムは、自律的に走行する自動運転車両(以下、「車両」という。)を遠隔支援するシステムである。ここで、遠隔支援とは、車両の状態を遠隔地から監視し、車両からの遠隔支援の依頼に応じてオペレータが対応することをいう。オペレータの対応には、オペレータが車両を遠隔操作すること以外に、オペレータが車両の乗客に対応することも含まれる。また、遠隔操作には、オペレータが車両の運転操作を行う遠隔運転と、オペレータが車両に対して直接的な走行指示を出す遠隔指示とがある。走行指示としては、追い越し許可や車線変更許可等が挙げられる。
図1に示すように、遠隔支援システム100は、車両10と、自動運転支援センタに設置された遠隔支援装置30と、オペレータにより操作される端末装置50とを備えている。端末装置50は管制室に設置されている。遠隔支援装置30は、車両10と無線により通信を行う。また、遠隔支援装置30は、端末装置50と有線または無線により通信を行う。
本実施の形態では、複数のオペレータが、端末装置50が設置された管制室で働いている。複数のオペレータの各々は、割り当てられた1台の端末装置50を操作する。したがって、管制室では、複数のオペレータに対応する個数の端末装置50が稼働している。なお、図示した例では、管制室は自動運転支援センタ内に配置されているが、管制室は自動運転支援センタの外部に配置されていてもよい。
車両10は、自車両で生成した走行計画に従って自律的に走行することが可能な自動運転車両である。車両10は、目的地の情報に基づいて、目的地までの走行ルートを含む走行計画を生成する機能、及び、走行計画に従って自律走行するように自車両の駆動、操舵、及び制動を制御する機能を備えている。車両10は、オペレータによる支援が必要な場合に、遠隔支援装置30に遠隔支援を依頼する。
遠隔支援装置30は、車両10と定期的に通信を行い、車両の状態を監視している。遠隔支援装置30は、車両10から遠隔支援の依頼を受け付ける。以下では、受け付けた依頼または依頼に係る処理のことを「タスク」という。遠隔支援装置30は、複数のオペレータの中から1人のオペレータを選択し、選択されたオペレータに車両10を遠隔支援するタスクを割り当てる。選択されたオペレータは、対応する端末装置50を操作して、割り当てられたタスクを遂行する。
(各部の電気的な構成)
次に、図2を参照して、遠隔支援システムの各部の電気的な構成について説明する。
−車両−
車両10は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、操作部13、表示部14、記憶部15、センサ群16、及び通信部17を備えている。
CPU11は、プロセッサの一例である。ここでいうプロセッサとは、広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば、CPU)や、専用のプロセッサ(例えば、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。メモリ12は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成されている。
記憶部15には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部15には、自動運転の制御を行うための自動運転制御プログラムや、車両を遠隔操作させるための被遠隔操作プログラムが記憶されている。また、記憶部15には、自動運転の走行計画の生成に必要な地図情報が格納されている。
自動運転制御プログラムや被遠隔操作プログラムは、例えば、車両10に予めインストールされていてもよい。また、自動運転制御プログラムや被遠隔操作プログラムは、不揮発性の非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶して、又は通信を介して配布して、車両10にインストールしてもよい。
なお、不揮発性の非一時的なコンピュータ可読媒体の例としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
センサ群16は、各種のセンサにより構成されている。センサ群16には、車両の周囲を撮影する複数のカメラ、及び車両の周囲の障害物を検知するミリ波レーダやLIDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)が含まれる。ミリ波レーダやLIDARにより、障害物までの距離が取得される。また、センサ群16は、GPS(Global Positioning System)受信機を含んでいてもよい。GPS受信機により、自車両の現在位置や現在時刻が取得される。
操作部13は、操作入力を受け付けるためのインターフェースである。表示部14には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。表示部14は、タッチパネルを一体的に有していてもよい。通信部17は、外部と通信を行うための通信インターフェースである。
なお、図示は省略するが、車両10は、例えば、電動パワーステアリング、電子制御ブレーキ、電子制御スロットル等、自動運転に必要な走行装置を備えている。車両10は、これらの走行装置を制御することで自動運転を行う。
また、遠隔支援の対象となる車両10は自動運転車両であるため、以上では自動運転車両の電気的構成について説明した。車両10の周辺を走行する他車両には手動運転車両が含まれる。手動運転車両は、例えば自動運転制御プログラム等、自動運転制御にしか使用しない構成を備えていないが、それ以外の電気的な構成は自動運転車両と同じであるため説明を省略する。手動運転車両は、いわゆるコネクテッド・カーである。すなわち、手動運転車両は、遠隔支援の対象ではないが、通信部17により遠隔支援装置30と通信可能に接続されており、各種情報を遠隔支援装置30とやり取りしている。
−遠隔支援装置−
遠隔支援装置30は、例えば、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)等の汎用的なコンピュータ装置により構成される。遠隔支援装置30は、CPU31、メモリ32、記憶部35、及び通信部36を備えている。
CPU31は、プロセッサの一例である。ここでいうプロセッサとは、上述したように、広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサや、専用のプロセッサを含むものである。メモリ32は、ROM、RAM等により構成されている。
記憶部35には、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部35には、車両の遠隔支援を行うための遠隔支援プログラムが記憶されている。
遠隔支援プログラムは、例えば、遠隔支援装置30に予めインストールされていてもよい。また、遠隔支援プログラムは、不揮発性の非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶して、又は通信を介して配布して、遠隔支援装置30に適宜インストールすることで実現してもよい。
通信部36は、外部と通信を行うための通信インターフェースである。
−端末装置−
端末装置50は、CPU51、メモリ52、操作部53、表示部54、記憶部55、センサ群56、及び通信部57を備えている。
CPU51は、プロセッサの一例である。ここでいうプロセッサとは、上述したように、広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサや、専用のプロセッサを含むものである。メモリ52は、ROM、RAM等により構成されている。
記憶部55には、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部55には、オペレータが車両の遠隔操作を行うための遠隔操作プログラムが記憶されている。オペレータ側の遠隔操作プログラムは、例えば、端末装置50に予めインストールされていてもよい。また、オペレータ側の遠隔操作プログラムは、不揮発性の非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶して、又は通信を介して配布して、端末装置50にインストールしてもよい。
センサ群56は、オペレータの生体反応を検知する生体センサを含む。生体反応としては、心拍数、体温、姿勢、体動、まばたき、脳波等が挙げられる。
操作部53は、操作入力を受け付けるためのインターフェースである。表示部54には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ等が用いられる。表示部54は、タッチパネルを一体的に有していてもよい。通信部57は、外部と通信を行うための通信インターフェースである。
(各部の機能的な構成)
次に、図2、図3を参照して、遠隔支援システムの機能的な構成について説明する。
車両10は、自動運転制御部20、被遠隔操作部22を備えている。車両10のCPU11が、自動運転制御プログラムや被遠隔操作プログラムを実行することで、コンピュータが、自動運転制御部20または被遠隔操作部22として機能する。
遠隔支援装置30は、タスク割当部40、遠隔操作部41、評価取得部42、記憶制御部43、シミュレータ部44、表示制御部48、管理情報データベース(以下、「DB」と略称する。)45、各種データDB46、及びシミュレータ用DB47を備えている。
遠隔支援装置30のCPU31が、遠隔支援プログラムを実行することで、コンピュータが、タスク割当部40、遠隔操作部41、評価取得部42、記憶制御部43、シミュレータ部44、及び表示制御部48として機能する。また、管理情報DB45、各種データDB46、及びシミュレータ用DB47は、遠隔支援装置30の記憶部35に記憶されている。
端末装置50は、遠隔操作部60を備えている。端末装置50のCPU51が、オペレータ側の遠隔支援プログラムを実行することで、コンピュータが、遠隔操作部60として機能する。
以下では、遠隔支援装置30を中心に各部の動作を説明する。
−タスクの割当−
タスク割当部40は、車両10から遠隔支援の依頼を受け付けると、支援の内容に応じて車両10を遠隔支援するタスクをオペレータに割り当てる。
管理情報DB45には、オペレータ情報を管理する管理テーブルが記憶されている。オペレータ情報には、オペレータの操作能力に関する最新の評価結果が含まれている。
タスク割当部40は、車両10から遠隔操作の依頼を受け付けた場合には、最新の評価結果により操作能力が肯定される複数のオペレータの中から1人のオペレータを選択し、選択されたオペレータに車両10を遠隔操作するタスクを割り当てる。
−車両の遠隔操作−
遠隔操作部41は、オペレータに車両10を遠隔操作させる。選択されたオペレータは、対応する端末装置50を操作して、割り当てられたタスクを遂行する。
車両10の被遠隔操作部22は、車両10のセンサ群16により取得された車両10の周囲の映像等、車両状態を表す情報を、遠隔支援装置30に送信する。車両状態を表す情報は、各種データDB46に記憶される。
遠隔操作部41は、車両10の車両状態を表す情報を用いてオペレータに表示する画面を生成し、選択されたオペレータが操作する端末装置50に送信する。端末装置50の遠隔操作部60は、受信した画面を表示部54に表示して、選択されたオペレータに運転操作や走行指示を行わせる。オペレータに表示する画面、すなわち、映像情報は、各種データDB46に記憶される。
遠隔操作部41は、端末装置50の操作部53により受け付けたオペレータの操作に基づいて、車両10を遠隔操作するための制御情報を生成し、生成された制御情報を車両10に送信する。車両10の被遠隔操作部22は、受信した制御情報に基づいて車両10の動作を制御する。
遠隔支援装置30には、オペレータが操作する端末装置50からオペレータの操作に関する種々の情報が送信される。また、操作対象である車両10、車両10の周囲を走行する他の車両、車両10や他の車両の乗員などの交通参加者は、オペレータの遠隔操作の影響を受ける。遠隔支援装置30には、これらの交通参加者からも、オペレータの操作に関する種々の情報が送信される。遠隔支援装置30が受信した情報は、各種データDB46に記憶される。
−シミュレーション−
シミュレータ部44は、オペレータが業務に復帰するための検査において、オペレータの操作により仮想環境で車両を走行させるシミュレーションを実施する。
シミュレータ部44は、シミュレータ用DB47からシミュレーションで使用する映像を取得する。シミュレータ部44は、取得した映像を、検査を受けるオペレータが操作する端末装置50に送信する。端末装置50の遠隔操作部60は、受信した映像を表示部54に表示して、検査を受けるオペレータに遠隔運転や遠隔指示を模擬した操作を行わせる。
遠隔支援装置30には、オペレータが操作する端末装置50からオペレータの操作に関する種々の情報が送信される。遠隔支援装置30が受信した情報は、各種データDB46に記憶される。
−評価の取得−
評価取得部42は、オペレータがタスクを遂行した際の、オペレータの操作能力に関する評価結果を取得する。また、評価取得部42は、オペレータがシミュレーションを実施した際の、オペレータの操作能力に関する評価結果を取得する。
評価取得部42は、各種データDB46に記憶された情報に基づいてオペレータの操作能力を評価して、評価結果を取得する。オペレータの操作能力の評価は、操作対象である車両10や車両10の周囲を走行する他の車両において行われる場合もある。この場合は、評価取得部42は、これらの車両から評価結果を取得する。
−評価の記憶−
記憶制御部43は、評価取得部42で取得された評価結果を、オペレータに対応付けて管理情報DB45に記憶する。なお、管理情報DB45には、最新の評価結果だけでなく、例えば、半日分、1日分等、一定期間に取得したすべての評価結果が、オペレータに対応付けて記憶されている。
−評価結果の表示−
表示制御部48は、オペレータが使用する端末装置50の表示部54に各種画面を表示させる。表示制御部48は、例えば、評価結果を表示する画面やシミュレーションの開始を指示する指示部を含む画面を、表示部54に表示させる。
なお、遠隔支援装置30が、シミュレータ部44、管理情報DB45、各種データDB46、及びシミュレータ用DB47を備える例について説明したが、これらの機能部は遠隔支援装置30の外部にあってもよい。
(オペレータの管理)
次に、オペレータの管理について説明する。
図4に示すように、管理テーブル102には、管制室で働いているオペレータの識別情報(ID)が登録されている。管理テーブル102は、オペレータのIDに対応付けて、端末装置のID、ステータス、スケジュール、及び最新の評価結果を記憶している。
オペレータのIDは、例えば、A、B、C、D、E等で表される。端末装置のIDは、例えば、001、002、003、004、005等で表される。
オペレータのステータスは、例えば、準備中、待機中、遂行中、中断中、休憩中等で表される。各々のステータスは以下の状態を表す。ここでのタスクは遠隔操作である。なお、各ステータスの定義や分類は一例であり、適宜変更してもよい。
Figure 2021170191
本実施の形態では、オペレータがタスクを遂行する度に、オペレータの操作能力に関する評価が行われる。評価結果により操作能力が肯定されたオペレータは、ステータスが「待機中」とされる。一方、評価結果により操作能力が否定されたオペレータは、ステータスが「中断中」に変更される。ステータスが「中断中」のオペレータに対してはタスクの割り当てが禁止される。
また、当日の業務を開始したばかりのオペレータは、評価が得られていないため、ステータスが「準備中」とされる。ステータスが「準備中」のオペレータに対しても、タスクの割り当てが禁止される。
また、オペレータが休憩をとる場合は、ステータスが「休憩中」に変更される。ステータスが「休憩中」のオペレータに対しては、タスクの割り当てが行われない。休憩時間を延長せずに所定時間内で休憩時間が終了すると、ステータスが「待機中」に戻る。一方、休憩時間が延長された場合は、ステータスが「中断中」に変更される。評価されていない期間が長くなると、取得済みの評価結果の信頼性が低下するためである。
ステータスが「中断中」または「準備中」のオペレータは、業務に復帰するための検査を受ける。検査結果により操作能力が肯定されるオペレータは、ステータスが「待機中」に戻される、すなわち、業務に復帰することができる。
オペレータのスケジュールは、オペレータの空き状況を確認するものであり、タスクの割り当てが不可能な時間帯を示す。例えば、タスクを遂行中の場合は、黒い帯で示すように、タスクの開始時刻から終了予定時刻までは、タスクの割り当てが不可能である。また、中断中及び休憩中の場合は、白い帯で示すように、中断または休憩の開始時刻から終了予定時刻までは、タスクの割り当てが不可能である。
最新の評価結果は、オペレータの操作能力に関する評価結果のうちで最新の評価結果である。評価結果は、オペレータがタスクを遂行した際の評価結果、または、オペレータがシミュレーションを実施した際の評価結果である。
評価結果は、業務遂行可能または業務遂行不可能等、業務遂行の可否で表されてもよく、操作能力を表す評点で表されてもよい。図4では、業務遂行可能はOKと表示し、業務遂行不可能はNGと表示している。また、評価結果は、業務遂行の可否及び評点の両方で表されてもよい。評価結果には、評価結果を取得した時刻を対応付けておいてもよい。
操作能力を表す評点は、その値が大きいほどオペレータの操作能力が高いことを表す。この評点に対しては、許容値が予め設定されている。
管理テーブルにおいて、評価結果がOK(即ち、業務遂行可能)である場合または評点が許容値以上の場合は、評価結果は肯定的であり、オペレータの操作能力が肯定されている。一方、評価結果がNG(即ち、業務遂行不可能)である場合または評点が許容値未満の場合は、評価結果は否定的であり、オペレータの操作能力が否定されている。
(遠隔支援処理)
次に、図5を参照して、車両の遠隔支援を行うための遠隔支援プログラムについて説明する。遠隔支援プログラムは、車両10からタスクを受け付けたときに、遠隔支援装置30のCPU31により実行される(図2参照)。ここでは、タスクは遠隔操作とする。
まず、ステップS100で、CPU31は、図4に示す管理テーブルを参照して、評価結果が肯定的な複数のオペレータの中から、スケジュールが空いている1人のオペレータを選択する。そして、CPU31は、選択されたオペレータにタスクを割り当てる。
次に、ステップS102で、CPU31は、タスクを割り当てたオペレータのステータスを「待機中」から「遂行中」に変更すると共に、オペレータのスケジュールを更新する。
次に、ステップS104で、CPU31は、タスクを割り当てたオペレータに車両10を遠隔操作させる。オペレータは、対応する端末装置50を操作して、割り当てられたタスクを遂行する。
次に、ステップS106で、CPU31は、オペレータがタスクを遂行した際の、オペレータの操作能力に関する評価結果を取得する「評価取得処理」を実行する。
次に、ステップS108で、CPU31は、ステップS106で取得した評価結果を、オペレータと対応付けて管理情報DB45に記憶する。
次に、ステップS110で、CPU31は、ステップS106で取得した評価結果に応じて、オペレータのステータスを変更すると共に、オペレータのスケジュールと最新の評価結果とを更新する。
次に、ステップS112で、CPU31は、ステップS106で取得した評価結果が、肯定的な評価結果か否かを判断する。肯定的な評価結果である場合は、ステップS114に進み、否定的な評価結果である場合は、ステップS116に進む。
次に、ステップS114では、CPU31は、肯定的な評価結果をオペレータに表示する画面(例えば、図6の画面66)を生成して端末装置50に送信し、端末装置50の表示部54に前記画面を表示させて、プログラムを終了する。
図6に示すように、画面66には、「業務を継続できます。次の業務まで待機して下さい。」等、肯定的な評価結果を伝えると共に、待機を促すメッセージ68が表示される。
一方、ステップS116では、CPU31は、否定的な評価結果をオペレータに表示する画面(例えば、図7の画面70)を生成して端末装置50に送信し、端末装置50の表示部54に前記画面を表示させる。
図7に示すように、画面70には、「疲労が見られます。業務を60分中断します。ゆっくりご休憩下さい。」等、否定的な評価結果を伝えると共に、休養を促すメッセージ72と、支援終了を指示するボタン73が表示される。体調不良により退勤する等、支援終了を希望するオペレータは、ボタン73を押して支援終了を指示する。
次に、ステップS118で、CPU31は、支援終了が指示されたか否かを判断する。支援終了が指示された場合は、プログラムを終了する。一方、支援終了が指示されていない場合は、ステップS120に進む。
次に、ステップS120で、CPU31は、オペレータの業務復帰を支援するための業務復帰処理を実行して、プログラムを終了する。ステータスが「中断中」のオペレータは、業務に復帰するための検査を受けて、検査結果により操作能力が肯定されると、ステータスが「待機中」に変更され、業務に復帰することができる。業務復帰処理については、後述する第6の実施の形態で説明する。
−評価取得処理−
次に、図5のステップS106で実行される「評価取得処理」について説明する。
第1の実施の形態では、オペレータによる操作が対向車両に与えた影響からオペレータの操作能力を評価する。
図8に示すように、この事例では、車両10Aが、障害物である駐車車両10Bの回避を行ってもよいか否かの判断を、遠隔地にいるオペレータにゆだねている。以下では、オペレータにより遠隔操作される車両10Aを、操作対象車両10Aと称する。
操作対象車両10Aの走行予定経路を点線で図示する。オペレータが操作対象車両10Aに発車許可を出すことで、操作対象車両10Aは対向車線にはみ出しながら、駐車車両10Bを迂回する経路を走行する。操作対象車両10Aの対向車両10Cは、操作対象車両10が通過するまで、停止して待機する。操作対象車両10A、駐車車両10B、及び対向車両10Cの各々は、車両10の一態様である。
オペレータのタスク遂行中に、操作対象車両10Aのセンサ群16で取得された車両状態を表す情報(例えば、LIDARで取得された対向車両との車間距離に関する情報など)は、操作対象車両10Aから遠隔支援装置30に送信されて、各種データDB46に記憶されている(図2参照)。遠隔支援装置30のCPU31は、各種データDB46から必要な情報を取得して、オペレータの操作能力を評価する(図2、図3参照)。
図9に示すように、評価取得処理では、まず、ステップS200で、CPU31は、評価結果を自装置で取得するか否かを判断する。評価結果を自装置で取得する場合は、ステップS202に進む。評価結果を自装置で取得しない場合は、ステップS201に進む。ステップS201で、CPU31は、評価結果を外部から取得して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS202で、CPU31は、対向車両の通過時間間隔を取得する。対向車両の通過時間間隔は、先の対向車両が操作対象車両を通過してから、次の対向車両が操作対象車両を通過するまでの時間間隔のことである。
次に、ステップS204で、CPU31は、対向車両の通過時間間隔が所定時間以下か否かを判断する。通過時間間隔が所定時間以下の場合は、ステップS206に進む。
一方、通過時間間隔が所定時間を超える場合は、ステップS218に進む。ステップS218で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。通過時間間隔が所定時間を超える場合は、先の対向車両と次の対向車両との間に十分な車間距離があるにも拘わらず、オペレータが走行開始の指示をできなかったということであり、オペレータの判断が適切ではないと判断できる。
次に、ステップS206で、CPU31は、操作対象車両が駐車車両を回避し自車線に復帰する間の操作対象車両と対向車両との車間距離を取得する。次に、ステップS208で、CPU31は、対向車両との車間距離が所定距離以上か否かを判断する。対向車両との車間距離が所定距離以上の場合は、ステップS210に進む。
一方、対向車両との車間距離が所定距離未満の場合は、ステップS218に進む。ステップS218で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。障害物を回避する動作を行った結果、操作対象車両と対向車両との距離が近づき過ぎたと判断できる。
次に、ステップS210で、CPU31は、対向車両の減速度を取得する。ここでは減速度の大きさは、その絶対値で表されるものとする。次に、ステップS212で、対向車両の減速度が所定減速度以下か否かを判断する。対向車両の減速度が所定減速度以下の場合は、ステップS216に進む。
一方、対向車両の減速度が所定減速度より大きい場合は、ステップS218に進む。ステップS218で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。操作対象車両が対向車線に進入した結果、対向車両が衝突回避のために所定値より大きく減速したと判断できる。
次に、ステップS216で、CPU31は、オペレータは業務遂行可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
なお、判定項目は例示であり、本実施の形態の主旨に応じて判定項目を追加・削除または変更してもよい。また、オペレータの操作能力の評価が、操作対象車両や対向車両において行われる場合は、車両10のCPU11が、図9のステップS202〜ステップS218の処理を行って評価結果を取得する。この場合、遠隔支援装置30のCPU31は、上述したステップS201で、車両10から、業務遂行可能または業務遂行不可能という評価結果を取得する。
−変形例−
また、上記の評価取得処理の例では、業務遂行の可否で表される評価結果を取得する例について説明したが、評点だけ求めてもよく、業務遂行の可否と評点の両方を求めてもよい。図10に示す例では、業務遂行の可否と評点の両方を求める。なお、図9に示す手順と同じ手順には同じ符号を付している。
図10に示す評価取得処理では、まず、ステップS220で、CPU31は、評価結果を自装置で取得するか否かを判断する。評価結果を自装置で取得する場合は、ステップS222に進む。評価結果を自装置で取得しない場合は、ステップS221に進む。ステップS221で、CPU31は、評価結果を外部から取得して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS222で、CPU31は、対向車両の通過時間間隔を取得する。次に、ステップS224で、CPU31は、評点P1を算出して記憶する。
次に、ステップS226で、CPU31は、操作対象車両と対向車両との車間距離を取得する。次に、ステップS228で、CPU31は、評点P2を算出して記憶する。
次に、ステップS230で、CPU31は、対向車両の減速度を取得する。次に、ステップS232で、CPU31は、評点P3を算出して記憶する。
次に、ステップS234で、CPU31は、評点P1、評点P2、及び評点P3を用いて総合評点Pを算出する。各判定要素を均等ではなく、重みを付けて扱うことができる。例えば、総合評点Pは、評点P1、評点P2、及び評点P3を重み付けして足し合わせた値とする。
次に、ステップS236で、CPU31は、総合評点Pが許容値以上か否かを判断する。総合評点Pが許容値以上の場合は、ステップS238に進む。ステップS238で、CPU31は、オペレータは業務遂行可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。一方、総合評点Pが許容値未満の場合は、ステップS240に進む。ステップS240で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
本実施の形態では、複数のオペレータの各々に対して、リアルタイムで操作能力の評価を行う。そして、車両を遠隔操作するタスクを割り当てる際に、評価結果により操作能力が肯定されるオペレータに割り当てるので、操作能力が担保されたオペレータにタスクを割り当てることができる。
評価結果により操作能力が否定されるオペレータには、車両を遠隔操作するタスクが割り当てられないので、オペレータの疲労による誤操作、誤判断を回避することができる。
オペレータの操作が周囲に与えた影響から客観的に操作能力を評価するので、オペレータの潜在的な操作能力の低下を事前に検知することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態では、オペレータによる操作が操作対象車両の乗客に与えた影響からオペレータの操作能力を評価する。評価取得処理の手順以外は、第1の実施の形態と同じ構成である。同じ構成部分については説明を省略する。以下では、相違点である評価取得処理について説明する。
図11に示すように、操作対象車両10A、駐車車両10B、及び対向車両10Cの関係は、図8に示す例と同様であるが、操作対象車両10Aには、乗客が搭乗している。乗客は複数人いてもよい。
操作対象車両10Aには、乗客状態を検知するセンサが、センサ群16として設置されている(図2、図3参照)。乗客状態を検知するセンサとしては、車室内を撮影する車室内カメラ、心拍数、脳波等の乗客の生体反応を検知する生体センサ等が設置されている。生体センサは、座席などに組み込まれている。車室内カメラの映像は、乗客の転倒などを検出するのに用いられる。また、操作対象車両10Aには、乗客が危険を通報するための危険通知ボタンが、操作部13の一部として設置されている(図2、図3参照)。
ここでは、乗客が、操作対象車両10Aに設置された危険通知ボタンを用いて遠隔支援装置30に通報する例について説明するが、危険を通報する仕組みはこの例に限定されない。例えば、危険を通報する仕組みは、スマートフォン等のモバイル機器用の危険通知アプリとして提供されてもよい。この場合、乗客は、モバイル機器にインストールされた危険通知アプリを用いて遠隔支援装置30に直接通報する。危険通知ボタン及び危険通知アプリの各々は、ボタンが押されると危険を通報すると共に、時計とGPSを利用して時間と場所を記録する。
オペレータのタスク遂行中に、操作対象車両10Aのセンサ群16で取得された乗客状態に関する情報や危険通知ボタンからの信号は、操作対象車両10から遠隔支援装置30に送信されて、各種データDB46に記憶されている(図2参照)。遠隔支援装置30のCPU31は、各種データDB46から必要な情報を取得して、オペレータの操作能力を評価する(図2、図3参照)。
図12に示すように、第2の実施の形態の評価取得処理では、まず、ステップS300で、CPU31は、評価結果を自装置で取得するか否かを判断する。評価結果を自装置で取得する場合は、ステップS302に進む。評価結果を自装置で取得しない場合は、ステップS301に進む。ステップS301で、CPU31は、評価結果を外部から取得して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS302で、CPU31は、乗客からの危険通知割合を取得する。危険通知割合は、搭乗中の乗客が危険通知ボタンを押した割合である。例えば、10人の乗客が居る場合、10人のうち9人が危険通知ボタンを押した場合は、危険通知割合は90%である。また、例えば、乗客が1人の場合、10分のタスクだとすると、1分毎に危険通知ボタンが押されたか否かを判定し、危険通知ボタンが押された回数が9回の場合は、危険通知割合は90%である。
次に、ステップS304で、CPU31は、乗客からの危険通知割合が、所定割合以下か否かを判断する。危険通知割合が所定割合以下の場合は、ステップS306に進む。一方、危険通知割合が所定割合を超えた場合は、ステップS316に進む。ステップS316で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。オペレータの操作に対し、乗客が危険を感じていると判断できる。
次に、ステップS306で、CPU31は、乗客の心拍数の変化量を取得する。次に、ステップS308で、CPU31は、乗客の心拍数の変化量が、所定量以下か否かを判断する。心拍数の変化量が所定量以下の場合は、ステップS310に進む。一方、心拍数の変化量が所定量を超える場合は、ステップS316に進む。ステップS316で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。オペレータの操作に対し乗客が危険を感じて、乗客の心拍数が上昇していると判断できる。
次に、ステップS310で、CPU31は、車室内カメラの映像から乗客の転倒を検出する。次に、ステップS312で、CPU31は、転倒者なしか否かを判断する。転倒者なしの場合は、ステップS314に進む。一方、転倒者がいる場合は、ステップS316に進む。ステップS316で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。オペレータの操作が悪く、乗客が転倒したと判断できる。
次に、ステップS314で、CPU31は、オペレータは業務遂行可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
なお、判定項目は例示であり、本実施の形態の主旨に応じて判定項目を追加・削除または変更してもよい。例えば、乗客の心拍数の変化量は一例であり、乗客の心拍数が所定値以下かを判断してもよい。また、乗客の転倒の代わりに乗客の「よろめき」を検出してもよく、危険通知割合の代わりに乗客の不安感を求めてもよい。車室内カメラの映像は、「よろめき」の検出に用いてもよく、乗客の表情から不安感等の感情を推定するのに用いてもよい。また、オペレータの操作能力の評価が、操作対象車両や対向車両において行われる場合は、車両10のCPU11が、図11のステップS302〜ステップS316の処理を行って評価結果を取得する。遠隔支援装置30のCPU31は、上述したステップS301で、車両10から評価結果を取得する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、オペレータの操作能力の評価に、乗客の意見を反映させることができる。国や地域によって危険に対する感度が異なる。乗客の意見を評価に反映させることで、地域の事情を反映した評価が可能になる。また、車両の遠隔操作に対する乗客の不安解消にもつながる。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、オペレータによる操作が、操作対象車両の周囲を走行する他の車両や他の車両の乗員などの交通参加者に与えた影響からオペレータの操作能力を評価する。評価取得処理の手順以外は、第1の実施の形態と同じ構成である。同じ構成部分については説明を省略する。以下では、相違点である評価取得処理について説明する。
図13に示すように、操作対象車両10A、駐車車両10B、及び対向車両10Cの関係は、図8に示す例と同様であるが、対向車両10Cは、ドライバが搭乗している手動車両である。また、対向車両10Cには、乗客が搭乗していてもよい。
対向車両10Cには、乗員(ドライバや乗客)が危険を通報するための危険通知ボタンが設置されている。なお、第2の実施形態と同様に、危険を通報する仕組みは、モバイル機器用の危険通知アプリとして提供されてもよい。
オペレータのタスク遂行中に、対向車両10Cのセンサ群16で取得された車両状態及び乗員状態に関する情報は、対向車両10Cから遠隔支援装置30に送信されて、各種データDB46に記憶されている(図2参照)。遠隔支援装置30のCPU31は、各種データDB46から必要な情報を取得して、オペレータの操作能力を評価する(図2、図3参照)。
図14に示すように、第3の実施の形態の評価取得処理では、まず、ステップS400で、CPU31は、評価結果を自装置で取得するか否かを判断する。評価結果を自装置で取得する場合は、ステップS402に進む。評価結果を自装置で取得しない場合は、ステップS401に進む。ステップS401で、CPU31は、評価結果を外部から取得して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS402で、CPU31は、対向車両の乗員からの危険通知の結果を取得する。次に、ステップS404で、CPU31は、乗員からの危険通知が無いか否かを判断する。危険通知が無い場合は、ステップS406に進む。一方、危険通知がある場合は、ステップS416に進む。ステップS416で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。オペレータの操作に対し、乗員が危険を感じていると判断できる。
また、危険通知の結果を、多段階の危険レベルで与えてもよい。危険度が高いほど、危険レベルの値を増加させる。例えば、危険レベル毎に危険通知ボタンが設けられており、対向車両の乗員は、自分が感じる危険レベルに応じたボタンを押して、危険レベルを通知する。この場合は、危険レベルが所定レベル以下の場合は、危険通知が無いと判断し、危険レベルが所定レベルより大きい場合は、危険通知があると判断する。
次に、ステップS406で、CPU31は、対向車両の減速度を取得する。次に、ステップS408で、CPU31は、対向車両の減速度が、所定減速度以下か否かを判断する。対向車両の減速度が所定減速度以下の場合は、ステップS410に進む。一方、対向車両の減速度が所定減速度を超える場合は、ステップS416に進む。ステップS416で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS410で、CPU31は、操作対象車両までの接近距離を取得する。次に、ステップS412で、CPU31は、操作対象車両までの接近距離が所定距離以上か否かを判断する。接近距離が所定距離以上の場合は、ステップS414に進む。一方、接近距離が所定距離未満の場合は、ステップS416に進む。ステップS416で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS414で、CPU31は、オペレータは業務遂行可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
なお、判定項目は例示であり、本実施の形態の主旨に応じて判定項目を追加・削除または変更してもよい。また、オペレータの操作能力の評価が、対向車両において行われる場合は、車両10のCPU11が、図14のステップS402〜ステップS416の処理を行って評価結果を取得する。遠隔支援装置30のCPU31は、上述したステップS401で、車両10から評価結果を取得する。
また、交通参加者には、操作対象車両の周辺にいる自転車や歩行者を含めてもよい。この場合は、自転車の乗員や歩行者は危険通知アプリがインストールされたモバイル機器を所持しており、モバイル機器から危険を通報する。
第3の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、オペレータの操作能力の評価に、周辺車両の測定結果や周辺車両の乗員の意見を反映させることができる。第2の実施の形態と同様に、地域の事情を反映した評価が可能になり、車両の遠隔操作に対する周辺車両の乗員の不安解消にもつながる。
第1の実施の形態の効果に加えて、本実施の形態では、オペレータの操作能力の評価に、周辺車両の乗員など交通参加者の意見を反映させることができる。
[第4の実施の形態]
第4の実施の形態では、オペレータによる操作状況からオペレータの操作能力を評価する。評価取得処理の手順以外は、第1の実施の形態と同じ構成である。同じ構成部分については説明を省略する。以下では、相違点である評価取得処理について説明する。
遠隔支援装置30は、オペレータにタスクを割り当てた際に、割り当てられたタスクに対する、オペレータの応答時間及び処理時間を計測している。ここで応答時間とは、遠隔支援装置30によるオペレータの呼び出しが行われてから、オペレータが応答するまでの時間である。計測された応答時間及び処理時間は、各種データDB46に記憶される。遠隔支援装置30のCPU31は、各種データDB46から必要な情報を取得して、オペレータの操作能力を評価する(図2、図3参照)。
図15に示すように、第4の実施の形態の評価取得処理では、まず、ステップS500で、CPU31は、オペレータのタスク呼び出しへの応答時間を取得する。次に、ステップS502で、CPU31は、オペレータの応答時間が、所定時間以下か否かを判断する。応答時間が所定時間以下の場合は、ステップS504に進む。一方、応答時間が所定時間を超える場合は、ステップS510に進む。ステップS510で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS504で、CPU31は、タスクの処理時間を取得する。次に、ステップS506で、CPU31は、タスクの処理時間が所定時間以下か否かを判断する。タスクの処理時間が所定時間以下の場合は、ステップS508に進む。一方、タスクの処理時間が所定時間を超える場合は、ステップS510に進む。ステップS510で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
次に、ステップS508で、CPU31は、オペレータは業務遂行可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
なお、判定項目は例示であり、本実施の形態の主旨に応じて判定項目を追加・削除または変更してもよい。オペレータの体調の変化を検知するために、心拍数、脳波等のオペレータの生体反応を検知する生体センサが、端末装置50のセンサ群56として設置されている(図2、図3参照)。図15に示す評価取得処理では、オペレータによる操作状況だけから評価を行うが、これらの生体センサの検出結果を考慮して、オペレータの操作能力を評価してもよい。例えば、CPU31は、心拍数の上昇や脳波の異常が検出された場合に、オペレータは体調が悪く、業務遂行不可能であると判定してもよい。
第4の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、データ取得が容易であり、オペレータの操作能力の評価を、簡単な計算で行うことができる。なお、第4の実施の形態では、第1の実施の形態とは異なり、オペレータの操作が周囲に与えた影響ではなく、オペレータによる操作状況からオペレータの操作能力を評価するが、オペレータの操作能力を客観的に評価する点は同じであり、オペレータの潜在的な操作能力の低下を事前に検知することができる。
[第5の実施の形態]
第1から第4の実施の形態では、各々異なる観点からオペレータの操作能力を評価したが、第5の実施の形態では、各判定項目の評点から総合評点を求め、得られた総合評点に基づいてオペレータの操作能力を評価する。評点は、上述した通り、オペレータの操作能力を点数で表すものである。評価取得処理の手順以外は、第1の実施の形態と同じ構成である。同じ構成部分については説明を省略する。以下では、相違点である評価取得処理について説明する。
(総合評点P(ALL)の計算例)
まず、総合評点の計算例について説明する。
N個の判定項目がある場合、総合評点P(ALL)は、N個の判定項目に対する評点P〜Pと、各判定項目の重みw〜wとから計算される。
総合評点P(ALL)の計算式の一例は下記式(1)で表される。重みw〜wの各値は、任意に設定することができる。
Figure 2021170191
各判定項目に重みを付けることで、優先する項目を変更することができる。乗客や対向車両の乗員に関連する項目の重みを高くすると、地域に住む乗客や乗員の意向が評価に大きく反映され、遠隔支援サービスに地域の特性を組み込むことができる。例えば、操作対象車両との接近距離が遠くても、危険通知ボタンを押す人が多ければ、距離に余裕を持つ操作が求められることになる。また、重みをゼロにすれば、その判定項目は無視される。
総合評点P(ALL)の計算式の他の例は下記式(2)で表される。
Figure 2021170191
上記計算式(2)は、極めて重大な事象が発生した場合には、総合評点P(ALL)をゼロにできる重みANGを持つ。通常時は、ANG=1である。例えば、操作対象車両が対向車両と衝突した場合、対向車両が急ブレーキをかけざるを得なくなった場合など、重大な事象が発生した場合にANG=0にすることで、総合評点P(ALL)をゼロにすることができる。
また、1回の評価による影響が必要以上に高くなることを避けるために、評点Pを、過去の評価結果も含めて複数回の評価によって求めてもよい。この場合の計算式を下記式(3)で表す。
Figure 2021170191
今回の重みをw(0)とし、今回の総合評点P(ALL)をPALL(0)とする。1回前の重みをw(−1)とし、1回前の総合評点P(ALL)をPALL(−1)とする。n回前の重みをw(−n)とし、n回前の総合評点P(ALL)をPALL(−n)とする。
上記式(3)に示すように、評点Pは、総合評点PALL(0)から総合評点PALL(−n)の重み付け和で表される。各回の総合評点は、上記式(1)又は式(2)により求める。何回前までさかのぼるかは任意である。
また、下記式(4)に示すように、上記式(1)又は式(2)で求めた総合評点P(ALL)に対してタスクの難易度に応じた係数Dを掛けた値を、評点Pとしてもよい。例えば、車両を遠隔運転するタスクと、追い越し指示を与えるなど車両に対し遠隔指示を与えるタスクとでは難易度が異なるので、それらを同一の評点とするのではなく、難易度に応じて補正する手段を準備している。この補正により、タスクの難易度により評点に差が生じるのを抑制することができる。
Figure 2021170191
図16に示す評点の一覧表では、対向車両の車両状態に基づく評点P(1-3)は、図10に示すように、対向車両の車両状態に基づく評点P(1-3)は、対向車両の通過時間間隔が所定時間を超える場合の評点P1と、対向車両との車間距離が所定距離未満の場合の評点P2と、対向車両の減速度が所定減速度より大きい場合の評点P3との重み付け和で表される。
操作対象車両の乗客状態に基づく評点P(4-6)は、項目毎に加点するものとする。乗客からの危険通知割合が所定割合を超える場合の評点P4と、乗客の心拍数の変化量が所定量を超える場合の評点P5と、転倒した乗客がいる場合の評点P6との重み付け和で表される。判定項目は、第2の実施の形態と同様である(図12参照)。
対向車両の車両状態及びその乗員状態に基づく評点P(7-9)は、対向車両の乗員による危険通知がある場合の評点P7と、対向車両の減速度が所定減速度より大きい場合の評点P8と、操作対象車両までの接近距離が所定距離未満の場合の評点P9との重み付け和で表される。判定項目は、第3の実施の形態と同様である(図14参照)。
オペレータの操作状況に基づく評点P(10,11)は、タスクへの応答時間が所定時間を超える場合の評点P10と、タスクの処理時間が所定時間を超える場合の評点P11との重み付け和で表される。判定項目は、第4の実施の形態と同様である(図15参照)。
総合評点P(ALL)は、各判定項目の評点(評点P1〜P11)を、均等ではなく、重み付けして足し合わせたものである。総合評点P(ALL)に対して許容値を設定する。また、評点P1〜評点P11の各々に対して許容値を設定してもよい。例えば、対向車両の通過時間間隔に関する評点P1が許容値未満の場合は、上記式(2)のANG=0と設定することで、この評価項目だけで業務遂行不可能と判定することができる。
なお、ここでは評点P1〜P11の重み付け和を総合評点P(ALL)とするが、評点P(1-3)、評点P(4-6)、評点P(7-9)、及び評点P(10,11)の重み付け和を総合評点P(ALL)としてもよい。例えば、評点P(1-3)を総合評点P(ALL)とする場合には、上記式(1)で、評点P4〜P11に対応する重みw〜w11の各々をすべてゼロにすることで実現できる。
第1から第5の実施の形態で用いる判定項目は例示であり、各実施の形態の主旨に応じて判定項目を追加・削除または変更してもよい。
(評価取得処理)
次に、評価取得処理の流れについて説明する。
図17に示すように、第5の実施の形態の評価取得処理では、まず、ステップS600で、CPU31は、総合評点P(ALL)取得処理を実行する。総合評点P(ALL)取得処理では、各判定要素の評点P1〜評点P11を求め、評点P1〜評点P11を用いて総合評点P(ALL)を算出する。
次に、ステップS602で、CPU31は、総合評点P(ALL)が予め設定した許容値以上かを判断する。総合評点P(ALL)が許容値以上の場合は、ステップS604に進む。ステップS604で、CPU31は、オペレータは業務遂行可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。一方、総合評点P(ALL)が許容値未満の場合は、ステップS606に進む。ステップS606で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
第5の実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、オペレータの操作能力の評価を、点数で表すことができる。また、算出根拠の異なる複数の評点の重み付け和を取ることにより、各交通参加者の意見を広く取り入れることができる。第2の実施の形態と同様に、地域の事情を反映した評価が可能になり、車両の遠隔操作に対する交通参加者の不安解消にもつながる。また、各判定項目に重みを付けることで、評点を求めるにあたり優先する項目を変更することができる。
[第6の実施の形態]
第6の実施の形態では、図5のステップS120で実行される「業務復帰処理」について具体的に説明する。
(業務復帰処理)
図18に示すように、第6の実施形態に係る業務復帰処理では、まず、ステップS700で、CPU31は、時間計測を開始する。次に、ステップS702で、CPU31は、残りの休憩時間をオペレータに表示する画面(例えば、図20の画面74)を生成して端末装置50に送信し、前記画面を端末装置50の表示部54に表示させる。一定時間以上の休憩の取得が、業務の復帰の条件となる。
図20に示すように、画面74には、37分12秒というように、残り時間76が表示される。すなわち、業務再開までの時間がカウントダウンされる。
次に、ステップS704で、CPU31は、業務を再開する意思を確認するための確認画面(例えば、図21の画面78)を生成して端末装置50に送信し、確認画面を端末装置50の表示部54に表示させる。確認画面は、例えば、残り時間76を表示する画面74に重ねて表示してもよい。
図21に示すように、画面78には、「業務を再開する場合、下記ボタンを押して下さい。」等、業務を再開する意思を確認するメッセージ80と共に、業務再開を要求するボタン82が表示される。業務復帰を希望するオペレータは、休憩時間が終了する前に、ボタン82を押して業務再開を要求する。オペレータは、業務再開を要求せずに休憩時間を延長することもできる。
次に、ステップS706で、CPU31は、休憩時間が終了するまで、休憩時間が終了したか否かを繰り返し判断する。休憩時間が終了すると、ステップS708に進む。
次に、ステップS708で、CPU31は、業務再開が要求されたか否かを判断する。業務再開が要求された場合は、ステップS710に進む。一方、業務再開が要求されていない場合は、ステップS709に進む。ステップS709で、CPU31は、休憩時間を延長し、オペレータのスケジュールを更新して、ステップS700に戻る。
次に、ステップS710で、CPU31は、ステータスが中断中のオペレータについて検査処理を実行し、オペレータの操作能力に関する評価結果を取得する。
ここで、検査処理の流れについて説明する。
図19に示すように、まず、ステップS800で、CPU31は、シミュレータで生成する仮想タスクの条件を選択する。例えば、気象条件や時間が、検査を実施する時点での実際の気象条件や時間と類似する条件を選択する。シミュレーションで使用する交通環境の条件は、他のオペレータが過去に実際に担当したタスクの交通環境の条件から選択することが好ましい。交通環境の条件とは、周辺交通参加者(例えば、駐車車両、走行車両、自転車、歩行者等)の存在位置や速度、加速度等である。
次に、ステップS802で、CPU31は、シミュレーションを実行する。シミュレーションによれば、操作対象車両の動作に応じて周囲の車両が動作し、タスク実行時と同様にオペレータの操作が周囲に与えた影響等からオペレータの操作能力を評価することが可能である。次に、ステップS804で、CPU31は、総合評点P(ALL)取得処理を実行する(図17のステップS600参照)。評価では、シミュレーションで判定可能な判定項目を使用すればよい。判定項目は、第1から第5の実施の形態で例示した判定項目から選択してもよく、他の判定項目を追加してもよい。
次に、ステップS806で、CPU31は、総合評点P(ALL)が予め設定した許容値以上かを判断する。総合評点P(ALL)が許容値以上の場合は、ステップS808に進む。ステップS808で、CPU31は、オペレータは業務遂行可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。一方、総合評点P(ALL)が許容値未満の場合は、ステップS810に進む。ステップS810で、CPU31は、オペレータは業務遂行不可能と判定して、評価取得処理のルーチンを終了する。
ここで、図18の説明に戻る。次に、ステップS712で、CPU31は、ステップS710で取得した評価結果を、オペレータと対応付けて管理情報DB45に記憶する。
次に、ステップS714で、CPU31は、ステップS710で取得した評価結果に応じて、オペレータのステータスを変更すると共に、オペレータのスケジュールと最新の評価結果とを更新する。
次に、ステップS716で、CPU31は、ステップS710で取得した評価結果が、肯定的な評価結果か否かを判断する。肯定的な評価結果である場合は、ステップS718に進み、否定的な評価結果である場合は、ステップS720に進む。
次に、ステップS718では、CPU31は、肯定的な評価結果をオペレータに表示する画面(例えば、図22の画面84)を生成して端末装置50に送信し、端末装置50の表示部54に前記画面を表示させ、プログラムを終了する。
図22に示すように、画面84には、「業務に復帰します。評価結果をご覧になりたい方は下記ボタンを押して下さい。」等、肯定的な評価結果を伝えると共に、評価結果の確認を促すメッセージ86と、評価結果の表示を指示するボタン88とが表示される。ボタン88を押すと詳細な評価結果が表示される。
一方、ステップS720では、CPU31は、否定的な評価結果をオペレータに表示する画面(例えば、図23の画面90)を生成して端末装置50に送信して、端末装置50の表示部54に前記画面を表示させ、プログラムを終了する。
図23に示すように、画面90には、「中断を継続します。評価結果をご覧になりたい方はこちら。」等、否定的な評価結果を伝えると共に、評価結果の確認を促すメッセージ92と、評価結果の表示を指示するボタン94とが表示される。ボタン94を押すと詳細な評価結果が表示される。
ここで、詳細な評価結果の表示例について説明する。
例えば、図24に示すように、評点の時間変化を示すグラフと評点の許容値とが、詳細な評価結果として表示されてもよい。評点が大幅に減少する部分、すなわち、業務遂行能力を否定する評価結果の部分は、色を変える、網掛けをする等して強調表示してもよい。オペレータは、現在の評点と、現在までの評点の変動とを確認することができる。
あるいは、図25に示すように、判定項目毎に評点の取得値、許容値、及び業務遂行の可否を示す一覧表が、詳細な評価結果として表示されてもよい。オペレータは、評点が許容値より低く、業務遂行能力が否定されている判定項目など、評価の詳細を確認することができる。
なお、シミュレーションを活用した検査処理は、他のステータスのオペレータに対して行ってもよい。
例えば、休憩時間を延長したオペレータや長時間にわたりタスクの割り当てが無いオペレータなど、予め定めた時間以上評価されていないオペレータについても、ステータスを「待機中」から「中断中」に変更して、タスクの割り当てを禁止し、業務に復帰するための検査を義務付けてもよい。この場合は、オペレータから業務再開の要求を受け付けた場合に、図18のステップS710からステップS720までを処理を行って評価結果を取得する。
評価されていない期間が長くなると、取得済みの評価結果の信頼性が低下する。長時間評価されていないオペレータに対し、新たな評価結果を得る機会を付与することができる。また、オペレータの体調を定期的に確認することもできる。
また、ステータスが「準備中」のオペレータについては、業務に復帰するための検査を受けて、肯定的な評価結果を得ることを、業務開始の条件にしてもよい。オペレータの操作能力の低下を事前に検知することができる。この場合は、オペレータから業務開始の要求を受け付けた場合に、図18のステップS710からステップS720までを処理を行って評価結果を取得する。
第6の実施の形態では、オペレータの操作能力が回復したことを確認した上で、オペレータを業務復帰させることができる。また、オペレータを業務復帰させない場合に比べて、オペレータを増員せずに遠隔支援システムを効率的に運用することができる。
[第7の実施の形態]
第7の実施の形態では、評点に応じてタスクの割り当てを行う。
タスクの種類と評点の許容値との関係を示すテーブルの一例を下記表2に示す。
Figure 2021170191
上述した通り、遠隔操作には、オペレータが車両の運転操作を行う遠隔運転と、オペレータが車両に対して直接的な走行指示を出す遠隔指示とがある。オペレータは、例えば、駐車車両の追い越し許可、車線変更許可などの指示を行う。また、乗客対応とは、例えば、乗客からの質問に回答するなど、乗客からの呼び出しへの対応を行うタスクである。
第5、第6の実施の形態では、評点が所定の許容値未満の場合は、すべてのタスクの割り当てを禁止することにした。これに対して、本実施の形態では、遠隔操作に必要な評点が得られていないオペレータも、乗客対応に必要な評点が得られている場合には、乗客対応のタスクを割り当てられるようにした。
遠隔操作に対する評点の許容値を120とし、乗客対応に対する評点の許容値を100とする。評点が120以上のオペレータには、遠隔操作と乗客対応の両方の割り当てが可能である。評点が100以上120未満のオペレータには、遠隔操作の割り当ては禁止されるが、乗客対応の割り当ては可能である。評点が100未満のオペレータには、遠隔操作と乗客対応の両方の割り当てが禁止される。
なお、オペレータのステータスは、評点が120以上の場合は「待機中」、評点が120未満の場合は「中断中」とされる。
図26に示す第7の実施の形態の遠隔支援プログラムは、車両10から依頼を受け付けたときに、遠隔支援装置30のCPU31により実行される(図2参照)。
まず、ステップS900で、CPU31は、依頼を受けたタスクが遠隔操作か否かを判断する。依頼を受けたタスクが遠隔操作である場合は、ステップS902に進む。
次に、ステップS902で、CPU31は、図4に示す管理テーブルを参照して、評点が120以上の複数のオペレータの中から、スケジュールが空いている1人のオペレータを選択する。そして、CPU31は、選択されたオペレータにタスクを割り当てる。
次に、ステップS904で、CPU31は、タスクを割り当てたオペレータのステータスを「待機中」から「遂行中」に変更すると共に、オペレータのスケジュールを更新する。
次に、ステップS906で、CPU31は、タスクを割り当てたオペレータに車両10を遠隔操作させる。オペレータは、対応する端末装置50を操作して、割り当てられたタスクを遂行する。
次に、ステップS908で、CPU31は、オペレータがタスクを遂行した際の、オペレータの操作能力に関する評価結果を取得する「評価取得処理」を実行して、ステップS910に進む。ここでは、図17のステップS600、図19のステップS804と同様に、「総合評点P(ALL)取得処理」を実行する。
一方、ステップS900で、依頼を受けたタスクが遠隔操作ではないと判断された場合は、依頼を受けたタスクは乗客対応であるため、ステップS920に進む。
次に、ステップS920で、CPU31は、図4に示す管理テーブルを参照して、評点が100以上の複数のオペレータの中から、スケジュールが空いている1人のオペレータを選択する。そして、CPU31は、選択されたオペレータにタスクを割り当てる。
次に、ステップS922で、CPU31は、タスクを割り当てたオペレータのステータスを「待機中」から「遂行中」に変更すると共に、オペレータのスケジュールを更新する。
次に、ステップS924で、CPU31は、タスクを割り当てたオペレータに車両10の乗客への対応を依頼する。オペレータは、対応する端末装置50を操作して、割り当てられたタスクを遂行する。
次に、ステップS926で、CPU31は、オペレータの評点が100以上か否かを判断する。評点が120未満のオペレータが選択されている場合は、ステップS928で、「検査処理」を実行して、ステップS910に進む。この検査で評点が120以上になれば、オペレータは遠隔操作の業務に復帰できる。
次に、ステップS910で、CPU31は、取得した評価結果をオペレータと対応付けて管理情報DB45に記憶する。
次に、ステップS912で、CPU31は、取得した評価結果に応じて、オペレータのステータスを変更すると共に、オペレータのスケジュールと最新の評価結果とを更新する。
次に、ステップS914で、CPU31は、取得した評価結果が、肯定的な評価結果か否かを判断する。肯定的な評価結果である場合は、ステップS916に進み、否定的な評価結果である場合は、ステップS918に進む。
次に、ステップS916では、CPU31は、肯定的な評価結果をオペレータに表示する画面を生成して端末装置50に送信して、前記画面を端末装置50の表示部54に表示させ、プログラムを終了する。一方、ステップS918では、CPU31は、否定的な評価結果をオペレータに表示する画面を生成して端末装置50に送信して、前記画面を端末装置50の表示部54に表示させ、プログラムを終了する。
第7の実施の形態では、オペレータの疲労度合いに応じて、軽度のタスクを割り当てることができる。また、すべてのタスクの割り当てを禁止する場合に比べて、オペレータを増員せずに遠隔支援システムを効率的に運用することができる。
[変形例]
以上、遠隔支援システム及びプログラムの例示的な実施の形態について説明したが、本発明は実施の形態に記載の範囲には限定されない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で実施の形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記実施の形態で説明したプログラムの処理の流れも一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。例えば、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって処理を実現してもよい。
10 車両、30 遠隔支援装置、32 メモリ、33 操作部、34 表示部、35 記憶部、36 通信部、40 タスク割当部、41 遠隔操作部、42 評価取得部、43 記憶制御部、44 シミュレータ部、48 表示制御部、50 端末装置、100 遠隔支援システム、102 管理テーブル

Claims (18)

  1. 記憶部(35)に記憶された最新の評価結果により操作能力が肯定される複数のオペレータの中から選択されたオペレータに車両(10)を遠隔操作するタスクを割り当てるタスク割当部(40)と、
    オペレータの遠隔操作により車両を走行させる遠隔操作部(41)を用いて、選択されたオペレータが前記タスク割当部により割り当てられた前記タスクを遂行した際の、選択されたオペレータの操作能力の評価結果を取得する評価取得部(42)と、
    前記評価取得部で取得された最新の評価結果を前記記憶部に記憶するように制御する記憶制御部(43)と、
    を備えた遠隔支援装置。
  2. 記憶部に記憶された最新の評価結果により操作能力が肯定される複数のオペレータの中から選択されたオペレータに車両を遠隔操作するタスクを割り当てるタスク割当部と、
    オペレータの遠隔操作により車両を走行させる遠隔操作部を用いて、選択されたオペレータが前記タスク割当部により割り当てられた前記タスクを遂行した際の、選択されたオペレータの操作能力の評価結果を取得すると共に、
    オペレータの操作により仮想環境で車両を走行させるシミュレーションを実施するシミュレータ部(44)を用いて、オペレータが前記シミュレーションを実施した際の、前記シミュレーションを実施したオペレータの操作能力の評価結果を取得する評価取得部と
    前記評価取得部で取得された最新の評価結果を前記記憶部に記憶するように制御する記憶制御部と、
    を備えた遠隔支援装置。
  3. 前記評価結果が、オペレータの操作に応じた支援対象車両(10A)の周囲を走行する他の車両の動向に基づく評価結果であり、自装置の前記評価取得部により取得されるか、または、前記支援対象車両により取得されて自装置に送信される、請求項1または請求項2に記載の遠隔支援装置。
  4. 前記評価結果が、オペレータの操作に応じた支援対象車両の乗客の動向に基づく評価結果であり、自装置の前記評価取得部により取得されるか、または、前記支援対象車両により取得されて自装置に送信される、請求項1または請求項2に記載の遠隔支援装置。
  5. 前記評価結果が、オペレータの操作に応じた支援対象車両の周囲を走行する他の車両(10C)の動向及び前記他の車両の乗員の動向に基づく評価結果であり、自装置の前記評価取得部により取得されるか、または、前記他の車両により取得されて自装置に送信される、請求項1または請求項2に記載の遠隔支援装置。
  6. 前記評価結果が、オペレータの操作状況に基づく評価結果であり、自装置の前記評価取得部により取得される、請求項1または請求項2に記載の遠隔支援装置。
  7. 前記評価結果が、業務遂行の可否で表され、
    前記タスク割当部は、業務遂行可能なオペレータに前記タスクを割り当てる、
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の遠隔支援装置。
  8. 前記評価結果が、オペレータの操作能力を表す評点で表され、
    前記タスク割当部は、前記評点が予め定めた許容値以上のオペレータに前記タスクを割り当てる、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の遠隔支援装置。
  9. 前記評価結果が、オペレータの操作能力を表す評点で表され、
    前記タスク割当部は、タスクの種類と評点の許容値との関係を保持しており、割り当てるタスクの種類に対応する許容値以上の評点を有するオペレータに、当該タスクを割り当てる、
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の遠隔支援装置。
  10. 前記評点が、特定のオペレータの1つのタスクについて算出された算出根拠の異なる複数の評点の重み付け和で表される、請求項8または請求項9に記載の遠隔支援装置。
  11. 前記評点が、特定のオペレータの複数のタスクについて算出された複数の評点の重み付け和で表される、請求項8または請求項9に記載の遠隔支援装置。
  12. オペレータが使用する端末装置(50)の表示部(54)に各種画面を表示させる表示制御部(48)をさらに備え、
    前記表示制御部が、前記表示部に前記評価結果を表示する結果表示画面を表示させる、
    請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の遠隔支援装置。
  13. 前記評価結果が、オペレータの操作能力を表す評点で表される場合は、
    前記結果表示画面が、現在の評点及び評点の時間変化の少なくとも一方を含む、請求項12に記載の遠隔支援装置。
  14. 前記評価結果により操作能力が否定される場合は、
    前記結果表示画面が、タスクの割り当てを停止する旨を含む、請求項12に記載の遠隔支援装置。
  15. オペレータが使用する端末装置の表示部に各種画面を表示させる表示制御部をさらに備え、
    前記表示制御部が、タスクの割り当てを停止する旨を含む結果表示画面を表示させた後、予め定めた時間経過後に、前記シミュレーションの開始を指示する指示部を含む指示受付画面を表示させる、
    請求項2に記載の遠隔支援装置。
  16. 前記シミュレーションで使用する映像が、他のオペレータの過去のタスクと同じ交通環境の条件を備えた車両の周囲の映像である、請求項2に記載の遠隔支援装置。
  17. コンピュータを、
    記憶部に記憶された最新の評価結果により操作能力が肯定される複数のオペレータの中から選択されたオペレータに車両を遠隔操作するタスクを割り当てるタスク割当部、
    オペレータの遠隔操作により車両を走行させる遠隔操作部を用いて、選択されたオペレータが前記タスク割当部により割り当てられた前記タスクを遂行した際の、選択されたオペレータの操作能力の評価結果を取得する評価取得部、
    前記評価取得部で取得された最新の評価結果を前記記憶部に記憶するように制御する記憶制御部、
    として機能させるためのプログラム。
  18. コンピュータを、
    記憶部に記憶された最新の評価結果により操作能力が肯定される複数のオペレータの中から選択されたオペレータに車両を遠隔操作するタスクを割り当てるタスク割当部、
    オペレータの遠隔操作により車両を走行させる遠隔操作部を用いて、選択されたオペレータが前記タスク割当部により割り当てられた前記タスクを遂行した際の、選択されたオペレータの操作能力の評価結果を取得すると共に、
    オペレータの操作により仮想環境で車両を走行させるシミュレーションを実施するシミュレータ部を用いて、オペレータが前記シミュレーションを実施した際の、前記シミュレーションを実施したオペレータの操作能力の評価結果を取得する評価取得部、
    前記評価取得部で取得された最新の評価結果を前記記憶部に記憶するように制御する記憶制御部、
    として機能させるためのプログラム。
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