JP2021169984A - 三脚設置補助具 - Google Patents

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拓海 井上
Takumi Inoue
秀斗 小栗
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Abstract

【課題】設置面の傾斜方向や凹凸の状態に関わらず、三脚の台座を水平状態に安定して設置可能とする三脚設置補助具を提供する。【解決手段】台座と、三本の脚部を備える三脚を、設置面70に設置する際に用いられる三脚設置補助具1であって、三脚を載置するための載置部2と、載置部2を下方から支持する三本の支持脚3〜5を備え、載置部2は、その上面2a側に三脚の脚部の下端をそれぞれ保持する三個の保持部6〜8が設けられ、支持脚3〜5は、それぞれ設置面70から載置部2までの鉛直高さHを調節する高さ調節構造13を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、三脚を設置する際の三脚設置補助具に係り、特に、急傾斜の設置面に三脚を安定的に設置することができる三脚設置補助具に関する。
従来、トランシットの三脚を設置面に安定的に設置するためには、この設置面に三脚先端を固定するための穴を形成したり、三脚先端を当接させるためのブロックを置いたりすることが必要となることがあり、三脚の固定に手間と時間がかかるという課題があった。
このような課題を解決するために、例えば、特許文献1に係る考案が開示されている。この考案は、中心部に貫通穴の形成された固定板と、この固定板から三方に放射状に設けられた3つの支持板を備え、この支持板は、その上面に三脚先端が係合可能な凹部と、その下面に下方に向けて突出する支持凸部が設けられてなる三脚固定治具である。
上記構成の三脚固定治具によれば、三脚の先端を凹部に入れるだけで三脚が支持され、さらに支持凸部が設置面に係止されることから、三脚を手間と時間をかけることなく安定的に固定することができる。
しかしながら、特許文献1に係る三脚固定治具を、例えば傾斜屋根上に配置した場合、3つの支持板のうちのいずれかが屋根材や屋根瓦の溝部や凹部に落ち込んで、三脚固定治具が屋根に沿って滑り、安定的に設置できないおそれがある。
そこで、近年、凹凸を有する傾斜屋根に安定的に三脚を設置するための技術が開発されており、それに関して既に発明が開示されている。
特許文献2には「三脚設置補助具」という名称で、トランシット等の測定器を支持するための三脚を、傾斜屋根等の設置面上に設置する場合に用いる三脚設置補助具に関する発明が開示されている。
以下、特許文献2に開示された発明について説明する。特許文献2に開示された発明は、両端部において三脚の2つの脚の下端を支持可能な第1支持部材と、中間部において三脚の残りの1つの脚の下端を支持可能な第2支持部材と、第1支持部材と第2支持部材とを平行に延びた状態に連結する連結部材とを備えたことを特徴とする。
このような特徴を有する発明においては、平行に延びる第1支持部材及び第2支持部材を傾斜屋根が有する凹凸の延長方向と交差する方向に配置すれば、各支持部材が凹部に落ち込むおそれはない。よって、設置面が傾斜屋根のように凹凸を有する場合においても、三脚設置補助具をガタツキを生じることなく安定状態に配置することができる。したがって、三脚をその台座が水平になった状態に安定に設置することができる。
実開平6−69596号公報 特開2015−94676号公報
しかしながら、特許文献2に開示された発明においては、第1支持部材と、第2支持部材は互いに平行に配列されることから、傾斜屋根のような一様に傾斜する平面の場合では、第1支持部材と、第2支持部材がいずれも全長に亘って傾斜屋根に接触した状態で設置される。そのため、凹凸を有する傾斜屋根においても、三脚設置補助具をガタツキを生じることなく設置可能である。
これに対し、トランシット等の測定器は、山中の急傾斜面で使用される場合も多く、このような場合、設置面の傾斜方向や傾斜角度によっては、第1支持部材と、第2支持部材が地面上をずり下がる可能性がある。また、設置面に高低差の大きい凹凸がある場合にも、第1支持部材と、第2支持部材をいずれも全長に亘って設置面に接触した状態で設置することが困難になるおそれがある。
したがって、特許文献2に開示された発明においては、設置面の傾斜方向や凹凸の状態によっては、三脚の台座を水平状態に設置困難な場合があると考えられる。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、設置面の傾斜方向や凹凸の状態に関わらず、三脚の台座を水平状態に安定して設置可能とする三脚設置補助具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、台座と、三本の脚部と、この三本の脚部をそれぞれ開脚可能に台座に接続する三個の接続部材を備える三脚を、設置面に設置する際に用いられる三脚設置補助具であって、三脚を載置するための載置部と、載置部を下方から支持する三本の支持脚を備え、載置部は、その上側に三本の脚部の下端をそれぞれ保持する三個の保持部が設けられ、三本の支持脚のうち、少なくとも二本の支持脚は、それぞれ設置面から載置部までの鉛直高さを調節する高さ調節構造を備えることを特徴とする。
このような構成の発明において、三脚の台座に取り付けられる機器として、トランシットといった測定器や、カメラといった撮影機器を想定している。
また、載置部は、一様な平面を有する平板であるほか、枠体が組み合わされて略平板状に形成されたものでも良く、載置部を平面視した場合の形状は正三角形のほか、直角三角形、あるいは三角形以外であっても良い。
さらに、高さ調節構造としては、例えば入れ子構造といった伸縮構造や、ジョイントを介して連結された複数の長尺体がこのジョイントを介して互いに折れ曲げられる構造が考えられる。
上記構成の発明においては、三本の支持脚のうち、少なくとも二本の支持脚がいずれも高さ調節構造を備えるため、例えば、二本の支持脚のみが高さ調節構造を備える場合に、この二本の支持脚の長さや折れ曲げ形状をそれぞれ調整することで、水平に対する載置部の姿勢が決定される。
また、少なくとも二本の支持脚の高さ調節構造は、それぞれ独立して調節されることから、設置面の傾斜方向や凹凸の状態に応じて、三本の支持脚の各長さの比率を変化可能である。なお、三脚の三本の脚部は、必ずしも長さや開脚度をそれぞれ均等に設定しておかなくても良い。
次に、第2の発明は、第1の発明において、載置部は、平面視で三個の角部を有する正三角形状をなし、三個の保持部は、三個の角部にそれぞれ配置されることを特徴とする。
このような構成の発明においては、第1の発明の作用に加えて、三個の保持部を結ぶと、載置部と相似する正三角形状となる。
そのため、三脚を載置部に載置する前に、予め三本の脚部の長さを同一とし、かつ三本の脚部をそれぞれ均等に開脚させて、その下端同士の間隔を各保持部同士の間隔と同等になるようにする。また、設置面に設置された載置部の姿勢を水平状態に調節しておくと、三脚の脚部すべてをそれぞれ保持部に挿入することにより、三脚の台座が常に水平となり、かつ台座の中心が載置部の中心と一致するようになる。
そのため、三脚を載置部に載置することのみによって、求心や台座の水平が確保された状態となり、直ちに測量や撮影を開始できる。
続いて、第3の発明は、第1又は第2の発明において、載置部は、その中央に中央孔が貫通されるとともに、この中央孔の周囲に重錘部が設けられ、重錘部は、中央孔の中心線と一致して垂下される紐体と、この紐体の下端に取り付けられる重錘と、紐体を巻き取り可能な巻き取り部からなることを特徴とする。
このような構成の発明において、例えばトランシットを用いた測量作業の際に、予め三脚のみを平地に設置し、台座が水平になるように三本の脚部の長さや開脚度をいずれも均等に設定しておく。この操作の後、台座にトランシットを設置すると、トランシットの中心は台座の中心と一致する。
また、これとは別に、設置面の1点に打ち込まれた測量の中心杭上の測点に重錘の尖端が一致した状態を保ちながら、高さ調節構造を操作して載置部の姿勢を水平にする。この操作により、載置部の中央孔の中心線は、中心杭上の測点を通ることになる。
したがって、上記構成の発明においては、第1又は第2の発明の作用に加えて、上記の2種類の操作の後、載置部に三脚を載置し、台座の中心と、中央孔の中心線を鉛直方向上で一致させると、トランシットの中心と中心杭上の測点を結ぶ直線が鉛直方向に沿ったものとなる。よって、トランシットの求心が完了する。
さらに、第4の発明は、第1乃至第3のいずれかの発明において、載置部と、三本の支持脚をそれぞれ連結する三個のヒンジが設けられ、三本の支持脚は、三個のヒンジを介し、載置部の下側に対して平行となるように、それぞれ折り畳み可能に構成されることを特徴とする。
このような構成の発明においては、第1乃至第3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、三本の支持脚がすべて載置部の下側に対して平行となるように、それぞれ折り畳み可能なため、例えば運搬時や収納時に三脚設置補助具が嵩張ることがない。なお、ヒンジの種類は特に限定されない。
そして、第5の発明は、第1乃至第4のいずれかの発明において、載置部は、その周縁付近に、水準器が設けられることを特徴とする。
このような構成の発明においては、第1乃至第4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、載置部を設置面に設置した後、水準器を参照しながら支持脚の高さ調節構造を操作可能である。
また、水準器は、載置部の周縁付近に設けられるため、例えばトランシットが有する既設の水準器を使用する場合と比較して、より明確に視認される。
第6の発明は、第1乃至第5のいずれかの発明において、保持部は、脚部の下端が挿入される凹部または貫通孔であることを特徴とする。
このような構成の発明において、凹部とは底部を有するものをいい、貫通孔とは底部を有しないものをいう。
また、脚部の下端の形状は、例えば、尖頭形状や、下端面が平面形状となっているもの等が想定され、特に限定されない。このうち、下端が尖頭形状をなす場合では、下端は凹部または貫通孔の深さ方向に対して傾斜して挿入されるほか、深さ方向に沿って鉛直に下降して挿入されても良い。また、下端面が平面形状となっている場合では、下端は保持部に傾斜して挿入されることが望ましい。
なお、凹部または貫通孔の深さや、幅方向(深さ方向と直交する方向)の形状及び大きさは、使用する脚部の下端の形状に適合するように、適宜設計される。
上記構成の発明においては、第1乃至第5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、三本の脚部の下端が例えば保持部の深さ方向に対し均等に傾斜してそれぞれ挿入されたとき、各下端が動かないようにホールドされる。
第7の発明は、第1乃至第6のいずれかに記載の発明において、保持部にそれぞれ嵌め込まれる三個のアダプターを備え、アダプターは、その外面に保持部に係止される係止部がそれぞれ形成されるとともに、脚部の下端が挿入される挿入部が形成されることを特徴とする。
このような構成の発明において、挿入部は、脚部の下端の少なくとも一部を挿入可能な内部容積を備えている限り、どのような形状でも良い。また、挿入部は、底部が形成されるほか、貫通部が形成されても良い。
上記構成の発明においては、第1乃至第6のいずれかに記載の発明の作用に加えて、例えば、下端面が平面形状となっているために、下端が保持部を形成する壁面に係止され難い場合や、脚部の外径が保持部の内径よりも十分小さい場合、または下端が保持部の深さ方向に沿って鉛直に下降して挿入される場合等に、各下端が挿入部に挿入されることにより、動かないようにホールドされる。
第1の発明によれば、少なくとも二本の支持脚の長さや屈曲形状をそれぞれ調整することで、水平に対する載置部の姿勢が決定されるため、容易に載置部を水平状態とすることができる。
また、設置面の傾斜方向や凹凸の状態に応じて、三本の支持脚の各長さの比率を変化可能であることから、傾斜屋根のような一方向についてのみ傾斜する設置面のほか、互いに直交する二方向について傾斜する設置面に載置部を設置する場合にも、この載置部を容易に水平状態とすることができる。
したがって、第1の発明によれば、水平状態にされた載置部に三脚を載置することにより、設置面の傾斜方向等に関わらず、三脚を安定的に支持することができる。なお、三脚の三本の脚部は、必ずしも長さや開脚度をそれぞれ均等に設定しておかなくても良いことから、例えば二本の支持脚の各長さの変化量が、設置面の傾斜度に対応できない場合は、三脚の脚部を伸展させることで対応可能となる。
第2の発明によれば、第1の発明の効果に加えて、三脚を載置部に載置する前に、予め各脚部同士の間隔や台座の姿勢を設定しておくことにより、三脚の脚部をそれぞれ保持部に挿入するという簡単な手順で直ちに測量等を開始できることから、複数回に亘る測量作業毎にトランシットの調整を行う必要性がない。そのため、測量作業を容易かつ迅速に完了可能である。
また、測量作業が複数日に亘って継続される場合にも、三脚設置補助具のみを現場に残し、トランシットは持ち帰るといった作業方法が可能となり、運搬や設置面での時間的負担を軽減できる。
第3の発明によれば、第1又は第2の発明の効果に加えて、重錘部が設けられることにより、三脚が載置部に載置された場合でのトランシットの求心を精度良く行うことができる。
第4の発明によれば、第1乃至第3のいずれかの発明の効果に加えて、三個のヒンジが設けられることで、運搬時や収納時に三脚設置補助具が嵩張ることがないので、体力的負担の軽減や省スペースが可能となる。
第5の発明によれば、第1乃至第4のいずれかの発明の効果に加えて、水準器を参照しながら支持脚の高さ調節構造を操作可能であるため、容易に載置部の姿勢を把握することができる。
また、既設の水準器を使用する場合と比較して、より明確に三脚設置補助具の水準器が視認されることから、設置面が急傾斜であって作業者の姿勢が不安定となる場合であっても、載置部を素早く水平状態にすることができる。
第6の発明によれば、第1乃至第5のいずれかの発明の効果に加えて、三本の脚部の下端がそれぞれ凹部または貫通孔の側壁等に当接し、各下端がホールドされるため、測量中や撮影中に三脚の姿勢が崩れることがなく、精度の良い測定値やブレのない画像を得ることができる。
第7の発明によれば、第6の発明の効果に加えて、脚部の下端の形状や外径の大きさ、または挿入部に対する下端の挿入方向に関わらず、各下端が挿入部に挿入されてホールドされるため、使用可能な三脚の種類が限定されず、汎用性が高い。
実施例に係る三脚設置補助具を上方から見た場合の平面図である。 図1におけるA方向矢視図である。 (a)及び(b)は実施例に係る三脚設置補助具を設置面に設置した状態を示す外観図であり、(a)は図1におけるA方向と同一方向から見た場合の矢視図であり、(b)は(a)におけるC方向矢視図である。 (a)は従来技術に係る三脚であり、(b)は三脚設置補助具の設置手順を示す外観図であって、図1におけるA方向と同一方向から見た場合の矢視図である。 三脚設置補助具の設置手順を示す外観図であって、図1におけるA方向と同一方向から見た場合の矢視図である。 (a)は、実施例に係る三脚設置補助具を構成する支持脚部を折り畳んでいる最中の、A方向と同一方向から見た場合の矢視図であり、(b)は同支持脚部を完全に折り畳んだ際の三脚設置補助具を下面から見た場合の平面図である。 (a)は従来技術に係るカメラ用三脚であり、(b)は実施例の変形例に係る三脚設置補助具を構成するアダプターの斜視図であり、(c)はこの変形例に係る三脚設置補助具の使用状態図である。
まず、三脚設置補助具に載置する従来技術に係る三脚について、図4(a)を用いながら説明する。
図4(a)に示すように、従来技術に係る三脚50は、トランシット(図示せず)を取り付ける台座51と、三本の入れ子式の伸縮構造を有する脚部52〜54と、この脚部52〜54をそれぞれ開脚可能に台座51に接続する三個の接続部材55を備える。
このうち、台座51は、脚部52〜54の開脚度や伸縮長さによって、その上面51aが水平となるように調整される。
また、脚部52〜54は、いずれも同一の構成であり、それぞれ略四角筒状の外筒52a〜54aと、この外筒52a〜54aよりも小径の直径dを有する略四角筒形状の内筒52b〜54bと、外筒52a〜54aに対して内筒52b〜54bをスライド可能に固定する留めネジ52c〜54cからなる。そして、内筒52b〜54bの下端52d〜54dは、尖頭形状をなしている。
さらに、接続部材55は、具体的には、ヒンジである。
ただし、三脚設置補助具1が載置可能な三脚は、上記構成の三脚50に限定されず、例えば3本の脚部が伸縮構造を有していなくても良い。
次に、本発明の実施の形態に係る三脚設置補助具について、図1及び図6を用いて詳細に説明する。このうち、図1は、実施例に係る三脚設置補助具を上方から見た場合の平面図である。図2は図1におけるA方向矢視図である。
図1及び図2に示すように、実施例に係る三脚設置補助具1は、三脚を設置面70に設置する際に用いられる三脚設置補助具である。具体的には、三脚設置補助具1は、三脚50(図4(a)参照)を載置するための載置部2と、載置部2を下方から支持する三本の支持脚3〜5を備える。なお、載置部2と、支持脚3〜5は、剛性を有する金属や合成樹脂を材料として製造される。
また、図1に示すように、載置部2は、平面視で周縁2c〜2eで囲まれ、かつ三個の角部K〜Kを有する正三角形状の平板であって、その上面2a側に三脚50の脚部52〜54の下端52d〜54d(図4(a)参照)をそれぞれ保持する三個の保持部6〜8が設けられる。この保持部6〜8は、角部K〜Kにそれぞれ配置される同一形状の貫通孔であって、脚部52〜54の下端52d〜54dがそれぞれ挿入される。
詳細には、保持部6〜8は、それぞれ上面2aと直交する方向に沿った側壁6a〜8aで囲まれた円柱形状の空間である。そして、保持部6〜8の直径Dは、脚部52〜54の内筒52b〜54bの最大径dよりも小さい。
さらに、載置部2は、その下面2b側に、載置部2と、支持脚3〜5をそれぞれ連結する三個のヒンジ9が設けられる。このヒンジ9は、一対の羽根9a,9bと、この羽根9a,9bを連結する軸体9cと、羽根9bに固着されて、支持脚3〜5の各上端が嵌合する有底円筒状の受け部9dからなる。また、羽根9aに対する羽根9bの回動角度θ(図2参照)の大きさは、支持脚3〜5が載置部2の下面2bとそれぞれ平行となる場合を90度とすると、最大で180度である。また、ヒンジ9は、回動角度θが90度と180度の状態をそれぞれ維持するようロックし、またはロックを解除可能とするロック機構(図示せず)を備える。このロック機構としては、公知の機構が使用され、特に限定されない。
したがって、支持脚3〜5は、三個のヒンジ9の回動角度θを90度とすることにより、載置部2の下面2b側に対して平行となるように、それぞれ折り畳み可能であり、さらにその状態を維持可能である。また、ヒンジ9の回動角度θを180度とすることにより、支持脚3〜5をいずれも載置部2の下面2b側に対して直交させ、その状態を維持可能である。なお、載置部2の上面2aと、下面2bは互いに平行である。
加えて、載置部2は、その中央に円柱形状の空間である中央孔10が貫通されるとともに、この中央孔10の周囲に、三か所の貫通孔10aと、重錘部11が設けられる。このうち、中央孔10の高さ方向は、載置部2の上面2aの面方向と直交している。よって、中央孔10の直径の中点を通り、かつ中央孔10の高さ方向に沿った中心線L10も、上面2aの面方向と直交するから、上面2aを水平姿勢とした場合、中心線L10は鉛直方向Vに沿った直線となる。
また、三か所の貫通孔10aは、重錘部11を構成する重錘11b(図2参照)の位置確認を容易とするほか、載置部2の軽量化のために設けられる。
さらに、載置部2の周縁2d付近には、直交する二方向の水平を検知可能な水準器12が設けられる。
次に、重錘部11は、中央孔10の中心線L10を通過する紐体11aと、この紐体11aの下端に取り付けられる重錘11bと、紐体11aを巻き取り可能な巻き取り部11cからなる。また、巻き取り部11cは、載置部2の中央孔10と一部重複して上面2aに取り付けられる筐体11dと、この筐体11dの内部に収容される回動ローラー11eと、この回動ローラー11eを手動で回動させるハンドル11fからなる。
また、支持脚3〜5は、いずれも、設置面70から載置部2の下面2bまでの鉛直高さHを調節する高さ調節構造13を備える。この高さ調節構造13は、同一軸上に直列される複数の異なる径を有する長尺体が、隣り合う長尺体同士で順次収容される入れ子構造である。
具体的には、高さ調節構造13とは、支持脚3〜5が略円筒形状の外筒3a〜5aと、この外筒3a〜5aよりも小径をなす略円筒形状の内筒3b〜5bをそれぞれ備えることで、外筒3a〜5aの下方の開口端から円筒形状の内筒3b〜5bが出し入れされる構造である。このような高さ調節構造13においては、外筒3a〜5aに対して、内筒3b〜5bがスライド可能、かつ任意の位置で静止可能であるという作用を有する。
また、内筒3b〜5bの下端は、略円錐形の先端部3c〜5cがそれぞれ取り付けられており、この先端部3c〜5cが設置面70に係止され易い構造となっている。
なお、外筒3a〜5aに対して、内筒3b〜5bがスライド可能、かつ任意の位置で静止可能となる上記の作用は、例えば、外筒3a〜5aの内周面と、内筒3b〜5bの内周面に、それぞれ摩擦部材が貼着されて、これらの摩擦部材が互いに適度な摩擦力を有することで発揮される。これ以外にも、公知の上記作用を発揮可能な入れ子構造が使用されても良い。
続いて、実施例に係る三脚設置補助具を構成する支持脚部の作用について、図3を用いて詳細に説明する。図3(a)及び図3(b)は実施例に係る三脚設置補助具を設置面に設置した状態を示す外観図であり、図3(a)は図1におけるA方向と同一方向から見た場合の矢視図であり、図3(b)は図3(a)におけるC方向矢視図である。なお、図1及び図2で示した構成要素については、図3においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3(a)及び図3(b)に示すように、実施例に係る三脚設置補助具1を、一様に平坦でない設置面70に設置する場合では、高さ調節構造13により、支持脚3〜5の全長をそれぞれ独立して調節可能である。
設置面70としては、例えば、互いに異なる二方向(X方向及びY方向)について傾斜するとともに、一箇所のみが特に盛り上がった凸部70aが形成されたものが考えられる。このような場合には、凸部70aを取り囲むように、支持脚3〜5を設置することで、載置部2の上面2aを水平とすることができる。
さらに、三脚設置補助具の設置方法について、図4及び図5を用いながら説明する。図4(a)は従来技術に係る三脚であり、図4(b)は三脚設置補助具の設置手順を示す外観図であって、図1におけるA方向と同一方向から見た場合の矢視図である。図5は三脚設置補助具の設置手順を示す外観図であって、図1におけるA方向と同一方向から見た場合の矢視図である。なお、図1乃至図3で示した構成要素については、図4,5においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4(a)に示す三脚50は、前述したように、台座51においてトランシット(図示せず)を保持するためのものである。この三脚50を三脚設置補助具1に載置して、測量を行う手順1〜3について、以下に説明する。
手順1として、予め台座51の上面51aが水平になるように三本の脚部52〜54の長さや開脚度をいずれも均等に設定しておく。このとき、脚部52〜54の下端52d〜54d同士の間隔を保持部6〜8の直径の中点同士の間隔とそれぞれ略同等になるようにしておくことが必要である。なお、トランシットから重錘を垂下させる必要はない。
次に、トランシットの中心と台座51の中心51b(バツ印)を一致させ、かつトランシットの調整ネジ等を調整してトランシットの底部が台座51と大まかに平行になるように、トランシットを台座51に固定する。この操作の後、トランシットが備える水準器を見ながら、調整ネジでトランシットの底部を精度良く水平状態とする。このような操作により、三脚50に固定されたトランシットの中心が台座51の中心51bと一致するとともに、その底部が完全に水平状態となる。なお、手順1の操作は、従来技術では、測点が変化する毎に行われるものである。
手順2として、図4(b)に示すように、設置面70の1点に打ち込まれた測量の中心杭71上の測点71aに重錘11bの尖端が一致した状態を保ちながら、支持脚3〜5の高さ調節構造13を操作するとともに、水準器12を確認しつつ載置部2の上面2aの姿勢を水平にする。この操作により、載置部2の中央孔10の中心線L10は、中心杭71上の測点71aを通ることになる。なお、前述したように、上面2aを水平姿勢とした場合、中心線L10は鉛直方向Vに沿った直線となっている。
手順3として、図5に示すように、水平姿勢となった載置部2の保持部6〜8へ、手順1で設定した三脚50とトランシットとの位置関係を維持したまま、脚部52〜54の下端52d〜54dを挿入する。これにより、台座51の中心51bは、中央孔10の中心線L10上に配列される。よって、台座51の中心51bと、中心杭71上の測点71aが、中心線L10上に鉛直方向Vに沿って配列されることになる。
なお、手順1において、トランシットの中心は台座51の中心51bと一致していることから、トランシットの中心と中心杭71上の測点71aも、中心線L10上に鉛直方向Vに沿って配列されることになる。すなわち、トランシットの求心が完了した状態となる。
そして、1か所目の測点71aにおいて測量データが得られると、2か所目以降の測点において、上記手順2,3を繰り返し、それぞれ測量データを取得する。すなわち、手順1は、初回の測量時にのみ行うだけで足りる。
また、保持部6〜8の直径Dは、脚部52〜54の内筒52b〜54bの最大径dよりも小さいため、内筒52b〜54bが保持部6〜8の深さ方向、すなわち鉛直方向Vに対し均等に傾斜してそれぞれ挿入されると、下端52d〜54dが保持部6〜8の途中にそれぞれ係止される。このとき、下端52d〜54dの端面が、保持部6〜8を構成する側壁6a〜8aに当接し、下端52d〜54dが動かないようにホールドされる。さらに、保持部6〜8にそれぞれ加えられる下端52d〜54dからの荷重がそれぞれ均等の大きさになるので、三脚50の荷重によって載置部2の水平姿勢が崩されることがない。
さらに、三脚設置補助具を構成する支持脚が折り畳まれる場合の形態について、図6を用いながら説明する。図6(a)は、実施例に係る三脚設置補助具を構成する支持脚部を折り畳んでいる最中の、A方向と同一方向から見た場合の矢視図であり、図6(b)は同支持脚部を完全に折り畳んだ際の三脚設置補助具を下面から見た場合の平面図である。なお、図1乃至図5で示した構成要素については、図6においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6(a)に示すように、支持脚3〜5は、三個のヒンジ9を介し、支持脚3〜5の長手方向が載置部2の下面2b側に対して平行となるように、それぞれ折り畳むことができる。前述したように、羽根9aに対する羽根9bの回動角度θの大きさは、90度から180度の範囲である。また、この折り畳みと同時に、支持脚3〜5の内筒3b〜5bを、外筒3a〜5aの内部へそれぞれスライドさせることもできる。
したがって、回動角度θが90度となり、支持脚3〜5の長手方向が下面2b側に対して完全に平行となると、図6(b)に示すように、支持脚3〜5は、それぞれ載置部2の周縁2e,2c,2dに沿って、コンパクトに折り畳まれた状態となる。
以上説明したように、実施例に係る三脚設置補助具1によれば、高さ調節構造13により、支持脚3〜5の全長をそれぞれ独立して調節可能であることから、互いに異なる二方向について傾斜するとともに、一箇所のみが特に盛り上がった凸部70aが形成されたような設置面70に載置部2を設置し、これを水平な姿勢とすることができる。したがって、三脚設置補助具1によれば、設置面70の表面形状に関わらず、三脚50の台座51を水平状態に安定して設置可能である。
また、三脚設置補助具1によれば、手順1〜3のように簡単な操作で、従来三脚を設置することが困難であった山中の傾斜面に、精度良く、かつ安定的に三脚を設置することが可能となる。このうち、手順1は、初回の測量時にのみ行うだけで足りるため、異なる測点についての複数回に亘る測量を効率的に終えることができる。そのため、同日内の複数回の測量のみならず、載置部2のみを現場に残しておき、翌日に同一測点の測量を再開するといった、便利な使い方も可能となる。
また、三脚設置補助具1によれば、載置部2に重錘部11と水準器12が設けられるので、手順2で説明したように、載置部2を正確に水平としたうえで、中央孔10の中心線L10を中心杭71上の測点71aの鉛直上に正確に配列させることができる。
さらに、トランシットに備え付けの水準器として、小型の気泡管が使用されている場合が多いことから、その気泡の位置を確認するためには、気泡管に作業者が顔を十分近付けなくてはならない。
これに対し、水準器12は、載置部2の周縁付近に設けられているため、従来の場合と比較して、より楽な姿勢で明確に水準器12を視認できる。そのため、設置面70が急傾斜であって作業者の姿勢が不安定となる場合であっても、水準器12の気泡の位置を迅速に確認可能なため、載置部2を迅速に水平状態にすることができる。
さらに、三脚設置補助具1によれば、保持部6〜8が載置部2の角部K〜Kにそれぞれ配置されることにより、手順3で説明した通り、三脚50を載置部2に載置することのみで、トランシットの求心を精度良く行うことができる。加えて、保持部6〜8によって下端52d〜54dの位置がホールドされるとともに、三脚50の荷重によって載置部2の水平姿勢が崩されることがないため、測量中に三脚50の姿勢が崩れることがなく、精度の良い測量データを得ることができる。
加えて、三脚設置補助具1によれば、ヒンジ9が設けられることで、支持脚3〜5は、載置部2の下面2b側に対して平行となるように、それぞれ折り畳み可能に構成される。よって、三脚設置補助具1を設置したり、運搬や収納をしたりする際の使い勝手が良く、三脚設置補助具1を導入しても作業負担が増加するものではない。
続いて、実施例の変形例に係る三脚設置補助具について、図7を用いながら説明する。図7(a)は従来技術に係るカメラ用三脚であり、図7(b)は実施例の変形例に係る三脚設置補助具を構成するアダプターの斜視図であり、図7(c)はこの変形例に係る三脚設置補助具の使用状態図である。なお、図1乃至図6で示した構成要素については、図7においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7(a)に示すように、従来技術に係るカメラ用三脚56は、カメラ(図示せず)を取り付ける台座57と、三本の入れ子式の伸縮構造を有する脚部58〜60と、この脚部58〜60をそれぞれ開脚可能に台座57に接続する三個の接続部材61を備える。
このうち、脚部58〜60は、それぞれ略円筒状の外筒58a〜60aと、この外筒52a〜54aよりも小径をなす略円筒形状の内筒58b〜60bからなる。そして、脚部58〜60は、三脚50の場合と同様の構成により、外筒58a〜60aに対して、内筒58b〜60bがスライド可能、かつ任意の位置で静止可能であるという作用を有する。また、内筒58b〜60bはその下端面58c〜60cが平面形状をなしている。これ以外のカメラ用三脚56の構成は、三脚50の構成と同様である。
次に、実施例の変形例に係る三脚設置補助具1Aは、実施例に係る三脚設置補助具1に加えて、図7(b)に示すような、三個のアダプター14を備える。これ以外の三脚設置補助具1Aの構成は、実施例に係る三脚設置補助具1の構成と同様である。ただし、三脚設置補助具1Aがカメラ用三脚56のみを載置する場合は、重錘部11は省略されても良い。
三個のアダプター14は、いずれも硬質の合成樹脂材が側面視で略円錐形状に成形されてなり、保持部6〜8にそれぞれ嵌め込まれる。具体的には、アダプター14は、その外面に保持部6〜8に係止される環状の係止部15がそれぞれ形成される。そのため、係止部15の最大直径は、保持部6〜8の直径よりも大きく設計されている。
また、アダプター14は、脚部58〜60の内筒58b〜60bが挿入される挿入部16が、係止部15の下方に連なり、この係止部15と一体的に形成される。
詳細には、挿入部16の内周面16aは、テーパー状となっており、その最大直径d16は、保持部6〜8の直径Dよりも小さく、かつ内筒58b〜60bの直径d´よりも大きい。また、挿入部16の下端16bは、閉止されている。ただし、この下端16bは開放されていても良い。
上記構成のアダプター14を備える三脚設置補助具1Aにおいては、内筒58b〜60bを上面2aに対し傾斜させて挿入部16へ挿入した場合に、図7(c)に示すように、内筒58b〜60bの下端面58c〜60cや外周面が挿入部16の内周面16aに均等に当接し、内筒58b〜60bがホールドされる。
これに対し、アダプター14を備えない場合では、下端面58c〜60c等が保持部6〜8の側壁6a〜8aへ均等に当接し難い。そのため、アダプター14は、下端面58c〜60cが平面形状をなしている脚部58〜60を保持するための部材として好適である。
また、アダプター14は、三脚の脚部の下端の形状に関わらず、脚部の外径が保持部6〜8の直径Dよりも十分小さい場合や脚部の下端が保持部6の深さ方向に沿って鉛直に下降して挿入される場合にも、脚部を保持するための部材として好適である。これ以外の三脚設置補助具1Aの作用は、実施例に係る三脚設置補助具1の作用と同様である。
以上説明したように、三脚設置補助具1Aによれば、アダプター14を備えることにより、脚部58〜60のほか、脚部の下端の形状や外径の大きさ、または挿入部16に対する下端の挿入方向に関わらず、脚部の下端が動かないようにホールドされるため、使用可能な三脚の種類が限定されず、汎用性が高い。よって、測量中や撮影中に三脚の姿勢が崩れることがなく、精度の良い測定値やブレのない画像を得ることができる。これ以外の三脚設置補助具1Aの効果は、実施例に係る三脚設置補助具1の効果と同様である。
なお、本発明に係る三脚設置補助具は、実施例に示すものに限定されない。例えば、支持脚3〜5のうちのいずれか1本に高さ調節構造13が設けられなくても良い。この場合、設置面70の傾斜角度によっては、載置部2を水平状態に調節し難いことが考えられるが、この場合、三脚50の脚部52〜54の長さや開脚度を調整して、載置部2から三脚50の台座51までの高さを低くすることで、載置部2を水平状態に調節可能である。
また、高さ調節構造13の代わりに、屈曲自在な多関節構造が用いられても良い。
さらに、保持部6〜8の側壁6a〜8aが、アダプター14と同様なテーパー状に形成されても良く、アダプター14は、有底の略円筒箱状に形成されても良い。
本発明は、三脚を設置面に設置する際に用いられる三脚設置補助具として利用可能である。
1,1A…三脚設置補助具 2…載置部 2a…上面 2b…下面 2c〜2e…周縁 K〜K…角部 3〜5…支持脚 3a〜5a…外筒 3b〜5b…内筒 3c〜5c…先端部 6〜8…保持部 6a〜8a…側壁 9…ヒンジ 9a,9b…羽根 9c…軸体 9d…受け部 10…中央孔 10a…貫通孔 11…重錘部 11a…紐体 11b…重錘 11c…巻き取り部 11d…筐体 11e…回動ローラー 11f…ハンドル 12…水準器 13…高さ調節構造 14…アダプター 15…係止部 16…挿入部 16a…内周面 16b…下端 50…三脚 51…台座 51a……上面 51b…中心 52〜54…脚部 52a〜54a…外筒 52b〜54b…内筒 52c〜54c…留めネジ 52d〜54d…下端 55…接続部材 56…カメラ用三脚 57…台座 58〜60…脚部 58a〜60a…外筒 58b〜60b…内筒 58c〜60c…下端面 61…接続部材 70…設置面 70a…凸部 71…中心杭 71a…測点

Claims (7)

  1. 台座と、三本の脚部と、この三本の脚部をそれぞれ開脚可能に前記台座に接続する三個の接続部材を備える三脚を、設置面に設置する際に用いられる三脚設置補助具であって、
    前記三脚を載置するための載置部と、
    前記載置部を下方から支持する三本の支持脚を備え、
    前記載置部は、その上側に三本の前記脚部の下端をそれぞれ保持する三個の保持部が設けられ、
    三本の前記支持脚のうち、少なくとも二本の前記支持脚は、それぞれ前記設置面から前記載置部までの鉛直高さを調節する高さ調節構造を備えることを特徴とする三脚設置補助具。
  2. 前記載置部は、平面視で三個の角部を有する正三角形状をなし、
    三個の前記保持部は、三個の前記角部にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項1に記載の三脚設置補助具。
  3. 前記載置部は、その中央に中央孔が貫通されるとともに、この中央孔の周囲に重錘部が設けられ、
    前記重錘部は、前記中央孔の中心線と一致して垂下される紐体と、この紐体の下端に取り付けられる重錘と、前記紐体を巻き取り可能な巻き取り部からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の三脚設置補助具。
  4. 前記載置部と、三本の前記支持脚をそれぞれ連結する三個のヒンジが設けられ、
    三本の前記支持脚は、三個の前記ヒンジを介し、前記載置部の下側に対して平行となるように、それぞれ折り畳み可能に構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の三脚設置補助具。
  5. 前記載置部は、その周縁付近に、水準器が設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の三脚設置補助具。
  6. 前記保持部は、前記脚部の前記下端が挿入される凹部または貫通孔であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の三脚設置補助具。
  7. 前記保持部にそれぞれ嵌め込まれる三個のアダプターを備え、
    前記アダプターは、その外面に前記保持部に係止される係止部がそれぞれ形成されるとともに、前記脚部の前記下端が挿入される挿入部が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の三脚設置補助具。
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