JP2021169414A - 歯肉組織内部の歯周病菌に対する歯周病菌抑制剤 - Google Patents

歯肉組織内部の歯周病菌に対する歯周病菌抑制剤 Download PDF

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孝俊 柳澤
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Abstract

【課題】歯肉組織に迅速に浸透し、歯肉組織内部の歯周病菌を抑制でき、かつより高い安全性を有する剤を提供すること。【解決手段】ヒノキチオールを含有し、歯周病菌に感染した歯肉組織内部の歯周病菌を抑制する歯周病菌抑制剤を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、歯周病菌に感染した歯肉組織内部の歯周病菌を抑制することができる、歯周病菌抑制剤に関する。
口腔用組成物には各種殺菌剤や抗菌剤などの歯周病菌抑制剤が配合され、口腔内の歯周病菌を殺菌又は抗菌することで歯周病菌を死滅させ又は増殖を抑制し、歯周病を予防する効果を発揮する。しかし、歯周病菌は歯肉組織の内部に侵入し、歯周病を悪化させることが知られている。従来の歯周病菌抑制剤を含む口腔用組成物が歯肉組織の表面及び外部の歯周病菌を抑制することが了知されているが、歯肉組織の内部に侵入した後の歯周病菌に対してアプローチができる剤はこれまで知見がない。したがって、従来の歯周病菌抑制剤を使用しても歯周病を完治できないという課題があった。
ヒノキチオールは、歯周病菌に対する殺菌及び抗菌作用を有する成分として知られており、口腔用組成物に配合されることがある。例えば特許文献1及び特許文献2には、ヒノキチオールが配合された口腔用組成物が開示されている。さらに特許文献3には、ヒノキチオールの歯肉組織細胞への歯周病菌の侵入を抑制する作用が開示されている。これは、特許文献3はヒノキチオールが口腔内で直接菌と接触し、歯肉組織細胞への菌の侵入を抑制する作用を示したものである。このように、ヒノキチオールは歯肉組織の表面及び外部の病原菌を効果的に抑制するが、ヒノキチオールが歯肉組織の中に浸透し、歯肉組織中に侵入した後の歯周病菌にアプローチする効果は知られていなかった。
特開2009−007286号公報 特開2007−008831号公報 特開2019−214538号公報
口腔用組成物として歯肉組織内部の歯周病菌に対してアプローチするには、有効成分が迅速に歯肉組織に浸透して歯周病菌に対する抑制作用を発揮し、かつ歯肉組織に対しては安全であることが求められる。そこで本発明は、歯肉組織に迅速に浸透し、歯肉組織内部の歯周病菌を抑制でき、かつより高い安全性を有する剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、ヒノキチオールが歯肉組織に迅速に浸透することにより、歯肉組織の内部の歯周病菌を抑制する効果を見出した。特に、上記ヒノキチオールが歯肉組織の内部の歯周病菌の増殖を効果的に抑制することを見出した。さらに、一般的に口腔用組成物に使用される塩化セチルピリジニウムと比較して、より歯肉組織に迅速に浸透し、かつ歯肉組織に対する安全性が高いことを見出した。より具体的に、本発明が取り得る態様としては、以下を挙げることができる。
〔1〕
ヒノキチオールを含有し、歯周病菌に感染した歯肉組織内部の歯周病菌を抑制する歯周病菌抑制剤。
〔2〕
前記歯周病菌抑制剤が、前記歯周病菌に感染した歯肉組織内部の歯周病菌の増殖を抑制する、前記〔1〕に記載の歯周病菌抑制剤。
〔3〕
前記歯周病菌抑制剤が、前記歯肉組織に対する前記ヒノキチオールの浸透性を有する、前記〔1〕又は〔2〕に記載の歯周病菌抑制剤。
〔4〕
前記ヒノキチオールを0.0001〜2質量%で含有する、前記〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の歯周病菌抑制剤。
〔5〕
前記歯肉組織に対する前記ヒノキチオールの浸透率が10%以上であり、前記浸透率が、前記歯周病菌抑制剤を前記歯肉組織に適用した時点において前記歯周病菌抑制剤が含有するヒノキチオール量に対する、当該時点の1時間後に前記歯肉組織内部に存在するヒノキチオール量の比率を示す、前記〔1〕から〔4〕のいずれかに記載の歯周病菌抑制剤。
〔6〕
前記〔1〕から〔5〕のいずれかに記載の歯周病菌抑制剤を含む、口腔用組成物。
〔7〕
前記口腔用組成物の用途が、液体歯磨剤、液状歯磨剤、練歯磨剤、洗口液、口中清涼剤、及び口腔用軟膏剤からなる群から選択される、前記〔6〕に記載の口腔用組成物。
本発明は、歯肉組織に迅速に浸透し、かつより高い安全性を有し、歯肉組織内部の歯周病菌を抑制できる剤を提供する。特に、本発明は、歯肉組織内部の歯周病菌の増殖を効果的に抑制できる剤を提供する。
表1の(1)(i)に示す、HGEへの歯周病菌の初期感染3時間後において取得した、HGEの蛍光顕微鏡画像である。 表1の(1)(ii)に示す、HGEへの被験試料添加48時間後において取得した、比較例1のHGEの蛍光顕微鏡画像である。被験試料として溶媒のみを添加している。 表1の(1)(ii)に示す、HGEへの被験試料添加48時間後において取得した、実施例1のHGEの蛍光顕微鏡画像である。被験試料として0.04%ヒノキチオールを添加している。
[用語の説明]
本明細書における次の用語は、それぞれ以下に示す意味を有する。
感染 歯周病菌などの病原体が生体内に侵入すること。
殺菌 歯周病菌などの病原体を死滅させること。
抗菌 歯周病菌などの病原体の増殖(繁殖)を抑制すること。
抑制 歯周病菌などの病原体を殺菌及び抗菌(増殖抑制)すること。
[歯周病菌抑制剤]
本発明の歯周病菌抑制剤は、有効成分としてヒノキチオールを含有してなる。本発明の歯周病菌抑制剤は、歯肉組織に適用された場合、当該歯肉組織に迅速に浸透し、かつ高い安全性を有することにより、歯肉組織内部の歯周病菌を抑制する。特に、本発明の歯周病菌抑制剤は、歯肉組織内部の歯周病菌の増殖を効果的に抑制する。以下、本発明に係る歯周病菌抑制剤について詳述する。
(A)ヒノキチオール
狭義のヒノキチオールは、IUPAC名が2−ヒドロキシ−4−イソプロピルシクロヘプタ−2,4,6−トリエン−1−オンであり、β−ツヤプリシンとも呼ばれる公知の成分であり、化学式C10122で表される不飽和7員環化合物である。ヒノキチオールとしては、天然物由来のものを使用してもよいし、化学合成されたものを使用してもよい。また、本発明では、広義のヒノキチオール、即ち、ヒノキチオール含有精油を使用してもよく、例えば、精製品又は粗精製品の別を問わずヒノキ、ヒバ等の樹木から得られたヒノキチオール含有精油を使用することが可能である。ただし、本発明においてヒノキチオールの量を規定する場合は、狭義のヒノキチオールそのものの量を指すものとする。
本発明の歯周病菌抑制剤におけるヒノキチオールの量は、歯周病菌抑制剤全体の質量に対し、例えば0.0001〜2質量%、好ましくは0.0005〜1.5質量%、より好ましくは0.001〜1質量%、さらに好ましくは0.01〜0.2質量%、特に好ましくは0.02〜0.04質量%であることが適当である。ヒノキチオールの量が0.0001質量%以上であれば、十分な抑制作用を付与することができ、また、安定配合や使用感、安全性の点から、2質量%以下が好ましい。
本発明の歯周病菌抑制剤におけるヒノキチオールは、歯肉組織に対する浸透性を有する。具体的には、本発明の歯周病菌抑制剤は、歯肉組織への適用後、特に1時間経過した時点における高い浸透率を有すること、即ち迅速に歯肉組織に浸透することにより、歯肉組織中の歯周病菌に対する高い抗菌作用を発揮する。ここで、浸透率は、本発明の歯周病菌抑制剤を歯肉組織に適用した時点において歯周病菌抑制剤の全量に含有されるヒノキチオール量に対する、当該時点から所定時間経過した時点に歯肉組織中に存在するヒノキチオール量の比率を表す。例えば、歯肉組織に適用した歯周病菌抑制剤の全量に含有されるヒノキチオール量を100%としたとき、適用1時間後の時点で歯肉組織中にその10%の量のヒノキチオールが存在する場合、適用1時間後の浸透率は10%である。ヒノキチオールの歯肉組織に対する適用1時間後の浸透率は、例えば10%以上、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上、さらに好ましくは25%以上、特に好ましくは30%以上であることが適当である。
(B)他の殺菌・抗菌成分
本発明の歯周病菌抑制剤は、ヒノキチオールの他、各種殺菌・抗菌成分を併用することができる。本発明で使用され得る他の殺菌・抗菌成分は、例えば、カチオン性殺菌剤、アニオン性殺菌剤、ノニオン性殺菌剤、両性殺菌剤等を使用することができる。カチオン性殺菌剤としては、例えば、第四級アンモニウム塩である塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム等、ビグアニド殺菌剤である塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン等を挙げることができる。アニオン性殺菌剤としては、例えば、ラウロイルサルコシン塩、ラウリル硫酸塩等を挙げることができる。ノニオン性殺菌剤としては、例えば、安息香酸塩、フェノール系殺菌剤であるイソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、フェノール、チモール、オイゲノール、ビスフェノール等を挙げることができる。両性殺菌剤としては、ドデシルジアミノエチルグリシン等を挙げることができる。これらの他の殺菌・抗菌成分は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの他の殺菌・抗菌成分は、口腔内の歯肉組織の表面及び外部に存在する歯周病菌に対する殺菌・抗菌作用を発揮する効果が知られている。
当該他の抗菌成分の含有量は、本発明の歯周病菌抑制剤全体の質量に対して、例えば0.005〜5質量%、好ましくは0.008〜2質量%、より好ましくは0.01〜1質量%であることが適当である。
また、上記ヒノキチオールと当該他の抗菌成分との質量比は、例えば、100:1〜1:100、好ましくは50:1〜1:50、より好ましくは10:1〜1:20であることが適当である。
[口腔用組成物]
本発明の口腔用組成物は、上記したヒノキチオールを含有する歯周病菌抑制剤を含有してなる。以下、本発明に係る口腔用組成物について詳述する。
ここで、口腔用組成物とは、ヒトや動物の口腔内全体又は局所的に適用される組成物であって、特に殺菌・抗菌効果を付与する必要がある箇所に適用される組成物をいう。本発明の口腔用組成物は、特に内部に歯周病菌が侵入した歯肉組織に適用され得る。
本発明の口腔用組成物は、種々の形状とすることができ、例えば、液体(乳化形、可溶化形)、液状、ゲル状、ペースト状、錠剤、発泡錠、粉末状、顆粒状などとすることができる。具体的には、本発明の口腔用組成物は、例えば、液体歯磨剤、液状歯磨剤、練歯磨剤、洗口液、口中清涼剤、口腔用軟膏剤等の用途に好適に用いることができる。
(C)その他の成分
本発明の口腔用組成物には、上記(A)及び(B)成分の他、研磨剤、湿潤剤、溶剤、粘結剤、香料、賦形剤、甘味剤、pH調整剤、キレート剤、防腐剤、乳化剤、可溶化剤、発泡剤、滑沢剤、界面活性剤、油、色素、顔料、酸化防止剤、矯味剤、その他の薬剤などを適宜配合することができる。これらの添加剤は、医薬品、医薬部外品、化粧品、または食品処方設計に通常用いられ、本発明の効果を損なわない範囲で適宜選択することができ、また、適当な配合量で配合することができる。このような添加剤の例として、下記のものが挙げられる。
研磨剤としては、例えば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、第2リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸カルシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、二酸化チタン、非晶質シリカ、結晶質シリカ、アルミノシリケケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、レジンなどを、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。研磨剤の配合量は口腔用組成物全体の質量に対して一般的に3〜60質量%である。
湿潤剤としては、例えば、グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリトール、マルチトール、ラクチトールなどの多価アルコールを、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。湿潤剤の配合量は口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.1〜50質量%である。
溶剤としてはアルコール等の有機溶剤や水が好ましく、例えば、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールなどが挙げられ、特にエタノールが好ましい。これらアルコールは単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。溶剤の配合量は口腔用組成物全体の質量に対して一般的に99.9質量%以下、好ましくは0.1〜30質量%である。
粘結剤として、例えば、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネート、キサンタンガム、トラガカントガム、アラビアガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウムなどの合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガムなどの無機粘結剤などが挙げられる。粘結剤の配合量は口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.5〜10質量%である。
香料としては、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、公知の香料素材、テルペノイド系精油、フェニルプロパノイド系精油等を組み合わせて使用することができる。当該フェニルプロパノイド系精油としては、チョウジ油、ウイキョウ油、ケイヒ油、オイゲノール、アネトール、ケイヒアルデヒド、シンナムアルデヒド等を挙げることができる。当該テルペノイド系精油としては、例えば、ハッカ油、ユーカリ油、オレンジ油、テレビン油、ペパーミント油、スペアミント油、樟脳油、サイム油、シソ油、ティートリー油、レモン油、セージ油、ローズマリー油、l−リモネン、l−メントール、メントン、α−ピネン、シトラール、シネオール、カンフル等を挙げることができる。香料の配合量は口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.0001〜10質量%である。
賦形剤としては、例えばショ糖、乳糖、デンプン、ブドウ糖、結晶性セルロース、マンニット、ソルビット、キシリトール、エリスリトール、パラチニット、パラチノース、マルチトール、トレハロース、ラクチトール、ラクチュロース、還元澱粉糖、還元イソマルトオリゴ糖、カップリングシュガー、ガムベース、アラビアガム、ゼラチン、セチルメチルセルロース、軽質無水ケイ酸、アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウムなどが挙げられる。賦形剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.01〜30質量%である。
甘味剤としては、例えば、パラチニット、アスパルテーム、サッカリンナトリウム、アセスルファームカリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルミン、タウマチン、アスパラチルフェニルアラニルメチルエステル、ρ−メトキシシンナミックアルデヒドなどが挙げられ、これらは単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。甘味剤の配合量は、通常、口腔用組成物全体の質量に対して0.01〜10質量%、好ましくは0.05〜5質量%である。
pH調整剤としては、例えば、リン酸、パントテン酸、リンゴ酸、ピロリン酸、乳酸、酒石酸、グリセロリン酸、酢酸、硝酸、または、リン酸水素二ナトリウム等のこれらの化学的に可能な塩や水酸化ナトリウムなどが挙げられ、これらは、組成物のpHが適切な範囲となるよう、単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。pH調整剤の配合量は、通常、口腔用組成物全体の質量に対して0.01〜2質量%である。
キレート剤としては、トリポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、EDTAなどが挙げられ、これらは単独または2種以上を組み合わせて配合することができる。キレート剤の配合量は、通常、口腔用組成物全体の質量に対して0.01〜10質量%、好ましくは0.05〜5質量%である。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸及びその塩、サリチル酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミノエチルグリシンなどが挙げられる。防腐剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.005〜5質量%である。
乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ステアロイル乳酸ナトリウム、大豆リン脂質、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどが挙げられる。乳化剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.05〜30質量%である。
可溶化剤としては、例えば、エステル類、ポリエチレングリコール誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ソルビタンの脂肪酸エステル類、硫酸化脂肪アルコール類などが挙げられる。可溶化剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.05〜30質量%である。
発泡剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、アルキルスルホコハク酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−アシルグルタメート等のN−アシルアミノ酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、マルチトール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用して用いることができる。発泡剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.001〜20質量%である。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ショ糖脂肪酸エステル、タルク、硬化油などが挙げられる。滑沢剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.001〜20質量%である。
油としては、抗菌成分として使用される上記精油や上記香料として使用される油以外の油、例えば、ココナッツ油、オリーブ油、ごま油、落花生油、パセリ油、パセリ種子オイル、紅花油などが挙げられる。油の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.001〜20質量%である。
界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、アルキルグリコシド類、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリルエタノールアマイド、ココイルサルコシン酸ナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム液などが挙げられる。界面活性剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0〜30質量%である。
また、上述した成分の他にも、例えば、青色1号等の色素、二酸化チタン等の顔料、ジブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、チャエキス、チャ乾留液、グルタミン酸ナトリウム等の矯味剤等を含んでいてもよい。
本発明の口腔用組成物にはまた、保湿剤、抗炎症剤、フッ化物、ビタミン剤、生薬エキスなどの薬剤を配合することができる。これらの薬剤は、医薬品・医薬部外品・食品・化粧品に使用し得るものから、適宜選択することができる。
保湿剤の例として、アミノ酸又はその塩、ピロリドンカルボン酸、ムチン、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸などのムコ多糖類、乳酸ナトリウム、尿素、パンテノール、アロエエキス、ローズマリーエキス、タイムエキス、チャエキス(チャ乾留エキス)などの天然エキス成分、コラーゲン、エラスチンなどのいわゆる細胞外マトリックスなどを挙げることができる。これらの1種又は2種以上の組み合わせを適宜選択すればよい。
抗炎症剤としては、例えば、塩化リゾチーム、ε−アミノカプロン酸、トラネキサム酸、アラントイン、アルミニウムヒドロキシルアラントイン、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸塩類、グァイアズレンスルホン酸、酢酸dl−α−トコフェロールなどが挙げられる。
また、フッ化物としてはフッ化ナトリウム、フッ化カリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第1スズなどが挙げられる。
ビタミン剤の例として、レチノイン酸、β-カロテンなどのビタミンA類、パントテン酸又はその塩類、ナイアシン、ビオチンなどのビタミンB類、アスコルビン酸又はその塩類、誘導体などのビタミンC類、α-トコフェロールなどのビタミンE類、葉酸などが挙げられる。
生薬エキスの例として、カミツレエキス、カノコソウエキス、ナツメエキス、ホップエキス、ラベンダーエキス、リンデンエキス、カリンエキス、キンギンカエキス、クマザサエキス、グミエキス、チョウジエキス、デンシチニンジンエキス、サルビアエキス、ムクロジエキス、ウコンエキス、オウゴンエキス、カンゾウエキス、ケイヒエキス、セージセージエキス、ジユエキス、ニンジンエキス、シコンエキス、シラカバエキス、茶エキス、ニームエキス、ビワエキス、マロニエエキスなどが挙げられる。
上記保湿剤、抗炎症剤、フッ化物、ビタミン剤、生薬エキスなどの薬剤の配合量は、口腔用組成物全体の質量に対して一般的に0.001〜5.0質量%の範囲が適当であり、より好ましくは、0.01〜1.0質量%の範囲である。
[用途]
本発明の歯周病菌抑制剤及びこれを含んでなる口腔用組成物の態様は、例えば、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品等のいずれの形態であってもよい。本発明の歯周病菌抑制剤及び口腔用組成物は、動物の歯周病の予防及び治療に使用することができ、特にヒトの歯周病の予防及び治療に好適に使用することができる。具体的には、本発明の歯周病菌抑制剤又は口腔用組成物を、歯周病菌に感染した歯肉組織に適用することにより、ヒノキチオールが歯肉組織に迅速に浸透して、歯肉組織中に侵入した歯周病菌を抑制し、かつ高い安全性を有することにより、歯周病の予防及び治療効果を飛躍的に高めることができる。
本発明に係る歯周病菌抑制剤及びこれを含んでなる口腔用組成物は、これらを口腔内の所定の場所に適用することができる。具体的には、本発明の口腔用組成物が例えば口腔用軟膏剤の態様で用いられるときは、これを塗布等により歯肉組織に直接適用し、もしくは、本発明の口腔用組成物が例えば液体歯磨剤、液状歯磨剤、練歯磨剤、洗口液、口中清涼剤の態様で用いられるときは、これを歯磨き、洗口、洗浄等により口腔内に適用することができる。
本発明の歯周病菌抑制剤及び口腔用組成物の用量としては、製剤形態及び適用する症状の程度等に応じて設定することができる。即ち、歯周病菌抑制剤及び口腔用組成物を用量を、予防的有効量又は治療的有効量のヒノキチオールが歯肉組織に適用されるように設定することができる。具体的には、歯肉組織の表面1cm2あたりのヒノキチオール量が0.000001〜0.1g、好ましくは0.00001〜0.01g、より好ましくは0.00005〜0.001gとなるように適用することが適当であり、当該用量で1日当たり1回又は複数回適用することができる。
以下、本発明の口腔用組成物の具体的な実施例について説明するが、当該実施例は本発明の範囲を限定する意図ではないことを確認的に明記しておく。なお、以下の実施例及び比較例において、特に断りがない限り、配合量の単位は質量%である。
<試験例>
表1に示す組成の被験試料を調製し、それぞれ比較例1、比較例2、及び実施例1として用いた。三次元ヒト歯肉上皮モデルとして、SkinEthic HGE(株式会社ニコダームリサーチ社製;以下においてHGEと記載する)を用いた。HGEは、正常ヒト歯肉上皮細胞をポリカーボネートフィルター上で気液界面培養することにより構築されたモデルである。試験菌として、Porphyromonas gingivalis(JCM12257;以下においてP.g.と記載する)を用いた。以下の方法によって、(1)歯肉組織中の歯周病菌増殖率、(2)歯肉組織への被験試料の浸透率、及び(3)歯肉組織の生存率を評価した。
<三次元ヒト歯肉上皮モデルの馴化>
HGE上部にPBS(−)を0.15mL添加し、HGE下部にGrowth Mediumを2mL添加してモデルを馴化した。被験試料添加2日前から、HGE下部の培地に200μg/mL LPSを添加した。
(1)歯肉組織中の歯周病菌増殖率
馴化したHGE上部にP.g.を0.15mL添加し、37℃で3時間嫌気培養し、初期感染させた。HGE上部をPBS(−)で洗浄してHGEの表面のP.g.を完全に除去した後に凍結切片を作製し、抗P.g.抗体(sigma社製、Anti−Porphyromonas gingivalis antibody produced in rabbit)を用いて歯肉組織内部のP.g.を免疫染色し、蛍光顕微鏡(カールツァイス社製、倍率:200、励起波長:590nm、蛍光波長:617nm)を用いて蛍光顕微鏡画像を取得した。
続いて、初期感染させたHGE上部をPBS(−)で洗浄後に、被験試料を0.15mL添加し、再び37℃で48時間嫌気培養した。HGEを回収後、凍結切片を作製し、抗P.g.抗体を用いて歯肉組織内部のP.g.を免疫染色し、蛍光顕微鏡(カールツァイス社製、倍率:200、励起波長:590nm、蛍光波長:617nm)で蛍光顕微鏡画像を取得した。
以上得られた4つの蛍光顕微鏡画像(初期感染3時間後に取得した画像、被験試料添加48時間後に取得した比較例1、比較例2、及び実施例3のそれぞれの画像)の蛍光強度を数値化した。続いて、被験試料添加48時間後におけるコントロールである比較例1の蛍光顕微鏡画像の蛍光強度を100%とした時の、これに対する他の蛍光顕微鏡画像の蛍光強度の比率を算出した。被験試料添加48時間後の比較例1、比較例2、及び実施例1について算出した値を歯周病菌増殖率とみなした。即ち、ここでは、コントロールである比較例1において、被験試料添加48時間後に歯肉組織内部のP.g.の増殖率が100%であると仮定している。
算出した歯周病菌増殖率を、表1の(1)(i)及び(ii)に示す。また、初期感染3時間後及び被験試料添加48時間後の比較例1及び実施例1の蛍光顕微鏡画像を、図1〜図3に示す。
(2)歯肉組織への被験試料の浸透率
馴化したHGE上部をPBS(−)で洗浄後に、被験試料を0.15mL添加し、37℃で1時間及び48時間嫌気培養した。HGEを透過して下部の培地に達した被験試料中の塩化セチルピリジニウム又はヒノキチオールの量を、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定した。
続いて、添加した被験試料の全量に含まれる塩化セチルピリジニウム又はヒノキチオールの量を100%とした時の、これに対する各被験試料の添加後、1時間経過した時点及び48時間経過した時点におけるHGEを透過した塩化セチルピリジニウム又はヒノキチオールの量の比率をそれぞれ算出した。ここでは、HGEを透過した塩化セチルピリジニウム又はヒノキチオールの量を歯肉組織への浸透量とみなし、算出した前記比率を浸透率とみなした。
算出した浸透率を、表1の(2)(i)及び(ii)に示す。
(3)歯肉組織の生存率
馴化したHGE上部をPBS(−)で洗浄後に、被験試料を0.15mL添加し、37℃で48時間嫌気培養した。Alamarblue(登録商標)Cell Viability Reagent試薬を加えたMaintenance Medium培地を0.3mL入れたプレートにHGEを設置し、37℃、5%CO2環境下で2時間培養した。培養後に、比較例1、比較例2、及び実施例1の培地の蛍光強度Ex/Em=530nm/590nmをマイクロプレートリーダー(DSファーマバイオメディカル社製、パワースキャンHT)にて測定し、コントロールである比較例1の蛍光強度を100%とした時の、これに対する比較例2及び実施例1の蛍光強度の比率をそれぞれ算出し、歯肉組織の生存率とみなした。即ち、ここでは、コントロールである比較例1において、歯肉組織の生存率が100%であると仮定している。
算出した生存率を、表1の(3)に示す。
表1

Figure 2021169414
表1の(1)欄に示すように、ヒノキチオールを含まない被験試料を添加した比較例1(コントロール)では、被験試料添加48時間後(ii)に歯肉組織内部の歯周病菌の増殖が確認された。一方で、ヒノキチオールを含む被験試料を添加した実施例1では、当該時点(ii)において歯肉組織内部の歯周病菌が増殖していないことが確認された。即ち、ヒノキチオールが歯肉組織内部の歯周病菌を抑制する効果、特に増殖を抑制する効果を有することが明らかとなった。
また、表1の(2)欄に示すように、歯肉組織への被験試料の浸透率を算出すると、実施例1においては、ヒノキチオールが添加1時間後(i)において歯肉組織へ浸透していることが確認され、迅速に歯肉組織へ浸透することが明らかとなった。一方、塩化セチルピリジニウムを含む被験試料を添加した比較例2では、歯肉組織内部の歯周病菌増殖が抑制された一方で、添加1時間後(i)及び添加48時間後(ii)において、浸透率が実施例に比べて低く、塩化セチルピリジニウムに迅速な浸透性は認められなかった。
さらに、表1の(3)欄に示すように、実施例1においてはヒノキチオールによる歯肉組織の生存率に影響はなかった。一方、塩化セチルピリジニウムを含む比較例2では、歯肉組織の生存率を低下させた。
以上より、ヒノキチオールは歯肉組織に迅速に浸透して、歯肉組織内部の歯周病菌を抑制でき、かつ歯肉組織に対するより高い安全性を有することが明らかとなった。特に、ヒノキチオールは、歯肉組織内部の歯周病菌の増殖を効果的に抑制できることが明らかとなった。

Claims (7)

  1. ヒノキチオールを含有し、歯周病菌に感染した歯肉組織内部の歯周病菌を抑制する歯周病菌抑制剤。
  2. 前記歯周病菌抑制剤が、前記歯周病菌に感染した歯肉組織内部の歯周病菌の増殖を抑制する、請求項1に記載の歯周病菌抑制剤。
  3. 前記歯周病菌抑制剤が、前記歯肉組織に対する前記ヒノキチオールの浸透性を有する、請求項1又は2に記載の歯周病菌抑制剤。
  4. 前記ヒノキチオールを0.0001〜2質量%で含有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の歯周病菌抑制剤。
  5. 前記歯肉組織に対する前記ヒノキチオールの浸透率が10%以上であり、前記浸透率が、前記歯周病菌抑制剤を前記歯肉組織に適用した時点において前記歯周病菌抑制剤が含有するヒノキチオール量に対する、当該時点の1時間後に前記歯肉組織内部に存在するヒノキチオール量の比率を示す、請求項1から4のいずれか一項に記載の歯周病菌抑制剤。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の歯周病菌抑制剤を含む、口腔用組成物。
  7. 前記口腔用組成物の用途が、液体歯磨剤、液状歯磨剤、練歯磨剤、洗口液、口中清涼剤、及び口腔用軟膏剤からなる群から選択される、請求項6に記載の口腔用組成物。
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