JP2021168228A - 線状発光部材及び面状発光装置 - Google Patents

線状発光部材及び面状発光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熱膨張に伴う破損の可能性を低減することを可能とする線状発光部材及び面状発光装置を提供する。【解決手段】線状発光部材2は、第1の熱膨張率を有する材料で形成され、所定の方向に延伸する第1の面及び第1の面の反対の第2の面を有する線状の実装基板21と、第1の熱膨張率より小さい第2の熱膨張率を有する材料で形成され、第1の面に配置された回路基板22と、回路基板22に配置された電極23と、実装基板21の第1の面に配置され且つ電極23と電気的に接続された複数の発光素子24と、第2の面に接合された接合面を有し、第1の熱膨張率より小さい第3の熱膨張率を有する金属で形成された金属板27と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、線状発光部材及び面状発光装置に関する。
従来、液晶ディスプレイのバックライト等として、光を面状に放射する面状発光装置が用いられている。面状発光装置は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を線状に配列した線状発光部材と導光板とを備え、線状発光部材から放射された光を導光板が面状に拡散することにより光を面状に放射する。近年は、デジタルサイネージ等のために液晶ディスプレイが屋外で用いられることがあり、液晶ディスプレイの屋外での視認性を確保するために、線状発光部材及び面状発光装置の輝度を向上させることが求められている。
線状発光部材の輝度を向上させるためには、発光素子の配置を高密度化することが有効である。しかし、発光素子を高密度に配置した場合、発光素子の駆動に伴う発熱により線状発光部材が高熱になるという問題点がある。特許文献1には、優れた熱伝導性を有する金属基板に絶縁性を有するエポキシ樹脂等の熱伝導性樹脂を接合し、熱伝導性樹脂の上にLEDを一方向に沿って実装した発光モジュールが記載されている。特許文献1に記載の発光モジュールは、熱伝導性樹脂及び金属基板を備えることにより放熱効率を改善し、発光素子の高密度化を可能とする。
特開2007−165843号公報
一般に、エポキシ樹脂等の熱伝導性樹脂の熱膨張率は、金属基板の熱膨張率よりも小さい。したがって、特許文献1の発光モジュールが備える金属基板は、発光素子の駆動に伴う発熱により熱伝導性樹脂よりも大きく熱膨張する。この場合、金属基板と熱伝導性樹脂は接合しているため、熱膨張した金属基板の内部に熱伝導性樹脂の方向に対する応力が生じ、発光モジュール全体が熱伝導性樹脂の方向に湾曲する。そして、湾曲により発光モジュールの配線や接合が破損するおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上述の課題を解決するべくなされたものであり、熱膨張に伴う破損の可能性を低減することを可能とする線状発光部材及び面状発光装置を提供することを目的とする。
本発明に係る線状発光部材は、第1の熱膨張率を有する材料で形成され、所定の方向に延伸する第1の面及び第1の面の反対の第2の面を有する線状の実装基板と、第1の熱膨張率より小さい第2の熱膨張率を有する材料で形成され、第1の面に配置された回路基板と、回路基板に配置された電極と、実装基板の第1の面に配置され且つ電極と電気的に接続された複数の発光素子と、第2の面に接合された接合面を有し、第1の熱膨張率より小さい第3の熱膨張率を有する金属で形成された金属板と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る線状発光部材において、金属板は、外周と実装基板の第2の面の外周とが一致するように接合される、ことが好ましい。
また、本発明に係る線状発光部材において、金属板の幅は、実装基板の幅よりも小さい、ことが好ましい。
また、本発明に係る線状発光部材において、金属板は、接合面の所定の方向に延伸する一対の辺の一方の辺から接合面の法線方向に実装基板の側面に沿って延伸する壁部をさらに有する、ことが好ましい。
また、本発明に係る線状発光部材において、壁部は、一方の辺の全体に亘って配置される、ことが好ましい。
また、本発明に係る線状発光部材において、金属板は、接合面の所定の方向に延伸する一対の辺の一方の辺から接合面の法線方向に接合面と反対側に延伸する第1壁部と、壁部の接合面に接する辺に対向する辺から所定の方向に直交する方向に延伸する第2壁部と、をさらに有する、ことが好ましい。
また、本発明に係る線状発光部材において、実装基板はアルミニウムで形成され、金属板は鉄、インバー又は銀で形成される、ことが好ましい。
また、本発明に係る線状発光部材において、金属板は、接合面の中央部に形成された開口部をさらに有する、請求項1に記載の線状発光部材。
また、本発明に係る線状発光部材において、実装基板は、開口部に嵌合された凸部をさらに有する、ことが好ましい。
また、本発明に係る線状発光部材において、実装基板を形成する材料は、金属板を形成する金属より大きい熱伝導率を有する、ことが好ましい。
本発明に係る面状発光装置は、本発明に係る線状発光部材と、線状発光部材からの光が入射される入射面、及び、入射面と直交し且つ入射面から入射された光が出射される出射面を有する導光板と、線状発光部材及び導光板を収容するケースと、を有することを特徴とする。
本発明に係る線状発光部材及び面状発光装置は、熱膨張に伴う破損の可能性を低減させることを可能とする。
面状発光装置1の斜視図である。 面状発光装置1の分解斜視図である。 面状発光装置1の断面図である。 線状発光部材2の正面図である。 線状発光部材2の断面図である。 線状発光部材2の背面図である。 線状発光部材2aの断面図である。 線状発光部材2aの背面図である。 線状発光部材2bの断面図である。 線状発光部材2bの背面図である。 線状発光部材2cの断面図である。 線状発光部材2cの背面図である。 線状発光部材2dの断面図である。 線状発光部材2eの断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
以下では、本発明の概要について説明する。本発明に係る線状発光部材は、実装基板と、回路基板と、金属板とを有する。実装基板は、所定の方向に延伸する第1の面及び第1の面の反対の第2の面を有する線状の部材である。実装基板は、第1の熱膨張率を有する材料で形成される。回路基板は、実装基板の第1の面に配置される。回路基板は、第1の熱膨張率より小さい第2の熱膨張率を有する材料で形成される。実装基板には、複数の発光素子が所定の方向に沿って配置され、回路基板に配置された電極と電気的に接続される。金属板は、実装基板の第2の面に接合された接合面を有する。金属板は、第1の熱膨張率より小さい第3の熱膨張率を有する金属で形成される。
このように、線状発光部材は、実装基板の下面に接合された、実装基板よりも小さい熱膨張率を有する材料で形成された金属板を有することにより、熱膨張に伴う破損の可能性を低減することを可能とする。すなわち、実装基板は、回路基板よりも大きい熱膨張率を有する材料で形成されるため、線状発光部材の温度が上昇した場合に、回路基板よりも大きい割合で膨張する。
仮に、線状発光部材が金属板を備えない場合、実装基板の第1の面は熱膨張率が小さい回路基板と接合しているため、実装基板の第1の面よりも第2の面が大きく膨張し、実装基板が回路基板の方向に湾曲する。本発明に係る線状発光部材において、実装基板の第2の面が熱膨張率の小さい金属板と接合することにより、第1の面と同様に第2の面の膨張が抑えられ、実装基板の湾曲が抑えられる。
上述した説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、次に説明する各実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例はすべて、本発明および本明細書の開示範囲に含まれる。
図1は、本発明に係る面状発光装置1の斜視図であり、図2は、面状発光装置1の分解斜視図であり、図3は、面状発光装置1の断面図である。図3は、図1のIII−III断面の断面図である。
面状発光装置1は、線状発光部材2、導光板11、反射シート12、拡散シート13、集光シート14、反射型偏光板15、スペーサ16及びこれらを内部に収容するケース17を有する。ケース17は、ケース上部17aとケース下部17bとに分離可能である。ケース上部17aは、その中央に開口部を有し、開口部から反射型偏光板15が外部へ露出する。また、ケース下部17bは、その端部付近に、電源ケーブル18が挿通される開口部を有する。電源ケーブル18は、外部電源から線状発光部材2に電力を供給する。
導光板11は、扁平な略直方体の形状を有する。導光板11は、線状発光部材2からの光が入射される入射面11aと、入射面11aと直交し且つ入射面11aから入射された光が出射される出射面11bと、出射面11bと対向し且つ微細な凹凸構造が設けられた反射面11cとを有する。入射面11aの両端には、突起部11eが設けられる。導光板11は、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂等の樹脂を用いて形成される。なお、以降では、導光板11の出射面11bが位置する方向を面状発光装置1の上方と称し、反射面11cが位置する方向を面状発光装置1の下方と称することがある。
反射シート12は、導光板11の下方に設けられる薄膜状の部材である。反射シート12は、光を反射する金属板、フィルム又は白色シート等である。光を反射するフィルムは、例えば、銀、アルミニウム等の蒸着膜が形成されたフィルムである。反射シート12は、その端部付近に、電源ケーブル18が挿通される開口部を有する。
拡散シート13は、導光板11の上方に設けられる薄膜状の部材である。拡散シート13は、例えば、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂等の透光性の樹脂にシリカ粒子等を分散して形成される。集光シート14は、拡散シート13の上方に設けられる薄膜状の部材である。集光シート14は、例えば、プリズムシートである。反射型偏光板15は、集光シート14の上方に設けられる薄膜状の部材である。反射型偏光板15は、樹脂により形成される多層膜構造を有する。
導光板11の入射面11aに入射された光は、反射面11c又は出射面11bに向かって進行する。入射面11aから反射面11cに向かう光は、反射面11cの凹凸構造又は反射シート12において反射され、出射面11bに向かって進行する。入射面11a又は反射面11cから出射面11bに向かって進行する光は、出射面11bから出射される。
出射面11bから出射された光は、拡散シート13、集光シート14、反射型偏光板15に順次入射される。拡散シート13は、入射された光を散乱させ、光量の分布を一様にする。集光シート14は、入射された光を反射型偏光板15の方向に集光させる。反射型偏光板15は、入射された光のうち特定の偏光成分を透過させ、他の偏光成分を反射させる。反射された光は、導光板11の反射面11c又は反射シート12等により反射され、偏光成分を変化させながら再び反射型偏光板15に入射する。これにより、特定の偏光成分を有し特定の方向に集光された光が反射型偏光板15から一様に出射される。
導光板11の入射面11aと対向する対向面11dとケース17の側面との間にはスペーサ16が設けられる。スペーサ16は、弾性を有し、弾性力により導光板11を線状発光部材2の方向に押圧する。線状発光部材2は、発光素子が配置された線状の部材であり、発光素子が導光板11の入射面11aと対向するようにケース17の内部に配置される。線状発光部材2は、ケース17の側面に設けられた接着材19とスペーサ16により押圧された導光板11の突起部11eとにより挟持されて固定される。
図4は、第1の実施形態に係る線状発光部材2の正面図であり、図5は、線状発光部材2の断面図であり、図6は、線状発光部材2の背面図である。図5は、図4のV−V断面の断面図である。
線状発光部材2は、概略、実装基板21、回路基板22、電極23、複数の発光素子24、枠体25、封止材26及び金属板27を有する。
実装基板21は、X軸方向(図4参照)に延伸する線状の部材である。実装基板21は、X軸方向とX軸方向に直交するY軸方向(図4参照)とに平行する上面及び下面を有する。実装基板21は、高い熱伝導性を有する材料で形成され、例えば、アルミニウムで形成される。アルミニウムの熱膨張率は約23〜25×10-6/℃であり、熱伝導率は約200〜240W/m・Kである。実装基板21は、例えば、0.7mmの厚さに形成される。なお、上面及び下面はそれぞれ第1の面及び第2の面の一例であり、X軸方向は所定の方向の一例である。以下では、実装基板21の材料が有する熱膨張率を第1の熱膨張率と称することがある。
回路基板22は、実装基板21の上面に配置される。回路基板22は、X軸方向に延伸し且つX軸方向とY軸方向とに平行する平板状の形状を有する。回路基板22は、接着シート等の接着材によって実装基板21と接合する。回路基板22は、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂又はポリエステル樹脂等の、第1の熱膨張率よりも小さい第2の熱膨張率を有する電気絶縁性の樹脂を用いて形成される。回路基板22を、例えば、ガラスエポキシ樹脂のFR−4材とすると、その熱膨張率は約13〜15×10-6/℃であり、熱伝導率は約0.3〜3.0W/m・Kである。回路基板22は、例えば、0.1mmの厚さに形成される。回路基板22は、その中央部にX軸方向に延伸する開口部221を有し、開口部から実装基板21の上面が露出する。
電極23は、X軸方向に延伸する一対の金属部材であり、何れも回路基板22上に配置される。電極23は、金又は銅等の導電体が回路基板22上にパターニングされて形成される。電極23は、端部に設けられたコネクタ231を介して電源ケーブル18と電気的に接続され、その一方が陽極、他方が陰極として機能する。回路基板22及び電極23の上面には、コネクタ231が設けられる部分を除いてソルダレジスト222(図4には不図示)が塗布される。
発光素子24は、所定の波長の光を発する素子であり、例えば、440〜455nmの波長の光を発するInGan系化合物半導体からなる青色LEDである。複数の発光素子24は、回路基板22の開口部221から露出した実装基板21の上面にX軸方向に沿って配置され、銀ペーストやはんだ等のダイボンドにより実装基板21に固定される。
発光素子24は、電極23と電気的に接続される。図4に示す例では、X軸に沿って配置された複数の発光素子24がワイヤ241を介して8個ごとに電気的に直列に接続されている。かかる8個の発光素子のうちの両端の発光素子24は、ワイヤ241を介して一対の電極23のそれぞれと接続されている。
枠体25は、回路基板22上に設けられる環状の部材である。枠体25は、その内周が回路基板22の開口部221の外周と略一致するように設けられる。枠体25は、酸化チタン等の微粒子が分散されたシリコン樹脂又はエポキシ樹脂等の白色の樹脂で形成される。枠体25は、その頂部が発光素子24の頂部よりも上方に位置するような高さに形成される。
封止材26は、発光素子24を封止する部材である。封止材26は、実装基板21及び枠体25によって形成される空間に、発光素子24の頂部が露出しない高さまで充填される。封止材26は、発光素子24が発する光に対して透光性を有する樹脂に蛍光体を分散させた材料で形成される。発光素子24が青色LEDである場合、封止材26は、例えば、エポキシ樹脂又はシリコン樹脂等の樹脂にYAG(Yttrium Aluminum Garnet)を分散させた材料で形成される。これにより、封止材26からは発光素子24が発した青色光とYAGが青色光を吸収することにより発した黄色光とが出射され、これらが混合されることにより白色光が得られる。
金属板27は、実装基板21の下面に接合された接合面を有する。金属板27は、X軸方向に延伸する線状の部材である。金属板27は、第1の熱膨張率よりも小さい第3の熱膨張率を有する金属で形成される。実装基板21がアルミニウムで形成される場合、金属板27は、例えば、鉄、インバー又は銀で形成される。鉄の熱膨張率は約11〜13×10-6/℃であり、熱伝導率は約60〜90W/m・Kである。インバーの熱膨張率は約1.2〜2.0×10-6/℃であり、熱伝導率は約10〜15W/m・Kである。銀の熱膨張率は約18〜20×10-6/℃であり、熱伝導率は約410〜430W/m・Kである。
なお、金属板27が鉄で形成されるとは、金属板27の材料が鉄を主成分とすることをいう。金属板27が銀で形成されるとは、金属板27の材料が銀を主成分とすることをいう。金属板27がインバーで形成されるとは、金属板27の材料が鉄及びニッケルの合金であることをいい、好ましくは、金属板27の材料が鉄にニッケルを重量比で36パーセントとなるように加えた合金であることをいう。
金属板27の外周は、実装基板21の下面の外周と同一の形状を有する。金属板27は、外周と実装基板21の下面の外周とが一致するように実装基板21に接合される。金属板27は、例えば、拡散接合により実装基板21と接合される。なお、同一の形状とは、厳密に同一の形状である場合に限られず、製造上の誤差と認められる差異がある場合を含む。
以上説明したように、線状発光部材2は、実装基板21と、実装基板21の上面に配置された回路基板22と、実装基板21の下面に接合された金属板27とを有する。また、回路基板22は、実装基板21の材料が有する熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する材料で形成される。また、金属板27は、実装基板21の材料が有する熱膨張率よりも小さい熱膨張率を有する金属で形成される。これにより、線状発光部材2は、熱膨張に伴う破損の可能性を低減させることを可能とする。また、金属板27は、鉄、インバー又は銀で形成されることが好ましい。特に、インバーは、熱膨張率が小さく線状発光部材2の湾曲を抑えるので、好ましい。
また、線状発光部材2において、金属板27は、その外周と実装基板21の下面の外周とが一致するように接合される。すなわち、金属板27は、実装基板21の下面の全面に接合する。これにより、金属板27を実装基板21の下面の一部に接合する場合よりも金属板27の曲げ剛性が向上し、実装基板21の湾曲が抑止される。
図7は、第2の実施形態に係る線状発光部材2aの断面図であり、図8は、線状発光部材2aの背面図である。図7は、図5と同様の断面における断面図である。線状発光部材2aは、金属板の形状において線状発光部材2と相違する。なお、以降では、上述の説明と同様の構成には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
線状発光部材2aが有する金属板27aの外周は、実装基板21の下面の外周と同一の形状を有する。金属板27aは、外周と実装基板21の下面の外周とが一致するように実装基板21に接合される。金属板27aは、接合面の中央部に形成された開口部を有する。開口部は、X軸方向に延伸する矩形の形状を有する。
このように、線状発光部材2aは、金属板27aが開口部を有することにより、線状発光部材2とほぼ同等の曲げ剛性を有しながら、その形成に要する金属材料の量を少なくすることができ、製造効率が向上する。また、金属板27aが開口部を有することにより、金属板27aの表面積が増加するとともに、実装基板21の下面の一部が露出する。これにより、放熱効率が向上する。
上述した説明では、金属板27aの開口部の形状は矩形状であるものとしたが、このような例に限られず、楕円形や多角形等の任意の形状が用いられてもよい。また、金属板27aは、複数の開口部を有してもよい。
図9は、第3の実施形態に係る線状発光部材2bの断面図であり、図10は、線状発光部材2bの背面図である。図9は、図5と同様の断面における断面図である。線状発光部材2bは、実装基板及び金属板の形状において線状発光部材2と相違する。
線状発光部材2bが有する実装基板21bは、下面の中央部に凸部211bを有する。凸部211bは、X軸方向に延伸する矩形状であり、その周囲は実装基板21bの下面に垂直な面212bにより囲まれる。
線状発光部材2bが有する金属板27bの実装基板21bに接合された面は、実装基板21bの下面と同一の形状を有する。また、金属板27bは、実装基板21bの凸部211bの高さと同一の厚さを有する。金属板27bは、中央部に、凸部211bの外周の形状と略同一の形状の開口部271bを有する。
金属板27bの開口部271bの径は、凸部211bの径よりも小さくなるように形成される。金属板27bは、その開口部271bが凸部211bに圧入されることにより、凸部211bが開口部271bに嵌合されて実装基板21bに接合される。
このように、線状発光部材2bにおいて、実装基板21bは凸部211bを有し、金属板27bは開口部271bと凸部211bとが嵌合して実装基板21bに接合される。これにより、線状発光部材2b全体としての厚さを増加させることなく実装基板21bの断面積を凸部211bの分だけ増加させることができ、曲げ剛性が大きくなるため、線状発光部材2bが湾曲する可能性が低減される。
また、線状発光部材2bにおいて、実装基板21bを形成する材料は、金属板27bを形成する金属より大きい熱伝導率を有してもよい。これにより、線状発光部材2bは、凸部211bから効率的に放熱することを可能とする。例えば、実装基板21bとして高熱伝導率であるアルミニウムを用いた場合、金属板27bとして低熱伝導率である鉄、インバーを用いても、凸部211bが高熱伝導率であるアルミニウムなので高い放熱性が維持できる。なお、発光素子24は発光と共に発熱するから、凸部211bの少なくとも一部は、発光素子24に対向する位置に設けられると好ましい。効率よく放熱できるからである。
上述した説明では、金属板27bと実装基板21bとは圧入により接合されるものとしたが、このような例に限られない。例えば、金属板27bと実装基板21bとは、拡散接合により接合されてもよい。この場合、開口部271bの径は凸部211bの径よりも大きくなるように形成されてもよい。
なお、開口部271b及び凸部211bの形状は、矩形、楕円形、多角形等の任意の形状でよい。また、開口部271b及び凸部211bは、それぞれ複数設けられてもよい。
図11は、第4の実施形態に係る線状発光部材2cの断面図であり、図12は、線状発光部材2cの背面図である。図11は、図5と同様の断面における断面図である。線状発光部材2cは、金属板の形状において線状発光部材2と相違する。
線状発光部材2cが有する金属板27cは、X軸方向に延伸し、そのY軸方向の幅が実装基板21の幅よりも小さくなるように形成される。また、金属板27cのX軸方向の長さは、実装基板21の長さよりも小さくなるように形成される。金属板27cは、実装基板21の下面の中央部に接合される。これにより、実装基板21の下面の一部が外部に露出し、放熱効率が向上する。例えば、実装基板21として高熱伝導率であるアルミニウムを、金属板27cとして更に高熱伝導率である銀を用いると、放熱性を増すことができる。なお、発光素子24は発光と共に発熱するから、金属板27cの少なくとも一部は、発光素子24に対向する位置に設けられると好ましい。効率よく放熱できるからである。
なお、金属板27cのX軸方向の長さは、実装基板21のX軸方向の長さと同一に、又は実装基板21の長さよりも大きくなるように形成されてもよい。また、実装基板21の下面に凹部を設け、その凹部に金属板27cを配置してもよい。これにより、線状発光部材2cが厚くなることを抑制できる。
図13は、第5の実施形態に係る線状発光部材2dの断面図である。図13は、図5と同様の断面における断面図である。線状発光部材2dは、金属板の形状において線状発光部材2と相違する。
線状発光部材2dが有する金属板27dは、接合面のX軸方向に延伸する一対の辺の一方の辺から接合面の法線方向に実装基板21の側面に沿って延伸する壁部271dをさらに有する。壁部271dは、例えば、金属板27dを折り曲げることによって形成される。壁部271dは、接合面の一方の辺の全体に亘って配置される。これにより、金属板271dが線状発光部材2dの上下方向について高い曲げ剛性を有するため、線状発光部材2dの湾曲がより抑えられる。
なお、壁部271dは、接合面の一方の辺の一部に配置されてもよい。また、壁部271dは、実装基板21の側面と接していてもよく、離隔していてもよい。
図14は、第6の実施形態に係る線状発光部材2eの断面図である。図14は、図5と同様の断面における断面図である。線状発光部材2eは、金属板の形状において線状発光部材2と相違する。
線状発光部材2eが有する金属板27eは、第1壁部271eと第2壁部272eとをさらに有する。第1壁部271eは、接合面のX軸方向に延伸する一対の辺の一方の辺から接合面の法線方向に接合面と反対側に延伸する。第2壁部272eは、第1壁部271eの接合面に接する辺に対向する辺からY軸方向に直交する方向に延伸する。これにより、金属板27eは、線状発光部材2eの上下方向についてさらに高い曲げ剛性を有するため、線状発光部材2eの湾曲がより抑えられる。
なお、図14に示す例では、第2壁部272eは第1壁部271eに対して接合面と同じ方向に延伸するが、このような例に限られず、第2壁部272eは第1壁部271eに対して接合面とは反対方向に延伸してもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。
1 面状発光装置
11 導光板
17 ケース
2 線状発光部材
21 実装基板
22 回路基板
23 電極
24 発光素子
27 金属板

Claims (11)

  1. 第1の熱膨張率を有する材料で形成され、所定の方向に延伸する第1の面及び前記第1の面の反対の第2の面を有する線状の実装基板と、
    前記第1の熱膨張率より小さい第2の熱膨張率を有する材料で形成され、前記第1の面に配置された回路基板と、
    前記回路基板に配置された電極と、
    前記実装基板の前記第1の面に配置され且つ前記電極と電気的に接続された複数の発光素子と、
    前記第2の面に接合された接合面を有し、前記第1の熱膨張率より小さい第3の熱膨張率を有する金属で形成された金属板と、
    を有することを特徴とする線状発光部材。
  2. 前記金属板は、外周と前記実装基板の前記第2の面の外周とが一致するように接合される、請求項1に記載の線状発光部材。
  3. 前記金属板の幅は、前記実装基板の幅よりも小さい、請求項1に記載の線状発光部材。
  4. 前記金属板は、前記接合面の前記所定の方向に延伸する一対の辺の一方の辺から前記接合面の法線方向に前記実装基板の側面に沿って延伸する壁部をさらに有する、請求項1に記載の線状発光部材。
  5. 前記壁部は、前記一方の辺の全体に亘って配置される、請求項4に記載の線状発光部材。
  6. 前記金属板は、
    前記接合面の前記所定の方向に延伸する一対の辺の一方の辺から前記接合面の法線方向に前記接合面と反対側に延伸する第1壁部と、
    前記第1壁部の前記接合面に接する辺に対向する辺から前記所定の方向に直交する方向に延伸する第2壁部と、
    をさらに有する、請求項1に記載の線状発光部材。
  7. 前記実装基板はアルミニウムで形成され、
    前記金属板は鉄、インバー又は銀で形成される、
    請求項1−6の何れか一項に記載の線状発光部材。
  8. 前記金属板は、前記接合面の中央部に形成された開口部をさらに有する、請求項1に記載の線状発光部材。
  9. 前記実装基板は、前記開口部に嵌合された凸部をさらに有する、請求項8に記載の線状発光部材。
  10. 前記実装基板を形成する材料は、前記金属板を形成する金属より大きい熱伝導率を有する、請求項9に記載の線状発光部材。
  11. 請求項1−10の何れか一項に記載の線状発光部材と、
    前記線状発光部材からの光が入射される入射面、及び、前記入射面と直交し且つ前記入射面から入射された光が出射される出射面を有する導光板と、
    前記線状発光部材及び前記導光板を収容するケースと、
    を有することを特徴とする面状発光装置。
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