JP2021166245A - 部品実装方法及び部品実装システム - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制し、部品実装における生産性の低下を抑制する。【解決手段】部品実装方法は、第1モードの生産工程S1と、学習モデル生成工程と、学習モデル評価工程と、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更する変更工程と、を含む。学習モデル生成工程は、第1モードの生産工程S1で取得した撮像対象の画像、良否の判定結果、及び、修正工程の修正結果を学習データとする機械学習により、撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する。学習モデル評価工程は、学習モデルの習熟度を評価する。変更工程は、学習モデル評価工程において学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、第1モードの生産工程S1を、学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行う第2判定工程を有する第2モードの生産工程S2に変更する。【選択図】図9

Description

本発明は、基板に部品を実装する部品実装方法及び部品実装システムに関する。
従来、ディスプレイパネル等の基板の端部に、異方性導電部材であるACF(Anisotropic Conductive Film)を貼り付け、基板のACFが貼り付けられた部分に駆動回路等の電子部品を搭載し、さらに、電子部品が搭載された基板にその電子部品を熱圧着する部品実装システムがある(例えば、特許文献1参照)。
この種の部品実装システムの一例として、特許文献2には、上記ACFの貼り付け、電子部品の搭載及び熱圧着の各処理を行う前に、基板に設けられたアライメントマークを撮像して基板の位置調整を行うこと、また、基板に貼り付けられたACFを撮像し、ACFの貼り付け状態の良否を判定することが開示されている。
特開2016−186966号公報 特開2009−71069号公報
例えば、部品実装システムでは、アライメントマークやACFなどの撮像対象の画像に基づいて撮像対象の良否判定が行われるが、撮像対象が不良でないにもかかわらず不良であると誤判定されることがある。その場合、部品実装システムの稼働が停止し、生産性が低下するという問題がある。
本発明は、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制し、生産性の低下を抑制することができる部品実装方法等を提供する。
本発明の一態様に係る部品実装方法は、基板に設けられた撮像対象の画像を取得する画像取得工程、前記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて前記撮像対象の良否判定を行う第1判定工程、前記第1判定工程で不良と誤判定された場合に前記第1判定工程の判定結果を良に修正する修正工程、及び、良とされた前記撮像対象を有する基板に部品を取り付ける取付工程を有する第1モードの生産工程と、前記第1モードの生産工程で取得した前記画像、前記第1判定工程の判定結果、及び、前記修正工程の修正結果を学習データとする機械学習により、前記撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する学習モデル生成工程と、前記学習モデル生成工程で生成された前記学習モデルの習熟度を評価する学習モデル評価工程と、前記学習モデル評価工程において前記学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、前記第1モードの生産工程を、前記学習モデルを用いて前記撮像対象の良否判定を行う第2判定工程を有する第2モードの生産工程に変更する変更工程と、を含む。
本発明の一態様に係る部品実装システムは、基板に設けられた撮像対象の画像を取得する画像取得部と、前記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて前記撮像対象の良否判定を行う判定部と、前記判定部で不良と誤判定された場合に前記判定部の判定結果を良に修正する修正部と、前記判定部又は前記修正部で良とされた前記撮像対象を有する基板に部品を取り付ける取付部と、を備える部品実装システムであって、前記画像、前記判定部の判定結果、及び、前記修正部の修正結果を学習データとする機械学習により、前記撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する学習モデル生成部と、前記学習モデル生成部で生成された前記学習モデルの習熟度を評価する学習モデル評価部と、をさらに備え、前記判定部は、前記学習モデル評価部において前記学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、前記学習モデルを用いて前記撮像対象の良否判定を行う。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROM等の記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の部品実装方法等によれば、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制し、生産性の低下を抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る部品実装システムを示す平面図である。 図2は、実施の形態に係る部品実装システムの各装置で取り扱われる基板を示す図である。 図3は、実施の形態に係る部品実装システムの貼付け部を示す図である。 図4は、実施の形態に係る部品実装システムの本圧着部を示す図である。 図5は、実施の形態に係る部品実装システムのコンピュータの機能構成を示すブロック図である。 図6は、基板に設けられたアライメントマークの画像及びアライメントマークの良否の判定結果等を示す図である。 図7は、基板に設けられたACFの画像及びACFの良否の判定結果等を示す図である。 図8は、実施の形態に係る部品実装方法の第1モードの生産工程に含まれる工程の一例を示す図である。 図9は、第1モードの生産工程のデータに基づいて第1の学習モデルを生成し、第1モードの生産工程を第2モードの生産工程に変更する例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態に係る部品実装方法の第2モードの生産工程の一例を示すフローチャートである。 図11は、第1モードの生産工程に含まれる工程の他の例を示すフローチャートである。 図12は、図11に示す第1モードの生産工程のデータに基づいて第2の学習モデルを生成し、第1モードの生産工程を第2モードの生産工程に変更する例を示すフローチャートである。 図13は、図12に示す第2モードの生産工程の一例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態の変形例1に係る部品実装方法の第2モードの生産工程を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態の変形例2に係る部品実装方法の第2モードの生産工程を示すフローチャートである。 図16は、実施の形態の変形例3に係る部品実装方法の第2モードの生産工程において学習モデルを生成する例を示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ及びステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸、及び、Z軸は、三次元直交座標系の三軸を表している。X軸及びY軸は、互いに直交し、且つ、いずれもZ軸に直交する軸である。また、以下の実施の形態では、基板搬送方向をX軸正方向とし、Z軸正方向を上方とし、Z軸負方向を下方として記載する場合がある。
(実施の形態)
[1.部品実装システムの概略構成]
まず、実施の形態に係る部品実装システムの概略構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態に係る部品実装システム1を示す平面図である。図2は、部品実装システム1の各装置で取り扱われる基板3を示す図である。
図1に示すように、部品実装システム1は、基板搬入部10と、貼付け部20と、仮圧着部30と、本圧着部40と、基板搬出部50と、搬送部60と、コンピュータ70と、を備える。基板搬入部10、貼付け部20、仮圧着部30、本圧着部40、及び、基板搬出部50は、この順で連結されている。
図1ではコンピュータ70を、機能的なブロックとして図示している。コンピュータ70は、貼付け部20、仮圧着部30、本圧着部40等の各装置と、無線通信可能に、又は、制御線等により有線通信可能に接続されており、各装置を制御する。本実施の形態では、コンピュータ70を用いて、撮像対象であるアライメントマーク又はACF(Anisotropic Conductive Film)の良否判定を行うための学習モデルを生成する。学習モデルの生成については後述する。
部品実装システム1は、基板3に部品を実装するシステムであり、液晶パネル等を生産するために用いられる。なお、部品の一例としては、後述するACF6又は電子部品5が挙げられる。
図2に示すように、部品実装システム1では、まず、基板搬入部10に基板3が搬入される。基板3は、長方形状の基板であり、基板3の周縁には、複数のアライメントマークM(以下、マークMと呼称する場合がある)及び複数の電極部4が設けられている。複数の電極部4のそれぞれは、所定のパターン電極により形成されている。基板搬入部10に搬入された基板3は、貼付け部20に搬送される。
貼付け部20では、まず、複数のマークMが撮像され、撮像された各マークMの画像に基づいて基板3の位置が調整される。次に、基板3のうちの電極部4が形成された領域に、異方性導電部材であるACF6が貼り付けられる。さらに、基板3に貼り付けられたACF6が撮像され、撮像されたACF6の画像に基づいてACF6の貼り付け状態の良否が判定される。ACF6の貼り付け状態が良と判定された基板3は、仮圧着部30に搬送される。
仮圧着部30では、まず、複数のマークMが撮像され、撮像された各マークMの画像に基づいて基板3の位置が調整される。次に、駆動回路等の電子部品5がACF6を介して基板3に仮圧着される。電子部品5が仮圧着された基板3は、本圧着部40に搬送される。
本圧着部40では、まず、複数のマークMが撮像され、撮像された各マークMの画像に基づいて基板3の位置が調整される。次に、電子部品5がACF6を介して基板3に本圧着され、電子部品5が基板3の電極部4に電気的に接続される。電子部品5が接続された基板3は、基板搬出部50に搬送され、さらに基板搬出部50から搬出される。
[2.部品実装システムの各装置の構成]
次に、部品実装システム1の各装置の構成について、図1、図3及び図4を参照しながら説明する。前述したように、部品実装システム1は、基板搬入部10と、貼付け部20と、仮圧着部30と、本圧着部40と、基板搬出部50と、搬送部60と、コンピュータ70と、を備える。
図1に示すように、基板搬入部10は、基台1aに設けられたステージ11を備える。基板3は、ステージ11上に搬入され、搬送部60によって貼付け部20、仮圧着部30、本圧着部40、基板搬出部50の順に搬送される。
搬送部60は、基台1a、基台1b、及び、基台1cにわたってX軸方向に延びた移動ベース61上に、上流側から順に、基板搬送機構62A、基板搬送機構62B、基板搬送機構62C、及び、基板搬送機構62Dを備える。基板搬送機構62A〜62Dのそれぞれは、基部63及び2基のアームユニット64を備える。
例えば、基板搬送機構62Aは、基板搬入部10のステージ11に搬入された基板3を受け取り、貼付け部20のステージ23に受け渡す。基板搬送機構62Bは、貼付け部20のステージ23から基板3を受け取り、仮圧着部30のステージ33に受け渡す。基板搬送機構62Cは、仮圧着部30のステージ33から基板3を受け取り、本圧着部40のステージ43に受け渡す。基板搬送機構62Dは、本圧着部40のステージ43から基板3を受け取り、基板搬出部50のステージ51に受け渡す。
図3は、貼付け部20を示す図である。図3の(a)に示すように、貼付け部20は、ステージ移動部21と、貼付け機構22と、撮像部29と、を備える。
ステージ移動部21は、基板3を移動させる機構である。ステージ移動部21は、例えば、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及びZ軸を中心とする回転方向に可動な多軸テーブルを備え、ステージ23に載置された基板3を移動させる。
撮像部29は、例えば撮像素子を有するカメラであり、基板3に設けられたマークMを撮像する。また、撮像部29は、基板3に貼り付けられた後のACF6を撮像する。基板3が透明である場合、撮像部29を基板3の下方に配置し、マークM又はACF6を基板3の下方から撮像してもよい。撮像部29で撮像された画像は、コンピュータ70に送信される。なお、アライメントマークM及びACF6は、本実施の形態における撮像対象の一例である。
貼付け機構22は、基台1bの上方にX軸方向に延びて設けられたビーム24の前面に、X軸方向に並んだ2つの貼付けヘッド25を備えている。各貼付けヘッド25は、テープ供給部25a及び貼付けツール25bを有している。また、貼付けヘッド25に対応する下方の位置には、基板3を下方から支持する貼付け支持台26が設けられている。
図3の(b)に示すように、ステージ移動部21は、基板3の電極部4が貼付けヘッド25と貼付け支持台26との間に位置するように基板3を移動する。各貼付けヘッド25は、テープ供給部25aによって供給されたACFテープ6aを電極部4の長さに合わせて切断する。貼付け機構22は、切断によって形成されたACF6を電極部4の上方に配置し、貼付けツール25bを下降させことで、ACF6を基板3に押し付ける。これにより、ACF6が基板3に貼り付けられる。
図1に示すように、仮圧着部30は、ステージ移動部31と、部品搭載機構32と、部品供給部34と、撮像部39と、を備える。
ステージ移動部31は、ステージ移動部21と同様の多軸テーブルを備え、ステージ33に載置された基板3を移動させる。
撮像部39は、例えば撮像素子を有するカメラであり、基板3に設けられたマークMを撮像する。撮像部39で撮像された画像は、コンピュータ70に送信される。
部品供給部34は、部品搭載機構32に電子部品5を供給する。
部品搭載機構32は、基台1b上に設けられ、搭載ヘッドと、搭載ヘッドを移動する搭載ヘッド移動機構と、基板3を下方から支持する搭載支持台と、を備える(図示省略)。部品搭載機構32は、部品供給部34によって供給された電子部品5をピックアップし、電子部品5をACF6上に載置して押し付ける。これにより、電子部品5が基板3に仮圧着される。
図4は、本圧着部40を示す図である。本圧着部40は、ステージ移動部41と、圧着機構42と、撮像部49と、を備える。
ステージ移動部41は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向及びZ軸を中心とする回転方向に可動な多軸テーブルを備え、ステージ43に載置された基板3を移動させる。
撮像部39は、例えば撮像素子を有するカメラであり、基板3に設けられたマークMを撮像する。撮像部39で撮像された画像は、コンピュータ70に送信される。
圧着機構42は、複数の圧着ユニット45と、基板3を下方から支持する圧着支持部44と、を備えている。複数の圧着ユニット45は、圧着支持部44の上方に一列に並んで配置されている。圧着ユニット45は、加圧機構47と、ヒータを内蔵する圧着ヘッド48と、を有している。加圧機構47は、上下に突没自在なロッドを有しており、ロッドの下端部には圧着ヘッド48が設けられている。
圧着ヘッド48は、加圧機構47の駆動によって下降し、基板3に搭載された電子部品5を加熱しながら押圧する。この加熱によってACF6が硬化し、電子部品5が基板3に本圧着される。
図1に示す基板搬出部50は、基台1cに設けられたステージ51を備える。本圧着部40から搬送された基板3は、ステージ51上に保持される。基板搬出部50にて保持された基板3は、次の処理を行うために他の装置に搬出されるか、又は、作業者によってステージ51から取り出される。
[3.コンピュータの機能構成]
次に、部品実装システム1のコンピュータ70の機能構成について、図5を参照しながら説明する。
図5は、部品実装システム1のコンピュータ70の機能構成を示すブロック図である。
コンピュータ70は、部品実装システム1が有する各装置の動作を制御するための制御装置である。コンピュータ70は、制御部70aと、記憶部70bとを備える。
制御部70aは、貼付け部20、仮圧着部30、本圧着部40及び搬送部60を制御する。この制御部70aは、例えば、部品実装システム1の各装置を制御するための制御プログラムと、当該制御プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)とにより実現される。
記憶部70bは、基板3のサイズ、基板3に取り付ける部品の種類、取り付け位置、取り付け方向、及び、基板3を各処理部間で搬送するタイミング等の部品取り付けに必要な各種データ、ならびに、制御部70aが実行する制御プログラム等を記憶する。また、記憶部70bは、後述する学習モデル、学習モデルを生成するために必要な学習データ、及び、学習モデルを評価するために必要な評価レベル等を記憶する。この記憶部70bは、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により実現される。
部品実装システム1では、撮像対象(アライメントマークM及びACF6)の良否判定をする際の誤判定を抑制するために、学習モデルを用いて良否判定を行う。本実施の形態では、コンピュータ70を用いて学習モデルの生成及び評価を行う。
学習モデルの生成及び評価を行うため、コンピュータ70は、画像取得部71、判定部73、表示部79、修正入力部72、修正部74、学習モデル生成部75、学習モデル評価部76及び変更部77などの機能構成を有している。
画像取得部71は、貼付け部20の撮像部29、仮圧着部30の撮像部39、本圧着部40の撮像部49のそれぞれから送信された画像を取得する。表示部79は、撮像部29、39、49から送信された画像を画面に表示する。
判定部73は、画像取得部71で取得した画像に基づいて、撮像対象の良否判定を行う。具体的には、判定部73は、上記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて撮像対象の良否判定を行う。上記検出値としては、例えば、撮像範囲(撮像領域)内における撮像対象の位置、面積、形状、色等が挙げられる。予め設定された基準値は、各検出値に対応した値として記憶部70bに記憶されている。
ここで、マークMを撮像対象としてマークMの良否判定を行う例について説明する。
図6は、基板3に設けられたアライメントマークMの画像及びアライメントマークMの良否の判定結果を示す図である。図6には、マークMの中心座標が識別しやすいように、マークMがプラス(+)字状の形状である例が示されている。なお、マークMは、プラス字状の形状に限られず、正方形又はひし形であってもよい。
図6の(a)には、マークMの画像の形状及び位置が基準値の範囲内であり、マークMの良否の判定結果が良となっている例が示されている。図6の(b)及び(c)には、マークMの画像の形状が基準値の範囲外であり、良否の判定結果が不良となっている例が示されている。図6の(d)には、マークMの画像の位置が基準値の範囲外であり、良否の判定結果が不良となっている例が示されている。
図6の(a)のように、マークMの良否の判定結果が良の場合は、異常なく次の装置における各処理(例えば、貼り付け処理、仮圧着処理、本圧着処理)が実行される。一方、図6の(b)〜(d)にように、良否の判定結果が不良の場合は、各装置が停止され、作業者による確認が行われる。
例えば、図6の(b)のように、修正不可能な形状不良である場合は、不良という確認結果が作業者によって改めて入力される。例えば、図6の(c)のように形状不良と判定されたが、マークMの中心座標が認識可能である場合は、作業者によって中心座標が入力され、判定結果を良に変更する入力が行われる。また、図6の(d)のように位置不良と判定されたが、マークMの中心座標が認識可能である場合は、作業者によって中心座標が入力され、判定結果を良に変更する入力が行われる。このように、マークMの検出が完全な不良でないにもかかわらず(例えばマークMの中心座標が認識可能であるにもかかわらず)、不良であると誤判定された場合に、作業者による修正入力が行われる。
修正入力部72は、例えばキーボード及びマウスであり、作業者からの修正入力を取得する。修正部74は、修正入力部72で取得した修正入力に基づいて、判定部73で不良と誤判定された判定結果を良という修正結果に修正する。上記図6の(a)〜(d)に示すマークMの画像、良否の判定結果及び修正結果は、それぞれが関連付けられた状態で記憶部70bに保存されるとともに、学習モデル生成部75に出力される。
次に、ACF6を撮像対象としてACF6の良否判定を行う例について説明する。
図7は、基板3に設けられたACF6の画像及びACF6の良否の判定結果を示す図である。図7には、基板3に貼り付けられたACF6が長方形状である例が示されている。
図7の(a)には、ACF6の画像の形状及び位置が基準値の範囲内であり、ACF6の良否の判定結果が良となっている例が示されている。図7の(b)及び(c)には、ACF6の画像の形状及び位置が基準値の範囲外であり、良否の判定結果が不良となっている例が示されている。
図7の(a)のように、ACF6の判定結果が良の場合は、異常なく次の装置における処理(例えば、仮圧着処理)が実行される。一方、図7の(b)及び(c)にように、良否の判定結果が不良の場合は、各装置の稼働が停止され、作業者による確認が行われる。
例えば、図7の(b)のように、修正不可能な形状不良である場合は、不良であるという確認結果が改めて入力される。例えば、図7の(c)のように形状不良及び位置不良と判定されたが、この状態で次の処理を行っても問題ないと作業者が認識した場合は、判定結果を良に変更する入力が行われる。このように、ACF6の貼り付け状態が完全な不良でないにもかかわらず(例えばACF6が電極部4をもれなく覆っているにもかかわらず)、不良であると誤判定された場合に、作業者による修正入力が行われる。
修正入力部72は、作業者からの修正入力を取得する。修正部74は、修正入力部72で取得した修正入力に基づいて、判定部73で不良と誤判定された判定結果を良という修正結果に修正する。上記図7の(a)〜(c)に示すACF6の画像、良否の判定結果及び修正結果は、それぞれが関連付けられた状態で記憶部70bに保存されるとともに、学習モデル生成部75に出力される。
学習モデル生成部75は、上記画像、判定結果及び修正結果を学習データとする機械学習を行い、撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する。例えば学習モデル生成部75は、画像中の各画素を入力とする入力層と、良及び不良という結果を出力する出力層とを有するニューラルネットワークにおいて、判定結果又は修正結果をラベルとし、撮像対象の良否判定の正答率が高くなるように学習モデルを生成する。判定結果及び修正結果の両方が存在する場合は、修正結果をラベルとする学習が行われる。
この学習モデルの生成は、部品実装システム1の各装置を制御するコンピュータで実行されてもよいし、外部サーバのコンピュータで実行されてもよい。また、学習モデルの生成は、上記画像、判定結果及び修正結果のデータが所定量たまるごとに実行されてもよいし、作業者による修正結果が入力されるごとに実行されてもよい。
学習モデル評価部76は、学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したか否かを判断する。例えば、学習モデル評価部76は、学習モデルによる正答率が熟練作業者と同じレベル(例えば正答率99.9%)になったか否かを判断する。なお、上記学習モデル、及び、上記習熟度を評価するための上記規定のレベルは、記憶部70bに保存されている。
変更部77は、学習モデル評価部76において学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、判定部73が上記学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行うように、判定部73の判定のしかたを変更する。
例えば、変更部77は、検出値と基準値とに基づいて撮像対象の良否判定をする代わりに、上記学習モデルを用いて撮像対象の良否判定をするように、判定部73の判定のしかたを変更してもよい。また、変更部77は、検出値と基準値とに基づく撮像対象の良否判定、及び、上記学習モデルを用いた撮像対象の良否判定の両方を行うように、判定部73の判定のしかたを変更してもよい。
このように、コンピュータ70が、上記画像、判定部73の判定結果、及び、修正部74の修正結果に基づいて生成した学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行うことで、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装システム1における生産性の低下を抑制することができる。
上記判定のしかたの変更は、作業者の判断によって実行されてもよいし、学習モデル評価部76の評価結果に基づくコンピュータ70の判断によって実行されてもよい。
また、上記学習モデルは、生産品種ごとに切り替えられる。生産品種が多く存在する場合、初めから学習するには時間を要するため、学習済の学習モデルの中から類似した生産品種の学習モデルを選択し、それをベースに学習を行ってもよい。これにより、学習モデルが出来上がるまでの時間を短縮できる。
[4.部品実装方法]
次に、実施の形態に係る部品実装方法について説明する。本実施の形態に係る部品実装方法は、学習モデルを用いない第1モードの生産工程S1と、学習モデルを用いる第2モードの生産工程S2とを含む。また、部品実装方法は、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更する変更工程S1Aを含む。
図8は、第1モードの生産工程S1に含まれる工程の一例を示す図である。図8に示す第1モードの生産工程S1は、画像取得工程S10と、第1判定工程S21と、修正工程S30と、取付工程S40とを含む。この例では、画像取得工程S10が、貼付け部20で撮像したマークMの画像を取得する工程であり、取付工程S40が、貼付け部20で基板3にACF6を貼り付ける貼付け工程である。
まず、コンピュータ70の画像取得部71が、基板3に設けられたマークMの画像を取得する(S10)。具体的には、画像取得部71が、貼付け部20の撮像部29で撮像したマークMの画像を取得する。
次に、判定部73が、上記画像から求められる検出値と予め設定された第1の基準値とに基づいてマークMの良否判定を行う(S21)。上記検出値としては、例えば、撮像範囲(撮像領域)内におけるマークMの位置、面積、形状、色等が挙げられる。判定部73の判定結果が良の場合(S21にて良)、上記マークMの画像に基づいて基板3の位置が調整される(S29)。
判定部73の判定結果が不良の場合(S21にて不良)、判定結果が誤判定であるか否かが判断される(S25)。判定結果が正しい場合すなわち誤判定でない場合(S25にてNo)、部品実装システム1から基板3が取り除かれる(S50)。
一方、判定結果が誤判定である場合(S25にてYes)、判定結果が良に修正される(S30)。具体的には、修正部74が、修正入力部72で取得した修正入力に基づいて、マークMの良否の判定結果を良に修正する。判定結果が良に修正されたマークMを有する基板3は、上記マークMの画像に基づいて基板3の位置が調整される(S29)。
基板3の位置が調整されると、取付部による部品取り付け処理が行われる(S40)。この例における取付部は貼付け機構22であり、部品取り付け処理は基板3にACF6を貼り付ける貼り付け処理である。
図8に示す工程は、貼付け部20に限られず、仮圧着部30又は本圧着部40にも当てはめることができる。例えば、図8に示す工程を仮圧着部30に当てはめた場合、仮圧着部30で撮像したマークMの画像を取得する工程が画像取得工程S10に該当し、基板3に電子部品5を仮圧着する工程が取付工程S40に該当する。また、図8に示す工程を本圧着部40に当てはめた場合、本圧着部40で撮像したマークMの画像を取得する工程が画像取得工程S10に該当し、基板3に電子部品5を本圧着する工程が取付工程S40に該当する。
第1モードの生産工程S1で取得したマークMの画像、良否の判定結果及び修正結果は、コンピュータ70に出力される。コンピュータ70では、第1モードの生産工程S1と並行して学習工程S60が実行される。
図9は、第1モードの生産工程S1のデータに基づいて第1の学習モデルを生成し、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更する例を示すフローチャートである。
学習工程S60は、第1の学習モデルを生成する学習モデル生成工程S61と、第1の学習モデルを評価する学習モデル評価工程S62と、を含む。
学習モデル生成部75は、第1モードの生産工程S1の画像取得工程S10で得られた画像、第1判定工程S21の判定結果、及び、修正工程S30の修正結果を学習データとする機械学習を行い、マークMの良否判定を行うための第1の学習モデルを生成する(S61)。
学習モデル評価部76は、第1の学習モデルの習熟度を評価する(S62)。習熟度は、例えば、第1の学習モデルの正答率が規定値以上にあるか否かで判断される。この正答率は、熟練作業者と同じレベルに設定される。第1の学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価されなかった場合(S62にてNo)、学習モデル生成工程S61に戻り引き続き第1の学習モデルの生成が行われる。一方、第1の学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合(S62にてYes)、学習モデル評価部76は、習熟度が規定のレベルに到達したことを示す到達信号を変更部77に出力する。
変更部77は、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更すべきか否かを判断する(S1A)。変更部77は、上記到達信号を受け付けていない場合、生産工程を変更すべきでないと判断し(S1AにてNo)、第1モードの生産工程S1を引き続き実行させる。一方、変更部77が上記到達信号を受け付けた場合(S62にてYes)、生産工程を変更すべきと判断し(S1AにてYes)、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更する。
図10は、第2モードの生産工程S2に含まれる工程の一例を示す図である。図10に示す第2モードの生産工程S2は、画像取得工程S10と、第2判定工程S22と、取付工程S40とを含む。この例でも、画像取得工程S10が、貼付け部20で撮像したマークMの画像を取得する工程であり、取付工程S40が、貼付け部20で基板3にACF6を貼り付ける貼付け工程である。
まず、画像取得部71が、基板3に設けられたマークMの画像を取得する(S10)。具体的には、画像取得部71が、貼付け部20の撮像部29で撮像したマークMの画像を取得する。
次に、判定部73が、第1の学習モデルを用いてマークMの良否判定を行う(S22)。判定部73の判定結果が不良の場合(S22にて不良)、部品実装システム1から基板3が取り除かれる(S50)。判定部73の判定結果が良の場合(S22にて良)、上記マークMの画像に基づいて基板3の位置が調整される(S29)。
基板3の位置が調整されると、取付部による部品取り付け処理が行われる(S40)。この例における取付部は貼付け機構22であり、部品取り付け処理は基板3にACF6を貼り付ける貼り付け処理である。
図10に示す工程は、貼付け部20に限られず、仮圧着部30又は本圧着部40にも当てはめることができる。例えば、図10に示す工程を仮圧着部30に当てはめた場合、仮圧着部30で撮像したマークMの画像を取得する工程が画像取得工程S10に該当し、基板3に電子部品5を仮圧着する工程が取付工程S40に該当する。また、図10に示す工程を本圧着部40に当てはめた場合、本圧着部40で撮像したマークMの画像を取得する工程が画像取得工程S10に該当し、基板3に電子部品5を本圧着する工程が取付工程S40に該当する。
[5.部品実装方法の他の例]
次に、部品実装方法の他の例について説明する。
図11は、第1モードの生産工程S1に含まれる工程の他の例を示す図である。図11に示す第1モードの生産工程S1は、画像取得工程S10と、第1判定工程S21と、修正工程S30と、取付工程S40とを含む。この例では、画像取得工程S10が、貼付け部20で貼り付けられたACF6の画像を取得する工程であり、取付工程S40が、貼付け工程の次の仮圧着工程及び本圧着工程である場合について説明する。
まず、画像取得部71が、基板3に貼り付けられたACF6の画像を取得する(S10)。具体的には、画像取得部71が、貼付け部20の撮像部29で撮像したACF6の画像を取得する。
次に、判定部73が、上記画像から求められる検出値と予め設定された第2の基準値とに基づいてACF6の良否判定を行う(S21)。上記検出値としては、例えば、撮像範囲(撮像領域)内におけるACF6の位置、面積、形状、色等が挙げられる。判定部73の判定結果が良の場合(S21にて良)、次の取付工程S40が実行される。取付工程S40は前述したように、仮圧着工程及び本圧着工程である。
判定部73の判定結果が不良の場合(S21にて不良)、判定結果が誤判定であるか否かが判断される(S25)。判定結果が正しい場合すなわち誤判定でない場合(S25にてNo)、部品実装システム1から基板3が取り除かれる(S50)。
一方、判定結果が誤判定である場合(S25にてYes)、判定結果が良に修正される(S30)。具体的には、修正部74が、修正入力部72で取得した修正入力に基づいて、ACF6の良否の判定結果を良に修正する。判定結果が良に修正されたACF6を有する基板3は、次の取付工程S40が実行される。
第1モードの生産工程S1で取得したACF6の画像、良否の判定結果及び修正結果は、コンピュータ70に出力される。コンピュータ70では、第1モードの生産工程S1と並行して学習工程S60が実行される。
図12は、図11に示す第1モードの生産工程S1のデータに基づいて第2の学習モデルを生成し、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更する例を示すフローチャートである。
学習工程S60は、第2の学習モデルを生成する学習モデル生成工程S61と、第2の学習モデルを評価する学習モデル評価工程S62と、を含む。
学習モデル生成部75は、第1モードの生産工程S1の画像取得工程S10で得られた画像、第1判定工程S21の判定結果、及び、修正工程S30の修正結果を学習データとする機械学習を行い、ACF6の良否判定を行うための第2の学習モデルを生成する(S61)。
学習モデル評価部76は、第2の学習モデルの習熟度を評価する(S62)。習熟度は、例えば、第2の学習モデルの正答率が規定値以上にあるか否かで判断される。この正答率は、熟練作業者と同じレベルに設定される。第2の学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価されなかった場合(S62にてNo)、学習モデル生成工程S61に戻り引き続き第2の学習モデルの生成が行われる。一方、第2の学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合(S62にてYes)、学習モデル評価部76は、習熟度が規定のレベルに到達したことを示す到達信号を変更部77に出力する。
変更部77は、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更すべきか否かを判断する(S1A)。変更部77は、上記到達信号を受け付けていない場合、生産工程を変更すべきでないと判断し(S1AにてNo)、第1モードの生産工程S1を引き続き実行させる。一方、変更部77が上記到達信号を受け付けた場合、生産工程を変更すべきと判断し(S1AにてYes)、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更する。
図13は、第2モードの生産工程S2に含まれる工程の一例を示す図である。図13に示す第2モードの生産工程S2は、画像取得工程S10と、第2判定工程S22と、取付工程S40とを含む。この例でも、画像取得工程S10が、貼付け部20で貼り付けたACF6の画像を取得する工程であり、取付工程S40が、貼付け工程の次の仮圧着工程及び本圧着工程である。
まず、画像取得部71が、基板3に設けられたACF6の画像を取得する(S10)。具体的には、画像取得部71が、貼付け部20の撮像部29で撮像したACF6の画像を取得する。
次に、判定部73が、第2の学習モデルを用いてACF6の良否判定を行う(S22)。判定部73の判定結果が不良の場合(S22にて不良)、部品実装システム1から基板3が取り除かれる(S50)。判定部73の判定結果が良の場合(S22にて良)、次の取付工程S40が実行される。取付工程S40は前述したように、仮圧着工程及び本圧着工程である。
[6.実施の形態の変形例1]
次に、実施の形態の変形例1に係る部品実装方法について説明する。変形例1では、第2モードの生産工程S2における第2判定工程が、検出値と基準値とに基づく撮像対象の良否判定、及び、学習モデルを用いた撮像対象の良否判定の両方を含む場合について説明する。この変形例1では、アライメントマークM及びACF6のそれぞれを撮像対象とし、ACF6及び電子部品5のそれぞれを部品として説明する。
図14は、変形例1に係る部品実装方法の第2モードの生産工程S2を示すフローチャートである。図14に示す第2モードの生産工程S2は、画像取得工程S10と、第1判定工程S21と、第2判定工程S22と、取付工程S40とを含む。
まず、画像取得部71が、基板3に設けられた撮像対象の画像を取得する(S10)。具体的には、画像取得部71が、撮像部29、39、49で撮像した撮像対象の画像を取得する。
次に、判定部73が、上記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて撮像対象の良否判定を行う(S21)。上記検出値としては、例えば、撮像範囲(撮像領域)内における撮像対象の位置、面積、形状、色等が挙げられる。判定部73の判定結果が良の場合(S21にて良)、取付部による部品取り付け処理が行われる(S40)。
判定部73の判定結果が不良の場合(S21にて不良)、第1モードの生産工程S1のデータに基づいて生成した学習モデルを用いて、撮像対象の良否判定を行う(S22)。学習モデルを用いた良否判定による判定結果が不良の場合(S22にて不良)、部品実装システム1から基板3が取り除かれる(S50)。
一方、学習モデルを用いた判定結果が良の場合(S22にて良)、取付部による部品取り付け処理が行われる(S40)。なお、取付部による部品取り付け処理は、貼付け機構22によって基板3にACF6を貼り付ける貼り付け処理、部品搭載機構32によって基板3に電子部品5を仮圧着する仮圧着処理、又は、圧着機構42によって基板3に電子部品5を本圧着する本圧着処理である。
[7.実施の形態の変形例2]
次に、実施の形態の変形例2に係る部品実装方法について説明する。変形例2では、検出値と基準値との差の大きさに基づいて、第2判定工程S22を行うか否かを判断する例について説明する。変形例2でも、アライメントマークM及びACF6のそれぞれを撮像対象とし、ACF6及び電子部品5のそれぞれを部品として説明する。
図15は、変形例2の部品実装方法の第2モードの生産工程S2を示すフローチャートである。図15に示す第2モードの生産工程S2は、画像取得工程S10と、第1判定工程S21と、第2判定工程S22と、取付工程S40とを含み、さらに、以下に示す判断工程S26を含む。
まず、画像取得部71が、基板3に設けられた撮像対象の画像を取得する(S10)。具体的には、画像取得部71が、撮像部29、39又は49で撮像した撮像対象の画像を取得する。
次に、判定部73が、上記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて撮像対象の良否判定を行う(S21)。判定部73の判定結果が良の場合(S21にて良)、取付部による部品取り付け処理が行われる(S40)。
判定部73の判定結果が不良の場合(S21にて不良)、コンピュータ70は、上記画像から求められる検出値と予め設定された基準値との差の大きさに基づいて、学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行うべきか否かを判断する(S26)。上記検出値と上記基準値との差が、予め決められた値よりも大きい場合(S26にてYes)、上記学習モデルを用いた良否判定を行わずに、部品実装システム1から基板3が取り除かれる(S50)。
一方、上記検出値と上記基準値との差が、予め決められた値よりも小さい場合(S26にてNo)、学習モデルを用いた第2判定工程による良否判定が実行される(S22)。以降の工程は、変形例1に係る部品実装方法と同様である。
[8.実施の形態の変形例3]
次に、実施の形態の変形例3に係る部品実装方法について説明する。変形例3では、第2モードの生産工程S2において学習モデルが生成される例について説明する。変形例3でも、アライメントマークM及びACF6のそれぞれを撮像対象として説明し、ACF6及び電子部品5のそれぞれを部品として説明する。
図16は、第2モードの生産工程S2において学習モデルを生成する例を示すフローチャートである。
図16に示す第2モードの生産工程S2は、画像取得工程S10と、第2判定工程S22と、取付工程S40とを含み、さらに、以下に示す修正工程S31を含む。
まず、画像取得部71が、基板3に設けられた撮像対象の画像を取得する(S10)。具体的には、画像取得部71が、撮像部29、39又は49で撮像した撮像対象の画像を取得する。
次に、判定部73が、第2モードの生産工程S2の学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行う(S22)。判定部73の判定結果が良の場合(S22にて良)、次の取付工程S40が実行される。
判定部73の判定結果が不良の場合(S22にて不良)、判定結果が誤判定であるか否かが判断される(S25A)。判定結果が正しい場合すなわち誤判定でない場合(S25AにてNo)、部品実装システム1から基板3が取り除かれる(S50)。
一方、判定結果が誤判定である場合(S25AにてYes)、判定結果が良に修正される(S31)。具体的には、修正部74が、修正入力部72で取得した修正入力に基づいて、撮像対象の良否の判定結果を良に修正する。判定結果が良に修正された撮像対象を有する基板3は、次の取付工程S40が実行される。
第2モードの生産工程S2で取得した撮像対象の画像、良否の判定結果及び修正結果は、コンピュータ70に出力される。コンピュータ70では、第2モードの生産工程S2と並行して学習工程(S60)が実行される(図9参照)。
図9と同様に、学習モデル生成部75は、第2モードの生産工程S2の画像取得工程S10で得られた画像、第2判定工程S22の判定結果、及び、修正工程S31の修正結果を学習データとする機械学習を行い、撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する(S61)。
学習モデル評価部76は、当該学習モデルの習熟度を評価する(S62)。習熟度は、例えば、当該学習モデルの正答率が規定値以上にあるか否かで判断される。当該学習モデルの正答率は、元の学習モデルの正答率よりも高い正答率に設定される。当該学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合(S62にてYes)、コンピュータ70は、元の学習モデルを当該学習モデルに変更して第2モードの生産工程S2を実行する。
(まとめ)
本実施の形態に係る部品実装方法は、以下に示す第1モードの生産工程S1と、学習モデル生成工程と、学習モデル評価工程と、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更する変更工程と、を含む。
第1モードの生産工程S1は、基板3に設けられた撮像対象の画像を取得する画像取得工程、上記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて撮像対象の良否判定を行う第1判定工程、第1判定工程で不良と誤判定された場合に第1判定工程の判定結果を良に修正する修正工程、及び、良とされた撮像対象を有する基板3に部品を取り付ける取付工程を有する。学習モデル生成工程は、第1モードの生産工程S1で取得した画像、第1判定工程の判定結果、及び、修正工程の修正結果を学習データとする機械学習により、撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する。学習モデル評価工程は、学習モデル生成工程で生成された学習モデルの習熟度を評価する。変更工程は、学習モデル評価工程において学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、第1モードの生産工程S1を、学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行う第2判定工程を有する第2モードの生産工程S2に変更する。
このように、上記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて撮像対象の良否判定を行う第1モードの生産工程S1を、第1モードの生産工程S1のデータに基づいて生成した学習モデルを用いて良否判定を行う工程を有する第2モードの生産工程S2に変更することで、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装(部品取り付け処理)における生産性の低下を抑制することができる。
例えば、第1モードの生産工程S1では、不良が多発することを防止するため上記基準値が厳しめに設定されることがある。しかしそのような場合であっても、第1モードの生産工程S1を、第1モードの生産工程S1のデータに基づいて生成した学習モデルを用いて良否判定を行う第2モードの生産工程S2に変更することで、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。
また、変更工程は、第1判定工程を第2判定工程に置き換えることで、第1モードの生産工程S1を第2モードの生産工程S2に変更してもよい。
このように、第1モードの生産工程S1を、学習モデルを用いる第2モードの生産工程S2に変更することで、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
また、第2モードの生産工程S2は、画像取得工程、第1判定工程及び第2判定工程を有し、撮像対象が第1判定工程で不良と判定された場合に、第2判定工程を実行してもよい。
このように、第1判定工程で不良と判定された場合に、第2判定工程を実行することで、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
また、第2モードの生産工程S2は、第1判定工程で不良と判定された場合に、検出値と基準値との差の大きさに基づいて、第2判定工程を行うか否かを判断する判断工程をさらに有していてもよい。
このように、第2判定工程を行うか否かを判断する判断工程をさらに有することで、第2工程を用いて良否判定を行う際にかかる負荷を軽減することができる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
また、学習モデル生成工程及び学習モデル評価工程は、第1モードの生産工程S1において繰り返し実行されてもよい。
これによれば、学習モデルの習熟度を向上させることができるので、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
また、学習モデル生成工程は、さらに、上記画像、第2判定工程の判定結果、及び、第2判定工程で不良と誤判定された場合に第2判定工程の判定結果を良に修正する工程の修正結果を学習データとする機械学習により、撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成し、第2判定工程は、当該学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行ってもよい。
これによれば、学習モデルの習熟度をさらに向上させることができるので、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
また、上記撮像対象は、基板3に設けられたアライメントマークMであり、上記取付工程の部品は、ACF6又は電子部品5であってもよい。
これによれば、アライメントマークMの良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
また、上記撮像対象は、基板3に設けられたACF6であり、上記取付工程の部品は、電子部品5であってもよい。
これによれば、ACF6の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
また、学習モデル生成工程では、基板3の品種に応じて予め用意された複数の学習済みモデルから選択される学習済みモデルに基づき機械学習が開始されてもよい。
これによれば、学習モデルを生成する時間を短縮できる。これにより、部品実装における生産性の低下を抑制することができる。
本実施の形態に係る部品実装システム1は、基板3に設けられた撮像対象の画像を取得する画像取得部71と、上記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて撮像対象の良否判定を行う判定部73と、判定部73で不良と誤判定された場合に判定部73の判定結果を良に修正する修正部74と、判定部73又は修正部74で良とされた撮像対象を有する基板3に部品を取り付ける取付部と、を備える。また、部品実装システム1は、上記画像、判定部73の判定結果、及び、修正部74の修正結果を学習データとする機械学習により、撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する学習モデル生成部75と、学習モデル生成部75で生成された学習モデルの習熟度を評価する学習モデル評価部76と、をさらに備える。判定部73は、学習モデル評価部76において学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、当該学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行う。
このように、判定部73は、上記画像、判定部73の判定結果、及び、修正部74の修正結果に基づいて生成した学習モデルを用いて撮像対象の良否判定を行うことで、撮像対象の良否判定を行う際の誤判定を抑制することができる。これにより、部品実装システム1における生産性の低下を抑制することができる。なお、上記における取付部は、例えば、貼付け機構22、部品搭載機構32又は圧着機構42である。
(その他の実施の形態)
以上、本実施の形態に係る部品実装システム等について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、貼付け工程、仮圧着工程及び本圧着工程でのマークMの良否判定、ならびに、貼付け工程でのACF6の良否判定において学習モデルを用いる例を示したが、マークMの良否判定ならびにACF6の良否判定は、上記全ての工程で実行される必要はなく、少なくとも1つの工程で実行されてもよい。
また、上記実施の形態では、貼付け工程、仮圧着工程及び本圧着工程で取得した画像、判定結果及び修正結果を学習データとして機械学習が行われているが、それに限られず、本圧着工程の後続工程で取得した検査結果も学習データに含めて機械学習を行ってもよい。例えば、個々の生産対象物(例えばディスプレイパネル)にIDを割り振ることで、後続工程での検査結果を学習モデルに反映することが可能となる。これによれば、後続工程で検査不良になった原因が貼付け工程、仮圧着工程及び本圧着工程にある場合に、その検査結果に基づいて、学習モデルを修正することができる。
例えば、上記実施の形態では、コンピュータの構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、或いは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサ等のプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、コンピュータの構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)等が含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、液晶パネルを生産する部品実装システム等に利用可能である。
1 部品実装システム
1a、1b、1c 基台
3 基板
4 電極部
5 電子部品
6 ACF(異方性導電部材)
6a ACFテープ
10 基板搬入部
11、23、33、43、51 ステージ
20 貼付け部
21、31、41 ステージ移動部
22 貼付け機構
24 ビーム
25 貼付けヘッド
25a テープ供給部
25b 貼付けツール
26 貼付け支持台
29、39、49、撮像部
30 仮圧着部
32 部品搭載機構
34 部品供給部
40 本圧着部
42 圧着機構
44 圧着支持部
45 圧着ユニット
47 加圧機構
48 圧着ヘッド
50 基板搬出部
60 搬送部
61 移動ベース
62A、62B、62C、62D 基板搬送機構
63 基部
64 アームユニット
70 コンピュータ
70a 制御部
70b 記憶部
71 画像取得部
72 修正入力部
73 判定部
74 修正部
75 学習モデル生成部
76 学習モデル評価部
77 変更部
79 表示部
M アライメントマーク(マーク)

Claims (10)

  1. 基板に設けられた撮像対象の画像を取得する画像取得工程、前記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて前記撮像対象の良否判定を行う第1判定工程、前記第1判定工程で不良と誤判定された場合に前記第1判定工程の判定結果を良に修正する修正工程、及び、良とされた前記撮像対象を有する基板に部品を取り付ける取付工程を有する第1モードの生産工程と、
    前記第1モードの生産工程で取得した前記画像、前記第1判定工程の判定結果、及び、前記修正工程の修正結果を学習データとする機械学習により、前記撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する学習モデル生成工程と、
    前記学習モデル生成工程で生成された前記学習モデルの習熟度を評価する学習モデル評価工程と、
    前記学習モデル評価工程において前記学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、前記第1モードの生産工程を、前記学習モデルを用いて前記撮像対象の良否判定を行う第2判定工程を有する第2モードの生産工程に変更する変更工程と、
    を含む部品実装方法。
  2. 前記変更工程は、前記第1判定工程を前記第2判定工程に置き換えることで、前記第1モードの生産工程を前記第2モードの生産工程に変更する
    請求項1に記載の部品実装方法。
  3. 前記第2モードの生産工程は、前記画像取得工程、前記第1判定工程及び前記第2判定工程を有し、前記撮像対象が前記第1判定工程で不良と判定された場合に、前記第2判定工程を実行する
    請求項1に記載の部品実装方法。
  4. 前記第2モードの生産工程は、前記第1判定工程で不良と判定された場合に、前記検出値と前記基準値との差の大きさに基づいて、前記第2判定工程を行うか否かを判断する判断工程をさらに有する
    請求項3に記載の部品実装方法。
  5. 前記学習モデル生成工程及び前記学習モデル評価工程は、前記第1モードの生産工程において繰り返し実行される
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の部品実装方法。
  6. 前記学習モデル生成工程は、さらに、前記画像、前記第2判定工程の判定結果、及び、前記第2判定工程で不良と誤判定された場合に前記第2判定工程の判定結果を良に修正する工程の修正結果を学習データとする機械学習により、前記撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成し、
    前記第2判定工程は、当該学習モデルを用いて前記撮像対象の良否判定を行う
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の部品実装方法。
  7. 前記撮像対象は、前記基板に設けられたアライメントマークであり、
    前記取付工程の前記部品は、ACF(Anisotropic Conductive Film)又は電子部品である
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の部品実装方法。
  8. 前記撮像対象は、前記基板に設けられたACFであり、
    前記取付工程の前記部品は、電子部品である
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の部品実装方法。
  9. 前記学習モデル生成工程では、前記基板の品種に応じて予め用意された複数の学習済みモデルから選択される学習済みモデルに基づき前記機械学習が開始される
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の部品実装方法。
  10. 基板に設けられた撮像対象の画像を取得する画像取得部と、
    前記画像から求められる検出値と予め設定された基準値とに基づいて前記撮像対象の良否判定を行う判定部と、
    前記判定部で不良と誤判定された場合に前記判定部の判定結果を良に修正する修正部と、
    前記判定部又は前記修正部で良とされた前記撮像対象を有する基板に部品を取り付ける取付部と、
    を備える部品実装システムであって、
    前記画像、前記判定部の判定結果、及び、前記修正部の修正結果を学習データとする機械学習により、前記撮像対象の良否判定を行うための学習モデルを生成する学習モデル生成部と、
    前記学習モデル生成部で生成された前記学習モデルの習熟度を評価する学習モデル評価部と、
    をさらに備え、
    前記判定部は、前記学習モデル評価部において前記学習モデルの習熟度が規定のレベルに到達したと評価された場合に、前記学習モデルを用いて前記撮像対象の良否判定を行う
    部品実装システム。
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