JP2021164926A - 厚鋼板の圧延方法および製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】平面形状の制御精度を向上した厚鋼板の圧延方法および製造方法を提案する。【解決手段】厚鋼板の幅方向に板厚分布を付与することにより平面形状を制御して圧延する厚鋼板の圧延方法であって、調整圧延段階、幅出圧延段階および仕上圧延段階を経て可逆圧延機を用いて厚鋼板に圧延する仕上圧延段階において、少なくとも板幅両端部の板厚を厚くする板厚分布を付与して圧延し、厚みを付与した板厚部分を可逆な2パス以上で圧延する方法である。また、その圧延方法を用い、鋼素材を厚鋼板に圧延する厚鋼板の製造方法である。【選択図】図4
Description
本発明は厚鋼板の幅方向に板厚分布を付与することにより平面形状を制御して圧延する厚鋼板の圧延方法、および、その圧延方法を用いた厚鋼板の製造方法に関する。
一般に、厚鋼板の圧延工程は鋼スラブの表面手入れあるいは幅出し精度を保つため、板厚調整を行う調整圧延段階、平面上で圧延方向を90度回転して所定の製品幅を得る幅出圧延段階、再び90度回転して所定の製品板厚を得る仕上圧延段階、の3つの圧延フェーズから構成されている。厚鋼板の圧延はリバース圧延(可逆圧延)で行われており、これらの3つの段階を合わせて全部で10数パスの圧下を加えている(図1(a))。
このようなプロセスを経て得られる製品の平面形状は、幅出比(製品幅/スラブ幅)あるいは長さ方向圧下比(製品長さ/スラブ長さ)により変化する。例えば、幅出し比が小さく長さ方向圧下比が大きい場合は鼓状となり、逆に幅出し比が大きく長さ方向圧下比が小さい場合は太鼓状となることが知られている。圧延完了後の板取りにおいては、これらの平面形状で矩形から外れている部分はすべて切り落とされ、製品の歩留まりの低下を招く。
これらの平面形状不良への対策として、特許文献1では、厚鋼板の幅方向に板厚分布を付与することにより平面形状を制御して圧延する厚鋼板の圧延方法を開示しており、具体的には、板幅両端部の板厚を厚くするとともに、板幅中央部についても板厚を厚くする板厚分布を付与して、圧延したり、板幅両端部の板厚のみを厚くした場合に先後端部に生じる見かけ上の幅落ちの大きさに基づき、板幅中央部に付与する板厚分布を決定したりしている。
しかしながら、前記従来の技術には、未だ解決すべき以下のような問題があった。
特許文献1に記載の方法は、調整圧延段階および、幅出圧延段階の最終パスにおける板厚分布を付与することにより、仕上圧延段階において、最終的な平面形状を制御しようとするものである。そのため、板厚分布の付与後の最初のパスにおける圧延方向によりメタルフローの向きが変わって、最終的な平面形状に影響を与えることが、考慮されていなかった。
特許文献1に記載の方法は、調整圧延段階および、幅出圧延段階の最終パスにおける板厚分布を付与することにより、仕上圧延段階において、最終的な平面形状を制御しようとするものである。そのため、板厚分布の付与後の最初のパスにおける圧延方向によりメタルフローの向きが変わって、最終的な平面形状に影響を与えることが、考慮されていなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、板厚分布付与後の圧延時のメタルフローを考慮して、平面形状の制御精度を向上した厚鋼板の圧延方法および厚鋼板を製造する方法を提案することを目的としている。
発明者らは、上記課題を解決するため、仕上圧延開始時に厚みを付与した部分を複数回のパスで可逆的に圧延することでメタルフローを適切に制御できることを見出し、本発明を完成するに至った。
前記課題を解決し上記の目的を実現するため開発した本発明は、下記の要旨構成に示すとおりである。即ち、本発明は、第1に、厚鋼板の幅方向に板厚分布を付与することにより平面形状を制御して圧延する厚鋼板の圧延方法であって、調整圧延段階、幅出圧延段階および仕上圧延段階を経て可逆圧延機を用いて厚鋼板に圧延する仕上圧延段階において、少なくとも板幅両端部の板厚を厚くする板厚分布を付与して圧延し、厚みを付与した板厚部分を可逆な2パス以上で圧延することを特徴とする厚鋼板の圧延方法を提案する。
前記課題を解決し上記の目的を実現するため開発した本発明は、下記の要旨構成に示すとおりである。即ち、本発明は、第1に、厚鋼板の幅方向に板厚分布を付与することにより平面形状を制御して圧延する厚鋼板の圧延方法であって、調整圧延段階、幅出圧延段階および仕上圧延段階を経て可逆圧延機を用いて厚鋼板に圧延する仕上圧延段階において、少なくとも板幅両端部の板厚を厚くする板厚分布を付与して圧延し、厚みを付与した板厚部分を可逆な2パス以上で圧延することを特徴とする厚鋼板の圧延方法を提案する。
なお、本発明に係る上記厚鋼板の圧延方法については、
a.前記厚みを付与した板厚部分の圧延に当たっては、それぞれの圧延方向のパスの圧下量の和を等しくする、ここで、圧下量とは当該パスの圧延によって変形した体積とする、こと、
b.圧下比を10以下とする、ここで、圧下比とは製品長さの素材長さに対する比とする、こと、
などがより好ましい解決手段になり得るものと考えられる。
a.前記厚みを付与した板厚部分の圧延に当たっては、それぞれの圧延方向のパスの圧下量の和を等しくする、ここで、圧下量とは当該パスの圧延によって変形した体積とする、こと、
b.圧下比を10以下とする、ここで、圧下比とは製品長さの素材長さに対する比とする、こと、
などがより好ましい解決手段になり得るものと考えられる。
また、本発明は、第2に、上記厚鋼板の圧延方法を用いて、鋼素材を厚鋼板に圧延することを特徴とする厚鋼板の製造方法を提案する。
以上説明したように、本発明によれば、仕上圧延段階の最初のパスにおけるメタルフローを考慮し、厚みを付与した部分を複数回の圧延で可逆な方向に圧延し、好ましくは可逆な方向に均等に分散して圧延することとしたので、最終的な平面形状の精度向上を図ることが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は厚鋼板の製造工程および平面形状の変化を示す概念図である。図1(a)は板厚分布を付与せず可逆圧延する場合を表し、図1(b)は板厚分布を付与しながら可逆圧延する場合を表す。
図1は厚鋼板の製造工程および平面形状の変化を示す概念図である。図1(a)は板厚分布を付与せず可逆圧延する場合を表し、図1(b)は板厚分布を付与しながら可逆圧延する場合を表す。
厚鋼板の圧延工程は鋼素材(鋼スラブ)1を可逆圧延機(ミル)2にて10数回の可逆圧延を伴う。厚鋼板の圧延工程は鋼スラブ1の表面手入れあるいは幅出し精度を保つため、板厚調整を行う調整圧延段階100、水平面上で圧延方向を90度回転(5)して所定の製品幅を得る幅出圧延段階200、再び90度回転(5)して所定の製品板厚を得る仕上圧延段階300、の3つの圧延フェーズから構成されている。図1(a)に示す平面形状4では、調整圧延段階100は幅出し比が小さく長さ方向圧下比が大きいため、長方形の平面形状を有する鋼スラブ1は、鼓状の平面形状を有する調整圧延後の被圧延材101となる。このとき、厚み方向の形状はほぼ長方形となる。水平面上で圧延方向を90度回転(5)して圧延する幅出圧延段階200では、幅出し比が大きく長さ方向圧下比が小さいため、太鼓状の平面形状を有する幅出圧延後の被圧延材201となる。このときも、厚み方向の形状はほぼ長方形となる。再び90度回転(5)して圧延し仕上圧延段階300を経て得られる厚鋼板301は、図1(a)に示すように、長方形の製品を得るには歩留まりの低い形状となる。
そこで、歩留まり向上、クロップロス低減を目的に、長手方向の幅出比を制御するための厚み分布を与えた圧延方法が従来から行われている。一例を図1(b)に示す。この例では、調整圧延後および幅出圧延後の被圧延材102、202のそれぞれ長手方向両端部および幅方向両端部に厚みを増加させた板厚分布を与えている。図1(b)の平面形状4から明らかなように付与した厚みにより、幅足らずや長さ足らずを補償する伸び(6,7)が得られ、仕上圧延後の厚鋼板302はほぼ長方形となって、高い歩留まりを得ることができる。
しかしながら、長さ方向圧下比(以下、単に圧下比といい、製品長さ/スラブ長さで定義する)が10以下の製品では、しばしば幅足らずが発生した。特に、仕上圧延段階における最初のパスの噛み抜け(Top)側で幅足らずが顕著であった。
そこで、仕上圧延段階の最初のパスのメタルフローを解析したところ、噛み込み(Bottom)側と噛み抜け(Top)側で異なることが分かった。図2は仕上圧延段階の最初のパスを示す模式図である。図2(a)は被圧延材を斜め上方から観察した斜視図を表し、図2(b)は圧延時のメタルフローの方向を示す概念図を表す。発明者らは、以下のように考えている。噛み込み(Bottom)側では、圧延ロールと後続する被圧延材によって、長手方向へのメタルフローが抑制され、付与した厚み部分のメタルフローは幅方向に向かう(10)。ところが、噛み抜け(Top)側は、フリーのため、付与した厚み部分のメタルフローは長手方向に向かう(11)。
図3は上記で製造した厚鋼板の形状の一例を示すグラフである。図3(a)は圧延長手方向の幅代および曲がりを表し、図3(b)は先後端のクロップ形状として、圧延幅方向に対する圧延伸びを表す。
図3(a)は横軸に圧延長さをとっており、0が仕上圧延段階の最初のパスにおける噛み抜け(Top)側を示す。縦軸は操作者(OP)側を正に、動力(MC)側を負にとり、それぞれ、仕上圧延段階におけるOP側とMC側の幅代(仕上圧延段階の前の幅位置に対する仕上圧延段階の後の幅位置)を実線で、幅方向中心位置を曲がりの値として、一点鎖線で示す。噛み込み部(Bottom)から長さ方向3/4程度まで、幅出し段階で付与した幅端部側の厚みの寄与による幅出しが期待通り施されているが、噛み抜け(Top)側では、幅出しが不十分で幅すぼみを生じている(12)。
図3(b)は横軸に圧延幅をとっており、0がOP側になる。縦軸は、長手方向の圧延伸びを表し、正が噛み抜け(Top)側への伸びを、負が噛み込み(Bottom)側への伸びを表す。グラフはそれぞれ先尾端のクロップの平面形状を表すことになる。幅端部で噛み抜け(Top)側長手方向への圧延伸びが顕著であり、上記メタルフローの推定が正しいことが判った。
上記検討をもとに、板幅両端部の板厚を厚くする板厚分布を付与して行う、仕上圧延段階の最初のパスで、従来のように厚みを付与した板厚部分をすべて圧延するのではなく、可逆な2パス以上に分けて圧延し、噛み込み(Bottom)側と噛み抜け(Top)側を入れ替えることで、メタルフローを適切に制御できることを見出した。すなわち、幅出圧延段階では、当該幅出圧延段階後の被圧延材の板幅両端部の板厚を、他の部分の板厚に対して所定の板厚差厚くなるよう圧延し、仕上圧延段階では、前記板厚差を2パス以上の圧延により解消するものである。ここで、他の部分の板厚とは、幅方向の板厚分布で最も厚みの薄い部分とする。
図4に本発明の一実施形態を示して説明する。図4は幅出圧延段階終了後の被圧延材202を、仕上圧延段階の最初のパスにおける噛み込み(Bottom)側から見た部分斜視図である。この実施形態では幅方向両端に長手方向に延在する断面が台形の四角柱を付加した厚みプロフィールとしている。中央部(L3)の板厚H0の両側に付加厚みΔHの領域を両幅端からL1(=L5)の長さまで付与し、続くL2(=L4)の長さの領域で厚みを漸減させてH0としている。ここでは、板厚差は2×ΔHとなる。この実施形態では、仕上圧延段階の最初のパスにおいて、付加した四角柱の体積の半分(13)を圧下量として圧延し、噛み込み(Bottom)側と噛み抜け(Top)側を入れ替えて、逆方向に残りの半分(14)を圧下量として圧延し、板厚差を解消した。これにより、製品厚板の長手方向両端部で幅すぼみすることなく、均等な幅出しとすることができた。
本実施形態では、仕上圧延段階の最初に2回のパスで厚みを付与した板厚部分を均等な圧下量で圧延したが、3回、4回に分けて圧延することも可能である。一方、圧延回数を増やしすぎると生産性を低下させ、圧延温度の低下による材料特性への悪影響も懸念されるので、6回程度とすることが好ましく、4回以下がさらに好ましい。それぞれの圧延方向のパスの圧下量の合計を等しくすることが好ましい。ここで、圧下量とは厚みを付与した板厚部分の体積のうち、当該パスの圧延によって変形した体積とする。また、「圧下量の合計を等しくする」とは、可逆な2方向の圧延のそれぞれのパスの圧下量の合計の比が1:2〜1:1の範囲にあることとし、2:3〜1:1の範囲にあることがより好ましい。
また、上記したように幅すぼみの問題は、圧下比10以下の厚板で起きやすいので、本発明を適用して好適である。ここで、圧下比とは製品長さの素材長さに対する比とする。
上記厚鋼板の圧延方法を用い、鋼素材(鋼スラブ)1を厚鋼板302に圧延することで、平面形状に優れた厚鋼板製品を製造することができる。
(実施例)
寸法245mm×1900mm×3200mm(厚さ×幅×長さ)の鋼スラブを1200℃に加熱後、幅出し比1.3で板厚23mmまで圧延した。このとき、圧下比は8.2であった。幅出圧延段階の最終パスにおいて、図4に相当する厚みプロフィールの被圧延材202を圧延した。厚みプロフィールは、ΔL1=ΔL5=0、ΔL2=ΔL4=500mm、ΔH=4.8mm、ΔH1=3.2mm、ΔH2=1.6mmとした。
寸法245mm×1900mm×3200mm(厚さ×幅×長さ)の鋼スラブを1200℃に加熱後、幅出し比1.3で板厚23mmまで圧延した。このとき、圧下比は8.2であった。幅出圧延段階の最終パスにおいて、図4に相当する厚みプロフィールの被圧延材202を圧延した。厚みプロフィールは、ΔL1=ΔL5=0、ΔL2=ΔL4=500mm、ΔH=4.8mm、ΔH1=3.2mm、ΔH2=1.6mmとした。
発明例では、仕上圧延段階の最初のパスで、ΔH1まで圧延し、2回目のパスで逆方向にのこり(ΔH2)を圧延した。製品厚板の長手方向に幅すぼみは見られず、幅代は、片側に20±5mmの範囲に収まっていた。
比較例では、仕上圧延段階の最初のパスでΔH全て圧延した。製品厚板の長手方向の噛み抜け(Top)部に幅代が5mm以下となる幅すぼみが生じた。
本発明によれば、幅出圧延段階では、当該幅出圧延段階後の被圧延材の板幅両端部の板厚を、他の部分の板厚に対して所定の板厚差厚くなるよう圧延し、記仕上圧延段階では、前記板厚差を2パス以上の圧延により解消することでメタルフローを適切に制御するようにしたので、厚鋼板の平面形状の制御精度を向上することが可能となる。
1 鋼素材(鋼スラブ)
2 可逆圧延機(ミル)
3 圧延方向
4 平面形状
5 圧延方向を水平面内で90°回転
6 調整圧延で付与した厚み部分が伸びている様子
7 幅出圧延で付与した厚み部分が伸びている様子
8 噛み込み側端面(Bottom)
9 噛み抜け側端面(Top)
10 噛み込み側メタルフロー部
11 噛み抜け側メタルフロー部
12 噛み抜け側の幅すぼみ
13 仕上圧延の最初のパスでの圧下部分
14 仕上圧延の2回目のパスでの圧下部分
100 調整圧延段階
101 通常の調整圧延後の被圧延材
102 厚み分布付与した調整圧延後の被圧延材
200 幅出圧延段階
201 通常の幅出圧延後の被圧延材
202 厚み分布付与した幅出圧延後の被圧延材
300 仕上圧延段階
301 通常の仕上圧延後の厚鋼板
302 厚み分布付与した仕上圧延後の厚鋼板
2 可逆圧延機(ミル)
3 圧延方向
4 平面形状
5 圧延方向を水平面内で90°回転
6 調整圧延で付与した厚み部分が伸びている様子
7 幅出圧延で付与した厚み部分が伸びている様子
8 噛み込み側端面(Bottom)
9 噛み抜け側端面(Top)
10 噛み込み側メタルフロー部
11 噛み抜け側メタルフロー部
12 噛み抜け側の幅すぼみ
13 仕上圧延の最初のパスでの圧下部分
14 仕上圧延の2回目のパスでの圧下部分
100 調整圧延段階
101 通常の調整圧延後の被圧延材
102 厚み分布付与した調整圧延後の被圧延材
200 幅出圧延段階
201 通常の幅出圧延後の被圧延材
202 厚み分布付与した幅出圧延後の被圧延材
300 仕上圧延段階
301 通常の仕上圧延後の厚鋼板
302 厚み分布付与した仕上圧延後の厚鋼板
Claims (4)
- 厚鋼板の幅方向に板厚分布を付与することにより平面形状を制御して圧延する厚鋼板の圧延方法であって、調整圧延段階、幅出圧延段階および仕上圧延段階を経て可逆圧延機を用いて厚鋼板に圧延する仕上圧延段階において、
少なくとも板幅両端部の板厚を厚くする板厚分布を付与して圧延し、厚みを付与した板厚部分を可逆な2パス以上で圧延することを特徴とする厚鋼板の圧延方法。 - 前記厚みを付与した板厚部分の圧延に当たっては、それぞれの圧延方向のパスの圧下量の和を等しくする、ここで、圧下量とは当該パスの圧延によって変形した体積とする、ことを特徴とする請求項1に記載の厚鋼板の圧延方法。
- 圧下比を10以下とする、ここで、圧下比とは製品長さの素材長さに対する比とする、ことを特徴とする請求項1または2に記載の厚鋼板の圧延方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の厚鋼板の圧延方法を用いて、鋼素材を厚鋼板に圧延することを特徴とする厚鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020068120A JP2021164926A (ja) | 2020-04-06 | 2020-04-06 | 厚鋼板の圧延方法および製造方法 |
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