JP2021164211A - 太陽光発電システム - Google Patents

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道彦 高瀬
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Abstract

【課題】太陽光発電装置の下で育成される栽培物に対して、有効な育成環境を与える太陽光発電システムを提供する。【解決手段】太陽光発電する発電部と、太陽光における直達光に関する情報を取得する情報通信部と、直達光の方向における情報に対して制御する制御部と、発電部を駆動する駆動部と、を備える太陽光発電装置において、太陽光発電装置は、栽培物が育成される農業用地上に配置され、発電部は、透光性を有する回路基板と、回路基板に太陽光を集光する集光部材と、を有し、制御部は、情報通信部からの情報に基づいて駆動部を制御する、太陽光発電システム。【選択図】図5

Description

本開示は、太陽光により光電変換を行う太陽光発電システムに関する。
近年、農場において、家畜または農作物などを育成しつつ、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換デバイスを用いて太陽光発電も行う、営農型の太陽光発電の開発が進められている。
特許文献1には、太陽光パネルが形成する日陰を活用した太陽光発電システムが開示されている。
特開2010−205940号公報
しかしながら、特許文献1は、太陽光パネルが日陰を形成してしまうため、太陽光発電装置の下で育成される栽培物に対して有効な育成環境を与えることが困難である。
本開示の一態様に係る太陽光発電システムは、太陽光発電する発電部と、太陽光における直達光の方向における情報を取得する情報通信部と、直達光の方向における情報に対して制御する制御部と、発電部を駆動する駆動部と、を備える太陽光発電装置において、太陽光発電装置は、栽培物が育成される農業用地上に配置され、発電部は、透光性を有する回路基板と、回路基板上に太陽光を集光する集光部材と、を有し、制御部は、情報通信部からの情報に基づいて駆動部を制御する。
本開示の一態様に係る太陽光発電システムは、太陽光発電装置の下の栽培物に対して有効な育成環境を与えることができる。
図1は、実施の形態に係る集光型発電モジュールの外観を示す模式図である。 図2は、図1のIII−III線における、実施の形態に係る集光型発電モジュールの断面模式図である。 図3は、実施の形態に係る集光型発電モジュールの分解斜視図である。 図4は、実施の形態に係る太陽光発電装置および外部装置との構成を示す構成図である。 図5は、実施の形態に係る太陽光発電装置における正面からの外観を示す模式図である。 図6は、実施の形態に係る太陽光発電装置における側面からの外観を示す模式図である。 図7は、実施の形態に係る太陽光発電装置における、直達光の光放射照度と栽培物における光飽和点との関係の一例を示す図である。 図8は、他の実施の形態に係る太陽光発電装置における動作の一例を示すフロー図である。 図9は、他の実施の形態に係る散水部を備えた太陽光発電装置における正面からの外観を示す模式図である。 図10は、他の実施の形態に係る散水部を備えた太陽光発電装置における側面からの外観を示す模式図である。 図11は、他の実施の形態に係る撮像部を備えた太陽光発電装置における正面からの外観を示す模式図である。 図12は、従来の太陽光発電装置のおける正面からの外観を示す模式図である。 図13は、従来の太陽光発電装置のおける側面からの外観を示す模式図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
以下において、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
また、以下の実施の形態で説明に用いられる図面においては座標軸が示される場合がある。Z軸のプラス側が太陽光の光入射面側を表している。また、X軸及びY軸は、Z軸に垂直な平面上において、互いに直交する軸である。例えば、以下の実施の形態において、「平面視」とは、光入射面側から見る(Z軸方向から見る)ことを意味する。
また、本明細書において、等しい、一致、一定などの要素間の関係性を示す用語、および、正方形などの要素の形状を示す用語、並びに、数値、および、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。
(本開示の一態様を得るに至った経緯)
図12は、従来の太陽光発電装置1cのおける正面からの外観を示す模式図である。また、図13は、従来の太陽光発電装置1cのおける側面からの外観を示す模式図である。
図12または図13に示すように、従来の太陽光発電装置1cにおける太陽光発電モジュール100cは、発電素子151cが発電部10cにおいて全体に設けられており、太陽光発電モジュール100cの下に育成される栽培物2には育成に十分な光を供給し難いという課題が生じる。
そこで、本発明者らは、後述する背面においても透光性を有する構造である太陽光発電モジュール100を備える太陽光発電装置1によって、太陽光発電モジュール100の下に育成される栽培物2に有効な光を与えることを見出した。
(実施の形態)
以下、本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100について、図1〜図3を参照しながら説明する。
[1.太陽光発電モジュールの全体構成]
まずは、本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100の構成について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100の模式図である。図2は、図1のIII−III線における本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100の断面模式図である。図3は、本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100の分解斜視図である。なお、図1中のIII−III線は、Y軸方向に平行であり、かつ太陽光発電モジュール100のX軸方向における中央を切断する切断線である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100は、第1レンズアレイ120と支持体130とを有するレンズアレイ140と、回路基板150と、放熱部材160とを備える。太陽光発電モジュール100は、太陽光をレンズアレイ140(光学系)により集光する集光型の太陽光発電モジュール100である。
[1−1.第1レンズアレイ]
第1レンズアレイ120は、複数の第1レンズ121がアレイ状(二次元状)に配置されて構成された1次集光レンズアレイである。第1レンズ121は、太陽光を後述する第2レンズ132に集光する。第1レンズ121は、例えば、球面レンズ、非球面レンズ、フレネルレンズ等を用いることができる。第1レンズアレイ120は、太陽光が入射する光入射面121a(Z軸プラス側の面)と、光入射面121aと反対側の面であり、当該太陽光が出射する光出射面121b(Z軸マイナス側の面)とを有する。
本実施の形態では、第1レンズ121は、第1レンズ121の光入射面121aにレンズ面(非球面)を有する非球面レンズである。例えば、複数の第1レンズ121のそれぞれは、光入射面121aに凸部122を有する凸レンズである。また、本実施の形態では、光出射面121bは、平坦な面である。光入射面121aは、第1レンズアレイ120における壁部133とは反対側の面の一例である。なお、光入射面121aが凸レンズであり、光出射面121bが平坦な面である、すなわち、光出射面121bのパワーよりも光入射面121aのパワーを大きくすることで収差特性を良好にできる。
なお、第1レンズ121が球面レンズである場合、光入射面121aがレンズ面(球面)であるとよい。また、第1レンズ121がフレネルレンズである場合、光出射面121bがレンズ面(フレネル面)であるとよい。なお、光入射面121aが球面であり、光出射面121bがフレネルの場合、第1レンズ121の厚みを薄くすることができる。
本実施の形態では、第1レンズアレイ120は、25個の第1レンズ121がアレイ状に配置されて構成されるが、第1レンズアレイ120を構成する第1レンズ121の数は特に限定されない。また、第1レンズ121の平面視における形状は正方形状であるが、第1レンズ121の平面視における形状はこれに限定されず、例えば、長方形状、六角形状等であってもよい。
本実施の形態では、第1レンズ121は、1辺が22mmの正方形状である。つまり、第1レンズアレイ120は、1辺が110mmの正方形状である。また、第1レンズ121の厚み(Z軸方向の長さ)は、例えば、7.5mm以上10mm以下である。
第1レンズアレイ120は、透明な材料からなり、例えばアクリル樹脂(PMMA)である。その際、第1レンズアレイ120は、アクリル樹脂を射出成形することにより作製された一体成形品とすると良い。これにより、太陽光発電モジュール100の軽量化に寄与することができる。
図2に示すように、第1レンズアレイ120は、支持体130に設けられた壁部133に支持される。第1レンズアレイ120の光出射面121bは、壁部133に接合される。本実施の形態では、第1レンズアレイ120の光出射面121bの外縁部が壁部133に接合される。
[1−2.支持体]
支持体130は、第2レンズアレイ130aと、壁部133と、仕切り壁134とを有する。
第2レンズアレイ130aは、複数の第2レンズ132がアレイ状に配置されて構成された2次集光レンズアレイであり、第1レンズアレイ120の光出射方向側に配置される。第2レンズアレイ130aは、複数の第1レンズ121のそれぞれから出射された光をさらに発電素子151に向けて集光する機能を有する。第2レンズアレイ130aは、第1レンズアレイ120と対向して配置される。第2レンズアレイ130aは、底部131と、底部131の光入射面(Z軸プラス)に形成された第2レンズ132とを有する。
底部131は、X−Y平面に広がる支持基板である。
第2レンズ132は、第1レンズ121からの光をさらに集光する。複数の第2レンズ132のそれぞれは、複数の第1レンズ121のそれぞれと対向した位置に配置される。第2レンズ132は、例えば、球面レンズ、非球面レンズ等を用いることができる。第2レンズ132は、例えば、発電素子151側から第1レンズ121側(Z軸マイナス側からZ軸プラス側)に突出した凸形状を有する。
第2レンズ132は、第1レンズ121に一対一に配置される。例えば、一対一に配置された第1レンズ121及び第2レンズ132の光軸は一致する。
壁部133は、第1レンズアレイ120を支持するための枠状の支持部材である。また、壁部133は、第1レンズアレイ120と第2レンズアレイ130aとの間の距離を一定に保つ役割を有する。本実施の形態では、壁部133は、第1レンズアレイ120の外縁部を支持する。壁部133は、例えば、底部131の外周から第1レンズアレイ120に向けて立設して設けられる。
仕切り壁134は、複数の第2レンズ132のそれぞれを仕切るために設けられるリブである。仕切り壁134は、底部131から立設して設けられる。仕切り壁134は、複数の第2レンズ132のうち、外周に配置された第2レンズ132同士を仕切る突状の外側仕切り壁134aと、それ以外の第2レンズ132同士を仕切る突状の内側仕切り壁134bとを有する。外側仕切り壁134a及び内側仕切り壁134bのそれぞれは、例えば、平面視において、隣り合う第2レンズ132同士の中央の位置を通り、かつ隣り合う第2レンズ132の並び方向に直交する方向に延在する。
外周に配置された第2レンズ132は、壁部133及び外側仕切り壁134a、又は、壁部133、外側仕切り壁134a及び内側仕切り壁134bにより囲まれており、それ以外の第2レンズ132は、内側仕切り壁134bにより囲まれている。なお、仕切り壁134は、内側仕切り壁134bを有していなくてもよい。
外側仕切り壁134aは、一端が壁部133に接続されており、他端が内側仕切り壁134bに接続されている。
外側仕切り壁134aの一端の高さ(Z軸方向の長さ)は、外側仕切り壁134aの他端の高さより高い。例えば、外側仕切り壁134aは、他端から一端にむかうにつれて(つまり、壁部133に向かうにつれて)暫時的に高さが高くなる部分を有していてもよい。
内側仕切り壁134bは、高さ(Z軸方向の長さ)が一定に設けられる。内側仕切り壁134bは、例えば直方体状である。内側仕切り壁134bの高さは、外側仕切り壁134aより低い。
支持体130は、透明な材料からなり、例えばアクリル樹脂(PMMA)である。その際、支持体130は、アクリル樹脂を射出成形することにより作製された一体成形品とすると良い。これにより、太陽光発電モジュール100の軽量化に寄与するためである。例えば、支持体130は、アクリル樹脂を射出成形することにより作製された一体成形品である。本実施の形態では、第2レンズアレイ130aと、壁部133と、仕切り壁134とは一体的に形成されている。
また、図2に示すように、壁部133は、例えば、第1レンズアレイ120側の部分(以降において、先端部とも記載する)が底部131側の部分より薄い。例えば、壁部133の厚み(図2では、Y軸方向に長さ)の少なくとも一部は、先端部に向かって漸次的に小さくなる。これにより、射出成形により支持体130を作製するときに、成型用の金型から支持体130を取り出しやすくなる。
なお、支持体130は、第1レンズアレイ120と同一の樹脂材料で形成されてもよい。これにより、第1レンズアレイ120及び支持体130が異なる樹脂材料で形成されていることにより発生する応力を抑制することができる。例えば、第1レンズアレイ120及び支持体130が異なる樹脂材料で形成されている場合、伸び縮みが発生する温度又は湿度が異なるので、これにより壁部133と第1レンズアレイ120との間に応力が発生しやすくなる。第1レンズアレイ120及び支持体130が同じ樹脂材料で形成されることで、そのような応力の発生を抑制することができる。
上記では、支持体130は、底部131に第2レンズ132が配置されている例について説明したが、第2レンズ132は配置されていなくてもよい。言い換えると、支持体130は、第1レンズアレイ120からの光を集光する機能を有していなくてもよい。例えば、支持体130は、底部131及び底部131上に配置された枠状の壁部133であって、第1レンズアレイ120を支持する壁部133を有する構成であってもよい。
また、支持体130は、第2レンズアレイ130aを有していなくてもよい。例えば、支持体130は、第1レンズアレイ120を支持する枠状の壁部133を有する構成であってもよい。
[1−3.回路基板]
回路基板150は、発電素子151と、電極152とを有する。
発電素子151は、照射された太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換する(つまり、光電変換する)機能を有する。本実施の形態では、発電素子151は、底部131の光出射面側であって、底部131における複数の第1レンズ121のそれぞれと対向した位置に配置されている。また、発電素子151の受光面積は、例えば1mmである。
発電素子151は、InGaP系材料、GaAs系材料、Ge系材料、GaInNAsSb系材料など、III−V族化合物半導体から構成される。
これらの材料においては光を照射すると光電流が発生するので、電気エネルギーを供給することが可能となる。
なお、発電素子151は、III−V族化合物半導体を多接合することで変換効率を40%以上とすることができる。また、発電素子151は、GaN系材料、又は、Si系材料等から構成されてもよく、さらには量子ドット発電素子を用いてもよい。
電極152は、発電素子151と電気的に接続されており、発電素子151に発生した光電流を外部回路へ取り出すために設けられる。
電極152の材料は、Sn、Ag、Cu、Al、Niなどを使用することができる。例えば、スクリーン印刷装置において、配線パターンをペースト状のAgを用いて、スクリーン印刷し、熱焼結することで電極152を形成することができる。また、発電素子151と電極152との電気接続は、半田接合、ワイヤーボンディングなどで接合するとよい。特に、半田接合の際は、Sn、Ag、Cuを含むペースト材料を用いて半田接合することで発電素子151と電極152との間で電気接続することができる。
なお、回路基板150の材質は、透光性を有する透明材料であり、例えばガラスである。ガラス材料であれば、集光における耐光性などによる長期信頼性を確保することができる。また、実施の形態において、回路基板150の厚みは、例えば1mm以上3mm以下である。これにより、太陽光発電モジュール100の厚みを抑制できるとともに、太陽光発電モジュール100の軽量化に寄与できる。
また、他の材質として、例えば樹脂材料を用いてもよい。その際、アクリル樹脂(PMMA)を用いる場合には、長期信頼性を確保するため、例えば波長が420nm以下の短波長を吸収する吸収剤を用いてもよい。また、フレキシブル基板からなる回路基板を用いてもよい。
上記により、回路基板150には、発電素子151と電極152とからなる電子回路が形成されている。そして、回路基板150において電子回路を除く領域には、透光性を有しているようにする。これにより、後述する放熱部材160との組み合わせの際に、放熱部材160における開口部において透光性を有する領域を設けることができる。
上記では、回路基板150として、板材上に発電素子151と電極152とを有する例について説明したが、この構成に限定されない。例えば、回路基板150上にバイパスダイオード(図示しない)を設けてもよく、発電素子151と、電極152と、バイパスダイオードからなる電子回路を形成してもよい。その際、回路基板150内には電子回路を除くと透光性を有する透明な領域を設けるようにする。これにより、後述する放熱部材160との組み合わせの際に、放熱部材160における開口部において透光性を有する領域を設けることができる。
また、例えば、支持体130の底部131に対して発電素子151と電極152とを構成してもよく、その際は支持体130の底部131において透光性を有する透明な領域を設けていればよい。
図3に示すように、電極152は複数の直列配線および並列配線からなる。本実施の形態では、5直列5並列からなる回路によって、発電素子151との間で電気接続される。また、電極152の幅は発電素子151のサイズに対応させ、例えば、発電素子151のサイズが1.2mmであれば、電極152の幅も1.2mmである。図3の場合、回路基板150上において、発電素子151と電極152とが構成されない領域は、透光性を有する領域である。なお、透光性とは、光が透過する性質を意味しており、入射した光を全て出射することを限定するものではない。以下における透光性も同様である。
[1−4.放熱部材]
放熱部材160は、発電素子151で発生する熱を放熱する機能を有する。なお、放熱部材160の材質は質量が小さく、かつ、熱伝導率の高いものがよく、例えばアルミニウムであるとよい。これにより、他の金属材料に比べ、熱伝導も保持しつつ、太陽光発電モジュール100の軽量化に寄与できる。さらに、放熱部材160はアルマイト処理することで熱輻射の効果を向上することができ、放熱効果を向上することができる。
本実施の形態では、発電素子151と放熱部材160とが熱的に接触している。なお、熱的に接触しているとは、直接接触していることに限らず、放熱する機能を有するように構成されることを意味する。具体的には、発電素子151と放熱部材160との間に放熱用グリスなどの放熱材を介して構成することも含む。
また、放熱部材160の形状は、電極152のパターンに対応している。そのため、図3に示すように、放熱部材160は複数の開口部を有している。開口部の形状は、後述のように、矩形、円または楕円などであり、図3には矩形における形状を示している。また、図3に示すように放熱部材160が格子形状を有している際、格子の幅は電極152の幅に対応させ、例えば、電極152の幅が1.2mmであれば、格子の幅も1.2mm程度とする。これにより、放熱部材160における複数の開口部内の領域には発電素子151および電極152を有しない構造となるため、回路基板150において発電素子151と電極152とが構成されない領域は、透光性を有する領域を有している。なお、開口部内に電極152の一部などを含めてもよいが、開口部内には少なくとも透光性を有する領域を設けるようにする。
例えば、電極152は5直列5並列からなる回路であり、かつ、幅が1.2mmであるとする。また、放熱部材160におけるX軸側の長さが91.6mm、Y軸側の長さが90.0mm、(すなわち、全体の面積は8244mm2)であり、かつ、図3のように格子形状を有しており、格子幅が2mmであるとする。この場合、放熱部材160は開口部を16個有し、1個あたりの開口部の面積は408mm2であるため、開口部全体の面積は6528mm2である。それゆえ、放熱板の全体の面積である8244mm2と比較すると、開口部面積比は約80%である。すなわち、放熱板の領域内においては約80%が透光性を確保している。したがって、太陽光発電モジュール100の背面の透光性を確保している。
[1−5.太陽光発電モジュール]
上記のように、太陽光発電モジュール100は、第1レンズアレイ120と支持体130とを有するレンズアレイ140と、回路基板150と、放熱部材160とを備える。図3に示すように、太陽光発電モジュール100の作製は、第1レンズアレイ120と支持体130とを有するレンズアレイ140と、回路基板150と、放熱部材160との各々を積層する。第1レンズアレイ120と支持体130とからレンズアレイ140を積層する際は、例えば第1レンズアレイ120と支持体130との境界に紫外線硬化用ボンドを塗布し、紫外線硬化することで接着する。また、レンズアレイ140と回路基板150とを積層する際は、例えば透光性を有し、透明であるアクリル樹脂からなる接着剤を接着面に塗布し、レンズアレイ140と回路基板150とを接着する。さらに、レンズアレイ140と回路基板150との接着の境界に紫外線硬化用ボンドを塗布し、紫外線硬化しても良い。また、回路基板150と放熱部材160との回路基板において積層する際にも、例えば紫外線硬化用ボンドを塗布し、紫外線硬化してもよい。
なお、第1レンズアレイ120と発電素子151との距離は、第1レンズアレイ120及び第2レンズアレイ130aの集光特性により決定されるが、一例として、31mm程度である。
[2.太陽光発電装置]
次に、本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100を備えた太陽光発電装置1について、図4〜6を参照しながら説明する。
図4は実施の形態に係る太陽光発電装置1および外部装置との構成を示す構成図である。図5は実施の形態に係る太陽光発電装置1における正面からの外観を示す模式図である。図6は、実施の形態に係る太陽光発電装置1における側面からの外観を示す模式図である。
図4に示すように、太陽光発電装置1は、発電部10と、情報通信部20と、制御部30と、駆動部40と、を有する。
発電部10は、透光性を有する太陽光発電モジュール100からなる。図5または図6に示すように、発電部は太陽光3を集光することで発電することができるとともに、透光性を有する太陽光発電モジュール100の下に植えられる栽培物2に対して透過光を供給することができる。
なお、発電部10は、太陽光発電モジュール100を複数組み合わせて形成する際は、隣り合う太陽光発電モジュール100との間には隙間を設けずに連結させておくとよい。これにより、太陽光発電モジュール100からの透過光を供給することができるとともに、より多くの太陽光発電モジュール100を太陽光発電装置1に設置することもできる。
情報通信部20は、外部装置からの情報を取得し、情報通信が可能なデバイスからなる。情報通信部20では発電に必要な日射量または時刻、さらには、発電部10によって得られた電流値、電圧値、曲線因子、光電変換効率、発電量などを取得する。特に、情報通信部20は、直達光に関する情報を取得する。なお、直達光に関する情報とは、取得する時間における直達日射量が最大として得られた直達光の方向または取得時間における直達光の光放射照度を示す情報である。また情報通信手段は無線であっても有線であってもよい。
制御部30は、太陽光発電装置1の全体を制御し、情報制御部310と、駆動制御部320を含む。情報制御部310は情報通信部20による情報取得を制御する。例えば、情報制御部310は、一定時間おきに情報通信部20に対して情報取得を要求し、駆動制御部320へと命令する。駆動制御部320は、情報制御部310に基づいて、太陽光発電装置1において太陽光発電モジュール100が設置される領域の角度を駆動部40より制御する。
駆動部40は、太陽光発電装置1において太陽光発電モジュール100が設置される領域の角度を変更することができ、方位角駆動部410と仰角駆動部420とを含む。図5または図6に示すように、駆動部40は支柱と太陽光発電モジュール100との間に有する。特に図6に示すように、方位角駆動部410は方位角411を駆動し、仰角駆動部420は仰角421を駆動する。
上記により、本実施の形態に係る太陽光発電装置1は太陽光3を追尾することもできる。これにより、太陽光発電モジュール100における光入射面121aに対して垂直に太陽光を受光すること、すなわち、直達光と垂直となる面で受光することが日中の多くの時間で可能となる。また、本実施の形態に係る太陽光発電モジュール100は、第1レンズアレイ120、支持体130がアクリル樹脂により形成され、さらに、放熱部材160をAl材料により形成されることで軽量である。すなわち、太陽光発電装置1は、駆動に必要な電力も低減できるため、太陽光発電装置全体としての稼働性を向上させることができる。
また、図4に示すように、太陽光発電装置1は、周辺装置とも接続する。周辺装置は、例えば、日射計21およびタイマー22と接続される制御装置23と、接続箱24と、パワーコンディショナ25と、分電盤26と、公共配電27と、給電装置28を含む。
日射計21は、太陽光から得られる日射量を計測するものであり、特に直達光の日射量を得られるものが望ましい。また、タイマー22は現在時刻または一定の時間間隔を計測する。制御装置23は例えばコンピューターであり、日射計21およびタイマー22を制御し、情報通信部20との間で情報を送受信する。また、制御装置23は、発電部10における電気特性、すなわち、電流値、電圧値、曲線因子、光電変換効率、発電量などを計測する計測装置をも含む。
なお、日射計21、タイマー22、制御装置23のそれぞれを独立な装置として説明したが、これに限定されず、日射計21、タイマー22、制御装置23のいずれか、もしくは、全てが一体の装置であってもよい。一方で、制御装置23は計測装置をも含むとしたが、制御装置23と計測装置が独立した状態で互いに接続されていてもよい。
接続箱24は、発電部10で得られた直流電流をパワーコンディショナ25に電送する。なお、接続箱24には、逆流防止ダイオード、開閉器、遮断器などを含むことが望ましい。
パワーコンディショナ25は、直流電流を交流電流に変換し、分電盤26へ電送する。
分電盤26は、交流電流を配電する。例えば、分電盤26は、公共の送配電線などである公共配電27、または、蓄電池などの給電装置28、と接続されて配電する。特に給電装置28と接続されることで、分電盤26を介して電気機器、特に農業用電気機器または電気自動車へ送電することもできる。また、分電盤26は、制御装置23と接続されることで、分電盤26を介して供給される電気の使用率など情報を制御装置23との間で通信してもよい。
なお、接続箱24と、パワーコンディショナ25と、分電盤26とのそれぞれを独立して説明したが、これに限定されず、接続箱24と、パワーコンディショナ25と、分電盤26とのいずれかが組み合わされた一体の装置であってもよい。
[3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る太陽光発電装置1は太陽光発電する発電部10と、太陽光における直達光の方向における情報を取得する情報通信部20と、直達光の方向における情報に対して制御する制御部30と、発電部10を駆動する駆動部40と、を備えており、太陽光発電装置1は、栽培物2が育成される農業用地上に配置され、発電部10は、透光性を有する回路基板150と、回路基板150上に太陽光を集光する集光部材と、を有し、制御部30は、情報通信部20からの情報に基づいて駆動部40を制御する。
図7は本実施の形態に係る太陽光発電装置1における、直達光の光放射照度と栽培物における光飽和点との関係の一例を示す図である。
太陽光発電モジュール100の背面において、直達日射光の光放射照度の4分の1が透過される場合、直達日射光の光放射照度が840W/m〜1000W/mであったとすれば、透過光4の光放射照度は210W/m〜250W/mである。
一方で、栽培物2における育成の条件として光飽和度というものがある。栽培物2の光合成では、光の強度が上がると光合成速度が速くなるが、ある光の強度以上になると飽和状態に達し、飽和状態より大きくなれば光合成速度が速くはならない。このことより、光飽和点は飽和状態の光強度のことである。栽培物2として、例えばイネ、ナス、レタス、シクラメンの光飽和点である、45000lx、40000lx、25000lx、15000lxに対して、それぞれを光放射照度に換算すると、約189W/m、約168W/m、約105W/m、約63W/mである。そのため、透過光4の光放射照度は、太陽光発電装置1の下の栽培物2に対して、栽培物2における光合成に有効な光を供給することも可能である。
したがって、本実施の形態に係る太陽光発電装置1は、発電の機能とともに、太陽光3の散乱光として透過光4を活用できる。そして、太陽光における直達光に関する情報があれば、太陽光発電装置1は栽培物2に対して適切な光を供給するための制御をすることができ、栽培物2の育成にも寄与することができる。
また、本実施の形態に係る情報通信部20は、外部から直達光に関する情報を取得し、情報制御部310からの要求に応じて、直達光に関する情報を送信する。
これにより、外部装置として、例えば、日射計21やタイマー22などと接続されることで、情報制御部310において一定の時間間隔で直達光に関する情報を送信する要求があれば、情報通信部20はタイマー22より一定間隔を設定し、日射計21から直達日射量を送信するができる。また、情報を外部から取得する構成であるため、情報制御部310内で直達日射光に関連する全てのデータを格納しておく必要が無いため、情報制御部310における負荷を軽減することができる。
また、本実施の形態に係る駆動部40は、仰角に対して制御する仰角駆動部420と、方位角に対して制御する方位角駆動部410と、を有する。
これにより、駆動部40は、仰角および方位角の2軸方向によって、発電部10を直達光の方向に駆動できるため、直達光の方向に対して、仰角または方位角のいずれかの1軸方向によって駆動するよりも高精度で駆動することができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の態様に係る集光型の太陽光発電モジュール100について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
その他、実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本開示の主旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
上記実施の形態では、太陽光発電モジュール100における光入射面121aに対して垂直に太陽光3を受光するとしたが、これに限定されない。例えば、発電部10が複数の太陽光発電モジュール100からなる場合には、組み立てにおいて±1度程度のバラつきが生じることによって、光入射面121aにおける垂直方向から角度をずらした方が発電特性を向上させられることがある。また、太陽光発電装置1における追尾精度が±1度程度のバラつきが生じることによっても同様である。図8は太陽光発電装置1における動作の一例を示すフロー図である。
まず、太陽光発電装置1は動作を開始すると、情報通信部20により直達光に関する情報を取得する(S1001)。なお、直達光に関する情報とは、取得する時間における直達日射量が最大として得られた直達光の方向または取得時間における直達光の光放射照度を示す情報である。また、動作の開始は、例えば、ユーザーが太陽光発電装置1を起動させたとき、または、ユーザーから情報の取得の要求があったとき、タイマー22によって指定された時間により情報の取得の要求があったときである。
情報を取得後、制御部30は、指定範囲内で駆動部40を制御し、各角度における発電部10の発電特性を計測するよう、情報通信部20に要求し、計測する(S1002)。なお、指定範囲内とは直達光を中心とした仰角または方位角の範囲であり、例えば、直達光の方向に対する±3度以内を意味する。この場合、−3度から0.1度ずつ発電特性を計測していき、+3度まで順に計測していく。また、情報通信部20は、制御部30からの要求に基づき、制御装置23に対して、指定範囲内における計測の要求とともに、計測後に計測結果の情報を制御装置23より取得する。
そして、制御部30は、指定範囲内において全て計測済みであるか判断する(S1003)。指定範囲内において全て計測済みであると判断した場合、指定範囲内において最も電気特性が良い方位に駆動部40を制御する(S1004)。制御後、新たに、動作への開始の要求があるまで終了する(S1005)
一方、指定範囲内において全て計測済みでないと判断した場合には、発電特性の再計測を行う(S1006)。なお、再計測しても指定範囲内において全て計測済みでないと判断した場合には、動作を強制的に終了してもよい。
以上の動作によって、太陽光発電装置1における発電部10の発電特性をより向上させつつ、栽培物2に対しても透過光を供給することができる。
また、太陽光発電装置1は、栽培物2または発電部10に対して水を散水する散水部をさらに備えても良い。図9は、散水部500を備えた太陽光発電装置1における正面からの外観を示す模式図である。図10は、散水部500を備えた太陽光発電装置1における側面からの外観を示す模式図である。
図9または図10に示すように、太陽光発電装置1は、太陽光発電モジュール100における光入射面121a側に散水部500を備えることで、光入射面側に付着する砂などの汚れを除去することができ、発電部10の発電能力の維持に寄与することができる。また、太陽光発電装置1は、太陽光発電モジュール100における背面側においても散水部500を備えることで、栽培物2に対しても水を供給することができ、栽培物2の育成に寄与することができる。なお、散水部500は雨水などを使用する場合には、直接使用せずに浄化装置などを介して使用するとよい。これにより、太陽光発電モジュール100におけるレンズアレイ140に反射防止膜などが覆われている場合には、酸性雨による反射防止膜の剥がれなどの影響を抑制することができる。
また、太陽光発電装置1は、栽培物2を撮像するための撮像部600を設けてもよい。図11は、撮像部を備えた太陽光発電装置における正面からの外観を示す模式図である。図11に示すように、栽培物2を撮像している場合、撮像部600は栽培物2の育成状況を監視できる。また、撮像部600が撮像領域の光強度を検出する機能を有していれば、制御部30は栽培物2における光強度に基づいて駆動部40を駆動するように制御してもよい。また、撮像部600は可動であってもよい。これにより、栽培物にとって適切な光を供給するための精度を向上させることができる。
また、上記実施の形態では、太陽光発電モジュール100において底部131は平板状である例について説明したが、これに限定されない。底部131は、例えば、第2レンズ132を有しておらず、かつ、貫通孔が形成されていてもよい。例えば、底部131における第2レンズ132に対応する位置に貫通孔が形成されていてもよい。言い換えると、底部131における第1レンズ121に対応する位置に貫通孔が形成されていてもよい。この場合、第1レンズ121と貫通孔とは一対一に形成される。
本開示の一態様に係る太陽光発電システムは、太陽光発電するとともに、太陽光発電装置の下へ透過光を制御する装置に適用可能である。例えば、農業用地における営農型の太陽光発電システムに有効である。
1、1c 太陽光発電装置
10、10c 発電部
20 情報通信部
21 日射計
22 タイマー
23 制御装置
24 接続箱
25 パワーコンディショナ
26 分電盤
27 公共配電
28 給電装置
30 制御部
40 駆動部
100 太陽光発電モジュール
120 第1レンズアレイ
121 第1レンズ
121a 光入射面
121b 光出射面
122 凸部
130 支持体
130a 第2レンズアレイ
131 底部
132 第2レンズ
133 壁部
134 仕切り壁
134a 外側仕切り壁
134b 内側仕切り壁
140 レンズアレイ
150 回路基板
151 発電素子
152 電極
160 放熱部材
310 情報制御部
320 駆動制御部
410 方位角駆動部
411 方位角
420 仰角駆動部
421 仰角
500 散水部
600 撮像部

Claims (7)

  1. 太陽光発電する発電部と、
    太陽光における直達光に関する情報を取得する情報通信部と、
    太陽光発電装置を制御する制御部と、
    前記発電部を駆動する駆動部と、を備える前記太陽光発電装置において、
    前記太陽光発電装置は、栽培物が育成される農業用地に配置され、
    前記発電部は、
    透光性を有する回路基板と、
    前記回路基板に太陽光を集光する集光部材と、を有し、
    前記制御部は、
    前記情報通信部からの前記情報に基づいて前記駆動部を制御する、
    太陽光発電システム。
  2. 前記情報通信部は、
    情報通信可能な外部装置から前記情報を取得し、
    前記制御部からの要求に応じて、前記情報を送信する、
    請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記駆動部は、
    仰角に対して制御する仰角駆動部と、
    方位角に対して制御する方位角駆動部と、を有する、
    請求項1または2に記載の太陽光発電システム。
  4. 前記栽培物における光飽和点は200W/m以下である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  5. 前記太陽光発電装置は、
    さらに前記栽培物を撮像する撮像部を備える、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  6. 前記太陽光発電装置は、
    さらに前記発電部における光入射面、または、前記栽培物に対して散水する散水部を備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
  7. 前記発電部で発電した直流電流を送電する接続箱と、
    前記接続箱からの直流電流を交流電流に変換して送電するパワーコンディショナと、
    前記パワーコンディショナからの電気を分電する分電盤と、を備え、
    前記分電盤において、公共配電、または、前記農業用地に設置される給電装置、に対して電力を供給する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の太陽光発電システム。
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WO2023223434A1 (ja) * 2022-05-17 2023-11-23 オムロン株式会社 電力供給システム、全負荷分電盤、電力供給装置、電力供給装置の電力供給制御方法、電力供給路、電力変換装置及び接続方法

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