JP2021164005A - 画像復号装置、画像復号方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のビットストリームを結合するときに矩形とならない場合であっても、コンテンツの存在しないフィラーとなるサブピクチャ機能によってピクチャの復号することができない機能によって復号を行うこと。【解決手段】画像復号装置200は、符号化データを復号してサブピクチャのレイアウト情報を導出するように構成されているサブピクチャレイアウト導出部211と、符号化データを復号してサブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別するように構成されている充填スライス識別部212と、レイアウト情報及び充填スライス識別部211による識別結果に基づいて符号化データを復号してスライスデータを再構築するように構成されているスライス復号部213とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、画像復号装置、画像復号方法及びプログラムに関する。
特許文献1に記載の次世代動画像符号化方式であるVVC(Versatile Video Coding)におけるサブピクチャは、ピクチャ内の1又は複数のスライスから構成される矩形領域であり、例えば、図10に示すように、ピクチャは、複数の矩形領域であるサブピクチャによって重複無く完全に覆われる。
さらに、非特許文献1には、サブピクチャごとにビットストリームを取り出す手順が開示されている。かかる手順を利用すると、異なるビットストリームから所望の領域に対応するサブピクチャのビットストリームを抽出し、さらに、複数のサブピクチャをピクチャとなるように結合することで、新しいビットストリームを生成することができる。
例えば、キューブマップ方式の360°映像において、視野領域を含むサブピクチャと、それ以外のサブピクチャとで、異なる解像度のビットストリームを、再エンコードすること無く生成可能となる。
ITU-T H.265 High Efficiency Video Coding Versatile Video Coding(Draft 8)
しかしながら、次世代動画像符号化方式であるVVCでは、ピクチャ及びサブピクチャの形状が矩形であるという制約から、ビットストリームの分離及び結合を行いたい場合に、どのようにサブピクチャを配置しても重複無く完全に覆うピクチャとならない場合があるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、複数のビットストリームを結合するときに矩形とならない場合であっても、コンテンツの存在しないフィラーとなるサブピクチャ機能によってピクチャの復号を行うことができる画像復号装置、画像復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、符号化データを復号するように構成されている画像復号装置であって、記符号化データを復号して、サブピクチャのレイアウト情報を導出するように構成されているサブピクチャレイアウト導出部と、前記符号化データを復号して、前記サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別するように構成されている充填スライス識別部と、前記レイアウト情報及び前記充填スライス識別部による識別結果に基づいて、前記符号化データを復号してスライスデータを再構築するように構成されているスライス復号部とを備えることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、画像復号方法であって、符号化データを復号して、サブピクチャのレイアウト情報を導出する工程と、前記符号化データを復号して、前記サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別する工程と、前記レイアウト情報及び前記識別結果に基づいて、前記符号化データを復号してスライスデータを再構築する工程とを有することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、符号化データを復号するように構成されている画像復号装置として機能させるプログラムであって、前記画像復号装置は、前記符号化データを復号して、サブピクチャのレイアウト情報を導出するように構成されているサブピクチャレイアウト導出部と、前記符号化データを復号して、前記サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別するように構成されている充填スライス識別部と、前記レイアウト情報及び前記充填スライス識別部による識別結果に基づいて、前記符号化データを復号してスライスデータを再構築するように構成されているスライス復号部とを備えることを要旨とする。
本発明によれば、複数のビットストリームを結合するときに矩形とならない場合であっても、コンテンツの存在しないフィラーとなるサブピクチャ機能によってピクチャの復号を行うことができる画像復号装置、画像復号方法及びプログラムを提供することができる。
一実施形態に係る画像処理システム1の構成の一例を示す図である。 一実施形態に係る画像符号化装置100の機能ブロックの一例を示す図である。 一実施形態に係る画像符号化装置100のエントロピー符号化部104の機能ブロックの一例を示す図である。 一実施形態に係る画像処理システム1で用いられるシンタックスの一例を示す図である。 一実施形態に係る画像復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。 一実施形態に係る画像復号装置200のエントロピー復号部201の機能ブロックの一例を示す図である。 一実施形態に係る画像処理システム1で用いられるシンタックスの一例を示す図である。 一実施形態に係る符号化データ変換システム2の構成の一例を示す図である。 一実施形態において、6面から構成されるキューブマップ方式の360°映像を対象に符号化データを抽出・結合する場合の一例を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら、説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理システム1の機能ブロックの一例を示す図である。画像処理システム1は、動画像を符号化して符号化データを生成する画像符号化装置100と、画像符号化装置100により生成された符号化データを復号する画像復号装置200とを備える。画像符号化装置100と画像復号装置200との間では、上述の符号化データが、例えば、伝送路を介して送受信される。
<画像符号化装置100>
図2は、画像符号化装置100の機能ブロックの一例を示す図である。図2に示すように、画像符号化装置100は、インター予測部101と、イントラ予測部102と、変換・量子化部103と、エントロピー符号化部104と、逆変換・逆量子化部105と、減算部106と、加算部107と、インループフィルタ部108と、フレームバッファ109と、ブロック分割部110と、ブロック統合部111とを備える。
ブロック分割部110は、入力画像の画面全体を同一正方形に分割し、更に四分木等により再帰的に分割した画像(分割画像)を出力するように構成されている。
インター予測部101は、ブロック分割部110によって入力された分割画像及びフレームバッファ109から入力されるフィルタ後局所復号画像を用いて、インター予測を行ってインター予測画像を生成して出力するように構成されている。
イントラ予測部102は、ブロック分割部110によって入力された分割画像及び後述のフィルタ前局所復号画像を用いて、イントラ予測を行ってイントラ予測画像を生成して出力するように構成されている。
変換・量子化部103は、減算部106から入力される残差信号に対して直交変換処理を行い、かかる直交変換処理により得られる変換係数に対して量子化処理を行い、かかる量子化処理により得られる量子化されたレベル値を出力するように構成されている。
エントロピー符号化部104は、変換・量子化部103から入力される量子化されたレベル値、変換ユニットサイズ及び変換サイズをエントロピー符号化して符号化データとして出力するように構成されている。
逆変換・逆量子化部105は、変換・量子化部103から入力される量子化されたレベル値に対して逆量子化処理を行い、かかる逆量子化処理により得られた変換係数に対して逆直交変換処理を行い、かかる逆直交変換処理により得られる逆直交変換された残差信号を出力するように構成されている。
減算部106は、ブロック分割部110によって入力された分割画像とイントラ予測画像或いはインター予測画像との差分である残差信号を出力するように構成されている。
加算部107は、逆変換・逆量子化部105から入力される逆直交変換された残差信号とイントラ予測画像或いはインター予測画像とを加算して得られる分割画像を出力するように構成されている。
ブロック統合部111は、加算部107から入力される分割画像を統合することで得られたフィルタ前局所復号画像を出力するように構成されている。
インループフィルタ部108は、ブロック統合部111から入力されるフィルタ前局所復号画像に対して、デブロッキングフィルタ処理等のインループフィルタ処理を適用してフィルタ後局所復号画像を生成して出力するように構成されている。ここで、フィルタ前局所復号画像は、逆直交変換された残差信号とイントラ予測画像或いはインター予測画像とを加算して得られる信号である。
フレームバッファ109は、フィルタ後局所復号画像を蓄積し、適宜、フィルタ後局所復号画像としてインター予測部101に供給する。
以下、図3を参照して、本実施形態に係る画像符号化装置100のエントロピー符号化部104について説明する。図3は、本実施形態に係る画像符号化装置100のエントロピー符号化部104の一部の機能ブロックの一例を示す図である。
エントロピー符号化部104は、充填スライスから構成されるサブピクチャを導出するように構成されている。具体的には、図3に示すように、エントロピー符号化部104は、サブピクチャレイアウト決定部121と、充填スライス判定部122と、スライス符号化部123とを備える。
サブピクチャレイアウト決定部121は、シーケンスレベルでシグナリングするサブピクチャのレイアウトを決定し、決定したレイアウトに係るレイアウト情報を出力するように構成されている。
充填スライス判定部122は、各サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかについて判定し、かかる判定結果を出力するように構成されている。
スライス符号化部123は、スライス単位でビットストリームを符号化して、スライスデータとして出力するように構成されている。
ここで、スライス符号化部123は、サブピクチャレイアウト決定部121によって決定されるレイアウト情報及び充填スライス判定部122による判定結果に基づいて、該当スライスが充填スライスでない場合には、該当スライスに対応するビットストリームを、非特許文献1に記載されたスライス復号処理に準拠して符号化してスライスデータとして出力するように構成されている。
一方、スライス符号化部123は、サブピクチャレイアウト決定部121によって決定されるレイアウト情報及び充填スライス判定部122による判定結果に基づいて、該当スライスが充填スライスである場合には、該当スライスにおいて充填スライス用のスライスデータとして符号化して出力するように構成されている。
充填スライス用のスライスデータとして、イントラスライスが最大CUサイズから分割せず、イントラ予測モードがINTRA_PLANARであり、残差信号がないことを示すビットストリームとしてもよい。また、充填スライス用のスライスデータとして、インタースライスが最大CUサイズから分割せず、動きベクトルがマージモードのマージインデックス0であり、残差信号がないことを示すビットストリームとしてもよい。
図4に、サブピクチャレイアウト決定部121によって決定されるレイアウト情報及び充填スライス判定部122による判定結果を含むシンタックスの一例を示す。なお、かかるシンタックスは、エントロピー符号化部104(スライス符号化部123)によって符号化される。
図4において、subpics_present_flagは、ピクチャが1個以上のサブピクチャから構成されていることを示すフラグである。
図7において、filler_slice_subpic_present_flagは、シーケンス中に充填スライスから構成されるサブピクチャの有無を示すフラグである。例えば、filler_slice_subpics_present_flagの値が「1」である場合(有効である場合)には、シーケンス中に充填スライスから構成されるサブピクチャが存在することを示し、filler_slice_subpics_present_flagの値が「0」である場合(無効である場合)には、シーケンス中に充填スライスから構成されるサブピクチャが存在しないことを示す。
図4において、subpic_ctu_top_left_x[i]は、サブピクチャを構成する左上の水平方向のCTU単位における座標値であり、subpic_ctu_top_left_y[i]は、サブピクチャを構成する左上の垂直方向のCTU単位における座標値である。
図4において、subpic_width_minus_1[i]は、サブピクチャを構成する水平方向のCTUの個数であり、subpic_height_minus_1[i]は、サブピクチャを構成する垂直方向のCTUの個数である。
図4において、subpic_treated_as_pic_flag[i]は、ループフィルタ処理を除いて、サブピクチャをピクチャとして復号処理を適用するかどうかを示すフラグであり、loop_filter_across_subpic_enabled_flag[i]は、ループフィルタ処理をサブピクチャ境界に適用するかもしれないことを示すフラグである。
図4において、filler_slice_subpic_flag[i]は、各サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかについて示すフラグである。例えば、filler_slice_subpic_flag[i]の値が「1」である場合は、該当スライスが充填スライスであることを示し、filler_slice_subpic_flag[i]の値が「1」である場合は、該当スライスが充填スライスでないことを示す。
ここで、filler_slice_subpic_flag[i]が、充填スライス判定部122による判定結果に対応する。
なお、図4におけるsubpic_ctu_top_left_x[i]、subpic_ctu_top_left_y[i]、subpic_width_minus_1[i]及びsubpic_height_minus_1[i]が、上述のレイアウト情報に対応する。
<画像復号装置200>
図5は、本実施形態に係る画像復号装置200のブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係る画像復号装置200は、エントロピー復号部201と、逆変換・逆量子化部202と、インター予測部203と、イントラ予測部204と、加算部205と、インループフィルタ部206と、フレームバッファ207と、ブロック統合部208とを備える。
エントロピー復号部201は、符号化データをエントロピー復号し、量子化されたレベル値や、画像符号化装置100で生成された動き補償方式等を出力するように構成されている。
逆変換・逆量子化部202は、エントロピー復号部201から入力される量子化されたレベル値に対して逆量子化処理を行い、かかる逆量子化処理により得られた結果に対して逆直交変換処理を行って残差信号として出力するように構成されている。
インター予測部203は、フレームバッファ207から入力されるフィルタ後局所復号画像を用いて、インター予測を行ってインター予測画像を生成して出力するように構成されている。
イントラ予測部204は、加算部205から入力されるフィルタ前局所復号画像を用いて、イントラ予測を行ってイントラ予測画像を生成して出力するように構成されている。
加算部205は、逆変換・逆量子化部202から入力される残差信号と予測画像(インター予測部203から入力されるインター予測画像或いはイントラ予測部204から入力されるイントラ予測画像)とを加算して得られる分割画像を出力するように構成されている。
ここで、予測画像とは、インター予測部203から入力されるインター予測画像及びイントラ予測部204から入力されるイントラ予測画像のうち、エントロピー復号により得られた予測方法により算出された予測画像のことである。
ブロック統合部208は、加算部205から入力される分割画像を統合することで得られたフィルタ前局所復号画像を出力するように構成されている。
インループフィルタ部206は、ブロック統合部208から入力されるフィルタ前局所復号画像に対してデユニットフィルタ処理等のインループフィルタ処理を適用してフィルタ後局所復号画像を生成して出力するように構成されている。
フレームバッファ207は、インループフィルタ206から入力されるフィルタ後局所復号画像を蓄積し、適宜、フィルタ後局所復号画像としてインター予測部203に供給するとともに、復号済み画像として出力するように構成されている。
以下、図6を参照して、本実施形態に係る画像復号装置200のエントロピー復号部201について説明する。
エントロピー復号部201は、充填スライスから構成されるサブピクチャを導出するように構成されている。図6に示すように、エントロピー復号部201は、サブピクチャレイアウト導出部211と、充填スライス識別部212と、スライス復号部213とを備える。
サブピクチャレイアウト導出部211は、シーケンスレベルでシグナリングされたシンタックスを復号して、かかるシンタックスに基づいて、サブピクチャのレイアウト情報を導出するように構成されている。
充填スライス識別部212は、サブピクチャレイアウト導出部211と同様に、シーケンスレベルでシグナリングされたシンタックスを復号して、かかるシンタックスに基づいて、各サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別するように構成されている。
かかるシンタックスは、符号化データに含まれており、図4に示すシンタックスと同一である。
スライス復号部213は、サブピクチャレイアウト導出部211によって導出されたレイアウト情報及び充填スライス識別部212による識別結果に基づいて、符号化データを復号してスライスデータを再構築するように構成されている。
具体的には、スライス復号部213は、サブピクチャレイアウト導出部211によって導出されたレイアウト情報及び充填スライス識別部212による識別結果に基づいて、該当スライスが充填スライスでないと判断した場合には、非特許文献1に記載されたスライス復号処理に準拠して復号してスライスデータを再構築するように構成されている。
一方、スライス復号部213は、サブピクチャレイアウト導出部211によって導出されたレイアウト情報及び充填スライス識別部212による識別結果に基づいて、該当スライスが充填スライスであると判断した場合には、該当スライスにおいて充填スライス用のスライスデータとして復号して出力するように構成されている。
本実施形態によれば、複数のビットストリームを結合するときに矩形とならない場合においても、充填スライスから構成されるサブピクチャを導入することで、矩形のピクチャとして画像復号装置200で復号可能となる。
また、本実施形態によれば、サブピクチャ単位で復号できる画像復号装置200で復号すべき処理量を削減できる。
さらに、本実施形態によれば、ビットストリームの抽出及び結合において、多重化レイヤにおいて充填スライスの除去及び追加が可能となる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態に係る画像処理システム1について、上述の第1実施形態に係る画像処理システム1との相違点に着目して説明する。
本発明の第2実施形態に係るスライス復号部213は、サブピクチャレイアウト導出部211によって導出されたレイアウト情報及び充填スライス識別部212による識別結果に基づいて、該当スライスが充填スライスであると判断した場合には、当該スライスを以下の符号化データであるとみなして、非特許文献1に記載されたスライス復号処理に準拠して復号してスライスデータを再構築するように構成されている。
具体的には、スライス種別はイントラであり、CUサイズは最大サイズである、イントラ予測モードはINTRA_PLANARであり、残差信号は無しである、とする。
(第3実施形態)
以下、図7を参照して、本発明の第3実施形態に係る画像処理システム1について、上述の第1実施形態に係る画像処理システム1との相違点に着目して説明する。
本発明の第3実施形態に係る画像符号化装置100において、サブピクチャレイアウト決定部121は、シーケンスにおいて充填スライス機能を利用するかどうかを決定し、かかる決定結果を出力するように構成されている。
充填スライス機能が利用されないと決定された場合には、充填スライス判定部122は、上述の判定を行わないように構成されている。
図7に、サブピクチャレイアウト決定部121による決定結果を含むシンタックスの一例を示す。
図7において、filler_slice_subpic_present_」flagは、シーケンスにおいて充填スライス機能を利用するかどうかを示すフラグである。filler_slice_subpic_present_」flagは、サブピクチャレイアウト決定部121による決定結果に対応する。
本発明の第3実施形態に係る画像復号装置200において、サブピクチャレイアウト導出部211は、上述のシンタックスに基づいて、シーケンスにおいて充填スライス機能を利用するかどうかを導出するように構成されている。
充填スライス機能が利用されないと決定された場合には、充填スライス識別部212は、上述の識別を行わないように構成されている。
本実施形態によれば、充填スライスの有無をシグナリングするための符号化性能が改善する。
(第4実施形態)
以下、本発明の第4実施形態に係る画像処理システム1について、上述の第1実施形態に係る画像処理システム1との相違点に着目して説明する。
本実施形態に係る画像符号化装置100において、スライス符号化部123は、サブピクチャレイアウト決定部121によって決定されるレイアウト情報及び充填スライス判定部122による判定結果に基づいて、該当スライスが充填スライスである場合には、特定の値で充填されたスライスデータとして符号化して出力するように構成されている。
本実施形態に係る画像復号装置200において、スライス復号部213は、サブピクチャレイアウト導出部211によって導出されたレイアウト情報及び充填スライス識別部212による識別結果に基づいて、該当スライスが充填スライスであると判断した場合には、特定の値で充填されたスライスデータとして復号して出力するように構成されている。
本実施形態によれば、充填スライスの特性を反映した軽量な復号手順を提供可能となる。
(第5実施形態)
以下、図8を参照して、本発明の第5実施形態に係る符号化データ変換システム2について説明する。
符号化データ変換システム2は、複数の動画像の符号化データを入力してシステム外から指定されたサブピクチャに対応する符号化データを出力する符号化データ抽出装置21と、出力された符号化データを入力してサブピクチャを組み合わせてピクチャとして符号化データを出力する符号化データ結合装置22とを備える。
符号化データ結合装置22は、ピクチャが矩形であり且つサブピクチャで完全に覆われており、且つ、サブピクチャ同士の重複がないという要件を実現した符号化データを出力するように構成されている。
ここで、符号化データ結合装置22は、入力されたサブピクチャを組み合わせても上述の要件を満たせない場合、任意個数の充填スライスから構成されるサブピクチャを追加して、上述の要件を満たす符号化データを出力するように構成されている。
具体的には、図9に示すように、6面から構成されるキューブマップ方式の360°映像を対象に、符号化データを抽出・結合する場合がある。図9における文字は、キューブマップ方式の各面の位置と向きを表しており、Lは左面、Rは右面、Fは正面、Botは下面、Bacは背面、Topは上面を、それぞれ意味する。また、Filは、本発明による充填スライスである。
かかる場合、図9の左列に示すように、高解像度、中解像度及び低解像度の3種類の符号化データを予め生成しておけば、符号化データ変換システム2は、視野領域及び伝送帯域に応じて、図9の右列に示すように、動的に符号化データを抽出及び結合することができる。
例えば、図9における面ごとの解像度として、1024×1024画素、768×768画素、512×512画素とする。
ここで、図9右列上部に示すように、符号化データ結合装置22は、視野領域に対応する2面については高解像度のサブピクチャから構成され、それ以外の4面については低解像度のサブピクチャから構成されるピクチャを生成すると、全体としては、2048×1536画素のピクチャを生成することになる。
また、ここで、図9右列下部に示すように、符号化データ結合装置22は、視野領域に対応する2面についての中解像度のサブピクチャ、それ以外の4面についての低解像度のサブピクチャ、256×512画素の2個の充填スライス、512×256画素の充填スライスから構成されるピクチャを生成すると、全体としては、2048×1280画素のピクチャを生成することになる。
このように、充填スライスを導入することで、符号化データの抽出及び結合におけるサブピクチャ解像度の選択自由度を向上することができる。
上述の画像符号化装置100及び画像復号装置200は、コンピュータに各機能(各工程)を実行させるプログラムであって実現されていてもよい。
なお、上述の各実施形態では、本発明を画像符号化装置100及び画像復号装置200への適用を例にして説明したが、本発明は、これのみに限定されるものではなく、画像符号化装置100及び画像復号装置200の各機能を備えた画像符号化システム及び画像復号システムにも同様に適用できる。
1…画像処理システム
100…画像符号化装置
101、203…インター予測部
102、204…イントラ予測部
103…変換・量子化部
104…エントロピー符号化部
105、202…逆変換・逆量子化部
106…減算部
107、205…加算部
108、206…インループフィルタ部
109、207…フレームバッファ
110…ブロック分割部
111、208…ブロック統合部
121…サブピクチャレイアウト決定部
122…充填スライス判定部
123…スライス符号化部
200…画像復号装置
201…エントロピー復号部
211…サブピクチャレイアウト導出部
212…充填スライス識別部
213…スライス復号部
2…符号化データ変換システム
21…符号化データ抽出装置
22…符号化データ結合装置

Claims (6)

  1. 符号化データを復号するように構成されている画像復号装置であって、
    前記符号化データを復号して、サブピクチャのレイアウト情報を導出するように構成されているサブピクチャレイアウト導出部と、
    前記符号化データを復号して、前記サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別するように構成されている充填スライス識別部と、
    前記レイアウト情報及び前記充填スライス識別部による識別結果に基づいて、前記符号化データを復号してスライスデータを再構築するように構成されているスライス復号部とを備えることを特徴とする画像復号装置。
  2. 前記サブピクチャレイアウト導出部は、シーケンス中に前記充填スライスから構成されるサブピクチャの有無を示すフラグを復号し、
    前記充填スライス識別部は、前記フラグが有効である場合にのみ、前記識別を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像復号装置。
  3. 前記スライス復号部は、前記スライスが充填スライスであると判断した場合には、特定の値で充填されたスライスデータとして復号して出力するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像復号装置。
  4. 前記スライス復号部は、前記スライスが前記充填スライスであると判断した場合には、特定の符号化データとして復号して前記スライスデータを出力するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像復号装置。
  5. 符号化データを復号して、サブピクチャのレイアウト情報を導出する工程と、
    前記符号化データを復号して、前記サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別する工程と、
    前記レイアウト情報及び前記識別結果に基づいて、前記符号化データを復号してスライスデータを再構築する工程とを有することを特徴とする画像復号方法。
  6. コンピュータを、符号化データを復号するように構成されている画像復号装置として機能させるプログラムであって、
    前記画像復号装置は、
    前記符号化データを復号して、サブピクチャのレイアウト情報を導出するように構成されているサブピクチャレイアウト導出部と、
    前記符号化データを復号して、前記サブピクチャを構成する各スライスが充填スライスであるかを識別するように構成されている充填スライス識別部と、
    前記レイアウト情報及び前記充填スライス識別部による識別結果に基づいて、前記符号化データを復号してスライスデータを再構築するように構成されているスライス復号部とを備えることを特徴とするプログラム。
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