JP2021163499A - 拡張現実システム - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザに関心のある広告を提供する拡張現実システムを提供する。【解決手段】拡張現実システム１において、ユーザ端末３は、検索語に関連する検索結果を取得する情報検索部と、検索結果に応じた情報と、検索結果に関連する広告とを、現実空間の情報に重ねて出力させる情報出力部と、を備える。また、位置情報を取得する位置測定部をさらに備える。情報出力部は、位置情報に関連する検索結果に応じた情報と、検索結果に関連する広告とを、現実空間の情報に重ねて出力させる。【選択図】図５

Description

本発明は、拡張現実システムに関する。

拡張現実形態のガイド情報を提供することが行われている（特許文献１参照）。

特許第６１００４９６号明細書

拡張現実形態のガイド情報を用いているときには広告を表示することができない。

本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、拡張現実空間に広告を提供することができる技術を提供することを目的とする。

上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、拡張現実システムであって、検索語に関連する検索結果を取得する情報検索部と、前記検索結果に応じた情報と、前記検索結果に関連する広告とを、現実空間の情報に重ねて出力させる情報出力部と、を備えることを特徴とする。

その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。

本発明によれば、拡張現実空間に広告を提供することができる。

本実施形態に係る広告システムの全体構成図である。 本実施形態に係る広告システムのシステム構成図である。 ユーザ端末３が広告を受信するプロセスを示すフローチャートである。 本実施形態に係る拡張現実システムにおける拡張現実コンテンツの表示に関する説明図である。 第２実施形態に係る拡張現実システムのシステム構成図である。

＜発明の概要＞
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
［項目１］
検索語に関連する検索結果を取得する情報検索部と、
前記検索結果に応じた情報と、前記検索結果に関連する広告とを、現実空間の情報に重ねて出力させる情報出力部と、
を備えることを特徴とする拡張現実システム。
［項目２］
項目１に記載の拡張現実システムであって、
位置情報を取得する位置測定部をさらに備え、
前記情報出力部は、前記位置情報に関連する検索結果に応じた情報と、前記検索結果に関連する広告とを、現実空間の情報に重ねて出力させること、
を特徴とする拡張現実システム。
［項目３］
項目１に記載の拡張現実システムであって、
前記情報出力部は、さらに前記広告と関連する情報及び広告のうち少なくとも一方を現実空間の情報に重ねて出力させること、
を特徴とす拡張現実システム。

本発明の実施形態に係る拡張現実システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。以下の説明では、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

図１は、本実施形態に係る広告システムの全体構成図である。図２は、本実施形態に係る広告システムのシステム構成図である。広告システム１は、サービス側のサーバ２と、サーバ２とインターネットＩを介して双方向通信するユーザ端末３と、を含んで備えている。

サーバ２は、顧客に情報と広告を提供する機能を有しており、主にサーバ通信部２１と、記憶部２２と、情報提供部２３と、広告提供部２４と、を含んで備えている。

サーバ通信部２１は、顧客の端末等外部機器と通信可能な部分であり、例えば無線通信手段であってもよい。

記憶部２２は、様々な情報が記憶されているデータベースやプログラム等が記憶されている。データベースには、少なくとも拡張現実に関する情報が記憶されている情報DB２２ａと、拡張現実に用いられる広告が記憶されている広告ＤＢ２２ｂ等が含まれている。また、拡張現実に関する情報には、少なくとも飲食店や物販店等に関する情報（例えば、店名、住所、営業時間、商品等の情報）等が含まれている。また、拡張現実に用いられいる広告は、少なくとも飲食店や物販店に関する広告が含まれている。また、広告は、静止画、動画、仮想オブジェクトを含む視覚情報、音声情報、匂い情報、味覚情報、触覚情報等が含まれている。また、各広告には少なくとも１つの情報に紐づけされている。例えば、喫茶店の広告には、店名、住所、営業時間、メニュー等の情報が紐づけされている。

情報提供部２３は、ユーザ端末３から情報を検索するためのキーワードを受信すると、キーワードに関連する情報（検索結果）を記憶部２２の情報DB２２ａから抽出し、ユーザ端末３へ送信する機能を備えている。なお、情報提供部２３は、サーバ２の記憶部２２のみから情報を抽出するに限らず、他の検索エンジンのデータベース（インデックス）にアクセスして情報を抽出しても良い。

広告提供部２４は、情報提供部２３が抽出した検索結果に関連付けされている広告を広告ＤＢ２２ｂから抽出し、ユーザ端末３へ送信する機能を備えている。なお、広告提供部２４は、検索結果に限らず、ユーザ端末３から送信されたキーワードに関連付けされている広告を抽出してもよい。

ユーザ端末３は、例えばスマートフォン、タブレットやノートパソコンのような電子端末であってもよく、主に端末通信部３１と、カメラ３２と、入力部３３と、表示部３４と、情報検索部３５と、広告取得部３６、オブジェクト管理部３７と、情報出力部３８と、を含んで備えている。

端末通信部３１は、外部機器と通信可能な部分であり、例えば無線通信手段である。

カメラ３２は、撮影動作等を行う部分であり、光学像を電気信号に変換するＣＣＤやＣＭＯＳ素子等の撮像素子やシャッターを有している。また静止画のみに限らず動画像をも撮影することができる。

入力部３３は、例えば、タッチパネルやキーボード等のように、ユーザの操作を介して検索したいキーワード（検索語）を入力することができる。また、入力部３３は、手による操作のみならず、例えば音声による入力でもよい。

表示部３４は、例えば液晶モニタであり、各種情報を表示可能である。また、表示部３４は、入力部３３と一体であってもよい。

情報検索部３５は、入力部３３により入力されたキーワードをサーバ２へ送信し、検索結果をサーバ２から取得する機能を備えている。

広告取得部３６は、検索結果に関連する広告をサーバ２から取得する機能を備えている。

オブジェクト管理部３７は、例えば、仮想のキャラクターや日常用品等をモチーフにした仮想オブジェクトを生成し、仮想オブジェクトの属性や動作を制御する。

情報出力部３８は、様々な情報やデータを表示部３４に出力させる機能を備えている。また、情報出力部３８は、映像のみならず、音声情報、匂い情報、触覚情報、味覚情報等を出力する機能を備えている。

図３は、ユーザ端末３が広告を受信するプロセスを示すフローチャートである。図４は、本実施形態に係る拡張現実システムにおける拡張現実コンテンツの表示に関する説明図である。

まず、ステップＳ１として、ユーザＵは、ユーザ端末３において拡張現実モードを起動させる。拡張現実モードとは、ユーザ端末３のカメラ３２が起動されており、カメラ３２が撮影している周囲の実空間映像Ｐ（現実空間の情報）と、オブジェクト管理部３７が生成している仮想キャラクターＯ（仮想オブジェクト）とが、表示部３４に表示されている状態である。

次にステップＳ２では、ユーザＵは、「○〇カフェ」に関する情報を検索するため音声認識機能を備える入力部３３に「○〇カフェ」と音声入力する。そうすると、情報検索部３５は、検索キーワードである「○〇カフェ」をサーバ２の情報提供部２３に送信する。

次にステップ３では、情報提供部２３は、受信したキーワードに基づき記憶部２２の情報ＤＢ２２ａから「○〇カフェ」に関する店情報（検索結果）を抽出してユーザ端末３の情報検索部３５に送信する。また、サーバの広告提供部２４は、例えば、情報提供部２３が抽出した「○〇カフェ」に関する情報に基づき、広告ＤＢ２２ｂに記憶されている○〇カフェの新メニューである「カフェラテ」広告を抽出して、ユーザ端末３の広告取得部３６に送信する。

次に、ステップＳ４では、情報出力部３８は、少なくとも「○〇カフェ」に応じた検索結果に関する情報Ｉｎと、「カフェラテ」広告Ｃとを含んで、カメラ３２が撮影している映像に重ねて表示部３４に表示させる。なお、ユーザ端末３のオブジェクト管理部３７は、検索結果と広告を受信すると、仮想キャラクターＯがユーザに話しかけるように「検索したよ」等受信した旨について文字出力または音声出力するように制御してもよい。

そして、ステップＳ５では、オブジェクト管理部３７は、仮想キャラクターＯに検索結果Inまたは「カフェラテ」広告Ｃ等に反応させるように制御する。仮想キャラクターＯの反応は、例えば、検索結果Inや広告Ｃに関して言及したり、外力を加える等が含まれている。また、前記言及とは、例えば検索結果Inや広告Ｃの内容を読み上げたり、評価したりすることが含まれている。また、前記外力とは、検索結果Inや広告Ｃを触れたり、持ち上げたり等が含まれている。また、当該広告Ｃが仮想オブジェクトの場合は、仮想キャラクターOは、その用途に応じて使用してもよい。例えば、広告Cが飲料をモチーフにした仮想オブジェクト（飲料オブジェクト）の場合には、仮想キャラクターＯは、その飲料オブジェクトを手にして飲む仕草を行うことができる。

このように、本実施形態における拡張現実システム１は、ユーザＵに関心のある広告を提供することができる。

以上で本発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。

上記実施形態では、情報検索する際に、ユーザＵは、入力部３３に検索キーワード等を入力するが、これに限らない。例えば、仮想キャラクターＯには、入力部３３と同等な機能を備えており、ユーザとの音声または文字による会話形式を介して情報検索してもよい。そうすることで、ユーザが、広告に対してより関心・親近感を持つ効果がある。

上記実施形態では、検索結果と、広告と、現実空間の環境を映像で表示してあるが、これに限らず音声情報でもよい。

図５は、第２実施形態に係る拡張現実システムのシステム構成図である。

ユーザ端末３には、さらに、位置測定部３９が設けられている。位置測定部３９は、例えばGPS等衛星測位や近距離無線技術を用いて測位するビーコン等により、ユーザ端末３の位置情報を取得する機能を備えている。また、情報検索部３５は、位置測定部３９が取得した位置情報をサーバ２に送信することもできる。

そこで、ユーザＵがユーザ端末３を所持した状態で、「○〇カフェ」について検索すると、情報検索部３５は、サーバ２に検索キーワード「○〇カフェ」と、位置情報を送信する。そして、サーバ２は、キーワードと位置情報に基づきユーザの所在地の付近にある「○〇カフェ」に関する検索結果と「○〇カフェ」に関する広告をユーザ端末３送信する。そして、ユーザ端末３の情報出力部３８は、検索結果に関する情報と広告を音声として出力させることができる。このように、ユーザＵは、映像を見ることなく関心の高い広告を音声で聞くことができる。

また、上記実施形態における検索結果と、広告と、現実空間の環境は匂い情報でもよい。例えばは、ユーザ端末３の情報出力部３８には、匂いの素が少なくとも一つ含まれており、情報出力部３８は、１又は複数の匂いの素を放出させることができる。匂いの素は、例えば、フラネオール（イチゴの香り）や１−ヘキサノール（森林の香り）等の単一の化学物質でもよいし、これらを組合わせたものでもよい。また、例えば、化学物質の組成を問わず、ジャスミンの香りと同等の香りを１単位とする匂いでもよい。即ち、情報出力部３８は、例えば、イチゴミルクの匂いを出力方法として、複数の化学物質の組合せによって同等の匂いを出力しても良いし、イチゴの匂いを１単位とする匂いと、ミルクの匂いを１単位とするの匂いとを組合わせて出力してもよい。

また、上記実施形態における検索結果と、広告と、現実空間の環境は味覚情報でもよい。例えば、ユーザ端末３の情報出力部３８には、味覚の素が少なくとも一つが含まれており、情報出力部３８は、１又は複数の味覚の素を放出させることができる。味覚の素は、例えば、イノシン酸やグルタミン酸等の単一の化学物質でも良いし、これらを組合わせたものでもよい。また、例えば、化学物質の組成を問わず、イチゴ味と同等の味を１単位とする味でもよい。即ち、情報出力部３８は、例えば、イチゴチョコレートの味覚情報を出力方法として、複数の化学物質の組合せによって同等の味を出力しても良いし、イチゴ味を１単位とする味と、チョコレート味を１単位とする味とを組合わせて出力してよい。

また、上記実施形態における検索結果と、広告と、現実空間の環境は触覚情報でもよい。

また、上記実施形態では、ユーザ端末３は、情報検索するたびに広告を受信しているが、これに限らない。例えば、ユーザ端末３は、ユーザＵの周囲環境が変化するとその周囲環境に関連する広告を自動的に受信（更新）してもよい。

例えば、ユーザ端末３には、ユーザの所在地の変化に応じて広告を更新させる広告更新部を備えてもよい。詳細には、広告更新部はユーザＵが移動等所在地が変わるとそれに検知して、広告取得部３６に新しい広告を取得させる機能を備えている。

そこで、ユーザＵが駅前で「カフェ」を検索すると、ユーザ端末３は、検索キーワードと位置情報から検索結果である駅近辺にある各カフェと、各カフェの広告をサーバ２から受信する。その後、ユーザUが散歩して駅から所定の距離を離れると、ユーザ端末３は、ユーザの位置情報と検索キーワードである「カフェ」を再びサーバ２に送信する。サーバ２は、ユーザの位置情報に基づいてその付近にある「カフェ」の広告をユーザ端末３に送信する。なお、広告更新部は、広告の更新のみならず、検索結果の更新を伴ってもよい。また、広告更新部による広告の更新条件は、ユーザの所在地の変化に限らず、時間帯の変化でもよい。例えば、広告更新部は、特定の時間帯に広告を取得してもよいし、所定の時間間隔で取得してもよい。また、広告更新部は、検索結果に関する広告が更新する度に更新された広告を取得してもよい。また、広告更新部は、広告取得部と一体となってもよい。

また、上記実施形態におけるサーバ２の広告提供部２４は、検索キーワードに基づいた広告のみをユーザ端末３に送信しているがこれに限らない。例えば、サーバ２の広告提供部２４は、広告に紐づかれている情報に関連する情報や広告を付加してユーザ端末３に送信してもよい。

例えば、ユーザがアイドルの名前を検索すると、サーバ２の広告提供部２４は、アイドルの情報に紐づかれている写真集の広告と、当該写真集を販売している本屋の位置情報をユーザに提供してもよい。さらに、当該本屋に関する広告（例えば、値引セールス広告等）もユーザに提供してもよい。

また、上記拡張現実モードは、カメラ３２が撮影している周囲の実空間映像Ｐ（現実空間の情報）と、オブジェクト管理部３７が生成している仮想キャラクターＯ（仮想オブジェクト）とが、表示部３４に表示されている状態としているが、これに限らない。例えば、ユーザ端末の位置情報とユーザ端末が向いている方向に基づいて、カメラによって撮影されている周囲の実空間（建物、道路、オブジェクト等）を認識する拡張現実による道案サービス（例えばGoogle map サービスであるLive View）であってもよい。

また、本実施形態では、拡張現実（ＡＲ；Augumented Reality）による仮想空間を想定していたが、これに限らず、仮想現実（ＶＲ；Virtual Reality）空間あるいは複合現実（ＭＲ；Mixed Reality）空間であっても本実施形態の拡張現実システムはそのまま適用可能である。

また、上記実施形態では、情報出力部３８は、広告情報を現実空間の画像（カメラ３２の画像）に合成するものとしたが、広告情報は、拡張現実空間に配置されるオブジェクトとして実装してもよい。この場合、例えば、オブジェクト管理部３７は、受信した広告情報を当該広告情報に適する広告オブジェクトに適用することができる。広告オブジェクトは、オブジェクト管理部３５ｂが作成した仮想オブジェクトである。広告オブジェクトは、例えば、キャラクター等の、ユーザが指定したオブジェクトとともに配信されるオブジェクト（周辺オブジェクト）である。広告オブジェクトは、例えば、額縁やテレビジョンなど、元来その表面にコンテンツを表示するための仮想オブジェクトであってもよいし、壁や机、ドアなど、キャラクタ等のメインコンテンツとなる仮想オブジェクトの周囲に配される物品を表す仮想オブジェクトであってもよいし、Ｔシャツやカップなど、キャラクタ等のメインコンテンツとなる仮想オブジェクトが有している他の仮想オブジェクトであってもよい。オブジェクト管理部３７は、例えば、静止画像や動画像の広告情報を広告オブジェクトの表面にテクスチャとして貼付することにより、広告オブジェクトの外観に広告を表示させることができる。また、例えば、広告情報が音声情報である場合、広告オブジェクトに音声情報を付帯させて、広告オブジェクトの再生時に音声情報も再生させることができる。例えば、オブジェクト管理部３７は、新しい衣服に関する広告情報を受信した場合、衣服をモチーフにした広告オブジェクトの表面に新しい衣服のデザインを貼付させることができる。広告管理部３７は、広告情報の属性情報に対応している属性の広告オブジェクトに広告情報を装着させることができる。例えば、広告管理部３７は、新曲の広告情報を受信した場合、広告属性情報は音楽であるので、音楽に対応する広告対応情報を含んでいるラジカセをモチーフにした広告オブジェクトに装着させることができる。なお、広告管理部は、仮想オブジェクトが複数ある場合は、少なくとも１つのテクスチャとして前記広告情報を設定することも可能である。このように、検索結果を拡張現実として閲覧するとともに、同様に拡張現実空間の中に広告を表示することができる。

１ 拡張現実システム
２ サーバ
３ ユーザ端末
２１ サーバ通信部
２２ 記憶部
２２ａ 情報ＤＢ
２２ｂ 広告ＤＢ
２３ 情報提供部
２４ 広告提供部
３１ 端末通信部
３２ カメラ
３３ 入力部
３４ 表示部
３５ 情報検索部
３６ 広告取得部
３７ オブジェクト管理部
３８ 情報出力部
３９ 位置測定部FB

Claims (3)

1. 検索語に関連する検索結果を取得する情報検索部と、
   前記検索結果に応じた情報と、前記検索結果に関連する広告とを、現実空間の情報に重ねて出力させる情報出力部と、
   を備えることを特徴とする拡張現実システム。
2. 請求項１に記載の拡張現実システムであって、
   位置情報を取得する位置測定部をさらに備え、
   前記情報出力部は、前記位置情報に関連する検索結果に応じた情報と、前記検索結果に関連する広告とを、現実空間の情報に重ねて出力させること、
   を特徴とする拡張現実システム。
3. 請求項１に記載の拡張現実システムであって、
   前記情報出力部は、さらに前記広告と関連する情報及び広告のうち少なくとも一方を現実空間の情報に重ねて出力させること、
   を特徴とす拡張現実システム。
   
   
   

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