JP2021161779A - 連結金具の取り付け用治具 - Google Patents

連結金具の取り付け用治具 Download PDF

Info

Publication number
JP2021161779A
JP2021161779A JP2020065365A JP2020065365A JP2021161779A JP 2021161779 A JP2021161779 A JP 2021161779A JP 2020065365 A JP2020065365 A JP 2020065365A JP 2020065365 A JP2020065365 A JP 2020065365A JP 2021161779 A JP2021161779 A JP 2021161779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal fitting
connecting metal
jig
attaching
sandwiching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020065365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7328926B2 (ja
Inventor
浩 和田
Hiroshi Wada
祐治 鎌崎
Yuji Kamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Metal Products and Engineering Inc
Original Assignee
JFE Metal Products and Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Metal Products and Engineering Inc filed Critical JFE Metal Products and Engineering Inc
Priority to JP2020065365A priority Critical patent/JP7328926B2/ja
Publication of JP2021161779A publication Critical patent/JP2021161779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7328926B2 publication Critical patent/JP7328926B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

【課題】重なったフランジを相互に連結する連結金具の取り付けに際して、連結金具をハンマー等により打撃を加える必要がないので、打撃音の問題が生じることがない、連結金具の取り付け用治具を提供する。【解決手段】第1の柄部と、第1の柄部を所定の方向に押し込むことにより、重なったフランジを挟み込む挟み込み部と、挟み込み部に対して回動可能に取り付けられた第2の柄部と、第2の柄部に設けられ、第2の柄部を介して回転させることにより、連結金具における重なったフランジを挟持する挟持部を押し込む押込部と、を有する取り付け用治具とする。【選択図】図1

Description

この発明は、連結金具の取り付け用治具、特に、例えば、ライナープレート等のフランジを有する土留部材を相互に連結する際に使用する連結金具の取り付け用治具に関するものである。
例えば、立坑の構築法の一つにライナープレート工法がある。ライナープレート工法は、掘削した坑内にライナープレートをクレーン等で吊り下ろし、吊り下ろしたライナープレートを相互に連結して、土留め支保工とする工法である。
この際、例えば、ライナープレートを上下に連結するには、上部ライナープレートの下フランジと下部ライナープレートの上フランジとにそれぞれ形成された孔にボルトを通し、ナット止めするのが一般的である。
しかしながら、ボルト・ナットによる連結箇所は多数あるので、ライナープレートの連結には、多大な時間と手間を要する。
そこで、上記問題を解決するためのライナープレート用連結金具が特許文献1に開示されている。以下、このライナープレート用連結金具を従来連結金具といい、図面を参照しながら説明する。
図22に示すように、従来連結金具は、連結金具本体21と、連結金具本体21の一端に形成された差込み部22と、連結金具本体21の他端に形成された挟持部23とから構成されている。
差込み部22は、後述するように、上、下部ライナープレート24、26の重なった上、下フランジ25、27に形成された孔28に挿入され、挟持部23は、重なった上、下フランジ25、27を挟持する。
従来連結金具により上、下部ライナープレート24、26を連結するには、図23に示すように、上部ライナープレート24の下フランジ27と下部ライナープレート26の上フランジ25とにそれぞれ形成された孔28に連結金具本体21の差込み部22を挿入し、この後、連結金具本体21を、図23中、矢印方向に差込み部22を中心として回動させる。これにより、挟持部23に上、下フランジ25、27が挟み込まれて、上部ライナープレート24と下部ライナープレート26とが連結される。
実開平3−69093号公報
上述した従来連結金具によれば、連結金具本体21を回動させて、挟持部23に上、下フランジ25、27を挟み込むことにより、上部ライナープレート24と下部ライナープレート26とが連結されるが、以下のような問題があった。
連結金具本体21の差込み部22は、上、下フランジ25、27に形成された孔28に挿入されただけなので、上部ライナープレート24と下部ライナープレート26との間に引離し力が作用した場合には、挟持部23のみで引離しを阻止することになり、この結果、上部ライナープレート24と下部ライナープレート26との強固な連結力が得られない。
以上は、ライナープレートを上下に連結する場合であるが、ライナープレートを左右に連結する場合も同様な問題が生じる。
そこで、本願発明者等は、上記問題を解決するための連結金具を開発した。以下、この連結金具を改良連結金具又は連結金具本体1といい、図面を参照しながら説明する。
図13から図21において、1は、板状の改良連結金具(連結金具本体1)であり、例えば、エンボス加工により補強部1aが形成されている(図21参照)。補強部1aの数および形成位置は、この例に限定されない。
2は、連結金具本体1の一端を連結金具本体1の一方面側(この例では、下面側)にL字状に折り曲げることにより形成された差込み部である。差込み部2の先端部2aは、差込み部2を、後述する重なった上、下フランジ6、4に形成された孔8に差し込んだ際に、孔8の周縁裏面に当接する。前記周縁裏面は、ライナープレートを上下に連結する場合には、重なったフランジの下面であり、ライナープレートを左右に連結する場合には、重なったフランジの側面となる。
なお、図17中、一点鎖線で示すように、先端部2aを登り傾斜に形成することによって、差込み部2を孔8に差し込んで、後述するように、挟持部3に上、下フランジ6、4を挟み込んだ際、てこの原理により、上、下フランジ6、4の連結力をより強固にすることができる。
3は、連結金具本体1の他端を、連結金具本体1の一方面側(この例では、下面側)にU字状に折り曲げることにより形成された挟持部である。挟持部3には、上、下フランジ6、4に形成された孔8に差し込まれた差込み部2を中心として、連結金具本体1を回動させることにより、重なった上、下フランジ6、4が入り込み、かくして、挟持部3は、重なった上、下フランジ6、4を挟持する。
挟持部3の折曲げ部3aは、連結金具本体1の長手方向に対して斜めに形成されている。この理由は、折曲げ部3aを連結金具本体1の長手方向に対して斜めに形成すると、挟持部3に、重なった上、下フランジ6、4が入り込んだ際、折曲げ部3aと、重なった上、下フランジ6、4の縁部とが平行になるので、挟持力が増すとともに、連結金具本体1を回動させた際のライナープレートの内側への連結金具本体1の出っ張り量を減少させることができ、この結果、作業に支障を来たすおそれを軽減することができるからである。
また、挟持部3の入口の開口幅L1(図16参照)は、重なった上、下フランジ6、4の板厚より狭く形成されている。これによって、重なった上、下フランジ6、4をより強固に挟持することができる。
また、挟持部3の入口縁部3bは広がって形成されている。これによって、重なった上、下フランジ6、4を円滑に挟持部3に入れ込むことができる。
さらに、図14に示すように、挟持部3の幅L2は、差込み部2の幅L3より広く形成されている。これによって、重なった上、下フランジ6、4をより強固に挟持することができる。
このように構成されている、改良連結金具によれば、以下のようにして、下フランジ4を有する上部ライナープレート5と上フランジ6を有する下部ライナープレート7とを相互に連結することができる。
先ず、図20に示すように、重なった上、下フランジ6、4に形成された孔8に連結金具本体1の差込み部2を挿入し、差込み部2の先端部2aを孔8の周縁裏面に当接させる。
次いで、連結金具本体1を孔8に挿入した差込み部2を中心として、図20中、矢印A方向に回動させる。これによって、重なった上、下フランジ6、4が挟持部3に入り込み、かくして、挟持部3は、重なった上、下フランジ6、4を挟持する。この際、挟持部3の入口の開口幅L1は、重なった上、下フランジ6、4の板厚より狭くなっているので、重なった上、下フランジ6、4をより強固に挟持することができる。また、挟持部3の入口縁部3bは、広がって形成されているので、重なった上、下フランジ6、4を円滑に挟持部3に入れ込むことができる。
以上のようにして、改良連結金具により上部ライナープレート5と下部ライナープレート7とが上下に連結される。
以上は、ライナープレートを上下に連結する場合であるが、図20に示すように、ライナープレートを左右に連結する場合も同様である。すなわち、上部ライナープレート5を左右に連結する場合には、図20に示すように、重なった左、右フランジ9、10に形成された孔11内に連結金具本体1の差込み部2を差し込み、連結金具本体1を孔11に挿入した差込み部2を中心として、図20中、矢印B方向に回動させる。これによって、重なった左、右フランジ9、10は、挟持部3に入り込み、挟持される。
このようにして、改良連結金具により上部ライナープレート5を左右に連結することができる。
以上、説明したように、改良連結金具によれば、以下のような効果がもたらされる。
連結金具本体1の差込み部2を、重なった上、下フランジ6、4に形成された孔8に差し込んだ後、連結金具本体1を回動させるのみで、上、下部ライナープレート5、7を相互に連結することができるので、ボルト・ナットに比べて、ライナープレート相互の連結が容易かつ短時間に行える。
また、連結金具本体1の一端に、先端部2aが、重なった上、下フランジ6、4に形成された孔8の周縁裏面に当接する差込み部2を設けることによって、連結された上、下部ライナープレート5、7に引離し力が作用した場合に、挟持部3と差込み部2とで引離しを阻止することができるので、ライナープレート相互の連結力がより強固になる。
また、差込み部2の先端部2aを登り傾斜に形成することによって、差込み部2を孔8に差し込んで、挟持部3に重なった上、下フランジ6、4を挟み込んだ際、てこの原理により、重なった上、下フランジ6、4の連結力をより強固にすることができる。
また、挟持部3の折曲げ部3aを、連結金具本体1の長手方向に対して斜めに形成することによって、挟持部3に、重なった上、下フランジ6、4が入り込んだ際、挟持部3の折曲げ部3aと、重なった上、下フランジ6、4の縁部とが平行になるので、挟持力が増すとともに、連結金具本体1を回動させた際の上、下部ライナープレート5、7の内側への連結金具本体1の出っ張り量を減少させることができ、この結果、作業に支障を来たすおそれを軽減することができる。
また、挟持部3の入口の開口幅L1は、重なった上、下フランジ6、4の板厚より狭くなっているので、重なった上、下フランジ6、4をより強固に挟持することができる。
また、挟持部3の入口縁部3bを広げて形成することによって、重なった上、下フランジ6、4をより円滑に挟持部3に入れ込むことができる。
また、挟持部3の幅L2を差込み部の幅L3より広く形成することによって、重なった上、下フランジ6、4をより強固に挟持することができる。
また、ライナープレートを左右に連結する場合も、ライナープレートを上下に連結する場合と同様な効果が得られる。
なお、上述した改良連結金具は、ライナープレート以外の、フランジを有する他の土留部材等の連結に使用できることは勿論である。
改良連結金具によれば、以上のような効果がもたらされるが、さらに以下のような効果が望まれている。
ライナープレートを相互に連結するには、改良連結金具を重なったフランジに取り付けた後、ハンマー等の工具により改良連結金具に打撃を加えて改良連結金具を回動させるが、この際、打撃音が発生するので、連結作業に支障を来たす。特に、ライナープレート工法により立坑を構築するような場合には、閉鎖空間となり、音が響くので、打撃音が大きな問題となり、これが作業者への障害となり、作業環境が悪化する。
従って、この発明の目的は、例えば、ライナープレート等の土留部材を連結する際に使用する連結金具に打撃を加えることがないので、作業環境が改善され、しかも、連結金具の取り付けが容易かつ短時間に行なえる連結金具の取り付け用治具を提供することにある
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、板状の連結金具本体と、前記連結金具本体の一端に形成された差込み部と、前記連結金具本体の他端に形成された挟持部とを備え、前記挟持部は、重なったフランジを前記挟持部に入れ込むことによって、フランジを有する部材を相互に連結するための連結金具の取り付け用治具であって、第1の柄部と、前記第1の柄部の先端に設けられ、前記第1の柄部を所定の方向に押し込むことにより、前記重なったフランジを挟み込む挟み込み部と、前記挟み込み部に対して回動可能に取り付けられた第2の柄部と、前記第2の柄部に設けられ、前記第2の柄部を介して回転させることにより前記挟持部を押し込む押込部と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の連結金具の取り付け用治具であって、前記挟み込み部は、前記第1の柄部の先端に形成され、前記重なったフランジの一面側に接する第1接面部を有する第1部材と、前記第1部材に対して回動可能に取り付けられ、前記重なったフランジの他面側に接する第2接面部を有する第2部材と、を有し、前記第1接面部と前記第2接面部との間に前記重なったフランジを嵌め込み、前記第1の柄部を前記所定の方向に押し込むことにより前記第1部材を回転させ、前記第1接面部と前記第2接面部とにより前記重なったフランジを挟み込むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の連結金具の取り付け用治具であって、 前記第2の柄部は、前記挟み込み部に対して前記所定の方向に押込可能に取り付けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の連結金具の取り付け用治具であって、前記第2の柄部は、前記挟み込み部に対して前記所定の方向と直交する方向に押込可能に取り付けられていることを特徴とする。
この発明によれば、挟み込み部で重なったフランジを挟み込むことにより連結金具の取り付け用治具を固定した状態で、押込部を回転させて挟持部を押し込むことから、連結金具の回転に際して、連結金具に対してハンマー等により打撃を加える必要がないので、打撃音による騒音が軽減され、延いては作業環境が改善され、しかも、連結金具の取り付けが容易かつ短時間に行なえる。
第1実施形態に係る連結金具の取り付け用治具を示す斜視図である。 (A)は、第1実施形態に係る連結金具の取り付け用治具の第1の柄部を示す平面図であり、(B)は、同側面図であり、(C)は、同正面図であり、(D)は、同背面図である。 (A)は、第1実施形態に係る連結金具の取り付け用治具の第1部材の平面図であり、(B)は、同側面図であり、(C)は、は同正面図である。 (A)は、第1実施形態に係る連結金具の取り付け用治具の第2の柄部を示す平面図であり、(B)は、同側面図であり、(C)は、同底面図である。 第1実施形態に係る連結金具の取り付け用治具による連結金具の取り付け過程を示す図である。 第1実施形態に係る連結金具の取り付け用治具による連結金具の取り付け過程を示す図である。 第1実施形態に係る連結金具の取り付け用治具による連結金具の取り付け過程を示す図である。 第2実施形態に係る連結金具の取り付け用治具を示す斜視図である。 (A)は、第2実施形態に係る連結金具の取り付け用治具の第2の柄部を示す平面図であり、(B)は、同側面図である。 第2実施形態に係る連結金具の取り付け用治具による連結金具の取り付け過程を示す図である。 第2実施形態に係る連結金具の取り付け用治具による連結金具の取り付け過程を示す図である。 第2実施形態に係る連結金具の取り付け用治具による連結金具の取り付過程を示す図である。 改良連結金具を示す斜視図である。 改良連結金具を示す正面図である。 改良連結金具を示す背面図である。 改良連結金具を示す平面図である。 改良連結金具を示す底面図である。 改良連結金具を示す左側面図である。 改良連結金具を示す右側面図である。 改良連結金具により連結されたライナープレートを示す部分斜視図である。 別の改良連結金具を示す斜視図である。 従来連結金具を示す斜視図である。 従来連結金具により連結されたライナープレートを示す部分斜視図である。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1−図4に示すように、第1実施形態に係る改良連結金具(「連結金具」の一例)の取り付け用治具100(以下、「取り付け用治具100」という)は、第1柄部111と、第1柄部111の先端に設けられ、第1柄部111を下方(「所定の方向」の一例)に押し込むことにより、重なった上、下フランジ6、4を挟み込む挟み込み部101と、挟み込み部101に対して回動可能に取り付けられた第2柄部141と、第2柄部141に設けられ、第2柄部141を介して縦回転させることにより連結金具本体1の挟持部3を押し込む押込部148と、を備える。
図2に示すように、第1柄部111は、円筒形状をしており、その先端には、2つの第1部材112A、112B(以下、まとめて「第1部材112」という場合がある)が間隔を空けて設けられている。第1部材112Aと第1部材112Bの間には、後述する第2部材121が回動可能に取り付けられる。
また、第1部材112には、後述する第2部材121を回動可能に取り付けるための取付孔113が形成されている。
さらに、第1部材112には、挟み込み部101が重なった上、下フランジ6、4を挟み込む際に、上フランジ6に接する第1接面部114が形成されている。第1接面部114には、上フランジ6と接した際に滑りにくいような滑り止め加工がなされている。なお、本実施形態において第1柄部111の形状は、円筒形状であるがこの形状に限定されない。
図3に示すように、第2部材121には、縦用取付孔122と、取付孔123と、が形成されている。縦用取付孔122は、第2部材121に対して第2柄部141を回動可能に取り付けるために用いられる。取付孔123は、第1部材112Aと第1部材112Bの間に第2部材121を回動可能に取り付けるために用いられる。すなわち、第1部材112A、112Bの間に第2部材121を挟み、第1部材112の取付孔113と、第2部材121の取付孔123の位置合わせをした上でボルト等により接合することにより、第2部材121は第1部材112に回動可能に取り付けられる。
また、第2部材121には、挟み込み部101が重なった上、下フランジ6、4を挟み込む際に、下フランジ4に接する第2接面部124と、上フランジ6に接する第3接面部125が形成されている。第2接面部124には、下フランジ4と接した際に滑りにくいような滑り止め加工がなされている。
なお、第2部材121には、第2部材121に対して後述する第2柄部161を回動可能に取り付けるために用いられる立ち上がり部材126が設けられており、立ち上がり部材126には横用取付孔127が形成されている。
このように、第1柄部111の先端には、第1部材112と第2部材121により、重なった上、下フランジ6、4を挟み込む挟み込み部101が形成され、第1接面部114と第2接面部124との間に重なった上、下フランジ6、4を嵌め込み、第1柄部111を所定の方向に押し込むことにより第1部材112を回転させ、第1接面部114と第2接面部124とにより重なった上、下フランジ6、4を挟み込む。すなわち、挟み込み部101は、下フランジ4を上フランジ6に引き寄せ、上、下フランジ6、4を密着させることにより連結金具本体1を押し込み易くする。
図4に示すように、第2柄部141は、円筒形状をしており、その先端には、先端部材142が設けられている。また、先端部材142には、円筒部材144が設けられており、その上端には縁部146が形成されている。先端部材142、円筒部材144及び縁部146には、それぞれ、挿通孔143、145、147が形成されており、これらと第2部材121の縦用取付孔122の位置合わせをした上でボルト接合することにより、第2部材121に対して第2柄部141が回動可能に取り付けられる。
また、先端部材142には、連結金具本体1の挟持部3に当接して押し込む押込部148が形成されている。
次に、第1実施形態に係る取り付け用治具100による連結金具本体1の取り付け方法について説明する。
まず、図5に示すように、連結金具本体1における差込み部2の先端部2aを孔8に差し込み、次いで、連結金具本体1における挟持部3の入口縁部3bが広がっている部分を、重なった上、下フランジ6、4に軽く嵌め込む。
次いで、挟み込み部101の第1接面部114と第2接面部124の間に、重なった上、下フランジ6、4を嵌め込む。
次いで、図6に示すように、第1柄部111を下方(「所定の方向」の一例)に押し込むことにより第1部材112を回転させ、第1接面部114、第2接面部124、第3接面部125により重なった上、下フランジ6、4を挟み込む。すなわち、挟み込み部101は、下フランジ4を上フランジ6に引き寄せ、上、下フランジ6、4を密着させることにより連結金具本体1を押し込み易くする。そして、第1柄部111を下方に押し込み続けることにより、取り付け用治具100は重なった上、下フランジ6、4に固定される。
次いで、図7に示すように、第2柄部141を下方に押し込むことにより押込部148が縦方向に回転しつつ、連結金具本体1の挟持部3に当接して押し込む。これにより、上、下フランジ6、4を連結金具本体1の挟持部3に完全に入り込ませることができる。
以上説明したように、第1実施形態に係る取り付け用治具100は、第1柄部111に設けられた挟み込み部101により重なった上、下フランジ6、4を挟み込み、取り付け用治具100をしっかりと固定した状態において、第2柄部141を回転させることにより第2柄部141に設けられた押込部148で連結金具本体1の挟持部3を押し込むことができる。
したがって、第1実施形態に係る取り付け用治具100によれば、改良連結金具の回転に際して、改良連結金具に対してハンマー等により打撃を加える必要がないので、打撃音による騒音が軽減され、延いては作業環境が改善され、しかも、改良連結金具の取り付けが容易かつ短時間に行なえる。
また、第1実施形態に係る取り付け用治具100では、押込部148で連結金具本体1の挟持部3を押し込む際に、第2柄部141を下方(「所定の方向」の一例)に押し込む。このとき、挟持部3を押し込むために大きな力が必要になるが、第1実施形態に係る取り付け用治具100によれば、下方へ第2柄部141を押し込めばよいため作業者が力を加えやすい。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付することにより説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態に係る取り付け用治具100では、挟み込み部101に対して回動可能に取り付けられた第2柄部161と、第2柄部161に設けられ、第2柄部161を介して回転させることにより挟持部3を押し込む押込部164と、を備える。
第1実施形態に係る取り付け用治具100が、第2柄部141を下方へ押し込むことにより押込部148を縦回転させつつ挟持部3を押し込むのに対して、第2実施形態に係る取り付け用治具100は、第2柄部161を左に押し込むことにより押込部164を横回転させつつ挟持部3を押し込む。
図8、図9に示すように、第2柄部161は、円筒形状をしており、その先端には、先端部材162が設けられている。また、先端部材162には、挿通孔163が形成されており、挿通孔163と第2部材121の横用取付孔127の位置合わせをした上でボルト等により接合することにより、第2部材121に対して第2柄部161が回動可能に取り付けられる。
また、先端部材162には、連結金具本体1の挟持部3に当接して押し込む円柱状の押込部164が形成されている。
次に、第2実施形態に係る取り付け用治具100による改良連結金具の取り付け方法について説明する。
まず、図10に示すように、連結金具本体1における差込み部2の先端部2aを孔8に差し込み、次いで、連結金具本体1における挟持部3の入口縁部3bが広がっている部分を、重なった上、下フランジ6、4に軽く嵌め込む。
次いで、挟み込み部101の第1接面部114と第2接面部124の間に、重なった上、下フランジ6、4を嵌め込む。
次いで、図11に示すように、第1柄部111を下方(「所定の方向」の一例)に押し込むことにより第1部材112を回転させ、第1接面部114、第2接面部124及び第3接面部125により重なった上、下フランジ6、4を挟み込む。すなわち、挟み込み部101は、下フランジ4を上フランジ6に引き寄せ、上、下フランジ6、4を密着させることにより連結金具本体1を押し込み易くする。そして、第1柄部111を下方に押し込み続けることにより、取り付け用治具100は重なった上、下フランジ6、4に固定される。
次いで、図12に示すように、第2柄部161を左方向(「所定の方向と直交する方向」の一例)に押し込むことにより押込部164が横方向に回転しつつ、連結金具本体1の挟持部3に当接して押し込む。これにより、上、下フランジ6、4を連結金具本体1の挟持部3に完全に入り込ませることができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る取り付け用治具100は、第1柄部111に設けられた挟み込み部101により重なった上、下フランジ6、4を挟み込み、取り付け用治具100をしっかりと固定した状態において、第2柄部161を回転させることにより第2柄部161に設けられた押込部164で連結金具本体1の挟持部3を押し込むことができる。
したがって、第2実施形態に係る取り付け用治具100によれば、改良連結金具の回転に際して、改良連結金具に対してハンマー等により打撃を加える必要がないので、打撃音による騒音が軽減され、延いては作業環境が改善され、しかも、改良連結金具の取り付けが容易かつ短時間に行なえる。
また、第2実施形態に係る取り付け用治具100では、押込部148で連結金具本体1の挟持部3を押し込む際に、第2柄部161を左方向(「所定の方向と直交する方向」の一例)に押し込むが、例えば、図20に示すように、ライナープレートを左右に連結する場合には、取り付け用治具100を左に90度回転させた状態で使用することができる。すなわち、第1柄部111を右方向に押し込むことにより挟み込み部101で重なった左、右フランジ9、10を挟み込み、次いで、第2柄部161を下方向に押し込むにより、押込部164で連結金具本体1の挟持部3を押し込むことができる。このとき、挟持部3を押し込むために大きな力が必要になるが、第2実施形態に係る取り付け用治具100によれば、下方へ第2柄部161を押し込めばよいため作業者が力を加えやすい。
1:連結金具本体
1a:補強部
2:差込み部
2a:先端部
3:挟持部
3a:折曲げ部
3b:入口縁部
4:下フランジ
5:上部ライナープレート
6:上フランジ
7:下部ライナープレート
8:孔
9:左フランジ
10:右フランジ
11:孔
12:柄部
13:治具本体
14:嵌合部
15:板材
15a:凹部
16:突起
21:連結金具本体
22:差込み部
23:挟持部
24:上部ライナープレート
25:上フランジ
26:下部ライナープレート
27:下フランジ
28:孔
31:打込体
31a:消音部材
32:鍔
33A、33B:コッタピン
34:切欠部
L1:挟持部の入口の開口幅
L2:挟持部の幅
L3:差込み部の幅
100:連結金具の取り付け用治具
101:挟み込み部
102:ボルト
111:第1柄部
112、112A、112B:第1部材
113:取付孔
114:第1接面部
121:第2部材
122:縦用取付孔
123:取付孔
124:第2接面部
125:第3接面部
126:立ち上がり部材
127:横用取付孔
141:第2柄部
142:先端部材
143:挿通孔
144:円筒部材
145:挿通孔
146:縁部
147:挿通孔
148:押込部
161:第2柄部
162:先端部材
163:挿通孔
164:押込部

Claims (4)

  1. 板状の連結金具本体と、前記連結金具本体の一端に形成された差込み部と、前記連結金具本体の他端に形成された挟持部とを備え、前記挟持部は、重なったフランジを前記挟持部に入れ込むことによって、フランジを有する部材を相互に連結するための連結金具の取り付け用治具であって、
    第1の柄部と、
    前記第1の柄部の先端に設けられ、前記第1の柄部を所定の方向に押し込むことにより、前記重なったフランジを挟み込む挟み込み部と、
    前記挟み込み部に対して回動可能に取り付けられた第2の柄部と、
    前記第2の柄部に設けられ、前記第2の柄部を介して回転させることにより前記挟持部を押し込む押込部と、
    を備えることを特徴とする連結金具の取り付け用治具。
  2. 請求項1に記載の連結金具の取り付け用治具であって、
    前記挟み込み部は、
    前記第1の柄部の先端に形成され、前記重なったフランジの一面側に接する第1接面部を有する第1部材と、
    前記第1部材に対して回動可能に取り付けられ、前記重なったフランジの他面側に接する第2接面部を有する第2部材と、
    を有し、
    前記第1接面部と前記第2接面部との間に前記重なったフランジを嵌め込み、前記第1の柄部を前記所定の方向に押し込むことにより前記第1部材を回転させ、前記第1接面部と前記第2接面部とにより前記重なったフランジを挟み込むことを特徴とする連結金具の取り付け用治具。
  3. 請求項1又は2に記載の連結金具の取り付け用治具であって、
    前記第2の柄部は、前記挟み込み部に対して前記所定の方向に押込可能に取り付けられていることを特徴とする連結金具の取り付け用治具。
  4. 請求項1又は2に記載の連結金具の取り付け用治具であって、
    前記第2の柄部は、前記挟み込み部に対して前記所定の方向と直交する方向に押込可能に取り付けられていることを特徴とする連結金具の取り付け用治具。
JP2020065365A 2020-03-31 2020-03-31 連結金具の取り付け用治具 Active JP7328926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020065365A JP7328926B2 (ja) 2020-03-31 2020-03-31 連結金具の取り付け用治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020065365A JP7328926B2 (ja) 2020-03-31 2020-03-31 連結金具の取り付け用治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021161779A true JP2021161779A (ja) 2021-10-11
JP7328926B2 JP7328926B2 (ja) 2023-08-17

Family

ID=78002844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020065365A Active JP7328926B2 (ja) 2020-03-31 2020-03-31 連結金具の取り付け用治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7328926B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7037138B2 (ja) 2018-06-28 2022-03-16 Jfe建材株式会社 連結金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP7328926B2 (ja) 2023-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7037138B2 (ja) 連結金具
JP4546915B2 (ja) 木造建築用連結金物
US6186735B1 (en) Loader bucket construction for robot assembly
JPH03177678A (ja) 配管・配線把持用固定クランプ
JP2021161779A (ja) 連結金具の取り付け用治具
JP7141033B2 (ja) 連結金具
JP2020138312A (ja) 連結金具の取り付け、取り外し用治具
JP4750414B2 (ja) 仮付け溶接用固定治具
CN204876530U (zh) 一种扣装式管件连接夹具及使用该夹具的管件
NO343948B1 (no) Feste for skuffefront
JP4059638B2 (ja) ボックス形鋼製建材の接合構造
JP7307442B2 (ja) 連結金具
JP3330120B2 (ja) 溶接用金具
JP2004169528A (ja) 隠しビスによる表装材の締結方式
JP2001336291A (ja) ガゼット溶接用治具
JP7333566B2 (ja) 連結金具
JP2003138754A (ja) 挿通孔位置合わせ装置
JP4205126B2 (ja) 床下工事における基礎コンクリート補強金具
JP2024019968A (ja) 柱梁接合方法及び柱梁接合の際に用いられる位置調整用治具
JPH0747525Y2 (ja) 部材の結合金具
JP3343311B2 (ja) 土留め支保工の接合部
JP2021139117A (ja) 土留部材
JP3020190U (ja) 木造建築物における木部材の連結金具
JPH02161014A (ja) 杭の傾倒矯正打設方法
JP5760068B2 (ja) 木造建築用の接合金具と接合構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7328926

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150