JP2021161234A - 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物及び積層体 - Google Patents

活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、その硬化物及び積層体 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた耐湿性と、アンダーコート層及びトップコート層等に必要な優れた平滑性とを有する硬化塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、当該組成物の硬化物、及び基材の表面に当該硬化物からなる硬化塗膜を有する積層体を提供する。
【解決手段】水酸基を有する炭素数4〜24の脂肪酸のグリセリド、又は炭素数4〜22の脂肪族多価カルボン酸とポリオールから得られるポリエステルポリオールからなる少なくとも1種のポリオール由来の構造を有するウレタン(メタ)アクリレート(A)、少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基を有する(A)成分以外のモノマー(B)、ビニル系単量体の(共)重合体及び/又は(A)成分以外のポリオールからなるオリゴマー(C)、並びに、光重合開始剤(D)を含む活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に関し、より詳しくは金属化処理のアンダーコート層及び同トップコート層に好適な平滑性及び耐湿性に優れたコート層形成用の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に関する。
プラスチックの成型品の表面にアンダーコート層(プライマー層)を形成し、その上にイオン化蒸着やスパッタリング等の金属化処理により金属膜を形成した後、トップコート層を形成した積層体は、装飾品や家電製品等の分野において極めて広汎に利用されている。
例えば特許文献1及び特許文献2には、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物の塗布膜に活性エネルギー線を照射させて硬化させ、金属化処理のアンダーコート層を形成する方法が記載されている。
特開2012−87274号公報 特開2012−77273号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載のアンダーコート層は耐湿性が不十分という問題があった。
本発明の目的は、優れた耐湿性と、アンダーコート層及びトップコート層等に必要な優れた平滑性とを有する硬化塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、当該組成物の硬化物、及び基材の表面に当該硬化物からなる硬化塗膜を有する積層体を提供することにある。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に特定のウレタン(メタ)アクリレートを配合することにより、その硬化塗膜の平滑性及び耐湿性が向上することを見出し本発明に至った。
本発明は次の[1]〜[9]である。
[1]下記の化合物(a1)由来の構造を有するウレタン(メタ)アクリレート(A)、少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基を有する(A)成分以外のモノマー(B)、ビニル系単量体の(共)重合体及び/又は(A)成分以外のポリオールからなるオリゴマー(C)、並びに、光重合開始剤(D)を含む活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
化合物(a1):以下の化合物(a11)又は(a12)からなる少なくとも1種のポリオール
化合物(a11):水酸基を有する炭素数4〜24の脂肪酸のグリセリド
化合物(a12):炭素数2〜22の脂肪族多価カルボン酸とポリオールから得られるポリエステルポリオール
[2]前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、前記化合物(a1)、下記化合物(a2)及び下記化合物(a3)を反応させて得られたウレタン(メタ)アクリレートである前記[1]に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
化合物(a2):イソシアネート基を少なくとも2つ有するイソシアネート
化合物(a3):水酸基及び(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物
[3]前記化合物(a11)が、ひまし油又は脱水ひまし油である前記[1]又は[2]に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
[4]前記化合物(a12)における炭素数2〜22の脂肪族多価カルボン酸が、セバシン酸である前記[1]〜[3]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
[5]成分(A)〜(C)の総量に対して成分(A)が5〜50質量%、成分(B)が20〜80質量%、成分(C)が1〜30質量%である前記[1]〜[4]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
[6]前記[1]〜[5]のいずれかに記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に活性エネルギー線を照射して硬化してなる硬化物。
[7]基材の表面に前記[6]に記載の硬化物からなる硬化塗膜を有する積層体。
[8]基材、前記[6]に記載の硬化物からなる硬化塗膜及び金属膜が、この順に積層されている前記[7]に記載の積層体。
[9]前記金属膜の表面にさらに硬化塗膜が積層されている前記[8]に記載の積層体。
本発明は、優れた耐湿性と、アンダーコート層及びトップコート層等に必要な優れた平滑性とを有する硬化塗膜を形成できる活性エネルギー線硬化型樹脂組成物、当該組成物の硬化物、及び基材の表面に当該硬化物からなる硬化塗膜を有する積層体を提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。本明細書における「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート」及び/又は「メタクリレート」を、「(メタ)アクリル」とは「アクリル」及び/又は「メタクリル」を、「(メタ)アクリロイル」とは「アクリロイル」及び/又は「メタクリロイル」を、「(メタ)アクリロニトリル」とは「アクリロニトリル」及び/又は「メタクリロニトリル」を、「(共)重合」とは「単独重合」及び/又は「共重合」を意味する。
[活性エネルギー線硬化型樹脂組成物]
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物(以下、本組成物という。)は、後述する化合物(a1)由来の構造を有するウレタン(メタ)アクリレート(A)[成分(A)という。]、少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基を有する(A)成分以外のモノマー(B)[成分(B)という。]、ビニル系単量体の(共)重合体及び/又は(A)成分以外のポリオールからなるオリゴマー(C)[成分(C)という。]、並びに、光重合開始剤(D)[成分(D)という。]を含む活性エネルギー線硬化型樹脂組成物である。
[成分(A)]
本組成物に配合される成分(A)は、化合物(a1)由来の構造を有するウレタン(メタ)アクリレートである。成分(A)としては、例えば、化合物(a1)、後述する化合物(a2)及び化合物(a3)を反応させて得られたウレタン(メタ)アクリレート、並びに、化合物(a1)及び後述する化合物(a4)を反応させて得られたウレタン(メタ)アクリレートが挙げられる。成分(A)は、本組成物を硬化して得られる硬化塗膜(以下、単に硬化塗膜という。)の平滑性に寄与する。
[化合物(a1)]
化合物(a1)は、下記の化合物(a11)又は化合物(a12)で示されるポリオールである。化合物(a1)は、塗膜の耐ハジキ性、平滑性に寄与する。(A)成分の合成には、化合物(a1)として1種のポリオールを単独で、又は2種以上を併せて使用できる。
[化合物(a11)]
化合物(a11)は、水酸基を有する炭素数4〜24の脂肪酸のグリセリドである。化合物(a11)としては、例えば、ひまし油、脱水ひまし油、大豆油の水酸基導入体、アブラナ油の水酸基導入体、パーム油の水酸基導入体、菜種油の水酸基導入体が挙げられる。これらの中でも、水酸基導入操作が不要である点から、ひまし油、脱水ひまし油が好ましい。
化合物(a11)を成分(A)の原料として用いた場合、成分(A)には化合物(a11)由来の構造として、水酸基を有する炭素数4〜24の脂肪酸のグリセリドから少なくとも二つの水酸基を除いた構造が含まれる。
[化合物(a12)]
化合物(a12)は、炭素数2〜22の脂肪族多価カルボン酸と多価アルコールから得られるポリエステルポリオールである。
化合物(a12)の原料として用いる炭素数2〜22の脂肪族多価カルボン酸としては、例えば、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、アコニット酸、トリメシン酸、ブタンテトラカルボン酸が挙げられる。これらの中でも、ポリエステルポリオールの分子量の制御が容易になる点から、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸が好ましい。
化合物(a12)の原料として用いるポリオールとしては、例えば、ネオペンチルグリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、3−メチルペンタンジオール、2,4−ジエチルペンタンジオール、トリシクロデカンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジオール、水添ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールが挙げられる。
化合物(a12)を成分(A)の原料として用いた場合、成分(A)には化合物(a12)由来の構造として、炭素数2〜22の脂肪族多価カルボン酸と多価アルコールから得られるポリエステルポリオールから少なくとも二つの水酸基を除いた構造が含まれる。
成分(A)の合成には、原料のポリオールとして化合物(a1)に加えて、その他のポリオールを併用することもできる。その他のポリオールとしては、例えば、ネオペンチルグリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、3−メチルペンタンジオール、2,4−ジエチルペンタンジオール、トリシクロデカンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジオール、水添ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のポリオール;これら多価アルコールに、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したポリエーテル変性ポリオール;これら多価アルコールと、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン等のラクトン類との反応によって得られるポリカプロラクトンポリオール;これら多価アルコール及び多塩基酸と、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトン等のラクトンとの反応によって得られるカプロラクトン変性ポリエステルポリオール;1,6−ヘキサンジオール、3−メチルペンタンジオール、2,4−ジエチルペンタンジオール、トリメチルヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール等のジオール類と、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ−n−プロピルカーボネート、ジイソプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジシクロヘキシルカーボネート、ジフェニルカーボネート等の炭酸エステルとのエステル交換反応により得られるポリカーボネートジオール;ポリブタジエングリコールが挙げられる。これらの中でも、本組成物の硬化性が良好となるので、ネオペンチルグリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ブタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、3−メチルペンタンジオール、2,4−ジエチルペンタンジオール、トリシクロデカンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、シクロヘキサンジオール、水添ビスフェノールA、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のポリオールが好ましい。
[化合物(a2)]
化合物(a2)は、イソシアネート基を少なくとも2つ有するイソシアネートである。化合物(a2)は、塗膜の可撓性に寄与する。
化合物(a2)としては、例えば、従来からウレタン(メタ)アクリレートの製造に使用されているものが使用できる。化合物(a2)としては、例えば、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート;エチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、リジントリイソシアネート等の脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネート等の脂環族ポリイソシアネート;キシレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート等の芳香脂肪族ポリイソシアネート;これらのビューレット体、アロファネート体等が挙げられる。
これらの中でも、塗膜に優れた靭性を付与できることから、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、2,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートイソホロンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナトシクロヘキシル)メタン、1,2−水添キシリレンジイソシアネート、1,4−水添キシリレンジイソシアネート、水添テトラメチルキシリレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族骨格のジイソシアネートが好ましい。
成分(A)の合成には、化合物(a2)として1種の化合物を単独で、又は2種以上の化合物を併せて用いることができる。
[化合物(a3)]
化合物(a3)は、水酸基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物である。化合物(a3)は、その水酸基が化合物(a1)又は化合物(a1)から得られたイソシアネート基を有する中間体化合物のイソシアネート基とウレタン結合を形成し、(A)成分に(メタ)アクリロイルオキシ基を導入できるものであればよい。
化合物(a3)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレートや、これら(メタ)アクリレートのカプロラクトン付加物が挙げられる。これらの中でも、低い粘度の成分(A)が得られることから、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートが好ましい。
(A)成分の合成には、化合物(a3)として1種の化合物を単独で、又は2種以上を併せて使用できる。
[化合物(a4)]
化合物(a4)は、イソシアネート基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物である。化合物(a4)は、そのイソシアネート基が化合物(a1)の水酸基とウレタン結合を形成し、(A)成分に(メタ)アクリロイルオキシ基を導入できるものであればよい。
化合物(a4)としては、例えば、イソホロンジイソシアネートの1位のイソシアネート基にヒドロキシエチルアクリレートの水酸基が付加した化合物、イソシアネート基を末端に有する2−アクリロイルオキシエチルイソシアネートが挙げられる。これらの中でも、塗膜の強靭性の点から、イソホロンジイソシアネートの1位のイソシアネート基にヒドロキシエチルアクリレートの水酸基が付加した化合物が好ましい。
(A)成分の合成には、化合物(a4)として1種の化合物を単独で、又は2種以上を併せて使用できる。
[成分(A)の合成法]
成分(A)の合成法は、例えば、従来から知られるウレタン(メタ)アクリレート合成法を使用できる。具体的な合成法としては、例えば、フラスコ内に化合物(a2)を2モル仕込み、更にジブチル錫ジラウレート等の公知の触媒を混合し、フラスコ内の温度を40〜80℃に保ちながら、滴下ロートを用いて化合物(a1)1モルを滴下して、末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを得る。その後、得られたウレタンプレポリマー末端に残存するイソシアネート基に当量の水酸基を有する化合物(a3)を滴下し、60〜85℃でウレタンプレポリマーのイソシアネート基と化合物(a3)の水酸基との付加反応を行うことで成分(A)を合成することができる。その反応終点は、残存するイソシアネート基を定量することで判定できる。終点の反応率は、好ましくは97%以上、より好ましくは99%以上である。
また、成分(A)は、例えば、フラスコ内に化合物(a4)と、を2モルと化合物(a1)を1モルとを仕込み、更にジブチル錫ジラウレート等の公知の触媒を混合し、フラスコ内の温度を40〜80℃に保ちながら、化合物(a4)のイソシアネート基と化合物(a1)の水酸基とのウレタン化反応を行うことで成分(A)を合成することができる。その反応終点は、残存するイソシアネート基を定量することで判定できる。終点の反応率は、好ましくは97%以上、より好ましくは99%以上である。
[成分(A)の配合割合]
本組成物中の成分(A)の配合割合は、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の総量に対して5〜50質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましい。(A)成分の配合割合は、多いほど硬化塗膜の平滑性及び耐ハジキ性が向上し、少ないほど金属膜との付着性が向上する傾向がある。
[成分(B)]
成分(B)は、少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基を有する成分(A)以外のモノマーである。成分(B)は、硬化塗膜の要求性能に応じて適宜選択すればよい。
成分(B)として使用できる1個の(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の水酸基含有炭化水素骨格を有する(メタ)アクリレート;2−エチル−ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2−イソブチル−2−メチルアクリレート等の炭化水素基を有する(メタ)アクリレート;テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、2−エチル−2−メチル−1,3−ジオキソラン−4−イル−メチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ノルボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、フェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、フェニルオキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性クレゾール(メタ)アクリレート、ノニルフェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、パラクミルフェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシルオキシエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルシクロヘキシルオキシエチル(メタ)アクリレート、ベンジルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ノルボルニルオキシエチル(メタ)アクリレート、アダマンチルオキシエチル(メタ)アクリレート等の環骨格を有する(メタ)アクリレート;2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジブチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリブチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシトリプロピレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジブチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシトリブチレングリコール(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート等のアルコキシ基含有炭化水素骨格を有する(メタ)アクリレート;ジメチルアクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド;アクリロイルモルフォリン等の複素環を有する(メタ)アクリルアミドが挙げられる。
成分(B)として使用できる2個の(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとしては、トリシクロデカンジメタノールジ(メタ)アクリレート、シクロヘキサンジメタノールジ(メタ)アクリレート、水添ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノキシフルオレンエタノールジ(メタ)アクリレート等の環骨格を有するジ(メタ)アクリレート;ビス(2−アクリロイルオキシエチル)−2−ヒドロキシエチルイソシアヌレート等のイソシアヌル酸骨格を有するジ(メタ)アクリレート;ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート等のトリメチロールプロパン骨格を有するジ(メタ)アクリレート;1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,7−ヘプタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、2−メチル−1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,10−デカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,11−ウンデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,12−ドデカンジオールジ(メタ)アクリレート、1,13−トリデカンジオールジ(メタ)アクリレート及び1,14−テトラデカンジオールジ(メタ)アクリレート等の炭化水素骨格を有するジ(メタ)アクリレート;トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリブチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のポリエーテル骨格を有するジ(メタ)アクリレートが挙げられる。
成分(B)として使用できる3個の(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとしては、例えば、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、エトキシレーテッドペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等のペンタエリスリトール骨格を有するトリ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリスエトキシレーテッドトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のトリメチロールプロパン骨格を有するトリ(メタ)アクリレート;トリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート等のイソシアヌル酸骨格を有するトリ(メタ)アクリレートが挙げられる。
成分(B)として使用できる4個以上の(メタ)アクリロイル基を有するモノマーとしては、例えば、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、及び、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エトキシレーテッドペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のペンタエリスリトール骨格を有するポリ(メタ)アクリレート;ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等のトリメチロールプロパン骨格を有するポリ(メタ)アクリレートが挙げられる。
成分(B)として使用できるエポキシポリ(メタ)アクリレートとしては、例えば、ビスフェノール型エポキシジ(メタ)アクリレート、ノボラック型エポキシジ(メタ)アクリレートが挙げられる。
成分(B)として使用できるポリエステルポリ(メタ)アクリレートとしては、例えば、フタル酸、コハク酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、テレフタル酸、アゼライン酸、アジピン酸等の多塩基酸と、エチレングリコール、ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール等のポリオールとのエステル化反応で得られるポリエステルポリオールと、(メタ)アクリル酸又はその誘導体との反応で得られる化合物が挙げられる。
成分(B)としては、成分(A)以外のウレタン(メタ)アクリレートも使用できる。このようなウレタン(メタ)アクリレートとしては、例えば、化合物(a2)と化合物(a3)から合成される化合物、化合物(a1)以外のポリオール、化合物(a2)及び化合物(a3)とを反応させて得られる化合物が挙げられる。
成分(B)としては1種の化合物を単独で、又は2種以上を併せて使用できる。
[成分(B)の配合割合]
成分(B)の配合割合は、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の総量に対して20〜80質量%が好ましく、25〜75質量%がより好ましい。(B)成分は多いほど硬化性が向上し、少ないほど硬化塗膜と金属膜との付着性が向上する傾向がある。
[成分(C)]
成分(C)は、ビニル系単量体の(共)重合体である。成分(C)の製造方法としては、例えば、従来から知られるラジカル重合開始剤の存在下で1種又は2種以上のビニル系単量体を溶液重合法、塊状重合法、乳化重合法等の方法で重合する方法が挙げられる。
成分(C)の原料となるビニル系単量体としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−ノニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、2−ジシクロペンテノキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエトキシエチル(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等の水酸基を含まない(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとエチレンオキシドの付加物、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとプロピレンオキシドの付加物、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとε−カプロラクトンの付加物等の2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとアルキレンオキシド又は有機ラクトンの付加物等の水酸基含有ビニルモノマー;スチレン、α−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、ビニルトルエン等のスチレン又はスチレン誘導体;N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド等のアクリルアミド;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸;(メタ)アクリロニトリル等の不飽和ニトリル;マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、フマル酸ジブチル、イタコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチル等不飽和カルボン酸エステル;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステルが挙げられる。
成分(C)としては、1種の(共)重合体を単独で、又は2種以上の(共)重合体を併せて使用することができる。
[成分(C)の配合割合]
成分(C)の配合割合は、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の総量に対して1〜30質量%が好ましく、10〜30質量%がより好ましい。成分(C)の配合割合は多いほど硬化塗膜の金属膜に対する付着性が向上し、少ないほど硬化塗膜の平滑性がより向上する傾向がある。
[成分(D)]
成分(D)は光重合開始剤であり、本組成物を活性エネルギー線照射により硬化させる成分である。成分(D)としては、例えば、ベンゾフェノン型、アントラキノン型、アルキルフェノン型、チオキサントン型、アシルフォスフィンオキサイド型、フェニルグリオキシレート型の光重合開始剤が挙げられる。
成分(D)としては、例えば、ベンゾフェノン、4−メチルベンゾフェノン、2,4,6−トリメチルベンゾフェノン、メチルオルトベンゾイルベンゾエイト及び4−フェニルベンゾフェノン等のベンゾフェノン型;t−ブチルアントラキノン及び2−エチルアントラキノン等のアントラキノン型;2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、オリゴ{2−ヒドロキシ−2−メチル−1−[4−(1−メチルビニル)フェニル]プロパノン}、ベンジルジメチルケタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾインメチルエーテル、2−メチル−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパノン及び2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル]フェニル}−2−メチルプロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン等のアルキルフェノン型;2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタノン−1、ジエチルチオキサントン及びイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン型;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイド及びビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド等のアシルフォスフィンオキサイド型;フェニルグリオキシリックアシッドメチルエステル等のフェニルグリオキシレート型の光重合開始剤が挙げられる。
これらの中でも、本組成物の指触乾燥性の点から、ベンゾフェノン、2−エチルアントラキノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンが好ましい。
成分(D)としては、1種の化合物を単独で、又は2種以上を併せて使用できる。
[成分(D)の配合量]
成分(D)の配合量は、成分(A)、成分(B)及び成分(C)の総量100質量部に対して、0.1〜15質量部が好ましく、1〜10質量部がより好ましい。成分(D)の配合量は、多いほど本組成物の空気雰囲気中での硬化性が向上し、少ないほど硬化塗膜に残存する成分(D)の量が少なくなる傾向がある。
[光増感剤]
本組成物には、必要に応じて光増感剤を配合してもよい。光増感剤としては、例えば、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸アミル、4−ジメチルアミノアセトフェノン等の公知の光増感剤を挙げることができる。
[有機溶剤]
本組成物には、粘度に調整するため等の目的で必要に応じて有機溶剤を配合することができる。有機溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系化合物;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸メトキシエチル等のエステル系化合物;ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジオキサン等のエーテル系化合物;トルエン、キシレン等の芳香族化合物;ペンタン、ヘキサン、石油ナフサ等の脂肪族化合物;イソプロピルアルコール、イソブタノール、n−ブタノール等のアルコール系化合物;1−メトキシプロパノール、1−メトキシプロパノールアセテート等のプロピレングリコール系化合物を挙げることができる。
[他の成分]
本組成物には、レベリング剤、消泡剤、沈降防止剤、潤滑剤、研磨剤、防錆剤、帯電防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、重合禁止剤等の添加剤を配合してもよい。
また、本発明の効果を妨げない範囲内であれば、アルキッド樹脂等の成分(C)以外の樹脂を配合してもよい。
[積層体]
本発明の積層体は、本組成物に活性エネルギー線を照射して硬化してなる硬化物からなる硬化塗膜を基材の表面に有する積層体である。本組成物は、基材の表面に蒸着やスパッタリング等の金属化処理により金属膜を形成する際に、予め基材の表面に形成しておくアンダーコート層の材料として好適に使用できる。当該基材としては樹脂製の成形物が好ましい。当該成形物としては、例えば、ABS樹脂、AES樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂、ポリスチレン等の樹脂;ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン;PET、PBT等のポリエステル等の成形物が挙げられる。本組成物は、ABS樹脂、ポリカーボネート、アクリル樹脂製の化粧品容器や家電製品の筐体等、優れた外観が望まれる成形物の金属化処理におけるアンダーコート層の材料として好適である。
上記のような基材、本組成物の硬化物からなる硬化塗膜(アンダーコート層)及び金属膜がこの順に積層されている積層体は、本発明の積層体の好ましい一例である。
基材にアンダーコート層を形成するには、本組成物を基材の表面に塗布し、活性エネルギー線を照射する。アンダーコート層の膜厚は3〜40μmの範囲であることが好ましい。
本組成物は、蒸着やスパッタリング等の金属化処理により形成した金属膜の表面に積層するトップコート層としても利用できる。その際の金属膜のアンダーコート層は、本組成物から形成したものである必要はないが、前記のように本組成物から形成したアンダーコート層は耐湿性と平滑性が良好であるので、本組成物から形成したものであることが好ましい。
金属膜にトップコート層を形成するには、本組成物を金属膜の表面に塗布し、活性エネルギー線を照射する。トップコート層の膜厚は3〜40μmの範囲であることが好ましい。
本組成物の塗布方法としては、例えば、ハケ塗り法、スプレーコート法、ディップコート法、スピンコート法及びフローコート法が挙げられる。塗布の作業性、硬化塗膜の平滑性及び均一性の点から、スプレーコート法及びフローコート法が好ましい。
本組成物が有機溶剤を含む場合には、塗布した本組成物に活性エネルギー線を照射して硬化させる前に有機溶剤を揮発させることが好ましい。その際には、IRヒーターや温風で加温し、30〜70℃で、2〜8分間かけて有機溶剤を揮発させることが好ましい。
また、本組成物を硬化するために用いられる活性エネルギー線としては、紫外線、電子線等が挙げられる。例えば、高圧水銀灯を用いて紫外線を照射する場合、そのエネルギー量は100〜5000mJ/cmが好ましく、500〜2000mJ/cmがより好ましい。
本組成物の硬化塗膜であるアンダーコート層の上に金属膜を形成するには蒸着やスパッタリング等の公知の金属化処理方法を用いることができる。
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定されるものではない。なお、例中、「部」、「%」は質量基準を意味する。
化合物(a1)として、以下のポリオールを用意した。
・「SE−2003」:伊藤製油社製、セバシン酸/1,3−プロパンジオール系ポリエステルポリオール(水酸基価57.7mgKOH/g)[化合物(a12)に該当]
・「ELA−DR」:豊国製油社製、ひまし油(水酸基価161.0mgKOH/g)[化合物(a11)に該当]
[合成例1]ウレタンアクリレート(UA−1)の製造
内温計、撹拌機、冷却管を備えたフラスコに、化合物(a2)としてイソホロンジイソシアネート(以下、IPDIという。)152.3部、化合物(a12)として「SE−2003」 666.2部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレート(DBTL)0.04部を加え、70℃で反応させた。残存イソシアネート基が3.6%以下となった時点で、化合物(a3)として2−ヒドロキエチルアクリレート(HEA)81.5部、重合禁止剤として2,6−ジ−tert−ブチルクレゾール(BHT)0.05部、4−メトキシフェノール(MEHQ)0.40部を加え、70℃で反応させ、残存イソシアネート基が0.1%以下となった時点で反応を終了し、成分(A)であるウレタンアクリレートUA−1を製造した。
[合成例2]ウレタンアクリレート(UA−2)の製造
化合物(a3)を4−ヒドロキシブチルアクリレート(4−HBA)101.2部に変更したこと以外は、合成例1と同様にして成分(A)であるウレタンアクリレートUA−2を製造した。
[合成例3]ウレタンアクリレート(UA−3)の製造
内温計、撹拌機、冷却管を備えたフラスコに、化合物(a4)としてVESTANAT(登録商標) EP−DC 1241(EVONIK社製、IPDIの1位のイソシアネート基にヒドロキシエチルアクリレートの水酸基が付加した化合物)468.0部、化合物(a11)として「ELA−DR」 482.0部、反応触媒としてジブチル錫ジラウレート(DBTL)0.08部、重合禁止剤として2,6−ジ−tert−ブチルクレゾール(BHT)0.05部、4−メトキシフェノール(MEHQ)0.38部を加え、70℃で反応させた。残存イソシアネート基が0.1%以下となった時点で反応を終了し、成分(A)であるウレタンアクリレートUA−3を製造した。
[合成例4]共重合体(PA−1)の製造
2Lの4つ口フラスコに、トルエン500gを仕込み、内温が80℃になるように加温した。次いで、N−(n−ブトキシメチル)アクリルアミド125g(25質量%)、メチルメタクリレート200g(40質量%)、スチレン175g(35質量%)と重合触媒としてアゾビスイソブチルニトリル1gを混合したものを2時間等速滴下によりフラスコ内に滴下した。滴下は、フラスコ内を攪拌し、内温を80℃に保ちながら行った。その後1時間毎にアゾビスイソブチルニトリル0.2gを合計4回追加投入しながら80℃で6時間攪拌し、成分(C)である共重合体PA−1を製造した。PA−1のGPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は2.5×10であった。
[合成例5]共重合体(PA−2)の製造
滴下する単量体の混合比率を、N−(n−ブトキシメチル)アクリルアミド120g(24質量%)、メチルメタクリレート100g(20質量%)、スチレン170g(34質量%)、イソボルニルメタアクリレート110g(22質量%)とすること以外は、合成例4と同様にして成分(C)である共重合体PA−2を製造した。PA−2のGPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は1.7×10であった。
[合成例6]共重合体(PA−3)の製造
滴下する単量体の混合比率を、メチルメタクリレート275g(55質量%)、イソボルニルメタアクリレート115g(23質量%)、FA−513M 110g(22質量%)とすること以外は、合成例4と同様にして成分(C)である共重合体PA−3を製造した。PA−3のGPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は5.9×10であった。
[合成例7]共重合体(PA−4)の製造
滴下する単量体の混合比率を、N−(n−ブトキシメチル)アクリルアミド150g(30質量%)、メチルメタクリレート25g(5質量%)、イソボルニルメタアクリレート250g(50質量%)、スチレン75g(15質量%)とすること以外は、合成例4と同様にして成分(C)である共重合体PA−4を製造した。PA−4のGPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は5.0×10であった。
[合成例8]共重合体(PA−5)の製造
、滴下する単量体の混合比率を、ジブチルフマレート800g(36質量%)、スチレン866g(40質量%)、ヒドロキシエチルメタアクリレー525g(24質量%)とすること以外は、合成例4と同様にして成分(C)である共重合体PA−5を製造した。PA−5のGPCにより測定したポリスチレン換算の重量平均分子量は2.2×10であった。
[実施例1]
成分(A)として合成例1で製造したUA−1 10.6質量部(固形分換算)、成分(B)としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER M600)4.8質量部、トリメチロールプロパンテトラアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER M300)2.2質量部、EO変性水素化ビスフェノールAジアクリレート(Miwon製、商品名MIRAMER M240)0.7質量部、テトラヒドロキシフルフリルアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER M150)1.5質量部、成分(C)としてPA−1 4.1質量部(固形分換算)及びPA−2 6.0質量部(固形分換算)、成分(D)として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン0.4部及びベンゾフェノン0.8部、添加剤として含フッ素基・親水性基・親油性基含有オリゴマー(DIC製 商品名メガファックF−477)0.1質量部、トリスメタアクリロイルオキシフォスフェート(大阪有機化学工業製 商品名ビスコート3PMA)0.3質量部、並びに有機溶剤としてトルエン30部、キシレン30部、n−ブタノール30部、酢酸エチル20部を、混合溶解して活性エネルギー線硬化型組成物(アンダーコート材)を製造した。
この活性エネルギー線硬化型組成物(アンダーコート材)について、以降に説明する方法で平滑性を評価し、またテストピースを作製して初期付着性と耐湿性の評価を行った。結果を表1に示した。
[平滑性の評価]
組成物をスプレーにより、ABS製基材に硬化後の膜厚が15μmとなるようにスプレー塗装した。次いで、オーブンを用いて60℃で2分間加熱することにより有機溶剤を揮発させた。その後、空気中で、塗布面の上方より、高圧水銀灯を用いて、積算光量1000mJ/cm(波長340nm〜380nmの紫外線積算エネルギー量)の紫外線を照射して硬化させた後、塗膜の外観を目視で観察した。平滑性は以下の基準で評価した。
◎…表面が平滑であり、高光沢である。
〇…表面が平滑であるが、光沢はやや鈍い。
△…表面にやや凹凸が有り、平滑ではない。
×…表面の凹凸が酷く平滑ではない。
[テストピースの作製]
PA−4のトルエン溶液20質量部(固形分換算で10質量部)と、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER M600)30質量部、トリメチロールプロパントリアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER M300)20質量部、EO変性水素化ビスフェノールAジアクリレート(Miwon製、商品名MIRAMER M240)25質量部、テトラヒドロフルフリルアクリレート(大阪有機化学工業製 商品名:ビスコート#150)10質量部、ベンゾフェノン5質量部、トルエン30質量部、キシレン30質量部、n−ブタノール30質量部及び酢酸エチル20質量部を混合攪拌してトップコート材(1)(本発明の活性エネルギー線硬化型組成物に該当しない)を調製した。
評価用の活性エネルギー線硬化型組成物(アンダーコート材)をABS樹脂製の縦9cm、横5cm、厚さ3mmの長方形のシートに硬化塗膜の膜厚が15μmになるようにスプレー塗装した。次いで、オーブンを用いて60℃で2分間加熱することにより有機溶剤を揮発させた。その後、空気中で、塗布面の上方より、高圧水銀灯を用いて、積算光量1000mJ/cm(波長340nm〜380nmの紫外線積算エネルギー量)の紫外線を照射して硬化させ、アンダーコート層を形成した。引き続きアンダーコート層の表面にアルミを真空蒸着法により蒸着させて、更に金属膜の腐食防止等を目的として上記のトップコート材(1)を用いてアンダーコート層と同じ条件でトップコート層を形成し、評価用積層体(以下、テストピースという。)を作製した。
[初期付着性の評価]
テストピースにカッターナイフで碁盤目に1mm間隔で基材まで達するカットを入れて1mmの碁盤目を100個作り、その上にニチバン製のセロテープ(登録商標)を貼りつけてから急激にはがし、基材とアンダーコート、アンダーコートと金属膜、又は金属膜とトップコートとの間で剥離した碁盤目の状態を観察した。初期付着性は以下の基準で評価した。
◎…碁盤目カット剥離試験で剥離なし。
〇…碁盤目カット試験で剥離なしだが、切り溝がやや欠ける。
△…碁盤目カット試験でやや剥離。
×…碁盤目カット試験で全面剥離。
[耐湿性の評価]
テストピースを、50℃・98%RHの雰囲気中に72時間放置した後取り出し、外観を目視で観察し以下の基準で評価した。さらに前記の初期付着性と同じ方法で試験及び評価を行った。
(外観の評価基準)
〇…異常なし。
△…やや塗膜に白化あり。
×…塗膜の白化大。
[実施例2、比較例1]
表1の組成欄に示す配合及び組成とする以外は、実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化型組成物(アンダーコート材)を調製し、評価した。結果を表1に示した。
[実施例3]
表1の組成欄に示す配合及び組成とする以外は実施例1と同様にして活性エネルギー線硬化型組成物(トップコート材)を調製した。この活性エネルギー線硬化型組成物(アンダーコート材)について、実施例1と同様にして平滑性を評価した。また、以下の方法でテストピースを作製し、実施例1と同様にして初期付着性と耐湿性の評価を行った。結果を表1に示した。
[テストピースの作製]
PA−5のトルエン溶液12質量部(固形分換算で6質量部)と、エポキシアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER PE210)10質量部、ポリエステルアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER PS4140)5質量部、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサクリレート(日本化薬製 商品名:DPCA−20)5質量部、PO変性ネオペンチルグリコールジアクリレート(Miwon製 商品名MIRAMER M216)4質量部、ベンゾフェノン0.4質量部、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン0.8質量部、トルエン30質量部、キシレン30質量部、n−ブタノール30質量部及び酢酸エチル20質量部を混合攪拌して活性エネルギー線硬化型組成物(2)(アンダーコート材、本発明に該当しない)を調製した。
活性エネルギー線硬化型組成物(2)(アンダーコート材)をABS樹脂製の縦9cm、横5cm、厚さ3mmの長方形のシートに硬化塗膜の膜厚が15μmになるようにスプレー塗装した。次いで、オーブンを用いて60℃で2分間加熱することにより有機溶剤を揮発させた。その後、空気中で、塗布面の上方より、高圧水銀灯を用いて、積算光量1000mJ/cm(波長340nm〜380nmの紫外線積算エネルギー量)の紫外線を照射して硬化塗膜を形成することでアンダーコート層を形成した。引き続きアンダーコート層の表面にアルミを真空蒸着法により蒸着させて、更に金属膜の腐食防止等を目的として評価用の活性エネルギー線硬化型組成物(トップコート材)を用いてアンダーコート層と同じ条件でトップコート層を形成してテストピースを作製した。
[実施例4、比較例2]
表1の組成欄に示す配合及び組成とする以外は実施例3と同様にして活性エネルギー線硬化型組成物(トップコート材)を調製し、評価した。結果を表1に示した。
Figure 2021161234
表1中の略号は、以下の化合物を示す。
・UA−1:合成例1で得たウレタンアクリレートUA−1
・UA−2:合成例2で得たウレタンアクリレートUA−2
・UA−3:合成例3で得たウレタンアクリレートUA−3
・DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(Miwon製、商品名:MIRAMER M600)
・PS4140:ポリエステルアクリレート(Miwon製、商品名:MIRAMER PS4140)
・TMPTA:トリメチロールプロパンテトラアクリレート(Miwon製、商品名:Miramer M300)
・PETIA:ペンタエリスリトールテトラアクリレート(Miwon製、商品名:Miramer M340)
・BPAEODA:EO2モル変性ビスフェノールAジアクリレート(Miwon製、商品名:Miramer M240)
・A−DOG:ジオキサングリコールジアクリレート(新中村化学工業製、商品名:NKエステルA−DOG)
・THFA:テトラヒドロキシフルフリルアクリレート(Miwon製、商品名:Miramer M150)
・EHA:2−エチルヘキシルアクリレート(三菱ケミカル製)
・PA−1:合成例4で得た共重合体PA−1
・PA−2:合成例5で得た共重合体PA−2
・PA−3:合成例6で得た共重合体PA−3
・PA−4:合成例7で得た共重合体PA−4
・HCPK:1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン
・BPN:ベンゾフェノン
・MBF:メチルベンゾイルホルメート
・F−477:含フッ素基・親水性基・親油性基含有オリゴマー(DIC製、商品名:メガファックF−477)
・BYK−3440:アクリルコポリマー(BYK製、商品名:BYK−3440)
・3PMA:トリスメタアクリロイルオキシフォスフェート(大阪有機化学工業製、商品名:ビスコート3PMA)
・PM−21:2−メタクリロイロキシエチルカプロエートアシッドホスフェート(日本化薬工業製、商品名:カヤマーPM−21)
以上の実施例から、本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物から形成した硬化塗膜は平滑性及び耐湿性に優れていた。一方、成分(A)を配合しなかった活性エネルギー線硬化型樹脂組成物から形成した硬化塗膜は、耐湿性が不十分であった。
本発明の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物は、優れた耐湿性と平滑性を有する硬化塗膜を形成できるので、基材の表面にイオン化蒸着やスパッタリング等の金属化処理により金属膜を形成する際のアンダーコート層やトップコート層の材料として好適に用いることができる。

Claims (9)

  1. 下記の化合物(a1)由来の構造を有するウレタン(メタ)アクリレート(A)、
    少なくとも1つの(メタ)アクリロイル基を有する(A)成分以外のモノマー(B)、
    ビニル系単量体の(共)重合体及び/又は(A)成分以外のポリオールからなるオリゴマー(C)、並びに、
    光重合開始剤(D)を含む
    活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
    化合物(a1):以下の化合物(a11)又は(a12)からなる少なくとも1種のポリオール
    化合物(a11):水酸基を有する炭素数4〜24の脂肪酸のグリセリド
    化合物(a12):炭素数4〜22の脂肪族多価カルボン酸とポリオールから得られるポリエステルポリオール
  2. 前記ウレタン(メタ)アクリレート(A)が、前記化合物(a1)、下記化合物(a2)及び下記化合物(a3)を反応させて得られたウレタン(メタ)アクリレートである請求項1に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
    化合物(a2):イソシアネート基を少なくとも2つ有するイソシアネート
    化合物(a3):水酸基及び(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物
  3. 前記化合物(a11)が、ひまし油又は脱水ひまし油である請求項1又は2に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  4. 前記化合物(a12)における炭素数4〜22の脂肪族多価カルボン酸が、セバシン酸である請求項1〜3のいずれか一項に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  5. 成分(A)〜(C)の総量に対して成分(A)が5〜50質量%、成分(B)が20〜80質量%、成分(C)が1〜30質量%である請求項1〜4のいずれか一項に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の活性エネルギー線硬化型樹脂組成物に活性エネルギー線を照射して硬化してなる硬化物。
  7. 基材の表面に請求項6に記載の硬化物からなる硬化塗膜を有する積層体。
  8. 基材、請求項6に記載の硬化物からなる硬化塗膜及び金属膜が、この順に積層されている請求項7に記載の積層体。
  9. 前記金属膜の表面にさらに硬化塗膜が積層されている請求項8に記載の積層体。
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