JP2021160600A - 車両用電動駆動装置の取り付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】組立のために大型の設備が不要になり、省スペースで組立可能な車両用電動駆動装置の取り付け方法を得る。【解決手段】車両用電動駆動装置の取付け方法は、例えば、アクスルケースと、モータと、デファレンシャルギヤおよび第1ギヤ機構を有し、アクスルケースに着脱可能に取り付けられ、アクスルケースから第1方向の反対方向に延びた伝動ユニットと、を備えた車両用電動駆動装置の取り付け方法であって、車両のフレームにアクスルケースを取り付けるアクスルケース取り付け工程と、フレームに取り付けられたアクスルケースに、モータおよび伝動ユニットを取り付けるユニット取り付け工程と、を含む。【選択図】図6
Description
本発明は、車両用電動駆動装置の取り付け方法に関する。
従来、モータと、減速を行なうギヤ機構と、デファレンシャルギヤと、ドライブシャフトと、アクスルケースと、を備え、モータとギヤ機構とがアクスルケースを挟む位置でアクスルケースに取り付けられた車両用電動駆動装置が知られている。車両用電動駆動装置は、車両のフレームに取り付けられて使用される。
この種の車両用電動駆動装置は、モータとギヤ機構とを大型なアクスルケースに対して取り付ける必要があるため、組立のために大型の設備や広いスペースを要する。
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、組立のために大型の設備が不要になり、省スペースで組立可能な車両用電動駆動装置の取り付け方法を得ることである。
本発明の車両用電動駆動装置の取付け方法は、例えば、アクスルケースと、前記アクスルケースに収容され、第1中心軸回りに回転可能なドライブシャフトと、前記アクスルケースに対して、前記第1中心軸の軸方向と交差する第1方向側に位置され、前記第1方向に沿う第2中心軸回りに回転するモータシャフトを有したモータと、少なくとも一部が前記アクスルケースに対して前記第1方向の反対方向側に位置され前記第1方向に沿う第3中心軸回りに回転可能であり前記モータシャフトから動力が伝達される入力シャフトと、前記第3中心軸と平行かつ前記第3中心軸と間隔を空けて並んだ第4中心軸回りに回転可能な出力シャフトと、前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間に介在し前記動力を伝達する複数のギヤと、を有した第1ギヤ機構と、前記アクスルケースに収容され、前記ドライブシャフトおよび前記出力シャフトと連結され、前記出力シャフトからの前記動力を前記ドライブシャフトに伝達するデファレンシャルギヤと、前記デファレンシャルギヤと、前記第1ギヤ機構と、を有し、前記アクスルケースに着脱可能に取り付けられ、前記アクスルケースから前記第1方向の反対方向に延びた伝動ユニットと、を備えた車両用電動駆動装置の取り付け方法であって、車両のフレームに前記アクスルケースを取り付けるアクスルケース取り付け工程と、前記フレームに取り付けられた前記アクスルケースに、前記モータおよび前記伝動ユニットを取り付けるユニット取り付け工程と、を含む。
本発明の実施形態によれば、車両のフレームに取り付けられたアクスルケースに対して、モータと、デファレンシャルギヤおよび第1ギヤ機構を含む伝動ユニットとを取り付けるため、組立のために大型の設備が不要になり、省スペースで組立可能な車両用電動駆動装置の取り付け方法を得ることができる。
以下、本発明の例示的な実施形態が開示される。なお、本明細書において、序数は、部品や部位等を区別するために用いられており、順番や優先度を示すものではない。
(車両1000の構成)
図1は、実施形態の車両1000の一部の例示的な平面図である。図2は、実施形態の車両1000の一部の例示的な側面図である。図3は、実施形態の車両1000の一部の例示的な正面図である。図4は、実施形態の車両1000の一部の例示的な背面図である。
図1は、実施形態の車両1000の一部の例示的な平面図である。図2は、実施形態の車両1000の一部の例示的な側面図である。図3は、実施形態の車両1000の一部の例示的な正面図である。図4は、実施形態の車両1000の一部の例示的な背面図である。
図1〜図4に示されるように、車両1000は、車両用電動駆動装置1と、車輪18L,18Rと、フレーム1001と、懸架装置1002と、を備える。車両1000は、例えば、トラックやバスである。なお、車両1000は、上記に限定されない。また、以下の説明では、便宜上、互いに直交する三方向が定義されている。X方向は、車両前後方向の前方と同じであり、Y方向は、車両幅方向(車幅方向)に沿い、Z方向は、車両上下方向の上方と同じである。
フレーム1001は、ラダーフレームである。フレーム1001は、二つのサイドレール1003L,1003Rと、複数のクロスメンバ1004と、を有する。二つのサイドレール1003L,1003Rは、Y方向すなわち車幅方向に互いに間隔を空けて並ぶとともに、X方向すなわち車両前後方向に延びている。
複数のクロスメンバ1004は、X方向すなわち車両前後方向に互いに間隔を空けて並ぶとともに、Y方向すなわち車両幅方向に延びている。複数のクロスメンバ1004は、二つのサイドレール1003L,1003Rに掛け渡されて、サイドレール1003L,1003Rを結合している。複数のクロスメンバ1004は、車両用電動駆動装置1および車輪18L,18RのX方向側すなわち前方側に位置されたクロスメンバ1004Aと、車両用電動駆動装置1および車輪18L,18RのX方向の反対側すなわち後方側に位置されたクロスメンバ1004Bと、を含む。
懸架装置1002は、車両用電動駆動装置1をフレーム1001に懸架している。すなわち、懸架装置1002は、車両用電動駆動装置1をフレーム1001に結合している。
懸架装置1002は、二つのリーフスプリング1005L,1005Rと、二つのショックアブソーバ1006L,1006Rと、を有する。リーフスプリング1005Lの両端部は、サイドレール1003Lに支持されている。リーフスプリング1005Rの両端部は、サイドレール1003Rに支持されている。二つのリーフスプリング1005R,1005Lのそれぞれの中間部に、車両用電動駆動装置1が結合されている。リーフスプリング1005L,1005Rは、懸架装置1002に含まれるばね装置の一例である。
ショックアブソーバ1006Lの上端部は、支持部材(不図示)を介してサイドレール1003Lに支持されている。ショックアブソーバ1006Rの上端部は、支持部材(不図示)を介してサイドレール1003Rに支持されている。ショックアブソーバ1006L,1006Rのそれぞれの下端部に、車両用電動駆動装置1が結合されている。ショックアブソーバ1006L,1006Rは、減衰装置の一例である。
車両用電動駆動装置1は、車輪18L,18Rを回転駆動する。車両用電動駆動装置1は、電動アクスル装置とも称される。
(車両用電動駆動装置1の構成)
図5は、実施形態の車両用電動駆動装置1の概略的構成を示した例示的な図である。図5に示されるように、車両用電動駆動装置1は、アクスルケース10と、モータ11と、接続機構12と、変速機13と、デファレンシャルギヤ14と、ドライブシャフト15L,15Rと、パーキングロックギヤ17と、パーキングブレーキ(不図示)と、を備えている。車両用電動駆動装置1では、モータ11から出力された動力が、接続機構12、変速機13、およびデファレンシャルギヤ14を介して、ドライブシャフト15L,15Rに伝達される。これにより、ドライブシャフト15L,15Rに固定された車輪18L,18Rが回転する。
図5は、実施形態の車両用電動駆動装置1の概略的構成を示した例示的な図である。図5に示されるように、車両用電動駆動装置1は、アクスルケース10と、モータ11と、接続機構12と、変速機13と、デファレンシャルギヤ14と、ドライブシャフト15L,15Rと、パーキングロックギヤ17と、パーキングブレーキ(不図示)と、を備えている。車両用電動駆動装置1では、モータ11から出力された動力が、接続機構12、変速機13、およびデファレンシャルギヤ14を介して、ドライブシャフト15L,15Rに伝達される。これにより、ドライブシャフト15L,15Rに固定された車輪18L,18Rが回転する。
また、図1および図5に示されるように、車両用電動駆動装置1は、駆動ユニット100と、伝動ユニット200と、を備える。
図5に示されるように、駆動ユニット100は、モータ11と、接続機構12と、駆動ハウジング101と、を有する。
駆動ユニット100は、アクスルケース10のX方向側すなわち前方側に位置した状態で、アクスルケース10に着脱可能に取り付けられている。駆動ユニット100は、アクスルケース10から、X方向すなわち前方に延びている。換言すると、駆動ユニット100は、アクスルケース10からX方向に突出している。X方向は、第1方向の一例である。
伝動ユニット200は、変速機13と、デファレンシャルギヤ14と、パーキングロックギヤ17と、パーキングブレーキと、伝動ハウジング201と、を有する。伝動ユニット200は、アクスルケース10のX方向の反対側すなわち後方側に位置した状態で、アクスルケース10に着脱可能に取り付けられている。
伝動ユニット200は、アクスルケース10から、X方向の反対方向すなわち後方に延びている。換言すると、伝動ユニット200は、アクスルケース10から、X方向の反対方向に突出している。
駆動ユニット100と伝動ユニット200とは、アクスルケース10に互いに独立して取り付けられている。換言すると、駆動ユニット100と伝動ユニット200とは、互いに別々にアクスルケース10に取り付けられている。すなわち、モータ11と変速機13とが、互いに独立してアクスルケース10に取り付けられている。
アクスルケース10は、リジットアクスルのケースであり、デファレンシャルギヤ14と、ドライブシャフト15L,15Rと、を収容している。
アクスルケース10は、複数の部材の組み合わせによって構成されている。具体的には、アクスルケース10は、ベース部材91と、二つの筒状部材93R,93Lと、を有している。ベース部材91は、枠状(無端状)に形成されており、内部にデファレンシャルギヤ14を収容する収容室が設けられている。また、二つの筒状部材93R,93Lは、ベース部材91から車幅方向に沿って互いに反対方向に延びている。具体的には、筒状部材93Rは、ベース部材91からY方向に延び、筒状部材93Lは、ベース部材91からY方向の反対方向に延びている。二つの筒状部材93R,93Lは、ネジやボルト等の結合具や溶接等によってベース部材91に固定されている。二つの筒状部材93R,93Lのそれぞれには、ドライブシャフト15L,15Rを収容する収容室が設けられている。なお、アクスルケース10の部材同士の固定手段は、上記に限られない。アクスルケース10は、ケースやリジットアクスルとも称される。
また、ベース部材91は、二つの合わせ面91a,91bを有する。合わせ面91aは、X方向すなわち前方の端面であり、X方向を向いている。合わせ面91bは、X方向の反対方向すなわち後方の端面であり、X方向の反対方向を向いている。合わせ面91a,91bは、平面である。
ドライブシャフト15L,15Rは、Y方向すなわち車幅方向に延びている。ドライブシャフト15L,15Rは、Y方向(車幅方向)に間隔を空けて一直線上に配置されている。ドライブシャフト15L,15Rの間にデファレンシャルギヤ14が配置されている。ドライブシャフト15L,15Rは、アクスルケース10に収容されるとともに、中心軸Ax1回りに回転可能に軸受を介してアクスルケース10に支持されている。中心軸Ax1は、Y方向すなわち車幅方向に沿う。中心軸Ax1は、第1中心軸の一例である。
駆動ユニット100の駆動ハウジング101は、ベース部材102と、モータケース11aと、を有する。ベース部材102は、合わせ面102aを有する。合わせ面102aは、X方向の反対方向すなわち後方の端面であり、X方向の反対方向を向いている。合わせ面102aは、アクスルケース10の合わせ面91aと重ねられている。ベース部材102は、アクスルケース10のベース部材91のX方向側すなわち前方側においてベース部材91と重ねられた状態でベース部材91にネジやボルト等の結合具によって固定されている。ベース部材102には、接続機構12を収容する収容室の一部とデファレンシャルギヤ14等を収容する収容室の一部とが設けられている。モータケース11aは、ベース部材102のX方向側すなわち前方側においてベース部材102と重ねられた状態でベース部材102にネジやボルト等の結合具によって固定されている。ベース部材102とカバー部材11fとの間に、接続機構12を収容する収容室が設けられている。
モータ11は、モータケース11aと、モータシャフト11bと、ロータ11cと、ステータ11dと、を有している。
モータケース11aは、モータシャフト11bの一部と、ロータ11cと、ステータ11dと、を収容している。モータケース11aは、凹状の本体11eと、本体11eの開口を覆ったカバー部材11fと、を有する。カバー部材11fには、カバー部材11fを貫通した開口部11gが設けられている。カバー部材11fは、本体11eに固定されている。カバー部材11fは、本体11eに着脱可能である。
モータケース11aは、アクスルケース10に支持(固定)されている。詳細には、モータケース11aは、ベース部材102を介してアクスルケース10に支持(固定)されている。モータケース11aは、ネジ等によってベース部材102に着脱可能に取り付けられている。すなわち、モータ11は、アクスルケース10に着脱可能に取り付けられている。
モータシャフト11bは、中心軸Ax2回りに回転可能にモータケース11aに支持されている。中心軸Ax2は、X方向(車両前後方向)すなわち中心軸Ax1と直交(交差)する方向に沿っている。モータシャフト11bの一部は、開口部11gからモータケース11aの外部に突出している。また、モータシャフト11bにおける本体11eから突出した部分は、二つの軸受B1,B2によって回転可能に支持されている。二つの軸受B1,B2は、X方向に間隔を空けて並べられている。二つの軸受B1、B2は、カバー部材11fおよびベース部材102に支持されている。すなわち、モータシャフト11bにおける本体11eから突出した部分は、二つの軸受B1,B2を介してカバー部材11fおよびベース部材102に回転可能に支持されている。
ロータ11cは、モータシャフト11bと一体に回転する。ステータ11dは、ロータ11cの外周を囲み、モータケース11aに固定されている。
モータ11は、電力が供給されることにより、モータシャフト11bに中心軸Ax2回りのトルク(動力)を付与する。すなわち、モータシャフト11bは、動力を出力する。モータ11のモータシャフト11bから出力された動力は、接続機構12を介して変速機13に入力される。
接続機構12は、第1ギヤ71と、第2ギヤ72と、伝達シャフト73と、を有している。接続機構12は、第1ギヤ71に入力された回転を減速して第2ギヤ72から出力する減速機構である。なお、接続機構12は、例えば、第1ギヤ71に入力された回転を増速して第2ギヤ72から出力する増速機構であってもよいし、減速も増速もしない機構であってもよい。接続機構12は、結合機構や動力伝達機構とも称される。接続機構12は、第2ギヤ機構の一例である。
伝達シャフト73は、モータ11のモータシャフト11bと離間し、かつ平行に配置されている。伝達シャフト73は、中心軸Ax3回りに回転可能に駆動ハウジング101に支持されている。中心軸Ax3は、中心軸Ax2と平行かつ中心軸Ax2と間隔を空けて並んでいる。詳細には、伝達シャフト73は、二つの軸受B3,B4によって回転可能に支持されている。二つの軸受B3,B4は、X方向に間隔を空けて並べられている。二つの軸受B3,B4は、カバー部材11fおよびベース部材102に支持されている。すなわち、伝達シャフト73は、二つの軸受B3,B4を介してカバー部材11fおよびベース部材102に回転可能に支持されている。
第1ギヤ71は、モータ11のモータシャフト11bに固定され、モータシャフト11bと一体に中心軸Ax2回りに回転する。
第2ギヤ72は、伝達シャフト73に固定され、伝達シャフト73と一体に中心軸Ax3回りに回転する。
伝動ユニット200の伝動ハウジング201は、デフハウジング202と、後述の変速機ハウジング24と、を有する。変速機ハウジング24は、変速機ケースとも称される。
デフハウジング202は、二つの合わせ面202a,202bを有する。合わせ面202aは、X方向すなわち前方の端面であり、X方向を向いている。合わせ面202aは、アクスルケース10の合わせ面91bと重ねられている。合わせ面202bは、X方向の反対方向すなわち後方の端面であり、X方向の反対方向を向いている。合わせ面202bは、デフハウジング202の隔壁202cに含まれる。合わせ面202a,202bは、平面である。
デフハウジング202は、アクスルケース10のベース部材91のX方向の反対方向側すなわち後方側においてベース部材91と重ねられた状態でベース部材91にネジやボルト等の結合具によって固定されている。デフハウジング202には、デファレンシャルギヤ14等を収容する収容室の一部が設けられている。
変速機13は、リングギヤ52およびドライブシャフト15L,15Rの回転の中心軸Ax1に対して、モータ11の反対側に配置されている。すなわち、モータ11と変速機13との間に中心軸Ax1が位置している。より詳細には、モータ11と変速機13とは、中心軸Ax1を間にして車両前後方向に並べられている。
変速機13は、入力シャフト21と、出力シャフト22と、複数のギヤ段30と、ギヤ接続機構23と、変速機ハウジング24と、を有している。入力シャフト21、出力シャフト22、複数のギヤ段30、およびギヤ接続機構23は、変速機ハウジング24内に収容されている。変速機13は、一例として、入力シャフト21に入力された回転(動力)の減速を行なう構成である。なお、変速機13は、減速と増速とを行なう構成であってもよいし、増速だけを行なう構成であってもよい。すなわち、変速機13は、減速と増速との少なくとも一方を行なう構成であってよい。変速機ハウジング24は、ギヤハウジングの一例である。
変速機ハウジング24は、合わせ面24aを有する。合わせ面24aは、X方向すなわち前方の端面であり、X方向を向いている。合わせ面24aは、デフハウジング202の合わせ面202bと重ねられている。
変速機ハウジング24は、アクスルケース10に支持(固定)されている。詳細には、変速機ハウジング24は、デフハウジング202を介してアクスルケース10に支持(固定)されている。変速機ハウジング24は、ネジ等によってデフハウジング202に着脱可能に取り付けられている。すなわち、変速機13は、アクスルケース10に着脱可能に取り付けられている。
入力シャフト21と出力シャフト22とは、互いに離間し、かつ平行に配置されている。入力シャフト21は、中心軸Ax3回りに回転可能に変速機ハウジング24に支持されている。中心軸Ax3は、中心軸Ax1と直交(交差)する方向に沿っている。詳細には、入力シャフト21は、二つの軸受B5,B6によって回転可能に支持されている。二つの軸受B5,B6は、X方向に間隔を空けて並べられている。軸受B5は、B6のX方向に位置されている。二つの軸受B5,B6は、伝動ハウジング201に支持されている。すなわち、入力シャフト21は、二つの軸受B5,B6を介して伝動ハウジング201に回転可能に支持されている。より詳細には、軸受B5は、デフハウジング202の隔壁202cに設けられた開口部202dに嵌められてデフハウジング202に支持されている。軸受B6は、変速機ハウジング24に支持されている。入力シャフト21は、開口部202dに入れられて当該開口部202dを貫通している。
出力シャフト22は、中心軸Ax4回りに回転可能に変速機ハウジング24に支持されている。中心軸Ax4は、中心軸Ax1と直交(交差)する方向に沿っている。中心軸Ax4は、中心軸Ax3と平行かつ中心軸Ax3と間隔を空けて並んでいる。詳細には、出力シャフト22は、二つの軸受B7,B8によって回転可能に支持されている。二つの軸受B7,B8は、X方向に間隔を空けて並べられている。軸受B7は、B8のX方向に位置されている。軸受B7は、二つの軸受B7,B8のうちデファレンシャルギヤ14に近い方である。二つの軸受B7,B8は、伝動ハウジング201に支持されている。すなわち、入力シャフト21は、二つの軸受B7,B8を介して伝動ハウジング201に回転可能に支持されている。より詳細には、軸受B7は、デフハウジング202の隔壁202cに設けられた開口部202eに嵌められてデフハウジング202に支持されている。また、軸受B7は、二つの軸受B7a,B7bの組み合わせによって構成されている。軸受B8は、変速機ハウジング24に支持されている。出力シャフト22は、開口部202eに入れられて当該開口部202eを貫通している。ここで、開口部202dと開口部202eとは、互いに離間している。また、開口部202dおよび開口部202eと、開口部11gとは、互いに離間している。中心軸Ax1〜Ax4は、回転軸とも称される。
入力シャフト21には、モータ11の動力が接続機構12を介して入力され、当該動力によって回転する。
複数のギヤ段30は、それぞれ、常時噛み合い式のギヤ段であり、入力シャフト21と出力シャフト22とに渡って設けられている。複数のギヤ段30は、互いにギヤ比(ギヤ比=入力シャフト21の回転数/出力シャフト22の回転数)が異なる。ギヤ段は、ギヤ対とも称される。ギヤ比は、変速比とも称される。
複数のギヤ段30は、第1速ギヤ段31と、第2速ギヤ段32と、を含む。第1速ギヤ段31と第2速ギヤ段32とは、入力シャフト21の中心軸Ax2の軸方向に互いに間隔を空けて配置されている。第2速ギヤ段32のギヤ比は、第1速ギヤ段31のギヤ比よりも相対的に小さい。第1速ギヤ段31は、入力シャフト21および出力シャフト22とによって減速機構41を構成している。減速機構41は、入力シャフト21に入力された回転を減速して出力シャフト22から出力する。第2速ギヤ段32は、入力シャフト21および出力シャフト22とによって減速機構42を構成している。減速機構42は、入力シャフト21に入力された回転を減速して出力シャフト22から出力する。また、減速機構41および減速機構42は、変速機ハウジング24およびデフハウジング202を介してアクスルケース10に支持されている。第1速ギヤ段31は、ローギヤとも称され、第2速ギヤ段32は、ハイギヤとも称される。なお、複数のギヤ段30の構成は、上記に限られない。例えば、第1速ギヤ段31および第2速ギヤ段32の一方が、増速機構であってもよいし、第1速ギヤ段31および第2速ギヤ段32の両方が、増速機構であってもよい。減速機構41および減速機構42は、第1ギヤ機構の一例である。
第1速ギヤ段31は、互いに噛み合う駆動ギヤ33および従動ギヤ34を有し、第2速ギヤ段32は、互いに噛み合う駆動ギヤ35および従動ギヤ36を有している。駆動ギヤ33は、入力ギヤの一例であり、従動ギヤ34は、出力ギヤの一例である。
駆動ギヤ33,35は、入力シャフト21に固定され、入力シャフト21と一体に中心軸Ax3回りに回転する。
従動ギヤ34,36は、出力シャフト22と相対回転可能に軸受を介して出力シャフト22に支持されており、中心軸Ax4回りに回転する。従動ギヤ34,36は、ギヤ接続機構23によって出力シャフト22と接続されていない状態では、出力シャフト22に対して空転可能である。また、従動ギヤ34,36は、中心軸Ax4の軸方向への移動が制限されている。
また、出力シャフト22には、ファイナルギヤ38が設けられている。ファイナルギヤ38は、出力シャフト22に固定され、出力シャフト22と一体に中心軸Ax4回りに回転する。
ギヤ接続機構23は、第1速ギヤ段31の従動ギヤ34と第2速ギヤ段32の従動ギヤ36との間に設けられている。ギヤ接続機構23は、出力シャフト22と、第1速ギヤ段31の従動ギヤ34および第2速ギヤ段32の従動ギヤ36との接続状態(結合状態)および遮断状態(非結合状態)を選択的に切り替える。すなわち、ギヤ接続機構23は、出力シャフト22と従動ギヤ34,36との間の回転の伝達状態を切り替える。ギヤ接続機構23は、切替機構や選択機構とも称される。
ギヤ接続機構23は、ハブ43と、スリーブ44と、を有している。ハブ43は、出力シャフト22に結合され、出力シャフト22と一体に中心軸Ax4回りに回転する。スリーブ44は、スプライン結合によってハブ43と結合され、ハブ43と一体に中心軸Ax4回りに回転するとともに、ハブ43に対して出力シャフト22の軸方向に移動可能である。すなわち、スリーブ44は、出力シャフト22と一体に中心軸Ax4回りに回転するとともに、出力シャフト22に対して出力シャフト22の軸方向に移動可能である。
スリーブ44は、従動ギヤ34と結合される第1結合位置と、従動ギヤ36と結合される第2結合位置と、第1結合位置と第2結合位置との間の中立位置(図5)と、の間で移動可能に構成されている。不図示のアクチュエータおよび移動機構によって、スリーブ44は、従動ギヤ34との第1結合位置、従動ギヤ36との第2結合位置、および中立位置のうちいずれかに選択的に位置される。スリーブ44が従動ギヤ34との第1結合位置に位置された状態では、出力シャフト22と従動ギヤ34とは一体に回転可能である。この場合、モータ11のモータシャフト11bから、接続機構12、駆動ギヤ33、従動ギヤ34、出力シャフト22、ファイナルギヤ38、デファレンシャルギヤ14、およびドライブシャフト15L,15Rに至る第1速の回転の伝達経路が構成される。
また、スリーブ44が従動ギヤ36との第2結合位置に位置された状態では、出力シャフト22と従動ギヤ36とは一体に回転可能である。この場合、モータ11のモータシャフト11bから、接続機構12、駆動ギヤ35、従動ギヤ36、出力シャフト22、ファイナルギヤ38、デファレンシャルギヤ14、およびドライブシャフト15L,15Rに至る第2速の回転の伝達経路が構成される。
スリーブ44が中立位置に位置された状態では、従動ギヤ34,36は、出力シャフト22に対して空転可能である。
デファレンシャルギヤ14は、デファレンシャルギヤケース51と、リングギヤ52と、差動機構(不図示)と、を有している。
デファレンシャルギヤケース51は、デフハウジング202内に収容されている。デファレンシャルギヤケース51は、中心軸Ax1回りに回転可能に軸受B9,B10を介してデフハウジング202に支持されている。
リングギヤ52は、デファレンシャルギヤケース51に固定され、デファレンシャルギヤケース51と一体に中心軸Ax1回りに回転する。すなわち、リングギヤ52は、中心軸Ax1回りに回転可能に軸受B7を介してデフハウジング202に支持されている。また、リングギヤ52は、ファイナルギヤ38と噛み合っており、ファイナルギヤ38から動力が伝達される。ファイナルギヤ38とリングギヤ52とは、減速ギヤ比(いわゆる最終減速比)を構成している。
差動機構は、デファレンシャルギヤケース51に収容されている。差動機構は、ピニオンシャフトと、二つのピニオンギヤと、二つのサイドギヤと、を有している。ピニオンシャフトは、中心軸Ax1と直交する方向に延びている。ピニオンシャフトは、デファレンシャルギヤケース51に支持されている。ピニオンギヤは、ピニオンシャフト回りに回転可能に、ピニオンシャフトに支持されている。ピニオンシャフトおよびピニオンギヤは、デファレンシャルギヤケース51と一体に中心軸Ax1回りに回転する。二つのサイドギヤは、それぞれ二つのドライブシャフト15L,15Rの端部に固定された状態で、二つのピニオンギヤと噛み合っている。
上記構成のデファレンシャルギヤ14では、リングギヤ52が回転すると、デファレンシャルギヤケース51がピニオンシャフトと一体に回転する。ピニオンシャフトは、ピニオンギヤを、中心軸Ax1を中心として公転させる。これにより、サイドギヤが中心軸Ax1回りに回転し、ドライブシャフト15L,15Rが回転する。サイドギヤに差回転が生じた場合は、ピニオンギヤが、ピニオンシャフトを中心に自転して差回転を吸収する。
上記構成の伝動ユニット200は、複数のユニットの組み合わせによって構成されている。詳細には、伝動ユニット200は、デフユニット203と、ギヤユニット204とを有する。
デフユニット203は、デファレンシャルギヤ14と、デフハウジング202と、を有する。ギヤユニット204は、変速機13(減速機構41、減速機構42、変速機ハウジング24)と、を有している。ギヤユニット204は、デフユニット203に着脱可能に取り付けられている。
また、伝達シャフト73と変速機13の入力シャフト21とは、同一直線上に配置され、結合部80によって、互いに結合されている。ここで、伝達シャフト73は、入力シャフト21に比べて軸方向の長さが短い。なお、伝達シャフト73は、入力シャフト21に比べて軸方向の長さが長くてもよいし、軸方向の長さが入力シャフトと同じであってもよい。伝達シャフト73、入力シャフト21、および結合部80は、モータ11と変速機13との間で動力を伝達するスルードライブシャフト81を構成している。スルードライブシャフト81は、中心軸Ax3回りに回転可能であり、アクスルケース10のX方向側(前方側)からX方向の反対側(後方側)に延び、モータシャフト11bから出力された動力が伝達される。スルードライブシャフト81は、アクスルケース10に収容されるとともに、中心軸Ax3回りに回転可能に、軸受B3〜B6を介してアクスルケース10に支持されている。スルードライブシャフト81は、結合シャフトとも称される。また、伝達シャフト73と入力シャフト21とは、一方が第1部分とも称され、他方が第2部分とも称される。
スルードライブシャフト81は、ドライブシャフト15R(中心軸Ax1)と離間した位置、具体的には中心軸Ax1のZ方向すなわち上側において、X方向すなわち車両前後方向に延びている。したがって、上面視では、スルードライブシャフト81は、中心軸Ax1と重なる(交差する)。なお、スルードライブシャフト81は、ドライブシャフト15Lやデファレンシャルギヤ14の上方に設けられていてもよいし、ドライブシャフト15Rや、ドライブシャフト15L、デファレンシャルギヤ14の下方に設けられていてもよい。
結合部80は、伝達シャフト73と入力シャフト21とを分離可能に結合している。結合部80は、デフハウジング202に収容されている。結合部80は、接続機構12の第2ギヤ72と、変速機13における減速機構41の駆動ギヤ33とのうち、駆動ギヤ33寄りに位置している。上面視では、結合部80は、ドライブシャフト15Rの後方に位置する。なお、結合部80の位置は上記に限られない。
結合部80は、例えば、伝達シャフト73と入力シャフト21とをスプライン結合している。具体的には、結合部80は、伝達シャフト73に設けられた雄スプライン部80aと、入力シャフト21に設けられ雄スプライン部80aとスプライン結合された雌スプライン部80bと、を有する。このような構成では、伝達シャフト73と入力シャフト21とを中心軸Ax3の軸方向に沿って離間させることにより、伝達シャフト73と入力シャフト21とを分離させることができ、伝達シャフト73と入力シャフト21とを中心軸Ax3の軸方向に沿って近接させることにより、伝達シャフト73と入力シャフト21とを結合させることができる。なお、入力シャフト21に雄スプライン部80aが設けられ、伝達シャフト73に雌スプライン部80bが設けられてもよい。また、結合部80は、伝達シャフト73と入力シャフト21とをネジやボルト等の結合具によって、分離可能に結合してもよい。
また、駆動ユニット100は、結合部80を回転可能に支持する軸受B11を有する。軸受B11は、入力シャフト21に設けられた雌スプライン部80bの外周を支持している。軸受B11は、駆動ハウジング101のベース部材102に支持されている。軸受B11は、軸受B3〜B6とは別の軸受である。軸受B11の径は、軸受B3〜B6の径よりも小さい。
以上のように、本実施形態では、駆動ユニット100は、モータ11と伝達シャフト73とを収容した駆動ハウジング101を有し、結合部80は、駆動ハウジング101に収容されている。
また、パーキングロックギヤ17およびパーキングブレーキは、変速機13の出力シャフト22に接続されている。
また、本実施形態では、モータ11と変速機13(減速機構41、減速機構42)とは、リングギヤ52およびドライブシャフト15L,15Rの回転の中心軸Ax1に対して互いに反対側に配置されている。すなわち、モータ11と変速機13(減速機構41、減速機構42)との間に中心軸Ax1が位置している。より詳細には、モータ11と変速機13(減速機構41、減速機構42)とは、中心軸Ax1を間にして車両前後方向に並べられている。
以上の構成の車両用電動駆動装置1では、モータ11のモータシャフト11bから出力された動力は、接続機構12を介して変速機13の入力シャフト21に入力される。変速機13に入力された動力は、複数のギヤ段30のうち選択された一つ(第1速ギヤ段31または第2速ギヤ段32)を介してデファレンシャルギヤ14のリングギヤ52に入力される。リングギヤ52に入力された動力は、差動機構を介してドライブシャフト15L,15Rに入力される。
また、図1〜図4に示されるように、車両用電動駆動装置1は、アクスルケース10が懸架装置1002を介してフレーム1001の二つのサイドレール1003L,1003Rに結合される。アクスルケース10は、二つのリーフスプリング1005L,1005Rおよび二つのショックアブソーバ1006L,1006Rに公知の結合具によって結合される。
(車両用電動駆動装置1の取り付け方法)
次に、車両用電動駆動装置1の取り付け方法を説明する。図6は、実施形態の車両用電動駆動装置1の取り付け工程を示した例示的な図であって、フレーム1001に対するアクスルケース10の取り付け工程を示す図である。図7は、実施形態の車両用電動駆動装置1の取り付け工程を示した例示的な図であって、アクスルケース10に対する駆動ユニット100の取り付け工程を示す図である。図8は、実施形態の車両用電動駆動装置1の取り付け工程を示した例示的な図であって、アクスルケース10に対する伝動ユニット200の取り付け工程を示す図である。以下では、車両用電動駆動装置1の取り付け主体が作業員の例が示されるが、車両用電動駆動装置1の取り付け主体はロボット等の取り付け装置であってもよい。
次に、車両用電動駆動装置1の取り付け方法を説明する。図6は、実施形態の車両用電動駆動装置1の取り付け工程を示した例示的な図であって、フレーム1001に対するアクスルケース10の取り付け工程を示す図である。図7は、実施形態の車両用電動駆動装置1の取り付け工程を示した例示的な図であって、アクスルケース10に対する駆動ユニット100の取り付け工程を示す図である。図8は、実施形態の車両用電動駆動装置1の取り付け工程を示した例示的な図であって、アクスルケース10に対する伝動ユニット200の取り付け工程を示す図である。以下では、車両用電動駆動装置1の取り付け主体が作業員の例が示されるが、車両用電動駆動装置1の取り付け主体はロボット等の取り付け装置であってもよい。
図6に示されるように、作業者は、まず、車両1000のフレーム1001にアクスルケース10を取り付ける(アクスルケース取り付け工程)。具体的には、作業者は、車両1000のフレーム1001に、懸架装置1002を介してアクスルケース10を取り付ける。このとき、懸架装置1002をフレーム1001に取り付けた後に、懸架装置1002にアクスルケース10を取り付けてもよいし、アクスルケース10に懸架装置1002を取り付けた後に、懸架装置1002をフレーム1001に取り付けてもよい。
次に、作業員は、フレーム1001に取り付けられたアクスルケース10に、駆動ユニット100および伝動ユニット200を取り付ける(ユニット取り付け工程)。すなわち、作業員は、フレーム1001に取り付けられたアクスルケース10に、モータ1100および伝動ユニット200を取り付ける。このとき、一例として、図7に示されるように、作業員は、まず、アクスルケース10に駆動ユニット100を取り付ける。この際、作業員は、アクスルケース10の合わせ面91aに駆動ユニット100の合わせ面102aを重ねて、合わせ面91aと合わせ面102aとをボルト等の結合部材によって固定する。
次に、作業員は、アクスルケース10に伝動ユニット200を取り付ける。このとき、作業員は、結合部80の結合を開始する(図8)。ここで、結合部80の結合とは、雄スプライン部80aと雌スプライン部80bとのスプライン結合である。このとき、作業員は、フレーム1001のX方向の反対側からX方向に伝動ユニット200を移動させる。作業員は、結合部80の結合の開始の後に、伝動ユニット200をアクスルケース10に取り付ける(図5)。具体的には、作業員は、アクスルケース10の合わせ面91bに伝動ユニット200の合わせ面202aを重ねて、合わせ面91bと合わせ面202aとをボルト等の結合部材によって固定する。
次に、作業員は、アクスルケース10に、ドライブシャフト15L,15Rを挿入して、ドライブシャフト15L,15Rとデファレンシャルギヤ14とを結合する。次に、作業員は、ドライブシャフト15L,15Rに車輪18L,18Rを取り付ける。
(実施形態の効果)
以上のように、本実施形態では、車両用電動駆動装置1は、アクスルケース10と、ドライブシャフト15L,15Rと、モータ11と、減速機構41および減速機構42(第1ギヤ機構)と、デファレンシャルギヤ14と、伝動ユニット200と、を備える。ドライブシャフト15L,15Rは、アクスルケース10に収容され、中心軸Ax1(第1中心軸)回りに回転可能である。モータ11は、アクスルケース10に対して、中心軸Ax1の軸方向と交差するX方向(第1方向)側に位置されている。モータ11は、X方向に沿う中心軸Ax2(第2中心軸)回りに回転するモータシャフト11bを有する。減速機構41および減速機構42は、少なくとも一部がアクスルケース10に対してX方向の反対方向側に位置されモータシャフト11bから動力が入力される入力シャフト21と、中心軸Ax3(第3中心軸)と平行かつ中心軸Ax3と間隔を空けて並んだ中心軸Ax4(第4中心軸)回りに回転可能な出力シャフト22と、入力シャフト21と出力シャフト22との間に介在し動力を伝達する複数の駆動ギヤ33,35および従動ギヤ34,36(ギヤ)と、を有する。デファレンシャルギヤ14は、アクスルケース10に収容され、ドライブシャフト15L,15Rおよび出力シャフト22と連結され、出力シャフト22からの動力をドライブシャフト15L,15Rに伝達する。伝動ユニット200は、デフユニット203と、ギヤユニット204と、を有する。伝動ユニット200は、アクスルケース10に着脱可能に取り付けられ、アクスルケース10からX方向の反対方向に延びている。そして、車両用電動駆動装置1の取り付け方法は、車両1000のフレーム1001にアクスルケース10を取り付けるアクスルケース取り付け工程と、フレーム1001に取り付けられたアクスルケース10に、モータ11および伝動ユニット200を取り付けるユニット取り付け工程と、を含む。すなわち、車両用電動駆動装置1の組み立てとフレーム1001への車両用電動駆動装置1の取り付けを同時に行なう。車両用電動駆動装置1の取り付け方法は、車両用電動駆動装置1の組み付け方法や、車両用電動駆動装置1の製造方法とも称される。
以上のように、本実施形態では、車両用電動駆動装置1は、アクスルケース10と、ドライブシャフト15L,15Rと、モータ11と、減速機構41および減速機構42(第1ギヤ機構)と、デファレンシャルギヤ14と、伝動ユニット200と、を備える。ドライブシャフト15L,15Rは、アクスルケース10に収容され、中心軸Ax1(第1中心軸)回りに回転可能である。モータ11は、アクスルケース10に対して、中心軸Ax1の軸方向と交差するX方向(第1方向)側に位置されている。モータ11は、X方向に沿う中心軸Ax2(第2中心軸)回りに回転するモータシャフト11bを有する。減速機構41および減速機構42は、少なくとも一部がアクスルケース10に対してX方向の反対方向側に位置されモータシャフト11bから動力が入力される入力シャフト21と、中心軸Ax3(第3中心軸)と平行かつ中心軸Ax3と間隔を空けて並んだ中心軸Ax4(第4中心軸)回りに回転可能な出力シャフト22と、入力シャフト21と出力シャフト22との間に介在し動力を伝達する複数の駆動ギヤ33,35および従動ギヤ34,36(ギヤ)と、を有する。デファレンシャルギヤ14は、アクスルケース10に収容され、ドライブシャフト15L,15Rおよび出力シャフト22と連結され、出力シャフト22からの動力をドライブシャフト15L,15Rに伝達する。伝動ユニット200は、デフユニット203と、ギヤユニット204と、を有する。伝動ユニット200は、アクスルケース10に着脱可能に取り付けられ、アクスルケース10からX方向の反対方向に延びている。そして、車両用電動駆動装置1の取り付け方法は、車両1000のフレーム1001にアクスルケース10を取り付けるアクスルケース取り付け工程と、フレーム1001に取り付けられたアクスルケース10に、モータ11および伝動ユニット200を取り付けるユニット取り付け工程と、を含む。すなわち、車両用電動駆動装置1の組み立てとフレーム1001への車両用電動駆動装置1の取り付けを同時に行なう。車両用電動駆動装置1の取り付け方法は、車両用電動駆動装置1の組み付け方法や、車両用電動駆動装置1の製造方法とも称される。
よって、本実施形態によれば、車両1000のフレーム1001に取り付けられたアクスルケース10に対して、モータ11と、デファレンシャルギヤ14、減速機構41および減速機構42(第1ギヤ機構)を含む伝動ユニット200とを取り付けるため、車両用電動駆動装置1の組立のために大型の設備が不要になり、省スペースで車両用電動駆動装置1を組立可能である。
また本実施形態によれば、組み立てが完了した車両用電動駆動装置1を車両のフレーム1001に取り付ける方法に比べて、フレーム1001に車両用電動駆動装置1を取り付ける際に必要な力を小さくしやすい。したがって、フレーム1001に車両用電動駆動装置1を容易に取り付けることができる。また、車両用電動駆動装置1の組み立てとフレーム1001への車両用電動駆動装置1の取り付けとを同時に行なうので、アクスルケース10、駆動ユニット100、および伝動ユニット200をそれぞれ単体の状態で、車両用電動駆動装置1の製造工場から車両組み立て工場に輸送すればよいので、車両用電動駆動装置1の輸送がしやすい。
また、本実施形態では、車両用電動駆動装置1は、スルードライブシャフト81と、駆動ユニット100と、を備える。スルードライブシャフト81は、少なくとも一部がアクスルケース10に対してX方向側に位置されモータシャフト11bから動力が入力される伝達シャフト73と、少なくとも一部がアクスルケース10に対してX方向の反対方向側に位置された入力シャフト21と、伝達シャフト73と入力シャフト21とを結合した結合部80と、を有し、X方向に沿う中心軸Ax3(第3中心軸)回りに回転可能である。駆動ユニット100は、モータ11と、伝達シャフト73と、を有し、アクスルケース10に着脱可能に取り付けられ、アクスルケース10からX方向に延びている。そして、ユニット取り付け工程において、フレーム1001に取り付けられたアクスルケース10に、駆動ユニット100および伝動ユニット200を取り付ける。
このような構成によれば、車両1000のフレーム1001に取り付けられたアクスルケース10に対して、駆動ユニット100と伝動ユニット200とを取り付けるため、車両用電動駆動装置1の組立のために大型の設備が不要になり、省スペースで車両用電動駆動装置1を組立可能である。
また、ユニット取り付け工程は、駆動ユニット100および伝動ユニット200とのうち一方(一例として駆動ユニット100)をアクスルケース10に取り付けた後に、結合部80の結合を開始し、結合部80の結合の開始の後に、駆動ユニット100および伝動ユニット200とのうち他方(一例として伝動ユニット200)をアクスルケース10に取り付ける。
よって、本実施形態によれば、結合部80の結合がしやすい。
また、本実施形態では、駆動ユニット100は、モータシャフト11bと一体に回転する第1ギヤ71と、伝達シャフト73と、第1ギヤ71から動力が伝達され伝達シャフト73と一体に回転する第2ギヤ72と、を有した接続機構12(第2ギヤ機構)を有する。
よって、本実施形態によれば、接続機構12の伝達シャフト73と入力シャフト21とを結合することにより、スルードライブシャフト81の取り付けが完了する。また、本実施形態によれば、モータシャフト11bと入力シャフト21とを同軸上に並べて結合する構成に比べて、モータ11の配置の自由度が大きい。
また、本実施形態では、伝達シャフト73は、入力シャフト21に比べて軸方向の長さが短い。
よって、本実施形態によれば、結合部80を駆動ユニット100と伝動ユニット200とのうち駆動ユニット100側に位置させることができる。
また、本実施形態では、デフユニット203は、デフハウジング202に支持され、出力シャフト22を回転可能に支持した軸受B7(出力シャフト用軸受)を有する。
よって、本実施形態によれば、デファレンシャルギヤ14の噛み合い状態を維持しつつ、デフユニット203とギヤユニット204とを分割することができる。
また、本実施形態では、デフユニット203は、デフハウジング202に支持され、スルードライブシャフト81を回転可能に支持した軸受B5(スルードライブシャフト用軸受)を有する。
よって、本実施形態によれば、軸受B5を支持するための構成(隔壁202c)と軸受B7を支持するための構成(隔壁202c)とを共用することができる。
また、本実施形態では、結合部80は、伝達シャフト73と入力シャフト21との一方(一例として入力シャフト21)に設けられた雄スプライン部80aと、伝達シャフト73と入力シャフト21との他方(一例として伝達シャフト73)に設けられ雄スプライン部80aとスプライン結合された雌スプライン部80bと、を有する。
よって、本実施形態によれば、伝達シャフト73と入力シャフト21との結合を比較的容易に行なうことができる。
また、本実施形態では、モータ11と変速機13とは、互いに独立してアクスルケース10に取り付けられている。
よって、本実施形態によれば、例えば、モータ11と変速機13とを独立してアクスルケース10に着脱できるので、モータが変速機を介してアクスルケースに取り付けられている構成に比べて、モータ11および変速機13の交換がしやすい。また、仕様(性能)が異なる複数のモータ11のそれぞれのアクスルケース10に対する取り付け部(取付面)を統一することにより、いずれのモータ11もアクスルケース10に取り付けることができる。また、仕様(性能)が異なる複数の変速機13のそれぞれのアクスルケース10に対する取り付け部(取付面)を統一することにより、いずれの変速機13もアクスルケース10に取り付けることができる。よって、モータ11と変速機13との組み合わせの数を増やしやすい。
また、本実施形態では、モータ11と変速機13とは、アクスルケース10に対して互いに反対側に位置している。
よって、本実施形態によれば、例えば、モータと変速機とがアクスルケース10に対して互いに同じ側に位置している構成に比べて、モータ11および変速機13の交換のための作業スペースが取りやすいので、モータ11および変速機13の交換がしやすい。また、車両用電動駆動装置1の重量バランスが向上する。
また、上記の構成によれば、モータ11のモータシャフト11bが入れられた開口部11gと変速機13の入力シャフト21および出力シャフト22が入れられた開口部202d,202eとを、離れた位置にしやすい。よって、車両用電動駆動装置1の強度および剛性の低下が抑制されやすい。
また、本実施形態では、開口部11g,202d,202eが互いに離間しているので、開口部11g,202d,202eが一つの開口部として形成された構成に比べて、車両用電動駆動装置1の強度および剛性の低下が抑制されやすい。
また、本実施形態では、車両用電動駆動装置1は、例えば、スルードライブシャフト81を備えている。スルードライブシャフト81は、モータ11から動力が伝達される伝達シャフト73と、伝達シャフト73から動力が伝達される入力シャフト21と、伝達シャフト73と入力シャフト21とを分離可能に結合した結合部80と、を有し、モータ11と変速機13との間で動力を伝達する。
よって、本実施形態によれば、スルードライブシャフト81を伝達シャフト73と入力シャフト21とに分離することができるので、モータ11および変速機13の交換がしやすい。
また、本実施形態では、駆動ユニット100は、モータ11と伝達シャフト73とを収容した駆動ハウジング101を有し、結合部80は、駆動ハウジング101に収容されている。
よって、本実施形態によれば、スルードライブシャフト81の伝達シャフト73を短くしやすい。よって、伝達シャフト73の振れを抑制しやすい。
また、本実施形態では、車両用電動駆動装置1は、結合部80を回転可能に支持した軸受B11(結合部用軸受)を備える。
よって、本実施形態によれば、結合部80と入力シャフト21を支持する軸受B5との間隔が比較的長くなっても、入力シャフト21における結合部80に支持されている端部(先端部)の振れを抑制しやすい。
また、本実施形態では、軸受B11(結合部80用軸受)の径は、軸受B3〜B6(スルードライブシャフト用軸受)の径よりも小さい。
よって、本実施形態によれば、軸受B11の径が、軸受B3〜B6の径以上の場合に比べて、軸受B11の配置スペースが小さくて済む。
また、本実施形態では、結合部80は、伝達シャフト73に設けられた雄スプライン部80aと、入力シャフト21に設けられ雄スプライン部80aとスプライン結合された雌スプライン部80bと、を有する。
よって、本実施形態によれば、入力シャフト21の振れ止め効果がより高い。
なお、入力シャフト21に雄スプライン部80aを設け、伝達シャフト73に雌スプライン部80bを設けて、伝達シャフト73の雌スプライン部80bを軸受B11で支持してもよい。この場合には、軸受B11が設置された状態でも伝達シャフト73に入力シャフト21を容易に結合することができる。
なお、上記実施形態では、モータ11と変速機13とが、アクスルケース10に対して互いに反対側に位置した例が示されたが、これに限定されない。例えば、モータ11と変速機13とは、アクスルケース10に対して互いに同じ側に位置していてもよい。この場合、モータ11と変速機13とは、車幅方向に並べられていてもよいし、上下方向に並べられていてもよい。
また、上記各実施形態では、第1ギヤ機構が減速機構41および減速機構42の例が示されたが、これに限定されない。例えば、第1ギヤ機構は、一つの減速機構41だけまたは一つの減速機構42だけによって構成されてもよい。すなわち、第1ギヤ機構は、ギヤ段30を選択可能でない構成であってもよい。また、第1ギヤ機構は、入力シャフト21の回転数と出力シャフト22の回転数とを同じにする構成、すなわち減速および増速をしない構成であってもよい。
また、上記実施形態では、フレーム1001がラダーフレームである例が示されたが、これに限定されない。フレーム1001は、例えば、モノコックフレームやX型フレーム、トラスフレーム等であってもよい。
また、上記実施形態では、懸架装置1002に含まれるばねとして、リーフスプリング1005L,1005Rの例が示されたが、これに限定されない。例えば、懸架装置1002に含まれるばね装置は、コイルスプリングや空気ばねであってもよい。
また、上記実施形態では、アクスルケース10に駆動ユニット100を取り付けた後に、アクスルケース10に伝動ユニット200を取り付ける例が示されたが、これに限定されない。すなわち、アクスルケース10に伝動ユニット200を取り付けた後に、アクスルケース10に駆動ユニット100を取り付けてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上述した新規な実施形態は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、または変更を行うことができる。また、上述した実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…車両用電動駆動装置、10…アクスルケース、11…モータ、11b…モータシャフト、12…接続機構(第2ギヤ機構)、14…デファレンシャルギヤ、15L,15R…ドライブシャフト、21…入力シャフト、22…出力シャフト、24…変速機ハウジング(ギヤハウジング)、30…ギヤ段(ギヤ機構)、33,35…駆動ギヤ(ギヤ)、34,36…従動ギヤ(ギヤ)、41…減速機構(第1ギヤ機構)、42…減速機構(第1ギヤ機構)、71…第1ギヤ、72…第2ギヤ、73…伝達シャフト、80…結合部、80a…雄スプライン部、80b…雌スプライン部、81…スルードライブシャフト、100…駆動ユニット、200…伝動ユニット、202…デフハウジング、101…駆動ハウジング、Ax1…中心軸(第1中心軸)、Ax2…中心軸(第2中心軸)、Ax3…中心軸(第3中心軸)、Ax4…中心軸(第4中心軸)。
Claims (5)
- アクスルケースと、
前記アクスルケースに収容され、第1中心軸回りに回転可能なドライブシャフトと、
前記アクスルケースに対して、前記第1中心軸の軸方向と交差する第1方向側に位置され、前記第1方向に沿う第2中心軸回りに回転するモータシャフトを有したモータと、
少なくとも一部が前記アクスルケースに対して前記第1方向の反対方向側に位置され前記第1方向に沿う第3中心軸回りに回転可能であり前記モータシャフトから動力が伝達される入力シャフトと、前記第3中心軸と平行かつ前記第3中心軸と間隔を空けて並んだ第4中心軸回りに回転可能な出力シャフトと、前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間に介在し前記動力を伝達する複数のギヤと、を有した第1ギヤ機構と、
前記アクスルケースに収容され、前記ドライブシャフトおよび前記出力シャフトと連結され、前記出力シャフトからの前記動力を前記ドライブシャフトに伝達するデファレンシャルギヤと、
前記デファレンシャルギヤと、前記第1ギヤ機構と、を有し、前記アクスルケースに着脱可能に取り付けられ、前記アクスルケースから前記第1方向の反対方向に延びた伝動ユニットと、
を備えた車両用電動駆動装置の取り付け方法であって、
車両のフレームに前記アクスルケースを取り付けるアクスルケース取り付け工程と、
前記フレームに取り付けられた前記アクスルケースに、前記モータおよび前記伝動ユニットを取り付けるユニット取り付け工程と、
を含む、車両用電動駆動装置の取り付け方法。 - 前記車両用電動駆動装置は、
少なくとも一部が前記アクスルケースに対して前記第1方向側に位置され前記モータシャフトから動力が入力される伝達シャフトと、前記入力シャフトと、前記伝達シャフトと前記入力シャフトとを結合した結合部と、を有し、前記第1方向に沿う第3中心軸回りに回転可能なスルードライブシャフトと、
前記モータと、前記伝達シャフトと、を有し、前記アクスルケースに着脱可能に取り付けられ、前記アクスルケースから前記第1方向に延びた駆動ユニットと、
を備え、
前記ユニット取り付け工程において、前記フレームに取り付けられた前記アクスルケースに、前記駆動ユニットおよび前記伝動ユニットを取り付ける、請求項1に記載の車両用電動駆動装置の取り付け方法。 - 前記ユニット取り付け工程において、前記駆動ユニットおよび前記伝動ユニットとのうち一方を前記アクスルケースに取り付けた後に、前記結合部の結合を開始し、前記結合部の結合の開始の後に、前記駆動ユニットおよび前記伝動ユニットとのうち他方を前記アクスルケースに取り付ける、請求項2に記載の車両用電動駆動装置の取り付け方法。
- 前記駆動ユニットは、前記モータシャフトと一体に回転する第1ギヤと、前記伝達シャフトと、前記第1ギヤから前記動力が伝達され前記伝達シャフトと一体に回転する第2ギヤと、を有した第2ギヤ機構を有した、請求項2または3に記載の車両用電動駆動装置の取り付け方法。
- 前記伝達シャフトは、前記入力シャフトに比べて軸方向の長さが短い、請求項2〜4のうちのいずれか一つに記載の車両用電動駆動装置の取り付け方法。
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JP2020065299A JP2021160600A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 車両用電動駆動装置の取り付け方法 |
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JP2021160600A true JP2021160600A (ja) | 2021-10-11 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7394254B1 (ja) | 2023-07-31 | 2023-12-07 | 彰徳 神沼 | 人乗型ロボット |
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2020
- 2020-03-31 JP JP2020065299A patent/JP2021160600A/ja active Pending
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