JP2021158543A - 設定装置、設定方法、及び設定プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】入力されている設定情報を容易に把握することができる設定装置、設定方法、及び設定プログラムを提供する。【解決手段】操作画面を表示する表示部と、操作を受け付けるための操作部と、操作部の操作に基づいて表示部の表示を制御する制御部と、を備え、制御部は、操作画面にフロアマップを表示するとともに、照明器具及び照明器具に関連する機器を含む複数の照明関連機器のそれぞれを表す複数のアイコンをフロアマップ上に表示し、操作部の操作に基づいて複数の照明関連機器の設定に関する設定情報の入力を受け、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコンを複数の領域に分割し、入力された設定情報を複数の領域のいずれかに表示することにより、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコンの表示態様と異ならせる設定装置が提供される。【選択図】図１

Description

本発明の実施形態は、設定装置、設定方法、及び設定プログラムに関する。

複数の照明器具と、複数の照明器具の動作を制御する制御装置と、複数の照明器具の設定を行う設定装置と、を備えた照明制御システムが知られている。照明制御システムは、例えば、オフィスや店舗など、多数の照明器具が設置される施設で用いられている。照明制御システムでは、複数の照明器具を複数のグループに分け、グループ毎に複数の照明器具の点灯、消灯、明るさなどが制御される。

これにより、窓に近い位置に設置された照明器具や室内の奥まった位置に設置された照明器具など、照明器具の設置された位置などに応じて複数の照明器具の動作を制御することができる。これにより、例えば、より適切な照明を行って施設の利用者の利便性を向上させることができるとともに、複数の照明器具の不要な点灯などを抑制し、省電力化を図ることができる。

設定装置は、種々の操作画面を表示する表示部と、操作を受け付けて操作画面への入力などを行うための操作部と、制御装置と通信を行う通信部と、を有する。設定装置は、操作画面に照明器具の情報を表示し、操作部の操作に基づいて照明器具のグループの設定などを行う。そして、設定装置は、入力された照明器具の設定情報を通信部を介して制御装置に送信する。制御装置は、設定装置から入力された設定情報に基づいて複数の照明器具の動作を制御する。これにより、照明制御システムでは、所望の設定で複数の照明器具の点灯状態を制御することができる。

こうした照明制御システムの設定装置において、フロアマップを表示部に表示するとともに、複数の照明器具を表すアイコンをフロアマップ上に表示することにより、複数の照明器具の実際の設置位置と、複数のアイコンのフロアマップ上の位置と、を関連付けることが行われている（例えば、特許文献１）。これにより、操作画面上でグループの設定などを行っている設定中の照明器具が、どの位置に設置されている照明器具であるかを分かり易くし、設定作業をし易くすることができる。

設定情報を入力したり、既に設定された設定情報を参照したりするためには、アイコンを操作するなどして別の入力画面を表示する必要がある。このため、操作画面上に表示された複数のアイコンを参照しただけでは、既に設定が行われた照明器具であるか否かを把握することが難しい。

例えば、照明制御システムを新設する際には、複数の照明器具を１つずつ選択して設定情報を入力していく必要がある。この際、複数のアイコンを参照しただけでは、既に設定が行われた照明器具であるか否かを把握することが難しいと、複数の照明器具のどこまで設定を行ったかが分からなくなり、設定の確認に余計な時間がかかってしまったり、設定情報の入力に抜けが生じてしまったりする可能性がある。このため、照明制御システムの設定装置、その設定方法及び設定プログラムでは、入力されている設定情報を容易に把握できるようにすることが望まれる。

特開２０１８−５５８３９号公報

入力されている設定情報を容易に把握することができる設定装置、設定方法、及び設定プログラムを提供することを目的とする。

本発明の実施形態によれば、操作画面を表示する表示部と、操作を受け付けるための操作部と、前記操作部の操作に基づいて前記表示部の表示を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作画面にフロアマップを表示するとともに、照明器具及び前記照明器具に関連する機器を含む複数の照明関連機器のそれぞれを表す複数のアイコンを前記フロアマップ上に表示し、前記操作部の操作に基づいて前記複数の照明関連機器の設定に関する設定情報の入力を受け、前記設定情報の入力を受けた前記照明関連機器の前記アイコンを複数の領域に分割し、入力された前記設定情報を前記複数の領域のいずれかに表示することにより、前記設定情報の入力を受けていない前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様と異ならせる設定装置が提供される。

本発明の実施形態によれば、入力されている設定情報を容易に把握することができる設定装置、設定方法、及び設定プログラムを提供することができる。

実施形態に係る照明制御システムを模式的に表すブロック図である。 実施形態に係る設定装置を模式的に表すブロック図である。 操作画面の一例を模式的に表す説明図である。 図４（ａ）及び図４（ｂ）は、制御部の動作の一例を模式的に表す説明図である。 実施形態に係る設定装置の設定方法の一例を模式的に表すフローチャートである。 図６（ａ）〜図６（ｇ）は、制御部の動作の変形例を模式的に表す説明図である。 操作画面の変形例を模式的に表す説明図である。

以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。

図１は、実施形態に係る照明制御システムを模式的に表すブロック図である。
図１に表したように、照明制御システム２は、照明器具４と、人感センサ６と、制御装置８と、設定装置１０と、を備える。

照明制御システム２は、複数の照明器具４を備える。複数の照明器具４は、オフィスや店舗などの室内の天井に設置され、室内の照明を行う。人感センサ６は、オフィスや店舗などの室内の天井に設置され、室内の人体を感知する。人感センサ６は、制御装置８と通信を行い、人体の感知結果を制御装置８に入力する。

制御装置８は、人感センサ６と通信を行うとともに、複数の照明器具４と通信を行う。そして、制御装置８は、人感センサ６の感知結果を基に、複数の照明器具４の動作を制御する。より具体的には、制御装置８は、人感センサ６が人体を感知している時に複数の照明器具４を点灯させ、人感センサ６が人体を感知していない時に複数の照明器具４を消灯させる。なお、制御装置８と照明器具４との間の通信、及び制御装置８と人感センサ６との間の通信は、有線でもよいし、無線でもよいし、有線と無線との組み合わせでもよい。

照明制御システム２は、複数の人感センサ６を備える。この例では、２つの人感センサ６が、照明制御システム２に設けられている。制御装置８は、複数の照明器具４を、一方の人感センサ６ａに対応する第１グループの照明器具４ａと、他方の人感センサ６ｂに対応する第２グループの照明器具４ｂと、に分ける。

制御装置８は、一方の人感センサ６ａの感知結果に応じて第１グループの照明器具４ａの動作を制御する。そして、制御装置８は、他方の人感センサ６ｂの感知結果に応じて第２グループの照明器具４ｂの動作を制御する。

これにより、照明制御システム２では、人がいるエリアの照明器具４のみを点灯させることができ、利用者の利便性を向上させることができるとともに、複数の照明器具４の不要な点灯などを抑制し、省電力化を図ることができる。

人感センサ６は、照明器具４に関連する機器の一例である。照明器具４に関連する機器は、例えば、明るさセンサや壁スイッチなどでもよい。制御装置８は、例えば、照明器具４に関連する機器の動作に基づいて、複数の照明器具４の動作を制御する。制御装置８は、明るさセンサによる室内の明るさの検知結果に基づいて、複数の照明器具４の点灯、消灯、明るさなどを制御してもよい。制御装置８は、壁スイッチのオン・オフに応じて、複数の照明器具４の点灯、消灯を制御してもよい。制御装置８は、壁スイッチからの調光信号に応じて、複数の照明器具４の明るさを制御してもよい。

このように、照明器具４に関連する機器は、照明器具４に関連する任意の機器でよい。例えば、照明器具４にカメラを設けることも行われている。この場合、照明器具４に関連する機器は、カメラを含んでもよい。例えば、カメラの画角内に光を照射する照明器具４を同じグループに設定して制御を行ってもよい。

照明制御システム２は、換言すれば、複数の照明関連機器を備える。複数の照明関連機器は、照明器具４及び照明器具４に関連する機器を含む。照明器具４に関連する機器は、一種類でもよいし、複数種類でもよい。

設定装置１０は、複数の照明関連機器の設定に用いられる。設定装置１０は、例えば、複数の照明器具４の第１グループと第２グループとの設定に用いられる。但し、設定装置１０で行われる設定は、これに限定されるものではない。例えば、複数の照明器具４において、時間に応じて点灯、消灯、及び明るさなどを変化させるスケジュール制御が行われる場合がある。この場合には、スケジュール制御の時間を設定装置１０で設定できるようにしてもよい。例えば、グループが多数存在する場合に、いくつかのグループをまとめたゾーンを設定する場合がある。この場合には、ゾーンを設定装置１０で設定できるようにしてもよい。設定装置１０で行われる設定は、照明関連機器の種類などに応じて変化させてもよい。設定装置１０で行われる設定は、照明関連機器に関する任意の設定でよい。

設定装置１０は、制御装置８と通信を行う。設定装置１０は、複数の照明関連機器の設定が行われた後、照明関連機器の設定に関する設定情報を制御装置８に送信する。換言すれば、設定装置１０は、照明関連機器の設定に関する設定情報の入力を受け、入力された設定情報を制御装置８に送信する。設定情報は、１つの照明関連機器毎に個別に制御装置８に送信してもよいし、複数の照明関連機器の設定情報をまとめて制御装置８に送信してもよい。なお、制御装置８と設定装置１０との間の通信は、有線でもよいし、無線でもよいし、有線と無線との組み合わせでもよい。

制御装置８は、設定装置１０から送信された複数の照明関連機器の設定情報を基に、複数の照明関連機器の動作を制御する。これにより、照明制御システム２では、グループやスケジュール制御の時間などを複数の照明関連機器毎に任意に設定することができる。例えば、複数の照明器具４において、点灯、消灯、明るさなどを任意に設定することができる。これにより、利便性をより向上させることができるとともに、複数の照明器具４の不要な点灯などをより抑制することができる。

なお、設定装置１０に制御装置８の機能を持たせてもよい。すなわち、設定装置１０で複数の照明関連機器の設定を行った後、設定装置１０で複数の照明関連機器の動作を制御してもよい。この場合、設定装置１０は、複数の照明関連機器と通信を行う。このように、制御装置８は、必要に応じて設けられ、省略可能である。

図２は、実施形態に係る設定装置を模式的に表すブロック図である。
図２に表したように、設定装置１０は、表示部１２と、操作部１４と、制御部１６と、通信部１８と、記憶部２０と、を備える。設定装置１０には、例えば、ノートパソコン、タブレット端末、スマートフォンなどを用いることができる。但し、設定装置１０は、上記の各部を有する任意の機器でよい。

表示部１２は、操作画面を表示する。表示部１２は、例えば、液晶ディスプレイや有機ＥＬディスプレイなどの周知の表示装置でよい。

操作部１４は、複数の照明関連機器の設定を行う設定者などからの操作を受け付ける。操作部１４は、複数の照明関連機器の設定に関する設定情報の入力に用いられる。操作部１４は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウスなどの周知の入力装置である。

制御部１６は、操作部１４の操作に基づいて表示部１２の表示を制御する。通信部１８は、制御部１６と接続され、制御部１６の制御に基づいて制御装置８と通信を行う。制御部１６は、操作部１４の操作に基づいて入力された設定情報を、通信部１８を介して制御装置８に送信する。

設定情報は、通信によって制御装置８に送信する方法に限ることなく、例えば、設置情報を着脱可能な記憶媒体に記憶させ、記憶媒体を介して制御装置８に入力する方法などでもよい。この場合、通信部１８は、省略可能である。設定装置１０に入力された設定情報を制御装置８に入力する方法は、上記に限ることなく、設定情報を制御装置８に入力可能な任意の方法でよい。また、例えば、設定装置１０に制御装置８の機能を持たせる場合には、設定情報の送信などを行う必要は無く、例えば、設定情報を記憶部２０に記憶させればよい。

記憶部２０には、複数の照明関連機器の設定を行うための設定プログラム２２が記憶されている。制御部１６は、記憶部２０から設定プログラム２２を読み出し、設定プログラム２２を逐次処理することにより、設定装置１０の各部の動作を制御する。

図３は、操作画面の一例を模式的に表す説明図である。
図３は、制御部１６が表示部１２に表示する操作画面３０の一例を模式的に表す。図３に表したように、操作画面３０は、フロアマップ３２と、複数のアイコン３４、３６と、を有する。フロアマップ３２は、複数の照明関連機器が設置される室内を表す図面である。フロアマップ３２は、換言すれば、複数の照明関連機器が設置される室内の間取り図である。

複数のアイコン３４、３６は、複数の照明関連機器のそれぞれを表す。複数のアイコン３４、３６は、フロアマップ３２の上に重ねて表示される。複数のアイコン３４、３６は、例えば、第１グループの照明器具４ａを表すアイコン３４ａと、第２グループの照明器具４ｂを表すアイコン３４ｂと、一方の人感センサ６ａを表すアイコン３６ａと、他方の人感センサ６ｂを表すアイコン３６ｂと、を有する。

設定装置１０を用いた設定作業では、まず、フロアマップ３２を表す図面情報が取得される。図面情報は、制御装置８などの外部の端末から取得してもよいし、着脱可能な記憶媒体などを介して取得してもよい。制御部１６は、例えば、取得した図面情報を記憶部２０に記憶させ、設定作業の開始の指示に応じて図面情報を記憶部２０から読み出すことにより、フロアマップ３２を表示部１２に表示する。

次に、複数の照明関連機器の識別情報が取得される。識別情報は、制御装置８などの外部の端末から取得してもよいし、複数の照明関連機器から取得してもよいし、着脱可能な記憶媒体などを介して取得してもよい。制御部１６は、例えば、取得した識別情報を記憶部２０に記憶させ、設定作業の開始の指示に応じて識別情報を記憶部２０から読み出すことにより、複数の照明関連機器のそれぞれに対応する複数のアイコン３４、３６を生成する。

設定者は、識別情報などを参照しながら、複数のアイコン３４、３６が、どの照明関連機器に対応するかを判断する。そして、設定者は、操作部１４を操作することにより、複数のアイコン３４、３６を複数の照明関連機器の実際の設置位置と対応させてフロアマップ３２の上に配置する。これにより、複数の照明関連機器の実際の設置位置と対応させて複数のアイコン３４、３６をフロアマップ３２の上に表示することができる。

設定者は、複数のアイコン３４、３６を複数の照明関連機器の実際の設置位置と対応させてフロアマップ３２の上に配置した後、操作部１４を操作することにより、複数の照明関連機器の設定に関する設定情報を入力する。この際、上記のように、複数のアイコン３４、３６をフロアマップ３２の上に表示することで、複数のアイコン３４、３６と複数の照明関連機器との対応関係を分かり易くし、設定情報の入力作業をし易くすることができる。

制御部１６は、設定情報の入力を受けると、例えば、入力された設定情報を照明関連機器の識別情報と関連付けて記憶部２０に記憶させる。操作者は、設定情報の入力を繰り返すことにより、複数の照明関連機器のそれぞれに対して設定情報を入力する。

制御部１６は、入力された設定情報を照明関連機器の識別情報と関連付けて記憶部２０に記憶させた後、識別情報と設定情報とを通信部１８を介して制御装置８に送信する。設定情報は、１つの照明関連機器の設定情報が入力される毎に制御装置８に送信してもよいし、設定終了などの操作に応じて複数の照明関連機器の設定情報をまとめて制御装置８に送信してもよい。制御装置８は、前述のように、設定装置１０から送信された複数の照明関連機器の設定情報を基に、複数の照明関連機器の動作を制御する。これにより、設定装置１０によって複数の照明関連機器の設定を行うことができる。

図４（ａ）及び図４（ｂ）は、制御部の動作の一例を模式的に表す説明図である。
図４（ａ）は、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４の表示態様の一例を模式的に表している。図４（ｂ）は、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４の表示態様の一例を模式的に表している。

図４（ａ）及び図４（ｂ）に表したように、制御部１６は、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３に分割し、入力された設定情報を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３のいずれかに表示することにより、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４の表示態様と異ならせる。

制御部１６は、例えば、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４においては、アイコン３４を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３に分割するとともに、入力された設定情報の文字情報をアイコン３４の複数の領域Ｒ１〜Ｒ３のいずれかに表示する。

複数の領域Ｒ１〜Ｒ３は、例えば、入力される複数の設定情報に対応して設けられる。例えば、領域Ｒ１は、グループの設定情報に対応する領域であり、領域Ｒ２は、センサの設定情報に対応する領域であり、領域Ｒ３は、スケジュール制御の設定情報に対応する領域である。このように、入力された設定情報は、予め決められた対応する領域に表示される。この例では、３つの領域Ｒ１〜Ｒ３を表している。分割する複数の領域の数は、３つに限ることなく、２つでもよいし、４つ以上でもよい。分割する複数の領域の数は、入力される設定情報の数や表示する設定情報の見易さなどを考慮して適宜設定すればよい。また、複数の領域は、入力される複数の設定情報の全てについて設ける必要はなく、入力される複数の設定情報のいずれかに対応させて設ければよい。

一方、制御部１６は、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４においては、アイコン３４の分割を行わないとともに、設定情報の表示を行わない。これにより、設定情報の有無によって表示態様を異ならせることができる。

図４（ｂ）では、表示する設定情報（文字情報）の一例として、グループの設定、対応する人感センサ６の設定、及びスケジュール制御の設定を表している。表示する設定情報は、これに限ることなく、照明関連機器の設定に関連する任意の情報でよい。表示する設定情報は、例えば、照明関連機器の識別情報やゾーンの設定などを含んでもよい。また、表示する設定情報は、複数に限ることなく、１つでもよい。

図５は、実施形態に係る設定装置の設定方法の一例を模式的に表すフローチャートである。
設定装置１０の制御部１６は、例えば、設定プログラム２２に基づいて、以下に表す設定方法の各処理を実行する。但し、以下に表す設定方法の各処理の一部又は全部は、プログラムを必要としないハードウェアの動作に基づいて実行してもよい。

制御部１６は、複数の照明関連機器の設定を開始すると、操作画面３０にフロアマップ３２を表示するとともに、照明器具４及び照明器具４に関連する機器（例えば、人感センサ６）を含む複数の照明関連機器のそれぞれを表す複数のアイコン３４、３６をフロアマップ３２上に表示する（図５のステップＳ１０１）。

制御部１６は、フロアマップ３２及び複数のアイコン３４、３６を表示した後、操作部１４の操作に基づいて複数の照明関連機器の設定に関する設定情報の入力を受ける（図５のステップＳ１０２）。

制御部１６は、設定情報の入力を受けた後、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３に分割し、入力された設定情報を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３のいずれかに表示することにより、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４、３６の表示態様と異ならせる（図５のステップＳ１０３）。

このように、本実施形態に係る設定装置１０では、制御部１６が、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３に分割し、入力された設定情報を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３のいずれかに表示することにより、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４、３６の表示態様と異ならせる。これにより、設定装置１０では、入力されている設定情報を容易に把握することができる。従って、複数の照明関連機器のどこまで設定を行ったかが分からなくなり、設定の確認に余計な時間がかかってしまったり、設定情報の入力に抜けが生じてしまったりすることを抑制することができる。

図６（ａ）〜図６（ｇ）は、制御部の動作の変形例を模式的に表す説明図である。
図６（ａ）〜図６（ｇ）は、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６の表示態様の変形例を模式的に表している。

図６（ａ）に表したように、制御部１６は、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６においては、入力された設定情報の文字情報をアイコン３４の周囲に表示することにより、表示態様を異ならせてもよい。

図６（ｂ）に表したように、制御部１６は、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６においては、設定情報の入力を表す図柄をアイコン３４の上に表示することにより、表示態様を異ならせてもよい。図柄は、図６（ｂ）に表したように、入力されている設定情報に応じて複数表示してもよい。但し、表示する図柄は、１つでもよい。

図６（ｃ）に表したように、制御部１６は、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６においては、設定情報の入力を表す図柄をアイコン３４の周囲に表示することにより、表示態様を異ならせてもよい。

図６（ｄ）〜図６（ｇ）に表したように、制御部１６は、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６の見た目を、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４、３６の見た目と変えることにより、表示態様を異ならせてもよい。

アイコン３４、３６の見た目の変化は、例えば、図６（ｄ）に表したように、輪郭線の形態や塗り潰しの色を変化させる態様でもよいし、図６（ｅ）に表したように、アイコン３４、３６の周囲に影を付ける態様でもよいし、図６（ｆ）に表したように、アイコン３４、３６を点滅させる態様でもよいし、図６（ｇ）に表したように、アイコン３４、３６を動かす態様でもよい。アイコン３４、３６を動かす態様は、回転や揺れなど、任意の動きでよい。アイコン３４、３６の見た目の変化は、設定情報が入力されているか否かを把握し易くさせることができる任意の態様でよい。例えば、アイコン３４、３６の大きさを変化させることにより、アイコン３４、３６の見た目を変化させてもよい。

例えば、入力されている設定情報に応じてアイコン３４、３６の潰しの色を変化させるなど、入力されている設定情報に応じてアイコン３４、３６の見た目をさらに変化させてもよい。これにより、どのような設定情報が入力されているかを設定者などにより把握し易くさせることができる。

図３及び図４に表した複数の領域Ｒ１〜Ｒ３に分割したアイコン３４、３６においては、例えば、グループの領域である領域Ｒ１は青、センサの領域である領域Ｒ２は緑などといったように、分割した複数の領域Ｒ１〜Ｒ３毎に色を変化させてもよい。また、例えば、グループ１のアイコン３４、３６は青、グループ２のアイコン３４、３６は緑などといったように、グループに応じて色を変えてもよい。また、例えば、アイコン３６ａ、３６ｂの領域Ｒ３のように、設定されていない領域Ｒ３は、設定されている領域Ｒ１、Ｒ２と色を変えてもよい。例えば、設定されていない領域Ｒ３のみに色を付けてもよいし、反対に、設定されている領域Ｒ１、Ｒ２のみに色を付けてもよい。これにより、設定情報の種類や設定の有無をユーザにより直感的に判断させることができる。

このように、制御部１６は、アイコン３４、３６を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３に分割した上で、さらに、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６の見た目を、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４、３６の見た目と変えてもよい。この場合の見た目の変化は、図６に関して説明したいずれの形態の変化でもよい。また、アイコン３４、３６を複数の領域Ｒ１〜Ｒ３に分割した場合の見た目の変化は、アイコン毎に行ってもよいし、上記のように領域毎に色を変化させるなど、領域毎に行ってもよい。

図７は、操作画面の変形例を模式的に表す説明図である。
図７に表したように、この例では、操作画面３０が、表示切替ボタン３８をさらに有している。この例において、制御部１６は、表示切替ボタン３８の操作に応じて、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコン３４、３６の表示態様を、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４、３６の表示態様と異ならせた状態と、設定情報の入力を受けた照明関連機器のアイコンの表示態様を、設定情報の入力を受けていない照明関連機器のアイコン３４、３６の表示態様と同じにした状態と、を切り替える。

制御部１６は、例えば、表示切替ボタン３８の操作に応じて、アイコン３４、３６を複数の領域に分割し、入力された設定情報を複数の領域のいずれかに表示する状態と、アイコン３４、３６の分割及び設定情報の表示を行わない状態と、を切り替える。

このように、制御部１６は、設定情報の入力の有無によってアイコン３４、３６の表示態様を異ならせた状態と、アイコン３４、３６の表示態様を同じにした状態と、を切り替え可能としてもよい。これにより、例えば、利便性をより向上させ、複数の照明関連機器の設定の作業をよりし易くさせることができる。

なお、アイコン３４、３６の表示態様を異ならせた状態と、同じにした状態と、の切り替えは、表示切替ボタン３８の操作に限定されるものではない。例えば、アイコン３４、３６の表示態様を異ならせた状態と、同じにした状態と、を所定時間毎に周期的に切り替えてもよい。例えば、所定の操作が行われた際に、一時的にアイコン３４、３６の表示態様を異ならせた状態としてもよい。例えば、１つの照明関連機器の設定が終了した際に、所定時間だけ表示態様を異ならせた状態としてもよい。

本発明のいくつかの実施形態および実施例を説明したが、これらの実施形態または実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態または実施例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態または実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

２ 照明制御システム、 ４、４ａ、４ｂ 照明器具、 ６、６ａ、６ｂ 人感センサ、 ８ 制御装置、 １０ 設定装置、 １２ 表示部、 １４ 操作部、 １６ 制御部、 １８ 通信部、 ２０ 記憶部、 ２２ 設定プログラム、 ３０ 操作画面、 ３２ フロアマップ、 ３４、３４ａ、３４ｂ、３６、３６ａ、３６ｂ アイコン、 ３８ 表示切替ボタン

Claims (5)

1. 操作画面を表示する表示部と、
   操作を受け付けるための操作部と、
   前記操作部の操作に基づいて前記表示部の表示を制御する制御部と、
   を備え、
   前記制御部は、
   前記操作画面にフロアマップを表示するとともに、照明器具及び前記照明器具に関連する機器を含む複数の照明関連機器のそれぞれを表す複数のアイコンを前記フロアマップ上に表示し、
   前記操作部の操作に基づいて前記複数の照明関連機器の設定に関する設定情報の入力を受け、
   前記設定情報の入力を受けた前記照明関連機器の前記アイコンを複数の領域に分割し、入力された前記設定情報を前記複数の領域のいずれかに表示することにより、前記設定情報の入力を受けていない前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様と異ならせる
   設定装置。
2. 前記制御部は、前記設定情報の入力を受けた前記照明関連機器の前記アイコンの見た目を、前記設定情報の入力を受けていない前記照明関連機器の前記アイコンの見た目と変える請求項１記載の設定装置。
3. 前記制御部は、前記設定情報の入力を受けた前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様を、前記設定情報の入力を受けていない前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様と異ならせた状態と、前記設定情報の入力を受けた前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様を、前記設定情報の入力を受けていない前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様と同じにした状態と、を切り替え可能である請求項１又は２に記載の設定装置。
4. 操作画面を表示する表示部と、
   操作を受け付けるための操作部と、
   前記操作部の操作に基づいて前記表示部の表示を制御する制御部と、
   を備えた設定装置の設定方法であって、
   前記操作画面にフロアマップを表示するとともに、照明器具及び前記照明器具に関連する機器を含む複数の照明関連機器のそれぞれを表す複数のアイコンを前記フロアマップ上に表示する工程と、
   前記操作部の操作に基づいて前記複数の照明関連機器の設定に関する設定情報の入力を受ける工程と、
   前記設定情報の入力を受けた前記照明関連機器の前記アイコンを複数の領域に分割し、入力された前記設定情報を前記複数の領域のいずれかに表示することにより、前記設定情報の入力を受けていない前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様と異ならせる工程と、
   を有する設定方法。
5. 操作画面を表示する表示部と、
   操作を受け付けるための操作部と、
   前記操作部の操作に基づいて前記表示部の表示を制御する制御部と、
   を備えた設定装置に用いられる設定プログラムであって、
   前記操作画面にフロアマップを表示するとともに、照明器具及び前記照明器具に関連する機器を含む複数の照明関連機器のそれぞれを表す複数のアイコンを前記フロアマップ上に表示する工程と、
   前記操作部の操作に基づいて前記複数の照明関連機器の設定に関する設定情報の入力を受ける工程と、
   前記設定情報の入力を受けた前記照明関連機器の前記アイコンを複数の領域に分割し、入力された前記設定情報を前記複数の領域のいずれかに表示することにより、前記設定情報の入力を受けていない前記照明関連機器の前記アイコンの表示態様と異ならせる工程と、
   を、前記制御部に実行させる設定プログラム。

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