JP2021157883A - 端子、基板用コネクタ、及び端子の製造方法 - Google Patents

端子、基板用コネクタ、及び端子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便に、接続性が向上された端子及び基板用コネクタを提供する。【解決手段】端子20A,20Bは、一端21から他端22にかけて延びる横断面四角形の端子本体30と、端子本体30の一端21側に設けられ、相手側端子Tに接触する端子接触部40と、端子本体30の他端22側に設けられ、基板Bに接触する基板接触部50と、を備え、端子本体30の周囲の4面のうち、互いに反対側を向く2面は、メッキ層を有するメッキ面23とされ、端子接触部40のメッキ面23と基板接触部50のメッキ面23は、互いに異なる方向を向いている。【選択図】図5

Description

本開示は、端子、基板用コネクタ、及び端子の製造方法に関する。
特許文献1には基板用コネクタが開示されている。基板用コネクタに備わる端子は、一枚の金属板を打ち抜いた後、曲げ加工して形成される。端子は、板片状の取付部と、その取付部の相反する側の端部に一体に連設された接片部及びブリッジ部と、ブリッジ部に一体に連設された板片状の半田付け部とを有する。このような基板用コネクタは、特許文献2にも開示されている。
特開2000−68014号公報 特開2000−77120号公報
ところで、接片部や半田付け部のような接続部には、接続信頼性の向上のため、あらかじめメッキが施される。この場合に、メッキ工程の作業性やコストを考慮すると、金属板を打ち抜き加工する前にメッキを施していること(先メッキ処理)が好ましい。しかし、先メッキ処理によれば、金属板の板面はメッキ面になるものの、金属板の打ち抜き後の切断面(板厚面)はメッキ面にならない。仮に、接続部の切断面が相手側導体との接続をとる主要面になってしまうと、接続信頼性を確保できない懸念がある。
そこで、本開示は、簡便に端子の接続性を向上できる技術を提供することを目的とする。また、そのような端子を製造できる製造方法を提供することを目的とする。
本開示の端子は、一端から他端にかけて延びる横断面四角形の端子本体と、前記端子本体の一端側に設けられ、相手側端子に接触する端子接触部と、前記端子本体の他端側に設けられ、基板に接触する基板接触部と、を備え、前記端子本体の周囲の4面のうち、互いに反対側を向く2面は、メッキ層を有するメッキ面とされ、前記端子接触部の前記メッキ面と前記基板接触部の前記メッキ面は、互いに異なる方向を向いている。
本開示の基板用コネクタは、上記端子を備えた基板用コネクタであって、前記端子接触部の前記メッキ面は、前記相手側端子の接点部と接触する側に配置され、前記基板接触部の前記メッキ面は、前記基板の表面から起立して配置される。
また、本開示の端子の製造方法は、上記端子の製造方法であって、板状の金属材における両板面にメッキを施し、前記両板面を前記メッキ面にする工程と、前記メッキ面を有する前記金属材を切断し、前記両板面に沿った端子本体母材を得る工程と、前記端子本体母材において前記端子接触部になり得る部分と前記基板接触部になり得る部分との間に、前記メッキ面の向きを異ならせる加工を施す工程と、を備える。
本開示によれば、簡便に、接続性が向上された端子及び基板用コネクタを提供することが可能となる。
図1は、実施形態にかかる基板用コネクタの縦断面図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、基板用コネクタを後方から視た平面図である。 図4は、基板接触部を破断して後方から視た図である。 図5は、端子を表す斜視図である。 図6は、端子本体母材を表す斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子は、
(1)一端から他端にかけて延びる横断面四角形の端子本体と、前記端子本体の一端側に設けられ、相手側端子に接触する端子接触部と、前記端子本体の他端側に設けられ、基板に接触する基板接触部と、を備え、前記端子本体の周囲の4面のうち、互いに反対側を向く2面は、メッキ層を有するメッキ面とされ、前記端子接触部の前記メッキ面と前記基板接触部の前記メッキ面は、互いに異なる方向を向いている。この構成によれば、仮に、端子本体のメッキ面が先メッキ処理で形成されても、端子接触部のメッキ面と基板接触部のメッキ面が異なる方向を向くため、端子接触部が相手側端子とメッキ面を介して導通接触し、基板接触部が基板とメッキ面を介して導通接触する状態を実現することができる。その結果、簡便に基板接触部と基板との接触面積を確保することができ、端子の接続性を向上できる。
(2)上記構成において、前記端子本体は、曲げ形状をなす曲げ部を更に有し、前記端子接触部の前記メッキ面と前記基板接触部の前記メッキ面は、前記曲げ部を介して互いの向きが変更されていることが好ましい。この構成によれば、曲げ部を形成することによって、簡便に端子接触部のメッキ面と基板接触部のメッキ面の向きが変更された構成を実現できる。また、曲げ部を形成することによって、複数の端子を基板用コネクタにコンパクトに配置できる。
また、本開示の基板用コネクタは、
(3)上記端子を備えた基板用コネクタであって、前記端子接触部の前記メッキ面は、前記相手側端子の接点部と接触する側に配置され、前記基板接触部の前記メッキ面は、前記基板の表面から起立して配置されることが好ましい。この構成によれば、簡便に基板接触部と基板との接触面積を確保することができ、基板用コネクタの接続性を向上できる。
また、本開示の端子の製造方法は、
(4)上記端子の製造方法であって、板状の金属材における両板面にメッキを施し、前記両板面を前記メッキ面にする工程と、前記メッキ面を有する前記金属材を切断し、前記両板面に沿った端子本体母材を得る工程と、前記端子本体母材において前記端子接触部になり得る部分と前記基板接触部になり得る部分との間に、前記メッキ面の向きを異ならせる加工を施す工程と、を備えることが好ましい。この構成によれば、簡便に、接続性が向上された端子を製造できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の端子及び基板用コネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
基板用コネクタ10は、基板Bの表面(上面)に載置された状態で取り付けられる表面実装タイプのコネクタである。基板Bは限定されず、用途に応じて、公知の回路基板を選択することができる。ハウジング11は、相手側ハウジングHに嵌合可能とされている。以下の説明において、上下の向きについては、図1及び図3に示すように、水平に向けた基板Bに基板用コネクタ10を取り付けた状態を基準として定義する。また、前後の向きについては、相手側ハウジングHに向かう側(図1における左側)を前側と定義する。
基板用コネクタ10は、図1及び図2に示すように、合成樹脂製のハウジング11と、複数の金属製の端子20A,20Bとを備えて構成されている。ハウジング11は、基板Bとほぼ直角であって前方から見て横長の略方形をなす壁状の端子保持壁12と、端子保持壁12の外周縁から前方へ突出した角筒状のフード部14とを備えて構成されている。
端子保持壁12には、端子保持壁12を前後方向に貫通する複数の圧入孔13A、13Bが形成されている。複数の圧入孔13A,13Bは、左右方向(基板Bと平行な方向)に並列して、上下に2段に配置されている。上段の圧入孔13Aと下段の圧入孔13Aとは、上下に並んで配置されている。
図1から図3に示すように、複数本の端子20A,20Bのうち端子20Aは、前端側となる一端21側が上段の圧入孔13Aに圧入されて、端子保持壁12に保持されている。複数本の端子20A,20Bのうち端子20Bは、一端21側が下段の圧入孔13Bに圧入されて、端子保持壁12に保持されている。複数本の端子20A,20Bの一端21側は、端子保持壁12に保持された状態において、前方から見て上下2段の格子状に配置されている。つまり、端子20A,20Bの一端21側において上段に位置する端子20Aと、下段に位置する端子20Bとは上下の同軸上に並んで配置されている。複数本の端子20A,20Bの他端22側は、端子保持壁12に保持された状態において、左右方向(基板Bと平行な方向)に並列して配置されている。複数本の端子20A,20Bの他端22側は、左右方向に等間隔に配置されている。端子20Aと端子20Bの他端22側の部位(後述する基板接触部50)において、互いに隣接する基板接触部50の間隔を間隔Pとする(図4参照)。
端子20A及び端子20Bはいずれも、端子本体30と、端子本体30の一端21側に設けられた端子接触部40と、端子本体30の他端22側に設けられた基板接触部50とを備えている。端子20A及び端子20Bは、端子接触部40と基板接触部50の構成が同様である。端子20A及び端子20Bにおいて同様の構成については端子20Aについて説明し、端子20Bについての説明を省略する。
端子本体30は、図5に示すように、一端21から他端22にかけて延びる横断面四角形をなしている。端子本体30の周囲の4面のうち、互いに反対側を向く2面は、メッキ層を有するメッキ面23とされる。端子本体30の周囲の4面のうち、メッキ層を有しない2面は、金属材の切断面24(非メッキ面)とされる。端子本体30は、横断面長方形をなし、横断面における長辺側の面がメッキ面23であり、短辺側の面が切断面24である。つまり、メッキ面23の幅寸法は、切断面24の幅寸法よりも大きい。メッキ面23は、切断面24に比して相手側端子Tとの導通性に優れている。メッキ面23は、切断面24に比して半田濡れ性に優れている。
端子20Aを構成する端子本体30は、図4に示すように、端子接触部40と基板接触部50を連結する連結部31Aを有している。連結部31Aは、オフセット部32A、曲げ部33A、垂下部34Aを含んで構成されている。
オフセット部32Aは、端子20Aが端子保持壁12に保持された状態において、端子接触部40から左方に延びている。オフセット部32Aの左右方向の寸法は、間隔Pの半分である。つまり、オフセット部32Aは、基板接触部50を端子接触部40に対して間隔Pの半分の寸法だけ左方にオフセットさせる構成である。オフセット部32Aの前面は、端子20Aが端子保持壁12に保持された状態において、端子保持壁12の後面に接触している。
曲げ部33Aは、曲げ形状をなし、オフセット部32Aと垂下部34Aの間に設けられている。曲げ部33Aは、基板用コネクタ10を後方からみて、オフセット部32Aと垂下部34Aが90°の角度で配置されるように形成されている。なお、オフセット部32Aと垂下部34Aの角度は、正確に90°に限られず、90°に見える角度(例えば、85°〜95°)であればよい。垂下部34Aは、オフセット部32Aの左端から基板接触部50まで下方に延びている。
端子20Bを構成する端子本体30は、端子接触部40と基板接触部50を連結する連結部31Bを有している。連結部31Bは、オフセット部32B、曲げ部33B、垂下部34Bを含んで構成されている。オフセット部32B、曲げ部33B、及び垂下部34Bは、基板用コネクタ10を後方から視てL字形状をなしている。
オフセット部32Bは、端子20Bが端子保持壁12に保持された状態において、端子接触部40から右方に延びている。オフセット部32Bの左右方向の寸法は、間隔Pの半分である。つまり、オフセット部32Bは、基板接触部50を端子接触部40に対して間隔Pの半分の寸法だけ右方にオフセットさせる構成である。オフセット部32Bの前面は、端子20Bが端子保持壁12に保持された状態において、端子保持壁12の後面に接触している。
曲げ部33Bは、曲げ形状をなし、オフセット部32Bと垂下部34Bの間に設けられている。曲げ部33Bは、基板用コネクタ10を後方からみて、オフセット部32Bと垂下部34Bが90°の角度で配置されるように形成されている。なお、オフセット部32Bと垂下部34Bの角度は、正確に90°に限られず、90°に見える角度(例えば、85°〜95°)であればよい。垂下部34Bは、オフセット部32Bの右端から基板接触部50まで下方に延びている。垂下部34Bは、垂下部34Aよりも上下方向における寸法が短い。
端子接触部40は、図1に示すように、相手側端子Tに接触する部分である。端子接触部40は、端子20A,20Bが端子保持壁12に保持された状態において、端子保持壁12から前方に延出している。端子接触部40は、相手側端子Tに挿入されて、上面及び下面が相手側端子Tの接点部(図示せず)と接触する。端子接触部40の上面及び下面がメッキ面23になる。
端子接触部40は、図2に示すように、端子保持壁12に保持される被保持部41を有している。被保持部41は、端子接触部40の切断面24に突出して設けられた爪状の係止片42を有している。係止片42は、端子保持壁12の圧入孔13A、13Bの内面に食い込むようにして係止可能となっている。
基板接触部50は、図1及び図4に示すように、基板Bに接触する部分である。基板接触部50は、連結部31A,31Bの下端部から後方へ片持ち状に延出している。基板接触部50は、後方に向かうにつれてわずかに下降する傾斜形状をなしている。基板接触部50は、基板Bに表面実装される。基板接触部50の左面及び右面がメッキ面23になる。
次に、端子20A,20Bにおけるメッキ面23の向きについて、図4及び図5を参照しつつ説明する。端子接触部40のメッキ面23と基板接触部50のメッキ面23は、互いに異なる方向を向いている。端子接触部40のメッキ面23と基板接触部50のメッキ面23は、曲げ部33A,33Bを介して互いの向きが変更されている。端子接触部40のメッキ面23は、相手側端子Tの接点部と接触する側に配置される。基板接触部50のメッキ面23は、基板Bの表面から起立して配置される。詳細には、端子20A,20Bが端子保持壁12に保持された状態において、端子接触部40のメッキ面23が上下方向を向き、基板接触部50のメッキ面23が左右方向を向いている。端子20Aにおいては、端子接触部40の上側のメッキ面23と基板接触部50の左側のメッキ面23が曲げ部33Aで曲げられて連なり、端子接触部40の下側のメッキ面23と基板接触部50の右側のメッキ面23が曲げ部33Aで曲げられて連なる。端子20Bにおいては、端子接触部40の上側のメッキ面23と基板接触部50の右側のメッキ面23が曲げ部33Bで曲げられて連なり、端子接触部40の下側のメッキ面23と基板接触部50の左側のメッキ面23が曲げ部33Bで曲げられて連なる。
なお、オフセット部32A,32Bの上下面は、端子接触部40上下面に段差無く連なるメッキ面23になる。垂下部34A,34Bの左面及び右面は、基板接触部50の左面及び右面に段差無く連なるメッキ面23になる。
次に、端子20Aの製造方法について説明する。端子20Aの製造方法は、板状の金属材における両板面にメッキを施し、両板面をメッキ面23にする工程Aと、メッキ面23を有する金属材を切断し、両板面に沿った端子本体母材35を得る工程Bと、端子本体母材35において端子接触部40になり得る部分38と基板接触部50になり得る部分39との間に、メッキ面23の向きを異ならせる加工を施す工程Cと、を備えている。端子20Aの製造方法では、工程Bの後において、端子本体母材35に叩き加工を行うことによって端子接触部40の先端部を先細り状に形成する工程Dを更に備える。工程Dは、工程Cの前に行ってもよく、また、工程Cの後に行ってもよい。なお、端子20Bの製造方法は、曲げ部33Bの曲げの向きが異なる他は、端子20Aの製造方法と同様である。
工程Aでは、メッキ処理として、具体的には、電解メッキ、無電解メッキなどの処理方法を採用できる。メッキ処理としては、上記具体例のうち、1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。メッキ処理としては、電解メッキを採用することが好ましい。従来の端子の製造方法では、例えば、打ち抜き工程をした後、メッキ工程をする場合、打ち抜いた端子を電解液に吊るしてメッキをする。本実施形態に係る端子の製造方法では、事前にメッキを施した金属板を打ち抜く。したがって、安価で、量産に向く電解メッキを採用して、簡便に端子20A,20Bを製造することができる。
工程Bでは、工程Aで得られたメッキ面23を有する金属板に打ち抜き加工を施して、図6に示す端子本体母材35を得る。工程Bにおいて、一枚の金属板から複数の端子本体母材35を打ち抜くことができる。端子本体母材35は、図6に示すように、金属板の両板面に沿ってクランク状に延びている。端子本体母材35は、角部36,37を有している。端子本体母材35において角部36よりも一端21側が端子接触部40になり得る部分38である。端子本体母材35において角部37よりも他端23側が基板接触部50になり得る部分39である。この角部36,37は、金属板の打ち抜き加工によって形成される。つまり、本実施形態の端子20Aは、後述する工程Cにおける1回の曲げ加工のみによって形成することができる。このため、仮に本実施形態とは異なり角部を曲げ加工して形成する場合に比して、端子20Aの寸法精度や、平面度を向上できる。尚、打ち抜き加工の方法としては限定されない。打ち抜き加工の方法としては、通常、プレス金型を用いて金属板をプレスする方法などが挙げられる。
工程Cでは、一端21側に位置する角部36から間隔Pの半分の寸法の位置に曲げ加工を施して曲げ部33Aを形成する。曲げ部33Aは、他端22側を一端21側に対して90°曲げて形成される。なお、端子20Bにおいて曲げ部33Bは、他端22側を一端21側に対して、曲げ部33Aとは反対向きに90°曲げて形成される。曲げ加工の方法としては限定されない。曲げ加工の方法としては、具体的には、プレス金型を用いて端子本体母材35をプレスする方法などが挙げられる。
次に、基板用コネクタ10及び基板用コネクタ10付き基板Bの製造方法について説明する。基板用コネクタ10は、例えば、複数の端子20A,20Bの一端21側を、対応する圧入孔13A,13Bに圧入して、複数の端子20A,20Bとハウジング11を組み付けて製造される。複数の端子20A,20Bは、オフセット部32A,32Bの前面が端子保持壁12の後面に接触するまで圧入される。
基板用コネクタ10付き基板Bは、基板用コネクタ10を基板Bに対して、リフローはんだ付けなどにより実装することで製造される。まず、基板Bの一面においてはんだ付けが予定されている各部位にクリームハンダを塗布する。続いて、基板用コネクタ10を、基板Bの所定位置に載置する。このとき、基板接触部50は一方の切断面24が基板Bの上面に対向し、メッキ面23,23が基板Bの上面から起立した姿勢で配置される。
次に、基板用コネクタ10を載せた基板Bを図示しないリフロー炉内に走行させ、クリームハンダを加熱する。その後クリームハンダが冷却固化されると半田部51が形成され、基板接触部50と導電路の導通がとられるとともに、基板接触部50が基板Bに対して固着される。基板接触部50におけるメッキ面23,23は、半田濡れ性が良くなっているため、半田部51がスムーズに濡れ上がり、良好な半田フィレットが形成される。
次に、本実施形態の作用について説明する。本実施形態では、端子接触部40のメッキ面23が端子接触部40の上側及び下側に配置されるから、端子接触部40においてメッキ面23が相手側端子Tと接触する。このため、仮に本実施形態とは異なり端子接触部において金属板が露出する面が相手側端子と接触する構成に比して、本実施形態では端子接触部40と相手側端子Tとの導通性が良好となる。
本実施形態では、基板接触部50のメッキ面23が基板接触部50の左側及び右側に配置されるから、メッキ面23と半田部51との接触面が2面確保され得る。このため、仮に本実施形態とは異なり基板接触部のメッキ面が基板接触部の上側及び下側に配置される構成に比して、本実施形態では基板接触部50における半田部51との接触面積を大きくすることができる。さらに、基板接触部50においてメッキ面23の幅寸法は切断面24の幅寸法よりも大きいから、メッキ面23に半田部51を十分に濡れ上がらせて、メッキ面23と半田部51との接触面積を十分に確保することができる。この結果、基板接触部50と基板Bとの電気的及び機械的な接続の信頼性が向上する。
本実施形態の端子20A,20Bは、端子本体30の周囲の4面のうち、互いに反対側を向く2面がメッキ面23とされるから、メッキを施す工程Aの後に、金属材を切断する工程Bを行う、いわゆる先メッキ処理によって製造することができる。さらに、端子接触部40のメッキ面23と基板接触部50のメッキ面23は、曲げ部33Aを介して互いの向きが変更されているから、端子接触部40のメッキ面23と基板接触部50のメッキ面23を上述のメッキを施す工程Aにおいて一括して形成できる。このため、簡便に、接続性が向上された端子20A,20Bを製造できる。
さらに、本実施形態では、端子20Aと端子20Bが異なる方向に曲げられた曲げ部33A,33Bを有するから、端子20Aの端子接触部40と端子20Bの端子接触部40を上下に配置した場合であっても連結部31A,31B同士が干渉することを回避できる。このため、連結部31A,31B同士の干渉を避けるために、端子20Aの端子接触部40と端子20Bの端子接触部40を千鳥配置にする必要がなく、端子20Aと端子20Bをコンパクトに配置することができる。この結果、基板用コネクタ10を小型化することができる。
以上のように本実施形態では、簡便に、接続性が向上された端子20A,20B及び基板用コネクタ10を提供することができる。さらに、本実施形態では、基板用コネクタ10の小型化に寄与できる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
上記実施形態の場合、端子接触部のメッキ面と基板接触部のメッキ面が曲げ部を介して互いの向きが変更されていたが、端子接触部のメッキ面と基板接触部のメッキ面は端子本体がねじり変形された部分を介して互いの向きが変更されてもよい。
上記実施形態の場合、複数本の端子の一端側が上下2段の格子状に配置されていたが、複数本の端子の一端側は、上下1段であってもよく、上下3段以上であってもよい。また、複数本の端子の一端側は、上下2段以上の千鳥配置に配置されてもよい。
上記実施形態の場合、上段の端子と下段の端子の双方が曲げ部を有する構成であったが、上段の端子と下段の端子の一方のみが曲げ部を有する構成であってもよい。
上記実施形態の場合、基板接触部が基板に表面実装されていたが、基板接触部は基板を貫通して実装されてもよい。
10…基板用コネクタ
11…ハウジング
12…端子保持壁
13A,13B…圧入孔
14…フード部
20A,20B…端子
21…一端
22…他端
23…メッキ面
24…切断面
30…端子本体
31A,31B…連結部
32A,32B…オフセット部
33A,33B…曲げ部
34A,34B…垂下部
35…端子本体母材
36,37…角部
38…端子接触部になり得る部分
39…基板接触部になり得る部分
40…端子接触部
41…被保持部
42…係止片
50…基板接触部
51…半田部
B…基板
H…相手側ハウジング
T…相手側端子
P…間隔

Claims (5)

  1. 一端から他端にかけて延びる横断面四角形の端子本体と、
    前記端子本体の一端側に設けられ、相手側端子に接触する端子接触部と、
    前記端子本体の他端側に設けられ、基板に接触する基板接触部と、を備え、
    前記端子本体の周囲の4面のうち、互いに反対側を向く2面は、メッキ層を有するメッキ面とされ、
    前記端子接触部の前記メッキ面と前記基板接触部の前記メッキ面は、互いに異なる方向を向いている端子。
  2. 前記端子本体は、曲げ形状をなす曲げ部を更に有し、
    前記端子接触部の前記メッキ面と前記基板接触部の前記メッキ面は、前記曲げ部を介して互いの向きが変更されている請求項1に記載の端子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の端子を備えた基板用コネクタであって、
    前記端子接触部の前記メッキ面は、前記相手側端子の接点部と接触する側に配置され、
    前記基板接触部の前記メッキ面は、前記基板の表面から起立して配置される基板用コネクタ。
  4. 前記基板接触部が前記基板に表面実装される請求項3に記載の基板用コネクタ。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の端子の製造方法であって、
    板状の金属材における両板面にメッキを施し、前記両板面を前記メッキ面にする工程と、
    前記メッキ面を有する前記金属材を切断し、前記両板面に沿った端子本体母材を得る工程と、
    前記端子本体母材において前記端子接触部になり得る部分と前記基板接触部になり得る部分との間に、前記メッキ面の向きを異ならせる加工を施す工程と、を備えた端子の製造方法。
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