JP2021157775A - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対象者の特性の評価における各種支援をすること。【解決手段】対象情報取得部111は、対象企業に関連する対象情報を取得する。ネガティブキーワード取得部112は、ネガティブな特性を想起させる内容を示すネガティブキーワードを取得する。官報や新聞、雑誌等から取得可能な情報又はインターネットを通じて取得可能なウェブページに掲載された記事等のうち、対象者についてネガティブな特性を評価するに資する記事等を検索する制御を実行する。注目度生成部121は、検索された記事等の夫々に係る対象者についてのネガティブな特性の評価に資する度合いを示す注目度を夫々生成する。注目度割合生成部122は、1以上の記事等の夫々の注目度に基づいて、対象者についてのネガティブな特性に関する注目度割合を生成する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
近年、企業の社会的責任の重要性が高まっている。即ち、従来以上に、法令順守や企業倫理が求められている。そこで、商品提供先が反社会的勢力であることによるコンプライアンス的なリスク等を評価する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−160258号公報
しかしながら、上述のように社会的責任の重要性が高まる中、商品提供先が反社会勢力であるというコンプライアンス的なリスクを評価するだけでは不十分である。
例えば、コンプライアンスチェックのための情報源として、政府広報(官報)等に記載された情報のように根拠や基準が明確な物のみならず、各種各様な情報が存在する。即ち、情報の情報源や内容により情報の信頼性が異なり、また、その情報が対象者の特性の評価(例えばコンプライアンスを守っていない等のネガティブな特性の評価)に資する程度も様々であり、情報の確認の手間(コスト)が上昇していた。
このように、社会的責任の重要性が高まる中、確認すべき事項の増加等に伴い、コンプライアンスチェックを行う者にとっては、従来の技術では十分な利便性が確保されているとは言えなかった。換言すれば、コンプライアンスチェックといった、対象者の特性の評価における各種支援が求められている。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、対象者の特性の評価における各種支援をすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
対象者に関連する情報を、対象者情報として取得する第1取得手段と、
所定の特性を想起させる内容を示す第1シンボル群を取得する第2取得手段と、
所定範囲内において頒布された刊行物から取得可能な情報又は電気通信回線を通じて取得可能な情報のうち、前記対象者について前記所定の特性を評価するに資する情報を評価支援情報として、前記対象者情報及び前記第1シンボル群に基づいて1以上の前記評価支援情報を検索する制御を実行する検索制御手段と、
前記検索制御手段の制御により検索された前記1以上の評価支援情報の夫々について、前記対象者についての前記所定の特性の評価に資する度合いを示す第1指標を夫々生成する第1指標生成手段と、
前記第1指標生成手段により生成された前記1以上の評価支援情報の夫々の第1指標に基づいて、前記対象者についての前記所定の特性に関する第2指標を生成する第2指標生成手段と、
を備える。
本発明の一態様の情報処理方法及びプログラムの夫々は、上述の本発明の一態様の情報処理装置に対応する情報処理方法及びプログラムの夫々である。
本発明によれば、対象の評価を行うことに係る利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムが適用されるサービスの概要の一例を説明する模式図である。 図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。 図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 図4の機能的構成のサーバにより取得される、ある対象企業の対象情報及びネガティブキーワードの入力時にユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。 図4の機能的構成のサーバにより取得される、複数の対象企業の対象情報及びネガティブキーワードの入力内容の確認時にユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。 図4の機能的構成のサーバによりユーザ企業に提示されるある対象企業に係る対象評価結果情報の一例を示す図である。 図4の機能的構成のサーバによりユーザ企業に提示される複数の対象企業の夫々に係る対象評価結果情報の夫々の一覧画面の一例を示す図である。 図4のサーバの機能的構成のうち、評価部の詳細な構成を示すブロック図である。 図9の機能的構成の評価部の処理対象となる記事のタイトル及び記事内容の例を示す図である。 図9の機能的構成の評価部における、注目度の評価の際の文字列の位置関係の処理の一例を示す図である。 図4の機能的構成を有するサーバにより実行される対象評価処理の流れの一例を説明するフローチャートである。 図3のサーバにより提供される、対象企業の管理画面に係る画面の一例を示す図である。 図3のサーバにより提供される、対象企業の与信アラーム機能に係る画面の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムが適用されるサービス(以下「本サービス」と呼ぶ)の概要の一例を説明する模式図である。
本サービスは、取引先又はその候補のコンプライアンスチェックを行うことを希望するユーザたる企業U(以下、「ユーザ企業U」と呼ぶ)に提供される。
図1のステップST11において、ユーザ企業Uは、n個(nは1以上の整数値)の対象企業C−1乃至C−nの夫々と取引関係にある状態を形成させている。
ここで、「取引関係にある状態を形成」とは、ユーザ企業Uにとって、対象企業C−1乃至C−nの夫々が取引先又はその候補となっていることを意味する。
即ち、ユーザ企業Uは、取引先又はその候補となっている対象企業C−1乃至C−nの夫々に対してコンプライアンスチェックを行うことを希望している。
なお、以下、対象企業C1乃至C−nの夫々を個々に区別する必要がない場合、これらをまとめて「対象企業C」と呼ぶ。
また、以下、対象企業C−1乃至C−nのうち、所定の対象企業Cについて説明する場合、その対象企業Cを「対象企業C−k」(kは1乃至nのうち任意の整数値)と適宜呼ぶ。
ここで、対象企業Cに対するコンプライアンスチェックとは、対象企業C自体を対象とする他、当該対象企業Cに属する者(例えば社長といった役員)や、当該対象企業Cに関係する者(例えば株主等)を対象として、その対象がコンプライアンスを守っているか否か等についての評価をいう。また、本明細書では、コンプライアンスとは、法令や規則、倫理をいう。
具体的には例えば、コンプライアンスチェックの項目には、対象が粉飾や脱税を行っていないか、対象が反社会的勢力に関連していないか、対象が行政処分や行政指導を受けていないかといった、法律違反や企業倫理に背く行為を行っていないかが含まれる。また、コンプライアンスチェックの項目には、各種各様な疑惑(噂)が存在しないか等も含まれ得る。
即ち、対象企業Cに対するコンプライアンスチェックとは対象が法律違反や企業倫理に背く行為といったコンプライアンスを守っていないこと(コンプライアンス違反)の評価の他、対象が各種各様な疑惑(噂)を有していないことの評価等も含む広義な概念である。換言すると、対象企業Cに対するコンプライアンスチェックとは、対象企業Cについてネガティブな特性を想起させるものの評価であると把握することもできる。
対象企業Cに対するコンプライアンスチェックとしては、上述のステップST11が前提とされて、次のステップST12乃至ST18が行われる。
即ち、ステップST12に示すように、ユーザ企業Uは、対象企業C−1乃至C−nの夫々を特定するための対象情報IT−1乃至IT−nの夫々、及び、ネガティブキーワードIK−1乃至IK−nの夫々を入力する。
具体的には例えば、ユーザ企業Uは、対象企業C−kを特定するための情報として、対象企業Cの名称ITa−k及び関連情報ITb−kを入力する。
ここで、企業の商号は、重複し得る。即ち例えば、「株式会社対象企業C−k」という商号(名称ITa−k)の法人は、複数存在し得る。
そこで、本サービスでは、ユーザ企業Uは、対象企業C−kを同一商号の他の企業と明確に区別すべく、その対象企業C−kの関連情報ITb−kとして、その対象企業C−kについての、業種、住所、社長等の役員の氏名といった、その対象企業C−kに関連する内容を示す情報を入力することができる。
詳しくは後述するが、本サービスでは、対象情報IT−k(例えば名称ITa−k)をベースとして、対象企業C−kのコンプライアンスチェックに資する情報(例えば名称ITa−kという名称の企業が粉飾を行ったというニュース記事)が取得される。さらに、上述の対象企業C−kと同一商号の他の企業の情報が、対象企業C−kのコンプライアンスチェックに資する情報として誤って取得されないように、対象企業の関連情報ITb−kも必要に応じて用いられる。このように、対象企業C−kの名称Ta−kのみならず関連情報ITb−kが必要に応じて用いられるので、同一商号の他の企業の情報に基づいて当該対象企業C−kのコンプライアンスチェックが行われてしまう可能性が低減される。
また例えば、ユーザ企業Uは、対象企業C−kに対してネガティブキーワードIK−kを入力する。
即ち、ネガティブキーワードIK−kとは、(対象企業C−kに対して)ネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワードをいう。具体的には例えば、コンプライアンス違反を想起させるキーワードはネガティブキーワードIK−kの一例である。具体的には例えば、「対象企業C−kが粉飾を行った」というコンプライアンス違反(ネガティブな特性)を想起させる「粉飾」というキーワードが、ネガティブキーワードIK−kとして入力される。また例えば、「対象企業C−kに所属する者が逮捕された」というコンプライアンス違反(ネガティブな特性)を想起させる内容として「逮捕」というキーワードが、ネガティブキーワードIK−kとして入力される。
なお、ユーザ企業Uは、「粉飾」及び「逮捕」という複数のキーワードからなるキーワード群を、ネガティブキーワードIK−kとして入力することもできる。本実施形態では、ユーザ企業Uは、「粉飾 逮捕」とネガティブキーワードIK−kとして入力することで、「粉飾」及び「逮捕」という複数のキーワードからなるキーワード群をネガティブキーワードIK−kとすることができる。
これにより、ユーザ企業Uは、複数のネガティブキーワードIK−kを用いつつも、容易に対象企業C−kのコンプライアンスチェックを行うことができる。
図1のステップST13乃至ST15において、ユーザ企業Uにより入力された対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kに基づいて、サーバ1により対象企業C−kのネガティブな特性を評価するに資する情報の検索の制御が実行される。
ここで、本サービスでは、対象企業C−kのネガティブな特性を評価するに資する情報(以下、「特性評価支援情報」と呼ぶ)は、「記事等」から取得される。「記事」とは、現象、存在及び状況等を文字により示したものである。具体的には例えば、「記事等」には、新聞やウェブページに掲載される記事の他、官報や雑誌等の刊行物に含まれる情報(文字により示される情報)が含まれる。
なお、本実施形態では、ネガティブキーワードIK−kとして複数のキーワードが入力された場合、サーバ1は、複数のキーワードのうち少なくとも1つのキーワードが含まれた記事等が検索される。即ち、ネガティブキーワードIK−kとして入力された複数のキーワードを用いて、所謂OR検索がなされる。
具体的には、まず、図1のステップST13において、サーバ1により、記事検索サーバ2に対して、対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kに基づく検索依頼がなされる。
次に、図1のステップST14において、サーバ1からの検索依頼に基づいて、記事検索サーバ2により、記事DB200に格納された情報から記事の検索がなされる。具体的には例えば、対象情報IT−kの名称ITa−k及びネガティブキーワードIK−kの両方の文字列が含まれる記事が検索される。
次に、図1のステップST15に示すように、サーバ1により、記事検索サーバ2から、記事DB200に格納された情報のうち検索された結果が取得される。
例えば、記事DB200には官報のデータが格納されている。特性評価支援情報が官報から取得される場合には、記事検索サーバ2により記事DB200に対して検索がなされる。この場合、例えばサーバ1により、「対象企業C−kの建設業の許可の取消処分がされた」という官報の公告(記事)が取得される。
また例えば、記事DB200にはウェブページに含まれるキーワード等の情報が格納されている。特性評価支援情報がウェブページに掲載された記事から取得される場合には、記事検索サーバ2により記事DB200に格納された情報に基づいて、ウェブページのURL(Uniform Resource Locator)等が取得される。
即ち、記事検索サーバ2は、インターネットに存在する情報を検索する、所謂、検索エンジンの機能を有するものであってよい。
この場合、例えば、サーバ1により、ウェブページのURLが検索結果として取得される。そして、サーバ1により、当該URLに基づいて当該ウェブページの内容が取得される。
このように、本サービスは、刊行物の他、インターネット上のニュースポータルサイトやブログ(ウェブログ)といったウェブページに掲載された記事から特性評価支援情報を取得し、この特性評価支援情報を用いてコンプライアンスチェックを行うことが可能である。これにより、インターネット上の最新の情報が、コンプライアンスチェックの結果に反映され得る。また、インターネットを利用する一般ユーザの興味関心の程度等を加味したコンプライアンスチェックも可能となる。
このようにして、ステップST15において記事が取得されると、ステップST16の処理がサーバ1により行われる。
即ち、ステップST16において、サーバ1により、ステップST15において取得された記事の夫々について、注目度が夫々生成される。注目度とは、対象企業C−kについてのネガティブな特性の評価に資する度合いを示す指標の一例であり、例えば、ユーザ企業Uが当該記事に注目すべき度合を示す指標である。具体的には例えば、記事の夫々について、注目度高、注目度中、注目度低の3段階の注目度が生成される。
ここで、上述したように、本サービスは、刊行物の他、インターネット上のニュースポータルサイトやブログ(ウェブログ)といったウェブページに掲載された記事に基づいてコンプライアンスチェックを行うことが可能である。しかしながら、ウェブページに掲載された記事の夫々は、記事の出典や内容によりコンプライアンスチェックにおける重要性が異なると考えられる。
即ち例えば、省庁のウェブページに掲載された記事と、新聞社のウェブページに掲載された記事と、個人のブログに掲載された記事に基づいて、対象企業C−kの評価が行われる場合、記事の夫々についての重要性は夫々異なると考えられる。即ち、記事の夫々についてのユーザ企業Uが当該記事の夫々に注目すべき度合(注目度)は異なるべきである。
そこで、本サービスでは、ステップST13乃至ST15において取得された記事の夫々の内容に基づいて、ステップST16において注目度が生成される。
また例えば、新聞に含まれる記事やウェブページに掲載された記事には、新聞の読者やインターネットの利用者といった一般ユーザに閲覧(購読)される頻度を高めるため、刺激的なタイトルが採用されていることがある。即ち、記事のタイトルに基づいた場合において対象企業Cのネガティブな特性を評価するに資すると考えられる記事、即ち、注目度が高くなるべきと考えられる記事であっても、記事のタイトルではなく記事の内容に基づいた場合において注目度は低くなるべき記事が存在する。
そこで、本サービスでは、注目度は、記事の内容に基づいて生成され、記事の内容を参照可能な状態で、ユーザ企業Uに提示される。これにより、ユーザ企業Uは、複数の記事等のうち、ネガティブな特性を評価するに資すると考えられる記事である可能性が高いと考えられる記事、即ち、注目度の高い記事を優先して確認することができる。更に言えば、ユーザ企業Uは、複数の記事を適宜参照し注目度が妥当であるか否か等を確認した結果、生成された注目度が妥当でないと考えれる場合、注目度を変更することができる。
また、図1のステップST17において、ステップST16の処理により生成された記事の夫々の注目度に基づいて、対象企業C−kについてのネガティブな特性に関する指標として、対象企業C−kの注目度割合が生成される。対象企業C−kの注目度割合とは、対象企業C−kの複数の特性評価支援情報(ネガティブな特性を評価するに資する情報)である記事の夫々の注目度に基づいて、対象企業C−kについてのネガティブな特性に関する注目度の割合をいう。そして、ステップST17において生成された注目度割合は、ステップST16において生成された記事の夫々の注目度等と共にユーザ企業Uに提示される。具体的には、ステップST17において生成された注目度割合は、以下に示す対象評価結果情報の形態で、ユーザ企業Uに提示される。
ステップST18において。以上説明したステップST16及びST17の結果、対象企業C−1乃至C−nの夫々に関する対象評価結果情報IR−1乃至IR−nの夫々が生成される。
本サービスの対象企業C−kに関する対象評価結果情報IR−kには、以下の情報が含まれる。
即ち例えば、本サービスの対象評価結果情報IR−kには、ステップST17の結果生成された、対象企業C−kについてのネガティブな特性に関する注目度割合IA−kが含まれる。また、本サービスの対象評価結果情報IR−kには、ステップST13乃至ST15の検索の制御の結果取得されたm個(mはnとは独立した1以上の整数値)の記事の夫々に基づく特性評価支援情報IB−k−1乃至IB−k−mの夫々が含まれる。
なお、以下、対象企業C−kに関する、m個の記事に基づく特性評価支援情報IB−k−1乃至IB−k−mの夫々を個々に区別する必要が無い場合、まとめて、「特性評価支援情報IB−k」と呼ぶ。
ただし、記事の数mは、対象企業C−1乃至C−nの夫々において同じであるものとするが、対象企業C−1乃至C−nの夫々において夫々異なるものでよい。
また、以下、m個の記事に基づく特性評価支援情報IB−k−1乃至IB−k−mのうち、所定の特性評価支援情報IB−kについて説明する場合、その特性評価支援情報IB−kを「特性評価支援情報IB−k−j」(jは1乃至mのうち任意の整数値)と適宜呼ぶ。
例えば、特性評価支援情報IB−k−jには、以下の情報が含まれる。
即ち例えば、特性評価支援情報IB−k−jには、ステップST15の結果、適宜取得された、m個の記事の夫々の記事内容IBa−k−jが含まれる。また、特性評価支援情報IB−k−jには、ステップST16の結果生成された対象企業Cについてのネガティブな特性の評価に資する度合いを示す指標である注目度IBb−k−jが含まれる。
このように、本サービスの対象企業C−kに関する対象評価結果情報IR−kには、対象企業C−kの注目度割合IA−kと、m個の記事の夫々に関する特性評価支援情報IB−k−1乃至IB−k−mとしての記事内容IBa−k−jが含まれる。
なお、以下、対象企業C−kに関するm個の特性評価支援情報IB−k−1乃至IB−k−mを個々に区別する必要が無いとき、「特性評価支援情報IB−k」と呼ぶ。
ここで、注目度割合IA−kとは、m個の特性評価支援情報IB−k−jの夫々における注目度IBb−k−jの割合を所定の態様により示した指標である。具体的には例えば、m=100個の特性評価支援情報の夫々において、「注目度高」、「注目度中」及び「注目度低」の3段階の注目度IBb−k−jがあり、30の特性評価支援情報IB−k−jにおいて「注目度高」、20の特性評価支援情報IB−k−jにおいて「注目度中」、50の特性評価支援情報IB−k−jにおいて「注目度低」であったとする。この場合、注目度割合IA−kとして、「(高:中:低=)30:20:50」といった情報が生成される。
このように生成された注目度割合IA−kは、対象企業C−kに関するネガティブな特性に関する指標である。ユーザ企業Uは、注目度割合IA−kに基づいて、その対象企業C−kに関する特性評価支援情報IB−k−1乃至IB−k−mの夫々を確認する必要性を判断することができる。具体的には例えば、ユーザ企業Uは、注目度割合IA−kに基づいて、注目度高の特性評価支援情報IB−k−jが存在するか否かを一目で把握することができる。そして、ユーザ企業Uは、注目度高の特性評価支援情報IB−k−jが存在することを条件に、対象企業C−kに対する複数の特性評価支援情報IB−k−jの夫々について確認するか否かを判断することもできる。
これにより例えば、ユーザ企業Uは、注目度高の特性評価支援情報IB−k−jが存在しない対象企業C−kに対するコンプライアンスチェックにおける情報の確認の手間(コスト)を削減することができる。
このように、ユーザ企業Uは、注目度割合IA−kを確認することにより、その対象企業C−kについてのコンプライアンスチェックにとして特性評価支援情報IB−k−j(記事等)の確認の手間(コスト)をかけるべきか否かを判断することができる。
また例えば、ユーザ企業Uは、注目度割合IA−kを、対象企業C−kのネガティブな特性の評価そのものとして取り扱うことができる。
更に言えば、例えば上述のように、ユーザ企業Uは、複数の記事を適宜参照し注目度が妥当であるか否か等を確認し、注目度を変更した上で再度生成された注目度割合IA−kを参照することができる。そして、ユーザ企業Uは、再度生成された注目度割合IA−kを、対象企業C−kのネガティブな特性の評価そのものとして取り扱うことができる。これにより、ユーザ企業Uは、ユーザ企業U自身により記事等の夫々を確認した、注目度割合IA−kをネガティブな特性の評価として取り扱うこともできる。
図1のステップST18に示すように、図1のステップST16及びST17の結果生成された対象企業Cに関する対象評価結果情報IRは、ユーザ企業Uに提供される。
ユーザ企業Uは、提供された対象評価結果情報IRを以下のように利用することで、対象企業Cのネガティブな特性を評価することができる。
このように、対象評価結果情報IRにより、対象企業Cのネガティブな特性を評価するに資すると考えられる記事の特性評価支援情報Bが複数提示される。しかしながら、上述したように、例えばウェブページ等に掲載された記事の夫々は、記事の出典や内容によりコンプライアンスチェックにおける重要性が異なると考えられる。そこで、ユーザ企業Uは、提示された複数の特性評価支援情報IB−k−jの夫々に含まれる記事内容IBa−k−j及び注目度IBb−k−jの夫々を用いて、記事の重要性を確認することができる。
即ち例えば、ユーザ企業Uは、複数の特性評価支援情報IB−k−jの夫々について、注目度IBb−k−jを利用することにより、記事内容IBa−k−jを確認するべきか否か、重要であると想定されるか否かを判断することができる。その結果、ユーザ企業Uは、複数の記事の特性評価支援情報IB−k−jのうち、いずれの記事が対象企業C−kのネガティブな特性を評価するに資すると考えられるかを容易に把握することができる。
ユーザ企業Uは、確認の結果に基づいて、特性評価支援情報IB−k−jの注目度IBb−k−jを変更することもできる。即ち例えば、記事内容IBa−k−jを確認した結果、重要性が高いと把握された特性評価支援情報IB−k−jの注目度IBb−k−jを「注目度高」と設定することもできる。また、その逆に、ユーザ企業Uは、注目度IBb−k−jを下げることもできる。これにより、ユーザ企業Uは、本サービスにより生成された注目度IBb−k−jのみを用いた注目度割合IA−kによらず、少なくとも一部においてユーザ企業により設定された注目度IBb−k−jを用いた注目度割合IA−kに基づいて、コンプライアンスチェックを行うことができる。即ち、ユーザ企業Uは、ユーザ企業U自身が確認した記事(記事内容IBa−k−j)の注目度IBb−k−jに基づいた、注目度割合IA−kを確認することで、よりユーザ企業Uの判断基準に一致したコンプライアンスチェックを行うことができる。
また、ユーザ企業Uは、対象企業C−kの注目度割合IA−kに基づいて、その対象企業C−kのネガティブな特性のおおよその評価を行ったり、特に注意深くネガティブな特性の評価を継続的に行うべきかの評価を行ったりすることもできる。
即ち例えば、ユーザ企業Uは、注目度割合IA−kが「(高:中:低=)30:20:50」の対象企業C−kと、注目度割合IA−kが「(高:中:低=)0:50:50」の企業とを比較し、「(高:中:低=)30:20:50」の対象企業C−kの方がネガティブな特性を持つと評価することができる。また例えば、ユーザ企業Uは、「(高:中:低=)30:20:50」の対象企業C−kについて、特に注意深くネガティブな特性の評価を継続的に行うべきという判断をすることもできる。
このように、ユーザ企業Uは、複数の特性評価支援情報IB−kのうち、いずれの特性評価支援情報IB−kに注目すべきかを把握可能なため、最終的な対象企業C−kのネガティブな特性を評価することの効率を向上させることができる。
更に言えば、本サービスでは、上述の対象評価結果情報IR−kの内容は、所定間隔で繰り返し作成され、記事内容IBa−k−jを含めて適宜格納して管理される。その結果、対象企業C−kのネガティブな特性の評価を、継続的に行う際のコスト(時間的コスト、人的コスト及び金銭的コスト等)を削減すると共に、その履歴が管理される。即ち例えば、いつの時点でどのような記事に基づいてネガティブな特性(コンプライアンスチェック)を行い、対象企業C−kに対してどのような評価を行ってきたのかが管理される。即ち、ユーザ企業Uにとっては、もし仮にコンプライアンスチェックの結果問題ないと判断してきた対象企業C−kが、コンプライアンスを守っていないことが発覚した場合等においても、これまでどのようにコンプライアンスチェックを行ってきたかの記録を参照可能な状態とすることができる。その結果、対象企業C−kの評価を行うことに係る利便性は向上される。
複数の対象企業C−kの夫々についての対象評価結果情報IR−kの夫々を確認する画面の例について、図7用いて後述する。また、ある対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kの具体的な例について、図8を用いて後述する。
以上、図1を用いて、本サービスの概要を説明した。
以下、図2乃至図4を用いて、本サービスの図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システムについて説明する。
図2は、図1に示すサービスを提供する際に適用される情報処理システム、即ち、本発明の情報処理装置の一実施形態であるサーバを含む情報処理システムの構成例を示す図である。
図1の本サービスで用いられる本実施形態の情報処理システムは、図2に示すように、サーバ1と、記事検索サーバ2と、ユーザ端末3とを含む様に構成されている。
サーバ1は、本サービスのサービス提供者により管理される。記事検索サーバ2は、記事の検索機能を提供する所定の事業者(例えば、ウェブのサーチエンジンを運営する事業者)により管理される。ユーザ端末3は、ユーザ企業Uの図示せぬ担当者等により操作される。
図3は、図2の情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、出力部16と、入力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20と、を備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、出力部16、入力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
出力部16は、ディスプレイやスピーカ等で構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
入力部17は、キーボードやマウス等で構成され、各種情報を入力する。
記憶部18は、ハードディスクやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNを介して他の装置(図2の例では記事検索サーバ2やユーザ端末)との間で通信を行う。
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア31は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図2の情報処理システムの記事検索サーバ2及びユーザ端末3は図3に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有している。
以下、図4を用いて、図1のステップST11乃至ST18に対応する処理が実行される際のサーバ1の機能的構成の一例について説明する。
図4は、図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図1のステップST11乃至ST18に対応する処理が実行される際には、サーバ1のCPU11において、対象情報取得部111と、ネガティブキーワード取得部112と、検索制御部113と、評価部114と、対象評価結果生成部115とが機能する。
また、記事検索サーバ2のCPU21において、検索依頼取得部211と、検索結果送信制御部212とが機能する。また、記事検索サーバ2の記憶部22の一領域には、記事DB200が設けられている。
対象情報取得部111は、ユーザ端末3を介して、ユーザ企業Uにより入力された−k対象企業C−kの対象情報IT−kを取得する。
具体的には例えば、対象情報取得部111は、対象企業C−kの対象情報IT−kとして、対象企業C−kの名称ITa−kと関連情報ITb−kとを取得する。
ここで、名称ITa−kは、対象企業C−kを直接的に示す情報である。
また、関連情報ITb−kは、対象企業C−kに関連する内容を示す情報である。
なお、対象情報IT−kの具体的な例について、図5に示す画面の例を用いて後述する。
後述の検索制御部113において、上述のように対象情報取得部111により取得された情報に含まれる対象企業C−kの名称Ta−kのみならず関連情報ITb−kが必要に応じて用いられる。
これにより、同一商号の他の企業の情報に基づいて当該対象企業C−kのコンプライアンスチェックが行われてしまう可能性が低減される。
ネガティブキーワード取得部112は、ユーザ端末3を介して、ユーザ企業Uにより入力された対象企業C−kについてネガティブな特性を想起させる内容を示すネガティブキーワードIK−kを取得する。
ネガティブキーワードIK−kの具体的な例は、図5の入力される画面の例を用いて後述する。
また、複数の対象企業C−kについて対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kが入力された例について、図6を用いて後述する。
検索制御部113は、対象情報取得部111により取得された対象情報IT−k及びネガティブキーワード取得部112により取得されたネガティブキーワードIK−kに基づいて1以上の対象評価支援情報を記事検索サーバ2に検索させる制御を実行する。
即ち、対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kに基づいて、対象企業C−kについてネガティブな特性を評価するに資する情報として、1以上の記事内容IBa−k−jを検索する制御を実行する。
具体的には、検索制御部113は、官報や雑誌等の刊行物から取得可能な情報又はインターネットを通じて取得可能な新聞時やブログ記事の情報から、対象企業C−kについてネガティブな特性を評価するに資する記事内容IBa−k−jを検索する制御を実行する。
なお、本実施形態において、検索制御部113による検索する制御として、以下に示すように検索依頼と記事検索及び結果取得の機能が発揮される。
即ち、検索制御部113は、対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kに基づいて、記事検索サーバ2に対象企業C−kについてネガティブな特性を評価するに資する情報の検索を依頼する。
記事検索サーバ2の検索依頼取得部211は、サーバ1の検索制御部113から依頼に基づいて、記事DB200から対象企業C−kについてネガティブな特性を評価するに資する情報を検索する。
記事検索サーバ2の検索結果送信制御部212は、検索依頼取得部211により取得された依頼に基づき記事DBから検索された対象企業C−kについてネガティブな特性を評価するに資する記事内容IBa−k−jをサーバ1に送信する制御を実行する。
サーバ1の検索制御部113は、記事検索サーバ2の検索結果送信制御部212の制御により記事検索サーバ2から送信されてきた記事内容IBa−k−jを取得する制御を実行する。
このようにして、検索制御部113は、対象企業C−kについてネガティブな特性を評価するに資する記事内容IBa−k−jを検索する制御を実行する。
これにより、例えば、検索制御部113の制御の結果、「対象企業C−kの建設業の許可の取消処分がされた」という官報の記事内容IBa−k−jや、「対象企業C−kに所属する者が逮捕された」というウェブページに掲載されたの記事内容IBa−k−jが取得される。
このように、検索制御部113は、刊行物の他、インターネット上のニュースポータルサイトやブログ(ウェブログ)といったウェブページに掲載された記事から特性評価支援情報を取得し、この特性評価支援情報を用いてコンプライアンスチェックを行うことが可能である。
これにより、インターネット上の最新の情報が、記事内容IBa−k−jとして取得され得る。
また、サーバ1は、インターネットを利用する一般ユーザの興味関心の程度等を加味したコンプライアンスチェックも、対象企業C−kの特性の評価結果に反映可能となる。
評価部114は、検索制御部113の制御により取得された記事内容IBa−k−jに基づいて、記事内容IBa−k−jの夫々を評価する。
ここで、評価部114において、注目度生成部121及び注目度割合生成部122が機能する。
注目度生成部121は、検索制御部113により検索されたm個の記事内容IBa−k−jの夫々に基づいて、対象企業C−kについてのネガティブな特性の評価に資する度合いを示す注目度IBb−k−jを夫々生成する。
即ち例えば、注目度生成部121は、検索制御部113により検索された記事内容IBa−k−jの発行元の種類を考慮して、注目度IBb−k−jを生成する。
具体的には例えば、注目度生成部121は、「対象企業C−kの建設業の許可の取消処分がされた」という記事内容IBa−k−jについて、官報が情報源のため信用性が高い記事であって、対象企業C−kに関するネガティブな特性の評価に資する度合が大きいものとして、注目度大という注目度IBb−k−jを生成する。
なお、記事内容IBa−k−jの発行元の種類は、注目度IBb−k−jとは別にユーザ企業Uに提供されてもよい。
即ち、注目度生成部121は、記事内容IBa−k−jに基づいて注目度IBb−k−jを生成する。
ユーザ企業Uは、m個の記事内容IBa−k−jのうち、確認するべき記事内容IBa−k−jを容易に把握することができる。
また、ユーザ企業Uは、を記事内容IBa−k−jを参照して注目度IBb−k−jが妥当であるか否か等を確認することもできる。
注目度割合生成部122は、注目度生成部121により生成された1以上の記事内容IBa−k−jの夫々の注目度IBb−k−jに基づいて、対象企業C−kについてのネガティブな特性に関する注目度割合IA−kを生成する。
具体的には例えば、注目度割合生成部122は、m=100個の特性評価支援情報の夫々において、「注目度高」、「注目度中」及び「注目度低」の3段階の注目度IBb−k−jがあり、30の特性評価支援情報IB−k−jにおいて「注目度高」、20の特性評価支援情報IB−k−jにおいて「注目度中」、50の特性評価支援情報IB−k−jにおいて「注目度低」であったとする。この場合、注目度割合生成部122は、注目度割合IA−kとして、「(高:中:低=)30:20:50」といった情報を生成する。
サーバ1は、注目度割合IA−kをユーザ企業Uに提示することができる。
ユーザ企業Uは、注目度割合IA−kを確認することにより、対象企業C−kについての特性の評価(ここでは、ネガティブな特性の評価)に資する特性評価支援情報IB−k−jの構成を容易に把握することができる。
対象評価結果生成部115は、検索制御部113の制御により取得された記事内容IBa−k−jと、注目度生成部121により生成された記事の夫々の注目度IBb−k−jと、注目度割合生成部122により生成された対象企業C−kの注目度割合IA−kとを含む対象評価結果情報IR−kを生成する。
注目度割合IA−k、記事内容IBa−k−j及び注目度IBb−k−jを含む対象評価結果情報IR−kの具体的な例は、図7及び図8を用いて後述する。
図5は、図4の機能的構成のサーバにより取得される、ある対象企業の対象情報及びネガティブキーワードの入力時にユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
即ち、図5は、図1のステップST12において、ユーザ企業Uにより操作されるユーザ端末3に表示される画面の一例である。即ち、ユーザ企業Uは、図5の例の画像を閲覧しながら各種情報を入力等することにより、対象企業C−kを特定するための対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kを入力する。
図5の画面の例において、以下の4つの項目の夫々に関する内容が夫々入力されている。
即ち、「取引先名」の項目に、「株式会社〇×自動車」という内容が入力されている。ユーザ企業Uは、対象企業C−kの名称ITa−kとして、「株式会社〇×自動車」を入力している。
対象情報取得部111は、ユーザ企業Uにより入力された「株式会社〇×自動車」を対象企業C−kの名称ITa−kとして取得する。
また、「ネガティブワード」の項目に、「逮捕 違法 暴力団 粉飾 横領 着服 背任 脱税 申告漏れ 違反 送検 検挙 …」という内容が入力されている。なお、図5の画面の例における「…」は、内容の表示窓において表示可能な文字列の長さに対して、その内容の文字列の長さの方が長いことを示している。即ち、ユーザ企業Uは、対象企業C−kのネガティブキーワードIK−kとして、少なくとも「逮捕 違法 暴力団 粉飾 横領 着服 背任 脱税 申告漏れ 違反 送検 検挙」を入力している。
ネガティブキーワード取得部112は、ユーザ企業Uにより入力された「逮捕 違法 暴力団 粉飾 横領 着服 背任 脱税 申告漏れ 違反 送検 検挙」等を対象企業C−kのネガティブキーワードIK−kとして取得する。
このように、ユーザ企業Uは、「ネガティブワード」の項目に、各種各様なネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワード群(ネガティブキーワードIK−k)を入力することができる。具体的には例えば、ユーザ企業Uは、各種各様なネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワード群として「粉飾 横領 脱税 違反 逮捕 送検 検挙 捜査 捜索 指名手配 判決 提訴 告訴 罪 詐欺 不正 偽装 架空 暗躍 悪 暴力団 総会屋 インサイダー 相場操縦 行政処分」等を入力することができる。
なお、サーバ1における検索の制御や記事検索サーバ2における検索の結果として、キーワード群(ネガティブキーワードIK−k)を構成するキーワードの類語に基づく検索がなされてもよい。具体的には例えば、「横領」というキーワードの類語に基づく検索として、「横領」、「着服」及び「背任」のキーワードによるOR検索がなされてもよい。
また、「関連ワード」の項目に、「〇×△□」という内容が入力されている。ユーザ企業Uは、対象企業C−kの関連情報ITb−kとして、対象企業C−kの社長の名前である「〇×△□」を入力している。
対象情報取得部111は、ユーザ企業Uにより入力された「〇×△□」を対象企業C−kの関連情報ITb−kとして取得する。
なお、図5の画面の例において、「取引先名」の項目には「必須」と表示されているが、「関連ワード」の項目には「必須」と表示されていない。これは、上述の説明における、同一商号の他の企業の情報に基づいて当該対象企業C−kのコンプライアンスチェックが行われてしまう可能性を低減するため、対象企業C−kの名称Ta−kのみならず関連情報ITb−kが必要に応じて用いられることに対応する。即ち対象企業C−kの関連情報ITb−kは、必要に応じて用いられるため、必須ではないことに対応する。
また、「チェック範囲」の項目に、「365」(日)という内容が入力されている。ユーザ企業Uは、対象企業C−kの特性評価支援情報のチェック範囲として、「365」日を入力している。
上述したように、対象企業C−kの特性評価支援情報は、「記事等」から取得される。ユーザ企業Uは、「チェック範囲」として、所望の期間を入力することにより特性評価支援情報の検索制御に係る範囲を指定することができる。即ち例えば、ユーザ企業Uは、最新の365日(1年)を指定することにより、過去の対象企業C−kの特性評価支援情報ではなく、最近(ここでは1年)の特性評価支援情報に基づいて、ネガティブな特性の評価を行うことができる。
即ち、ユーザ企業Uは、チェック範囲より以前の記事等を考慮せずに、ネガティブな特性の評価を行うことができる。つまり、ユーザ企業Uは、対象企業C−kがチェック範囲内においてネガティブな評価に資する記事等が検索等されない状態であれば、ネガティブな特性が改善されているものとして取り扱うことが可能となる。
ユーザ企業Uは、上述の項目の夫々に内容の夫々を入力し、「保存する」ボタンBTN11を操作することにより入力を完了し、対象情報取得部111やネガティブキーワード取得部112に各種情報を取得させることができる。
図6は、図4の機能的構成のサーバにより取得される、複数の対象企業の対象情報及びネガティブキーワードの入力内容の確認時にユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。
上述したように、本サービスは、ユーザ企業Uにとって取引関係にある状態を形成しているn個の対象企業Cの夫々に対してコンプライアンスチェックを行うことができる。複数の対象企業C−kの対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−k等を入力管理する画面の例について、図6を用いて説明する。
図5を用いて、ある対象企業C−kの対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kの入力時にユーザ企業Uに操作される画面の例を説明したが、n個(例えば100個)の対象企業C−kについて個別に入力するのは管理上煩雑である。そこで、本サービスでは、「まとめて登録」機能が提供される。
「まとめて登録」機能により、ユーザ企業Uは、所定の様式(例えば、表形式)のテンプレートファイルを用いることで、取引先(取引関係にある状態を形成している対象企業C)をまとめて登録することができる。
ユーザ企業Uは、まず、「テンプレートファイルをダウンロード」ボタンBTN21を操作することにより、所定の様式のテンプレートファイルをダウンロードする。
具体的には例えば、ユーザ企業Uは、「取引先名」、「ネガティブワード」、「関連ワード」及び「チェック範囲」という項目の列が予め規定された表形式のテンプレートファイルをダウンロードすることができる。ユーザ企業Uは、ダウンロードしたテンプレートファイルに、n個の対象企業Cに関する各項目の夫々の内容を夫々入力する。
次に、ユーザ企業Uは、「ファイルを選択」ボタンBTN22を操作し、n個の対象企業Cに関する各項目の夫々の内容を夫々入力したテンプレートファイルを選択する。これにより、テンプレートファイルはサーバ1にアップロードされる。
次に、ユーザ企業Uは、「取引先一括登録ボタン」BTN23を操作する。これにより、テンプレートファイルに入力された各種情報は、図5を用いて説明した各項目の内容として入力したものとして処理される。即ち例えば、対象情報取得部111は、n個の対象企業C−kの夫々に関して、テンプレートファイルに入力された対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kの夫々を取得する。
このように、ユーザ企業Uは、所定の様式(例えば、表形式)のテンプレートファイルを用いることで、取引先(取引関係にある状態を形成している対象企業C)をまとめて登録することができる。また、テンプレートファイルを管理することにより、複数の対象企業C−kの夫々を管理することもできる。
図6の例の画像の下部の領域には、入力された複数の対象企業C−kの夫々の対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−k等が描画されている。ここで、ユーザ企業Uは、「株式会社ABC」の「個別編集」ボタンBTN24を操作することにより、対象企業C−kのひとつである「株式会社ABC」の対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−kの入力(編集)画面を操作することができるようになる。具体的には例えば、「株式会社ABC」という対象企業C−kに関する図5と基本的に同様の画面に遷移する。
このように、ユーザ企業Uは、テンプレートファイルを用いて入力された対象情報IT−k及びネガティブキーワードIK−k等を個別に編集することができる。
ユーザ企業Uは、以下のように操作することにより、入力した対象企業C−kの夫々に関する対象評価結果情報IR−kを生成させることができる。
ユーザ企業Uは、マークボタンBTN25を操作することで、対象評価結果情報IR−kを生成させたい対象企業C−kを、1以上選択する。
次に、ユーザ企業Uは、「マークした取引先をチェックする」ボタンBTN26を操作する。
これにより、サーバ1の検索制御部113、評価部114及び対象評価結果生成部115等が機能し、対象評価結果情報IR−kが生成され、ユーザ企業Uに提示される。
図7は、図4の機能的構成のサーバによりユーザ企業に提示されるある対象企業に係る対象評価結果情報の一例を示す図である。
ユーザ企業Uは、図7の例の画像を閲覧しながら各種操作を行うことにより、対象企業C−kのm個の特性評価支援情報の夫々及び注目度の夫々を確認することができる。
図7の例は、名称ITb−kが「株式会社〇×自動車」における対象評価結果情報の一例である。
図7の例の画像の下部の領域には特性評価支援情報の一部等が描画されている。
具体的には例えば、特性評価支援情報IB−k−jとして、「タイトル」、「概要」及び「注目度 」が描画される。
即ち、「タイトル」とは、特性評価支援情報IB−k−jの記事としてのタイトルである。また、「概要」とは、特性評価支援情報IB−k−jの記事の概要であって、例えば記事の本文の冒頭部分である。ここで、「タイトル」及び「概要」特性評価支援情報IB−k−jの記事内容IBa−k−jに対応する。
また「注目度」は、評価部114の注目度生成部121により生成された、特性評価支援情報IB−k−jの注目度IBb−k−jである。
図7に示す例の特性評価支援情報IB−k−jには「省庁」の表示がされている。これは、この特性評価支援情報IB−k−jが、省庁(国の行政事務を担当する行政機関)のウェブページ等に掲載されていた記事に基づく情報であることを示している。また、この特性評価支援情報IB−k−jの注目度IBb−k−jは、「(注目度)高」である。
ユーザ企業Uは、特性評価支援情報IB−k−jの「タイトル」を操作することにより、特性評価支援情報IB−k−jの記事内容IBa−k−jの全体を確認することができる。即ち、ユーザ企業Uは、特性評価支援情報IB−k−jの記事内容IBa−k−jの詳細を自ら確認し、注目度IBb−k−jについて「(注目度)高」であることが妥当であるかを確認することができる。ユーザ企業Uは、注目度IBb−k−jについて「(注目度)高」であることが妥当であると確認した場合「確認済み」ボタンBTN31を操作することにより、確認した旨を登録して管理することができる。
これにより、ユーザ企業Uは、評価部114による注目度IBb−k−jの評価の結果が妥当か否かを容易に管理することができる。
また、ユーザ企業Uは、「PDFをダウンロード」ボタンBTN31を操作することにより、特性評価支援情報IB−k−jを所定の様式(ここではPDF)のファイルとしてダウンロードすることができる。即ち例えば、ユーザ企業Uは、ネガティブな特性の評価に資する、「(注目度)高」の特性評価支援情報IB−k−jに関する各種情報をダウンロードして保存することができる。このように、ユーザ企業Uは、対象企業C−kについて確認した特性評価支援情報IB−k−jやその記事内容IBa−k−jを、保存することでコンプライアンスチェックに係る証拠(コンプライアンスチェックをした証拠であって、対象企業C−kについてこのような情報が取得されたという証拠)として管理することができる。
なお、ユーザ企業Uにより「PDFをダウンロード」ボタンBTN32の操作がなされなくとも、サーバ1の図示せぬデータベースに適宜格納されるのが好適である。
図8は、図4の機能的構成のサーバによりユーザ企業に提示される複数の対象企業の夫々に係る対象評価結果情報の夫々の一覧画面の一例を示す図である。
ユーザ企業Uは、図7の例の画面を用いて、複数の対象企業C−kの対象評価結果情報IR−k等を管理することができる。
例えば、図8の例において、対象企業C−kである「株式会社JKL」に関する、注目度割合IA−kが描画されている。ユーザ企業Uは、対象企業C−kの注目度割合IA−kを確認し、「(注目度)高」である特性評価支援情報の割合等を把握し、必要に応じて、その対象企業C−kの特性評価支援情報の夫々を確認する。この場合、ユーザ企業Uは、「詳細を見る」ボタンBTN41を操作することにより、上述の図7の画像の例を閲覧することができる。そして、ユーザ企業Uは、上述したように複数の特性評価支援情報の夫々の内容を適宜確認する。
また、図8の例において、対象企業C−kの夫々について「確認状態」ボタンBTN42が描画されいる。ユーザ企業Uは、「確認状態」ボタンBTN42を、ユーザ企業Uにおける所定のルールに基づいて操作することで、確認状態を記録することができる。
具体的には例えば、ユーザ企業Uは、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kが生成された場合、対象企業C−kの特性評価支援情報IB−k−jを確認する。そこで、ユーザ企業Uは、「確認状態」ボタンBTN42のうち、「確認」ボタンを操作する。
これにより、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kを確認中である旨が管理される。そして、ユーザ企業Uは、適宜「詳細を見る」ボタンBTN41を操作し、図7の例の画面等を参照して、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kの特性評価支援情報IB−k−jを確認する。
そして、例えば、ユーザ企業Uは、対象評価結果情報IR−kの確認が完了した場合、「確認状況」ボタンBTN42のうち「OK」又は「NG」を操作する。即ち例えば、ユーザ企業Uは、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kを確認し、コンプライアンスチェックの結果問題ないと把握された場合「OK」を操作する。また、ユーザ企業Uは、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kを確認し、コンプライアンスチェックの結果問題ありと把握された場合「NG」を操作する。
また、ユーザ企業Uは、所望の対象企業C−kに関して、マークボタンBTN43を操作し、「選択項目をPDFでダウンロード」ボタンBTN44を操作することにより、対象評価結果情報IR−kを所定の様式(ここではPDF)のファイルとしてダウンロードすることができる。即ち例えば、ユーザ企業Uは、コンプライアンスチェックの結果「OK」又は「NG」の判断が得られた対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kに関する各種情報をダウンロードして保存することができる。このように、ユーザ企業Uは、対象企業C−kについて確認した対象評価結果情報IR−kを保存することでコンプライアンスチェックに係る証拠(コンプライアンスチェックをした証拠であって、対象企業C−kについてこのような情報が取得されたという証拠)として管理することができる。
なお、ユーザ企業Uにより「選択項目をPDFでダウンロード」ボタンBTN44の操作がなされなくとも、サーバ1の図示せぬデータベースに適宜格納されるのが好適である。
このようにユーザ企業Uは、図7及び図8の例の画像を閲覧しながら各種操作を行うことにより、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kやm個の特性評価支援情報の夫々等を効率的に確認することができる。また、ユーザ企業Uは、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kや特性評価支援情報IB−k−jの証拠を適宜管理することで、ユーザ企業Uとしてのコンプライアンスチェックの実績を管理することができる。即ち、ユーザ企業Uとして、どのようにコンプライアンスチェックを行ってきたかが記録される。つまり、ユーザ企業Uは、あるルールにのっとり、確認を行ってきたが対象企業C−kはコンプライアンス違反等を行っていなかったという確認が記録される。
これにより、もし仮にコンプライアンスチェックをしたにもかかわらず対象企業C−kがコンプライアンス違反等をしていたとしても、ユーザ企業Uとして検知できない状態であったということを事後的に確認することができる。つまり、ユーザ企業Uは、ユーザ企業Uとしての努力義務を果たしてきたことを事後的に示すことができる。
以上、図5乃至図8を用いて、対象企業C−kの夫々の対象評価結果情報IR−kの生成までにおける、ユーザ企業Uとの各種情報の授受の例等について説明した。
以下、図9乃至12を用いて、サーバ1の評価部114における、記事からその記事の注目度IBb−k−jの具体的な評価のアルゴリズム等について説明する。
まず、検索制御部113により検索されたウェブページの記事内容IBa−k−jに基づき、注目度IBb−k−jを生成する際に機能する評価部114の機能ブロックについて、図9を用いて説明する。そして、図10乃至図12を用いて、具体的な記事内容例について説明する。
図9は、図4のサーバの機能的構成のうち、評価部の詳細な構成を示すブロック図である。
以下、説明の簡単のため、検索制御部113により検索された対象企業C−Ckについてネガティブな特性を評価するに資する記事内容IBa−k−jには、対象企業C−kの名称ITa−kが含まれているものとして説明する。
即ち、前提として、検索制御部113は、対象企業Cの名称ITa−Ckの文字列が含まれる記事を検索する。即ち、以下、記事内容IBa−k−jには、対象企業Cの名称ITa−Ckが含まれる。
注目度生成部121において、対象文字列設定部131と、処理対象受付部132と、位置関係処理部133と、注目度算出部134とが機能する。
対象文字列設定部131は、対象情報IT−kに基づいて対象企業C−kの名称ITa−k及び処理対象のネガティブキーワードIK−kの夫々を、第1対象文字列及び第2対象文字列の夫々として設定する。
処理対象受付部132は、記事内容IBa−k−jを受付ける。
位置関係処理部133は、記事内容IBa−k−jにおける、第1対象文字列及び第2対象文字列の位置関係を処理する。
注目度算出部134は、第1対象文字列及び第2対象文字列の位置関係に基づいて、記事内容IBa−k−jについての注目度IBb−k−jを算出する。
上述したように、新聞に含まれる記事やウェブページに掲載された記事には、新聞の読者やインターネットの利用者といった一般ユーザに閲覧(購読)される頻度を高めるため、刺激的なタイトルが採用されていることがある。また例えば、対象企業C−kの名称ITa−kとネガティブキーワードIK−kが含まれるウェブページのタイトルを解析したとしても、そのタイトルに対象企業C−kの名称ITa−kが含まれているとは限らない。即ち例えば、そのネガティブキーワードIK−kによりネガティブな特性であると判断される対象企業C−kではなく、その目的語等(例えば「対象企業C−k」の従業員が逮捕に至ったその従業員の犯罪等の対象となった人物の名前等)が記載されていることがある。そこで、本サービスのサーバ1は、図9の機能的構成により、このような刺激的なタイトルのみに影響されるのではなく、その記事の記事内容IBa−k−jに則して注目度IBb−k−jを評価することができる。
まずは、図10を用いて、新聞の読者やインターネットの利用者といった一般ユーザに閲覧(購読)される頻度を高めるため、新聞に含まれる記事やウェブページに掲載された記事に採用される刺激的なタイトルとその記事内容IBa−k−jの例を説明する。
図10は、図9の機能的構成の評価部における、注目度の評価の際の文字列の位置関係の処理の一例を示す図である。
図10(A)には、個人としての対象者(対象企業C−kに相当)の名称としての[調査対象人名]、及び、ネガティブキーワードIK−kとしての「逮捕」に基づいて、検索制御部113により取得された検索結果の例と、その記事内容IBa−k−jの一例が図示されている。
図10(A)には、「検索結果一覧」として、「[人名]に発砲で逮捕」というタイトルTITが示されている。
また、図10(A)には、「記事内容」として、「〇月〇日、東京都〇〇で、[調査対象人名](年齢)が[人名]に発砲し逮捕された。」という記事内容IBa−k−jが示されている。
即ち、図10(A)の記事内容IBa−k−jの内容に基づけば、[調査対象人物]が逮捕された者であって、[調査対象人物]に関するネガティブな特性の評価に資する、即ち注目度IBb−k−jは高く評価されるべきであることがわかる。
一方で、「[人名]に発砲で逮捕」というタイトルTITに基づいて注目度IBb−k−jを評価しようとした場合、そもそも[調査対象人物]を示す文字列すらタイトルTITには含まれていないため、注目度IBb−k−jの評価は困難である。
また、図10(B)には、対象企業C−kの名称ITa−kとしての[調査対象企業名]、及び、ネガティブキーワードIK−kとしての「リコール」に基づいて、検索制御部113により取得された検索結果の例と、その記事内容IBa−k−jの一例が図示されている。
図10(B)には、「検索結果一覧」として、「[商品名]が〇〇の恐れでリコールに」というタイトルTITが示されている。
また、図10(B)には、「記事内容」として、「[調査対象企業名]は、[商品名]で〇〇の恐れがあるとしてリコールを発表した。」という記事内容IBa−k−jが示されている。
即ち、図10(B)の記事内容IBa−k−jの内容に基づけば、[調査対象企業名]がリコールを発表した者であって、[調査対象企業名]に関するネガティブな特性の評価に資する、即ち注目度IBb−k−jは高く評価されるべきであることがわかる。
一方で、「[商品名]が〇〇の恐れでリコールに」というタイトルTITに基づいて注目度IBb−k−jを評価しようとした場合、そもそも[調査対象企業名]を示す文字列すらタイトルTITには含まれていないため、注目度IBb−k−jの評価はできない。
更に言えば、上述のように、タイトルTITには、逮捕やリコールの主体たる[調査対象人名]や[調査対象企業名]が含まれていないばかりか、逮捕やリコールに関わったそれ以外の者(例えば逮捕に係る事件の被害者やリコールに係る指摘をした者)の名称等が含まれる可能性もある。
従って、以下に説明するように、本サービスのサーバ1は、図9の機能的構成により、このようなタイトルTITのみに影響されないように、その記事の記事内容IBa−k−jに則して注目度IBb−k−jを評価することができる。
図11は、図9の機能的構成の評価部における、注目度の評価の際の文字列の位置関係の処理の一例を示す図である。
図11に示す記事内容IBa−k−jには、タイトルTITと、記事本文DESと、関連コンテンツREL1及びREL2とが含まれている。
ここで、タイトルTITは、その記事の見出しである。例えば、ウェブページに掲載された記事の場合、そのウェブページのタイトルとして管理されているものであって、当該ウェブページが検索結果として提示される場合には、そのウェブページへのリンクとして提示されるものである。即ち、図10(A)における「検索結果一覧」の「[人名]に発砲で逮捕」は、タイトルTITの一例である。
また、記事本文DESとは、その記事の内容の詳細に係る文章等である。例えば、ウェブページに掲載された記事の場合、そのウェブページの主たるコンテンツ(内容)として提供されているものであって、当該ウェブページを実際に開くことで確認可能な文章等である。即ち、図10(A)における「記事内容」の「〇月〇日、東京都〇〇で、[調査対象人名](年齢)が[人名]に発砲し逮捕された。」は、記事本文DESの一例である。
また、関連コンテンツREL1及びREL2とは、上述のタイトルTIT及び記事本文DESとは直接的に関係しないものの、その記事と関係するとされるコンテンツ又はそのコンテンツへの誘導に係る各種情報である。
具体的には例えば、図11に示す「今日の記事」は、関連コンテンツREL1の一例である。即ち、ウェブサイトに掲載された記事(特にニュース記事)には、その記事に関連するコンテンツとして、同日付の他の記事やそのウェブページを閲覧した日付の他の記事へのハイパーリンク(以下、「単にリンク」と呼ぶ)が提供されることが多い。
また例えば、図11に示す「関連記事」は、関連コンテンツREL2の一例である。即ち、ウェブサイトに掲載された記事(特にニュース記事)には、その記事に関連するコンテンツとして、その記事の登場人物(ここでは[株式会社△□])に関する、過去の記事へのリンクが提供されることがおおい。
このように、記事内容IBa−k−jには、関連コンテンツREL1及びREL2等に示すように、処理対象とすべき記事そのものの内容以外を指し示す文字列が配置されていることが通常である。そこで、本サービスのサーバ1は、このような関連コンテンツREL1及びREL2等のみに影響されないように、その記事の記事内容IBa−k−jに則して注目度IBb−k−jを評価することができる。
以下、図10の例を用いて、「株式会社△□」に関する注目度IBb−k−j評価を行う例について説明する。
まず、対象文字列設定部131は、対象企業C−kを示す文字列として、「株式会社△□」を設定する。また、対象文字列設定部131は、ネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワードとして「流出」及び「逮捕」を設定する。
次に、処理対象受付部132は、処理対象の記事内容IBa−k−jとして、図11に示す記事内容IBa−k−jの全体を受付ける。
位置関係処理部133は、以下に説明するように、対象文字列設定部131により設定された文字列と、処理対象受付部132により受付けられた記事内容IBa−k−jに基づいて位置関係の処理を実行する。
まず、位置関係処理部133は、記事内容IBa−k−jにおける対象企業C−kを示す文字列を抽出する。具体的には例えば、図11に示すように、記事内容IBa−k−jに含まれる「株式会社△□」という文字列STR1−1及びSTR1−2を抽出する。
また、位置関係処理部133は、記事内容IBa−k−jにおけるネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワード(文字列)を抽出する。具体的には例えば、図11に示すように、記事内容IBa−k−jに含まれる「流出」という文字列STR2−1及び「逮捕」という文字列STR1−2を抽出する。
次に、位置関係処理部133は、抽出された、1以上の対象企業C−kを示す文字列と、1以上のネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワード(文字列)の組合せにおける位置関係を演算する。
なお、本サービスの位置関係処理部133は、形態素解析の結果に基づいて、位置関係を演算するが、以下、まず概要について説明する。
具体的には例えば、文字列STR1−1及び文字列STR2−1は、同一の記事本文DES中に配置されており、同一の行に含まれている。即ち、文字列STR1−1及び文字列STR2−1の位置関係PR1は、近いことがわかる。
また例えば、文字列STR1−1及び文字列STR2−2は、記事本文DESと関連コンテンツREL1とに夫々属している。また、仮に、記事本文DESと関連コンテンツREL1戸を含む一連の文章として捉えた場合であっても、数行に渡り離れている。即ち、文字列STR1−1及び文字列STR2−2の位置関係PR2は、遠いことがわかる。
また例えば、文字列STR1−2及び文字列STR2−1は、関連コンテンツREL2と記事本文DESとに夫々属している。また、仮に、関連コンテンツREL2と記事本文DESとを含む一連の文章として捉えた場合であっても、数行に渡り離れている。即ち、文字列STR1−1及び文字列STR2−1の位置関係PR3は、遠いことがわかる。
また例えば、文字列STR1−2及び文字列STR2−2は、関連コンテンツREL1及びREL2に夫々属している。即ち、文字列STR1−2及び文字列STR2−2の位置関係PR4は、遠いことがわかる。
このように、位置関係処理部133は、抽出された、1以上の対象企業C−kを示す文字列と、1以上のネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワード(文字列)の組合せにおける位置関係を演算する。
次に、本サービスの位置関係処理部133による、形態素解析を用いた具体的な位置関係の演算方法について説明する。
位置関係処理部133は、記事内容IBa−k−jの全体を形態素解析した結果得られた語句の数を用いて、位置関係を演算する。
具体的には例えば、位置関係処理部133は、「流出した問題で、流出元の株式会社△□」という処理対象について形態素解析を行うことで「流出/した/問題/で/、/流出元/の/株式会社/△□」という結果を得る。ここで、「/」は、形態素解析の結果得られた形態素の区切りを示す記号である。
「流出」という語句を1番目として、「株式会社」「△□」までの語句の数を計数すると、「の」という語句が7番目となる。そこで、位置関係PR1を示す数値として7が演算される。
このように、1以上の対象企業C−kを示す文字列と、1以上のネガティブな特性を想起させる内容を示すキーワード(文字列)の組合せの夫々の位置関係が演算される。
ただし、位置関係の演算手法は、形態素解析の結果得られた語句の距離のみが採用される必要はない。例えば、記事内容IBa−k−jを構成する、タイトルTIT、記事本文DES、関連コンテンツREL1及びREL2における他の構成要素(例えば、位置関係PR4のように関連コンテンツREL1及びREL2)との位置関係に基づいて、演算されるのが好適である。即ち、記事内容IBa−k−jを構成する、タイトルTIT、記事本文DES、関連コンテンツREL1及びREL2における他の構成要素にまたがって配置された位置関係を演算する場合、所定の距離(例えば50)を加算してもよい。
なお、記事内容IBa−k−jの構成と、その構成の何れに対象文字列が含まれるかを判断するためには所定の処理が用いられる。具体的には例えば、位置関係処理部133は、ウェブページに含まれるコンテンツをグループ化するため際に用いられるDIVタグ(HTMLタグの一例)に基づいてウェブページの構造を取得することで、記事内容IBa−k−jの構成とその構成の何れに対象文字列が含まれるかの判断が可能となる。
図12は、図4の機能的構成を有するサーバにより実行される対象評価処理の流れの一例を説明するフローチャートである。
対象評価処理は、ユーザ企業Uの必要な任意のタイミングで開始されて、次のようなステップS21乃至S26の処理が実行される。
ステップS21において、対象情報取得部111は、ユーザ端末3を介して、ユーザ企業Uにより入力された−k対象企業C−kの対象情報IT−kを取得する。
ステップS22において、ネガティブキーワード取得部112は、ユーザ端末3を介して、ユーザ企業Uにより入力された対象企業C−kについてネガティブな特性を想起させる内容を示すネガティブキーワードIK−kを取得する。
ステップS23において、検索制御部113は、ステップST21の処理により取得された対象情報IT−k及びステップST22の処理により取得されたネガティブキーワードIK−kに基づいて1以上の対象評価支援情報を記事検索サーバ2に検索させる制御を実行する。
ステップS24において、注目度生成部121は、ステップST23の処理により検索されたm個の記事内容IBa−k−jの夫々に基づいて、対象企業C−kについてのネガティブな特性の評価に資する度合いを示す注目度IBb−k−jを夫々生成する。
ステップS25において、注目度割合生成部122は、ステップST24の処理により生成された1以上の記事内容IBa−k−jの夫々の注目度IBb−k−jに基づいて、対象企業C−kについてのネガティブな特性に関する注目度割合IA−kを生成する。
ステップS26において、対象評価結果生成部115は、ステップST23の処理により取得された記事内容IBa−k−jと、ステップST24の処理により生成された記事の夫々の注目度IBb−k−jと、ステップST25の処理により生成された対象企業C−kの注目度割合IA−kとを含む対象評価結果情報IR−kを生成する。
このように、対象企業C−kの対象評価結果情報IR−kが生成されると、対象評価処理は終了になる。
以上、本発明が適用される情報処理システムの実施形態を説明してきた。しかしながら、本発明が適用される実施形態は、例えば次のようなものであってもよい。
例えば、上述の本実施形態では、対象企業C−kに対するコンプライアンスチェックを行うため、対象企業Cの名称ITa−k及び関連情報ITb−kに基づいて、記事を検索する者としたが、特にこれに限定されない。
具体的には例えば、コンプライアンスチェックの対象は、対象企業Cに限定されず対象者であればよい。即ち例えば、対象企業Cと所定の関係性にある対象者(例えば、社長や株主)についてのコンプライアンスチェックを行い、その対象者に対するコンプライアンスチェックした結果に基づいて総合的な判断をすることで、対象企業Cのコンプライアンスチェックの結果とすることができる。
そこで、本サービスでは、対象企業Cと所定の関係性にある対象者の情報を名寄する機能を有している。
図13は、図3のサーバにより提供される、対象企業の管理画面に係る画面の一例を示す図である。
図13に示すように、サーバ1は、対象企業C−kたる「株式会社〇×自動車」の情報を収集及び管理することができる。
サーバ1は、対象情報IT−kを取得すると、所定の外部サービスや公知情報、行政情報にアクセスし、名寄に係る各種情報を収集することができる。具体的には例えば、サーバ1は、対象企業C−kのIR情報等を収集・管理している外部サービスや、対象企業C−kの公式ウェブサイトに配置されている有価証券報告書の情報や、官報に掲載された情報等を収集することができる。
また、ユーザ企業Uは、サーバ1により収集された情報を、図13の例の画像等を確認し、収集された情報が正しいのかを確認したり、実際に名寄に用いるか否かを指定することもできる。ユーザ企業Uは、実際に名寄をする場合には、図13に示す「名寄を実行する」ボタンを操作する。
このように、本サービスは、サーバ1により対象企業Cの名寄に係る各種情報を自動収集することができるため、効率的にかつ容易に対象企業Cのコンプライアンスチェックを支援することができる。
また、ユーザ企業Uは、図13に示す「アラームを申し込む」ボタンを操作することにより、与信アラームを設定することができる。
図14は、図3のサーバにより提供される、対象企業の与信アラーム機能に係る画面の一例を示す図である。
与信アラームとは、対象企業C−kが財務面でも法令順守をしているのかどうかを把握するための通知である。具体的には例えば、対象企業C−kが融資を受けたといった与信の情報や、未払い(不渡り)や会計上の不備の情報(例えば、税務署による指摘の有無の情報)が、サーバ1により収集された時点において、アラーム(通知)という形態でユーザ企業Uに提供される。
また例えば、上述の実施形態では、ユーザ企業Uは、対象企業C−kの夫々について、ネガティブキーワードIK−kの夫々を入力するものとしたが、特にこれに限定されない。具体的には例えば、本サービスの提供者により提供される所定のネガティブキーワードIK−kがすべての対象企業C−kに対して採用されてもよい。また例えば、ユーザ企業Uは、対象企業C−kに対していずれのネガティブキーワードIK−kを採用するかを、予め用意された複数のネガティブキーワードIK−kのテンプレ―トから選択して採用することもできる。
また例えば、上述の実施形態では、特性評価支援情報は記事等から取得され、記事等には、新聞やウェブページに掲載される記事の他、官報や雑誌等の刊行物に含まれる情報が含まれるものとしたが、特にこれに限定されない。
具体的には例えば、特性評価支援情報は、所定範囲内において頒布された刊行物から取得可能な情報又は電気通信回線を通じて取得可能な情報から取得されれば足りる。
また例えば、上述の実施形態では、対象文字列設定部131は、対象情報IT−kに基づいて対象企業C−kの名称ITa−k及び処理対象のネガティブキーワードIK−kの夫々を、第1対象文字列及び第2対象文字列の夫々として設定するものとしたが、特にこれに限定されない。即ち例えば、対象文字列設定部131は、対象企業C−kの名称ITa−kに基づいて、対象文字列として、当該対象企業C−kの表記ゆれを考慮した文字列を設定することができる。具体的には例えば、対象企業C−kの名称ITa−kから「株式会社」等の法人の種類を示す言葉を除いた文字列や、略称、漢字と仮名の揺れ等を考慮して、対象文字列を設定することができる。
また例えば、上述の実施形態では、ユーザ企業Uは、対象企業C−kに対するコンプライアンスチェックとして、ネガティブな特性を想起させるキーワードをネガティブキーワードIK−kとして入力するものとしたが特にこれに限定されない。即ち、ユーザ企業Uは、対象企業C−kに対する所定の特性を想起させるキーワードを入力することができる。具体的には例えば、「受賞」や「表彰」、「勲章」等の対象企業C−kに対するポジティブな特性を想起させるキーワードを入力し、優良な対象企業C−kを評価するシステムとして活用することもできる。
また例えば、上述の実施形態では、注目度生成部121は、特性評価支援情報に基づいて、ユーザ企業Uが当該記事の夫々に注目すべき度合である注目度IBb−k−jを生成するものとしたが、特にこれに限定されない。即ち、サーバ1は、対象者についての所定の特性の評価に資する度合いを示す第1指標を生成すれば足りる。具体的には例えば、信ぴょう性の指標や、検索された記事に同様の内容が含まれていた数(実質同一な記事内容IBa−k−jである記事の数)等の指標が、生成されてよい。
また例えば、上述の実施形態では、注目度割合生成部122は、注目度IBb−k−jに基づいて、対象企業C−kについての所定の特性に関する注目度割合IA−kを生成するものとしたが、特にこれに限定されない。即ち例えば、1以上の評価支援情報の夫々の第1指標(例えば、注目度)に基づいて、対象企業C−kについての所定の特性に関する第2指標が生成されれば足りる。具体的には例えば、注目度の割合ではなく、コンプライアンス違反の程度を示す指標が生成されてもよい。
また例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
換言すると、図2の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。
即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは特に図2の例に限定されない。また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、図2に特に限定されず、任意でよい。例えば、サーバ1の機能ブロック及びデータベースを図示せぬ他の情報処理装置等に移譲させてもよい。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
また例えば、一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
また例えば、このようなプログラムを含む記録媒体は、利用者(本サービスの提供者や評価対象のユーザ)にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で利用者に提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的或いは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
即ち、上述の実施形態では、図4の複数の機能ブロック(複数の手段の具現化の形態)を有する図3のサーバ1から情報処理システムは構成されていたが、特にこれに限定されず、例えば、図4の複数の機能ブロック(複数の手段の具現化の形態)は、ネットワーク等を介して接続される複数の装置の何れかに分散して配置されることで、情報処理システムが構成されるようにしてもよい。
以上を換言すると、本発明が適用される情報処理システムは、次のような構成を有する各種各様の実施形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理システム(例えば、図2等のサーバ1を含む情報処理システム)は、
対象者(例えば、図1の対象企業C−k)に関連する情報(例えば、図1の名称ITa−kや関連情報ITb−k)を、対象者情報(例えば、図1の対象情報IT−k)として取得する第1取得手段(例えば、図4の対象情報取得部111)と、
所定の特性(例えば、ネガティブな特性)を想起させる内容を示す第1シンボル群(例えば、図1のネガティブキーワードIK−k)を取得する第2取得手段(例えば、図4のネガティブキーワード取得部112)と、
所定範囲内において頒布された刊行物(例えば、官報や新聞、雑誌等)から取得可能な情報又は電気通信回線を通じて取得可能な情報(例えば、インターネットを通じて取得可能なウェブページに掲載された記事等)のうち、前記対象者について前記所定の特性を評価するに資する情報を評価支援情報(例えば、「記事等」)として、前記対象者情報及び前記第1シンボル群に基づいて1以上の前記評価支援情報(例えば、記事内容IBa−k−j)を検索する制御を実行する検索制御手段(例えば、図4の検索制御部113)と、
前記検索制御手段の制御により検索された前記1以上の評価支援情報の夫々について、前記対象者についての前記所定の特性の評価に資する度合いを示す第1指標(例えば、図1の注目度IBb−k−j)を夫々生成する第1指標生成手段(例えば、図4の注目度生成部121)と、
前記第1指標生成手段により生成された前記1以上の評価支援情報の夫々の第1指標に基づいて、前記対象者についての前記所定の特性に関する第2指標(例えば、図1の注目度割合IA−k)を生成する第2指標生成手段(例えば、図4の注目度割合生成部122)と、
を備えれば足りる。
これにより、対象者に関する所定の特性を想起させる内容に関連し得る1以上の評価支援情報が取得される。また、1以上の評価支援情報の夫々について第1指標が夫々生成され、1以上の第1指標に基づいて対象者についての所定の特性の評価に資する度合を示す第2指標が生成される。
即ち、情報処理システムのユーザにとっては、対象者に関する情報と、所定の特性を想起させる第1シンボル群にもとづいて、評価支援情報が収集され、評価に資する程度が提供されるため、評価支援情報の取捨選択を容易に行うことができる。
また、情報処理システムのユーザは、1以上の評価支援情報を総合的に加味した、対象者についての所定の特性を、第2指標に基づいて行うことができる。即ち、情報処理システムのユーザにとっては、対象者の所定の特性の評価における利便性が向上する。
換言すれば、対象者の特性の評価を使用とするユーザに対して各種支援がなされる。
さらに、前記第1指標生成手段は、
前記検索制御手段により検索された前記評価支援情報の発行元の種類(例えば、官報・新聞・一般人によるウェブページに掲載された記事等の種類)を考慮して、前記第1指標を生成する、ことができる。
これにより、評価支援情報の発行元による、その評価支援情報の信頼性等がこうりょされた第1指標が生成される。即ち、情報処理システムのユーザにとっては、いずれの評価支援情報を重点的に確認したり、対象者の特性の評価において重要であるかを容易に把握することができるようになる。
さらに、前記第1取得手段は、
前記対象者情報として、前記対象者を直接的に示す情報(例えば、図1の対象企業C−kの名称ITa−k)と、前記対象者に関連する内容を示す情報(例えば、図1の関連情報ITb−k)とを取得する、ことができる。
これにより、対象者を直接的に示す情報に基づいて評価支援情報を検索する際に、必要に応じて、対象者に関連する内容を示す情報を用いることができる。その結果、対象者を直接的に示す情報のみに基づいて評価支援情報を検索した際に、誤って含まれてしまう対象者ではない者の情報を、対象者に関連する内容を示す情報により、取捨選択することが可能となる。つまり、対象者ではない者の情報を評価支援情報に混入させてしまう可能性を低減することができる。
その結果、対象者の所定の特性の評価における精度を向上させることができる。
さらに、前記検索制御手段は、前記1以上の評価支援情報の夫々として、シンボル群から構成される情報を夫々検索し、
前記第1指標生成手段は、
前記対象者情報に基づいて前記対象者を示す第2シンボル群(例えば、対象企業C−kの名称ITa−k)を設定し、
前記1以上の評価対象者情報のうち処理対象を構成する前記シンボル群を対象として、
当該対象内における、前記第1シンボル群(例えば、ネガティブキーワードIK−kの文字列)と前記第2シンボル群(例えば、対象企業C−kの名称ITa−kの文字列)との位置関係(例えば、記事本文DES内で近いか否かや、ウェブページを構成する他の要素をまたぐ位置関係か否か等)に基づいて、当該対象についての前記第1指標を生成する、ことができる。
これにより、評価支援情報の夫々に関する第1指標の生成において、評価支援情報の全体を考慮した第1指標の生成がされる。その結果、対象者の所定の特性の評価における精度を向上させることができる。
1・・・サーバ、11・・・CPU、111・・・対象情報取得部、112・・・ネガティブキーワード取得部、113・・・検索制御部、114・・・評価部、115・・・対象評価結果生成部、121・・・注目度生成部、122・・・注目度割合生成部、2・・・記事検索サーバ、21・・・CPU、211・・・検索依頼取得部、212・・・検索結果送信制御部、22・・・記憶部、200・・・記事DB、3・・・ユーザ端末

Claims (6)

  1. 対象者に関連する情報を、対象者情報として取得する第1取得手段と、
    所定の特性を想起させる内容を示す第1シンボル群を取得する第2取得手段と、
    所定範囲内において頒布された刊行物から取得可能な情報又は電気通信回線を通じて取得可能な情報のうち、前記対象者について前記所定の特性を評価するに資する情報を評価支援情報として、前記対象者情報及び前記第1シンボル群に基づいて1以上の前記評価支援情報を検索する制御を実行する検索制御手段と、
    前記検索制御手段の制御により検索された前記1以上の評価支援情報の夫々について、前記対象者についての前記所定の特性の評価に資する度合いを示す第1指標を夫々生成する第1指標生成手段と、
    前記第1指標生成手段により生成された前記1以上の評価支援情報の夫々の第1指標に基づいて、前記対象者についての前記所定の特性に関する第2指標を生成する第2指標生成手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記第1指標生成手段は、
    前記検索制御手段により検索された前記評価支援情報の発行元の種類を考慮して、前記第1指標を生成する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1取得手段は、
    前記対象者情報として、前記対象者を直接的に示す情報と、前記対象者に関連する内容を示す情報とを取得する、
    請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記検索制御手段は、前記1以上の評価支援情報の夫々として、シンボル群から構成される情報を夫々検索し、
    前記第1指標生成手段は、
    前記対象者情報に基づいて前記対象者を示す第2シンボル群を設定し、
    前記1以上の評価対象者情報のうち処理対象を構成する前記シンボル群を対象として、
    当該対象内における、前記第1シンボル群と前記第2シンボル群との位置関係に基づいて、当該対象についての前記第1指標を生成する、
    請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の情報処理システム。
  5. 情報処理システムを構成する1以上の情報処理装置の少なくとも一部が実行する情報処理において、
    対象者に関連する情報を、対象者情報として取得する第1取得ステップと、
    所定の特性を想起させる内容を示す第1シンボル群を取得する第2取得ステップと、
    所定範囲内において頒布された刊行物から取得可能な情報又は電気通信回線を通じて取得可能な情報のうち、前記対象者について前記所定の特性を評価するに資する情報を評価支援情報として、前記対象者情報及び前記第1シンボル群に基づいて1以上の前記評価支援情報を検索する制御を実行する検索制御ステップと、
    前記検索制御ステップの処理の制御により検索された前記1以上の評価支援情報の夫々について、前記対象者についての前記所定の特性の評価に資する度合いを示す第1指標を夫々生成する第1指標生成ステップと、
    前記第1指標生成ステップの処理により生成された前記1以上の評価支援情報の夫々の第1指標に基づいて、前記対象者についての前記所定の特性に関する第2指標を生成する第2指標生成ステップと、
    を含む制御処理を実行する情報処理方法。
  6. 情報処理装置の少なくとも一部を制御するコンピュータを制御するプログラムにおいて、
    対象者に関連する情報を、対象者情報として取得する第1取得ステップと、
    所定の特性を想起させる内容を示す第1シンボル群を取得する第2取得ステップと、
    所定範囲内において頒布された刊行物から取得可能な情報又は電気通信回線を通じて取得可能な情報のうち、前記対象者について前記所定の特性を評価するに資する情報を評価支援情報として、前記対象者情報及び前記第1シンボル群に基づいて1以上の前記評価支援情報を検索する制御を実行する検索制御ステップと、
    前記検索制御ステップの処理の制御により検索された前記1以上の評価支援情報の夫々について、前記対象者についての前記所定の特性の評価に資する度合いを示す第1指標を夫々生成する第1指標生成ステップと、
    前記第1指標生成ステップの処理により生成された前記1以上の評価支援情報の夫々の第1指標に基づいて、前記対象者についての前記所定の特性に関する第2指標を生成する第2指標生成ステップと、
    を含む制御処理を実行させるプログラム。
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