JP2021156743A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ Download PDF

Info

Publication number
JP2021156743A
JP2021156743A JP2020057572A JP2020057572A JP2021156743A JP 2021156743 A JP2021156743 A JP 2021156743A JP 2020057572 A JP2020057572 A JP 2020057572A JP 2020057572 A JP2020057572 A JP 2020057572A JP 2021156743 A JP2021156743 A JP 2021156743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
gas
reference electrode
electrode
solid electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020057572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7356388B2 (ja
Inventor
大輔 棚瀬
Daisuke Tanase
大輔 棚瀬
達也 西村
Tatsuya Nishimura
達也 西村
隆文 大西
Takafumi Onishi
隆文 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Engineering Co Ltd
Priority to JP2020057572A priority Critical patent/JP7356388B2/ja
Publication of JP2021156743A publication Critical patent/JP2021156743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7356388B2 publication Critical patent/JP7356388B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)

Abstract

【課題】固体電解質を用いるガスセンサにおいて、固体電解質に設けられた電極とリード線の接続が外れることを防ぎ、ガスセンサとしての信頼性を高めること。【解決手段】被測定ガス中の少なくとも1つの成分濃度を測定するためのガスセンサであって、先端が閉塞した細管状に形成されたイオン電導性の固体電解質からなるセンサ管2と、前記センサ管の先端側の外側に形成され、被測定ガスに接する測定電極と、前記センサ管の内側に形成され、基準ガスに接する基準電極4と、前記センサ管を封止ガラスを用いて支持固定するセンサホルダ8と、前記測定電極に接続し、前記封止ガラスで固定されながら前記センサホルダ内を通過する測定電極リード31と、前記基準電極に接続し、前記センサホルダ内を経て折り返す状態で前記封止ガラスで固定された基準電極リード41とを備えたガスセンサを提供する。【選択図】図4

Description

本発明は被測定ガス中の少なくとも1つの成分濃度を測定するガスセンサに関する。
自動車エンジン等の排気ガス中や、各種製造プロセスに用いられる容器内の、酸素等の特定ガス成分の濃度を測定するのに用いられるガスセンサとして、ジルコニア等の固体電解質を用いる方式がある。固体電解質を用いたガスセンサは、高温において特定ガスに対してイオン伝導性のある、所定形状の固体電解質体の両面に白金等の電極を設け、その一方の側の電極に特定ガスの濃度が一定の基準ガスを接触させるとともに、他方の側の電極には被測定ガスを接触させて、特定ガス濃度の差に基づく両電極間の起電力を測定することにより、ネルンストの理論式を用いて被測定ガス中の特定ガスの濃度を測定するものである。
特開昭57−40644号公報
固体電解質体の両面に設けた電極間の起電力を測定するのに際して、両電極と起電力(電圧)を測定する電圧計までの通電が必要であり、各電極はリード線で接続している。
各電極とリード線は導電ペーストを焼き付けて接合しており、電気的および機械的に接合しているものの、機械的強度は充分ではなく引っ張られて断線することがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、固体電解質を用いるガスセンサにおいて、固体電解質に設けられた電極とリード線の接続が外れることを防ぎ、ガスセンサとしての信頼性を高めるものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
被測定ガス中の少なくとも1つの成分濃度を測定するためのガスセンサであって、
先端が閉塞した細管状に形成されたイオン電導性の固体電解質からなるセンサ管と、前記センサ管の先端側の外側に形成され、被測定ガスに接する測定電極と、前記センサ管の内側に形成され、基準ガスに接する基準電極と、前記センサ管を封止ガラスを用いて支持固定するセンサホルダと、前記測定電極に接続し、前記封止ガラスで固定されながら前記センサホルダ内を通過する測定電極リードと、前記基準電極に接続し、前記センサホルダ内を経て折り返す状態で前記封止ガラスで固定された基準電極リードとを備えたガスセンサである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガスセンサであって、
前記成分濃度が酸素濃度であるガスセンサである。
本発明により、固体電解質式ガスセンサにおいて、固体電解質に設けられた電極とリード線の接続外れを防ぐことが出来、信頼性を高めることができる。
本発明の実施形態に係るガスセンサの概略構造を示すもので(a)外観図であり、(b)内部の機械的構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサのセンサ管に設ける電極の構成について説明するもので(a)外観図であり、(b)センサ管内部の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサの電極とつながるリード線について説明するもので(a)一般的な接合状態を示す図であり、(b)基準電極リードの外れ防止策について示す図である。 本発明の実施形態に係るガスセンサに関して説明するもので(a)樹脂塗布部の必要性を示す図であり、(b)基準電極リードを折り返す形態を示す図である。
本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に係るガスセンサ1の概略構造を示す図であり、図1(a)はガスセンサ1を横から見た外観図、図1(b)は断面図であり、内部の機械的構成を示すものである。なお、以下の実施形態の説明では濃度測定対象の特定ガス成分が酸素である例に限定するが、本実施形態と同様な構成の固体電解質を用いたガスセンサであれば特定ガス成分が酸素に限定されるものではなく、被測定ガス中の少なくとも1つの成分濃度を測定するガスセンサに本発明は適用可能である。
ガスセンサ1では、図1(b)に示すように、センサ管2とヒータ5が、穴60を有するセンサカバー6で覆われているとともに、センサホルダ8で保持された状態でハウジング7に固定されている。
センサ管2およびヒータ5は、センサホルダ8の貫通穴内のガラス封止部80で、ガラスによって支持、固定されている。なお、ガラス封止部80のガラスは、センサ管2およびヒータ5を配置した状態で、高温で溶融した後に冷却固化したものである。
センサ管2とヒータ5を保持したセンサホルダ8はガスケット82を介してハウジング7に固定する。このため、被測定ガスが存在する密閉容器の外側にハウジング8を固定してセンサカバー6側を容器内に挿入した場合、センサホルダ8の右側では被測定ガスを遮断することが出来る。
以上、図1ではガスセンサ1の主な構造部について説明したが、図2から図3ではセンサ機能に関する部分について説明する。
まず、図2はセンサ管2に設けられた電極について説明するものであり、図2(a)は横から見た外観図であり、図2(b)は断面図を示している。本実施形態において、センサ管2は、酸素イオン伝導性の電解質であるジルコニアセラミックスから成り、内径は0.7mmで隔壁厚みが0.3mmの中空円筒形状(外径は1.3mm)としている。
図2(b)に示すように、センサ管2の左端はガラスの封止部21で塞いでいるが、右端は開放されており、図2で被測定ガスと記した側の外側は被測定ガス雰囲気であり、基準ガスと記した側の外側と内側は基準ガス雰囲気である。このため、測定電極3は被測定ガスに接触し、基準電極4は基準ガスと接触している。なお、基準ガスとは酸素分圧が既知の気体であり、酸素濃度測定において通常は大気が用いられる。
測定電極3および基準電極4は、白金ペーストを塗布してから焼付ることで形成しているが、測定電極3と基準電極4でセンサ管2の内側にある部分は酸素を透過させるために多孔質として形成しているが、基準電極4でセンサ管2の外側部分は導電性確保の観点から緻密に形成しておくことが望ましい。なお焼付後の測定電極3および基準電極4の厚みは本実施形態では50μmとしているが、これに限定されるものではない。
図2のように測定電極3と基準電極4を形成した後は両電極間の起電力を測定することを目的にリード線を設ける必要がある。その例を示したのが図3(a)であり、測定電極3に測定電極リード31を接続し、基準電極4に基準電極リード41を接続している。測定電極3と測定電極リード31の接続および基準電極4と基準電極リード41の接続には緻密な白金ペーストを介在させて焼き付けることで電気的に優れた接続が確保できる。なお、測定電極リード31および基準電極リード41としては電極と同材質の白金線を用いるのが好ましく、強度、導電性、コスト等を考慮して直径は0.2mmから0.4mmの範囲が好適である。
緻密な白金ペーストを介在させた焼付により機械的にも確実に接合されるが、基準電極リード41については必ずしも十分とは言えない。すなわち、測定電極リード31については、基準ガス(大気)側に導く途中で、センサホルダ8内を通過するため、ガラス封止部80で固定されるので、基準ガス側から測定電極リード31を引っ張るようなことがあっても測定電極3との接合部への影響はないが、図3(a)の形態では基準電極リード41を引っ張った力が基準電極4との接合部に加わり、接合が外れることもある。
このため、本実施形態では図3(b)のように、基準電極4と接続した基準電極リード41を測定電極3側に導いた後、ガラス封止部80を貫通した後に(あるいはガラス封止部80内で)折り返して基準ガス側に導く形態としている。このような形態にすることにより、基準ガス側から基準電極リード41を引っ張るようなことがあっても基準電極4との接合部への影響を排除できる。
なお、図3(b)を用いて説明した基準電極リード41の折り返しの様子をセンサホルダ8部分で示した例が図4(b)であり、基準電極リード41がガラス封止部80によって封止され固定している状態を示している。図4(b)ではガラス封止部80を貫通した後に基準電極リード41を折り返しているが、これに限定されるものではなくガラス封止部80内で折り返しても良い。
以上、本実施形態では、測定対象の特定ガスが酸素であるガスセンサを例に説明したが、固体電解質式のガスセンサで被測定ガス中の少なくとも1つの成分濃度を測定するものならば、特定ガスが酸素以外でもよい。すなわち、固体電解質がジルコニアでなくとも、本同様な構成要件を備えることにより、同様な効果が見込める。
1 ガスセンサ
2 センサ管
3 測定電極
4 基準電極
5 ヒータ
6 センサカバー
7 ハウジング
8 センサホルダ
21 先端封止部
31 測定電極リード
41 基準電極リード
60 穴
61 断熱材
80 ガラス封止部

Claims (2)

  1. 被測定ガス中の少なくとも1つの成分濃度を測定するためのガスセンサであって、
    先端が閉塞した細管状に形成されたイオン電導性の固体電解質からなるセンサ管と、
    前記センサ管の先端側の外側に形成され、被測定ガスに接する測定電極と、
    前記センサ管の内側に形成され、基準ガスに接する基準電極と、
    前記センサ管を封止ガラスを用いて支持固定するセンサホルダと、
    前記測定電極に接続し、前記封止ガラスで固定されながら前記センサホルダ内を通過する測定電極リードと、
    前記基準電極に接続し、前記センサホルダ内を経て折り返す状態で前記封止ガラスで固定された基準電極リードとを備えたガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサであって、前記成分濃度が酸素濃度であるガスセンサ。
JP2020057572A 2020-03-27 2020-03-27 ガスセンサ Active JP7356388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057572A JP7356388B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 ガスセンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020057572A JP7356388B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 ガスセンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021156743A true JP2021156743A (ja) 2021-10-07
JP7356388B2 JP7356388B2 (ja) 2023-10-04

Family

ID=77919660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020057572A Active JP7356388B2 (ja) 2020-03-27 2020-03-27 ガスセンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7356388B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP7356388B2 (ja) 2023-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8215153B2 (en) Gas sensor and gas sensor unit
US20060237315A1 (en) Gas sensor
JPS6336461B2 (ja)
JP2008134219A (ja) ガスセンサ及びその製造方法
JP2021156743A (ja) ガスセンサ
JP7399771B2 (ja) ガスセンサ
US20090071231A1 (en) Gas sensor
JPH10300713A (ja) 電気化学式センサの製造方法および装置
JP4918516B2 (ja) 酸素センサ
JP4555716B2 (ja) ガスセンサの評価方法
US20120006097A1 (en) Method and apparatus for monitoring gas concentration
JP4788499B2 (ja) ガスセンサ
US11609206B2 (en) Gas sensor
JP7399770B2 (ja) ガスセンサ
JP2022147914A (ja) ガスセンサ
JPH0679007B2 (ja) 固体基準物質を備えたセンサプローブ
JPS6361160A (ja) 酸素濃度検出装置
JP2021156747A (ja) ガスセンサ
JP7116603B2 (ja) ガスセンサの製造方法及びガスセンサ
JP7336487B2 (ja) 固体電解質センサの使用方法及び固体電解質センサ
US20220308008A1 (en) Gas sensor
US11604161B2 (en) Gas sensor
JP6313075B2 (ja) ガスセンサ
JP2019027917A (ja) ガスセンサ
JPH06308077A (ja) 電気化学的酸素測定センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7356388

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150