JP2021154789A - 外部給電装置付き自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本明細書は、電源の電力を車外のデバイスに供給する場合に電力管理を容易にする技術を提供する。【解決手段】本明細書が開示する外部給電装置付き自動車10は、電源12を仮想的に2つにわけ、車両外部へ供給する電力量を表示する第1表示装置14aと走行用の第2表示装置14bを備えている。第1表示装置14aには、所定の電力量(車外へ供給する予定の電力量)から、外部給電装置を通じて車両外部に出力された電力量を差し引いた電力量(車外供給電力残量)が表示される。第2表示装置14bには、電源の電力残量から車外供給電力残量を差し引いた走行用の電力残量が表示される。【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、外部給電装置付きの自動車に関する。電気自動車の場合、外部給電装置は、走行用の電動機に電力を供給するバッテリの電力を車両外部の電気デバイスに適した電力に変換する。燃料電池車の場合、外部給電装置は、燃料電池が発電した電力を車両外部の電気デバイスに適した電力に変換する。内燃機関車とハイブリッド車の場合、内燃機関の動力で駆動されるオルタネータあるいは電動機が発電した電力を車両外部の電気デバイスに適した電力に変換する。
自動車が有する電力を車両外部の電気デバイス(例えば家庭用電気機器)の電源としても活用することが検討されている。活用の利便性を高める技術が例えば特許文献1に開示されている。特許文献1には、車載の電源に接続され、その電源の電力を建屋に供給し、建屋内の電力供給装置の電力で車載の電源を充電する充放電器が開示されている。充放電器は、対象となる電気自動車が近くに存在することが検知されると起動される。対象の電気自動車が近くに存在するだけで充電器が起動されるので、充放電を速やかに実施することができる。
特開2013−188103号公報
災害地等まで走行し、車載の電源を災害地等で利用できるようにすることが考えられる。電気自動車のユーザは、災害地等で車載の電源の電力残量を全て使いきってしまうと電気自動車を動かすことができなくなる。走行に使うことができる電力残量と、災害地等で車両外部のデバイスへ供給可能な電力残量を分けて把握できるとよい。内燃機関の動力で発電する発電機を備えた車の場合、走行に使うことができる燃料残量と、災害地等で車両外部のデバイスへの電力供給に使うことのできる燃料残量を分けて把握できるとよい。本明細書は、外部給電装置付き自動車の電源あるいは燃料タンクを仮想的に2個に分け、走行用と車両外部のデバイス用それぞれの使い方を支援する技術を提供する。
本明細書が開示する自動車は、車載の電源の電力残量から所定の電力量(車外供給予定電力量)を差し引いた残りの車用電力残量を表示する表示装置を備える。電気自動車は、走行用の電動機を備えており、電源には電動機に供給する電力が蓄えられている。所定の電力量が、災害地等で外部のデバイスに供給可能な電力残量に相当する。本明細書が開示する自動車では、車外供給予定電力量を確保した上で走行に車用電力残量をユーザが一目で把握することができる。車用電力残量は、走行用の電動機以外にも車内のエアコンなどの車載の電気機器に使われてよい。
本明細書が開示する自動車は、走行用の電動機に供給する電力を蓄える電源と、電源の電力を車両外部へ供給する外部給電装置と、電力量を表示する第1表示装置および第2表示装置を有する。第1表示装置には、車外供給予定電力量から、外部給電装置を通じて車両外部へ出力された電力量を差し引いた車外供給電力残量が表示される。第2表示装置には、電源の電力残量から車外供給電力残量を差し引いた車用電力残量が表示される。
第1表示装置は、車外供給予定電力量に対する車外供給電力残量を百分率表示し、第2表示装置は、電源の最大蓄電量から車外供給予定電力量を引いた値に対する車用電力残量を百分率表示してもよい。
本明細書が開示する自動車は、車両外部へ出力された電力量が車外供給予定電力量に達すると外部給電装置を通じた車両外部への電力出力を停止し、帰りの走行用の電力残量を確実に残すことができる。
災害地の対策本部などでは、協力してくれる自動車のユーザがどの程度の電力を提供できるかを把握できるとよい。本明細書が開示する自動車は、車外供給予定電力量を車両外部の装置(例えば災害対策本部のサーバー)へ知らせる通信装置を備えているとよい。
本明細書は、走行用の内燃機関を有する自動車に適用することもできる。自動車は、内燃機関に供給する燃料を貯蔵する燃料タンクと、内燃機関の動力で発電する発電機と、発電機が発電した電力を車両外部へ供給する外部給電装置と、第1表示装置および第2表示装置を備える。第1表示装置には、所定の燃料量(発電予定燃料量)から、外部給電装置を通じて車両外部へ出力された電力量を発電するのに使用された燃料量を差し引いた量(発電用燃料残量)が表示される。第2表示装置には、燃料タンクの燃料残量から発電用燃料残量を差し引いた走行用燃料残量が表示される。自動車のユーザは、発電に使用する予定の燃料残量と、走行に使用する予定の燃料残量を一目で把握することができる。第1表示装置には、発電機が発電用燃料残量を使って発電可能な電力量が表示されてもよい。
本明細書が開示する技術は、電源あるいは燃料タンクを仮想的に2個に分け、一方を車の走行に用い、他方を車外のデバイスへの給電に用いるものである。電源あるいは燃料タンクを仮想的に分割するので、分割の割合を自由に定めることができる点で優れている。また、電源あるいは燃料タンクを2個搭載するものではないため、コスト的にも優れている。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
第1実施例の自動車の一例を示す模式図である。 表示装置の表示の変化の一例を示す図である。 第2実施例の自動車のブロック図である。 第3実施例の自動車のブロック図である。
(第1実施例)図面を参照して第1実施例の自動車10を説明する。図1に、自動車10の模式図を示す。自動車10は、走行用の電動機25を備える電気自動車である。自動車10は、走行用の電動機25に供給する電力を蓄える電源12を備えている。電源12は、再充電可能なバッテリである。電源12は燃料電池でもよい。
自動車10は、電動機25と電源12のほか、コンピュータ13と表示装置14と通信装置15も備えている。コンピュータ13は、乗員のアクセルワークに応じて電動機25を制御する。コンピュータ13は、電源12の電力残量を管理し、表示装置14に表示させるべきデータを制御する。コンピュータ13は、通信装置15を使って車両の情報を車外のサーバーに送り、車外のサーバーから災害情報を取得することもできる。
表示装置14には、電源12の電力残量が表示される。表示装置14は、二種類の表示モード(通常モード14iと車外供給予定モード14iiで電力残量を表示することができる。図1の表示装置14iは、通常モードの表示の一例である。通常モード14iでは、電源12の最大蓄電量に対する電力残量(電源12の電力残量)が百分率表示される。電源12の最大蓄電量が50[kWh]であり、現在の電力残量が40[kWh]の場合、通常モード14iの表示装置14は、[80[%]](現在の電力残量40[kWh]÷最大蓄電量50[kWh]×100)を表示する。通常モード14iは、電源12の電力残量の全てを車両のデバイス(電動機25を含む)のために使ってよい場合の表示モードである。
車外供給予定モード14iiとは、電源12が出力可能な電力残量の一部を、走行にではなく、車両外部のデバイスへ供給することを予定したときの表示モードである。図1の表示装置14iiが、車外供給予定モードの表示の一例である。自動車10には、外部のデバイスへ電力を供給するための外部給電装置16と電力出力ポート17が備えられている。外部給電装置16は、電源12の直流電力を車外の交流駆動のデバイスを駆動するための交流電力に変換するDC−ACコンバータで構成される。電力出力ポート17は、外部給電装置16の出力端に接続されている。災害地等において、車両外部の電気デバイスへ電力を供給する電力線が電力出力ポート17に接続される。車両外部の電気デバイスが直流駆動のみの場合、外部給電装置16は、DC−DCコンバータで構成されてもよい。
車外供給予定モード14iiでは、第1表示装置14aには、車外供給電力残量が表示さ、第2表示装置14bには、車用電力残量が表示される。
第1表示装置14aと第2表示装置14bは共に、電力残量を百分率表示する。車外へ電力を供給する前は、第1表示装置14aには100[%]が表示される。
例えば、電源12の最大蓄電量が50[kWh]であり、車外供給予定電力量が25[kWh]であるとする。そして、電源12の電力残量が40[kWh]であるとする。この場合、第1表示装置14aには100[%]が表示される。走行に使える電力量は、最大で25[kWh](=最大蓄電量50[kWh]−車外供給予定電力量25[kWh])である。現時点で走行に使える電力残量は、15[kWh](電源12の電力残量40[kWh]−車外供給予定電力量25[kWh])である。第2表示装置14bには、走行に使える電力残量(15[kWh])の、走行に使える最大電力量(25[kWh])に対する百分率(すなわち60[%])が表示される(図1)。
自動車10のユーザは、車外供給予定モードの表示装置14bを参照することで、外部に供給予定の電力量を除外してあとどのくらい走行に使える電力量が残っているかを一目で把握することができる。第2表示装置14bは、車用電力残量で走行可能な距離(航続距離)が表示されてもよい。
表示装置14の通常モード14iと車外供給予定モード14iiの切り替え、および、車外供給予定電力量は、コンピュータ13と通信装置15に接続された入力装置を用いてユーザが設定することができる。
自動車10は、車外供給予定電力量を車両外部の装置へ知らせる通信装置15を備えている。例えば、自動車10のユーザが、自車の電力を災害地で役立ててもらうことを希望する。ユーザが自動車10の所定の入力装置を操作すると、自動車10のコンピュータ13は通信装置15を使い、災害地で電力を管理する災害対策所20のサーバー21に対して、自車の車外供給予定電力量を通知する。
例えば、自動車10と同様に25[kWh]の電力を車外供給予定電力量として確保している複数の自動車10a−10cがサーバー21へ車外供給予定電力量を通知する。そうすると、自動車10、10a−10cから電力供給の申し出を受けたサーバー21は、合計で100[kWh]の電力量が寄付されることが把握できる。図1には、サーバー21の画面22の一例が示されており、画面22には、100[kWh]の電力が寄付されることが示されている。
図2に、車外供給予定モード14iiで情報が表示されている表示装置14(14ii)の画面の遷移を示す。図2の(A)は、目的地へ向けて出発する前の表示状態を示しており、図2の(B)は目的地へ到達したときの表示状態を示しており、図2の(C)は目的地にて車外のデバイスに電力を供給した後の表示状態を示している。
図2の(A)は、目的地に向けて出発する前に、ユーザが表示モードを車外供給予定モード14iiに切り替えたときの状態を示している。
図2の(B)は、目的地まで走行したので電力残量が減り、第2表示装置14bに示される車用電力残量は、20[%]まで減少している。車外のデバイスへはまだ電力を供給していないので、第1表示装置14aの表示は100[%]のままである。
図2の(C)は、目的地で車外のデバイスへいくらかの電力を供給した後の表示装置14iiの表示を表している。コンピュータ13は、外部給電装置16と電力出力ポート17を通じて車外へ出力される電力量をモニタする。コンピュータ13は、車外供給予定電力量から、電力出力ポート17を通じて出力された電力量を差し引いた電力量(車外供給電力残量)を、第1表示装置14aに表示する。第1表示装置14aには、車外供給電力残量が、車外供給予定電力量に対する百分率で表示される。
図2(C)の例の場合、車外のデバイスへ15[kWh]の電力が供給された。車外供給電力残量は10[kWh]である。車外供給予定電力量が25[kWh]であるから、第1表示装置14aの車外供給電力残量(10[kWh])の百分率は40[%]となる。
図2(C)の例の場合、第2表示装置14bに表示される車用電力残量は20[%]で変化しない。ただし、外部給電中、車内のエアコンなど車載の電気機器に使われた場合は、第2表示装置14bの車両電力残量は変化する。
コンピュータ13は、外部給電装置16を通じて車両外部へ出力された電力量が車外供給予定電力量に達すると、外部給電装置16から車両外部への電力の出力を停止する。災害対策所20のサーバー21に対し、自車の車外電力供給が完了したことを、コンピュータ13は、通信装置15を使い連絡する。コンピュータ13のこの機能により、帰りの走行のための電力量を確実に残しておくことができる。
上記した表示装置を有する自動車10は、特に、災害地へ電力を寄付するような使い方に適している。そのような使い方について有用な運用点を以下に列挙する。
(1)自動車10のコンピュータ13は、災害対策に関係するサーバーと通信し、様々な情報を自動的に相互にやり取りできるようにするとよい。例えば、電力を必要とする地域のサーバーは、近くにいる自動車10の表示装置に、電力寄付を求めるメッセージを表示するとよい。そのために、自動車10はGPS受信機を備え、自車位置を常に自治体の装置に通知するとよい。
(2)自動車10の電力の一部を自治体(あるいは国)に寄付する契約をユーザがかわすようにしてもよい。その対価として、自治体(あるいは国)から何等かのインセンティブがユーザに提供されるようにしてもよい。インセンティブは、自動車の減税、地方振興商品券、あるいは、買い物で使えるポイント還元などの経済的なもののほか、感謝状など精神的なものであってもよい。
(3)電力を提供すべく災害地へ向かう場合、車外供給予定電力量は、災害地から遠い場合は低く設定され、災害地に近い場合は高く自動的に設定されるとよい。
本明細書が開示する技術は、電源として燃料電池を備えている自動車に適用することもできる。その場合、第1実施例の説明における「最大蓄電量」は、「出力可能総電力量」に置き換えて理解されたい。
(第2実施例)第2実施例の自動車100について説明する。図3に、自動車100のブロック図を示す。自動車100は、走行用の内燃機関111と、内燃機関111に供給する燃料を貯蔵する燃料タンク112aを備えている。内燃機関111の出力軸は、クラッチ121とギアセット122を介して車輪123に連結されている。内燃機関111の出力軸には一対のプーリ124とベルト126を介してオルタネータ125が連結されている。オルタネータ125は内燃機関111の動力で発電する発電機であり、発電された電力は補機バッテリ112bに蓄えられる。クラッチ121を係合することで自動車100は走行しつつ発電することができる。クラッチ121を解放すると、車両が停止した状態で発電することができる。
オルタネータ125には外部給電装置116が接続されている。外部給電装置116は、オルタネータ125が発電した電力、および、補機バッテリ112bの直流電力を、車両外部の電気デバイスの駆動に適切な交流電力に変換するDC−ACコンバータで構成される。外部給電装置116の出力端に電力出力ポート117が接続されている。電力出力ポート117には、車両外部の様々な電気機器が接続可能である、自動車100は、内燃機関111とオルタネータ125で発電した電力を外部給電装置116と電力出力ポート117を通じて車両外部の電気デバイスへ供給することができる。
燃料タンク112aには燃料残量を計測する燃料計131が備えられている。外部給電装置116と電力出力ポート117の間には、電流センサ132が備えられている。電流センサ132は、外部給電装置116を介して車両外部へ供給される電力の電流を計測する。燃料計131の計測データと電流センサ132の計測データはコンピュータ113に送られる。
コンピュータ113には表示装置114が接続されている。表示装置114は、第1表示装置114aと第2表示装置114bを有している。
自動車100は、燃料タンク112aに蓄えられた燃料の残量を、車両外部に供給する電力の発電に使うための燃料残量と走行に使うための燃料残量に分けて管理することができる。説明の便宜上、車両外部に供給する発電に使う予定の燃料量を、発電予定燃料量と称する。
コンピュータ113は、燃料計131と電流センサ132の計測データから、表示装置114に表示すべき数値を算出し、表示装置114へ送る。
第1表示装置114aには、発電予定燃料量から、外部給電装置116と電力出力ポート117を通じて出力された電力量を発電するのに使用された燃料量を差し引いた量(発電用燃料残量)が表示される。燃料の単位容量あたりの内燃機関による駆動でオルタネータ125が発電できる電力量は予め把握されている。コンピュータ113は、電流センサ132で計測された電流が少ない場合は内燃機関111を自動的に止め、無駄な燃料消費を抑制するので、外部給電に用いられた燃料量を算出することができる。
第1表示装置114aには、発電予定燃料量に対する発電用燃料残量の割合が百分率で表示される。第1表示装置114aにて、ハッチングが付された矩形と白抜きの矩形が発電用燃料残量の百分率を表す。第1表示装置114aの下部には、オルタネータ125が発電用燃料残量を使って発電可能な電力量も表示されている。
第2表示装置114bには、燃料タンク112aの燃料残量から発電用燃料残量を差し引いた燃料残量が表示される。第2表示装置114bに表示された燃料残量は、発電用燃料残量を全部使ったと仮定したときに走行に使える車用燃料残量を意味する。第2表示装置114bには、燃料タンク112aの最大貯蔵量から発電予定燃料量を差し引いた値に対する車用燃料残量の割合が百分率で表示される。第2表示装置114bにて、ハッチングが付された矩形と白抜きの矩形が車用燃料残量の百分率を表す。
第2表示装置114bの下部には、車用燃料残量で走行可能な距離(航続距離)が表示される。
第2実施例の自動車100も、走行に使える燃料残量と、発電に使える燃料残量を個別に表示することができる。ユーザは、両方の燃料残量を一目で把握することができる。燃料タンク112aに蓄えられる燃料は、ガソリン、軽油、液化石油ガスなどであってよい。
(第3実施例)第3実施例の自動車200について説明する。図4に、自動車200のブロック図を示す。自動車200は、走行用に内燃機関211と電動機225を備えるハイブリッド車である。自動車200は高電圧バッテリ212bとインバータ226を備えており、高電圧バッテリ212bが出力する直流電力がインバータ226で交流電力に変換され、電動機225が駆動される。
内燃機関211の出力軸は、クラッチ221aを介してギアセット222と連結され、電動機225の出力軸は、ギアセット222に直接連結されている。ギアセット222の出力軸は、クラッチ221bを介して車輪224に連結されている。自動車200は、内燃機関211と電動機225の出力トルクにより走行する。クラッチ221bを解放し、ギアセット222を所定の組み合わせに調整すると、内燃機関211の動力で駆動された電動機225は発電機として機能する。電動機225で発電された交流電力はインバータ226で直流電力に変換され、高電圧バッテリ212bに蓄えられる。
高電圧バッテリ212bには外部給電装置216が接続されている。高電圧バッテリ212bの直流電力を、車両外部の電気デバイスの駆動に適切な交流電力に変換して出力する。外部給電装置216の出力端に電力出力ポート217が接続されている。自動車200は、内燃機関211と電動機225で発電した電力を外部給電装置216と電力出力ポート217を通じて車両外部の電気デバイスへ供給することができる。第3実施例の自動車200は、図3の自動車100と比較して、より多くの電力が必要とされる外部の電気デバイスへの給電に適していることを特徴とする。また、第3実施例の自動車200は、図1の自動車10と比較して、より多くの電力量が必要とされる外部の電気デバイスへの給電に適していることを特徴とする。
燃料タンク212aには燃料残量を計測する燃料計231が備えられており、外部給電装置216と電力出力ポート217の間には、電流センサ232が備えられている。電流センサ132は、外部給電装置116を介して車両外部へ供給される電力の電流を計測する。燃料計231の計測データと電流センサ232の計測データはコンピュータ213に送られる。コンピュータ113には表示装置214が接続されている。表示装置214は、第1表示装置214aと第2表示装置214bを有している。
表示装置214には、第2実施例の自動車100の表示装置114と同様に、走行に使える燃料残量と、発電に使える燃料残量が個別に表示される。第3実施例の自動車200は、第2実施例の自動車100と同様に、両方の燃料残量をユーザに提示することができる。
実施例で説明した技術に関する留意点を述べる。第1実施例の第1表示装置14aと第2表示装置14bは、残電力量を棒グラフで表示する。第1表示装置14aと第2表示装置14bは、残電力量を単に数字で百分率表示するものであってもよい。第1表示装置14aと第2表示装置14bは、残電力量をそのまま[kWh]の単位の数値で表示するものであってもよい。直流駆動の電気デバイスへの電力供給を想定している場合、外部給電装置は、DC−ACコンバータを含んでいなくともよい。
以上、本発明の具体例は例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10、10a−10c、100、200:自動車
25、225:電動機
125:オルタネータ
126:ベルト
212b:高電圧バッテリ
112a、212a:燃料タンク
112b:補機バッテリ
13、113、213:コンピュータ
14、114、214:表示装置
14i:通常モード
14ii:車外供給予定モード
14a、114a、214a:第1表示装置
14b、114b、214b:第2表示装置
15:通信装置
16、116、216:外部給電装置
17、117、217:電力出力ポート
111、211:内燃機関
121、221a、221b:クラッチ
122、222:ギアセット

Claims (6)

  1. 走行用の電動機に供給する電力を蓄える電源と、
    前記電源の電力を車両外部へ供給する外部給電装置と、
    電力量を表示する第1表示装置および第2表示装置と、
    を備えており、
    前記第1表示装置には、所定の電力量から、前記外部給電装置を通じて車両外部へ出力された電力量を差し引いた電力量(車外供給電力残量)が表示され、
    前記第2表示装置には、前記電源の電力残量から前記車外供給電力残量を差し引いた電力量(車用電力残量)が表示される、外部給電装置付き自動車。
  2. 前記第1表示装置は、前記所定の電力に対する前記車外供給電力残量を百分率表示し、
    前記第2表示装置は、前記電源の最大蓄電量または出力可能総電力量から前記所定の電力量を引いた値に対する前記車用電力残量を百分率表示する、請求項1に記載の外部給電装置付き自動車。
  3. 車両外部へ出力された電力量が前記所定の電力量に達すると前記外部給電装置を通じた車両外部への電力出力を停止する、請求項1または2に記載の外部給電装置付き自動車。
  4. 前記所定の電力量を車両外部の装置へ通知する通信装置をさらに備えている、請求項1から3のいずれか1項に記載の外部給電装置付き自動車。
  5. 走行用の内燃機関に供給する燃料を貯蔵する燃料タンクと、
    前記内燃機関の動力で発電する発電機と、
    前記発電機が発電した電力を車両外部へ供給する外部給電装置と、
    第1表示装置および第2表示装置と、
    を備えており、
    前記第1表示装置には、所定の燃料量から、前記外部給電装置を通じて車両外部へ出力された電力量を発電するのに使用された燃料量を差し引いた量(発電用燃料残量)が表示され、
    前記第2表示装置には、前記燃料タンクの燃料残量から前記発電用燃料残量を差し引いた燃料残量が表示される、外部給電装置付き自動車。
  6. 前記第1表示装置には、前記発電機が前記発電用燃料残量を使って発電可能な電力量が表示される、請求項5に記載の外部給電装置付き自動車。
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