JP2021153608A - 医療機器 - Google Patents

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雅宜 辰巳
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Kaoru Imai
薫 今井
邦彦 比地原
Kunihiko Hijihara
邦彦 比地原
健太郎 河野
Kentaro Kono
健太郎 河野
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Abstract

【課題】作業性良く、接着剤を用いることなく簡単な構成にて、外装部材に対するスイッチカバーの防塵、防滴、水密性を確実に確保することができる構成を具備する医療機器を提供する。【解決手段】第1の孔16aと、第2の孔16bと、段差部16dとを有する外装部材16と、内向フランジ部21と、外周部位22と、スイッチ押下部23とを有し、該外周部位22の一部が、第1の孔16a外に位置するスイッチカバー20と、スイッチカバー固定部材30と、スイッチカバー固定部材30において、一部が第1の孔16a外に位置する外向フランジ部31と、外向フランジ部31において、外周部位22を内周面16anに押圧する押圧部32と、スイッチカバー固定部材30における筒状部33と、筒状部33において、段差部34に係合される係合部34と、を具備する。【選択図】図3

Description

本発明は、外装部材の孔に、スイッチカバー固定部材によってスイッチカバーが固定された医療機器に関する。
近年、医療機器、例えば内視鏡は、医療分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を被検体となる体腔内に挿入することによって、体腔内の被検部位を観察することができる。
また、内視鏡の挿入部の基端側に連設された操作部に、挿入部に設けられた湾曲部を湾曲操作する湾曲操作部材や、フリーズ操作や、レリーズ操作、明るさ調整操作、各種機能切替操作、設定操作等を行うプッシュスイッチが設けられた構成が周知である。
さらに、各種プッシュスイッチは、操作部の外装部材の外表面から所定の深さに形成された孔に設けられたスイッチ固定部材に、柔軟なスイッチカバーが固定されることにより操作部に設けられた構成が周知である。
このような構成においては、スイッチカバーに設けられるとともにスイッチ固定部材の孔に挿通されたスイッチ押下部が、操作者によるスイッチカバーの押下操作に伴って、スイッチ押下部に対向するとともに操作部内の基板に設けられたスイッチを押下する。このことにより、スイッチのオン、オフが切り替えられる。
また、外装部材に対して、スイッチカバーの水密性を確保出来るスイッチカバーの固定構成も周知である。
このような固定構成の一例を挙げると、外装部材に形成される孔は、外表面から所定の深さを有するとともに第1の内径を有する第1の孔と、第1の孔に連通するとともに第1の内径よりも小さい第2の内径を有する第2の孔と、所定の深さの位置にて第1の内径から第2の内径へと縮径する段差部とを有して構成されている。
また、第2の孔にスイッチカバー固定部材の一部が嵌入固定されており、第1の孔に位置するスイッチカバー固定部材の端部に、外向フランジ部が形成されている。
さらに、第1の孔に開口を有するキャップ状のスイッチカバーが該スイッチカバーの外周部位が外向フランジ部の外周を周状に覆うように開口側から嵌入され、外周部位における開口端部に形成された内向フランジ部が、外向フランジ部の第2の孔側の面に係止されることによってスイッチ固定部材にスイッチカバーが固定される。
また、外向フランジ部が内向フランジ部を段差部に向けて押圧することにより、潰れた内向フランジ部によって、外装部材に対するスイッチカバーの水密性が確保されている。
ところが、この構成では確かに外装部材に対するスイッチカバーの水密性は確保することができるものの、第1の孔の内周面とスイッチカバーの外周部位の外周面との間に間隙が生じてしまい、間隙に塵埃や水滴が進入して溜まりやすいといった問題があった。
このような問題に鑑み、特許文献1では、第1の孔の内周面と、スイッチカバーの外周部位の外周面との間隙に、外装部材の外表面に至るまで周状に接着剤を塗布することによって、塗布された接着剤により間隙への塵埃や水滴等の進入を防ぐ構成が開示されている。
特開2012−235814号公報
ところで、特許文献1に開示された構成では、第1の孔の内周面とスイッチカバーの外周部位の外周面との間隙を外装部材の外表面まで容易に接着剤で埋めるため、外装部材の外表面における間隙周囲にも接着剤が塗布されるよう、接着剤がスイッチカバーの周方向において裾野状に塗布されるのが一般的である。
しかしながら、接着剤の塗布量を一定にしたり、塗布形状を周方向において均一な裾野状にしたりする作業は、バラツキが発生する可能性が高い。また、接着剤の塗布工程自体が、組立作業工程の増大を招いてしまう。
さらに、内視鏡は、使用後、洗浄消毒処理を行うが、複数回の洗浄消毒により接着剤は劣化により稀に剥がれるおそれがあるため、接着剤の状態チェックを頻繁に行う必要があった。
尚、以上の問題は、第1の孔の内周面とスイッチカバーの外周部位の外周面との間隙に塗布された接着剤を、外装部材に対するスイッチカバーの防塵、防滴確保に用いる場合のみならず、水密確保に用いる場合においても同様である。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、作業性良く、接着剤を用いることなく簡単な構成にて、外装部材に対するスイッチカバーの防塵、防滴、水密性を確実に確保することができる構成を具備する医療機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の一態様による医療機器は、外表面から所定の深さを有するとともに第1の内径を有する第1の孔と、該第1の孔に連通するとともに前記第1の内径よりも小さい第2の内径を有する第2の孔と、前記所定の深さの位置にて前記第1の内径から前記第2の内径へと縮径する段差部とを有する外装部材と、前記第1の孔に嵌入され前記段差部に当接される内向フランジ部と、該内向フランジ部に連設されるとともに外周面が前記第1の孔の深さ方向に沿って前記第1の孔の内周面に当接された外周部位と、該外周部位に連設されるとともに前記深さ方向に沿って延出されたスイッチ押下部とを有し、該外周部位の一部が、前記深さ方向に沿って前記第1の孔外に位置する柔軟なスイッチカバーと、前記外周部位よりも該外周部位の径方向における内径側に配設されたスイッチカバー固定部材と、前記スイッチカバー固定部材において、一部が前記深さ方向において前記第1の孔外に位置するとともに、前記内向フランジ部を前記深さ方向において前記段差部との間に挟み込む外向フランジ部と、前記外向フランジ部において、外周面が前記外周部位の内周面よりも前記径方向に大径に形成されていることによって前記外周部位を前記第1の孔の前記内周面に押圧する押圧部と、前記スイッチカバー固定部材において前記外向フランジ部に連設され、前記スイッチ押下部の前記延出部位を前記第2の孔に導く第3の孔を有する筒状部と、前記筒状部において、前記段差部に係合されるとともに、該係合により前記段差部に向けて前記内向フランジ部を前記外向フランジ部によって押圧させる係合部と、を具備する。
本発明によれば、作業性良く、接着剤を用いることなく簡単な構成にて、外装部材に対するスイッチカバーの防塵、防滴、水密性を確実に確保することができる構成を具備する医療機器を提供することができる。
第1実施の形態の内視鏡の斜視図 図1中のII-II線に沿う操作部の外装部材と操作スイッチの部分断面図 図2中のIII線で囲った部位を拡大して示す操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図 第2実施の形態の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図 第3実施の形態の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図 第4実施の形態の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図 図4の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの変形例を示す拡大断面図 図7の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの変形例を示す拡大断面図 図7の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチのさらに別の変形例を示す拡大断面図 図4の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチのさらに別の変形例を示す拡大断面図 図4の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチのさらにまた別の変形例を示す拡大断面図 図11の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの変形例を示す拡大断面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態においては、医療機器は、内視鏡を例に挙げて説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本実施の形態の内視鏡の斜視図である。
図1に示すように、内視鏡1は、被検体内に挿入される挿入部5と、該挿入部5の基端側に連設された操作部6とを具備して主要部が構成されている。
尚、操作部6から図示しないユニバーサルコードが延出され、該ユニバーサルコードの延出端に設けられた図示しないコネクタを介して、内視鏡1は、制御装置や照明装置等の外部装置と電気的に接続される。
挿入部5は、先端側から順に、先端部2と湾曲部3と可撓管部4とを具備して構成されており、細長に形成されている。
湾曲部3は、操作部6に設けられた湾曲操作レバー8の操作により、複数方向、例えば上下左右の4方向に湾曲される。このことにより、湾曲部3は、先端部2内に設けられた図示しない観察光学系の観察方向を可変したり、被検体内における先端部2の挿入性を向上させたりするものである。さらに、可撓管部4は、湾曲部3の基端側に連設されている。
操作部6に、湾曲部3を湾曲させる湾曲操作レバー8と、プッシュスイッチから構成された各種操作スイッチ10が設けられている。
尚、図1において、操作スイッチ10は、操作部6に複数設けられている場合を例に挙げて示しているが、1つだけ設けられていても構わない。また、操作スイッチ10が操作部6に設けられる位置も、図1に示した位置に限定されない。
次に、操作スイッチ10の構成について、図2〜図4を用いて説明する。図2は、図1中のII-II線に沿う操作部の外装部材と操作スイッチの部分断面図、図3は、図2中のIII線で囲った部位を拡大して示す操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図である。
尚、以下、図2、図3において示す操作スイッチ10の構成は、図1中のII-II線に沿って操作部6に位置する操作スイッチ10のみに限らず、操作部6に設けられたその他の操作スイッチ10にも適用される。
図2に示すように、操作部6の外装部材16に、該外装部材16の内外を連通する貫通孔16hが形成されており、貫通孔16hにおいて操作スイッチ10が固定されている。
尚、以下、貫通孔16hの形成方向を、深さ方向Hと称す。また、深さ方向Hにおいて、貫通孔16hから外装部材16外に離間する方向を外側と称し、貫通孔16hから外装部材16内に離間する方向を内側と称す。
具体的には、図2、図3に示すように、貫通孔16hは、第1の孔16aと、第2の孔16bと、段差部16dとから構成されている。
第1の孔16aは、外装部材16の外表面16fから深さ方向Hに沿って所定の深さH1を有するとともに、第1の内径K4を有している。
第2の孔16bは、深さ方向Hにおいて第1の孔16aに連通するとともに、第1の内径K4よりも小さい第2の内径K5を有して、外装部材16の内面16nに開口する深さに形成されている。
段差部16dは、所定の深さH1の位置にて、第1の内径K4から第2の内径K5へと縮径させるものである。尚、以下、貫通孔16hの内径が規定される方向を、径方向Kと称す。
操作スイッチ10は、スイッチカバー20と、スイッチカバー固定部材30と、スイッチ40と、固定ネジ50と、基板60とにより主要部が構成されている。
スイッチカバー20は、内向フランジ部21と、外周部位22と、スイッチ押下部23と、被押圧部24とを有して主要部が構成されている。また、スイッチカバー20は、径方向Kにおいて内向フランジ部21間に開口を有するキャップ状に、柔軟な部材、例えばゴムから形成されている。
また、スイッチカバー20は、一部が貫通孔16hに嵌入された状態でスイッチカバー固定部材30によって固定される。
即ち、スイッチカバー20は、貫通孔16hに固定された状態において、貫通孔16h外に位置する部位が、外表面16fよりも深さ方向HにおいてH5だけ外側に飛び出して位置しているとともに、内面16nより深さ方向HにおいてH6だけ内側に飛び出して位置している。
内向フランジ部21は、第1の孔16aに嵌入されるともに、段差部16dに周状に当接する部位となっている。
外周部位22は、内向フランジ部21に連設されており、外周面22gの一部が深さ方向Hに沿って第1の孔16aの内周面16anに周状に当接している。
即ち、外周部位22は、一部が、第1の孔16aに位置しており、他の部位が、貫通孔16hより外側に位置している。
被押圧部24は、周状の外周部位22に連設されているとともに貫通孔16hの外側に位置しており、外周部位22内の空間を貫通孔16hの外側において塞ぐよう傘状に形成されている。
また、被押圧部24は、操作スイッチ10が操作者によって押圧操作される際に押圧される部位となっている。
スイッチ押下部23は、外周部位22に被押圧部24を介して連設されているとともに、被押圧部24の中央から、深さ方向Hに沿ってH6だけ貫通孔16hから内部16iに飛び出すよう延出されている。また、スイッチ押下部23は、内部16iに位置する端部が、基板60に電気的に接続されたスイッチ40に対向して位置する。
よって、被押圧部24が操作者によって深さ方向Hにおける内側に押圧操作されると、スイッチ押下部23が深さ方向Hにおける内側に押圧され、当接するスイッチ40のオンオフがなされる。
スイッチカバー固定部材30は、スイッチカバー20の外周部位22よりも径方向Kにおける内径側に配設されており、外向フランジ部31と、筒状部33とにより、スイッチカバー20よりも硬い部材、例えば樹脂や金属より構成されている。
また、スイッチカバー固定部材30は、貫通孔16hに深さ方向Hに沿って嵌入され、外装部材16の内部16iに位置する筒状部33の貫通孔16hからH6だけ飛び出した部位の外周に、内面16nに当てつく固定ネジ50が螺合されることにより、貫通孔16hに固定される。
外向フランジ部31は、筒状部33の第1の孔16a内に位置する端部に周状に連設されており、一部が深さ方向Hにおいて第1の孔16aよりも外側に位置するとともに、内向フランジ部21を深さ方向Hにおいて段差部16dとの間に挟み込む部位となっている。即ち、内向フランジ部21が係合される部位となっている。
また、外向フランジ部31は、外周部位22の内径をK1とし、外向フランジ部31の外径をK2とした際、外周面31gが外周部位22の内周面22nよりも径方向Kにおいて大径に形成されている(K2>K1)。
このことにより、外向フランジ部31は、外周部位22を内周面22nに押圧面32pによって押圧することによって、外周部位22を径方向Kにおける外径側に潰す押圧部32を有している。
その結果、外装部材16に対するスイッチカバー20の防塵、防滴性が確保される。尚、外周部位22を潰すことによって、外装部材16に対する水密性を併せて確保しても良い。
また、押圧面32pは、深さ方向Hに沿って少なくとも外表面16fを含む位置、即ち、径方向Kにおいて外表面16fに対向する位置に形成されている。よって、外周部位22は、深さ方向Hにおいて外表面16fを含む位置にて外向フランジ部31により潰される。
また、本実施の形態においては、押圧面32pは、押圧による外周部位22の摩耗や切れを防ぐため、曲面形状に形成されている。
尚、外周部位22の押圧部32による潰し量nは、外周部位22の肉厚をK3とすると、n=((K3-((K4-K2)/2))/K3)×100にて規定される。尚、外周部位22の潰し率は、略30%程度が望ましい。
また、外向フランジ部31の深さ方向Hにおける厚みH3は、外表面16fと同じとなる部位または外表面16fよりも外側に位置する部位を外向フランジ部31が有していれば、その高さを問わない。
即ち、厚みH3は、外表面16fよりも外側に位置する部位を外向フランジ部31が有していれば、外周部位22の潰し率に無関係となる。
また、深さ方向Hにおいて、外向フランジ部31と、被押圧部24の内部との間に、空間Qが形成されている。
空間Qは、被押圧部24が操作者の指によって押圧された際、操作者の指に、所謂タクト感を付与するものである。
言い換えれば、被押圧部24は、外向フランジ部31に当接する位置まで、空間Qをなくすように、深さ方向Hの内側に押圧操作可能となっている。
また、外向フランジ部31の内周面31nは、径方向Kに対して劣角θ1を有するよう、深さ方向Hにおいて内側から外側に向かって拡径していくような傾斜面に形成されている。即ち、内周面31nに面取り部が形成されている。このことにより、被押圧部24が押圧操作された際の空間Qが確保されている。
筒状部33は、外向フランジ部31に連設されており、スイッチ押下部23を第2の孔16bへと導く第3の孔33hが内部に形成されている。
また、筒状部33の第1の孔16aに位置する外向フランジ部31が連設される部位に、段差部16dに係合されるとともに、係合により段差部16dに向けて内向フランジ部21を外向フランジ部31によって深さ方向Hに押圧させる係合部34が形成されている。このことにより、段差部16dに内向フランジ部21が押圧され潰されることによって、外装部材16に対するスイッチカバー20の水密性が確保される。
尚、その他の操作スイッチ10、内視鏡1の構成は、従来と同じである。
このように、本実施の形態においては、外向フランジ部31は、一部が深さ方向Hにおいて第1の孔16aよりも外側に位置すると示した。
また、外向フランジ部31は、外周面31gが外周部位22の内周面22nよりも径方向Kにおいて大径に形成されていることにより(K2>K1)、外周部位22を内周面22nに押圧面32pによって押圧して、外周部位22を径方向Kにおける外径側に潰す押圧部32を有していると示した。
さらに、押圧面32pは、深さ方向Hに沿って少なくとも外表面16fを含む位置に形成されていると示した。
このことによれば、外向フランジ部31の外周面31gが外周部位22の内周面22nよりも径方向Kにおいて大径に形成されていることから、外向フランジ部31は、外周部位22を径方向Kにおいて大きく潰すことができる。
また、外向フランジ部31の一部が深さ方向Hにおいて、外表面16fよりも外側に位置するとともに、押圧面32pが外表面16fを含む位置に形成されていることから、外周部位22は、外表面16fを含む位置にて外向フランジ部31により潰すことができる。このため、外表面16fに張り出すように、外周部位22を潰すことができる。
以上から、外向フランジ部31は、外周部位22を、深さ方向Hにおいて外表面16fを含む位置にて径方向Kに大きく潰すことができる。その結果、外装部材16に対するスイッチカバー20の防塵、防滴、水密性を確保することができる。
よって、従来のような外周部位22の外周面22gと第1の孔16aの内周面16anとの間隙を埋める接着剤を別途用意しなくも、即ち操作スイッチ10を構成する必要最低限の部品にて防塵、防滴、防水性を確保できる他、接着剤塗布工程が不要となるため、操作スイッチ10の組立性が向上する。
さらに、外表面16fに張り出すように外周部位22を潰すことができるため、張り出した外周部位22によって、外表面16fに汚物等が堆積してしまうことを防ぐことができる。
以上から、作業性良く、接着剤を用いることなく簡単な構成にて、外装部材16に対するスイッチカバー20の防塵、防滴、水密性を確実に確保することができる構成を具備する内視鏡1を提供することができる。
(第2実施の形態)
図4は、本実施の形態の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図である。
この第2実施の形態の内視鏡の構成は、上述した図1〜図3に示した第1実施の形態の内視鏡と比して、外向フランジ部の押圧部における押圧面の形状が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態においては、外向フランジ部31の押圧部32における押圧面32pは、曲面形状に形成されておらず、深さ方向Hに略平行な平面形状に形成されている。
尚、その他の構成は、上述した第1実施の形態と同じである。このような構成によっても、上述した第1実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施の形態)
図5は、本実施の形態の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図である。
この第3実施の形態の内視鏡の構成は、上述した図1〜図3に示した第1実施の形態の内視鏡、図4に示した第2実施の形態の内視鏡と比して、外向フランジ部は、外周部位を、外装部材の外表面を含む部位のみ潰す点が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1、第2実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図5に示すように、本実施の形態においては、外向フランジ部31の外周面31gに、径方向Kにおける内径側に深さ方向Hに沿って所定の範囲凹む凹部31mが形成されている。
また、外周面31gにおいて、凹部31mを除く位置、具体的には、深さ方向Hにおいて外表面16fを含む位置、言い換えれば、径方向Kにおいて、外周面31gにおける外表面16fに対向する位置のみに、径方向Kの外側に突出する突起32tが部分的に形成されている。
さらに、突起32tの外表面に、押圧部32の押圧面32pが、例えば円弧状に形成されている。尚、押圧面32pは、上述した第2実施の形態と同様に、深さ方向Hに略平行な平面形状に形成されていても構わない。
即ち、本実施の形態においては、外周部位22は、深さ方向Hにおいて外表面16fを含む位置のみが、突起32tに形成された押圧部32の押圧面32pにより局所的に潰される。尚、その他の構成は、上述した第1、第2実施の形態と同じである。
このような構成によれば、上述した第1、第2実施の形態と同様の効果を得ることができる他、凹部31mが形成されている分だけ、外向フランジ部31を小型化することができる。
さらに、外周部位22における防塵、防滴、防水のために必要な部位のみを局所的に潰すことができるため、外周部位22の変形量を少なくすることができ、耐久性を向上させることができる。
(第4実施の形態)
図6は、本実施の形態の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの拡大断面図である。
この第4実施の形態の内視鏡の構成は、上述した図1〜図3に示した第1実施の形態の内視鏡、図4に示した第2実施の形態の内視鏡、図5に示した第3実施の形態の内視鏡と比して、内向フランジ部は、該内向フランジ部と、外向フランジ部及びスイッチ固定部材の係合部との隙間がなくなる大きさに形成されている点が異なる。
よって、この相違点のみを説明し、第1〜第3実施の形態と同様の構成には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図6に示すように、本実施の形態においては、内向フランジ部21は、外向フランジ部31及び係合部34に緊密に当接する大きさに形成されている。
即ち、図3に示すような、内向フランジ部21と、外向フランジ部31及び係合部34との間の隙間Wが発生しない。尚、その他の構成は、上述した第1〜第3実施の形態と同じである。
このような構成によれば、上述した第1〜第3実施の形態と同様の効果を得ることができる他、隙間Wが発生しないため、外向フランジ部31が外周部位22を潰す際、内向フランジ部21が隙間Wに逃げてしまうことを防ぐことができることから、効率良く外周部位22を径方向Kに潰すことができる。
尚、以下、変形例を、図7、図8を用いて示す。図7は、図4の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの変形例を示す拡大断面図、図8は、図7の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの変形例を示す拡大断面図である。
図7、図8に示すように、外周部位22の深さ方向Hにおいて外表面16fを含む位置の外周面22gに、径方向Kの外側に突出して第1の孔16aの内周面16anに当接する突起22tが形成されていても良い。
尚、突起22tの内周面16anに当接する面の形状は、図7に示すように、深さ方向に略平行な平面に形成されていても構わないし、図8に示すように、円弧状に形成されていても構わない。
この場合、上述した第1〜第4実施の形態と同様に、外向フランジ部31が外周部位22を径方向Kの外側に押圧することによって、内周面16anに当接している突起22tを潰すことにより、突起22tによって、外装部材16に対するスイッチカバー20の防塵、防滴、防水性が確保される。
尚、図7、図8は、第2実施の形態の構成を例に挙げて示したが、これに限らず、第1、第3、第4実施の形態の構成にも本変形例が適用可能であることはいうまでもない。
また、以下、別の変形例を、図9を用いて示す。図9は、図7の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチのさらに別の変形例を示す拡大断面図である。
図9に示すように、内周面16anにおける外表面16fを含む位置に、径方向Kの内側に突出して、外周部位22の外周面22gに当接する突起16tが形成されていても構わない。
尚、図9においては、突起16tの外周面22gに当接する面の形状は、深さ方向に略平行な平面を例に挙げて示しているが、円弧状を有していても構わない。
この場合、上述した第1〜第4実施の形態と同様に、外向フランジ部31が外周部位22を径方向Kの外側に押圧することによって、突起16tに対して該突起16tに当接する外周面22gを潰す。このことにより、突起16tが当接することによって潰された外周部位22の部位によって、外装部材16に対するスイッチカバー20の防塵、防滴、防水性を確保される。
尚、図9は、第2実施の形態の構成を例に挙げて示したが、これに限らず、第1、第3、第4実施の形態の構成にも本変形例が適用可能であることはいうまでもない。
さらに、以下、別の変形例を、図10を用いて示す。図10は、図4の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチのさらに別の変形例を示す拡大断面図である。
図10に示すように、スイッチカバー20の外周部位22の外周面22gに、外表面16fに当接する傘部22uが周状に設けられていても構わない。
このような構成によれば、上述した第1〜第4実施の形態と同様の効果の他、傘部22uによっても、より外装部材16に対するスイッチカバー20の防塵、防滴、防水性を確保することができる。
尚、図10は、第2実施の形態の構成を例に挙げて示したが、これに限らず、第1、第3、第4実施の形態の構成にも本変形例が適用可能であることはいうまでもない。
さらに、以下、別の変形例を、図11、12を用いて示す。図11は、図4の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチのさらにまた別の変形例を示す拡大断面図、図12は、図11の内視鏡における操作部の外装部材と操作スイッチの変形例を示す拡大断面図である。
図11に示すように、外向フランジ部31と、被押圧部24との間に形成される空間Qを、上述した第1〜第4実施の形態よりも大きく確保するため、外向フランジ部31の内周面31nは、径方向Kに対して上述した劣角θ1よりも大きな劣角θ2(θ2>θ1)を有するよう、深さ方向Hにおいて内側から外側に向かって拡径していくような傾斜面に形成されていても構わない。
尚、内周面31nの傾斜角度に限らず、図12に示すように、内周面31nに段差部31iが形成されていることにより、空間Qを大きくしても構わない。
また、図11、図12は、第2実施の形態の構成を例に挙げて示したが、これに限らず、第1、第3、第4実施の形態の構成にも本変形例が適用可能であることはいうまでもない。
尚、上述した第1〜第4実施の形態においては、医療機器は、内視鏡を例に挙げて示したが、これに限らず、内視鏡以外の操作スイッチを有する医療機器に対しても適用可能であることは勿論である。
1…内視鏡(医療機器)
16…外装部材
16a…第1の孔
16an…第1の孔の内周面
16b…第2の孔
16d…段差部
20…スイッチカバー
21…内向フランジ部
22…外周部位
22g…外周部位の外周面
22n…外周部位の内周面
23…スイッチ押下部
30…スイッチカバー
31…外向フランジ部
31g…外向フランジ部の外周面
31m…凹部
32…押圧部
32p…押圧面
33…筒状部
33h…第3の孔
H…深さ方向
H1…所定の深さ
K…径方向
K4…第1の内径
K5…第2の内径

Claims (5)

  1. 外表面から所定の深さを有するとともに第1の内径を有する第1の孔と、該第1の孔に連通するとともに前記第1の内径よりも小さい第2の内径を有する第2の孔と、前記所定の深さの位置にて前記第1の内径から前記第2の内径へと縮径する段差部とを有する外装部材と、
    前記第1の孔に嵌入され前記段差部に当接される内向フランジ部と、該内向フランジ部に連設されるとともに外周面が前記第1の孔の深さ方向に沿って前記第1の孔の内周面に当接された外周部位と、該外周部位に連設されるとともに前記深さ方向に沿って延出されたスイッチ押下部とを有し、該外周部位の一部が、前記深さ方向に沿って前記第1の孔外に位置する柔軟なスイッチカバーと、
    前記外周部位よりも該外周部位の径方向における内径側に配設されたスイッチカバー固定部材と、
    前記スイッチカバー固定部材において、一部が前記深さ方向において前記第1の孔外に位置するとともに、前記内向フランジ部を前記深さ方向において前記段差部との間に挟み込む外向フランジ部と、
    前記外向フランジ部において、外周面が前記外周部位の内周面よりも前記径方向に大径に形成されていることによって前記外周部位を前記第1の孔の前記内周面に押圧する押圧部と、
    前記スイッチカバー固定部材において前記外向フランジ部に連設され、前記スイッチ押下部を前記第2の孔に導く第3の孔を有する筒状部と、
    前記筒状部において、前記段差部に係合されるとともに、該係合により前記段差部に向けて前記内向フランジ部を前記外向フランジ部によって押圧させる係合部と、
    を具備することを特徴とする医療機器。
  2. 前記押圧部は、前記外周面が曲面形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記押圧部の前記外周面に形成された前記外周部位への押圧面は、前記深さ方向に沿って少なくとも前記外装部材の前記外表面を含む位置に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の医療機器。
  4. 前記押圧部の前記外周面の一部に、前記径方向における前記内径側に凹む凹部が形成されており、
    前記押圧部の前記外周面における前記凹部を除く位置に、前記押圧面が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の医療機器。
  5. 前記内向フランジ部は、前記係合部及び前記外向フランジ部に、緊密に当接していることを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
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