JP2021152946A - 取引管理プログラム、取引管理システム、及び取引管理方法 - Google Patents

取引管理プログラム、取引管理システム、及び取引管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】個人間で、定められた取引単位より小さい単位で有価証券の取引を行うことを可能にする。【解決手段】仮想有価証券の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能なコンピュータを、端末において表示された少なくとも一つ以上の口座情報から、ユーザを識別する口座アドレスを取得する手段、及びユーザの口座アドレスに対して仮想有価証券を送信する取引情報を作成し、当該取引情報をデータベースに送信する手段、として機能させる。【選択図】図3

Description

本発明は、取引管理プログラム、取引管理システム、及び取引管理方法等に関する。
従来からインターネットを用いた、オンラインによる株式等の有価証券の取引が行われている(例えば特許文献1)。
特開2002−169961号公報
しかし、特許文献1に記載されるような従来のシステムでは、有価証券の取引は、証券会社等が窓口となって行われている。また、この場合には、有価証券の取引単位は、有価証券の発行元によって定められており、定められた取引単位より小さい単位での取引ができない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、個人間で、定められた取引単位より小さい単位で有価証券の取引を行うことを可能にする。
本発明の一実施形態による取引管理プログラムは、仮想有価証券の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能なコンピュータを、端末において表示された少なくとも一つ以上の口座情報から、ユーザを識別する口座アドレスを取得する手段、及びユーザの口座アドレスに対して仮想有価証券を送信する取引情報を作成し、当該取引情報をデータベースに送信する手段、として機能させる。
なお、本明細書等において、「部」とは、単に物理的構成を意味するものではなく、その構成が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの構成が有する機能が2つ以上の物理的構成により実現されても、2つ以上の構成の機能が1つの物理的構成により実現されてもよい。
本発明によれば、個人間で、定められた取引単位より小さい単位で有価証券の取引を行うことを可能になる。
本発明の一実施形態における取引管理システムのシステム構成の一例を示す構成図である。 本発明の一実施形態における取引管理システムにおいて管理される仮想株式の取引の流れを概略的に示す模式図である。 本発明の一実施形態における取引管理システムにおいて管理される仮想株式の取引の流れを概略的に示す模式図である。 本発明の一実施形態におけるブロックチェーンの構造の一部を示す図である。 本発明の一実施形態におけるノードの機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における仮想株式発行装置の機能ブロックの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における取引管理システムの処理フローを示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態における取引管理システムの処理フローを示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態における仮想株式発行装置、及び端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
[実施形態]
以下、本発明の実施の形態の1つについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
<1.システム構成の概要>
図1は、本実施形態に係る取引管理システム1のシステム構成の一例を示している。本実施形態に係る取引管理システム1は、仮想有価証券の取引を管理することができる。仮想有価証券は、ネットワーク上に電子データとして存在する有価証券であり、仮想通貨や他の仮想有価証券と交換可能であるものをいう。なお、仮想有価証券は現実の通貨や有価証券とは交換できないことが好ましい。本実施形態では、一例として、取引される仮想有価証券は仮想株式であるとして説明する。なお、取引管理システム1において管理される有価証券は株式に限定されず、例えば債権、手形、小切手等でもよい。
図1に示すように取引管理システム1は、インターネット等のネットワークNに接続されたノード10Aと、ノード10B(それぞれ端末と他の端末の一例である。以下、これらのノードをまとめて「ノード10」ともいう。)と、仮想株式発行装置30とを備えている。
ネットワークNは、無線ネットワークや有線ネットワークにより構成される。通信ネットワークの一例としては、携帯電話網や、PHS(Personal Handy−phone System)網、無線LAN(Local Area Network)、3G(3rd Generation)、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation )、WiMax(登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、有線LAN、電話線、電灯線ネットワーク、IEEE1394等に準拠したネットワークがある。
ノード10と仮想株式発行装置30とは、ネットワークNに接続されたコンピュータであり、例えばPCやサーバ装置、携帯電話やスマートフォン、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、タブレット、ウェアラブル(Wearable)端末、ゲーム機等である。ノード10と仮想株式発行装置30とは、互いにP2P(Peer to Peer)接続されており、ブロックチェーンデータベースを構成している。
仮想株式発行装置30は、P2Pネットワーク上に仮想株式(以下、「BC株」ともいう。)を発行する。例えば仮想株式発行装置30は、証券会社等によって管理される。仮想株式を発行する証券会社は、振替法上の株式のうち、一定数量の株式を確保する。そして、その合計の株数が、確保した株式の数量に相当するように仮想株式を発行する。
ノード10は、取引管理システム1が配布する所定のアプリケーション(取引管理プログラム)がダウンロードされた端末である。P2Pネットワークに参加したユーザは、ノード10を用いてBC株の取引を行うことができる。なお、ここでいうユーザは、人間または、あらかじめ設定されたプログラム等に基づいて処理を実施するロボットでありうる。
図2及び図3を参照して、本実施形態に係る取引管理システム1を利用したBC株の取引の概要について説明する。図2は、証券会社とノード10Aのユーザ(ユーザA)との間のBC株の取引の流れを模式的に示す図である。
ユーザは証券会社から直接、BC株を購入することができる。この場合には、図2に示すように、ユーザAは、ノード10Aを操作して仮想株式発行装置30が表示するQRコード(登録商標)を読み取る(STEP1)。このときユーザAは、ネットワークを介して仮想株式発行装置30にアクセスし、ブラウザ上に表示されるQRコードを読み取ることができる。また、ユーザAは証券会社を訪れて仮想株式発行装置30から直接、QRコードを読み取ってもよい。なお、本実施形態においては、QRコードを読み取る構成で説明しているが、証券会社の口座アドレスを取得できる別の技術を用いてもよく、例えば、証券会社が提供する専用のアプリを用いてアプリ内に証券会社の口座アドレスが予め設定されている構成でもよい。また、証券会社のQRコードが表示されている一例としては、ユーザがデスクトップPC若しくはラップトップPCで証券会社HPにアクセスしてログインし、銘柄を検索して抽出された銘柄の説明頁に該当のQRコードが表示され、これをノード10Aに相当するスマホで読み取る動作が挙げられる。なお、QRコードを、紙媒体(例えば証券会社等が発行する刊行物)に表示してもよく、証券会社等が管理するディスプレイ等の電子的な表示機器に表示してもよい。ユーザが既に株主である場合には、株主に贈呈される株主優待商品にQRコードを表示させてもよい。また、対象商品の購入時や、商品の購入数が所定数以上の場合等に応募できるキャンペーンを企業(証券会社を含む)が実施する場合に、キャンペーンHP等にQRコードを表示してもよく、所定の条件を満たした応募者にBC株を賞品として与える場合には、応募完了後に表示されるHPにQRコードを表示して、ユーザが費用を費やさずにBC株を購入できるようにしてもよいし、いったんユーザにBC株を購入させた後にその費用に相当するBC株を更に付与するようにしてもよい。また、応募型キャンペーンではなく、商品の購入履歴に基づいて企業が特定する優良顧客にBC株を贈呈できるように、QRコードを取得する画面等に対象顧客を誘導するようにしてもよい。
QRコードを読み取ると、ノード10Aには、仮想株式発行装置30が発行する株式の銘柄が表示される。また、QRコードを読み取ることでノード10Aは証券会社の口座アドレスを取得することができる。口座アドレスはP2Pネットワークにおいて、ユーザを一意に特定可能な情報をいう。ユーザAは銘柄を確認し、必要な株式数を指定し、取得した証券会社の口座アドレスへと必要な代金を送金する(STEP2)。なお、代金の送金はビットコイン等の仮想通貨で行われることが好ましい。
仮想株式発行装置30において、代金の受領を確認すると、証券会社はノード10AへとBC株を送信する(STEP3)。これによってユーザAはBC株を取得することができる。
次に、ユーザ間(ここではユーザAとユーザB)におけるBC株の取引について説明する図3は、ユーザA(第2ユーザの一例である。)とユーザB(第1ユーザの一例である。)との間における仮想株式の取引の流れを模式的に示す図である。
BC株を購入したいユーザBはまず取引相手を選択する。例えばこのときユーザBは、P2Pネットワークに接続するユーザから、購入したい株式の銘柄を発行するユーザに関する情報を取得することができる。このときユーザBが操作するノード10Bには、ユーザごとに、発行する株式の銘柄と、取引可能最少株数と、1株当たりの代金が一覧表示されることが好ましい。取引可能最少株数は、売り手側のユーザAが自由に設定することができる。ユーザAはBC株に対応する現実の株式の取引可能最少株数よりも小さい数を指定することができる。例えばユーザAは小数点以下の株数を指定することができる。これによって、取引管理システム1においては、例えば1株よりも小さい単位でBC株の取引を行うことができる。
なお、ノード10Bでは、外部システムが提供する時価サービスから株式の値幅を取得し、取引を行う相手を選択することができる。
図3に示す例では、ユーザBは取引相手としてユーザAを選択している。このときユーザBは、ノード10Bを操作してQRコードを表示させる。ノード10Aはノード10Bに表示されたQRコードを読み取る(STEP11)。なお、ユーザAとユーザBとの取引は対面に限定されずネットワークを介して行ってもよい。この場合、ユーザBは、ネットワークを介してノード10Aにアクセスして、QRコードを送信する。また、QRコードを用いて口座アドレスの取得を行っているが、QRコード以外の技術を用いてもよく、専用アプリを相互に利用し、且つ、測位情報を用いて現在位置が近接している場合にのみ口座アドレスを取得可能とする構成であってもよく、別の例としては、近距離無線通信(FeliCA、NFC等)を用いて口座アドレスを取得可能とする構成であってもよい。なお、図示しないが、ユーザが複数の口座アドレス(例えば用途に応じて複数の口座を管理している場合)を所有している場合には、複数のQRコードを同時に表示させてもよいし、操作によって、表示するQRコードが切り替わるようにしてもよい。ユーザが所有する複数の口座アドレスがそれぞれのQRコードとして画面に同時表示されている場合、複数のQRコードを同時に読み取って、それぞれの口座アドレスに、それぞれの取引データが送信される(例えば、それぞれの口座に0.1株ずつ送信する)ような構成にしてもよい。
QRコードを読み取ることで、ユーザAはユーザBの口座アドレスを取得することができる。ユーザAは取得した口座アドレスからユーザBの残高を確認し、取引をすることが可能であるか否かを判断する。ユーザBの口座残高が取引に必要な額を上回っていた場合には、ユーザAはノード10AからユーザBが希望する数量のBC株をノード10Bに送信する(STEP12)。なお、ユーザBの口座残高が取引に必要な額に満たない場合には、ユーザAからユーザBに対して、あらかじめ設定された所定のメッセージ(例えば、「取引に必要な残高がありません」や「現在の口座残高で購入可能なBC株は0.2株です」等)が送信されるようにしてもよい。メッセージパターンは前記のように複数あってもよく、ユーザ端末で表示方法を設定できるようにしてもよい。例えば、口座残高が不足な場合には直ちに取引を中止したいユーザの場合は、常に「取引に必要な残高がありません」を自動送信させて取引を中止させるように設定してもよいし、取引相手の口座残高で購入可能な単位を提案するメッセージを自動送信させる設定をしてもよい。
ユーザBは、BC株を受信すると必要な代金を仮想通貨でユーザAに送金する(STEP13)。このとき、ユーザBにおいて、必要な代金が不足している場合には、BC株をユーザAに返送することができる。
<2.詳細構成>
上述のようなBC株の取引を実現する取引管理システム1の詳細な構成について説明する。
<2−1.データ構造>
図4を参照して本実施形態に係る取引管理システム1において管理するBC株の取引データの構造について説明する。本実施形態に係る取引管理システム1においては、BC株や仮想通貨の取引データは、複数のブロックが連なった数珠つなぎの構造(ブロックチェーン)で管理されており、P2Pネットワークに接続する全ノードによって共有されている。
図4は、取引管理システム1において管理されるブロックのうち、N+1番目のブロックの構造の一例を示す図である。N+1番目野ブロックヘッダーには、例えば以下の情報が格納されている。
・N番目のブロックのダイジェスト(ハッシュ値)
・タイムスタンプ
・ターゲット
・ナンス
ターゲットは、ノード10や仮想株式発行装置30が既存のPoW(Proof of Work)の技術を用いてマイニングを行う際に用いる情報である。ナンスは任意の値をいう。マイニングについて具体的に説明すると、ノード10や仮想株式発行装置30は、ブロックヘッダーのダイジェストがターゲット以下となるナンスを発見することを目的に、ナンスの値を変更しながら、繰り返しブロックヘッダーのダイジェストの計算(マイニング)を行う。
任意のナンスを含んだブロックヘッダーのダイジェストがターゲット以下となる確率は極めて小さいため、マイニングは膨大なコストがかかる作業である。従って、ブロック生成にPoWの技術を用いることで、ブロックチェーンで管理されているデータに対して改ざんが行われることを防ぐことができる。なお、マイニングにはPoWの技術を用いる構成に限定されない。例えば作成したブロックヘッダーがターゲットの値以下になるか否かにかかわらず、ブロックをブロックチェーンの末尾に追加する構成でもよい。この場合、取引管理システム1において管理されるブロックは、ターゲット及びナンスを含まない構成でもよい。
次に、ブロックのボディ部分の構造について説明する。図4の例では、ブロックには複数のBC株トランザクション(ID:Tx1022、Tx1023)と仮想通貨トランザクション(ID:Tx1053)が格納されている。
BC株トランザクション(第1取引情報の一例である。)はBC株の取引に関するデータである。BC株トランザクションは、BC株に関する取引が行われるごとにP2Pネットワーク上に発行される。例えばBC株トランザクションには、BC株の売手の口座アドレスと、買手の口座アドレスと、取引された株数と、取引されるBC株を売手が取得したときのトランザクション(以下、「前回トランザクション」ともいう。)のID(以下、「前回トランザクションID」ともいう。)とを含む。なお、一つのBC株トランザクションの中には複数の前回トランザクションIDを含むことができる。また、BC株トランザクションには、前回トランザクションを特定可能な情報が含まれていればよく、例えば前回トランザクションIDの代わりに、前回トランザクションへのポインタが含まれてもよい。
仮想通貨トランザクション(第2取引情報の一例である。)は仮想通貨の送金に関するデータである。仮想通貨トランザクションは、仮想通貨の送金が行われるごとにP2Pネットワーク上に発行される。例えば仮想通貨トランザクションには、仮想通貨の送金元の口座アドレスと、送金先の口座アドレスと、送金金額と、送金される仮想通貨を送金元のユーザが入手したときのトランザクションのID(前回トランザクションID)とを含む。なお、一つの仮想通貨トランザクションの中には複数の前回トランザクションIDを含むことができる。また、仮想通貨トランザクションには、前回トランザクションを特定可能な情報が含まれていればよく、例えば前回トランザクションIDの代わりに、前回トランザクションへのポインタが含まれてもよい。
なお、仮想通貨の取引に関する情報は外部システムによって管理される構成でもよい。
また、図2を用いて説明したユーザが直接証券会社からBC株を購入する際に発行されるBC株トランザクションは、BC株がP2Pネットワークに発生する発生トランザクションである。発生トランザクションは、それより前に取引を遡ることができないトランザクションである。発生トランザクションでは、例えば売手の口座アドレスや、前回トランザクションIDが指定されなくてもよい。
<2−2.ノード10>
図5を用いてノード10の機能構成について説明する。図5は、本実施形態に係るノード10の機能ブロック図である。図5に示すように、ノード10は、機能部として、ブロードキャスト通信部100、表示部110、読取部120(取得部の一例である。)、残高確認部130、送金部140、仮想株取引部150、価格確認部160、マイニング部170、及び記憶部180を有している。
ブロードキャスト通信部100は、P2Pネットワークに接続している他ノードに対して、ブロードキャスト通信を介してデータの送受信を行う。具体的には、ブロードキャスト通信部100は、後述するマイニング部170の処理によって生成されたブロックを送受信する。また、ブロードキャスト通信部100は、後述する送金部140が作成した仮想通貨トランザクションや、仮想株取引部150が作成したBC株トランザクションをブロードキャストでP2Pネットワークに送信することができる。
表示部110は、ノード10のユーザの口座情報を含むQRコードをノード10の画面上に表示させる。口座情報には、口座アドレスと口座残高とが含まれることが好ましい。
本実施形態では、仮想通貨の送金とBC株との送信には同一の口座アドレスに対して行うものとして説明するがこれに限定されない。仮想通貨の送金用の口座アドレスとBC株の送信用の口座アドレスは異なる構成でもよい。この場合、QRコードには仮想通貨の送金用の口座アドレスとBC株の送信用の口座アドレスとの両方が含まれることが好ましい。
さらに表示部110は、QRコードにノード10によって取り扱うBC株の銘柄や最低取引単位、BC株の価格等の情報を含めることが可能である。
読取部120は、QRコードから、口座アドレスを読み取る。読取部120は、例えばカメラ等によって構成される。
残高確認部130は、口座情報に基づいて、残高の情報を確認し、取引が可能か否かを判定する。具体的には残高確認部130は、取得した口座情報に含まれる口座残高に基づいて、取引されるBC株の単価と取引数とを乗じた額よりも口座残高が上回っているか否かを判定し、上回っている場合に取引可能であると判断することができる。
さらに残高確認部130は、ノード10のユーザ自身の口座情報の残高を確認することも可能である。この場合、残高確認部130は、仮想通貨トランザクションを、仮想通貨が現金から換金されることでP2Pネットワークに発生したトランザクションまで辿っていくことで、現在の残高情報を確認することができる。
送金部140は、読取部120が読み取った口座情報に含まれる口座アドレスに対して、仮想通貨を送金する処理を行う。具体的には、送金先アドレスを、読み取った口座アドレスに指定し、送金元アドレスをノード10のユーザのアドレスに指定する。さらに送金部140は、送金する金額をBC株の取引代金に指定して仮想通貨トランザクションを作成する。送金部140はブロードキャスト通信部100に作成した仮想通貨トランザクションの送信を依頼する。なお、送金部140は後述する仮想株取引部150がBC株を受信したと判定した場合や、読取部120がQRコードを読み取った場合に、仮想通貨トランザクションを作成する処理を行う構成でもよい。
送金部140が作成した仮想通貨トランザクションは、P2Pネットワークに接続する全ノードによって受信され、共有される。仮想通貨トランザクションを受信したノードのいずれかがマイニング処理によって送信された仮想通貨トランザクションを承認した場合に、送金部140は送金処理が完了したと判定することができる。なお、送金処理が完了したと判定されるタイミングはこれに限定されず、送金部140はブロードキャスト通信部100が仮想通貨トランザクションを送信した時点で、送金処理が完了したと判定してもよい。
仮想株取引部150は、BC株の送受信を行う。例えば仮想株取引部150は、買手の口座アドレスを、読取部120が読み取った口座アドレスに指定し、売手の口座アドレスをノード10のユーザの口座アドレスに指定する。さらに、仮想株取引部150は、取引を行う株数と取引を行うBC株の銘柄と、前回トランザクションIDとを指定して、BC株トランザクションを作成する。仮想株取引部150は、作成したBC株トランザクションの送信をブロードキャスト通信部100に依頼する。なお、仮想株取引部150は、送金部140が送金処理が完了したと判定した場合や読取部120がQRコードを読み取った場合に、BC株トランザクションを作成する構成でもよい。
仮想株取引部150が作成したBC株トランザクションは、仮想通貨トランザクションと同様に、P2Pネットワークに接続する全ノードによって受信され、共有される。仮想通貨トランザクションと同様に、BC株トランザクションを受信したノードのいずれかがマイニング処理によって送信されたBC株トランザクションを承認した場合に、仮想株取引部150は、BC株送信処理が完了したと判定することができる。なお、仮想株取引部150は、BC株トランザクションを送信した時点で送信処理が完了したと判定してもよい。
価格確認部160は、取引するBC株の価格が適正であるか否かを判定する。例えば価格確認部160は同じ銘柄のBC株について、平均取引価格を算出し、今回の取引における取引価格と算出した平均取引価格とが所定の範囲内(例えば10%以内)にない場合に警告を行うことができる。また例えば価格確認部160は、外部システムと連動し、振替法上の株式の取引値を参照することも可能である。具体的には、指定された価格がリアル株の取引値から大幅に外れる場合(例えば、振替法上の株の取引値から10%外れた場合)に、価格確認部160はノード10のユーザに対して警告を行うこともできる。
さらに価格確認部160は、ノード10のユーザが他のユーザからBC株を購入する場合だけでなく、他のユーザにBC株を販売する亜愛にもBC株の価格が適正であるか否かを判定することが好ましい。これによって、BC株の取引き時において、ユーザが誤った代金を指定してしまうことを防ぐことができる。
マイニング部170は、ブロードキャスト通信部100によって仮想通貨トランザクションやBC株トランザクションがブロードキャストされ場合に、当該トランザクションに対してマイニング処理を行う。
マイニング処理は、図4に示した構造のブロックを作成する作業である。ノード10は、マイニング処理として、ナンスの値を順次変更しながら、上述した適切なナンスを発見するまで、繰り返しブロックヘッダーのダイジェストの計算を行う。なお、図4に示したブロックヘッダーに含まれるタイムスタンプは、例えば、ノード10がトランザクションを受信した時刻であることが好ましい。しかしこれに限定されず、ノード10のマイニング部170は、任意のタイムスタンプをブロックヘッダーに格納することも可能である。マイニング部170はブロックを作成するとP2Pネットワークにブロードキャストすることができる。
さらに、マイニング部170は、ブロードキャスト通信部100が、新しいブロックを受信した場合に、当該ブロックの検証処理を行うことも可能である。検証処理として、マイニング部170は、例えば、ブロックヘッダーのダイジェストがターゲット値を下回っているか、及び、トランザクションIDは一意な値であるか、同一のBC株について二重取引が行われていないか等を検証することができる。
記憶部180には、取引管理システム1からダウンロードしたアプリケーションに関する情報や、図4に示したブロックに関する情報が保存されている。なお、記憶部180には、P2Pネットワーク上に発行されたすべてのブロックに関する情報が保存されていることが好ましいがこれに限定されない。例えば、記憶部180には今回の取引に必要な簿ロックの情報のみが格納されており、不足しているブロックの情報については、送金部140や仮想株取引部150がトランザクションを作成する際に、他のノードに問い合わせる構成でもよい。
<2−3.仮想株式発行装置30>
図6を参照して仮想株式発行装置30の構成について説明する。図6は仮想株式発行装置30の機能ブロック図である。図6に示すように仮想株式発行装置30は、ブロードキャスト通信部300、表示部310、送金部320、仮想株取引部330、マイニング部340、配当部350、及び記憶部360を有している。
ブロードキャスト通信部300、表示部310、送金部320、仮想株取引部330、マイニング部340、及び記憶部360の機能はそれぞれ、上述のブロードキャスト通信部100、送金部140、仮想株取引部150、マイニング部170、及び記憶部180の機能と同様であるため説明を省略する。
配当部350は、現実の株式に割り当てられた配当金を、BC株の保有者に配当する。配当部350は、例えばBC株の保有率に応じて配当額を決定することができる。また、配当部350は、BC株保有者の中から抽選によって配当金を受け取るユーザを決定する構成でもよい。なお、前記の配当金は、BC株であってもよい。
<5.処理シーケンス>
図7及び図8を参照して、取引管理システム1における処理シーケンスについて説明する。図7は、図2に対応し、ユーザAがノード10Aを用いて仮想株式発行装置30からBC株を購入する場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
ユーザAからBC株の取引の依頼を受けると、証券会社の職員は、仮想株式発行装置30にQRコードを表示させる(S101)。ユーザAはノード10Aを用いて表示されたQRコードを読み込む(S102)。このとき読取部120がQRコードから証券会社の口座アドレスや取り扱っている銘柄に関する情報を取得する。ユーザAは銘柄を確認し、必要な数量を仮想株式発行装置30に通知する(S104)。また、送金部140が宛先を証券会社の口座アドレスに指定し、BC株取引にかかる代金を送金するための仮想通貨トランザクションを発行する(S105)。なお、あらかじめQRコードのデータに、メールアドレスや電話番号、LINEのIDなど通信をするための識別情報を付加してもよく、それによってユーザ同士が取引内容に関して連絡できるようにしてもよい。また付加する情報は、ユーザが投資に対するスタンス等のコメントを記載できるようにしてもよく、より適切なユーザ間で取引が行われることが期待される。
P2Pネットワークに接続されたいずれかのノードにおいて、マイニングが行われ発行された仮想通貨トランザクションが承認されると、仮想株式発行装置30において、金額の確認が行われる(S106)。送金された代金に過不足がない場合には、仮想株式発行装置30は、ユーザAの口座アドレスを宛先とするBC株トランザクションを発行する(S107)。この場合、仮想株式発行装置30は、ユーザAの口座アドレスをノード10Aに表示されるQRコードから取得することが好ましい。しかしこれに限定されず、例えばノード10Aが発行した仮想通貨トランザクションの送金元アドレスに指定されたアドレスからユーザAの口座アドレスを取得する構成でもよい。
発行されたBC株トランザクションが承認されると、ノード10AにおいてBC株が受領される(S108)。
次に図8を参照して個人間のBC株の取引について説明する。図8は、図3に対応し、ユーザBがユーザAから、それぞれノード10B、ノード10Aを用いてBC株を購入する取引の流れを示すシーケンス図である。
まずユーザBはノード10BにQRコードを表示させる(S201)。ユーザAはノード10AによってQRコードを読み込む(S202)。このとき、ノード10Aの読取部120は、QRコードからユーザBの口座アドレスを取得する。ノード10Aの残高確認部130はユーザBの口座残高が今回の取引に必要な金額を上回っているか確認する(S203)。
ユーザBの口座残高が今回の取引に必要な金額を上回っていた場合には、ノード10Aの仮想株取引部150がBC株トランザクションを発行する(S204)。P2Pネットワークに接続されたいずれかのノードにおいて、マイニングが行われ、発行されたBC株トランザクションが承認されると、ノード10BにおいてBC株が受領される(S205)。
ノード10Bの送金部140は、仮想通貨トランザクションを発行し、代金の支払いを行う(S206)。このとき、送金部140がユーザAの口座アドレスを取得するために、ノード10AにQRコードを表示してもらうことが好ましいがこれに限定されない。例えば送金部140は、BC株トランザクションの売手アドレスに指定されているアドレスからユーザAの口座アドレスを取得する構成でもよい。また、送金部140が仮想通貨トランザクションを作成する際に、ユーザBの口座残高が不足していた場合には、ノード10Bは受領したBC株をノードAに返送することが好ましい。
発行された仮想通貨トランザクションが承認されると、ノード10Aにおいて代金が受領される(S207)。
このように本実施形態に係る取引管理システム1によると、ユーザ同士がノード10を利用して、個人間でBC株の取引を行うことができる。さらに取引に仮想通貨を用いることで、手数料を低減させることができる。また現実の株式に対応する仮想株式を取引に用いることで、現実の株式よりも少額での取引が可能になる。
<ハードウェア構成>
以下、図9を参照しながら、上述してきたノード10、及び仮想株式発行装置30をコンピュータ800により実現する場合のハードウェア構成の一例を説明する。なお、それぞれの装置の機能は、複数台の装置に分けて実現することもできる。
図9に示すように、コンピュータ800は、プロセッサ801、メモリ803、記憶装置805、入力I/F部807、データI/F部809、通信I/F部811、及び表示装置813を含む。
プロセッサ801は、メモリ803に記憶されているプログラムを実行することによりコンピュータ800における様々な処理を制御する。例えば、ノード10のブロードキャスト通信部100や表示部110、読取部120、残高確認部130、送金部140、仮想株取引部150、価格確認部160、及びマイニング部170、並びに仮想株式発行装置30のブロードキャスト通信部300、表示部310、送金部320、仮想株取引部330、マイニング部340、及び配当部350などは、メモリ803に一時記憶された上で、主にプロセッサ801上で動作するプログラムとして実現可能である。
メモリ803は、例えばRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。メモリ803は、プロセッサ801によって実行されるプログラムのプログラムコードや、プログラムの実行時に必要となるデータを一時的に記憶する。
記憶装置805は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体である。記憶装置805は、オペレーティングシステムや、上記各構成を実現するための各種プログラムを記憶する。このようなプログラムやデータは、必要に応じてメモリ803にロードされることにより、プロセッサ801から参照される。
入力I/F部807は、ユーザからの入力を受け付けるためのデバイスである。入力I/F部807の具体例としては、キーボードやマウス、タッチパネル、各種センサ、ウェアラブル・デバイス等が挙げられる。入力I/F部807は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続されても良い。
データI/F部809は、コンピュータ800の外部からデータを入力するためのデバイスである。データI/F部809の具体例としては、各種記憶媒体に記憶されているデータを読み取るためのドライブ装置等がある。データI/F部809は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、データI/F部809は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800へと接続される。
通信I/F部811は、コンピュータ800の外部の装置と有線又は無線により、インターネットNを介したデータ通信を行うためのデバイスである。通信I/F部811は、コンピュータ800の外部に設けられることも考えられる。その場合、通信I/F部811は、例えばUSB等のインタフェースを介してコンピュータ800に接続される。
表示装置813は、各種情報を表示するためのデバイスである。表示装置813の具体例としては、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、ウェアラブル・デバイスのディスプレイ等が挙げられる。表示装置813は、コンピュータ800の外部に設けられても良い。その場合、表示装置813は、例えばディスプレイケーブル等を介してコンピュータ800に接続される。
[その他の実施形態]
以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
例えば記述の実施形態において配当部350は配当金をBC株の保有者に割り当てる構成について説明した。しかしこれに限定されず配当部350は、BC株の保有者に商品やポイントを割り当てる構成でもよい。例えばポイントは仮想通貨の代わりにBC株の取引に用いることが可能である。
また、仮想株取引部150は、BC株トランザクションを作成する際に、所定の条件をトランザクション内に埋め込む構成でもよい。例えばノード10をユーザが所定の期間操作しなかった場合、BC株を放棄する、という条件を埋め込んでもよい。この場合、放棄されたBC株は、例えば証券会社に帰属させてもよいし、他のBC株保有者に分配させてもよい。
さらに既述の実施形態において、ノード10及び仮想株式発行装置30はマイニング部170、及びマイニング部340を備える構成を説明したがこれに限定されない。マイニング部はP2Pネットワークに接続されたノードのうち、少なくともいずれか一つのノードが備えていればよく、すべてのノードが備えていなくてもよい。
なお、TOB等で株式公開買付けを行う者が現れた場合には、図3の通り、個人取引にて株式の売買を行ってもよく、株式公開買付者(株式公開買付者の代理人/仲介者でもよい)が買い付け用のQRコードを表示し、株保有者であるユーザAのノード10がそのQRコードを読み取り、株式公開買付者の口座アドレスを認識して株式公開買付者の残高を確認し、取引が可能であるか否かを判断し、ユーザAが株式公開買付者に株式公開買付者が希望する数量の株を株式公開買付者に送信する構成であってもよい。
また、図3の動作においては個人間の取引になるため、ユーザAが保有するBC株がユーザBが所望するBC株でない場合も想定されるが、ユーザBが株と仮想通貨の取引を行う前にユーザAが保有するBC株を確認する動作を追加することもでき、ユーザAが保有するBC株には付属情報(上場種類(東証1部、東証2部等)、会社情報、上場市場での株価、前回の保有者、購入した証券会社等)が保有されており、その付属情報をユーザBのノードに送信してそのノードで付属情報を参照できる構成とすることもでき、更に、ユーザBが所望するBC株の株数と現在の上場市場での株価を乗算することでユーザBが所望するBC株の現在の上場市場での株価格を算出して提示する構成であってもよい。さらにまた、ユーザBが株と仮想通貨の取引を行う前にユーザAが保有するBC株を確認する動作の別例としては、ユーザAが保有するBC株は証券会社から購入したものであり、この購入履歴をユーザAのノードがユーザBのノードに提示する構成であってもよく、更に、この購入履歴を対象の証券会社に確認して真正の取引にて購入されたBC株であることを証明する動作であってもよい。具体的には、購入履歴を識別する情報をユーザAのノード若しくはユーザBのノードから証券会社のシステムに送信し(この送信の前に証券会社の認証があってもよい)、ユーザAが保有するBC株が真正の取引/株であることを証券会社のシステムが確認し(確認は受信した購入履歴を識別する情報を用いるが、前記付属情報を加えて用いてもよい)、その確認結果をノードに返信する構成であってもよい。
1…取引管理システム、10…ノード、100…ブロードキャスト通信部、110…表示部、120…読取部、130…残高確認部、140…送金部、150…仮想株取引部、160…価格確認部、170…マイニング部、180…記憶部、30…仮想株式発行装置、300…ブロードキャスト通信部、310…表示部、320…送金部、330…仮想株取引部、340…マイニング部、350…配当部、360…記憶部

Claims (7)

  1. 仮想有価証券の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能なコンピュータを、
    端末において表示された少なくとも一つ以上の口座情報から、ユーザを識別する口座アドレスを取得する手段、及び
    前記ユーザの口座アドレスに対して前記仮想有価証券を送信する取引情報を作成し、当該取引情報を前記データベースに送信する手段、
    として機能させる取引管理プログラム。
  2. 前記コンピュータを、さらに
    前記ブロックチェーンを管理する前記データベースとして機能させる、請求項1に記載の取引管理プログラム。
  3. 前記コンピュータを、さらに
    前記取得する手段によって取得したユーザの口座アドレスの残高が、前記仮想有価証券の金額を上回っているか否かを判定する手段として機能させる、請求項1又は2に記載の取引管理プログラム。
  4. 前記データベースは、さらに、
    前記ユーザの端末から、前記コンピュータを利用する他のユーザの口座アドレスに対して、前記仮想有価証券の金額に相当する仮想通貨を送信する取引情報を前記ブロックチェーンで管理する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の取引管理プログラム。
  5. 前記コンピュータを、さらに
    前記ユーザの端末に提示する前記仮想有価証券の金額が、他の取引における仮想有価証券の金額から所定の値以上離れていないか否かを確認する手段として機能させる、請求項1〜4のいずれかに記載の取引管理プログラム。
  6. 仮想有価証券の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能な、ユーザが利用する端末を備え、
    前記端末は、
    他の端末において表示された少なくとも一つ以上の口座情報から他のユーザの口座アドレスを取得する取得部と、
    前記他のユーザの口座アドレスに対して、仮想有価証券を送信する取引情報を作成し、当該取引情報を前記データベースに送信する仮想有価証券取引部と、
    を有し、
    前記他の端末は、
    前記ユーザの口座アドレスに仮想有価証券の金額に相当する仮想通貨を送信する他の取引情報を作成し、当該他の取引情報を前記データベースに送信する送金部、
    を有する取引管理システム。
  7. 仮想有価証券の取引に関する取引情報をブロックチェーンで管理するデータベースに接続可能なコンピュータに、
    ユーザの端末において表示された少なくとも一つ以上の口座情報から、前記ユーザの口座アドレスを取得するステップと、
    前記ユーザの口座アドレスに対して前記仮想有価証券を送信する取引情報を作成し、当該取引情報を前記データベースに送信するステップと、
    を実行させる取引管理方法。
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