JP2021150052A - 二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池の内部圧力が過度に上昇した場合に保護機構を動作させるとともに、保護機構を長期間良好に動作させることを可能とする二次電池を提供する。【解決手段】二次電池は、ケース12と、開口部を封止する蓋部13と、蓋部13に設けられ且つ集電タブ及び負極外部端子31を電気的に接続する集電部と、ケース12の内部圧力が上昇した場合に蓋部13を介して正負短絡を発生させる保護機構50と、を備える。集電部は、負極外部端子31と蓋部13との間に設けられ絶縁材料からなるインシュレータ32を備え、保護機構50は、蓋部13に設けられるとともに、内部圧力に応じて変位して一方の負極外部端子31側に接触することによって正負短絡を発生させる変位部40と、インシュレータ32及びインシュレータ32に隣接する他の部材との間に設けられ、変位部40が変位する空間43及び外部空間を連通する連通路46と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、二次電池に関する。
二次電池として、電極体を電解液とともに収容したケースの開口部を蓋部によって封止したものが既に知られている。この二次電池のなかには、過充電等によりケースの内部圧力が過度に上昇した場合に、ケース内のガスを放出する機構と、電極体から外部端子に至る通電経路を遮断する電流遮断装置とが設けられるものがある(例えば、特許文献1参照)。
電流遮断装置は、負極端子側に設けられ、受圧面を有する第1変形板と、第2変形板と、第1変形板及び第2変形板の間に設けられ電極体側に電気的に接続する通電板と、第2変形板に接触する棒状部材とを備える。棒状部材は、外部端子と接続部材とを接続する締結部材の軸方向に形成された貫通孔に挿通されている。ケース内の空間の圧力が所定レベルを超えて上昇したとき、第1変形板が受圧面にて圧力を受けて通電板側に変位し、第1変形板に設けられた突起が通電板に当接して、通電板を破断する。さらに、突起は、第2変形板を押圧して、上方に反転するように変形させる。これにより、電極体から負極端子に至る通電経路が遮断される。また、第1変形板と通電板との間に設けられた空間を含む第1空間は、貫通孔を介して外部空間に連通されているため、第1空間と電池の内部空間(第3空間)との圧力差が不足することによって電流遮断装置が作動不良となることが抑制される。また、上記電流遮断装置は、貫通孔の出口に透過性の膜を設け、第1空間内への異物の混入を抑制している。
特開2015−191825号公報
しかし、上記電流遮断装置では、貫通孔の出口に設けた膜は棒状部材によって破られるため、破られることより生じた孔から異物が混入しやすい。貫通孔から異物が混入すると、異物が第2変形板等の部材に付着して腐食するおそれがある。なお、こうした課題は、上記した電流遮断装置のように通電板を破断する構造に限らず、二次電池の内部圧力が上昇したときに電極体を保護する保護機構においては概ね共通する課題となっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電池の内部圧力が過度に上昇した場合に保護機構を動作させるとともに、保護機構を長期間良好に動作させることを可能とする二次電池を提供することにある。
上記課題を解決する二次電池は、集電タブが形成された電極体と、前記電極体を電解液とともに収容し開口部を有するケースと、前記開口部を封止する蓋部と、前記蓋部に設けられ且つ前記集電タブ及び外部端子を電気的に接続する集電部と、前記蓋部によって封止された前記ケースの内部圧力が上昇した場合に前記蓋部を介して正負短絡を発生させる保護機構と、を備える二次電池であって、前記集電部は、前記外部端子と前記蓋部との間に設けられ絶縁材料からなるインシュレータを備え、前記保護機構は、前記蓋部に設けられるとともに、前記内部圧力に応じて変位して一方の前記外部端子側に接触することによって他方の前記外部端子との間で正負短絡を発生させる変位部と、前記インシュレータ及び前記インシュレータに隣接する他の部材との間に設けられ、前記変位部が変位する空間及び外部空間を連通する連通路と、を備える。
上記構成によれば、変位部が変位する空間の圧力とケースの内部空間の圧力との差が所定の圧力差に到達することによって、変位部が外部端子側に変位し始めたときに、空間の気体が連通路に押し出される。これにより、空間内は常に外部の圧力と同じ圧力に調整されるため、変位部を、電極体に流れる電流を遮断できる所定位置まで変位させることができる。また、連通路をインシュレータ及びインシュレータに隣接する他の部材との間に設けるため、連通路の経路長、形状及びレイアウトを容易に変更することが可能となり、異物が混入しにくい連通路を形成することができる。したがって、異物が変位部に付着することによる腐食等を抑制できるため、保護機構を長期間良好に動作させることが可能となる。
上記二次電池について、前記連通路は、前記インシュレータの底面に形成された溝部と前記蓋部とによって構成されることが好ましい。
上記構成によれば、連通路を比較的広い範囲に設けることができるため、連通路の経路長、形状及びレイアウト等の自由度をさらに高めることができる。
上記二次電池について、前記連通路は、前記インシュレータの表面に形成された溝部と前記外部端子とによって区画されることが好ましい。
上記構成によれば、連通路を、蓋部の変形等の影響を受けにくい構成とすることができる。
上記二次電池について、前記インシュレータ及び前記蓋部は、前記変位部の外周部に形成された凹凸構造を有することが好ましい。
上記構成によれば、変位部の外周部には凹凸構造が設けられるので、空間への異物の混入を抑制することができる。
上記二次電池について、前記連通路は、前記空間側に設けられた第1開口部と、前記第1開口部に対して反対側に設けられた第2開口部とを備え、前記第2開口部に設けられ、前記連通路の圧力の上昇に応じて膨張可能な封止部をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、第2開口部に封止部を設けるため異物の混入の抑制効果を高めることができる。また、封止部は、連通路の圧力に応じて膨張可能であるため、その膨張した分の容積で、空間から押し出された気体を受け入れることができる。
本発明によれば、電池の内部圧力が過度に上昇した場合に保護装置を確実に動作させるとともに、保護装置を長期間良好に動作させることを可能とすることができる。
二次電池を具体化した第1実施形態について、斜視構造の概略を示す図。 同実施形態における負極集電部の平面図。 図2中、3−3線における負極集電部の断面図。 図2中、4−4線における負極集電部の断面図。 同実施形態における負極集電部の断面図であって、変位部が変位した状態を示す図。 第2実施形態の二次電池の負極集電部の断面図。 第2実施形態の負極集電部の平面図。 変形例の負極集電部の要部断面図。 変形例の負極集電部の断面図。 変形例の負極集電部の平面図。 変形例の負極集電部の平面図。
(第1実施形態)
図1〜図5を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。以下では、二次電池を、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両に搭載されるリチウムイオン二次電池に具体化した例について説明する。
図1に示すように、二次電池11は、開口部を有するケース12と、ケース12の開口部を封止する蓋部13とを備える。ケース12及び蓋部13は、金属材から形成されている。蓋部13には、正極集電部21と負極集電部20とが設けられている。二次電池11は、正極集電部21及び負極集電部20がバスバー等の接続部材を介して他の二次電池11に接続されることにより組電池を構成する。
ケース12及び蓋部13によって形成される内部空間15には、電極体14及び電解液が収容されている。蓋部13には、内部空間15の圧力に応じて、内部空間15の気体を放出する放出部24と、電解液を注入する注入孔25とが設けられている。
電極体14は、複数の負極板18と複数の正極板19とがセパレータ(図示略)を介して交互に積層された積層体である。正極板19は、アルミニウムやアルミニウム合金等の金属材からなる基材と、基材に設けられた正極合剤とを備える。正極合剤は、正極活物質であるリチウム含有複合酸化物や、結着剤や、導電剤等を含む。負極板18の基材には、端部から延出された正極タブ19A(集電タブ)が設けられている。
負極板18は、銅やニッケル等の金属材からなる基材と、基材に設けられた負極合剤とを備える。負極合剤は、例えば、黒鉛などの炭素、金属リチウム、リチウム合金等の負極活物質、結着剤、導電剤等を含む。負極板18の基材には、端部から延出された負極タブ18A(集電タブ)が設けられている。
負極板18及び正極板19は、負極タブ18Aの位置及び正極タブ19Aの位置をそれぞれ揃えた状態で積層される。複数の正極タブ19Aは、束状に集められて、正極タブ群23を構成する。また、複数の負極板18の負極タブ18Aは、束状に集められて、負極タブ群22を構成する。正極タブ群23は、正極集電部21に電気的に接続され、負極タブ群22は、負極集電部20に電気的に接続されている。
図2〜図4を参照して、負極集電部20及び蓋部13の構成について説明する。
図2に示すように、負極集電部20は、負極外部端子31及びインシュレータ32を備えている。負極外部端子31及びインシュレータ32は、蓋部13の表面13A側に設けられている。インシュレータ32は、樹脂等の絶縁材料から形成され、負極外部端子31と蓋部13との間に介在し、蓋部13と負極外部端子31とを絶縁している。
インシュレータ32は、底壁部32A(図3参照)と側壁部32Bとを備えている。底壁部32Aには、貫通孔36が形成されている。貫通孔36は、表面13A側からみて円形の形状を有している。底壁部32A及び側壁部32Bは、負極外部端子31を収容する収容部33を区画している。
図3に示すように、蓋部13は、インシュレータ32の貫通孔36に対応する位置に、変位部40を備えている。変位部40は、蓋部13が薄肉化された領域であって、貫通孔36の内径とほぼ同じ大きさの円形の形状に形成されている。変位部40は、内部空間15の圧力が正常な状態の下では、電極体14側に突出した凹状の形状を有している。また、負極外部端子31は、変位部40に相対向する位置に環状の突出部42を備えている。突出部42と変位部40とは、内部空間15の圧力が正常な状態の下では離間している。また、変位部40と負極外部端子31の底面とにより、空間43が形成される。空間43は、変位部40が変位することが可能なスペースとして機能する。
蓋部13、インシュレータ32及び負極外部端子31には、孔部13B,32C,31Aが設けられている。これらの孔部13B,32C,31Aには、リベット部35が貫挿されている。リベット部35は、先端部がかしめられることにより、蓋部13、インシュレータ32及び負極外部端子31を連結している。また、蓋部13の孔部13Bには、金属材からなるリベット部35と蓋部13とを絶縁する絶縁部38が設けられている。リベット部35の一方の端部は、電極体14に電気的に接続する導電部37に接続され、他方の端部は負極外部端子31と接触している。これにより、リベット部35を介して、導電部37と負極外部端子31とが電気的に接続される。なお、正極集電部21は、インシュレータ32が省略され、正極外部端子が蓋部13に接触した構成である。これにより、蓋部13は、正極と同じ電位になっている。
図4に示すように、インシュレータ32の底面32Fには、溝部45が設けられている。溝部45は、底面32Fから反対側の面に向かって凹状に形成され、底面32Fにて開口している。溝部45は、リベット部35に干渉しない位置に設けられている。本実施形態では、溝部45は、空間43から側壁部32Bに達するまで、直線状に延び、側壁部32Bの外側面32Dで開口している。溝部45は、底面32F側の開口を蓋部13の表面で封止されることにより、空間43と二次電池11の外部空間とを連通する連通路46を構成する。また、連通路46は、空間43側に連通する第1開口部46Aと、側壁部32Bの外側面32Dで開口する第2開口部46Bとを有している。変位部40、負極外部端子31の突出部42、及び連通路46により、電極体14を保護する保護機構50が構成される。
次に図5を参照して、二次電池11の負極集電部20の作用について説明する。空間43は、連通路46を介して二次電池11の外部空間に接続しているため、空間43の圧力は外部空間の圧力と同じ圧力に保たれている。内部空間15の圧力が正常な範囲内にある場合には、空間43と内部空間15との圧力差は、変位部40が変位を開始する変位開始圧よりも小さくなっている。
電極体14への過充電等により内部空間15の圧力が上昇し、空間43と内部空間15との圧力差が、変位部40が変位(反転)を開始する変位開始圧に到達すると、変位部40は、負極外部端子31側への変位を開始する。変位部40が負極外部端子31側に変位すると、空間43が縮小される。空間43は、蓋部13、インシュレータ32、及び負極外部端子31がリベット部35で互いに固定されていることにより、密閉空間となっている。このため、空間43が連通路46を介して外部空間に接続されていない場合には、空間43の圧力は、空間43の容積の縮小に伴い上昇する。そして、変位部40が負極外部端子31の突出部42に接触する前に、空間43と内部空間15との圧力差が変位開始圧を下回ると、変位部40は変位動作を停止する。
本実施形態では、空間43が連通路46を介して外部空間に接続されているため、空間43の容積の縮小に伴い、空間43の気体の一部が押し出されて、第1開口部46Aに流入し、連通路46を通過して第2開口部46Bから外部空間に排出される。これにより、変位部40が変位を開始しても、空間43と内部空間15との圧力差が変位開始圧以上である状態が保たれ、変位部40が負極外部端子31側に突出するように反転して、負極外部端子31の突出部42に接触する。その結果、正極集電部21と電気的に接続する蓋部13に電流が流れて正負短絡が発生する。一方、電極体14には電流が流れないため、電極体14を保護し、電池反応に伴う気体の発生を抑制することができる。また、放出部24は、変位部40が反転した後に開く設定となっているため、内部空間15のガスは、放出部24を介して外部空間に排出される。
このように、本実施形態では、連通路46を、インシュレータ32に形成した溝部45から構成する。例えば、インシュレータ32が射出成形法により成形される場合は、成形用の型に溝部45を形成するための凸部を設ければよく、溝部45の形成が容易である。また、インシュレータ32の成形後に溝部45を加工する場合も、インシュレータ32の底面32Fの切削加工等により容易に形成することができる。また、インシュレータ32の底面32Fのうちリベット部35と干渉しない位置に溝部45を加工すればよいので、経路長の長い溝部45を形成することができる。こうして連通路46の経路長が長くなれば、融雪剤等の薬品や水、粉塵等の異物が連通路46に混入したとしても、混入した異物が連通路46内を移動する過程でその内側面に衝突する機会が増える。その結果、異物が連通路46内に留まりやすくなるため、異物が空間43に到達することを抑制することができる。さらに、温度変化により空間43で結露が生じたとしても、空間43内の水蒸気を、連通路46を介して排出できるため、変位部40に水分が長期間付着するような状況を防ぐことができる。これにより、異物の変位部40への付着を抑制し、保護機構50を長期間良好に動作させることができる。
第1実施形態の効果について説明する。
(1)変位部40によって区画される空間43と外部空間とを連通路46によって接続するため、空間43内は常に外部の圧力と同じ圧力に保たれる。このため、空間43と内部空間15との圧力差を変位開始圧に維持しながら、変位部40を負極外部端子31の突出部42に接触する位置まで変位させることができる。また、連通路46をインシュレータ32に形成された溝部45によって構成するため、連通路46の経路長、形状及びレイアウトを容易に変更することが可能となり、異物が混入しにくい連通路46とすることができる。その結果、異物が変位部40に付着することによる腐食等を抑制できるため、保護機構50を長期間良好に動作させることが可能となる。
(2)連通路46は、インシュレータ32と、表面積が比較的大きい蓋部13との間に設けられるため、連通路46の経路長、形状及びレイアウト等の自由度をさらに高めることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の負極集電部20に、空間43への異物の混入を抑制する構成をさらに設けた点で第1実施形態と異なる。以下、主に第1実施形態と相違する構成について詳細に説明することとし、説明の便宜上、同様の構成については詳細な説明を割愛する。
図6に示すように、蓋部13のうち、変位部40の外周部には、凸部60が形成されている。凸部60は、インシュレータ32の底面32Fに形成された凹部61に嵌合されている。
図7に示すように、凸部60は、溝部45側を一部切り欠いた円環状の形状であって、略C字状をなしている。凹部61は空間43を囲む円環状の形状を有し、凹部61は、溝部45に連通している。凸部60は、空間43に接続する溝部45を閉塞することなく、凹部61に嵌合する。なお、凸部60は、凹部61の幅に対して締め代を有していてもよく、凸部60及び凹部61は、互いに締まり嵌めにより嵌合するようにしてもよい。又は凸部60の幅は、凹部61の幅よりも小さく、凸部60は凹部61との間に僅かな隙間をもって嵌合されていてもよい。
変位部40の外周部に設けられた凸部60及びインシュレータ32に設けられた凹部61からなる凹凸構造により、インシュレータ32及び蓋部13の間の僅かな隙間に水等の異物が浸入したとしても、空間43内にまで浸入することを抑制することができる。
第2実施形態によれば、第1実施形態の(1)及び(2)に記載の効果に加え、以下の効果を得ることができる。
(3)変位部40の外周部には蓋部13に形成された凸部60及びインシュレータ32に形成された凹部61からなる凹凸構造が設けられるので、変位部40への異物の付着を抑制することができる。
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図8に示すように、連通路46の第2開口部46Bに、異物の混入を抑制する封止部65を設けてもよい。封止部65は、連通路46の圧力の上昇に応じて外側に膨張し、第2開口部46Bとの間に小空間を形成可能であり、連通路46の圧力が低下すると元の状態に戻る。この構成によれば、封止部65により、異物の混入の抑制効果を高めることができる。また、封止部65は、連通路46の圧力に応じて膨張可能であるため、膨張したことにより形成した小空間に、空間43から押し出された気体を受け入れることができる。このため、空間43と内部空間15との圧力差を変位開始圧に維持しながら、変位部40を負極外部端子31の突出部42に接触する位置まで変位させることができる。
・連通路46は、インシュレータ32に形成された溝部と、インシュレータ32に隣接する他の部材との間に設けられていればよい。例えば、図9に示すように、溝部45Cは、インシュレータ32の底壁部32Aのうち、負極外部端子31に対向する上面32Eに形成される。この溝部45Cと負極外部端子31とにより、連通路46Cが構成される。連通路46Cは、空間43側で開口する第1開口部46Dと、インシュレータ32の側壁部32Bと負極外部端子31との隙間34付近で開口する第2開口部46Eとを有している。変位部40が変位し、第1開口部46Dに流入した気体は、第2開口部46Eから隙間34を介して外部空間に排出される。この態様によれば、蓋部13が比較的薄く、内部空間15の圧力が過度に上昇し蓋部13が若干膨らむような場合であっても、連通路46Cが蓋部13の変形の影響を受けにくい。このため、空間43の気体を円滑に排出することができる。また、この態様においても、第2実施形態のようにインシュレータ32と蓋部13との間に凹凸構造を設けてもよい。
・インシュレータ32に形成される溝部45は、直線以外の形状であってもよい。例えば図10に示すように、環状部分を有する溝部45Dを形成してもよい。溝部45Dは、空間43に接続し、変位部40の外周部に略環状に設けられる部分と、直線状の部分とから構成されるものであってもよい。また、図11に示すように、蛇腹状に複数回屈曲する形状の溝部45Eを形成してもよい。このようにインシュレータ32に形成された溝部45D,45Eを形成することによって、異物が混入しやすい連通路46とすることができる。
・第2実施形態では、蓋部13に形成された凸部60及びインシュレータ32に形成された凹部61によって凹凸構造を構成した。これに代えて、蓋部13に凹部を設け、インシュレータ32に凸部を設けるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、保護機構50を、負極集電部20に設けるようにした。これに代えて若しくは加えて、保護機構50を正極集電部21に設けるようにしてもよい。つまり、正極集電部21が、正極外部端子と蓋部13との間にインシュレータ32を備えていてもよい。
・上記各実施形態では、電極体14を、複数の極板が積層された電極体14を備える構成に例示して説明した。これに代えて、電極体14を、正極板及び負極板をセパレータを介して重ね、捲回した構成にしてもよい。また、電極体14の正極集電タブ及び負極集電タブの両方を、電極体14の一方の端部(図1中、上側の端部)に設けるのではなく、電極体14の両側(図1中、左側の端部及び右側の端部)にそれぞれ設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、二次電池11がリチウムイオン二次電池である場合について例示した。しかし、これに限らず、二次電池は、その他の非水系電解液の二次電池であってもよいし、ニッケル水素二次電池等の水系電解液の二次電池であってもよい。
・二次電池11は、車両以外の移動体(船舶、航空機等)に用いられてもよく、移動体以外の各種の装置に用いられるものであってもよい。
11…二次電池、12…ケース、13…蓋部、13A…表面、14…電極体、15…内部空間、18…正極板、19…負極板、20…負極集電部、21…正極集電部、31…負極外部端子、32…インシュレータ、32A…底壁部、32B…側壁部、32D…外側面、32E…表面、32F…底面、35…リベット部、36…貫通孔、37…導電部、38…絶縁部、40…変位部、42…突出部、43…空間、45,45C,45D,45E…溝部、46,46C…連通路、46A,46D…第1開口部、46B,46E…第2開口部、50…保護機構、60…凸部、61…凹部、65…封止部。

Claims (5)

  1. 集電タブが形成された電極体と、
    前記電極体を電解液とともに収容し開口部を有するケースと、
    前記開口部を封止する蓋部と、
    前記蓋部に設けられ且つ前記集電タブ及び外部端子を電気的に接続する集電部と、
    前記蓋部によって封止された前記ケースの内部圧力が上昇した場合に前記蓋部を介して正負短絡を発生させる保護機構と、を備える二次電池であって、
    前記集電部は、前記外部端子と前記蓋部との間に設けられ絶縁材料からなるインシュレータを備え、
    前記保護機構は、
    前記蓋部に設けられるとともに、前記内部圧力に応じて変位して一方の前記外部端子側に接触することによって正負短絡を発生させる変位部と、
    前記インシュレータ及び前記インシュレータに隣接する他の部材との間に設けられ、前記変位部が変位する空間及び外部空間を連通する連通路と、を備える
    二次電池。
  2. 前記連通路は、前記インシュレータの底面に形成された溝部と前記蓋部とによって構成される
    請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記連通路は、前記インシュレータのうち前記外部端子側の上面に形成された溝部と前記外部端子とによって構成される
    請求項1に記載の二次電池。
  4. 前記インシュレータ及び前記蓋部は、前記変位部の外周部に形成された凹凸構造を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の二次電池。
  5. 前記連通路は、前記空間側に設けられた第1開口部と、前記第1開口部に対して反対側に設けられた第2開口部とを備え、
    前記第2開口部に設けられ、前記連通路の圧力の上昇に応じて膨張可能な封止部をさらに備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の二次電池。
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