JP2021149882A - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】付加情報の読み取りが困難である場合に読み取り操作を補助することができる画像処理システムを提供する。【解決手段】画像処理システムは、画像情報と多重化対象の第一の付加情報を合成する第一の合成手段と、前記第一の付加情報の位置情報を第二の付加情報として合成する第二の合成手段とを有する記録装置と、第二の付加情報をもとに第一の付加情報を読み取る撮像装置と、を備える。撮像装置は、記録装置が画像情報に画像情報とは異なる付加情報を合成した多重化情報を読み取り解読する。【選択図】図8

Description

本発明は、画像情報と付加情報とを多重化する、画像処理装置及び画像処理方法を含む画像処理システムに関するものである。
従来、画像情報中に、画像に関連のある他の情報を多重化する研究が盛んに行われている。近年では、電子透かし技術と称し、写真、絵画等の画像情報中に、その著作者名や、使用許可の可否等の付加情報を視覚的に判別しづらい様に多重化する技術が利用されている。多重化する情報内容は多様であり、著作権保護や、機密情報の保護や、文字、音声等の伝達方法として様々な方面に適用が可能であり種々の方策が提案されている。多重化された画像は所定のアルゴリズムで解析することで付加情報を取り出すことができる。多重化された画像はインターネット等のネットワークを通じて流通されることがある。他、印刷物として配布という形態で利用をされることもある。
印刷物の具体的方法として、情報を多重化した画像を紙媒体に印刷し、印刷物をカメラやスキャナで読み取った画像から付加情報を復元する技術が知られている。印刷物の形態の例としては、ポスター、手紙、アルバムなどが挙げられる。また多重化された画像や印刷物の配布先として、不特定多数、特定の人物、特定グループのメンバ内だけで共有する、などの場合が考えられる。
先行技術文献では、情報多重化を実現する画像処理装置、および復号方法についての技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。前記画像処理装置は、画像データに情報を埋め込む多重化方式として複数の方式を利用可能な場合に、ユーザが煩わしい設定をすることなく、埋め込まれた情報を取得することが可能な技術である。前記復号方法は、画像に多重化された情報の復号方法およびそのプログラムについての技術である。特に、多重化される1つの付加情報を、複数に分離する付加情報分離装置について記述されている。
特開2017-72958号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、分離した付加情報をひとつの情報として復号する際の読み取りについて、幾何学的ずれ検出により傾きの補正を行うのみとなっている。また、複数の前記付加情報を画像内に合成するとき、前記付加情報の位置を特定するために規則正しい配置とする必要がある。
しかし、画像の読み取り時、多重化された画像中の前記付加情報部分に後述のような問題が生じると、規則性は失われ位置が特定できず、読み取りに失敗しやすい。前記付加情報部分を多重化情報として読み取るために必要な領域に対して、撮像を阻害する事象が前記問題にあたる。例えば、読み取り画角に収まっていない「見切れ」や、光学的に歪んで一部がぼやけたり変形したりする「収差」や、読み取り面と読み取り装置が平行でないことで、前記付加情報部分へとピントが合わずぼやけている「ピントずれ」である。正常に読み取るためには、読み取りを困難にしている問題のうち、何が原因となっているか明らかにし、適切な対応を取る必要がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、付加情報の読み取りが困難である場合には、読み取り操作を補助することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、記録装置が画像情報に前記画像情報とは異なる付加情報を合成した多重化情報を、撮像装置が読み取り解読する画像処理システムであって、前記記録装置は、前記画像情報と多重化対象の第一の付加情報を合成する第一の合成手段と、前記第一の付加情報の位置情報を第二の付加情報として合成する第二の合成手段とを有し、前記撮像装置は、前記第二の付加情報をもとに前記第一の付加情報を読み取ることを特徴とする。
本発明によれば、前記第二の付加情報に基づき、前記第一の付加情報を読み取ることができるよう操作を促すことで、多重化により合成された付加情報の読み取りを、より容易で必要最小限な操作により実行することができる。
本発明の実施形態に関わるシステムの構成図である。 本発明の実施形態に関わるスマートフォンの構成図である。 本発明の実施形態に関わるプリンタの構成図である。 本発明の実施形態に関わる画像情報と付加情報を多重化して印刷する画像処理システムのデータフローを示すブロック図である。 本発明の実施形態に関わる画像情報と付加情報を分離する画像処理装置のデータフローを示すブロック図である。 各種画像と付加情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、記録装置の処理フローチャートである。 本発明の実施形態における、記録装置により生成された画像の一例を示す図である。 本発明の実施形態における、撮像装置の処理フローチャートである。 本発明の実施形態における、ユーザが操作する撮像装置の認識可能範囲内に、前記第一の付加情報が含まれていないときの、撮像装置のUI表示の事例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本実施の形態に記載されている構成要素は、本発明の例としての形態を示すものであり、本発明の範囲をそれらのみに限定するものではない。
[実施形態1]
以下、図面を参照しながら、本実施形態に関わる情報端末装置及びプリンタで構成されるシステム構成について説明する。
図1は本発明の実施形態に関わるシステムの構成図である。スマートフォン4101、4103は通信事業会社の回線を通してインターネット4104に接続されている。スマートフォン4101、4103はルーター4105を通じてメールサーバ4106とも接続されており、通信事業会社の提供するメールサービスを利用できる。スマートフォン4101は更に無線によってプリンタ4102とも接続されている。この接続はWi‐Fi Direct等の通信方式を用いれば実現できる。
なお、本実施形態ではネットワークを構成する端末装置の一例としてスマートフォンをあげているが、携帯電話、タブレット端末、PDA、PC等の端末装置を用いても構わない。例えばスマートフォン4101の代わりにPCを用いる場合、ルーターを介してインターネット4104と接続するように構成してもよい。なお、このルーターはPCをインターネットに接続するために用いるものであり、その目的が果たせればよい。当然ながらルーター4105とは異なるものであってもよく、同一のものであってもよい。また、無線やUSBを介してプリンタ4102と接続してもよい。このように多様な形態で実現できることは自明であろう。
更に、スマートフォン4101とプリンタ4102の接続形態の一例として、機器どうしで直接通信する形態を用いて説明したが、本発明はこの接続形態に限定されるものではない。例えばプリンタ4102をルーター等を介してインターネット4104に接続し、インターネット経由で両者が通信してもよい。なお、このルーターはプリンタ4102をインターネットに接続するために用いるものであり、その目的が果たせればよい。当然ながらルーター4105とは異なるものであってもよく、同一のものであってもよい。
図2はスマートフォン4101の構成図である。4201は装置全体の制御を司るCPUである。4202は様々なプログラムや、その他のデータが記憶されるフラッシュメモリである。なお、フラッシュメモリ4202の代わりに他の種類の不揮発性記憶装置(例えばハードディスク装置)が使われてもよい。4203はプログラムのロード領域やCPU4201のワーク領域として使用されるRAMである。また、スマートフォン4101は、メモリカード4205のカードリーダ/ライタ4204も有する。メモリカード4205は、読み取り可能な記憶媒体の一例である。そして、カードリーダ/ライタ4204は、記憶媒体の駆動装置の一例である。
スマートフォン4101はさらに、操作部4206、表示部4207、撮像部4208、音声入力部4209、音声出力部4210を備える。操作部4206は、ユーザからの入力を受け付ける入力装置である。表示部4207は、タッチスクリーンであってもよい。タッチスクリーンである場合、操作部と表示部双方の役割を果たす。撮像部4208は、カメラ機能を提供する機能部である。カメラは撮影用途のみではなく、例えば画像情報に付加情報を埋め込んだ多重化済み画像情報の印刷物を読み取り、多重化された付加情報を分離する処理の対象データとして取り込むためにも用いられる。なお、多重化された付加情報の分離処理はフラッシュメモリ4202等にインストールされたプログラムによって実行できる。また、分離処理で使用するアルゴリズムは公知の技術を利用する。
スマートフォン4101は4211の携帯電話回線接続部も備えており、本構成要素を介して携帯電話回線網に接続できる。携帯電話回線接続部4211により、電話機能およびデータ通信機能を使用できる。4212の無線LANインタフェイスは、例えば、IEEE 802.11aなどの規格に対応した通信インタフェイスである。スマートフォン4101は無線LANインタフェイス4212を介してIP(Internet Protocol)ネットワークに接続可能である。更に、4212の無線LANインタフェイスは、無線LANアクセスポイントとしての機能も備えており、その機能を利用して、無線LANインタフェイス4308を備えるプリンタ4102と接続することもできる。
4214はUSB、IEEE1394、HDMI等のデジタルインタフェイスであり、有線接続により外部機器と接続するために用いられる。プリンタ4102が対応するインタフェイスを備えていれば、無線LANインタフェイス4212の代わりに本インタフェイスを用いて接続することもできる。スマートフォン4101内は、これらの構成要素がバス4213を介して接続されている。
なお、上記ではスマートフォン4101とプリンタ4102の接続の一例として、スマートフォン4101が無線LANのアクセスポイントとしての機能を備えている場合を示した。しかし、本発明における接続形態は上記に限定されるものではなく、多様な接続形態を適用できる。例えば、プリンタ4102が無線LANアクセスポイントとしての機能を備えていてもよい。スマートフォン4101とプリンタ4102をルーターを介して接続してもよい。なお、このルーターはスマートフォン4101とプリンタ4102を接続するために用いるものであり、その目的が果たせればよい。当然ながらルーター4105とは異なるものであってもよく、同一のものであってもよい。
また、上記では不揮発性メモリの一例としてフラッシュメモリ4202を用いる例を示したが、代わりにハードディスク装置等を用いても良い。メモリカード4205及びカードリーダ/ライタ4204の代わりに他の種類の記憶媒体及び駆動装置を用いてもよい。利用可能な記憶媒体としては、磁気ディスクや半導体メモリ等、多様なものを適用できる。CPU4201が実行するプログラムは、予めフラッシュメモリ4202あるいは代替となる不揮発性メモリにインストールされていてもよい。または、メモリカード4205あるいは代替となる他の記憶媒体に記憶しているものを読み出してインストールしてもよい。あるいは、ネットワークからダウンロードしたものをインストールしてもよい。
図3はプリンタ4102の構成図である。プリンタ4102において、4301は装置全体の制御を司るCPU、4302はプログラムを記憶しているROM、4303はCPU4301のワークエリアとして使用されるRAMである。CPU4301は、ROM4302に記憶されているプログラムを実行し、プリンタ4102が備える様々な機能を制御する。無線LANインタフェイス4308はIEEE 802.11aなどの規格に対応した無線LANアクセスポイントと通信可能である。プリンタ4102は無線LANインタフェイス4308を用いて、TCP/IPプロトコルを使用して他の機器と通信可能である。無線LANアクセスポイントとしての機能を備えるスマートフォン4101とも通信可能である。
4310はUSB、IEEE1394、HDMI等のデジタルインタフェイスであり、有線接続により外部機器と接続するために用いられる。スマートフォン4101が対応するインタフェイスを備えていれば、無線LANインタフェイス4308の代わりに本インタフェイスを用いて接続することもできる。スマートフォン4101には、使用者から印刷実行が命令された場合に記録対象の画像情報や付加情報、記録品位等の記録設定情報を取りまとめてプリンタ4102と通信するためのプリンタドライバ4351が設けられている。このプリンタドライバ4351を用いてプリントジョブが発行されると、無線LANインタフェイス4308を介してジョブに関連するデータがRAM4303に格納される。
画像処理部4307はRAM4303から画像データを読み込み、処理を行う。各種画像データ形式に対応したデコード処理、画像解析、輝度信号(RGB)から濃度信号(CMYK)への変換、スケーリング、ガンマ変換、ハーフトーニング等を行い、印刷データを生成してRAM4303に書き出す。そして、RAM4303に格納されたデータが所定のデータ量に達すると、記録部4306による記録動作が実行される。記録部4306はCPU4301の制御によりRAM4303に格納されている印刷データを読み出しハードコピーとして記録出力する。
4304は操作部であり、使用者のキー入力を通じてプリンタ4102の電源ON/OFFやプリントジョブのキャンセル等を実行できる。4305は表示部であり、プリントジョブの進捗状況や紙詰まり等のエラーを使用者に通知できる。これらの構成要素がバス4309を介して接続されている。
なお、画像情報に付加情報を多重化して印刷する場合は次のようにする。図4は、画像情報に付加情報を多重化して印刷する画像処理システムのデータフローを示すブロック図である。ここでいう画像処理システムとは、図1のスマートフォン4101とプリンタ4102で構成されたシステムを指す。
入力端子4401は、多階調の画像情報D01を入力するための端子である。また、入力端子4402は、多階調の画像情報D01中に埋め込まれる任意の大きさを持つ付加情報Xを入力するための端子である。付加情報Xとしては、入力端子4401から入力される画像情報D01に関連する情報、例えば、画像情報D01の著作権に関する情報や、画像情報D01に関連しない情報、例えば、音声情報や、テキスト文書情報、その他別の画像情報等が考えられる。入力端子4401は、画像形成部4403に接続されている。
画像形成部4403では、入力された画像情報D01を印刷用の解像度であるW画素×H画素の大きさの変倍済み画像情報D02に変換する。なお、大きさの変換手段としては、公知である最近隣補間、線形補間等いずれの方法を用いてもよい。画像形成部4403は、付加情報多重化部4404に接続されており、変倍済み画像情報D02は、付加情報多重化部4404に入力される。
付加情報多重化部4404は、印刷された際に埋め込まれた付加情報が目立たないように変倍済み画像情報DD02に付加情報Xを埋め込むための装置である。付加情報多重化部4404で変倍済み画像情報D02中に付加情報Xが埋め込まれた後、多重化済み画像情報D03が出力される。付加情報多重化部4404は、印刷データ生成部4405に接続されている。印刷データ生成部4405は、多重化済み画像情報D03から印刷データD04を生成し、出力する。
なお、図4における各処理ブロックはスマートフォン4101及びプリンタ4102のいずれに配置してもよい。例えば、画像情報への付加情報の多重化を、プリンタ4102における上記画像処理の過程で実行してもよい。あるいはスマートフォン4101にインストールされたプログラムによって実行してもよい。いずれの場合であっても、各実行形態に適した公知の技術を利用すればよい。
以上、図4を用いて画像情報と付加情報を多重化して印刷するデータフローを説明したが多重化済み画像情報の出力形態は印刷に限定されるわけではない。例えば多重化済み画像情報D03を電子データとして保存し、活用することもできる。その場合、ディスプレイ等の表示機器で表示できる。また、電子データとして保存する場合、該当データの配布方法はネットワーク経由やメモリカード等の不揮発性メモリ経由等、多種多様な手段が活用できる。
また、図5は、図4の画像処理システムによる印刷画像を読み取って付加情報を抽出する画像処理装置のデータフローを示すブロック図である。図4の画像処理システムを用いて印刷した印刷画像情報D11を撮像部4452で読み取ってスキャン画像情報D12を得る。なお、撮像部4452は図2では撮像部4208が該当し、撮像部4452をもつ撮像装置は一般的なイメージスキャナのみではなく、デジタルカメラやスマートフォンに搭載されているカメラ等を用いても良い。次いで、スキャン画像情報D12は、付加情報分離部4453に入力される。付加情報分離部4453では公知技術を適用して画像情報D13と付加情報Xを分離し、それぞれを出力端子4454及び4455に出力する。
以上、図5を用いて印刷画像情報から画像情報と付加情報を分離するデータフローを説明したが、多重化済み画像情報の入力形態は印刷画像情報に限定されるわけではない。例えば多重化済み画像情報を電子データとして保存しておき、スキャン画像情報D12の代わりとすることもできる。あるいは、多重化済み画像情報の電子データのディスプレイ等による表示を別の撮像装置で読み込み、スキャン画像情報D12の代わりとして用いることもできる。
図6は各種画像と付加情報の一例である。人や山が描かれた画像が、画像情報D01の一例4501である。テキスト情報と座標が、付加情報Xの一例4502である。テキスト情報とは、画像の撮影日時・撮影場所・画像内の人物名などがある。座標とは、分離結果の一例4505で、テキスト情報を画像情報D01のどこに表示するかを示すものである。画像情報D01の外に表示したいテキスト情報は、座標を「なし」としている。
画像情報D01の一部に付加情報Xが多重化され、多重化実施領域4503が存在する画像が、多重化済み画像D03の一例4504である。スマートフォン4101によって多重化済み画像D03から分離した付加情報に基づいて表示した結果が、分離結果の一例4505である。座標指定があるテキスト情報は画像情報D01内の指定座標に表示され、座標指定がないテキスト情報は画像情報D01の外に表示される。
以下、図7〜図10を用いて、本発明の第1の実施形態として説明する。具体的には、使用する画像処理装置が顔認識機能を持ち、付加情報埋め込み箇所の決定および読み取りに前記顔認識機能を活用する場合について説明する。
図7は、記録装置の処理フローチャートである。この処理は、画像情報D01に付加情報Xを合成するときに、記録装置で実行される。前記記録装置は、図1におけるスマートフォン4101が該当する。まず初めに、ステップS4610において、ユーザに画像情報D01と付加情報Xを選択させる。続いて、ステップS4620において、付加情報Xの位置情報を多重化情報として埋め込む箇所となる箇所Aを決定する。決定方法は後述する。
箇所Aを決定したら、ステップS4630において、付加情報Xを埋め込む箇所Bを決定する。箇所Bは箇所Aと重ならない箇所とする。続いて、ステップS4640において、箇所Aに対する、箇所Bの相対的な位置関係として位置情報Yを取得する。続いてステップS4650において、画像情報D01の箇所Aおよび箇所Bに、それぞれ位置情報Yおよび付加情報Xを多重化情報として合成する。最後に、ステップS4660において、前記多重化情報が合成された画像である多重化済み画像情報D03を出力して処理を終了する。
箇所Aの決定方法は、まず初めに、ステップS4621において、画像情報D01の解析を行う。ステップS4622において、解析した画像に、機械的に判別可能な顔が映っているか判定する。顔があると判断した場合は、ステップS4623において、顔であると判別した位置を箇所Aとして決定する。顔がない場合は、ステップS4624において、画像の中心部分を箇所Aとして決定し、決定処理は終了する。なお、前記記録装置はスマートフォン4101としたが、同等の処理をプリンタ4102で行ってもよい。
図8は、図7の処理フローに基づいて、記録装置により生成された画像の一例である。人や山が描かれた画像が、画像情報D01の一例4710である。4710に多重化情報を合成すると、画像情報D03の一例4711のように、人の顔部分の箇所4712および4713を箇所Aとして位置情報Yを埋め込み、顔以外の箇所4714を箇所Bとして付加情報Xを埋め込む。また、人の顔が写っていない、海とヨットの描かれた画像が、画像情報D01の一例4720である。4720に多重化情報を合成すると、画像情報D03の一例4721のように、画像の中心部分4722を箇所Aとして位置情報Yを埋め込み、中心ではない任意の部分4723および4724を箇所Bとして付加情報Xを埋め込む。
なお、画像情報D03の一例4711では箇所Aを、画像情報D03の一例4721では箇所Bをそれぞれ2つ存在するものとして説明したが、本発明において箇所Aまたは箇所Bは、それぞれについて、1画像につき1つでもよく、また複数存在してもよい。また、付加情報Xの多重化情報量が箇所Aの領域に収まる大きさであれば、箇所Bを設けず箇所Aに直接付加情報Xを多重化して埋め込んでもよい。
図9は、撮像装置の処理フローチャートである。この処理は撮像装置で実施される。前記撮像装置は、図5における撮像部4452が該当する。まず初めに、ステップS4810において、ユーザは画像情報D03の撮像を開始する。続いて、ステップS4820において、撮像装置は位置情報Yの取得を行う。取得方法は後述する。続いて、ステップS4830において、位置情報Yが示す位置が撮像フレーム内に存在するか判定を行う。以下、位置情報Yが示す位置を箇所Cと記す。見切れて存在しない場合は、ステップS4840において、撮像フレーム内に箇所Cが収まるよう、位置情報Yに基づき撮像箇所の移動を促すUI表示を行う。なお、読み取り不良の原因は見切れのみに限らず、収差による撮像フレーム端のゆがみや光源からの強い光による反射が原因であってもよい。
撮像フレームに箇所Cを収めることができた場合は、ステップS4850において、画像情報D03上の箇所Cにフォーカスが合っているかを判定する。フォーカスがずれている場合は、ステップS4860において、箇所Cにフォーカスが合うよう自動調整を行う。続いて、ステップS4870において、箇所Cに埋め込まれた多重化情報を、付加情報Xとして読み込む。最後に、ステップS4880において、検出した多重化情報を分離および解析し、処理を終了する。
位置情報Yの取得方法は、まず初めに、ステップS4821において、撮像した画像に、機械的に判別可能な顔が映っているか判定する。顔があると判断した場合は、ステップS4822において、撮像装置の機能により顔と判定した位置に、埋め込まれている多重化情報を位置情報Yとして読みこむ。顔がない場合は、ステップS4823において、画像の中心に埋め込まれた多重化情報を位置情報Yとして読みこみ、処理は終了となる。
図10は、図9のステップS4840における、撮像装置のUI表示の事例を示す図である。まず初めに、4910において、位置情報Yを認識した箇所4912に対する箇所Cの相対的な位置関係を、矢印4911を表示することで表現する。また、位置情報Yを認識した箇所4912を、ほかの領域と色味を変えて表示し、ユーザが移動動作の起点を認識するための目印とする。続いて、4920において、箇所Cに該当する箇所4921を、ほかの領域と色味を変えて表示し、ユーザがどこまで移動動作を続けたら良いか認識するための目印とする。
なお、箇所4912および箇所4921について、色味を変えることを挙げているが、明るさや彩度を変えてもよく、特定の色で塗りつぶしても、領域上に何らかの絵柄を重ねてもよく、視認できる枠で領域を囲むかたちでも構わない。また、箇所4912および箇所4921に対する実施に限らず、それ以外の領域に対して実施しても構わない。また、視認できるものに限らず、音声や振動といった表現を用いて、移動操作を促す構成としてもよい。箇所4912および箇所4921とそれ以外の領域について、別種の領域であることをユーザが認識できればよい。
[その他の実施形態]
上記の実施形態においては、顔認識機能を用いた構成とした。しかし、別の認識機能を用いてもよく、顔認識機能の代わりに文字認識機能や動体追尾機能、さらにペットや野鳥といった動物の認識機能、円形や四角形といった物体の形状認識機能を用いた構成であってもよい。なお、顔認識機能の一種として、笑顔検出や寝顔検出といった表情検出機能を用いてもよい。また、顔認識機能は不特定の顔に対してだけでなく、特定の個人の顔を検出する機能を用いてもよい。関連して、手や耳介、虹彩といった個人特定のために利用される画像認識機能を用いた構成であってもよい。上記の実施形態における箇所Aとなる部分が、撮像装置がフォーカスを合わせやすい領域となっている構成であればよい。
また、上記の実施形態においては、顔がない場合、すなわち認識機能を用いない場合には、画像の中心に多重化情報を埋め込む構成とした。しかし、画像の中心以外の部分に埋め込んでもよく、画像の端部のほか、任意の箇所であってもよい。また、多重化情報の読み取りやすさが画像によって異なることを利用し、色差が平坦な箇所を箇所A、色差が急勾配な箇所を箇所Bとしてもよい。
また、上記の実施形態においては、静止画での実装としたが、静止画だけでなく、動画であってもよい。動画の各フレームに多重化処理を施し、動画を再生または停止させながら多重化情報を読み取る構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、位置情報Yは、箇所Aに対する箇所Bの相対的な位置関係とした。しかし、位置情報Yは、相対的な座標位置や、画像上の絶対的な座標位置でもよく、箇所Bの位置を示す情報であればよい。
また、上記の実施形態においては、撮像装置の操作はユーザが行うものとした。しかし、操作の主体は人間以外でもよく、機械による操作であってもよい。機械による操作では、図9のステップS4840におけるUI表示を行う代わりに、機械を自動制御することにより、撮像フレーム内に付加情報Xの位置が収まるよう、位置情報Yに基づいて撮像箇所を移動させる。
また、上記の実施形態においては、箇所Cが撮像フレーム内に収まるような処理と、箇所Cにフォーカスが合うようにする処理の両方に対応する構成としたが、両方に対応しなくてもよく、どちらか片方だけに対応していてもよい。箇所Cが、撮像フレーム内に収まっており、且つフォーカスの合っている状態で、図9のステップS4870の処理に遷移できればよい。
4101 スマートフォン
4102 プリンタ
4103 スマートフォン
4104 インターネット
4105 ルーター
4106 メールサーバ

Claims (11)

  1. 記録装置が画像情報に前記画像情報とは異なる付加情報を合成した多重化情報を、撮像装置が読み取り解読する画像処理システムであって、
    前記記録装置は、前記画像情報と多重化対象の第一の付加情報を合成する第一の合成手段と、前記第一の付加情報の位置情報を第二の付加情報として合成する第二の合成手段とを有し、
    前記撮像装置は、前記第二の付加情報をもとに前記第一の付加情報を読み取ることを特徴とする画像処理システム。
  2. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記撮像装置は、特定の物体を認識または追尾する機能を有し、
    前記記録装置は、前記第二の合成手段により得られる前記第二の付加情報を、画像内にある特定の位置へと埋め込む位置決定手段を有することを特徴とする画像処理システム。
  3. 請求項2記載の画像処理システムにおいて、
    前記撮像装置は、前記認識または追尾する機能として顔認識機能を有することを特徴とする画像処理システム。
  4. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記記録装置は、前記第二の合成手段を用いるとき、前記第二の付加情報を前記第二の合成手段を用いて画像内の一意的な位置へと埋め込む位置決定手段を有することを特徴とする画像処理システム。
  5. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記第一の付加情報の情報量が所定の情報量以下であるとき、前記第一の付加情報を前記第二の合成手段を用いて画像内にある特定の位置へと埋め込む位置決定手段を有することを特徴とする画像処理システム。
  6. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記撮像装置が、前記第二の付加情報は読み取れるが前記第一の付加情報を読み取れない場合は、前記第二の付加情報から前記第一の付加情報の位置に合わせフォーカスを変更することを特徴とする画像処理システム。
  7. 請求項1に記載の画像処理システムにおいて、
    前記撮像装置が、前記第二の付加情報は読み取れるが前記第一の付加情報を読み取れない場合は、前記第一の付加情報を読み取れるよう撮影箇所を変更することを特徴とする画像処理システム。
  8. 請求項7に記載の画像処理システムにおいて、
    前記第一の付加情報が、前記撮像装置の撮影しているフレームから見切れている場合は、該当箇所がフレームに収まるよう撮影箇所を変更することを特徴とする画像処理システム。
  9. 請求項7に記載の画像処理システムにおいて、
    前記第一の付加情報が、前記撮像装置の収差により歪んでしまい読み取れない場合は、該当箇所を正常に読み取ることができるよう撮影箇所を変更することを特徴とする画像処理システム。
  10. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像処理システムにおいて、
    前記撮像装置をユーザが操作している場合は、前記第一の付加情報を読み取れるよう撮影箇所を移動する操作をユーザに指示することを特徴とする画像処理システム。
  11. 請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像処理システムにおいて、
    前記撮像装置を機械が操作している場合は、前記第一の付加情報を読み取れるよう自動制御により撮影箇所を移動することを特徴とする画像処理システム。
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