JP2021149634A - 情報提供システム - Google Patents

Abstract

【課題】芝に関するサービスの利用を促進することができる情報提供システムを提供すること。【解決手段】情報提供システム１は、ガーデナー端末２００と、ガーデナー端末２００と通信可能に接続される顧客端末３００と、を備える。顧客端末３００を使用する顧客３０と、ガーデナー端末２００を使用するガーデナー２０との間で芝に関する取引の契約が成立した場合、ガーデナー端末２００は、ガーデナー２０が提供する芝の状態を示す芝状態情報を生成し、顧客端末３００へ送信する芝状態情報生成部２１１を有し、顧客端末３００は、芝状態情報に基づいて、ガーデナー２０によって提供される芝を選択する芝選択部３１１を有する。【選択図】図４

Description

本発明は、情報提供システムに関する。

従来、地球環境の保護に配慮し、資源を有効活用するために、植物をリサイクルし、再利用する様々な技術が提案されている（例えば、特許文献１参照）。特許文献１に記載の技術は、リサイクルを促進するために、廃棄植物の引取り料等に応じて廃棄植物を原料とする有機質資材の販売価格を値引きすることを開示している。

特開２００５−７１３４３号公報

公園、ホテル、イベント会場、ゴルフ場等で用いられる芝は、刈り取り、水やり、肥料の供給等の定期的なメンテナンスを必要とする。このようなメンテナンスを定期的に実施するために、芝を利用する利用者は、メンテナンス等の芝に関するサービスを提供するガーデナー（庭師、造園業者ともいう）に芝の管理を依頼する場合が多い。しかし、従来の手法では、芝に関するサービスを提供したいガーデナーと、芝に関するサービスを受けたい利用者（顧客）とのをマッチングさせて、芝に関するサービスを有効に利用することが困難であった。

そこで、本発明は、芝に関するサービスの利用を促進することができる情報提供システムを提供することを目的とする。

本発明に係る情報提供システム（例えば、後述の情報提供システム１）は、ガーデナー端末（例えば、後述のガーデナー端末２００）と、前記ガーデナー端末と通信可能に接続される顧客端末（例えば、後述の顧客端末３００）と、を備える情報提供システムであって、前記顧客端末を使用する顧客と、前記ガーデナー端末を使用するガーデナーとの間で芝に関する取引の契約が成立した場合、前記ガーデナー端末は、前記ガーデナーが提供する芝の状態を示す芝状態情報を生成し、前記顧客端末へ送信する芝状態情報生成部（例えば、後述の芝状態情報生成部２１１）を有し、前記顧客端末は、前記芝状態情報に基づいて、前記ガーデナーによって提供される芝を選択する芝選択部（例えば、後述の芝選択部３１１）を有する。

また、前記芝状態情報は、前記芝の使用状態と、前記芝の取引に関する料金と、を含み、前記ガーデナー端末は、前記芝の使用状態に応じて芝の取引に関する料金を設定する芝料金設定部（例えば、後述の芝料金設定部２１２）を更に備える。

また、前記芝料金設定部は、前記芝の使用状態が未使用である場合、前記芝の取引に関する料金を所定の価格に設定し、前記芝の使用状態が使用済みである場合、前記芝の取引に関する料金を前記所定の価格から所定の割合の金額を減算した価格に設定する。

また、前記芝料金設定部は、前記芝の使用状態が使用済みである場合、前記芝が再生不可能であれば、前記芝の取引に関する料金を、前記所定の価格から、前記芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量に相当する金額を減算した価格に設定する。

本発明によれば、芝に関するサービスの利用を促進することができる情報提供システムを提供することができる。

本実施形態に係る管理会社、ガーデナー及び顧客の関係を示す概要図である。 本実施形態に係る情報提供システムの構成の一例を示す図である。 情報提供装置の構成の一例を示す図である。 ガーデナー端末の構成の一例を示す図である。 芝が再生可能である場合に、使用済みの芝の使用面積と、芝の取引に関する料金の減算の割合との関係を示す図である。 芝が再生不可能である場合に、使用済みの芝の使用面積と、芝の取引に関する料金の減算の割合との関係を示す図である。 顧客端末の構成の一例を示す図である。 情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートである。

以下、図面を参照し、本発明の情報提供システムの実施形態について説明する。
図１は、本実施形態に係る管理会社１０、ガーデナー２０及び顧客３０の関係を示す概要図である。

本実施形態において、管理会社１０は、刈り取られ、廃棄物となった芝を発酵させ、その発酵物を用いてエネルギーを発生させるための発酵システムをガーデナー２０へ提供する。

発酵システムは、例えば、芝を発酵させる発酵装置と、芝を発酵させた発酵物からメタンガス、一酸化炭素、二酸化炭素等のバイオガスを取得するバイオガス取得装置と、バイオガスを用いて水素及び電気等のエネルギーを発生させるエネルギー発生装置と、発生させたエネルギーを貯蔵するエネルギー貯蔵装置と、を備える。エネルギー発生装置は、例えば、バイオガスから水素を発生させるための改質装置や、バイオガスから電気を発生させるためのバイオガス用の発電機を有する。なお、発酵システムは、芝を発酵させて、発酵物からエネルギーを発生させるための他の構成を備えていてもよい。

このような発酵システムは、管理会社１０からガーデナー２０へ有償又は無償で提供又は貸与される。また、管理会社１０は、発酵システムのメンテナンス等を有償又は無償で行ってもよい。そして、管理会社１０は、発酵システムによって生じたエネルギーをガーデナー２０から供給される。

ガーデナー２０は、庭師、造園業者とも呼ばれ、定期的な芝の刈り取り等の芝の管理や、芝の貸与（レンタル）等の芝に関するサービスを顧客３０へ提供する。
また、ガーデナー２０は、管理会社１０から提供された発酵システムを用いて、廃棄物となった芝を発酵させる。そして、ガーデナー２０は、発酵システムを用いて、発酵させた発酵物から水素、電気等のエネルギーを生じる。

ガーデナー２０は、芝に関するサービスの提供のために、芝を育成する。そして、使用済みの芝又は不要となった芝は、廃棄物として発酵に用いられる。
また、ガーデナー２０は、発酵した芝の溶液や、二酸化炭素等のようなバイオガスを、芝を育成するための肥料として用いてもよい。

顧客３０は、例えば、公園運営会社、ホテル、イベント運営者、ゴルフ場運営会社、個人ユーザ等であり、ガーデナー２０から芝に関するサービスの提供を受ける。顧客３０は、芝に関するサービスの対価として料金をガーデナー２０へ支払う。また、顧客３０は、芝の刈り取り等の芝の管理によって生じた廃棄物である芝をガーデナー２０へ提供する。

このように本実施形態において、管理会社１０、ガーデナー２０及び顧客３０は、芝に関するサービス及び発酵させた芝から生じるエネルギー及びそれらに対する対価を授受する関係を有する。

図２は、本実施形態に係る情報提供システム１の構成の一例を示す図である。図２に示すように、情報提供システム１は、情報提供装置１００と、ガーデナー端末２００と、顧客端末３００と、を備える。

情報提供装置１００は、図１に示す管理会社１０によって使用され、ネットワークＮＷを介してガーデナー端末２００及び顧客端末３００を通信可能に接続される。

ガーデナー端末２００は、図１に示すガーデナー２０によって使用され、ネットワークＮＷを介して情報提供装置１００及び顧客端末３００を通信可能に接続される。
ガーデナー端末２００は、芝に関するサービスについてのガーデナー情報を情報提供装置１００へ提供する。

顧客端末３００は、図１に示す顧客３０によって使用され、ネットワークＮＷを介して情報提供装置１００及びガーデナー端末２００を通信可能に接続される。
顧客端末３００は、芝に関する依頼情報をガーデナー端末２００へ提供する。

図３は、情報提供装置１００の構成の一例を示す図である。図２に示すように、情報提供装置１００は、制御部１１と、記憶部１２と、通信部１３と、を備える。

制御部１１は、例えば、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）等のハードウェアプロセッサがプログラム（ソフトウェア）を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部又は全部は、ＬＳＩ（Ｌａｒｇｅ Ｓｃａｌｅ Ｉｎｔｅｇｒａｔｉｏｎ）やＡＳＩＣ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）、ＦＰＧＡ（Ｆｉｅｌｄ−Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ）、ＧＰＵ（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）等のハードウェア（回路部を含む）によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）やフラッシュメモリ等の記憶装置（非一過性の記憶媒体を備える記憶装置）に格納されていてもよいし、ＤＶＤやＣＤ−ＲＯＭ等の着脱可能な記憶媒体（非一過性の記憶媒体）に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。

記憶部１２は、例えば、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）、フラッシュメモリ、ＥＥＰＲＯＭ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ Ｅｒａｓａｂｌｅ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）等の非一過性の記憶媒体を備える記憶装置、又はＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等により実現される。

通信部１３は、ネットワークＮＷを介してガーデナー端末２００及び顧客端末３００等の外部機器と通信するための通信インターフェースである。

次に、制御部１１の処理について説明する。図３に示すように、制御部１１は、ガーデナー情報取得部１１１と、ガーデナー情報送信部１１２と、エネルギー情報受信部１１３と、料金情報生成部１１４と、を備える。

ガーデナー情報取得部１１１は、顧客端末３００から依頼情報を受信すると、ガーデナー情報記憶部１２１を参照して、依頼情報に合致するガーデナー情報を取得する。

ここで、依頼情報は、顧客３０が希望する芝に関するサービスの内容及びサービスの料金を含む。また、依頼情報は、更に、ガーデナーによって提供される芝の品種、芝に用いられる肥料の種類、芝に関する取引によって生じた芝の処理方法、及び芝を用いて生じるエネルギー等を含んでもよい。

ガーデナー情報記憶部１２１は、ガーデナー端末２００から予め受信し、蓄積されたガーデナー情報を記憶する。ガーデナー情報は、ガーデナーによる芝に関するサービスの内容、芝に関するサービスの料金、ガーデナーによって提供される芝の品種、芝に用いられる肥料の種類、芝に関する取引によって生じた芝の処理方法、及び芝を用いて生じるエネルギーを含む。また、ガーデナー情報は、更に、芝に関するサービスの提供時間、ガーデナーの所在地等の情報を含んでもよい。

ガーデナー情報送信部１１２は、ガーデナー情報取得部１１１により取得されたガーデナー情報を顧客端末３００へ送信する。顧客端末３００へ送信されたガーデナー情報により、顧客端末３００を使用する顧客３０は、どのガーデナー２０と契約するかどうかを判断することができる。

エネルギー情報受信部１１３は、顧客端末３００を使用する顧客３０とガーデナー端末２００を使用するガーデナー２０との間で芝に関する取引の契約が成立した場合、契約が成立したガーデナー端末２００から、芝に関する取引によって生じた芝を用いて生じたエネルギーのエネルギー量を含むエネルギー情報を受信する。なお、情報提供装置１００は、芝に関する取引の契約の成立を示す契約情報を生成し、契約情報を芝に関する取引に関係するガーデナー端末２００及び顧客端末３００へ送信する。また、契約情報は、ガーデナー端末２００及び／又は顧客端末３００によって生成され、芝に関する取引に関係する情報提供装置１００、ガーデナー端末２００及び顧客端末３００へ送信されてもよい。

具体的には、エネルギー情報受信部１１３は、契約が成立したガーデナー端末２００から、芝に関する取引によって生じた芝を発酵させ、発酵させた発酵物を用いて生じたエネルギーのエネルギー量を含むエネルギー情報を受信する。

ここで、芝に関する取引は、例えば、定期的な芝の刈り取り等の芝の管理や、芝の貸与（レンタル）等の芝に関するサービスをガーデナー２０から顧客３０へ提供し、顧客３０からガーデナー２０へ芝に関するサービスの対価として料金を支払うことを含む。また、エネルギー情報は、発酵物を用いて生じたエネルギーのエネルギー量及びエネルギーの種類を含む。

料金情報生成部１１４は、エネルギーのエネルギー量に応じた料金情報を生成し、料金情報をガーデナー端末２００へ送信する。ここで、料金情報は、エネルギー量に対応する所定の価格及び手数料等を含む。

図４は、ガーデナー端末２００の構成の一例を示す図である。図４に示すように、ガーデナー端末２００は、制御部２１と、記憶部２２と、通信部２３と、表示部２４と、操作部２５と、を備える。

制御部２１は、例えば、ＣＰＵ等のハードウェアプロセッサがプログラム（ソフトウェア）を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部又は全部は、ＬＳＩやＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、ＧＰＵ等のハードウェア（回路部を含む）によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めＨＤＤやフラッシュメモリ等の記憶装置（非一過性の記憶媒体を備える記憶装置）に格納されていてもよいし、ＤＶＤやＣＤ−ＲＯＭ等の着脱可能な記憶媒体（非一過性の記憶媒体）に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。

記憶部２２は、例えば、ＨＤＤ、フラッシュメモリ、ＥＥＰＲＯＭ、ＲＯＭ等の非一過性の記憶媒体を備える記憶装置、又はＲＡＭ等により実現される。

通信部２３は、ネットワークＮＷを介して情報提供装置１００及び顧客端末３００等の外部機器と通信するための通信インターフェースである。
表示部２４は、画像を表示する装置である。表示部２４は、例えば、ＬＣＤや有機ＥＬ等である。

操作部２５は、表示部２４を操作するためのボタン等で構成される。また、表示部２４及び操作部２５は、これらの機能が一体に構成されたタッチパネルであってもよい。この場合、操作部２５は、表示部２４に表示されるＧＵＩスイッチであってもよい。また、操作部２５は、機械式のボタンであってもよい。

次に、制御部２１の処理について説明する。図４に示すように、制御部２１は、芝状態情報生成部２１１と、芝料金設定部２１２と、ガーデナー情報送信部２１３と、を備える。

芝状態情報生成部２１１は、顧客端末３００を使用する顧客と、ガーデナー端末２００を使用するガーデナー２０との間で芝に関する取引の契約が成立した場合、ガーデナー２０が提供する芝の状態を示す芝状態情報を生成し、顧客端末３００へ送信する。ここで、芝状態情報は、芝の使用状態と、芝の取引に関する料金と、を含む。なお、芝の取引に関する料金は、芝を管理するための料金や、芝をレンタルするためのレンタル料金等の芝に関するサービスに対価として支払われる料金を含む。

なお、芝の使用状態は、操作部２５によって入力されてもよく、カメラ等の撮像装置（図示せず）によって芝の画像を撮像し、画像処理技術を用いて撮像された芝の画像から芝の状態を判断してもよい。

芝料金設定部２１２は、芝の使用状態に応じて芝の取引に関する料金を設定する。具体的には、芝料金設定部２１２は、芝の使用状態が未使用である場合、芝の取引に関する料金を所定の価格に設定する。また、芝料金設定部２１２は、芝の使用状態が使用済みである場合、芝の取引に関する料金を所定の価格から所定の割合の金額を減算した価格に設定する。

図５は、芝が再生可能である場合に、使用済みの芝の使用面積と、芝の取引に関する料金の減算の割合との関係を示す図である。図５に示すように、芝料金設定部２１２は、使用済みの芝の使用面積が大きくなることに従って、芝の取引に関する料金の減算の割合を小さくする。すなわち、芝の取引に関する料金は、使用済みの芝の使用面積が大きくなることに従って、所定の価格から割り引きされる割引率が少なくなる。

また、芝料金設定部２１２は、他の要因に基づいて芝の取引に関する料金を所定の価格から変動させてもよい。例えば、芝料金設定部２１２は、芝の使用状態が使用済みである場合、芝の使用回数に応じて芝の取引に関する料金を所定の価格から所定の割合の金額を減算した価格に設定してもよい。

また、芝料金設定部２１２は、芝を再生して再使用する場合、再生に掛かった作業量に応じて芝の取引に関する料金を所定の価格から所定の割合の金額を減算した価格に設定してもよい。また、一般的に夏季及び冬季は、春季及び秋季と比べて芝の育成に手間が掛かりやすい。そのため、芝料金設定部２１２は、夏季及び冬季において、所定の価格から所定の割合の金額を減算する割合を、春季及び秋季と比べて少なくするように設定してもよい。

また、芝料金設定部２１２は、芝の使用状態が使用済みである場合、芝が再生不可能であれば、芝の取引に関する料金を、所定の価格から、芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量に相当する金額を減算した価格に設定する。

図６は、芝が再生不可能である場合に、使用済みの芝の使用面積と、芝の取引に関する料金の減算の割合との関係を示す図である。

図６に示すように、芝料金設定部２１２は、使用済みの芝の使用面積が大きくなるに従って、取引に関する料金から、芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量に相当する金額を減算する割合を小さくする。すなわち、芝の取引に関する料金は、使用済みの芝の使用面積が大きくなることに従って、芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量が大きくなるため、所定の価格から割り引きされる割引率が大きくなる。

図５に戻り、ガーデナー情報送信部２１３は、操作部２５等によって入力されたガーデナー情報を情報提供装置１００へ送信する。

図７は、顧客端末３００の構成の一例を示す図である。図７に示すように、顧客端末３００は、制御部３１と、記憶部３２と、通信部３３と、表示部３４と、操作部３５と、を備える。

制御部３１は、例えば、ＣＰＵ等のハードウェアプロセッサがプログラム（ソフトウェア）を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部又は全部は、ＬＳＩやＡＳＩＣ、ＦＰＧＡ、ＧＰＵ等のハードウェア（回路部を含む）によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めＨＤＤやフラッシュメモリ等の記憶装置（非一過性の記憶媒体を備える記憶装置）に格納されていてもよいし、ＤＶＤやＣＤ−ＲＯＭ等の着脱可能な記憶媒体（非一過性の記憶媒体）に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。

記憶部３２は、例えば、ＨＤＤ、フラッシュメモリ、ＥＥＰＲＯＭ、ＲＯＭ等の非一過性の記憶媒体を備える記憶装置、又はＲＡＭ等により実現される。

通信部３３は、ネットワークＮＷを介して情報提供装置１００及びガーデナー端末２００等の外部機器と通信するための通信インターフェースである。
表示部３４は、画像を表示する装置である。表示部３４は、例えば、ＬＣＤや有機ＥＬ等である。

操作部３５は、表示部３４を操作するためのボタン等で構成される。また、表示部３４及び操作部３５は、これらの機能が一体に構成されたタッチパネルであってもよい。この場合、操作部３５は、表示部３４に表示されるＧＵＩスイッチであってもよい。また、操作部３５は、機械式のボタンであってもよい。

次に、制御部３１の処理について説明する。図７に示すように、制御部３１は、芝選択部３１１と、依頼情報送信部３１２と、を備える。

芝選択部３１１は、ガーデナー端末２００から提供される芝状態情報に基づいて、ガーデナー２０によって提供される芝を選択する。また、上述したように芝状態情報は、芝の使用状態と、芝の取引に関する料金と、を含む。これにより、顧客端末３００を使用する顧客３０は、所望の状態の芝や、料金に応じて、芝に関するサービスを選択することができる。

依頼情報送信部３１２は、操作部３５等によって入力された依頼情報を情報提供装置１００へ送信する。

図８は、情報提供システム１の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップＳ１において、芝料金設定部２１２は、ガーデナー２０が提供する芝が未使用であるか否かを判定する。芝が未使用である場合（ＹＥＳ）、処理は、ステップＳ２へ進む。一方、芝が使用済みである場合（ＮＯ）、処理は、ステップＳ３へ進む。
ステップＳ２において、芝料金設定部２１２は、芝の取引に関する料金を所定の価格に設定する。

ステップＳ３において、芝料金設定部２１２は、芝が再生可能であるか否かを判定する。芝が再生可能である場合（ＹＥＳ）、処理は、ステップＳ４へ進む。一方、芝が再生不可能である場合（ＮＯ）、処理は、ステップＳ５へ進む。

ステップＳ４において、芝料金設定部２１２は、芝の取引に関する料金を所定の価格から所定の割合の金額を減算した価格に設定する。
ステップＳ５において、芝料金設定部２１２は、芝の取引に関する料金を、所定の価格から、芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量に相当する金額を減算した価格に設定する。

ステップＳ６において、芝状態情報生成部２１１は、ガーデナー２０が提供する芝の状態を示す芝状態情報を生成し、顧客端末３００へ送信する。
ステップＳ７において、顧客端末３００の芝選択部３１１は、ガーデナー端末２００から提供される芝状態情報に基づいて、ガーデナー２０によって提供される芝を選択する。

本実施形態によれば、例えば、以下の効果が奏される。
情報提供システム１は、ガーデナー端末２００と、ガーデナー端末２００と通信可能に接続される顧客端末３００と、を備える。顧客端末３００を使用する顧客３０と、ガーデナー端末２００を使用するガーデナー２０との間で芝に関する取引の契約が成立した場合、ガーデナー端末２００は、ガーデナー２０が提供する芝の状態を示す芝状態情報を生成し、顧客端末３００へ送信する芝状態情報生成部２１１を有し、顧客端末３００は、芝状態情報に基づいて、ガーデナー２０によって提供される芝を選択する芝選択部３１１を有する。

これにより、ガーデナー端末２００は、芝の状態を示す芝状態情報を顧客端末３００へ送信し、顧客端末３００は、芝状態情報に基づいて、芝を選択する。したがって、情報提供システム１は、ガーデナー端末２００を使用するガーデナー２０と、顧客端末３００を使用する顧客３０との間で芝に関するサービスの情報を交換することができるため、ガーデナー２０と顧客３０との間で芝に関するサービス利用を促進することができる。

また、芝状態情報は、芝の使用状態と、芝の取引に関する料金と、を含み、ガーデナー端末２００は、芝の使用状態に応じて芝の取引に関する料金を設定する芝料金設定部２１２を更に備える。これにより、ガーデナー端末２００は、芝の使用状態に応じて芝の取引に関する料金を設定することができるため、情報提供システム１は、芝に関するサービスの取引を好適に行うことができる。

また、芝料金設定部２１２は、芝の使用状態が未使用である場合、芝の取引に関する料金を所定の価格に設定し、芝の使用状態が使用済みである場合、芝の取引に関する料金を所定の価格から所定の割合の金額を減算した価格に設定する。これにより、ガーデナー端末２００は、芝の取引に関する料金を芝の使用状態に応じて設定することができる。

また、芝料金設定部２１２は、芝の使用状態が使用済みである場合、芝が再生不可能であれば、芝の取引に関する料金を、所定の価格から、芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量に相当する金額を減算した価格に設定する。これにより、ガーデナー端末２００は、芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量に応じて芝の取引に関する料金を設定することができる。

以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜変更してもよい。

１ 情報提供システム
１００ 情報提供装置
２００ ガーデナー端末
２１１ 芝状態情報生成部
２１２ 芝料金設定部
３００ 顧客端末
３１１ 芝選択部

Claims (4)

1. ガーデナー端末と、前記ガーデナー端末と通信可能に接続される顧客端末と、を備える情報提供システムであって、
   前記顧客端末を使用する顧客と、前記ガーデナー端末を使用するガーデナーとの間で芝に関する取引の契約が成立した場合、
   前記ガーデナー端末は、前記ガーデナーが提供する芝の状態を示す芝状態情報を生成し、前記顧客端末へ送信する芝状態情報生成部を有し、
   前記顧客端末は、前記芝状態情報に基づいて、前記ガーデナーによって提供される芝を選択する芝選択部を有する、
   情報提供システム。
2. 前記芝状態情報は、前記芝の使用状態と、前記芝の取引に関する料金と、を含み、
   前記ガーデナー端末は、前記芝の使用状態に応じて芝の取引に関する料金を設定する芝料金設定部を更に備える、請求項１に記載の情報提供システム。
3. 前記芝料金設定部は、
   前記芝の使用状態が未使用である場合、前記芝の取引に関する料金を所定の価格に設定し、
   前記芝の使用状態が使用済みである場合、前記芝の取引に関する料金を前記所定の価格から所定の割合の金額を減算した価格に設定する、請求項２に記載の情報提供システム。
4. 前記芝料金設定部は、前記芝の使用状態が使用済みである場合、前記芝が再生不可能であれば、前記芝の取引に関する料金を、前記所定の価格から、前記芝を発酵させた発酵物を用いて生じるエネルギー量に相当する金額を減算した価格に設定する、請求項３に記載の情報提供システム。

Images