JP2021149287A - 作業手順管理装置、作業手順管理方法及び作業手順管理プログラム - Google Patents

作業手順管理装置、作業手順管理方法及び作業手順管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】経験の浅い作業者が現場において必要に応じ作業手順の意図等を容易に知る作業手順管理装置、作業手順管理方法及び作業手順管理プログラムを提供する。【解決手段】作業手順管理装置1は、現場にいる作業者が発した質問を取得する質問処理部22と、取得した質問に対する指示とともに指示がなされる意図が作業者に提示される必要があるか否かを判断する言語処理部23と、意図の生成を促す意図要求を生成する意図要求部24を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、作業手順管理装置、作業手順管理方法及び作業手順管理プログラムに関する。
発電所等のプラントにおける保守作業において、特に経験の浅い作業者による保守作業の品質確保を目的として、作業手順書が使用される場合が多い。そして、作業手順書は、経験の豊かな作業者から経験の浅い作業者へのノウハウ継承にも役立つ。
特許文献1の保守手順生成装置は、保守対象を認識すると、その保守対象向けの保守作業の手順を保守作業者に表示する。当該保守手順生成装置は、保守作業者の実際の作業内容が、表示した手順と異なる場合、保守作業の手順を動的に修正したうえで、修正後の手順を保守作業者に表示する。当該保守手順生成装置は、過去の経験をフィードバックして蓄積することにより、保守作業の手順を更新する。
特開2019−91368号公報
現場において作業者は、過去に体験したことがない状況に遭遇することがある。このような状態においても、特許文献1の保守手順生成装置は、作業者に対し、一応の保守作業の手順を表示することはできる。そして、表示される手順は、経験の豊かな作業者の知識が一応反映されてはいる。
しかしながら、このような状況で作業者が真に必要とするのは、その手順を踏まなければならない本質的な意図等であることが多い。このような情報があれば、経験の浅い作業者であっても、自身で考える余裕が生じ、未体験の状況を解決できる場合が多い。そこで、本発明は、経験の浅い作業者が現場において必要に応じ作業手順の意図等を容易に知ることを目的とする。
本発明の作業手順管理装置は、現場にいる作業者が発した質問を取得する質問処理部と、取得した質問に対する指示とともに指示がなされる意図が作業者に提示される必要があるか否かを判断する言語処理部を備えること、を特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、経験の浅い作業者が現場において必要に応じ作業手順の意図等を容易に知ることができる。
第1〜第4の実施形態において使用される機器を説明する図である。 第1及び第2の実施形態における作業手順管理装置の構成等を説明する図である。 作業手順書の一例である。 意図要求の一例である。 質問の分類を説明する図である。 第1及び第2の実施形態の処理手順のシーケンス図である。 ステップS203の詳細フローチャートである。 ステップS304の詳細フローチャートである。 ステップS304の詳細フローチャート(続き)である。 第3の実施形態における作業手順管理装置の構成等を説明する図である。 第3の実施形態の処理手順のシーケンス図である。 第4の実施形態における作業手順管理装置の構成等を説明する図である。 第4の実施形態の処理手順のシーケンス図である。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、現場で作業をしている経験の浅い作業者が、遠隔地にいる経験の豊かな作業者と意思疎通する例である。以降では、“作業者”は、経験の浅い作業者を意味し、“指導者”は、経験の豊かな作業者を意味する。本発明の特徴は、作業者が指導者に対して発する質問に対し、“意図要求”を付すことである。“意図要求”に応じて指導者は、質問に対する通常の指示以外に、作業をより本質的に理解するための“意図”を作業者に提示する。作業者の質問に対する指導者の回答は、多くの場合、“〇〇してください”のような“指示”の型式を取る。そして、回答は、指示以外にも、必要に応じて指示の意図を含む。
本実施形態は、第1〜第4の実施形態から構成され、第1〜第4の実施形態のそれぞれは、独立して実施可能である。作業者がウエアラブルデバイスを装着していることは、すべての実施形態に共通である。そして、“意図要求”を質問に付す機能(代表機能)をどの機器に担わせるかによって、本実施形態は、第1〜第4の実施形態に分かれる。
(ウエアラブルデバイス)
ウエアラブルデバイスとは、現場で作業者が装着する一種のコンピュータである。ウエアラブルデバイスは、通常、眼鏡、ヘルメット、腕時計等に取り付けられ、又は、それらに組み込まれて一体になっている。ウエアラブルデバイスは、入力装置及び出力装置としてマイクロフォン及びスピーカを有し、作業者がハンズフリーで会話することを可能にしている。ハンズフリーの会話を可能とするという観点から、ウエアラブルデバイスは、スマートフォン、タブレット等の携帯端末装置とは区別される。
(第1〜第4の実施形態)
図1は、第1〜第4の実施形態において使用される機器を説明する図である。第1の実施形態(欄61)においては、ウエアラブルデバイスWは、眼鏡の形状を有しており(以下同様)、指導装置Tと通信を行う。ウエアラブルデバイスWが、代表機能を担う。★は、その機器が代表機能を担うことを示す(以下同様)。
第2の実施形態(欄62)においては、ウエアラブルデバイスWは、携帯端末装置S及び指導装置Tと通信を行う。同じ1人の作業者が、ウエアラブルデバイスW及び携帯端末装置Sを同時に使用する。ウエアラブルデバイスW及び携帯端末装置Sが分担して代表機能を担う。この場合、作業者は、入力装置として携帯端末装置Sのソフトウエアキーボード等を使用してもよい。
第3の実施形態(欄63)においては、ウエアラブルデバイスWは、指導装置Tと通信を行う。指導装置Tが、代表機能を担う。欄63では3個のウエアラブルデバイスWが記載されている。しかしながら、ウエアラブルデバイスWの数は、第3の実施形態の本質的な特徴ではない。但し、ウエアラブルデバイスWの数が大きい場合、複数のウエアラブルデバイスWを、指導装置Tが束ねる当該実施形態が好ましい。
第4の実施形態(欄64)においては、クラウド内サーバCは、ウエアラブルデバイスW及び指導装置Tと通信を行う。クラウド内サーバCは、ネットワーク内の任意の位置に配置される1又は複数のコンピュータの集合である。1又は複数の筐体のクラウド内サーバCが、単独で又は分担して代表機能を担う。ウエアラブルデバイスWの数は、第4の実施形態の本質的な特徴ではない。ウエアラブルデバイスWの数が大きく、かつ、既存のコンピュータがネットワーク内で有効に活用できる場合、複数のウエアラブルデバイスWを、クラウド内サーバCが束ねる当該実施形態が好ましい。
以降では、第1及び第2の実施形態をまとめて説明し、その次に、第3の実施形態及び第4の実施形態を説明する。
〈第1及び第2の実施形態〉
図2は、第1及び第2の実施形態における作業手順管理装置1の構成等を説明する図である。作業手順管理装置1は、図1の欄61におけるウエアラブルデバイスW単体、又は、図1の欄62におけるウエアラブルデバイスW及び携帯端末装置Sの組み合わせである。第1の実施形態においては、図2の作業手順管理装置1のすべての構成が、ウエアラブルデバイスWに備えられている。第2の実施形態においては、図2の作業手順管理装置1の各構成が、ウエアラブルデバイスW又は携帯端末装置Sの少なくともいずれか1つに備えられている。
作業手順管理装置1は、中央制御装置11、タッチパネル、カメラ、マイクロフォン等の入力装置12、ディスプレイ、拡張現実画像が投影される眼鏡レンズ、スピーカ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を備える。これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、作業手順書31及び意図要求32(いずれも詳細後記)を格納している。
主記憶装置14における作業管理部21、質問処理部22、言語処理部23及び意図要求部24は、プログラムである。中央制御装置11は、これらのプログラムを補助記憶装置15から読み出し主記憶装置14にロードすることによって、それぞれのプログラムの機能(詳細後記)を実現する。作業手順管理装置1は、ネットワーク2を介して、指導装置3(図1においては符号T)と通信可能である。
指導装置3は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置41、マイクロフォン、キーボード等の入力装置42、ディスプレイ、スピーカ等の出力装置43、主記憶装置44、補助記憶装置45及び通信装置46を備える。指導装置3は、主として指導者によって操作される。
(作業手順書)
図3は、作業手順書31の一例である。作業手順書31においては、手順番号欄101に記憶された手順番号に関連付けて、作業手順欄102には作業手順が、作業状態欄103には作業状態が記憶されている。
手順番号欄101の手順番号は、作業者が現場で行うべき作業手順の順序を示す番号である。ここでの手順番号は、標準欄101a及び追加欄101bの階層を有している。標準欄101aに手順番号が記憶されている作業手順は、“標準作業手順”と呼ばれる。追加欄101bに手順番号が記憶されている作業手順は、“追加作業手順”と呼ばれる。
作業手順欄102の作業手順は、作業者に対する指示である。
作業状態欄103の作業状態は、“OK”又は“NG”の何れかである。“OK”は、作業手順が順調に終了した旨を作業者が作業手順管理装置1に入力したことを示す。“NG”は、作業手順が順調に終了しなかった旨を作業者が作業手順管理装置1に入力したことを示す。
図3を見ると、以下のことがわかる。
・作業当初、作業状態“OK”が連続している間は、標準作業手順が、標準欄101aの手順番号の順(1、2、3、・・・)に、出力装置13に表示されていた。
・ある時点で、作業者は、手順番号が“m”である標準作業手順“すべてのLEDが点灯していることを確認する”を行った。
・しかしながら、作業者は、3つのLEDのうちの2つの点灯しか確認できなかった。そこで、作業者は、入力装置12において、手順番号“m”の作業状態欄103に“NG”を入力した。図3からは明らかではないが、この時点で作業者は、指導装置3に対して音声で質問し、指示を仰いだ。
・その結果、手順番号“m1”の追加作業手順“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認する”が出力装置13に表示された。実際には、この追加作業手順は、同じ内容の音声としても出力装置13から出力されている。
・同じタイミングで意図51が出力装置13に表示された。意図51の内容は、“基本的な確認 LEDが故障しているのか、それとも、信号がないのかを切り分ける”である。
・因みに、このタイミングで作業者が手順番号“m1”の作業状態欄103に“OK”を入力すると、その後、手順番号“m+1”の標準作業手順が表示される。“NG”を入力すると、その後、手順番号“m2”の追加作業手順が表示される。
意図51が作業者に表示されることによって、作業者は、作業内容を正確に理解したうえで、完全かつ迅速に作業を進め得る。現場において未体験の状況に遭遇している作業者が、指導者に対して冷静に意図を要求することは実際には困難である。そこで、作業手順管理装置1は、作業者の立場に立って自動的に、指導装置3に対して“意図要求”(直ちに後記)を送信する。
(意図要求)
図4は、意図要求32の一例である。意図要求32は、指示に加えて指示の意図を作業者に提示することを、指導者に要求する。意図とは、多くの場合、その指示の背景又は目的である。さらに、背景又は目的は、“基本的な確認”、“過去の経験”、“何となくの直観”等を含むことが多い。
(質問の分類)
図5は、質問の分類を説明する図である。作業者が指導者に対して発する質問は、“大分類”として、“5W1H型”及び“yes/no型”に分類される。5W1H型とは、yes/noで答えられない質問である。yes/no型とは、yes/noで答えられる質問である。
“中分類”として、“5W1H型”は、“factoid型”及び“non-factoid型”に分類される。factoid型は、名称、日付、数値等の事実に基づく回答を求める質問である。non-factoid型は、理由又は事象の説明に基づく回答を求める質問である。なお、前記したように回答とは、作業者からの質問に対して指導者が答えた内容であり、“指示”及び必要に応じて“意図”を含む。
“小分類”として、“non-factoid型”は、“how型”、“why型”及び“定義型”に分類される。“how型”は、行動又は手順を求める質問である。“why型”は、原因又は根拠を求める質問である。“定義型”は、物事の定義を求める質問である。
図6は、第1及び第2の実施形態の処理手順のシーケンス図である。“WD”は、“ウエアラブルデバイス”の略である。処理手順を開始する前提として、いま、作業手順管理装置1の作業管理部21は、出力装置13に作業手順書31(図3)を表示しているものとする。
ステップS201において、作業手順管理装置1の作業管理部21は、作業状態“NG”を受け付ける。具体的には、作業管理部21は、作業者がマイクロフォン等の入力装置12を介して作業状態“NG”を入力するのを受け付ける。このとき、作業者は、作業手順書31(図3)が拡張現実画像として眼鏡レンズに投影されるのを見ている。そして、作業者は、現在の作業手順に係るレコードが強調表示されている(例えば点滅している)のを見ている。この状態で、作業者は、マイクに対して“NG”と音声で入力している(以下同様)。
ステップS202において、作業管理部21は、質問を受け付ける。具体的には、作業管理部21は、作業者がマイクロフォン等の入力装置12を介して質問を音声で入力するのを受け付ける。ここでの質問は、例えば“LEDが2つしか点灯していないのですが、どうすればよいですか?”である。
ステップS203において、作業手順管理装置1は、質問を解析し、必要に応じ意図要求を作成する。ステップS203の詳細は後記するが、ここでは、作業手順管理装置1は、意図要求32(図4)を生成するか否かを判断する。作業手順管理装置1は、意図要求32を生成した場合、それを補助記憶装置15に記憶する。以降、“必要に応じ”とは、意図要求32の送信、並びに、意図の生成、送信及び表示が選択的である(ない場合もある)ことを示す。
ステップS204において、作業手順管理装置1の作業管理部21は、質問及び必要に応じ意図要求32を送信する。具体的には、作業管理部21は、ステップS202において受け付けた質問、及び、ステップS203において生成した意図要求32を指導装置3に送信する。すると、指導装置3は、受信した意図要求32を出力装置43に表示する。ステップS203において意図要求32が生成されない場合、意図要求32は送信されない。
ステップS205において、指導装置3は、指示及び必要に応じ意図を生成する。具体的には、第1に、指導装置3は、指導者が指導装置3のマイクロフォンに対して音声を入力するのを受け付けることによって、指示の音声を生成する。ここでの指示は、例えば“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認してください”である。
第2に、指導装置3は、指導者が指導装置3のマイクロフォンに対して音声を入力するのを受け付けることによって、意図の音声を生成する。ここでの意図は、例えば“基本的な確認 LEDが故障しているのか、それとも、信号がないのかを切り分けてください”である。意図は、例えば“原因の切り分け”、“被害の拡大防止”、“別系統への切り替え”のような考え方が基礎になっている場合が多い(以下同様)。ステップS203において意図要求32が生成されない場合、意図は生成されない。
なお、指導者が短時間のうちに的確な理由を作成するのは容易ではない。そこで、指導装置3の補助記憶装置45は、図4の(1)、(2)及び(3)に関連付けて、意図の候補(“LEDが故障しているのか・・・”等)を記憶しておく。指導装置3は、出力装置43に、“(1)基本的な確認”ボタン、“(2)過去の経験”ボタン及び“(3)何となくの直観”ボタンを表示する。そして、指導装置3は、指導者が入力装置42を介していずれかのボタンを押下するのを受け付ける。次に、指導装置3は、補助記憶装置45から、押下されたボタンに対応する意図の候補を取得し出力装置43に表示する。その後、指導者は、候補のうちの1つを選択する。(第3及び第4の実施形態においても同様)。
ステップS206において、指導装置3は、指示及び必要に応じ意図を送信する。具体的には、指導装置3は、指示の音声及び意図の音声を作業手順管理装置1に送信する。ステップS203において意図要求32が生成されない場合、意図は送信されない。
ステップS207において、作業手順管理装置1の言語処理部23は、指示及び意図を抽出する。具体的には、言語処理部23は、ステップS206において送信された音声から、指示の部分及び意図の部分を抽出する。ステップS203において意図要求32が生成されない場合、意図の部分は抽出されない。
ステップS208において、作業手順管理装置1の作業管理部21は、指示を追加作業手順として表示する。具体的には、作業管理部21は、出力装置13に表示している作業手順書31(図3)に、追加作業手順“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認する”を表示するとともに、同じ内容の音声をスピーカから出力する。
ステップS209において、作業管理部21は、必要に応じ意図を表示する。具体的には、作業管理部21は、出力装置13に表示している追加作業手順“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認する”に関連付けて、意図“基本的な確認 LEDが故障しているのか、それとも、信号がないのかを切り分ける”を表示する。ステップS203において意図要求32が生成されない場合、ステップS209は省略される。
ステップS201〜S209の処理は、作業者が作業状態“NG”を入力する都度繰り返される。
図7は、ステップS203の詳細フローチャートである。
ステップS301において、作業手順管理装置1の質問処理部22は、音声データを取得する。具体的には、質問処理部22は、ユーザがマイクロフォンに向かって発した音声(時系列の波形)を取得する。
ステップS302において、作業手順管理装置1の言語処理部23は、音声データを解析する。具体的には、言語処理部23は、ステップS301において取得した音声データが、自然言語としての質問を示すものである(図5のいずれかの型に該当する)か否かを解析し、解析結果として“〇〇型の質問である”又は“質問ではない”を生成する。
ステップS303において、言語処理部23は、音声データが質問であるか否かを判断するする。具体的には、言語処理部23は、ステップS302の解析結果が“〇〇型の質問である”である場合(ステップS303“Yes”)、ステップS304に進み、解析結果が“質問ではない”である場合(ステップS303“No”)、ステップS203を終了する。
ステップS304において、言語処理部23は、指導者の意図が必要であるか否かを判断する。ステップS304の詳細は後記するが、言語処理部23は、結果として意図が必要である場合(ステップS304“Yes”)、ステップS305に進み、それ以外の場合(ステップS304“No”)、ステップS203を終了する。
ステップS305において、作業手順管理装置1の意図要求部24は、意図要求32(図4)を生成する。具体的には、意図要求部24は、意図要求32(図4)を生成し、補助記憶装置15に記憶する。
その後、ステップS203を終了する。
図8は、ステップS304の詳細フローチャートである。
ステップS401において、作業手順管理装置1の言語処理部23は、質問が5W1H型であるか否かを判断する。具体的には、言語処理部23は、質問が5W1H型である場合(ステップS401“Yes”)、ステップS402に進み、質問がyes/no型である場合(ステップS401“No”)、ステップS501(図9)に進む。
ステップS402において、言語処理部23は、質問がfactoid型であるか否かを判断する。具体的には、言語処理部23は、質問がfactoid型である場合(ステップS402“Yes”)、ステップS403に進み、質問がnon-factoid型である場合(ステップS402“No”)、ステップS404に進む。
ステップS403において、言語処理部23は、質問が過去の事象に対するものであるか否かを判断する。例えば、過去の事象に対する質問“〇〇〇したのはいつですか”は、作業者が事実を確認していることを示すことが多いので、指導者の意図を必要としない。現在又は将来の事象に対する質問“〇〇〇するのはいつですか”は、作業者が指導者の意図を求めていることを示すことが多いので、指導者の意図を必要とする。そこで、言語処理部23は、質問が過去の事象に対するものである場合(ステップS403“Yes”)、ステップS203を終了し、質問が現在又は将来の事象に対するものである場合(ステップS403“No”)、ステップS305に進む。
ステップS404において、言語処理部23は、質問がhow型であるか否かを判断する。how型の質問の場合、作業者は指導者に行動又は手順を確認していることが多いので、指導者の意図は必要である。why型の質問の場合、指導者の指示がそのまま意図になるはずであるので、指導者の意図は必要ではない。定義型の質問の場合も、指導者の指示は用語についての知識であるので、指導者の意図は必要ではない。そこで、言語処理部23は、質問がhow型である場合(ステップS404“Yes”)、ステップS305に進み、質問がwhy型又は定義型である場合(ステップS404“No”)、ステップS203を終了する。
図9は、ステップS304の詳細フローチャート(続き)である。
ステップS501において、作業手順管理装置1の言語処理部23は、質問が過去の事象に対するものであるか否かを判断する。例えば、過去の事象に対する質問“〇〇〇しましたか”は、作業者が事実を確認していることを示すことが多いので、指導者の意図を必要としない。現在又は将来の事象に対する質問の場合、ひとまず指導者の返答(Yes又はNo)が必要になる。そこで、言語処理部23は、質問が過去の事象に対するものである場合(ステップS501“Yes”)、ステップS203を終了し、質問が現在又は将来の事象に対するものである場合(ステップS501“No”)、ステップS502に進む。
ステップS502において、言語処理部23は、指導者から返答を受け付ける。返答は、“Yes”又は“No”の何れかを含むが、それ以外にも、意図が含まれている場合がある。つまり、意図要求32に応じた確信的な“回答”に含まれる“意図”とは異なり、指導者は、作業者の質問に促されて半ば無意識的に意図を回答する場合がある。
ステップS503において、言語処理部23は、返答がYesであるか否かを判断する。例えば、現在又は将来の事象に対する質問“〇〇〇すればよいですか”に対する返答がYesである場合、指導者は作業者と同じ知見を有しているので、指導者の意図は不要である。当該質問に対する返答がNoである場合、指導者は作業者と異なる知見を有しているので、指導者の意図が必要である。そこで、言語処理部23は、返答がYesである場合(ステップS503“Yes”)、ステップS203を終了し、返答がNoである場合(ステップS503“No”)、ステップS504に進む。
ステップS504において、言語処理部23は、返答に意図が含まれているか否かを判断する。例えば、質問“〇〇〇すればよいですか”に対する返答が“いいえ、〇〇の危険があるから、先に●●を実施してください”であったとする。この返答のうち、“〇〇の危険があるから”の部分は、指導者の意図に相当する。質問“〇〇〇すればよいですか”に対する返答が“いいえ、先に●●を実施してください”であったとする。この返答は、指導者の意図に相当する部分を含んでいない。そこで、言語処理部23は、返答に意図が含まれている場合(ステップS504“Yes”)、ステップS203を終了し、返答に意図が含まれていない場合(ステップS504“No”)、ステップS305に進む。
〈第3の実施形態〉
図10は、第3の実施形態における作業手順管理装置1の構成等を説明する図である。作業手順管理装置1は、図1の欄63における指導装置Tである。第3の実施形態においては、図10の作業手順管理装置1のすべての構成が、指導装置Tに備えられている。作業手順管理装置1は、主として指導者によって操作される。
作業手順管理装置1の構成についての説明は、第1及び第2の実施形態における図2の説明と同様である。作業手順管理装置1は、ネットワーク2を介して、ウエアラブルデバイス4(図1の欄63においては符号W)と通信可能である。
ウエアラブルデバイス4は、現場で作業者が装着する一種のコンピュータであり、中央制御装置41、タッチパネル、カメラ、マイクロフォン等の入力装置42、ディスプレイ、拡張現実画像が投影される眼鏡レンズ、スピーカ等の出力装置43、主記憶装置44、補助記憶装置45及び通信装置46を備える。
図2及び図10を対比すると明らかなように、図2と図10とでは、ウエアラブルデバイスと指導装置の立場が逆転している。代表機能を担うのは、図2ではウエアラブルデバイス(又は携帯端末装置)であるのに対し、図10では、指導装置である。説明の便宜上、図2においても図10においても、代表機能を担う構成は“作業手順管理装置”と命名され、その各構成には、符号11、12、・・・、21、22、・・・、31、32が割り当てられる。同様に、図2においても図10においても、“作業手順管理装置”と情報の遣り取りを行う機器の構成には、符号41〜46が割り当てられる。
作業手順書31及び意図要求32についての説明は、第1及び第2の実施形態における図3及び図4の説明と同様である。質問の分類も、図5の説明と同様である。
図11は、第3の実施形態の処理手順のシーケンス図である。処理手順を開始する前提として、いま、作業手順管理装置1の作業管理部21は、ウエアラブルデバイス4の出力装置43に作業手順書31(図3)を表示しているものとする。
ステップS211において、ウエアラブルデバイス4は、作業状態“NG”を送信する。具体的には、第1に、ウエアラブルデバイス4は、作業者がマイクロフォン等の入力装置42を介して作業状態“NG”を入力するのを受け付ける。
第2に、ウエアラブルデバイス4は、受け付けた作業状態“NG”を作業手順管理装置1に送信する。
ステップS212において、ウエアラブルデバイス4は、質問を送信する。具体的には、第1に、ウエアラブルデバイス4は、作業者がマイクロフォン等の入力装置42を介して質問を音声で入力するのを受け付ける。ここでの質問は、例えば“LEDが2つしか点灯していないのですが、どうすればよいですか?”である。
第2に、ウエアラブルデバイス4は、受け付けた質問を作業手順管理装置1に送信する。
ステップS213において、作業手順管理装置1は、質問を解析し、必要に応じ意図要求を作成する。ステップS213の詳細は、図7〜図9の説明と同様である。ここでは、作業手順管理装置1は、意図要求32(図4)を生成するか否かを判断する。作業手順管理装置1は、意図要求32を生成した場合、それを補助記憶装置15に記憶するとともに、出力装置13に表示する。以降、“必要に応じ”とは、意図の生成、送信及び表示が選択的である(ない場合もある)ことを示す。
ステップS214において、作業手順管理装置1の作業管理部21は、指示及び必要に応じ意図を生成する。具体的には、第1に、作業管理部21は、指導者がマイクロフォンに対して音声を入力するのを受け付けることによって、指示の音声を生成する。ここでの指示は、例えば“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認してください”である。
第2に、作業管理部21は、指導者がキーボードに対してテキスト(文字列)を入力するのを受け付けることによって、意図のテキストを生成する。ここでの意図は、例えば“基本的な確認 LEDが故障しているのか、それとも、信号がないのかを切り分ける”である。ステップS213において意図要求32が生成されない場合、意図は生成されない。なお“(指示)”は、指示が音声で入力されることを示し、“〈意図〉”は、意図がテキストで入力されることを示している。
ステップS215において、作業管理部21は、指示及び必要に応じ意図を送信する。具体的には、作業管理部21は、指示の音声及び意図のテキストをウエアラブルデバイス4に送信する。ステップS213において意図要求32が生成されない場合、意図は送信されない。
ステップS216において、ウエアラブルデバイス4は、指示を抽出する。具体的には、ウエアラブルデバイス4は、ステップS215において送信された音声から、指示の部分を抽出する。
ステップS217において、ウエアラブルデバイス4は、指示を追加作業手順として表示する。具体的には、ウエアラブルデバイス4は、出力装置43に表示している作業手順書31(図3)に、追加作業手順“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認する”を表示する。ウエアラブルデバイス4は、同じ内容の音声をスピーカから出力してもよい。
ステップS218において、ウエアラブルデバイス4は、必要に応じ意図を表示する。具体的には、ウエアラブルデバイス4は、出力装置43に表示している追加作業手順“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認する”に関連付けて、意図“基本的な確認 LEDが故障しているのか、それとも、信号がないのかを切り分ける”を表示する。ステップS213において意図要求32が生成されない場合、ステップS218は省略される。
ステップS211〜S218の処理は、作業者が作業状態“NG”を入力する都度繰り返される。
〈第4の実施形態〉
図12は、第4の実施形態における作業手順管理装置1の構成等を説明する図である。作業手順管理装置1は、図1の欄64におけるクラウド内サーバCである。第4の実施形態においては、図12の作業手順管理装置1のすべての構成が、複数のクラウド内サーバCのうちの少なくとも1つに備えられている。
作業手順管理装置1の構成についての説明は、第1及び第2の実施形態における図2の説明と同様である。作業手順管理装置1は、ネットワーク2を介して、ウエアラブルデバイス4(図1の欄64においては符号W)及び指導装置3(図1の欄64においては符号T)と通信可能である。
指導装置3は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置41a、マイクロフォン、キーボード等の入力装置42a、ディスプレイ、スピーカ等の出力装置43a、主記憶装置44a、補助記憶装置45a及び通信装置46aを備える。指導装置3は、主として指導者によって操作される。
ウエアラブルデバイス4は、現場で作業者が装着する一種のコンピュータであり、中央制御装置41b、タッチパネル、カメラ、マイクロフォン等の入力装置42b、ディスプレイ、拡張現実画像が投影される眼鏡レンズ、スピーカ等の出力装置43b、主記憶装置44b、補助記憶装置45b及び通信装置46bを備える。
図10及び図12を対比すると明らかなように、図10における作業手順管理装置1の構成が、図12においては、作業手順管理装置1及び指導装置3に分散している。さらに、図12における作業手順管理装置1は、説明の便宜上1つの筐体として記載されているが、実際には、ネットワーク内の任意の位置に配置される1又は複数のコンピュータの集合(クラウド内サーバ)である。代表機能を担うのは、図10では指導装置であるのに対し、図12ではクラウド内サーバである。説明の便宜上、図10においても図12においても、代表機能を担う構成は“作業手順管理装置”と命名され、その各構成には、符号11、12、・・・、21、22、・・・、31、32が割り当てられる。
作業手順書31及び意図要求32についての説明は、第1及び第2の実施形態における図3及び図4の説明と同様である。質問の分類も、図5の説明と同様である。
図13は、第4の実施形態の処理手順のシーケンス図である。処理手順を開始する前提として、いま、作業手順管理装置1の作業管理部21は、ウエアラブルデバイス4の出力装置43bに作業手順書31(図3)を表示しているものとする。
ステップS221において、ウエアラブルデバイス4は、作業状態“NG”を送信する。具体的には、第1に、ウエアラブルデバイス4は、作業者がマイクロフォン等の入力装置42bを介して作業状態“NG”を入力するのを受け付ける。
第2に、ウエアラブルデバイス4は、受け付けた作業状態“NG”を作業手順管理装置1及び指導装置3に送信する。
ステップS222において、ウエアラブルデバイス4は、質問を送信する。具体的には、第1に、ウエアラブルデバイス4は、作業者がマイクロフォン等の入力装置42bを介して質問を音声で入力するのを受け付ける。ここでの質問は、例えば“LEDが2つしか点灯していないのですが、どうすればよいですか?”である。
第2に、ウエアラブルデバイス4は、受け付けた質問を作業手順管理装置1及び指導装置3に送信する。
ステップS223において、作業手順管理装置1は、質問を解析し、必要に応じ意図要求を作成する。ステップS223の詳細は、図7〜図9の説明と同様である。ここでは、作業手順管理装置1は、意図要求32(図4)を生成するか否かを判断する。作業手順管理装置1は、意図要求32を生成した場合、それを補助記憶装置15に記憶する。以降、“必要に応じ”とは、意図要求32の送信、並びに、意図の生成、送信及び表示が選択的である(ない場合もある)ことを示す。
ステップS224において、作業手順管理装置1の作業管理部21は、必要に応じ意図要求32を送信する。具体的には、作業管理部21は、ステップS223において生成した意図要求32を指導装置3に送信する。すると、指導装置3は、受信した意図要求32を出力装置43aに表示する。ステップS223において意図要求32が生成されない場合、ステップS224は省略される。
ステップS225において、指導装置3は、指示及び必要に応じ意図を生成する。具体的には、第1に、指導装置3は、指導者がマイクロフォンに対して音声を入力するのを受け付けることによって、指示の音声を生成する。ここでの指示は、例えば“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認してください”である。
第2に、指導装置3は、指導者がマイクロフォンに対して音声を入力するのを受け付けることによって、意図の音声を生成する。ここでの意図は、例えば“基本的な確認 LEDが故障しているのか、それとも、信号がないのかを切り分けてください”である。ステップS223において意図要求32が生成されない場合、意図は生成されない。
ステップS226において、指導装置3は、指示及び必要に応じ意図を送信する。具体的には、作業管理部21は、指示の音声及び意図の音声を作業手順管理装置1に送信する。ステップS223において意図要求32が生成されない場合、意図は送信されない。
ステップS227において、作業手順管理装置1の言語処理部23は、指示及び意図を抽出する。具体的には、言語処理部23は、ステップS226において送信された音声から、指示の部分及び意図の部分を抽出する。ステップS223において意図要求32が生成されない場合、意図の部分は抽出されない。
ステップS228において、ウエアラブルデバイス4は、指示を追加作業手順として表示する。具体的には、ウエアラブルデバイス4は、出力装置43bに表示している作業手順書31(図3)に、追加作業手順“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認する”を表示する。ウエアラブルデバイス4は、同じ内容の音声をスピーカから出力してもよい。
ステップS229において、ウエアラブルデバイス4は、必要に応じ意図を表示する。具体的には、ウエアラブルデバイス4は、出力装置43bに表示している追加作業手順“テスタで端子○と端子●との間の電流値を確認する”に関連付けて、意図“基本的な確認 LEDが故障しているのか、それとも、信号がないのかを切り分ける”を表示する。ステップS223において意図要求32が生成されない場合、ステップS229は省略される。
ステップS221〜S229の処理は、作業者が作業状態“NG”を入力する都度繰り返される。
(変形例1)
作業者の質問は、音声又はテキストのいずれでもよい。作業者及び指導者間の通信は、音声又はテキストのいずれでもよい。意図の入力は、音声又はテキストのいずれでもよい。
(変形例2)
第1〜第4の実施形態において、ウエアラブルデバイス4のカメラは、作業者が“NG”を入力した時点で、作業者の視野内の画像(不具合画像)を取得してもよい。そして、作業手順管理装置1の意図要求部24は、過去の不具合画像と、それに対応して指導者が入力した意図との組合せを、学習データとして補助記憶装置15に記憶しておく。意図要求部24は、不具合画像を入力とし意図を出力とするモデル(例えばニューラルネットワーク型モデル)のパラメータ(例えばノード間の重み)を、学習データを使用して最適化しておく。意図要求部24は、学習済みのモデルに対して不具合画像を入力し、出力としての意図を取得する。意図要求部24は、取得した意図を、指導者に対して表示してもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態の作業手順管理装置の効果は以下の通りである。
(1)作業手順管理装置は、作業者が発した質問に対する指示に、その意図が必要であるか否かを判断することができる。
(2)作業手順管理装置は、指導者に対して意図を作成する旨を要求することができる。
(3)作業手順管理装置は、作業者に対する指示の提示及び意図の提示の同期を取ることができる。
(4)作業手順管理装置は、意図の必要性を質問の分類結果に基づいて判断することができる。
(5)作業手順管理装置は、指導者の経験を作業者に提示することができる。
(6)作業手順管理装置は、ウエアラブルデバイス、それ以外の装置、それら以外のクラウド内の装置等の形態を取ることができる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 作業手順管理装置(ウエアラブルデバイス、指導装置、クラウド内サーバ)
2 ネットワーク
3 指導装置
4 ウエアラブルデバイス
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 作業管理部
22 質問処理部
23 言語処理部
24 意図要求部
31 作業手順書
32 意図要求
51 意図

Claims (10)

  1. 現場にいる作業者が発した質問を取得する質問処理部と、
    前記取得した質問に対する指示とともに前記指示がなされる意図が前記作業者に提示される必要があるか否かを判断する言語処理部を備えること、
    を特徴とする作業手順管理装置。
  2. 前記必要がある場合、前記意図の生成を促す意図要求を生成する意図要求部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の作業手順管理装置。
  3. 前記意図要求部は、
    前記質問がなされた後、前記指示が提示される前に前記意図要求を生成すること、
    を特徴とする請求項2に記載の作業手順管理装置。
  4. 前記言語処理部は、
    前記質問を分類した結果に基づき、前記必要があるか否かを判断すること、
    を特徴とする請求項3に記載の作業手順管理装置。
  5. 前記意図は、
    前記作業者を指導する立場にある者によって生成されるものでること、
    を特徴とする請求項4に記載の作業手順管理装置。
  6. 前記作業手順管理装置は、
    前記作業者が装着する装置であり、
    前記指示とともに前記意図を前記作業者に提示すること、
    を特徴とする請求項5に記載の作業手順管理装置。
  7. 前記作業手順管理装置は、
    前記作業者が装着する装置と通信する装置であり、
    前記指示とともに前記意図を前記作業者が装着する装置に提示すること、
    を特徴とする請求項5に記載の作業手順管理装置。
  8. 前記作業手順管理装置は、
    前記作業者が装着する装置及び前記指導する立場にある者が操作する装置と通信する1又は複数の装置であり、
    前記指示とともに前記意図を前記作業者が装着する装置に提示すること、
    を特徴とする請求項5に記載の作業手順管理装置。
  9. 作業手順管理装置の質問処理部は、
    現場にいる作業者が発した質問を取得し、
    前記作業手順管理装置の言語処理部は、
    前記取得した質問に対する指示とともに前記指示がなされる意図が前記作業者に提示される必要があるか否かを判断すること、
    を特徴とする作業手順管理装置の作業手順管理方法。
  10. コンピュータを、
    現場にいる作業者が発した質問を取得する質問処理部と、
    前記取得した質問に対する指示とともに前記指示がなされる意図が前記作業者に提示される必要があるか否かを判断する言語処理部と、
    して機能させることを特徴とする作業手順管理プログラム。
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