JP2021148301A - Air conditioning system - Google Patents
Air conditioning system Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021148301A JP2021148301A JP2020045000A JP2020045000A JP2021148301A JP 2021148301 A JP2021148301 A JP 2021148301A JP 2020045000 A JP2020045000 A JP 2020045000A JP 2020045000 A JP2020045000 A JP 2020045000A JP 2021148301 A JP2021148301 A JP 2021148301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- heat medium
- temperature
- air
- source machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 title claims abstract description 39
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims abstract description 72
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract 6
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000007791 dehumidification Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 2
- 238000005057 refrigeration Methods 0.000 description 2
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012886 linear function Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 238000012887 quadratic function Methods 0.000 description 1
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Central Air Conditioning (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
Description
本発明は、空調システムに関する。特に、外気を屋内へ導入する際の外気調和に関する省エネルギー的な空調システムに関する。 The present invention relates to an air conditioning system. In particular, it relates to an energy-saving air conditioning system related to outside air harmonization when introducing outside air indoors.
図1は空調システムにおける外調機(外気処理空調機)およびその周辺の構成を模式的に示している。外調機1は、外気を取り込んで所定の温度および湿度に調和し、屋内へ送り込む装置であり、ここに示した例では、塵埃を捕捉して空気Aを浄化するフィルタ2と、該フィルタ2の後段に2段にわたって設けられたコイル(第一のコイル3および第二のコイル4)と、該コイル3,4の後段に設けられたファン5を備えている。
FIG. 1 schematically shows the configuration of an external air conditioner (outside air processing air conditioner) and its surroundings in an air conditioning system. The
第一のコイル3および第二のコイル4は、熱媒が内部を流通する金属製の配管と、該配管の外面から突出するフィンと、前記配管と前記フィンの表面を空気Aが流れるように仕切る枠とを備えており、熱源機(第一の熱源機6または第二の熱源機7)から熱媒供給管(第一の熱媒供給管8または第二の熱媒供給管9)を通じてそれぞれ供給される熱媒W1,W2と、ファン5の動作によって自身の枠内を一部として外調機1内を流通する空気Aとの間で熱交換を行うようになっている。前段にあたる第一のコイル3と、後段にあたる第二のコイル4の間には空気温度センサ10が備えられ、この位置で空気Aの温度を計測するようになっている。尚、第一の熱媒供給管8及び第二の熱媒供給管9は、図では往き管しか表現していないが、第一のコイル3からも第二のコイル4からも熱交換を終えた熱媒が図示しない配管タッピングから導出され、図示しないそれぞれの還り管を介して第一の熱源機6又は第二の熱源機7に還され、熱媒自体は循環しながら熱を運んでいることはもちろんである。
In the
第一の熱媒供給管8の途中には熱媒温度センサ11が備えられ、第一の熱源機6から供給される熱媒W1の温度を測定するようになっている。また、第一の熱媒供給管8における熱媒温度センサ11より下流の位置には流量調整部12が設けられている。流量調整部12は、例えば二方弁であり、第一の熱媒供給管8内の流路に備えられた弁体の開度を適宜変更することにより、第一のコイル3に供給される熱媒W1の流量を操作し、第一のコイル3における熱媒W1と空気Aとの間の熱交換量を調整できるようになっている。
A heat
同様に、第二の熱媒供給管9の途中には流量調整部13が設けられており、第二のコイル4に供給される熱媒W2の流量を操作し、第二のコイル4における熱媒W2と空気Aとの間の熱交換量を調整できるようになっている。
Similarly, a flow
空気温度センサ10、熱媒温度センサ11、流量調整部12,13は、それぞれ制御装置14に接続されている。制御装置14は、外部から運転信号を入力されたのちは外調機1の運転を自動で調整操作する装置であり、空気温度センサ10により計測される空気Aの温度を取得し、さらに熱媒温度センサ11により計測される熱媒W1の温度を取得し、また、流量調整部12,13における熱媒W1,W2の流量を自動で操作するようになっている。
The
ここで、図1に示す空調システムおよび外調機1に関し、後に述べる本願発明の趣旨と直接関連しない構成要素(例えば加湿器や、ファン5の出口側に備えられるフィルタ、外気取り入れガラリやダクト、供給ダクト、あるいは屋内側の空調設備等)については適宜図示を省略している。
Here, regarding the air conditioning system and the
尚、この種の空調システムや外調機に関連する先行技術文献としては、例えば、下記の特許文献1等がある。この特許文献1では、蒸気コイルは2段あり予熱と再熱を受け持つが、冷水コイルは1段しかない。通常の冷熱源は1系統なのでこのような配置になる。
Prior art documents related to this type of air conditioning system and external air conditioner include, for example, the following
図1に示すような外調機1について、特に中間期から夏期にかけて高温多湿な外気である日本では、第一の熱源機6及び第二の熱源機7を冷熱源とし、第一のコイル3及び第二のコイル4を冷却コイルとして使用することは、以下の点でエネルギー的に有利になる。
このような外調機1において冷房を行う場合、第一のコイル3は予冷コイル、第二のコイル4は最終冷却コイルとして使用することができる。すなわち、第一の熱源機6からは相対的に温度の高い中温の熱媒W1(例えば、10−15℃程度)を第一のコイル3に供給すると共に、第二の熱源機7からは相対的に温度の低い低温の熱媒W2(例えば、6℃程度)を第二のコイル4に供給する。そして、外気である空気Aを前段にあたる第一のコイル3にてある程度まで予冷した後、後段にあたる第二のコイル4にてさらに冷却するのである。例えば、外気を導入する室内空気条件が23℃乾球、45%相対湿度であると、その露点温度は10℃程度となるので、ここまで冷却除湿するには、温度の低い低温の熱媒W2をコイルの配管内に流さないと最終的に除湿ができない。ただ、33℃乾球温度63%相対湿度の夏期ピーク時の外気を、途中までの冷却除湿に利用するならば、中温の熱媒W1でも有効である。そして、空調の除湿以外の別用途の冷却水として熱媒を利用するには、熱媒W2の温度では熱交換器周りに凝縮水が発生する状態が良くない場合もあり、熱媒W2の利用は、空調での外気を温調して供給する空気の目標露点の最後の除湿に利用することに限られることも多い。そして、低い温度(例えば6℃)までの冷水の冷凍エネルギーは、冷凍サイクルの単位冷凍熱量当たりの圧縮機の仕事が多くなり、成績係数:COPの値が小さくエネルギー消費が多くなる。つまり、第一の熱源機6はCOPが大きくなるので、第一の熱源機6で冷凍する冷水量が多く、第2の熱源機7で冷凍する冷水量が少なければ、総合したCOPは大きくなり、省エネルギーとなる。
Regarding the
When cooling is performed in such an
図2には空気線図(T−X線図)を用いて、外調機1における空気Aの冷却操作を概念的に示している。図中に飽和水蒸気曲線をLの符号で示す。冷却前の外気は、例えば図2中における点P0の状態(乾球温度および絶対湿度)にあり、外調機1に取り込まれた空気Aは、ここから状態点P1を経由し、状態点P2の状態まで冷却される。この過程において、予冷コイルとして働く第一のコイル3は点P0から点P1までの冷却を担い、最終冷却コイルとして働く第二のコイル4は点P1から点P2までの冷却を担う。尚、状態点として説明したが、理想的には設定点P1を経由し設定点P2(室内露点温度目標値)まで冷却されることと同じ意味となる。点P0から点P2までの冷却において、空気の状態露点を下回る低温の表面があることで水蒸気が凝結して除去された空気Aは、さらに必要に応じ、図示しない加熱器により点P3まで加熱される。こうして、空気Aは点P3の絶対湿度を実現する点P2まで除湿されて、顕熱変化をすることで点P3の乾球温度と共に相対湿度をも調和されて屋内側の空調設備へ送られる。
FIG. 2 conceptually shows the cooling operation of the air A in the
ところで従来、上述の如き空調システムにおいて冷房を行う場合には、予冷コイル(第一のコイル3)によって冷却される空気Aの温度の目標値(すなわち、図1の空気温度センサ10によって測定される温度の目標値。また、図2における点P1のX座標。以下、「予冷目標値」と称する)は、フィードバック制御を例えばPID制御として行う場合の常としての目標値になると共に、当該目標値は固定値として設定されることが一般的である。一方で、第一の熱源機6から供給される熱媒W1の熱媒往き温度は、空調利用だけでない場合に他の冷却利用の都合で一定とは限らず、場合によって変動し得る。第一の熱源機6で発生させる冷熱を各種冷却対象に有効利用するため、外調機1以外の機器にも必要に応じて熱媒W1を流用する場合等があるからである。例えば、空調以外の別用途の冷却水として熱媒W1を利用するには、熱交換器周りでの凝縮水発生を気にして熱媒往き温度を高くしたりする場合もある。また逆に、季節による第一の熱源機6の冷凍サイクルの圧力変化により熱媒W1の往き温度を低下させる場合もある。
By the way, conventionally, when cooling is performed in the air conditioning system as described above, it is measured by the target value of the temperature of the air A cooled by the precooling coil (first coil 3) (that is, the
ここで、熱媒W1の温度にかかわらず予冷目標値を一定の値とすると、熱媒W1の温度が低い場合、点P0の状態にある空気Aを点P1まで冷却するのに必要な熱媒W1の量は少なくなる。逆に、熱媒W1の温度が高い場合は、空気Aを点P0から点P1まで冷却するのに必要な熱媒W1の量は多くなる。 Here, assuming that the precooling target value is a constant value regardless of the temperature of the heat medium W1, when the temperature of the heat medium W1 is low, the heat medium required to cool the air A in the state of the point P0 to the point P1. The amount of W1 is reduced. On the contrary, when the temperature of the heat medium W1 is high, the amount of the heat medium W1 required to cool the air A from the point P0 to the point P1 becomes large.
一般に、熱源機において熱媒を冷却する場合、熱源機から供給される熱媒の温度が高いほど、熱源機におけるエネルギー効率は良い。つまり、図1に示す空調システムにおいては、第一の熱源機6における熱媒W1の冷却効率は、第二の熱源機7における熱媒W2の冷却効率と比較して高い。つまり、冷凍サイクルにおいて発生した冷熱量をKW換算し、圧縮機の仕事をKW換算して冷熱量を除した成績係数:COPで表現すると、第一の熱源機6におけるCOPは、第二の熱源機7におけるCOPと比較して大きくなる。したがって、熱源機6,7におけるエネルギー効率の観点からは、空気Aを点P0から点P2まで冷却するにあたり、コイル3,4による合計の冷却量のうち、予冷コイルである第一のコイル3による冷却の割合をなるべく多くすることが好ましいと言える。
Generally, when the heat medium is cooled in the heat source machine, the higher the temperature of the heat medium supplied from the heat source machine, the better the energy efficiency in the heat source machine. That is, in the air conditioning system shown in FIG. 1, the cooling efficiency of the heat medium W1 in the first heat source machine 6 is higher than the cooling efficiency of the heat medium W2 in the second
ここで、熱媒W1の温度が予冷目標値に対して低すぎると(すなわち、予冷目標値の設定が熱媒W1の温度に対して高すぎると)、点P0から点P1までの冷却に必要な熱媒W1の量は少ないので、点P0から点P2までの冷却に使用される熱媒W1と熱媒W2の量比は、熱媒W1が少なめとなってしまう。これは、熱源機6,7のエネルギー効率の点では好ましくなく、仮に熱媒W1の供給量を増やし、代わりに熱媒W2の供給量を減らすような運転をすれば、第一の熱源機6と第二の熱源機7との総合エネルギー効率がいっそう改善される。
Here, if the temperature of the heat medium W1 is too low with respect to the pre-cooling target value (that is, if the pre-cooling target value is set too high with respect to the temperature of the heat medium W1), it is necessary for cooling from the point P0 to the point P1. Since the amount of the heat medium W1 is small, the amount ratio of the heat medium W1 and the heat medium W2 used for cooling from the point P0 to the point P2 is small for the heat medium W1. This is not preferable in terms of energy efficiency of the
一方、熱源機から熱媒を供給するにあたってはポンプを利用するが、熱源のポンプ運転は、近年省エネルギーのため、負荷側の二方弁などの流量制御機構が絞られることを考慮し、全体の圧力変化などを計測し、それにより中央ポンプを変流量制御することが一般的となっている。該ポンプの消費エネルギーは、熱媒系統の圧力などに表現される二次側の要求熱量に応じて熱媒の供給量が多くなることで大きくなる。つまり、図1における第一の熱媒供給管8に設置されるポンプ(図示せず)の消費エネルギーを抑える観点からは、第一のコイル3に供給する熱媒W1の量は多すぎないことが好ましい。
On the other hand, a pump is used to supply the heat medium from the heat source machine, but in recent years, the pump operation of the heat source has been performed in consideration of the fact that the flow control mechanism such as the two-way valve on the load side is narrowed down in order to save energy. It is common to measure changes in pressure and control the flow rate of the central pump accordingly. The energy consumption of the pump increases as the supply amount of the heat medium increases according to the required heat amount on the secondary side expressed by the pressure of the heat medium system or the like. That is, from the viewpoint of suppressing the energy consumption of the pump (not shown) installed in the first heat medium supply pipe 8 in FIG. 1, the amount of the heat medium W1 supplied to the
ところが、熱媒W1の温度が予冷目標値に対して高すぎると(すなわち、予冷目標値の設定が熱媒W1の温度に対して低すぎると)、空気Aを点P0から点P1まで冷却するのに多くの熱媒W1が必要となり、流量調整部12の開度が全開となって図示しないポンプの動力が増し、該ポンプによる消費エネルギーが大きくなってしまう。
However, if the temperature of the heat medium W1 is too high with respect to the pre-cooling target value (that is, if the pre-cooling target value is set too low with respect to the temperature of the heat medium W1), the air A is cooled from the point P0 to the point P1. However, a large amount of heat medium W1 is required, the opening degree of the flow
このように、上述の如き外調機1を備えた空調システムにおいては、外調機1の運転が省エネルギーの観点から必ずしも最適化されてこなかった。
As described above, in the air conditioning system provided with the
本発明は、斯かる実情に鑑み、外調機による空気の冷却を効率よく行い得る空調システムを提供しようとするものである。 In view of such circumstances, the present invention aims to provide an air conditioning system capable of efficiently cooling air by an external air conditioner.
本発明は、第一の熱源機から熱媒を供給され、冷房時に空気を予冷する第一のコイルと、前記第一のコイルの後段に設置され、第二の熱源機から熱媒を供給され、冷房時に空気をさらに冷却する第二のコイルとを備えた外調機と、前記第一のコイルの出側における空気の温度を測定する空気温度センサと、前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の温度を測定する熱媒温度センサと、前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の流量を調整する流量調整部とを備え、前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の温度に応じ、前記第一のコイルによる予冷目標値を設定するよう構成されたことを特徴とする空調システムにかかるものである。 In the present invention, the heat medium is supplied from the first heat source machine, the first coil that precools the air during cooling, and the heat medium that is installed after the first coil and is supplied from the second heat source machine. An external conditioner including a second coil that further cools the air during cooling, an air temperature sensor that measures the temperature of the air on the outlet side of the first coil, and the first heat source machine. A heat medium temperature sensor for measuring the temperature of the heat medium supplied to one coil and a flow rate adjusting unit for adjusting the flow rate of the heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil are provided. The air-conditioning system is configured to set a pre-cooling target value by the first coil according to the temperature of the heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil. be.
本発明の空調システムにおいて、前記予冷目標値は、前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の温度に対し一定の温度幅だけ高い値として設定することができる。 In the air conditioning system of the present invention, the precooling target value can be set as a value higher by a certain temperature range with respect to the temperature of the heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil.
本発明の空調システムにおいて、前記予冷目標値は、前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の温度を変数とするn次関数として設定することができる。 In the air conditioning system of the present invention, the precooling target value can be set as an nth-order function with the temperature of the heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil as a variable.
本発明の空調システムにおいて、冷房時、前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の温度は、前記第二の熱源機から前記第二のコイルへ供給される熱媒の温度より高く設定することができる。 In the air conditioning system of the present invention, the temperature of the heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil during cooling is the temperature of the heat medium supplied from the second heat source machine to the second coil. Can be set higher than the temperature of.
本発明の空調システムによれば、外調機による空気の冷却を効率よく行い得るという優れた効果を奏し得る。 According to the air conditioning system of the present invention, it is possible to obtain an excellent effect that the air can be efficiently cooled by the external air conditioner.
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。尚、本実施例の空調システムは図1に説明したものと同一の構成を想定しているため、図1を参照して説明する。また、空気冷却の操作についても図2を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Since the air conditioning system of this embodiment assumes the same configuration as that described in FIG. 1, it will be described with reference to FIG. Further, the operation of air cooling will also be described with reference to FIG.
外調機1は、フィルタ2と、該フィルタ2の後段に設けられた第一、第二のコイル3,4と、該コイル3,4の後段に設けられたファン5を備えている。
The
外調機1内には、ファン5の動作によって空気Aが流通し、第一のコイル3および第二のコイル4では、第一、第二の熱源機6,7から第一、第二の熱媒供給管8,9を通じてそれぞれ供給される熱媒W1,W2と空気Aとの間で熱交換が行われる。冷房時には、第一のコイル3において空気Aが予冷され、その後段の第二のコイル4において空気Aがさらに冷却される。前段にあたる第一のコイル3と、後段にあたる第二のコイル4の間には空気温度センサ10が備えられており、第一のコイル3の出側における空気Aの温度を測定するようになっている。
Air A circulates in the
第一の熱媒供給管8の途中には熱媒温度センサ11が備えられ、該熱媒温度センサ11より下流の位置には流量調整部12が設けられている。また、第二の熱媒供給管9の途中には流量調整部13が設けられている。空気温度センサ10、熱媒温度センサ11、流量調整部12,13はそれぞれ制御装置14に接続されている。
A heat
そして、本実施例の空調システムは、冷房時において、予冷コイル(第一のコイル3)による冷却の目標温度(予冷目標値)を、熱媒W1の温度計測値に基づくカスケード制御として設定値可変にし得るようにした点を特徴としている。 Then, in the air conditioning system of the present embodiment, the target temperature (pre-cooling target value) of cooling by the pre-cooling coil (first coil 3) is variable as a cascade control based on the temperature measurement value of the heat medium W1 during cooling. It is characterized by the fact that it can be used.
すなわち、制御装置14では、基本のフィードバック制御として、空気温度センサ11の測定値と、制御装置14に入力された流量調整部12を操作器とするフィードバック系の設定値との偏差に基づいて、偏差を無くすように演算し制御信号を操作器である流量調整部12へ出力し流量調整部12の弁開度を制御するのである。この演算にPID制御を用いるのが一般的である。ここで、この第一の熱媒供給管8を流通する熱媒W1の温度を熱媒温度センサ11の測定値として把握し、この熱媒W1の計測温度に基づいて予冷目標値を演算して流量調整部12を操作器とするフィードバック系の設定値として制御装置14に入力設定し続け(カスケード制御)、空気温度センサ10における空気Aの測定温度と、新しく設定された予冷目標値との偏差に基づいて、演算した制御信号により流量調整部12の開度を調整する。予冷目標値は、熱媒W1の温度を変数とする適当な関数として設定することができる。例えば、熱媒温度センサ11の測定値に対し一定の温度幅(例えば、+2〜3℃)だけ高い値を予冷目標値として設定してもよいし、一次関数や二次関数のようなn次関数(n=1,2,3,・・・)としてもよい。予冷目標値の更新は、例えば一定時間おきに熱媒温度センサ11の測定値を取得し、それに応じて予冷目標値を設定し直すことで実行すれば良い。ここで予冷目標値の設定にn次関数を用いる場合には、n次関数が、第一の熱源機6から第一のコイル3へ供給される熱媒W1の温度を変数とするものならば、それぞれの関数の条件について特に制限されることはない。
That is, in the
このようにすると、熱媒W1の温度が低い場合には、それに応じた低い温度値が予冷目標値として設定される。熱媒W1の温度が低くなれば、第一のコイル3による目標冷却量が増加することになるので、予冷目標値が固定されている場合と比べ、熱媒W1の供給量が多くなる。すなわち、制御装置14では、第一の熱媒供給管8に備えられた流量調整部12の開度を大きく設定し、第一のコイル3へ熱媒W1が多く供給されるように調整する。
In this way, when the temperature of the heat medium W1 is low, a correspondingly low temperature value is set as the precooling target value. When the temperature of the heat medium W1 becomes low, the target cooling amount by the
また、第一のコイル3による冷却量が増加すれば、第一のコイル3から第二のコイル4へ流れ込む空気Aの温度は低くなるので、第二のコイル4での冷却に必要な熱媒W2の量は少なくなる。制御装置14は、第二のコイル4で必要とされる冷却量に合わせ、流量調整部13の開度を調整する。その結果、外調機1全体の冷却量は変わらないまま、中温の熱媒W1を使用する予冷コイル(第一のコイル3)による冷却量の割合が増え、低温の熱媒W2を使用する最終冷却コイル(第二のコイル4)による冷却量の割合が減る。熱媒W2よりも温度が高く、冷却効率の良い熱媒W1を多く使用することで、熱源機6,7におけるエネルギー効率が向上される。
Further, if the amount of cooling by the
また、熱媒W1の温度が高い場合には、それに応じた高い温度値が予冷目標値として設定される。予冷目標値が高くなれば、第一のコイル3による目標冷却量が減少することになるので、予冷目標値が固定されている場合と比べ、熱媒W1の温度が高い場合における熱媒W1の供給量が少なくなる。過大な量の熱媒W1を第一のコイル3に供給しないので、第一の熱媒供給管8に備えたポンプ(図示せず)の動作に要するエネルギー消費の過剰な増大は防止される。
When the temperature of the heat medium W1 is high, a correspondingly high temperature value is set as the precooling target value. If the pre-cooling target value becomes high, the target cooling amount by the
このような操作は、図2において、予冷目標値すなわち点P1のX座標を、熱媒W1の温度に応じて左右(例えば、点P1aや点P1bの位置)に動かすことに相当する。熱媒W1の温度が低い時には、それに応じて点P1の位置を点P1aに設定し、中温の熱媒W1による冷却量(点P0から点P1(P1a)までのX軸方向における距離)を増やすと同時に低温の熱媒W2による冷却量(点P1(P1a)から点P2までのX軸方向における距離)を減らして、熱源機6,7における冷却効率を向上し、エネルギー消費の合計を抑える。一方、熱媒W1の温度が高い時には、それに応じて点P1の位置を点P1bに設定し、熱媒W1による冷却量を減らして熱媒W1の供給量を減らし、図示しないポンプによるエネルギー消費を抑えることができる。言い換えれば、第一のコイル3および第一の熱源機6による冷却量と、第二のコイル4および第二の熱源機7による冷却量の振り分けを最適化することにより、外気の冷却を行う上で省エネルギーを図るのである。
Such an operation corresponds to moving the precooling target value, that is, the X coordinate of the point P1 to the left or right (for example, the position of the point P1a or the point P1b) according to the temperature of the heat medium W1 in FIG. When the temperature of the heat medium W1 is low, the position of the point P1 is set to the point P1a accordingly, and the amount of cooling by the medium temperature heat medium W1 (the distance from the point P0 to the point P1 (P1a) in the X-axis direction) is increased. At the same time, the amount of cooling by the low-temperature heat medium W2 (distance in the X-axis direction from the point P1 (P1a) to the point P2) is reduced to improve the cooling efficiency of the
尚、このような運転を行う場合、コイル3,4および熱源機6,7の能力には冗長性をもたせておくべきである。すなわち、第一のコイル3および第一の熱源機6は、変動する点P0の位置から変動する点P1の位置(例えば、点P1aの位置)まで、想定され得る空気Aの予冷による冷却量を実現できるように設計する必要があるし、第二のコイル4および第二の熱源機7は、変動する点P1の位置(例えば、点P1bの位置)から点P2の位置まで、想定され得る空気Aの最終冷却による冷却量を実現できるように設計する必要がある。
When performing such an operation, the capabilities of the
以上のように、上記本実施例の空調システムは、第一の熱源機6から熱媒W1を供給され、冷房時に空気Aを予冷する第一のコイル3と、第一のコイル3の後段に設置され、第二の熱源機7から熱媒W2を供給され、冷房時に空気Aをさらに冷却する第二のコイル4とを備えた外調機1と、第一のコイル3の出側における空気Aの温度を測定する空気温度センサ10と、第一の熱源機6から第一のコイル3へ供給される熱媒W1の温度を測定する熱媒温度センサ11と、第一の熱源機6から第一のコイル3へ供給される熱媒W1の流量を調整する流量調整部12とを備え、第一の熱源機6から第一のコイル3へ供給される熱媒W1の温度に応じ、第一のコイル3による予冷目標値を設定するよう構成されている。このようにすれば、第一のコイル3と第二のコイル4における冷却量の振り分けを最適化することができる。
As described above, in the air conditioning system of the present embodiment, the heat medium W1 is supplied from the first heat source machine 6, and the air A is precooled at the time of cooling to the
また、本実施例の空調システムにおいて、前記予冷目標値は、第一の熱源機6から第一のコイル3へ供給される熱媒W1の温度に対し一定の温度幅だけ高い値として設定することができる。
Further, in the air conditioning system of the present embodiment, the precooling target value is set as a value higher by a certain temperature range with respect to the temperature of the heat medium W1 supplied from the first heat source machine 6 to the
また、本実施例の空調システムにおいて、前記予冷目標値は、第一の熱源機6から第一のコイル3へ供給される熱媒W1の温度を変数とするn次関数(n=1,2,3,・・・)として設定することができる。
Further, in the air conditioning system of the present embodiment, the precooling target value is an nth-order function (n = 1, 2) in which the temperature of the heat medium W1 supplied from the first heat source machine 6 to the
また、本実施例の空調システムにおいて、冷房時、第一の熱源機6から第一のコイル3へ供給される熱媒W1の温度は、第二の熱源機7から第二のコイル4へ供給される熱媒W2の温度より高く設定することができる。
Further, in the air conditioning system of the present embodiment, the temperature of the heat medium W1 supplied from the first heat source machine 6 to the
したがって、上記本実施例の空調システムによれば、外調機1による空気の冷却を効率よく行い得る。
Therefore, according to the air conditioning system of the present embodiment, the
尚、本発明の空調システムは、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。 The air conditioning system of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it goes without saying that various modifications can be made without departing from the gist of the present invention.
1 外調機
3 第一のコイル
4 第二のコイル
6 第一の熱源機
7 第二の熱源機
10 空気温度センサ
11 熱媒温度センサ
12 流量調整部
A 空気
W1 熱媒
W2 熱媒
1
Claims (4)
前記第一のコイルの後段に設置され、第二の熱源機から熱媒を供給され、冷房時に空気をさらに冷却する第二のコイルと
を備えた外調機と、
前記第一のコイルの出側における空気の温度を測定する空気温度センサと、
前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の温度を測定する熱媒温度センサと、
前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の流量を調整する流量調整部とを備え、
前記第一の熱源機から前記第一のコイルへ供給される熱媒の温度に応じ、前記第一のコイルによる予冷目標値を設定するよう構成されたことを特徴とする空調システム。 The first coil, which is supplied with a heat medium from the first heat source machine and precools the air during cooling,
An external conditioner installed after the first coil and provided with a second coil that is supplied with a heat medium from a second heat source machine and further cools the air during cooling.
An air temperature sensor that measures the temperature of the air on the outlet side of the first coil, and
A heat medium temperature sensor that measures the temperature of the heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil, and
A flow rate adjusting unit for adjusting the flow rate of the heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil is provided.
An air conditioning system characterized in that a precooling target value by the first coil is set according to the temperature of a heat medium supplied from the first heat source machine to the first coil.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020045000A JP7360346B2 (en) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | air conditioning system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020045000A JP7360346B2 (en) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | air conditioning system |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021148301A true JP2021148301A (en) | 2021-09-27 |
JP7360346B2 JP7360346B2 (en) | 2023-10-12 |
Family
ID=77848247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020045000A Active JP7360346B2 (en) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | air conditioning system |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7360346B2 (en) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008209023A (en) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Taikisha Ltd | Device and method for controlling heat source facility, and air conditioning system and its control method |
JP2008215679A (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Sanki Eng Co Ltd | Air conditioning equipment |
JP2016194383A (en) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 高砂熱学工業株式会社 | air conditioner |
WO2019165133A1 (en) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | Conservant Systems, Inc. | High effciency dehumidification system and method |
-
2020
- 2020-03-16 JP JP2020045000A patent/JP7360346B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008209023A (en) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Taikisha Ltd | Device and method for controlling heat source facility, and air conditioning system and its control method |
JP2008215679A (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-18 | Sanki Eng Co Ltd | Air conditioning equipment |
JP2016194383A (en) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 高砂熱学工業株式会社 | air conditioner |
WO2019165133A1 (en) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | Conservant Systems, Inc. | High effciency dehumidification system and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7360346B2 (en) | 2023-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107228455B (en) | Air conditioner and control method | |
CN104024749B (en) | Air-conditioning system that adjusts temperature and humidity | |
CN103075768B (en) | Thermostatic and humidistatic air conditioning unit group and control method | |
JP6119141B2 (en) | Air conditioning system | |
JP4892305B2 (en) | Outside air conditioning air conditioner | |
CN108317632B (en) | Air conditioning system | |
CN108800375B (en) | Air heat source heat pump type air conditioner | |
JP2006207856A (en) | Air conditioner for conditioning outside air | |
CN108534319B (en) | Air conditioner and air conditioning system provided with same | |
WO2022022642A1 (en) | Air conditioner and dehumidification method | |
WO2017081820A1 (en) | Air conditioning system and method for controlling air conditioning system | |
JP6250148B2 (en) | Air conditioning system | |
CN109059106A (en) | Indoor unit, control method and the air-conditioning system of air-conditioning system | |
CN109827304B (en) | Fresh air-capillary network air combined regulation system and winter and summer fresh air temperature regulation method thereof | |
JP6221198B2 (en) | External control device | |
JP2008075978A (en) | Air-conditioning control system | |
CN111023414B (en) | Air conditioning system and dehumidification control method | |
JP7374633B2 (en) | Air conditioners and air conditioning systems | |
JP4834503B2 (en) | Commercial air conditioning control system | |
JP6024726B2 (en) | External control device | |
JP2021148301A (en) | Air conditioning system | |
JP4477914B2 (en) | Air conditioning system | |
JP7058250B2 (en) | Air conditioner with dehumidifying function and its control method | |
JP7205889B2 (en) | air conditioning system | |
JP5827717B2 (en) | Fan coil type radiant air conditioning panel air conditioner with heat pump |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221031 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230822 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230926 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230929 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7360346 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |