JP2021146469A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】静剛性及び動剛性を簡易に短時間で調整することができる工作機械を提供する。【解決手段】工作機械は、立柱と、該立柱に連結した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの下側に配置したワーク保持部とを備える工作機械において、前記主軸ヘッドは、前記立柱に連結した支持部と、該支持部から前記ワーク保持部に向けて突出し、主軸を支持する筒体と、該筒体及び支持部を連結する取り外し可能な連結部とを有する。好ましくは、前記支持部に、前記筒体の軸方向に延びるねじ孔が形成してあり、前記連結部は、前記筒体の径方向にて前記筒体から突出し且つ前記ねじ孔に対向する位置に配してあり、前記筒体の軸方向に貫通した貫通孔を有する取付板と、前記貫通孔に挿入してあり、前記ねじ孔に連結するボルトとを備える。【選択図】図2

Description

本技術は、ワークを加工する工作機械に関する。
従来、隣接する基部及び接続部をボルトで連結した工作機械を提案してある。基部には、環状の皿ばねを収容する収容室(開口)が形成してある。収容室は、接続部に隣接する一面に設けてあり、凹状をなす。基部には、ボルトを挿入する貫通孔が形成してある。貫通孔は、前記一面と、該一面の反対側の他面との間に亘る。貫通孔は収容室に連なる。
ボルトは、前記他面から前記収容室に向けて挿入してある。ボルトは、環状をなす皿ばねの孔に挿入してあり、接続部に連結する。前記工作機械は、ボルトによって静剛性を維持ししつつ、皿ばねによって振動を吸収し、動剛性の向上を図っている。
特開2013−215853号公報
静剛性及び動剛性を調整する場合、工作機械は収容室の深さを調整する。しかし、収容室の深さを調整する為には、ボルトによる連結を解除し、収容室にワッシャーを設けて、再度、基部及び接続部を連結する必要があり、調整作業は複雑で長時間を要する。
本開示は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、静剛性及び動剛性を簡易に短時間で調整することができる工作機械を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、立柱と、該立柱に連結した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの下側に配置したワーク保持部とを備える工作機械において、前記主軸ヘッドは、前記立柱に連結した支持部と、該支持部から前記ワーク保持部に向けて突出し、主軸を支持する筒体と、該筒体及び支持部を連結する取り外し可能な連結部とを有する。
本開示の一実施形態においては、筒体及び支持部を連結部で連結し、静剛性を高める。必要に応じて連結部の補強度を低くし、動剛性を高める。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記支持部に、前記筒体の軸方向に延びるねじ孔が形成してあり、前記連結部は、前記筒体の径方向にて前記筒体から突出し且つ前記ねじ孔に対向する位置に配してあり、前記筒体の軸方向に貫通した貫通孔を有する取付板と、前記貫通孔に挿入してあり、前記ねじ孔に連結するボルトとを備える。
本開示の一実施形態においては、ボルトのねじ孔への連結によって、静剛性を高め、ボルトのねじ孔からの取り外しによって、動剛性を高める。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記支持部に複数の前記ねじ孔を形成してあり、前記連結部は、前記複数のねじ孔に対応した複数の前記貫通孔を備え、該複数の貫通孔に一又は複数の前記ボルトを挿入する。
本開示の一実施形態においては、ねじ孔に連結するボルトの数を調整し、静剛性及び動剛性を調整する。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記連結部は、前記筒体から径方向に突出する取付板と、該取付板及び支持部を連結する取り外し可能な連結板とを備える。
本開示の一実施形態においては、連結板の取り付けによって、静剛性を高め、連結板の取り外しによって、動剛性を高める。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記連結板は、前記取付板に連結する第一板部と、前記支持部に連結し、前記第一板部に直角な第二板部とを有する。
本開示の一実施形態においては、第一板部及び第二板部を直角に配置することによって、第一板部及び第二板部に平行な方向において、連結板の静剛性を高めることができる。
本開示の一実施形態に係る工作機械は、前記第一板部の一辺全体と前記第二板部の一辺全体とが連結しているか、又は前記第一板部の一辺の一部と前記第二板部の一辺の一部とが連結している。
本開示の一実施形態においては、連結板の静剛性を高める場合には、第一板部の一辺全体と第二板部の一辺全体とを連結する。連結板の動剛性を高める場合には、第一板部の一辺の一部と第二板部の一辺の一部とを連結する。
本開示の一実施形態に係る工作機械にあっては、筒体及び支持部を連結部で連結し、静剛性を高める。必要に応じて連結部を取り外し、動剛性を高める。連結部を連結又は取り外すだけで、静剛性及び動剛性を調整でき、簡易に短時間で調整することができる。
実施の形態1に係る工作機械の縦断面図である。 主軸ヘッドの略示斜視図である。 主軸ヘッドの略示右側面図である。 補強部付近の構成を略示する部分拡大縦断面図である。 ボルトの数と静剛性の増加率を示すグラフである。 二つのボルトを取り付けた場合及びボルト無しの場合における動剛性を示すグラフである。 実施の形態2に係る主軸ヘッドの略示斜視図である。 主軸ヘッドの略示底面図である。 主軸ヘッドの略示右側面図である。 連結板の略示斜視図である。 第二連結板の略示斜視図である。 第三連結板の略示斜視図である。 連結板、第二連結板又は第三連結板を取り付けた場合におけるY方向の静剛性の増加率を示すグラフである。 連結板、第二連結板又は第三連結板を取り付けた場合におけるX方向の静剛性の増加率を示すグラフである。 連結板、第二連結板又は第三連結板を取り付けた場合におけるY方向の動剛性を示すグラフである。
(実施の形態1)
以下本発明を実施の形態1に係る工作機械を示す図面に基づき説明する。図1は、工作機械の縦断面図である。以下の説明では図中矢印で示す上下左右前後を使用する。図1に示す如く、工作機械は前後に長い矩形の基台1を備える。立柱2は基台1の後部に固定する。基台1の前部にワークを保持するワーク保持部10を設けてある。ワーク保持部10は、前後方向に移動するY方向移動部11、左右方向に移動するX方向移動部12、ワークを固定する台13を備える。Y方向移動部11はY軸モータ(図示略)を備え、Y軸モータの駆動によってY方向移動部11は前後移動する。X方向移動部12はX軸モータ(図示略)を備え、X軸モータによってX方向移動部12は左右移動する。
Y方向移動部11は基台1上に設けてあり、X方向移動部12はY方向移動部11上に設けてある。台13はX方向移動部12上に設けてある。台13はワーク保持部を構成する。X方向移動部12とY方向移動部11の左右前後移動は、台13に固定したワークの左右前後の位置を決定する。
上下方向に移動可能な主軸ヘッド3は、台13の上側にて、立柱2の前面に設けてある。立柱2の前面に二つの軌道(図示略)と、ボールねじ機構(図示略)が設けてある。二つの軌道は上下に延び、立柱2の前面の左右両側に設けてある。軌道には、軌道に沿って移動する摺動子(図示略)が設けてある。ボールねじ機構は二つの軌道の間に配置してある。ボールねじ機構はボールねじ及びナットを備える。主軸ヘッド3は、ナット及び摺動子に連結する。Z軸モータ(図示略)が立柱2に設けてあり、Z軸モータの駆動によってボールねじは回転し、主軸ヘッド3は上下移動する。
主軸モータ8は主軸ヘッド3の上端部に設けてあり、主軸モータ8の駆動によって主軸は回転する。二つの支持板7は立柱2から前方に突出し且つ左右に並ぶ。支持板7は工具マガジン6を支持し、工具マガジン6は工具5を保持する。マガジンモータ(図示略)の駆動によって、工具マガジン6は回転し、所定の工具5を最下位置、即ち交換位置に送る。
図2は、主軸ヘッド3の略示斜視図、図3は、主軸ヘッド3の略示右側面図である。主軸ヘッドは、立柱2に連結した支持部30を備える。支持部30は、中央部分31、及び突出部32を備える。中央部分31は直方体状をなし、左右に延びる。中央部分31の一面は後面31aを構成する。後面31aの左右方向中央にナット保持筒33が設けてある。ナット保持筒33の軸方向は上下方向である。ナット保持筒33の後部には、上下に延びたスリット33aが形成してある。
中央部分31の上部において、左右両端部から突出部32が上側に突出する。突出部32の後面32aは中央部分31の後面31aに面一に連なる。後面32aの上端部、及び後面31a下部の左右両端部に、取付部34が夫々設けてある。ナット保持筒33は、前記ナットを保持し、取付部34は前記摺動子に取り付けてある。
中央部分31の前面に筒体40が設けてある。筒体40の軸方向は上下方向である。筒体40の下部は、中央部分31の下面31bよりも下側に突出する。即ち、筒体40は台13に向けて突出する。筒体40は、上下に延びた主軸(図示略)を回転可能に保持する。
筒体40の後面40aと、中央部分31の下面31bとを傾斜部31cが連結する。傾斜部31cの後面は傾斜面31dを構成する。傾斜面31dは、下部が上部よりも前側に位置するように、傾斜する。
図4は、補強部50付近の構成を略示する部分拡大縦断面図である。補強部50は、下面31b、傾斜面31d、及び後面40aに亘って設けてある。補強部50は、基部51、取付板52、ナット53、ねじ孔54、及びボルト55を備える。基部51はブロック状をなし、後面40a及び傾斜面31dに亘って設けてある。基部51は後側に突出する。補強部50は連結部を構成する。
取付板52は基部51の後面から後側に突出し、左右に延びる。取付板52には、上下に貫通した二つの貫通孔52aが形成してある。二つの貫通孔52aは取付板52の左右に夫々配置してある。取付板52の上面に二つのナット53が固定してある。二つのナット53は二つの貫通孔52aに対して、夫々同軸的に配置してある。下面31bに二つのねじ孔54が設けてある。二つのねじ孔54は、上下方向を軸方向として、取付板52に対向する位置に形成してある。二つのねじ孔54は二つのナット53に対して、夫々同軸的に配置してある。
ボルト55が下側から貫通孔52aに挿入してあり、ナット53及びねじ孔54に連結する。ボルト55の頭部とねじ孔54との間にて、取付板52を固定する。取付板52を固定する力が大きいほど、主軸ヘッド3の静剛性が高くなり、動剛性は低くなる。取付板52を固定する力が小さいほど、主軸ヘッド3の静剛性が低くなり、動剛性は高くなる。故に、ねじ孔54に連結するボルト55の数の多少に応じて、静剛性は高低となり、動剛性は抵高となる。またねじ孔54への締め付け力の大小に応じて、静剛性は高低となり、動剛性は低高となる。
図5は、ボルト55の数と静剛性の増加率を示すグラフである。図5においては、ボルト55の数が0本の場合における静剛性を基準に、ボルト55の数が一本及び二本の場合における静剛性の増加割合を示す。静剛性は、前後方向における静剛性である。横軸はボルト55の数を示し、縦軸は静剛性の増加割合を示す。なお各ボルト55の締め付け力は同じである。図5に示す如く、一本のボルト55を取り付けた場合、静剛性は約12%増加し、二本のボルトを取り付けた場合、静剛性は約20%増加する。
図6は、二つのボルト55を取り付けた場合及びボルト55無しの場合における動剛性を示すグラフである。動剛性は、前後方向における動剛性である。図6において、横軸は、主軸ヘッド3に付与した振動の周波数を示し、縦軸は、主軸ヘッド3のコンプライアンスを示す。P1はボルト無しの場合におけるグラフであり、P2は二つのボルト55を取り付けた場合におけるグラフである。グラフP1のピーク値はグラフP2のピーク値よりも小さい。従って、ボルト55無しの場合は、二つのボルト55を取り付けた場合よりも、振幅が抑制され、動剛性が高い。
実施の形態1に係る工作機械にあっては、筒体40及び支持部30を補強部50で連結し、静剛性を高める。また必要に応じて補強部50の補強度を低くし、動剛性を高める。またボルト55のねじ孔54への連結によって、静剛性を高め、ボルト55のねじ孔54からの取り外しによって、動剛性を高めることができる。またねじ孔54に連結するボルト55の数を調整し、静剛性及び動剛性を調整することができる。尚ボルト55及びねじ孔54の数は二つに限定されず、単数又は三つ以上でもよい。
(実施の形態2)
以下本発明を実施の形態2に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。実施の形態2に係る構成の内、実施の形態1と同様な構成については同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。図7は、主軸ヘッド3Aの略示斜視図、図8は、主軸ヘッド3Aの略示底面図、図9は、主軸ヘッド3Aの略示右側面図、図10は、連結板56の略示斜視図である。
図7〜図9に示す如く、工作機械は主軸ヘッド3Aを備える。主軸ヘッド3Aは補強部50Aを備える。補強部50Aは、基部51、取付板52、二つの連結板56、複数のボルト59を備える。
図10に示す如く、連結板56は、第一板部57及び第二板部58を備える。第一板部57は矩形板状をなし、所定方向に延びる。第一板部57の一面57bにおける長辺部から、第二板部58は直角に突出する。第二板部58は矩形板状をなし、前記所定方向に延びる。前記一面57bと、第二板部58の一面58bとは直角に連なる。第一板部57の他面57cと、第二板部58の他面58cとは直角に連なる。第一板部57の長辺部全体と、第二板部58の長辺部全体とが連結する。
第一板部57の端部に、複数の貫通孔57aが形成してある。貫通孔57aは第一板部57に直角な方向に貫通する。貫通孔57aは、第二板部58の反対側に配置してある。
第二板部58における他面58cの端部に、他面58cから突出した突出部58dが設けてある。突出部58dは矩形をなし、第一板部57の反対側にて、他面58cの角部分に形成してある。突出部58dは、前記所定方向、即ち第二板部58の長手方向において、貫通孔57aの反対側に配置してある。突出部58dに複数の貫通孔58aが形成してある。貫通孔58aは第二板部58に直角な方向に貫通する。
図7及び図9に示す如く、二つの連結板56が取付板52の左右に夫々設けてある。右側の連結板56は、第一板部57の他面57cが取付板52の右面に対向し、突出部58dが下面31bに対向するように、配置してある。第一板部57の各貫通孔57aにボルト59が右側から挿入してあり、取付板52の右面に形成したねじ孔(図示略)に連結する。また第二板部58の各貫通孔58aにボルト59が下側から挿入してあり、下面31bに形成したねじ孔(図示略)に連結する。
左側の連結板56は、第一板部57の他面57cが取付板52の左面に対向し、突出部58dが下面31bに対向するように、配置してある。第一板部57の各貫通孔57aにボルト59が左側から挿入してあり、取付板52の左面に形成したねじ孔(図示略)に連結する。また第二板部58の各貫通孔58aにボルト59が下側から挿入してあり、下面31bに形成したねじ孔(図示略)に連結する。
作業者は、静剛性及び動剛性を調整する為に、ボルト59を外して、連結板56を第二連結板56A又は第三連結板56Bに交換することができる。図11は、第二連結板56Aの略示斜視図である。
図11に示す如く、第二連結板56Aは、第一板部57A及び第二板部58Aを備える。一面57b側又は他面57c側から視認した場合、第一板部57AはL形をなす。第一板部57Aの一端部57AaからL形の角部分に亘って、複数の貫通孔57aが形成してある。一面58b又は他面58cから視認した場合、第二板部58AはL形をなす。第二板部58Aの一端部58Aaに突出部58dが設けてある。
第二板部58Aの他端部58Abは、一面57bに対して直角になるように、第一板部57Aの他端部57Abに連結する。第二連結板56Aは、連結板56に比べて撓みやすい。第二連結板56Aを筒体40及び支持部30に取り付けた場合、連結板56を取り付けた場合に比べて、主軸ヘッド3Aの動剛性は高まり、静剛性は低下する。
図12は、第三連結板56Bの略示斜視図である。図12に示す如く、第三連結板56Bは、第一板部57B及び第二板部58Bを備える。一面57b側又は他面57c側から視認した場合、第一板部57BはL形をなす。第一板部57Bの一端部57BaからL形の角部分に亘って、複数の貫通孔57aが形成してある。第一板部57Bの厚さは、第一板部57Aの厚さよりも小さい。
一面58b又は他面58cから視認した場合、第二板部58BはL形をなす。第二板部58Bの一端部58Baに突出部58dが設けてある。第二板部58Bの厚さは、図11の第二板部58Aの厚さよりも小さい。第二板部58Bの他端部58Bbは、一面57bに対して直角になるように、第一板部57Bの他端部57Bbに連結する。
第三連結板56Bは、第二連結板56Aに比べて撓みやすい。第三連結板56Bを筒体40及び支持部30に取り付けた場合、第二連結板56Aを取り付けた場合に比べて、主軸ヘッド3Aの動剛性は高まり、静剛性は低下する。
図13は、連結板56、第二連結板56A又は第三連結板56Bを取り付けた場合におけるY方向の静剛性の増加率を示すグラフである。Y方向は前後方向に対応する。図13においては、連結板無しの場合における静剛性を基準に、連結板56、第二連結板56A又は第三連結板56B場合における静剛性の増加割合を示す。横軸において、Q0は連結板無しの場合、Q1は連結板56を取り付けた場合、Q2は第二連結板56Aを取り付けた場合、Q3は第三連結板56Bを取り付けた場合を示す。縦軸は静剛性の増加割合を示す。図13に示す如く、連結板56を取り付けた場合、静剛性は約75%増加し、第二連結板56Aを取り付けた場合、静剛性は約40%増加し、第三連結板56Bを取り付けた場合、静剛性は約20%増加する。
図14は、連結板56、第二連結板56A又は第三連結板56Bを取り付けた場合におけるX方向の静剛性の増加率を示すグラフである。X方向は左右方向に対応する。図14に示す如く、連結板56を取り付けた場合(Q1の場合)、静剛性は約45%増加し、第二連結板56Aを取り付けた場合(Q2の場合)、静剛性は約40%増加し、第三連結板56Bを取り付けた場合(Q3の場合)、静剛性は約15%増加する。図13及び図14に示す如く、前後方向の静剛性は、左右方向の静剛性よりも高い。
図15は、連結板56、第二連結板56A又は第三連結板56Bを取り付けた場合におけるY方向の動剛性を示すグラフである。動剛性は、前後方向における動剛性である。図15において、横軸は、主軸ヘッド3に付与した振動の周波数を示し、縦軸は、主軸ヘッド3のコンプライアンスを示す。図15に示すように、グラフQ2のピーク値はグラフQ1のピーク値よりも小さく、グラフQ3のピーク値はグラフQ2のピーク値よりも小さく、グラフQ0のピーク値はグラフQ3のピーク値よりも小さい。
即ち、第二連結板56Aを取り付けた場合は、連結板56を取り付けた場合よりも、振幅が抑制され、動剛性が高い。第三連結板56Bを取り付けた場合は、第二連結板56Aを取り付けた場合よりも、更に振幅が抑制され、更に動剛性が高い。連結板無しの場合は、第三連結板56Bを取り付けた場合よりも、更に振幅が抑制され、更に動剛性が高い。
実施の形態2に係る工作機械にあっては、連結板56、第二連結板56A又は第三連結板56Bの取り付けによって、静剛性を高め、連結板の取り外しによって、動剛性を高めることができる。
また第一板部57、57A、57B及び第二板部58、58A、58Bを直角に配置することによって、第一板部57、57A、57B及び第二板部58、58A、58Bに平行な方向、即ち前後方向における静剛性を、左右方向における静剛性よりも高めることができる。筒体40は前後方向に振動し易いので、筒体40の振動を効果的に抑制することができる。
また連結板の静剛性を高める場合には、第一板部57の一辺全体と第二板部58の一辺全体とを連結する。連結板の動剛性を高める場合には、第一板部57A、57Bの一辺の一部(他端部57Ab、57Bb)と第二板部58A、58Bの一辺の一部(他端部58Ab、58Bb)とを連結する。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施例にて記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができ、本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
2 立柱
3 主軸ヘッド
13 台(ワーク保持部)
30 支持部
40 筒体
50、50A 補強部(連結部)
54 ねじ孔
52 取付板
55 ボルト
56 連結板
56A 第二連結板
56B 第三連結板
57、57A、57B 第一板部
58、58A、58B 第二板部

Claims (6)

  1. 立柱と、該立柱に連結した主軸ヘッドと、該主軸ヘッドの下側に配置したワーク保持部とを備える工作機械において、
    前記主軸ヘッドは、
    前記立柱に連結した支持部と、
    該支持部から前記ワーク保持部に向けて突出し、主軸を支持する筒体と、
    該筒体及び支持部を連結する取り外し可能な連結部と
    を有する工作機械。
  2. 前記支持部に、前記筒体の軸方向に延びるねじ孔が形成してあり、
    前記連結部は、
    前記筒体の径方向にて前記筒体から突出し且つ前記ねじ孔に対向する位置に配してあり、前記筒体の軸方向に貫通した貫通孔を有する取付板と、
    前記貫通孔に挿入してあり、前記ねじ孔に連結するボルトと
    を備える請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記支持部に複数の前記ねじ孔を形成してあり、
    前記連結部は、前記複数のねじ孔に対応した複数の前記貫通孔を備え、
    該複数の貫通孔に一又は複数の前記ボルトを挿入する
    請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記連結部は、
    前記筒体から径方向に突出する取付板と、
    該取付板及び支持部を連結する取り外し可能な連結板と
    を備える請求項1に記載の工作機械。
  5. 前記連結板は、
    前記取付板に連結する第一板部と、
    前記支持部に連結し、前記第一板部に直角な第二板部と
    を有する請求項4に記載の工作機械。
  6. 前記第一板部の一辺全体と前記第二板部の一辺全体とが連結しているか、又は前記第一板部の一辺の一部と前記第二板部の一辺の一部とが連結している
    請求項5に記載の工作機械。
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