JP2021145882A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な操作をすることなく、また、領域認識処理を再度し直すことなく、領域認識処理による認識領域を修正できるようにする。【解決手段】画像処理装置の制御部によれば、所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から領域認識処理により認識された認識領域の修正対象となる修正対象フレーム画像の選択を受け付け、選択された修正対象フレーム画像より前のフレーム画像及び/又は後のフレーム画像における認識領域を用いて補間により修正対象フレーム画像の認識領域を修正する。【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
従来、被写体を連続的に複数回撮影することにより取得された動態画像の複数のフレーム画像から対象部位の領域を認識する領域認識処理が知られている。例えば、特許文献1には、複数のフレーム画像から基準フレーム画像と探索範囲を定め、それを基準に各フレーム画像の対象部位を追跡(認識)する技術が記載されている。
しかし、動態画像の複数のフレーム画像に領域認識処理を行った場合、しばしば領域認識が失敗したり、ユーザーの望む領域認識結果と異なっていたりする場合がある。このような場合、ユーザーは、領域認識結果を修正することになるが、認識された領域の修正は、例えば、認識された領域の輪郭上に表示された点をユーザーが移動させることにより行われるため、修正する点の数が多かったり、又は修正するフレーム画像の数が多かったりすると、修正作業そのものが頻雑になる。
そこで、例えば、特許文献2には、対象部位の抽出結果が前後の複数フレーム画像と異なると判定された領域についてはパラメーターを変更する等により再抽出をし直すことが記載されている。
特開2015−173720号公報 特開2016−073466号公報
しかしながら、特許文献2に記載のように、再抽出をし直す場合、パラメーターの変更が適切でなければ再度のやり直しも考えられ、計算コストが大きく、時間が掛かる場合がある。また、ユーザー操作に応じてある特定のフレーム画像を修正し、その修正に基づいて複数のフレーム画像に領域認識処理をし直す方法もあるが、場合によっては、ひとつのフレーム画像を直すと別のフレーム画像でズレが生じる現象が繰り返されることがあり、同様に、計算コストが大きく、時間が掛かる場合がある。
本発明の課題は、複雑な操作をすることなく、また、領域認識処理を再度し直すことなく、領域認識処理による認識領域を修正できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像処理装置は、
所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正対象となる修正対象フレーム画像を選択するための選択手段と、
前記修正対象フレーム画像より前のフレーム画像及び/又は後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正の必要のない複数のフレーム画像を選択する選択手段と、
前記選択された複数のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記複数のフレーム画像の間のフレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段と、
を備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記修正手段は、前記修正対象フレーム画像と撮影順が連続する前記前のフレーム画像及び前記後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記動態画像は、被写体の周期性のある動態を撮影した画像であり、
前記修正手段は、前記修正対象フレーム画像と前記動態の位相が同じで周期が前のフレーム画像及び/又は前記修正対象フレーム画像と前記動態の位相が同じで周期が後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の発明において、
入力された動態画像の複数のフレーム画像のそれぞれに前記領域認識処理を施す領域認識手段を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の発明において、
前記動態画像は、胸部動態画像であり、
前記所定構造物は、肺野である。
請求項7に記載の発明のプログラムは、
コンピューターを、
所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正対象となる修正対象フレーム画像を選択する選択手段、
前記修正対象フレーム画像より前のフレーム画像及び/又は後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段、
として機能させる。
請求項7に記載の発明のプログラムは、
コンピューターを、
所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正の必要のない複数のフレーム画像を選択する選択手段、
前記選択された複数のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記複数のフレーム画像の間のフレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段、
として機能させる。
本発明によれば、複雑な操作をすることなく、また、領域認識処理を再度し直すことなく、領域認識処理による認識領域を修正することが可能となる。
本発明の実施形態における画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1の制御部により実行される領域修正処理Aの流れを示すフローチャートである。 対応点の設定を説明するための図である。 修正点と対応点の対応付けの例を示す図である。 (a)は、修正点の修正後の位置の補間方法を説明するための図、(b)は、距離を考慮した修正点の修正後の位置の補間方法を説明するための図である。 対応点と修正点が1:1で対応付けられた場合の画像信号値による重みの算出を説明するための図である。 対応点と修正点がN:1で対応付けられた場合の画像信号値による重みの算出を説明するための図である。 (a)は、対応点と修正点が1:Nで対応付けられた場合の画像信号値による重みの算出を説明するための図、(b)は、対応点と修正点がN:Nで対応付けられた場合の画像信号値による重みの算出を説明するための図である。 図1の制御部により実行される領域修正処理Bの流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
<第1の実施形態>
〔画像処理装置1の構成〕
まず、本発明の第1の実施形態における画像処理装置1の構成について説明する。
画像処理装置1は、モダリティーにより生成された動態画像が入力されると、入力された動態画像に所定構造物の領域認識処理を行い、認識された領域を強調表示したり、認識された領域に関する計測を行ったりすることで、医師による画像診断を支援する装置である。ここで、動態画像とは、被写体の動態を連続的に複数回撮影することにより取得された、被写体の動態を示す複数のフレーム画像からなる動画像である。
本実施形態では、本発明を胸部の周期性のある動態(例えば、肺の膨張及び収縮、心臓の拍動等)をX線撮影することにより得られた動態画像に適用した場合を例として示して説明するが、本発明は、他の部位の動態(例えば、膝、手、足の動きや嚥下等)を放射線撮影した動態画像に適用してもよいし、CT(Computed Tomography)画像やMRI(Magnetic Resonance Imaging)画像等の他のモダリティーにより撮影された動態画像に適用してもよい。
図1に、画像処理装置1の機能構成例を示す。
図1に示すように、画像処理装置1は、制御部11、操作部12、表示部13、記憶部14、通信部15を備えて構成され、各部はバス16により接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。制御部11のCPUは、記憶部14に記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って各種処理を実行する。
例えば、制御部11は、通信部15によりモダリティーから動態画像を受信すると、受信した動態画像を、動態画像の付帯情報に含まれる患者情報(患者ID、氏名、年齢、性別等)、検査情報(検査ID、検査部位、検査日時、モダリティー種、フレーム番号(撮影順番)等)と対応付けて画像DB141に記憶させる。また、制御部11は、記憶部14に記憶されているプログラムとの協働により、動態画像に領域認識処理や後述する領域修正処理Aを始めとする各種処理を実行する。
操作部12は、文字入力キー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、操作者(ユーザー)によりキーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部11に出力する。
表示部13は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部11から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
記憶部14は、例えばHDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等で構成されている。記憶部14には、前述のように各種プログラムや各種データが記憶されている。
また、記憶部14には、画像DB(Data Base)141が設けられている。画像DB141は、モダリティーから送信された動態画像と、当該動態画像の患者情報、検査情報を対応付けて記憶する。
通信部15は、LANカード等により構成され、スイッチングハブを介して通信ネットワークNに接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
〔画像処理装置1の動作〕
次に、画像処理装置1の動作について説明する。
画像処理装置1において、操作部12により、画像DB141に記憶されている動態画像の中から診断対象の動態画像が選択されると、制御部11は、例えば、選択された動態画像の診断用画面(図示せず)を表示部13に表示させる。診断用画面において、操作部12により診断対象や計測対象となる所定構造物(例えば、肺野、心臓、骨部等)が選択されると、制御部11は、所定のアルゴリズムに従って、選択された動態画像の各フレーム画像に対して所定構造物の領域認識処理を行い、認識された認識領域を識別可能に(例えば、認識領域の輪郭上を線で描画して並べて)表示する。この状態において、操作部12により領域修正が指示されると、制御部11は、領域修正処理Aを実行する。
図2は、領域修正処理Aを示すフローチャートである。領域修正処理Aは、制御部11と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11は、修正対象のフレーム画像(修正対象フレーム画像)の選択を受け付ける(ステップS1)。
例えば、「修正対象のフレーム画像を選択してください」等のメッセージを診断用画面に表示して、ユーザーの操作部12による修正対象フレーム画像の選択操作を受け付ける。
次いで、制御部11は、修正領域の選択を受け付ける(ステップS2)。
例えば、「修正領域を選択してください」等のメッセージを診断用画面に表示して、ユーザーの操作部12による修正領域の選択操作を受け付ける。
なお、領域認識処理により認識された認識領域が1つであれば、自動的にその認識領域が修正領域として選択される。
次いで、制御部11は、修正対象フレーム画像より前の(撮影順が前の)フレーム画像であって、修正対象フレーム画像を修正する際に参照するフレーム画像(前フレーム画像)の選択を受け付ける(ステップS3)。
例えば、「修正の際に参照する、正しく認識された前フレーム画像を選択してください」等のメッセージを診断用画面に表示して、ユーザーの操作部12による前フレーム画像の選択操作を受け付ける。
次いで、制御部11は、修正対象フレーム画像より後の(撮影順が後の)フレーム画像であって、修正対象フレーム画像を修正する際に参照するフレーム画像(後フレーム画像)の選択を受け付ける(ステップS4)。
例えば、「修正する際に参照する、正しく認識された後フレーム画像を選択してください」等のメッセージを診断用画面に表示して、ユーザーの操作部12による後フレーム画像の選択操作を受け付ける。
ここで選択可能な前フレーム画像、後フレーム画像としては、例えば、修正対象フレーム画像と撮影順が連続するフレーム画像(例えば、修正対象フレーム画像がn番目のフレーム画像の場合、n−1番目のフレーム画像及びn+1番目のフレーム画像)としてもよいし、修正対象フレーム画像と動態の位相が同じで周期が異なるフレーム画像(周期が前のフレーム画像と周期が後のフレーム画像)としてもよい。
次いで、制御部11は、前フレーム画像及び後フレーム画像のそれぞれにおいて、修正領域に対応する領域(対応領域)を特定する(ステップS5)。
例えば、修正領域が左肺領域である場合、前フレーム画像及び後フレーム画像の左肺領域を修正領域に対応する対応領域として特定する。具体的には、修正領域に最も近い位置(座標)の認識領域を対応領域として特定する。
なお、領域認識処理により認識された認識領域が1つであれば、認識領域が対応領域として特定される。
次いで、制御部11は、修正領域の輪郭上に多数の修正点を設定するとともに、前フレーム画像の対応領域及び後フレーム画像の対応領域の輪郭上に、各修正点に対応する対応点を設定する(ステップS6)。
例えば、図3に示すように、まず、修正領域の輪郭上の所定間隔ごとに修正点を設定する。同様に、前フレーム画像の対応領域及び後フレーム画像の対応領域のそれぞれの輪郭上の所定間隔ごとに点を設定し、図3に示すように、修正領域の各修正点(P1、P2、P3・・・Pn)に、前フレーム画像の対応領域上の点及び後フレーム画像の対応領域上の点を対応点として対応付ける。
ここで、図4に示すように、対応付けは、修正対象フレーム画像の修正領域の修正点と前フレーム画像の対応領域上の点及び後フレーム画像の対応領域上の対応点を1:1で対応付けてもよいし、1対Nで対応付けてもよいし、N対N(N対M)で対応付けてもよい。いずれの対応付けを行うかは、例えば、修正領域の修正点の数と対応領域に設定された点の数等に応じて決定すればよい。例えば、修正領域上の修正点と対応領域上の点の数が同じであれば、各修正点と対応領域上の点とを1:1で(例えば、修正点と対応領域の当該修正点に最も近い位置(座標)の点とを1:1で)対応付ければよい。修正領域上の修正点の数に対して対応領域上の点の数がN倍であれば、対応領域上の点をN個の点からなる点群にまとめて、各修正点とN個をまとめた点群とを1:1で(すなわち、1:Nで)対応付ければよい。また、例えば、修正点及び対応領域上の点の数が多い場合等には、それぞれN個、N(M)個の点群をまとめた点群同士を1:1で(すなわち、N対N(N対M)でまとめて)対応付けてもよい(M、Nは正の整数)。なお、1:N、N:1、N:N(N:M)での対応付けを行った場合、N(M)個の対応点(修正点)の、例えば、平均位置を代表対応点(代表修正点)とし、代表対応点(代表修正点)を用いて修正領域の修正点の位置が修正される。
次いで、制御部11は、前フレーム画像の対応点の位置及び後フレーム画像の対応点の位置を用いて、補間により修正領域の修正点の位置を修正する(ステップS7)。
例えば、前フレーム画像(F1)の対応点(代表対応点)を(X1、Y1)、修正対象フレーム画像(F2)の修正点(代表修正点)を(X2,Y2)、後フレーム画像(F3)の対応点(代表対応点)を(X3、Y3)とすると、図5(a)に示すように、X1とX3の平均位置であるXcを修正後のX2の位置に決定し((式1)参照)、X2の位置を移動させる。同様に、Y1とY3の平均位置であるYcを修正後のY2の位置に決定し((式2)参照)、Y2の位置を移動させる。
修正後X2=(X1+X3)÷2 ・・・(式1)
修正後Y2=(Y1+Y3)÷2 ・・・(式2)
また、図5(b)に示すように、前フレーム画像(F1)と修正対象フレーム画像(F2)との時間間隔(aとする)と、修正対象フレーム画像(F2)と後フレーム画像(F3)との時間間隔(bとする)を考慮してX2、Y2の修正後の位置を決定してもよい。例えば、X2、Y2は、それぞれ以下の(式3)、(式4)により求めることができる。
修正後X2=(bX1+aX3)÷(a+b) ・・・(式3)
修正後Y2=(bY1+aY3)÷(a+b) ・・・(式4)
また、画像信号値を考慮して(画像信号値による重みをつけて)X2、Y2の修正後の位置を決定してもよい。
例えば、対応点と修正点が1:1の場合、図6に示すように、前フレーム画像に対応点を中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の画素の信号値(画像信号値)の代表値(例えば、平均値や中央値)を重みaとする。また、後フレーム画像に対応点を中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値(例えば、平均値や中央値)を重みbとする。そして、以下の(式5)、(式6)によりX2、Y2の修正後の位置を決定し、修正後の位置にX2、Y2を移動させる。
修正後X2=(aX1+bX3)÷(a+b) ・・・(式5)
修正後Y2=(aY1+bY3)÷(a+b) ・・・(式6)
また、対応点と修正点がN対1の場合、例えば、図7(a)に示すように、前フレーム画像に代表対応点とその他の対応点を含む複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みaとする。また、後フレーム画像に代表対応点とその他の対応点を含む複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みbとする。そして、上記(式5)、(式6)によりX2、Y2の修正後の位置を決定し、修正後の位置にX2、Y2を移動させる。
あるいは、対応点と修正点がN対1の場合、例えば、図7(b)に示すように、前フレーム画像に代表対応点を中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みaとし、後フレーム画像に代表対応点を中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みbとしてもよい。
あるいは、対応点と修正点がN対1の場合、例えば、図7(c)に示すように、前フレーム画像にN個の対応点のそれぞれを中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、各信号値算出領域の信号値の代表値を算出し、算出した代表値の代表値を重みaとし、後フレーム画像にN個の対応点のそれぞれを中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、各信号値算出領域の信号値の代表値を算出し、算出した代表値の代表値を重みbとしてもよい。
また、対応点と修正点が1対Nの場合、例えば、図8(a)に示すように、前フレーム画像に対応点を中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みaとする。また、後フレーム画像に対応点を中心とする複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みbとする。そして、上記(式5)、(式6)によりX2、Y2の修正後の位置を決定し、修正後の位置にX2、Y2を移動させる。
また、対応点と修正点がN対Nの場合、例えば、図8(b)に示すように、前フレーム画像に代表対応点とその他の対応点を含む複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みaとする。また、後フレーム画像に代表対応点とその他の対応点を含む複数画素からなる信号値算出領域を設定し、信号値算出領域の信号値の代表値を重みbとする。そして、上記(式5)、(式6)によりX2、Y2の修正後の位置を決定し、修正後の位置にX2、Y2を移動させる。
そして、制御部11は、認識領域が修正された修正対象フレーム画像を表示部13に表示させ(ステップS8)、領域修正処理Aを終了する。
このように、領域修正処理Aでは、複雑な操作をすることなく、また、領域認識処理を再度し直すことなく、領域認識処理による認識領域を容易かつ迅速に修正することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、前フレーム画像及び後フレーム画像の双方を用いて修正対象フレーム画像の領域認識結果を修正することとして説明したが、前フレーム画像のみ、後フレーム画像のみを用いて補間により修正対象フレーム画像の領域認識結果を修正することしてもよい。例えば、複数の前フレーム画像又は複数の後フレーム画像の認識領域の位置から修正対象フレーム画像の認識領域の位置を外挿により予測して修正することとしてもよい。本願において、補間には、内挿及び外挿を含む。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における画像処理装置1の構成は、第1の実施形態で説明したものと同様であるので説明を援用し、以下、第2の実施形態の動作について説明する。
画像処理装置1において、操作部12により、画像DB141に記憶されている動態画像の中から診断対象の動態画像が選択されると、制御部11は、例えば、選択された動態画像の診断用画面を表示部13に表示させる。診断用画面において、操作部12により診断対象や計測対象となる所定構造物(例えば、肺野、心臓、骨部等)が選択されると、制御部11は、所定のアルゴリズムに従って、選択された動態画像の各フレーム画像に対して所定構造物の領域認識処理を行い、領域認識された認識領域を識別可能に(例えば、認識領域の輪郭上を線で描画して)表示する。この状態において、操作部12により領域修正が指示されると、制御部11は、領域修正処理Bを実行する。
図9は、領域修正処理Bを示すフローチャートである。領域修正処理Bは、制御部11と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、制御部11は、認識領域の修正の必要のない2つのフレーム画像の選択を受け付ける(ステップS11)。
例えば、「認識領域の修正の必要のない2つのフレーム画像を選択してください」等のメッセージを診断用画面に表示して、ユーザーの操作部12による複数のフレーム画像の選択操作を受け付ける。
次いで、制御部11は、選択された2つのフレーム画像の間のフレーム画像を修正対象フレーム画像として特定する(ステップS12)。
次いで、制御部11は、修正対象フレーム画像における修正領域の選択を受け付ける(ステップS13)。
例えば、「修正領域を選択してください」等のメッセージを診断用画面に表示して、ユーザーの操作部12による修正領域の選択操作を受け付ける。
なお、領域認識処理により認識された認識領域が1つであれば、自動的にその認識領域が修正領域として選択される。
次いで、制御部11は、ステップS11で選択された2つのフレーム画像のそれぞれにおいて、修正領域に対応する領域(対応領域)を特定する(ステップS14)。
具体的には、修正領域に最も近い位置(座標)の認識領域を対応領域として特定する。
次いで、制御部11は、修正領域の輪郭上に多数の修正点を設定するとともに、ステップS11で選択された2つのフレーム画像の対応領域のそれぞれの輪郭上に、各修正点に対応する対応点を設定する(ステップS15)。
ステップS15の処理は、ステップS11で選択された2つのフレーム画像のうち、修正対象フレーム画像より撮影順が前のフレーム画像を前フレーム画像、後のフレーム画像を後フレーム画像として、図2のステップS6で説明したものと同様であるので説明を援用する。
次いで、制御部11は、各修正点の位置を、ステップS11で選択された2つのフレーム画像の対応点の位置を用いて、補間により修正する(ステップS16)。
ステップS16の処理は、ステップS11で選択された2つのフレーム画像のうち、修正対象フレーム画像より撮影順が前のフレーム画像を前フレーム画像、後のフレーム画像を後フレーム画像として、図2のステップS7で説明したものと同様であるので説明を援用する。
そして、制御部11は、認識領域が修正された修正対象フレーム画像を表示部13に表示させ(ステップS17)、領域修正処理Bを終了する。
上記領域修正処理Bにおいても同様に、複雑な操作をすることなく、また、領域認識処理を再度し直すことなく、領域認識処理による認識領域を容易かつ迅速に修正することが可能となる。
以上、本発明に係る画像処理装置1の実施形態について説明したが、上記実施形態における記述は、本発明に係る好適な画像処理装置の一例であり、これに限定されるものではない。
また、例えば、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-R
OM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、画像処理装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像処理装置
11 制御部
12 操作部
13 表示部
14 記憶部
141 画像DB
15 通信部
16 バス

Claims (8)

  1. 所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正対象となる修正対象フレーム画像を選択するための選択手段と、
    前記修正対象フレーム画像より前のフレーム画像及び/又は後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段と、
    を備える画像処理装置。
  2. 所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正の必要のない複数のフレーム画像を選択する選択手段と、
    前記選択された複数のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記複数のフレーム画像の間のフレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段と、
    を備える画像処理装置。
  3. 前記修正手段は、前記修正対象フレーム画像と撮影順が連続する前記前のフレーム画像及び前記後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記動態画像は、被写体の周期性のある動態を撮影した画像であり、
    前記修正手段は、前記修正対象フレーム画像と前記動態の位相が同じで周期が前のフレーム画像及び/又は前記修正対象フレーム画像と前記動態の位相が同じで周期が後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 入力された動態画像の複数のフレーム画像のそれぞれに前記領域認識処理を施す領域認識手段を備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 前記動態画像は、胸部動態画像であり、
    前記所定構造物は、肺野である請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. コンピューターを、
    所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正対象となる修正対象フレーム画像を選択する選択手段、
    前記修正対象フレーム画像より前のフレーム画像及び/又は後のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記修正対象フレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段、
    として機能させるためのプログラム。
  8. コンピューターを、
    所定構造物の領域認識処理が施された動態画像の複数のフレーム画像の中から前記領域認識処理により認識された認識領域の修正の必要のない複数のフレーム画像を選択する選択手段、
    前記選択された複数のフレーム画像における前記認識領域を用いて補間により前記複数のフレーム画像の間のフレーム画像の前記認識領域を修正する修正手段、
    として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023038987A (ja) * 2021-09-08 2023-03-20 株式会社大都技研 遊技台
JP2023038983A (ja) * 2021-09-08 2023-03-20 株式会社大都技研 遊技台
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