JP2021145778A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】排尿等の測定精度を向上する。【解決手段】肌対向面側に配置される表面シートと、非肌対向面側に配置される裏面シートと、表面シート及び裏面シートの間に配置される吸収体とを備え、裏面シートが、肌対向面側に配置される防漏シートと、非肌対向面側に配置される外層カバーと、防漏シート及び外層カバーの間に配置されるセンサー電極とを備える縦長の吸収性物品であって、防漏シートと外層カバーとの間の空間であって、センサー電極の一部が配置された部分を内包する収容空間と、外層カバーのうち収容空間を形成する部分であって、センサー電極の一部に対して吸収性物品の幅方向外方の位置に、該幅方向に対して交差する方向に延びて形成されたスリットとを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、排尿等の有無を検知するセンサー電極を備えた吸収性物品に関する。
従来、排尿を検知するセンサー電極を備えることにより、排尿の有無を検知可能とした使い捨ておむつや尿取りパッド等の吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1には、尿取りパッドの非肌対向面側に配された静電容量センサーシート(センサー電極)と、おむつの非肌対向面側に配されたデータ収集手段(測定手段)とをケーブルにより電気的に接続する技術が開示されている。
特許文献2には、おむつの内部に導電素材(センサー電極)を設けると共に、検出装置(測定手段)の送信機にクリップ部を設け、該クリップ部によりおむつを挟み込んでおむつ素材を貫通させ、クリップ部をおむつの内部に設けられた導電素材(センサー電極)に接触させることにより、導電素材(センサー電極)と検出装置(測定手段)の送信機とを電気的に接続する技術が開示されている。
特開2013−39158号公報 特開2007−296024号公報
上述したように、センサー電極と測定手段の測定電極を電気的に接続するために、特許文献1の技術ではケーブルが必要であり、特許文献2の技術ではクリップ部が必要であった。つまり、特許文献1,2の技術では、センサー電極と測定手段の測定電極を電気的に直接接続するものではなく、接続部品(ケーブルやクリップ部)を用いて接続していた。センサー電極と測定手段の測定電極との電気的な接続に、接続部品を用いるため、接続部品の故障や、接続部における接続不良等が生じる虞があり、測定精度の向上という観点において改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、排尿等の測定精度を向上させることができる吸収性物品に関する。
本発明は、肌対向面側に配置される表面シートと、非肌対向面側に配置される裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置される吸収体とを備え、前記裏面シートが、肌対向面側に配置される防漏シートと、非肌対向面側に配置される外層カバーと、前記防漏シート及び前記外層カバーの間に配置されるセンサー電極とを備える縦長の吸収性物品であって、前記防漏シートと前記外層カバーとの間の空間であって、前記センサー電極の一部が配置された部分を内包する収容空間と、前記外層カバーのうち前記収容空間を形成する部分であって、前記センサー電極の一部に対して前記吸収性物品の幅方向外方の位置に、該幅方向に対して交差する方向に延びて形成されたスリットとを有している吸収性物品を提供するものである。
本発明に係る吸収性物品によれば、吸収性物品に備えたセンサー電極に測定手段の測定電極を電気的に直接接続することができるため、排尿等の測定精度が向上する。
本発明の実施形態に係るおむつを平面状に広げた状態で肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 図1のII-II断面図である。 おむつの外層カバーを、肌対向面側から見た平面図である。 本発明の実施形態に係るおむつのうち、接続端子部を備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 本発明の実施形態に係るおむつを平面状に広げた状態で、スリットと収容空間の位置関係を明示して、非肌対向面側から見た平面図である。 本発明の実施形態に係るおむつのうち、収容空間を備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た平面図である。 本発明の実施形態に係るおむつを平面状に広げた状態で、スリットと補強材の位置関係を明示して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 本発明の実施形態に係るおむつのうち、スリットを備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 おむつに備えたセンサー電極と測定手段の測定電極との電気的接続状態を示す概念図である。 センサー電極を備えたおむつの製造工程を示す概略図である。 本発明の実施形態の変形例1に係るおむつを平面状に広げた状態で、非肌対向面側から見た平面図である。 本発明の変形例2の一例に係るおむつのうち、補強材を備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 本発明の変形例2の他の例に係るおむつのうち、補強材を備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 本発明の変形例2の更に他の例に係るおむつのうち、補強材を備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 本発明の変形例3の一例に係るおむつのうち、補強材及び摘み部を備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 図15のXVI−XVI断面を拡大して示す断面図である。 本発明の変形例3の他の例に係るおむつのうち、補強材及び摘み部を備えた部分を抽出して非肌対向面側から見た、収容空間を省略して示す平面図である。 図17のXVIII−XVIII断面を拡大して示す断面図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本明細書においては、「肌対向面」とは、吸収性物品を構成する各構成要素の表裏面のうち着用時に着用者の肌側に向く面であり、「肌対向面側」とは着用時に着用者の肌に向く側であり、「非肌対向面」とは吸収性物品を構成する各構成要素の表裏面のうち着用時に着用者の肌側とは反対側に向く面であり、「非肌対向面側」とは着用時に着用者の肌に向く側とは反対側である。また、前後方向(図1等に示すX方向)は、後述する腹側領域Uから股下領域Vを通り背側領域Wに向かう方向に沿う方向をいい、吸収性物品の長手方向と一致する方向であり、幅方向(図1等に示すY方向)は、該前後方向と直交する方向をいう。
[おむつの構成]
本発明の吸収性物品の一実施形態であるおむつ1は、図1に示すように、展開型の使い捨ておむつであり、その前後方向に沿い縦長に形成されており、前側の腹側領域Uと、後側の背側領域Wと、腹側領域Uと背側領域Wの間の股下領域Vを有している。以下、おむつ1の前後は、おむつ1に配される他の部材等についても適用する。
本実施形態に係るおむつ1では、図1及び図2に示すように、肌対向面側に配置される液透過性(透水性)の表面シート10と、非肌対向面側に配置される裏面シート20と、表面シート10及び裏面シート20の間に配置される吸収体30とを備えている。
裏面シート20は、肌対向面側(吸収体30側)に配置される液不透過性(液難透過性)の防漏シート21と、非肌対向面側に配置される外層カバー22とを備えている。更に、裏面シート20の防漏シート21と外層カバー22との間には、センサー電極40が配置されている。
表面シート10及び裏面シート20は、平面視で同一形状を有しており、その外形がおむつ1の外形となる。表面シート10及び裏面シート20は、吸収体30の前後方向及び幅方向の両端からそれぞれ延出しており該延出部において接着等の公知の接合手段によって接合されている。
裏面シート20においては、防漏シート21と外層カバー22は、後述する収容空間HSを除く全面が、接着等の公知の接合手段により接合されている。
表面シート10は液透過性(透水性)のシートであり、例えば、不織布や開孔フィルム等により形成することができる。
裏面シート20の防漏シート21は液不透過性(液難透過性)のシートであり、例えば、樹脂フィルム等により形成することができる。
裏面シート20の外層カバー22は、例えば、不織布等により形成することができる。
吸収体30は、例えば、高吸水性ポリマー材(SAP:Super Absorbent Polymer)及びパルプ繊維等により形成することができる。
センサー電極40は、図3に示すように、外層カバー22の肌対向面に、例えば導電性のインクを印刷することにより形成されており、吸収体30が配置された領域のほぼ全域をカバーしている。本実施形態においてセンサー電極40は、おむつ1の前後方向(長手方向)に延在する第1の電極片41及び第2の電極片42により構成されている。第1の電極片41は、前後方向に延在する連結部41aと、連結部41aの一方側(第2の電極片42側)に幅方向に延在し前後方向に等ピッチで配される複数の電極部41bと、電極片41の長手方向の前側の端部に形成された接続端子部41cを有している。第2の電極片42は、前記連結部41aと平行に延在する連結部42aと、連結部42aの他方側(第1の電極片41側)に幅方向に延在し前後方向に等ピッチで配される複数の電極部42bと、電極片42の長手方向の前側の端部に形成された接続端子部42cを有している。第1の電極片41と第2の電極片42は、電極部41bと電極部42bが前後方向に位置ずれして交互に配置されている。接続端子部41c,42cは、後述する測定手段100の測定電極103に電気的に接続される部分である。
なお、電極片41,42は、導電性インクを印刷することのみならず、導電性繊維シートの貼付や、導電テープの貼付け、導電性の糸を編込むこと等によっても形成することができる。
図4を参照して接続端子部41c,42cの寸法や配置位置について説明する。接続端子部41c,42cの前後方向の長さX1は、2〜40mmとすることができる。接続端子部41c,42cの前端位置とおむつ1の前端位置との前後方向の長さX2は、0〜100mmとすることができる。
各接続端子部41c,42cの幅方向の長さY1は、5〜50mmとすることができる。接続端子部41cの幅方向の外側端部(接続端子部42cとは反対側)と接続端子部42cの幅方向の外側端部(接続端子部41cとは反対側)との幅方向の長さY2は、20〜150mmとすることができる。接続端子部41cの幅方向の内側端部(接続端子部42cに近い側)と接続端子部42cの幅方向の内側端部(接続端子部41cに近い側)との幅方向の長さY3は、Y2−2×Y1である。
隣りあう各電極部41bと各電極部42bとが対になって、排泄物検知センサーが形成されている。排泄物検知センサーは、例えば、電極片41,42間に100kHz〜3MHzの矩形波の電圧が印加されたときに、電極部41b,42b間のインピーダンス変化、ひいては電極片41,42間のインピーダンス変化に基づいて排尿の有無や尿の吸収範囲を検知するものである。なお、電極片41,42に印加する電圧波形としては、矩形波に限らず、正弦波、正弦波の正か負の一方の半波、三角波等とすることも可能である。
電極部41b,42b間のインピーダンス変化と、排尿の有無等との関係について説明する。電極部41b,42b間のインピーダンスは、吸収体30が尿を吸収しているか否かによって変化する。これは、尿の存在により吸収体30の誘電率が変化し、その結果として電極部41b,42b間のインピーダンスが変化するからである。したがって、インピーダンス変化に基づき排尿の有無等を検知することができる。また、吸収体30が配置された領域のほぼ全域をカバーして電極片41,42が配されているため、どの電極部41b、42b間のインピーダンスが変化しているか(変化していないか)を検知することで、吸収体30における尿の存在範囲(吸収範囲)を検出することも可能となる。なお、便の存在によっても、電極部41b,42b間のインピーダンスが変化するので、排便の有無も検知することができるが、以下においては、排泄物が尿である場合について説明する。
本実施形態では、電極片41,42により、吸収体30の面積の50%について排尿の有無を検出できるが、これに限るものではない。電極片41,42により排尿の有無を検出できる面積は、検出精度の観点から、吸収体30の面積の10%以上が好ましく、30%以上がより好ましく、100%が更に好ましい。
なお、センサー電極は電極片41,42の1対に限定されず、2対以上であってもよい。
防漏シート21と外層カバー22との間には、図5に示すように、矩形状の収容空間HSが形成されている。前述のように防漏シート21と外層カバー22とは接合されるが、収容空間HSにおいては接合されていない。防漏シート21と外層カバー22を非接合とすることにより収容空間HSが形成される。収容空間HSは、接続端子部41c,42cが配置された部分及び後述するスリットSL1,SL2が形成された部分を内包するように形成される。収容空間HSには、後述する測定手段100の測定電極103が挿脱される。
収容空間HSの前後方向の長さは、接続端子部41c,42cの前後方向の長さ及びスリットSL1,SL2の前後方向の長さよりも長くなっている。収容空間HSの前端位置は、接続端子部41c,42cの前端位置及びスリットSL1,SL2の前端位置よりも前側に位置し、収容空間HSの後端位置は、接続端子部41c,42cの後端位置及びスリットSL1,SL2の後端位置よりも後側に位置している。
収容空間HSの形状は、矩形状に限らず、円形、半円形などであってもよい。
収容空間HSは、接続端子部41c,42cが配置された部分及び後述するスリットSL1,SL2が形成された部分を内包するような、位置及び大きさであれば、その位置や大きさは図5に示すものに限定されない。
具体的には、図6に示すように、収容空間HSの前後方向の長さX11は、5〜100mmとすることができる。収容空間HSの前端位置とおむつ1の前端位置との前後方向の長さX12は、0〜100mmとすることができる。収容空間HSの前端位置とスリットSL1,SL2の前端位置との前後方向の長さX13は、0〜10mmとすることができる。収容空間HSの後端位置とスリットSL1,SL2の後端位置との前後方向の長さX14は、0〜10mmとすることができる。
収容空間HSの幅方向の長さY11は、20〜200mmとすることができる。収容空間HSの幅方向の端部(図6では右端部)とスリットSL1との幅方向の長さY12、及び、収容空間HSの幅方向の端部(図6では左端部)とスリットSL2との幅方向の長さY13は、0〜20mmとすることができる。
収容空間HSの前後方向の長さは、挿入容易性の観点から、スリットSL1,SL2の前後方向の長さの100%が好ましく、110%がより好ましく、120%が更に好ましい。収容空間HSの幅方向の長さは、挿入容易性の観点から、おむつ1の幅方向の長さの80%以下が好ましく、50%以下がより好ましく、30%以下が更に好ましい。
外層カバー22のうち収容空間HSを形成する部分には、図5及び図7に示すように、前後方向Xに沿って延びる(幅方向Yに対して角度90度で交差(直交)する方向に延びる)2本のスリットSL1,SL2が形成されている。スリットSL1,SL2は、幅方向に関して、接続端子部41c,42cを挟む位置に形成され、本実施形態ではスリットSL1は接続端子部41cに対して、幅方向外方の位置に、スリットSL2は接続端子部42cに対して、幅方向外方の位置に配置されている。
スリットSL1,SL2の前後方向の長さは、接続端子部41c,42cの前後方向の長さよりも長くなっており、スリットSL1,SL2の前端位置は接続端子部41c,42cの前端位置よりも前側に位置し、スリットSL1,SL2の後端位置は接続端子部41c,42cの後端位置よりも後側に位置している。
図8を参照してスリットSL1,SL2の寸法や配置位置について説明する。スリットSL1,SL2の前後方向の長さX21は、5〜100mmとすることができる。スリットSL1,SL2の前端位置と接続端子部41c,42cの前端位置との前後方向の長さX22は、0〜10mmとすることができる。スリットSL1,SL2の後端位置と接続端子部41c,42cの後端位置との前後方向の長さX23は、0〜10mmとすることができる。スリットSL1,SL2の前端位置とおむつ1の前端位置との前後方向の長さX24は、0〜100mmとすることができる。
スリットSL1とスリットSL2の幅方向の長さ(間隔)Y21は、20〜200mmとすることができる。スリットSL1と接続端子部41cの幅方向の外側端部との長さY22、及び、スリットSL2と接続端子部42cの幅方向の外側端部との長さY23は0〜50mmとすることができる。
スリットSL1,SL2は、カッター等による切断加工や、レーザー加工等により形成することができる。なお、例えば防漏シート21と外層カバー22が接着剤により接合されている場合、スリットSL1,SL2の前後方向(長手方向)の両端の近傍部分では、防漏シート21と外層カバー22の接合を強固にするために、該接合のための接着剤の量を増やしてもよい。
スリットSL1,SL2の幅方向の間隔Y21は、電極の接続の観点から、20mm以上が好ましく、40mm以上が更に好ましい。また、スリットSL1,SL2の幅方向の間隔Y21は、装着感の観点から、200mm以下が好ましく、100mm以下がより好ましく、50mm以下が更に好ましい。
おむつ1の腹側領域U側の端部とスリットSL1,SL2の腹側領域U側の端部との長さX24は、装着感の観点から、10mm〜100mmが好ましく、20mm〜100mmがより好ましく、40mm〜70mmが更に好ましい。
スリットSL1,SL2の長さX21は、測定電極の挿入の観点から、10mm〜100mmが好ましく、20mm〜60mmがより好ましく、30mm〜50mmが更に好ましい。
図7に示すように、スリットSL1,SL2を覆うように、外層カバー22の肌対向面、非肌対向面または両面に、スリットSL1,SL2を補強する補強材51,52が接着等の手段により設けられてもよい。補強材51、52が設けられる場合、スリットSL1、SL2は、外層カバー22及び補強材51,52に形成されている。
補強材51,52は、例えば不織布により形成される。補強材51,52を設けることにより、スリット部の破断を抑制することができる。スリット部の破断はスリットSL1,SL2の長手方向端部を起点に発生することが多いため、外層カバー22のうち、スリットSL1、SL2の少なくとも長手方向端部の周囲部分を覆うように補強材51,52を配置するのが好ましい。補強材51,52はスリットSL1,SL2全体を覆ってもよい。図7に示す例においては、補強材51,52は外層カバー22の肌対向面に、スリットSL1,SL2全体を覆うように設けられており、また、補強材51,52にもスリットが形成されている。
おむつ1が着用者に着用された際には、着用者が動くことにより、おむつ1に前後方向に沿う力が作用することがあり、これに伴いスリットSL1,SL2にも前後方向に沿う力が作用することがある。このため上述したようにスリット部の破断はその長手方向端部を起点に発生することが多い。この部分に補強材51,52を設けることによりスリットSL1,SL2がその長手方向端部を起点として破断することを抑制できる。
補強材51,52の前後方向(X方向)の長さは、各スリットSL1,SL2の長さと等しい長さと、各スリットSL1,SL2の長さに30mmを加えた長さとの間の、任意の長さとすることができる。各補強材51,52の幅方向(Y方向)の長さは、5〜30mmとすることができる。補強材51,52はスリットSL1,SL2を覆っているが、スリットSL1,SL2の前端部、後端部に隣接し、又は覆って補強材を設けてもよい。
外層カバー22を構成する繊維が配向しており、かつ、補強材51,52を構成する繊維が配向している場合は、外層カバー22を構成する繊維の配向方向と補強材51,52を構成する繊維の配向方向が異なる(交差する)ように補強材51,52を設けることが、前述の破断抑制効果が向上するため好ましい。
補強材51,52の坪量は、強度の観点から、5g/mより大きいことが好ましく、10g/mより大きいことがより好ましく、15g/mよりも大きいことが更に好ましい。また、補強材51,52の坪量は、風合いの観点から、40g/mより小さいことが好ましく、30g/mより小さいことがより好ましく、20g/mよりも小さいことが更に好ましい。
補強材51,52としては、スパンボンド、エアスルーなどの不織布や、フィルム状の素材を採用することが好ましい。
外層カバー22は、補強材51,52の有無にかかわらず、スリットSL1,SL2の近傍に摘み部を備えることが好ましい。この摘み部は、スリットSL1,SL2よりも幅方向内方の位置で且つ当該摘み部を持ち上げた際にスリットSL1,SL2が開口する位置に設けられることが好ましい。具体的には、おむつ(吸収性物品)1の非肌対向面側に、外層カバー22のうちスリットSL1,SL2に近く、しかも、スリットSL1,SL2よりも幅方向内方の位置で且つおむつ(吸収性物品)1の前後方向(長手方向)においてスリットSL1,SL2の前端(一端)と後端(他端)との間の位置に、摘み部を接合してもよい。
補強材51,52が外層カバー22の非肌対向面側に設けられている場合、摘み部は、補強材51,52に接着等の公知の手段により設けてもよい。または、補強材51,52と摘み部を一体的に形成してもよい。摘み部としては、例えば舌片(タブ)等の構成を採用可能である。補強材51,52が外層カバー22の非肌対向面側に設けられていない場合には、摘み部は、外層カバー22の非肌対向面に接着等の公知の手段により設けてもよい。
例えば、摘み部は、各スリットの前後方向のほぼ中央で、且つ、該スリットよりも接続端子部41c,42c側の位置に設けられる。このような位置に摘み部が設けられていれば、摘み部を引き上げることによりスリットSL1,SL2が開き易くなり、後述するように、スリットSL1,SL2を介して測定手段100の測定電極103を収容空間HSに挿入する際に作業性が向上する。
[おむつのセンサー電極と測定手段との接続態様等]
次に、図9を参照して、おむつ1に備えた電極片41,42と、測定手段100の測定電極103を電気的に接続する態様を説明する。
図9に示すように、測定手段100は、情報処理手段101とデータ収集手段102と測定電極103を有している。情報処理手段101は、例えば、スマートフォンやタブレットやパーソナルコンピュータ等を採用することができる。データ収集手段102と測定電極103は、電線104により電気的に接続されている。測定電極103には接続端子部41cと電気的に接続される測定端子部103aと、接続端子部42cと電気的に接続される測定端子部103bが形成されている。測定電極103の前後方向(X方向)長さは、スリットSL1,SL2の前後方向長さよりも短く、接続端子部41c,42cの前後方向長さよりも長くなっている。測定電極103の幅方向(Y方向)長さは、本実施形態では、スリットSL1とスリットSL2の幅方向に沿う離間距離よりも短くなっているが、該離間距離よりも長くてもよい。
測定電極103をスリットSL1又はスリットSL2を介して収容空間HS内に挿入すると、接続端子部41c,42cと、測定端子部103a,103bとが相対向する。収容空間HSに挿入された測定電極103は、防漏シート21と外層カバー22とで挟持されることによりおむつ1に一体的に取り付けられ、接続端子部41c,42cと測定端子部103a,103bとが接触して電気的に接続される。おむつ1は着用者の身体に沿って形状が変化するため、測定電極103は防漏シート21と外層カバー22の間で強く挟持される結果、接続端子部41c,42cと測定端子部103a,103bとの電気的接続は、安定した状態に保持される。
収容空間HS内に保持部材の一方(ホックや面ファスナー等の一方)、測定電極103側に保持部材の他方(ホックや面ファスナー等の他方)を備えてもよい。一方の保持部材に他方の保持部材を接合することにより、測定電極103を収容空間HS内により確実に保持することができる。
着用者が動くことにより、おむつ1に前後方向に沿う力が作用することがあり、これに伴いスリットSL1,SL2にも前後方向に沿う力が作用することがある。スリットSL1,SL2は前後方向に沿って形成されているので、前後方向に沿う力が作用しても、スリットを幅方向に押し広げる力はほとんど作用しない。そのため、着用者が動いても、測定端子部103a,103bと接続端子部41c,42cとがズレることはなく、その電気的接続は確実に保持される。
排尿の有無等の検出について説明する。データ収集手段102は、例えば100kHz〜3MHzの矩形波の電圧(高周波電圧)を出力する。高周波電圧は、連続的に出力されても、または、間欠的に(例えば、10秒に1回)出力されてもよい。出力された高周波電圧は、測定端子部103a,103b及び接続端子部41c,42cを介して電極片41,42に入力される。
データ収集手段102は、排尿により変化する電極部41b,42b間のインピーダンスを測定することができる。データ収集手段102が、インピーダンス変化のデータを情報処理手段101に送ると、情報処理手段101はこのデータを基に排尿の有無や尿の吸収範囲を判定することができる。
上記の実施形態では、情報処理手段101とデータ収集手段102は無線により繋がっているが、有線により繋がっていてもよい。
また、データ収集手段102は、電源(電池)を備えていてもよく、例えば情報処理手段から送られた電波により電気を発生してもよい。
上記の実施形態では、1つの測定電極103に2つの測定端子部103a,103bが形成されているが、測定電極を2つに分け、一方の測定電極に測定端子部103aを形成し、他方の測定電極に測定端子部103bを設ける構成としてもよい。このようにした場合には、例えば、一方の測定電極をスリットSL1を介して収容空間HSに挿入し、測定端子部103aを接続端子部41cに接続させ、他方の測定電極をスリットSL2を介して収容空間HSに挿入し、測定端子部103Bを接続端子部42cに接続させるようにしてもよい。
上記の実施形態では、データ収集手段102と測定電極103が別体であったが、両者が一体となった測定電極付きデータ収集手段であっても良い。
おむつ1の接続端子部41c,42c、スリットSL1,SL2及び収容空間HSの寸法や配置は、データ収集手段102の寸法や測定電極103の寸法や測定端子部103a,103bの寸法や配置に合わせて設定することができる。また逆に、データ収集手段102の寸法や測定電極103の寸法や測定端子部103a,103bの寸法や配置は、おむつ1の接続端子部41c,42c、スリットSL1,SL2及び収容空間HSの寸法や配置に合わせて設定することができる。
[おむつの製造工程]
ここで、おむつの製造工程の一例を、図10を参照して説明する。
(1) 防漏シート供給機201からは、防漏シート21が供給される。
(2) 外層カバー供給機202からは、センサー電極が印刷された外層カバー22が供給される。外層カバー22に補強材を配置してもよい。なお、センサー電極は事前に印刷しておくほか、外層カバー供給機202からの供給後に印刷してもよい。外層カバー22には、カッター203により、スリットが形成される。
(3) その後、防漏シート21と外層カバー22とが、収容空間となる部分を除き接着等の公知の接合手段により接合され、裏面シート20になる。裏面シート20はα方向に移動していく。
(4) 裏面シート20上には、吸収体供給機204から吸収体30が位置合わせして供給される。
(5) 裏面シート20上に供給された吸収体30側に、表面シート供給機205から供給された表面シート10が、貼付機206により位置合わせして貼り付けられ、おむつ1の連続体が形成される。
(6) おむつ1の連続体は、カッター207により切断されておむつ1となる。
以上説明したように本実施形態に係る吸収性物品(おむつ)1は、肌対向面側に配置される表面シート10と、非肌対向面側に配置される裏面シート20と、表面シート10及び裏面シート20の間に配置される吸収体30とを備え、裏面シート20が、肌対向面側に配置される防漏シート21と、非肌対向面側に配置される外層カバー22と、防漏シート21及び外層カバー22の間に配置されるセンサー電極40とを備える縦長の吸収性物品1であって、防漏シート21と外層カバー22との間の空間であって、センサー電極40の一部が配置された部分を内包する収容空間HSと、外層カバー22のうち収容空間HSを形成する部分であって、センサー電極40の一部に対して吸収性物品1の幅方向外方の位置に、該幅方向に対して交差する方向に延びて形成されたスリットSL1,SL2とを有している。
このような本実施形態に係る吸収性物品(おむつ)1によれば、収容空間HSに挿入された測定電極103は防漏シート21と外層カバー22とにより挟持されて吸収性物品(おむつ)1に一体的に取り付けられるため、測定電極103と電極片41,42との電気的接続は他の接続部材を介することなく確実に直接接続された状態となり、その結果、測定精度が安定(向上)する。
[変形例]
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上記各実施形態には、多様な変更または改良を加えることが可能である。
[変形例1]
変形例に係るおむつ1Aは、図11に示すように、外層カバー22に、前後方向Xに対して傾斜して延びる(幅方向Yに対して角度90度以外の角度で交差する方向に延びる)2本の斜めのスリットSL3,SL4が形成されている。スリットSL3,SL4は、前後方向を基準として対称となるように配されており、本変形例では、前後方向XとスリットSL3,SL4とがなす角度θは45°になっている。本変形例では、斜めのスリットSL3,SL4はおむつ1の腹側領域U側が広い配置になっている。この変形例1においても、外層カバー22の肌対向面、非肌対向面または両面に、スリットSL3,SL4を補強する補強材を設けてもよい。
他の部分の構成は、図1〜図9に示すおむつ1と同様な構成になっている。
スリットSL3,SL4が斜め配置されているので、短辺(幅方向の端辺)が前後方向Xに沿い延びた測定電極を、スリットSL3又はSL4を介して収容空間HSに挿入する際、測定電極はスリットSLを一気に通過するのではなく、最初は斜めになったスリットの一部に入り、その後、スリットに入っていく部分が漸増していく。このため、測定電極はスムーズにスリットを通過していくことができる。つまり、測定電極を収容空間HSに挿入し易くなる。
なお、上記の角度θは、挿入のしやすさの観点から、0°以上が好ましく、15°以上がより好ましく、30°以上が更に好ましい。また、電極接続の観点から、75°以下が好ましく、60°以下がより好ましく、45°以下が更に好ましい。
また、図11の例では、斜めのスリットSL3,SL4はおむつ1の腹側領域U側が広い配置になっているが、おむつ1の腹側領域U側が狭い配置にしてもよい。更に、スリットSL3,SL4が互いに平行になっている斜めスリットとしてもよい。
[変形例2]
上述した実施形態では、外層カバー22のうち、スリットの少なくとも長手方向端部の周囲部分を覆うように補強材を配置しているが、スリットの少なくとも長手方向(前後方向)の端部に隣接して、補強材を配置してもよい。このような形態でもスリットの長手方向端部を起点とした破断を防止することができる。
図12に示す変形例では、スリットSL1,SL2の長手方向の前端部、後端部に隣接(接触)して、補強材53、54が外層カバー22の肌対向面に接着等の手段により設けられている。補強材は、外層カバー22の非肌対向面に設けてもよい。
各補強材53,54の前後方向の長さX31は、5〜30mmとすることができる。各補強材53,54の幅方向の長さY31は、スリットSL1,SL2間の幅方向の長さ(間隔)Y21と等しい長さと、長さY21に30mmを加えた長さとの間の、任意の長さとすることができる。
図13に示す変形例では、各スリットSL1,SL2の前端部、後端部に隣接または近接(隙間を開けて配置される状態)して補強材55a,55b,56a,56bが、外層カバー22の肌対向面に接着等の手段により設けられている。補強材は、スリットに対向する面に凹部が形成されている。補強材は、外層カバー22の非肌対向面に設けてもよい。
各補強材の前後方向の長さX41は、5〜30mmとすることができる。凹部を除く前後方向の長さX42は、5〜25mmとすることができる。幅方向の長さY41は、5〜30mmとすることができる。凹部の幅方向の長さY42は、0〜10mmとすることができる。なお、該Y42が0mmのときには、凹部が無くなるので、スリットの前端部分及び後端部分は補強材にも形成される。
図14に示す変形例では、各スリットSL1,SL2の前端部、後端部に隣接し、または覆って補強材57a,57b,58a,58bが、外層カバー22の肌対向面に接着等の手段により設けられている。補強材がスリットを覆う部分では、補強材にもスリットが形成されている。補強材は、外層カバー22の非肌対向面に設けてもよい。
各補強材の前後方向の寸法X51は5〜30mmとすることができる。各補強材がスリットを覆う長さX52,X53は、0〜10mmとすることができる。なお、該X52,X53が0mmのときには、補強材はスリットに隣接する。
[変形例3]
外層カバー22の非肌対向面に補強材を設けると共に、摘み部(タブ)を設けた構成を変形例3として説明する。
図15及び図16に示す変形例では、スリットSL1,SL2が形成された外層カバー22の非肌対向面に補強材61,62を設けると共に、補強材61,62に摘み部(タブ)71,72を取り付けている。補強材61,62はスリットSL1,SL2を覆う状態で、外層カバー22の非肌対向面に接着等の手段により設けられている。補強材61,62にもスリットSL1,SL2が形成されている。摘み部71は、図16に示すように、補強材61に対向する面のうち接続端子部41c側の部分が、補強材61に接着等の手段により設けられている。摘み部72は、補強材62に対向する面のうち接続端子部42c側の部分が、補強材62に接着等の手段により設けられている。摘み部71,72は、スリットSL1,SL2の前後方向のほぼ中央位置に設けてもよい。
各補強材61,62の前後方向の長さX61は、スリットSL1,SL2の前後方向の長さと等しい長さと、該長さに30mmを加えた長さとの間の、任意の長さとすることができる。各摘み部71,72の前後方向の長さX62は、スリットSL1,SL2の前後方向の長さと等しい長さと、該長さから10mmを減じた長さとの間の、任意の長さとすることができる。各補強材61,62の幅方向の長さY61は、5〜30mmとすることができる。各摘み部71,72の幅方向の長さY62は、3〜20mmとすることができる。
図15及び図16に示す変形例では、摘み部71を摘まんで引き上げることにより、スリットSL1が開き易くなり、摘み部72を摘まんで引き上げることによりスリットSL2が開き易くなり、スリットSL1,SL2を介して測定電極を収容空間に挿入する際に作業性が向上する。
図17及び図18に示す変形例では、各スリットSL1,SL2の前端部、後端部に隣接し、または覆って補強材63a,63b,64a,64bが、外層カバー22の非肌対向面に接着等の手段により設けられている。補強材がスリットを覆う場合には、補強材にもスリットが形成されている。補強材は、外層カバー22の肌対向面に設けてもよい。
各補強材の前後方向の長さX71は、5〜30mmとすることができる。各補強材がスリットを覆う長さX72,X73は、0〜10mmとすることができる。該X72,X73が0mmのときには、補強材はスリットに隣接する。
外層カバー22の非肌対向面には摘み部(タブ)73,74を取り付けている。摘み部73は、図18に示すように、外層カバー22に対向する面のうち接続端子部41c側の部分が、外層カバー22に接着等の手段により設けられている。摘み部74は、外層カバー22に対向する面のうち接続端子部42c側の部分が、外層カバー22に接着等の手段により設けられている。摘み部73,74は、スリットSL1,SL2の前後方向のほぼ中央位置に設けてもよい。
図17及び図18に示す変形例では、摘み部73を摘まんで引き上げることにより、スリットSL1が開き易くなり、摘み部74を摘まんで引き上げることによりスリットSL2が開き易くなり、スリットSL1,SL2を介して測定電極を収容空間に挿入する際に作業性が向上する。
[他の変形例]
上述した実施形態では、収容空間が、センサー電極の接続端子部が配置された部分を内包するように形成されているものとして説明したが、これに限定されず、センサー電極の一部であって接続端子部ではない部分(例えば、連結部の一部や電極部の一部等)を内包するような位置及び大きさに形成される構成であってもよい。この場合において、スリットは、センサー電極における収容空間に内包された部分に対して幅方向外方の位置に形成される。
上述した実施形態では、接続端子部41c,42cを、前後方向に関して一方の端位置である腹側領域U側に形成し、併せて収容空間HS,各スリットを腹側領域Uに形成しているが、これに代えて又はこれに加えて、接続端子部41c,42cを、前後方向に関して他方の端位置である背側領域W側に形成し、併せて収容空間HS,各スリットを背側領域Wに形成してもよい。
上述した実施形態においては、外層カバー22の肌対向面に電極片41,42を形成しているが、防漏シート21の非肌対向面に電極片41,42を形成してもよい。
上述した実施形態では、2本のスリットを形成しているが、1本のスリットを形成するようにしてもよい。
更に、本発明は、おむつに限らず失禁用パンツや尿とりパッドにも適用可能である。
1,1A おむつ
10 表面シート
20 裏面シート
21 防漏シート
22 外層カバー
30 吸収体
40 センサー電極
41,42 電極片
41a,42a 連結部
41b,42b 電極部
41c,42c 接続端子部
51,52,53,54,55a,55b,56a,56b,57a,57b,58a,58b,61,62,63a,63b 補強材
71,72,73,74 摘み部(タブ)
100 測定手段
101 情報処理手段
102 データ収集手段
103 測定電極
103a,103b 測定端子部
104 電線
201 防漏シート供給機
202 外層カバー供給機
203 カッター
204 吸収体供給機
205 表面シート供給機
206 貼付機
207 カッター
HS 収容空間
SL1,SL2,SL3,SL4 スリット
U 腹側領域
V 股下領域
W 背側領域

Claims (7)

  1. 肌対向面側に配置される表面シートと、非肌対向面側に配置される裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置される吸収体とを備え、前記裏面シートが、肌対向面側に配置される防漏シートと、非肌対向面側に配置される外層カバーと、前記防漏シート及び前記外層カバーの間に配置されるセンサー電極とを備える縦長の吸収性物品であって、
    前記防漏シートと前記外層カバーとの間の空間であって、前記センサー電極の一部が配置された部分を内包する収容空間と、
    前記外層カバーのうち前記収容空間を形成する部分であって、前記センサー電極の一部に対して前記吸収性物品の幅方向外方の位置に、該幅方向に対して交差する方向に延びて形成されたスリットと
    を有している吸収性物品。
  2. 前記センサー電極は、前記吸収性物品の長手方向に沿って延びており、該センサー電極の長手方向の少なくとも一方の端部に接続端子部を有しており、
    前記収容空間は、前記接続端子部が配置された部分を内包する位置に形成されており、
    前記スリットは、前記接続端子部に対して前記吸収性物品の幅方向外方の位置に形成されている
    請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記スリットは、前記吸収性物品の幅方向に関して前記センサー電極を挟んで離間する位置に形成されている
    請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記スリットは、前記吸収性物品の長手方向に対して傾斜して形成されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記外層カバーに、前記スリットを補強する補強材が設けられている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記補強材は、前記スリットの少なくとも長手方向端部の周囲部分を覆うように、又は、前記スリットの少なくとも長手方向端部に隣接して設けられている
    請求項5に記載の吸収性物品。
  7. 前記外層カバーは、摘み部を備え、
    前記摘み部は、前記スリットよりも幅方向内方の位置で且つ該摘み部を持ち上げた際に前記スリットが開口する位置に設けられている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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