JP2021145027A - 冷却装置及び電子機器 - Google Patents

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洋介 角田
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Abstract

【課題】冷却装置の冷却効率を向上させる。【解決手段】冷却装置10は、チャンバー14と、ヒートシンク16と、ウィック18と、作動液20とを備える。チャンバー14は、第一壁部22と、第一壁部22と対向する第二壁部24とを有しており、中空体である。ヒートシンク16は、第二壁部24の外面に設けられている。ウィック18は、第一壁部22の内面から第二壁部24の内面に亘って設けられており、多孔質体である。作動液20は、チャンバー14の内側に収容されている。ウィック18は、第二壁部24の外面に沿って流れる冷媒の流れの上流側に位置する第一多孔質部32と、冷媒の流れの下流側に位置する第二多孔質部34とを有する。第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。【選択図】図4

Description

本願の開示する技術は、冷却装置及び電子機器に関する。
例えば、発熱体を冷却するための冷却装置としては、次のものが公知である。すなわち、公知の冷却装置は、中空体であるチャンバーと、チャンバーの内面に設けられたウィックと、チャンバーの内側に収容された作動液とを備える(例えば、特許文献1〜5参照)。この種の冷却装置については、以下の通り、冷却効率を向上させるための種々の工夫が検討されている。
例えば、第一の例に係る冷却装置では、チャンバーの受熱壁の外面に発熱体取付部が設けられており、受熱壁の内面にウィックが設けられている。ウィックの空孔率は、発熱体取付部の近傍では低く、発熱体取付部の近傍以外では高く設定されている(例えば、特許文献1参照)。
また、第二の例に係る冷却装置では、チャンバーの下壁部が受熱部とされ、チャンバーの上壁部が放熱部とされている。チャンバーの内面には、ウィックが設けられており、ウィックは、受熱部の内面に設けられたウィック部を有する。このウィック部は、下層が上層よりも孔の径が大きいか又は密度が低く形成されている(例えば、特許文献2参照)。
また、第三の例に係る冷却装置では、チャンバーの水平方向の一端側にヒートシンクが配置され、チャンバーの水平方向の他端側に発熱体が配置されている。チャンバーの内面には、ウィックが設けられており、ウィックは、発熱体側とヒートシンク側とで孔の径が異なるか又は厚さが異なっている(例えば、特許文献3〜5参照)。
特開2000−49266号公報 特開2010−2125号公報 特開2003−214779号公報 特開2015−121373号公報 実用新案登録第3138963号公報
しかしながら、上記従来技術では、チャンバーの第一壁部の外面に発熱体が接続され、チャンバーの第二壁部の外面にヒートシンクが設けられた冷却装置において、冷媒が第二壁部の外面に沿って流れる場合が考慮されていない。
本願の開示する技術は、一つの側面として、冷媒が第二壁部の外面に沿って流れる冷却装置の冷却効率を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術に係る冷却装置は、チャンバーと、ヒートシンクと、ウィックと、作動液とを備える。チャンバーは、第一壁部と、第一壁部と対向する第二壁部とを有しており、中空体である。ヒートシンクは、第二壁部の外面に設けられている。ウィックは、第一壁部の内面から第二壁部の内面に亘って設けられており
、多孔質体である。作動液は、チャンバーの内側に収容されている。ウィックは、第二壁部の外面に沿って流れる冷媒の流れの上流側に位置する第一多孔質部と、冷媒の流れの下流側に位置する第二多孔質部とを有する。第二多孔質部は、第一多孔質部よりも作動液に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
本願の開示する技術によれば、冷媒が第二壁部の外面に沿って流れる冷却装置の冷却効率を向上させることができる。
電子機器の一例を示す斜視図である。 図1の冷却装置及び発熱体の四面図である。 第一実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 図3の冷却装置における作動液の流れを説明する図である。 第二実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第三実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第四実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第五実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第六実施形態に係る冷却装置及び電子部品の平面図である。 第七実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第八実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第九実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第十実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第十一実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 第十二実施形態に係る冷却装置及び電子部品の縦断面図である。 実施例で用いた解析モデルを示す図である。 実施例と比較例との解析結果を比較する図である。 第一比較例に係る冷却装置及び発熱体の縦断面図である。 第二比較例に係る冷却装置及び発熱体の縦断面図である。 第三比較例に係る冷却装置及び発熱体の縦断面図である。
[第一実施形態]
はじめに、本願の開示する技術の第一実施形態を説明する。
図1は、電子機器40の一例を示す斜視図である。電子機器40は、筐体42と、基板ユニット44と、複数の送風機46とを備える。基板ユニット44は、筐体42に収容されており、複数の送風機46は、筐体42の背面部に設けられている。複数の送風機46が作動すると、筐体42の前面部から背面部に向けて流れる空気48の流れが形成される。
基板ユニット44は、プリント基板8と、冷却装置10と、発熱体12とを備える。発熱体12は、例えば、IC(Integrated Circuit)等の電子部品である。発熱体12は、プリント基板8の上に配置されており、冷却装置10は、発熱体12の上に配置されている。
図2は、図1の冷却装置10及び発熱体12の四面図(平面図、2A−2A線断面図、2B−2B線断面図、2C−2C線断面図)である。一例として、矢印X方向は、冷却装置10の奥行方向を示し、矢印Y方向は、冷却装置10の横幅方向を示し、矢印Z方向は、冷却装置10の高さ方向を示している。冷却装置10は、チャンバー14と、ヒートシンク16と、ウィック18と、作動液20とを備える。
チャンバー14は、偏平容器状の中空体である。このチャンバー14は、第一壁部22と、第二壁部24と、複数の側壁部26とを有する。第二壁部24は、矢印Z方向に第一壁部22と対向している。複数の側壁部26は、第一壁部22及び第二壁部24の周囲に形成されている。第一壁部22の外面(下面)には、発熱体12が接続されている。第一壁部22の外面は、チャンバー14の外側に位置する面である。
ヒートシンク16は、第二壁部24の外面(上面)に設けられている。第二壁部24の外面は、チャンバー14の外側に位置する面である。ヒートシンク16は、矢印Y方向に並ぶ複数のフィン28を有する。複数のフィン28の各々は、矢印X方向を長さ方向として延びている。矢印X方向は、上述の空気48の流れの方向に相当する。ヒートシンク16は、第二壁部24の外面に沿って流れる空気48によって冷却される。空気48は、「冷媒」一例である。
ウィック18は、第一壁部22の内面から第二壁部24の内面に亘って設けられている。つまり、ウィック18は、第一壁部22の内面、第二壁部24の内面及び複数の側壁部26の内面に設けられた部分を有する。第一壁部22の内面、第二壁部24の内面及び複数の側壁部26の内面は、チャンバー14の内側に位置する面である。矢印X方向及び矢印Y方向の方向から見た場合に、ウィック18の断面形状は、それぞれ環状である。ウィック18の内側には、空洞30が形成されている。このウィック18は、多孔質体である。多孔質体は、多数の孔が形成された部材である。作動液20は、チャンバー14の内側に収容されている。
図3は、図2の2A−2A線断面図を拡大して示す図であって、第一実施形態に係る冷却装置10及び電子部品の縦断面図である。また、図4は、図3の冷却装置における作動液20の流れを説明する図である。この冷却装置10では、発熱体12が発熱し、第一壁部22が受熱すると、第一壁部22から受熱した作動液20が気化して蒸気となり、この蒸気が空洞30を第二壁部24の側に向けて移動する。矢印Vは、蒸気の移動経路を示している。第二壁部24に放熱した蒸気は液化して作動液20に戻され、この作動液20がウィック18を通じて第二壁部24の側から第一壁部22の側に移動する。作動液20が液相と気相に変化しつつ、第一壁部22の側と第二壁部24の側との間を循環することにより、第一壁部22の熱が第二壁部24に輸送され、発熱体12が冷却される。
上述のウィック18は、矢印X方向の中央部を境に構成が異なっている。すなわち、ウィック18は、第一多孔質部32と、第二多孔質部34とを有する。第一多孔質部32は、ウィック18のうち、空気48の流れの上流側に位置する部分であり、第二多孔質部34は、ウィック18のうち、空気48の流れの下流側に位置する部分である。第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも厚さ(肉厚)が厚くなっている。つまり、第一多孔質部32の厚さをt1、第二多孔質部34の厚さをt2とすると、t2>t1である。第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚いことにより、第二多孔質部34は、後述するように、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
第一多孔質部32は、より具体的には、第一受熱部32Aと、第一放熱部32Bと、第一連結部32Cとを有する。第一受熱部32Aは、第一壁部22の内面に設けられており、第一放熱部32Bは、第二壁部24の内面に設けられており、第一連結部32Cは、側壁部26の内面に設けられている。第一受熱部32Aと第一放熱部32Bとは、第一連結部32Cによって連結されている。第一受熱部32Aの厚さ、第一放熱部32Bの厚さ及び第一連結部32Cの厚さは、それぞれ一定である。また、第一受熱部32Aの厚さ、第一放熱部32Bの厚さ及び第一連結部32Cの厚さは、同じである。
同様に、第二多孔質部34は、より具体的には、第二受熱部34Aと、第二放熱部34Bと、第二連結部34Cとを有する。第二受熱部34Aは、第一壁部22の内面に設けられており、第二放熱部34Bは、第二壁部24の内面に設けられており、第二連結部34Cは、側壁部26の内面に設けられている。第二受熱部34Aと第二放熱部34Bとは、第二連結部34Cによって連結されている。第二受熱部34Aの厚さ、第二放熱部34Bの厚さ及び第二連結部34Cの厚さは、それぞれ一定である。また、第二受熱部34Aの厚さ、第二放熱部34Bの厚さ及び第二連結部34Cの厚さは、同じである。
冷却装置10は、矢印X方向を水平方向として配置されており、第一多孔質部32及び第二多孔質部34は、水平方向に並んで配置されている。第一多孔質部32及び第二多孔質部34は、矢印X方向に対称に形成されている。第一多孔質部32及び第二多孔質部34の境界36(図2も参照)は、矢印Z方向に見た場合に、発熱体12と重なる位置に設定されている。
また、第一多孔質部32及び第二多孔質部34は、矢印X方向にフィン28とオーバーラップしている。すなわち、第一多孔質部32及び第二多孔質部34は、フィン28の長さの範囲Lに亘って設けられた部分を有する。第一実施形態では、一例として、第一多孔質部32及び第二多孔質部34は、フィン28よりも矢印X方向の長さが長く形成されており、第一多孔質部32の上流側の端部及び第二多孔質部34の下流側の端部は、フィン28の長さの範囲Lの外側に位置する。
なお、第一実施形態では、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚いが、第一多孔質部32と第二多孔質部34とは孔の径及び孔の数が同じである。
第一多孔質部32の孔の径とは多孔質体である第一多孔質部32に形成された多数の孔の平均直径のことである。同様に、第二多孔質部34の孔の径とは多孔質体である第二多孔質部34に形成された多数の孔の平均直径のことである。
また、第一多孔質部の孔の数とは多孔質体である第一多孔質部32に形成された多数の孔の数のことである。同様に、第二多孔質部の孔の数とは多孔質体である第二多孔質部34に形成された多数の孔の数のことである。
ウィック18は、例えば、焼結により作成される。ウィック18が焼結により作成される場合、例えば、焼結材料の厚さを変えることで、第二多孔質部34の厚さt2を第一多孔質部32の厚さt1よりも厚くすることができる。
また、ウィック18は、例えば、エッジング等の微細加工によって作成される。ウィック18がエッジングにより作成される場合、エッジングのメッシュの厚さを変えることで、第二多孔質部34の厚さt2を第一多孔質部32の厚さt1よりも厚くすることができる。
次に、第一実施形態の作用及び効果について説明する。
先ず、第一実施形態の作用及び効果を明確にするために比較例について説明する。図18は、第一比較例に係る冷却装置110及び発熱体12の縦断面図である。第一比較例に係る冷却装置110は、上述の第一実施形態に係る冷却装置10に対し、ウィック18の厚さ(肉厚)tが一定である。第一比較例において、上記以外の構成は、第一実施形態と同じである。
この第一比較例に係る冷却装置110では、空気48が第二壁部24の外面に沿って流れると、第二壁部24は下流側の方が上流側よりも温度が高くなる。このため、ウィック18の下流側では、ウィック18の上流側よりも受熱部18Aと放熱部18Bの温度差が小さくなり、ウィック18の下流側では、ウィック18の上流側よりも作動液20が循環しにくくなる。この結果、冷却装置110の冷却効率が低下する。
これに対し、第一実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32よりも厚さt1よりも厚いので、第二多孔質部34では、作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、第一比較例に比して、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
[第二実施形態]
次に、本願の開示する技術の第二実施形態を説明する。
図5は、第二実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第二実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、チャンバー14の第二壁部24には、ウォータジャケット56が設けられている。第二壁部24とウォータジャケット56との間は、矢印X方向に沿って液体58が流れる流路として形成されている。液体58は、「冷媒」の一例である。第二実施形態において、上記以外の構成は、第一実施形態と同じである。
ここで、第二実施形態に対する比較例について説明する。図19は、第二比較例に係る冷却装置110及び発熱体12の縦断面図である。第二比較例に係る冷却装置110は、上述の第二実施形態に係る冷却装置10に対し、ウィック18の厚さ(肉厚)tが一定である。第二比較例において、上記以外の構成は、第二実施形態と同じである。
この第二比較例に係る冷却装置110では、液体58が第二壁部24の外面に沿って流れると、第二壁部24は下流側の方が上流側よりも温度が高くなる。このため、ウィック18の下流側では、ウィック18の上流側よりも受熱部18Aと放熱部18Bの温度差が小さくなり、ウィック18の下流側では、ウィック18の上流側よりも作動液20が循環しにくくなる。この結果、冷却装置110の冷却効率が低下する。
これに対し、第二実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32よりも厚さt1よりも厚いので、第二多孔質部34では、作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、第二比較例に比して、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
[第三実施形態]
次に、本願の開示する技術の第三実施形態を説明する。
図6は、第三実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第三実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、冷却装置10は、矢印X方向を鉛直方向として配置されており、第一多孔質部32及び第二多孔質部34は、鉛直方向に並んで配置されている。第三実施形態において、上記以外の構成は、第一実施形態と同じである。
ここで、第三実施形態に対する比較例について説明する。図20は、第三比較例に係る冷却装置110及び発熱体12の縦断面図である。第三比較例に係る冷却装置110は、上述の第三実施形態に係る冷却装置10に対し、ウィック18の厚さ(肉厚)tが一定である。第三比較例において、上記以外の構成は、第三実施形態と同じである。
この第三比較例に係る冷却装置110では、空気48が第二壁部24の外面に沿って流れると、第二壁部24は下流側の方が上流側よりも温度が高くなる。このため、ウィック18の下流側では、ウィック18の上流側よりも受熱部18Aと放熱部18Bの温度差が小さくなり、ウィック18の下流側では、ウィック18の上流側よりも作動液20が循環しにくくなる。この結果、冷却装置110の冷却効率が低下する。
これに対し、第三実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32よりも厚さt1よりも厚いので、第二多孔質部34では、作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、第三比較例に比して、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
[第四実施形態]
次に、本願の開示する技術の第四実施形態を説明する。
図7は、第四実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第四実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32から遠ざかるに従って第一多孔質部32の厚さt1よりも厚くなっている。第一多孔質部32の厚さt1は、一定である。第二多孔質部34の厚さt2が、第一多孔質部32から遠ざかるに従って第一多孔質部32の厚さt1よりも厚くなることにより、第二多孔質部34の平均厚さが第一多孔質部32の平均厚さよりも厚くなる。これにより、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
この第四実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が、第一多孔質部32から遠ざかるに従って第一多孔質部32の厚さt1よりも厚くなるので、第二多孔質部34では、作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
[第五実施形態]
次に、本願の開示する技術の第五実施形態を説明する。
図8は、第五実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第五実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、冷却装置10は、矢印X方向を鉛直方向として配置されており、第二多孔質部34は、第一多孔質部32の鉛直方向上側に位置する。第一多孔質部32の厚さt1は、第二多孔質部34から遠ざかるに従って厚くなり、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32から遠ざかるに従って厚くなる。第一多孔質部32と第二多孔質部34の境界36では、一例として、第一多孔質部32の厚さt1と第二多孔質部34の厚さt2とは同じである。この第五実施形態では、一例として、第一多孔質部32及び第二多孔質部34は、矢印X方向に対称な構成となっている。第五実施形態において、上記以外の構成は、第一実施形態と同じである。
この第五実施形態に係る冷却装置10では、一例として、第一多孔質部32及び第二多孔質部34が矢印X方向に対称な構成となっている。しかしながら、第一多孔質部32が第二多孔質部34よりも鉛直方向下側に位置するので、重力の影響により、第二多孔質部34よりも第一多孔質部32に多くの作動液20が集まる。このため、第一多孔質部32では、作動液20が滞ることにより、第二多孔質部34に比して作動液20に対する毛細管現象が抑制される。換言すれば、第二多孔質部34では、第一多孔質部32に比して作動液20に対する毛細管現象が促進される。つまり、この第五実施形態においても、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
この第五実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が、第一多孔質部32から遠ざかるに従って第一多孔質部32の厚さt1よりも厚くなるので、第二多孔質部34では、作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。これにより、第二多孔質部34では、作動液20に対する毛細管現象が促進される。
また、この第五実施形態では、重力の影響により、第二多孔質部34よりも第一多孔質部32に多くの作動液20が集まるが、第一多孔質部32の厚さt1は、第二多孔質部34から遠ざかるに従って厚くなる。したがって、第一多孔質部32の厚さt1が第二多孔質部34から遠ざかるに従って厚くなる分、第一多孔質部32においても、作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。以上より、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
[第六実施形態]
次に、本願の開示する技術の第六実施形態を説明する。
図9は、第六実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の平面図である。図9では、チャンバー14の第二壁部24が切断線Cにより切断された状態で示されている。第六実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、冷却装置10には、複数の発熱体12が接続されている。複数の発熱体12は、第一発熱体12Aと、複数の第二発熱体12Bとを含んでいる。複数の第二発熱体12Bは、矢印X方向における位置が第一発熱体12Aと異なる。つまり、複数の第二発熱体12Bは、第一発熱体Aに対して矢印X方向にずれて配置されている。
第一多孔質部32及び第二多孔質部34の境界36は、矢印Z方向に見た場合に、第一発熱体12A及び第二発熱体12Bと重なる位置に設定されている。つまり、第一多孔質部32及び第二多孔質部34の境界36は、矢印Z方向に見た場合に、矢印X方向にずれて配置された第一発熱体12A及び第二発熱体12Bと重なるようにジグザグ状に形成されている。
このように構成されていると、各発熱体12の下流側に第二多孔質部34が配置されるので、各発熱体12の下流側において、作動液20に対する毛細管現象を促進することができる。この結果、各発熱体12に対する冷却効率を向上させることができる。
[第七実施形態]
次に、本願の開示する技術の第七実施形態を説明する。
図10は、第七実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第七実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32の厚さt1と同じであり、第二多孔質部34は、第一多孔質部32と同じ孔の数であるが、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の径が小さい。これにより、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
例えば、ウィック18が焼結により作成される場合、焼結材料の粒子の大きさ及び数を変えることで、第二多孔質部34の孔の径を第一多孔質部32の孔の径よりも小さくすることができる。また、例えば、ウィック18がエッジングにより作成される場合、エッジングのメッシュの大きさ及び数を変えることで、第二多孔質部34の孔の径を第一多孔質部32の孔の径よりも小さくすることができる。
この第七実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の径が小さいので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも毛細管力が増加する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
また、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1と同じことにより、第二多孔質部34における第二受熱部34A及び第二放熱部34B間の隙間が、第一多孔質部32における第一受熱部32A及び第一放熱部32B間の隙間と同じ寸法になる。これにより、第二受熱部34A及び第二放熱部34B間の隙間における蒸気の伝播量を確保できるので、冷却装置10の冷却効率をより向上させることができる。
[第八実施形態]
次に、本願の開示する技術の第八実施形態を説明する。
図11は、第八実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第八実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32の厚さt1と同じであり、第二多孔質部34は、第一多孔質部32と同じ孔の径であるが、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の数が多い。これにより、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
例えば、ウィック18が焼結により作成される場合、焼結材料の粒子の大きさ及び数を変えることで、第二多孔質部34の孔の数を第一多孔質部32の孔の数よりも多くすることができる。また、例えば、ウィック18がエッジングにより作成される場合、エッジングのメッシュの大きさ及び数を変えることで、第二多孔質部34の孔の数を第一多孔質部32の孔の数よりも多くすることができる。
この第八実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の数が多いので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
また、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1と同じことにより、第二多孔質部34における第二受熱部34A及び第二放熱部34B間の隙間が、第一多孔質部32における第一受熱部32A及び第一放熱部32B間の隙間と同じ寸法になる。これにより、第二受熱部34A及び第二放熱部34B間の隙間における蒸気の伝播量を確保できるので、冷却装置10の冷却効率をより向上させることができる。
[第九実施形態]
次に、本願の開示する技術の第九実施形態を説明する。
図12は、第九実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第九実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、第二多孔質部34は、第一多孔質部32と同じ孔の数であるが、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32の厚さt1よりも厚く、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の径が小さい。これにより、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
この第九実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚いので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。また、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の径が小さいので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも毛細管力が増加する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
特に、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚く、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の径が小さいことにより、第二多孔質部34における毛細管現象をより促進させることができる。
[第十実施形態]
次に、本願の開示する技術の第十実施形態を説明する。
図13は、第十実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第十実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、第二多孔質部34は、第一多孔質部32と同じ孔の径であるが、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32の厚さt1よりも厚く、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の数が多い。これにより、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
この第十実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚いので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。また、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の数が多いので、流動抵抗がさらに減少する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
特に、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚く、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の数が多いことにより、第二多孔質部34における毛細管現象をより促進させることができる。
[第十一実施形態]
次に、本願の開示する技術の第十一実施形態を説明する。
図14は、第十一実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第十一実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32の厚さt1と同じであるが、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の径が小さく、かつ、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の数が多い。これにより、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
この第十一実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の数が多いので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。また、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の径が小さいので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも毛細管力が増加する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
特に、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の径が小さく、かつ、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の数が多いことにより、第二多孔質部34における毛細管現象をより促進させることができる。
また、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1と同じことにより、第二多孔質部34における第二受熱部34A及び第二放熱部34B間の隙間が、第一多孔質部32における第一受熱部32A及び第一放熱部32B間の隙間と同じ寸法になる。これにより、第二受熱部34A及び第二放熱部34B間の隙間における蒸気の伝播量を確保できるので、冷却装置10の冷却効率をより向上させることができる。
[第十二実施形態]
次に、本願の開示する技術の第十二実施形態を説明する。
図15は、第十二実施形態に係る冷却装置10及び発熱体12の縦断面図である。第十二実施形態では、上述の第一実施形態に対し、冷却装置10の構成が次のように変更されている。
すなわち、第二多孔質部34の厚さt2は、第一多孔質部32の厚さt1よりも厚く、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の数が多く、かつ、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の径が小さい。これにより、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進される性質を有する。
この第十二実施形態に係る冷却装置10では、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚いので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20が移動する流路の断面積が拡大し、流動抵抗が減少する。また、第二多孔質部34は、第一多孔質部32よりも孔の数が多いので、流動抵抗がさらに減少する。さらに、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の径が小さいので、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも毛細管力が増加する。これにより、第二多孔質部34では、第一多孔質部32よりも作動液20に対する毛細管現象が促進されるので、作動液20を円滑に循環させることができる。この結果、冷却装置10の冷却効率を向上させることができる。
特に、第二多孔質部34の厚さt2が第一多孔質部32の厚さt1よりも厚く、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の数が多く、かつ、第二多孔質部34が第一多孔質部32よりも孔の径が小さい。したがって、第二多孔質部34における毛細管現象をより促進させることができる。
[変形例]
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
上記各実施形態において、ヒートシンク16は、矢印X方向に延びる複数のフィン28を有しているが、複数のピンを有する等、その他の構成でもよい。
また、上記複数の実施形態のうち、組み合わせ可能な実施形態は、組み合わされて実施されてもよい。
[実施例]
次に、実施例を説明する。
図16は、実施例で用いた解析モデルを示す図である。この解析モデルは、上述の第二実施形態に係る冷却装置10、すなわち、ウォータジャケット56を備える冷却装置10をモデル化したものである。そして、本実施例では、この解析モデルを用いて熱シミュレーション解析を行った。
本解析において、ウォータジャケット56の内側に供給される液体58の温度は25℃に設定した。また、発熱体12の熱伝導率を150W/mkに設定した。第二壁部24は下流側の方が上流側よりも温度が高くなるが、第二多孔質部34では第一多孔質部32よりも毛細管現象が促進されるため、第一多孔質部32及び第二多孔質部34の熱伝導率を同じ500W/mkに設定した。また、本実施例の効果を検証するために、比較例についても解析を行った。比較例では、第二多孔質部34の熱伝導率を第二多孔質部34の熱伝導率よりも低い200W/mkに設定した。
図17は、実施例と比較例との解析結果を比較する図である。図17には、実施例と比較例について第一壁部22の温度分布が示されている。図17に示されるように、実施例では、比較例に比して発熱体12の温度が低減されている。本解析により、本実施例によれば、比較例に比して冷却装置10の冷却効率が高いことが明らかとなった。
以上、本願の開示する技術の第一乃至第十二実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の第一乃至第十二実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第一壁部と、前記第一壁部と対向する第二壁部とを有し、中空体であるチャンバーと、
前記第二壁部の外面に設けられたヒートシンクと、
前記第一壁部の内面から前記第二壁部の内面に亘って設けられ、多孔質体であるウィックと、
前記チャンバーの内側に収容された作動液と、
を備え、
前記ウィックは、前記第二壁部の外面に沿って流れる冷媒の流れの上流側に位置する第一多孔質部と、前記冷媒の流れの下流側に位置する第二多孔質部とを有し、
前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも前記作動液に対する毛細管現象が促進される性質を有する、
冷却装置。
(付記2)
前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも厚さが厚い、
付記1に記載の冷却装置。
(付記3)
前記第二多孔質部の厚さは、前記第一多孔質部から遠ざかるに従って前記第一多孔質部の厚さよりも厚くなる、
付記1に記載の冷却装置。
(付記4)
前記第一多孔質部及び前記第二多孔質部は、水平方向に並んで配置されている、
付記2又は付記3に記載の冷却装置。
(付記5)
前記第一多孔質部の厚さは、前記第二多孔質部から遠ざかるに従って厚くなり、
前記第二多孔質部の厚さは、前記第一多孔質部から遠ざかるに従って厚くなる、
付記1に記載の冷却装置。
(付記6)
前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部の鉛直方向上側に位置する、
付記2又は付記5に記載の冷却装置。
(付記7)
前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも孔の径が小さい、
付記1〜付記6のいずれか一項に記載の冷却装置。
(付記8)
前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも孔の数が多い、
付記1〜付記7のいずれか一項に記載の冷却装置。
(付記9)
前記ヒートシンクは、前記冷媒が流れる方向を長さ方向として延びるフィンを有し、
前記第一多孔質部及び前記第二多孔質部は、前記フィンの長さの範囲に亘って設けられた部分を有する、
付記1〜付記8のいずれか一項に記載の冷却装置。
(付記10)
付記1〜付記9のいずれか一項に記載の冷却装置と、
前記第一壁部の外面に接続された発熱体と、
を備える電子機器。
(付記11)
前記第一多孔質部及び前記第二多孔質部の境界は、前記第一壁部及び前記第一壁部が対向する方向に見た場合に、前記発熱体と重なる位置に設定されている、
付記10に記載の電子機器。
(付記12)
複数の前記発熱体を備え、
複数の前記発熱体は、第一発熱体と、前記冷媒が流れる方向における位置が前記第一発熱体と異なる第二発熱体とを含み、
前記第一多孔質部及び前記第二多孔質部の境界は、前記第一壁部及び前記第一壁部が対向する方向に見た場合に、前記第一発熱体及び前記第二発熱体と重なる位置に設定されている、
付記10に記載の電子機器。
10 冷却装置
12 発熱体
12A 第一発熱体
12B 第二発熱体
14 チャンバー
16 ヒートシンク
18 ウィック
20 作動液
22 第一壁部
24 第二壁部
28 フィン
32 第一多孔質部
34 第二多孔質部
36 境界
40 電子機器
48 空気(冷媒の一例)
58 液体(冷媒の一例)

Claims (7)

  1. 第一壁部と、前記第一壁部と対向する第二壁部とを有し、中空体であるチャンバーと、
    前記第二壁部の外面に設けられたヒートシンクと、
    前記第一壁部の内面から前記第二壁部の内面に亘って設けられ、多孔質体であるウィックと、
    前記チャンバーの内側に収容された作動液と、
    を備え、
    前記ウィックは、前記第二壁部の外面に沿って流れる冷媒の流れの上流側に位置する第一多孔質部と、前記冷媒の流れの下流側に位置する第二多孔質部とを有し、
    前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも前記作動液に対する毛細管現象が促進される性質を有する、
    冷却装置。
  2. 前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも厚さが厚い、
    請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記第二多孔質部の厚さは、前記第一多孔質部から遠ざかるに従って前記第一多孔質部の厚さよりも厚くなる、
    請求項1に記載の冷却装置。
  4. 前記第一多孔質部の厚さは、前記第二多孔質部から遠ざかるに従って厚くなり、
    前記第二多孔質部の厚さは、前記第一多孔質部から遠ざかるに従って厚くなる、
    請求項1に記載の冷却装置。
  5. 前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも孔の径が小さい、
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の冷却装置。
  6. 前記第二多孔質部は、前記第一多孔質部よりも孔の数が多い、
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の冷却装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の冷却装置と、
    前記第一壁部の外面に接続された発熱体と、
    を備える電子機器。
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