JP2021144894A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができるプラズマ処理装置を提供する。【解決手段】プラズマ処理装置は、チャンバと、第1の電極と、高周波電源と、給電棒と、板状部材と、誘電体とを有する。第1の電極は、チャンバ内に面した電極である。高周波電源は、第1の電極に高周波電力を供給する。給電棒は、第1の電極のチャンバ内に面する面と反対側の面の中心に、高周波電力を給電する。板状部材は、第1の電極のチャンバ内に面する面と反対側の面に平行して設けられ、接地された導電性の板状部材である。誘電体は、第1の電極と板状部材との間を接続し、第1の電極の中心に対して回転対称となる形状である。【選択図】図2

Description

本開示は、プラズマ処理装置に関する。
プラズマ処理装置として、例えば、容量結合型のプラズマ処理装置が知られている。容量結合型のプラズマ処理装置では、例えば、チャンバ内に一対の平行平板電極(上部電極および下部電極)を配置し、処理ガスをチャンバ内に導入するとともに、一方の電極に高周波を印加することで処理ガスのプラズマを形成する。ここで、プラズマの密度を高くするために、電極に印加する高周波の周波数を高くすると、高調波により電極表面に定在波が生成されやすくなる。定在波が生じると電極表面の電界分布が不均一となり、プラズマ密度も不均一となる。これに対し、電極に高周波を印加する給電棒と、電極の反対側とに導電性の部材を設けて接地することで、給電棒のインダクタンスを低下させ、プラズマ密度を均一にすることが提案されている。
特開2000−331996号公報
本開示は、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができるプラズマ処理装置を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、チャンバと、第1の電極と、高周波電源と、給電棒と、板状部材と、誘電体とを有する。第1の電極は、チャンバ内に面した電極である。高周波電源は、第1の電極に高周波電力を供給する。給電棒は、第1の電極のチャンバ内に面する面と反対側の面の中心に、高周波電力を給電する。板状部材は、第1の電極のチャンバ内に面する面と反対側の面に平行して設けられ、接地された導電性の板状部材である。誘電体は、第1の電極と板状部材との間を接続し、第1の電極の中心に対して回転対称となる形状である。
本開示によれば、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
図1は、本開示の第1実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。 図2は、第1実施形態におけるチャンバ上部のカバー部材の構成の一例を示す図である。 図3は、第1実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す平面図である。 図5は、第1実施形態におけるチャンバ上部の構成の一例を示す斜視断面図である。 図6は、上部電極における高周波電力の供給経路の一例を模式的に示す図である。 図7は、上部電極における高周波電力の供給経路の一例を模式的に示す図である。 図8は、給電棒から天板までの等価回路の一例を示す図である。 図9は、第1実施形態における誘電体を周方向に均等配置した場合のプラズマの偏りの一例を示す図である。 図10は、比較例における誘電体を周方向に偏って配置した場合のプラズマの偏りの一例を示す図である。 図11は、第1実施形態における誘電体の有無による高周波電力の供給経路の一例を模式的に示す図である。 図12は、第1実施形態における誘電体を周方向に均等配置した場合のエッチングレートの分布の一例を示す図である。 図13は、比較例における誘電体を周方向に偏って配置した場合のエッチングレートの分布の一例を示す図である。 図14は、第1実施形態における誘電体を奇数個配置した場合の配置の一例を示す図である。 図15は、第1実施形態における誘電体を偶数個配置した場合の配置の一例を示す図である。 図16は、第1実施形態におけるリング状の誘電体を配置した場合の一例を示す図である。 図17は、第1実施形態における誘電体を複数の円周上に配置した場合の配置の一例を示す図である。 図18は、本開示の第2実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。 図19は、第2実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す平面図である。 図20は、第2実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す平面図である。 図21は、第2実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す断面図である。 図22は、第2実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す断面図である。 図23は、本開示の第3実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。 図24は、第3実施形態における誘電体の有無による高周波電力の供給経路の一例を模式的に示す図である。
以下に、開示するプラズマ処理装置の実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態により開示技術が限定されるものではない。
近年、プラズマ処理装置では、さらなる微細化に対応するために、より高い周波数(例えば、100MHz程度。)の高周波電力を供給することが求められている。周波数がより高くなると、電極の反対側と筐体部の間に存在する処理ガスの導入管やチラー冷媒の流路の配置によって、電極外周部の周方向における電界分布が不均一となり、プラズマ密度も不均一となる場合がある。特に、導入管や流路の配管の一部が金属製である場合に、電界分布が不均一となりやすい。そこで、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することが期待されている。
(第1実施形態)
[プラズマ処理装置1の構成]
図1は、本開示の第1実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。プラズマ処理装置1は、被処理体の一例である半導体ウエハ(以下、ウエハという。)に対してエッチングや成膜等のプラズマ処理を行う装置である。プラズマ処理装置1は、装置本体10および制御装置100を備える。プラズマ処理装置1は、空気の温度および湿度が所定範囲に制御されたクリーンルーム内等に配置されている。
装置本体10は、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等からなる略円筒状のチャンバ11を有する。チャンバ11は保安接地されている。チャンバ11の底部には、例えば石英等からなる円筒状の支持部材26を介して円柱状の支持台14が配置され、支持台14の上に例えばアルミニウム等からなる載置台16が設けられている。載置台16は下部電極としても機能する。
載置台16の上面には、ウエハWを静電力で吸着保持する静電チャック18が設けられている。静電チャック18は、導電膜からなる電極20を一対の絶縁層または絶縁シートで挟んだ構造を有する。電極20には直流電源22が電気的に接続されている。ウエハWは、直流電源22から印加された直流電圧により静電チャック18の上面に生じたクーロン力等の静電力により、静電チャック18の上面に吸着保持される。
静電チャック18の周囲であって、載置台16の上面の位置には、エッチングの均一性を向上させるための、例えばシリコンからなる導電性のエッジリング24が配置されている。載置台16および支持台14の側面には、支持部材26が配置されている。
支持台14の内部には流路28が設けられており、流路28内には、配管30aを介して、チャンバ11の外部に設けられたチラーユニットからの冷媒が供給される。また、流路28内に供給された冷媒は、配管30bを介してチラーユニットに戻される。チラーユニットは、流路28内に供給される冷媒の温度を制御する。温度制御された冷媒が流路28内を循環することにより、支持台14の温度が制御され、支持台14上の載置台16および静電チャック18を介して、静電チャック18上のウエハWの温度が制御される。
支持台14、載置台16、および静電チャック18内には、配管32が設けられている。図示しない伝熱ガス供給機構から配管32に供給された伝熱ガスは、配管32を通ってウエハWと静電チャック18との間に供給される。伝熱ガスは、例えばヘリウムガスである。ウエハWと静電チャック18との間に供給される伝熱ガスの圧力を制御することにより、ウエハWと静電チャック18との間の熱の伝達率を制御することができる。
載置台16の上方には、載置台16と略平行に対向するようにシャワーヘッド34が設けられている。シャワーヘッド34は、上部電極としても機能する。すなわち、シャワーヘッド34と載置台16とは、一対の電極(上部電極および下部電極、あるいは、第1の電極および第2の電極)として機能する。シャワーヘッド34と載置台16との間の空間がプラズマ生成空間となる。
シャワーヘッド34は、絶縁性の遮蔽部材42を介して、チャンバ11の上部に支持されている。シャワーヘッド34は、載置台16と対向するように配置された天板36と、天板36を上方から支持するベース部材38とを備える。
天板36には、厚さ方向に貫通し、チャンバ11内に処理ガスを噴出する複数の吐出穴37が形成されている。天板36は、例えばシリコンやSiC等により形成されている。
ベース部材38は、例えば表面が陽極酸化処理されたアルミニウム等の導電性材料により構成され、その下部に天板36を着脱自在に支持する。ベース部材38の内部には、処理ガスを複数の吐出穴37に供給するための拡散室40が形成されている。ベース部材38の底部には、拡散室40の下部に位置するように、複数の流通穴41が形成されている。複数の流通穴41は、複数の吐出穴37にそれぞれ連通している。
ベース部材38には、拡散室40へ処理ガスを導入するための導入口62が形成されている。導入口62には、貫通穴を有する誘電体51の一端が接続されている。誘電体51の他端には、板状部材11aに設けられた導入口を介して、配管64の一端が接続されている。配管64の他端には、処理ガスを供給するガス供給源66が接続されている。配管64には、上流側から順にマスフローコントローラ(MFC)67、および、バルブ68が設けられている。静電チャック18上のウエハWに対してプラズマ処理が行われる場合、ガス供給源66から供給された処理ガスは、配管64および誘電体51の貫通穴を介して拡散室40内に供給され、拡散室40内を拡散する。拡散室40内を拡散した処理ガスは、流通穴41および吐出穴37を介して、チャンバ11内にシャワー状に供給される。
また、ベース部材38の内部には流路92が設けられており、流路92内には、配管93および貫通穴を有する誘電体52を介して、チャンバ11の外部に設けられたチラーユニット94からの冷媒が供給される。誘電体52の一端は、流路92に接続されている。誘電体52の他端には、板状部材11aに設けられた導入口を介して、配管93が接続されている。なお、以下の説明において、誘電体51,52を区別しない場合、および、ダミーの誘電体について、誘電体50と表現する。また、誘電体51,52、および、ダミーの誘電体は、同一の形状および材料である。誘電体50の材料は、それぞれの誘電率が同じか近い材料であればよく、例えば、PPS(Poly Phenylene Sulfide)やPTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene)等のフッ素樹脂等を用いることができる。なお、誘電体50は、複数の誘電体50を一纏めとして誘電体と呼称した場合における、当該誘電体の複数の部位のそれぞれの一例である。
チラーユニット94から配管93および誘電体52の貫通穴を介してベース部材38の流路92内に供給された冷媒は、流路92内を循環し、誘電体52の貫通穴および配管93を介してチラーユニット94に戻される。チラーユニット94は、流路92内に供給される冷媒の温度を制御する。チラーユニット94は、温度制御部の一例である。温度制御された冷媒が流路92内を循環することにより、載置台16とシャワーヘッド34との間に生成されたプラズマからの入熱によるシャワーヘッド34の温度上昇が抑制される。
流路92内を循環する冷媒の温度は、チャンバ11の外気の露点温度よりも低い温度である。本実施形態において、冷媒の温度は、例えば0℃以下の温度である。流路92が形成されたベース部材38は、冷却部の一例である。
また、ベース部材38には、RF(Radio Frequency)導入部44aが設けられ、給電棒44および整合器46を介して、高周波電源48が電気的に接続されている。本実施形態において、給電棒44は、アルミニウム等の導電性の金属で構成された中空の円筒状の部材である。高周波電源48は、プラズマ生成用の電源であり、13.56MHz以上の周波数、例えば60MHzから100MHzの高周波電力を発生させる。高周波電源48が発生させた高周波電力は、整合器46および給電棒44を介して、ベース部材38に供給される。整合器46は、高周波電源48の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。整合器46は、チャンバ11内にプラズマが生成されている時に高周波電源48の出力インピーダンスと負荷インピーダンスとが見かけ上一致するように機能する。整合器46の出力端子は、給電棒44の上端に電気的に接続されている。
シャワーヘッド34および給電棒44は、チャンバ11の側壁よりも上方に設けられた略円筒状のカバー部材11dによって覆われている。カバー部材11dは、アルミニウム等の導電性の材料により構成されており、チャンバ11を介して接地されている。これにより、シャワーヘッド34に供給された高周波電力の、装置本体10の外部への漏洩が抑制される。カバー部材11dは、板状部材11aと、筒状部材11bと、壁部材11cとを有する。板状部材11aは、カバー部材11dの天壁部分であってシャワーヘッド34と略平行となるように設けられている。筒状部材11bは、給電棒44の周囲を覆い、板状部材11aと整合器46とを接続する。壁部材11cは、チャンバ11の側壁の上端部から板状部材11aまでを接続する。板状部材11aには、誘電体51および誘電体52と、配管64および配管93との接続を介する導入口が設けられている。給電棒44は、筒状部材11bの中心部を通り、ベース部材38と整合器46とを接続している。なお、カバー部材11dによって覆われた空間は大気圧下である。
下部電極として機能する載置台16には、給電棒89および整合器87を介して高周波電源88が電気的に接続されている。高周波電源88は、イオン引き込み用(バイアス用)の電源であり、300kHz〜13.56MHzの範囲内の周波数、例えば2MHzの高周波電力を載置台16に供給する。整合器87は、高周波電源88の内部(または出力)インピーダンスに負荷インピーダンスを整合させる。整合器87は、チャンバ11内にプラズマが生成されている時に高周波電源88の内部インピーダンスと負荷インピーダンスとが見かけ上一致するように機能する。
チャンバ11の底部には排気口80が設けられている。排気口80には、排気管82およびAPC(Auto Pressure Control)バルブ83を介して排気装置84が接続されている。排気装置84は、ターボ分子ポンプ等の真空ポンプを有しており、チャンバ11内を所望の真空度まで減圧可能となっている。APCバルブ83は、チャンバ11内の圧力を調整する。
チャンバ11の側壁にはウエハWの搬入および搬出を行うための開口85が設けられており、開口85は、ゲートバルブ86により開閉される。また、チャンバ11の内側壁には、チャンバ11にエッチング副生成物(デポ)が付着することを防止するためのデポシールド12が着脱自在に設けられている。デポシールド12は、支持部材26の外周にも設けられている。チャンバ11の底部であって、チャンバ11の側壁側のデポシールド12と、支持部材26側のデポシールド12との間には排気プレート81が設けられている。デポシールド12および排気プレート81としては、アルミニウム材にY2O3等のセラミックスを被覆したもの等を好適に用いることができる。
チャンバ11の内壁に沿って配置されたデポシールド12のウエハWとほぼ同じ高さの位置には、導電性部材により構成され、直流的にグランドに接続されたGNDブロック91が設けられている。GNDブロック91により、チャンバ11内の異常放電が防止される。
上記のように構成された装置本体10は、制御装置100によって、その動作が統括的に制御される。制御装置100は、プロセッサ、メモリ、および入出力インターフェイスを有する。メモリには、プログラムや処理レシピ等が格納される。プロセッサは、メモリから読み出されたプログラムを実行することにより、メモリから読み出された処理レシピに従って、入出力インターフェイスを介して装置本体10の各部を制御する。
このように構成されたプラズマ処理装置1においてウエハWにプラズマを用いた処理が行われる場合、制御装置100は、プラズマ処理装置1の各部に対して、例えば以下の制御を行う。まず、制御装置100は、静電チャック18上にウエハWが載置された状態で、MFC67およびバルブ68を制御して、拡散室40内に所定の流量の処理ガスを供給する。拡散室40内に供給された処理ガスは、拡散室40内を拡散し、複数の流通穴41および吐出穴37を介してチャンバ11内にシャワー状に供給される。また、制御装置100は、APCバルブ83および排気装置84を制御し、チャンバ11内を所定の圧力に制御する。
そして、制御装置100は、高周波電源48にプラズマの発生に用いられる所定周波数の高周波電力を発生させ給電棒44を介してシャワーヘッド34に供給させる。これにより、チャンバ11内の処理ガスがプラズマ化される。また、制御装置100は、高周波電源88にイオンの引き込み(バイアス)に用いられる所定周波数の高周波電力を発生させ載置台16に供給させる。これにより、プラズマ中のイオン等の荷電粒子が静電チャック18上のウエハWに引き込まれる。これにより、静電チャック18上のウエハWにエッチング等の所定のプラズマ処理が施される。
[カバー部材11dの詳細]
図2は、第1実施形態におけるチャンバ上部のカバー部材の構成の一例を示す図である。図2に示すように、カバー部材11dは、壁部材11cの上部に蓋をするように板状部材11aが設けられている。また、カバー部材11dは、板状部材11aの中心部に筒状部材11bが設けられている。図2の例では、板状部材11aには、誘電体50が接続される導入口が8つ設けられている。
[誘電体50の配置]
図3は、第1実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す斜視図である。図3は、板状部材11aおよび筒状部材11bを取り除いた状態であり、ベース部材38と、ベース部材38の中心部に設けられたRF導入部44aと、ベース部材38の中心部を囲むように配置された8個の誘電体50とが見えている。誘電体50は、例えば、シャワーヘッド34のベース部材38(上部電極)の中心と、中心が一致する円の円周上に、回転対称となるように等間隔で配置される。つまり、誘電体50は、RF導入部44aからの距離が等しく、回転対称となるように等間隔で配置される。
図4は、第1実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す平面図である。図4は、8個の誘電体50のうち、誘電体51a,51bを処理ガス導入用、誘電体52a,52bを冷媒用とし、残りの4個の誘電体50をダミーとした場合の一例である。図4に示すように、誘電体50の配置は、RF導入部44aから軸対称に処理ガスおよび冷媒の導入口を設けることで、シャワーヘッド34(上部電極)とカバー部材11d(筐体)間の軸対称性を維持する。なお、各誘電体50の形状は、ダミーの誘電体50も含めて同一とする。
図5は、第1実施形態におけるチャンバ上部の構成の一例を示す斜視断面図である。図5は、図4に示すA”−A−A”線におけるチャンバ上部の断面の一例である。なお、図5では、ベース部材38に代えて、ウエハWのセンター部分に対応する拡散室40aと、ウエハWのエッジ部分に対応する拡散室40bとを有するベース部材38aを用いている。図5に示すように、板状部材11aと、ベース部材38aとの間の空間には、誘電体51a,51b,52a,52bが垂直に配置されている。なお、給電棒44の裏側には、同様に誘電体50が垂直に配置されている。誘電体51aは、内部の貫通穴が拡散室40aと流体連通するように配置される。誘電体51bは、内部の貫通穴が拡散室40bと流体連通するように配置される。誘電体52a,52bは、内部の貫通穴が流路92と流体連通するように配置され、例えば、誘電体52a、流路92、誘電体52bの順に冷媒が循環する。また、ベース部材38aの中心部には、RF導入部44aが設けられ、給電棒44が接続されている。
[高周波電力の供給経路]
図6および図7は、上部電極における高周波電力の供給経路の一例を模式的に示す図である。図6は、図4に示すA’−A−A’線の断面、つまり誘電体50が存在しない部分の断面における高周波電力の供給経路の一例を示す。図6に示すように、高周波電源48から整合器46を介して給電棒44に供給された高周波電力は、表皮効果により給電棒44の表面、ベース部材38の上面、ベース部材38の側面、天板36の側面を通って、プラズマ接触面である天板36の下面に達する。この場合に、給電棒44は、上部電極であるシャワーヘッド34のベース部材38の中心に存在しているため、天板36下面のエッジ部ではどこも電圧および電流が同じ位相となり、天板36のエッジ部から同相で中心方向へ徐々に電力が供給される。
図7は、図4に示すA”−A−A”線の断面、つまり誘電体50が存在する部分の断面における高周波電力の供給経路の一例を示す。図7に示すように、高周波電源48から整合器46を介して給電棒44に供給された高周波電力は、表皮効果により給電棒44の表面、ベース部材38の上面、ベース部材38の側面、天板36の側面を通って、プラズマ接触面である天板36の下面に達する。ところが、ベース部材38の上面に誘電体50が存在するため、高周波電力の一部は、誘電体50を通って接地されている板状部材11aに流れてしまう。従って、誘電体50が存在する部分では、天板36下面のエッジ部に到達する高周波電力が、図6に示す誘電体50が存在しない部分と異なる。
図8は、給電棒から天板までの等価回路の一例を示す図である。図8に示すように、給電棒44から天板36までの高周波電力の供給経路の等価回路は、給電棒44から天板36の経路と、カバー部材11dとの間に多数のコンデンサが並列に形成されている状態で表すことができる。このとき、例えば、ベース部材38の上面に対応するコンデンサをコンデンサCとすると、コンデンサCの容量は、誘電体50の有無により変化することになる。従って、誘電体50の配置が偏っている場合には、生成されるプラズマにおける偏りが大きくなってしまう。
[誘電体50の配置によるプラズマの偏り]
図9は、第1実施形態における誘電体を周方向に均等配置した場合のプラズマの偏りの一例を示す図である。図9に示すように、第1実施形態におけるプラズマの偏りとして、5個の誘電体50を円周上に均等配置した場合のプラズマ密度の差を一例とした。図9では、誘電体50は、中心角θごとに配置される。このとき、ウエハWのエッジの周方向のプラズマ密度は、誘電体50が存在する場所でΔ1低下している。なお、ウエハWのエッジは、300mmウエハで中心から145〜150mmの領域である。
図10は、比較例における誘電体を周方向に偏って配置した場合のプラズマの偏りの一例を示す図である。図10に示す比較例では、5つの誘電体50を円周上に2個と3個とに分けて配置した場合のプラズマ密度の差を一例とした。図10では、誘電体50は、中心角θの範囲に3個、反対側に2個と偏って配置される。このとき、ウエハWのエッジの周方向のプラズマ密度は、誘電体50が3個配置された領域でΔ2低下しており、2個配置された領域でΔ3低下している。図9および図10に示すように、誘電体50の有無によるプラズマ密度の差Δ1とΔ2/Δ3とを比較すると、誘電体50を均等配置した場合のΔ1の方が、偏って配置した場合のΔ2/Δ3よりも小さいことがわかる。これは、誘電体50が特定の領域に固まって配置されると、その領域でのインピーダンスが高くなってしまい、誘電体50が配置されていない領域との際が大きくなってしまうためである。
なお、誘電体50の比誘電率(PTFEの場合、ε=2.1)が、誘電体50が存在しない箇所(空間)の比誘電率、すなわち、第1実施形態においては大気の誘電率(ε=1.0)に近い材料を用いることが可能であれば、誘電体50の有無によるプラズマ密度の差Δ1はより小さくなり、よりプラズマ密度の均一性が高いプラズマを生成することができる。
図11は、第1実施形態における誘電体の有無による高周波電力の供給経路の一例を模式的に示す図である。図11では、誘電体50の有無による高周波電力の供給経路と、プラズマ密度とを模式的に示す。図11の領域Dは、誘電体50が存在しない領域であり、領域D’は、誘電体50が存在する領域である。図11に示すように、高周波電源48から整合器46を介して給電棒44に供給された高周波電力は、領域Dでは、給電棒44の表面、ベース部材38の上面、ベース部材38の側面、天板36の側面を通って、プラズマ接触面である天板36の下面に達する。プラズマ生成空間である処理空間では、供給された高周波電力により処理ガスのプラズマPが生成され、高周波電力は下部電極である載置台16に達し、給電棒89を介してグランドに流れる。なお、図11では、バイアス用の高周波電源88および整合器87は省略している。
一方、領域D’では、高周波電力は、給電棒44の表面、ベース部材38の上面、ベース部材38の側面、天板36の側面を通って、プラズマ接触面である天板36の下面に達する。また、高周波電力は、処理空間に面する天板36の下面に達する前に、その一部が誘電体50を通ってグランドに流れる。処理空間では、供給された高周波電力により処理ガスのプラズマPが生成され、高周波電力は下部電極である載置台16に達し、給電棒89を介してグランドに流れる。つまり、領域Dと領域D’とでは、高周波電源48−プラズマP−グランド間に、インピーダンスの差異が生じる。すなわち、プラズマPに着目すると、領域Dではプラズマ密度が濃くなり、領域D’ではプラズマ密度が薄くなる。
[エッチングレートへの影響]
図12は、第1実施形態における誘電体を周方向に均等配置した場合のエッチングレートの分布の一例を示す図である。図12では、誘電体50を図9に示すように、5個の誘電体50を円周上に均等配置した場合のエッチングレートの分布の一例を示す。図12に示すように、ウエハWにおけるエッチングレートの分布は、誘電体50が存在する領域で若干内側に凹む分布となっているが、概ね均一性が高くなっている。
図13は、比較例における誘電体を周方向に偏って配置した場合のエッチングレートの分布の一例を示す図である。図13では、誘電体50を図10に示すように、5個の誘電体50を円周上に2個と3個とに分けて配置した場合のエッチングレートの分布の一例を示す。図13に示すように、ウエハWにおけるエッチングレートの分布は、誘電体50が存在する領域に対応する領域112,113で、局所的に大きく内側に凹む分布となっている。このことから、第1実施形態では、誘電体50を均等に配置することで、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができ、エッチングレートの均一性も高くすることができる。
[第1実施形態の変形例]
ここで、図14から図17を用いて、第1実施形態における誘電体50の配置の変形例について説明する。図14は、第1実施形態における誘電体を奇数個配置した場合の配置の一例を示す図である。図14に示す配置例120は、3個の誘電体50をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。配置例121は、5個の誘電体50をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。なお、配置例121は、図9の配置と同じであり、各誘電体50は中心角θごとに配置される。また、奇数個配置の例としては、3個以上であれば個数は限定されず、7個、9個といった、さらに多くの誘電体50を配置してもよい。なお、誘電体50は、奇数個配置した場合、回転対称に配置されることになる。
図15は、第1実施形態における誘電体を偶数個配置した場合の配置の一例を示す図である。図15に示す配置例122は、6個の誘電体50をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。配置例123は、8個の誘電体50をベース部材38上の1つの円周上に均等配置した例である。また、偶数個配置の例としては、4個以上であれば個数は限定されず、10個、12個といった、さらに多くの誘電体50を配置してもよい。なお、誘電体50は、偶数個配置した場合、軸対称に配置されることになり、また、奇数個配置した場合と同様に回転対称に配置されることになる。
図16は、第1実施形態におけるリング状の誘電体を配置した場合の一例を示す図である。図16に示す配置例124は、誘電体50に代えて、リング状の誘電体55に複数の貫通穴56が設けられ、貫通穴56が1つの円周上に均等配置された例である。貫通穴56は、奇数個の場合は回転対称に配置され、偶数個の場合は軸対称に配置される。誘電体55は、誘電体55の中心がベース部材38の中心(上部電極の中心)と一致するように配置される。なお、誘電体55は、半径方向の幅が広い板状となるものであってもよい。
図17は、第1実施形態における誘電体を複数の円周上に配置した場合の配置の一例を示す図である。図17に示す配置例125は、ベース部材38上の2つの円周126,127上に、それぞれ6個の誘電体50を均等配置した例である。この場合、誘電体50は、円周126,127上それぞれで回転対称または軸対称に配置される。なお、円周126,127上それぞれにおける誘電体50の数は、奇数個配置では3個以上、偶数個配置では4個以上であれば個数は限定されない。また、図14、図15および図17では、誘電体50の数が多い程、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、円筒状の誘電体50がベース部材38から板状部材11aの導入口へ向けて接続され、配管64,93に接続されたが、壁部材11cに導入口を設けて配管64,93を接続してもよく、この場合の実施の形態につき、第2実施形態として説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。
[プラズマ処理装置2の構成]
図18は、本開示の第2実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。図18に示すプラズマ処理装置2は、第1実施形態のプラズマ処理装置1と比較して、装置本体10に代えて装置本体10aを有する。また、装置本体10aは、装置本体10と比較して、カバー部材11d、誘電体51,52に代えて、カバー部材11g、誘電体58,59を有する。なお、以下の説明において、誘電体58,59を区別しない場合、および、ダミーの誘電体について、誘電体57と表現する。
カバー部材11gは、板状部材11eと、筒状部材11bと、壁部材11fとを有する。板状部材11eは、第1実施形態の板状部材11aに対応し、配管64,93の導入口を有しない。壁部材11fは、第1実施形態の壁部材11cに対応し、配管64,93の導入口を有する。つまり、カバー部材11gは、処理ガスや冷媒の配管を側面から導入するカバー部材である。
誘電体58は、貫通穴を有し、両端の面が90度異なるように曲がっている。誘電体58の一端は、ベース部材38の導入口62に接続されている。誘電体58の他端には、壁部材11fに設けられた導入口を介して、配管64の一端が接続されている。
誘電体59は、誘電体58と同様に、貫通穴を有し、両端の面が90度異なるように曲がっている。誘電体59の一端は、ベース部材38の流路92に接続されている。誘電体59の他端には、壁部材11fに設けられた導入口を介して、配管93が接続されている。なお、誘電体58,59および配管64,93の高さは、それぞれ同じ高さであり、壁部材11fに設けられた導入口の高さも同じ高さである。
[誘電体57の配置および形状]
次に、図19から図22を用いて誘電体57の配置および形状について説明する。図19から図22は、第2実施形態におけるチャンバ上部の誘電体の配置の一例を示す平面図である。図19に示す配置例130は、6個の誘電体57の一端をベース部材38上の1つの円周上に均等配置し、誘電体57の他端を壁部材11fの導入口に接続した例である。配置例130では、上面から見て誘電体57が壁部材11fに対して直角に接するように接続されている。
図20に示す配置例131は、誘電体57の配置の変形例である。配置例131は、6個の誘電体57の一端をベース部材38上の1つの円周上に均等配置し、誘電体57の他端を壁部材11fの導入口に接続した例である。配置例131では、上面から見て誘電体57が壁部材11fに対して斜めに接するように接続されている。誘電体57が壁部材11fに対して接する角度は、任意の角度でよい。ただし、回転対称となるように、すべての誘電体57が壁部材11fに対して接する角度は、同じか近似していることが望ましい。
図21に示す配置例132は、誘電体57の形状の一例を示す。配置例132は、誘電体57の形状が略L字型となっている。誘電体57の形状における略L字型の折れ曲がり部分の角度は、任意の角度でよい。ただし、回転対称となるように、誘電体57の形状における略L字型の折れ曲がり部分の角度は、同じか近似していることが望ましい。
図22に示す配置例133は、誘電体57の形状の変形例である。配置例133は、誘電体57の形状が円弧状となっている。誘電体57の形状における円弧の曲線半径等は、任意の値でよい。ただし、回転対称となるように、誘電体57の形状における円弧の曲線半径等は、同じか近似していることが望ましい。
以上に示すように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、誘電体57を均等に配置することで、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができ、エッチングレートの均一性も高くすることができる。
(第3実施形態)
第1実施形態では、プラズマ生成用の高周波電源48を上部電極であるシャワーヘッド34に接続したが、下部電極である載置台16に接続してもよく、この場合の実施の形態につき、第3実施形態として説明する。なお、第1実施形態と同一の構成には同一符号を付すことで、その重複する構成および動作の説明については省略する。
[プラズマ処理装置3の構成]
図23は、本開示の第3実施形態におけるプラズマ処理装置の一例を示す図である。図23に示すプラズマ処理装置3は、第1実施形態のプラズマ処理装置1と比較して、装置本体10に代えて装置本体10bを有する。また、装置本体10bは、装置本体10と比較して、カバー部材11d、整合器46、高周波電源48、整合器87に代えて、カバー部材11j、LPF(Low-Pass Filter)150、直流電源151、高周波電源48a、整合器87aを有する。
カバー部材11jは、板状部材11hと、壁部材11cと、絶縁部材11iとを有する。板状部材11hは、第1実施形態の板状部材11aに対応し、絶縁部材11iを介して給電棒44と接続される点が異なる。
直流電源151は、LPF150および給電棒44を介してベース部材38に直流電圧を印加する。つまり、直流電源151は、上部電極であるシャワーヘッド34に直流電圧を印加する。また、LPF150は、高周波的に接地されている。高周波電源48aは、整合器87aおよび給電棒89を介して下部電極である載置台16に、プラズマ生成用の高周波電力を供給する。なお、整合器87aには、高周波電源88も接続されている。高周波電源88は、第1実施形態と同様に、整合器87aおよび給電棒89を介して、載置台16にバイアス用の高周波電力を供給する。すなわち、第3実施形態の装置本体10bでは、下部電極である載置台16がプラズマ生成用のRF印加電極となり、上部電極であるシャワーヘッド34が対向するグランド(GND)電極となる。
[高周波電力の供給経路とプラズマ密度]
図24は、第3実施形態における誘電体の有無による高周波電力の供給経路の一例を模式的に示す図である。図24では、誘電体50の有無による高周波電力の供給経路と、プラズマ密度とを模式的に示す。図24の領域Eは、誘電体50が存在しない領域であり、領域E’は、誘電体50が存在する領域である。図24に示すように、高周波電源48aから整合器87aを介して給電棒89に供給された高周波電力は、領域Eでは、載置台16の裏面、載置台16の側面を通って、プラズマ接触面である載置台16の表面に達する。処理空間では、供給された高周波電力により処理ガスのプラズマPが生成され、高周波電力は天板36の下面に達する。高周波電力は、天板36の下面、天板36の側面、ベース部材38の側面、ベース部材38の上面、給電棒44の表面を通って、LPF150を介してグランドに流れる。
一方、領域E’では、高周波電力は、載置台16の裏面、載置台16の側面を通って、プラズマ接触面である載置台16の表面に達する。処理空間では、供給された高周波電力により処理ガスのプラズマPが生成され、高周波電力は天板36の下面に達する。高周波電力は、天板36の下面、天板36の側面、ベース部材38の側面、ベース部材38の上面、給電棒44の表面を通って、LPF150を介してグランドに流れる。また、高周波電力は、ベース部材38の上面において、給電棒44に達する前に、その一部が誘電体50を通ってグランドに流れる。つまり、領域Eと領域E’とでは、高周波電源48a−プラズマP−グランド間に、インピーダンスの差異が生じる。すなわち、プラズマPに着目すると、領域Eではプラズマ密度が濃くなり、領域E’ではプラズマ密度が薄くなる。
以上のことから、第3実施形態においても、第1実施形態と同様に、誘電体50を均等に配置することで、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができ、エッチングレートの均一性も高くすることができる。
以上、上記の各実施形態によれば、プラズマ処理装置1は、チャンバ11と、第1の電極(シャワーヘッド34)と、高周波電源48と、給電棒44と、板状部材11aと、誘電体とを有する。第1の電極は、チャンバ11内に面した電極である。高周波電源48は、第1の電極に高周波電力を供給する。給電棒44は、第1の電極のチャンバ11内に面する面と反対側の面の中心に、高周波電力を給電する。板状部材11aは、第1の電極のチャンバ11内に面する面と反対側の面に平行して設けられ、接地された導電性の板状部材である。誘電体は、第1の電極と板状部材11aとの間を接続し、第1の電極の中心に対して回転対称となる形状である。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、上記の各実施形態によれば、誘電体は、第1の電極の内部に設けられた空間(拡散室40、流路92)と、板状部材11aの外側に接続された配管64,93とを接続する貫通穴を有する。その結果、処理ガスをシャワーヘッド34に供給することができるとともに、冷媒によってベース部材38およびシャワーヘッド34を温度調整することができる。
また、上記の各実施形態によれば、誘電体は、同一の形状および材料であって、それぞれ貫通穴を有する複数の部位(誘電体50)を有し、複数の部位のそれぞれは、第1の電極の中心に対して回転対称に配置される。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、第1実施形態の変形例によれば、誘電体は、リング状部材(誘電体55)であり、リング状部材の中心が第1の電極の中心と一致するように配置される。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、第1実施形態の変形例によれば、リング状部材は、複数の貫通穴56を有し、貫通穴56のそれぞれは、第1の電極の中心に対して回転対称に設けられる。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、上記の各実施形態によれば、貫通穴は、チャンバ11内に供給される処理ガスを流通させる。その結果、処理ガスをシャワーヘッド34に供給することができる。
また、上記の各実施形態によれば、貫通穴は、誘電体に複数設けられ、処理ガスを流通させないダミーの貫通穴を含む。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、上記の各実施形態によれば、貫通穴は、誘電体に複数設けられ、処理ガスを流通させる貫通穴と異なる貫通穴は、第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させる。その結果、冷媒によってベース部材38およびシャワーヘッド34を温度調整することができる。
また、上記の各実施形態によれば、複数の貫通穴は、処理ガス、および、第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させないダミーの貫通穴を含む。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、上記の各実施形態によれば、貫通穴は、第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させる。その結果、冷媒によってベース部材38およびシャワーヘッド34を温度調整することができる。
また、上記の各実施形態によれば、貫通穴は、誘電体に複数設けられ、第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させないダミーの貫通穴を含む。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、第3実施形態によれば、プラズマ処理装置3は、チャンバ11と、第1の電極(シャワーヘッド34)と、第2の電極(載置台16)と、高周波電源48aと、給電棒44と、板状部材11hと、誘電体とを有する。第1の電極は、チャンバ11内に面している。第2の電極は、チャンバ11内で第1の電極と対向するように設けられている。高周波電源48aは、第2の電極に高周波電力を供給する。給電棒44は、第1の電極のチャンバ11内に面する面と反対側の面の中心に、直流電圧を印加する。板状部材11hは、第1の電極のチャンバ11内に面する面と反対側の面に平行して設けられ、接地された導電性の板状部材である。誘電体は、第1の電極と板状部材11hとの間を接続し、第1の電極の中心に対して回転対称となる形状である。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、第3実施形態によれば、第1の電極は、第2の電極に供給される高周波電力の周波数において接地される。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
また、第3実施形態によれば、プラズマ処理装置3は、第1の電極に、給電棒を介して直流電圧を印加する直流電源151を、さらに有する。その結果、電極外周部の周方向において、均一性の高いプラズマを生成することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形体で省略、置換、変更されてもよい。
なお、上記した各実施形態では、処理ガスの拡散室を1個または2個としたが、これに限定されない。例えば、3個や4個の拡散室を設け、それぞれに処理ガスを供給する誘電体50を設けるようにしてもよい。
また、上記した各実施形態では、チラー冷媒の流路を1つとしたが、これに限定されない。例えば、2つ以上の冷媒の流路を設け、それぞれに処理ガスを供給する誘電体50を設けるようにしてもよい。
また、上記した各実施形態では、プラズマ生成用の高周波電力の供給経路における効果として説明したが、これに限定されない。例えば、バイアス用の高周波電力の供給経路において誘電体を回転対称となるように配置することによって、ウエハ上に均一性の高いイオンの引き込みが可能となることが期待できる。
また、上記した各実施形態では、誘電体50の貫通穴に処理ガスまたはチラー冷媒を流通させる、もしくはダミーの貫通穴としたが、これに限定されない。例えば、誘電体50の貫通穴をベース部材38および天板36の温度を計測するための光ファイバーの通路やレーザ光の光路として用いてもよい。また、ベース部材38および天板36を温度調整するためにベース部材38内にヒータが埋め込まれている場合、ヒータに繋がる配線の通路として用いてもよい。
また、上記した各実施形態では、カバー部材によって覆われた空間は大気圧下としたが、これに限定されない。例えば、真空ポンプによってカバー部材によって覆われた空間を減圧して、真空状態にしてもよい。これにより、露点温度より低いチラー冷媒を用いた場合もカバー部材によって覆われた空間において結露の発生を抑制できる。
1,2,3 プラズマ処理装置
10,10a,10b 装置本体
11 チャンバ
11a 板状部材
11d,11g,11j カバー部材
16 載置台
18 静電チャック
34 シャワーヘッド
36 天板
38 ベース部材
40 拡散室
44,89 給電棒
46,87 整合器
48,48a,88 高周波電源
50,51,52,55,57,58,59 誘電体
64,93 配管
66 ガス供給源
83 APCバルブ
84 排気装置
92 流路
94 チラーユニット
100 制御装置
150 LPF
151 直流電源
W ウエハ

Claims (14)

  1. チャンバと、
    前記チャンバ内に面した第1の電極と、
    前記第1の電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    前記第1の電極の前記チャンバ内に面する面と反対側の面の中心に、前記高周波電力を給電する給電棒と、
    前記第1の電極の前記チャンバ内に面する面と反対側の面に平行して設けられ、接地された導電性の板状部材と、
    前記第1の電極と前記板状部材との間を接続し、前記第1の電極の中心に対して回転対称となる形状である誘電体と、
    を有するプラズマ処理装置。
  2. 前記誘電体は、前記第1の電極の内部に設けられた空間と、前記板状部材の外側に接続された配管とを接続する貫通穴を有する、
    請求項1に記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記誘電体は、同一の形状および材料であって、それぞれ前記貫通穴を有する複数の部位を有し、前記複数の部位のそれぞれは、前記第1の電極の中心に対して回転対称に配置される、
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記誘電体は、リング状部材であり、前記リング状部材の中心が前記第1の電極の中心と一致するように配置される、
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記リング状部材は、複数の前記貫通穴を有し、前記貫通穴のそれぞれは、前記第1の電極の中心に対して回転対称に設けられる、
    請求項4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記貫通穴は、前記チャンバ内に供給される処理ガスを流通させる、
    請求項2〜5のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記貫通穴は、前記誘電体に複数設けられ、前記処理ガスを流通させないダミーの貫通穴を含む、
    請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記貫通穴は、前記誘電体に複数設けられ、前記処理ガスを流通させる前記貫通穴と異なる前記貫通穴は、前記第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させる、
    請求項6に記載のプラズマ処理装置。
  9. 複数の前記貫通穴は、前記処理ガス、および、前記第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させないダミーの貫通穴を含む、
    請求項7に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記貫通穴は、前記第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させる、
    請求項2〜5のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記貫通穴は、前記誘電体に複数設けられ、前記第1の電極の内部に設けられた空間に供給される冷媒を流通させないダミーの貫通穴を含む、
    請求項10に記載のプラズマ処理装置。
  12. チャンバと、
    前記チャンバ内に面し、第1の電極と、
    前記チャンバ内で第1の電極と対向するように設けられた第2の電極と、
    前記第2の電極に高周波電力を供給する高周波電源と、
    前記第1の電極の前記チャンバ内に面する面と反対側の面の中心に、直流電圧を印加する給電棒と、
    前記第1の電極の前記チャンバ内に面する面と反対側の面に平行して設けられ、接地された導電性の板状部材と、
    前記第1の電極と前記板状部材との間を接続し、前記第1の電極の中心に対して回転対称となる形状である誘電体と、
    を有するプラズマ処理装置。
  13. 前記第1の電極は、前記第2の電極に供給される前記高周波電力の周波数において接地される、
    請求項12に記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記第1の電極に、前記給電棒を介して前記直流電圧を印加する直流電源を、さらに有する、
    請求項12または13に記載のプラズマ処理装置。
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