JP2021143973A - 需要予測案内システム、需要予測案内プログラム - Google Patents

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泰規 堀江
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雅己 淺川
浩一朗 坂下
Koichiro Sakashita
浩一朗 坂下
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Abstract

【課題】サービスを提供する車両の運転者が、前方交差点からの退出方向を容易に決定できる可能性を高める技術の提供。【解決手段】サービスを提供する車両の前方の交差点について前記車両が退出可能な退出方向を取得する退出方向取得部と、前記交差点からの退出方向毎に、各退出方向に走行する場合の前記サービスの需要予測値を取得する需要予測値取得部と、前記交差点からの退出方向毎に前記需要予測値を示す情報を表示する案内制御部と、を備える需要予測案内システムを構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両を用いたサービスの需要予測案内システム、需要予測案内プログラムに関する。
従来、タクシーの乗車需要を予測し、需要予測情報をタクシー事業者に配信するシステムが知られている。またタクシーの運転者は需要予測情報に基づいて生成される経路でタクシーを走行させる手法が知られている。例えば、特許文献1には、過去に顧客が乗車した地点である需要点を通る高確率経路を求め、タクシーの現在位置から目的地までの間で高確率経路を通る運行経路をタクシーの運転者に指示することが記載されている。
特開2002−39775号公報
しかし、例えば目的地や目的方面が特にない流し営業の場合、目的地の設定を運転者が手間と感じる可能性がある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、サービスを提供する車両の運転者が、需要の高い地域を容易に選択できる可能性を高める技術の提供を目的とする。
上記の目的を達成するため、需要予測案内システムは、サービスを提供する車両の前方の交差点について車両が退出可能な退出方向を取得する退出方向取得部と、交差点からの退出方向毎に、各退出方向に走行する場合のサービスの需要予測値を取得する需要予測値取得部と、交差点からの退出方向毎に需要予測値を示す情報を表示する案内制御部と、を備える。
さらに、上記の目的を達成するため、需要予測案内プログラムは、コンピュータを、サービスを提供する車両の前方の交差点について車両が退出可能な退出方向を取得する退出方向取得部、交差点からの退出方向毎に、各退出方向に走行する場合のサービスの需要予測値を取得する需要予測値取得部、交差点からの退出方向毎に需要予測値を示す情報を表示する案内制御部、として機能させる。
すなわち、この需要予測案内システム、需要予測案内プログラムは、前方の交差点について、退出方向毎に、退出方向に走行する場合の需要予測値を表示する構成である。車両が前方の交差点に進入して退出すると見なし、当該交差点について退出方向毎に需要予測値が表示される。従って運転者は目的地を設定する必要がない。そのため、退出方向毎に表示された需要予測値を参考にして、サービスの需要の高い地域を運転者が容易に選択できる可能性を高めることができる。
需要予測案内システムの構成を示すブロック図。 図2Aは、エリア需要予測値の例を示す模式図、図Bは、退出方向に走行した場合に一定時間内に走行可能なリンクの例を示す模式図。 図3Aおよび図3Bは、退出方向に走行した場合に一定時間内に走行可能なリンクの例を示す模式図。 図4Aは退出方向毎の需要予測値の表示例を示す模式図、図4Bは他の実施形態にかかる需要予測値の算出例を説明する図。 需要予測案内処理のフローチャート。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)需要予測案内システムの構成:
(2)需要予測案内処理:
(3)他の実施形態:
(1)需要予測案内システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態にかかる需要予測案内システムとして機能するナビゲーションシステム10の構成を示すブロック図である。ナビゲーションシステム10は、車両に備えられており、車両の経路を案内する機能を備えている。本実施形態において、車両は、顧客を乗せて指示地点まで行くサービスを提供するタクシーである。ナビゲーションシステム10は、制御部20および記録媒体30を備え、GNSS受信部41,車速センサ42,ジャイロセンサ43,通信部44,ユーザI/F部45に接続されている。制御部20は、CPU,RAM,ROM等を備えるコンピュータである。
GNSS受信部41は、Global Navigation Satellite Systemの信号を受信する装置であり、航法衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両の現在位置を算出するための信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の現在位置を取得する。車速センサ42は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ43は、車両の水平面内の旋回についての角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。車速センサ42およびジャイロセンサ43等は、車両の走行軌跡を特定するために利用され、本実施形態においては、車両の出発地と走行軌跡とに基づいて現在位置が特定され、当該出発地と走行軌跡とに基づいて特定された車両の現在位置がGNSS受信部41の出力信号に基づいて補正される。
通信部44は、ナビゲーションシステム10の外部の装置と通信を行う回路を備えている。制御部20は、通信部44を介して図示しない需要予測サーバや交通情報サーバと無線通信を行うことができる。需要予測サーバは、タクシーの需要予測情報をタクシーに配信するサーバである。需要予測情報についての詳細は後述する。交通情報サーバは、道路の混雑度や事故、規制等の交通情報を配信するサーバである。
ユーザI/F部45は、運転者の指示を入力し、また、運転者に各種の情報を提供するためのインタフェース部である。ユーザI/F部45は、図示しないタッチパネル方式のディスプレイやスイッチ等やスピーカー等を備えている。すなわち、ユーザI/F部45は画像や音声の出力部および利用者の指示を入力する入力部を備えている。
記録媒体30には地図情報30aが予め記録されている。地図情報30aは、交差点等、道路区間の端点に対応するノードの位置、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、施設の位置や名称、属性等を示す施設データ等を含んでいる。リンクデータには、リンクデータが示す道路区間(リンク)の区間長、進行方向、道路種別、車線数、車線幅等を示す情報が対応づけられている。進行方向は、双方向、単方向の区別を示す情報を含む。単方向の場合は、進行方向(始点のノードと終点のノード)を示す情報が含まれる。
需要予測情報は、エリア毎のタクシーの需要予測を示す情報である。本実施形態においては、地図情報30aが示す地図は、複数の矩形のエリアに予め分類されており(メッシュやパーセル)、需要予測情報においても、地図情報30aにて定義されているエリアが適用されている。エリアは、例えば500m四方を想定してよい。本実施形態において需要予測情報は、需要予測サーバによって10分毎に生成され、各車両のナビゲーションシステム10に配信される。
例えば、需要予測サーバにおいて、タクシーが顧客を乗せた地点の数がエリア毎、時間帯毎に集計される。そして、顧客を乗せた地点の数がエリア毎に比較されることで得られる相対値がエリア需要予測値として定義される。図2Aにおいては、ある時間帯における各エリアのエリア需要予測値が例示されている。なお、図2Aにおいては、白の破線によってエリアの境界を示しており、実線によって道路(リンク)、黒丸によって交差点(ノード)を示している。図2Aでは、説明を簡便にするため1エリアにつき1個の交差点が含まれる例を示しているが、もちろんこの限りではなく、1エリアに2個以上の交差点が含まれる場合も、1エリアに1個も交差点が含まれない場合もあり得る。
また、この例において、濃い灰色で着色されたエリアはエリア需要予測値が「10」であることを示しており、薄い灰色のエリアはエリア需要予測値が「5」であり、白いエリアはエリア需要予測値が「0.5」であることを示している。この場合、エリア需要予測値が「10」であるエリアは「5」であるエリアよりも2倍の需要が統計的に期待できるとみなすことができる。本実施形態においては、このようなエリア需要予測値がエリアに対応付けられることで需要予測情報が定義される。なおもちろん、上記数値は一例に過ぎない。
制御部20は、図示しないナビゲーションプログラムの機能によりユーザI/F部45の入力部を介して運転者による目的地の入力を受け付け、車両の現在位置から目的地までの経路を探索する。また、制御部20は、当該ナビゲーションプログラムの機能により、車両の運転者に対して地図上の経路等を案内しながら目的地まで誘導する経路案内を行うことが可能である。例えば、顧客を乗せて指示地点に向かう場合や、顧客を指示地点まで迎えに行く場合等に、経路案内機能が利用されうる。
本実施形態において運転者は、タクシーを運転して道路を移動しながら、タクシーを呼び止めて利用する顧客(乗客)を探す。この場合、特定の目的地に向かう必要がない場合が多いため、本実施形態において運転者は経路探索のための目的地を設定しない。本実施形態においては、目的地が設定されていない状態で進行方向前方の次の交差点について、退出可能な方向毎にタクシーの需要予測値を案内する機能を実現するため、ナビゲーションプログラムは需要予測案内プログラム21を備えている。
需要予測案内プログラム21は、退出方向取得部21a、需要予測値取得部21b、案内制御部21cを備えている。退出方向取得部21aは、サービスを提供する車両の前方の交差点について車両が退出可能な退出方向を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、退出方向取得部21aの機能により、GNSS受信部41、車速センサ42、ジャイロセンサ43の出力信号に基づいて車両の現在位置を取得する。制御部20は車両が走行中のリンク(道路区間)を地図情報30aと現在位置の履歴を用いた公知のマップマッチング処理により特定し、進行方向前方において最も近い交差点を「前方の交差点」として特定する。制御部20は、地図情報30aを参照し、前方の交差点に相当するノードに接続するリンクであって走行中のリンクを除くリンクを特定する。制御部20は特定したリンクのリンクデータを参照して進行方向を取得し、走行中のリンクから前方の交差点に進入する場合に当該交差点から退出可能な方向である退出方向を取得する。
需要予測値取得部21bは、交差点からの退出方向毎に、各退出方向に走行する場合のサービスの需要予測値を取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、制御部20は、需要予測値取得部21bの機能により、複数の退出方向毎に、退出後の一定時間内に走行可能な経路を取得する。制御部20は、リンクデータを参照して各リンクの進行方向を取得し、交差点を退出後に通過可能なリンクを交差点から順に総当たりで特定する。なおその際に、交通情報サーバから取得した交通情報に基づいて、通行止めのリンクは除外されてよい。また、その他の除外条件を満たすリンクも除外されてもよい。その他の除外条件を満たすリンクとしては例えば、走行中のリンクのUターン方向のエリアに属するリンクや、前方の交差点の退出方向の逆方向のエリアに属するリンク等を想定してよい。
制御部20は、リンクの道路種別、車線数、車線幅、リンクの渋滞度や規制情報等に応じてリンクを通行する場合の平均車速を取得する。さらに制御部20は、リンクの平均車速と区間長とからリンクの平均旅行時間を算出する。制御部20は、交差点退出直後のリンクから、リンクを通過する毎に平均旅行時間を累積し、累積値が一定時間内となる組み合わせ(除外リンクを除く)が示す経路を全て取得する。制御部20は、全ての経路のうち少なくとも1経路に含まれるリンクを、退出後の一定時間内に走行可能なリンクとして取得する。
例えば、図2Bは、車両の現在位置Cの「前方の交差点」であるノードNから左折で退出する退出方向について、退出後の一定時間内に走行可能なリンクを太線で示している。図3Aの太線は、ノードNを直進で退出する退出方向について、退出後の一定時間内に走行可能なリンクを示している。図3Bの太線は、ノードNを右折で退出する退出方向について、退出後の一定時間内に走行可能なリンクを示している。
本実施形態において、制御部20は、式(1)に従って交差点からの退出方向毎の需要予測値(D)を算出する。
Figure 2021143973
ここで、Imaxは、退出後の一定時間内に走行可能なリンクの総数であり、dist(i)は、退出後の一定時間内に走行可能な各リンクの区間長であり、demand(i)は、退出後の一定時間内に走行可能な各リンクの個別需要予測値である。すなわち制御部20は、交差点を退出方向に従って退出した後の一定時間内に車両が走行可能な道路区間(リンク)の個別需要予測値を当該道路区間(リンク)の長さで重み付けして算出した和を、当該道路区間の総距離で除算した値を、交差点からの退出方向毎の需要予測値として算出する。本実施形態では退出方向毎の需要予測値をこのように算出することで、各退出方向に存在するリンク本数やリンク長の多寡よらず、各退出方向に走行した場合の単位距離あたりの需要予測値での比較が可能である。
例えば、図2Bの例では、ノードNを左折方向に退出した場合に一定時間内に走行可能なリンクはLからL19の19本(Imax=19)であることを示している。太線で示す各リンクの個別需要予測値は、各リンクがそれぞれ属するエリアのエリア需要予測値に基づいて決定される。例えばリンクLは、エリア需要予測値が「5」であるエリアに含まれるため、制御部20は、リンクLの個別需要予測値として「5」を取得する。需要予測値の値が異なる2以上のエリアにまたがって位置するリンクについては、本実施形態では、当該2以上のエリアのうち値が最も大きいエリアのエリア需要予測値を当該リンクの個別需要予測値として採用する。例えば、リンクLは、エリア需要予測値が「0.5」のエリアと「5」のエリアにまたがって位置するリンクであり、制御部20はリンクLの個別需要予測値として「5」を採用する。なおもちろん、1つのリンクが複数のエリアにまたがっている場合、各エリアに含まれる距離比に応じてリンクの個別需要予測値が算出される構成を採用してもよい。
以上のようにして制御部20は、各リンク(図2Bの場合、19本のリンク)の個別需要予測値を取得する。
制御部20は、直進方向(図3Aを参照)、右折方向(図3Bを参照)についても同様にして各リンクの個別需要予測値を取得し、式(1)に従って需要予測値Dを算出することで、退出方向毎の需要予測値を取得する。
案内制御部21cは、交差点からの退出方向毎に需要予測値を示す情報を表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。制御部20は、案内制御部21cの機能により、退出方向毎の需要予測値を順位付けし、値が大きい退出方向ほど当該方向を示す矢印を地図上において強調表示する。例えば本実施形態において、需要予測値の大小関係が、直進方向>右折方向>左折方向である場合、制御部20は図4Aに示すように、値が大きいほど太く、注意喚起度の高い色の矢印で退出方向を表現する。具体的に、制御部20は、車両の現在位置を含む表示対象範囲に含まれる道路や背景や施設を示すオブジェクトを地図情報30aに基づいてRAMに描画する。また制御部20は、車両の現在位置を示すアイコンを表示対象範囲内の自車位置に相当する位置に描画する。また制御部20は、車両の進行方向前方の次の交差点の位置に退出方向を示す矢印アイコンであって、需要予測値の大小関係に応じた上述の表示態様の矢印アイコンを描画する。制御部20は、RAMに描画されたデータに基づいてユーザI/F部45のディスプレイに描画内容を表示させる。その結果、図4Aに示すように、ディスプレイに表示された地図において車両の前方にある交差点に重畳して、退出方向を示す矢印が需要予測値の大小関係に応じた表示態様で表示される。
以上のように、本実施形態によれば、車両が前方の交差点に進入して退出すると見なし、当該交差点について退出方向毎に需要予測値が表示される。従って運転者は目的地を設定する必要がない。そのため、退出方向毎に表示された需要予測値を参考にして、サービスの需要の高い地域を運転者が容易に選択できる可能性を高めることができる。
(2)需要予測案内処理:
次に、制御部20が実行する需要予測案内処理を、図5を参照しながら説明する。需要予測案内処理は、タクシーである自車両が空車状態(顧客を探しながら走行する状態)である場合に予め決められた時間が経過する毎に繰り返し実行される。需要予測案内処理が開始されると、制御部20は、退出方向取得部21aの処理により、進行方向前方の次の交差点との距離が既定距離以内となったか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、車両の現在位置を取得し、地図情報30aに基づいて車両が走行中のリンクを特定し、地図情報30aに基づいて進行方向前方にある次の交差点の位置を特定する。制御部20は、次の交差点の位置と現在位置との間の道路の距離を算出し、算出した距離が既定距離以内であるか否かを判定する。
ステップS100において既定距離以内であると判定されなかった場合、制御部20は、地図を表示し(ステップS135)、需要予測案内処理を終了する。すなわち制御部20は、車両の現在位置を含む表示対象範囲内の地図と、現在位置アイコンをユーザI/F部45のタッチパネルディスプレイに表示する。
ステップS100において既定距離以内であると判定された場合、制御部20は、退出方向取得部21aの機能により、前方の交差点からの退出方向を取得する(ステップS105)。すなわち制御部20は、前方の交差点に相当ノードに接続するリンクであって走行中のリンクを除くリンクを地図情報30aに基づいて特定する。制御部20は特定したリンクの進行方向を、地図情報30aを参照して取得する。そして制御部20は、特定したリンクの進行方向に基づいて、車両が走行中のリンクから前方の交差点に進入する場合に当該交差点から退出可能な方向である退出方向を取得する。
続いて、制御部20は、ステップS105で取得した退出方向毎にステップS110からS115の処理を実行する。ステップS110では、制御部20は、需要予測値取得部21bの機能により、一定時間内に走行可能な道路区間の個別需要予測値を取得する。すなわち制御部20は、退出方向に交差点を退出した後、一定時間内に走行可能なリンクを特定する。そして制御部20は、各リンクを含むエリアのエリア需要予測値に基づいて各リンクの個別需要予測値を取得する。
続いて、ステップS115では、制御部20は、需要予測値取得部21bの機能により、退出方向に走行する場合の需要予測値を取得する。すなわち、式(1)に従って退出方向に対応する需要予測値Dを算出する。続いて、制御部20は、需要予測値取得部21bの機能により、全ての退出方向について需要予測値を算出済みであるか否かを判定し(ステップS120)、算出済みでない場合は、ステップS110に戻り、未算出の退出方向について需要予測値を算出する。ステップS120において全ての退出方向について需要予測値を取得済みであると判定された場合、制御部20は、案内制御部21cの機能により、需要予測値による順位付けを行う(ステップS125)。すなわち、制御部20は、ステップS115で取得した各退出方向の需要予測値を比較し大小関係を取得する。需要予測値が大きいほど順位が高い。
続いて、制御部20は、案内制御部21cの機能により、退出方向毎の需要予測値を示す情報を地図上に表示する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、車両の現在位置を含む表示対象範囲の地図と、車両の現在位置を示すアイコンと、進行方向前方の交差点の退出方向毎に退出方向を示すアイコンをディスプレイに表示する。その際に、制御部20は、ステップS125で取得した順位に基づいて、退出方向を示す矢印を、高順位ほど強調した表示態様で(本実施形態においては、高順位ほど、太く、注意喚起度の高い色で)表示する。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、ナビゲーションシステム10は、車両等に搭載された装置であっても良いし、可搬型の端末によって実現される装置であっても良いし、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現される装置であっても良い。
さらに、需要予測案内システムを構成する退出方向取得部21a、需要予測値取得部21b、案内制御部21cの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、需要予測値取得部21bの機能の少なくとも一部が外部のサーバ等で実現されてもよい。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
地図情報や需要予測情報はナビゲーションシステム10に予め記録されている構成であっても良いし、図示しない地図サーバや需要予測サーバから都度取得する構成であっても良い。
退出方向取得部は、サービスを提供する車両の前方の交差点について車両が退出可能な退出方向を取得することができればよい。前方の交差点は3差路であってもよいし、4差路であってもよいし、5差路以上であってもよい。前方の交差点は、進路方向前方にある次の交差点であってもよいし、例えば道なりに進行した場合に通過予定の2個目以降の交差点であってもよい。また案内制御部による案内対象の交差点はこれらのうちの1つであってもよいし複数であってもよい。
車両において提供されるサービスの内容は、サービスの事業者によって予め決められていてよい。サービスを提供する車両が顧客獲得のために停止する地点は任意であってよい。サービスを提供する車両として、例えば、タクシー、飲食料品や雑貨等の移動販売車、種々の料理を調理し販売するキッチンカー等を想定してよい。
需要予測値取得部は、交差点からの退出方向毎に、各退出方向に走行する場合のサービスの需要予測値を取得することができればよく、他にも種々の構成を採用可能である。例えば、交差点からの退出方向毎の需要予測値は、交差点を退出方向に従って退出した後の一定距離内にある道路の個別需要予測値が大きいほど大きい構成であってもよい。また、交差点からの退出方向毎の需要予測値は、交差点を退出方向に従って退出した後の一定時間内に車両が走行可能な道路の個別需要予測値が、大きいほど大きい構成であってもよい。例えば、退出方向に進行した場合に退出後の一定距離以内の領域や、一定時間内に走行可能な領域を定め、その領域に少なくとも面積の1/2が含まれるエリアのエリア需要予測値の和に基づいて退出方向に応じた需要予測値が算出されてもよい。退出後の一定距離以内の領域や一定時間内に走行可能な領域は、例えば、退出後の地点Cを含む円(例…図4Bの100)や矩形(例…図4Bの101)、退出方向を中心とした既定角度範囲の扇形(例…図4Bの102)等の形態を想定してよい。
交差点からの退出方向毎の需要予測値は、交差点を退出方向に従って退出した後の一定時間内に車両が走行可能な道路区間の個別需要予測値を当該道路区間の長さで重み付けして算出した和に基づいて取得される構成を採用してもよい。式(1)のDが需要予測値として採用されてもよいし、式(1)の分子が需要予測値として採用されてもよい。
なお、交差点からの退出方向毎の需要予測値は、交差点を退出方向に従って退出した後の一定距離内の道路区間の個別需要予測値を当該道路区間の長さで重み付けして算出した和に基づいて取得される構成を採用してもよい。
交差点からの退出方向毎の前記需要予測値は、交差点を退出方向に従って退出した後の一定距離内の道路区間の個別需要予測値を当該道路区間の旅行時間で重み付けして算出した和に基づいて取得される構成を採用してもよい。例えば、式(1)のdist(i)をリンクの旅行時間であるtime(i)に置き換えて算出されたDを需要予測値としてもよい。また例えば、式(1)の分子であってdist(i)をtime(i)に置き換えて算出される値を需要予測値としてもよい。
なお、交差点からの退出方向毎の需要予測値は、交差点を退出方向に従って退出した後の一定時間内に走行可能な道路区間の個別需要予測値を当該道路区間の旅行時間で重み付けして算出した和に基づいて取得される構成を採用してもよい。
なお、例えば、リンク毎に個別需要予測値が対応付けられていることで需要予測情報が構成されていてもよい。リンク毎および当該リンクの進行方向毎に個別需要予測値が対応付けられていても良い。この場合、例えば、前方の交差点を退出方向に退出した後、道なりに直進した場合に一定時間内に通過するリンクあるいは一定距離内のリンクの個別需要予測値に基づいて、退出方向毎の需要予測値が算出されてもよい。具体的には例えば、例えば、左折後の一定距離内の道路区間あるいは一定時間内に走行可能な道路区間が図2BのL,L,Lである場合、リンクL,L,Lを含むエリアのエリア需要予測値の和を、交差点(N)から左折方向の需要予測値として算出してもよい。この例では、エリア需要予測値が「10」のエリアが1/2個、「0.5」のエリアが1個、「5」のエリアが1.5個であるので、(10×1/2)+0.5+(5×1.5)を左折方向の需要予測値としてもよい。
案内制御部は、交差点からの退出方向毎に需要予測値を示す情報を表示することができればよい。需要予測値を示す情報は、上記実施形態のように、退出方向を示す矢印の太さや色によって需要予測値の大小関係が表現される構成を採用してもよい。また、需要予測値の数値が退出方向に対応付けて表示されてもよい。需要予測値を示す情報は、需要予測値が大きいほど強調表示されてもよい。この場合、運転者は需要予測値が高い退出方向を直感的に認識できる。
なお、前方の交差点が5差路以上の場合は、例えば需要予測値を示す情報を表示する退出方向は上位3方向のみとする構成を採用してもよい。また、狭角分岐路を構成する2つの退出方向は1つの退出方向として需要予測値を示す情報を表示してもよい。
また、進行方向前方の次の交差点までの距離が既定距離以下となった場合に毎回、需要予測値を示す情報を表示する構成を採用してもよいし、直進以外の方向に交差点を退出した場合は予め決められた時間あるいは距離が経過するまで進行方向前方の次の交差点についての退出方向毎の需要予測値の表示しない構成を採用してもよい。
なお、退出方向毎に需要予測値を示す情報を表示することに加えて、需要が見込まれる地点の案内が表示されてもよい。例えば、図4Aのように、直進方向が最も需要予測値が大きく、左折方向が最も需要予測値が小さい4差路において、需要予測値が低いものの左折方向には駅や突発的なイベント会場等の顧客がいる可能性がある地点があれば、その旨を案内してもよい。そうすることで、運転者に交差点からの退出方向の判断材料を提供してもよい。顧客がいる可能性がある地点としては例えば、退出後の一定距離内の道路区間や一定時間内に走行可能な道路区間ではないものの、当該道路区間を越えてさらに進むと存在するイベント会場等を想定してよい。
さらに、本発明のように、交差点からの退出方向毎にサービスの需要予測値を示す情報を表示する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし半導体メモリであってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…ナビゲーションシステム、20…制御部、21…需要予測案内プログラム、21a…退出方向取得部、21b…需要予測値取得部、21c…案内制御部、30…記録媒体、30a…地図情報、41…GNSS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…通信部、45…ユーザI/F部、D…需要予測値

Claims (5)

  1. サービスを提供する車両の前方の交差点について前記車両が退出可能な退出方向を取得する退出方向取得部と、
    前記交差点からの退出方向毎に、各退出方向に走行する場合の前記サービスの需要予測値を取得する需要予測値取得部と、
    前記交差点からの退出方向毎に前記需要予測値を示す情報を表示する案内制御部と、
    を備える需要予測案内システム。
  2. 前記交差点からの退出方向毎の前記需要予測値は、前記交差点を退出方向に従って退出した後の一定距離内にある道路の個別需要予測値、または、前記交差点を退出方向に従って退出した後の一定時間内に前記車両が走行可能な道路の個別需要予測値が、大きいほど大きい、
    請求項1に記載の需要予測案内システム。
  3. 前記交差点からの退出方向毎の前記需要予測値は、
    前記交差点を退出方向に従って退出した後の一定時間内に前記車両が走行可能な道路区間の個別需要予測値を当該道路区間の長さで重み付けして算出した和、
    または、
    前記交差点を退出方向に従って退出した後の一定距離内の道路区間の個別需要予測値を当該道路区間の旅行時間で重み付けして算出した和、
    に基づいて取得される、
    請求項1に記載の需要予測案内システム。
  4. 前記需要予測値を示す情報は、前記需要予測値が大きいほど強調表示される、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の需要予測案内システム。
  5. コンピュータを、
    サービスを提供する車両の前方の交差点について前記車両が退出可能な退出方向を取得する退出方向取得部、
    前記交差点からの退出方向毎に、各退出方向に走行する場合の前記サービスの需要予測値を取得する需要予測値取得部、
    前記交差点からの退出方向毎に前記需要予測値を示す情報を表示する案内制御部、
    として機能させる需要予測案内プログラム。
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